JP2003107846A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003107846A JP2001305380A JP2001305380A JP2003107846A JP 2003107846 A JP2003107846 A JP 2003107846A JP 2001305380 A JP2001305380 A JP 2001305380A JP 2001305380 A JP2001305380 A JP 2001305380A JP 2003107846 A JP2003107846 A JP 2003107846A
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政志 平井
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史生 島津
Hiroshi Tachiki
啓史 立木
Koichi Nakamura
光一 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】転写材搬送ベルトの退避動作を効率よく行って
単色画像形成を迅速に行うことができる画像形成装置を
提供する。 【解決手段】それぞれ感光体ドラム5を備えた第1〜第
4の画像形成ステーションS1〜S4と、記録媒体Pを搬送
する転写搬送用ベルト44cとを具備し、単色画像形成時
に最上流側の第1の画像形成ステーションのみを使用
し、残る第2〜第4の画像形成ステーションの感光体ド
ラムに対し転写搬送用ベルトを退避させデジタルカラー
複写機として、転写搬送用ベルトの最上流位置近傍に受
け渡し用のレジストローラ40,40を設け、単色画像形成
の要求があった時点で転写搬送用ベルトの退避動作を開
始し、この転写搬送用ベルトの退避動作を、単色画像形
成の要求に基づいて給紙カセット12から運び出した記録
媒体の先端がレジストローラに到達するまでに要する転
写材供給時間Tよりも短い時間tで行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、最上流側の画像形
成ステーション以外の残る他の画像形成ステーションに
対し転写材搬送ベルトを退避させることによって単色画
像形成を行うようにした画像形成装置に関し、詳しく
は、転写材搬送ベルトの退避動作を効率よく行って画像
形成を迅速に行えるようにする対策に係わる。
【0002】
【従来の技術】近年より、カラータイプの画像形成装置
のコンパクト化、および画像処理速度を向上させる上
で、色相の数に対応する複数の感光体を用いて、用紙搬
送行程は1度であるにもかかわらず、カラー画像形成お
よびモノクロ画像形成を可能とするタンデム方式を用い
た画像形成装置が広く開発されている。
【0003】ところで、このようなタンデム方式の画像
形成装置では、複数の感光体で形成された色相の異なる
画像情報を記録用紙などの転写材に対し1回の搬送行程
で転写するため、転写材搬送ベルトが用いられていると
共に、この転写材搬送ベルトに対し複数の感光体が接触
することになる。このため、各色相別に転写された未定
着の現像剤が、隣接する他の感光体の電位によって汚染
され、感光体の周囲に配置された現像層に回収されて、
混色現象を起こし、画像形成時に色相が合わないという
現象が発生していた。
【0004】しかも、最上流側の画像形成ステーション
での感光体の色相から最下流側の画像形成ステーション
での感光体の色相までに転写された画像情報は、他の感
光体に未定着現像剤が奪われるため、再転写現象と酷似
する印字品位の低下を招起していた。
【0005】そこで、転写材搬送ベルトを保持する搬送
ベルトユニットを回動させることによって、単色による
画像形成時(モノクロ画像形成時)に、転写材の搬送方
向上流側から下流側に亘って配された各画像形成ステー
ションのうちの最上流側に位置する画像形成ステーショ
ン(感光体)のみを使用し、残る他の画像形成ステーシ
ョンに対しそれぞれ感光体が近接または接触しないよう
に転写材搬送ベルトを退避させるような手法が採られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の如き
単色画像形成時に転写材搬送ベルトを退避させる画像形
成装置においても、以下に述べるような欠点がある。
【0007】すなわち、転写材搬送ベルト(搬送ベルト
ユニット)が回動するため、スタートボタンなどによっ
て単色による画像形成の要求があった時に、転写材搬送
ベルトが単色画像形成要求に適した所望位置に位置して
いるかを確認する必要がある。つまり、単色画像形成要
求があったときに、転写材搬送ベルトが、各画像形成ス
テーションのうちの最上流側に位置する画像形成ステー
ションの感光体のみに近接または接触し、残る他の画像
形成ステーションに対しそれぞれ感光体が近接または接
触していない退避位置に位置しているかを確認する必要
がある。
【0008】このため、単色による画像形成時には、転
写材搬送ベルトの位置確認を行ってから、所望位置(退
避位置)まで転写材搬送ベルトを回動させて変換し、そ
の後、収容部から運び出された転写材を転写材搬送ベル
トに受け渡す転写材供給動作が行われることになる。こ
れによって、スタートボタンなどによって単色画像形成
の要求があった時点から転写材が転写材搬送ベルトに受
け渡されるまでに時間を要し、単色による画像形成を迅
速に行うことができない。
【0009】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、転写材搬送ベルトの
退避動作を効率よく行って単色画像形成を迅速に行うこ
とができる画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、帯電器、書き込み光学系、現像装置お
よびクリーニング装置をそれぞれ感光体の周囲に備えた
複数の画像形成ステーションと、画像形成される転写材
を搬送する転写材搬送ベルトとを具備し、単色による画
像形成時に、転写材の搬送方向上流側から下流側に亘っ
て配された各画像形成ステーションのうちの最上流側に
位置する画像形成ステーションのみを使用し、残る他の
画像形成ステーションに対し転写材搬送ベルトを退避さ
せることによって、最上流側の画像形成ステーションに
よる単色画像形成を行うようにした画像形成装置を前提
とする。そして、上記転写材搬送ベルトの最上流位置近
傍に、収容部から運び出された転写材を転写材搬送ベル
トに対し受け渡すローラを設けており、最上流側の画像
形成ステーションによる単色画像形成の要求があった時
点で、残る他の画像形成ステーションに対する上記転写
材搬送ベルトの退避動作を開始し、この転写材搬送ベル
トの退避動作を、単色画像形成の要求に基づいて収容部
から運び出された転写材の先端が上記ローラに到達する
までに要する転写材供給時間よりも短い時間で行えるよ
うにしている。
【0011】この特定事項により、スタートボタンなど
をON操作した際に単色画像形成の要求があれば、その
時点で転写材搬送ベルトの退避動作が開始され、この転
写材搬送ベルトの退避動作は、単色画像形成の要求に基
づいて収容部から運び出された転写材の先端が転写材搬
送ベルトに対し受け渡すローラに到達するまでに要する
転写材供給時間よりも短い時間で行われるので、単色画
像形成の要求があった時点から転写材供給時間が経過す
るまでの間に転写材搬送ベルトの退避動作が効率よく行
われることになり、単色画像形成を迅速に行うことが可
能となる。
【0012】特に、すべての画像形成ステーションを使
用する多色画像形成時の位置を転写材搬送ベルトのホー
ムポジションとし、単色画像形成終了後に退避位置から
ホームポジションまで転写材搬送ベルトを自動復帰させ
るようにした場合には、スタートボタンなどによる多色
画像形成の要求があった時点で転写材搬送ベルトが復帰
位置(ホームポジション)に変換されているので、この
多色画像形成の要求に基づいて多色画像形成を迅速に行
うことが可能となる。しかも、単色画像形成終了後の転
写材搬送ベルトの変換位置が明確となり、転写材搬送ベ
ルトの誤変換を確実に防止することが可能となる。
【0013】更に、転写材搬送ベルトを退避位置と復帰
位置とに変換する変換機構に、この転写材搬送ベルトを
保持する搬送ベルトユニットの下方に設けられたカム
と、最上流側の画像形成ステーション近傍位置の搬送ベ
ルトユニットに設けられ、その最上流側の画像形成ステ
ーションでの感光体の転写材搬送ベルトに対する転写領
域の幅が多色画像形成時と単色画像形成時とでほぼ一致
するように上記カムによって回転する回転支点とを備え
ている場合には、変換機構によって転写材搬送ベルト
(搬送ベルトユニット)を退避位置または復帰位置に変
換しても、最上流側の画像形成ステーションでの感光体
の転写材搬送ベルトに対する転写領域の幅が多色画像形
成時と単色画像形成時とでほぼ一致するように近接また
は接触し、多色画像形成時および単色画像形成時のいず
れにおいても最上流側の画像形成ステーションでの感光
体の転写性能を維持することが可能となる。しかも、変
換機構がカムと回転支点とによって構成されていること
により、変換機構を非常に簡単な構造にすることが可能
となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】本実施形態では、本発明に係る画像形成装
置としての電子写真式のデジタルカラー複写機について
説明する。
【0016】−デジタルカラー複写機1の全体構成の説
明− 図1は本形態に係るデジタルカラー複写機1の内部構成
の概略を前方から示す縦断正面図である。この図1のよ
うに、本デジタルカラー複写機1は、両面自動原稿送り
部2と、画像を読み取る画像読取部3と、転写材として
の記録媒体Pに対し画像形成を行う画像形成部4とを備
えている。以下、各部について説明する。
【0017】<両面自動原稿送り部2の説明>両面自動
原稿送り部2は、透明なガラス等で成る原稿台21上に
この原稿台21に対して開閉可能に支持され、原稿台2
1に対して所定の位置関係をもって装着されている。こ
の両面自動原稿送り部2は、原稿をその一方の面(例え
ば表面)が原稿台21の所定位置において画像読取部3
に対向するように搬送し、この一方の面の画像の読み取
りが終了した後に原稿を一旦退避させて反転し、原稿を
その他方の面(例えば裏面)が原稿台21の所定位置に
おいて画像読取部3に対向するように原稿台21に向か
って搬送するようになされている。そして、両面自動原
稿送り部2は、1枚の原稿について両面の画像の読み取
りが終了すると、この原稿を排出してから、次の原稿に
ついての両面搬送動作を実行する。以上の原稿の搬送及
び反転動作は、デジタルカラー複写機1全体の動作に関
連して制御部(図示せず)により制御される。
【0018】<画像読取部3の説明>画像読取部3は、
原稿台21上に載置された原稿の画像や両面自動原稿送
り部2により1枚ずつ給紙される原稿の画像を読み取っ
て画像データを作成する部分であって、デジタルカラー
複写機1の上部、つまり原稿台21の下方に設けられて
いる。この画像読取部3は、露光光源31、第1〜第3
反射鏡32,33,34、結像レンズ35、光電変換素
子36を備えている。この場合、露光光源31及び第1
反射鏡32によって第1の走査ユニット37が構成され
ている一方、第2及び第3反射鏡33,34によって第
2の走査ユニット38が構成されている。
【0019】上記露光光源31は、両面自動原稿送り部
2の原稿台21上に載置された原稿や両面自動原稿送り
部2を搬送される原稿の画像面に対して光を照射するも
のである。各反射鏡32,33,34は、図1に破線で
光路を示すように、原稿からの反射光像を一旦所定方向
(図1では左方向)に偏向(反射)させた後、下方に偏
向させ、その後、結像レンズ35に向かうように図中右
方向に偏向させるようになっている。
【0020】第1の走査ユニット37(露光光源31及
び第1反射鏡32)は、原稿台21の下面に対し一定の
速度を保ちながら所定の走査速度で平行に往復動(図1
では左右動)するものである。第2の走査ユニット38
(第2及び第3反射鏡33,34)は、原稿台21の下
面に対し第1の走査ユニット37と一定の速度関係を保
って平行に往復動(図1では左右動)するものである。
【0021】結像レンズ35は、第2の走査ユニット3
8の第3反射鏡34により偏向された原稿からの反射光
像を縮小し、この縮小された光像を光電変換素子36上
の所定位置に結像させるものである。
【0022】光電変換素子36は、結像された光像を順
次光電変換して電気信号として出力するものである。光
電変換素子36は、白黒画像またはカラー画像を読み取
り、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分に色分解
したラインデータを出力することができる3ラインのカ
ラーCCDである。この光電変換素子36(CCD)に
より電気信号に変換された原稿画像情報は、図示しない
画像処理部に転送されて所定の画像データ処理が施され
る。
【0023】<画像形成部4の説明>画像形成部4は、
画像形成系41と転写紙搬送系42とを備えている。
【0024】画像形成系41は、デジタルカラー複写機
1の本体10の上部に設けられ、その下側に給紙機構4
3を備えている。給紙機構43は、本体10の下端部に
装着した収容部としての給紙カセット12内に積載収容
されている記録媒体Pを一枚ずつ分離して画像形成系4
1に供給するようになされている。この画像形成系41
に供給される記録媒体Pは、カットシート状の通常用紙
であり、画像形成系41の手前(図1では右側)に設け
られたローラとしての上下一対のレジストローラ40,
40によって、画像形成系41への供給タイミングが制
御部によって制御されるようになっている。また、片面
に画像が形成された記録媒体Pも、レジストローラ4
0,40によって、画像形成系41での画像形成にタイ
ミングを合わせて再度画像形成系41に供給(搬送)さ
れる。
【0025】画像形成系41の下方には、搬送ベルトユ
ニットとしての転写搬送ベルト機構44が設けられてい
る。この転写搬送ベルト機構44は、デジタルカラー複
写機1の本体10の略中央部に設けられている。転写搬
送ベルト機構44は、その本体ケース44Kの一側(図
1では左側)に回動自在に支持された駆動ローラ44a
と、他側(図1では右側)に回動自在に支持された従動
ローラ44bと、この両ローラ44a,44b間に張架
され、図1中に示す矢印Z方向に駆動する転写材搬送ベ
ルトとしての無端の転写搬送ベルト44cとを備え、こ
の転写搬送ベルト44cの表面上に記録媒体Pを静電吸
着させることによって、レジストローラ40,40から
供給される記録媒体Pを他側(上流側)から一側(下流
側)に搬送するようになされている。転写紙搬ベルト機
構44の記録媒体P搬送方向下流側(図1では左側)に
は定着装置45が設けられ、この定着装置45によっ
て、記録媒体Pに転写形成されたトナー像を記録媒体P
上に定着させることが行われる。定着装置45は、定着
部材としての熱ヒートローラ45aと、加圧ローラ45
bとを上下に備え、転写紙搬ベルト機構44(転写搬送
ベルト44c)上を搬送された記録媒体Pを熱ヒートロ
ーラ45aと加圧ローラ45bとの間のニップを介して
通過させるようにしている。定着装置45の一側には切
換ゲート46が設けられている。この切換ゲート46
は、熱ヒートローラ45aと加圧ローラ45bとの間の
ニップを通過した定着後の記録媒体Pを、本体10の一
側外壁に取り付けた排紙トレイ11に対し上下一対の排
出ローラ11a,11aによって排出する排出経路と、
転写搬送ベルト機構44の下方を通して画像形成系41
に再供給する再供給経路とに選択的に切り換えるように
構成されている。この再供給経路は、スイッチバック搬
送機構47を備え、切換ゲート46により再供給経路側
に搬送された記録媒体Pの表裏面をスイッチバック搬送
機構47によって上下逆転させてから画像形成系41に
向かって再供給するようになされている。
【0026】また、転写搬送ベルト機構44の上方に
は、第1の画像形成ステーションS1、第2の画像形成
ステーションS2、第3の画像形成ステーションS3お
よび第4の画像形成ステーションS4がそれぞれ転写搬
送ベルト44cに近接して記録媒体搬送経路上流側(図
1では右側)から順に所定間隔置きに並設されている。
この場合、転写搬送ベルト44c上の記録媒体Pは、第
1の画像形成ステーションS1、第2の画像形成ステー
ションS2、第3の画像形成ステーションS3及び第4
の画像形成ステーションS4に順次搬送されることにな
る。
【0027】各画像形成ステーションS1〜S4は、実
質的に同一構成となり、図1に示す矢印F方向にそれぞ
れ回転する感光体としての感光体ドラム5を具備してい
る。この各感光体ドラム5の周囲には、各感光体ドラム
5を帯電し、各感光体ドラム5の外周面上に静電潜像を
形成する帯電器51と、感光体ドラム5の外周面上に形
成された静電潜像を粉体としてのトナーにより可視像に
現像する現像装置52と、感光体ドラム5の外周面上に
現像されたトナー像(可視像)を記録媒体Pに転写する
転写用放電器53と、感光体ドラム5の外周面上に残留
するトナーを除去するクリーニング装置54とが感光体
ドラム5の回転方向(矢印F方向)に沿って順次設けら
れている。
【0028】また、各感光体ドラム5の上方には、書き
込み光学系としてのレーザビームスキャナユニット55
(以下、LSUと称する。)が設けられている。この各
LSU55は、画像データに応じて変調されたドット光
を発する半導体レーザ素子(図示せず)と、この半導体
レーザ素子からのレーザビームを主走査方向に偏向させ
るためのポリゴンミラー55a(偏向装置)と、このポ
リゴンミラー55aにより偏向されたレーザビームを感
光体ドラム5の外周面上に結像させるためのfθレンズ
55b及びミラー55c,55dとを備えている。
【0029】第1の画像形成ステーションS1のLSU
55にはカラー原稿画像の黒色成分像に対応する画素信
号が入力され、第2の画像形成ステーションS2のLS
U55にはカラー原稿画像のイエロー色成分像に対応す
る画素信号が入力され、第3の画像形成ステーションS
3のLSU55にはカラー原稿画像のマゼンタ色成分像
に対応する画素信号が入力され、さらに、第4の画像形
成ステーションS4のLSU55にはカラー原稿画像の
シアン色成分像に対応する画素信号が入力されるように
なされている。これにより、色変換された原稿画像情報
に対応する静電潜像が各感光体ドラム5の外周面上に形
成される。
【0030】第1の画像形成ステーションS1の現像装
置52には黒色のトナーが収容され、第2の画像形成ス
テーションS2の現像装置52にはイエロー色のトナー
が収容され、第3の画像形成ステーションS3の現像装
置52にはマゼンタ色のトナーが収容され、さらに、第
4の画像形成ステーションS4の現像装置52にはシア
ン色のトナーが収容されている。各感光体ドラム5の外
周面上の静電潜像は、これら各色のトナーにより可視像
に現像され、これにより、画像形成系41において色変
換された原稿画像情報が各色のトナーによってトナー像
として再現されるようになっている。
【0031】第1の画像形成ステーションS1と給紙機
構43との間には記録媒体吸着用帯電器56が設けられ
ている。この記録媒体吸着用帯電器56は、転写搬送用
ベルト44cの表面を帯電するものであり、給紙機構4
3から供給された記録媒体Pを転写搬送用ベルト44c
上に確実に吸着させることによって、第1の画像形成ス
テーションS1から第4の画像形成ステーションS4ま
での間で記録媒体Pをズレさせずに搬送するようにして
いる。
【0032】一方、第4の画像形成ステーションS4と
定着装置45との間には、除電用放電器57が駆動ロー
ラ41aのほぼ真上に位置して設けられている。この除
電用放電器57には、転写搬送用ベルト44cに静電吸
着されている記録媒体Pを転写搬送用ベルト44cから
分離するための交流電流が印加されている。
【0033】そして、本デジタルカラー複写機1に使用
される記録媒体Pは、給紙カセット12から送り出され
て給紙機構43の記録媒体搬送経路のガイド内に供給さ
れると、その記録媒体Pの先端部分がセンサ(図示せ
ず)により検知され、このセンサから出力される検知信
号に基づいて一対のレジストローラ40,40により一
旦停止される。そして、記録媒体Pは、各画像形成ステ
ーションS1〜S4とタイミングをとって、図1の矢印
Z方向に回転している転写搬送ベルト44c上に受け渡
される。このとき、転写搬送ベルト44cには記録媒体
吸着用帯電器56による所定の帯電が施されているた
め、記録媒体Pは、各画像形成ステーションS1〜S4
を通過する間、安定して搬送供給される。
【0034】各画像形成ステーションS1〜S4におい
ては、各色のトナー像がそれぞれ形成され、転写搬送ベ
ルト44cにより静電吸着されて搬送される記録媒体P
の支持面上で各画像形成ステーションS1〜S4のトナ
ー像が重ね合わされて画像が転写される。そして、第4
の画像形成ステーションS4による画像の転写が完了す
ると、記録媒体Pは、その先端部分から順次陰電用放電
器57により転写搬送ベルト44c上から剥離され、定
着装置45へと導かれる。この定着装置45においてト
ナー画像が定着された記録媒体Pは、排出ローラ11a
により排出口(図示せず)を介して排出トレイ11上に
排出される。
【0035】そして、本発明の特徴部分として、上記デ
ジタルカラー複写機1は、上述の如く第1〜第4の画像
形成ステーションS1〜S4のすべての感光体ドラム
5,…を転写搬送用ベルト44c上の記録媒体Pに対し
順に接触させて画像を転写する多色画像形成と、第1の
画像形成ステーションS1のみの感光体ドラム5を転写
搬送用ベルト44c上の記録媒体Pに対し接触させて画
像を転写する単色画像形成とが選択的に行えるようにな
っている。具体的には、デジタルカラー複写機1のスタ
ートスイッチ(図示せず)をON操作した際に、単色画
像形成(モノクロ画像形成)が要求されていると、図2
に二点鎖線で示すように、最上流側の第1の画像形成ス
テーションS1の感光体ドラム5のみを使用し、残る第
2〜第4の画像形成ステーションの各感光体ドラム5に
対し転写搬送用ベルト44cを退避させることによっ
て、第1の画像形成ステーションS1の感光体ドラム5
のみによる単色画像形成を行えるようにしている。一
方、デジタルカラー複写機1のスタートスイッチをON
操作した際に、多色画像形成(フルカラー画像形成)が
要求されていると、図2に実線で示すように、第1〜第
4の画像形成ステーションS1〜S4のすべての感光体
ドラム5,…を使用し、この各画像形成ステーションS
1〜S4の各感光体ドラム5に対し転写搬送用ベルト4
4cを接触させることによって、第1〜第4の画像形成
ステーションS1〜S4の各感光体ドラム5による多色
画像形成を行えるようにしている。
【0036】この転写搬送用ベルト44cは、これを保
持する転写搬送ベルト機構44の本体ケース44Kに設
けられた変換機構7によって、単色画像形成時に退避位
置(図2に二点鎖線で示す位置)に、多色画像形成時に
退避位置から復帰位置(図2に実線で示す位置)にそれ
ぞれ変換されるようになっている。この変換機構7は、
デジタルカラー複写機1の本体10に回動自在に支持さ
れ、本体ケース44Kの一側(図では左側)の下面に対
し摺接する変芯カム71と、この変芯カム71を回動さ
せるアクチュエータなどの回動機構(図示せず)と、第
1の画像形成ステーションS1近傍位置下方に対応する
本体ケース44Kの他側(図では右側)に設けられ、そ
の第1の画像形成ステーションS1での感光体ドラム5
の転写搬送用ベルト44cに対する転写領域の接触幅
(記録媒体Pの搬送方向の幅)が多色画像形成時と単色
現像時とでほぼ一致するように上記変芯カム71によっ
て本体ケース44Kを回転させる回転支点72とを備え
ている。
【0037】そして、上記転写搬送用ベルト44cは、
スタートスイッチをON操作した際に第1の画像形成ス
テーションS1による単色画像形成の要求があると、そ
の時点で、残る第2〜第4の画像形成ステーションS2
〜S4に対する退避動作、つまり変芯カム71の逆回転
(図2では反時計回りの回転)による回転支点72を支
点とした本体ケース44K一側の下方への回動による退
避動作が開始され、この転写搬送用ベルト44cの退避
動作は、単色画像形成の要求に基づいて給紙カセット1
2から送り出された記録媒体Pが給紙機構43の記録媒
体搬送経路のガイド内に供給されたのち、その記録媒体
Pの先端部分がセンサで検知されて一対のレジストロー
ラ40,40により一旦停止されるまでに要する記録媒
体供給時間T(転写材供給時間)よりも短い時間t(T
>t)で行われるようになっている。
【0038】また、転写搬送用ベルト44cは、すべて
の画像形成ステーションS1〜S4の各感光体ドラム5
を使用する多色画像形成時の位置(図2に実線で示す位
置)がホームポジションとされ、単色画像形成終了後に
所定時間(例えば数十秒)経過すると、変芯カム71が
正回転(図2では時計回りの回転)して退避位置からホ
ームポジションまで自動復帰するようになされている。
【0039】次に、変換機構7による転写搬送用ベルト
44cの変換動作を図3および図4のフローチャートに
基づいて説明する。
【0040】まず、図3のステップST1において、待
機状態にあるデジタルカラー複写機1に対しスタートボ
タンなどにより画像形成の要求があると、ステップST
2で、上記ステップST1の画像形成要求が第1〜第4
の画像形成ステーションS1の各感光体ドラム5を使用
する多色での画像形成要求であるか否かを判定する。
【0041】このステップST2の判定が、多色での画
像形成要求であるYESの場合には、ステップST3に
おいて、転写搬送用ベルト44cが復帰位置(図2に示
す実線位置)に変換されているか否かを判定する。この
判定は、変芯カム71の回転位置を検知する位置センサ
(図示せず)などで行われる。
【0042】上記ステップST3の判定が、転写搬送用
ベルト44cが復帰位置に変換されているYESである
場合には、ステップST4に進み、給紙カセット12か
ら記録媒体Pを送り出して給紙機構43の記録媒体搬送
経路のガイド内に供給し、その記録媒体Pの先端部分を
センサで検知させて一対のレジストローラ40,40に
より一旦停止させることで、記録媒体Pの供給動作を行
う。
【0043】それから、ステップST5において、記録
媒体Pは、各画像形成ステーションS1〜S4とタイミ
ングをとる各レジストローラ40によって転写搬送ベル
ト44c上に記録媒体Pを受け渡し、第1〜第4の画像
形成ステーションS1〜S4のすべての感光体ドラム
5,…を転写搬送用ベルト44c上の記録媒体Pに対し
順に接触させて画像を転写して多色画像形成処理(フル
カラー画像形成処理)を行う。その後、ステップST6
において、引き続き画像形成の要求があるがあるか否か
を判定し、引き続き画像形成の要求があるYESの場合
には、上記ステップST2に戻る一方、引き続き画像形
成の要求がないNOの場合には、待機状態となる。この
とき、転写搬送用ベルト44cは復帰位置に変換されて
ままで保持される。
【0044】一方、上記ステップST3の判定が、転写
搬送用ベルト44cが復帰位置に変換されていないNO
である場合には、ステップST7において、転写搬送用
ベルト44cが退避位置(図2に示す二点鎖線位置)に
変換されていると判断し、ステップST8およびST9
に進む。このステップST8では、給紙カセット12か
ら記録媒体Pを送り出して給紙機構43の記録媒体搬送
経路のガイド内に供給し、その記録媒体Pの先端部分を
一対のレジストローラ40,40により一旦停止させる
ことで、記録媒体Pの供給動作を行う。また、ステップ
ST9では、変芯カム71の正回転(図2では時計回り
の回転)による回転支点72を支点とした本体ケース4
4K一側の上方への回動による復帰動作を行って、第1
〜第4の画像形成ステーションS1〜S4の各感光体ド
ラム5に対し転写搬送用ベルト44cを接触させるよう
に復帰位置(ホームポジション)に変換する。このステ
ップST8での給紙カセット12から一対のレジストロ
ーラ40,40に記録媒体Pの先端を到達させる記録媒
体供給動作と、ステップST9での変芯カム71による
転写搬送用ベルト44c(本体ケース44K)の復帰動
作とは、多色での画像形成要求があったときに、転写搬
送用ベルト44cが復帰位置ではなく退避位置に変換さ
れていると判定された時点で、互いに併行して行われ
る。このとき、ステップST8での給紙カセット12か
ら一対のレジストローラ40,40に記録媒体Pの先端
が到達するまでに要する記録媒体供給時間Tと、ステッ
プST9での変芯カム71による転写搬送用ベルト44
cの復帰動作に要する時間tとは、T>tの関係とな
る。
【0045】その後、上記ステップST10において、
転写搬送用ベルト44cの復帰動作時間tよりも時間を
要する給紙カセット12からの記録媒体Pの記録媒体供
給動作時間Tに基づいて、記録媒体Pの先端がレジスト
ローラ40,40に到達したか否かを判定する。このス
テップST10の判定が、記録媒体Pの先端がレジスト
ローラ40,40に到達しているYESの場合には、上
記ステップST5に進む一方、記録媒体Pの先端がレジ
ストローラ40,40に到達していないNOの場合に
は、記録媒体Pの先端がレジストローラ40,40に到
達するまで待機する。
【0046】一方、上記ステップST2の判定が、多色
での画像形成要求ではないNOの場合には、図4のステ
ップST11において、単色での画像形成要求であると
判断し、ステップST12で、転写搬送用ベルト44c
が退避位置(図2に示す二点鎖線位置)に変換されてい
るか否かを判定する。この判定は、変芯カム71の回転
位置を検知する位置センサ(図示せず)などで行われ
る。
【0047】上記ステップST12の判定が、転写搬送
用ベルト44cが退避位置に変換されているYESであ
る場合には、ステップST13に進み、給紙カセット1
2から記録媒体Pを送り出して給紙機構43の記録媒体
搬送経路のガイド内に供給し、その記録媒体Pの先端部
分をセンサで検知させて一対のレジストローラ40,4
0により一旦停止させることで、記録媒体Pの供給動作
を行う。
【0048】それから、ステップST14において、各
レジストローラ40によって転写搬送ベルト44c上に
記録媒体Pを受け渡し、最上流側の第1の画像形成ステ
ーションS1の感光体ドラム5のみを転写搬送用ベルト
44c上の記録媒体Pに対し接触させて画像を転写して
単色画像形成処理(モノクロ画像形成処理)を行う。そ
の後、ステップST15において、引き続き画像形成の
要求があるがあるか否かを判定し、引き続き画像形成の
要求があるYESの場合には、上記ステップST2に戻
る一方、引き続き画像形成の要求がないNOの場合に
は、待機状態となる。このとき、転写搬送用ベルト44
cは所定時間(例えば数十秒)経過すると、復帰位置に
変換されて保持される。
【0049】一方、上記ステップST12の判定が、転
写搬送用ベルト44cが退避位置に変換されていないN
Oである場合には、ステップST16において、転写搬
送用ベルト44cが復帰位置(ホームポジション)に変
換されていると判断し、ステップST17およびST1
8に進む。このステップST17では、給紙カセット1
2から記録媒体Pを送り出して給紙機構43の記録媒体
搬送経路のガイド内に供給し、その記録媒体Pの先端部
分を一対のレジストローラ40,40により一旦停止さ
せることで、記録媒体Pの供給動作を行う。また、ステ
ップST18では、変芯カム71の逆回転(図2では反
時計回りの回転)による回転支点72を支点とした本体
ケース44K一側の下方への回動による退避動作を行っ
て、最上流側の第1の画像形成ステーションS1の感光
体ドラム5のみに対し転写搬送用ベルト44cを接触さ
せるように退避位置に変換する。このステップST17
での給紙カセット12から一対のレジストローラ40,
40に記録媒体Pの先端を到達させる記録媒体供給動作
と、ステップST18での変芯カム71による転写搬送
用ベルト44c(本体ケース44K)の退避動作とは、
単色での画像形成要求があったときに、転写搬送用ベル
ト44cが退避位置ではなく復帰位置に変換されている
と判定された時点で、互いに併行して行われる。このと
き、ステップST17での給紙カセット12から一対の
レジストローラ40,40に記録媒体Pの先端が到達す
るまでに要する記録媒体供給時間Tと、ステップST1
8での変芯カム71による転写搬送用ベルト44cの退
避動作に要する時間tとは、同様に、T>tの関係とな
る。
【0050】その後、上記ステップST19において、
転写搬送用ベルト44cの復帰動作時間tよりも時間を
要する給紙カセット12からの記録媒体Pの記録媒体供
給動作時間Tに基づいて、記録媒体Pの先端がレジスト
ローラ40,40に到達したか否かを判定する。このス
テップST19の判定が、記録媒体Pの先端がレジスト
ローラ40,40に到達しているYESの場合には、上
記ステップST14に進む一方、記録媒体Pの先端がレ
ジストローラ40,40に到達していないNOの場合に
は、記録媒体Pの先端がレジストローラ40,40に到
達するまで待機する。
【0051】従って、本実施形態では、スタートスイッ
チをON操作した際に、単色画像形成の要求があった時
点で復帰位置からの転写搬送用ベルト44cの退避動作
が開始される一方、多色画像形成の要求があった時点で
退避位置からの転写搬送用ベルト44cの復帰動作が開
始されることになる。この転写搬送用ベルト44cの退
避動作および復帰動作は、画像形成の要求に基づいて給
紙カセット12から送り出された記録媒体Pの先端部分
がセンサで検知されて一対のレジストローラ40,40
により一旦停止されるまでに要する転写材供給時間Tよ
りも短い時間tで行われるので、画像形成の要求があっ
た時点から記録媒体供給時間Tが経過するまでの間に転
写搬送用ベルト44cの退避動作および復帰動作が効率
よく行われることになり、単色画像形成および多色画像
形成を迅速に行うことができる。
【0052】また、第1ないし第4の画像形成ステーシ
ョンS1〜S4の各感光体ドラム5を使用する多色画像
形成時に復帰する復帰位置が転写搬送用ベルト44cの
ホームポジションとされ、単色画像形成終了後に所定時
間(例えば数十秒)経過すると、退避位置からホームポ
ジション(復帰位置)まで転写搬送用ベルト44cが自
動復帰するので、スタートスイッチをON操作した際に
多色画像形成の要求があっても単色画像形成終了後から
所定時間経過していれば、転写搬送用ベルト44cが復
帰位置(ホームポジション)に既に変換されており、こ
の多色画像形成の要求に基づいて多色画像形成を迅速に
行うことができる。しかも、単色画像形成終了後の転写
搬送用ベルト44cの変換位置が明確となり、転写搬送
用ベルト44cの誤変換を確実に防止することができ
る。
【0053】更に、転写搬送用ベルト44cを退避位置
と復帰位置とに変換する変換機構7が、本体ケース44
Kの一側(図では左側)の下面に対し摺接する変芯カム
71と、この変芯カム71を回動させる回動機構と、第
1の画像形成ステーションS1近傍位置下方に対応する
本体ケース44Kの他側(図では右側)に設けられ、上
記変芯カム71によって本体ケース44Kの一側を上下
方向に回転させる回転支点72とで構成されているの
で、変換機構7によって転写搬送用ベルト44c(本体
ケース44K)を退避位置または復帰位置に変換して
も、最上流側の第1の画像形成ステーションS1での感
光体ドラム5の転写搬送用ベルト44cに対する転写領
域の幅が多色画像形成時と単色画像形成時とでほぼ一致
するように接触し、多色画像形成時および単色画像形成
時のいずれにおいても第1の画像形成ステーションS1
での感光体ドラム5の転写性能を維持することができ
る。しかも、変換機構7が変芯カム71、回動機構およ
び回転支点72とによって構成されていることにより、
変換機構7を非常に簡単な構造にすることができる。
【0054】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が発揮される。先ず、単色画像形成の要求の
あった時点で開始する転写材搬送ベルトの退避動作時間
を、単色画像形成の要求に基づいて収容部から運び出し
た転写材の先端が転写材搬送ベルトに対し受け渡すロー
ラに到達するまでに要する転写材供給時間よりも短くす
ることで、単色画像形成の要求時点から転写材供給時間
が経過するまでの間に転写材搬送ベルトの退避動作を効
率よく行えて、単色画像形成を迅速に行うことができ
る。
【0055】特に、多色画像形成時の復帰位置を転写材
搬送ベルトのホームポジションとし、単色画像形成終了
後に転写材搬送ベルトをホームポジションに自動復帰さ
せることで、多色画像形成の要求に基づいて多色画像形
成を迅速に行うことができる上、単色画像形成終了後の
転写材搬送ベルトの変換位置を明確にして転写材搬送ベ
ルトの誤変換を確実に防止することができる。
【0056】更に、転写材搬送ベルトを保持する搬送ベ
ルトユニット下方のカムと、このカムにより最上流側の
画像形成ステーション近傍位置を支点にして回転する搬
送ベルトユニットの回転支点とで転写材搬送ベルトの変
換機構を構成することで、変換機構を非常に簡単な構造
にすることができる。しかも、最上流側の画像形成ステ
ーションでの感光体の転写材搬送ベルトに対する転写領
域の幅を多色画像形成時と単色画像形成時とでほぼ一致
させるようにカムによって搬送ベルトユニットを回転支
点回りに回転させることで、多色画像形成時および単色
画像形成時のいずれにおいても最上流側の画像形成ステ
ーションでの感光体の転写性能を維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカラーレーザ複写機を
正面から見た断面図である。
【図2】転写搬送用ベルトの変換動作を説明する転写搬
送ベルト機構の模式図である。
【図3】変換機構による転写搬送用ベルトの復帰動作の
流れを示すフローチャート図である。
【図4】変換機構による転写搬送用ベルトの退避動作の
流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
40 レジストローラ(ローラ) 44K 本体ケース(搬送ベルトユニット) 44c 転写搬送用ベルト(転写材搬送ベルト) 5 感光体ドラム(感光体) 51 帯電器 52 現像装置 54 クリーニング装置 55 レーザビームスキャナユニット(書き込
み光学系) 7 変換機構 71 変芯カム(カム) 72 回転支点 S1〜S4 第1〜第4の画像形成ステーション P 記録媒体(転写材) T 転写材供給時間 t 転写材搬送ベルトの退避動作時間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 21/00 384 G03G 21/00 384 (72)発明者 島津 史生 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 立木 啓史 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 中村 光一 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 寺田 光良 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H027 DC04 ED16 ED24 EE07 FA28 FA35 2H030 AB02 AD07 AD16 BB02 BB44 BB53 BB56 BB63 BB71 2H200 GA12 GA23 GA34 GA44 GA47 GB12 GB22 GB25 HA02 HA12 HA28 HB12 HB22 JA02 JB06 JB20 JB26 JB33 JB49 KA07 PA10 PA12 PA26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電器、書き込み光学系、現像装置およ
    びクリーニング装置をそれぞれ感光体の周囲に備えた複
    数の画像形成ステーションと、画像形成される転写材を
    搬送する転写材搬送ベルトとを具備し、単色による画像
    形成時に、転写材の搬送方向上流側から下流側に亘って
    配された各画像形成ステーションのうちの最上流側に位
    置する画像形成ステーションのみを使用し、残る他の画
    像形成ステーションに対し転写材搬送ベルトを退避させ
    ることによって、最上流側の画像形成ステーションによ
    る単色画像形成を行うようにした画像形成装置におい
    て、 上記転写材搬送ベルトの最上流位置近傍には、収容部か
    ら運び出された転写材を転写材搬送ベルトに対し受け渡
    すローラが設けられており、 上記転写材搬送ベルトは、最上流側の画像形成ステーシ
    ョンによる単色画像形成の要求があった時点で、残る他
    の画像形成ステーションに対する退避動作が開始され、 この転写材搬送ベルトの退避動作は、単色画像形成の要
    求に基づいて収容部から運び出された転写材の先端が上
    記ローラに到達するまでに要する転写材供給時間よりも
    短い時間で行われるようになっていることを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載の画像形成装置にお
    いて、 転写材搬送ベルトは、すべての画像形成ステーションを
    使用する多色画像形成時の位置がホームポジションとさ
    れ、単色画像形成終了後に退避位置からホームポジショ
    ンまで自動復帰するようになされていることを特徴とす
    る画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記請求項1または請求項2に記載の画
    像形成装置において、 転写材搬送ベルトを退避位置と復帰位置とに変換する変
    換機構は、この転写材搬送ベルトを保持する搬送ベルト
    ユニットの下方に設けられたカムと、最上流側の画像形
    成ステーション近傍位置の搬送ベルトユニットに設けら
    れ、その最上流側の画像形成ステーションでの感光体の
    転写材搬送ベルトに対する転写領域の幅が多色画像形成
    時と単色現像時とでほぼ一致するように上記カムによっ
    て回転する回転支点とを備えていることを特徴とする画
    像形成装置。
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