JP2003109010A - 入退出認証装置 - Google Patents
入退出認証装置Info
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- JP2003109010A JP2003109010A JP2001301367A JP2001301367A JP2003109010A JP 2003109010 A JP2003109010 A JP 2003109010A JP 2001301367 A JP2001301367 A JP 2001301367A JP 2001301367 A JP2001301367 A JP 2001301367A JP 2003109010 A JP2003109010 A JP 2003109010A
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- visitor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一時的に退出して直ぐに戻ってくるような場合
に、特にセキュリティデバイスなどを持たなくても容易
に再入場が可能になり、かつ、再入場までの許可時間を
制限することで長期的な人間の経時変化の影響を受けず
に済む入退出認証装置を提供する。 【解決手段】セキュリティを重視する部屋や重要施設な
どのセキュリティエリアへの入退出を認証する入退出認
証装置において、セキュリティエリアから一時的に退出
する際、利用者の顔パターンを登録し、再入場時にその
顔パターンと照合することにより再入場を制御する。
に、特にセキュリティデバイスなどを持たなくても容易
に再入場が可能になり、かつ、再入場までの許可時間を
制限することで長期的な人間の経時変化の影響を受けず
に済む入退出認証装置を提供する。 【解決手段】セキュリティを重視する部屋や重要施設な
どのセキュリティエリアへの入退出を認証する入退出認
証装置において、セキュリティエリアから一時的に退出
する際、利用者の顔パターンを登録し、再入場時にその
顔パターンと照合することにより再入場を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、セキュ
リティを重視する部屋や重要施設などのセキュリティエ
リアへの入退出を認証する入退出認証装置に関する。
リティを重視する部屋や重要施設などのセキュリティエ
リアへの入退出を認証する入退出認証装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の入退出認証装置にあって
は、セキュリティのかかったエリアから一時的に外部に
出て、直ぐに戻ってきて再入場(再入室)するような場
合でも、その都度、たとえば、鍵やIDカードなどのセ
キュリティデバイスを利用して認証を行ない、再入室を
許可している。
は、セキュリティのかかったエリアから一時的に外部に
出て、直ぐに戻ってきて再入場(再入室)するような場
合でも、その都度、たとえば、鍵やIDカードなどのセ
キュリティデバイスを利用して認証を行ない、再入室を
許可している。
【0003】また、入退出の制限された部屋の出入りに
際しては、その部屋の鍵やIDカードなどを必要な人物
に配布することになる。
際しては、その部屋の鍵やIDカードなどを必要な人物
に配布することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一時的に退出して直ぐ
に戻ってくるような場合に、利用者が誤ってセキュリテ
ィデバイスを忘れて来ると再入室ができなくなり、内部
にいる他の人物によって認証が行なわれて入室すること
になる。また、万が一、セキュリティデバイスを紛失し
た場合には、入室できなくなるばかりでなく、本来入室
するべきで無い人物の入室をも許可してしまうことにな
る。
に戻ってくるような場合に、利用者が誤ってセキュリテ
ィデバイスを忘れて来ると再入室ができなくなり、内部
にいる他の人物によって認証が行なわれて入室すること
になる。また、万が一、セキュリティデバイスを紛失し
た場合には、入室できなくなるばかりでなく、本来入室
するべきで無い人物の入室をも許可してしまうことにな
る。
【0005】また、鍵やIDカードなどのセキュリティ
デバイスによる入退出では、そのセキュリティデバイス
の入退出履歴は登録されるが、それを利用した人物の履
歴は登録されない。そのため、誰が、いつ、どのセキュ
リティデバイスを利用して入退出を行なったのかを遡っ
て検証することが非常に難しい。
デバイスによる入退出では、そのセキュリティデバイス
の入退出履歴は登録されるが、それを利用した人物の履
歴は登録されない。そのため、誰が、いつ、どのセキュ
リティデバイスを利用して入退出を行なったのかを遡っ
て検証することが非常に難しい。
【0006】さらに、配布するセキュリティデバイスの
数量が増えてくると、その管理は煩雑になる。
数量が増えてくると、その管理は煩雑になる。
【0007】そこで、本発明は、一時的に退出して直ぐ
に戻ってくるような場合に、特にセキュリティデバイス
などを持たなくても容易に再入場が可能になり、かつ、
再入場までの許可時間を制限することで長期的な人間の
経時変化の影響を受けずに済む入退出認証装置を提供す
ることを目的とする。
に戻ってくるような場合に、特にセキュリティデバイス
などを持たなくても容易に再入場が可能になり、かつ、
再入場までの許可時間を制限することで長期的な人間の
経時変化の影響を受けずに済む入退出認証装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】また、本発明は、容易に利用者の履歴を残
すことが可能であり、後で検索を行なうときにも人間に
とって分かりやすい検索を行なうことが可能となる入退
出認証装置を提供することを目的とする。
すことが可能であり、後で検索を行なうときにも人間に
とって分かりやすい検索を行なうことが可能となる入退
出認証装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の入退出認証装置
は、セキュリティエリアの出入り口において、利用者が
セキュリティエリアの内部から外部へ一時的に退出する
際、その利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画
像取得手段と、この第1の画像取得手段により取得され
た顔画像から前記利用者の顔パターンを抽出する第1の
顔パターン抽出手段と、この第1の顔パターン抽出手段
により抽出された顔パターンが登録される登録手段と、
この登録手段による顔パターンの登録完了に基づき前記
利用者の前記出入り口からの一時退出を許可する一時退
出制御手段と、前記セキュリティエリアの出入り口にお
いて、前記利用者がセキュリティエリアへ再入場する
際、その利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画
像取得手段と、この第2の画像取得手段により取得され
た顔画像から前記利用者の顔パターンを抽出する第2の
顔パターン抽出手段と、この第2の顔パターン抽出手段
により抽出された顔パターンと前記登録手段に登録され
た顔パターンとを照合することにより前記利用者の顔を
認識する顔認識手段と、この顔認識手段の認識結果に基
づき前記利用者の前記出入り口からの再入場を制御する
再入場制御手段とを具備している。
は、セキュリティエリアの出入り口において、利用者が
セキュリティエリアの内部から外部へ一時的に退出する
際、その利用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画
像取得手段と、この第1の画像取得手段により取得され
た顔画像から前記利用者の顔パターンを抽出する第1の
顔パターン抽出手段と、この第1の顔パターン抽出手段
により抽出された顔パターンが登録される登録手段と、
この登録手段による顔パターンの登録完了に基づき前記
利用者の前記出入り口からの一時退出を許可する一時退
出制御手段と、前記セキュリティエリアの出入り口にお
いて、前記利用者がセキュリティエリアへ再入場する
際、その利用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画
像取得手段と、この第2の画像取得手段により取得され
た顔画像から前記利用者の顔パターンを抽出する第2の
顔パターン抽出手段と、この第2の顔パターン抽出手段
により抽出された顔パターンと前記登録手段に登録され
た顔パターンとを照合することにより前記利用者の顔を
認識する顔認識手段と、この顔認識手段の認識結果に基
づき前記利用者の前記出入り口からの再入場を制御する
再入場制御手段とを具備している。
【0010】また、本発明の入退出認証装置は、セキュ
リティエリアの出入り口において、利用者がセキュリテ
ィエリアの内部から外部へ一時的に退出する際、その利
用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段
と、この第1の画像取得手段により取得された顔画像か
ら前記利用者の顔パターンを抽出する第1の顔パターン
抽出手段と、前記セキュリティエリアの出入り口におい
て、利用者がセキュリティエリアの内部から外部へ一時
的に退出する際、その利用者が発声する固有のキーワー
ドを取得する第1の音声取得手段と、前記第1の顔パタ
ーン抽出手段により抽出された顔パターンおよび前記第
1の音声取得手段により取得されたキーワードが対応さ
せて登録される登録手段と、この登録手段による顔パタ
ーンおよびキーワードの登録完了に基づき前記利用者の
前記出入り口からの一時退出を許可する一時退出制御手
段と、前記セキュリティエリアの出入り口において、前
記利用者がセキュリティエリアへ再入場する際、その利
用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段
と、この第2の画像取得手段により取得された顔画像か
ら前記利用者の顔パターンを抽出する第2の顔パターン
抽出手段と、前記セキュリティエリアの出入り口におい
て、前記利用者がセキュリティエリアへ再入場する際、
その利用者が発声する固有のキーワードを取得する第2
の音声取得手段と、前記第2の顔パターン抽出手段によ
り抽出された顔パターンと最も類似する顔パターンを前
記登録手段に登録された顔パターンの中から検索するこ
とにより前記利用者の顔を認識する顔認識手段と、この
顔認識手段により検索された顔パターンに対応して前記
登録手段に登録されているキーワードと前記第2の音声
取得手段により取得されたキーワードとを照合する音声
照合手段と、前記顔認識手段の認識結果および前記音声
照合手段の照合結果に基づき前記利用者の前記出入り口
からの再入場を制御する再入場制御手段とを具備してい
る。
リティエリアの出入り口において、利用者がセキュリテ
ィエリアの内部から外部へ一時的に退出する際、その利
用者の少なくとも顔画像を取得する第1の画像取得手段
と、この第1の画像取得手段により取得された顔画像か
ら前記利用者の顔パターンを抽出する第1の顔パターン
抽出手段と、前記セキュリティエリアの出入り口におい
て、利用者がセキュリティエリアの内部から外部へ一時
的に退出する際、その利用者が発声する固有のキーワー
ドを取得する第1の音声取得手段と、前記第1の顔パタ
ーン抽出手段により抽出された顔パターンおよび前記第
1の音声取得手段により取得されたキーワードが対応さ
せて登録される登録手段と、この登録手段による顔パタ
ーンおよびキーワードの登録完了に基づき前記利用者の
前記出入り口からの一時退出を許可する一時退出制御手
段と、前記セキュリティエリアの出入り口において、前
記利用者がセキュリティエリアへ再入場する際、その利
用者の少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段
と、この第2の画像取得手段により取得された顔画像か
ら前記利用者の顔パターンを抽出する第2の顔パターン
抽出手段と、前記セキュリティエリアの出入り口におい
て、前記利用者がセキュリティエリアへ再入場する際、
その利用者が発声する固有のキーワードを取得する第2
の音声取得手段と、前記第2の顔パターン抽出手段によ
り抽出された顔パターンと最も類似する顔パターンを前
記登録手段に登録された顔パターンの中から検索するこ
とにより前記利用者の顔を認識する顔認識手段と、この
顔認識手段により検索された顔パターンに対応して前記
登録手段に登録されているキーワードと前記第2の音声
取得手段により取得されたキーワードとを照合する音声
照合手段と、前記顔認識手段の認識結果および前記音声
照合手段の照合結果に基づき前記利用者の前記出入り口
からの再入場を制御する再入場制御手段とを具備してい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0012】まず、第1の実施の形態について説明す
る。
る。
【0013】図1は、第1の実施の形態に係る入退出認
証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出認
証装置は、第1の画像取得手段としての画像入力部10
1、第1の顔パターン抽出手段としての顔検出部10
2、登録手段としての顔データ登録部103、同じく登
録手段としての一時入退出データベース104、第2の
画像取得手段としての画像入力部105、第2の顔パタ
ーン抽出手段としての再入場用顔検出部106、顔認識
手段としての顔画像認識部107、判定手段としての判
定部108、および、入退出制御手段としてのドア制御
部109から構成されている。
証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出認
証装置は、第1の画像取得手段としての画像入力部10
1、第1の顔パターン抽出手段としての顔検出部10
2、登録手段としての顔データ登録部103、同じく登
録手段としての一時入退出データベース104、第2の
画像取得手段としての画像入力部105、第2の顔パタ
ーン抽出手段としての再入場用顔検出部106、顔認識
手段としての顔画像認識部107、判定手段としての判
定部108、および、入退出制御手段としてのドア制御
部109から構成されている。
【0014】以下、各部について詳細に説明する。
【0015】画像入力部101は、セキュリティエリア
の出入り口の内部において、利用者がセキュリティエリ
アの内部から外部へ一時的に退出する際、その利用者の
少なくとも顔画像を撮像して入力するもので、たとえ
ば、ビデオカメラなどを主体に構成されていて、横方向
に512画素、縦方向に512画素のデジタル濃淡画像
データとして出力する。
の出入り口の内部において、利用者がセキュリティエリ
アの内部から外部へ一時的に退出する際、その利用者の
少なくとも顔画像を撮像して入力するもので、たとえ
ば、ビデオカメラなどを主体に構成されていて、横方向
に512画素、縦方向に512画素のデジタル濃淡画像
データとして出力する。
【0016】顔検出部102は、画像入力部101によ
り入力された画像データから、顔パターンを検出して切
り出す。この処理は、たとえば、図2に示すフローチャ
ートのような処理手順で実行される。以下、図2の処理
手順について説明する。
り入力された画像データから、顔パターンを検出して切
り出す。この処理は、たとえば、図2に示すフローチャ
ートのような処理手順で実行される。以下、図2の処理
手順について説明する。
【0017】まず、サイズsやy,x座標などの初期化
を行なう(ステップ301〜303)。次に、あらかじ
め用意されたサイズの異なる複数の標準顔パターンgs
(i,j)を用いて、入力画像f(x,y)内の局所領
域との相関Ms(x,y)を、座標(x,y)をずらし
ながら下記数1にしたがって計算する(ステップ30
4)。ここで、サイズの異なる標準顔パターンgs
(i,j)は、決められたサイズであらかじめ収集した
顔パターンを平均するなどして作成される。
を行なう(ステップ301〜303)。次に、あらかじ
め用意されたサイズの異なる複数の標準顔パターンgs
(i,j)を用いて、入力画像f(x,y)内の局所領
域との相関Ms(x,y)を、座標(x,y)をずらし
ながら下記数1にしたがって計算する(ステップ30
4)。ここで、サイズの異なる標準顔パターンgs
(i,j)は、決められたサイズであらかじめ収集した
顔パターンを平均するなどして作成される。
【0018】
【数1】
次に、求めた相関Ms(x,y)が一定の閾値THR以
上であれば(ステップ305)、顔パターンを検出した
ものとして、その結果を出力する(ステップ306)。
この画像探索を、図3に模式的に示すように、標準顔パ
ターンgs(i,j)のサイズsを変更しながら実施す
る。図2のステップ307〜312がその処理である。
上であれば(ステップ305)、顔パターンを検出した
ものとして、その結果を出力する(ステップ306)。
この画像探索を、図3に模式的に示すように、標準顔パ
ターンgs(i,j)のサイズsを変更しながら実施す
る。図2のステップ307〜312がその処理である。
【0019】これにより、サイズsの画像パターンに対
して、一定の画像サイズに正規化した顔パターンrc
(i,j)が出力される。ここで、添え字「c」は、与
えられたID情報に対する識別子である。この顔パター
ンrc(i,j)は、顔認識における基準データ(基準
の特徴量)となる。
して、一定の画像サイズに正規化した顔パターンrc
(i,j)が出力される。ここで、添え字「c」は、与
えられたID情報に対する識別子である。この顔パター
ンrc(i,j)は、顔認識における基準データ(基準
の特徴量)となる。
【0020】なお、図3において、符号401,40
3,405は入力画像全体を示し、符号402,40
4,406は標準顔パターンgs(i,j)を示してい
る。
3,405は入力画像全体を示し、符号402,40
4,406は標準顔パターンgs(i,j)を示してい
る。
【0021】顔データ登録部103は、顔検出部102
が出力する顔の特徴量である顔パターンrc(i,j)
と、このとき図示しない時刻部(顔データ登録部103
に内蔵)から得られる日時情報とを対応させて一時入退
出データベース104に登録(記憶)する。この登録が
終了した時点で、ドア制御部109を介してドア110
のロックを解除し、通行が可能な状態とする。ここに、
ドア110は、訪問先であるセキュリティエリアの出入
り口に設けられているものとする。
が出力する顔の特徴量である顔パターンrc(i,j)
と、このとき図示しない時刻部(顔データ登録部103
に内蔵)から得られる日時情報とを対応させて一時入退
出データベース104に登録(記憶)する。この登録が
終了した時点で、ドア制御部109を介してドア110
のロックを解除し、通行が可能な状態とする。ここに、
ドア110は、訪問先であるセキュリティエリアの出入
り口に設けられているものとする。
【0022】一時入退出データベース104は、各利用
者の顔パターンおよび当該顔パターンが得られた日時情
報とが対応して登録(記憶)される。
者の顔パターンおよび当該顔パターンが得られた日時情
報とが対応して登録(記憶)される。
【0023】画像入力部105は、セキュリティエリア
の出入り口の外部において、利用者がセキュリティエリ
アの内部へ再入場する際、その利用者の少なくとも顔画
像を撮像して入力するもので、たとえば、ビデオカメラ
などを主体に構成されていて、横方向に512画素、縦
方向に512画素のデジタル濃淡画像データとして出力
する。
の出入り口の外部において、利用者がセキュリティエリ
アの内部へ再入場する際、その利用者の少なくとも顔画
像を撮像して入力するもので、たとえば、ビデオカメラ
などを主体に構成されていて、横方向に512画素、縦
方向に512画素のデジタル濃淡画像データとして出力
する。
【0024】再入場用顔検出部106は、画像入力部1
05により入力された画像データから、顔パターンを検
出して切り出す。この処理は、前述した顔検出部102
と同様な処理手順で実行される。
05により入力された画像データから、顔パターンを検
出して切り出す。この処理は、前述した顔検出部102
と同様な処理手順で実行される。
【0025】顔画像認識部107は、再入場用顔検出部
106から出力される顔パターンに対し、一時入退出デ
ータベース104に登録されている各利用者の顔パター
ンと照合することにより、最も近い顔パターンを選択す
ることで顔認識を行なう。この処理は、たとえば、図4
に示すフローチャートのような処理手順で実行される。
以下、図4の処理手順について説明する。
106から出力される顔パターンに対し、一時入退出デ
ータベース104に登録されている各利用者の顔パター
ンと照合することにより、最も近い顔パターンを選択す
ることで顔認識を行なう。この処理は、たとえば、図4
に示すフローチャートのような処理手順で実行される。
以下、図4の処理手順について説明する。
【0026】まず、顔画像認識部107は、入力された
画像データに対して、検出された顔画像の範囲に対し
て、あらかじめ定められた縦および横画素の画像に大き
さを正規化する(ステップ601)。次に、カテゴリc
の初期設定を行なった後(ステップ602)、一時入退
出データベース104内のカテゴリcの顔パターンrc
(i,j)と、正規化した顔パターンh(x,y)との
類似度Simc(x,y)を、下記数2のように相関を
求めることで計算する(ステップ603)。これを全て
のカテゴリcに対して行なうことにより、最大の類似度
Simc(x,y)を答えとして出力する(ステップ6
04〜608)。
画像データに対して、検出された顔画像の範囲に対し
て、あらかじめ定められた縦および横画素の画像に大き
さを正規化する(ステップ601)。次に、カテゴリc
の初期設定を行なった後(ステップ602)、一時入退
出データベース104内のカテゴリcの顔パターンrc
(i,j)と、正規化した顔パターンh(x,y)との
類似度Simc(x,y)を、下記数2のように相関を
求めることで計算する(ステップ603)。これを全て
のカテゴリcに対して行なうことにより、最大の類似度
Simc(x,y)を答えとして出力する(ステップ6
04〜608)。
【0027】
【数2】
判定部108は、顔画像認識部107から最大類似度S
imc(x,y)が得られると、その最大類似度Sim
c(x,y)があらかじめ設定される所定の閾値以上で
あるか否かをチェックするとともに、顔画像認識部10
7において最大の類似度が得られた顔パターンに対応し
て登録されている日時情報をチェックすることにより、
最大類似度があらかじめ設定される所定の閾値以上であ
り、かつ、あらかじめ決められた時間内での再入場の場
合には通行許可と判定する。
imc(x,y)が得られると、その最大類似度Sim
c(x,y)があらかじめ設定される所定の閾値以上で
あるか否かをチェックするとともに、顔画像認識部10
7において最大の類似度が得られた顔パターンに対応し
て登録されている日時情報をチェックすることにより、
最大類似度があらかじめ設定される所定の閾値以上であ
り、かつ、あらかじめ決められた時間内での再入場の場
合には通行許可と判定する。
【0028】ドア制御部109は、判定部108から通
行許可の通知を受けることにより、ドア110のロック
を解除し、通行が可能な状態とする。
行許可の通知を受けることにより、ドア110のロック
を解除し、通行が可能な状態とする。
【0029】次に、このような構成において第1の実施
の形態に係る処理の流れについて説明する。
の形態に係る処理の流れについて説明する。
【0030】まず、セキュリティエリアからの一時退出
時の処理の流れについて図5に示すフローチャートを参
照して説明する。利用者がセキュリティエリアの内部か
ら外部に一時的に退出する際、出入り口近辺の内部に設
置された画像入力部101により利用者の顔画像が撮像
され(ステップ501)、顔検出部102に送られる。
顔検出部102は、入力された画像データから、まず顔
領域を抽出し(ステップ502)、顔領域が見つかった
ら(ステップ503)、その顔領域から顔パターンを抽
出する(ステップ504)。この処理は前述したように
行なわれる。
時の処理の流れについて図5に示すフローチャートを参
照して説明する。利用者がセキュリティエリアの内部か
ら外部に一時的に退出する際、出入り口近辺の内部に設
置された画像入力部101により利用者の顔画像が撮像
され(ステップ501)、顔検出部102に送られる。
顔検出部102は、入力された画像データから、まず顔
領域を抽出し(ステップ502)、顔領域が見つかった
ら(ステップ503)、その顔領域から顔パターンを抽
出する(ステップ504)。この処理は前述したように
行なわれる。
【0031】次に、顔データ登録部103は、顔パター
ンが抽出されると、当該利用者の情報として、図示しな
い時刻部から得られる日時情報と、抽出された顔パター
ンとを対応させて一時入退出データベース104に登録
する(ステップ505)。
ンが抽出されると、当該利用者の情報として、図示しな
い時刻部から得られる日時情報と、抽出された顔パター
ンとを対応させて一時入退出データベース104に登録
する(ステップ505)。
【0032】次に、ドア制御部109は、セキュリティ
エリアの出入り口に設けられたドア110のロックを解
除し(ステップ506)、利用者の通行が可能な状態と
する。そして、利用者が出入り口を通過し終わると(ス
テップ507)、ドア110を再びロックし(ステップ
508)、通行が不可能な状態とする。
エリアの出入り口に設けられたドア110のロックを解
除し(ステップ506)、利用者の通行が可能な状態と
する。そして、利用者が出入り口を通過し終わると(ス
テップ507)、ドア110を再びロックし(ステップ
508)、通行が不可能な状態とする。
【0033】次に、セキュリティエリアへの再入場時の
処理の流れについて図6および図7に示すフローチャー
トを参照して説明する。利用者がセキュリティエリアへ
再入場する場合、出入り口近辺の外部に設置された画像
入力部105により利用者の顔画像が撮像され(ステッ
プ511)、再入場用顔検出部106に送られる。再入
場用顔検出部106は、入力された画像データから、ま
ず顔領域を抽出し(ステップ512)、顔領域が見つか
ったら(ステップ513)、その顔領域から顔パターン
を抽出する(ステップ514)。
処理の流れについて図6および図7に示すフローチャー
トを参照して説明する。利用者がセキュリティエリアへ
再入場する場合、出入り口近辺の外部に設置された画像
入力部105により利用者の顔画像が撮像され(ステッ
プ511)、再入場用顔検出部106に送られる。再入
場用顔検出部106は、入力された画像データから、ま
ず顔領域を抽出し(ステップ512)、顔領域が見つか
ったら(ステップ513)、その顔領域から顔パターン
を抽出する(ステップ514)。
【0034】次に、顔画像認識部107は、再入場用顔
検出部106から出力される顔パターンに対し、一時入
退出データベース104に登録されている各利用者の顔
パターンと照合することにより、最大類似度が得られる
顔パターンを選択することで顔認識を行なう(ステップ
515)。この処理は前述したように行なわれる。
検出部106から出力される顔パターンに対し、一時入
退出データベース104に登録されている各利用者の顔
パターンと照合することにより、最大類似度が得られる
顔パターンを選択することで顔認識を行なう(ステップ
515)。この処理は前述したように行なわれる。
【0035】判定部108は、顔画像認識部107から
出力される最大類似度があらかじめ定められた閾値以上
である場合に通行許可と判定する(ステップ516)。
さらに、判定部108は、最大類似度が得られた顔パタ
ーンに対応して登録された日時情報をチェックし、あら
かじめ決められた時間内での再入場かをチェックする
(ステップ517)。すなわち、退出時間(=入場時刻
−退出時刻)を算出し、算出した退出時間が所定値より
も小さいか否かをチェックする。
出力される最大類似度があらかじめ定められた閾値以上
である場合に通行許可と判定する(ステップ516)。
さらに、判定部108は、最大類似度が得られた顔パタ
ーンに対応して登録された日時情報をチェックし、あら
かじめ決められた時間内での再入場かをチェックする
(ステップ517)。すなわち、退出時間(=入場時刻
−退出時刻)を算出し、算出した退出時間が所定値より
も小さいか否かをチェックする。
【0036】このチェックの結果、退出時間が所定値よ
りも小さい場合、すなわち、所定時間内の一時退出であ
れば、ドア制御部109に対し通行許可通知をだす。こ
れを受けたドア制御部109は、ドア110のロックを
解除し(ステップ518)、利用者の通行が可能な状態
とする。そして、利用者が出入り口を通過し終わると
(ステップ519)、ドア110を再びロックし(ステ
ップ520)、通行が不可能な状態とする。
りも小さい場合、すなわち、所定時間内の一時退出であ
れば、ドア制御部109に対し通行許可通知をだす。こ
れを受けたドア制御部109は、ドア110のロックを
解除し(ステップ518)、利用者の通行が可能な状態
とする。そして、利用者が出入り口を通過し終わると
(ステップ519)、ドア110を再びロックし(ステ
ップ520)、通行が不可能な状態とする。
【0037】次に、顔データ登録部103は、当該利用
者が一時退出時に登録した顔データを一時入退出データ
ベース104から削除し(ステップ521)、このとき
の通行履歴として日時情報および顔パターンを一時入退
出データベース104に記録して(ステップ522)、
処理を終了する。
者が一時退出時に登録した顔データを一時入退出データ
ベース104から削除し(ステップ521)、このとき
の通行履歴として日時情報および顔パターンを一時入退
出データベース104に記録して(ステップ522)、
処理を終了する。
【0038】ステップ516で通行許可と判定されなか
った場合、あるいは、ステップ517のチェックで利用
者が所定時間内に戻ってこなかった場合、図示しない表
示器などで当該利用者に対し通行不可を案内表示し(ス
テップ523)、たとえば、鍵や暗証番号入力などの他
のセキュリティデバイスを利用した認証手段を用いても
らうことを利用者に指示する(ステップ524)。
った場合、あるいは、ステップ517のチェックで利用
者が所定時間内に戻ってこなかった場合、図示しない表
示器などで当該利用者に対し通行不可を案内表示し(ス
テップ523)、たとえば、鍵や暗証番号入力などの他
のセキュリティデバイスを利用した認証手段を用いても
らうことを利用者に指示する(ステップ524)。
【0039】この場合、出入り口で顔画像のチェックを
行なって、通過者リストから当該利用者がわかっている
ので、このときの通行履歴として顔パターン、出入りし
た日時情報、および、時間超過のために利用した他の認
証手段を一時入退出データベース104にそれぞれ記録
し(ステップ525)、処理を終了する。
行なって、通過者リストから当該利用者がわかっている
ので、このときの通行履歴として顔パターン、出入りし
た日時情報、および、時間超過のために利用した他の認
証手段を一時入退出データベース104にそれぞれ記録
し(ステップ525)、処理を終了する。
【0040】次に、第2の実施の形態について説明す
る。
る。
【0041】図8は、第2の実施の形態に係る入退出認
証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出認
証装置は、前述した第1の実施の形態に対して、第1の
音声取得手段としての音声入力部111、同じく第1の
音声取得手段としての音声認識部112、第2の音声取
得手段としての音声入力部113、同じく第2の音声取
得手段としての音声認識部114が追加された点が異な
り、その他は第1の実施の形態と同様であるので、以
下、異なる部分についてだけ詳細に説明する。
証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出認
証装置は、前述した第1の実施の形態に対して、第1の
音声取得手段としての音声入力部111、同じく第1の
音声取得手段としての音声認識部112、第2の音声取
得手段としての音声入力部113、同じく第2の音声取
得手段としての音声認識部114が追加された点が異な
り、その他は第1の実施の形態と同様であるので、以
下、異なる部分についてだけ詳細に説明する。
【0042】音声入力部111は、セキュリティエリア
の出入り口の内部において、利用者がセキュリティエリ
アの内部から外部へ一時的に退出する際、その利用者が
発声する固有のキーワードを入力するもので、たとえ
ば、マイクロフォンなどで構成されている。音声認識部
112は、音声入力部111により音声で入力されたキ
ーワードを認識する。
の出入り口の内部において、利用者がセキュリティエリ
アの内部から外部へ一時的に退出する際、その利用者が
発声する固有のキーワードを入力するもので、たとえ
ば、マイクロフォンなどで構成されている。音声認識部
112は、音声入力部111により音声で入力されたキ
ーワードを認識する。
【0043】音声入力部113は、セキュリティエリア
の出入り口の外部において、利用者がセキュリティエリ
アの内部へ再入場する際、その利用者が発声する固有の
キーワードを入力するもので、たとえば、マイクロフォ
ンなどで構成されている。音声認識部114は、音声入
力部113により音声で入力されたキーワードを認識す
る。
の出入り口の外部において、利用者がセキュリティエリ
アの内部へ再入場する際、その利用者が発声する固有の
キーワードを入力するもので、たとえば、マイクロフォ
ンなどで構成されている。音声認識部114は、音声入
力部113により音声で入力されたキーワードを認識す
る。
【0044】次に、このような構成において第2の実施
の形態に係る処理の流れについて説明する。
の形態に係る処理の流れについて説明する。
【0045】まず、セキュリティエリアからの一時退出
時の処理の流れについて図9に示すフローチャートを参
照して説明する。ステップ611〜ステップ614まで
は、前述した図9のステップ501〜504までの処理
と同様であるので、その説明は省略する。
時の処理の流れについて図9に示すフローチャートを参
照して説明する。ステップ611〜ステップ614まで
は、前述した図9のステップ501〜504までの処理
と同様であるので、その説明は省略する。
【0046】ステップ614で顔パターンが抽出される
と、当該利用者に対して、図示しない表示器によりキー
ワードの発声入力を要求する(ステップ615)。この
要求に対し、出入り口近辺の内部に設置された音声入力
部111からキーワードの発声入力があると(ステップ
616)、音声認識部112は、その入力されたキーワ
ードを認識し(ステップ617)、その認識結果を図示
しない表示器に表示することにより、当該利用者に対し
て確認を求める(ステップ618)。
と、当該利用者に対して、図示しない表示器によりキー
ワードの発声入力を要求する(ステップ615)。この
要求に対し、出入り口近辺の内部に設置された音声入力
部111からキーワードの発声入力があると(ステップ
616)、音声認識部112は、その入力されたキーワ
ードを認識し(ステップ617)、その認識結果を図示
しない表示器に表示することにより、当該利用者に対し
て確認を求める(ステップ618)。
【0047】この確認に対して利用者が承認しなかった
場合(ステップ619)、ステップ615に戻ってキー
ワードの入力をやりなおす。上記確認に対して利用者が
承認した場合、顔データ登録部103は、当該利用者の
情報として、図示しない時刻部から得られる日時情報、
抽出された顔パターン、入力された音声データ、およ
び、認識されたキーワードを対応させて一時入退出デー
タベース104に登録する(ステップ620)。
場合(ステップ619)、ステップ615に戻ってキー
ワードの入力をやりなおす。上記確認に対して利用者が
承認した場合、顔データ登録部103は、当該利用者の
情報として、図示しない時刻部から得られる日時情報、
抽出された顔パターン、入力された音声データ、およ
び、認識されたキーワードを対応させて一時入退出デー
タベース104に登録する(ステップ620)。
【0048】以下、ステップ621〜ステップ623ま
では、前述した図9のステップ506〜508までの処
理と同様であるので、その説明は省略する。
では、前述した図9のステップ506〜508までの処
理と同様であるので、その説明は省略する。
【0049】次に、セキュリティエリアへの再入場時の
処理の流れについて図10および図11に示すフローチ
ャートを参照して説明する。ステップ631〜ステップ
634までは、前述した図6のステップ511〜514
までの処理と同様であるので、その説明は省略する。
処理の流れについて図10および図11に示すフローチ
ャートを参照して説明する。ステップ631〜ステップ
634までは、前述した図6のステップ511〜514
までの処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0050】また、顔画像の入力時、当該利用者に対し
て、図示しない表示器によりキーワードの発声入力を要
求する(ステップ635)。この要求に対し、出入り口
近辺の外部に設置された音声入力部113からキーワー
ドの発声入力があると(ステップ636)、音声認識部
114は、その入力されたキーワードを認識し(ステッ
プ637)、その認識結果を判定部108へ送る。
て、図示しない表示器によりキーワードの発声入力を要
求する(ステップ635)。この要求に対し、出入り口
近辺の外部に設置された音声入力部113からキーワー
ドの発声入力があると(ステップ636)、音声認識部
114は、その入力されたキーワードを認識し(ステッ
プ637)、その認識結果を判定部108へ送る。
【0051】顔画像認識部107は、顔認識時に得られ
た最大類似度の顔パターンに対応して登録されたキーワ
ードを一時入退出データベース104から取出して判定
部108へ送る。判定部108は、音声認識部114で
認識されたキーワードと顔画像認識部107から送られ
たキーワードとを照合することにより、両キーワードの
類似度があらかじめ定められた閾値以上である場合に通
行許可と判定する(ステップ638,639)。さら
に、判定部108は、顔認識時に得られた最大類似度の
顔パターンに対応して登録された日時情報をチェック
し、あらかじめ決められた時間内での再入場かをチェッ
クする(ステップ640)。
た最大類似度の顔パターンに対応して登録されたキーワ
ードを一時入退出データベース104から取出して判定
部108へ送る。判定部108は、音声認識部114で
認識されたキーワードと顔画像認識部107から送られ
たキーワードとを照合することにより、両キーワードの
類似度があらかじめ定められた閾値以上である場合に通
行許可と判定する(ステップ638,639)。さら
に、判定部108は、顔認識時に得られた最大類似度の
顔パターンに対応して登録された日時情報をチェック
し、あらかじめ決められた時間内での再入場かをチェッ
クする(ステップ640)。
【0052】以下、ステップ641〜ステップ648ま
では、前述した図7のステップ518〜525までの処
理と同様であるので、その説明は省略する。
では、前述した図7のステップ518〜525までの処
理と同様であるので、その説明は省略する。
【0053】なお、上記第2の実施の形態では、再入場
する際に顔画像を取得するのとほぼ同時に音声データ
(キーワード)を取得しているが、(1)人物の接近が
検知されたなら、まず音声によりキーワードを発声して
もらい、候補者を一時入退出データベース104から選
定してから、顔パターンによる画像認証を行なっても構
わないし、(2)顔パターンによる画像認証に失敗した
ときの補助照合として、音声認識によるキーワードの照
合を用いても構わない。
する際に顔画像を取得するのとほぼ同時に音声データ
(キーワード)を取得しているが、(1)人物の接近が
検知されたなら、まず音声によりキーワードを発声して
もらい、候補者を一時入退出データベース104から選
定してから、顔パターンによる画像認証を行なっても構
わないし、(2)顔パターンによる画像認証に失敗した
ときの補助照合として、音声認識によるキーワードの照
合を用いても構わない。
【0054】次に、第3の実施の形態について説明す
る。
る。
【0055】図12は、第3の実施の形態に係る入退出
認証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出
認証装置は、画像取得手段としての画像入力部201、
顔パターン抽出手段としての顔検出部202、顔認識手
段としての顔画像認識部203、登録手段としての顔デ
ータ登録部204、記憶手段としての入退出許可者デー
タベース205、画像記録手段としての顔画像記録部2
06、操作手段としての操作部207、報知手段として
の表示部208、および、入場制御手段としてのドア制
御部109から構成されている。
認証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出
認証装置は、画像取得手段としての画像入力部201、
顔パターン抽出手段としての顔検出部202、顔認識手
段としての顔画像認識部203、登録手段としての顔デ
ータ登録部204、記憶手段としての入退出許可者デー
タベース205、画像記録手段としての顔画像記録部2
06、操作手段としての操作部207、報知手段として
の表示部208、および、入場制御手段としてのドア制
御部109から構成されている。
【0056】以下、各部について詳細に説明する。
【0057】画像入力部201は、訪問先である部屋の
入口近傍の外部において、人物の少なくとも顔画像を撮
像して入力するもので、たとえば、ビデオカメラなどを
主体に構成されていて、横方向に512画素、縦方向に
512画素のデジタル濃淡画像データとして出力する。
入口近傍の外部において、人物の少なくとも顔画像を撮
像して入力するもので、たとえば、ビデオカメラなどを
主体に構成されていて、横方向に512画素、縦方向に
512画素のデジタル濃淡画像データとして出力する。
【0058】顔検出部202は、画像入力部201によ
り入力された画像データから、顔パターンを検出して切
り出すもので、図1で説明した顔検出部102と同様で
ある。
り入力された画像データから、顔パターンを検出して切
り出すもので、図1で説明した顔検出部102と同様で
ある。
【0059】顔画像認識部203は、顔検出部202か
ら出力される顔パターンに対し、入退出許可者データベ
ース205に登録されている各来訪者の顔パターンと照
合することにより、最も近い顔パターンを選択すること
で顔認識を行なうもので、図1で説明した顔画像認識部
107と同様である。
ら出力される顔パターンに対し、入退出許可者データベ
ース205に登録されている各来訪者の顔パターンと照
合することにより、最も近い顔パターンを選択すること
で顔認識を行なうもので、図1で説明した顔画像認識部
107と同様である。
【0060】顔データ登録部204は、顔検出部202
が出力する顔の特徴量である顔パターンと、このとき図
示しない時刻部(顔データ登録部204に内蔵)から得
られる日時情報とを対応させて入退出許可者データベー
ス205に登録(記憶)する。
が出力する顔の特徴量である顔パターンと、このとき図
示しない時刻部(顔データ登録部204に内蔵)から得
られる日時情報とを対応させて入退出許可者データベー
ス205に登録(記憶)する。
【0061】入退出許可者データベース205は、入退
出が許可された各来訪者の顔パターンおよび当該顔パタ
ーンが得られた日時情報が対応して登録(記憶)され
る。
出が許可された各来訪者の顔パターンおよび当該顔パタ
ーンが得られた日時情報が対応して登録(記憶)され
る。
【0062】顔画像記録部206は、画像入力部201
により入力された来訪者の顔画像をデジタル画像として
記録するもので、たとえば、ハードディスク装置などが
用いられる。
により入力された来訪者の顔画像をデジタル画像として
記録するもので、たとえば、ハードディスク装置などが
用いられる。
【0063】操作部207は、訪問先の部屋の内部に設
けられていて、内部の人物が操作するものであり、たと
えば、キーボードや表示器などから構成されている。
けられていて、内部の人物が操作するものであり、たと
えば、キーボードや表示器などから構成されている。
【0064】表示部208は、訪問先の部屋の入口近傍
の外部に設けられていて、来訪者に対し各種メッセージ
を案内表示するものである。
の外部に設けられていて、来訪者に対し各種メッセージ
を案内表示するものである。
【0065】ドア制御部209は、操作部207から入
室許可あるいは入室不許可の通知を受けることにより、
ドア210のロックを制御するものである。ここに、ド
ア210は、訪問先である部屋の入口に設けられている
ものとする。
室許可あるいは入室不許可の通知を受けることにより、
ドア210のロックを制御するものである。ここに、ド
ア210は、訪問先である部屋の入口に設けられている
ものとする。
【0066】次に、このような構成において第3の実施
の形態に係る処理の流れについて、図13および図14
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
の説明では、説明の都合上、部屋の利用を常態としてい
る人物を「利用者」、その利用者(部屋)を尋ねてきた
人物を「来訪者」と使い分けている。
の形態に係る処理の流れについて、図13および図14
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
の説明では、説明の都合上、部屋の利用を常態としてい
る人物を「利用者」、その利用者(部屋)を尋ねてきた
人物を「来訪者」と使い分けている。
【0067】来訪者が訪問先である部屋の入口に位置す
ると、入口近辺の外部に設置された画像入力部201に
より来訪者の顔画像が撮像され(ステップ701)、顔
画像記録部206に送られる。顔画像記録部206は、
画像入力部201により入力された来訪者の顔画像をデ
ジタル画像として記録する(ステップ703)。
ると、入口近辺の外部に設置された画像入力部201に
より来訪者の顔画像が撮像され(ステップ701)、顔
画像記録部206に送られる。顔画像記録部206は、
画像入力部201により入力された来訪者の顔画像をデ
ジタル画像として記録する(ステップ703)。
【0068】また、画像入力部201により入力された
来訪者の顔画像は顔検出部202に送られる。顔検出部
202は、入力された画像データから、まず顔領域を抽
出し(ステップ704)、顔領域が見つかったら(ステ
ップ705)、その顔領域から顔パターンを抽出する
(ステップ706)。この処理は前述したように行なわ
れる。
来訪者の顔画像は顔検出部202に送られる。顔検出部
202は、入力された画像データから、まず顔領域を抽
出し(ステップ704)、顔領域が見つかったら(ステ
ップ705)、その顔領域から顔パターンを抽出する
(ステップ706)。この処理は前述したように行なわ
れる。
【0069】次に、顔画像認識部203は、顔検出部2
02から出力される顔パターンに対し、入退出許可者デ
ータベース205に登録されている各来訪者の顔パター
ンと照合することにより、最大類似度が得られる顔パタ
ーンを選択することで顔認識を行なう(ステップ70
7)。
02から出力される顔パターンに対し、入退出許可者デ
ータベース205に登録されている各来訪者の顔パター
ンと照合することにより、最大類似度が得られる顔パタ
ーンを選択することで顔認識を行なう(ステップ70
7)。
【0070】次に、顔画像認識部203は、最大類似度
が得られる顔パターンが存在し、その最大類似度があら
かじめ定められた閾値以上である場合、当該来訪者は初
めての来訪者ではない(一度登録された来訪者が再び来
訪した)と判断し(ステップ708)、室内の操作部2
07に入室許可要求のメッセージを表示する(ステップ
709)。
が得られる顔パターンが存在し、その最大類似度があら
かじめ定められた閾値以上である場合、当該来訪者は初
めての来訪者ではない(一度登録された来訪者が再び来
訪した)と判断し(ステップ708)、室内の操作部2
07に入室許可要求のメッセージを表示する(ステップ
709)。
【0071】ステップ708において、最大類似度が得
られる顔パターンが存在しなかった場合、当該来訪者は
初めての来訪者である(一度も登録されたことのない来
訪者が来訪した)と判断し、室内の利用者に対し、室内
の操作部207により検索失敗通知のメッセージ、およ
び、登録の必要性を問合わせるメッセージを表示する
(ステップ710)。
られる顔パターンが存在しなかった場合、当該来訪者は
初めての来訪者である(一度も登録されたことのない来
訪者が来訪した)と判断し、室内の利用者に対し、室内
の操作部207により検索失敗通知のメッセージ、およ
び、登録の必要性を問合わせるメッセージを表示する
(ステップ710)。
【0072】この問合わせに対し、室内の利用者が操作
部207により要登録を指示した場合(ステップ71
1)、顔データ登録部204は、当該利用者の情報とし
て、図示しない時刻部から得られる日時情報と、ステッ
プ706で抽出された顔パターンとを対応させて入退出
許可者データベース205に登録し(ステップ71
2)、ステップ709に進む。なお、ステップ711で
要登録を拒否された場合もステップ709に進む。
部207により要登録を指示した場合(ステップ71
1)、顔データ登録部204は、当該利用者の情報とし
て、図示しない時刻部から得られる日時情報と、ステッ
プ706で抽出された顔パターンとを対応させて入退出
許可者データベース205に登録し(ステップ71
2)、ステップ709に進む。なお、ステップ711で
要登録を拒否された場合もステップ709に進む。
【0073】ステップ709において、操作部207に
入室許可要求のメッセージが表示されると、室内の利用
者は操作部207により入室の可否を決定する(ステッ
プ713)。たとえば、利用者が入室許可を指示した場
合、入口近傍の外部に設けられた表示部208に入室許
可通知のメッセージを表示するとともに(ステップ71
4)、ドア制御部209に入室許可を通知することによ
り、ドア110のロックを解除し(ステップ715)、
来訪者の入室が可能な状態とする。
入室許可要求のメッセージが表示されると、室内の利用
者は操作部207により入室の可否を決定する(ステッ
プ713)。たとえば、利用者が入室許可を指示した場
合、入口近傍の外部に設けられた表示部208に入室許
可通知のメッセージを表示するとともに(ステップ71
4)、ドア制御部209に入室許可を通知することによ
り、ドア110のロックを解除し(ステップ715)、
来訪者の入室が可能な状態とする。
【0074】ステップ713において、利用者が入室不
許可を指示した場合、表示部208に入室不許可通知の
メッセージを表示し(ステップ716)、当該処理を終
了する。
許可を指示した場合、表示部208に入室不許可通知の
メッセージを表示し(ステップ716)、当該処理を終
了する。
【0075】次に、第4の実施の形態について説明す
る。
る。
【0076】図15は、第4の実施の形態に係る入退出
認証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出
認証装置は、前述した第3の実施の形態に対して、キー
ワード入力手段としての暗証番号入力部211が追加さ
れた点が異なり、その他は第3の実施の形態と同様であ
るので、以下、異なる部分についてだけ詳細に説明す
る。
認証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出
認証装置は、前述した第3の実施の形態に対して、キー
ワード入力手段としての暗証番号入力部211が追加さ
れた点が異なり、その他は第3の実施の形態と同様であ
るので、以下、異なる部分についてだけ詳細に説明す
る。
【0077】入退出許可者データベース205は、入退
出が許可された各来訪者の顔パターン、来訪者固有の暗
証番号、および、当該顔パターンが得られた日時情報が
対応して登録(記憶)される。
出が許可された各来訪者の顔パターン、来訪者固有の暗
証番号、および、当該顔パターンが得られた日時情報が
対応して登録(記憶)される。
【0078】暗証番号入力部211は、訪問先である部
屋の入口近傍の外部において、来訪者が固有のキーワー
ドとして自己の暗証番号を入力するもので、たとえば、
キーボードなどから構成されている。
屋の入口近傍の外部において、来訪者が固有のキーワー
ドとして自己の暗証番号を入力するもので、たとえば、
キーボードなどから構成されている。
【0079】次に、このような構成において第4の実施
の形態に係る処理の流れについて、図16および図17
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
の説明では、説明の都合上、部屋の利用を常態としてい
る人物を「利用者」、その利用者(部屋)を尋ねてきた
人物を「来訪者」と使い分けている。
の形態に係る処理の流れについて、図16および図17
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
の説明では、説明の都合上、部屋の利用を常態としてい
る人物を「利用者」、その利用者(部屋)を尋ねてきた
人物を「来訪者」と使い分けている。
【0080】ステップ801〜ステップ806までは、
前述した図13のステップ701〜706までの処理と
同様であるので、その説明は省略する。
前述した図13のステップ701〜706までの処理と
同様であるので、その説明は省略する。
【0081】顔画像の入力時、当該来訪者に対して、表
示部208により暗証番号の入力を要求する(ステップ
807)。この要求に対し、出入り口近辺の外部に設置
された暗証番号入力部211から暗証番号の入力がある
と(ステップ808)、顔画像認識部203は、その暗
証番号で登録された顔パターンを入退出許可者データベ
ース205から取出す(ステップ809)。
示部208により暗証番号の入力を要求する(ステップ
807)。この要求に対し、出入り口近辺の外部に設置
された暗証番号入力部211から暗証番号の入力がある
と(ステップ808)、顔画像認識部203は、その暗
証番号で登録された顔パターンを入退出許可者データベ
ース205から取出す(ステップ809)。
【0082】次に、顔画像認識部203は、顔検出部2
02から出力される顔パターンに対し、入退出許可者デ
ータベース205から取出した顔パターンと照合するこ
とにより、最大類似度が得られる顔パターンを選択する
ことで顔認識を行なう(ステップ810)。
02から出力される顔パターンに対し、入退出許可者デ
ータベース205から取出した顔パターンと照合するこ
とにより、最大類似度が得られる顔パターンを選択する
ことで顔認識を行なう(ステップ810)。
【0083】次に、顔画像認識部203は、顔認識時に
得られた最大類似度があらかじめ定められた閾値以上で
ある場合に通行許可と判定し(ステップ811)、室内
の操作部207に入室許可要求のメッセージを表示する
(ステップ812)。
得られた最大類似度があらかじめ定められた閾値以上で
ある場合に通行許可と判定し(ステップ811)、室内
の操作部207に入室許可要求のメッセージを表示する
(ステップ812)。
【0084】ステップ811において、最大類似度があ
らかじめ定められた閾値以下で、通行不許可と判定する
と、顔画像認識部203は、当該来訪者は初めての来訪
者であるか否かを判定する(ステップ813)。この判
定の結果、当該来訪者は初めての来訪者ではない場合
(一度登録された来訪者が再び来訪した)、暗証番号の
入力に間違えがあったものとみなし、ステップ807に
戻って暗証番号の入力からやり直す。
らかじめ定められた閾値以下で、通行不許可と判定する
と、顔画像認識部203は、当該来訪者は初めての来訪
者であるか否かを判定する(ステップ813)。この判
定の結果、当該来訪者は初めての来訪者ではない場合
(一度登録された来訪者が再び来訪した)、暗証番号の
入力に間違えがあったものとみなし、ステップ807に
戻って暗証番号の入力からやり直す。
【0085】ステップ813における判定の結果、当該
来訪者は初めての来訪者である場合(一度も登録された
ことのない来訪者が来訪した)、室内の利用者に対し、
室内の操作部207により検索失敗通知のメッセージ、
および、登録の必要性を問合わせるメッセージを表示す
る(ステップ814)。
来訪者は初めての来訪者である場合(一度も登録された
ことのない来訪者が来訪した)、室内の利用者に対し、
室内の操作部207により検索失敗通知のメッセージ、
および、登録の必要性を問合わせるメッセージを表示す
る(ステップ814)。
【0086】この問合わせに対し、室内の利用者が操作
部207により要登録を指示した場合(ステップ81
5)、当該来訪者に対して、表示部208により暗証番
号の入力を要求する(ステップ816)。この要求に対
し、出入り口近辺の外部に設置された暗証番号入力部2
11から暗証番号の入力があると(ステップ817)、
顔データ登録部204は、当該利用者の情報として、図
示しない時刻部から得られる日時情報、ステップ806
で抽出された顔パターン、および、ステップ817で入
力された暗証番号を対応させて入退出許可者データベー
ス205に登録し(ステップ818)、ステップ812
に進む。なお、ステップ815で要登録を拒否された場
合もステップ812に進む。
部207により要登録を指示した場合(ステップ81
5)、当該来訪者に対して、表示部208により暗証番
号の入力を要求する(ステップ816)。この要求に対
し、出入り口近辺の外部に設置された暗証番号入力部2
11から暗証番号の入力があると(ステップ817)、
顔データ登録部204は、当該利用者の情報として、図
示しない時刻部から得られる日時情報、ステップ806
で抽出された顔パターン、および、ステップ817で入
力された暗証番号を対応させて入退出許可者データベー
ス205に登録し(ステップ818)、ステップ812
に進む。なお、ステップ815で要登録を拒否された場
合もステップ812に進む。
【0087】以下、ステップ819〜ステップ822ま
では、前述した図14のステップ713〜716までの
処理と同様であるので、その説明は省略する。
では、前述した図14のステップ713〜716までの
処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0088】次に、第5の実施の形態について説明す
る。
る。
【0089】図18は、第5の実施の形態に係る入退出
認証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出
認証装置は、前述した第3の実施の形態に対して、キー
ワード入力手段としての音声入力部212および音声認
識部213が追加された点が異なり、その他は第3の実
施の形態と同様であるので、以下、異なる部分について
だけ詳細に説明する。
認証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出
認証装置は、前述した第3の実施の形態に対して、キー
ワード入力手段としての音声入力部212および音声認
識部213が追加された点が異なり、その他は第3の実
施の形態と同様であるので、以下、異なる部分について
だけ詳細に説明する。
【0090】入退出許可者データベース205は、入退
出が許可された各来訪者の顔パターン、来訪者固有の音
声キーワード、および、当該顔パターンが得られた日時
情報が対応して登録(記憶)される。
出が許可された各来訪者の顔パターン、来訪者固有の音
声キーワード、および、当該顔パターンが得られた日時
情報が対応して登録(記憶)される。
【0091】音声入力部212は、訪問先である部屋の
入口近傍の外部において、来訪者が固有のキーワードを
音声で入力するもので、たとえば、マイクロフォンなど
から構成されている。音声認識部213は、音声入力部
212により音声で入力されたキーワードを認識する。
入口近傍の外部において、来訪者が固有のキーワードを
音声で入力するもので、たとえば、マイクロフォンなど
から構成されている。音声認識部213は、音声入力部
212により音声で入力されたキーワードを認識する。
【0092】次に、このような構成において第5の実施
の形態に係る処理の流れについて、図19および図20
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
の説明では、説明の都合上、部屋の利用を常態としてい
る人物を「利用者」、その利用者(部屋)を尋ねてきた
人物を「来訪者」と使い分けている。
の形態に係る処理の流れについて、図19および図20
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
の説明では、説明の都合上、部屋の利用を常態としてい
る人物を「利用者」、その利用者(部屋)を尋ねてきた
人物を「来訪者」と使い分けている。
【0093】ステップ901〜ステップ906までは、
前述した図13のステップ701〜706までの処理と
同様であるので、その説明は省略する。
前述した図13のステップ701〜706までの処理と
同様であるので、その説明は省略する。
【0094】顔画像の入力時、当該来訪者に対して、表
示部208によりキーワードの発声入力を要求する(ス
テップ907)。この要求に対し、出入り口近辺の外部
に設置された音声入力部212からキーワードの発声入
力があると(ステップ908)、音声認識部213は、
その入力されたキーワードを認識し、その認識結果を顔
画像認識部203へ送る。顔画像認識部203は、その
キーワードで登録された顔パターンを入退出許可者デー
タベース205から取出す(ステップ909)。
示部208によりキーワードの発声入力を要求する(ス
テップ907)。この要求に対し、出入り口近辺の外部
に設置された音声入力部212からキーワードの発声入
力があると(ステップ908)、音声認識部213は、
その入力されたキーワードを認識し、その認識結果を顔
画像認識部203へ送る。顔画像認識部203は、その
キーワードで登録された顔パターンを入退出許可者デー
タベース205から取出す(ステップ909)。
【0095】次に、顔画像認識部203は、顔検出部2
02から出力される顔パターンに対し、入退出許可者デ
ータベース205から取出した顔パターンと照合するこ
とにより、最大類似度が得られる顔パターンを選択する
ことで顔認識を行なう(ステップ910)。
02から出力される顔パターンに対し、入退出許可者デ
ータベース205から取出した顔パターンと照合するこ
とにより、最大類似度が得られる顔パターンを選択する
ことで顔認識を行なう(ステップ910)。
【0096】次に、顔画像認識部203は、顔認識時に
得られた最大類似度があらかじめ定められた閾値以上で
ある場合に通行許可と判定し(ステップ911)、室内
の操作部207に入室許可要求のメッセージを表示する
(ステップ912)。
得られた最大類似度があらかじめ定められた閾値以上で
ある場合に通行許可と判定し(ステップ911)、室内
の操作部207に入室許可要求のメッセージを表示する
(ステップ912)。
【0097】ステップ911において、最大類似度があ
らかじめ定められた閾値以下で、通行不許可と判定する
と、顔画像認識部203は、当該来訪者は初めての来訪
者であるか否かを判定する(ステップ913)。この判
定の結果、当該来訪者は初めての来訪者ではない場合
(一度登録された来訪者が再び来訪した)、キーワード
の発声入力に間違えがあったものとみなし、ステップ9
07に戻ってキーワードの発声入力からやり直す。
らかじめ定められた閾値以下で、通行不許可と判定する
と、顔画像認識部203は、当該来訪者は初めての来訪
者であるか否かを判定する(ステップ913)。この判
定の結果、当該来訪者は初めての来訪者ではない場合
(一度登録された来訪者が再び来訪した)、キーワード
の発声入力に間違えがあったものとみなし、ステップ9
07に戻ってキーワードの発声入力からやり直す。
【0098】ステップ913における判定の結果、当該
来訪者は初めての来訪者である場合(一度も登録された
ことのない来訪者が来訪した)、室内の利用者に対し、
室内の操作部207により検索失敗通知のメッセージ、
および、登録の必要性を問合わせるメッセージを表示す
る(ステップ914)。
来訪者は初めての来訪者である場合(一度も登録された
ことのない来訪者が来訪した)、室内の利用者に対し、
室内の操作部207により検索失敗通知のメッセージ、
および、登録の必要性を問合わせるメッセージを表示す
る(ステップ914)。
【0099】この問合わせに対し、室内の利用者が操作
部207により要登録を指示した場合(ステップ91
5)、当該来訪者に対して、表示部208によりキーワ
ードの発声入力を要求する(ステップ916)。この要
求に対し、出入り口近辺の外部に設置された音声入力部
212からキーワードの発声入力があると(ステップ9
17)、顔データ登録部204は、当該利用者の情報と
して、図示しない時刻部から得られる日時情報、ステッ
プ906で抽出された顔パターン、および、ステップ9
17で入力された音声キーワードを対応させて入退出許
可者データベース205に登録し(ステップ918)、
ステップ912に進む。なお、ステップ915で要登録
を拒否された場合もステップ912に進む。
部207により要登録を指示した場合(ステップ91
5)、当該来訪者に対して、表示部208によりキーワ
ードの発声入力を要求する(ステップ916)。この要
求に対し、出入り口近辺の外部に設置された音声入力部
212からキーワードの発声入力があると(ステップ9
17)、顔データ登録部204は、当該利用者の情報と
して、図示しない時刻部から得られる日時情報、ステッ
プ906で抽出された顔パターン、および、ステップ9
17で入力された音声キーワードを対応させて入退出許
可者データベース205に登録し(ステップ918)、
ステップ912に進む。なお、ステップ915で要登録
を拒否された場合もステップ912に進む。
【0100】以下、ステップ919〜ステップ922ま
では、前述した図14のステップ713〜716までの
処理と同様であるので、その説明は省略する。
では、前述した図14のステップ713〜716までの
処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0101】次に、第6の実施の形態について説明す
る。
る。
【0102】図21は、第6の実施の形態に係る入退出
認証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出
認証装置は、前述した第3の実施の形態に対して、画像
入力部214、人物抽出部215、および、内部状況判
定部216が追加された点が異なり、その他は第3の実
施の形態と同様であるので、以下、異なる部分について
だけ詳細に説明する。
認証装置の構成を概略的に示すものである。この入退出
認証装置は、前述した第3の実施の形態に対して、画像
入力部214、人物抽出部215、および、内部状況判
定部216が追加された点が異なり、その他は第3の実
施の形態と同様であるので、以下、異なる部分について
だけ詳細に説明する。
【0103】画像入力部214は、訪問先の室内の画像
を撮像して入力するもので、たとえば、ビデオカメラな
どを主体に構成されていて、横方向に512画素、縦方
向に512画素のデジタル濃淡画像データとして出力す
る。
を撮像して入力するもので、たとえば、ビデオカメラな
どを主体に構成されていて、横方向に512画素、縦方
向に512画素のデジタル濃淡画像データとして出力す
る。
【0104】人物抽出部215は、画像入力部214で
入力された画像データから人物を検出して切り出すもの
である。内部状況判定部216は、人物抽出部215の
出力に基づき室内に利用者が存在するか否かを判定する
ものである。
入力された画像データから人物を検出して切り出すもの
である。内部状況判定部216は、人物抽出部215の
出力に基づき室内に利用者が存在するか否かを判定する
ものである。
【0105】次に、このような構成において第6の実施
の形態に係る処理の流れについて、図22および図23
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
の説明では、説明の都合上、部屋の利用を常態としてい
る人物を「利用者」、その利用者(部屋)を尋ねてきた
人物を「来訪者」と使い分けている。
の形態に係る処理の流れについて、図22および図23
に示すフローチャートを参照して説明する。なお、以下
の説明では、説明の都合上、部屋の利用を常態としてい
る人物を「利用者」、その利用者(部屋)を尋ねてきた
人物を「来訪者」と使い分けている。
【0106】ステップ1001〜ステップ1007まで
は、前述した図13のステップ701〜707までの処
理と同様であるので、その説明は省略する。
は、前述した図13のステップ701〜707までの処
理と同様であるので、その説明は省略する。
【0107】内部状況判定部216は、ステップ707
での顔認識処理が終了すると、訪問先の室内に利用者が
存在するか否かを判定する(ステップ1008)。この
判定の結果、室内に利用者が存在する場合、顔画像認識
部203は、最大類似度が得られる顔パターンが存在
し、その最大類似度があらかじめ定められた閾値以上で
ある場合、当該来訪者は初めての来訪者ではない(一度
登録された来訪者が再び来訪した)と判断し(ステップ
1009)、室内の操作部207に入室許可要求のメッ
セージを表示する(ステップ1010)。
での顔認識処理が終了すると、訪問先の室内に利用者が
存在するか否かを判定する(ステップ1008)。この
判定の結果、室内に利用者が存在する場合、顔画像認識
部203は、最大類似度が得られる顔パターンが存在
し、その最大類似度があらかじめ定められた閾値以上で
ある場合、当該来訪者は初めての来訪者ではない(一度
登録された来訪者が再び来訪した)と判断し(ステップ
1009)、室内の操作部207に入室許可要求のメッ
セージを表示する(ステップ1010)。
【0108】ステップ1009において、最大類似度が
得られる顔パターンが存在しなかった場合、当該来訪者
は初めての来訪者である(一度も登録されたことのない
来訪者が来訪した)と判断し、室内の利用者に対し、室
内の操作部207により検索失敗通知のメッセージ、お
よび、登録の必要性を問合わせるメッセージを表示する
(ステップ1011)。
得られる顔パターンが存在しなかった場合、当該来訪者
は初めての来訪者である(一度も登録されたことのない
来訪者が来訪した)と判断し、室内の利用者に対し、室
内の操作部207により検索失敗通知のメッセージ、お
よび、登録の必要性を問合わせるメッセージを表示する
(ステップ1011)。
【0109】この問合わせに対し、室内の利用者が操作
部207により要登録を指示した場合(ステップ101
2)、顔データ登録部204は、当該利用者の情報とし
て、図示しない時刻部から得られる日時情報と、ステッ
プ1006で抽出された顔パターンとを対応させて入退
出許可者データベース205に登録し(ステップ101
3)、ステップ1010に進む。なお、ステップ101
2で要登録を拒否された場合もステップ1010に進
む。
部207により要登録を指示した場合(ステップ101
2)、顔データ登録部204は、当該利用者の情報とし
て、図示しない時刻部から得られる日時情報と、ステッ
プ1006で抽出された顔パターンとを対応させて入退
出許可者データベース205に登録し(ステップ101
3)、ステップ1010に進む。なお、ステップ101
2で要登録を拒否された場合もステップ1010に進
む。
【0110】以下、ステップ1014〜ステップ101
7までは、前述した図14のステップ713〜716ま
での処理と同様であるので、その説明は省略する。
7までは、前述した図14のステップ713〜716ま
での処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0111】ステップ1008において、室内に利用者
が存在しない場合(あるいは、不在にしたい場合)、入
口近傍の外部に設けられた表示部208に不在通知のメ
ッセージを表示することで(ステップ1018)、来訪
者に対し入室できない旨を通知する。
が存在しない場合(あるいは、不在にしたい場合)、入
口近傍の外部に設けられた表示部208に不在通知のメ
ッセージを表示することで(ステップ1018)、来訪
者に対し入室できない旨を通知する。
【0112】以上説明したように、上記実施の形態によ
れば、一時的に退出して再び戻ってくるような場合に
は、顔画像を登録しておくことで、特に鍵などのセキュ
リティデバイスを持たなくとも容易に再入場が可能とな
る。また、再入場までの許可時間を制限することで、長
期的な人間の経時変化の影響を受けずに済む。
れば、一時的に退出して再び戻ってくるような場合に
は、顔画像を登録しておくことで、特に鍵などのセキュ
リティデバイスを持たなくとも容易に再入場が可能とな
る。また、再入場までの許可時間を制限することで、長
期的な人間の経時変化の影響を受けずに済む。
【0113】さらに、顔画像を利用することで、容易に
利用者の履歴を残すことが可能であり、後で検索を行な
うときにも人間にとって分かり易い検索を行なうことが
可能となる。
利用者の履歴を残すことが可能であり、後で検索を行な
うときにも人間にとって分かり易い検索を行なうことが
可能となる。
【0114】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、一
時的に退出して直ぐに戻ってくるような場合に、特にセ
キュリティデバイスなどを持たなくても容易に再入場が
可能になり、かつ、再入場までの許可時間を制限するこ
とで長期的な人間の経時変化の影響を受けずに済む入退
出認証装置を提供できる。
時的に退出して直ぐに戻ってくるような場合に、特にセ
キュリティデバイスなどを持たなくても容易に再入場が
可能になり、かつ、再入場までの許可時間を制限するこ
とで長期的な人間の経時変化の影響を受けずに済む入退
出認証装置を提供できる。
【0115】また、本発明によれば、容易に利用者の履
歴を残すことが可能であり、後で検索を行なうときにも
人間にとって分かりやすい検索を行なうことが可能とな
る入退出認証装置を提供できる。
歴を残すことが可能であり、後で検索を行なうときにも
人間にとって分かりやすい検索を行なうことが可能とな
る入退出認証装置を提供できる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る入退出認証装
置の構成を概略的に示すブロック図。
置の構成を概略的に示すブロック図。
【図2】顔検出部が実行する処理手順を示すフローチャ
ート。
ート。
【図3】顔検出部が行なう顔パターン検索を説明する
図。
図。
【図4】顔画像認識部が実行する処理手順を示すフロー
チャート。
チャート。
【図5】第1の実施の形態に係るセキュリティエリアか
らの一時退出時の処理の流れについて説明するフローチ
ャート。
らの一時退出時の処理の流れについて説明するフローチ
ャート。
【図6】第1の実施の形態に係るセキュリティエリアへ
の再入場時の処理の流れについて説明するフローチャー
ト。
の再入場時の処理の流れについて説明するフローチャー
ト。
【図7】第1の実施の形態に係るセキュリティエリアへ
の再入場時の処理の流れについて説明するフローチャー
ト。
の再入場時の処理の流れについて説明するフローチャー
ト。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る入退出認証装
置の構成を概略的に示すブロック図。
置の構成を概略的に示すブロック図。
【図9】第2の実施の形態に係るセキュリティエリアへ
の再入場時の処理の流れについて説明するフローチャー
ト。
の再入場時の処理の流れについて説明するフローチャー
ト。
【図10】第2の実施の形態に係るセキュリティエリア
への再入場時の処理の流れについて説明するフローチャ
ート。
への再入場時の処理の流れについて説明するフローチャ
ート。
【図11】第2の実施の形態に係るセキュリティエリア
への再入場時の処理の流れについて説明するフローチャ
ート。
への再入場時の処理の流れについて説明するフローチャ
ート。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る入退出認証
装置の構成を概略的に示すブロック図。
装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図13】第3の実施の形態に係る処理の流れについて
説明するフローチャート。
説明するフローチャート。
【図14】第3の実施の形態に係る処理の流れについて
説明するフローチャート。
説明するフローチャート。
【図15】本発明の第4の実施の形態に係る入退出認証
装置の構成を概略的に示すブロック図。
装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図16】第4の実施の形態に係る処理の流れについて
説明するフローチャート。
説明するフローチャート。
【図17】第4の実施の形態に係る処理の流れについて
説明するフローチャート。
説明するフローチャート。
【図18】本発明の第5の実施の形態に係る入退出認証
装置の構成を概略的に示すブロック図。
装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図19】第5の実施の形態に係る処理の流れについて
説明するフローチャート。
説明するフローチャート。
【図20】第5の実施の形態に係る処理の流れについて
説明するフローチャート。
説明するフローチャート。
【図21】本発明の第6の実施の形態に係る入退出認証
装置の構成を概略的に示すブロック図。
装置の構成を概略的に示すブロック図。
【図22】第6の実施の形態に係る処理の流れについて
説明するフローチャート。
説明するフローチャート。
【図23】第6の実施の形態に係る処理の流れについて
説明するフローチャート。
説明するフローチャート。
101…画像入力部(第1の画像取得手段)、102…
顔検出部(第1の顔パターン抽出手段)、103…顔デ
ータ登録部(登録手段)、104…一時入退出データベ
ース(登録手段)、105…画像入力部(第2の画像取
得手段)、106…再入場用顔検出部(第2の顔パター
ン抽出手段)、107…顔画像認識部(顔認識手段)、
108…判定部(判定手段)、109…ドア制御部(入
退出制御手段)、110…ドア、111…音声入力部
(第1の音声取得手段)、112…音声認識部(第1の
音声取得手段)、113…音声入力部(第2の音声取得
手段)、114…音声認識部(第2の音声取得手段)、
201…画像入力部(画像取得手段)、202…顔検出
部(顔パターン抽出手段)、203…顔画像認識部(顔
認識手段)、204…顔データ登録部(登録手段)、2
05…入退出許可者データベース(記憶手段)、206
…顔画像記録部(画像記録手段)、207…操作部(操
作手段)、208…表示部(報知手段)、209…ドア
制御部(入場制御手段)、210…ドア、211…暗証
番号入力部(キーワード入力手段)、212…音声入力
部(キーワード入力手段)、213…音声認識部(キー
ワード入力手段)、214…画像入力部、215…人物
抽出部、216…内部状況判定部。
顔検出部(第1の顔パターン抽出手段)、103…顔デ
ータ登録部(登録手段)、104…一時入退出データベ
ース(登録手段)、105…画像入力部(第2の画像取
得手段)、106…再入場用顔検出部(第2の顔パター
ン抽出手段)、107…顔画像認識部(顔認識手段)、
108…判定部(判定手段)、109…ドア制御部(入
退出制御手段)、110…ドア、111…音声入力部
(第1の音声取得手段)、112…音声認識部(第1の
音声取得手段)、113…音声入力部(第2の音声取得
手段)、114…音声認識部(第2の音声取得手段)、
201…画像入力部(画像取得手段)、202…顔検出
部(顔パターン抽出手段)、203…顔画像認識部(顔
認識手段)、204…顔データ登録部(登録手段)、2
05…入退出許可者データベース(記憶手段)、206
…顔画像記録部(画像記録手段)、207…操作部(操
作手段)、208…表示部(報知手段)、209…ドア
制御部(入場制御手段)、210…ドア、211…暗証
番号入力部(キーワード入力手段)、212…音声入力
部(キーワード入力手段)、213…音声認識部(キー
ワード入力手段)、214…画像入力部、215…人物
抽出部、216…内部状況判定部。
Claims (9)
- 【請求項1】 セキュリティエリアの出入り口におい
て、利用者がセキュリティエリアの内部から外部へ一時
的に退出する際、その利用者の少なくとも顔画像を取得
する第1の画像取得手段と、 この第1の画像取得手段により取得された顔画像から前
記利用者の顔パターンを抽出する第1の顔パターン抽出
手段と、 この第1の顔パターン抽出手段により抽出された顔パタ
ーンが登録される登録手段と、 この登録手段による顔パターンの登録完了に基づき前記
利用者の前記出入り口からの一時退出を許可する一時退
出制御手段と、 前記セキュリティエリアの出入り口において、前記利用
者がセキュリティエリアへ再入場する際、その利用者の
少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、 この第2の画像取得手段により取得された顔画像から前
記利用者の顔パターンを抽出する第2の顔パターン抽出
手段と、 この第2の顔パターン抽出手段により抽出された顔パタ
ーンと前記登録手段に登録された顔パターンとを照合す
ることにより前記利用者の顔を認識する顔認識手段と、 この顔認識手段の認識結果に基づき前記利用者の前記出
入り口からの再入場を制御する再入場制御手段と、 を具備したことを特徴とする入退出認証装置。 - 【請求項2】 前記登録手段は、顔パターンの登録とと
もにそのときの日時情報をも顔パターンと対応させて登
録しており、前記再入場制御手段は、前記顔認識手段の
認識結果およびその認識に用いた顔パターンと対応して
前記登録手段に登録された日時情報に基づき前記利用者
の前記出入り口からの再入場を制御することを特徴とす
る請求項1記載の入退出認証装置。 - 【請求項3】 セキュリティエリアの出入り口におい
て、利用者がセキュリティエリアの内部から外部へ一時
的に退出する際、その利用者の少なくとも顔画像を取得
する第1の画像取得手段と、 この第1の画像取得手段により取得された顔画像から前
記利用者の顔パターンを抽出する第1の顔パターン抽出
手段と、 前記セキュリティエリアの出入り口において、利用者が
セキュリティエリアの内部から外部へ一時的に退出する
際、その利用者が発声する固有のキーワードを取得する
第1の音声取得手段と、 前記第1の顔パターン抽出手段により抽出された顔パタ
ーンおよび前記第1の音声取得手段により取得されたキ
ーワードが対応させて登録される登録手段と、 この登録手段による顔パターンおよびキーワードの登録
完了に基づき前記利用者の前記出入り口からの一時退出
を許可する一時退出制御手段と、 前記セキュリティエリアの出入り口において、前記利用
者がセキュリティエリアへ再入場する際、その利用者の
少なくとも顔画像を取得する第2の画像取得手段と、 この第2の画像取得手段により取得された顔画像から前
記利用者の顔パターンを抽出する第2の顔パターン抽出
手段と、 前記セキュリティエリアの出入り口において、前記利用
者がセキュリティエリアへ再入場する際、その利用者が
発声する固有のキーワードを取得する第2の音声取得手
段と、 前記第2の顔パターン抽出手段により抽出された顔パタ
ーンと最も類似する顔パターンを前記登録手段に登録さ
れた顔パターンの中から検索することにより前記利用者
の顔を認識する顔認識手段と、 この顔認識手段により検索された顔パターンに対応して
前記登録手段に登録されているキーワードと前記第2の
音声取得手段により取得されたキーワードとを照合する
音声照合手段と、 前記顔認識手段の認識結果および前記音声照合手段の照
合結果に基づき前記利用者の前記出入り口からの再入場
を制御する再入場制御手段と、 を具備したことを特徴とする入退出認証装置。 - 【請求項4】 前記登録手段は、顔パターンおよびキー
ワードの登録とともにそのときの日時情報をも顔パター
ンと対応させて登録しており、前記再入場制御手段は、
前記顔認識手段の認識結果およびその認識に用いた顔パ
ターンと対応して前記登録手段に登録された日時情報お
よび前記音声照合手段の照合結果に基づき前記利用者の
前記出入り口からの再入場を制御することを特徴とする
請求項3記載の入退出認証装置。 - 【請求項5】 訪問先の入口において、来訪者の少なく
とも顔画像を取得する画像取得手段と、 少なくとも前記画像取得手段により取得された顔画像を
記録する画像記録手段と、 前記画像取得手段により取得された顔画像から前記利用
者の顔パターンを抽出する顔パターン抽出手段と、 利用者の顔パターンが登録される記憶手段と、 前記顔パターン抽出手段により抽出された顔パターンと
前記記憶手段に登録された顔パターンとを照合すること
により、当該来訪者は初めての来訪者であるか否かを判
定する判定手段と、 この判定手段の判定の結果、初めての来訪者である場
合、前記訪問先の内部にいる人物の操作に基づき、前記
顔パターン抽出手段により抽出された当該来訪者の顔パ
ターンを前記記憶手段に登録する登録手段と、 前記判定手段の判定の結果、初めての来訪者でない場
合、あるいは、前記登録手段による顔パターンの登録が
完了したのにともない、前記訪問先の内部にいる人物の
操作に基づき、前記来訪者の前記訪問先への入場を制御
する入場制御手段と、 この入場制御手段による入場の制御時、前記訪問先の内
部にいる人物からのメッセージを前記来訪者に対して報
知する報知手段と、 を具備したことを特徴とする入退出認証装置。 - 【請求項6】 訪問先の入口において、来訪者の少なく
とも顔画像を取得する画像取得手段と、 少なくとも前記画像取得手段により取得された顔画像を
記録する画像記録手段と、 前記画像取得手段により取得された顔画像から前記利用
者の顔パターンを抽出する顔パターン抽出手段と、 利用者の顔パターンがキーワードに対応させて登録され
る記憶手段と、 前記訪問先の入口において、来訪者が固有のキーワード
を入力する第1のキーワード入力手段と、 この第1のキーワード入力手段により入力されたキーワ
ードに対応する顔パターンを前記記憶手段に登録されて
いる顔パターンの中から検索し、前記顔パターン抽出手
段により抽出された顔パターンと照合することにより、
当該来訪者は初めての来訪者であるか否かを判定する判
定手段と、 この判定手段の判定の結果、初めての来訪者である場
合、前記訪問先の内部にいる人物に対して当該来訪者の
顔パターンを登録するか否かを問合わせる問合わせ手段
と、 この問合わせ手段による問合わせに対し顔パターンを登
録する応答があった場合、当該来訪者に対し固有のキー
ワードを入力するよう案内する案内手段と、 この案内手段による案内に対し前記来訪者がキーワード
を入力する第2のキーワード入力手段と、 この第2のキーワード入力手段により入力されたキーワ
ードおよび前記顔パターン抽出手段により抽出された当
該来訪者の顔パターンを対応させて前記記憶手段に登録
する登録手段と、 前記判定手段の判定の結果、初めての来訪者でない場
合、あるいは、前記問合わせ手段による問合わせに対し
顔パターンを登録しない応答があった場合、あるいは、
前記登録手段による顔パターンおよびキーワードの登録
が完了したのにともない、前記訪問先の内部にいる人物
の操作に基づき、前記来訪者の前記訪問先への入場を制
御する入場制御手段と、 この入場制御手段による入場の制御時、前記訪問先の内
部にいる人物からのメッセージを前記来訪者に対して報
知する報知手段と、 を具備したことを特徴とする入退出認証装置。 - 【請求項7】 前記第1、第2のキーワード入力手段は
来訪者がキーボードによりキーワードを入力することを
特徴とする請求項6記載の入退出認証装置。 - 【請求項8】 前記第1、第2のキーワード入力手段は
来訪者が音声によりキーワードを入力することを特徴と
する請求項6記載の入退出認証装置。 - 【請求項9】 訪問先の入口において、来訪者の少なく
とも顔画像を取得する画像取得手段と、 少なくとも前記画像取得手段により取得された顔画像を
記録する画像記録手段と、 前記画像取得手段により取得された顔画像から前記利用
者の顔パターンを抽出する顔パターン抽出手段と、 利用者の顔パターンが登録される記憶手段と、 前記訪問先の内部に人物がいるか否かを判定する第1の
判定手段と、 この第1の判定手段による判定の結果、前記訪問先の内
部に人物がいる場合、前記顔パターン抽出手段により抽
出された顔パターンと前記記憶手段に登録された顔パタ
ーンとを照合することにより、当該来訪者は初めての来
訪者であるか否かを判定する第2の判定手段と、 この第2の判定手段の判定の結果、初めての来訪者であ
る場合、前記訪問先の内部にいる人物の操作に基づき、
前記顔パターン抽出手段により抽出された当該来訪者の
顔パターンを前記記憶手段に登録する登録手段と、 前記第2の判定手段の判定の結果、初めての来訪者でな
い場合、あるいは、前記登録手段による顔パターンの登
録が完了したのにともない、前記訪問先の内部にいる人
物の操作に基づき、前記来訪者の前記訪問先への入場を
制御する入場制御手段と、 この入場制御手段による入場の制御時、前記訪問先の内
部にいる人物からのメッセージを前記来訪者に対して報
知する報知手段と、 前記第1の判定手段による判定の結果、前記訪問先の内
部に人物がいない場合、当該来訪者に対し不在メッセー
ジを案内する案内手段と、 を具備したことを特徴とする入退出認証装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001301367A JP2003109010A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 入退出認証装置 |
TW091103482A TWI282941B (en) | 2001-03-15 | 2002-02-26 | Entrance management apparatus and entrance management method by using face features identification |
KR10-2002-0012161A KR100439118B1 (ko) | 2001-03-15 | 2002-03-07 | 입장 관리 장치와 입장 관리 방법 |
EP02005663A EP1241633A3 (en) | 2001-03-15 | 2002-03-12 | Entrance management apparatus and entrance management method |
US10/096,955 US7006672B2 (en) | 2001-03-15 | 2002-03-14 | Entrance management apparatus and entrance management method |
US11/339,533 US20060126906A1 (en) | 2001-03-15 | 2006-01-26 | Entrance management apparatus and entrance management method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001301367A JP2003109010A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 入退出認証装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=19121792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001301367A Pending JP2003109010A (ja) | 2001-03-15 | 2001-09-28 | 入退出認証装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003109010A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023526A (ja) * | 2005-07-13 | 2007-02-01 | Mitsubishi Electric Corp | 入退室管理装置 |
KR100965428B1 (ko) | 2009-12-22 | 2010-06-24 | (주)코스텍시스템 | 2개의 지능카메라를 이용한 인증자입장 자동검증시스템 및 운영방법 |
JP2016005594A (ja) * | 2005-02-21 | 2016-01-14 | シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. | コンビニエンス・ゲーム用のシステム及び方法 |
CN112669500A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-16 | 北京航空航天大学 | 一种基于液体变焦相机的智能门禁识别系统 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001301367A patent/JP2003109010A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
JP2016005594A (ja) * | 2005-02-21 | 2016-01-14 | シーエフピーエイチ, エル.エル.シー. | コンビニエンス・ゲーム用のシステム及び方法 |
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