JP2003104839A - 睫毛化粧料除去用品 - Google Patents
睫毛化粧料除去用品Info
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Abstract
ラ等の睫毛に施された化粧料を選択的に除去できるよう
な睫毛化粧料除去剤や睫毛化粧料除去用品を提供するこ
と。 【解決手段】 25℃における粘度が10,000mP
a・s以上150,000mPa・s以下であるゲル状
の睫毛化粧料除去剤、および塗布部を有する塗布容器に
該睫毛化粧料除去剤を収容してなる睫毛化粧料除去用品
を提供する。
Description
カラ下地等の睫毛に塗布された化粧料に対して高い除去
効果を有する睫毛化粧料除去剤、及び睫毛化粧料除去用
品に関する。さらに詳細には、睫毛のみに対して選択的
なクレンジングを施すことのできる睫毛化粧料除去剤、
及び睫毛化粧料除去用品に関する。
は、クレンジングクリームやクレンジングオイル等のク
レンジング剤をティッシュやコットンに含ませてふき取
っている。しかしながら、近年、化粧料の発展に伴いマ
スカラ、眉墨、アイシャドー、アイライナー等の異なる
剤型の化粧料を一度に効果的に除去するのが困難になっ
てきている。特にマスカラにおいては、より耐水性が強
く、にじみにくい製品が開発されると共に睫毛を長く見
せるために繊維入りのマスカラ及びマスカラ下地等が盛
んに開発されている。これらを完全に除去するために
は、ティッシュやコットンに多量のクレンジング剤を含
ませて使用しなければならない点が非経済的であった。
また、多量の液が含まれたコットンで何度も睫毛をこす
ることは、目の中にクレンジング剤が入ってしまった
り、比較的皮膚が薄くデリケートな目の周囲にダメージ
を与える等の危険性を伴っていた。さらに、従来のクレ
ンジング方法では、すでに施されたアイメークのうち、
マスカラ等の睫毛化粧料のみを選択的に落とすことは困
難であった。
への付きが良好でマスカラやマスカラ下地等の睫毛化粧
料とのなじみにも優れ、マスカラ等の睫毛に施された化
粧料を選択的に除去でき、しかも経済的かつ身体への危
険を伴うことのない、睫毛化粧料除去剤及び睫毛化粧料
除去用品を提供することを目的とする。
明者らは鋭意研究を行った結果、油状成分を含有する高
粘度の睫毛化粧料除去剤を調製すると共に、かかる除去
剤の睫毛への塗布に適した容器を提供することによって
本発明を完成した。
から(5)が提供される。
を含有し、25℃における粘度が10,000mPa・
s以上150,000mPa・s以下であることを特徴
とする、睫毛化粧料除去剤。
化粧料除去剤。
含有する、(1)又は(2)の睫毛化粧料除去剤。
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及び金属石鹸か
らなる群から選ばれるものである(3)の睫毛化粧料除
去剤。
はアルキル変性カルボキシビニルポリマー、アルカリ剤
及び水を含有する(1)乃至(4)のいずれかの睫毛化
粧料除去剤。
化粧料除去剤が、一端に開口部を有する有底筒状の本体
と、この本体の開口部を閉蓋可能な蓋部と、この蓋部に
一体的に設けられ、その先端に塗布部を設けたロッドと
からなる塗布容器であって、該ロッドが該本体に該開口
部から挿出入可能で、該塗布部は閉蓋時に前記本体の底
部近傍に達し得ることを特徴とする塗布容器の本体に充
填されてなる睫毛化粧料除去用品。
する。本発明の睫毛化粧料除去剤は、その全重量のうち
少なくとも1重量パーセントの油剤を含有し、25℃に
おける粘度が10,000mPa・s以上150,00
0mPa・s以下であるゲル状の除去剤であるが、この
ような性質を有する本発明の睫毛化粧料除去剤は、以下
の2つの態様に大別できる。すなわち、 (i)油性タイプのゲルである睫毛化粧料除去剤:デキ
ストリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル又
は金属石鹸を用いて油剤をゲル化し、これを溶媒とし
て、油性(すなわち油性タイプ、油中水型乳化タイプ、
油中水型の乳化皮膜タイプ)のマスカラ等を除去する睫
毛化粧料除去剤。 (ii) 水中油型の乳化物である睫毛化粧料除去剤:ア
ルカリ剤を用いて、カルボキシビニルポリマー及び/又
はアルキル変性カルボキシビニルポリマー、油状成分及
び水の混合溶液をゲル化したものを含めた、いわゆる水
中油型の乳化物を溶媒として、非油性(すなわち、水中
油型乳化タイプ、被膜タイプ、水中油型の乳化被膜タイ
プ)のマスカラ等を除去する睫毛化粧料除去剤。
i))で用いる油剤は、1種又は2種以上の油性成分で構
成され、常温下に、単独の状態、又は他の油性成分に溶
解した状態で液体状となるのものが用いられ、具体的に
は、以下の化合物を挙げることが出来る。
バキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク
油、オリーブ油、アボカド油、サザンカ油、ヒマシ油、
サフラワー油、キョウニン油、シナモン油、ホホバ油、
ブドウ油、ヒマワリ油、アルモンド油、ナタネ油、ゴマ
油、小麦胚芽油、米胚芽油、米ヌカ油、綿実油、大豆
油、落花生油、茶実油、月見草油、卵黄油、肝油、ヤシ
油、パーム油、パーム核油等がある。
脂、羊脂、豚脂、馬脂、硬化油、硬化ヒマシ油、シアバ
ター等がある。
ロウ、モクロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリー
ロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、
ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カポックロ
ウ、サトウキビロウ、ホホバロウ、セラックロウ等があ
る。
のオクタン酸エステル、ラウリン酸ヘキシル等のラウリ
ン酸エステル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン
酸オクチルドデシル等のミリスチン酸エステル、パルミ
チン酸オクチル等のパルミチン酸エステル、ステアリン
酸イソセチル等のステアリン酸エステル、イソステアリ
ン酸イソプロピル等のイソステアリン酸エステル、イソ
パルミチン酸オクチル等のイソパルミチン酸エステル、
オレイン酸イソデシル等のオレイン酸エステル、アジピ
ン酸イソプロピル等のアジピン酸エステル、セバシン酸
エチル等のセバシン酸エステル、リンゴ酸イソステアリ
ル等のリンゴ酸エステル、トリオクタン酸グリセリン、
トリイソパルミチン酸グリセリン等がある。
ゾケライト、スクワラン、スクワレン、プリスタン、パ
ラフィン、イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、
セレシン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等
がある。
キサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイド
ロジェンポリシロキサン等がある。
(全重量)に対し少なくとも1重量パーセントである。
(i)この睫毛化粧料除去剤が油性タイプである場合、
好ましくは40〜98重量パーセント、さらに好ましく
は60〜95重量パーセントである。油剤が98重量パ
ーセントを超えても、それ以上除去効果が上がらない一
方、ゲル化剤による増粘効果が不十分になってしまう。
また、油剤が40重量パーセント未満であると、十分な
除去効果が得られない。一方、(ii)この睫毛化粧料除去
剤が水中油型である場合、好ましくは15〜20重量パ
ーセント、さらに好ましくは8〜15重量パーセントで
ある。油剤が上記重量パーセントを超えても、それ以
上、除去剤とマスカラをなじませる効果が上がらない。
また、油剤が上記重量パーセント未満であると、十分な
除去効果が得られない。
ける粘度が10,000mPa・s以上150,000
mPa・s以下であり、好ましくは20,000〜12
0,000mPa・s、さらに好ましくは30,000
〜90,000mPa・sである。粘度が150,00
0mPa・sを超えると粘着性が強すぎるので、製品が
扱いづらくなってしまう。また、粘度が10,000m
Pa・s未満であると、睫毛に塗布した際に液だれを起
こすおそれがあり、睫毛のみに塗布することが困難にな
る。
(i)の油性タイプである場合、油剤のゲル化剤として
は、デキストリン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エ
ステル、金属石鹸等が挙げられるが、これらに限定され
ることはない。
肪酸エステルとしては、例えば、ミリスチン酸デキスト
リン〔商品名「レオパールMKL」、千葉製粉株式会社
製〕、パルミチン酸デキストリン〔商品名「レオパール
KL」、「レオパールTL」、いずれも千葉製粉株式会
社製〕、(パルミチン酸/2−エチルヘキサン酸)デキ
ストリン〔商品名「レオパールTT」、千葉製粉株式会
社製〕等が挙げられる。
酸エステルとしては、ベヘン酸グリセリル、オクタステ
アリン酸グリセリル、エイコ酸グリセリル等が挙げら
れ、これらを1種以上組み合わせて使用してもよい。具
体的には、20%ベヘン酸グリセリル、20%オクタス
テアリン酸グリセリル及び60%硬化パーム油を含む商
品名「TAISET 26」〔太陽化学株式会社製〕、
50%ベヘン酸グリセリル及び50%オクタステアリン
酸グリセリルを含む商品名「TAISET 50」〔太
陽化学株式会社製〕等を挙げることができる。
10〜26の飽和もしくは不飽和脂肪酸と二価以上の金
属との塩であり、例えば、ステアリン酸アルミニウム、
パルミチン酸アルミニウム、ミリスチン酸アルミニウ
ム、ラウリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウ
ム、パルミチン酸マグネシウム、ミリスチン酸マグネシ
ウム、ラウリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、パ
ルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、
ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸カルシウム、ミ
リスチン酸カルシウム、ラウリン酸カルシウム等が挙げ
られる。
は、本発明の睫毛化粧料除去剤に求められる粘度を保持
する範囲となるように該除去剤がゲル化されるような量
で有ればよく、睫毛化粧料除去剤中に含有される揮発性
油状成分の総重量に対し0.5〜30重量パーセント程
度が好ましく、更に1〜15重量パーセント程度がより
好ましい。このような重量パーセント範囲内でゲル化剤
を含有すると、睫毛化粧料除去剤の粘着性及び安定性が
より良好となる。
(ii)の水中油型である場合、上記油性成分に水が配合
され、さらに適宜、ゲル化をもたらすことができる原料
を加えて、上記粘度範囲を有するものに調製される。
に、カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性
カルボキシビニルポリマーの水溶液にゲル化剤としてア
ルカリ剤を用いて所望粘度の水中油型乳化物を調製する
ことが好ましい。
ー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー
は、通常化粧料に用いられるカルボキシル基を有する水
溶性高分子であり、アクリル酸重合体、アクリル酸とア
ルキルアクリル酸共重合体、アルキルアクリル酸の架橋
重合体等が例示できる。具体的には、例えば、カルボキ
シビニルポリマーの市販品として、アクリル酸重合体で
ある、ハイビスワコー(和光純薬工業社製)、カーボポ
ール940、同941(何れも、グッドリッチ社製)、
アクベック(住友精化製)等、アルキル変性カルボキシ
ビニルポリマーとして、アクリル酸とアルキルアクリル
酸共重合体である、ペミュレンTR−1、ペミュレンT
R−2(何れも、グッドリッチ社製)等、アルキルアク
リル酸の架橋重合体である、カーボポール1342(グ
ッドリッチ社製)等が例示される。これらは、必要に応
じて一種又は二種以上を用いることができる。
及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマーの含
有量は、全組成中に0.05〜2.0重量パーセント程
度が好ましく、更に0.1〜1.0重量パーセント程度
がより好ましい。
溶解した際に、本発明の睫毛化粧料除去剤に求められる
粘度をもたらすためのアルカリ剤としては、特に限定さ
れることなく、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリ
ウム等の無機アルカリ剤、L−アルギニン等の塩基性ア
ミノ酸、トリエタノールアミン等のアミン類、2−アミ
ノ−2−メチル−1−プロパノール、アンモニア等が挙
げられる。かかるアルカリ剤の含有量は、前記ポリマー
を他の成分と共に水に溶解した際に、本発明の睫毛化粧
料除去剤に求められる粘度を保持する範囲となるように
該除去剤がゲル化されるような量で有ればよく、通常、
前記ポリマーの重量1.0に対して0.01〜2.0程
度である。この範囲で前記ポリマー及びアルカリ剤を配
合すると、使用性、増粘性、安定性等が良好となり、ま
た睫毛化粧料除去剤のpHを整えて安全性を高める効果
も期待できる。
性剤を用いた乳化方法でも、本発明の水中油型乳化物の
睫毛化粧料除去剤を調製することができる。
オン界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノオレ
エート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタン
モノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビ
タンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、
ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシ
ル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘ
キシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪
酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエル
カ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノス
テアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログル
タミン酸グリセリン等のグリセリン脂肪酸類、モノステ
アリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリン
アルキルエーテル類等が挙げられる。親水性非イオン界
面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビット
脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリセリン脂肪
酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル類、ポリオキシエチレ
ン・ポリオキシプロピレン・ブロック重合体、ポリオキ
シエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル類、
テトラポリオキシエチレン・テトラポリオキシプロピレ
ンエチレンジアミン縮合物類、ポリオキシエチレンヒマ
シ油誘導体、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体、
ポリオキシエチレンミツロウ・ラノリン誘導体、アルカ
ノールアミド類、ポリオキシエチレンプロピレングリコ
ール脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレンアルキルア
ミン類、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド類、ショ糖脂
肪酸エステル類、ポリオキシエチレンノニルフェニルホ
ルムアルデヒド縮合物類、アルキルエトキシジメチルア
ミンオキシド類、トリオレイルリン酸類等が挙げられ
る。アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッ
ケン、高級アルキル硫酸エステル塩類、アルキルエーテ
ル硫酸エステル塩類、N−アシルサルコシン酸類、高級
脂肪酸アミドスルホン酸塩類、リン酸エステル塩類、ス
ルホコハク酸塩類、アルキルベンゼンスルホン酸塩類、
高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩類、硫酸化油、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸類、ポリオ
キシエチレンアルキルアリルエーテルカルボン酸塩類、
α−オレフィンスルホン酸塩類、高級脂肪酸エステルス
ルホン酸塩類、二級アルコール硫酸エステル塩類、高級
脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩類、ラウロイ
ルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パル
ミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼ
インナトリウム等が挙げられる。カチオン界面活性剤と
しては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩
類、アルキルピリジニウム塩類、アルキル四級アンモニ
ウム塩類、アルキルジメチルベンジルアンモニウム塩
類、アルキルイソキノリニウム塩類、ジアルキルモリホ
ニウム塩類、アルキルアミン塩類、アルコール脂肪酸誘
導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が
挙げられる。両性界面活性剤としては、例えば、イミダ
ゾリン系両性界面活性剤、ベタイン系界面活性剤等が挙
げられる。
含量とに鑑みて上記所望粘度を達成できるように、当業
者が適宜設定することができる。
発明の効果を損なわない質的、量的範囲で上記以外の任
意の成分を配合することができ、化粧料に通常配合され
る成分、例えば、保湿剤、増粘剤又は分散安定剤、キレ
ート剤、酸化防止剤、防腐剤、香料、各種ビタミン剤、
着色剤、紫外線吸収剤、薬効成分、無機塩類等を配合す
ることができる。
コール、プロピレングリコール、グルセリン、1,3−
ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マ
ルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコ
イチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステ
リル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウ
ム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可
溶性コラーゲン、ジグリセリン(エチレンオキサイド)
プロピレンオキサイド付加物、その他天然生物からの抽
出物等が挙げられる。
高分子としては、アラアビアガム、トラガカントガム、
ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カ
ラギーナン、ペクチン、カンテン、デンプン、グリチル
リチン酸等の植物系高分子、キサンタンガム、デキスト
ラン、サクシノグルカン、ブルラン等の微生物系高分
子、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等の
動物系高分子を含む天然の水溶性高分子;デンプン系高
分子、セルロース系高分子、アルギン酸系高分子等の半
合成水溶性高分子;ビニル系高分子、ポリオキシエチレ
ン系高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン
共重合体共重合系高分子、アクリル系高分子、ポリエチ
レンイミン、カチオンポリマー等の合成水溶性高分子;
ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポ
ナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸等の無機水溶性高分
子が挙げられる。
シエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエ
タン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト
酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナ
トリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウ
ム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエ
ン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸等が挙げら
れる。
毛化粧料除去剤を塗布容器に充填したものであるが、具
体的には、図1に示すような塗布容器を好ましいものと
して例示することができる。
口部1を有し、睫毛化粧料除去剤を収容する、略有底円
筒状の本体2と、前記開口部1の外周に螺合して閉蓋す
るように形成された蓋部3と、この蓋部3に一体的に設
けたロッド4の先端付近に塗布部5を設けた塗布具6と
から構成されている。尚、前記塗布部5は、図1におい
てはブラシの形状としているが、これに限定されるもの
ではなく、図2に示すコーム状のものや、円筒状のウレ
タンチップ等であってもかまわない。また、ロッド4の
形状は、図1に示すように、全く湾曲のないものでもよ
いが、睫毛の形状に合うように、塗布部5付近でわずか
にカーブしたものとしてもよい。
備えた抜き部材7が設けられており、抜き孔7aの内径
は前記ロッド4の外径に近い形状をとるように形成され
る。尚、この抜き部材7は、前記塗布部5に余分に付着
した睫毛化粧料除去剤を除去するために用いられる。さ
らに、必要に応じて前記本体2内部の気密性を維持する
ために前記蓋部3の内側奥部に、前記開口部1の上縁に
密着し得るパッキン8を設けるとよい。
発明の睫毛化粧料除去剤を充填することにより、本発明
の睫毛化粧料除去用品が構成される。この睫毛化粧料除
去用品の使用の際は、図1の状態から蓋部3をねじって
回転させ、開口部1との螺合を解き、蓋部3を持って塗
布具6を本体2から引き抜き、塗布部5に付着した睫毛
化粧料除去剤を、睫毛に塗布して、除去剤とマスカラを
なじませる。塗布後しばらく(例えば10秒程度)放置
し、除去剤とマスカラが十分になじんだ時点でティッシ
ュ又はコットン等で睫毛をふき取ることにより、除去液
とマスカラを除去する。
毛化粧料除去剤を使用することが最も好ましい使用態様
であるが、かかる特定構造の容器を用いずに、通常のプ
ラスチックやガラス瓶状等の収納容器に充填して、任意
に塗布用ブラシ、コーム、チップ等を添付したものとし
てもかまわない。
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。配合量は全て重量パーセントで表されるものであ
る。
6、(2)軽質流動イソパラフィン 10.00、
(3)パルミチン酸デキストリン 7.00、(4)天
然ビタミンE 0.02、(5)流動パラフィン 残部 製造法:上記成分(1)〜(5)を均一に撹拌混合し、
これを80℃に加温し、全成分が完全に溶解するまで撹
拌を続けた。全成分が溶解した後、この液を室温まで冷
却して、25℃における粘度が87,000mPa・s
である油性の睫毛化粧料除去剤を得た。
剤] 組成:(1)1,3−ブチレングリコール 10.0
0、(2)アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
0.2、(3)軽質流動イソパラフィン 10.0
0、(4)水酸化カリウム0.05、(5)水 残部 製造法:上記成分(1)〜(3)及び(5)を均一に撹
拌混合し、これを80℃に加温し、全成分が完全に溶解
するまで撹拌を続けた。全成分が溶解した後、この液を
室温まで冷却し(4)を加えから再度撹拌して、25℃
における粘度が31,000mPa・s、pH7.5で
ある水中油型乳化の睫毛化粧料除去剤を得た。
剤] 油相部組成:(1)ステアリン酸 2.0、(2)セチ
ルアルコール 1.5、(3)デカメチルペンタシクロ
シロキサン 3.0、(4)ジメチルポリシロキサン
(6cs) 5.0、(5)イソステアリン酸ポリグリ
セリル 3.0、(6)ワセリン 0.5、(7)ポリ
オキシエチレンモノオレイン酸エステル2.0 水相部組成:(8)カルボキシビニルポリマー 0.
2、(9)1,3−ブチレングリコール 5.0、(1
0)グリセリン 3.0、(11)水酸化カリウム
1.0、(12)メチルパラベン 適量、(13)水
残部 製造法:水相部(8)〜(13)を70℃で混合し、こ
れに油相部(1)〜(7)を混合溶解したものを添加し
て乳化を行い、冷却処理をして25℃における粘度が3
1,000mPa・s、pH7.5である水中油型乳化
の睫毛化粧料除去剤を得た。
チルシクロペンタシロキサン30.0、(3)2−エチ
ルヘキサン酸セチル10.0 製造法:(1)〜(3)を室温で混合し、25℃におけ
る粘度が2〜3mPa・sである油性メーキャップ除去
剤を調製した。
例1で得られた睫毛化粧料除去剤を、図1に示す塗布容
器またはクリーム瓶に充填して、睫毛化粧料除去用品を
製造した。これらを美容技術者からなるパネリスト5名
に2週間ずつ使用してもらい、その評価を各製品につい
て、睫毛への付きの良さ、マスカラとのなじみ、マスカ
ラの取れ易さ及び総合評価に関して、 評価5;大変良好 評価4;良好 評価3;ふつう 評価2;やや不良 評価1;かなり不良 として示した。また、使用前後の重量より使用量を概算
して平均値を求めた。
示す塗布容器に充填したものついては表1に、クリーム
瓶に充填したものについては表2に示す。表中の数字
は、パネリストによる各評価スコアを示す。
剤すなわち実施例1〜3が、低粘度を有する従来の油性
メーキャップ除去剤よりも良好な使用性を有することが
明らかである。また使用量についても、実施例1〜3の
睫毛化粧料除去剤は、図1に示す容器に充填して使用し
た場合には特に、比較例1のものよりも格段に少量で好
ましい効果が得られることが明らかである。
施例にかかる睫毛化粧料除去剤が目にはいるといったト
ラブルは全く見られず、安全性の面からも本発明の睫毛
化粧料除去用品が好ましいものであることが明らかにな
った。
で得られた睫毛化粧料除去剤の安定性について、5℃、
常温、25℃、40℃及び−10℃と40℃とのサイク
ル変動下で3ヶ月間と、50℃で1ヶ月間、それぞれ常
湿にて保存した前後の性状(分離、変色、変臭等)と、
これらから判断した安定性を、 ○;良好 △;ふつう ×;不良 で評価した。その結果を表3に示す。なお、3ヶ月後に
25℃における粘度を測定したが、実施例1〜3すべて
で、いずれの条件下にも有意な粘度変化は認められなか
った。
好な耐保存性を有し、本発明の睫毛化粧料除去用品が実
用品として好ましいものであることが明らかになった。
料除去用品によれば、従来のアイメーク除去方法に比
べ、化粧料除去剤の使用量を大幅に減少させることがで
きるばかりでなく、液剤が目にはいったり、周辺組織に
ダメージを与えるといった危険性も大幅に減少させるこ
とができる。また、本発明の睫毛化粧料除去用品によれ
ば、アイライナー、アイシャドウ等の他のアイメークを
落とすことなく、睫毛への付きが良好でマスカラやマス
カラ下地等の睫毛化粧料とのなじみにも優れ、かかる睫
毛化粧料のみを選択的に除去することが可能である。
塗布容器の一例の断面図である。
塗布容器の別の例における、塗布具を示す断面図であ
る。
3)
カラ下地等の睫毛に塗布された化粧料に対して高い除去
効果を有する睫毛化粧料除去用品に関する。さらに詳細
には、睫毛のみに対して選択的なクレンジングを施すこ
とのできる睫毛化粧料除去用品に関する。
への付きが良好でマスカラやマスカラ下地等の睫毛化粧
料とのなじみにも優れ、マスカラ等の睫毛に施された化
粧料を選択的に除去でき、しかも経済的かつ身体への危
険を伴うことのない睫毛化粧料除去用品を提供すること
を目的とする。
から(7)が提供される。
を含有し、25℃における粘度が10,000mPa・
s以上150,000mPa・s以下である睫毛化粧料
除去剤が、塗布容器の本体内部に充填されてなる睫毛化
粧料除去用品であって、当該塗布容器がその一端に開口
部を有する有底筒状の本体、当該本体の開口部を閉蓋可
能な蓋部、および当該蓋部に一体的に設けられ、その先
端に塗布部を設けたロッドからなり、当該ロッドが当該
本体に当該開口部から挿出入可能で、当該塗布部は閉蓋
時に当該本体の底部近傍に達し得る塗布容器であること
を特徴とする睫毛化粧料除去用品。
乳化物である(1)の睫毛化粧料除去用品。
ル化するためのゲル化剤を含有する、(1)又は(2)
の睫毛化粧料除去用品。
酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル及び金属石鹸か
らなる群から選ばれる(3)の睫毛化粧料除去用品。
シビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビ
ニルポリマー、アルカリ剤及び水を含有する(1)乃至
(4)のいずれかに記載の睫毛化粧料除去用品。
(1)乃至(5)のいずれかに記載の睫毛化粧料除去用
品。(7)前記塗布部が、コーム状である(1)乃至
(5)のいずれかに記載の睫毛化粧料除去用品。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも1重量パーセントの油剤を含
有し、25℃における粘度が10,000mPa・s以
上150,000mPa・s以下であることを特徴とす
る、睫毛化粧料除去剤。 - 【請求項2】 水中油型乳化物である請求項1記載の睫
毛化粧料除去剤。 - 【請求項3】 油剤をゲル化するためのゲル化剤を含有
する、請求項1又は2記載の睫毛化粧料除去剤。 - 【請求項4】 前記ゲル化剤が、デキストリン脂肪酸エ
ステル、グリセリン脂肪酸エステル及び金属石鹸からな
る群から選ばれるものである請求項3記載の睫毛化粧料
除去剤。 - 【請求項5】 カルボキシビニルポリマー及び/又はア
ルキル変性カルボキシビニルポリマー、アルカリ剤及び
水を含有する請求項1乃至4のいずれかに記載の睫毛化
粧料除去剤。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかに記載の睫毛
化粧料除去剤が、一端に開口部を有する有底筒状の本体
と、この本体の開口部を閉蓋可能な蓋部と、この蓋部に
一体的に設けられ、その先端に塗布部を設けたロッドと
からなる塗布容器であって、該ロッドが該本体に該開口
部から挿出入可能で、該塗布部は閉蓋時に前記本体の底
部近傍に達し得ることを特徴とする塗布容器の本体に充
填されてなる睫毛化粧料除去用品。
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- 2001-09-28 JP JP2001299064A patent/JP3332917B1/ja not_active Expired - Fee Related
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