JP2003105617A - リベット部材の取付金型 - Google Patents

リベット部材の取付金型

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JP2003105617A
JP2003105617A JP2001300035A JP2001300035A JP2003105617A JP 2003105617 A JP2003105617 A JP 2003105617A JP 2001300035 A JP2001300035 A JP 2001300035A JP 2001300035 A JP2001300035 A JP 2001300035A JP 2003105617 A JP2003105617 A JP 2003105617A
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sleeve
rivet
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mounting
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JP2001300035A
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English (en)
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Wataru Sawai
渉 澤井
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YKK Snap Fasteners Japan Co Ltd
Original Assignee
YKK Snap Fasteners Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣服に複数個の飾りリベットを取り付ける場
合にきれいな配列ができない問題がある。 【解決手段】 衣服に取り付けられるリベット部材のフ
ランジを支持するための上面を有する柱状支持部材と、
前記柱状支持部材の周りに相対的に垂直移動可能に嵌合
された円筒状内孔を有し且つ上側部分が前記リベット部
材を取り囲む保持空間を形成しているスリーブとを有す
る取付金具において、前記スリーブ21の上端部は前記
円筒状内孔31を取り囲む水平板27を一体に有し、前
記水平板の上面は前記フランジを位置決めするため前記
スリーブの垂直軸線を中心として対称に配列された複数
のガイド部30を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数個のボタン、バ
ー、リング、ワッシャー等の部材をリベット部材により
衣服地に取り付けるための取付金型に関し、特に、装飾
面を有するフランジを備えたリベット部材を複数個衣服
地に取り付けるための金型に関する。
【0002】
【従来の技術】スナップボタンを衣服に取り付けるため
のリベットやプロング等の取付部材や、衣服の縫合部に
補強として使用されるバー部材を取付けるリベットのフ
ランジは衣服の表側に出ることが多いので通常リベット
やプロングのフランジに装飾要素を持たせている。この
ようなリベットやプロングは装飾目的だけに使用される
こともまれではなく、衣服の特定の箇所と近傍に所定の
パターンと間隔で複数個のリベット等を固定することに
より装飾効果を高めている。従来スナップボタン用に複
数個の取付金型を複数個取り付けられる機械が知られて
いるが(実開昭61−72346号)、スナップ間の距
離が小さくできない問題があり、またスナップのは位置
も自由にできない問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】衣服に飾り等の目的で
複数個のリベット部材を取り付ける場合、所定の規則的
なパターンでリベット部材を配列する必要があるが、従
来は手作業と目分量によって配列を行っていたので、充
分に熟練しないと綺麗な配列を得ることができず、作業
者毎のばらつきが多かった。本発明は、熟練者でなくて
も所定の配列で衣服地の正確な位置にリベット部材を取
り付けることが容易にできる取付金型を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の取付金型は、衣
服地に取り付けるべきリベット部材のフランジを支持す
るための上面を有する柱状支持部材と、前記柱状支持部
材の周りに相対的に垂直移動可能に嵌合された内孔を有
し且つ上側部分がリベット部材を取り囲む保持空間を形
成しているスリーブとを有する取付金具において、前記
スリーブはその上端部に前記内孔を取り囲む水平板を一
体に有し、前記水平板の上面は前記フランジを位置決め
するため前記スリーブの垂直軸線を中心として対称に配
列された複数のガイド部を有することを特徴とする。こ
こに、ガイド部はリベットのフランジの位置規制を行う
ための手段であり弧状をなしているか、又は円形凹部で
あることが好ましい。又、柱状支持部材とスリーブとの
間には圧縮ばねを介装させることにより上金型に向けて
スリーブが可動の場合にはスリーブは上方に常時偏倚さ
れる。あるいは、柱状支持部材が上金型に向けて可動の
場合にはスリーブは固定で良く、代わりに柱状支持部材
がばねにより常時下方に偏倚される。
【0005】
【作用】本発明によると、複数のガイド部を有するの
で、複数のリベット部材の1つを衣服地へ取付けた後、
次の衣服地をずらしてこの取付済みのリベット部材を1
つのガイド部に位置づけると次の取付位置が正確に決定
されるので、正確なパターンでリベット部材を衣服地に
取り付けることが可能となる。また異なった配列のガイ
ド部を有するスリーブのセットを用意することにより、
スリーブを所望の配列パターのものへ交換することによ
り、所望の配列でリベット部材を取付けることが可能と
なる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の好
ましい実施例を説明するが、ここで使用する用語を若干
定義しておく。「リベット部材」とは取付脚とフランジ
を有する金属又はプラスチック部材のことであり、フラ
ンジは環状フランジも含むものとする。図1〜図3は若
干の例を示す。図1はリベット/バーと称される製品で
あり、内部の広がった雌穴3を有するバー1と、フラン
ジ5及び尖頭柱4を有するリベット2とよりなる。バー
とリベットを衣服地の両側に配置し、尖頭柱5を衣服地
に挿通し次いで雌穴3に加締めつけることにより取付が
行われる。通常は衣服地の表面側に出るリベットのフラ
ンジが装飾面である。図2は取付脚8とフランジ9とよ
りなるキャップ6(リベット部材)、及びワッシャ7の
組み合わせであり、キャップの脚8をワッシャの穴10
に差し込んで先端を加締める。このとき衣服の表に出る
フランジ9の面が飾り面となる。なお、ワッシャの代わ
りにスナップボタンの雌部材又は雄部材の場合もあり得
る。図3は取付脚14および環状フランジ13よりなる
プロング11(リベット部材)と、環状凹部15を有す
るリング7との組み合わせであり、プロング11の脚1
4をリングの環状凹部10に差し込んで先端を加締め
る。このとき衣服の表に出る環状フランジ9の面が飾り
面となる。なお、リング15の代わりにスナップボタン
の雌部材又は雄部材の場合もあり得る。要するにリベッ
ト部材の相手方部材は任意であり、以下に便宜上ボタン
と称する。
【0007】次に本発明のリベット部材取付金型(リベ
ットダイとも呼ばれる)を説明する。図4はリベットダ
イを示し、通常は下型を構成する。取付金型は、衣服に
取り付けられるリベット部材のフランジ(図1〜3の
5、9、13)を支持するための上面を有する円柱状の
支持部材20と、支持部材20の周りに相対的に垂直移
動可能に嵌合された円筒状孔31を有し且つ上側部分が
リベット部材(図9参照)を取り囲む保持空間を形成し
ているスリーブ21と、支持部材20のフランジ23と
スリーブ21の上端部に形成された水平板27の下面と
の間に挿入された圧縮コイルばね24とを有する。支持
部材20は水平ピン25を有し、その一端は案内縦スロ
ット26に嵌合して両部材20,21の相対移動を可能
にするが回転は阻止する。支持部材20は通常は固定さ
れるか又は強力なばねを介してボタン/リベット取付装
置のフレームに取り付けられる。スリーブ21の上端は
ほぼ円環状の水平板27を有する。水平板27の上面は
衣服地を支持する面であり、図9のように上型39が下
降するときに押されて一緒に下降し、リベット部材の先
端が衣服地41を刺通して上型39の下面に仮保持され
た相手部材であるボタンに加締めつけられることを可能
にしている。なお、ボタン/リベット部材取付装置の形
式によってはスリーブ21が固定で支持部材20が下か
ら駆動される場合もあることに注意されたい。以上の構
造は公知である。
【0008】次に、本発明の特徴を図6を参照して説明
する。支持部材20の上端を取り囲むスリーブ21の水
平板27の上面には、一定高さの隆起部29が設けら
れ、その周面には6個の円弧状のガイド部30が形成さ
れている。これらのガイド部30の輪郭は衣服地に取り
付けたリベット部材のフランジを位置決めするに適した
ものに設定されている。これらのガイド部30はスリー
ブ21の垂直軸線を中心とした円に沿って等間隔で配列
されている。この例ではガイド部30の円弧の半径は円
筒状孔31の半径に等しく定められており、また円筒状
孔31とすべての円弧の中心点間の距離は等しい。
【0009】図7は水平板の変形例を示すもので、水平
板34は前例のガイド部30の代わりに同じ円筒状孔3
1と同一の寸法の円形凹部33をガイド部として用いて
も良い。図8は水平板27の更に他の変形例を示すもの
で、鎖線で示したさらに多数の円形ガイド部35配列か
ら実線で示すように水平板37を切り出した形にしても
良い。この例では、任意のガイド部を利用することで少
数のリベット部材から多数のリベット部材の取付までを
カバーできる。
【0010】これらのガイド部の配列は、衣服に取り付
ける場合に要求される配列に相当するものであり、所望
数で且つ所望配列の複数のリベット部材の取付に際して
適正なガイドを達成するような配列であればよい。使用
可能なガイド部の配列は、x、y座標を有する仮想平面
に円筒状孔31とガイド部を同一の円で表して配列した
ときに、この仮想平面を円筒状孔に相当する円の位置か
ら任意の他の円へ並進(x、y方向のいずれか又は両
者)させたときに、並進後のすべての円(水平板から外
れるものは除く)が並進前の円に重なるような配列であ
る。例えば、図10のようにガイド部43を円筒状孔3
1の周りに長方形格子状に配列した水平板42も可能で
ある。
【0011】次に図4、図6及び図9を参照して本発明
の取付金型の動作を説明する。図4に示す取付金型をボ
タン/リベット取付装置に位置づけ、図9のようにリベ
ット部材2をスリーブ21内の空間に挿入し柱状保持部
材20に保持させる。一方上型9にはボタンを挿入する
受穴40があり、そこにボタンを挿入して仮保持させ
る。衣服地41の所定箇所を上下金型に芯合わせし、取
付装置を駆動することにより上型39を下降させると、
スリーブ21がばね24に抗して押され、リベット部材
の尖頭柱が衣服地を刺通してボタンに加締めつけられ
る。上型39を復帰させるとばね24の作用でスリーブ
21は図6の位置に戻る。次に、新たなリベット部材を
スリーブ21内に供給し、次に衣服地を水平方向に並進
させて図6の任意のガイド部30の弧状面に図9のよう
に取付済みのリベット部材2のフランジを押し当てる。
この状態で上型39を下降させて加締めを行う。以下必
要な個数が取り付けられるまで同様な作業を繰り返す。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、上記の
並進条件を満足するように対称な任意の配列パターンで
ガイド部を設けた取付金型を使用することで、取付位置
の正確な割り出しが可能となり、熟練者でなくても正確
な配列でボタン又は取付部材の取付を実行でき、綺麗に
配列した取付部材を取り付けた衣服を得ることができ
る。また取付部材の間隔を最少ピッチで取り付ける場合
にもガイド部があるために簡単に取り付けることが可能
となる。さらに一定ピッチあるいは好みの配列で取付が
可能になる。なお実施例では手動でボタンや取付部材を
供給する例を説明したが、本発明は自動機にも提要でき
ることは明らかである。例えば実開平6−173676
号の取付金具を本発明に従って構成すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用できるリベット/バーの構造を示
す図であり、(a)はバー、(b)はリベットである。
【図2】本発明が適用できるキャップ/ワッシャーの構
造を示す図であり、(a)はキャップ、(b)はワッシ
ャである。
【図3】本発明が適用できるプロング/リングの構造を
示す図であり、(a)はプロング、(b)はリングであ
る。
【図4】本発明の実施例によるリベット部材取付金型を
示す部分断面図である。
【図5】図4のスリーブを示す拡大部分断面図である。
【図6】本発明の実施例によるスリーブの平面図であ
る。
【図7】本発明の他の実施例によるスリーブの平面図で
ある。
【図8】本発明のさらに他の実施例によるスリーブの平
面図である。
【図9】本発明の実施例の取付金型の使用方法を示す図
である。
【図10】スリーブの水平板に形成されるガイド部の配
列例を示す平面図である。
【符号の説明】
5、9、13 リベット部材のフランジ 20 支持部材 21 スリーブ 23 フランジ 24 圧縮ばね 25 ピン 26 案内スロット 27、34、37、42 水平板 29 隆起部 30 円弧部(ガイド部) 31 円筒状孔 33、35、43 円形凹部(ガイド部) 39 上型 40 受穴 41 衣服地

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服に取り付けられるリベット部材のフ
    ランジを支持するための上面を有する柱状支持部材と、
    前記柱状支持部材の周りに相対的に垂直移動可能に嵌合
    された内孔を有し且つ上側部分が前記リベット部材を取
    り囲む保持空間を形成しているスリーブとを有する取付
    金具において、前記スリーブは上端部に前記内孔を取り
    囲む水平板を一体に有し、前記水平板の上面は前記フラ
    ンジを位置決めするため前記スリーブの垂直軸線を中心
    として対称に配列された複数のガイド部を有することを
    特徴とする、リベット部材の取付金型。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部は弧状をなしている請求項
    1の取付金型。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部は円形凹部である請求項1
    の取付金具。
  4. 【請求項4】 前記柱状支持部材と前記スリーブとの間
    には圧縮ばねが介在している請求項1の取付金型。
JP2001300035A 2001-09-28 2001-09-28 リベット部材の取付金型 Withdrawn JP2003105617A (ja)

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Effective date: 20081202