JP2003108080A - 液晶表示パネルの駆動装置 - Google Patents
液晶表示パネルの駆動装置Info
- Publication number
- JP2003108080A JP2003108080A JP2001295808A JP2001295808A JP2003108080A JP 2003108080 A JP2003108080 A JP 2003108080A JP 2001295808 A JP2001295808 A JP 2001295808A JP 2001295808 A JP2001295808 A JP 2001295808A JP 2003108080 A JP2003108080 A JP 2003108080A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- display
- liquid crystal
- signal
- crystal display
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 画面分割した液晶表示パネルの表示モード切
換時において、部分表示部に横すじや非表示部の縦すじ
むらが発生するのを抑制すること。 【解決手段】 液晶表示パネル5において、画像表示信
号制御回路11A及びタイミング信号発生回路12Aを
制御するため、部分表示制御回路19と切換スイッチ回
路17を設ける。そして2画面表示での表示モード切換
時に、ソースドライバからの非交流化させたグランド電
位の電圧を供給する。また、ゲートドライバからの走査
選択電圧の供給停止、出力電流能力抑制の遅延制御、対
向反転電圧の遅延制御を行う。このように画像信号処理
回路11Aとタイミング信号発生回路12Aを制御する
ことにより、部分表示におけるすじむらの発生を抑制す
る。
換時において、部分表示部に横すじや非表示部の縦すじ
むらが発生するのを抑制すること。 【解決手段】 液晶表示パネル5において、画像表示信
号制御回路11A及びタイミング信号発生回路12Aを
制御するため、部分表示制御回路19と切換スイッチ回
路17を設ける。そして2画面表示での表示モード切換
時に、ソースドライバからの非交流化させたグランド電
位の電圧を供給する。また、ゲートドライバからの走査
選択電圧の供給停止、出力電流能力抑制の遅延制御、対
向反転電圧の遅延制御を行う。このように画像信号処理
回路11Aとタイミング信号発生回路12Aを制御する
ことにより、部分表示におけるすじむらの発生を抑制す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノート型パソコン
や小型情報端末機等に用いられる情報表示用、又はテレ
ビモニター等の映像表示用としての液晶表示パネルの駆
動装置に関し、特に部分表示時に横すじ及び縦すじを抑
制する技術に関する。
や小型情報端末機等に用いられる情報表示用、又はテレ
ビモニター等の映像表示用としての液晶表示パネルの駆
動装置に関し、特に部分表示時に横すじ及び縦すじを抑
制する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコンや携帯用電話機等の情報
端末機や映像表示モニターとして、軽薄短小の特徴を持
つ液晶表示パネルを搭載した機器が増えている。ここで
液晶表示パネルの従来の駆動方法について説明する。
端末機や映像表示モニターとして、軽薄短小の特徴を持
つ液晶表示パネルを搭載した機器が増えている。ここで
液晶表示パネルの従来の駆動方法について説明する。
【0003】図6は、アクティブマトリックス型の液晶
表示パネルの構成図である。液晶表示パネルは多数の表
示画素1がマトリックス状に形成されたものである。夫
々の表示画素1は、破線内で示すように薄膜トランジス
タ(以下、TFTという)2、液晶表示素子3、蓄積容
量4を有している。このような表示画素1が形成された
液晶表示パネル5内に、ソースドライバ9とゲートドラ
イバ10とが設けられている。
表示パネルの構成図である。液晶表示パネルは多数の表
示画素1がマトリックス状に形成されたものである。夫
々の表示画素1は、破線内で示すように薄膜トランジス
タ(以下、TFTという)2、液晶表示素子3、蓄積容
量4を有している。このような表示画素1が形成された
液晶表示パネル5内に、ソースドライバ9とゲートドラ
イバ10とが設けられている。
【0004】ここで画像信号電極線6は表示デ−タ信号
に対応した電圧を表示画素に供給する信号電極線であ
り、夫々をS1〜Smとする。走査信号電極線7は線順
次走査を行うための選択走査信号を供給する走査電極線
であり、夫々をX1〜Xnとする。TFT2は走査信号
電極線7からの選択走査信号により制御されるスイッチ
ング素子である。液晶表示素子3は画素電極と対向電極
とに挟持された液晶である。蓄積容量4は液晶表示素子
3に充電された画像電圧の低下を抑制するために設けら
れた容量である。対向電極8は液晶表示素子3に対向電
圧VCOMを供給するための電極である。
に対応した電圧を表示画素に供給する信号電極線であ
り、夫々をS1〜Smとする。走査信号電極線7は線順
次走査を行うための選択走査信号を供給する走査電極線
であり、夫々をX1〜Xnとする。TFT2は走査信号
電極線7からの選択走査信号により制御されるスイッチ
ング素子である。液晶表示素子3は画素電極と対向電極
とに挟持された液晶である。蓄積容量4は液晶表示素子
3に充電された画像電圧の低下を抑制するために設けら
れた容量である。対向電極8は液晶表示素子3に対向電
圧VCOMを供給するための電極である。
【0005】ソースドライバ9は各画像信号電極線6に
画像信号電圧を供給するドライバである。ゲートドライ
バ10は各走査信号電極線7に線順次走査を行うための
選択走査信号を供給するドライバである。
画像信号電圧を供給するドライバである。ゲートドライ
バ10は各走査信号電極線7に線順次走査を行うための
選択走査信号を供給するドライバである。
【0006】ソースドライバ9にはロジック回路が含ま
れているが、このロジック回路にはタイミング制御を行
うためのタイミング制御信号、及び画像表示信号が入力
される。ゲートドライバ10にもロジック回路が含まれ
ているが、このロジック回路にも同様にタイミング制御
を行うためのタイミング制御信号が入力される。
れているが、このロジック回路にはタイミング制御を行
うためのタイミング制御信号、及び画像表示信号が入力
される。ゲートドライバ10にもロジック回路が含まれ
ているが、このロジック回路にも同様にタイミング制御
を行うためのタイミング制御信号が入力される。
【0007】画像信号電極線6及び走査信号電極線7は
マトリックス状に配置されている。TFT2のソ−ス端
子は画像信号電極線6に接続され、ゲ−ト端子は走査信
号電極線7に接続され、ドレイン端子は液晶表示素子3
の画素電極及び蓄積容量4の一方の電極に接続されてい
る。そして蓄積容量4の他方の電極は対向電極8に接続
されている。対向電極8には対向電圧VCOMが供給さ
れており、ソースドライバ9からの画像信号電圧の駆動
法の種類によっては、直流電圧もしくは一水平同期期間
(1H)毎に極性反転させた電圧が印加される。
マトリックス状に配置されている。TFT2のソ−ス端
子は画像信号電極線6に接続され、ゲ−ト端子は走査信
号電極線7に接続され、ドレイン端子は液晶表示素子3
の画素電極及び蓄積容量4の一方の電極に接続されてい
る。そして蓄積容量4の他方の電極は対向電極8に接続
されている。対向電極8には対向電圧VCOMが供給さ
れており、ソースドライバ9からの画像信号電圧の駆動
法の種類によっては、直流電圧もしくは一水平同期期間
(1H)毎に極性反転させた電圧が印加される。
【0008】画像表示を行うには、ソースドライバ9よ
り表示デ−タに対応した画像信号電圧を各画像信号電極
線6を介して各TFT2のソ−ス端子(S)に供給す
る。またこれと同期してゲートドライバ10より選択さ
れた走査信号電極線7を介して選択走査信号が各TFT
2のゲ−ト端子(G)に供給する。これにより、選択さ
れた走査信号電極線上の各TFT2はー斉にオンし、ド
レイン端子(D)より供給される画像信号電圧と、対向
電極8に供給されている対向電圧VCOMとの電位差分
が、最終的な画像表示電圧として各液晶表示素子3と各
蓄積容量4に蓄積される。この電圧はTFT2のオフ後
も次の情報が書き込まれる1フィールド期間に渡って保
持される。液晶表示素子3は、この蓄積電圧量に対応し
ての液晶分子の捻れ角が変化する。そして方向性を与え
た光の透過量を偏光板で制御することで、コントラスト
の高い高品位の画像を表示することができる。
り表示デ−タに対応した画像信号電圧を各画像信号電極
線6を介して各TFT2のソ−ス端子(S)に供給す
る。またこれと同期してゲートドライバ10より選択さ
れた走査信号電極線7を介して選択走査信号が各TFT
2のゲ−ト端子(G)に供給する。これにより、選択さ
れた走査信号電極線上の各TFT2はー斉にオンし、ド
レイン端子(D)より供給される画像信号電圧と、対向
電極8に供給されている対向電圧VCOMとの電位差分
が、最終的な画像表示電圧として各液晶表示素子3と各
蓄積容量4に蓄積される。この電圧はTFT2のオフ後
も次の情報が書き込まれる1フィールド期間に渡って保
持される。液晶表示素子3は、この蓄積電圧量に対応し
ての液晶分子の捻れ角が変化する。そして方向性を与え
た光の透過量を偏光板で制御することで、コントラスト
の高い高品位の画像を表示することができる。
【0009】このような液晶表示パネル5を、図7のよ
うに部分表示が可能なように駆動するための基本的な駆
動回路を図8に示す。ここでは図7に示すように、垂直
方向で2分割した2画面モード表示の場合で説明する。
図7において、液晶表示パネル5に接続される回路とし
て、画像表示信号制御回路11、タイミング制御信号発
生回路12、電圧変換回路15、対向電圧発生回路18
が設けられている。
うに部分表示が可能なように駆動するための基本的な駆
動回路を図8に示す。ここでは図7に示すように、垂直
方向で2分割した2画面モード表示の場合で説明する。
図7において、液晶表示パネル5に接続される回路とし
て、画像表示信号制御回路11、タイミング制御信号発
生回路12、電圧変換回路15、対向電圧発生回路18
が設けられている。
【0010】画像表示信号制御回路11は液晶表示パネ
ル5のソースドライバ9へ表示データを供給する回路で
ある。タイミング制御信号発生回路12は液晶表示パネ
ル5のソースドライバ9及びゲートドライバ10内のロ
ジック回路に対して駆動タイミングの制御信号を供給す
る回路である。液晶表示用信号源13は液晶表示パネル
5の駆動に必要な信号源となる回路である。電源14は
液晶表示装置に電力を供給するものである。電圧変換回
路15は電源14からの供給を受け、各回路の駆動に必
要な電圧レベルに変換する回路である。
ル5のソースドライバ9へ表示データを供給する回路で
ある。タイミング制御信号発生回路12は液晶表示パネ
ル5のソースドライバ9及びゲートドライバ10内のロ
ジック回路に対して駆動タイミングの制御信号を供給す
る回路である。液晶表示用信号源13は液晶表示パネル
5の駆動に必要な信号源となる回路である。電源14は
液晶表示装置に電力を供給するものである。電圧変換回
路15は電源14からの供給を受け、各回路の駆動に必
要な電圧レベルに変換する回路である。
【0011】電源スイッチ回路16は、電源14からの
電源供給を受け、電圧変換回路15に対して出力電圧の
供給のオンオフ制御を行う回路である。表示モード切換
スイッチ回路17は2画面表示制御に関わる選択信号を
生成し、部分表示制御回路19に与える回路である。対
向電圧発生回路18は対向電極に対して対向電圧VCO
Mを供給する回路である。尚、対向電圧は水平同期期間
毎に反転する交流化電圧、又は反転動作をしない直流電
圧のいずれであってもよい。ここでは、水平同期期間毎
に反転する対向反転型駆動の場合で示す。部分表示制御
回路19は、部分表示に関わる制御信号を生成する回路
であり、その出力は画像表示信号制御回路11とタイミ
ング制御信号発生回路12とに与えられる。
電源供給を受け、電圧変換回路15に対して出力電圧の
供給のオンオフ制御を行う回路である。表示モード切換
スイッチ回路17は2画面表示制御に関わる選択信号を
生成し、部分表示制御回路19に与える回路である。対
向電圧発生回路18は対向電極に対して対向電圧VCO
Mを供給する回路である。尚、対向電圧は水平同期期間
毎に反転する交流化電圧、又は反転動作をしない直流電
圧のいずれであってもよい。ここでは、水平同期期間毎
に反転する対向反転型駆動の場合で示す。部分表示制御
回路19は、部分表示に関わる制御信号を生成する回路
であり、その出力は画像表示信号制御回路11とタイミ
ング制御信号発生回路12とに与えられる。
【0012】画像表示信号制御回路11及びタイミング
制御信号発生回路12は、液晶表示用信号源13からの
信号に基づき、液晶表示パネル5の表示動作に必要な画
像信号電圧及びタイミング制御信号を生成する。液晶表
示パネル5には、電圧変換回路15から表示駆動に必要
な各種電圧が供給され、画像表示信号制御回路11から
ソースドライバ9へ画像表示データが供給され、タイミ
ング制御信号発生回路12からソースドライバ9とゲー
トドライバ10とにタイミング制御信号が供給される。
通常、電源スイッチ回路16のオン制御で電圧変換回路
15が動作を行い、各制御回路や液晶表示パネルに電圧
が供給されることにより、液晶表示パネル5の表示動作
が行われる。また、電源スイッチ回路16のオフ制御で
電圧変換回路15を停止させて電圧供給を止めること
で、液晶表示パネル5への表示動作を終了させる。
制御信号発生回路12は、液晶表示用信号源13からの
信号に基づき、液晶表示パネル5の表示動作に必要な画
像信号電圧及びタイミング制御信号を生成する。液晶表
示パネル5には、電圧変換回路15から表示駆動に必要
な各種電圧が供給され、画像表示信号制御回路11から
ソースドライバ9へ画像表示データが供給され、タイミ
ング制御信号発生回路12からソースドライバ9とゲー
トドライバ10とにタイミング制御信号が供給される。
通常、電源スイッチ回路16のオン制御で電圧変換回路
15が動作を行い、各制御回路や液晶表示パネルに電圧
が供給されることにより、液晶表示パネル5の表示動作
が行われる。また、電源スイッチ回路16のオフ制御で
電圧変換回路15を停止させて電圧供給を止めること
で、液晶表示パネル5への表示動作を終了させる。
【0013】2画面表示では、図7のように液晶表示パ
ネル5を垂直走査方向で表示部Aと表示部Bとに分け
る。携帯電話用端末での表示を例にすれば、表示部Aは
文字記号や受信状態表示記号等の簡易情報表示を行うた
めの部分表示部である。表示部Bは主表示として詳細な
情報表示やTV電話等の画像表示を行う部分である。表
示方法としては、待機状態等での概略情報表示時は表示
部Aのみを動作させ、全体情報表示時には表示部Aと表
示部Bの両方を動作させる。表示モード切換スイッチ回
路17は、この表示状態を切換えるための表示切換信号
を発生させる回路であり、部分表示制御回路19にこの
表示切換信号を与えることにより、表示部Aのみ又は表
示部A,B両方の全画面表示に合致したタイミング信号
の制御が行われる。
ネル5を垂直走査方向で表示部Aと表示部Bとに分け
る。携帯電話用端末での表示を例にすれば、表示部Aは
文字記号や受信状態表示記号等の簡易情報表示を行うた
めの部分表示部である。表示部Bは主表示として詳細な
情報表示やTV電話等の画像表示を行う部分である。表
示方法としては、待機状態等での概略情報表示時は表示
部Aのみを動作させ、全体情報表示時には表示部Aと表
示部Bの両方を動作させる。表示モード切換スイッチ回
路17は、この表示状態を切換えるための表示切換信号
を発生させる回路であり、部分表示制御回路19にこの
表示切換信号を与えることにより、表示部Aのみ又は表
示部A,B両方の全画面表示に合致したタイミング信号
の制御が行われる。
【0014】特に携帯機器においては低消費電力が重視
される。そのため、表示部Aのみの部分表示動作時は、
表示部Bを非表示状態にして、できるだけ駆動電力を低
減させたい。例えば非表示化とした表示部Bでは、液晶
表示素子3への充電による電力消費が生じる。また対向
電圧が供給されていると、対向電極8で形成される浮遊
容量での電力消費が生じる。更にソースドライバ9の負
荷として画像信号電極線6で形成される浮遊容量で不要
な電力消費が生じる。
される。そのため、表示部Aのみの部分表示動作時は、
表示部Bを非表示状態にして、できるだけ駆動電力を低
減させたい。例えば非表示化とした表示部Bでは、液晶
表示素子3への充電による電力消費が生じる。また対向
電圧が供給されていると、対向電極8で形成される浮遊
容量での電力消費が生じる。更にソースドライバ9の負
荷として画像信号電極線6で形成される浮遊容量で不要
な電力消費が生じる。
【0015】このため、ゲートドライバ10から供給
されるゲートの選択走査信号を停止させてTFT2をオ
フ状態にし、液晶表示素子3への画像信号電圧の充電を
抑制する。対向電圧の振幅を0値にする。ソースド
ライバ9の出力電流能力を抑制する。このような3つの
方法により、非表示状態での消費電力を極力抑えること
ができる。
されるゲートの選択走査信号を停止させてTFT2をオ
フ状態にし、液晶表示素子3への画像信号電圧の充電を
抑制する。対向電圧の振幅を0値にする。ソースド
ライバ9の出力電流能力を抑制する。このような3つの
方法により、非表示状態での消費電力を極力抑えること
ができる。
【0016】図9はこのような表示モード切換制御時の
信号状態を示すタイミングチャートである。尚図9で
は、タイミングとしては垂直同期信号VDの周期となる
1フィールド(1F)単位で各信号波形が示されてい
る。先ず切換スイッチ回路17で表示モードを表示部A
のみの部分表示に設定する。この場合、表示切換信号V
MはHレベルになり、部分表示制御回路19から垂直同
期信号VDに同期してHレベルとなる表示切換制御信号
VMCが画像表示信号制御回路11とタイミング制御信
号発生回路12に出力される。これにより垂直同期信号
VDに同期したタイミングから、画像表示信号VSを表
示部Aの期間に対応した部分表示信号VS1のみにす
る。こうして低電力化のため、表示部Bの期間に対する
制御が行われる。
信号状態を示すタイミングチャートである。尚図9で
は、タイミングとしては垂直同期信号VDの周期となる
1フィールド(1F)単位で各信号波形が示されてい
る。先ず切換スイッチ回路17で表示モードを表示部A
のみの部分表示に設定する。この場合、表示切換信号V
MはHレベルになり、部分表示制御回路19から垂直同
期信号VDに同期してHレベルとなる表示切換制御信号
VMCが画像表示信号制御回路11とタイミング制御信
号発生回路12に出力される。これにより垂直同期信号
VDに同期したタイミングから、画像表示信号VSを表
示部Aの期間に対応した部分表示信号VS1のみにす
る。こうして低電力化のため、表示部Bの期間に対する
制御が行われる。
【0017】まずゲートドライバ10に対しては、タイ
ミング制御信号発生回路12よりゲート選択停止信号G
SCを出力し、部分表示を行う期間以外はHレベルに
し、TFT2のゲート端子に通常供給されるゲート選択
信号電圧を止める。こうして、TFT2を常にオフ状態
にさせ、液晶表示素子3への画像信号電圧の充電を行わ
ないようにする。
ミング制御信号発生回路12よりゲート選択停止信号G
SCを出力し、部分表示を行う期間以外はHレベルに
し、TFT2のゲート端子に通常供給されるゲート選択
信号電圧を止める。こうして、TFT2を常にオフ状態
にさせ、液晶表示素子3への画像信号電圧の充電を行わ
ないようにする。
【0018】次に対向電圧発生回路18に対してはタイ
ミング制御信号発生回路12から対向電圧制御信号VC
Cを出力し、この制御信号を部分表示期間以外はHレベ
ルにする。そして一水平期間毎に反転する対向電圧VC
OMの供給を止め、直流電圧のみとする。図9ではセン
ターバイアス電圧に固定する。こうして対向電極8の浮
遊容量で消費される充放電電力を抑制する。
ミング制御信号発生回路12から対向電圧制御信号VC
Cを出力し、この制御信号を部分表示期間以外はHレベ
ルにする。そして一水平期間毎に反転する対向電圧VC
OMの供給を止め、直流電圧のみとする。図9ではセン
ターバイアス電圧に固定する。こうして対向電極8の浮
遊容量で消費される充放電電力を抑制する。
【0019】更にソースドライバ9に対しては、タイミ
ング制御信号発生回路12からソースドライバ9の出力
電流能力を制御するパワーセイブ制御信号PSCにおい
て、部分表示期間以外は同様にHレベルにする。こうし
て出力電流能力を抑制してハイインピーダンス化にする
ことで、画像信号電極線6の浮遊容量で消費される充放
電電力の抑制を行う。またソースドライバ9内の出力バ
ッファ回路のバイアス電流を停止して、電力の削減を行
う。
ング制御信号発生回路12からソースドライバ9の出力
電流能力を制御するパワーセイブ制御信号PSCにおい
て、部分表示期間以外は同様にHレベルにする。こうし
て出力電流能力を抑制してハイインピーダンス化にする
ことで、画像信号電極線6の浮遊容量で消費される充放
電電力の抑制を行う。またソースドライバ9内の出力バ
ッファ回路のバイアス電流を停止して、電力の削減を行
う。
【0020】このように部分表示期間以外の駆動電力を
極力減らすことで、一層の低消費電力化が可能になる。
尚、表示部Bに対する画像表示信号VSは、全画面表示
期間では情報表示や映像表示を行う正規の信号VS0と
なるが、部表示期間においては非表示となるので、特に
限定されない任意の信号VS2でもよい。また、当然の
ことながら表示部Bの非表示期間においては、ソースド
ライバ9の画像表示信号VSの取り込み開始を制御する
ための水平スタート信号STHや、画像信号電圧の出力
開始を制御する水平ロード信号LDは、Lレベルの停止
状態になっている。
極力減らすことで、一層の低消費電力化が可能になる。
尚、表示部Bに対する画像表示信号VSは、全画面表示
期間では情報表示や映像表示を行う正規の信号VS0と
なるが、部表示期間においては非表示となるので、特に
限定されない任意の信号VS2でもよい。また、当然の
ことながら表示部Bの非表示期間においては、ソースド
ライバ9の画像表示信号VSの取り込み開始を制御する
ための水平スタート信号STHや、画像信号電圧の出力
開始を制御する水平ロード信号LDは、Lレベルの停止
状態になっている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】このような部分表示期
間以外の非表示期間に対して制御動作の一部停止させて
低電力駆動を行う場合にあっては、表示品位において図
10で示すように全画面表示から表示部Aのみの部分表
示に切り換えた時にすじむらが発生する現象が起こる。
このすじむらには2種類があり、一つは表示部Aで発生
し、1走査電極ライン毎に輝度差として見える横すじ
(L1)、他は非表示化を行った表示部Bで発生する縦
すじ(L2)である。
間以外の非表示期間に対して制御動作の一部停止させて
低電力駆動を行う場合にあっては、表示品位において図
10で示すように全画面表示から表示部Aのみの部分表
示に切り換えた時にすじむらが発生する現象が起こる。
このすじむらには2種類があり、一つは表示部Aで発生
し、1走査電極ライン毎に輝度差として見える横すじ
(L1)、他は非表示化を行った表示部Bで発生する縦
すじ(L2)である。
【0022】まず横すじは、表示部Aの部分表示期間に
対し、表示部Bの非表示期間が長時間続くことにより、
表示部Aの液晶表示素子3の交流駆動バランスが崩れて
ライン間で輝度差が発生するものと考えられる。
対し、表示部Bの非表示期間が長時間続くことにより、
表示部Aの液晶表示素子3の交流駆動バランスが崩れて
ライン間で輝度差が発生するものと考えられる。
【0023】また、縦すじは、表示部Aにおける最終ラ
インの画像信号電圧のレベルに対応して変化し、白表示
ほど濃くなる傾向にある。そのためグレースケール信号
やランプ信号など、黒から白の変化する画像信号や、白
黒の縦ストライプ信号の表示の場合、特に白表示部分の
下が表示部Bで顕著な縦すじ状になる。そして、長時間
この状態の動作が続くと、縦すじ状のパターンが焼き付
いてしまう。この現象は、表示モード切換時点より数十
ミリ秒から数百ミリ秒という比較的長い時間かかって現
れてくることから、画像信号電極線6の浮遊容量に書き
込まれた画像信号電圧が蓄積させた状態で保持され、非
表示化されている表示部Bの液晶素子に対してリーク電
流が流れ込み、電位蓄積が起こるために生じると推定さ
れる。尚、通常の走査駆動では1フィールド(60Hz
)の場合16.7ミリ秒毎に書き込みがされるため、
この現象は起こらない。
インの画像信号電圧のレベルに対応して変化し、白表示
ほど濃くなる傾向にある。そのためグレースケール信号
やランプ信号など、黒から白の変化する画像信号や、白
黒の縦ストライプ信号の表示の場合、特に白表示部分の
下が表示部Bで顕著な縦すじ状になる。そして、長時間
この状態の動作が続くと、縦すじ状のパターンが焼き付
いてしまう。この現象は、表示モード切換時点より数十
ミリ秒から数百ミリ秒という比較的長い時間かかって現
れてくることから、画像信号電極線6の浮遊容量に書き
込まれた画像信号電圧が蓄積させた状態で保持され、非
表示化されている表示部Bの液晶素子に対してリーク電
流が流れ込み、電位蓄積が起こるために生じると推定さ
れる。尚、通常の走査駆動では1フィールド(60Hz
)の場合16.7ミリ秒毎に書き込みがされるため、
この現象は起こらない。
【0024】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、非表示化制御時に発生するす
じむらを抑制し、高品位な部分表示を行うことのできる
液晶表示パネルの駆動装置を実現することを目的とす
る。
てなされたものであって、非表示化制御時に発生するす
じむらを抑制し、高品位な部分表示を行うことのできる
液晶表示パネルの駆動装置を実現することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】前述したように横すじ
は、表示部Aの部分表示期間に対し、表示部Bの非表示
期間が長時間続くことにより、表示部Aの液晶表示素子
3の交流駆動バランスが崩れてライン間で輝度差が発生
するためと考えられる。これを解決する方策として、表
示部Aの部分表示期間から表示部B間の非表示期に入っ
たときに、表示部Aの液晶表示素子3に与える電圧変化
の影響を可能な限り抑制する必要がある。
は、表示部Aの部分表示期間に対し、表示部Bの非表示
期間が長時間続くことにより、表示部Aの液晶表示素子
3の交流駆動バランスが崩れてライン間で輝度差が発生
するためと考えられる。これを解決する方策として、表
示部Aの部分表示期間から表示部B間の非表示期に入っ
たときに、表示部Aの液晶表示素子3に与える電圧変化
の影響を可能な限り抑制する必要がある。
【0026】また、縦すじは、液晶パネル5の画像信号
電極線6の浮遊容量に書き込まれた画像信号電圧が蓄積
させた状態で保持されることにより、非表示化されてい
る表示部Bの液晶素子に対してリーク電流が流れ込むこ
とによる電位蓄積が起こるためと考えられる。このた
め、非表示期間の対向電圧の直流化に対応して、画像信
号電極線の電位も変化しないことが望ましいといえる。
電極線6の浮遊容量に書き込まれた画像信号電圧が蓄積
させた状態で保持されることにより、非表示化されてい
る表示部Bの液晶素子に対してリーク電流が流れ込むこ
とによる電位蓄積が起こるためと考えられる。このた
め、非表示期間の対向電圧の直流化に対応して、画像信
号電極線の電位も変化しないことが望ましいといえる。
【0027】本願の発明者は、このような観点から、表
示部Bにおいて非表示期間の開始直後の画像信号電極線
に、グランド電位を含む零電位近傍の非交流化出力電圧
を供給することにより、表示部Aの部分表示期間での横
すじ、及び非表示となる表示部Bでの縦すじの一方、も
しくは両方のすじむらを抑制できることを見い出した。
示部Bにおいて非表示期間の開始直後の画像信号電極線
に、グランド電位を含む零電位近傍の非交流化出力電圧
を供給することにより、表示部Aの部分表示期間での横
すじ、及び非表示となる表示部Bでの縦すじの一方、も
しくは両方のすじむらを抑制できることを見い出した。
【0028】本願の請求項1の発明は、画像信号電極及
び走査信号電極からなるマトリックス状の電極、前記画
像信号電極に画像信号電圧を供給すると共に出力電流能
力制御機能を有するソースドライバ、前記走査信号電極
に走査選択電圧を供給するゲートドライバ、前記画像信
号電圧及び前記走査選択電圧で制御される各マトリック
ス電極の領域内に設けられ、薄膜トランジスタと液晶表
示素子と蓄積容量とを含む画像表示素子群、前記液晶表
示素子の一方に共通接続された対向電極を有する液晶表
示パネルと、前記液晶表示パネルのソーストライバに画
像表示信号を与える画像表示信号制御回路と、前記液晶
表示パネルのソースドライバ及びゲートドライバに対し
駆動タイミング信号を与えるタイミング制御信号発生回
路と、前記液晶表示パネルの対向電極に対向電圧を供給
する対向電圧発生回路と、前記液晶表示パネルに画像の
全画面表示及び部分表示を行うための制御信号を前記タ
イミング信号発生回路に与える部分表示制御回路と、前
記部分表示制御回路に表示モード信号を出力する表示モ
ード選択スイッチ回路と、を具備する液晶表示パネルの
駆動装置であって、前記液晶表示パネルの垂直走査方向
に対し画像表示部Aの期間と画像非表示部Bの期間に多
分割した部分表示制御を行うに際し、前記表示モード選
択スイッチ回路により全画面表示から部分表示への切換
指示が出力されたとき、前記タイミング制御信号発生回
路は、前記ゲートドライバに対して画像非表示部Bの期
間に走査選択電圧の出力を停止する信号を出力し、前記
対向電圧を交流電圧で供給するものにあっては、前記タ
イミング制御信号発生回路は、前記対向電圧発生回路に
対して前記切換指示から一定期間遅延させた後に前記対
向電圧の交流成分を停止する信号を出力し、前記画像表
示信号制御回路は前記ソースドライバに対し、画像信号
電圧として画像非表示部Bの期間の一部ではグランド電
位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力するよう制御
し、それ以外の画像非表示期間では前記ソースドライバ
の出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化したこ
とを特徴とするものである。
び走査信号電極からなるマトリックス状の電極、前記画
像信号電極に画像信号電圧を供給すると共に出力電流能
力制御機能を有するソースドライバ、前記走査信号電極
に走査選択電圧を供給するゲートドライバ、前記画像信
号電圧及び前記走査選択電圧で制御される各マトリック
ス電極の領域内に設けられ、薄膜トランジスタと液晶表
示素子と蓄積容量とを含む画像表示素子群、前記液晶表
示素子の一方に共通接続された対向電極を有する液晶表
示パネルと、前記液晶表示パネルのソーストライバに画
像表示信号を与える画像表示信号制御回路と、前記液晶
表示パネルのソースドライバ及びゲートドライバに対し
駆動タイミング信号を与えるタイミング制御信号発生回
路と、前記液晶表示パネルの対向電極に対向電圧を供給
する対向電圧発生回路と、前記液晶表示パネルに画像の
全画面表示及び部分表示を行うための制御信号を前記タ
イミング信号発生回路に与える部分表示制御回路と、前
記部分表示制御回路に表示モード信号を出力する表示モ
ード選択スイッチ回路と、を具備する液晶表示パネルの
駆動装置であって、前記液晶表示パネルの垂直走査方向
に対し画像表示部Aの期間と画像非表示部Bの期間に多
分割した部分表示制御を行うに際し、前記表示モード選
択スイッチ回路により全画面表示から部分表示への切換
指示が出力されたとき、前記タイミング制御信号発生回
路は、前記ゲートドライバに対して画像非表示部Bの期
間に走査選択電圧の出力を停止する信号を出力し、前記
対向電圧を交流電圧で供給するものにあっては、前記タ
イミング制御信号発生回路は、前記対向電圧発生回路に
対して前記切換指示から一定期間遅延させた後に前記対
向電圧の交流成分を停止する信号を出力し、前記画像表
示信号制御回路は前記ソースドライバに対し、画像信号
電圧として画像非表示部Bの期間の一部ではグランド電
位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力するよう制御
し、それ以外の画像非表示期間では前記ソースドライバ
の出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化したこ
とを特徴とするものである。
【0029】本願の請求項2の発明は、請求項1の液晶
表示パネルの駆動装置において、前記タイミング制御信
号発生回路及び前記画像表示信号制御回路は、全画面表
示から部分表示への切換制御を水平同期期間単位(1
H)で行うことを特徴とするものである。
表示パネルの駆動装置において、前記タイミング制御信
号発生回路及び前記画像表示信号制御回路は、全画面表
示から部分表示への切換制御を水平同期期間単位(1
H)で行うことを特徴とするものである。
【0030】本願の請求項3の発明は、請求項2の液晶
表示パネルの駆動装置において、対向電圧が一水平同期
期間(H)毎に極性反転する対向反転型駆動にあって
は、画像非表示部Bの開始点を制御起点とする場合、前
記ソースドライバがグランド電位を含む零電位近傍の非
交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑制してハイ
インピ−ダンス化するまでの遅延期間をαHとし、対向
電圧の交流電圧成分を停止するまでの遅延期間をβHと
するとき、β<αに設定したことを特徴とするものであ
る。
表示パネルの駆動装置において、対向電圧が一水平同期
期間(H)毎に極性反転する対向反転型駆動にあって
は、画像非表示部Bの開始点を制御起点とする場合、前
記ソースドライバがグランド電位を含む零電位近傍の非
交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑制してハイ
インピ−ダンス化するまでの遅延期間をαHとし、対向
電圧の交流電圧成分を停止するまでの遅延期間をβHと
するとき、β<αに設定したことを特徴とするものであ
る。
【0031】本願の請求項4の発明は、請求項3の液晶
表示パネルの駆動装置において、前記部分表示が、表示
画面の上端部のみ、中間部のみ、下端部のみの何れかの
場合はβ≧0とし、前記部分表示が表示画面の上端部と
下端部の両方の場合は、β≧1とすることを特徴とする
ものである。
表示パネルの駆動装置において、前記部分表示が、表示
画面の上端部のみ、中間部のみ、下端部のみの何れかの
場合はβ≧0とし、前記部分表示が表示画面の上端部と
下端部の両方の場合は、β≧1とすることを特徴とする
ものである。
【0032】本願の請求項5の発明は、請求項2の液晶
表示パネルの駆動装置において、対向電圧が一水平同期
期間(H)毎に極性反転する対向反転型駆動にあって
は、画像非表示部Bの開始点を制御起点とする場合、前
記ソースドライバがグランド電位を含む零電位近傍の非
交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑制してハイ
インピ−ダンス化するまでの遅延期間をαHとし、対向
電圧の交流電圧成分を停止するまでの遅延期間をβHと
するとき、β≦αに設定したことを特徴とするものであ
る。
表示パネルの駆動装置において、対向電圧が一水平同期
期間(H)毎に極性反転する対向反転型駆動にあって
は、画像非表示部Bの開始点を制御起点とする場合、前
記ソースドライバがグランド電位を含む零電位近傍の非
交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑制してハイ
インピ−ダンス化するまでの遅延期間をαHとし、対向
電圧の交流電圧成分を停止するまでの遅延期間をβHと
するとき、β≦αに設定したことを特徴とするものであ
る。
【0033】本願の請求項6の発明は、請求項3の液晶
表示パネルの駆動装置において、前記部分表示が、表示
画面の上端部のみ、中間部のみ、及び下端部のみのうち
の何れかの場合はα≧1、β≧0とし、前記部分表示
が、表示画面の上端部と下端部の両方の場合はα≧1、
β≧1とすることを特徴とするものである。
表示パネルの駆動装置において、前記部分表示が、表示
画面の上端部のみ、中間部のみ、及び下端部のみのうち
の何れかの場合はα≧1、β≧0とし、前記部分表示
が、表示画面の上端部と下端部の両方の場合はα≧1、
β≧1とすることを特徴とするものである。
【0034】本願の請求項7の発明は、請求項2の液晶
表示パネルの駆動装置において、対向電圧が一水平同期
期間(H)毎に極性反転する対向反転型駆動にあって
は、画像非表示部Bの開始点を制御起点とする場合、前
記ソースドライバがグランド電位を含む零電位近傍の非
交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑制してハイ
インピ−ダンス化するまでの遅延期間をαH(α≧1)
とし、対向電圧の交流電圧成分を停止するまでの遅延期
間をβH(β≧0)とするとき、β≠αに設定したこと
を特徴とするものである。
表示パネルの駆動装置において、対向電圧が一水平同期
期間(H)毎に極性反転する対向反転型駆動にあって
は、画像非表示部Bの開始点を制御起点とする場合、前
記ソースドライバがグランド電位を含む零電位近傍の非
交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑制してハイ
インピ−ダンス化するまでの遅延期間をαH(α≧1)
とし、対向電圧の交流電圧成分を停止するまでの遅延期
間をβH(β≧0)とするとき、β≠αに設定したこと
を特徴とするものである。
【0035】本願の請求項8の発明は、請求項2の液晶
表示パネルの駆動装置において、対向電圧が常時直流電
圧の対向一定型駆動にあっては、画像非表示部Bの開始
点を制御起点とする場合、前記ソースドライバがグラン
ド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力した後、
出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化するまで
の遅延期間をαHとするとき、α≧1に設定したことを
特徴とするものである。
表示パネルの駆動装置において、対向電圧が常時直流電
圧の対向一定型駆動にあっては、画像非表示部Bの開始
点を制御起点とする場合、前記ソースドライバがグラン
ド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力した後、
出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化するまで
の遅延期間をαHとするとき、α≧1に設定したことを
特徴とするものである。
【0036】本願の請求項9の発明は、画像信号電極及
び走査信号電極からなるマトリックス状の電極、前記画
像信号電極に画像信号電圧を供給すると共に出力電流能
力制御機能を有するソースドライバ、前記走査信号電極
に走査選択電圧を供給するゲートドライバ、前記画像信
号電圧及び前記走査選択電圧で制御される各マトリック
ス電極の領域内に設けられ、薄膜トランジスタと液晶表
示素子と蓄積容量とを含む画像表示素子群、前記液晶表
示素子の一方に共通接続された対向電極を有する液晶表
示パネルと、前記液晶表示パネルのソーストライバに画
像表示信号を与える画像表示信号制御回路と、前記液晶
表示パネルのソースドライバ及びゲートドライバに対し
駆動タイミング信号を与えるタイミング制御信号発生回
路と、前記液晶表示パネルの対向電極に対向電圧を供給
する対向電圧発生回路と、を具備する液晶表示パネルの
駆動装置であって、前記液晶表示パネルの垂直走査方向
に対し画像表示部Aの期間と画像非表示部Bの期間に多
分割した部分表示制御を行うに際し、全画面表示から部
分表示への切換指示が出力されたとき、前記タイミング
制御信号発生回路は、前記ゲートドライバに対して画像
非表示部Bの期間に走査選択電圧の出力を停止する信号
を出力し、前記対向電圧を交流電圧で供給するものにあ
っては、前記タイミング制御信号発生回路は、前記対向
電圧発生回路に対して前記切換指示から一定期間遅延さ
せた後に前記対向電圧の交流成分を停止する信号を出力
し、前記画像表示信号制御回路は前記ソースドライバに
対し、画像信号電圧として画像非表示部Bの期間の一部
ではグランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出
力するよう制御し、それ以外の画像非表示期間では前記
ソースドライバの出力電流能力を抑制してハイインピ−
ダンス化したことを特徴とするものである。
び走査信号電極からなるマトリックス状の電極、前記画
像信号電極に画像信号電圧を供給すると共に出力電流能
力制御機能を有するソースドライバ、前記走査信号電極
に走査選択電圧を供給するゲートドライバ、前記画像信
号電圧及び前記走査選択電圧で制御される各マトリック
ス電極の領域内に設けられ、薄膜トランジスタと液晶表
示素子と蓄積容量とを含む画像表示素子群、前記液晶表
示素子の一方に共通接続された対向電極を有する液晶表
示パネルと、前記液晶表示パネルのソーストライバに画
像表示信号を与える画像表示信号制御回路と、前記液晶
表示パネルのソースドライバ及びゲートドライバに対し
駆動タイミング信号を与えるタイミング制御信号発生回
路と、前記液晶表示パネルの対向電極に対向電圧を供給
する対向電圧発生回路と、を具備する液晶表示パネルの
駆動装置であって、前記液晶表示パネルの垂直走査方向
に対し画像表示部Aの期間と画像非表示部Bの期間に多
分割した部分表示制御を行うに際し、全画面表示から部
分表示への切換指示が出力されたとき、前記タイミング
制御信号発生回路は、前記ゲートドライバに対して画像
非表示部Bの期間に走査選択電圧の出力を停止する信号
を出力し、前記対向電圧を交流電圧で供給するものにあ
っては、前記タイミング制御信号発生回路は、前記対向
電圧発生回路に対して前記切換指示から一定期間遅延さ
せた後に前記対向電圧の交流成分を停止する信号を出力
し、前記画像表示信号制御回路は前記ソースドライバに
対し、画像信号電圧として画像非表示部Bの期間の一部
ではグランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出
力するよう制御し、それ以外の画像非表示期間では前記
ソースドライバの出力電流能力を抑制してハイインピ−
ダンス化したことを特徴とするものである。
【0037】本願の請求項10の発明は、請求項9の液
晶表示パネルの駆動装置において、前記タイミング制御
信号発生回路及び前記画像表示信号制御回路は、全画面
表示から部分表示への切換制御を水平同期期間単位(1
H)で行うことを特徴とするものである。
晶表示パネルの駆動装置において、前記タイミング制御
信号発生回路及び前記画像表示信号制御回路は、全画面
表示から部分表示への切換制御を水平同期期間単位(1
H)で行うことを特徴とするものである。
【0038】本願の請求項11の発明は、請求項10の
液晶表示パネルの駆動装置において、対向電圧が一水平
同期期間(H)毎に極性反転する対向反転型駆動にあっ
ては、画像非表示部Bの開始点を制御起点とする場合、
前記ソースドライバがグランド電位を含む零電位近傍の
非交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑制してハ
イインピ−ダンス化するまでの遅延期間をαH(α≧
1)とし、対向電圧の交流電圧成分を停止するまでの遅
延期間をβH(β≧0)とするとき、β≠αに設定した
ことを特徴とするものである。
液晶表示パネルの駆動装置において、対向電圧が一水平
同期期間(H)毎に極性反転する対向反転型駆動にあっ
ては、画像非表示部Bの開始点を制御起点とする場合、
前記ソースドライバがグランド電位を含む零電位近傍の
非交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑制してハ
イインピ−ダンス化するまでの遅延期間をαH(α≧
1)とし、対向電圧の交流電圧成分を停止するまでの遅
延期間をβH(β≧0)とするとき、β≠αに設定した
ことを特徴とするものである。
【0039】本願の請求項12の発明は、請求項10の
液晶表示パネルの駆動装置において、対向電圧が常時直
流電圧の対向一定型駆動にあっては、画像非表示部Bの
開始点を制御起点とする場合、前記ソースドライバがグ
ランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力した
後、出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化する
までの遅延期間をαHとするとき、α≧1に設定したこ
とを特徴とするものである。
液晶表示パネルの駆動装置において、対向電圧が常時直
流電圧の対向一定型駆動にあっては、画像非表示部Bの
開始点を制御起点とする場合、前記ソースドライバがグ
ランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力した
後、出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化する
までの遅延期間をαHとするとき、α≧1に設定したこ
とを特徴とするものである。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態における液晶
表示パネルの駆動装置について、図面を参照しつつ説明
する。図1は本実施の形態における液晶表示パネルの駆
動装置の構成を示すブロック図である。また図2及び図
3は、本発明の実施の形態における液晶表示パネルの駆
動装置の動作原理を示すタイムチャートである。特に図
3は図2の矢印部分を拡大したもので、対向反転型駆動
法におけるすじむら抑制のための非表示期間の主な制御
信号のタイミングを示すものである。図9に示す従来例
との相違は、表示部Aの部分表示モード時の表示期間の
から、表示部Bの非表示部期間のへの切り替わり時に、
ソースドライバ9の出力として、グランド電位を含む零
電位近傍の非交流化電圧の供給制御を行ったことであ
る。
表示パネルの駆動装置について、図面を参照しつつ説明
する。図1は本実施の形態における液晶表示パネルの駆
動装置の構成を示すブロック図である。また図2及び図
3は、本発明の実施の形態における液晶表示パネルの駆
動装置の動作原理を示すタイムチャートである。特に図
3は図2の矢印部分を拡大したもので、対向反転型駆動
法におけるすじむら抑制のための非表示期間の主な制御
信号のタイミングを示すものである。図9に示す従来例
との相違は、表示部Aの部分表示モード時の表示期間の
から、表示部Bの非表示部期間のへの切り替わり時に、
ソースドライバ9の出力として、グランド電位を含む零
電位近傍の非交流化電圧の供給制御を行ったことであ
る。
【0041】この方法に実現するためのソースドライバ
9に与える信号として、画像表示信号VSa、水平スタ
ート信号STHa、水平ロード信号LDa、パワーセー
ブ制御信号PSCaが図2及び図3に示されている。ま
た対向電極8への供給電圧に関する制御信号としての対
向電圧制御信号VCCaと、対向電圧VCOMaとが新
たな仕様で出力される。
9に与える信号として、画像表示信号VSa、水平スタ
ート信号STHa、水平ロード信号LDa、パワーセー
ブ制御信号PSCaが図2及び図3に示されている。ま
た対向電極8への供給電圧に関する制御信号としての対
向電圧制御信号VCCaと、対向電圧VCOMaとが新
たな仕様で出力される。
【0042】図1に示す液晶表示パネルの駆動装置にお
いて、液晶表示パネル5に直接接続される回路として、
画像表示信号制御回路11A、タイミング制御信号発生
回路12A、電圧変換回路15、対向電圧発生回路18
Aが設けられている。また従来例と同様に、電源スイッ
チ回路16、表示モード切換スイッチ回路17、部分表
示制御回路19が設けられている。各ブロックの接続関
係は図6に示すものと同一であり、全画面表示動作に関
わる部分の機能については説明を省略する。
いて、液晶表示パネル5に直接接続される回路として、
画像表示信号制御回路11A、タイミング制御信号発生
回路12A、電圧変換回路15、対向電圧発生回路18
Aが設けられている。また従来例と同様に、電源スイッ
チ回路16、表示モード切換スイッチ回路17、部分表
示制御回路19が設けられている。各ブロックの接続関
係は図6に示すものと同一であり、全画面表示動作に関
わる部分の機能については説明を省略する。
【0043】部分表示モードに入ると、部分表示制御回
路19から図2に示すような表示切換制御信号VMCが
出力され、画像表示信号制御回路11Aとタイミング制
御信号発生回路12Aに供給される。そして画像表示信
号制御回路11Aからは液晶パネル5のソースドライバ
9に対して画像表示信号VSaが供給される。また、タ
イミング制御信号発生回路12Aからは液晶パネル5の
ソースドライバ9に対してパワーセーブ制御信号PSC
a、水平スタート信号STHa、水平ロード信号LDa
が供給されると共に、対向電圧発生回路18Aに対して
対向電圧制御信号VCCaが供給される。そして対向電
圧発生回路18Aからは液晶パネル5の対向電極8への
駆動電圧として対向電圧VCOMaが供給される。
路19から図2に示すような表示切換制御信号VMCが
出力され、画像表示信号制御回路11Aとタイミング制
御信号発生回路12Aに供給される。そして画像表示信
号制御回路11Aからは液晶パネル5のソースドライバ
9に対して画像表示信号VSaが供給される。また、タ
イミング制御信号発生回路12Aからは液晶パネル5の
ソースドライバ9に対してパワーセーブ制御信号PSC
a、水平スタート信号STHa、水平ロード信号LDa
が供給されると共に、対向電圧発生回路18Aに対して
対向電圧制御信号VCCaが供給される。そして対向電
圧発生回路18Aからは液晶パネル5の対向電極8への
駆動電圧として対向電圧VCOMaが供給される。
【0044】図2の概略タイミングチャートは図9に示
すものとほぼ同様である。図3は部分表示モードに入っ
た際の部分表示期間(表示部A)と非表示期間(表示部
B)の境界近傍の主な制御信号についてタイムチャート
を示す。即ち水平同期信号HDの周期(1H)における
詳細なタイミング状態を示し、ここでのタイミングは本
実施の形態の駆動方法の根幹となるものである。以下で
は図3を中心に説明する。
すものとほぼ同様である。図3は部分表示モードに入っ
た際の部分表示期間(表示部A)と非表示期間(表示部
B)の境界近傍の主な制御信号についてタイムチャート
を示す。即ち水平同期信号HDの周期(1H)における
詳細なタイミング状態を示し、ここでのタイミングは本
実施の形態の駆動方法の根幹となるものである。以下で
は図3を中心に説明する。
【0045】部分表示モード時のすじむら抑制を行うた
め非表示期間の表示部Bでの駆動に関して、主にソース
ドライバ9に関与する信号として画像表示信号VSa、
パワーセイブ制御信号PSCa、水平スタート信号ST
Ha、水平ロード信号LDaを出力する。またゲートド
ライバ10に関与する信号としてゲート選択停止信号G
SCを出力し、対向電圧発生回路18Aに関与する信号
として対向電圧制御信号VCCaによる対向電圧VCO
Maを出力する。そして非表示期間の開始時において、
ゲートドライバ10のゲート選択停止信号GSCが停止
状態になったとき、画像信号電極6に対してグランド電
位を含む零電位近傍の非交流化電圧を供給する。ここで
パワーセイブ制御信号PSCa及び対向電圧VCOMa
の動作開始点を遅延させることで、表示部Aでの横すじ
と、非表示の表示部Bでの縦すじの両方に関して抑制効
果が得られることが分かった。
め非表示期間の表示部Bでの駆動に関して、主にソース
ドライバ9に関与する信号として画像表示信号VSa、
パワーセイブ制御信号PSCa、水平スタート信号ST
Ha、水平ロード信号LDaを出力する。またゲートド
ライバ10に関与する信号としてゲート選択停止信号G
SCを出力し、対向電圧発生回路18Aに関与する信号
として対向電圧制御信号VCCaによる対向電圧VCO
Maを出力する。そして非表示期間の開始時において、
ゲートドライバ10のゲート選択停止信号GSCが停止
状態になったとき、画像信号電極6に対してグランド電
位を含む零電位近傍の非交流化電圧を供給する。ここで
パワーセイブ制御信号PSCa及び対向電圧VCOMa
の動作開始点を遅延させることで、表示部Aでの横すじ
と、非表示の表示部Bでの縦すじの両方に関して抑制効
果が得られることが分かった。
【0046】ソースドライバ9の出力構成として、画像
表示信号VSaの取り込みを水平スタート信号STHa
で開始し、画像信号電極線6への出力を一水平同期期間
(1H)ホールドした後に、水平ロード信号LDaによ
り出力させるという所謂サンプルホールド型を用いるも
のとする。画像表示用の走査信号電極線7(X1〜X
n)の走査ラインについて、部分表示を行う表示部Aの
走査ライン域を1ライン〜kラインとし、非表示となる
表示部Bの走査ライン域をk+1ライン〜nラインとす
る。この場合、画像表示信号VSaに関して、−1ライ
ン〜k−1ライン間は部分表示信号VS1とし、kライ
ンは出力電圧がグランド電位を含む零電位近傍の非交流
化出力電圧となる表示信号VS3(ここではLレベルで
示す)とする。そして、k+1ライン〜n―1ライン間
は、任意の非表示部表示信号VS2又は前記のVS3と
する。
表示信号VSaの取り込みを水平スタート信号STHa
で開始し、画像信号電極線6への出力を一水平同期期間
(1H)ホールドした後に、水平ロード信号LDaによ
り出力させるという所謂サンプルホールド型を用いるも
のとする。画像表示用の走査信号電極線7(X1〜X
n)の走査ラインについて、部分表示を行う表示部Aの
走査ライン域を1ライン〜kラインとし、非表示となる
表示部Bの走査ライン域をk+1ライン〜nラインとす
る。この場合、画像表示信号VSaに関して、−1ライ
ン〜k−1ライン間は部分表示信号VS1とし、kライ
ンは出力電圧がグランド電位を含む零電位近傍の非交流
化出力電圧となる表示信号VS3(ここではLレベルで
示す)とする。そして、k+1ライン〜n―1ライン間
は、任意の非表示部表示信号VS2又は前記のVS3と
する。
【0047】また、これらの画像表示信号VSaの取り
込み、及び出力制御を行う水平スタート信号STHa
は、走査ラインの−1ライン〜k−1ラインまで供給さ
れ、水平ロード信号LDaは走査ラインの1ライン〜k
ラインまで供給される。ソースドライバ9の出力のハイ
インピーダンス化制御を行うパワーセーブ制御信号PS
Caは、走査ラインの1ライン〜k+2ラインまで停止
状態(Lレベル)となり、k+3ライン〜nラインまで
ハイインピーダンス化制御(Hレベル)に入る。こうし
てハイインピーダンス化制御の開始時刻を、非表示期間
の開始から2Hのα遅延期間に設定する
込み、及び出力制御を行う水平スタート信号STHa
は、走査ラインの−1ライン〜k−1ラインまで供給さ
れ、水平ロード信号LDaは走査ラインの1ライン〜k
ラインまで供給される。ソースドライバ9の出力のハイ
インピーダンス化制御を行うパワーセーブ制御信号PS
Caは、走査ラインの1ライン〜k+2ラインまで停止
状態(Lレベル)となり、k+3ライン〜nラインまで
ハイインピーダンス化制御(Hレベル)に入る。こうし
てハイインピーダンス化制御の開始時刻を、非表示期間
の開始から2Hのα遅延期間に設定する
【0048】図3に示すように、表示部Aの部分表示期
間、即ち走査ラインの1ライン〜kラインでは、例えば
水平スタート信号STHaによりk−2ラインでは部分
表示信号VS1のが取り込まれ、k−1ラインでは部
分表示信号VS1のが取り込まれる。そしてほぼ1H
後の水平ロード信号LDaによりk−1ラインには部分
表示信号VS1のがソースドライバ9から出力され、
kラインには部分表示信号VS1のがソースドライバ
9から出力される。この間パワーセーブ制御信号PSC
a、ゲート選択停止信号GSCは無効状態のLレベルに
保持されている。また対向電圧VCOMaは有効状態の
1H反転電圧となっている。こうして1ライン〜kライ
ンまでの表示部Aに部分表示がなされる。
間、即ち走査ラインの1ライン〜kラインでは、例えば
水平スタート信号STHaによりk−2ラインでは部分
表示信号VS1のが取り込まれ、k−1ラインでは部
分表示信号VS1のが取り込まれる。そしてほぼ1H
後の水平ロード信号LDaによりk−1ラインには部分
表示信号VS1のがソースドライバ9から出力され、
kラインには部分表示信号VS1のがソースドライバ
9から出力される。この間パワーセーブ制御信号PSC
a、ゲート選択停止信号GSCは無効状態のLレベルに
保持されている。また対向電圧VCOMaは有効状態の
1H反転電圧となっている。こうして1ライン〜kライ
ンまでの表示部Aに部分表示がなされる。
【0049】次に表示部Bの非表示期間、即ち走査ライ
ンのk+1ライン〜nラインでは、先ずkラインの際に
画像表示信号VS3のが水平スタート信号STHaで
取り込まれ、このときパワーセーブ制御信号PSCaは
k+3ライン以降で制御されるので、k+1ライン〜k
+2ラインまでの2H期間は、k+1ラインの水平ロー
ド信号LDaにて非交流化されたグランド電位を含む零
電位近傍の電位が出力され、画像信号電極6に書き込ま
れる。尚、k+1ライン以降はゲート選択停止信号GS
Cが停止状態に入っているので、この電位はTFT2が
オフのため、液晶表示素子3には充電されない。
ンのk+1ライン〜nラインでは、先ずkラインの際に
画像表示信号VS3のが水平スタート信号STHaで
取り込まれ、このときパワーセーブ制御信号PSCaは
k+3ライン以降で制御されるので、k+1ライン〜k
+2ラインまでの2H期間は、k+1ラインの水平ロー
ド信号LDaにて非交流化されたグランド電位を含む零
電位近傍の電位が出力され、画像信号電極6に書き込ま
れる。尚、k+1ライン以降はゲート選択停止信号GS
Cが停止状態に入っているので、この電位はTFT2が
オフのため、液晶表示素子3には充電されない。
【0050】また対向電圧VCOMaはk+1ラインま
で供給されたのち、その交流分は対向電圧制御信号VC
Caにより停止させられ、k+2ライン以降は対向電圧
VCOMaのセンターバイアス直流電圧のみとなる。k
+1ラインへ書き込み電位に関して、通常の画像表示部
と同様なフレーム毎に反転する交流化信号の場合、特に
部分表示期間の表示部Aの横すじ抑制の効果は殆どな
い。このことから、非交流化電圧により非表示期間の画
像信号電極6の電位が交流変化のない一定値になるの
で、表示部Aに対して電位の変動が起こらなくなる結
果、横すじが抑制されるものと考えられる。
で供給されたのち、その交流分は対向電圧制御信号VC
Caにより停止させられ、k+2ライン以降は対向電圧
VCOMaのセンターバイアス直流電圧のみとなる。k
+1ラインへ書き込み電位に関して、通常の画像表示部
と同様なフレーム毎に反転する交流化信号の場合、特に
部分表示期間の表示部Aの横すじ抑制の効果は殆どな
い。このことから、非交流化電圧により非表示期間の画
像信号電極6の電位が交流変化のない一定値になるの
で、表示部Aに対して電位の変動が起こらなくなる結
果、横すじが抑制されるものと考えられる。
【0051】また、非交流化での供給電圧値について
は、横すじ抑制効果に対しては特に影響しないが、非表
示期間の表示部Bにおける縦すじに対しては電位が高い
ほど抑制効果は悪くなり、結果としてはグランド電位が
最適であることが分かった。
は、横すじ抑制効果に対しては特に影響しないが、非表
示期間の表示部Bにおける縦すじに対しては電位が高い
ほど抑制効果は悪くなり、結果としてはグランド電位が
最適であることが分かった。
【0052】更に、部分表示を行う表示位置に対しての
すじむら抑制効果は、パワーセーブ制御信号PSCaの
α遅延期間、及び対向電圧VCOMaのβ遅延期間で微
妙な差が生じる。図4は部分表示の表示位置を示す説明
図である。<1> は上端部表示、<2> は中間部表示、<3>
は下端部表示、<4> は上下端部表示を示す。このような
4つのケースに関して、パワーセーブ制御信号PSCa
のα遅延期間及び対向電圧VCOMaのβ遅延期間と、
縦すじ及び横すじの抑制効果のレベルを比較したものを
図5に示す。
すじむら抑制効果は、パワーセーブ制御信号PSCaの
α遅延期間、及び対向電圧VCOMaのβ遅延期間で微
妙な差が生じる。図4は部分表示の表示位置を示す説明
図である。<1> は上端部表示、<2> は中間部表示、<3>
は下端部表示、<4> は上下端部表示を示す。このような
4つのケースに関して、パワーセーブ制御信号PSCa
のα遅延期間及び対向電圧VCOMaのβ遅延期間と、
縦すじ及び横すじの抑制効果のレベルを比較したものを
図5に示す。
【0053】ここではパワーセーブ制御信号PSCaの
α遅延期間を1Hから3Hまで変化させ、対向電圧VC
OMaのβ遅延期間を0Hから5Hまで変化させた場合
を示してある。前述したようにパワーセーブ制御信号P
SCaのα遅延期間及び対向電圧VCOMaのβ遅延期
間は、部分表示後の非表示期間に制御されるので、<4>
上下端部表示の場合は、上端部及び下端部の部分表示後
の両方において制御される。当然のことながら、<3> 下
端部表示と<4> 上下端部表示の下端部表示部に関する遅
延制御は、液晶表示パネル5の有効表示領域外の垂直同
期期間を含む期間内で行われる。図5において、○印の
条件ですじ抑制の効果が得られる。
α遅延期間を1Hから3Hまで変化させ、対向電圧VC
OMaのβ遅延期間を0Hから5Hまで変化させた場合
を示してある。前述したようにパワーセーブ制御信号P
SCaのα遅延期間及び対向電圧VCOMaのβ遅延期
間は、部分表示後の非表示期間に制御されるので、<4>
上下端部表示の場合は、上端部及び下端部の部分表示後
の両方において制御される。当然のことながら、<3> 下
端部表示と<4> 上下端部表示の下端部表示部に関する遅
延制御は、液晶表示パネル5の有効表示領域外の垂直同
期期間を含む期間内で行われる。図5において、○印の
条件ですじ抑制の効果が得られる。
【0054】この結果からすじむら抑制の最適条件を求
めると、 (1) 縦すじ抑制条件では、 上端部/中間部/下端部表示時:α≧β (α≧1H,
β≧0H) 上下端部表示時:α>β (α≧1H,β≧1H)、 (2) 横すじ抑制条件では、 上端部/中間部/下端部/上下端部表示時:α≠β
(α≧1H,β≧0H) (3) 縦すじ/横すじ抑制条件では、 上端部/中間部/下端部表示時:α>β (α≧1H,
β≧0H) 上下端部表示時:α>β (α≧2H,β≧1H)とな
る。 低消費電力化のためにはできるだけ小さい値の遅延量が
望ましく、例えば(3)縦すじ/横すじ抑制では、α=2
H,β=1Hが最適条件といえる。
めると、 (1) 縦すじ抑制条件では、 上端部/中間部/下端部表示時:α≧β (α≧1H,
β≧0H) 上下端部表示時:α>β (α≧1H,β≧1H)、 (2) 横すじ抑制条件では、 上端部/中間部/下端部/上下端部表示時:α≠β
(α≧1H,β≧0H) (3) 縦すじ/横すじ抑制条件では、 上端部/中間部/下端部表示時:α>β (α≧1H,
β≧0H) 上下端部表示時:α>β (α≧2H,β≧1H)とな
る。 低消費電力化のためにはできるだけ小さい値の遅延量が
望ましく、例えば(3)縦すじ/横すじ抑制では、α=2
H,β=1Hが最適条件といえる。
【0055】尚、本実施の形態では、対向電圧として一
水平同期期間毎に反転する対向反転型の場合を記した
が、常時、直流電圧を供給する対向一定型の場合であっ
ても有効であることはいうまでもない。基本的にはパワ
ーセーブ制御信号PSCaのα遅延期間のみが対象にな
り、α≧1Hであれば部分表示の表示位置と無関係にす
じむらを抑制することができた。このときは対向電圧制
御信号VCCaによる対向電圧停止機能は不要になるの
で、制御の対象にはならない
水平同期期間毎に反転する対向反転型の場合を記した
が、常時、直流電圧を供給する対向一定型の場合であっ
ても有効であることはいうまでもない。基本的にはパワ
ーセーブ制御信号PSCaのα遅延期間のみが対象にな
り、α≧1Hであれば部分表示の表示位置と無関係にす
じむらを抑制することができた。このときは対向電圧制
御信号VCCaによる対向電圧停止機能は不要になるの
で、制御の対象にはならない
【0056】また本実施の形態では、パワーセーブ制御
信号PSCaのα遅延期間、及び対向電圧制御信号VC
Ca(対向電圧VCOMa)のβ遅延期間の開始点を、
非表示期間の最初を起点にして説明したが、基本的には
非表示期間内で少なくともα遅延期間とβ遅延期間の最
適条件を満足するのであれば、起点は任意である。ま
た、本実施の形態では、表示領域における部分表示部を
図4のような上端部、中間部、下端部の1箇所又は上下
端部の2箇所の例を示したが、これ以上の複数表示部で
あっても本発明の効果は有効であることはいうまでもな
い。
信号PSCaのα遅延期間、及び対向電圧制御信号VC
Ca(対向電圧VCOMa)のβ遅延期間の開始点を、
非表示期間の最初を起点にして説明したが、基本的には
非表示期間内で少なくともα遅延期間とβ遅延期間の最
適条件を満足するのであれば、起点は任意である。ま
た、本実施の形態では、表示領域における部分表示部を
図4のような上端部、中間部、下端部の1箇所又は上下
端部の2箇所の例を示したが、これ以上の複数表示部で
あっても本発明の効果は有効であることはいうまでもな
い。
【0057】ところで、前述の実施の形態では、液晶表
示パネルの有効表示画面内に関する分割画面の非表示化
における例で説明した。全画面表示でも低電力化のため
に有効表示期間で表示のソースドライバの書き込み動作
停止、ゲートドライバのゲート選択走査信号電圧の停
止、対向電圧振幅の停止を行うと、レベルとしては極め
て少ないが、前述した部分表示時と同様な横すじ発生が
起きることを確認している。
示パネルの有効表示画面内に関する分割画面の非表示化
における例で説明した。全画面表示でも低電力化のため
に有効表示期間で表示のソースドライバの書き込み動作
停止、ゲートドライバのゲート選択走査信号電圧の停
止、対向電圧振幅の停止を行うと、レベルとしては極め
て少ないが、前述した部分表示時と同様な横すじ発生が
起きることを確認している。
【0058】本発明は、このような全画面表示状態にお
いても、パワーセーブ制御信号PSCaのα遅延期間及
び対向電圧制御信号VCCa(対向電圧VCOMa)の
β遅延期間の遅延制御を、有効表示期間外の垂直同期期
間を含む期間において部分表示時の<1> 上端部表示と同
じ条件で行うことで、横すじによる表示品位の低下を回
避することもできる。この場合、図1での部分表示制御
回路19の制御信号VMCによる制御と関係なく、画像
表示信号制御回路11Aとタイミング制御信号発生回路
12Aにて、予め制御に必要な画像表示信号VSa、水
平スタート信号STHa、水平ロード信号LDa、パワ
ーセープ制御信号PSCa、対向電圧制御信号VCCa
を設定しておくようにすればよい。
いても、パワーセーブ制御信号PSCaのα遅延期間及
び対向電圧制御信号VCCa(対向電圧VCOMa)の
β遅延期間の遅延制御を、有効表示期間外の垂直同期期
間を含む期間において部分表示時の<1> 上端部表示と同
じ条件で行うことで、横すじによる表示品位の低下を回
避することもできる。この場合、図1での部分表示制御
回路19の制御信号VMCによる制御と関係なく、画像
表示信号制御回路11Aとタイミング制御信号発生回路
12Aにて、予め制御に必要な画像表示信号VSa、水
平スタート信号STHa、水平ロード信号LDa、パワ
ーセープ制御信号PSCa、対向電圧制御信号VCCa
を設定しておくようにすればよい。
【0059】
【発明の効果】本発明の液晶表示パネルの駆動装置によ
れば、画面分割して表示モードを切換えた際、部分表示
部に発生する横すじむらと、非表示部に発生する縦すじ
むらとに対し、非表示期間にゲートドライバの走査選択
停止状態のもとでソースドライバからグランド電位を含
む零電位近傍の非交流化電圧を供給し、それ以外の非表
示期間は出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化
させる。そして対向電圧の交流成分の停止タイミングを
遅延させることで、すじむらを抑制して表示品位の向上
と液晶パネルの消費電力削減の両立を図ることができ
る。
れば、画面分割して表示モードを切換えた際、部分表示
部に発生する横すじむらと、非表示部に発生する縦すじ
むらとに対し、非表示期間にゲートドライバの走査選択
停止状態のもとでソースドライバからグランド電位を含
む零電位近傍の非交流化電圧を供給し、それ以外の非表
示期間は出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化
させる。そして対向電圧の交流成分の停止タイミングを
遅延させることで、すじむらを抑制して表示品位の向上
と液晶パネルの消費電力削減の両立を図ることができ
る。
【図1】本発明の実施の形態でのアクティブ型液晶表示
パネルの駆動装置のブロック図
パネルの駆動装置のブロック図
【図2】本発明の実施の形態での表示モード切換時のす
じむら抑制制御に関する液晶表示装置の動作を示すタイ
ミングチャート(その1)
じむら抑制制御に関する液晶表示装置の動作を示すタイ
ミングチャート(その1)
【図3】本発明の実施の形態での表示モード切換時のす
じむら抑制制御に関する液晶表示装置の動作を示すタイ
ミングチャート(その2)
じむら抑制制御に関する液晶表示装置の動作を示すタイ
ミングチャート(その2)
【図4】本発明のすじむら抑制に関する部分表示の表示
位置を示す説明図
位置を示す説明図
【図5】本発明のすじむら抑制に関する部分表示の表示
位置と縦すじ及び横すじの品位との関係を示す比較例
位置と縦すじ及び横すじの品位との関係を示す比較例
【図6】一般的なアモルファスTFTによるアクティブ
型液晶表示パネルの構成図
型液晶表示パネルの構成図
【図7】液晶表示パネルの2画面分割表示の構成図
【図8】従来のアクティブ型液晶表示パネルの駆動装置
における部分表示機能を有する場合のブロック図
における部分表示機能を有する場合のブロック図
【図9】従来の液晶表示パネルの駆動装置に関する部分
表示における主な制御信号のタイミングチャート
表示における主な制御信号のタイミングチャート
【図10】液晶表示パネルの2画面分割表示で部分表示
を行ったときに生じるすじむらの発生例
を行ったときに生じるすじむらの発生例
5 液晶表示パネル
11A 画像表示信号制御回路
12A タイミング制御信号発生回路
13 液晶表示用信号源
14 電源
15 電圧変換回路
16 電源スイッチ回路
17 切換スイッチ回路
18A 対向電圧発生回路
19 部分表示制御回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G09G 3/20 660 G09G 3/20 660Q
Fターム(参考) 2H093 NA34 NC03 NC16 NC34 ND09
ND34 ND39
5C006 AB05 AC24 AC25 AF36 BB16
BC03 BC11 FA22 GA02
5C080 AA10 BB05 DD05 EE26 EE32
FF11 JJ01 JJ02 JJ04 KK02
KK07 KK43
Claims (12)
- 【請求項1】 画像信号電極及び走査信号電極からなる
マトリックス状の電極、前記画像信号電極に画像信号電
圧を供給すると共に出力電流能力制御機能を有するソー
スドライバ、前記走査信号電極に走査選択電圧を供給す
るゲートドライバ、前記画像信号電圧及び前記走査選択
電圧で制御される各マトリックス電極の領域内に設けら
れ、薄膜トランジスタと液晶表示素子と蓄積容量とを含
む画像表示素子群、前記液晶表示素子の一方に共通接続
された対向電極を有する液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルのソーストライバに画像表示信号を
与える画像表示信号制御回路と、 前記液晶表示パネルのソースドライバ及びゲートドライ
バに対し駆動タイミング信号を与えるタイミング制御信
号発生回路と、 前記液晶表示パネルの対向電極に対向電圧を供給する対
向電圧発生回路と、 前記液晶表示パネルに画像の全画面表示及び部分表示を
行うための制御信号を前記タイミング信号発生回路に与
える部分表示制御回路と、 前記部分表示制御回路に表示モード信号を出力する表示
モード選択スイッチ回路と、を具備する液晶表示パネル
の駆動装置であって、 前記液晶表示パネルの垂直走査方向に対し画像表示部A
の期間と画像非表示部Bの期間に多分割した部分表示制
御を行うに際し、前記表示モード選択スイッチ回路によ
り全画面表示から部分表示への切換指示が出力されたと
き、 前記タイミング制御信号発生回路は、前記ゲートドライ
バに対して画像非表示部Bの期間に走査選択電圧の出力
を停止する信号を出力し、 前記対向電圧を交流電圧で供給するものにあっては、前
記タイミング制御信号発生回路は、前記対向電圧発生回
路に対して前記切換指示から一定期間遅延させた後に前
記対向電圧の交流成分を停止する信号を出力し、 前記画像表示信号制御回路は前記ソースドライバに対
し、画像信号電圧として画像非表示部Bの期間の一部で
はグランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力
するよう制御し、それ以外の画像非表示期間では前記ソ
ースドライバの出力電流能力を抑制してハイインピ−ダ
ンス化したことを特徴とする液晶表示パネルの駆動装
置。 - 【請求項2】 前記タイミング制御信号発生回路及び前
記画像表示信号制御回路は、全画面表示から部分表示へ
の切換制御を水平同期期間単位(1H)で行うことを特
徴とする請求項1記載の液晶表示パネルの駆動装置。 - 【請求項3】 対向電圧が一水平同期期間(H)毎に極
性反転する対向反転型駆動にあっては、画像非表示部B
の開始点を制御起点とする場合、前記ソースドライバが
グランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力し
た後、出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化す
るまでの遅延期間をαHとし、対向電圧の交流電圧成分
を停止するまでの遅延期間をβHとするとき、β<αに
設定したことを特徴とする請求項2記載の液晶表示パネ
ルの駆動装置。 - 【請求項4】 前記部分表示が、表示画面の上端部の
み、中間部のみ、下端部のみの何れかの場合はβ≧0と
し、 前記部分表示が表示画面の上端部と下端部の両方の場合
は、β≧1とすることを特徴とする請求項3記載の液晶
表示パネルの駆動装置。 - 【請求項5】 対向電圧が一水平同期期間(H)毎に極
性反転する対向反転型駆動にあっては、画像非表示部B
の開始点を制御起点とする場合、前記ソースドライバが
グランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力し
た後、出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化す
るまでの遅延期間をαHとし、対向電圧の交流電圧成分
を停止するまでの遅延期間をβHとするとき、β≦αに
設定したことを特徴とする請求項2記載の液晶表示パネ
ルの駆動装置。 - 【請求項6】 前記部分表示が、表示画面の上端部の
み、中間部のみ、及び下端部のみのうちの何れかの場合
はα≧1、β≧0とし、 前記部分表示が、表示画面の上端部と下端部の両方の場
合はα≧1、β≧1とすることを特徴とする請求項3記
載の液晶表示パネルの駆動装置。 - 【請求項7】 対向電圧が一水平同期期間(H)毎に極
性反転する対向反転型駆動にあっては、画像非表示部B
の開始点を制御起点とする場合、前記ソースドライバが
グランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力し
た後、出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化す
るまでの遅延期間をαH(α≧1)とし、対向電圧の交
流電圧成分を停止するまでの遅延期間をβH(β≧0)
とするとき、β≠αに設定したことを特徴とする請求項
2記載の液晶表示パネルの駆動装置。 - 【請求項8】 対向電圧が常時直流電圧の対向一定型駆
動にあっては、画像非表示部Bの開始点を制御起点とす
る場合、前記ソースドライバがグランド電位を含む零電
位近傍の非交流化電圧を出力した後、出力電流能力を抑
制してハイインピ−ダンス化するまでの遅延期間をαH
とするとき、α≧1に設定したことを特徴とする請求項
2記載の液晶表示パネルの駆動装置。 - 【請求項9】 画像信号電極及び走査信号電極からなる
マトリックス状の電極、前記画像信号電極に画像信号電
圧を供給すると共に出力電流能力制御機能を有するソー
スドライバ、前記走査信号電極に走査選択電圧を供給す
るゲートドライバ、前記画像信号電圧及び前記走査選択
電圧で制御される各マトリックス電極の領域内に設けら
れ、薄膜トランジスタと液晶表示素子と蓄積容量とを含
む画像表示素子群、前記液晶表示素子の一方に共通接続
された対向電極を有する液晶表示パネルと、 前記液晶表示パネルのソーストライバに画像表示信号を
与える画像表示信号制御回路と、 前記液晶表示パネルのソースドライバ及びゲートドライ
バに対し駆動タイミング信号を与えるタイミング制御信
号発生回路と、 前記液晶表示パネルの対向電極に対向電圧を供給する対
向電圧発生回路と、を具備する液晶表示パネルの駆動装
置であって、 前記液晶表示パネルの垂直走査方向に対し画像表示部A
の期間と画像非表示部Bの期間に多分割した部分表示制
御を行うに際し、全画面表示から部分表示への切換指示
が出力されたとき、 前記タイミング制御信号発生回路は、前記ゲートドライ
バに対して画像非表示部Bの期間に走査選択電圧の出力
を停止する信号を出力し、 前記対向電圧を交流電圧で供給するものにあっては、前
記タイミング制御信号発生回路は、前記対向電圧発生回
路に対して前記切換指示から一定期間遅延させた後に前
記対向電圧の交流成分を停止する信号を出力し、 前記画像表示信号制御回路は前記ソースドライバに対
し、画像信号電圧として画像非表示部Bの期間の一部で
はグランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力
するよう制御し、それ以外の画像非表示期間では前記ソ
ースドライバの出力電流能力を抑制してハイインピ−ダ
ンス化したことを特徴とする液晶表示パネルの駆動装
置。 - 【請求項10】 前記タイミング制御信号発生回路及び
前記画像表示信号制御回路は、全画面表示から部分表示
への切換制御を水平同期期間単位(1H)で行うことを
特徴とする請求項9記載の液晶表示パネルの駆動装置。 - 【請求項11】 対向電圧が一水平同期期間(H)毎に
極性反転する対向反転型駆動にあっては、画像非表示部
Bの開始点を制御起点とする場合、前記ソースドライバ
がグランド電位を含む零電位近傍の非交流化電圧を出力
した後、出力電流能力を抑制してハイインピ−ダンス化
するまでの遅延期間をαH(α≧1)とし、対向電圧の
交流電圧成分を停止するまでの遅延期間をβH(β≧
0)とするとき、β≠αに設定したことを特徴とする請
求項10記載の液晶表示パネルの駆動装置。 - 【請求項12】 対向電圧が常時直流電圧の対向一定型
駆動にあっては、画像非表示部Bの開始点を制御起点と
する場合、前記ソースドライバがグランド電位を含む零
電位近傍の非交流化電圧を出力した後、出力電流能力を
抑制してハイインピ−ダンス化するまでの遅延期間をα
Hとするとき、α≧1に設定したことを特徴とする請求
項10記載の液晶表示パネルの駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001295808A JP2003108080A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 液晶表示パネルの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001295808A JP2003108080A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 液晶表示パネルの駆動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003108080A true JP2003108080A (ja) | 2003-04-11 |
Family
ID=19117169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001295808A Pending JP2003108080A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 液晶表示パネルの駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003108080A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003512A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置とその駆動方法 |
JP2006171301A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Sony Corp | 表示装置 |
CN114530126A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-05-24 | 珠海读书郎软件科技有限公司 | 一种多屏设备及方法 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001295808A patent/JP2003108080A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006003512A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Hitachi Displays Ltd | 液晶表示装置とその駆動方法 |
JP4510530B2 (ja) * | 2004-06-16 | 2010-07-28 | 株式会社 日立ディスプレイズ | 液晶表示装置とその駆動方法 |
JP2006171301A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Sony Corp | 表示装置 |
JP4736415B2 (ja) * | 2004-12-15 | 2011-07-27 | ソニー株式会社 | 表示装置 |
CN114530126A (zh) * | 2022-02-16 | 2022-05-24 | 珠海读书郎软件科技有限公司 | 一种多屏设备及方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3730159B2 (ja) | 表示装置の駆動方法および表示装置 | |
US8723773B2 (en) | Electro-optical device and electronic apparatus | |
US7714833B2 (en) | Display apparatus and drive control method thereof | |
JP4510530B2 (ja) | 液晶表示装置とその駆動方法 | |
JP2001312253A (ja) | 表示装置の駆動方法およびそれを用いた表示装置ならびに携帯機器 | |
JP2004151222A (ja) | 液晶表示制御装置および液晶表示装置 | |
JP4846217B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2008233925A (ja) | 表示装置の駆動方法、それを用いた表示装置、およびその表示装置を搭載した携帯機器 | |
JP2007058157A (ja) | 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、および電子機器 | |
KR20080083583A (ko) | 액정 장치, 그 구동 방법 및 전자기기 | |
JP2002244623A (ja) | 液晶表示装置の駆動方式および駆動回路 | |
JP2009109705A (ja) | 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、及び電子機器 | |
JP2008197349A (ja) | 電気光学装置、処理回路、処理方法および電子機器 | |
WO2014041975A1 (ja) | 表示装置および表示方法 | |
JP2001306038A (ja) | 液晶表示装置およびそれを用いた携帯機器 | |
JP2002311905A (ja) | 液晶表示装置及びこれを用いた画像表示応用装置 | |
JP2008209690A (ja) | 表示装置、表示装置の駆動方法及び電子機器 | |
JP2003108080A (ja) | 液晶表示パネルの駆動装置 | |
JP2008015401A (ja) | 電気光学装置、電気光学装置の駆動方法、および電子機器 | |
US20110001735A1 (en) | Electro-optical device, method for driving electro-optical device and electronic apparatus | |
JP2005037685A (ja) | 液晶表示パネルの駆動装置、及び液晶表示パネルの駆動方法 | |
JP4709371B2 (ja) | 液晶表示装置、および液晶表示装置の電圧供給停止方法 | |
JP2008158385A (ja) | 電気光学装置、その駆動方法および電子機器 | |
JP2004191876A (ja) | 液晶表示パネルの駆動装置、液晶表示パネルの駆動方法 | |
JP2006177992A (ja) | 液晶表示装置の駆動方法および液晶表示装置 |