JP2001306038A - 液晶表示装置およびそれを用いた携帯機器 - Google Patents

液晶表示装置およびそれを用いた携帯機器

Info

Publication number
JP2001306038A
JP2001306038A JP2000126553A JP2000126553A JP2001306038A JP 2001306038 A JP2001306038 A JP 2001306038A JP 2000126553 A JP2000126553 A JP 2000126553A JP 2000126553 A JP2000126553 A JP 2000126553A JP 2001306038 A JP2001306038 A JP 2001306038A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
data
liquid crystal
sub
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000126553A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001306038A5 (ja
Inventor
Masashi Agari
将史 上里
Hidetada Tokioka
秀忠 時岡
Hiroyuki Murai
博之 村井
Mitsuo Inoue
満夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000126553A priority Critical patent/JP2001306038A/ja
Publication of JP2001306038A publication Critical patent/JP2001306038A/ja
Publication of JP2001306038A5 publication Critical patent/JP2001306038A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示品位を損なうことなく低消費電力を実現
し得る液晶表示装置及びそれを用いた携帯機器を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 1つの画面を表示するための表示フレー
ムを、表示データをデータ保持回路に供給するととも
に、保持データに基づいて電圧印加回路により液晶への
電圧印加を行い、表示内容を更新するリフレッシュ・モ
ードで表示を行うリフレッシュ・サブフレームと、電圧
保持回路の保持データに基づいて電圧印加回路により液
晶への電圧印加を行い、リフレッシュ・モードで更新さ
れた表示を保持するホールド・モードで表示を行うホー
ルド・サブフレームにより構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶を用いて画
像を表示する液晶表示装置に関わり、携帯電話機、携帯
情報端末や電子手帳など携帯機器に用いる特に低消費電
力が必要となる液晶表示装置及びそれを用いた携帯機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高精細、低消費電力、省スペース
を実現できるフラットパネル型表示装置(FPD(Fl
at Panel Display))として液晶表示
装置(LCD(Liquid Cristal Dis
play))が盛んに開発されている。特に、携帯電話
機、携帯情報端末や電子手帳など携帯機器の表示装置と
しては、一般的に低消費電力の液晶表示装置が搭載され
ている。図14は従来の液晶表示装置の構成を示すブロ
ック図である。図において、100は入力画像信号を処
理する画像信号処理回路、101は行ドライバ回路10
7及び列ドライバ回路110を制御するドライバ制御回
路、102は液晶表示部、103は液晶表示部102を
構成するマトリクス状に配置された画素、104は画素
103にアナログ信号を供給する列方向に設けられたデ
ータ線、105は各画素103を走査するための走査
線、106は各画素103に共通電圧COMを供給する
ための電圧供給線、107は液晶表示部の走査線105
を駆動する行ドライバ回路、108はシフトレジスタ回
路、109はバッファ回路、110は液晶表示部102
のデータ線を駆動するための列ドライバ回路、111は
シフトレジスタ回路、112は列ドライバ回路110に
入力される画像信号R[1..0],G[1..0],
B[1..0]をラッチするラッチ回路、113はラッ
チ回路112の出力信号を共通のタイミングでラッチす
るラッチ回路、114はD/A変換回路、115はバッ
ファ回路である。また、図15は、図14の一つの画素
のRGB各ドットに設けられた回路を示す図であり、図
において120はTFT(Thin Film Tra
nsistor)、121は液晶表示素子、122はコ
ンデンサである。なお、ここでは、入力画像信号をR,
G,B各色2ビットのデジタルデータとする。
【0003】次に動作につき説明する。入力された画像
信号は、画像信号処理回路100へ入力され、所定のタ
イミングのR,G,BデータR[1..0],G
[1..0],B[1..0]として列ドライバ回路1
10へ出力される。また、ドライバ制御回路101で
は、入力される同期信号に基づいて、行ドライバ回路1
07及び列ドライバ回路110を制御するための制御信
号を生成する。列ドライバ回路110においては、ま
ず、シフトレジスタ回路111が入力されるスタートパ
ルスSTH及びシフトクロックCLKHによりシフトパ
ルスを発生する。そして、ラッチ回路112において、
1ライン分のRGBデータをシフトレジスタ回路111
からのシフトパルスにより順次ラッチすることにより、
1ライン分のデータとして展開する。ラッチ回路112
でラッチされたRGBデータは、ラッチ回路113にて
共通のラッチパルスLPでさらにラッチされた後、D/
A変換回路114にてアナログ信号に変換され、バッフ
ァ回路115を介して各データ線に送られる。
【0004】一方、行ドライバ回路107においては、
シフトレジスタ回路108が入力されるスタートパルス
STV及びシフトクロックCLKVにより、順次シフト
パルスを発生し、シフトパルスはバッファ回路109を
介して、走査線105を走査する信号となる。各画素1
03の各RGBドットに設けられた回路においては、走
査線105が行ドライバ回路107により走査される
と、TFT120が導通状態となる。そして、列ドライ
バ回路110により各データ線104に出力される当該
表示ラインのアナログ信号は、TFT120を介して、
液晶表示素子121及びコンデンサ122に印加され
る。TFT120のドレインは反射電極(図示せず)に
接続されており、反射電極と対向電極(図示せず)に挟
まれた液晶表示素子121には、TFT120を介して
印加された電圧と対向電極の電圧の差に応じた電圧が印
加され、その電圧に応じた光学応答を示すことにより、
各画素のRGBドットの反射率がRGBデータに応じて
変化することになる。このようにして、液晶表示部10
2への表示が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置の消費電
力は、次式により示される。 Wt=Wdc+Wac (Wt:液晶表示装置全体の消費電力、Wdc:駆動周
波数Fdに比例しない直流分(静的)消費電力、Wa
c:駆動周波数Fdに比例して増減する交流分(動的)
消費電力) また、駆動周波数Fdは、液晶表示部の画素数が一定の
場合、表示フレーム周波数(表示フレームレート)にほ
ぼ比例して大きくなる。このことから、消費電力を低減
するためには、表示フレーム周波数を低下させることに
より駆動周波数を低下させて、交流分消費電力Wacを
低減させることが有効である。
【0006】ところが、従来の液晶表示装置において
は、消費電力を低減するために、表示フレーム周波数を
小さくすると、一つの画素の液晶表示素子に電圧が印加
されて信号が書込まれ、再び書込むまでの期間(すなわ
ち1フレーム周期)が長くなるため、液晶表示素子の有
限の抵抗率やTFTのリーク等により本来液晶表示素子
とコンデンサの持つ静電容量で保持されるべき電圧が十
分に維持できなくなって、時間的に大きく変化するよう
になる。このため、液晶表示装置が透過型の場合には透
過率が、また反射型の場合には反射率が大きく変化して
表示輝度のリップル(フリッカ)が増大し、また液晶表
示素子の平均の電圧も低下するため十分にコントラスト
が得られないなど、表示品位が低下するといった問題点
があった。
【0007】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、表示品位を損なうことなく低消
費電力を実現し得る液晶表示装置及びそれを用いた携帯
機器を提供することを目的とする。さらに、表示内容に
応じて、表示フレームレート(表示フレーム周波数)を
容易に切替えることのできる液晶表示装置及びそれを用
いた携帯機器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る液晶表示
装置は、複数の画素の3原色ドットのそれぞれを構成す
る面積の異なる複数のサブドットと、複数のサブドット
を走査する走査手段と、複数のサブドットに表示データ
を供給するデータ供給手段と、複数のサブドットに設け
られ、走査手段により走査されたときに、データ供給手
段により供給されたデータを保持するデータ保持手段
と、複数のサブドットに設けられ、走査手段により走査
されたときに、データ保持手段の保持データに基づいて
液晶への電圧印加を行う電圧印加手段と、表示データを
データ供給手段によりデータ保持手段に供給するととも
に、供給され保持された表示データに基づいて電圧印加
手段により液晶へ所定の電圧を印加することにより表示
内容を更新する第1の表示モードと、データ保持手段に
保持された表示データに基づいて電圧印加手段により液
晶へ所定の電圧を印加することにより、第1の表示モー
ドで更新された表示を保持する第2の表示モードにより
走査手段及びデータ供給手段を制御する表示制御手段を
備え、液晶表示部により1つの画面を表示するための表
示フレームを、第1の表示モードで表示を行う第1のサ
ブフレームと、第2の表示モードで表示を行う第2のサ
ブフレームにより構成して表示を行うものである。
【0009】この発明に係る液晶表示部により1つの画
面を表示するための表示フレームを、1つの第1のサブ
フレームとn個(nは0以上の整数)の第2のサブフレ
ームにより構成し、液晶表示部により表示を行う表示フ
レームレートに応じて、第2のサブフレームの個数nを
切替えて表示を行うものである。
【0010】入力される画像信号を前期サブフレーム内
の期間に時間軸圧縮する画像信号処理手段を備えたもの
である。
【0011】走査手段が、データ保持手段を走査する行
方向のサブドットに共通に設けられた第1の走査線と、
電圧印加手段を走査する行方向のサブドットに共通に設
けられた第2の走査線と、第1及び第2の走査線を駆動
する走査線駆動手段を含み、データ供給手段が、列方向
のサブドットに共通に設けられたデータ線と、データ線
を駆動するデータ線駆動手段を含み、表示制御手段は、
第1の表示モードでは、走査線駆動手段により第1及び
第2の走査線を走査するとともに、データ線駆動手段に
よりデータ線に表示データ供給し、第2の表示モードで
は、走査線駆動手段により第2の走査線を走査するとと
もに、データ線駆動手段を停止するよう制御を行うもの
である。
【0012】少なくとも1画面の表示データを保持する
メモリ手段を備え、メモリ手段への書込み要求の頻度に
応じて、液晶表示部により表示を行う表示フレームレー
トを判定するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1である液
晶表示装置の構成を示す図である。図において、1は入
力される画像信号を処理する画像信号処理回路、2は液
晶表示部5の表示モードを切替るための表示モード切替
回路、3は行ドライバ回路13及び列ドライバ回路17
を制御するドライバ制御回路、5は液晶表示部、6は液
晶表示部5を構成するマトリクス状に配置された画素、
7は各画素にデータを供給する列方向に設けられたデー
タ線、8は各画素に印加する電圧を供給するための行方
向に設けられた電圧供給線、9は画素6を走査するため
の走査線A、10は画素6を走査するための走査線B、
11は各画素に共通電圧COMを供給するための電圧供
給線、12は各電圧供給線8に印加電圧VREFを供給
するためのスイッチ、13は液晶表示部の走査線A9及
びB10を含む各行配線を駆動する行ドライバ回路、1
4はシフトレジスタ回路、15はシフトレジスタ回路1
4の出力信号に基づき、液晶表示部5の走査線A9及び
B10並びにスイッチ12を制御する信号を発生する制
御信号発生回路、16はバッファ回路、17は液晶表示
部のデータ線を駆動する列ドライバ回路、18はシフト
レジスタ、19は列ドライバ回路に入力される画像信号
R[1..0],G[1..0],B[1..0]をラ
ッチするラッチ回路、20はラッチ回路19の出力信号
を共通のタイミングでラッチするラッチ回路、21はラ
ッチ回路20のパラレル出力信号をシリアル信号に変換
するパラレル−シリアル変換回路、22はバッファ回路
である。
【0014】なお、同期信号は、それぞれ画像信号の水
平及び垂直同期タイミングを示す水平同期信号及び垂直
同期信号、ならびに画像信号の有効期間を表わす画像信
号イネーブル信号等の総称として用いる。さらに、液晶
表示部の表示階調数を例えば各色4階調とし、入力され
る画像信号のデータ幅を上記階調数に対応して各色2b
itとする。また、ここでは液晶表示部5には行方向に
m個、列方向にn個の画素6がマトリクス状に配置され
ているものとする。
【0015】また、図2は画素6を構成するR(赤),
G(緑),B(青)の各ドットの構成を示す図である。
図示するように、1つの画素6を構成するR,G,Bの
各ドットはさらに、それぞれ2つのサブドットa及びサ
ブドットbに分割される。40はRサブドットa、41
はRサブドットb、42はGサブドットa、43はGサ
ブドットb、44はBサブドットa、45はBサブドッ
トbである。以降、液晶表示部5のx行−y列のサブド
ットを、R(x,y)a、R(x,y)b、G(x,
y)a、G(x,y)b、B(x,y)a、B(x,
y)bと示す。このように、1つの画素6は図示するよ
うに、2×3=6(個)のサブドットから構成される。
さらにここではサブドットa及びサブドットbの面積比
が概ね2:1となるように分割されている。また、図3
は各サブドットに対応して設けられた回路構成を示す図
である。図において、30,32,34はn型TFT
(Thin Film Transistor)、3
1,35はコンデンサ、33はp型TFT、36は液晶
表示素子、37はn型TFT30及びコンデンサ31か
らなるデータ保持回路、38はn型TFT32,34、
及びp型TFT33からなる電圧印加回路である。ここ
で、液晶表示部5が反射光により表示を行う反射型の液
晶表示装置であるとすれば、これらの回路は、液晶表示
素子36を一旦透過した光を反射するための反射電極
(図示せず)の背面に設けることができる。また、液晶
表示素子36は、メモリ性を有しない例えばTN(Tw
isted Nematic)液晶を用いることとす
る。
【0016】さらに、データ線7は列方向に配置された
サブドットに設けられた回路に共通に接続されており、
また、走査線A9、走査線B10、電圧供給線VR8、
電圧供給線11は行方向に配置されたサブドットに設け
られた回路に共通に接続されている。
【0017】次に動作につき説明する。まず、図3をも
とに、各サブドットに設けられた回路の動作を以下説明
する。n型TFT30はゲートを走査線A9に、ソース
をデータ線7に、ドレインをコンデンサ31に接続され
ており、行ドライバ回路13により走査線A9が走査
(選択)され“H”レベルの電圧となったときに導通
し、走査線A9が非走査(非選択)となり“L”レベル
の電圧となったときに非導通となるスイッチング素子と
して動作する。そして、n型TFT30が導通すると列
ドライバ回路17からデータ線7に供給された電圧に応
じてコンデンサ31が充放電され、また非導通となる
と、充放電された電圧が保持される。このように、n型
TFT30及びコンデンサ31からなるデータ保持回路
37は走査線A9が選択されたときにはデータ線7の電
圧が出力され、走査線A9が非選択のときにはコンデン
サ31により保持された電圧が出力される。このよう
に、データ保持回路37はデータ線7に供給されるデー
タを保持する一種のDRAM(Dynamic RA
M)として動作する。
【0018】そして、データ保持回路37の出力電圧
は、n型TFT32及びp型TFT33のゲートに印加
され、データ保持回路37の保持電圧がデータ“1”に
対応した“H”レベルの電圧のときにはn型TFT32
が導通し、また該保持電圧がデータ“0”に対応した
“L”レベルの電圧のときにはp型TFT33が導通す
る。すなわち、n型TFT32及びp型TFT33はデ
ータ保持回路37の出力電圧により導通/非導通が制御
されるスイッチング素子として動作する。また、n型T
FT34のゲートは走査線B10に接続されており、走
査線B10が行ドライバ回路13により走査(選択)さ
れ“H”レベルの電圧になっていれば導通し、非走査
(非選択)であり“L”レベルの電圧となっていれば非
導通となる。すなわち、n型TFT34は走査線B10
の走査(選択)/非走査(非選択)により導通/非導通
が制御されるスイッチング素子として動作する。そし
て、走査線B10が選択された場合、データ保持回路3
7の出力電圧がデータ“1”に対応する“H”レベルの
ときには、n型TFT32及び34を介して電圧供給線
VR8に供給された電圧VREFが液晶表示素子36に
印加され、データ保持回路37の出力電圧がデータ
“0”に対応する“L”レベルのときには、電圧供給線
11により供給された電圧COMが液晶表示素子36に
印加される。実際には、液晶表示部36の対向電極(図
示せず)には電圧Vcを印加しておくので、それぞれ、
概ね(VREF−Vc)、(COM−Vc)が液晶表示
素子36には印加されることになる。このように、n型
TFT32,34及びp型TFT33とからなる電圧印
加回路38は、データ保持回路37の出力データ電圧に
応じて、液晶表示素子36に所定の電圧を印加する。
【0019】ここでは、図4に示すような液晶表示素子
36に印加された電圧(以降、液晶電圧Vlcと記す)
と各サブドットの反射輝度との関係を有するノーマリ・
ブラック・モードの液晶表示とする。そして、表示コン
トラストが大きくなるように、液晶電圧VlcがVma
x=|(VREF−Vc)|のとき概ね最大輝度Lma
x、Vmin=|(COM−Vc)|のとき概ね最小輝
度Lminが得られるように、各電圧を設定しておく
(Vcは対向電極の電圧)。するとここでは、図2に示
したように、各サブドットがサブドットa、サブドット
bの面積比を概ね2:1としているので、各ドットの反
射輝度はサブドットa及びbの反射輝度の組み合せとな
り、ほぼ、Lmin、(1/3)Lmax、(2/3)
Lmax、Lmax、の4段階をとることができる。こ
れは、2ビットの階調表現に対応しており、ここでは画
像信号を2ビットとしている。そして、列ドライバ回路
17に入力される画像信号の上位ビット(R1,G1,
B1)のデータをサブドットaに下位ビット(R0,G
0,B0)のデータをサブドットbに、それぞれ対応さ
せることにより、各色2ビット=4段階の階調表現(表
示色:64色)が可能となる。ここでは、各サブドット
がサブドットa、サブドットbの面積比を概ね2:1と
するので、2ビットの画像信号が表現する4段階の階調
レベルに対して、表示輝度のレベルがほぼ直線で対応す
る。各サブドットのサブドットa、サブドットbの面積
比を選ぶことにより、画像信号が表現する階調レベルに
対する表示輝度レベルの特性、すなわちγ特性を所望の
特性に設定することも可能である。
【0020】このように、液晶表示素子36に電圧印加
して表示を行う場合、走査線A9及び走査線B10によ
りサブドットのデータ保持回路37及び電圧印加回路3
8を走査して、データ線7からデータ電圧を供給してデ
ータ保持回路37にデータ電圧を保持するとともにデー
タ保持回路37から出力されるデータ電圧に基づいて電
圧印加回路38を介してデータ電圧に対応する電圧(|
(VREF−Vc)|、または|(COM−Vc)|)
を液晶表示素子36に印加するモード、すなわち、デー
タ線7からのデータ電圧により液晶表示素子36の表示
状態をリフレッシュ(更新)するモード(以降、リフレ
ッシュ・モードと記す)と、走査線B10によりサブド
ットの電圧印加回路38のみを走査して、データ保持回
路37の保持電圧を更新することなく、リフレッシュ・
モードにてデータ保持回路37に保持されたデータ電圧
に基づいて電圧印加回路38を介してデータ電圧に対応
する電圧(|(VREF−Vc)|、または|(COM
−Vc)|)を液晶表示素子36に印加して、リフレッ
シュ・モードでの液晶表示素子36の表示状態を更新す
ることなく保持するモード(以降、ホールド・モードと
記す)の2つの表示モードをとることができる。
【0021】次に、本実施の形態による液晶表示装置の
全体の動作につき以下説明する。まず、図1に示すよう
に、入力されたR,G,Bの画像信号は画像信号処理回
路1に送られる。図5に示すように、入力画像フレーム
(n)に入力された画像信号は、画像信号処理回路1で
時間軸が圧縮され、表示フレーム(n)のリフレッシュ
・サブフレーム(n)の期間に所定のタイミングで列ド
ライバ回路17へ入力される。このように、液晶表示部
5の1画面分の表示に対応する表示フレーム(1画面表
示の単位期間)と、入力画像信号の1画面分に対応する
入力画像フレーム(1画面入力の単位期間)とは同じ長
さとする。そして、入力画像信号はその入力画像フレー
ムより1フレーム分遅れた表示フレームで液晶表示部5
に表示される。
【0022】さらに、1表示フレームは、入力画像信号
に応じて液晶表示部5の表示をリフレッシュ(更新)す
るためのリフレッシュ・サブフレームと、液晶表示部5
の表示をホールド(保持)するためのホールド・サブフ
レームにより構成される。リフレッシュ・サブフレーム
においては、画素6の各サブドットに設けられたデータ
保持回路37及び電圧印加回路38が上述のリフレッシ
ュ・モードで動作し、また、ホールド・サブフレームに
おいては、上述のホールド・モードで動作する。図5に
示すように、1つの表示フレームは、1つのリフレッシ
ュ・サブフレームと1つ以上のホールド・サブフレーム
により構成される。ここでは、1つの表示フレーム内に
3つのホールド・サブフレームを含むものとする。そし
て、表示モード切替回路2は、入力される同期信号か
ら、入力画像フレーム期間を4つのサブフレーム期間に
分割し、先頭のサブフレームをリフレッシュ・サブフレ
ームに、残りの3つのサブフレームをホールド・サブフ
レームに設定し、リフレッシュ・サブフレームかホール
ド・サブフレームかを示すリフレッシュ/ホールド識別
信号を出力する。
【0023】次に、リフレッシュ・サブフレームの動作
につき説明する。画像信号処理回路1はリフレッシュ/
ホールド識別信号がリフレッシュ・サブフレームを示す
場合、時間軸圧縮された入力画像フレーム(n)の画像
信号は、表示フレーム(n)のリフレッシュ・サブフレ
ーム(n)に所定のタイミングで列ドライバ回路17の
ラッチ回路19へ入力される。また、ドライバ制御回路
3は、リフレッシュ/ホールド識別信号がリフレッシュ
・サブフレームを示す場合、列ドライバ制御信号を列ド
ライバ回路17へ出力する。すなわち、列ドライバ回路
17のシフトレジスタ18にはドライバ制御回路3から
概ね図5(f)、(g)に示すタイミングでスタートパ
ルスSTH、シフトクロックCLKHが入力され、シフ
トクロックCLKHが入力されるごとに順次シフトパル
スがラッチパルスとしてラッチ回路19へ出力される。
ラッチ回路19では、シフトレジスタ18からのラッチ
パルスに基づいて画像信号処理回路1から出力されるデ
ータR[1..0],G[1..0],B[1..0]
をラッチすることにより1ライン分のデータをライン方
向(表示の横方向)に展開する。ライン方向に展開され
たデータは、さらに後段のラッチ回路20でドライバ制
御回路3から出力されるラッチパルスLP(図5
(h))により共通のタイミングでラッチされる。
【0024】ラッチ回路20からの出力信号は、パラレ
ル−シリアル変換回路21により上位ビット、下位ビッ
トの順番でシリアル信号に変換され、バッファ回路22
を介して液晶表示部5の各データ線7に入力される。こ
のように、各データ線の信号DR1、DG1、DB1、
・・・、DRn、DGn、DBnは、図5(i)に示す
ようにラッチ回路20でラッチされた信号をライン期間
の前半で上位ビット(R1,G1,B1)、後半で下位
ビット(R0,G0,B0)の順に時間分割したデータ
となる。
【0025】ドライバ制御回路3からは、リフレッシュ
/ホールド識別信号の内容にかかわらず、行ドライバ制
御信号が行ドライバ回路13へ出力される。すなわち、
行ドライバ回路13のシフトレジスタ回路14にはドラ
イバ制御回路3から概ね図5(d)、(e)に示すよう
なタイミングでスタートパルスSTV、シフトクロック
STVが入力される。また、制御信号発生回路15に
は、表示モード切替回路2からリフレッシュ/ホールド
識別信号が入力され、リフレッシュ・モードに設定され
る。そして、制御信号発生回路15は、リフレッシュ/
ホールド識別信号がリフレッシュ・サブフレームを示す
場合には、シフトレジスタ回路14の出力信号に基づい
て、以下に説明するようなスイッチ12、走査線A9、
及び走査線B10を駆動するための信号を発生し、バッ
ファ回路16を介してスイッチ12、走査線A9、及び
走査線B10へ出力する。
【0026】例えば、第1ライン期間においては、サブ
ドットaの電圧供給線VR1a及びサブドットbの電圧
供給線VR1bに設けられたスイッチ12は、バッファ
回路16の出力信号により導通し、図中(k)に示すよ
うに基準電圧VREFを電圧供給線VR1a及びVR1
bに出力する。また、第1ライン期間の前半においては
図中(m)に示すように、バッファ回路16から第1ラ
インのサブドットaの走査線A1a及び走査線B1aへ
“H”電圧の駆動パルスが出力される。同様に第1ライ
ン期間の後半においては図中(n)に示すように、バッ
ファ回路16から第1ラインのサブドットbの走査線A
1b及び走査線B1bへ“H”電圧の駆動パルスが出力
される。
【0027】さらに、リフレッシュ・サブフレームにお
いては、前述したように、列ドライバ回路17からは、
ライン期間の前半で上位ビットに対応したデータが、ま
た後半では下位ビットに対応したデータがそれぞれ出力
されている。このように、第1ライン期間の前半におい
ては、第1ラインのサブドットaに設けられた回路が、
図3をもとに説明したリフレッシュ・モードで動作す
る。すなわち、サブドットaに設けられたデータ保持回
路37及び電圧印加回路38がそれぞれ走査線A1a及
び走査線B1aにより走査され、第1ラインの画像信号
の上位ビットに応じた電圧がデータ保持回路37に保持
されるとともに、データ保持回路37の出力電圧の
“H”、“L”レベルに応じて、電圧供給線VR1aに
供給された基準電圧VREF、もしくは電圧供給線11
に供給された電圧COMが電圧印加回路38を介してサ
ブドットaの液晶表示素子36へ印加される(書き込ま
れる)。同様に、第1ライン期間の後半においては、第
1ラインのサブドットbに設けられた回路がリフレッシ
ュ・モードで動作する。すなわち、サブドットbに設け
られたデータ保持回路37及び電圧印加回路38がそれ
ぞれ走査線A1b及び走査線B1bにより走査され、第
1ラインの画像信号の下位ビットに応じた電圧がデータ
保持回路37に保持されるとともに、データ保持回路3
7の出力電圧の“H”、“L”レベルに応じて、電圧供
給線VR1bに供給された基準電圧VREF、もしくは
電圧供給線11に供給された電圧COMが電圧印加回路
38を介してサブドットbの液晶表示素子36へ印加さ
れる(書き込まれる)。
【0028】第2ライン以降も同様にして、各ライン期
間の前半に、画像信号の上位ビットに応じた信号がデー
タ線7に出力され、サブドットaに設けられたデータ保
持回路37及び電圧印加回路38がそれぞれ走査線A9
及び走査線B10により走査され、データ保持回路37
に保持されるとともに、データ保持回路37の出力電圧
の“H”、“L”レベルに応じて、電圧供給線VRに供
給された基準電圧VREF、もしくは電圧供給線11に
供給された電圧COMが電圧印加回路38を介してサブ
ドットaの液晶表示素子36へ順次印加される(書き込
まれる)。また、各ライン期間の後半に、画像信号の下
位ビットに応じた信号がデータ線7に出力され、サブド
ットbに設けられたデータ保持回路37及び電圧印加回
路38がそれぞれ走査線A及び走査線Bにより走査さ
れ、データ保持回路37に保持されるとともに、データ
保持回路37の出力電圧の“H”、“L”レベルに応じ
て、電圧供給線VRに供給された基準電圧VREF、も
しくは電圧供給線11に供給された電圧COMが電圧印
加回路38を介してサブドットbの液晶表示素子36へ
順次印加される(書き込まれる)。
【0029】このように、リフレッシュ・サブフレーム
では、サブドット走査期間に走査線A9及び走査線B1
0によりデータ保持回路37及び電圧印加回路38を走
査して、データ保持を行いながら、保持データに基づい
て液晶に電圧印加を行えるので、1回のサブドット走査
により表示画像を更新することができ、表示画像データ
が別の画像に変化したときにも、表示画像が即座に切り
替わる。
【0030】次に、ホールド・サブフレームの動作につ
き説明する。ホールド・サブフレームにおいては、リフ
レッシュ/ホールド識別信号がホールド・サブフレーム
を示す信号となり、これに基づいて列ドライバ回路17
へは、画像処理回路1からの画像信号及びドライバ制御
回路3からの列ドライバ制御信号が図6に示すように停
止される。すなわち、列ドライバ回路17は停止状態に
なり、各データ線7には常時“L”電圧が出力される。
一方、行ドライバ回路13へは、リフレッシュ・サブフ
レームと同様に、スタートパルスSTV、シフトクロッ
クCLKVが入力され、シフトレジスタ回路14の出力
信号に基づいて、スイッチ12、走査線A9、及び走査
線B10を駆動するための信号を発生し、バッファ回路
16を介してスイッチ12、走査線A9、及び走査線B
10へ出力する。
【0031】そして、第1ラインのサブドットaの走査
線B1a、サブドットbの走査線B1b、・・・、と順
次走査される。また、ホールド・サブフレームにおいて
は、いずれのラインの走査線A9も“L”レベルがバッ
ファ回路12から出力されている。さらに、各ライン期
間で、スイッチ12が導通し、基準電圧VREFが各サ
ブドットの電圧供給線に順次供給されていく。このよう
に、第1ライン期間の前半において、第1ラインのサブ
ドットaに設けられた回路が、図3をもとに説明したホ
ールド・モードで動作する。すなわちデータ保持回路3
7は走査線A9により走査されず、電圧印加回路38が
走査線B10により走査され、データ保持回路37に保
持された第1ラインの画像信号の上位ビットに応じた電
圧の“H”、“L”レベルに応じて、電圧供給線8に供
給された基準電圧VREF、もしくは電圧供給線11に
供給された電圧COMをサブドットaの液晶表示素子3
6へ再度印加する(再書込みする)。同様に、第1ライ
ン期間の後半においては、第1ラインのサブドットbに
設けられた回路がホールド・モードで動作する。すなわ
ち、データ保持回路37は走査線A9により走査され
ず、電圧印加回路38が走査線B10により走査され、
データ保持回路37に保持された第1ラインの画像信号
の下位ビットに応じた電圧の“H”、“L”レベルに応
じて、電圧供給線8に供給された基準電圧VREF、も
しくは電圧供給線11に供給された電圧COMをサブド
ットbの液晶表示素子36へ再度印加する(再書込みす
る)。
【0032】第2ライン以降も同様にして、各ライン期
間の前半に、サブドットaに設けられた回路がホールド
・モードで動作する。すなわち、データ保持回路37は
走査線A9により走査されず、電圧印加回路38が走査
線B10により走査され、データ保持回路37に保持さ
れた画像信号の上位ビットに応じた電圧の“H”、
“L”レベルに応じて、電圧供給線8に供給された基準
電圧VREF、もしくは電圧供給線11に供給された電
圧COMをサブドットaの液晶表示素子36へ再度印加
する(再書込みする)。また、各ライン期間の後半に、
サブドットbに設けられた回路がホールド・モードで動
作する。すなわち、データ保持回路37は走査線A9に
より走査されず、電圧印加回路38が走査線B10によ
り走査され、データ保持回路37に保持された画像信号
の下位ビットに応じた電圧の“H”、“L”レベルに応
じて、電圧供給線8に供給された基準電圧VREF、も
しくは電圧供給線11に供給された電圧COMをサブド
ットbの液晶表示素子36へ再度印加する(再書込みす
る)。
【0033】このようにして、ホールド・サブフレーム
においては、リフレッシュ・サブフレームにおいてデー
タ保持回路37に保持された電圧に基づいて液晶表示素
子に再度電圧印加(再書込み)を行うことにより、リフ
レッシュ・サブフレームに書き込まれた液晶表示素子の
光学状態を保持する。後続のホールド・サブフレームに
おいても、同様に、以上述べたホールド・サブフレーム
における動作を繰り返す。
【0034】このとき、図7に示すように、基準電圧V
REFの極性を、各サブフレーム内の各表示ライン毎に
反転させ、さらに、サブフレーム間で各ラインの極性を
反転させれば、ライン毎に液晶表示素子の電圧の極性が
分散され、サブフレームの切替りに起因する表示輝度の
リップル(フリッカ)がさらに低減される。図において
は、対向電極の電圧Vcに対し、基準電圧VREFを正
にとる場合を+、負にとる場合を−と表している。
【0035】このように、基準電圧VREFの極性を各
サブフレーム内の各表示ライン毎に反転させ、さらに、
サブフィールド間で各ラインの極性を反転させる場合で
あっても、各電圧供給線8に設けられたスイッチ12
が、各ラインの書込みを行う期間に前後して、この期間
を含む期間に導通して、基準電圧VREFを電圧供給線
8に供給する。このように、基準電圧VREFをスイッ
チ12を介して各電圧供給線8に供給するので、スイッ
チ12がなく全電圧供給線に基準電圧VREFを供給す
る場合に比べ基準電圧発生回路4の容量性負荷が小さく
なり、基準電圧発生回路4の回路規模を小さくすること
ができるとともに、基準電圧VREFの極性反転する際
の電圧供給線8の有する容量性負荷の充放電に伴う消費
電力を低減することが可能となる。
【0036】図8は、本実施の形態における表示輝度の
リップル(フリッカ)を、従来例と比較して示した図で
ある。図8(a)が本実施の形態の場合、(b)が従来
例の場合を示している。図示するように、本実施の形態
においては、表示フレームレートが低い場合であって
も、リフレッシュ・サブフレームにおいてリフレッシュ
された表示画像を、ホールド・サブフレームにおいて再
書込みを繰り返すので、表示輝度のリップル(フリッ
カ)周波数を従来の装置に比べて高くすることが可能で
あり、表示輝度のリップルを抑えることが可能となる。
人間の視覚特性を考慮すれば、サブフレームの周波数を
概略60Hz程度またはそれ以上に設定するのが望まし
い。また、表示フレームレートを下げた場合でも、各表
示フレーム内の液晶表示素子の平均電圧は低下すること
がないので、表示コントラストも低下することがない。
【0037】さらに、図9は、本実施の形態における列
ドライバ回路の消費電力を示す図である。ホールド・サ
ブフレームにおいても液晶表示素子36へ再書込みを行
うにもかかわらず、ホールド・サブフレームにおける再
書込みは、各サブドットに設けられたデータ保持回路3
7に保持された電圧に基づいて行われるので、各ホール
ド・サブフレームにおいては列ドライバ回路17を停止
させることができる。すなわち、列ドライバ回路17を
リフレッシュ・サブフレームのみ動作するような間欠動
作が可能となり、ホールド・サブフレームの個数に応じ
て消費電力を低減することが可能となる。
【0038】1表示フレームをn個のサブフレームから
構成する場合、列ドライバ回路の消費電力Warは、 War=(1/n)×Wr+((n−1)/n)×Wh (Wr:リフレッシュ・サブフレーム期間の平均消費電
力(すなわち、動的消費電力と静的消費電力の和の平
均)、Wh:ホールド・サブフレームの平均消費電力
(すなわち、静的消費電力の平均))と表すことができ
る。列ドライバ回路をCMOS回路で構成すれば、静的
消費電力は極めて小さくなるので、War≒(1/n)
×Wrとなる。すなわち、列ドライバ回路の間欠駆動を
行わない従来の装置に比べ、列ドライバ回路の消費電力
を、ほぼ1/nに低減することができる。
【0039】列ドライバ回路の駆動周波数は、行ドライ
バ回路の駆動周波数に比べるとはるかに高く、例えば、
液晶表示部の水平画素数を100程度としても、前者は
後者の約100倍に達する。このため、列ドライバ回路
の消費電力も、行ドライバ回路に比べはるかに高くな
る。我々の実験によれば、縦横各100画素程度の場
合、液晶表示装置全体の消費電力の約50%程度が列ド
ライバ回路で消費されることが判った。従って、本実施
の形態のように、列ドライバ回路を間欠的に動作させ
て、その消費電力を低減することは、液晶表示装置全体
の消費電力からみても、極めて大きな効果をもたらすも
のである。
【0040】以上のように、本実施の形態においては、
各表示フレームを、液晶表示素子の表示画像をリフレッ
シュするためのリフレッシュ・サブフレームと各サブド
ットに設けられたデータ保持回路の保持電圧により液晶
表示素子に再書込みを行うホールド・サブフレームによ
り構成したので、表示輝度のリップル(フリッカ)やコ
ントラスト低下を抑えて、低表示フレームレートで表示
することが可能となり、表示品位を確保した上で消費電
力を低減することができる。加えて、ホールド・サブフ
レームでは、列ドライバの動作を停止できるので、さら
に消費電力を低減することが可能となる。なお、本実施
の形態においては、各表示フレームを1つのリフレッシ
ュ・サブフレームと3個のホールド・サブフレームとし
て、合計4個のサブフレームから構成するようにした
が、1表示フレームに含まれるホールド・サブフレーム
の個数は、各サブドットに設けたデータ保持回路37の
保持データが維持される範囲で任意に設定することが可
能である。
【0041】実施の形態2.入力画像信号が静止画像の
場合には表示フレーム周波数(表示フレームレート)を
小さくして消費電力を低く抑え、また、入力画像信号が
動画像の場合には、表示フレーム周波数を高くして、動
画を構成する各フレーム画像の欠落を少なくして、より
滑らかな動画像を表示するように構成することが考えら
れる。以下、このような場合における実施の形態を実施
の形態2として説明する。図10は実施の形態2である
液晶表示装置の構成を示すブロック図である。図におい
て、50は外部からの表示フレームレート切替信号に基
づいて、表示フレームレートを切替えるための表示フレ
ームレート識別信号を出力する表示フレームレート切替
回路である。他の構成は、実施の形態1において説明し
たので、ここでは詳しい説明を省略する。
【0042】次に動作につき説明する。まず、動きの速
い動画像のように高い表示フレームレートで表示する必
要がある場合には、入力表示フレームレート切替信号が
例えば、高い表示フレームレートに切替える“H”レベ
ル(高ロジックレベル)の信号として表示フレームレー
ト切替回路50に入力される。表示モード切替回路2で
は、高い表示フレームレート(以降、Frhと記す)に
より液晶表示部5で表示を行うために、図11(a)に
示すように、入力画像信号のフレームに対応して、1つ
のサブフレームを構成するよう、常時リフレッシュ・サ
ブフレームを示すリフレッシュ/ホールド識別信号を画
像信号処理回路1、ドライバ制御回路3に送る。そし
て、画像信号処理回路1では、実施の形態1におけるリ
フレッシュ・サブフレームの動作と同様に、所定のタイ
ミングで画像データR[1..0],G[1..0],
B[1..0]を列ドライバ回路17に送る。また、ド
ライバ制御回路3は、行ドライバ回路13及び列ドライ
バ回路17がリフレッシュ・サブフレームとして動作す
るように、行ドライバ制御信号及び列ドライバ制御信号
を出力する。
【0043】次に、毎秒数コマ単位のアニメーション画
像等の動きの遅い動画像のように、比較的遅い表示フレ
ームレートで表示しても問題のない場合には、入力表示
フレームレート切替信号が例えば、中間表示フレームレ
ートに切替える“M”レベル(中間電位ロジックレベ
ル)の信号として表示フレームレート切替回路50に入
力される。表示モード切替回路2では、中間表示フレー
ムレート(以降、Frmと記す)で液晶表示部5で表示
を行うために、図11(b)に示すように、入力画像信
号のフレームに対応して、(Frh/Frm)個のサブ
フレームを構成するよう、リフレッシュ/ホールド識別
信号を画像信号処理回路1、ドライバ制御回路3に送
る。ここでは、高表示フレームレートFrhを基準に、
(Frh/Frm)が整数値となるように、表示モード
切替回路2では、中間表示フレームレートFmrが設定
される。図11(b)においては、例えば、(Frh/
Frm)=5の場合を示している。すなわち、表示フレ
ーム毎に、1個のリフレッシュ・サブフレームと4個の
ホールド・サブフレームを構成する。以後、画像信号処
理回路1では、実施の形態1において説明したのと同様
に、各表示フレームで1つのリフレッシュ・サブフレー
ムとそれに続くホールド・サブフレームの動作を繰り返
す。
【0044】さらに、静止画像のように、さらに遅い表
示フレームで表示しても問題のない場合には、入力表示
フレームレート切替信号が例えば、低表示フレームレー
トに切替える“L”レベル(低ロジックレベル)の信号
として表示フレームレート切替回路50に入力される。
表示モード切替回路2では、中間表示フレームレート
(以降、Frlと記す)で液晶表示部5で表示を行うた
めに、図11(c)に示すように、入力画像信号のフレ
ームに対応して、(Frh/Frl)個のサブフレーム
を構成するよう、リフレッシュ/ホールド識別信号を画
像信号処理回路1、ドライバ制御回路3に送る。中間表
示フレームレートによる場合と同様に、高表示フレーム
レートFrhを基準に、(Frh/Frl)が整数値と
なるように、表示モード切替回路2では、中間表示フレ
ームレートFmlが設定される。図11(c)において
は、例えば、(Frh/Frm)=15の場合を示して
いる。すなわち、表示フレーム毎に、1個のリフレッシ
ュ・サブフレームと14個のホールド・サブフレームを
構成する。
【0045】以上のように、高表示フレームレートFr
hを基準にして中間表示フレームレートFrm及び低表
示フレームレートFrlを設定することにより、中間/
低表示フレームレートにおける各サブフレームレートを
高フレームレートのサブフレームレートに合わせ、表示
フレームの切替は、サブフレームの個数により設定する
ことが可能となる。すなわち、入力画像信号の内容に応
じて、複数の表示フレームレートを切替えて表示を行う
場合であっても、サブフレームレートは一定にして、各
表示フレームを構成するサブフレームの個数を表示フレ
ームレートに合わせて設定することにより、容易に複数
の表示フレームで表示することが可能となる。
【0046】実施の形態3.図12は、実施の形態3で
ある液晶表示装置の構成を示すブロック図である。50
は液晶表示部5の少なくとも1面分のR,G,Bデータ
(少なくとも1フィールド分のR,G,Bデータ)を保
持することのできるメモリ回路、51はメモリ回路50
の書込み/読出しを制御するメモリ制御回路、52はク
ロックを発生するクロック発生回路、53はMPUバス
上のコマンド・データをデコードするコマンド・デコー
ダ回路である。なお、その他の構成は、実施の形態1及
び2で説明したので、ここでは詳しい説明を省略する。
ここでは、例えば携帯機器に用いられる装置のように、
携帯機器本体から液晶表示装置への画像データやコマン
ド・データ等の入出力を液晶表示装置外部に設けられた
マイクロ・プロセッサ(MPU、図示せず)のバスを介
して行う形態を説明する。なお、データ幅は8ビットと
し、画像信号はそのうちの下位6ビットを使用するもの
とする。
【0047】次に動作につき説明する。液晶表示部5で
の表示の更新が必要となる場合に、外部MPU(図示せ
ず)は更新する新たな画像データを含むデータD
[7..0]がMPUバスに送出されるように表示すべ
き画像データが格納された外部メモリ等(図示せず)を
制御する。このとき、コマンド・デコーダ回路53は、
データD[7..0]がコマンド内容を表すのか液晶表
示装置で表示する画像データを表すのかを識別するコマ
ンド/画像データ識別ビットA0、チップセレクト信号
CS、及び読出し/書込み制御信号R/Wをデコード
し、MPUバス上のデータを画像データとしてメモリ回
路50へ書込みを行うコマンドがデコードされた場合に
は、そのデコード結果をメモリ制御回路51へ送る。そ
して、メモリ制御回路51はMPUバス上のデータD
[5..0]を書き込むように、メモリ回路50を制御
する。ここでは、メモリ回路50への画像データの書込
みは1フレーム分順次書き込まれるものとする。なお、
コマンドとデータD[7..0]を用いてメモリ回路5
0への書込みアドレスを任意に指定することにより部分
書込みを行うことも可能である。このように表示の更新
時に、新たな画像データがMPUバスを介してメモリ回
路50へ書き込まれ、表示の更新を行わないときには、
メモリ回路50への書込みは行わず、メモリ回路50に
保持されたデータを繰り返し表示する。このため、MP
Uバスの液晶表示装置へのデータ送出は、表示の更新が
必要なときのみとなり、MPUバスで消費する電力を低
減することができるものである。
【0048】このようにして、機器本体からメモリ回路
50に書き込まれた画像データは、メモリ制御回路51
により、クロック発生回路52の発生するクロックに基
づく所定のタイミングで読み出され、表示データR
[1..0],G[1..0],B[1..0]として
列ドライバ回路17へ送られる。以降、実施の形態1で
説明したのと同様に、ドライバ制御回路3では表示モー
ド切替回路2からのリフレッシュ/ホールド識別信号に
基づいて、リフレッシュ・モード及びホールド・モード
のそれぞれのモードに応じた制御信号を行ドライバ回路
13及び列ドライバ回路17へ送る。
【0049】一方、メモリ制御回路51では表示モード
切替回路2からのリフレッシュ/ホールド識別信号に基
づいて、リフレッシュ・サブフレームのみ、所定のタイ
ミングでメモリ回路50にストアされた画像データR
[1..0],G[1..0],B[1..0]を読出
し、列ドライバ回路17へ送る。以降、実施の形態1同
様に、表示フレームをリフレッシュ・サブフレームとホ
ールド・サブフレームにより構成し、リフレッシュ・サ
ブフレームにおいてはリフレッシュ・モードで、またホ
ールド・サブフレームにおいてはホールド・モードで動
作する。
【0050】ここで、実施の形態1では、入力される同
期信号に基づいて各回路の処理タイミングを決めるよう
構成したが、本実施の形態では、液晶表示部5における
表示処理のタイミングは、液晶表示装置自体のクロック
発生回路52の発生するクロック信号を基準に決める。
このため、実施の形態1では、表示フレーム期間は同期
信号のタイミングに同期して決められていたが、本実施
の形態では、クロック信号のタイミングにより独自に決
められる。但し、表示フレームをリフレッシュ・サブフ
レームとホールド・サブフレームから構成する点は、実
施の形態1と何ら変わりは無い。
【0051】以上のように、本実施の形態においても、
実施の形態1同様、各表示フレームを、液晶表示素子の
表示画像をリフレッシュするためのリフレッシュ・サブ
フレームと各サブドットに設けられたデータ保持回路の
保持電圧により液晶表示素子に再書込みを行うホールド
・サブフレームにより構成したので、表示輝度のリップ
ル(フリッカ)やコントラスト低下を抑えて、低表示フ
レームレートで表示することが可能となり、表示品位を
確保した上で消費電力を低減することができる。加え
て、ホールド・サブフレームでは、列ドライバの動作を
停止できるので、さらに消費電力を低減することが可能
となる。
【0052】実施の形態4.図13は、実施の形態4で
ある液晶表示装置の構成を示すブロック図である。54
は外部からのメモリ回路50への書込み要求に応じて表
示フレームレートを判定する表示フレームレート判定回
路である。なお、その他の構成は、実施の形態1〜3で
説明したので、ここでは詳しい説明を省略する。ここで
は、実施の形態3同様、例えば携帯機器に用いられる装
置のように、携帯機器本体から液晶表示装置への画像デ
ータやコマンド・データ等の入出力を液晶表示装置外部
に設けられたマイクロ・プロセッサ(MPU、図示せ
ず)のバスを介して行う形態を説明する。なお、データ
幅は8ビットとし、画像信号はそのうちの下位6ビット
を使用するものとする。
【0053】次に動作につき説明する。表示の更新が必
要なときのみメモリ回路50への書込みがMPUバスを
介して行われるので、表示フレームレート判定回路54
では、MPUバスのチップセレクト信号CS、読出し・
書込み制御信号R/W、コマンド/画像データ識別ビッ
トA0を受け、コマンド・デコーダ回路53がメモリ制
御回路51に対して書込み命令を送る頻度を検出して、
表示更新の度合いを判定し、表示フレームレートを判定
する。なお、ここでは、実施の形態2同様、表示フレー
ムレートを3段階に切替えるものとする。
【0054】例えば、所定の期間にコマンド・デコーダ
回路53がメモリ制御回路51に対して書込み要求を出
す回数をNとし、Nh、Nlを表示フレームレート判定
回路54に予め設定された値とすれば、以下のような判
定結果を出力する。N≧Nhのとき、“H”レベル出
力、Nh>N≧Nlのとき、“M”レベル出力、N<N
lのとき、“Lレベル出力。例えば、Nを1秒間に書込
み要求を出す回数として、Nh、Nlをそれぞれ15、
2程度に設定する。
【0055】そして、表示モード切替回路2では、表示
フレームレート判定回路54からの表示フレームレート
判定信号に基づいて、実施の形態2同様に、高フレーム
レート表示、中フレームレート表示、低フレームレート
表示を切替える。すなわち、表示フレームレート判定信
号が“H”レベルの場合には高フレームレート表示を行
うように、常時リフレッシュ・サブフレームを示すリフ
レッシュ/ホールド識別信号を画像信号処理回路1、ド
ライバ制御回路3に送る。
【0056】また、表示フレームレート判定信号が
“M”レベルの場合には中フレームレート表示を行うよ
うに、(Frh/Frm)個のサブフレームを構成する
よう、リフレッシュ/ホールド識別信号を画像信号処理
回路1、ドライバ制御回路3に送る。ここで例えば、実
施の形態2同様に、表示フレーム毎に1個のリフレッシ
ュ・サブフレームと4個のホールド・サブフレームを構
成する。
【0057】さらに、表示フレームレート判定信号が
“L”レベルの場合には低フレームレート表示を行うよ
うに、(Frh/Frl)個のサブフレームを構成する
よう、リフレッシュ/ホールド識別信号を画像信号処理
回路1、ドライバ制御回路3に送る。ここで例えば、実
施の形態2同様に、表示フレーム毎に1個のリフレッシ
ュ・サブフレームと14個のホールド・サブフレームを
構成する。以降、実施の形態1及び2と同様にして、表
示モード切替信号に基づいて、リフレッシュ・モード、
ホールド・モードでの表示を行う。
【0058】なお、メモリ制御回路51は、リフレッシ
ュ・サブフレームのときのみ、所定のタイミングでメモ
リ回路50から画像データR[1..0],G[1..
0],B[1..0]が読み出されるように、メモリ回
路50を制御する。
【0059】以上のように、外部MPUからの液晶表示
装置へのメモリ回路への書込み要求の頻度から必要な表
示フレームレートを判定し、表示フレームレートの判定
結果に応じて表示フレームレートを切替えるようにした
ので、表示内容に応じて表示フレームレートを切替える
ことができ、高い表示フレームレートが必要な動画像の
場合には表示フレームレートを高くして、より滑らかな
動画像表示を可能とし、また、低いフレームレートで表
示しても問題のない静止画主体の画像の場合には、表示
フレームレートを低くして、消費電力を抑えて表示する
ことが可能となる。
【0060】なお、本実施の形態においては、表示フレ
ームレートを3段階に切替えるものとしたが、段階数は
任意に設定することができる。さらには、所定の期間に
コマンド・デコーダ回路53がメモリ制御回路51に対
して書込み要求を出す回数Nに対して、概ね2倍程度と
なるように表示フレームレートを設定するようにしても
よい。このようにすれば、メモリ制御回路51への書込
み要求と表示フレームレートが非同期の場合であって
も、MPUから送られる画像データの表示の欠落を抑え
ることができる。
【0061】また、MPUからのコマンドとして表示フ
レームレートを決定するコマンドを用意しておき、その
コマンドに従って表示フレームレートを切り替えるよう
構成することも可能である。この場合には、機器本体側
のMPUにより表示内容に応じてそれに適した表示フレ
ームレートを判定し、判定された表示フレームレートを
表示フレーム設定コマンドとして液晶表示装置へ送出
し、液晶表示装置では、MPUバスを介して送られた表
示フレームレート設定コマンドを、コマンドデコーダ回
路53によりデコードしたのち、その結果に基づいて、
表示フレームレート判定回路54は表示フレームレート
設定コマンドによる表示フレームレート設定値をそのま
ま表示モード切替回路2へ送るようにすれば良い。
【0062】さらには、表示フレームレート判定回路5
4では、本実施の形態で説明したようなメモリ制御回路
51に対して書込み命令を送る頻度検出による表示フレ
ームレート判定結果に優先してMPUからの表示フレー
ムレート設定コマンドによる設定値を受け付けるように
構成してもよい。なお、上記各実施の形態においては、
液晶表示装置がカラー表示を行う場合につき説明した
が、例えば、各画素を例えば3つのサブドットにより構
成すれば、モノクロ表示を行う液晶表示装置にも適用可
能であることは言うまでもない。また、画像データが2
ビットである場合につき説明したが、各画素のRGBド
ットを構成するサブドットの数を増やすことにより、3
ビット以上の画像データによる表示も可能である。
【0063】
【発明の効果】以上のように、この発明による液晶表示
装置においては、表示データをデータ保持手段に供給す
るとともに、供給され保持された表示データに基づいて
液晶へ所定の電圧を印加することにより表示内容を更新
する第1の表示モードに対応した第1のサブフレーム
と、保持された表示データに基づいて液晶へ所定の電圧
を印加することにより、第1の表示モードで更新された
表示を保持する第2の表示モードに対応した第2のサブ
フレームにより1つの表示フレームを構成するようにし
たので、表示輝度のリップル(フリッカ)やコントラス
ト低下を抑えて、低表示フレームレートで表示すること
が可能となり、表示品位を確保した上で消費電力を低減
することができる。
【0064】この発明による液晶表示装置おいては、1
つの表示フレームを、1つの第1のサブフレームとn個
(nは0以上の整数)の第2のサブフレームにより構成
し、表示フレームレートに応じて、第2のサブフレーム
の個数nを切替えて表示を行うようにしたので、入力画
像信号の内容に応じて、複数の表示フレームレートを切
替えて表示を行う場合であっても、サブフレームレート
は一定にして、各表示フレームを構成するサブフレーム
の個数を表示フレームレートに合わせて設定することに
より、容易に複数の表示フレームで表示することが可能
となる。
【0065】この発明による液晶表示装置おいては、入
力される画像信号をサブフレーム内の期間に時間軸圧縮
するようにしたので、入力される画像信号のフレームレ
ートが低い場合であっても、高いサブフレームレートで
表示することが可能となる。
【0066】この発明による液晶表示装置おいては、第
2の表示モードで、第2の走査線を走査するとともに、
データ線駆動手段を停止するので、第2のサブフレーム
における消費電力を低減することができ、さらに低電力
な液晶表示装置を得ることができる。
【0067】この発明による液晶表示装置おいては、少
なくとも1画面の表示データを保持するメモリ手段への
書込み要求頻度に応じて、表示フレームレートを判定す
るようにしたので、入力画像の内容に応じて表示フレー
ムレートを切り替えて表示することができる。
【0068】この発明による携帯機器おいては、第1乃
至第6の発明による液晶表示装置を用いるので、低電力
の携帯機器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置に
おけるR,G,Bの各ドットの構成を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置に
おける各サブドットに対応して設けられた回路構成を示
す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置に
おける液晶印加電圧と液晶表示部の反射輝度の関係を示
す図である。
【図5】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置に
おけるリフレッシュ・サブフレームの概略動作タイミン
グを示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置に
おけるホールド・サブフレームの概略動作タイミングを
示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置に
おける基準電圧VREFの極性反転シーケンスを示す図
である。
【図8】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置に
おける表示輝度のリップル(フリッカ)を示す図であ
る。
【図9】 本発明の実施の形態1である液晶表示装置に
おける列ドライバ回路の消費電力を示す図である。
【図10】 本発明の実施の形態2である液晶表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図11】 本発明の実施の形態2である液晶表示装置
におけるサブフレームの構成を示す図である。
【図12】 本発明の実施の形態3である液晶表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明の実施の形態3である液晶表示装置
の構成を示すブロック図である。
【図14】 従来の装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】 従来の装置のRGB各ドットに設けられた
回路を示す図である。
【符号の説明】
1 画像信号処理回路、2 表示モード切替回路、3
ドライバ制御回路、5液晶表示部、6 画素、7 デー
タ線、9 走査線A、10 走査線B、13行ドライバ
回路、17 列ドライバ回路、37 データ保持回路、
38 電圧印加回路、40〜45 サブドット、50
表示フレームレート切替回路、54表示フレームレート
判定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村井 博之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 井上 満夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H093 NA16 NA41 NC22 NC23 NC26 NC28 NC50 ND10 ND39 NG20 5C006 AA12 AF44 AF53 AF83 BB16 BC03 BC06 BC12 BF02 BF03 BF04 BF15 BF26 BF42 EC01 FA23 FA47 FA54 FA56 5C080 AA10 BB05 DD06 DD26 EE29 FF11 JJ02 JJ03 JJ04 JJ05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素がマトリクス状に配置された
    液晶表示部を有する液晶表示装置において、 前記複数の画素の3原色ドットのそれぞれを構成する面
    積の異なる複数のサブドットと、 前記複数のサブドットを走査する走査手段と、 前記複数のサブドットに表示データを供給するデータ供
    給手段と、 前記複数のサブドットに設けられ、前記走査手段により
    走査されたときに、前記データ供給手段により供給され
    たデータを保持するデータ保持手段と、 前記複数のサブドットに設けられ、前記走査手段により
    走査されたときに、前記データ保持手段の保持データに
    基づいて液晶への電圧印加を行う電圧印加手段と、 前記表示データを前記データ供給手段により前記データ
    保持手段に供給するとともに、該供給され保持された表
    示データに基づいて前記電圧印加手段により液晶へ所定
    の電圧を印加することにより表示内容を更新する第1の
    表示モードと、前記データ保持手段に保持された表示デ
    ータに基づいて前記電圧印加手段により液晶へ所定の電
    圧を印加することにより、前記第1の表示モードで更新
    された表示を保持する第2の表示モードにより前記走査
    手段及び前記データ供給手段を制御する表示制御手段を
    備え、 前記液晶表示部により1つの画面を表示するための表示
    フレームを、前記第1の表示モードで表示を行う第1の
    サブフレームと、前記第2の表示モードで表示を行う第
    2のサブフレームにより構成して表示を行うことを特徴
    とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の画素がマトリクス状に配置された
    液晶表示部を有する液晶表示装置において、 前記複数の画素の3原色ドットのそれぞれを構成する面
    積の異なる複数のサブドットと、 前記複数のサブドットを走査する走査手段と、 前記複数のサブドットに表示データを供給するデータ供
    給手段と、 前記複数のサブドットに設けられ、前記走査手段により
    走査されたときに、前記供給手段により供給されたデー
    タを保持するデータ保持手段と、 前記複数のサブドットに設けられ、前記走査手段により
    走査されたときに、前記データ保持手段の保持データに
    基づいて液晶への電圧印加を行う電圧印加手段と、 前記表示データを前記データ供給手段により前記データ
    保持手段に供給するとともに、該供給され保持された表
    示データに基づいて前記電圧印加手段により液晶へ所定
    の電圧を印加することにより表示内容を更新する第1の
    表示モードと、前記データ保持手段に保持された表示デ
    ータに基づいて前記電圧印加手段により液晶へ所定の電
    圧を印加することにより、前記第1の表示モードで更新
    された表示を保持する第2の表示モードにより前記走査
    手段及び前記データ供給手段を制御する表示制御手段を
    備え、 前記液晶表示部により1つの画面を表示するための表示
    フレームを、1つの第1のサブフレームとn個(nは0
    以上の整数)の第2のサブフレームにより構成し、前記
    液晶表示部により表示を行う表示フレームレートに応じ
    て、前記第2のサブフレームの個数nを切替えて表示を
    行うこと特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 入力される画像信号を前記サブフレーム
    内の期間に時間軸圧縮する画像信号処理手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記走査手段が、前記データ保持手段を
    走査する行方向の前記サブドットに共通に設けられた第
    1の走査線と、前記電圧印加手段を走査する行方向の前
    記サブドットに共通に設けられた第2の走査線と、前記
    第1及び第2の走査線を駆動する走査線駆動手段を含
    み、 前記データ供給手段が、列方向の前記サブドットに共通
    に設けられたデータ線と、前記データ線を駆動するデー
    タ線駆動手段を含み、 前記表示制御手段は、前記第1の表示モードでは、前記
    走査線駆動手段により前記第1及び第2の走査線を走査
    するとともに、前記データ線駆動手段により前記データ
    線に表示データ供給し、前記第2の表示モードでは、前
    記走査線駆動手段により前記第2の走査線を走査すると
    ともに、前記データ線駆動手段を停止するよう制御を行
    うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液
    晶表示装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも1画面の表示データを保持す
    るメモリ手段を備え、前記メモリ手段への書込み要求の
    頻度に応じて、前記液晶表示部により表示を行う前記表
    示フレームレートを判定することを特徴とする請求項2
    に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載
    の液晶表示装置を備えたことを特徴とする携帯機器。
JP2000126553A 2000-04-26 2000-04-26 液晶表示装置およびそれを用いた携帯機器 Pending JP2001306038A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000126553A JP2001306038A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 液晶表示装置およびそれを用いた携帯機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000126553A JP2001306038A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 液晶表示装置およびそれを用いた携帯機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001306038A true JP2001306038A (ja) 2001-11-02
JP2001306038A5 JP2001306038A5 (ja) 2006-12-28

Family

ID=18636319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000126553A Pending JP2001306038A (ja) 2000-04-26 2000-04-26 液晶表示装置およびそれを用いた携帯機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001306038A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003177729A (ja) * 2001-09-25 2003-06-27 Samsung Electronics Co Ltd Lcdフレーム比率制御回路及び方法とlcdシステム
JP2003186450A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Hitachi Ltd 表示装置
US6943766B2 (en) * 2001-11-28 2005-09-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Display apparatus, display system and method of driving apparatus
JP2006507515A (ja) * 2002-04-19 2006-03-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ディスプレイを有する装置
JP2006099074A (ja) * 2004-09-27 2006-04-13 Idc Llc 双安定ディスプレイを駆動する方法とシステム
JP2006259240A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Sanyo Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置、駆動回路、駆動方法および電子機器
JP2009261522A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Olympus Medical Systems Corp 医用画像生成システム
JP2010107590A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Tpo Displays Corp アクティブマトリクス型表示装置
WO2011070903A1 (ja) * 2009-12-10 2011-06-16 シャープ株式会社 画素回路及び表示装置
JP2013092714A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Jvc Kenwood Corp 液晶表示装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07199149A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Sharp Corp 画像表示装置及びその駆動方法
JPH08194205A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Toshiba Corp アクティブマトリックス型表示装置
JPH09138428A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Toshiba Corp 液晶表示装置
JPH09243995A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd アクティブマトリックスアレイと液晶表示装置及びその駆動方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07199149A (ja) * 1993-12-28 1995-08-04 Sharp Corp 画像表示装置及びその駆動方法
JPH08194205A (ja) * 1995-01-18 1996-07-30 Toshiba Corp アクティブマトリックス型表示装置
JPH09138428A (ja) * 1995-11-15 1997-05-27 Toshiba Corp 液晶表示装置
JPH09243995A (ja) * 1996-03-11 1997-09-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd アクティブマトリックスアレイと液晶表示装置及びその駆動方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003177729A (ja) * 2001-09-25 2003-06-27 Samsung Electronics Co Ltd Lcdフレーム比率制御回路及び方法とlcdシステム
US6943766B2 (en) * 2001-11-28 2005-09-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Display apparatus, display system and method of driving apparatus
JP2003186450A (ja) * 2001-12-20 2003-07-04 Hitachi Ltd 表示装置
JP2006507515A (ja) * 2002-04-19 2006-03-02 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ディスプレイを有する装置
JP2006099074A (ja) * 2004-09-27 2006-04-13 Idc Llc 双安定ディスプレイを駆動する方法とシステム
JP2006259240A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Sanyo Epson Imaging Devices Corp 液晶表示装置、駆動回路、駆動方法および電子機器
JP2009261522A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Olympus Medical Systems Corp 医用画像生成システム
JP2010107590A (ja) * 2008-10-28 2010-05-13 Tpo Displays Corp アクティブマトリクス型表示装置
JP4687770B2 (ja) * 2008-10-28 2011-05-25 奇美電子股▲ふん▼有限公司 アクティブマトリクス型表示装置
WO2011070903A1 (ja) * 2009-12-10 2011-06-16 シャープ株式会社 画素回路及び表示装置
US8866802B2 (en) 2009-12-10 2014-10-21 Sharp Kabushiki Kaisha Pixel circuit and display device
JP2013092714A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Jvc Kenwood Corp 液晶表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100870487B1 (ko) 광시야각을 위한 액정디스플레이의 구동 방법 및 장치
KR950002283B1 (ko) 다중 그레이 스케일을 얻기 위한 액정 표시장치의 데이타 전압 제어장치
US7180474B2 (en) Display apparatus
KR100498542B1 (ko) 액정표시장치의 신호구동회로 및 구동방법
WO2012057044A1 (ja) 表示装置およびその表示方法、ならびに液晶表示装置
JP3335560B2 (ja) 液晶表示装置および液晶表示装置の駆動方法
KR20080056905A (ko) 액정표시장치 및 그의 구동 방법
WO2011108166A1 (ja) 表示装置およびその駆動方法、ならびに液晶表示装置
JP3487628B2 (ja) 液晶表示装置
WO2007069715A1 (ja) 表示装置およびその駆動方法
KR20020074303A (ko) 액정표시장치
US6903715B2 (en) Liquid crystal display and driving apparatus thereof
JP2001306038A (ja) 液晶表示装置およびそれを用いた携帯機器
JP2008197349A (ja) 電気光学装置、処理回路、処理方法および電子機器
JP2003157060A (ja) 表示駆動方法及び表示装置
JP2002297100A (ja) 液晶表示装置ならびにそれを備える携帯電話機および携帯情報端末機器
WO1998002773A1 (fr) Dispositif d'affichage
JP4543472B2 (ja) 液晶表示装置
JP2001159883A (ja) 電気光学装置の駆動方法、駆動回路および電気光学装置ならびに電子機器
KR101365896B1 (ko) 액정표시장치 및 그의 구동방법
KR101192759B1 (ko) 액정 표시장치의 구동장치 및 구동방법
JP2003131630A (ja) 液晶表示装置
JP2003005695A (ja) 表示装置および多階調表示方法
JP4674985B2 (ja) 液晶表示装置ならびにそれを備える携帯電話機および携帯情報端末機器
JP2002366116A (ja) 液晶表示装置ならびにそれを備える携帯電話機および携帯情報端末機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20071114

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20071114

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071114

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080804

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100629