JP2003105854A - 付帯構造物の支持構造及びその施工方法 - Google Patents
付帯構造物の支持構造及びその施工方法Info
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Abstract
ら、優れた耐候性、意匠性も確保すること。 【解決手段】 建物躯体(スタッド12)から水平方向
へ突出するアーム23、24を有し、小型バルコニー2
0を構成する枠材32A、32B、33A、33Bが中
空断面とされるとともに、枠材32A、32B、33
A、33Bの端部開口が建物躯体側に向けられ、アーム
23、24が枠材32A、32B、33A、33Bの開
口から中空部に嵌挿されて、小型バルコニー20が支持
されるもの。
Description
付帯構造物の支持構造及びその施工方法に関する。
の付帯構造物を取付けることがある(特開平7-127124、
特開平6-42052等)。付帯構造物の材料としては、耐候
性が良いこと、型成形により高意匠の断面形状が容易に
得られることから、アルミニウムが使用される。
造物の建物躯体からの突出寸法が大きい場合や、付帯構
造物に人が載るような場合には、アルミニウムでは強度
不足になる(付帯構造物の枠材自体の曲げ強度、躯体に
金具で取付けた部分に局所的に加わる力に対する強
度)。このような場合には、躯体構造物の枠材として鋼
材を使わざるを得ず、耐候性確保のために厚い塗装を施
したりする必要があるし、意匠性も劣るという不都合を
生ずる。
強度を確保しながら、優れた耐候性、意匠性も確保する
ことにある。
躯体から水平方向へ突出するアームを有し、付帯構造物
を構成する枠材が中空断面とされるとともに、枠材の端
部開口が建物躯体側に向けられ、上記アームが上記枠材
の開口から中空部に嵌挿されて、付帯構造物が支持され
る付帯構造物の支持構造である。
て更に、建物躯体に固定される垂直材に上下のアームの
端部が連結されてコ字型部材とされ、左右一対のコ字型
部材で付帯構造物が支持されるようにしたものである。
空部に予めアームを嵌挿し、付帯構造物を吊り上げた状
態で、アームの一部を引き出して、上記垂直材を建物躯
体に固定し、その後付帯構造物を躯体側に接近させ、ア
ームと付帯構造物間を固定する請求項2に記載の付帯構
造物の支持構造の施工方法である。
に支持するアームとを別部材にし、アームを枠材の中空
部に嵌挿するようにした。従って、アームを鋼材等の高
強度材料により構成して付帯構造物に十分な支持強度を
確保できる。同時に、アームに嵌挿される付帯構造物の
枠材にアルミニウム等の耐候性、意匠性に優れた材料を
使用し、付帯構造物に優れた耐候性、意匠性を確保でき
る。
る。 建物躯体に固定された垂直材の上下に上下のアームを
連結したコ字型部材を構成し、左右一対のコ字型部材で
付帯構造物を支持するようにした。従って、単一のアー
ムからなる片持梁や、垂直材の下端部だけにアームを連
結したL字型部材により付帯構造物を支持するものに比
して、上下のアームの断面を小さくしながら、付帯構造
物を躯体に支持した状態でのたわみを小さくすることが
できる。上下のアームの断面を小さくすることは、特に
アームのせいの高さを小さくでき、建物躯体の床面レベ
ルに対し、下側アームに支持される付帯構造物の床面レ
ベルを低くする段差を容易に形成できることを意味す
る。
る。 付帯構造物の枠材からコ字型部材を構成するアームを
引出して垂直材を躯体に固定した後、付帯構造物の枠材
を躯体の側に接近させ、付帯構造物の枠材をアームに固
定することにより、付帯構造物の壁パネル等を工場生産
段階等で予め貼っておくことができ、現地施工工数を削
減できる。
す分解斜視図、図2は付帯構造物の取付前状態を示す側
面図、図3はコ字型部材の取付過程を示す側面図、図4
は付帯構造物の枠材の固定過程を示す側面図、図5は付
帯構造物の施工手順を示す斜視図である。
ニット10に付帯構造物としての小型バルコニー20を
取付ける支持構造を示す。
の複数箇所にスタッド12を立て、床梁11とスタッド
12に外壁13を貼り付けるとともに、相隣るスタッド
12、12の間に開口部14を形成している。尚、建物
ユニット10は、スタッド12の前面に、小型バルコニ
ー20を取付けるためのスペーサ15を設けている。ス
ペーサ15はC形鋼のウエブを外側に配置し、両側のフ
ランジ間に接合した取付板15Aをボルト16によりス
タッド12にボルト結合することにて、スタッド12に
固定される。
部材21と骨組フレーム31とを有する。
サ15(建物躯体)に固定可能とされる垂直材22の上
下に、上下のアーム23、24の端部を溶接等により連
結して構成される。垂直材22がスタッド12のスペー
サ15に固定されたとき、アーム23、24はスタッド
12のスペーサ15から水平方向へ突出する。
アーム23、24のそれぞれを形鋼にて構成している。
31Bと前面の枠組31Cの骨組構造体であり、左右の
上枠材32A、32Bの上部に手摺34を、左右の下枠
材33A、33Bに床支持材(不図示)を架け渡して床
面を支持可能としている。また、骨組フレーム31は、
枠組31A〜31Cの内外面に内外の壁パネル35、3
6を貼り付けている。
〜31Cのそれぞれを構成する枠材をアルミニウムの中
空押出材にて構成している。従って、上枠材32A、3
2Bと下枠材33A、33Bも中空断面とされ、それら
の端部開口をスタッド12のスペーサ15側に向けてい
る。そして、左右の上アーム23を左右の上枠材32
A、32Bの開口から中空部にスライド可能に嵌挿し、
左右の下アーム24を左右の下枠材33A、33Bの開
口から中空部にスライド可能に嵌挿可能としている。
尚、上枠材32A、32Bと下枠材33A、33Bには
ボルト37が装填され、上下のアーム23、24には長
孔38が設けられ、ボルト37は長孔38に挿通されて
その裏側のナットに締結可能とされる。
以下の通りになる。 (1)小型バルコニー20の骨組フレーム31の左右の上
枠材32A、32Bの中空部に予めコ字型部材21の左
右の上アーム23を嵌挿し、骨組フレーム31の左右の
下枠材33A、33Bの中空部に予めコ字型部材21の
左右の下アーム24を嵌挿する(図2、図5(A))。
り吊上げた状態で、コ字型部材21の上下のアーム2
3、24の一部を骨組フレーム31の上枠材32A、3
2Bと下枠材33A、33Bから引出し、垂直材22を
ボルト25によりスタッド12のスペーサ15のウエブ
にボルト結合する(図3、図5(B))。上下のアーム
23、24の最大引出し量は、それらの長孔38が上枠
材32A、32Bと下枠材33A、33Bに装填されて
いるボルト37に対して相対移動できる最大距離であ
り、骨組フレーム31(壁パネル35、36)は垂直材
22をスタッド12のスペーサ15にボルト結合するた
めの作業スペースを垂直材22の周辺に開放する。
1をスタッド12のスペーサ15側に接近させ、上枠材
32A、32Bをボルト37で上アーム23に固定し、
下枠材33A、33Bをボルト37で下アーム24に固
定する(図4、図5(C))。
33A、33Bと、小型バルコニー20を建物ユニット
10のスタッド12に支持するアーム23、24とを別
部材にし、アーム23、24を枠材32A、32B、3
3A、33Bの中空部に嵌挿するようにした。従って、
アーム23、24を鋼材等の高強度材料により構成して
小型バルコニー20に十分な支持強度を確保できる。同
時に、アーム23、24に嵌挿される小型バルコニー2
0の枠材32A、32B、33A、33Bにアルミニウ
ム等の耐候性、意匠性に優れた材料を使用し、小型バル
コニー20に優れた耐候性、意匠性を確保できる。
された垂直材22の上下に上下のアーム23、24を連
結したコ字型部材21を構成し、左右一対のコ字型部材
21で小型バルコニー20を支持するようにした。従っ
て、単一のアームからなる片持梁や、垂直材の下端部だ
けにアームを連結したL字型部材により小型バルコニー
20を支持するものに比して、上下のアーム23、24
の断面を小さくしながら、小型バルコニー20を躯体に
支持した状態でのたわみを小さくすることができる。上
下のアーム23、24の断面を小さくすることは、特に
下アーム24のせいの高さを小さくでき、建物ユニット
10のスタッド12の床面レベルに対し、下アーム24
に支持される小型バルコニー20の床面レベルを低くす
る段差を容易に形成できることを意味する。
B、33A、33Bからコ字型部材21を構成するアー
ム23、24を引出して垂直材22を躯体に固定した
後、小型バルコニー20の枠材32A、32B、33
A、33Bを躯体の側に接近させ、小型バルコニー20
の枠材32A、32B、33A、33Bをアーム23、
24に固定することにより、小型バルコニー20の壁パ
ネル35、36等を工場生産段階等で予め貼っておくこ
とができ、現地施工工数を削減できる。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。例えば、本
発明は建物ユニット以外の建物躯体への付帯構造物の支
持構造に適用できる。
物に十分な支持強度を確保しながら、優れた耐候性、意
匠性も確保することができる。
である。
ある。
る。
図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 建物躯体から水平方向へ突出するアーム
を有し、付帯構造物を構成する枠材が中空断面とされる
とともに、枠材の端部開口が建物躯体側に向けられ、上
記アームが上記枠材の開口から中空部に嵌挿されて、付
帯構造物が支持されることを特徴とする付帯構造物の支
持構造。 - 【請求項2】 建物躯体に固定される垂直材に上下のア
ームの端部が連結されてコ字型部材とされ、左右一対の
コ字型部材で付帯構造物が支持される請求項1に記載の
付帯構造物の支持構造。 - 【請求項3】 付帯構造物の枠材の中空部に予めアーム
を嵌挿し、付帯構造物を吊り上げた状態で、アームの一
部を引き出して、上記垂直材を建物躯体に固定し、その
後付帯構造物を躯体側に接近させ、アームと付帯構造物
間を固定することを特徴とする請求項2に記載の付帯構
造物の支持構造の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298032A JP2003105854A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 付帯構造物の支持構造及びその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298032A JP2003105854A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 付帯構造物の支持構造及びその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003105854A true JP2003105854A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19118997
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001298032A Pending JP2003105854A (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 付帯構造物の支持構造及びその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003105854A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5975801A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-04-28 | コンテイネンタル・グミ−ウエルケ・アクチエンゲゼルシヤフト | 特に自転車用の空気タイヤを有する車輪 |
JPH0827889A (ja) * | 1994-07-15 | 1996-01-30 | Bunka Shutter Co Ltd | バルコニ固定具 |
JP2001132085A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-15 | Sanwa Shutter Corp | バルコニーの腕木構造 |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001298032A patent/JP2003105854A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5975801A (ja) * | 1982-09-20 | 1984-04-28 | コンテイネンタル・グミ−ウエルケ・アクチエンゲゼルシヤフト | 特に自転車用の空気タイヤを有する車輪 |
JPH0827889A (ja) * | 1994-07-15 | 1996-01-30 | Bunka Shutter Co Ltd | バルコニ固定具 |
JP2001132085A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-15 | Sanwa Shutter Corp | バルコニーの腕木構造 |
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