JP2003107115A - 回線容量測定回路 - Google Patents

回線容量測定回路

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JP2003107115A
JP2003107115A JP2001300147A JP2001300147A JP2003107115A JP 2003107115 A JP2003107115 A JP 2003107115A JP 2001300147 A JP2001300147 A JP 2001300147A JP 2001300147 A JP2001300147 A JP 2001300147A JP 2003107115 A JP2003107115 A JP 2003107115A
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Chiharu Aoki
千春 青木
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線の抵抗成分によるオフセットの影響を除
去することが可能な回線容量測定回路を実現する。 【解決手段】 回線の容量を測定する回線容量測定回路
において、容量を積分容量とする積分手段と、積分手段
に正若しくは負の電圧を交互に印加するスイッチ回路
と、積分手段の出力を第1の基準電圧と比較する第1の
比較手段と、積分手段の出力を第2の基準電圧と比較す
る第2の比較手段と、第1及び第2の比較手段の出力に
基づきゲートを制御してゲートを通過したクロック信号
の数をカウントするカウンタ回路とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話回線等の回線
の回線長を得るために回線の容量を測定する回線容量測
定回路に関し、特に回線の抵抗成分によるオフセットの
影響を除去することが可能な回線容量測定回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の回線容量測定回路としては直流充
電方式や交流信号用いるもの等が一般的に知られてい
る。図4はこのような従来の直流充電方式の回線容量測
定回路の一例を示す構成ブロック図である。
【0003】図4において1及び7は定電圧源、2は定
電流を決定するための抵抗、3及び6はスイッチ回路、
4及び8は演算増幅器、5は被測定回線の容量、9はカ
ウンタ回路である。
【0004】また、100及び101はスイッチ回路の
制御信号、102及び103はそれぞれ演算増幅器4及
び8の出力信号、104はクロック信号である。
【0005】定電圧源1の一端は抵抗2の一端に接続さ
れ、抵抗2の他端はスイッチ回路3の一端に接続され
る。スイッチ回路3の他端は演算増幅器4の反転入力端
子、容量5の一端及びスイッチ回路6の一端にそれぞれ
接続される。
【0006】演算増幅器4の出力端子は出力信号102
を出力すると共に容量5の他端、スイッチ回路6の他端
及び演算増幅器8の非反転入力端子にそれぞれ接続さ
れ、演算増幅器8の出力端子は出力信号103を出力す
ると共にカウンタ回路9に接続され、定電圧源7の一端
が演算増幅器7の反転入力端子に接続される。
【0007】また、制御信号100はスイッチ回路3の
制御入力端子及びカウンタ回路9に接続され、制御信号
101はスイッチ回路6の制御入力端子に接続され、ク
ロック信号104はカウンタ回路9のクロック入力端子
に印加される。
【0008】さらに、定電圧源1の他端、演算増幅器4
の非反転入力端子及び定電圧源7の他端は接地される。
また、抵抗2、演算増幅器4及び容量5は積分回路を構
成している。
【0009】ここで、図4に示す従来例の動作を図5を
用いて説明する。図5は従来例の動作を説明するタイミ
ング図である。図5において(a)は制御信号100、
(b)は制御信号101、(c)は出力信号102、
(d)出力信号103、(e)はカウンタ回路のゲート
動作、(f)はゲートを通過したクロック信号である。
【0010】図5に示すように制御信号100及び10
1によりスイッチ回路3及び6は交互に”ON/OF
F”を繰り返す。制御信号101は制御信号100を反
転させた信号であるのでスイッチ回路3及び6が同時
に”ON”若しくは”OFF”になることはない。
【0011】スイッチ回路3が”OFF”でスイッチ回
路6が”ON”の場合には、抵抗2、演算増幅器4及び
容量5で構成される積分回路には入力電流は印加され
ず、スイッチ回路6の短絡により容量5に充電されてい
る電荷が放電されてリセットされる。
【0012】例えば、演算増幅器4の非反転入力端子は
接地されているので、当該リセットにより、積分回路の
出力信号102は”0V”になる。このとき、演算増幅
器8の反転入力端子には負電圧”−E2”が印加されて
いるので演算増幅器8の出力信号103は”ハイレベ
ル”になる。
【0013】一方、スイッチ回路3が”ON”でスイッ
チ回路6が”OFF”の場合には、抵抗2、演算増幅器
4及び容量5で構成される積分回路には定電圧源1の出
力電圧と抵抗2の抵抗値で決定される一定の入力電流が
印加され容量5に電荷が充電されて行く。
【0014】例えば、図5中”SL01”に示すよう
に、抵抗2、演算増幅器4及び容量5で構成される積分
回路の出力信号102は容量5への電荷の充電によって
負電圧側に変化して行く。
【0015】そして、出力信号102が定電圧源7の電
圧値”−E2”よりも小さくなると、演算増幅器8の出
力信号103は”ローレベル”に変化する。
【0016】カウンタ回路9は制御信号100の立ち上
がりエッジから、出力信号103の立ち下がりエッジの
間だけゲートをオープンしクロック信号を通過させてク
ロック信号の数をカウントする。
【0017】例えば、図5中(e)に示すようにゲート
が動作し、図5中(f)に示すようにゲートを通過した
クロック信号の数をカウントする。
【0018】定電圧源1の電圧値を”E1”、抵抗2の
抵抗値を”R”、容量5の容量値を”C”、出力信号1
02の電圧値を”V1”、スイッチ回路3が”ON”に
なっている(スイッチ回路6が”OFF”になってい
る)時間をT”とした場合、抵抗2、演算増幅器4及び
容量5で構成される積分回路に印加される一定の電流
値”I”は、 I=E1/R (1) となる。
【0019】この時の出力信号102の電圧値”V1”
は、 V1=−I・T/C (2) となる。
【0020】式(2)において”V1”を一定にすれば
容量値”C”は時間”T”に比例するので、一定の入力
電流”I”を印加して一定電圧”−E2”に達するまで
の時間を求めることにより回線の容量値を得ることがで
きる。すなわち、図5中の”ΔT”の時間を求めること
によって回線の容量値を得ることができる。
【0021】例えば、入力電流”I”を”1μA”、一
定電圧を”−1V”とした場合、当該一定電圧に達する
までの時間”T”が”1ms”であれば、容量値”C”
は、 C=−(1μA・1ms/(−1V)) =1nF (3) となる。
【0022】また、容量の分解能はクロック信号の周波
数によって決まり、例えば、クロック信号の周波数を”
100kHz”とすれば、”10μs”のカウントが可
能になるので、容量の分解能”ΔC”は ΔC=−(1μA・10μs/(−1V)) =10pF (4) となる。
【0023】この結果、被測定回線の容量5及び抵抗2
と演算増幅器4により積分回路を構成し、この積分回路
に一定の入力電流を印加して出力が一定電圧に達するま
での時間を求めることにより回線の容量値を得ることが
できる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4に示す従
来の回線容量測定回路では被測定回線に抵抗成分が存在
する場合、当該抵抗成分に起因したオフセットが発生し
てカウントされる時間に誤差が生じてしまうと言った問
題点があった。
【0025】例えば、被測定回線に抵抗成分”r”が存
在する場合、式(2)は、 V1’=−I・T/C−(I・r) (5) となってしまい、”−(I・r)”分のオフセットが加
わってしまう。
【0026】このような状態を図6及び図7を用いて更
に説明する。図6は抵抗成分が存在しない場合の出力信
号102の電圧変化を示す説明図、図7は抵抗成分が存
在する場合の出力信号102の電圧変化を示す説明図で
ある。
【0027】図6に示すように抵抗成分が存在しない場
合には、式(5)第2項に示すようなオフセット電圧が
存在しないので、”0V”から一定電圧である”−E
2”まで出力信号102の電圧値が変動する。
【0028】一方、図7に示すように抵抗成分が存在す
る場合には、式(5)第2項に示すようなオフセット電
圧が存在するので、”0V”ではなく”−(I・r)”
から一定電圧である”−E2”まで出力信号102の電
圧値が変動する。
【0029】このため、図6における出力が一定電圧に
達するまでの時間”t1”と比較して図7における出力
が一定電圧に達するまでの時間”t2”は短くなってし
まい誤差の要因となってしまう。従って本発明が解決し
ようとする課題は、回線の抵抗成分によるオフセットの
影響を除去することが可能な回線容量測定回路を実現す
ることにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】このような課題を達成す
るために、本発明のうち請求項1記載の発明は、回線の
容量を測定する回線容量測定回路において、前記容量を
積分容量とする積分手段と、前記積分手段に正若しくは
負の電圧を交互に印加するスイッチ回路と、前記積分手
段の出力を第1の基準電圧と比較する第1の比較手段
と、前記積分手段の出力を第2の基準電圧と比較する第
2の比較手段と、前記第1及び第2の比較手段の出力に
基づきゲートを制御してゲートを通過したクロック信号
の数をカウントするカウンタ回路とを備えたことによ
り、回線の抵抗成分によるオフセットの影響を除去する
ことが可能になる。
【0031】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明である回線容量測定回路において、前記カウンタ回路
が、前記第1の比較手段の出力の立ち上がりエッジから
前記第2の比較手段の出力の立ち上がりエッジまでの間
ゲートを開くことにより、回線の抵抗成分によるオフセ
ットの影響を除去することが可能になる。
【0032】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明である回線容量測定回路において、前記カウンタ回路
が、前記第2の比較手段の出力の立ち上がりエッジが発
生した場合にカウント値の有効性を判断することによ
り、オートレンジでの測定が可能になる。
【0033】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明である回線容量測定回路において、前記カウンタ回路
が、前記第2比較手段の出力の立ち下がりエッジから前
記第1の比較手段の出力の立ち下がりエッジまでの間ゲ
ートを開くことにより、回線の抵抗成分によるオフセッ
トの影響を除去することが可能になる。
【0034】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明である回線容量測定回路において、回線の抵抗成分に
よるオフセットの絶対値よりも前記第1の基準電圧の絶
対値が大きく、前記第1の基準電圧の絶対値よりも前記
第2の基準電圧の絶対値が大きい関係を満足することに
より、回線の抵抗成分によるオフセットの影響を除去す
ることが可能になる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明に係る回線容量測定回路の一実
施例を示す構成ブロック図である。
【0036】図1において10,11,17及び19は
定電圧源、12はスイッチ回路、13は定電流を決定す
るための抵抗、14,16及び18は演算増幅器、15
は被測定回線の容量、20はカウンタ回路である。
【0037】また、105はスイッチ回路12の制御信
号、106,107及び108はそれぞれ演算増幅器1
4,16及び18の出力信号、109クロック信号であ
る。
【0038】さらに、13及び14は被測定回線の容量
15を積分容量とする積分手段50を、16及び17は
比較手段51を、18及び19は比較手段52をそれぞ
れ構成している。
【0039】定電圧源10及び11の一端はスイッチ回
路12の2つの入力端子にそれぞれ接続され、スイッチ
回路12の出力端子は抵抗13の一端に接続され、抵抗
13の他端は演算増幅器14の反転入力端子及び容量5
の一端にそれぞれ接続される。
【0040】演算増幅器14の出力端子は出力信号10
6を出力すると共に容量15の他端、演算増幅器16及
び18の反転入力端子にそれぞれ接続され、演算増幅器
16の出力端子は出力信号107を出力すると共にカウ
ンタ回路20に接続され、定電圧源17の一端が演算増
幅器16の非反転入力端子に接続される。
【0041】演算増幅器18の出力端子は出力信号10
8を出力すると共にカウンタ回路20に接続され、定電
圧源19の一端が演算増幅器18の非反転入力端子に接
続される。
【0042】また、制御信号105はスイッチ回路12
の制御入力端子に接続され、クロック信号109はカウ
ンタ回路20のクロック入力端子に印加される。
【0043】さらに、定電圧源10,11,17及び1
9の他端、演算増幅器14の非反転入力端子は接地され
る。
【0044】ここで、図1に示す実施例の動作を図2及
び図3を用いて説明する。図2は実施例の動作を説明す
るタイミング図、図3は抵抗成分が存在する場合の出力
信号106の電圧変化を示す説明図である。
【0045】図2において(a)は制御信号105、
(b)は出力信号106、(c)は出力信号107、
(d)出力信号108、(e)はカウンタ回路のゲート
動作、(f)はゲートを通過したクロック信号である。
【0046】図2に示すように制御信号105によりス
イッチ回路12は2つの入力端子を交互に選択するの
で、例えば、制御信号105が”ローレベル”の時に定
電圧源10が選択され、制御信号105が”ハイレベ
ル”の時に定電圧源11が選択される。
【0047】この場合、スイッチ回路105が定電圧源
10を選択した場合には、負の電圧値”−E3”が積分
手段50に印加されるので出力信号106は図2中”S
L11”に示すように右上がりのスロープとなり、スイ
ッチ回路105が定電圧源11を選択した場合には、正
の電圧値”+E3”が積分手段50に印加されるので出
力信号106は図2中”SL12”に示すように右下が
りのスロープとなる。
【0048】例えば、比較手段51及び52の基準電圧
である定電圧源17及び18の出力電圧値をそれぞれ”
−E4”及び”−E5”として両者の大小関係が”−E
4>−E5”であるとする。
【0049】そして、図2中”SL12”に示す右下が
りのスロープにおいて、出力信号106が基準電圧であ
る定電圧源17の電圧値”−E4”よりも小さくなる
と、演算増幅器16の出力信号107は”ハイレベル”
に変化する。
【0050】また、図2中”SL12”に示す右下がり
のスロープにおいて、出力信号106が基準電圧である
定電圧源18の電圧値”−E5”よりも小さくなると、
演算増幅器18の出力信号108は”ハイレベル”に変
化する。
【0051】同様に、図2中”SL13”に示す右上が
りのスロープにおいて、出力信号106が基準電圧であ
る定電圧源19の電圧値”−E5”よりも大きくなる
と、演算増幅器18の出力信号108は”ローレベル”
に変化する。
【0052】また、図2中”SL13”に示す右上がり
のスロープにおいて、出力信号106が基準電圧である
定電圧源17の電圧値”−E4”よりも大きくなると、
演算増幅器16の出力信号107は”ローレベル”に変
化する。
【0053】カウンタ回路20は図2中”PT11”に
示す出力信号107の立ち上がりエッジから、図2中”
PT12”に示す出力信号108の立ち上がりエッジの
間だけゲートをオープンしクロック信号を通過させてク
ロック信号の数をカウントする。
【0054】例えば、図2中(e)に示すようにゲート
が動作し、図2中(f)に示すようにゲートを通過した
クロック信号の数をカウントする。
【0055】被測定回線に抵抗成分”r”が存在する場
合には、前述の式(5)に示すように”−(I・r)”
分のオフセットが加わってしまうが、 −I・r>−E4>−E5 (6) なる関係を満足するように基準電圧である定電圧源17
及び19の出力電圧値を設定すれば、出力信号107は
図3に示すようになる。
【0056】言い換えれば、オフセットの絶対値よりも
基準電圧である定電圧源17の出力電圧値の絶対値が大
きく、さらに、定電圧源17の出力電圧値の絶対値より
も基準電圧である定電圧源19の出力電圧値の絶対値が
大きい関係を満足すれば良い。
【0057】すなわち、図3に示すように抵抗成分が存
在する場合であっても、式(5)第2項に示すようなオ
フセットの存在に関わりなく、基準電圧である”−E
4”から”−E5”に変化する間の時間をカウントする
ことになるので、図3中”t3”に示す時間はオフセッ
トの影響を受けることがなくなる。
【0058】この結果、被測定回線の容量15及び抵抗
13と演算増幅器14により積分回路を構成し、この積
分回路に正負の電流を交互に印加して出力が設定された
2つの基準電圧の間にある時間を求めることにより、回
線の抵抗成分によるオフセットの影響を除去することが
可能になる。
【0059】なお、演算増幅器19の出力信号108の
変化の有無により、カウンタ回路20でのカウント値の
有効性を判断しても構わない。
【0060】すなわち、印加した電流が小さい場合や、
被測定回線の容量値が大きい場合等には出力信号106
が定電圧源19の基準電圧である出力電圧値”−E5”
まで達しないことがある。
【0061】そこで、演算増幅器19の出力信号108
が”ハイレベル”に変化しない場合はカウント値を無効
と判断し、演算増幅器19の出力信号108が”ハイレ
ベル”に変化した場合にはカウント値を有効と判断する
ことにより、自動的にカウント値の有効性を判断するこ
とが可能になるので、オートレンジでの測定が可能にな
る。
【0062】また、カウント値の有効性の判断はカウン
タ回路20自身が判断しても構わないし、図示しない他
の制御回路等が判断しても構わない。
【0063】また、図1の説明に際して、カウンタ回路
20は図2中”PT11”に示す出力信号107の立ち
上がりエッジから、図2中”PT12”に示す出力信号
108の立ち上がりエッジの間だけゲートをオープンし
クロック信号を通過させてクロック信号の数をカウント
しているが、図2中”PT13”に示す出力信号108
の立ち下がりエッジから、図2中”PT14”に示す出
力信号107の立ち下がりエッジの間でもゲートをオー
プンしクロック信号を通過させてクロック信号の数をカ
ウントしても構わない。
【0064】すなわち、比較手段51及び52の立ち下
がりエッジの間の時間も測定することにより、制御信号
105の1周期において2回の測定が可能になるので測
定の高速化を図ることが可能になる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によれば次のような効果がある。請求項1,2,
4及び請求項5の発明によれば、被測定回線の容量及び
抵抗と演算増幅器により積分回路を構成し、この積分回
路に正負の電流を交互に印加して出力が設定された2つ
の基準電圧の間にある時間を求めることにより、回線の
抵抗成分によるオフセットの影響を除去することが可能
になる。
【0066】また、請求項3の発明によれば、出力信号
108が”ハイレベル”に変化しない場合はカウント値
を無効と判断し、出力信号108が”ハイレベル”に変
化した場合にはカウント値を有効と判断することによ
り、自動的にカウント値の有効性を判断することが可能
になるので、オートレンジでの測定が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回線容量測定回路の一実施例を示
す構成ブロック図である。
【図2】実施例の動作を説明するタイミング図である。
【図3】抵抗成分が存在する場合の出力信号106の電
圧変化を示す説明図である。
【図4】従来の直流充電方式の回線容量測定回路の一例
を示す構成ブロック図である。
【図5】従来例の動作を説明するタイミング図である。
【図6】抵抗成分が存在しない場合の出力信号102の
電圧変化を示す説明図である。
【図7】抵抗成分が存在する場合の出力信号102の電
圧変化を示す説明図である。
【符号の説明】
1,7,10,11,17,19 定電圧源 2,13 抵抗 3,6,12 スイッチ回路 4,8,14,16,18 演算増幅器 5,15 容量 9,20 カウンタ回路 50 積分手段 51,52 比較手段 100,101,105 制御信号 102,103,106,107,108 出力信号 104,109 クロック信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回線の容量を測定する回線容量測定回路に
    おいて、 前記容量を積分容量とする積分手段と、 前記積分手段に正若しくは負の電圧を交互に印加するス
    イッチ回路と、 前記積分手段の出力を第1の基準電圧と比較する第1の
    比較手段と、 前記積分手段の出力を第2の基準電圧と比較する第2の
    比較手段と、 前記第1及び第2の比較手段の出力に基づきゲートを制
    御してゲートを通過したクロック信号の数をカウントす
    るカウンタ回路とを備えたことを特徴とする回線容量測
    定回路。
  2. 【請求項2】前記カウンタ回路が、 前記第1の比較手段の出力の立ち上がりエッジから前記
    第2の比較手段の出力の立ち上がりエッジまでの間ゲー
    トを開くことを特徴とする請求項1記載の回線容量測定
    回路。
  3. 【請求項3】前記カウンタ回路が、 前記第2の比較手段の出力の立ち上がりエッジが発生し
    た場合にカウント値の有効性を判断することを特徴とす
    る請求項2記載の回線容量測定回路。
  4. 【請求項4】前記カウンタ回路が、 前記第2比較手段の出力の立ち下がりエッジから前記第
    1の比較手段の出力の立ち下がりエッジまでの間ゲート
    を開くことを特徴とする請求項1記載の回線容量測定回
    路。
  5. 【請求項5】回線の抵抗成分によるオフセットの絶対値
    よりも前記第1の基準電圧の絶対値が大きく、前記第1
    の基準電圧の絶対値よりも前記第2の基準電圧の絶対値
    が大きい関係を満足することを特徴とする請求項1記載
    の回線容量測定回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011044076A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> センサノードチップおよびセンサノードシステム

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JP2011044076A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> センサノードチップおよびセンサノードシステム

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