JP2003107973A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003107973A
JP2003107973A JP2001297368A JP2001297368A JP2003107973A JP 2003107973 A JP2003107973 A JP 2003107973A JP 2001297368 A JP2001297368 A JP 2001297368A JP 2001297368 A JP2001297368 A JP 2001297368A JP 2003107973 A JP2003107973 A JP 2003107973A
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image forming
coil
forming apparatus
job
induction
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JP2001297368A
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Naohiko Haniyu
羽生  直彦
Tetsuko Oomoto
大本  哲子
Miho Toyoda
豊田  美帆
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導加熱定着装置の加熱部材に設けられた誘
導コイルの自己発熱による過昇温を抑制し、コイルの耐
久性を確保し、焼損を防止する。 【解決手段】 誘導コイル13と、該誘導コイルにより
誘導加熱される加熱部材10と、該加熱部材に圧接して
ニップ部Nを形成する加圧部材20とを有し、前記ニッ
プ部に挿通される記録材Pを加熱および加圧して、該記
録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置40
を備える画像形成装置において、前記誘導コイルの温度
又は該誘導コイル近傍の温度を検知するコイル温度検知
手段15と、該コイル温度検知手段により検知された検
知温度に応じてトナー画像を形成する画像形成ジョブを
停止し、該画像形成ジョブ停止中に前記コイル温度検知
手段により検知された検知温度に応じて画像形成ジョブ
を再開する制御手段100とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置は、感光
体、例えば感光ドラムの表面を所定の電位に帯電し、こ
れに画像露光を施して静電潜像を形成し、この感光ドラ
ム表面の潜像を現像手段により現像剤(トナー)を用い
て現像してトナー画像として可視化し、得られたトナー
画像を感光ドラムに搬送された紙等の記録材に転写し、
このようにしてトナー画像を担持した記録材を定着装置
に送って、定着装置により記録材上の未定着トナー画像
を定着させて、記録材上にプリント画像を得る装置であ
る。
【0003】上記画像形成装置の定着装置である定着装
置40は、図23に示すように、内側に加熱源を備える
加熱部材としての加熱ローラ42と、この加熱ローラ4
2に圧接してニップ部Nを形成する加圧部材としての加
圧ローラ46とを備え、加熱ローラ42は図示しない駆
動源により回転駆動され、加圧ローラ46は加熱ローラ
42に従動して回転される。加熱ローラ42と加圧ロー
ラ46は、記録材Pをニップ部Nで挟持して搬送する間
に記録材P上の未定着トナー画像を加熱および加圧し
て、記録材P上にトナー画像を溶融定着させる。
【0004】従来、この加熱ローラ42の加熱源にはハ
ロゲンランプが用いられていたが、近年、省エネルギー
化を図るために、高エネルギー効率の加熱源として、誘
導コイルを用いた誘導加熱方式が採用されている。
【0005】この誘導加熱方式の加熱ローラ42は、図
23に示すように、芯金44内に誘導コイル43を備
え、芯金44上に弾性層および離型層を含む被覆層45
を設けている。誘導コイル43に交流電流が供給される
と、誘導コイル43に磁界(磁束)が発生し、芯金44
に作用して芯金42に渦電流が誘導され、芯金42が発
熱する。芯金42で発生した熱は被覆層45に伝えら
れ、加熱ローラ42が加熱される。通常、誘導コイル4
3には数10kHzの交流電流が供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、加熱ロ
ーラ42が加熱されると、加熱ローラ42からの伝導熱
や輻射熱によって誘導コイル43も加熱される。また誘
導コイル43自身の抵抗によるジュール損によっても自
己発熱する。誘導コイル自身の抵抗によるジュール損に
よる自己発熱は、コイル通電オンデューティ(所定時間
当たりのコイル通電時間の割合)が相対的に高いプリン
ト時に顕著であり、そのためプリント時にコイル温度が
高くなる傾向にある。誘導コイルが過剰に昇温すると、
誘導コイルの耐久性が低下し、場合によっては誘導コイ
ルが焼損することもある。従って、プリント時のコイル
自己発熱によるコイル過昇温を抑制する必要がある。
【0007】本発明の課題は、誘導加熱定着装置の加熱
部材に設けられた誘導コイルの自己発熱による過昇温を
抑制し、コイルの耐久性を確保し、焼損を防止すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、誘導コイルと、該誘導コイ
ルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接
してニップ部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ
部に挿通される記録材を加熱および加圧して、該記録材
上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える
画像形成装置において、前記誘導コイルの温度又は該誘
導コイル近傍の温度を検知するコイル温度検知手段と、
該コイル温度検知手段により検知された検知温度に応じ
てトナー画像を形成する画像形成ジョブを停止し、該画
像形成ジョブ停止中に前記コイル温度検知手段により検
知された検知温度に応じて画像形成ジョブを再開する制
御手段とを備えることを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明は、誘導コイルと、該
誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱部
材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、前
記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧して、
該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置
を備える画像形成装置において、前記誘導コイルの温度
又は該誘導コイル近傍の温度を検知するコイル温度検知
手段と、該コイル温度検知手段により検知された検知温
度に応じてトナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に画
像形成ジョブを一時的に禁止し、該画像形成ジョブ禁止
中に前記コイル温度検知手段により検知された検知温度
に応じて画像形成ジョブを許可する制御手段とを備える
ことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、誘導コイルと、該
誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱部
材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、前
記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧して、
該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置
を備える画像形成装置において、トナー画像を形成する
画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルの通電時間を積算す
るコイル通電時間積算手段と、該コイル通電時間積算手
段により積算されたコイル通電積算時間に応じて画像形
成ジョブを停止し、該画像形成ジョブ停止から所定時間
が経過すると画像形成ジョブを再開する制御手段とを備
えることを特徴としている。
【0011】請求項8記載の発明は、誘導コイルと、該
誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱部
材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、前
記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧して、
該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着装置
を備える画像形成装置において、トナー画像を形成する
画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルの通電時間を積算す
るコイル通電時間積算手段と、前記画像形成ジョブ毎に
前記誘導コイルの通電オンデューティを算出するコイル
通電オンデューティ算出手段と、前記コイル通電時間積
算手段により積算されたコイル通電積算時間及び前記コ
イル通電オンデューティ算出手段により算出された通電
オンデューティに応じて画像形成ジョブを停止し、該画
像形成ジョブ停止から所定時間が経過すると画像形成ジ
ョブを再開する制御手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0012】請求項11記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、トナー画像を形成
する画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルの通電時間を積
算するコイル通電時間積算手段と、該コイル通電時間積
算手段により積算されたコイル通電積算時間に応じて画
像形成ジョブ毎に画像形成ジョブを一時的に禁止し、該
画像形成ジョブ禁止から所定時間が経過すると画像形成
ジョブを許可する制御手段とを備えることを特徴として
いる。
【0013】請求項14記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、トナー画像を形成
する画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルの通電時間を積
算するコイル通電時間積算手段と、前記画像形成ジョブ
毎に前記誘導コイルの通電オンデューティを算出するコ
イル通電オンデューティ算出手段と、前記コイル通電時
間積算手段により積算されたコイル通電積算時間及び前
記コイル通電オンデューティ算出手段により算出された
通電オンデューティに応じて画像形成ジョブ毎に画像形
成ジョブを一時的に禁止し、該画像形成ジョブ禁止から
所定時間が経過すると画像形成ジョブを許可する制御手
段とを備えることを特徴としている。
【0014】請求項17記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、トナー画像を形成
する画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルが消費するコイ
ル電力を積算するコイル電力積算手段と、該コイル電力
積算手段により積算されたコイル積算電力に応じて画像
形成ジョブを停止し、該画像形成ジョブ停止から所定時
間が経過すると画像形成ジョブを再開する制御手段とを
備えることを特徴としている。
【0015】請求項20記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、トナー画像を形成
する画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルが消費するコイ
ル電力を積算するコイル電力積算手段と、前記画像形成
ジョブ毎に前記誘導コイルの通電オンデューティを算出
するコイル通電オンデューティ算出手段と、前記コイル
電力積算手段により積算されたコイル積算電力及び前記
コイル通電オンデューティ算出手段により算出された通
電オンデューティに応じて画像形成ジョブを停止し、該
画像形成ジョブ停止から所定時間が経過すると画像形成
ジョブを再開する制御手段とを備えることを特徴として
いる。
【0016】請求項23記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、トナー画像を形成
する画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルが消費するコイ
ル電力を積算するコイル電力積算手段と、該コイル電力
積算手段により積算されたコイル積算電力に応じて画像
形成ジョブ毎に画像形成ジョブを一時的に禁止し、該画
像形成ジョブ禁止から所定時間が経過すると画像形成ジ
ョブを許可する制御手段とを備えることを特徴としてい
る。
【0017】請求項26記載の発明は、誘導コイルと、
該誘導コイルにより誘導加熱される加熱部材と、該加熱
部材に圧接してニップ部を形成する加圧部材とを有し、
前記ニップ部に挿通される記録材を加熱および加圧し
て、該記録材上のトナー画像を定着させる誘導加熱定着
装置を備える画像形成装置において、トナー画像を形成
する画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルが消費するコイ
ル電力を積算するコイル電力積算手段と、前記画像形成
ジョブ毎に前記誘導コイルの通電オンデューティを算出
するコイル通電オンデューティ算出手段と、前記コイル
電力積算手段により積算されたコイル積算電力及び前記
コイル通電オンデューティ算出手段により算出された通
電オンデューティに応じて画像形成ジョブ毎に画像形成
ジョブを一時的に禁止し、該画像形成ジョブ禁止から所
定時間が経過すると画像形成ジョブを許可する制御手段
とを備えることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の実
施の形態について、図を参照して詳細に説明する。 [実施の形態1]図1は、本発明の一実施形態における
画像形成装置を示す模式図であり、図2は、図1の画像
形成装置が備える誘導加熱定着装置を示す断面図であ
る。図1に示すように、本実施形態の画像形成装置は、
感光ドラム30を備え、この感光ドラム30の表面を帯
電器32により所定の電位に帯電し、露光手段34によ
り画像を露光して感光ドラム30の表面に静電潜像を形
成し、この潜像を現像器36により現像剤(トナー)を
用いて現像してトナー画像として可視化し、得られたト
ナー画像を感光ドラム30に搬送された紙などの記録材
Pに転写手段38により転写する。トナー画像の転写が
終了した感光ドラム30は、その表面に残留した転写の
残りのトナーをクリーナ39により除去した後、つぎの
画像形成に供される。
【0019】一方、上記のようにしてトナー画像を担持
した記録材Pは、感光ドラム30から誘導加熱定着装置
(以下、「定着装置」と呼ぶ。)40に送られ、定着装
置40により記録材P上の未定着トナー画像が定着さ
れ、記録材P上にプリント画像が得られる。
【0020】図2に示すように、定着装置40は誘導加
熱方式を採用しており、誘導加熱される加熱ローラ(加
熱部材)10と、この加熱ローラ10に圧接してニップ
部Nを形成する加圧ローラ(加圧部材)20とを備え
る。定着装置40は、加熱ローラ10および加圧ローラ
20を回転することにより、ニップ部Nに挿通される記
録材Pを加熱および加圧して、記録材P上のトナー画像
をその記録材P上に定着させる。
【0021】加熱ローラ10は、芯金12の周囲に被覆
層14を有し、芯金12の内側に誘導コイル13を備え
る。被覆層14は、芯金12側の弾性層および表面の離
型層を有する。被覆層14は弾性層を含まず、離型層の
みでもよい。誘導コイル13は、本実施形態では、例え
ば図3に示すように、コイル線材をローラ軸方向両端で
ヘアピン状にターンさせながらコイル軸方向に延線させ
ることによって、円筒状の支持体13a上に形成されて
いる。なお、図4および図5に示すように、加熱ローラ
10の芯金12内に配置する誘導コイル13は、支持体
13a上にコイル線材を周方向に巻回させた、いわゆる
スプリング型に形成されてもよい。
【0022】この誘導コイル13には、図示しない交流
電源から例えば数10kHzの交流電流が供給される。
この交流電流により誘導コイル13に磁界(磁束)が発
生し、芯金12に作用して芯金12に渦電流が誘導さ
れ、芯金12が発熱する。芯金12で発生した熱は被覆
層14に伝えられ、このようにして加熱ローラ10が加
熱される。
【0023】加熱ローラ10の温度は、加熱ローラ10
表面に接触配置させた、例えばサーミスタ等の温度セン
サである加熱部材温度検知手段16(図2及び図6参
照)によって検知される。そして、加熱部材温度検知手
段による加熱ローラ10の表面温度の検知結果に基づ
き、コイル13に通電する交流電流をON/OFF制御
することにより、加熱ローラ10は所定の制御温度に維
持される。
【0024】本実施の形態では、誘導コイル13の近
傍、例えば該誘導コイル13の支持体13aに、サーミ
スタ等の温度センサである誘導コイル温度検知手段15
(図2及び図6参照)を設置する。そして、画像形成装
置の電源スイッチがオンされている間は、誘導コイル温
度検知手段15により一定周期ごとに誘導コイル13の
コイル温度(厳密には、誘導コイル13近傍の温度)を
検知し、該誘導コイル温度検知手段15による検知温度
に応じて、誘導コイル13への通電を遮断して画像形成
装置の画像形成ジョブを停止する、又は誘導コイル13
への通電を遮断することなく画像形成装置の画像形成ジ
ョブを実行する。
【0025】より具体的には、例えば、温度センサ15
による検知温度が所定温度以上になった場合、誘導コイ
ル13への通電を遮断し、画像形成装置の画像形成処理
を一時的に停止して画像形成ジョブを中断する。この場
合の所定温度は、誘導コイル13の許容上限温度から一
定温度低い温度に設定されている。これにより、誘導コ
イル13への通電を遮断し、誘導コイル13の自己発熱
がなくなり、結果としてコイルの温度上昇を抑制でき
る。また、画像形成装置が画像形成処理を停止すると、
画像形成ジョブ停止中であることを示す情報を表示手段
に表示してもよい。なお、本発明における画像形成ジョ
ブは、一連のプリント作業を意味し、例えば、断続的な
プリントに対する処理であれば、1枚1枚のプリント作
業が1つの画像形成ジョブ(以下、「プリントジョブ」
と呼ぶ。)であり、連続的なプリントに対する処理であ
れば、複数枚のプリント作業が1つのプリントジョブで
ある。したがって、プリントジョブの中断は、例えば、
連続的な20枚のプリントに対するプリントジョブの処
理中に、15枚目のプリントに対するプリントアウト終
了後に、16枚目移行のプリントに対するプリントジョ
ブを中断することを意味する。
【0026】本実施の形態における画像形成装置の制御
系のブロック図を図6に示し、該画像形成装置による画
像形成ジョブの制御処理のフローチャートを図7に示
す。
【0027】図6に示すように、画像形成装置の制御系
は、制御部100を中心に構成されており、記憶部12
0、表示部121、作像部122、読みとり部123、
給紙部124及び定着装置40を備えている。制御部1
00は、各部と相互に各種情報を送受信可能に接続され
ており、各部から情報を受信し、受信した情報を判断し
て、判断結果である動作指示等の情報を各部に出力し、
各部を統括して制御している。また、制御部100は定
着装置40のコイル用電源101に接続されており、こ
のコイル用電源101は誘導コイル13に接続されてい
る。そして、制御部100は、コイル用電源101から
誘導コイル13へ供給される交流電流(コイル電流)の
通電を制御する。更に、制御部100は、誘導コイル温
度検知手段15および加熱部材温度検知手段16に接続
されており、誘導コイル温度検知手段15は誘導コイル
13に、加熱部材温度検知手段16は加熱部材10に接
続されている。そして、制御部100は、誘導コイル温
度検知手段15によって検知された誘導コイル13の温
度を示す信号、及び加熱部材温度検知手段16によって
検知された加熱部材(加熱ローラ)10の表面温度を示
す信号を受信する。
【0028】図7には、画像形成装置が画像形成ジョブ
(プリントジョブ)の処理中に、誘導コイル13のコイ
ル温度に応じてプリントジョブを中断する制御処理が示
されている。図7に示すように、画像形成装置が画像形
成処理をスタートすると、画像形成装置の制御部100
は、現在、プリントジョブを処理中であるか否かを判別
し(ステップS111)、プリントジョブを処理中でな
いと判断すると(ステップS111;NO)、本制御処
理を終了して待機状態に戻る。一方、制御部100は、
現在、プリントジョブを処理中であると判断すると(ス
テップS111;YES)、誘導コイル温度検知手段1
5により検知された誘導コイル13のコイル温度TEc
を読み込む(ステップS112)。なお、制御部100
は、プリントジョブの処理中、誘導コイル13のコイル
温度TEcを所定の制御周期で読み込む。そして、制御
部100は、プリントジョブが中断されていることを示
すプリントジョブ中断フラグがオンであるか否かを判別
する(ステップS113)。
【0029】制御部100は、プリントジョブ中断フラ
グがオンでないと判断すると(ステップS113;N
O)、プリントジョブが処理中であるので、前記コイル
温度TEcが所定の設定値TE1以上であるか否かを判
別する(ステップS114)。そして、制御部100
は、コイル温度TEcが設定値TE1以上であると判断
すると(ステップS114;YES)、誘導コイル13
のコイル温度TEcの過昇温につながるので、プリント
ジョブ中断フラグをオンにし、現在画像形成中のプリン
トアウトを終了してから、誘導コイル13への通電を遮
断し、画像形成装置の画像形成処理を停止してプリント
ジョブを中断し(ステップS115)、本制御処理を終
了して待機状態に戻る。これにより、誘電コイル13は
冷却される。一方、制御部100は、コイル温度TEc
が設定値TE1以上でないと判断すると(ステップS1
14;NO)、プリントジョブを中断する必要がないの
で、このまま本制御処理を終了して待機状態に戻る。
【0030】ステップS113において、制御部100
は、プリントジョブ中断フラグがオンであると判断する
と(ステップS113;YES)、現在プリントジョブ
が中断され、誘導コイル13への通電が遮断されて、誘
導コイル13のコイル温度TEcが前記設定値TE1よ
りも低い所定の設定値TE2以下であるか否か、すなわ
ち、プリントジョブを再開可能であるか否かを判別する
(ステップS116)。制御部100は、コイル温度T
Ecが設定値TE2以下であると判断すると(ステップ
S116;YES)、プリントジョブ中断フラグをオフ
にし、誘導コイル13への通電を開始して、画像形成装
置の画像形成処理を再開して中断されていたプリントジ
ョブを再開し(ステップS117)、本制御処理を終了
して待機状態に戻る。一方、制御部100は、コイル温
度TEcが設定値TE2以下でないと判断すると(ステ
ップS116;NO)、中断されていたプリントジョブ
を再開することなく、このまま本制御処理を終了して待
機状態に戻る。以上のルーチンを所定時間ごと、例えば
1秒ごとに繰り返して行う。
【0031】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13のコイル温度を検知し
て、コイル温度が所定温度以上にならないように制御す
るので、誘導コイル13の自己発熱による温度上昇を抑
制して、誘導コイル13の過昇温を防止することができ
る。
【0032】[実施の形態2]実施の形態1において、
画像形成装置がプリントジョブの処理中であっても、画
像形成処理を停止して処理中のプリントジョブを中断す
る制御処理について説明したが、本実施の形態2におい
ては、より画像形成装置の使い勝手を向上させるため
に、画像形成装置が現在処理中のプリントジョブ終了後
に、画像形成処理を停止して次のプリントジョブを禁止
する制御処理について説明する。例えば、本実施の形態
2においてプリントジョブの禁止は、連続的な20枚の
プリントに対するプリントジョブを処理中に中断するこ
となく、20枚目のプリントに対するプリントアウト終
了後に、画像形成処理を停止して次のプリントジョブを
禁止することを意味する。
【0033】本実施の形態2における画像形成装置の制
御系は、図6に示した実施の形態1における画像形成装
置の制御系と同様であるため、その説明を省略する。本
実施の形態2における画像形成装置による画像形成ジョ
ブの制御処理のフローチャートを図8に示す。
【0034】図8には、画像形成装置が誘導コイル13
のコイル温度に応じてプリントジョブ毎にプリントジョ
ブを禁止する制御処理が示されている。図8に示すよう
に、画像形成装置が画像形成処理をスタートすると、画
像形成装置の制御部100は、現在、プリントジョブを
処理中であるか否かを判別し(ステップS121)、プ
リントジョブを処理中でないと判断すると(ステップS
121;NO)、本制御処理を終了して待機状態に戻
る。一方、制御部100は、現在、プリントジョブを処
理中であると判断すると(ステップS121;YE
S)、誘導コイル温度検知手段15により検知された誘
導コイル13のコイル温度TEcを読み込む(ステップ
S122)。なお、制御部100は、プリントジョブの
処理中、誘導コイル13のコイル温度TEcを所定の制
御周期で読み込む。そして、制御部100は、プリント
ジョブの開始が禁止されていることを示すプリントジョ
ブ開始禁止フラグがオンであるか否かを判別する(ステ
ップS123)。
【0035】制御部100は、プリントジョブ開始禁止
フラグがオンでないと判断すると(ステップS123;
NO)、プリントジョブが処理中であるので、前記コイ
ル温度TEcが所定の設定値TE1以上であるか否かを
判別する(ステップS124)。そして、制御部100
は、コイル温度TEcが設定値TE1以上であると判断
すると(ステップS124;YES)、誘導コイル13
のコイル温度TEcの過昇温につながるので、プリント
ジョブ毎に画像形成処理を停止するために、現在、一連
のプリントジョブ処理中であるか否かを判別する(ステ
ップS125)。制御部100は、現在プリントジョブ
処理中でないと判断すると(ステップS125;N
O)、画像形成装置の画像形成処理を停止して次のプリ
ントジョブの開始を禁止するためにプリントジョブ開始
禁止フラグをオンにし、誘導コイル13への通電を遮断
し、画像形成装置の画像形成処理を停止して次のプリン
トジョブの開始を禁止し(ステップS126)、本制御
処理を終了して待機状態に戻る。これにより、誘電コイ
ル13は冷却される。一方、制御部100は、ステップ
S124においてコイル温度TEcが設定値TE1以上
でないと判断する(ステップS124;NO)、又は、
ステップS125において現在プリントジョブ処理中で
あると判断すると(ステップS125;YES)、プリ
ントジョブを停止する必要がないので、このまま本制御
処理を終了して待機状態に戻る。
【0036】ステップS123において、制御部100
は、プリントジョブ開始禁止フラグがオンであると判断
すると(ステップS123;YES)、現在次のプリン
トジョブの開始が禁止され、誘導コイル13への通電が
遮断されて、誘導コイル13のコイル温度TEcが前記
設定値TE1よりも低い所定の設定値TE2以下である
か否か、すなわち、次のプリントジョブを許可可能であ
るか否かを判別する(ステップS127)。制御部10
0は、コイル温度TEcが設定値TE2以下であると判
断すると(ステップS127;YES)、プリントジョ
ブ開始禁止フラグをオフにし、誘導コイル13への通電
を開始して、画像形成装置の画像形成処理を再開して禁
止されていた次のプリントジョブを許可し(ステップS
128)、本制御処理を終了して待機状態に戻る。一
方、制御部100は、コイル温度TEcが設定値TE2
以下でないと判断すると(ステップS127;NO)、
禁止されていた次のプリントジョブの開始を許可するこ
となく、このまま本制御処理を終了して待機状態に戻
る。以上のルーチンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに
繰り返して行う。
【0037】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13のコイル温度を検知し
て、コイル温度が所定温度以上にならないように制御す
るので、誘導コイル13の自己発熱による温度上昇を抑
制して、誘導コイル13の過昇温を防止することができ
る。更に、現在処理中のプリントジョブ処理後に画像形
成処理を停止して次のプリントジョブを禁止するので、
画像形成装置の使い勝手をより向上させることができ
る。
【0038】[実施の形態3]実施の形態3では、画像
形成装置は、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
誘導コイル13の通電時間を積算するコイル通電時間積
算手段102(図9参照)を備える。そして、コイル通
電時間積算手段102により積算されたコイル通電積算
時間に応じて、誘導コイル13への通電を遮断して画像
形成装置の画像形成ジョブを停止する、又は誘導コイル
13への通電を遮断することなく画像形成装置の画像形
成ジョブを実行する。
【0039】より具体的には、例えば、コイル通電時間
積算手段102により積算されたコイル通電積算時間が
所定時間以上になった場合、誘導コイル13への通電を
遮断し、画像形成装置の画像形成処理を一時的に停止し
て画像形成ジョブを中断する。この場合の所定時間は、
誘導コイル13の許容上限温度から一定温度低い温度に
なる時間に設定されている。これにより、誘導コイル1
3への通電が遮断されるため、誘導コイル13の自己発
熱がなくなり、結果としてコイルの温度上昇を抑制でき
る。また、画像形成装置の機内温度に応じて画像形成ジ
ョブを停止するコイル通電積算時間、及び停止された画
像形成ジョブを再開する所定時間のうちのすくなくとも
1つを変更してもよい。これは、機内温度が異なるとコ
イルの放熱速度が異なることによる。また、画像形成装
置が画像形成処理を停止すると、画像形成ジョブ停止中
であることを示す情報を表示手段に表示してもよい。
【0040】本実施の形態3における画像形成装置の制
御系のブロック図を図9に示し、該画像形成装置による
画像形成ジョブの制御処理のフローチャートを図10に
示す。本実施の形態3における画像形成装置の制御系
は、図6に示した実施の形態1及び2における画像形成
装置の制御系と比較して、定着装置40のコイル温度検
知手段15を備えず、コイル通電時間積算手段102
と、機内温度検知手段103とを更に備えている。そし
て、制御部100は、コイル通電時間積算手段102及
び機内温度検知手段103に更に接続されており、コイ
ル通電時間積算手段102によって画像形成ジョブ毎に
積算された誘導コイル13の通電積算時間を示す信号、
及び機内温度検知手段103によって検知された画像形
成装置の機内温度を示す信号を更に受信する。
【0041】図10には、画像形成装置がプリントジョ
ブの処理中に、誘導コイル13のコイル通電積算時間に
応じてプリントジョブを中断する制御処理が示されてい
る。図10に示すように、画像形成装置が画像形成処理
をスタートすると、画像形成装置の制御部100は、現
在、プリントジョブを処理中であるか否かを判別し(ス
テップS131)、プリントジョブを処理中でないと判
断すると(ステップS131;NO)、コイル通電積算
時間tcをリセットし(ステップS132)、本制御処
理を終了して待機状態に戻る。一方、制御部100は、
現在、プリントジョブを処理中であると判断すると(ス
テップS131;YES)、コイル通電時間積算手段1
02により積算された現在処理中のプリントジョブに関
する誘導コイル13のコイル通電積算時間tcを読み込
む(ステップS133)。なお、制御部100は、プリ
ントジョブの処理中、誘導コイル13のコイル通電積算
時間tcを所定の制御周期で読み込む。そして、制御部
100は、プリントジョブ中断フラグがオンであるか否
かを判別する(ステップS134)。
【0042】制御部100は、プリントジョブ中断フラ
グがオンでないと判断すると(ステップS134;N
O)、前記コイル通電積算時間tcが所定の設定値t1
以上であるか否かを判別する(ステップS135)。そ
して、制御部100は、コイル通電積算時間tcが設定
値t1以上であると判断すると(ステップS135;Y
ES)、誘導コイル13のコイル温度TEcの過昇温に
つながるので、プリントジョブ中断フラグをオンにし、
現在画像形成中のプリントアウトを終了してから、誘導
コイル13への通電を遮断し、画像形成装置の画像形成
処理を停止してプリントジョブを中断する(ステップS
136)。そして、制御部100は、プリントジョブの
中断時間を計測する中断タイマー(制御部100に備え
られているタイマー機能を使用する(図示省略))の計
測を開始させて(ステップS137)、本制御処理を終
了して待機状態に戻る。これにより、誘電コイル13は
冷却される。一方、制御部100は、コイル通電積算時
間tcが設定値t1以上でないと判断すると(ステップ
S135;NO)、プリントジョブを中断する必要がな
いので、このまま本制御処理を終了して待機状態に戻
る。
【0043】ステップS134において、制御部100
は、プリントジョブ中断フラグがオンであると判断する
と(ステップS134;YES)、中断タイマーにより
計測された中断時間tjを読み込む(ステップS13
8)。そして、制御部100は、プリントジョブが中断
され、誘導コイル13への通電が遮断されてからの中断
時間tjが所定の設定値t2以上であるか否か、すなわ
ち、プリントジョブを再開可能であるか否かを判別する
(ステップS139)。制御部100は、中断時間tj
が設定値t2以上であると判断すると(ステップS13
9;YES)、プリントジョブ中断フラグをオフにし
(ステップS140)、コイル通電積算時間tcをリセ
ットし(ステップS141)、中断タイマーの中断時間
tjをリセットする(ステップS142)。そして、制
御部100は、誘導コイル13への通電を開始して、画
像形成装置の画像形成処理を再開して中断されていたプ
リントジョブを再開し、本制御処理を終了して待機状態
に戻る。一方、制御部100は、中断時間tjが設定値
t2以上でないと判断すると(ステップS139;N
O)、中断されていたプリントジョブを再開することな
く、このまま本制御処理を終了して待機状態に戻る。以
上のルーチンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返
して行う。
【0044】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13の通電時間を積算し
て、コイル通電積算時間が所定時間以上にならないよう
に制御するので、誘導コイル13の自己発熱による温度
上昇を抑制して、誘導コイル13の過昇温を防止するこ
とができる。
【0045】[実施の形態4]実施の形態4では、画像
形成装置は、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
誘導コイル13の通電時間を積算するコイル通電時間積
算手段102(図11参照)と、前記画像形成ジョブ毎
に誘導コイル13の通電オンデューティ(所定時間当た
り、すなわち、プリント開始からの経過時間に対するコ
イル通電積算時間の割合)を算出するコイル通電オンデ
ューティ算出手段104(図11参照)とを備える。そ
して、コイル通電時間積算手段102により積算された
コイル通電積算時間及びコイル通電オンデューティ算出
手段104により算出された通電オンデューティに応じ
て、誘導コイル13への通電を遮断して画像形成装置の
画像形成ジョブを停止する、又は誘導コイル13への通
電を遮断することなく画像形成装置の画像形成ジョブを
実行する。
【0046】より具体的には、例えば、コイル通電時間
積算手段102により積算されたコイル通電積算時間及
びコイル通電オンデューティ算出手段104により算出
されたコイル通電オンデューティが所定値以上になった
場合、誘導コイル13への通電を遮断し、画像形成装置
の画像形成処理を一時的に停止して画像形成ジョブを中
断する。この場合の所定値は、誘導コイル13の許容上
限温度から一定温度低い温度になるように設定されてい
る。これにより、誘導コイル13への通電が遮断され
て、誘導コイル13の自己発熱がなくなり、結果として
コイルの温度上昇を抑制できる。また、画像形成装置の
機内温度に応じて画像形成ジョブを停止するコイル通電
積算時間、及び停止された画像形成ジョブを再開する所
定時間のうちのすくなくとも1つを変更してもよい。こ
れは、機内温度が異なるとコイルの放熱速度が異なるこ
とによる。また、画像形成装置が画像形成処理を停止す
ると、画像形成ジョブ停止中であることを示す情報を表
示手段に表示してもよい。
【0047】画像形成装置が画像形成ジョブを停止して
から再開するまでのジョブ停止時間は、例えば、図13
に示すようなジョブ停止時間テーブルに基づいて決定さ
れる。このジョブ停止時間テーブルは、誘導コイル13
の通電積算時間及び通電オンデューティに応じてジョブ
停止時間を定めたテーブルである。すなわち、ジョブ停
止時間テーブルは、誘導コイル13の通電積算時間が長
いほど、且つ、通電オンデューティが小さいほど、ジョ
ブ停止時間を長く設定している。なお、画像形成装置
は、画像形成装置の機内温度に応じてジョブ停止時間を
変更してもよい。すなわち、画像形成装置が機内温度を
検知する機内温度検知手段103(図11参照)を備
え、ジョブ停止時間テーブルが、該機内温度検知手段1
03により検知された機内温度が高いほど、ジョブ停止
時間を長く設定する。より詳細には、例えば、画像形成
装置の機内温度が10℃未満の場合、ジョブ停止時間テ
ーブルは、コイル通電積算時間が19分以上、28分以
上、42分以上と長くなるほど、且つ、それらに対応し
て、コイル通電オンデューティが0.8以上1未満、
0.6以上0.8未満、0.4以上0.6未満と小さく
なるほど、ジョブ停止時間を1分、2分、3分と長く設
定している。また、ジョブ停止時間テーブルは、機内温
度が10℃未満、10℃以上25℃未満、25℃以上と
高くなるほど、ジョブ停止時間1分に対するコイル通電
積算時間を28分未満、24分未満、20分未満と短く
なるように設定している。
【0048】本実施の形態4における画像形成装置の制
御系のブロック図を図11に示し、該画像形成装置によ
る画像形成ジョブの制御処理のフローチャートを図12
に示す。本実施の形態4における画像形成装置の制御系
は、図9に示した実施の形態3における画像形成装置の
制御系と比較して、コイル通電オンデューティ算出手段
104を更に備えている。そして、制御部100は、コ
イル通電オンデューティ算出手段104に更に接続され
ており、コイル通電オンデューティ算出手段104によ
って画像形成ジョブ毎に算出された誘導コイル13の通
電オンデューティを示す信号を更に受信する。
【0049】図12には、画像形成装置がプリントジョ
ブの処理中に、誘導コイル13のコイル通電積算時間及
びコイル通電オンデューティに応じてプリントジョブを
中断する制御処理が示されている。図12に示すよう
に、画像形成装置が画像形成処理をスタートすると、画
像形成装置の制御部100は、現在、プリントジョブを
処理中であるか否かを判別し(ステップS151)、プ
リントジョブを処理中でないと判断すると(ステップS
151;NO)、コイル通電積算時間tcをリセットし
(ステップS152)、コイル通電オンデューティDc
をリセットし(ステップS153)、本制御処理を終了
して待機状態に戻る。一方、制御部100は、現在、プ
リントジョブを処理中であると判断すると(ステップS
151;YES)、コイル通電時間積算手段102によ
り積算された現在処理中のプリントジョブに関する誘導
コイル13のコイル通電積算時間tcを読み込み(ステ
ップS154)、また、誘導コイル13のコイル通電オ
ンデューティDcを読み込む(ステップS155)。な
お、制御部100は、プリントジョブの処理中、誘導コ
イル13のコイル通電積算時間tc及びコイル通電オン
デューティDcを所定の制御周期で読み込む。そして、
制御部100は、プリントジョブ中断フラグがオンであ
るか否かを判別する(ステップS156)。
【0050】制御部100は、プリントジョブ中断フラ
グがオンでないと判断すると(ステップS156;N
O)、前記コイル通電積算時間tcが所定の設定値t1
以上であるか否かを判別する(ステップS157)。そ
して、制御部100は、コイル通電積算時間tcが設定
値t1以上であると判断すると(ステップS157;Y
ES)、コイル通電オンデューティDcが所定の設定値
D1以上であるか否かを判別する(ステップS15
8)。制御部100は、コイル通電オンデューティDc
が設定値D1以上であると判断すると(ステップS15
8;YES)、誘導コイル13のコイル温度TEcの過
昇温につながるので、プリントジョブ中断フラグをオン
にし、現在画像形成中のプリントアウトを終了してか
ら、誘導コイル13への通電を遮断し、画像形成装置の
画像形成処理を停止してプリントジョブを中断する(ス
テップS159)。そして、制御部100は、中断タイ
マーの計測を開始させて(ステップS160)、本制御
処理を終了して待機状態に戻る。これにより、誘電コイ
ル13は冷却される。一方、制御部100は、コイル通
電積算時間tcが設定値t1以上でないと判断する(ス
テップS157;NO)、又は、コイル通電オンデュー
ティDcが設定値D1以上でないと判断すると(ステッ
プS158;NO)、プリントジョブを中断する必要が
ないので、このまま本制御処理を終了して待機状態に戻
る。
【0051】ステップS156において、制御部100
は、プリントジョブ中断フラグがオンであると判断する
と(ステップS156;YES)、中断タイマーにより
計測された中断時間tjを読み込む(ステップS16
1)。そして、制御部100は、プリントジョブが中断
され、誘導コイル13への通電が遮断されてからの中断
時間tjが所定の設定値t2以上であるか否か、すなわ
ち、プリントジョブを再開可能であるか否かを判別する
(ステップS162)。制御部100は、中断時間tj
が設定値t2以上であると判断すると(ステップS16
2;YES)、プリントジョブ中断フラグをオフにし
(ステップS163)、コイル通電積算時間tcをリセ
ットし(ステップS164)、コイル通電オンデューテ
ィDcをリセットし(ステップS165)、中断タイマ
ーの中断時間tjをリセットする(ステップS16
6)。そして、制御部100は、誘導コイル13への通
電を開始して、画像形成装置の画像形成処理を再開して
中断されていたプリントジョブを再開し、本制御処理を
終了して待機状態に戻る。一方、制御部100は、中断
時間tjが設定値t2以上でないと判断すると(ステッ
プS162;NO)、中断されていたプリントジョブを
再開することなく、このまま本制御処理を終了して待機
状態に戻る。以上のルーチンを所定時間ごと、例えば1
秒ごとに繰り返して行う。
【0052】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13の通電時間を積算し、
通電オンデューティを算出して、コイル通電積算時間及
びコイル通電オンデューティが所定値以上にならないよ
うに制御するので、誘導コイル13の自己発熱による温
度上昇を抑制して、誘導コイル13の過昇温を防止する
ことができる。
【0053】[実施の形態5]実施の形態3において、
画像形成装置がプリントジョブの処理中であっても、誘
導コイル13のコイル通電積算時間に応じて画像形成処
理を停止して処理中のプリントジョブを中断する制御処
理について説明したが、本実施の形態5においては、よ
り画像形成装置の使い勝手を向上させるために、画像形
成装置が誘導コイル13のコイル通電積算時間に応じて
現在処理中のプリントジョブ終了後に、画像形成処理を
停止して次のプリントジョブを禁止する制御処理につい
て説明する。
【0054】本実施の形態5における画像形成装置の制
御系は、図9に示した実施の形態3における画像形成装
置の制御系と同様であるため、その図示及び説明を省略
する。本実施の形態5における画像形成装置による画像
形成ジョブの制御処理のフローチャートを図14に示
す。
【0055】図14には、画像形成装置が誘導コイル1
3のコイル通電積算時間に応じてプリントジョブ毎にプ
リントジョブを禁止する制御処理が示されている。図1
4に示すように、画像形成装置が画像形成処理をスター
トすると、画像形成装置の制御部100は、現在、プリ
ントジョブを処理中であるか否かを判別し(ステップS
171)、プリントジョブを処理中でないと判断すると
(ステップS171;NO)、コイル通電積算時間tc
をリセットし(ステップS172)、ステップS174
の処理へ移行する。一方、制御部100は、現在、プリ
ントジョブを処理中であると判断すると(ステップS1
71;YES)、コイル通電時間積算手段102により
積算された現在処理中のプリントジョブに関する誘導コ
イル13のコイル通電積算時間tcを読み込む(ステッ
プS173)。なお、制御部100は、プリントジョブ
の処理中、誘導コイル13のコイル通電積算時間tcを
所定の制御周期で読み込む。そして、制御部100は、
プリントジョブ開始禁止フラグがオンであるか否かを判
別する(ステップS174)。
【0056】制御部100は、プリントジョブ開始禁止
フラグがオンでないと判断すると(ステップS174;
NO)、前記コイル通電積算時間tcが所定の設定値t
1以上であるか否かを判別する(ステップS175)。
そして、制御部100は、コイル通電積算時間tcが設
定値t1以上であると判断すると(ステップS175;
YES)、現在、一連のプリントジョブ処理中であるか
否かを判別する(ステップS176)。制御部100
は、現在プリントジョブ処理中でないと判断すると(ス
テップS176;NO)、プリントジョブ開始禁止フラ
グをオンにし、誘導コイル13への通電を遮断し、画像
形成装置の画像形成処理を停止して次のプリントジョブ
の開始を禁止し(ステップS177)、中断タイマーの
計測を開始させて(ステップS178)、本制御処理を
終了して待機状態に戻る。これにより、誘電コイル13
は冷却される。一方、制御部100は、ステップS17
5においてコイル通電積算時間tcが設定値t1以上で
ないと判断する(ステップS175;NO)、又は、ス
テップS176において現在プリントジョブ処理中であ
ると判断すると(ステップS176;YES)、プリン
トジョブを中断する必要がないので、このまま本制御処
理を終了して待機状態に戻る。
【0057】ステップS174において、制御部100
は、プリントジョブ開始禁止フラグがオンであると判断
すると(ステップS174;YES)、中断タイマーに
より計測された中断時間tjを読み込む(ステップS1
79)。そして、制御部100は、中断時間tjが所定
の設定値t2以上であるか否か、すなわち、次のプリン
トジョブを許可可能であるか否かを判別する(ステップ
S180)。制御部100は、中断時間tjが設定値t
2以上であると判断すると(ステップS180;YE
S)、プリントジョブ開始禁止フラグをオフにし(ステ
ップS181)、コイル通電積算時間tcをリセットし
(ステップS182)、中断タイマーの中断時間tjを
リセットし(ステップS183)、誘導コイル13への
通電を開始して、画像形成装置の画像形成処理を再開し
て禁止されていた次のプリントジョブを許可し、本制御
処理を終了して待機状態に戻る。一方、制御部100
は、中断時間tjが設定値t2以上でないと判断すると
(ステップS180;NO)、禁止されていた次のプリ
ントジョブの開始を許可することなく、このまま本制御
処理を終了して待機状態に戻る。以上のルーチンを所定
時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返して行う。
【0058】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13の通電時間を積算し
て、コイル通電積算時間が所定時間以上にならないよう
に制御するので、誘導コイル13の自己発熱による温度
上昇を抑制して、誘導コイル13の過昇温を防止するこ
とができる。更に、現在処理中のプリントジョブ処理後
に画像形成処理を停止して次のプリントジョブを禁止す
るので、画像形成装置の使い勝手をより向上させること
ができる。
【0059】[実施の形態6]実施の形態4において、
画像形成装置がプリントジョブの処理中であっても、誘
導コイル13のコイル通電積算時間及びコイル通電オン
デューティに応じて画像形成処理を停止して処理中のプ
リントジョブを中断する制御処理について説明したが、
本実施の形態6においては、実施形態5と同様、より画
像形成装置の使い勝手を向上させるために、画像形成装
置が誘導コイル13のコイル通電積算時間及びコイル通
電オンデューティに応じて現在処理中のプリントジョブ
終了後に、画像形成処理を停止して次のプリントジョブ
を禁止する制御処理について説明する。
【0060】本実施の形態6における画像形成装置の制
御系は、図11に示した実施の形態4における画像形成
装置の制御系と同様であるため、その図示及び説明を省
略する。本実施の形態6における画像形成装置による画
像形成ジョブの制御処理のフローチャートを図15に示
す。
【0061】図15には、画像形成装置が誘導コイル1
3のコイル通電積算時間及びコイル通電オンデューティ
に応じてプリントジョブ毎にプリントジョブを禁止する
制御処理が示されている。図15に示すように、画像形
成装置が画像形成処理をスタートすると、画像形成装置
の制御部100は、現在、プリントジョブを処理中であ
るか否かを判別し(ステップS191)、プリントジョ
ブを処理中でないと判断すると(ステップS191;N
O)、コイル通電積算時間tcをリセットし(ステップ
S192)、コイル通電オンデューティDcをリセット
し(ステップS193)、ステップS196の処理へ移
行する。一方、制御部100は、現在、プリントジョブ
を処理中であると判断すると(ステップS191;YE
S)、現在処理中のプリントジョブに関する誘導コイル
13のコイル通電積算時間tcを読み込み(ステップS
194)、また、コイル通電オンデューティDcを読み
込む(ステップS195)。なお、制御部100は、プ
リントジョブの処理中、誘導コイル13のコイル通電積
算時間tc及びコイル通電オンデューティDcを所定の
制御周期で読み込む。そして、制御部100は、プリン
トジョブ開始禁止フラグがオンであるか否かを判別する
(ステップS196)。
【0062】制御部100は、プリントジョブ開始禁止
フラグがオンでないと判断すると(ステップS196;
NO)、前記コイル通電積算時間tcが所定の設定値t
1以上であるか否かを判別し(ステップS197)、コ
イル通電積算時間tcが設定値t1以上であると判断す
ると(ステップS197;YES)、前記コイル通電オ
ンデューティDcが所定の設定値D1以上であるか否か
を判別する(ステップS198)。そして、制御部10
0は、コイル通電オンデューティDcが設定値D1以上
であると判断すると(ステップS198;YES)、現
在、一連のプリントジョブ処理中であるか否かを判別す
る(ステップS199)。制御部100は、現在プリン
トジョブ処理中でないと判断すると(ステップS19
9;NO)、プリントジョブ開始禁止フラグをオンに
し、誘導コイル13への通電を遮断し、画像形成装置の
画像形成処理を停止して次のプリントジョブの開始を禁
止し(ステップS200)、中断タイマーの計測を開始
させて(ステップS201)、本制御処理を終了して待
機状態に戻る。これにより、誘電コイル13は冷却され
る。一方、制御部100は、ステップS197において
コイル通電積算時間tcが設定値t1以上でないと判断
する(ステップS197;NO)、ステップS198に
おいてコイル通電オンデューティDcが設定値D1以上
でないと判断する(ステップS198;NO)、又は、
ステップS199において現在プリントジョブ処理中で
あると判断すると(ステップS199;YES)、プリ
ントジョブを中断する必要がないので、このまま本制御
処理を終了して待機状態に戻る。
【0063】ステップS196において、制御部100
は、プリントジョブ開始禁止フラグがオンであると判断
すると(ステップS196;YES)、中断タイマーに
より計測された中断時間tjを読み込む(ステップS2
02)。そして、制御部100は、中断時間tjが所定
の設定値t2以上であるか否か、すなわち、次のプリン
トジョブを許可可能であるか否かを判別する(ステップ
S203)。制御部100は、中断時間tjが設定値t
2以上であると判断すると(ステップS203;YE
S)、プリントジョブ開始禁止フラグをオフにし(ステ
ップS204)、コイル通電積算時間tcをリセットし
(ステップS205)、コイル通電オンデューティDc
をリセットし(ステップS206)、中断タイマーの中
断時間tjをリセットし(ステップS207)、誘導コ
イル13への通電を開始して、画像形成装置の画像形成
処理を再開して禁止されていた次のプリントジョブを許
可し、本制御処理を終了して待機状態に戻る。一方、制
御部100は、中断時間tjが設定値t2以上でないと
判断すると(ステップS203;NO)、禁止されてい
た次のプリントジョブの開始を許可することなく、この
まま本制御処理を終了して待機状態に戻る。以上のルー
チンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返して行
う。
【0064】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13の通電時間を積算し、
通電オンデューティを算出して、コイル通電積算時間及
びコイル通電オンデューティが所定値以上にならないよ
うに制御するので、誘導コイル13の自己発熱による温
度上昇を抑制して、誘導コイル13の過昇温を防止する
ことができる。更に、現在処理中のプリントジョブ処理
後に画像形成処理を停止して次のプリントジョブを禁止
するので、画像形成装置の使い勝手をより向上させるこ
とができる。
【0065】[実施の形態7]実施の形態7では、画像
形成装置は、図9に示した実施の形態3におけるコイル
通電時間積算手段102に代えて、トナー画像を形成す
る画像形成ジョブ毎に誘導コイル13が消費するコイル
電力を積算するコイル電力積算手段105(図16参
照)を備える。そして、コイル電力積算手段105によ
り積算されたコイル積算電力に応じて、誘導コイル13
への通電を遮断して画像形成装置の画像形成ジョブを停
止する、又は誘導コイル13への通電を遮断することな
く画像形成装置の画像形成ジョブを実行する。
【0066】より具体的には、例えば、コイル電力積算
手段105により積算されたコイル積算電力が所定値以
上になった場合、誘導コイル13への通電を遮断し、画
像形成装置の画像形成処理を一時的に停止して画像形成
ジョブを中断する。この場合の所定値は、誘導コイル1
3の許容上限温度から一定温度低い温度になるように設
定されている。これにより、誘導コイル13への通電が
遮断されて、誘導コイル13の自己発熱がなくなり、結
果としてコイルの温度上昇を抑制できる。また、画像形
成装置の機内温度に応じて画像形成ジョブを停止するコ
イル積算電力、及び停止された画像形成ジョブを再開す
る所定時間のうちのすくなくとも1つを変更してもよ
い。これは、機内温度が異なるとコイルの放熱速度が異
なることによる。また、画像形成装置が画像形成処理を
停止すると、画像形成ジョブ停止中であることを示す情
報を表示手段に表示してもよい。
【0067】本実施の形態7における画像形成装置の制
御系のブロック図を図16に示し、該画像形成装置によ
る画像形成ジョブの制御処理のフローチャートを図17
に示す。本実施の形態7における画像形成装置の制御系
は、図9に示した実施の形態3における画像形成装置の
制御系と比較して、コイル通電時間積算手段102を備
えず、コイル電力積算手段105を更に備えている。そ
して、制御部100は、コイル電力積算手段105に更
に接続されており、コイル電力積算手段105によって
画像形成ジョブ毎に積算された誘導コイル13が消費す
る積算電力を示す信号を更に受信する。
【0068】図17には、画像形成装置がプリントジョ
ブの処理中に、誘導コイル13のコイル積算電力に応じ
てプリントジョブを中断する制御処理が示されている。
図17に示すように、画像形成装置が画像形成処理をス
タートすると、画像形成装置の制御部100は、現在、
プリントジョブを処理中であるか否かを判別し(ステッ
プS211)、プリントジョブを処理中でないと判断す
ると(ステップS211;NO)、コイル積算電力Wc
をリセットし(ステップS212)、本制御処理を終了
して待機状態に戻る。一方、制御部100は、現在、プ
リントジョブを処理中であると判断すると(ステップS
211;YES)、コイル電力積算手段105により積
算された現在処理中のプリントジョブに関する誘導コイ
ル13が消費したコイル積算電力Wcを読み込む(ステ
ップS213)。なお、制御部100は、プリントジョ
ブの処理中、誘導コイル13のコイル積算電力Wcを所
定の制御周期で読み込む。そして、制御部100は、プ
リントジョブ中断フラグがオンであるか否かを判別する
(ステップS214)。
【0069】制御部100は、プリントジョブ中断フラ
グがオンでないと判断すると(ステップS214;N
O)、前記コイル積算電力Wcが所定の設定値W1以上
であるか否かを判別する(ステップS215)。そし
て、制御部100は、コイル積算電力Wcが設定値W1
以上であると判断すると(ステップS215;YE
S)、誘導コイル13のコイル温度TEcの過昇温につ
ながるので、プリントジョブ中断フラグをオンにし、現
在画像形成中のプリントアウトを終了してから、誘導コ
イル13への通電を遮断し、画像形成装置の画像形成処
理を停止してプリントジョブを中断する(ステップS2
16)。そして、制御部100は、中断タイマーの計測
を開始させて(ステップS217)、本制御処理を終了
して待機状態に戻る。これにより、誘電コイル13は冷
却される。一方、制御部100は、コイル積算電力Wc
が設定値W1以上でないと判断すると(ステップS21
5;NO)、プリントジョブを中断する必要がないの
で、このまま本制御処理を終了して待機状態に戻る。
【0070】ステップS214において、制御部100
は、プリントジョブ中断フラグがオンであると判断する
と(ステップS214;YES)、中断タイマーにより
計測された中断時間tjを読み込む(ステップS21
8)。そして、制御部100は、プリントジョブが中断
され、誘導コイル13への通電が遮断されてからの中断
時間tjが所定の設定値t2以上であるか否か、すなわ
ち、プリントジョブを再開可能であるか否かを判別する
(ステップS219)。制御部100は、中断時間tj
が設定値t2以上であると判断すると(ステップS21
9;YES)、プリントジョブ中断フラグをオフにし
(ステップS220)、コイル積算電力Wcをリセット
し(ステップS221)、中断タイマーの中断時間tj
をリセットする(ステップS222)。そして、制御部
100は、誘導コイル13への通電を開始して、画像形
成装置の画像形成処理を再開して中断されていたプリン
トジョブを再開し、本制御処理を終了して待機状態に戻
る。一方、制御部100は、中断時間tjが設定値t2
以上でないと判断すると(ステップS219;NO)、
中断されていたプリントジョブを再開することなく、こ
のまま本制御処理を終了して待機状態に戻る。以上のル
ーチンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返して行
う。
【0071】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13が消費するコイル電力
を積算して、コイル積算電力が所定値以上にならないよ
うに制御するので、誘導コイル13の自己発熱による温
度上昇を抑制して、誘導コイル13の過昇温を防止する
ことができる。
【0072】[実施の形態8]実施の形態8では、画像
形成装置は、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
誘導コイル13が消費するコイル電力を積算するコイル
電力積算手段105(図18参照)と、前記画像形成ジ
ョブ毎に誘導コイル13の通電オンデューティ(プリン
ト開始からの経過時間に対するコイル通電積算時間の割
合)を算出するコイル通電オンデューティ算出手段10
6(図18参照)とを備える。そして、コイル電力積算
手段105により積算されたコイル積算電力及びコイル
通電オンデューティ算出手段106により算出された通
電オンデューティに応じて、誘導コイル13への通電を
遮断して画像形成装置の画像形成ジョブを停止する、又
は誘導コイル13への通電を遮断することなく画像形成
装置の画像形成ジョブを実行する。
【0073】より具体的には、例えば、コイル電力積算
手段105により積算されたコイル積算電力及びコイル
通電オンデューティ算出手段106により算出されたコ
イル通電オンデューティが所定値以上になった場合、誘
導コイル13への通電を遮断し、画像形成装置の画像形
成処理を一時的に停止して画像形成ジョブを中断する。
この場合の所定値は、誘導コイル13の許容上限温度か
ら一定温度低い温度になるように設定されている。これ
により、誘導コイル13への通電が遮断されて、誘導コ
イル13の自己発熱がなくなり、結果としてコイルの温
度上昇を抑制できる。また、画像形成装置の機内温度に
応じて画像形成ジョブを停止するコイル積算電力、及び
停止された画像形成ジョブを再開する所定時間のうちの
すくなくとも1つを変更してもよい。これは、機内温度
が異なるとコイルの放熱速度が異なることによる。ま
た、画像形成装置が画像形成処理を停止すると、画像形
成ジョブ停止中であることを示す情報を表示手段に表示
してもよい。
【0074】画像形成装置が画像形成ジョブを停止して
から再開するまでのジョブ停止時間は、例えば、図20
に示すようなジョブ停止時間テーブルに基づいて決定さ
れる。このジョブ停止時間テーブルは、誘導コイル13
の積算電力及び通電オンデューティに応じてジョブ停止
時間を定めたテーブルである。すなわち、ジョブ停止時
間テーブルは、誘導コイル13の積算電力が大きいほ
ど、且つ、通電オンデューティが小さいほど、ジョブ停
止時間を長く設定している。なお、画像形成装置は、画
像形成装置の機内温度に応じてジョブ停止時間を変更し
てもよい。すなわち、画像形成装置が機内温度を検知す
る機内温度検知手段103(図18参照)を備え、ジョ
ブ停止時間テーブルが、該機内温度検知手段103によ
り検知された機内温度が高いほど、ジョブ停止時間を長
く設定する。より詳細には、例えば、画像形成装置の機
内温度が10℃未満の場合、ジョブ停止時間テーブル
は、コイル積算電力が240wh以上、380Wh以
上、560Wh以上と長くなるほど、且つ、それらに対
応して、コイル通電オンデューティが0.8以上1未
満、0.6以上0.8未満、0.4以上0.6未満と小
さくなるほど、ジョブ停止時間を1分、2分、3分と長
く設定している。また、ジョブ停止時間テーブルは、機
内温度が10℃未満、10℃以上25℃未満、25℃以
上と高くなるほど、ジョブ停止時間1分に対するコイル
積算電力を380Wh未満、320Wh未満、270W
h未満と短くなるように設定している。
【0075】本実施の形態8における画像形成装置の制
御系のブロック図を図18に示し、該画像形成装置によ
る画像形成ジョブの制御処理のフローチャートを図19
に示す。本実施の形態8における画像形成装置の制御系
は、図16に示した実施の形態7における画像形成装置
の制御系と比較して、コイル通電オンデューティ算出手
段106を更に備えている。そして、制御部100は、
コイル通電オンデューティ算出手段106に更に接続さ
れており、コイル通電オンデューティ算出手段106に
よって画像形成ジョブ毎に算出された誘導コイル13の
通電オンデューティを示す信号を更に受信する。
【0076】図19には、画像形成装置がプリントジョ
ブの処理中に、誘導コイル13のコイル積算電力及びコ
イル通電オンデューティに応じてプリントジョブを中断
する制御処理が示されている。図19に示すように、画
像形成装置が画像形成処理をスタートすると、画像形成
装置の制御部100は、現在、プリントジョブを処理中
であるか否かを判別し(ステップS231)、プリント
ジョブを処理中でないと判断すると(ステップS23
1;NO)、コイル積算電力Wcをリセットし(ステッ
プS232)、コイル通電オンデューティDcをリセッ
トし(ステップS233)、本制御処理を終了して待機
状態に戻る。一方、制御部100は、現在、プリントジ
ョブを処理中であると判断すると(ステップS231;
YES)、コイル電力積算手段105により積算された
現在処理中のプリントジョブに関する誘導コイル13が
消費するコイル積算電力Wcを読み込み(ステップS2
34)、また、誘導コイル13のコイル通電オンデュー
ティDcを読み込む(ステップS235)。なお、制御
部100は、プリントジョブの処理中、誘導コイル13
のコイル積算電力Wc及びコイル通電オンデューティD
cを所定の制御周期で読み込む。そして、制御部100
は、プリントジョブ中断フラグがオンであるか否かを判
別する(ステップS236)。
【0077】制御部100は、プリントジョブ中断フラ
グがオンでないと判断すると(ステップS236;N
O)、前記コイル積算電力Wcが所定の設定値W1以上
であるか否かを判別する(ステップS237)。そし
て、制御部100は、コイル積算電力Wcが設定値W1
以上であると判断すると(ステップS237;YE
S)、コイル通電オンデューティDcが所定の設定値D
1以上であるか否かを判別する(ステップS238)。
制御部100は、コイル通電オンデューティDcが設定
値D1以上であると判断すると(ステップS238;Y
ES)、誘導コイル13のコイル温度TEcの過昇温に
つながるので、プリントジョブ中断フラグをオンにし、
現在画像形成中のプリントアウトを終了してから、誘導
コイル13への通電を遮断し、画像形成装置の画像形成
処理を停止してプリントジョブを中断する(ステップS
239)。そして、制御部100は、中断タイマーの計
測を開始させて(ステップS240)、本制御処理を終
了して待機状態に戻る。これにより、誘電コイル13は
冷却される。一方、制御部100は、コイル積算電力W
cが設定値W1以上でないと判断する(ステップS23
7;NO)、又は、コイル通電オンデューティDcが設
定値D1以上でないと判断すると(ステップS238;
NO)、プリントジョブを中断する必要がないので、こ
のまま本制御処理を終了して待機状態に戻る。
【0078】ステップS236において、制御部100
は、プリントジョブ中断フラグがオンであると判断する
と(ステップS236;YES)、中断タイマーにより
計測された中断時間tjを読み込む(ステップS24
1)。そして、制御部100は、プリントジョブが中断
され、誘導コイル13への通電が遮断されてからの中断
時間tjが所定の設定値t2以上であるか否か、すなわ
ち、プリントジョブを再開可能であるか否かを判別する
(ステップS242)。制御部100は、中断時間tj
が設定値t2以上であると判断すると(ステップS24
2;YES)、プリントジョブ中断フラグをオフにし
(ステップS242)、コイル積算電力Wcをリセット
し(ステップS244)、コイル通電オンデューティD
cをリセットし(ステップS245)、中断タイマーの
中断時間tjをリセットする(ステップS246)。そ
して、制御部100は、誘導コイル13への通電を開始
して、画像形成装置の画像形成処理を再開して中断され
ていたプリントジョブを再開し、本制御処理を終了して
待機状態に戻る。一方、制御部100は、中断時間tj
が設定値t2以上でないと判断すると(ステップS24
2;NO)、中断されていたプリントジョブを再開する
ことなく、このまま本制御処理を終了して待機状態に戻
る。以上のルーチンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに
繰り返して行う。
【0079】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13のコイル電力を積算
し、通電オンデューティを算出して、コイル積算電力及
びコイル通電オンデューティが所定値以上にならないよ
うに制御するので、誘導コイル13の自己発熱による温
度上昇を抑制して、誘導コイル13の過昇温を防止する
ことができる。
【0080】[実施の形態9]実施の形態7において、
画像形成装置がプリントジョブの処理中であっても、誘
導コイル13のコイル積算電力に応じて画像形成処理を
停止して処理中のプリントジョブを中断する制御処理に
ついて説明したが、本実施の形態9においては、より画
像形成装置の使い勝手を向上させるために、画像形成装
置が誘導コイル13のコイル積算電力に応じて現在処理
中のプリントジョブ終了後に、画像形成処理を停止して
次のプリントジョブを禁止する制御処理について説明す
る。
【0081】本実施の形態9における画像形成装置の制
御系は、図16に示した実施の形態7における画像形成
装置の制御系と同様であるため、その図示及び説明を省
略する。本実施の形態9における画像形成装置による画
像形成ジョブの制御処理のフローチャートを図21に示
す。
【0082】図21には、画像形成装置が誘導コイル1
3が消費するコイル積算電力に応じてプリントジョブ毎
にプリントジョブを禁止する制御処理が示されている。
図21に示すように、画像形成装置が画像形成処理をス
タートすると、画像形成装置の制御部100は、現在、
プリントジョブを処理中であるか否かを判別し(ステッ
プS251)、プリントジョブを処理中でないと判断す
ると(ステップS251;NO)、コイル積算電力Wc
をリセットし(ステップS252)、ステップS254
の処理へ移行する。一方、制御部100は、現在、プリ
ントジョブを処理中であると判断すると(ステップS2
51;YES)、コイル電力積算手段105により積算
された現在処理中のプリントジョブに関する誘導コイル
13が消費したコイル積算電力Wcを読み込む(ステッ
プS253)。なお、制御部100は、プリントジョブ
の処理中、誘導コイル13のコイル積算電力Wcを所定
の制御周期で読み込む。そして、制御部100は、プリ
ントジョブ開始禁止フラグがオンであるか否かを判別す
る(ステップS254)。
【0083】制御部100は、プリントジョブ開始禁止
フラグがオンでないと判断すると(ステップS254;
NO)、前記コイル積算電力Wcが所定の設定値W1以
上であるか否かを判別する(ステップS255)。そし
て、制御部100は、コイル積算電力Wcが設定値W1
以上であると判断すると(ステップS255;YE
S)、現在、一連のプリントジョブ処理中であるか否か
を判別する(ステップS256)。制御部100は、現
在プリントジョブ処理中でないと判断すると(ステップ
S256;NO)、プリントジョブ開始禁止フラグをオ
ンにし、誘導コイル13への通電を遮断し、画像形成装
置の画像形成処理を停止して次のプリントジョブの開始
を禁止し(ステップS257)、中断タイマーの計測を
開始させて(ステップS258)、本制御処理を終了し
て待機状態に戻る。これにより、誘電コイル13は冷却
される。一方、制御部100は、ステップS255にお
いてコイル積算電力Wcが設定値W1以上でないと判断
する(ステップS255;NO)、又は、ステップS2
56において現在プリントジョブ処理中であると判断す
ると(ステップS256;YES)、プリントジョブを
中断する必要がないので、このまま本制御処理を終了し
て待機状態に戻る。
【0084】ステップS254において、制御部100
は、プリントジョブ開始禁止フラグがオンであると判断
すると(ステップS254;YES)、中断タイマーに
より計測された中断時間tjを読み込む(ステップS2
59)。そして、制御部100は、中断時間tjが所定
の設定値t2以上であるか否か、すなわち、次のプリン
トジョブを許可可能であるか否かを判別する(ステップ
S260)。制御部100は、中断時間tjが設定値t
2以上であると判断すると(ステップS260;YE
S)、プリントジョブ開始禁止フラグをオフにし(ステ
ップS261)、コイル積算電力Wcをリセットし(ス
テップS262)、中断タイマーの中断時間tjをリセ
ットし(ステップS263)、誘導コイル13への通電
を開始して、画像形成装置の画像形成処理を再開して禁
止されていた次のプリントジョブを許可し、本制御処理
を終了して待機状態に戻る。一方、制御部100は、中
断時間tjが設定値t2以上でないと判断すると(ステ
ップS260;NO)、禁止されていた次のプリントジ
ョブの開始を許可することなく、このまま本制御処理を
終了して待機状態に戻る。以上のルーチンを所定時間ご
と、例えば1秒ごとに繰り返して行う。
【0085】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13のコイル電力を積算し
て、コイル積算電力が所定値以上にならないように制御
するので、誘導コイル13の自己発熱による温度上昇を
抑制して、誘導コイル13の過昇温を防止することがで
きる。更に、現在処理中のプリントジョブ処理後に画像
形成処理を停止して次のプリントジョブを禁止するの
で、画像形成装置の使い勝手をより向上させることがで
きる。
【0086】[実施の形態10]実施の形態8におい
て、画像形成装置がプリントジョブの処理中であって
も、誘導コイル13のコイル積算電力びコイル通電オン
デューティに応じて画像形成処理を停止して処理中のプ
リントジョブを中断する制御処理について説明したが、
本実施の形態10においては、実施形態9と同様、より
画像形成装置の使い勝手を向上させるために、画像形成
装置が誘導コイル13のコイル積算電力及びコイル通電
オンデューティに応じて現在処理中のプリントジョブ終
了後に、画像形成処理を停止して次のプリントジョブを
禁止する制御処理について説明する。
【0087】本実施の形態10における画像形成装置の
制御系は、図18に示した実施の形態8における画像形
成装置の制御系と同様であるため、その図示及び説明を
省略する。本実施の形態10における画像形成装置によ
る画像形成ジョブの制御処理のフローチャートを図22
に示す。
【0088】図22には、画像形成装置が誘導コイル1
3のコイル積算電力及びコイル通電オンデューティに応
じてプリントジョブ毎にプリントジョブを禁止する制御
処理が示されている。図22に示すように、画像形成装
置が画像形成処理をスタートすると、画像形成装置の制
御部100は、現在、プリントジョブを処理中であるか
否かを判別し(ステップS271)、プリントジョブを
処理中でないと判断すると(ステップS271;N
O)、コイル積算電力Wcをリセットし(ステップS2
72)、コイル通電オンデューティDcをリセットし
(ステップS273)、ステップS276の処理へ移行
する。一方、制御部100は、現在、プリントジョブを
処理中であると判断すると(ステップS271;YE
S)、現在処理中のプリントジョブに関する誘導コイル
13のコイル積算電力Wcを読み込み(ステップS27
4)、また、コイル通電オンデューティDcを読み込む
(ステップS275)。なお、制御部100は、プリン
トジョブの処理中、誘導コイル13のコイル積算電力W
c及びコイル通電オンデューティDcを所定の制御周期
で読み込む。そして、制御部100は、プリントジョブ
開始禁止フラグがオンであるか否かを判別する(ステッ
プS276)。
【0089】制御部100は、プリントジョブ開始禁止
フラグがオンでないと判断すると(ステップS276;
NO)、前記コイル積算電力Wcが所定の設定値W1以
上であるか否かを判別し(ステップS277)、コイル
積算電力Wcが設定値W1以上であると判断すると(ス
テップS277;YES)、前記コイル通電オンデュー
ティDcが所定の設定値D1以上であるか否かを判別す
る(ステップS278)。そして、制御部100は、コ
イル通電オンデューティDcが設定値D1以上であると
判断すると(ステップS278;YES)、現在、一連
のプリントジョブ処理中であるか否かを判別する(ステ
ップS279)。制御部100は、現在プリントジョブ
処理中でないと判断すると(ステップS279;N
O)、プリントジョブ開始禁止フラグをオンにし、誘導
コイル13への通電を遮断し、画像形成装置の画像形成
処理を停止して次のプリントジョブの開始を禁止し(ス
テップS280)、中断タイマーの計測を開始させて
(ステップS281)、本制御処理を終了して待機状態
に戻る。これにより、誘電コイル13は冷却される。一
方、制御部100は、ステップS277においてコイル
積算電力Wcが設定値W1以上でないと判断する(ステ
ップS277;NO)、ステップS278においてコイ
ル通電オンデューティDcが設定値D1以上でないと判
断する(ステップS278;NO)、又は、ステップS
279において現在プリントジョブ処理中であると判断
すると(ステップS279;YES)、プリントジョブ
を中断する必要がないので、このまま本制御処理を終了
して待機状態に戻る。
【0090】ステップS276において、制御部100
は、プリントジョブ開始禁止フラグがオンであると判断
すると(ステップS276;YES)、中断タイマーに
より計測された中断時間tjを読み込む(ステップS2
82)。そして、制御部100は、中断時間tjが所定
の設定値t2以上であるか否か、すなわち、次のプリン
トジョブを許可可能であるか否かを判別する(ステップ
S283)。制御部100は、中断時間tjが設定値t
2以上であると判断すると(ステップS283;YE
S)、プリントジョブ開始禁止フラグをオフにし(ステ
ップS284)、コイル積算電力Wcをリセットし(ス
テップS285)、コイル通電オンデューティDcをリ
セットし(ステップS286)、中断タイマーの中断時
間tjをリセットし(ステップS287)、誘導コイル
13への通電を開始して、画像形成装置の画像形成処理
を再開して禁止されていた次のプリントジョブを許可
し、本制御処理を終了して待機状態に戻る。一方、制御
部100は、中断時間tjが設定値t2以上でないと判
断すると(ステップS283;NO)、禁止されていた
次のプリントジョブの開始を許可することなく、このま
ま本制御処理を終了して待機状態に戻る。以上のルーチ
ンを所定時間ごと、例えば1秒ごとに繰り返して行う。
【0091】本実施の形態では、以上のような制御処理
が行われるので、誘導コイル13のコイル電力を積算
し、通電オンデューティを算出して、コイル積算電力及
びコイル通電オンデューティが所定値以上にならないよ
うに制御するので、誘導コイル13の自己発熱による温
度上昇を抑制して、誘導コイル13の過昇温を防止する
ことができる。更に、現在処理中のプリントジョブ処理
後に画像形成処理を停止して次のプリントジョブを禁止
するので、画像形成装置の使い勝手をより向上させるこ
とができる。
【0092】なお、本発明は、上記実施の形態の内容に
限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲
で適宜変更可能である。例えば、誘導コイル温度検知手
段15及び加熱部材温度検知手段16を、例えばサーミ
スタとしたが、これに限らず、例えば熱電対、赤外セン
サなど、誘導コイル13の温度又は誘導コイル13近傍
の温度、及び加熱部材10の温度又は加熱部材10近傍
の温度をそれぞれ検知できるものであれば何でも良い。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、定着装置の加熱部材に設けられた誘導コ
イルの自己発熱による過昇温を抑制し、コイルの耐久性
を確保し、焼損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施の形態を示す模
式図である。
【図2】図1の画像形成装置が備える誘導加熱定着装置
40を示す断面図である。
【図3】図2の定着装置40の加熱ローラ10内に配置
された誘導コイル13を示す斜視図である。
【図4】本発明で使用し得る定着装置40の他の例を示
す断面図である。
【図5】図4の定着装置40の加熱ローラ10内に配置
された誘導コイル13を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1における画像形成装置の
制御系を示すブロック図である。
【図7】実施の形態1における画像形成装置による制御
処理を示すフローチャートである。
【図8】実施の形態2における画像形成装置による制御
処理を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態3における画像形成装置の制御系を
示すブロック図である。
【図10】実施の形態3における画像形成装置による制
御処理を示すフローチャートである。
【図11】実施の形態4における画像形成装置の制御系
を示すブロック図である。
【図12】実施の形態4における画像形成装置による制
御処理を示すフローチャートである。
【図13】実施の形態4において画像形成装置による制
御で使用されるジョブ停止時間テーブルを示す図であ
る。
【図14】実施の形態5における画像形成装置による制
御処理を示すフローチャートである。
【図15】実施の形態6における画像形成装置による制
御処理を示すフローチャートである。
【図16】実施の形態7における画像形成装置の制御系
を示すブロック図である。
【図17】実施の形態7における画像形成装置による制
御処理を示すフローチャートである。
【図18】実施の形態8における画像形成装置の制御系
を示すフロック図である。
【図19】実施の形態8における画像形成装置による制
御処理を示すフローチャートである。
【図20】実施の形態8において画像形成装置による制
御で使用されるジョブ停止時間テーブルを示す図であ
る。
【図21】実施の形態9における画像形成装置による制
御処理を示すフローチャートである。
【図22】実施の形態10における画像形成装置による
制御処理を示すフローチャートである。
【図23】従来の定着装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 加熱ローラ(加熱部材) 13 誘導コイル 15 誘導コイル温度検知手段 16 加熱部材温度検知手段 20 加圧ローラ(加圧部材) 40 定着装置(誘導加熱定着装置) 100 制御部 102 コイル通電時間積算手段 103 機内温度検知手段 104 コイル通電オンデューティ算出手段 105 コイル電力積算手段 106 コイル通電オンデューティ算出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 美帆 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2H027 DA12 DA32 DA34 DA38 ED25 EE07 EF10 EH08 EH10 GB05 2H033 AA03 BA02 BA30 BE06 CA02 CA28 CA30 CA57 3K059 AA08 AC33 AC54 AD02 AD29 AD30

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘導
    加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ部
    を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通され
    る記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー画
    像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装置
    において、前記誘導コイルの温度又は該誘導コイル近傍
    の温度を検知するコイル温度検知手段と、該コイル温度
    検知手段により検知された検知温度に応じてトナー画像
    を形成する画像形成ジョブを停止し、該画像形成ジョブ
    停止中に前記コイル温度検知手段により検知された検知
    温度に応じて画像形成ジョブを再開する制御手段とを備
    えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記制御手段により画像形成ジョブが停止されると、画
    像形成ジョブ停止中を示す情報を表示する表示手段を備
    えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘導
    加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ部
    を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通され
    る記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー画
    像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装置
    において、前記誘導コイルの温度又は該誘導コイル近傍
    の温度を検知するコイル温度検知手段と、該コイル温度
    検知手段により検知された検知温度に応じてトナー画像
    を形成する画像形成ジョブ毎に画像形成ジョブを一時的
    に禁止し、該画像形成ジョブ禁止中に前記コイル温度検
    知手段により検知された検知温度に応じて画像形成ジョ
    ブを許可する制御手段とを備えることを特徴とする画像
    形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、
    前記制御手段により画像形成ジョブが一時的に禁止され
    ると、画像形成ジョブ停止中を示す情報を表示する表示
    手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘導
    加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ部
    を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通され
    る記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー画
    像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装置
    において、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に前
    記誘導コイルの通電時間を積算するコイル通電時間積算
    手段と、該コイル通電時間積算手段により積算されたコ
    イル通電積算時間に応じて画像形成ジョブを停止し、該
    画像形成ジョブ停止から所定時間が経過すると画像形成
    ジョブを再開する制御手段とを備えることを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像形成装置において、
    当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度検知手
    段を備え、前記制御手段は、前記機内温度検知手段によ
    り検知された機内温度に応じて画像形成ジョブを停止す
    る前記コイル通電積算時間及び画像形成ジョブを再開す
    る前記所定時間のうちの少なくとも一つを変更すること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の画像形成装置にお
    いて、前記制御手段により画像形成ジョブが停止される
    と、画像形成ジョブ停止中を示す情報を表示する表示手
    段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘導
    加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ部
    を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通され
    る記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー画
    像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装置
    において、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に前
    記誘導コイルの通電時間を積算するコイル通電時間積算
    手段と、前記画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルの通電
    オンデューティを算出するコイル通電オンデューティ算
    出手段と、前記コイル通電時間積算手段により積算され
    たコイル通電積算時間及び前記コイル通電オンデューテ
    ィ算出手段により算出された通電オンデューティに応じ
    て画像形成ジョブを停止し、該画像形成ジョブ停止から
    所定時間が経過すると画像形成ジョブを再開する制御手
    段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の画像形成装置において、
    当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度検知手
    段を備え、前記制御手段は、前記機内温度検知手段によ
    り検知された機内温度に応じて画像形成ジョブを停止す
    る前記コイル通電積算時間及び画像形成ジョブを再開す
    る前記所定時間のうちの少なくとも一つを変更すること
    を特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の画像形成装置に
    おいて、前記制御手段により画像形成ジョブが停止され
    ると、画像形成ジョブ停止中を示す情報を表示する表示
    手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
    前記誘導コイルの通電時間を積算するコイル通電時間積
    算手段と、該コイル通電時間積算手段により積算された
    コイル通電積算時間に応じて画像形成ジョブ毎に画像形
    成ジョブを一時的に禁止し、該画像形成ジョブ禁止から
    所定時間が経過すると画像形成ジョブを許可する制御手
    段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の画像形成装置におい
    て、当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度検
    知手段を備え、前記制御手段は、前記機内温度検知手段
    により検知された機内温度に応じて画像形成ジョブを禁
    止する前記コイル通電積算時間及び画像形成ジョブを許
    可する前記所定時間のうちの少なくとも一つを変更する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12記載の画像形成装
    置において、前記制御手段により画像形成ジョブが一時
    的に禁止されると、画像形成ジョブ停止中を示す情報を
    表示する表示手段を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  14. 【請求項14】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
    前記誘導コイルの通電時間を積算するコイル通電時間積
    算手段と、前記画像形成ジョブ毎に前記誘導コイルの通
    電オンデューティを算出するコイル通電オンデューティ
    算出手段と、前記コイル通電時間積算手段により積算さ
    れたコイル通電積算時間及び前記コイル通電オンデュー
    ティ算出手段により算出された通電オンデューティに応
    じて画像形成ジョブ毎に画像形成ジョブを一時的に禁止
    し、該画像形成ジョブ禁止から所定時間が経過すると画
    像形成ジョブを許可する制御手段とを備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の画像形成装置におい
    て、当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度検
    知手段を備え、前記制御手段は、前記機内温度検知手段
    により検知された機内温度に応じて画像形成ジョブを禁
    止する前記コイル通電積算時間及び画像形成ジョブを許
    可する前記所定時間のうちの少なくとも一つを変更する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項14又は15記載の画像形成装
    置において、前記制御手段により画像形成ジョブが一時
    的に禁止されると、画像形成ジョブ停止中を示す情報を
    表示する表示手段を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
    前記誘導コイルが消費するコイル電力を積算するコイル
    電力積算手段と、該コイル電力積算手段により積算され
    たコイル積算電力に応じて画像形成ジョブを停止し、該
    画像形成ジョブ停止から所定時間が経過すると画像形成
    ジョブを再開する制御手段とを備えることを特徴とする
    画像形成装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の画像形成装置におい
    て、当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度検
    知手段を備え、前記制御手段は、前記機内温度検知手段
    により検知された機内温度に応じて画像形成ジョブを停
    止する前記コイル積算電力及び画像形成ジョブを再開す
    る前記所定時間のうちの少なくとも一つを変更すること
    を特徴とする画像形成装置。
  19. 【請求項19】 請求項17又は18記載の画像形成装
    置において、前記制御手段により画像形成ジョブが停止
    されると、画像形成ジョブ停止中を示す情報を表示する
    表示手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
    前記誘導コイルが消費するコイル電力を積算するコイル
    電力積算手段と、前記画像形成ジョブ毎に前記誘導コイ
    ルの通電オンデューティを算出するコイル通電オンデュ
    ーティ算出手段と、前記コイル電力積算手段により積算
    されたコイル積算電力及び前記コイル通電オンデューテ
    ィ算出手段により算出された通電オンデューティに応じ
    て画像形成ジョブを停止し、該画像形成ジョブ停止から
    所定時間が経過すると画像形成ジョブを再開する制御手
    段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の画像形成装置におい
    て、当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度検
    知手段を備え、前記制御手段は、前記機内温度検知手段
    により検知された機内温度に応じて画像形成ジョブを停
    止する前記コイル積算電力及び画像形成ジョブを再開す
    る前記所定時間のうちの少なくとも一つを変更すること
    を特徴とする画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項20又は21記載の画像形成装
    置において、前記制御手段により画像形成ジョブが停止
    されると、画像形成ジョブ停止中を示す情報を表示する
    表示手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  23. 【請求項23】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
    前記誘導コイルが消費するコイル電力を積算するコイル
    電力積算手段と、該コイル電力積算手段により積算され
    たコイル積算電力に応じて画像形成ジョブ毎に画像形成
    ジョブを一時的に禁止し、該画像形成ジョブ禁止から所
    定時間が経過すると画像形成ジョブを許可する制御手段
    とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の画像形成装置におい
    て、当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度検
    知手段を備え、前記制御手段は、前記機内温度検知手段
    により検知された機内温度に応じて画像形成ジョブを禁
    止する前記コイル積算電力及び画像形成ジョブを許可す
    る前記所定時間のうちの少なくとも一つを変更すること
    を特徴とする画像形成装置。
  25. 【請求項25】 請求項23又は23記載の画像形成装
    置において、前記制御手段により画像形成ジョブが一時
    的に禁止されると、画像形成ジョブ停止中を示す情報を
    表示する表示手段を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  26. 【請求項26】 誘導コイルと、該誘導コイルにより誘
    導加熱される加熱部材と、該加熱部材に圧接してニップ
    部を形成する加圧部材とを有し、前記ニップ部に挿通さ
    れる記録材を加熱および加圧して、該記録材上のトナー
    画像を定着させる誘導加熱定着装置を備える画像形成装
    置において、トナー画像を形成する画像形成ジョブ毎に
    前記誘導コイルが消費するコイル電力を積算するコイル
    電力積算手段と、前記画像形成ジョブ毎に前記誘導コイ
    ルの通電オンデューティを算出するコイル通電オンデュ
    ーティ算出手段と、前記コイル電力積算手段により積算
    されたコイル積算電力及び前記コイル通電オンデューテ
    ィ算出手段により算出された通電オンデューティに応じ
    て画像形成ジョブ毎に画像形成ジョブを一時的に禁止
    し、該画像形成ジョブ禁止から所定時間が経過すると画
    像形成ジョブを許可する制御手段とを備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  27. 【請求項27】 請求項26記載の画像形成装置におい
    て、当該画像形成装置の機内温度を検知する機内温度検
    知手段を備え、前記制御手段は、前記機内温度検知手段
    により検知された機内温度に応じて画像形成ジョブを禁
    止する前記コイル積算電力及び画像形成ジョブを許可す
    る前記所定時間のうちの少なくとも一つを変更すること
    を特徴とする画像形成装置。
  28. 【請求項28】 請求項26又は27記載の画像形成装
    置において、前記制御手段により画像形成ジョブが一時
    的に禁止されると、画像形成ジョブ停止中を示す情報を
    表示する表示手段を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007065577A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びその制御方法
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