JP2003109548A - 無電極放電灯点灯装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置

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JP2003109548A
JP2003109548A JP2001298922A JP2001298922A JP2003109548A JP 2003109548 A JP2003109548 A JP 2003109548A JP 2001298922 A JP2001298922 A JP 2001298922A JP 2001298922 A JP2001298922 A JP 2001298922A JP 2003109548 A JP2003109548 A JP 2003109548A
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electrodeless discharge
lighting device
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induction core
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JP2001298922A
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Nariyuki Yamauchi
得志 山内
Yuji Kumagai
祐二 熊谷
Shohei Yamamoto
正平 山本
Hiroshi Kido
大志 城戸
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁ノイズと配線による電力損失を抑えた無
電極放電灯点灯装置を提供する。 【解決手段】 口金1と、口金1に連接するベース2
と、ベース2に収納される点灯装置3と、点灯装置3と
電気的に接続されるコイル4と、コイル4を巻着する誘
導コア5と、誘導コア5と鎖交しベース2から突設され
るループ状の無電極放電灯6と、を備えた無電極放電灯
点灯装置において、無電極放電灯6の一部に誘導コア5
を鎖交するとともに、誘導コア5がベース2に覆設され
た構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電極のない無電極
放電灯に放電灯電流を流し、従来の電極のある放電灯と
同様の原理で無電極放電灯を点灯させるようにした無電
極放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来例として、たとえば、特開
平7−94151号公報のものや特開平5−19000
5号公報のものが挙げられる。これらのものはいずれ
も、ループ状の無電極放電灯と、無電極放電灯に鎖交す
る鉄心と、鉄心に巻着する一次コイルと、鉄心及び一次
コイルを介して無電極放電灯に高周波電力を供給する高
周波電源と、を備えた無電極放電灯点灯装置である。特
開平7−94151号公報では、鉄心を小さくするため
の発明が開示されており、特開平5−190005号公
報では、無電極放電灯の寿命を長くするための発明が開
示されている。
【0003】また、別の従来例として、米国特許第40
05330号のものが挙げられる。このものは、電球状
の無電極放電灯の一部に凹部を設け、その凹部にリング
状の誘導コアを配設している。そして、口金として、エ
ジソンベース型のものを用いており、この口金をランプ
ソケット等に螺合することにより、口金とランプソケッ
ト等とを電気的に接続している。
【0004】さらにまた、別の従来例として、米国特許
第Des.384173号のものが挙げられる。このも
のは、環状の無電極放電灯に誘導コアが2個鎖交してい
ると考えられる。そして、口金としては、上記従来例と
同様にエジソンベース型のものを用いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平7−
94151号公報や特開平5−190005号公報にお
いては、具体的な無電極放電灯点灯装置の構成が開示さ
れておらず、したがって、鉄心から放射される電磁ノイ
ズの抑制方法が開示されていない。
【0006】また、米国特許第4005330号におい
ては、誘導コアに巻着するコイルと点灯装置とを接続す
る配線が長く、無電極放電灯の通常点灯時に配線で大き
な電力損失があった。さらに、リング状の誘導コアに巻
着するコイルが、誘導コアの外周に沿って均一に巻着さ
れており、コイル長が長くなってしまい、これによって
もコイルで電力損失を生じてしまうという問題があっ
た。
【0007】米国特許第Des.384173号におい
ては、誘導コアが無電極放電灯の表面に鎖交されている
ため、誘導コアから電磁ノイズが外部に漏れやすい構造
となっている。
【0008】本発明は、上記問題点を鑑みてなされたの
もであり、その目的とするところは電磁ノイズと配線に
よる電力損失を抑えた無電極放電灯点灯装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無電極放
電灯点灯装置は、口金と、口金に連接するベースと、ベ
ースに収納される点灯装置と、点灯装置と電気的に接続
されるコイルと、コイルを巻着する誘導コアと、誘導コ
アと鎖交しベースから突設されるループ状の無電極放電
灯と、を備えた無電極放電灯点灯装置において、無電極
放電灯の一部に誘導コアを鎖交するとともに、誘導コア
がベースに覆設されたことを特徴とするものである。
【0010】このような無電極放電灯点灯装置において
は、誘導コアがベースに覆設されているので、誘導コア
から放出される電磁ノイズを抑えることができる。ま
た、口金とベースが連接しているので、無電極放電灯点
灯装置全体がコンパクトとなり、美観を損なうこともな
い。
【0011】請求項2記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1記載の無電極放電灯点灯装置において、誘導コ
ア全体がベースに覆設されたことを特徴とするものであ
る。
【0012】このような無電極放電灯点灯装置において
は、誘導コア全体がベースに覆設されているので、誘導
コアからの電磁ノイズが大きい場合には、効果的に電磁
ノイズを抑えることができる。
【0013】請求項3記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1記載の無電極放電灯点灯装置において、誘導コ
アの一部がベースに覆設されたことを特徴とするもので
ある。
【0014】このような無電極放電灯点灯装置において
は、誘導コアの一部がベースの外に露出されているの
で、無電極放電灯の通常点灯時において、誘導コアの温
度上昇を防ぐことができる。
【0015】請求項4記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1ないし3のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、無電極放電灯は略矩形であり、両長
辺がベースから突設しており、ベース内部の短辺と誘導
コアとを鎖交させたことを特徴とするものである。
【0016】このような無電極放電灯点灯装置において
は、ベース内部の短辺と誘導コアとを鎖交させているの
で、誘導コアと点灯装置との距離を短くすることができ
る。すなわち、点灯装置から誘導コアに至るまでの配線
を短くすることができ、無電極放電灯の始動及び通常点
灯時の配線による電力損失を抑えることができる。ま
た、略矩形の無電極放電灯がベースから突設した構成と
なっているので、無電極放電灯点灯装置全体がコンパク
トな形状となり、美観を損なうこともない。
【0017】請求項5記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1ないし3のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、無電極放電灯は複数の発光管をブリ
ッジ結合手段によって接合しており、ブリッジ結合手段
に誘導コアを鎖交させているとともに、発光管がベース
から突設していることを特徴とするものである。
【0018】このような無電極放電灯点灯装置において
も、請求項4記載の無電極放電灯点灯装置と同様に、配
線による電力損失を抑えることができ、また、無電極放
電灯点灯装置全体がコンパクトな形状となり、美観を損
なうこともない。さらに、無電極放電灯が複数の発光管
を有しているので、大きな光出力を得ることができる。
【0019】請求項6記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、点灯装置と誘導コアとを近接させた
ことを特徴とするものである。
【0020】このような無電極放電灯点灯装置において
は、請求項4に記載の発明と同様に点灯装置と誘導コア
とが近接しているので、電磁ノイズ及び配線による電力
損失を抑えることができる。
【0021】請求項7記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1ないし6のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、誘導コアはループ状であることを特
徴とするものである。
【0022】このような形状の誘導コアを使用しても、
請求項1に記載の発明と同様に、電磁ノイズを抑えるこ
とができるし、また、無電極放電灯点灯装置全体をコン
パクトにすることができ、美観を損なうこともない。
【0023】請求項8記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1ないし6のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、誘導コアは日字状であり、日字状の
開口部の少なくとも1つに無電極放電灯が鎖交したこと
を特徴とするものである。
【0024】このような無電極放電灯点灯装置において
は、2個のループ状の無電極放電灯を同時に誘導コア鎖
交させることができる。もちろん、請求項7記載の無電
極放電灯点灯装置と同様の効果も得ることができる。
【0025】請求項9記載の無電極放電灯点灯装置は、
請求項1ないし8のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、ベースは絶縁性材料からなり、ベー
スの内側に点灯装置及び誘導コアを収納する金属製のシ
ールドを設け、シールドと口金とを電気的に接続してい
ることを特徴とするものである。
【0026】このような無電極放電灯点灯装置において
は、誘導コアが金属製のシールドに収納されているの
で、誘導コアからの電磁ノイズが特に大きい場合にも、
電磁ノイズを効果的に抑えることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、請求項1、2、4、6及び
7に対応する本発明の第一の実施の形態を図1ないし図
7を参照して説明する。
【0028】図1に示す無電極放電灯点灯装置は、口金
1と、口金1に連接するベース2と、ベース2に収納さ
れる点灯装置3と、点灯装置3と電気的に接続されるコ
イル4と、コイル4を巻着する誘導コア5と、誘導コア
5と鎖交しベース2から突設されるループ状(略矩形)
の無電極放電灯6と、からなる。図2は図1を別の方向
から見た断面図を示しており、図3は図1の外観図を示
している。
【0029】口金1は、エジソンベース型の口金であり
ソケット等に螺合して取り付けられる。口金1に連接す
るベース2は、プラスチック等の絶縁性材料であり、点
灯装置3及び誘導コア5を露出させることなく収納して
いる。点灯装置3は、誘導コア5及びコイル4を介して
無電極放電灯6に高周波電力を供給するものであり、具
体的な回路構成としては、たとえば、特開平10―21
5584号公報の図5に記載のD級増幅回路を用いた点
灯装置であってもよい。コイル4は、リッツ線等から形
成されており、高周波電磁界が発生する。誘導コア5
は、リング状で無電極放電灯6に鎖交しており高周波
(たとえば13.56MHz)電力を無電極放電灯6に
供給するものである。材質は、亜鉛、マンガン、ニッケ
ル等と鉄との金属酸化物のフェライトである。また、誘
導コア5の一部にコイル4が巻着されている。この巻着
態様は、誘導コア5の外周全体に一様に巻くのではな
く、誘導コア5の一部に、できるだけ点灯装置3との配
線長が短くなるように巻着している。さらに、コイル4
は、配線を極力短くするために点灯装置3の上方に近接
配置されている。ループ状の無電極放電灯6は、ガラス
バルブ内に不活性ガス(たとえば、アルゴン、クリプト
ン)や水銀(その他、ナトリウム、カドミウム)蒸気等
の放電ガスが封印されている。そして、励起された水銀
蒸気に電子が衝突することにより紫外線が発生し、紫外
線がガラスバルブの内側に塗布された蛍光体を照射する
ことにより無電極放電灯6は可視光を発生する。
【0030】本実施の形態によれば、図1に示すよう
に、略矩形の無電極放電灯6のベース2内部の短辺に誘
導コア5を鎖交させており、さらに、リング状の誘導コ
ア5の下辺付近にコイル4を巻着している。すなわち、
コイル4から点灯装置3に至る配線の長さが極力短くな
る構成としているので、無電極放電灯6が点灯している
ときの配線による電力損失を抑えることができ、無電極
放電灯点灯装置の効率を上げることができる。
【0031】また、本実施の形態によれば、図3に示す
ように、点灯装置3及び誘導コア5がベース2に完全に
収納されているので、無電極放電灯6が始動、点灯する
ときの点灯装置3及び誘導コア5から放射される電磁ノ
イズを抑えることができる。
【0032】さらに、本実施の形態によれば、図3に示
すように、誘導コア5がベース2に完全に収納されてい
るので、照明光を一様に照射することができ、たとえ
ば、無電極放電灯の外面に誘導コアを巻着している従来
の無電極放電灯点灯装置のような照明光にムラが生じる
ことを防ぐことができる。また、誘導コア5がベース2
に完全に収納されているので、美観も損なわない。
【0033】なお、本実施の形態では、無電極放電灯6
の形状を略矩形としているが、これは、無電極放電灯6
の形状とコンパクト蛍光灯(たとえば、松下電器産業株
式会社製のFPL、FDL及びFMLシリーズ)との形
状が類似しているので、無電極放電灯6をコンパクト蛍
光灯用の照明器具に流用する場合に、コンパクト蛍光灯
と同様の光学特性(配光特性)が得られる。ただし、上
記のような照明器具への流用を考えない場合は、無電極
放電灯6の形状は略矩形に限られるものではなく、閉ル
ープ状であればどのような形状のものでもよい。
【0034】また、誘導コア5はロ字状であってもよ
く、要は無電極放電灯6に鎖交することができる閉ルー
プ状のものであればどのような形状でもよい。
【0035】つぎに、本実施の形態の応用形態を図4及
び図5を参照して説明する。図4に示す無電極放電灯点
灯装置は、誘導コア5の温度上昇を防ぐために、誘導コ
ア5を2個に分割したものを示しており、2個のリング
状の誘導コア5がそれぞれ無電極放電灯6に鎖交してい
る。図5は図4を別の方向から見た断面図を示してい
る。このように、無電極放電灯6が点灯しているときの
誘導コア5の温度上昇を防ぐために、誘導コア5を2個
に分割した場合においても、図1に示す無電極放電灯点
灯装置と同様の効果が得られる。もちろん、誘導コア5
を3個以上、無電極放電灯6に鎖交させても構わない。
なお、上述していない構成及び作用効果等は最初の実施
の形態と同様である。
【0036】つぎに、本実施の形態の他の応用形態を図
6及び図7を参照して説明する。
【0037】図6に示す無電極放電灯点灯装置は、図1
に示した略矩形の無電極放電灯6を4個とそれに鎖交す
る誘導コア5を4個それぞれ配設したものである。図7
は図6の外観図を示している。
【0038】大きな光出力が必要な場合には、このよう
に、一の無電極放電灯点灯装置に多数の無電極放電灯6
を設けてもよい。
【0039】また、図示はしないが、たとえば、松下電
器産業株式会社製のコンパクト蛍光灯ツイン3の形状よ
うに、発光管が6本柱になっているものでもよい。この
場合においても、無電極放電灯をコンパクト蛍光灯用の
照明器具に流用する場合に、コンパクト蛍光灯と同様の
光学特性(配光特性)が得られ、無電極放電灯を容易に
コンパクト蛍光灯用の照明器具に流用することができ
る。なお、上述していない構成及び作用効果等は最初の
実施の形態と同様である。
【0040】以下、請求項1、3、4、6及び7に対応
する本発明の第二の実施の形態を図8を参照して説明す
る。
【0041】図8に示す無電極放電灯点灯装置は、図1
に示す無電極放電灯点灯装置において、誘導コア5の一
部がベース2に覆設され、一部がベース2の外部に露出
しているものである。
【0042】無電極放電灯6が通常点灯時には、誘導コ
ア5の表面温度は数百度程度となるのだが、本実施の形
態のように、誘導コア5の一部がベース2の外部に露出
していると、このような温度上昇を防ぐことができる。
また、誘導コア5を無電極放電灯6の下方の短辺に鎖交
させているので、照明光を一様に照射することができ、
たとえば、無電極放電灯の外面に誘導コアを巻着してい
る従来の無電極放電灯点灯装置のような照明光にムラが
生じることを防ぐことができる。また、誘導コア5がベ
ース2に完全に収納されているので、美観も損なわな
い。
【0043】さらに、誘導のノイズが大きい場合には、
図示はしないが、無電極放電灯6の下方の短辺の放電管
に細管部を形成し、細管部に誘導コア5を鎖交させ、誘
導コア5がベース2から露出するのを極力抑えてもよ
い。なお、上述していない構成及び作用効果等は第一の
実施の形態と同様である。
【0044】以下、請求項1、2、4、5、6及び7に
対応する本発明の第三の実施の形態を図9ないし図11
を参照して説明する。
【0045】図9に示す無電極放電灯点灯装置は、図1
に示す無電極放電灯点灯装置において、無電極放電灯6
は複数の発光管がブリッジ結合手段7によって接合して
おり、ブリッジ結合手段7に誘導コア5を鎖交させてい
るとともに、発光管がベース2から突設しているもので
ある。図10は図9を別の方向から見た断面図を示して
おり、図11は図9を上から見た上面図を示している。
【0046】本実施の形態によれば、無電極放電灯6を
ブリッジ結合手段7によってX字状に交差させた場合に
は、実質上、誘導コア5は無電極放電灯6に2回鎖交し
ていることになるので、誘導コア5は無電極放電灯6に
1回だけ鎖交している場合に比べ、同一の光出力を得る
のに少ない電力供給で済むことになる。なお、上述して
いない構成及び作用効果等は第一の実施の形態と同様で
ある。
【0047】以下、請求項1、2、6及び8に対応する
本発明の第四の実施の形態を図12ないし図19を参照
して説明する。
【0048】図12に示す無電極放電灯点灯装置は図1
に示す無電極放電灯点灯装置において、誘導コア5の形
状として日字状のものを用いている。図12及び図13
は日字状の誘導コア5を断面日字状に配設したものを、
図14は、図12の概観図をそれぞれ示している。ま
た、図15及び図16は、誘導コア5を水平面日字状に
配設したものをに配設したものをそれぞれ示している。
また、図17は、誘導コア5の概観図を示しており、図
17の8aは誘導コア5の中足を、8bは誘導コア5の
外足をそれぞれ示している。
【0049】図18は、比較のために、図1に示す無電
極放電灯6が点灯しているときの誘導コア5の磁束の方
向を示している。図19には、日字状の誘導コア5内で
の磁束の方向を示している。図18の誘導コア5では、
磁束の一部が誘導コア5の外部に漏れてしまうが、図1
9に示す日字状の誘導コアでは、外足5と中足4との間
で磁束がループを形成し、磁束が外部に漏れることがな
い。したがって、効率良く無電極放電灯6に高周波電力
を供給することができる。
【0050】ここで、無電極放電灯6の態様は、たとえ
ば、松下電器産業株式会社製のコンパクト蛍光灯ツイン
2やコンパクト蛍光灯ツイン2パラレルの形状ように、
発光管が4本柱になっているものでもよい。無電極放電
灯をこのような形状にしておくと、図1に示す無電極放
電灯と同様に、無電極放電灯をコンパクト蛍光灯用の照
明器具に流用する場合に、コンパクト蛍光灯と同様の光
学特性(配光特性)が得られ、無電極放電灯を容易にコ
ンパクト蛍光灯用の照明器具に流用することができる。
【0051】本実施の形態では、図19示すようにコイ
ル4を日字状の誘導コア5の中足8aに巻着している
が、もちろん、誘導コア5の外足8bに巻着させても構
わない。
【0052】また、日字状の誘導コア5としては、EE
タイプのコアやEIタイプといった分割タイプのコアが
挙げられる。これらのコアを用いると、無電極放電灯6
にコアを鎖交する場合に、無電極放電灯6を日字状の開
口部に貫通させてから、それぞれの分割コアを接合させ
ればよいので、無電極放電灯点灯装置の製造の作業性が
向上する。なお、上述していない構成及び作用効果等は
第一の実施の形態と同様である。
【0053】以下、請求項1、2、4、6、7及び9に
対応する本発明の第五の実施の形態を図20を参照して
説明する。
【0054】図20に示す無電極放電灯点灯装置は、図
1に示す無電極放電灯点灯装置において、プラスチック
等の絶縁性材料からなるベース2の内部に誘導コア5、
コイル4及び点灯装置3を収納する金属性のシールド9
と、シールド9と口金1とを電気的に接続する配線10
と、を設けたものである。
【0055】本実施の形態によれば、点灯装置3及び誘
導コア5から放射される電磁ノイズが特に大きい場合に
は、ベース2だけでは無電極放電灯点灯装置の外部に漏
れる電磁ノイズを遮断できない場合がある。このような
場合にでも、ベース2の中に金属性のシールド9を設け
ておくと、電磁ノイズを効果的に遮断できる。
【0056】あるいは、ベース2の外側が絶縁性材料で
あって、内側が金属性のシールドになっていてもよい。
なお、上述していない構成及び作用効果等は第一の実施
の形態と同様である。
【0057】
【発明の効果】上記詳述したように、請求項1記載の無
電極放電灯点灯装置においては、誘導コアがベースに覆
設されているので、誘導コアから放出される電磁ノイズ
を抑えることができる。また、口金とベースが連接して
いるので、無電極放電灯点灯装置全体がコンパクトとな
り、美観を損なうこともない。
【0058】請求項2記載の無電極放電灯点灯装置にお
いては、請求項1の照明制御装置において、誘導コア全
体がベースに覆設されているので、誘導コアからの電磁
ノイズが大きい場合には、効果的に電磁ノイズを抑える
ことができる。
【0059】請求項3記載の照明制御装置においては、
請求項1記載の無電極放電灯点灯装置において、誘導コ
アの一部がベースの外に露出されているので、無電極放
電灯の通常点灯時において、誘導コアの温度上昇を防ぐ
ことができる。
【0060】請求項4記載の照明制御装置においては、
請求項1ないし3のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、無電極放電灯は略矩形であり、両長
辺がベースから突設しており、ベース内部の短辺と誘導
コアとを鎖交させているので、点灯装置から誘導コアに
至るまでの配線を短くすることができ、無電極放電灯の
始動及び通常点灯時の配線による電力損失を抑えること
ができる。また、略矩形の無電極放電灯がベースから突
設した構成となっているので、無電極放電灯点灯装置全
体がコンパクトな形状となり、美観を損なうこともな
い。
【0061】請求項5記載の照明制御装置においては、
請求項1ないし3のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、無電極放電灯は複数の発光管をブリ
ッジ結合手段によって接合しており、ブリッジ結合手段
に誘導コアを鎖交させているとともに、発光管がベース
から突設しているので、請求項4記載の無電極放電灯点
灯装置と同様に、配線による電力損失を抑えることがで
き、また、無電極放電灯点灯装置全体がコンパクトな形
状となり、美観を損なうこともない。さらに、無電極放
電灯が複数の発光管を有しているので、大きな光出力を
得ることができる。
【0062】請求項6記載の照明制御装置においては、
請求項1ないし5のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、点灯装置と誘導コアとを近接させて
いるので、請求項4に記載の発明と同様に点灯装置と誘
導コアとが近接しているので、電磁ノイズ及び配線によ
る電力損失を抑えることができる。
【0063】請求項7記載の照明制御装置においては、
請求項1ないし6のいずれか1つに記載の無電極放電灯
点灯装置において、誘導コアはループ状であり、このよ
うなコアを使用しても請求項1に記載の発明と同様に、
電磁ノイズを抑えることができるし、また、無電極放電
灯点灯装置全体をコンパクトにすることができ、美観を
損なうこともない。
【0064】請求項8記載の無電極放電灯点灯装置にお
いては、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の無電
極放電灯点灯装置において、誘導コアは日字状であり、
このようなコアを使用すると、2個のループ状の無電極
放電灯を同時に誘導コア鎖交させることができる。もち
ろん、請求項7記載の無電極放電灯点灯装置と同様の効
果も得ることができる。
【0065】請求項9記載の無電極放電灯点灯装置にお
いては、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の無電
極放電灯点灯装置において、ベースは絶縁性材料からな
り、ベースの内側に点灯装置及び誘導コアを収納する金
属製のシールドを設け、シールドと口金とを電気的に接
続しているので、誘導コアが金属製のシールドに収納さ
れているので、誘導コアからの電磁ノイズが特に大きい
場合にも、電磁ノイズを効果的に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態を示す断面図である。
【図2】図1を別の方向から見た断面図である。
【図3】図1及び図2の外観図である。
【図4】第一の実施の形態の応用形態を示す断面図であ
る。
【図5】図4を別の方向から見た断面図である。
【図6】第一の実施の形態の応用形態を示す断面図であ
る。
【図7】図6の外観図である。
【図8】第二の実施の形態を示す断面図である。
【図9】第三の実施の形態を示す断面図である。
【図10】図9を別の方向から見た断面図である。
【図11】図9を上から見た上面図である。
【図12】第四の実施の形態を示す断面図である。
【図13】図12を別の方向から見た断面図である。
【図14】図12の外観図である。
【図15】第四の実施の形態の応用形態を示す断面図で
ある。
【図16】図15を別の方向から見た断面図である。
【図17】日字状コアを示す説明図である。
【図18】ループ状コアの磁束の方向を示す説明図であ
る。
【図19】日字状コアの磁束の方向を示す説明図であ
る。
【図20】第五の実施の形態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 口金 2 ベース 3 点灯装置 4 コイル 5 誘導コア 6 無電極放電灯 7 ブリッジ結合手段 9 シールド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 正平 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 城戸 大志 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K072 AA05 AA06 AA07 AA16 AC02 AC11 CA16 FA07 FA08 FA09 5C039 NN03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口金と、口金に連接するベースと、ベー
    スに収納される点灯装置と、点灯装置と電気的に接続さ
    れるコイルと、コイルを巻着する誘導コアと、誘導コア
    と鎖交しベースから突設されるループ状の無電極放電灯
    と、を備えた無電極放電灯点灯装置において、無電極放
    電灯の一部に誘導コアを鎖交するとともに、誘導コアが
    ベースに覆設されたことを特徴とする無電極放電灯点灯
    装置。
  2. 【請求項2】 誘導コア全体がベースに覆設されたこと
    を特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 誘導コアの一部がベースに覆設されたこ
    とを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 無電極放電灯は略矩形であり、両長辺が
    ベースから突設しており、ベース内部の短辺と誘導コア
    とを鎖交させたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1つに記載の無電極放電灯点灯装置。
  5. 【請求項5】 無電極放電灯は複数の発光管をブリッジ
    結合手段によって接合しており、ブリッジ結合手段に誘
    導コアを鎖交させているとともに、発光管がベースから
    突設していることを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1つに記載の無電極放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 点灯装置と誘導コアとを近接させたこと
    を特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の
    無電極放電灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 誘導コアはループ状であることを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれか1つに記載の無電極放
    電灯点灯装置。
  8. 【請求項8】 誘導コアは日字状であり、日字状の開口
    部の少なくとも1つに無電極放電灯が鎖交したことを特
    徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の無電
    極放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 ベースは絶縁性材料からなり、ベースの
    内側に点灯装置及び誘導コアを収納する金属製のシール
    ドを設け、シールドと口金とを電気的に接続しているこ
    とを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載
    の無電極放電灯点灯装置。
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