JP2003105915A - 遮音性二重天井 - Google Patents

遮音性二重天井

Info

Publication number
JP2003105915A
JP2003105915A JP2001300031A JP2001300031A JP2003105915A JP 2003105915 A JP2003105915 A JP 2003105915A JP 2001300031 A JP2001300031 A JP 2001300031A JP 2001300031 A JP2001300031 A JP 2001300031A JP 2003105915 A JP2003105915 A JP 2003105915A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ceiling
floor
sound
double ceiling
insulating double
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001300031A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Fuse
幸則 布施
Kiyoshi Nakagawa
清 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP2001300031A priority Critical patent/JP2003105915A/ja
Publication of JP2003105915A publication Critical patent/JP2003105915A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集合住宅の居室における床衝撃音レベルの上
昇を回避して騒音の増強を解消できる遮音性二重天井を
提供している。 【解決手段】 本発明による遮音性二重天井は、床スラ
ブ3から立ち上げた間仕切壁11を天井材7に結合して
天井裏空間12を開放しており、天井材7に吸音材14
を敷設することを特徴としており、二重天井裏に形成さ
れる密閉空間を解消することで天井裏に放射される直上
階の居室で発生する床衝撃音9のエネルギーを分散させ
て、居室における床衝撃音レベル13を低減させてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮音性二重天井に
関し、特に、集合住宅において最も苦情が多い床衝撃音
を低減させた遮音性二重天井に関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅においては、直上階の居室で子
供が走り回ったり、飛び跳ねたりする衝撃音が居室にお
いて問題になり、この床衝撃音は、集合住宅において最
も苦情の多い騒音である。
【0003】又、プライバシーを保護する必要がある主
寝室においては、音漏れ防止を重要視して、間仕切壁1
を居室2の床スラブ3から直上階の居室4における床ス
ラブである天井スラブ5まで立ち上げることが多い。と
ころが高層集合住宅のようにスプリンクラーの設置が必
要な場合には、図3に示すように二重天井6を貼ること
になるので、直上階の床スラブである天井スラブ5、天
井材7と両側の間仕切壁1、1とで二重天井裏には密閉
空間8が形成されることになる。
【0004】このために、上記床衝撃音9は、そのエネ
ルギーを二重天井裏の密閉空間8にこもらせることで、
居室2における床衝撃音レベル10を上昇させ、結果的
に騒音を増強させる状態を形成して問題点を拡張してい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点に鑑みてその改善策を提案するものであり、二重天
井裏に形成される密閉空間を解消することによって、居
室における床衝撃音レベルの上昇を回避して騒音の増強
を解消できる遮音性二重天井を提供している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による遮音性二重
天井は、基本的に、直上階の床スラブと天井との間に空
間を形成して成る二重天井において、床スラブから立ち
上げた間仕切壁を天井材に結合して天井裏空間を開放し
ており、具体的には、天井材に吸音材を敷設することを
特徴として、二重天井裏に形成される密閉空間を解消す
ることで天井裏に放射される直上階の居室で発生する床
衝撃音のエネルギーを分散させて、居室における床衝撃
音レベルを低減させている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明による遮音性二重天井は、
直上階の床スラブと天井との間に空間を形成して成る二
重天井において、床スラブから立ち上げた間仕切壁を天
井材に結合して天井裏空間を開放して複数の居室に跨っ
て天井裏を一体空間として形成している。
【0008】以下に、各発明の実施の形態を図面に基づ
いて詳細に説明するが、発明の特徴を明確にするため
に、従来と同様の部分については同じ符号で表示してい
る。
【0009】図1は、本発明による遮音性二重天井の実
施の形態を示す側断面図である。本実施の形態において
は、居室2を形成している間仕切り11、11は、直上
階の居室4における床スラブである天井スラブ5まで立
ち上げておらずに、床スラブ3から立ち上げて二重天井
12の天井材7と結合させている。これによって、二重
天井12は、従来のような密閉空間を形成することな
く、隣接している居室2’、2’の二重天井と連通して
いる。
【0010】従って、直上階の居室4で子供が走り回っ
たり、飛び跳ねたりすることで発生する床衝撃音9は、
隣接している居室2’、2’の二重天井方面にまで伝搬
させて、そのエネルギーを二重天井裏の密閉空間にこも
らせることがなく、居室2における床衝撃音レベル13
を上昇させずに騒音の増大は阻止されている。
【0011】又、本実施の形態では、天井材7の一部も
しくは全面に多孔質吸音材14等を敷設することによっ
て、床衝撃音9をこの多孔質吸音材14等に吸音するよ
うに構成している。これによって、居室2における床衝
撃音レベル13はさらに減衰されるものであり、特に、
問題視される中高音域における低減効果を期待できるこ
とで、従来における問題点の解消をより積極的に図るこ
とが出来る。
【0012】これらの減衰状況は、図2に示す重量床衝
撃音の実験結果において確認することが出来る。本実験
結果は、JIS規定に従って重量床衝撃音レベルを等級
評価したものであり、二重天井裏に密閉空間を形成して
いる従来例の床衝撃音レベルと二重天井裏を開放する本
発明による遮音性二重天井での床衝撃音レベルを表示し
ている。
【0013】図2の実験結果が示すように、従来例の床
衝撃音レベルがLr−55と評価されるのに対して、本
発明による遮音性二重天井での床衝撃音レベルは、Lr
−45と評価されるものであり、床衝撃音レベルを2ラ
ンク低減させる効果を発揮することが確認できる。
【0014】特に、重量床衝撃音に対する殆どの評価を
決定している63Hz帯域では、本発明による遮音性二
重天井によって14Hzの低減効果を示すものであり、
充分な有効性が提示されている。
【0015】以上のように、本発明による遮音性二重天
井は、直上階の床スラブと天井との間に空間を形成して
成る二重天井において、床スラブから立ち上げた間仕切
壁を天井材に結合して天井裏空間を開放しているもので
あるから、二重天井裏に形成される密閉空間を解消する
ことによって、居室における床衝撃音レベルの上昇を回
避して騒音の増強問題を確実に解消している。
【0016】以上、本発明を実施の形態に基づいて詳細
に説明してきたが、本発明による遮音性二重天井は、上
記実施の形態に何ら限定されるものでなく、天井材や間
仕切壁及び天井材に敷設する吸音材の具体的な構造と材
質等に関して、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更が可能であることは当然のことである。
【0017】
【発明の効果】請求項1に記載の遮音性二重天井は、直
上階の床スラブと天井との間に空間を形成して成る二重
天井において、床スラブから立ち上げた間仕切壁を天井
材に結合して天井裏空間を開放することを特徴としてい
るので、居室における床衝撃音レベルの上昇を回避して
騒音の増強を解消する効果を奏している。
【0018】請求項2に記載の遮音性二重天井は、請求
項1に記載の遮音性二重天井において、天井材に吸音材
を敷設することを特徴としているので、上記効果に加え
て、中高音域における低減効果を期待できる効果を奏し
ている。
【図面の簡単な説明】
【 図1】本発明による遮音性二重天井の断面図
【 図2】本発明による遮音性二重天井の減衰状況を示
す重量床衝撃音の実験結果図
【 図3】従来における集合住宅の二重天井の断面図
【符号の説明】
1 間仕切壁壁、 2 居室、 3 床スラブ、 4
直上階の居室、5 天井スラブ、 6 二重天井、 7
天井材、 8 密閉空間、9 床衝撃音、 10 床
衝撃音レベル、 11 間仕切壁壁、12 二重天井、
13 床衝撃音レベル、 14 吸音材、

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直上階の床スラブと天井との間に空間を
    形成して成る二重天井であって、床スラブから立ち上げ
    た間仕切壁を天井材に結合して天井裏空間を開放するこ
    とを特徴とする遮音性二重天井。
  2. 【請求項2】 天井材に、吸音材が敷設されて成ること
    を特徴とする請求項1に記載の遮音性二重天井。
JP2001300031A 2001-09-28 2001-09-28 遮音性二重天井 Pending JP2003105915A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001300031A JP2003105915A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 遮音性二重天井

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001300031A JP2003105915A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 遮音性二重天井

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003105915A true JP2003105915A (ja) 2003-04-09

Family

ID=19120675

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001300031A Pending JP2003105915A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 遮音性二重天井

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003105915A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200233A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Sanyo Industries Ltd 遮音二重天井構造
JP2019173405A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社熊谷組 天井構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006200233A (ja) * 2005-01-20 2006-08-03 Sanyo Industries Ltd 遮音二重天井構造
JP2019173405A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社熊谷組 天井構造
JP7089387B2 (ja) 2018-03-28 2022-06-22 株式会社熊谷組 天井構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102412980B1 (ko) 층간소음 저감을 위한 방진구조 및 이를 시공하는 방법
KR101492508B1 (ko) 건축물의 층간 소음 차단 구조
JP2003105915A (ja) 遮音性二重天井
KR20200076322A (ko) 층간소음 저감을 위한 방진패널 및 이를 이용하여 방진구조를 시공하는 방법
KR102133435B1 (ko) 바닥충격음 저감용 천장 및 벽체 패널과 이의 시공방법
JP2002227322A (ja) 建屋吸音構造
JP5396683B2 (ja) 音響面材配置システム
KR20040009634A (ko) 복합 차음패널
KR101863125B1 (ko) 바닥충격음 저감용 베이스트랩
JP2003293474A (ja) 室内の吸音構造及び建物
KR101922186B1 (ko) 차음 성능이 향상된 건식경계벽용 스터드
JP5330085B2 (ja) 建物の吸音構造
Stacy Sound insulation in buildings
JP4152993B2 (ja) 遮音床
KR200269599Y1 (ko) 건축용 흡차음패널
CN212006179U (zh) 一种用于降噪的空调机安装结构
CN217053778U (zh) 一种楼板与玻璃幕墙密封节点结构
CN212478232U (zh) 一种装配式隔声楼板以及装配式房屋
KR100674376B1 (ko) 층간 진동 소음 방지구
JPH0343546A (ja) 天井構造
JP2003064892A (ja) 住戸の内部構造
KR200402166Y1 (ko) 층간 진동 소음 방지구
JP4929117B2 (ja) 遮音扉
KR100914333B1 (ko) 층간 소음 및 진동 저감 부재와 이를 사용한 시공 방법
KR200376070Y1 (ko) 층간 차음재

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040712