JP2010090677A - 入退域照合システム、入退域照合方法、およびそのプログラム - Google Patents

入退域照合システム、入退域照合方法、およびそのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】生体認証行為をローカライズし、応答性の改善を図り、制御指数の制限を無くす。
【解決手段】本発明の入退域照合システムは、生体情報の認証を用いて管理区域の入退域を管理する入退域照合システムSであって、入退域者Pの生体情報が予め記録され入退域者Pが管理区域に入退域する際に所持される携帯情報記録手段1tと、携帯情報記録手段1tを所持する入退域者Pが管理区域に入退域する際に携帯情報記録手段1tに記録される生体情報を読み取る携帯情報記録読取手段2、2aと、携帯情報記録読取手段2、2aから入力される読み取られた生体情報と、入退域者Pが管理区域に入退域する際に入退域者Pから読み取った生体情報とを照合し、両生体情報が合致する場合には認証可とする一方、両生体情報が合致しない場合には認証否とする認証手段3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、指静脈等の生体認証を用いた入退域照合システム、入退域照合方法、およびそのプログラムに関する。
従来、生体認証である指静脈認証を用いて、ビル等の建物への入館、入室等の可否を決定する方法においては、ドア付近に設置され入館者等の指静脈情報を読み取る指静脈認証装置とは離隔された位置に配置されたデータベースに、予め登録された指静脈情報が記憶されている。なお、1人当たりの指静脈パターンの情報量は、300〜700バイトのデータ量であり、例えば、1人当たりの指静脈の情報量を300バイトとすると、100人で30k(キロ)バイト、1000人で300kバイト、5000人で1500kバイトと人数が増加するに従い、膨大なデータ量となる。
そして、入館者、入室者等が入館、入室に際して、ドア付近の指静脈認証装置に指を翳すと、指静脈認証装置にデータベースから予め登録された指静脈情報が送信され、翳された指の指静脈と送信された予め登録された指静脈情報とが照合され、一致する場合には、ドアが開制御される一方、一致しない場合には、ドアが閉じられたままとなる。
その他の指静脈認証による入館、入室等の方法としては、入館者、入室者等が入館、入室するに際して、ドア付近の指静脈認証装置に指を翳すととともに、入館者、入室者等がドア付近のカード読み取り装置にICカードを翳すことにより、入館者、入室者等に予め付されたグループNoが読み取られ、或いは、入館者、入室者等がドア付近のテンキーの入力装置に自身の予め付されたグループNoを入力する。すると、登録された指静脈情報が記憶されたデータベースから、読み取られたグループNoまたは入力されたグループNoが登録された指静脈情報が指静脈認証装置に送信され、翳された指の指静脈と該グループNoの指静脈情報との照合が行われ、一致する場合には、ドアが開制御される一方、一致しない場合には、ドアが閉じられたままとなる。
なお、指静脈による認証の操作短縮を図った文献公知発明としては、特許文献1がある。
特開2007−293396号公報(段落0026〜0028、図1、図4、図5)
ところで、上述の第1の指静脈認証による入館、入室の方法は、予めデータベースに登録された指静脈情報が多人数になった場合、多数の予め登録された指静脈情報との認証は困難を極める。例えば、予めデータベースに登録された5000人分の指静脈情報から、入館、入室に際して指静脈認証装置に翳された指の指静脈情報と一致する予め登録された指静脈情報を見つけるのは難しく、時間もかかる。
一方、予め入館者、入室者等に付されたグループNoで抽出したデータベースに登録された指静脈情報と、入館、入室に際して指静脈認証装置に翳された指の指静脈情報とを照合する第2の方法は、指静脈情報による照合は簡易化されるものの、急に来訪した客などの場合、予め、データベースに登録された指静脈情報がないため、入館、入室の照合が不可能であるという事態が発生し、入館、入室の照合に限界がある。
従って、不特定多数の多人数の入館、入室に適用することは困難である。
本発明は上記実状に鑑み、生体情報の認証行為をローカライズすることが可能で、応答性の改善を図れるとともに制御指数の制限を無くし得る入退域照合システム、入退域照合方法、およびそのプログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成すべく、第1の本発明に関わる入退域照合システムは、生体情報の認証を用いて管理区域の入退域を管理する入退域照合システムであって、入退域者の生体情報が予め記録され該入退域者が管理区域に入退域する際に所持される携帯情報記録手段と、携帯情報記録手段を所持する入退域者が管理区域に入退域する際に携帯情報記録手段に記録される生体情報を読み取る携帯情報記録読取手段と、携帯情報記録読取手段から入力される読み取られた生体情報と、入退域者が管理区域に入退域する際に入退域者から読み取った生体情報とを照合し、両生体情報が合致する場合には認証可とする一方、両生体情報が合致しない場合には認証否とする認証手段とを備えている。
第2の本発明に関わる入退域照合方法は、生体情報の認証を用いて管理区域の入退域を管理する入退域照合方法であって、携帯情報記録書き込み手段によって、予め、入退域者が管理区域に入退域する際に所持する携帯情報記録手段に、入退域者の生体情報が記録されるステップと、携帯情報記録手段を所持する入退域者が管理区域に入退域する際に、携帯情報記録読取手段が携帯情報記録手段に記録される生体情報を読み取るステップと、入退域者が管理区域に入退域する際に、認証手段が、入退域者から読み取った生体情報と携帯情報記録読取手段が読み取った携帯情報記録手段の生体情報とを照合し、両生体情報が合致する場合には認証可とする一方、両生体情報が合致しない場合には認証否とするステップとを含んでいる。
第3の本発明に関わる入退域照合プログラムは、生体情報の認証を用いて管理区域への入退域を管理する入退域照合プログラムであって、コンピュータに、携帯情報記録書き込み手段によって、予め、入退域者が管理区域に入退域する際に所持する携帯情報記録手段に入退域者の生体情報を記録するステップ、および、携帯情報記録手段を所持する入退域者が管理区域に入退域する際に、認証手段によって読み取られた入退域者の生体情報と、携帯情報記録読取手段によって読み取られた携帯情報記録手段に記録される生体情報との照合結果が合致する場合には開閉手段を開く制御を行い入退域者の通行を可とする一方、合致しない場合には開閉手段を閉じる制御を行い入退域者の通行を不可とするステップを実行させている。
本発明によれば、生体情報の認証行為をローカライズすることが可能で、応答性の改善を図れるとともに制御指数の制限を無くし得る入退域照合システム、入退域照合方法、およびそのプログラムを実現できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
<<第1実施形態>>
<セキュリティシステムSの概要>
図1は、本発明の実施形態に係るセキュリティシステムSのハードウェア構成を示す概念図である。
第1実施形態のセキュリティシステムSは、予めIC(Integrated Circuit)タグに入場者Pの指静脈情報を格納し、建物(図示せず)に入場するに際して、入場のためのドアd近傍での指静脈認証装置3で読み取られる入場者Pの指静脈情報と、入場者Pが所持するICタグに格納される指静脈情報とを照合し、一致するか否かで入場の認証を行うものである。
これにより、認証のローカライズが可能となり、認証の応答性の改善を行えるとともに、制御指数の制限をなくすることができる。
以下、第1実施形態のセキュリティシステムSの構成について詳細に説明する。
<セキュリティシステムSの全体構成>
図1に示すように、第1実施形態のセキュリティシステムSは、入場の際に入場者Pが所持する名札1に内蔵されるICタグ1tと、名札1内のICタグ1tに情報の書き込み読み取りを行うタグリーダ/ライタ2と、建物、部屋等の出入口に設けられる自動ドアのドアdの近傍に設置され入場者Pの指静脈情報を読み取る指静脈認証装置3と、該ドアdの開閉を行うドアコントローラ4と、タグリーダ/ライタ2、指静脈認証装置3、ドアコントローラ4等がネットワーク5を介して接続されセキュリティシステムS全体の制御を行うサーバ6と、サーバ6にネットワーク5を介して接続されセキュリティシステムSでの各種入出力を行う端末装置7(7a、7b、7c)とを備え構成されている。
<ICタグ1t>
名札1には、ICタグ1tが内蔵されており、このICタグ1tには、入場者Pの指静脈情報が入場前に予め記録されている。
<タグリーダ/ライタ2>
タグリーダ/ライタ2は、ICタグ1tとの間で指静脈情報等のデータの送受信を行いICタグ1tに書き込みおよびICタグ1tの情報の読取りを行う装置である。
タグリーダ/ライタ2は、リーダ・ライタモジュール(図示せず)を有しており、ICタグ1tとの通信を担う電磁誘導方式またはマイクロ波方式のアンテナ2a(2a1、2a2、2a3)と接続されている。
タグリーダ/ライタ2のリーダ・ライタモジュールは、変調を含むRF回路、検波・整流回路、データの読み出し書込みを制御するマイコンなどとのインターフェース回路等を有し構成されている。
図1に示すように、タグリーダ/ライタ2のアンテナ2a(2a1、2a2、2a3)は、通路に複数設けられているが、任意の複数または単数としてもよい。
<指静脈認証装置3>
指静脈認証装置3は、例えば、近赤外線を指に透過させて得られる静脈パターンの画像から静脈の部分を人工知能手法で鮮明な静脈パターンとして検出する装置であり、図1に示すドアd前で入室者の指静脈パターンを読取り、該読取った指静脈パターンと、ICタグ1tに予め登録された指静脈パターンとを照合して個人の認証を行う装置である。
指静脈認証装置3は、その認証可否の結果のみを、例えば、認証可は「1」、認証否は「0」のデジタル信号をサーバ6に送信する。
ここで、ドアdを介しての入場を許可する個人、すなわち入場者Pには、入場に際して入場者Pが所持する名札1に内蔵されるICタグ1tに、予め、入場者Pの指静脈パターンを登録しておく。
なお、指静脈認証装置3を用いる指静脈認証は、認証ログ機能、すなわち指静脈認証の履歴情報がサーバ6内の記憶装置に記録され、該ログを確認することで誰が入室したか確認することができるように構成している。
<ネットワーク5>
ネットワーク5は、有線または無線のLAN(Local Area Network)であるが、WAN(Wide Area Network)、インターネットなど、LANに限定されないのは勿論である。
<サーバ6>
サーバ6は、入出力、アクセス、通信制御等の各種制御を行うコンピュータであり、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、記憶装置である主記憶装置、およびHDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶装置を有している。
補助記憶装置には、セキュリティシステムSを稼動させるためのセキュリティシステムプログラム(入退域照合プログラム)が格納されており、CPUが該セキュリティシステムプログラムを主記憶装置にロードし実行することにより、セキュリティシステムSの制御が具現化される。
補助記憶装置は、セキュリティシステムSのデータを記憶するデーターベース(以下、DBと称す)(図示せず)が格納されている。
<サーバ6のDB>
サーバ6に格納されるDBには、入場した人の指静脈パターン、入場が不許可となった人の指静脈パターン等のログ、すなわち入場に際しての認証の履歴情報が指静脈認証を行った時刻とともに格納されている。
<端末装置7>
端末装置7(7a、7b、7c)は、セキュリティシステムSを管理する警備員、管理員等が使用する汎用PC、携帯端末、PDA(Personal Digital Assistants)等であり、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)、記憶装置のRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク装置、キーボード、マウス等の入力装置7a1、7b1、7c1、およびセキュリティシステムSの画面等の情報が表示される出力装置である表示部7a2、7b2、7c2を有している。
キーボード、マウス等の入力装置7a1、7b1、7c1は、警備員、管理員等がセキュリティシステムSにログオンし、セキュリティシステムSのオペレーションを行う際に使用される。
なお、図1に示す端末装置7(7a、7b、7c)は、建物の警備員、管理員等が建物のセキュリティ維持のために視認するものであり、異常発生に際して発せられる警報や警報ガイダンス等も表示される。
<<セキュリティシステムSの制御>>
次に、セキュリティシステムSの制御について、図2に従って説明する。
なお、図2は、第1実施形態のセキュリティシステムSの制御の流れを示すフローチャートである。
まず、図2のS11において、警備員、管理員等が、図1に示す端末装置7を用いてサーバ6にアクセスし、予め、図示しない指静脈認証装置で入場予定の入場者Pの指から読み取りサーバ6のDBに記憶される指静脈パターンを、図示しないタグリーダ/ライタ(携帯情報記録書き込み手段)で、名札1に内蔵されたICタグ1tに記録する。
そして、入場予定の入場者Pに、入場前に自身の指静脈パターンが記録されたICタグ1tが内蔵される名札1を渡す。
図2のS12において、渡された名札1を付けた入場者Pが入場する際に、図1に示すように、通路をドアdに向かって歩いてくる際(図1のポジション(1)、(2))、タグリーダ/ライタは、アンテナ2a(2a1、2a2、2a3)を介して、名札1内のICタグ1tに記録される指静脈パターンを読み取る。
読み取った指静脈パターンは、図1に示すように、タグリーダ/ライタ2から、ネットワーク5を介して、指静脈認証装置3に送信される。
図2のS13において、入場者Pは、入場するために、ドアd近傍の指静脈認証装置3に指を翳し(図1に示すポジション(3))、指静脈パターンを読み取らせる。
図2のS14において、指静脈認証装置3は、入場時に入場者Pからを読み取った指静脈パターンと、タグリーダ/ライタ2から送信された名札1内のICタグ1tに記録される指静脈パターンとを照合し、合致するか否かの判定を行う。
図2のS14において、指静脈認証装置3で両指静脈パターンが合致すると判定された場合(図2のS14でYes)には、図2のS15において、指静脈認証装置3から認証可の信号が、ネットワーク5を介して、サーバ6に送信され、サーバ6からネットワーク5を介してドアコントローラ4にドアdを開く開制御信号が送信され、ドアコントローラ4によってドアdが開制御され、ドアdが開かれ入場者Pが入場することができる。
一方、図2のS14において、指静脈認証装置3で両指静脈パターンが合致しないと判定された場合(図2のS14でNo)には、図2のS16において、指静脈認証装置3から、ネットワーク5を介して、認証否の信号がサーバ6に送信され、サーバ6から、ネットワーク5を介してドアコントローラ4にドアdを閉じたままの閉制御信号が送信され、ドアコントローラ4によってドアdが閉制御され、ドアdが閉じられたままとなり、入場者Pが入場することができない。
以上が、図2に示すセキュリティシステムSの制御である。
<作用効果>
上記構成によれば、入場者Pが所持する名札1内のICタグ1tに、予め、入場者Pの指静脈パターンを記録し、入場する際に入場者Pから実際に読み取った指静脈パターンと入場者Pが所持する名札1内のICタグ1tに記録された指静脈パターンとを照合し、合致する場合には照合可とし、ドアdを開制御し入場をさせ、両指静脈パターンが合致しない場合には、照合否とし、ドアdを閉制御のままとし、入場をさせない。
このように、入場者Pが所持する名札1内のICタグ1tに予め記録された指静脈パターンと、入場時の入場者Pから実際に読み取った指静脈パターンとで、認証が行われるので、指静脈情報による認証が簡易化される。
また、入場者Pが多数にのぼる場合にも、指静脈情報による認証が簡易なので、容易に適用できる。従って、指静脈情報による認証の適用範囲の拡大が可能である。
従って、生体情報の認証行為をローカライズすることが可能で、応答性の改善が行えるとともに、制御指数の制限を無くすることができる。
<<第2実施形態>>
次に、第2実施形態のセキュリティシステム2Sについて説明する。
第2実施形態のセキュリティシステム2Sは、入場者Pが入場するに際して、第1実施形態の入場者Pの指静脈パターンの認証に加え、入場者Pに付した識別情報の管理ID(Identification)で入場エリアを決定し、指静脈パターンの認証と管理IDの認証との結果によって、入場の可否を決定するものである。
その他の構成は、第1実施形態のセキュリティシステムSと同様であるから、同様な構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
以下、第2実施形態のセキュリティシステム2Sについて、第1実施形態のセキュリティシステムSとは異なる構成について詳細に説明する。
<名札1>
入場者Pに入場前に渡すセキュリティシステム2Sの名札1にはICタグ1tが内蔵されており、このICタグ1tには、入場前に予め入場者Pから読み取った指静脈パターンが記録されるとともに、建物の入場エリアを管理するための管理IDが記録されている。
なお、管理IDとは、個人別にセキュリティレベルに応じて入場エリアを決定するためのものである。
<タグリーダ/ライタ2>
タグリーダ/ライタ2は、ICタグ1tとの間で指静脈情報や管理ID等のデータの送受信を司る装置であり、リーダ・ライタモジュール(図示せず)やICタグ1tとの通信を担うアンテナ2a(2a1、2a2、2a3)を有している。
<サーバ6のDB>
サーバ6に格納されるDBには、ICタグ1tに記録された管理ID、該管理IDが記録されたICタグ1tを所持する人の氏名、住所、所属(○○会社△△部××取締役)等の個人データ、該管理IDの建物内の入場許可エリアを示す入場エリア識別子、入場エリア識別子に関連付けられたドア名称、該管理IDの有効無効を示す無効フラグ等の情報が記憶されている。なお、無効フラグのデフォルト値は「NULL」であり、管理IDが無効の場合には、警備員、管理員等のオペレーションにより、無効フラグ「1」がたてられる。
<端末装置7>
端末装置7(7a、7b、7c)のキーボード、マウス等の入力装置7a1、7b1、7c1は、警備員、管理員等がセキュリティシステムSにログオンし、セキュリティシステムSの運用画面において、ICタグ1tに付す新しい管理IDを登録したり、新しく登録した管理IDの各種情報(管理IDが記録されたICタグ1tを所持する人の氏名、住所、所属等の個人データ、該管理IDの入場エリア識別子、入場エリア識別子に関連付けられたドアdのコード、該管理IDの無効フラグ等)を登録したり、或いは、例えば管理IDが記録されたICタグ1tを内蔵する名札1を落とした場合等に、該管理IDを使用不可とする場合などのセキュリティシステム2Sのオペレーションに用いられる。
<<セキュリティシステム2Sの制御>>
次に、第2実施形態のセキュリティシステム2Sの制御について、図3に従って説明する。
なお、図3は、第2実施形態のセキュリティシステム2Sの制御の流れを示すフローチャートである。
まず、図3のS21において、警備員、管理員等が、図1に示す端末装置7を用いてセキュリティシステムSの運用画面を表示し、セキュリティシステムSが適用される建物の入場者Pを管理する管理IDを、サーバ6のDBに登録するとともに、該DBに登録した管理IDを図示しないタグリーダ/ライタで、建物への入場者Pが付ける名札1に内蔵されるICタグ1tに記録する。
なお、管理IDは、システムプログラムによって自動採番して、サーバ6のDBに登録するようにしてもよい。
続いて、図3のS22において、警備員、管理員等が、図1に示す端末装置7を用いてサーバ6にアクセスし、予め図示しない指静脈認証装置で読み取り、サーバ6のDBに登録される建物に入場予定の入場者Pの指静脈パターンを、図示しないタグリーダ/ライタで、名札1に内蔵されたICタグ1tに記録する。
そして、入場予定の入場者Pに、自身の指静脈パターンおよび管理IDが記録されたICタグ1tが内蔵される名札1を入場前に渡す。
図3のS23において、渡された名札1を付けた入場者Pが、図1に示すように、入場するために通路をドアdに向かって歩いてくる際(図1のポジション(1)、(2))、タグリーダ/ライタ2は、アンテナ2a(2a1、2a2、2a3)を介して、名札1内のICタグ1tに記録される指静脈パターンおよび管理IDを読み取る。
読み取った指静脈パターンは、図1に示すように、タグリーダ/ライタ2から、ネットワーク5を介して、指静脈認証装置3に送信されるとともに、読み取った管理IDは、タグリーダ/ライタ2から、ネットワーク5を介して、サーバ6に送信される。
続いて、図3のS24において、入場者Pは、入場に際してドアd近傍の指静脈認証装置3に指を翳し、自身の指静脈パターンを読み取らせる(図1に示すポジション(3))。
図3のS25において、指静脈認証装置3は、入場時に入場者Pからを読み取った指静脈パターンと、タグリーダ/ライタ2から送信された名札1内のICタグ1tに記録される指静脈パターンとを照合し、合致するか否かの判定を行う。
図3のS25において、指静脈認証装置3で両指静脈パターンが合致すると判定された場合(図3のS25でYes)には、図3のS26において、指静脈認証装置3から認証可の信号が、ネットワーク5を介して、サーバ6に送信され、サーバ6において、図3のS23で送信された名札1内のICタグ1tの管理IDでDBをリードし、該管理IDの入場域識別子から入場しようとするドアdが該管理IDに許可されたエリア内のドアdであり、かつ、該管理IDのレコードの無効フラグが「NULL」であり該管理IDが無効でないか否かの判定がなされる。
一方、図3のS25において、指静脈認証装置3で両指静脈パターンが合致しないと判定された場合(図3のS25でNo)には、図3のS28において、指静脈認証装置3から、ネットワーク5を介して、認証否の信号がサーバ6に送信され、サーバ6から、ネットワーク5を介して、ドアコントローラ4にドアdを閉じたままの閉制御信号が送信され、ドアコントローラ4によってドアdが閉制御され、ドアdが閉じられたままとなり、入場者Pが入場することが不可能となる。
図3のS26において、管理IDの入場域識別子から入場しようとするドアdが該管理IDに許可されたエリア内のドアであり、かつ、管理IDの無効フラグが「NULL」であり該管理IDが無効でないと判定された場合(図3のS26でYes)には、図3のS27において、サーバ6からネットワーク5を介してドアコントローラ4にドアdを開く開制御信号が送信され、ドアコントローラ4によってドアdが開制御され、ドアdが開かれ入場者Pが入場することができる。
一方、図3のS26において、入場域識別子から入場しようとするドアdが該管理IDに許可されたエリア内のドアでないか、または、管理IDの無効フラグが「1」であり該管理IDが無効であると判定された場合(図3のS26でNo)には、図3のS28に移行し、ドアdが閉じられたままとなり、入場者Pが入場することが不可能となる。
以上が、図3に示すセキュリティシステム2Sの制御である。
<作用効果>
上記構成によれば、第1実施形態の作用効果に加え、管理IDでドアdが入場許可エリア内のドアか否か判定し入場の可否を決定するので、入場のエリア制御を行うことができる。
また、管理IDの無効フラグを用いて、管理IDの有効無効を判断するので、事業用ビルでの急な退職者の発生等の事態の変化に迅速に対応できる。
なお、第1、第2実施形態では、入場者Pが入場する場合を例示して説明したが、退場する場合も同様に適用可能であり、また、建物内の各室に通じるドアの入退室に本発明を適用してもよいことは、勿論である。
また、第1、第2実施形態では、建物を例示して説明したが、複数の建物、建物以外の一定の区域等、建物以外にも、本発明は有効に適用可能である。
また、指静脈認証を生体認証の1例として、説明したが、生体認証は、指静脈認証以外に指紋認証、顔による認証、目の眼球による認証、手の平の静脈認証等でもよく、指静脈認証以外の生体認証を適用することも可能である。
なお、指静脈認証を例示して説明したが、生体認証に限らず、認証データが「ある程度」のVolumeを持っている場合は、適用可能である。
なお、上述の指静脈、指紋等の生体情報を含む認証データは、暗号化されてICタグ1t等の携帯情報記録手段に記録されることにより、更なるセキュリティの向上を図れる。
また、開閉手段として、自動ドアのドアdを例示して説明したが、自動ドア以外に、フロアのドアの電気錠、入退室管理等に使用されるフラッパゲート、駐車場の出入り口を開閉する駐車場ゲート、ビル出入り口のシャッタ、ビル内のエリアの防火シャッタ等、開閉手段は自動ドアに限定されないのは勿論である。
なお、第1、第2実施形態においては、携帯情報記録手段として、ICタグ1tを例示して説明したが、ICタグ以外にICカード、携帯電話、PDA等、入場者Pに携帯される携帯情報記録手段であれば、ICタグ1tでなくともよくICタグ1tに限定されない。
また、第1、第2実施形態においては、識別情報の管理IDが、入場の際に入場者Pが所持する携帯情報記録手段のICタグ1tに記録される場合を例示して説明したが、管理IDをICタグ1tに記録することなく、入場口のドアd近傍に設置されたテンキー等の入力手段に入場者P自身で管理IDを入力する構成としてもよい。
本発明の実施形態に係るセキュリティシステムのハードウェア構成を示す概念図である。 第1実施形態のセキュリティシステムの制御の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態のセキュリティシステムの制御の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
2 タグリーダ/ライタ(携帯情報記録読取手段)
2a タグリーダ/ライタのアンテナ(携帯情報記録読取手段)
3 指静脈認証装置(認証手段)
6 サーバ(制御手段、コンピュータ)
1t ICタグ(携帯情報記録手段)
2S セキュリティシステム(入退域照合システム)
d ドア(開閉手段)
P 入場者(入退域者)
S セキュリティシステム(入退域照合システム)

Claims (11)

  1. 生体情報の認証を用いて管理区域の入退域を管理する入退域照合システムであって、
    入退域者の生体情報が予め記録され該入退域者が前記管理区域に入退域する際に所持される携帯情報記録手段と、
    前記携帯情報記録手段を所持する入退域者が前記管理区域に入退域する際に前記携帯情報記録手段に記録される生体情報を読み取る携帯情報記録読取手段と、
    該携帯情報記録読取手段から入力される前記読み取られた生体情報と、前記入退域者が前記管理区域に入退域する際に前記入退域者から読み取った生体情報とを照合し、前記両生体情報が合致する場合には認証可とする一方、前記両生体情報が合致しない場合には認証否とする認証手段とを
    備えることを特徴とする入退域照合システム。
  2. 前記認証手段の認証可否の情報が入力され、認証可の場合には開閉手段を開く制御を行い前記入退域者の通行を可とする一方、認証否の場合には前記開閉手段を閉じた制御を行い前記入退域者の通行を不可とする制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の入退域照合システム。
  3. 前記制御手段は、前記入退域者に付され読取りまたは入力される識別情報に応じて、前記開閉手段を開制御するかまたは閉制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載の入退域照合システム。
  4. 前記入退域者に付された識別情報は、前記入退域者が所持する前記携帯情報記録手段に記録される
    ことを特徴とする請求項3に記載の入退域照合システム。
  5. 生体情報の認証を用いて管理区域の入退域を管理する入退域照合方法であって、
    携帯情報記録書き込み手段によって、予め、入退域者が前記管理区域に入退域する際に所持する携帯情報記録手段に、前記入退域者の生体情報が記録されるステップと、
    前記携帯情報記録手段を所持する入退域者が前記管理区域に入退域する際に、携帯情報記録読取手段が前記携帯情報記録手段に記録される生体情報を読み取るステップと、
    前記入退域者が前記管理区域に入退域する際に、認証手段が、前記入退域者から読み取った生体情報と前記携帯情報記録読取手段が読み取った前記携帯情報記録手段の生体情報とを照合し、前記両生体情報が合致する場合には認証可とする一方、前記両生体情報が合致しない場合には認証否とするステップとを
    含むことを特徴とする入退域照合方法。
  6. 前記制御手段は、前記認証手段の認証可否の情報が、認証可の場合には開閉手段を開く制御を行い前記入退域者の通行を可とする一方、認証否の場合には前記開閉手段を閉じる制御を行い前記入退域者の通行を不可とするステップを含む
    ことを特徴とする請求項5に記載の入退域照合方法。
  7. 前記制御手段は、前記入退域者に付され読取りまたは入力される識別情報に応じて、前記開閉手段を、制御するかまたは閉制御するステップを含む
    ことを特徴とする請求項6に記載の入退域照合方法。
  8. 前記入退域者に付された識別情報は、前記入退域者が所持する前記携帯情報記録手段に記録される
    ことを特徴とする請求項7に記載の入退域照合方法。
  9. 生体情報の認証を用いて管理区域への入退域を管理する入退域照合プログラムであって、
    コンピュータに、
    携帯情報記録書き込み手段によって、予め、入退域者が前記管理区域に入退域する際に所持する携帯情報記録手段に入退域者の生体情報を記録するステップ、および
    前記携帯情報記録手段を所持する入退域者が前記管理区域に入退域する際に、認証手段によって読み取られた前記入退域者の生体情報と、携帯情報記録読取手段によって読み取られた前記携帯情報記録手段に記録される生体情報との照合結果が合致する場合には開閉手段を開く制御を行い前記入退域者の通行を可とする一方、合致しない場合には前記開閉手段を閉じる制御を行い前記入退域者の通行を不可とするステップを
    実行させることを特徴とする入退域照合プログラム。
  10. 前記管理区域に入退域する際に前記入退域者に付され読取りまたは入力される識別情報に応じて、前記開閉手段を開制御するかまたは閉制御するステップを実行させる
    ことを特徴とする請求項9に記載の入退域照合プログラム。
  11. 前記入退域者に付された識別情報は、前記入退域者が所持する前記携帯情報記録手段に記録される
    ことを特徴とする請求項10に記載の入退域照合プログラム。
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