JP2003109496A - 平面表示装置用の隔壁形成方法及びその装置 - Google Patents

平面表示装置用の隔壁形成方法及びその装置

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JP2003109496A
JP2003109496A JP2001301824A JP2001301824A JP2003109496A JP 2003109496 A JP2003109496 A JP 2003109496A JP 2001301824 A JP2001301824 A JP 2001301824A JP 2001301824 A JP2001301824 A JP 2001301824A JP 2003109496 A JP2003109496 A JP 2003109496A
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Manabu Yabe
学 矢部
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の利用効率が高く高アスペクト比の隔壁
を高精度に形成可能な平面表示装置用の隔壁形成方法及
びその装置を提供する。 【解決手段】 ノズル17から傾斜姿勢の背面板Sに隔
壁材料MW を吐出して背面板Sに隔壁Wを形成するの
で、傾斜姿勢の背面板Sの隔壁Wに作用する重力Gは、
隔壁Wの高さ方向に一致せず鉛直方向となっており、隔
壁Wの高さ方向には重力Gよりも小さい重力Gの隔壁高
さ方向の成分Gvが作用するだけであることから、隔壁
Wの高さが減する方向に変形することを低減でき、高ア
スペクト比の隔壁Wを形成できる。また、材料の利用効
率が高く高精度に隔壁を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータのデ
ィスプレイ端末装置や、壁掛けテレビなどに組み込まれ
るプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称す
る)などの平面表示装置に係り、特に隔壁を形成する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の隔壁形成方法として、例
えば、隔壁材料を背面板の全面に塗布し、この上に感光
性フィルムを被着した後、露光、現像を行って隔壁の形
成が必要な部分のみのレジストを残した状態で、ブラス
ト処理を行って不要な隔壁形成材を除去し、レジスト除
去・焼成を行う『サンドブラスト法』や、『スクリーン
印刷法』や、感光性レジストを背面板の全面に塗布し、
隔壁を形成したい部分の感光性レジストのみが除去され
るように露光、現像を行った後、凹部に隔壁材料を埋め
込み、感光性レジストを除去する『リフトオフ法』や、
背面板の全面に隔壁材料を塗布し、隔壁が形成される部
分に凹部が形成された金型を押しつける『プレス法』等
が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、上述した代表的な『サンドブラスト
法』や『リフトオフ法』は工程数が多く処理に時間がか
かり、材料の利用効率が悪いといった問題がある。ま
た、『スクリーン印刷法』は品質や加工精度が低いとい
う問題がある。
【0004】また、『プレス法』は、金型を外す際に隔
壁に破損などが生じ、品質や加工精度が低いという問題
がある。
【0005】なお、ノズルから隔壁材料を吐出してこれ
を隔壁にするという方法(例えば、特開平9−9213
4号公報)が提案されてはいるが、この方法ではアスペ
クト比(隔壁の高さとその隔壁の幅との比)が大きな隔
壁は形成不可能であって現実的ではない。
【0006】また、図11に示すように、隔壁材料MW
を吐出するノズル100と水平姿勢の背面板Sとを相
対的に水平移動させながらこのノズル100から背面板
Sに隔壁材料MW を吐出することで、背面板S上に隔
壁Wを形成する場合には、背面板S上に吐出された隔壁
W(図12に2点鎖線で示す)は、重力によってその高
さが減する方向に変形してしまい、図12に実線で示す
隔壁Wのようになり、高アスペクト比の隔壁Wを形成す
ることが難しいという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、材料の利用効率が高く高精度な隔壁を
形成することができ、しかも高アスペクト比の隔壁も形
成可能な平面表示装置用の隔壁形成方法及びその装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の平面表示装置の隔壁形成方法は、
平面表示装置に用いられる背面板に隔壁を形成する方法
であって、背面板を水平面よりも傾けた傾斜姿勢状態に
し、なおかつ、隔壁材料を吐出するノズルが背面板に対
して相対的に背面板の傾斜方向に移動するように前記ノ
ズルと背面板とを相対移動させる相対移動過程と、前記
ノズルと背面板とを相対移動させながら、前記ノズルか
ら隔壁材料を背面板に吐出させる隔壁材料吐出過程とを
備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に記載の平面表示装置の隔
壁形成方法は、平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
を形成する方法であって、背面板を水平面に対して垂直
となる垂直姿勢状態にし、なおかつ、隔壁材料を吐出す
るノズルが背面板に対して相対的に鉛直線方向に移動す
るように前記ノズルと背面板とを相対移動させる相対移
動過程と、前記ノズルと背面板とを相対移動させなが
ら、前記ノズルから隔壁材料を背面板に吐出させる隔壁
材料吐出過程とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に記載の平面表示装置の隔
壁形成方法は、平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
を形成する方法であって、背面板を、隔壁材料の吐出を
受ける面を下向きで水平姿勢状態にし、なおかつ、隔壁
材料を吐出するノズルが背面板に対して相対的に背面板
の下面側で水平方向に移動するように前記ノズルと背面
板とを相対移動させる相対移動過程と、前記ノズルと背
面板とを相対移動させながら、前記ノズルから隔壁材料
を背面板に吐出させる隔壁材料吐出過程とを備えたこと
を特徴とするものである。
【0011】また、請求項4に記載の平面表示装置の隔
壁形成方法は、請求項1から請求項3のいずれかに記載
の平面表示装置用の隔壁形成方法において、前記ノズル
から背面板に隔壁材料を吐出させながら、この背面板に
吐出された隔壁材料を硬化させる隔壁材料硬化過程を備
えたことを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の平面表示装置の隔壁形成
装置は、平面表示装置に用いられる背面板に隔壁を形成
する装置であって、隔壁材料を吐出するノズルと、背面
板を取着する取着台と、前記取着台を水平面よりも傾け
た傾斜姿勢状態に保持する取着台傾斜保持手段と、前記
取着台傾斜保持手段により傾斜姿勢にされた前記取着台
の傾斜方向に前記ノズルと前記取着台とを相対移動させ
る移動手段とを備え、前記移動手段を作動させて前記ノ
ズルと背面板とを相対移動させながら、前記ノズルから
背面板に隔壁材料を吐出させることを特徴とするもので
ある。
【0013】また、請求項6に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
を形成する装置であって、隔壁材料を吐出するノズル
と、背面板を取着する取着台と、前記取着台を水平面に
対して垂直となる垂直姿勢状態に保持する取着台垂直保
持手段と、前記ノズルが垂直姿勢の背面板に対して相対
的に鉛直線方向に移動するように前記ノズルと前記取着
台とを相対移動させる移動手段とを備え、前記移動手段
を作動させて前記ノズルと背面板とを相対移動させなが
ら、前記ノズルから背面板に隔壁材料を吐出させること
を特徴とするものである。
【0014】また、請求項7に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
を形成する装置であって、隔壁材料を吐出するノズル
と、背面板を取着する取着台と、背面板の隔壁材料の吐
出を受ける面が下向きで、かつ背面板が水平姿勢となる
ように、前記取着台を下向き水平姿勢状態に保持する取
着台下向き水平保持手段と、前記ノズルが背面板に対し
て相対的に背面板の下面側で水平方向に移動するように
前記ノズルと背面板とを相対移動させる移動手段とを備
え、前記移動手段を作動させて前記ノズルと背面板とを
相対移動させながら、前記ノズルから背面板に隔壁材料
を吐出させることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項8に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、請求項5から請求項7のいずれかに記載
の平面表示装置用の隔壁形成装置において、背面板に吐
出された隔壁材料を硬化させる硬化手段を備え、前記ノ
ズルから背面板に隔壁材料を吐出させながら、背面板に
吐出された隔壁材料を前記硬化手段により硬化させるこ
とを特徴とするものである。
【0016】また、請求項9に記載の平面表示装置の隔
壁形成装置は、請求項8に記載の平面表示装置用の隔壁
形成装置において、前記硬化手段は、前記ノズルから背
面板に対して吐出された直後の隔壁材料を硬化させるよ
うに、前記ノズルの近傍に配置されていることを特徴と
するものである。
【0017】また、請求項10に記載の平面表示装置の
隔壁形成装置は、請求項5から請求項9のいずれかに記
載の平面表示装置用の隔壁形成装置において、前記ノズ
ルは、隔壁材料を同時に吐出する複数個の吐出口を備え
ていることを特徴とするものである。
【0018】また、請求項11に記載の平面表示装置の
隔壁形成装置は、請求項10に記載の平面表示装置用の
隔壁形成装置において、前記ノズルが複数個備えられ、
相対移動方向と直交する方向に前記各ノズルを並設する
とともに、各ノズルの端部同士が一部重複するように配
備したことを特徴とするものである。
【0019】
【作用】請求項1に記載の方法発明の作用は次のとおり
である。相対移動過程では、背面板を水平面よりも傾け
た傾斜姿勢状態にし、なおかつ、隔壁材料を吐出するノ
ズルが背面板に対して相対的に背面板の傾斜方向に移動
するようにノズルと背面板とを相対移動させる。隔壁材
料吐出過程では、ノズルと背面板とを相対移動させなが
ら、ノズルから隔壁材料を背面板に吐出させる。したが
って、傾斜姿勢の背面板に対して隔壁材料を吐出して背
面板に隔壁を形成するので、傾斜姿勢の背面板の隔壁に
作用する重力は、隔壁の高さ方向に一致せず鉛直方向と
なっており、重力は隔壁高さ方向の成分と背面板傾斜方
向の成分との和である合成力で表され、隔壁の高さ方向
には重力よりも小さい重力の隔壁高さ方向の成分が作用
するだけであることから、隔壁の高さが減する方向に変
形することが低減される。
【0020】また、請求項2に記載の方法発明による
と、相対移動過程では、背面板を水平面に対して垂直と
なる垂直姿勢状態にし、なおかつ、隔壁材料を吐出する
ノズルが背面板に対して相対的に鉛直線方向に移動する
ようにノズルと背面板とを相対移動させる。隔壁材料吐
出過程では、ノズルと背面板とを相対移動させながら、
ノズルから隔壁材料を背面板に吐出させる。したがっ
て、垂直姿勢の背面板に対して隔壁材料を吐出して背面
板に隔壁を形成するので、垂直姿勢の背面板の隔壁に作
用する重力は、鉛直方向となっており、隔壁の高さ方向
にその成分を持たず、重力が隔壁の高さの減する方向に
作用しないことから、隔壁の高さが減する方向に変形す
ることが低減される。
【0021】また、請求項3に記載の方法発明による
と、相対移動過程は、背面板を、隔壁材料の吐出を受け
る面を下向きで水平姿勢状態にし、なおかつ、隔壁材料
を吐出するノズルが背面板に対して相対的に背面板の下
面側で水平方向に移動するようにノズルと背面板とを相
対移動させる。隔壁材料吐出過程は、ノズルと背面板と
を相対移動させながら、ノズルから隔壁材料を背面板に
吐出させる。したがって、下向きで水平姿勢の背面板に
対して隔壁材料を吐出して背面板に隔壁を形成するの
で、下向きで水平姿勢の背面板の隔壁に作用する重力
は、鉛直方向、つまり隔壁の高さを増す方向となってお
り、重力が隔壁の高さを増す方向に作用することから、
隔壁の高さを積極的に高くすることができ、高アスペク
ト比の隔壁が容易に作製される。
【0022】また、請求項4に記載の方法発明による
と、隔壁材料硬化過程では、ノズルから背面板に隔壁材
料を吐出させながら、この背面板に吐出された隔壁材料
を硬化させる。したがって、背面板に吐出された隔壁材
料の形状が維持される。
【0023】請求項5に記載の装置発明の作用は次のと
おりである。取着台傾斜保持手段は、取着台を水平面よ
りも傾けた傾斜姿勢状態に保持する。移動手段を作動さ
せて取着台傾斜保持手段により傾斜姿勢にされた取着台
の傾斜方向にノズルと取着台とを相対移動させながら、
ノズルから背面板に隔壁材料を吐出させる。したがっ
て、傾斜姿勢の背面板に対して隔壁材料を吐出して背面
板に隔壁を形成するので、傾斜姿勢の背面板の隔壁に作
用する重力は、隔壁の高さ方向に一致せず鉛直方向とな
っており、重力は隔壁高さ方向の成分と背面板傾斜方向
の成分との和である合成力で表され、隔壁の高さ方向に
は重力よりも小さい重力の隔壁高さ方向の成分が作用す
るだけであることから、隔壁の高さが減する方向に変形
することが低減される。
【0024】また、請求項6に記載の装置発明による
と、取着台垂直保持手段は、取着台を水平面に対して垂
直となる垂直姿勢状態に保持する。移動手段を作動させ
てノズルが垂直姿勢の背面板に対して相対的に鉛直線方
向に移動するようにノズルと取着台とを相対移動させな
がら、ノズルから背面板に隔壁材料を吐出させる。した
がって、垂直姿勢の背面板に対して隔壁材料を吐出して
背面板に隔壁を形成するので、垂直姿勢の背面板の隔壁
に作用する重力は、鉛直方向となっており、隔壁の高さ
方向にその成分を持たず、重力が隔壁の高さの減する方
向に作用しないことから、隔壁の高さが減する方向に変
形することが低減される。
【0025】また、請求項7に記載の装置発明による
と、取着台下向き水平保持手段は、背面板の隔壁材料の
吐出を受ける面が下向きで、かつ背面板が水平姿勢とな
るように、取着台を下向き水平姿勢状態に保持する。移
動手段を作動させてノズルが背面板に対して相対的に背
面板の下面側で水平方向に移動するようにノズルと取着
台とを相対移動させながら、ノズルから背面板に隔壁材
料を吐出させる。したがって、下向きで水平姿勢の背面
板に対して隔壁材料を吐出して背面板に隔壁を形成する
ので、下向きで水平姿勢の背面板の隔壁に作用する重力
は、鉛直方向、つまり隔壁の高さを増す方向となってお
り、重力が隔壁の高さを増す方向に作用することから、
隔壁の高さを積極的に高くすることができ、高アスペク
ト比の隔壁が容易に作製される。
【0026】また、請求項8に記載の装置発明による
と、ノズルから隔壁材料を吐出させながらこの隔壁材料
を硬化手段により硬化させることで、背面板上に吐出さ
れた隔壁材料がその形状を維持できる。
【0027】また、請求項9に記載の装置発明による
と、ノズルから隔壁材料を吐出させながら移動手段によ
りノズルと背面板とを相対移動させ、ノズルから背面板
に対して吐出された直後の隔壁材料を硬化手段により硬
化させることで、隔壁材料がその形状を維持できる。
【0028】また、請求項10に記載の装置発明による
と、複数個の吐出口を備えたノズルの各吐出口から隔壁
材料を同時に吐出させているので、背面板上に線状に吐
出されている複数列の隔壁材料を一度に形成することが
できる。
【0029】また、請求項11に記載の装置発明による
と、複数個のノズルを並設して大面積に同時に隔壁材料
を吐出する場合、機械的に組み立てられたノズルの側壁
部分だけで吐出口のピッチを大きく上回る。そこで、端
部同士が一部重複するように配備することで、隣接する
ノズル間の吐出口ピッチを単一のノズルの吐出口ピッチ
と同一にすることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施例を説明する。 <第1実施例>図1は、本発明の第1実施例に係る平面
表示装置用の隔壁形成装置の概略構成を示した側面図で
ある。
【0031】平面表示装置用の背面板Sは、例えば、ガ
ラス基板であって、水平面よりも角度βだけ傾けた傾斜
姿勢の取着台1上に取着されている。ベース3上には、
ガイドレール5が立設されており、これには取着台1の
下面に取り付けられたスライド部材7が摺動自在に嵌め
付けられている。ベース3は、水平面に対して角度βだ
け傾いた傾斜保持部材37の傾斜面37a上に取り付け
られている。この傾斜保持部材37は、三角柱を横倒し
にしたような形状のものであり、両側面が三角形形状
で、上面が四角形形状の傾斜面37aで、底面および背
面が四角形形状に形成されたものである。ベース3が傾
斜保持部材37の傾斜面37a上に取り付けられている
ことで、ベース3および取着台1が傾斜姿勢に保持さ
れ、背面板Sが傾斜姿勢に保持されている。これらの構
成により取着台1は、水平方向(X方向)よりも傾いた
方向である傾斜方向(K方向)に移動可能になってい
る。なお、傾斜保持部材37が本発明における取着台傾
斜保持手段に相当する。
【0032】また、ベース3上面には、回転軸を傾斜方
向(K方向)にしてモータ9が取り付けられている。こ
のモータ9の回転軸には螺軸11が配設されおり、この
螺軸11には取着台1の下面に取り付けられた接続片1
3が螺合している。したがって、モータ9を作動させる
ことにより、取着台1が傾斜方向(K方向)に移動する
ようになっている。なお、モータ9が本発明における移
動手段に相当する。
【0033】取着台1の右端付近で、ベース3の中央部
付近には、隔壁形成材料を吐出するための吐出ユニット
15が配設されている。この吐出ユニット15は、ノズ
ル17と光照射部19とを備え、取着台1を跨ぐように
ベース3に立設された枠体20に取り付けられている。
本実施例では、取着台1がノズル17に対して左上方向
に移動する場合に隔壁材料を吐出するように構成されて
いるが、光照射部19は、吐出された直後の隔壁材料に
光を照射して硬化を促進させるために、移動時における
ノズル17の後ろ側に相当するノズル17の左上側に付
設されている。
【0034】なお、上記の光照射部19が本発明におけ
る硬化手段に相当する。
【0035】ここで図2のノズル17の下方から見た図
を参照する。このノズル17は、図1の紙面方向(Y方
向)であって、図2の左右方向に一列に並んだ複数個の
吐出口17aが形成されている。本実施例における各吐
出口17aは、取着台1の移動方向に長軸を有する楕円
形を採用している。その径(短軸の長さ)は約30μm
であり、吐出口17aの配置ピッチP1は、約150μ
mとなっている。なお、この吐出口17aの形状は、所
望する隔壁の縦断面形状に合わせて設定すればよい。
【0036】ノズル17は、図1に示すように、背面板
Sに対して一点鎖線で示す傾斜方向Fから隔壁材料を吐
出するように、背面板Sに対して傾斜させて吐出ユニッ
ト15に支持されている。ノズル17自体を傾斜方向F
に傾斜させることで、図4(a)に示すようにノズル1
7内の隔壁材料が通過する流路も同様に傾斜するように
している。 図4(a)は、傾斜姿勢の背面板への隔壁
形成過程におけるノズル先端部分を示す模式図である。
傾斜流路Rは、その下端側つまりノズル17の吐出口1
7a側を基点とし、ノズル17の上端側を、ノズル17
が背面板Sに対して相対移動する際の進行方向に倒した
前倒し状態としている。つまり、この第1実施例では、
取着台1を左上方向に移動させながら、取着台1に対し
て位置が固定であるノズル17から隔壁材料を吐出して
いくので、図1に示すように、ノズル17の吐出口17
a側を基点とし、ノズル17の上端側を右方向に倒した
状態としている。上述したノズル17が背面板Sに対し
て相対移動する際の進行方向とは、この第1実施例では
右下方向のことであり、言いかえれば、背面板Sがノズ
ル17に対して相対移動する際の進行方向(図1では左
上方向)とは反対の後退方向のことである。
【0037】図1,図4に示すように、ノズル17の背
面板Sに対する傾斜角度αは、0°<α<90°であれ
ば良いが、45°〜70°の範囲内の所定角度とするの
が好ましい。この第1実施例では、ノズル17の背面板
Sに対する傾斜角度αは約60°としている。
【0038】ノズル17には、逆止弁21が配設された
供給管23が連通接続されている。この供給管23は上
部管23aがポンプ25に接続されている一方、逆止弁
21の上部で上部管23aから分岐している分岐管23
bが隔壁材料タンク27に連通接続されている。また、
分岐管23bには、開閉弁29が取り付けられている。
【0039】上述したモータ9、ポンプ25及び開閉弁
29は、図示しないCPU等を含む制御部31によって
制御される。制御部31は、モータ9を作動させること
により、取着台1を左上方向に移動させ、ノズル17に
対して背面板Sを左上方向へ移動させる。そして、この
ときポンプ25と開閉弁29を制御してノズル17から
隔壁材料を吐出させる。
【0040】具体的には、まず、開閉弁29を開放した
状態でポンプ25を吸引作動させ、上部管23a内に隔
壁材料を吸い込ませる。このときノズル17内に残って
いる隔壁材料が引き戻されることのないように逆止弁2
1が作用する。次に、開閉弁29を閉止した状態でポン
プ25を排出作動させ、上部管23a内に吸い込んだ隔
壁材料を逆止弁21を通して押し出し、ノズル17に隔
壁材料を供給する。このような一連の動作を繰り返し行
うことにより、ノズル17の吐出口17aから隔壁材料
が吐出されるようになっている。
【0041】ここで、背面板Sに隔壁材料を吐出する吐
出メカニズムについて説明する。まず、ノズル17先端
からノズル17外部に隔壁材料が押し出される。その押
し出された隔壁材料の背面板Sに近い側が速やかに背面
板Sに接するように、ノズル17の一端は背面板Sに接
触若しくは近接(間隔は数十μm)して設置されている
ので、隔壁材料の下端部(=隔壁下端部の幅)はノズル
開口に近い値になるが、隔壁材料の性状、ノズル17の
先端部の隔壁材料濡れ性、押し出し速度によって、ノズ
ル開口より若干大きくなったり(ノズル17が濡れやす
い場合)、小さくなったり(ノズル17が濡れにくい場
合は縮流となる)する。また、ノズル17と背面板Sと
の相対速度と、隔壁材料押し出し速度との比較で、押し
地合い気味になれば幅は広がり、逆に引き地合い気味に
なれば狭まる。さらに、背面板Sとの濡れ性にも影響さ
れるが、濡れ性は比較的良いので、背面板Sに接触して
から硬化を受けるまでに多少広がる傾向はある。しかし
実際には、総じてノズル開口(例えば30μm)+数μ
mの幅で隔壁底面が形成され、隔壁幅はほぼノズル開口
の寸法(≒30μm)となる。
【0042】上述した光照射部19には、光ファイバ3
3で接続された紫外線光源35から隔壁材料の硬化を促
進させる紫外線が導かれる。この例では紫外線を利用し
ているが、隔壁材料の硬化を促進することができれば、
光の種類は紫外線に限定されるものではない。なお、本
実施例での隔壁材料は、隔壁形成に適した粘度範囲内の
ものを用いればよく、ここでは例えば、数万mPa・s
〔ミリパスカル秒〕前後の粘度を有するものを採用し、
ノズル17からの吐出を容易にするために粘度を若干低
めにするとともに、バインダーにUV硬化樹脂を混合し
たものである。
【0043】また、硬化手段としては、上述したように
紫外線を用いる以外に、熱を加えて(熱を照射するかま
たは熱風を供給するなど)隔壁材料を硬化させるように
してもよい。
【0044】次に、上述した構成の装置による隔壁形成
について、図3を参照しながら説明する。なお、図3
は、傾斜姿勢の背面板Sへの隔壁形成過程を示した模式
図である。
【0045】まず、傾斜姿勢の取着台1に背面板Sを取
着するとともに、吸着等により取着台1に対して背面板
Sを固定する。
【0046】背面板Sは傾斜方向Kに傾斜保持されてお
り、モータ9を一定の速度で回転させると、取着台1が
位置固定のノズル17に対して左上方向(傾斜方向Kの
うちで左上に向かう方向)に一定速度で移動する。この
ようにすることで、傾斜姿勢の背面板Sとノズル17と
を相対移動させる相対移動過程が実現されている。
【0047】次に、モータ9を一定の速度で回転させな
がら、上述したようにしてポンプ25と開閉弁29を制
御して隔壁材料をノズル17から吐出させる。すると、
取着台1が左上方向に一定速度で移動するので、ノズル
17から吐出された複数本の隔壁材料MW が背面板Sの
上面に線状の壁を形成するように盛られる。このように
することで、ノズル17と背面板Sとを相対移動させな
がら、ノズル17から隔壁材料MW を吐出させる隔壁材
料吐出過程が実現されている。
【0048】この隔壁材料吐出過程では、図4(a)に
示すように、X方向に傾斜されてVs方向に移動してい
く傾斜姿勢の背面板Sに対して隔壁材料MW が吐出され
ている。当然、ノズル17から吐出された隔壁材料MW
には重力Gが作用するが、重力Gの方向は、隔壁Wの高
さ方向に一致せず鉛直方向(Z方向)となっており、重
力Gは隔壁高さ方向の成分Gvと背面板傾斜方向の成分
Gkとの和である合成力で表され、隔壁Wの高さ方向に
は重力Gよりも小さい重力Gの隔壁高さ方向の成分Gv
が作用するだけであることから、隔壁Wの高さが減する
方向に変形することが低減される。
【0049】しかも、図3中に点線で示すように、ノズ
ル17から吐出された直後に光照射部19から紫外線が
照射されて硬化が促進されているので、ほとんど隔壁材
料M W がダレることがなく、吐出口17aの配置ピッチ
P1で隔壁Wが形成されることになる。このようにする
ことで、ノズル17から隔壁材料MW を吐出させなが
ら、背面板S上の隔壁材料MW を硬化させる隔壁材料硬
化過程が実現されている。
【0050】なお、隔壁材料MW の吐出直後からそれを
光照射部19により硬化されるまでの時間は、ノズル1
7の走査速度や光照射部19などの硬化手段によって異
なるが、この第1実施例では1秒以内である。
【0051】そして、最後に、500〜600℃の温度
で焼成することによって平面表示装置用の隔壁が完成す
る。
【0052】以上説明したように、第1実施例に係る平
面表示装置用の隔壁形成装置によれば、傾斜姿勢の背面
板Sに対して隔壁材料MW を吐出して背面板Sに隔壁W
を形成するので、傾斜姿勢の背面板Sの隔壁Wに作用す
る重力Gは、隔壁Wの高さ方向に一致せず鉛直方向(Z
方向)となっており、重力Gは隔壁W高さ方向の成分G
vと背面板傾斜方向の成分Gkとの和である合成力で表
され、隔壁Wの高さ方向には重力Gよりも小さい重力G
の隔壁高さ方向の成分Gvが作用するだけであることか
ら、隔壁Wの高さが減する方向に変形することを低減で
きる。したがって、図12に2点鎖線で示すような高ア
スペクト比の隔壁Wが形成し易くなる。
【0053】また、隔壁材料MW を吐出させながら紫外
線を照射して硬化させる、つまり、吐出された直後の隔
壁材料MW に紫外線を照射して硬化を促進すると、背面
板S上の隔壁材料MW がその形状を維持するので、高品
質かつ高精度で隔壁Wを形成することができる。しか
も、隔壁材料MW の利用効率が高いので低コスト化が可
能である。また、吐出直後に硬化させているので、高ア
スペクト比の隔壁Wも形成可能となっている。
【0054】なお、背面板Sの面積が広く、一度で所望
の面積に隔壁Wを形成できない場合には、取着台1を初
期位置に戻すとともに、図示しない送り機構によりノズ
ル17を図1の紙面に垂直な方向(Y方向)に送ってか
ら再び上述した処理を行えばよい。
【0055】または、複数個のノズル17を並設しても
よい。この場合、単純に複数個のノズル17を一直線に
並設すると、ノズル17の側壁の厚みだけで隔壁Wのピ
ッチを決める吐出口17aの配置ピッチP1を越えるこ
とになり、隔壁Wのピッチが乱れることになる。そこ
で、図5(a)に示すように、隣接するノズル17の端
部同士が一部重複するように並設して、隣接するノズル
17の吐出口17a同士の間隔が配置ピッチP1となる
ようにすることが好ましい。このようにノズル17を複
数個並設すると、一度に広い面積に隔壁を形成すること
ができるので、工数を低減することができる。
【0056】なお、ノズル17の吐出口17aの形状
は、上述したような楕円形状だけに限定されるものでは
ない。つまり、長穴形状や、図5(b)に示すような長
方形状や、図5(c)に示すような台形状であってもよ
い。これらのように吐出口17aの形状を工夫すること
により、硬化を促進してもある程度隔壁材料に生じるダ
レによる隔壁の崩れを防止することができる。特に、吐
出口17aは、ノズル17と背面板Sとの相対移動方向
と直交する方向に比べてその相対移動方向に長い形状と
しているので、隔壁の高さがで易くなり、高アスペクト
比の隔壁が形成し易くなる。
【0057】また、背面板Sに『うねり』が存在する場
合には、取着台1とノズル17の間隔を一定に保つた
め、背面板S上面とノズル17との間隔を測定する測距
手段と、ノズル17と取着台1との相対昇降手段とを設
けるようにしてもよい。これにより隔壁Wの高さを安定
させることができる。
【0058】なお、この第1実施例では、図4(a)に
示すように、傾斜方向(K方向)に傾斜した背面板Sに
対して、ノズル17はその下端側である吐出口17a側
を基点としその上端側をノズル17が背面板Sに対して
相対移動する際の進行方向に倒した前倒し状態とし、な
おかつ、背面板Sを左上方向(Vs方向)に移動させて
いるが、図4(b)に示すように、傾斜方向(K方向)
に傾斜した背面板Sに対して、ノズル17はその下端側
である吐出口17a側を基点としその上端側をノズル1
7が背面板Sに対して相対移動する際の進行方向に倒し
た前倒し状態とし、なおかつ、背面板Sを右下方向(V
s方向)に移動させるようにしてもよい。
【0059】<第2実施例>図6を参照して第2実施例
について説明する。図6は、本発明の第2実施例に係る
平面表示装置用の隔壁形成装置の概略構成を示した側面
図である。なお、上述した第1実施例では、傾斜姿勢の
背面板Sに対して隔壁材料MW を吐出して隔壁Wを形成
しているが、この第2実施例では、垂直姿勢の背面板S
に対して隔壁材料MW を吐出して隔壁Wを形成する。ま
た、上述した第1実施例と同じ構成には同じ符号を付す
ことで詳細な説明については省略する。
【0060】第2実施例においては、第1実施例の傾斜
保持部材37に替えて、垂直保持部材39が設けられて
いる。この垂直保持部材39は、側面視で「Lの字」形
状のものである。垂直保持部材39の水平面に対して垂
直な正面側39aには、ベース3が垂直姿勢となるよう
にこのベース3が取り付けられている。したがって、ベ
ース3に設けられた取着台1も垂直姿勢となる。垂直姿
勢の取着台1は、モータ9により、垂直姿勢のまま垂直
方向(Z方向)に移動する。なお、垂直保持部材39が
本発明における取着台垂直保持手段に相当する。
【0061】次に、上述した第2実施例の装置による隔
壁形成について、図7を参照しながら説明する。なお、
図7は、垂直姿勢の背面板Sへの隔壁形成過程における
ノズル17の先端部分を示す模式図である。
【0062】まず、垂直姿勢の取着台1に背面板Sを取
着するとともに、吸着等により取着台1に対して背面板
Sを固定する。
【0063】背面板Sは垂直姿勢に保持されており、モ
ータ9を一定の速度で回転させると、取着台1が位置固
定のノズル17に対して垂直方向(Z方向)に一定速度
で移動する。このようにすることで、垂直姿勢の背面板
Sとノズル17とを相対移動させる相対移動過程が実現
されている。
【0064】次に、モータ9を一定の速度で回転させな
がら、上述したようにしてポンプ25と開閉弁29を制
御して隔壁材料MW をノズル17から吐出させる。する
と、取着台1が上方向(Z方向)に一定速度で移動する
ので、ノズル17から吐出された複数本の隔壁材料MW
が背面板Sの上面に線状の壁を形成するように盛られ
る。このようにすることで、ノズル17と背面板Sとを
相対移動させながら、ノズル17から隔壁材料MW を吐
出させる隔壁材料吐出過程が実現されている。
【0065】この隔壁材料吐出過程では、図7(a)に
示すように、Z方向に垂設されてVs方向に移動してい
く垂直姿勢の背面板Sに対して隔壁材料MW が吐出され
ている。当然、ノズル17から吐出された隔壁材料MW
には重力Gが作用するが、重力Gは鉛直方向(Z方向)
となっており、隔壁Wの高さ方向にその成分を持たず、
重力Gが隔壁Wの高さの減する方向に作用しないことか
ら、隔壁Wの高さが減する方向に変形することが低減さ
れる。
【0066】しかも、ノズル17から吐出された直後に
光照射部19から紫外線が照射されて硬化が促進されて
いるので、ほとんど隔壁材料MW がダレることがなく、
吐出口17aの配置ピッチP1で隔壁Wが形成されるこ
とになる。このようにすることで、ノズル17から隔壁
材料MW を吐出させながら、背面板S上の隔壁材料M W
を硬化させる隔壁材料硬化過程が実現されている。
【0067】なお、隔壁材料MW の吐出直後からそれを
光照射部19により硬化されるまでの時間は、ノズル1
7の走査速度や光照射部19などの硬化手段によって異
なるが、この第2実施例では1秒以内である。
【0068】そして、最後に、500〜600℃の温度
で焼成することによって平面表示装置用の隔壁が完成す
る。
【0069】以上説明したように、第2実施例に係る平
面表示装置用の隔壁形成装置によれば、垂直姿勢の背面
板Sに対して隔壁材料MW を吐出して背面板Sに隔壁W
を形成するので、垂直姿勢の背面板Sの隔壁Wに作用す
る重力Gは、鉛直方向となっており、隔壁Wの高さ方向
にその成分を持たず、重力Gが隔壁Wの高さを減する方
向に作用しないことから、隔壁Wの高さが減する方向に
変形することを低減できる。したがって、図12に2点
鎖線で示すような高アスペクト比の隔壁Wが形成し易く
なる。
【0070】なお、この第2実施例では、図7(a)に
示すように、垂直姿勢の背面板Sに対して、ノズル17
はその下端側である吐出口17a側を基点としその上端
側をノズル17が背面板Sに対して相対移動する際の進
行方向に倒した前倒し状態とし、なおかつ、背面板Sを
上方向(Vs方向)に移動させているが、図7(b)に
示すように、垂直姿勢の背面板Sに対して、ノズル17
はその下端側である吐出口17a側を基点としその上端
側をノズル17が背面板Sに対して相対移動する際の進
行方向に倒した前倒し状態とし、なおかつ、背面板Sを
下方向(Vs方向)に移動させるようにしてもよい。
【0071】<第3実施例>図8を参照して第3実施例
について説明する。図8は、本発明の第3実施例に係る
平面表示装置用の隔壁形成装置の概略構成を示した側面
図である。なお、上述した第1実施例では、傾斜姿勢の
背面板Sに対して隔壁材料MW を吐出して隔壁Wを形成
しているが、この第3実施例では、隔壁材料の吐出を受
ける面を下向きで水平姿勢の背面板Sに対して、隔壁材
料MW を吐出して隔壁Wを形成する。また、上述した第
1実施例と同じ構成には同じ符号を付すことで詳細な説
明については省略する。
【0072】この第3実施例においては、第1実施例の
傾斜保持部材37に替えて、下向き水平保持部材41が
設けられている。この下向き水平保持部材41は、天板
43と、この天板43を水平支持するための4本の脚部
45とを備えている。天板43の下面側43aには、ベ
ース3が下向きで水平姿勢となるようにこのベース3が
取り付けられている。したがって、ベース3に設けられ
た取着台1も下向きで水平姿勢となる。下向きで水平姿
勢の取着台1は、モータ9により、下向きで水平姿勢の
まま水平方向(X方向)に移動する。なお、下向き水平
保持部材41が本発明における取着台下向き水平保持手
段に相当する。
【0073】次に、上述した第3実施例の装置による隔
壁形成について、図9を参照しながら説明する。なお、
図9は、下向きで水平姿勢の背面板Sへの隔壁形成過程
におけるノズル17の先端部分を示す模式図である。
【0074】まず、下向きで水平姿勢の取着台1に背面
板Sを取着するとともに、吸着等により取着台1に対し
て背面板Sを固定する。
【0075】背面板Sは下向きで水平姿勢つまり水平方
向(X方向)に保持されており、モータ9を一定の速度
で回転させると、取着台1が位置固定のノズル17に対
して水平方向(X方向)に一定速度で移動する。このよ
うにすることで、下向きで水平姿勢の背面板Sとノズル
17とを相対移動させる相対移動過程が実現されてい
る。
【0076】次に、モータ9を一定の速度で回転させな
がら、上述したようにしてポンプ25と開閉弁29を制
御して隔壁材料をノズル17から吐出させる。すると、
取着台1が水平方向(図8では右方向)に一定速度で移
動するので、ノズル17から吐出された複数本の隔壁材
料MW が背面板Sの上面に線状の壁を形成するように盛
られる。このようにすることで、ノズル17と背面板S
とを相対移動させながら、ノズル17から隔壁材料MW
を吐出させる隔壁材料吐出過程が実現されている。
【0077】この隔壁材料吐出過程では、図9に示すよ
うに、下向きで水平姿勢でVs方向に移動していく背面
板Sに対して隔壁材料MW が吐出されている。当然、ノ
ズル17から吐出された隔壁材料MW には重力Gが作用
するが、下向きで水平姿勢の背面板Sの隔壁Wに作用す
る重力Gは、鉛直方向(Z方向)、つまり隔壁Wの高さ
を増す方向となっており、重力Gが隔壁Wの高さを増す
方向に作用することから、隔壁Wの高さを積極的に高く
することができ、高アスペクト比の隔壁が容易に作製さ
れる。
【0078】しかも、ノズル17から吐出された直後に
光照射部19から紫外線が照射されて硬化が促進されて
いるので、ほとんど隔壁材料MW がダレることがなく、
吐出口17aの配置ピッチP1で隔壁Wが形成されるこ
とになる。このようにすることで、ノズル17から隔壁
材料MW を吐出させながら、背面板S表面の隔壁材料M
W を硬化させる隔壁材料硬化過程が実現されている。
【0079】なお、隔壁材料MW の吐出直後からそれを
光照射部19により硬化されるまでの時間は、ノズル1
7の走査速度や光照射部19などの硬化手段によって異
なるが、この第3実施例では1秒以内である。
【0080】そして、最後に、500〜600℃の温度
で焼成することによって平面表示装置用の隔壁が完成す
る。
【0081】以上説明したように、第3実施例に係る平
面表示装置用の隔壁形成装置によれば、下向きで水平姿
勢の背面板Sに対して隔壁材料MW を吐出して背面板S
に隔壁Wを形成するので、下向きで水平姿勢の背面板S
の隔壁Wに作用する重力Gは、鉛直方向、つまり隔壁W
の高さを増す方向となっており、重力Gが隔壁Wの高さ
を増す方向に作用することから、隔壁Wの高さを積極的
に高くすることができ、高アスペクト比の隔壁Wを容易
に作製することができる。したがって、図12に2点鎖
線で示す隔壁Wよりもさらに高アスペクト比の隔壁が形
成し易くなる。
【0082】なお、この第3実施例では、図9(a)に
示すように、下向きで水平姿勢の背面板Sに対して、ノ
ズル17はその下端側である吐出口17a側を基点とし
その上端側をノズル17が背面板Sに対して相対移動す
る際の進行方向に倒した前倒し状態とし、なおかつ、背
面板Sを右方向(Vs方向)に移動させているが、図9
(b)に示すように、下向きで水平姿勢の背面板Sに対
して、ノズル17はその下端側である吐出口17a側を
基点としその上端側をノズル17が背面板Sに対して相
対移動する際の進行方向に倒した前倒し状態とし、なお
かつ、背面板Sを左方向(Vs方向)に移動させるよう
にしてもよい。
【0083】なお、本発明は以下のように変形実施する
ことも可能である。 <変形例> (1)上述した第1〜第3実施例では、背面板Sを取着
した取着台1を移動するように構成しているが、取着台
1を固定にして吐出ユニット15を移動するように構成
してもよい。
【0084】(2)上述した第3実施例では、図9に示
すように下向きで水平姿勢の背面板Sに対して隔壁材料
を吐出して隔壁を形成しているが、図10に示すよう
に、下向きで傾斜姿勢の背面板Sに対して隔壁材料を吐
出して隔壁を形成してもよい。図10(a)に示す場合
では、下向きで傾斜方向(K方向)に傾斜した背面板S
に対して、ノズル17はその下端側である吐出口17a
側を基点としその上端側をノズル17が背面板Sに対し
て相対移動する際の進行方向に倒した前倒し状態とし、
なおかつ、背面板Sを右下方向に移動させている。ま
た、図10(b)に示す場合では、下向きで傾斜方向
(K方向)に傾斜した背面板Sに対して、ノズル17は
その下端側である吐出口17a側を基点としその上端側
をノズル17が背面板Sに対して相対移動する際の進行
方向に倒した前倒し状態とし、なおかつ、背面板Sを左
上方向に移動させている。
【0085】(3)上述した第1実施例では取着台傾斜
保持手段として傾斜保持部材37を、上述した第2実施
例では取着台垂直保持手段として垂直保持部材39を、
上述した第3実施例では取着台下向き水平保持手段とし
て下向き水平保持部材41をそれぞれ採用し、背面板S
の取着台1への取着時および背面板Sへの隔壁形成時で
背面板Sを同一姿勢としているが、例えば、上向き水平
姿勢状態のベース3を、傾斜、垂直あるいは下向き水平
の各姿勢状態に適宜に変更することができる取着台姿勢
変更機構を採用し、背面板Sの取着台1への取着時には
取着台1を水平姿勢とし、背面板Sへの隔壁形成時には
取着台1を傾斜(上向きおよび下向き傾斜を含む)、垂
直あるいは下向き水平の各姿勢状態に適宜に変更するよ
うにしても良い。
【0086】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の方法発明によれば、傾斜姿勢の背面板に対し
て隔壁材料を吐出して背面板に隔壁を形成するので、傾
斜姿勢の背面板の隔壁に作用する重力は、隔壁の高さ方
向に一致せず鉛直方向となっており、重力は隔壁高さ方
向の成分と背面板傾斜方向の成分との和である合成力で
表され、隔壁の高さ方向には重力よりも小さい重力の隔
壁高さ方向の成分が作用するだけであることから、隔壁
の高さが減する方向に変形することを低減できる。
【0087】また、請求項2に記載の方法発明によれ
ば、垂直姿勢の背面板に対して隔壁材料を吐出して背面
板に隔壁を形成するので、垂直姿勢の背面板の隔壁に作
用する重力は、鉛直方向となっており、隔壁の高さ方向
にその成分を持たず、重力が隔壁の高さを減する方向に
作用しないことから、隔壁の高さが減する方向に変形す
ることを低減できる。
【0088】また、請求項3に記載の方法発明によれ
ば、下向きで水平姿勢の背面板に対して隔壁材料を吐出
して背面板に隔壁を形成するので、下向きで水平姿勢の
背面板の隔壁に作用する重力は、鉛直方向、つまり隔壁
の高さを増す方向となっており、重力が隔壁の高さを増
す方向に作用することから、隔壁の高さを積極的に高く
することができ、高アスペクト比の隔壁を容易に作製す
ることができる。
【0089】また、請求項4に記載の方法発明によれ
ば、隔壁材料を吐出させながら硬化させると、背面板上
に線状に吐出されている隔壁材料がその形状を維持する
ので、高品質かつ高精度で隔壁を形成することができ、
しかも材料の利用効率を高めているので低コスト化が可
能である。また、隔壁材料を吐出させながら硬化させて
いるので、高アスペクト比の隔壁も形成可能である。
【0090】請求項5に記載の装置発明によれば、請求
項1に記載の方法発明を好適に実施できる。
【0091】また、請求項6に記載の装置発明によれ
ば、請求項2に記載の方法発明を好適に実施できる。
【0092】また、請求項7に記載の装置発明によれ
ば、請求項3に記載の方法発明を好適に実施できる。
【0093】また、請求項8に記載の装置発明によれ
ば、請求項4に記載の方法発明を好適に実施できる。
【0094】また、請求項9に記載の装置発明による
と、ノズルから隔壁材料を吐出させながら移動手段によ
りノズルと背面板とを相対移動させ、ノズルから背面板
に対して吐出された直後の隔壁材料を硬化手段により硬
化させることで、隔壁材料がその形状を維持できる。
【0095】また、請求項10に記載の装置発明による
と、複数個の吐出口を備えたノズルの各吐出口から隔壁
材料を同時に吐出させているので、背面板上に線状に吐
出されている複数列の隔壁材料を一度に形成することが
できる。
【0096】また、請求項11に記載の装置発明によれ
ば、隣接するノズル間の吐出口ピッチを単一のノズルの
吐出口ピッチと同一にすることができるので、一度に広
い面積に隔壁を形成することができ、工数を低減可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る平面表示装置用の隔壁形成装
置の概略構成を示した側面図である。
【図2】ノズルを下方から見た図である。
【図3】傾斜姿勢の背面板への隔壁形成過程を示した模
式図である。
【図4】(a)、(b)は傾斜姿勢の背面板への隔壁形
成過程におけるノズル先端部分を示す模式図である。
【図5】(a)は複数個のノズルを備える場合の好適な
配設状態を示す図であり、(b),(c)は吐出口の変
形例を示した図である。
【図6】第2実施例に係る平面表示装置用の隔壁形成装
置の概略構成を示した側面図である。
【図7】(a)、(b)は垂直姿勢の背面板への隔壁形
成過程におけるノズルの先端部分を示す模式図である。
【図8】第3実施例に係る平面表示装置用の隔壁形成装
置の概略構成を示した側面図である。
【図9】(a)、(b)は下向きで水平姿勢の背面板へ
の隔壁形成過程におけるノズルの先端部分を示す模式図
である。
【図10】(a)、(b)は下向きで傾斜姿勢の背面板
への隔壁形成過程におけるノズルの先端部分を示す模式
図である。
【図11】垂直姿勢のノズルで背面板に隔壁材料を吐出
する場合を示す模式図である。
【図12】重力により変形した隔壁を示した縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 … 取着台 3 … ベース 9 … モータ(移動手段) 17 … ノズル 17a … 吐出口 19 … 光照射部(硬化手段) 31 … 制御部 37 … 傾斜保持部材(取着台傾斜保持手段) 39 … 垂直保持部材(取着台垂直保持手段) 41 … 下向き水平保持部材(取着台下向き水平保持
手段) MW … 隔壁材料 S … 背面板 W … 隔壁

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
    を形成する方法であって、 背面板を水平面よりも傾けた傾斜姿勢状態にし、なおか
    つ、隔壁材料を吐出するノズルが背面板に対して相対的
    に背面板の傾斜方向に移動するように前記ノズルと背面
    板とを相対移動させる相対移動過程と、 前記ノズルと背面板とを相対移動させながら、前記ノズ
    ルから隔壁材料を背面板に吐出させる隔壁材料吐出過程
    とを備えたことを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成
    方法。
  2. 【請求項2】 平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
    を形成する方法であって、 背面板を水平面に対して垂直となる垂直姿勢状態にし、
    なおかつ、隔壁材料を吐出するノズルが背面板に対して
    相対的に鉛直線方向に移動するように前記ノズルと背面
    板とを相対移動させる相対移動過程と、 前記ノズルと背面板とを相対移動させながら、前記ノズ
    ルから隔壁材料を背面板に吐出させる隔壁材料吐出過程
    とを備えたことを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成
    方法。
  3. 【請求項3】 平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
    を形成する方法であって、 背面板を、隔壁材料の吐出を受ける面を下向きで水平姿
    勢状態にし、なおかつ、隔壁材料を吐出するノズルが背
    面板に対して相対的に背面板の下面側で水平方向に移動
    するように前記ノズルと背面板とを相対移動させる相対
    移動過程と、 前記ノズルと背面板とを相対移動させながら、前記ノズ
    ルから隔壁材料を背面板に吐出させる隔壁材料吐出過程
    とを備えたことを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の平面表示装置用の隔壁形成方法において、 前記ノズルから背面板に隔壁材料を吐出させながら、こ
    の背面板に吐出された隔壁材料を硬化させる隔壁材料硬
    化過程を備えたことを特徴とする平面表示装置用の隔壁
    形成方法。
  5. 【請求項5】 平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
    を形成する装置であって、 隔壁材料を吐出するノズルと、 背面板を取着する取着台と、 前記取着台を水平面よりも傾けた傾斜姿勢状態に保持す
    る取着台傾斜保持手段と、 前記取着台傾斜保持手段により傾斜姿勢にされた前記取
    着台の傾斜方向に前記ノズルと前記取着台とを相対移動
    させる移動手段とを備え、 前記移動手段を作動させて前記ノズルと背面板とを相対
    移動させながら、前記ノズルから背面板に隔壁材料を吐
    出させることを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成装
    置。
  6. 【請求項6】 平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
    を形成する装置であって、 隔壁材料を吐出するノズルと、 背面板を取着する取着台と、 前記取着台を水平面に対して垂直となる垂直姿勢状態に
    保持する取着台垂直保持手段と、 前記ノズルが垂直姿勢の背面板に対して相対的に鉛直線
    方向に移動するように前記ノズルと前記取着台とを相対
    移動させる移動手段とを備え、 前記移動手段を作動させて前記ノズルと背面板とを相対
    移動させながら、前記ノズルから背面板に隔壁材料を吐
    出させることを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成装
    置。
  7. 【請求項7】 平面表示装置に用いられる背面板に隔壁
    を形成する装置であって、 隔壁材料を吐出するノズルと、 背面板を取着する取着台と、 背面板の隔壁材料の吐出を受ける面が下向きで、かつ背
    面板が水平姿勢となるように、前記取着台を下向き水平
    姿勢状態に保持する取着台下向き水平保持手段と、 前記ノズルが背面板に対して相対的に背面板の下面側で
    水平方向に移動するように前記ノズルと背面板とを相対
    移動させる移動手段とを備え、 前記移動手段を作動させて前記ノズルと背面板とを相対
    移動させながら、前記ノズルから背面板に隔壁材料を吐
    出させることを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項5から請求項7のいずれかに記載
    の平面表示装置用の隔壁形成装置において、 背面板に吐出された隔壁材料を硬化させる硬化手段を備
    え、 前記ノズルから背面板に隔壁材料を吐出させながら、背
    面板に吐出された隔壁材料を前記硬化手段により硬化さ
    せることを特徴とする平面表示装置用の隔壁形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の平面表示装置用の隔壁
    形成装置において、 前記硬化手段は、前記ノズルから背面板に対して吐出さ
    れた直後の隔壁材料を硬化させるように、前記ノズルの
    近傍に配置されていることを特徴とする平面表示装置用
    の隔壁形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項5から請求項9のいずれかに記
    載の平面表示装置用の隔壁形成装置において、 前記ノズルは、隔壁材料を同時に吐出する複数個の吐出
    口を備えていることを特徴とする平面表示装置用の隔壁
    形成装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の平面表示装置用の
    隔壁形成装置において、 前記ノズルが複数個備えられ、相対移動方向と直交する
    方向に前記各ノズルを並設するとともに、各ノズルの端
    部同士が一部重複するように配備したことを特徴とする
    平面表示装置用の隔壁形成装置。
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