JP2003106262A - 給排装置 - Google Patents

給排装置

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JP2003106262A
JP2003106262A JP2001337086A JP2001337086A JP2003106262A JP 2003106262 A JP2003106262 A JP 2003106262A JP 2001337086 A JP2001337086 A JP 2001337086A JP 2001337086 A JP2001337086 A JP 2001337086A JP 2003106262 A JP2003106262 A JP 2003106262A
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JP
Japan
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heat pipe
pulsation generator
pulsation
supply
tubular body
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JP2001337086A
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English (en)
Inventor
Kenichi Hirono
賢一 廣野
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Hitachi Information Technology Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Hybrid Network Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ確実に小型化することができる。 【解決手段】 ポンプ機構11は、ヒートパイプ20を
軸方向に脈動させる脈動発生体12と脈動発生体12を
駆動制御する駆動部13とを備え、脈動発生体12はヒ
ートパイプ20の外周に複数配設された圧電素子からな
る。駆動部13は電源投入時、位相制御回路16が脈動
発生体12としての各圧電素子に、予め設定されたタイ
ミングで位相を変えて印加すると、各圧電素子が径方向
に順次伸縮する。その場合、ヒートパイプ20の径方向
の縮小と元の位置への復帰とが軸方向に繰り返され、ヒ
ートパイプ20に脈動を発生させるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給排装置に係り、
特に、流体を筒体内に流通させるのに好適な給排装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の給排装置の一構成例を示
している。この給排装置は、ヒートパイプ1に対し水か
らなる冷媒2がポンプ機構3によって循環するように構
成されている。そして、ポンプ機構3は冷媒2がヒート
パイプ1内を流通することによって熱交換され、熱交換
されることによって暖められた冷媒2がヒートパイプ1
の外部に排出されることによって放熱して取り出された
後、ヒートパイプ1に再び供給されて循環するようにな
っている。
【0003】ポンプ機構3は、ダイヤフラム4と、その
ダイヤフラム4の駆動源であるモータ5と、モータ5お
よびダイヤフラム4間に設けられた動力伝達機構6とを
有し、モータ5の回転力が動力伝達機構6を介してダイ
ヤフラム4を駆動することにより、ダイヤフラム4の反
復動作で冷媒2を上流側に押し出す一方、冷媒2を下流
側に吸い込むようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記に示す
従来の給排装置は、ポンプ機構3がダイヤフラム4を駆
動することによって冷媒2がヒートパイプ1を流通する
ようになっているので、ダイヤフラム4,モータ5を必
要とするばかりでなく、その間に設けられる動力伝達機
構6をも要し、そのため、構成部品点数の増加を招くと
共に、設置スペースを要するので、ポンプ機構3および
給排装置全体を小型化することができにくくい問題があ
った。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
その目的とするところは、簡単かつ確実に小型化するこ
とができる給排装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、以下の手段を採用した。請求項1
記載の本発明は、筒体内に軸方向に沿い流体を流通させ
る給排装置において、筒体を軸方向に沿い脈動させ、筒
体内の流体の流通を促進させるポンプ機構を備えたこと
を特徴とする。請求項1記載の給排装置によれば、筒体
が脈動すると、筒体内を流通している流体に脈流が発生
し、流体が筒体内を積極的に流通するので、つまり流体
の流通が促進されるので、流体の流通をスムースに行わ
せることができ、これによりポンプ機構として良好に機
能することができる。
【0007】請求項2記載の本発明は、請求項1記載の
給排装置において、前記ポンプ機構は、筒体を径方向に
縮小させることと元に復帰させることとを筒体の軸方向
に順次繰り返し、筒体に脈動を発生させる脈動発生体
と、脈動発生体を駆動する駆動部とを備えていることを
特徴とする。請求項2記載の給排装置によれば、脈動発
生体により、筒体が径方向に縮小することと元に復帰す
ることとを軸方向に沿って順次繰り返すので、筒体を的
確に脈動させることができる。
【0008】請求項3記載の本発明は、請求項2記載の
給排装置において、脈動発生体は、筒体の外周に軸方向
に沿って複数配設された圧電素子からなることを特徴と
する。請求項3記載の給排装置によれば、脈動発生体と
して圧電素子を用いているので、筒体の脈動を簡単に行
わせることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る給排装置を冷却装置に適用した概略図、図2(a)
はヒートパイプの要部を示す拡大断面図、および(b)
はヒートパイプの作用説明図である。図1,図2に示す
本実施形態の給排装置10は、筒体としてのヒートパイ
プ20に、水からなる冷媒21が流通循環されるように
構成したものであって、冷媒21を流通させるポンプ機
構11を有している。
【0010】ポンプ機構11は、ヒートパイプ20を軸
方向に沿い脈動させる脈動発生体12と、脈動発生体1
2を駆動制御する駆動部13とを備えている。脈動発生
体12は、図1および図2(a)に示すように、ヒート
パイプ20の外周にその軸方向に沿って複数配設された
圧電素子からなっている。
【0011】駆動部13は、電源14と、電源14に送
信回路15を介して接続された位相制御回路16とを有
し、電源投入時、位相制御回路16が脈動発生体12と
しての各圧電素子に、予め設定されたタイミングで位相
を変えて印加すると、各圧電素子が径方向に順次伸縮す
る。
【0012】その際、圧電素子の内部が球心方向に伸張
すると、それによってヒートパイプ20の対応する部分
が図2(b)に示すように径方向に縮小され、また圧電
素子の伸張が解除されると、ヒートパイプ20の径が元
の状態に戻るようになっている。
【0013】その場合、各圧電素子に対し位相制御回路
16によって位相を順次変えて印加することにより、ヒ
ートパイプ20の径方向の縮小と元の位置への復帰とが
軸方向に沿って繰り返され、これによって、ヒートパイ
プ20に同図(b)に示す鎖線のような脈動を発生させ
るようになっている。そして、このヒートパイプ20が
脈動することにより、ヒートパイプ20を通る冷媒21
に実線の矢印のような脈流22を発生させるようにして
いる。
【0014】本実施形態の給排装置10は、上記のよう
に構成されているので、冷媒21が配管路に充満された
状態にあるとき、ポンプ機構11の駆動部13によって
脈動発生体12を駆動制御すると、脈動発生体12がヒ
ートパイプ20上で、その軸方向に沿って順次伸縮し、
その伸縮作用でヒートパイプ20が軸方向に沿い図2
(b)に示すように縮小することと、元の径に復帰する
こととが順次繰り返され、しかもその縮小と復帰とがヒ
ートパイプ20の軸方向に沿って順次行われることによ
り、ヒートパイプ20が脈動することとなる。
【0015】ヒートパイプ20が脈動すると、ヒートパ
イプ20内を流通している冷媒21に脈流22が発生
し、冷媒21がヒートパイプ20内を積極的に流通する
ので、つまり、冷媒21の流通が促進されるので、冷媒
21の流通をスムースに行わせることができる。
【0016】したがって、ヒートパイプ20の外周に設
けられた脈動発生体12を駆動することによって冷媒2
1を積極的に流通させ、しかも、送信回路15,位相制
御回路16を有する駆動部13によって脈動発生体12
を駆動するので、ポンプ機構11に従来技術のポンプ機
構のように構成部品点数が増加するのを防ぐことができ
るばかりでなく、大きなスペースが不要となり、ポンプ
機構11の小型化を図ることができ、ひいては装置全体
の小型化を図ることができる。
【0017】また、駆動部13により脈動発生体12が
位相を変えて駆動されると、ヒートパイプ20が径方向
に縮小することと元の復帰することとを軸方向に沿って
順次繰り返すことで、ヒートパイプ20を的確に脈動さ
せることができる。しかも、脈動発生体12として圧電
素子を用いているので、簡単に実行させることができ
る。
【0018】なお、図示実施形態では、給排装置10に
冷却機能を持たせるため、ヒートパイプ20に適用され
た例を示したが、ヒートパイプ20以外のものにも適用
することができる。即ち、筒体を流通すると共に、その
液体の流通量を促進させる場合にも適用することができ
るので、液体および気体を含む流体の給排装置全般に広
く利用することができ、図示実施例に限定されるもので
はない。また、図示実施形態では、駆動部13が送信回
路15,位相制御回路16を有して構成された例を示し
たが、駆動部13全体を中央演算処理装置で代用するこ
ともでき、これによって駆動部13全体をより小型化す
ることもできる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、筒
体を脈動させ、筒体内を流通している流体に脈流が発生
することにより流体が筒体内を積極的に流通するよう、
ポンプ機構を構成したので、ポンプ機構として良好に機
能することができ、ポンプ機構を小型化できる結果、装
置の小型化を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る流体流通装置を適
用した冷却装置を示す概略図である。
【図2】(a)はヒートパイプの外周に配設された脈動
発生体を示す要部の拡大図、および(b)は脈動発生体
によってヒートパイプに脈動が発生する状態を示す作用
説明図である。
【図3】従来の流体流通装置を用いた冷却装置を示す概
略図である。
【符号の説明】
10 給排装置 11 ポンプ機構 12 脈動発生体 13 駆動部 14 電源 15 送信回路 16 移送制御回路 20 筒体としてのヒートパイプ 21 水としての冷媒 22 脈流

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒体内に軸方向に沿い流体を流通させる
    給排装置において、 筒体を軸方向に沿い脈動させ、筒体内の流体の流通を促
    進させるポンプ機構を備えたことを特徴とする給排装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の給排装置において、 前記ポンプ機構は、筒体を径方向に縮小させることと元
    に復帰させることとを筒体の軸方向に順次繰り返し、筒
    体に脈動を発生させる脈動発生体と、脈動発生体を駆動
    する駆動部とを備えていることを特徴とする給排装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の給排装置において、 脈動発生体は、筒体の外周に軸方向に沿って複数配設さ
    れた圧電素子からなることを特徴とする給排装置。
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