JP2003104786A - 植物用機能性組成物に用いる担体及びその製造方法並びに、当該担体を用いた植物用機能性組成物及びその製造方法 - Google Patents

植物用機能性組成物に用いる担体及びその製造方法並びに、当該担体を用いた植物用機能性組成物及びその製造方法

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JP2003104786A
JP2003104786A JP2001297932A JP2001297932A JP2003104786A JP 2003104786 A JP2003104786 A JP 2003104786A JP 2001297932 A JP2001297932 A JP 2001297932A JP 2001297932 A JP2001297932 A JP 2001297932A JP 2003104786 A JP2003104786 A JP 2003104786A
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plants
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functional composition
calcium silicate
surface area
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JP2001297932A
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English (en)
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Kensuke Kanai
謙介 金井
Shingo Hebimi
眞悟 蛇見
Akira Ono
晃 大野
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Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Osaka Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 植物用機能性成分の担持量を増大することで
き、吸着した機能性成分を徐々に放出することのできる
上記植物用機能性組成物に用いられる担体およびその製
造方法、並びに植物用機能性組成物及びその製造方法を
提供する。 【解決手段】 本発明の植物用機能性組成物に用いる担
体は、平均粒子径が2〜20μm、比表面積が100m2
/g以上であるケイ酸カルシウム水和物である。また、
本発明の植物用機能性組成物は、上記ケイ酸カルシウム
水和物が、植物用機能性成分を少なくとも1種以上吸着
保持してなるもの(一次粒子)であり、さらにかかる一
次粒子を、植物用機能性成分を含有するバインダーで接
合した二次粒子とすることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、植物用機能性組成
物に用いる担体及びその製造方法並びに、当該担体を用
いた植物用機能性組成物及びその製造方法に関し、特に
粒状形態の徐放性に優れ、植物を生育させる際に期待す
る機能、例えば肥料、害虫忌避剤、農薬、芳香剤等の機
能が長期間持続することができる農業用、園芸用、森林
用、造園用等の種々の植物に使用できる植物用機能性組
成物に用いる担体及びその製造方法並びに、当該担体を
用いた植物用機能性組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】植物の成長に伴い、定期的な追肥や農薬
等の散布等は不可欠な事項であるが、かかる定期的な散
布等は非常に手間がかかり、また、その施用量の適切な
調整は一般に極めて困難である。例えば、長期間、機能
を持続させるために施肥量を過剰に行った場合には、植
物の根焼け等の問題が発生してしまい、一方、施肥量が
少ない場合には期待する機能が十分に発揮されず、植物
の成長を十分に促すことができない。
【0003】従って、施肥量の多少にかかわらず、土壌
中の有効成分濃度を一定に保持できるような肥料や農薬
等が望ましい。そこで、機能性有効成分を徐々に放出さ
せ、土壌中の当該成分の濃度を一定濃度に抑制して保持
できる機能性組成物の開発が試みられており、施用回数
を低減できる緩効性・徐放性組成物が種々提言されてい
る。これらの従来の緩効性組成物は、例えばマイクロカ
プセル化や粒子表面を被覆することによって、施肥回数
を低減させることのできる肥料等の開発を図っているも
のである。
【0004】例えば、特公平1−50002号公報に
は、粒状固形農薬粒子を熱可塑性樹脂で被覆した粒状徐
放性農薬が、また、特開平4−285088号公報に
は、粒状有機肥料の表面をリン酸、熔性リン肥、ケイ酸
カリウムで被覆し、微生物分解を抑制した肥料が、さら
には特公昭60−37074号公報には、被覆粒状肥料
の溶出タイプの制御にノニオン系界面活性剤を使用して
なる組成物が開示されている。
【0005】また、特開昭62−57486号公報等に
は、雲母、スメクタイト系粘土鉱物、シリカゲル、コロ
イダルシリカ、ゼオライト、セピアライト等を徐放剤担
体とし、これらに薬剤を含浸させた組成物が開示されて
いる。
【0006】上記担体のうち、粘土鉱物は、乾燥させる
状態如何によっては団粒構造を形成することができ、団
粒構造中の一次粒子間や二次粒子間の隙間に薬剤等を吸
着することができる。しかし、その吸着量は微小なもの
であり、さらに吸着力が弱いため、薬剤等の大部分が早
期に放出されてしまう。
【0007】また、モンモリロナイトやヘクトライト等
のスメクタイト系の粘土鉱物は、その層間に機能性分子
を取り込んだ層状化合物を形成しうるので、雲母やカオ
リン等よりも薬剤等の機能性分子の吸着量を多くするこ
とができるが、その量は多くても5〜7重量%にすぎ
ず、期待する保持量を吸着することはできない。また、
かかる層間化合物が形成されるのは、当該薬剤等の機能
性分子が極性分子である場合に限られ、多種多様な薬剤
等を吸着することができず、限定的な薬剤等を用いるこ
とができるのみである。
【0008】ゼオライトやセピオライトは、数Åの直径
の細孔を多数有するため、現在、徐放性担体として利用
されているが、比表面積は数10m2/g程度であり、ま
た細孔容量が小さいことから吸着可能な薬剤等の吸着量
が不十分であり、さらに細孔直径が小さいことから吸着
可能な薬剤の種類等が限定されてしまう。また、一旦吸
着した機能性分子は放出されがたく、従って効果的な徐
放効果を期待することはできず、一方、放出容易な小さ
な機能性分子を吸着した場合には、細孔の奥行きが少な
いことからかかる機能性分子は簡単に放出されてしま
い、長期間にわたる徐放効果を期待することは困難であ
る。
【0009】特開平8−325089号公報には、直径
が0.5ミリメートル以上で10ミリメートル以下の粉
体又は粒状体の軽量気泡コンクリートに液状の肥料を浸
透・吸着させた肥料が開示されている。しかし、かかる
肥料は、トバモライトを主成分としており、結晶性物質
であるために比表面積が小さく、二次粒子間に含浸でき
るのみで、一次粒子内には肥料を担持できず、液肥の担
持量が満足できるものではなく、従って要求される徐放
効果を長期間持続させることはできず、施肥回数も低減
が期待できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、液
肥、農薬、忌避物質、香料等の機能性成分の担持量を増
大することでき、吸着した機能性成分を徐々に放出する
ことのできる上記植物用機能性組成物に用いられる担体
およびその製造方法を提供することにある。
【0011】本発明の目的は、機能性成分の担持量を増
大させて、所望する一定濃度の機能性成分を長期間土壌
中に保持することができる、徐放性の制御効果に優れた
植物用機能性組成物及びその製造方法を提供することに
ある。
【0012】また、本発明の他の目的は、徐放効果に優
れ、作業の集約化を図れる多機能化植物用機能性組成物
及びその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
植物用機能性組成物に用いる担体は、平均粒子径が2〜
20μm、比表面積が100m2/g以上であるケイ酸カ
ルシウム水和物であることを特徴とする。
【0014】請求項2記載の本発明の植物用機能性組成
物に用いる担体の製造方法は、ケイ酸カルシウム材10
0重量部に水を100〜1000重量部添加し、温度4
0〜100℃で湿式粉砕しながら水和反応をおこなっ
て、平均粒子径が2〜20μm、比表面積が100m2/
g以上であるケイ酸カルシウム水和物を製造することを
特徴とする。
【0015】請求項3記載の本発明の植物用機能性組成
物に用いる担体の製造方法は、請求項2記載の植物用機
能性組成物に用いる担体の製造方法において、更に、水
酸化カルシウム材を、ケイ酸カルシウム材100重量部
に対して20重量部以下の割合で添加し、当該ケイ酸カ
ルシウム材と水酸化カルシウム材との合計100重量部
に対して水を100〜1000重量部添加して湿式粉砕
することにより水和反応をおこなうことを特徴とする。
【0016】請求項4記載の本発明の植物用機能性組成
物は、平均粒子径が2〜20μm、比表面積が100m2
/g以上であるケイ酸カルシウム水和物が、植物用機能
性成分を少なくとも1種以上吸着保持してなることを特
徴とする。
【0017】請求項5記載の本発明の植物用機能性組成
物の製造方法は、請求項4記載の植物用機能性組成物を
製造するにあたり、植物用機能性成分が、平均粒子径が
2〜20μm、比表面積が100m2/g以上であるケイ
酸カルシウム水和物に、少なくとも1種以上の植物用機
能性成分を含浸して、吸着させた後、乾燥することから
なることを特徴とする。
【0018】請求項6記載の本発明の植物用機能性組成
物は、植物用機能性成分を少なくとも1種以上吸着保持
してなる平均粒子径が2〜20μm、比表面積が100
m2/g以上であるケイ酸カルシウム水和物が、バインダ
ーで互いに接合されてなることを特徴とする。
【0019】請求項7記載の本発明の植物用機能性組成
物は、請求項6記載の植物用機能性組成物において、バ
インダーには、少なくとも1種以上の植物用機能性成分
が含有されていることを特徴とする。
【0020】請求項8記載の本発明の植物用機能性組成
物は、請求項6又は7記載の植物用機能性組成物におい
て、バインダーはα―デンプン、アルギン酸ナトリウ
ム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、駆る簿記視メチルセルロースナトリウム
塩、デキストリン、ポリアクリル酸塩、ポリビニルピロ
リドン、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニルーエチレン共重合
体、変性酢酸ビニル、酢酸ビニルーアクリル共重合体か
らなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴
とする。
【0021】請求項9記載の本発明の植物用機能性組成
物の製造方法は、植物用機能性成分を少なくとも1種以
上吸着保持してなる平均粒子径が2〜20μm、比表面
積が100m2/g以上であるケイ酸カルシウム水和物の
粒子と、バインダーとを混合し、次いで造粒することを
特徴とする。
【0022】請求項10記載の本発明の植物用機能性組
成物の製造方法は、請求項9記載の植物用機能性組成物
の製造方法において、更に、少なくとも1種以上の植物
用機能性成分を、ケイ酸カルシウム水和物及びバインダ
ーと混合することを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明を好適例をあげて以下に詳
細に説明するが、これらに限定されるものではない。植
物用機能性組成物に用いる担体は、平均粒子径が2〜2
0μm、好ましくは2〜5μm、比表面積が100m2/g
以上、好ましくは比表面積が150〜200m2/gであ
るケイ酸カルシウム水和物である。平均粒子径を小さく
して上記範囲とし、更に比表面積を高くして上記範囲と
することにより、担体に吸着・保持できる機能性成分の
量を多くすることができるようになり、長期にわたり効
果的な徐放性を有することができるとともに、酸性雨や
空気中の酸性ガス等の酸性成分による土壌中での担体の
分解能に優れることとなる。また、平均粒子径が2μm
未満の場合には製造コストがかかりすぎ好ましくない。
【0024】当該ケイ酸カルシウム水和物は、アルカリ
性で多孔質なケイ酸カルシウム水和物であり、植物用機
能性組成物に用いる担体としての形状は特に限定されな
いが、粒状であることが取り扱い易い点から好ましい。
【0025】当該ケイ酸カルシウム水和物は粒子径が小
さいアルカリ性物質であるので、酸性雨や空気中の二酸
化炭素等の酸性ガスや土壌中の酸性成分等による土壌中
での反応が徐々に進行し、シリカゲルとカルシウム塩と
に分解する。このように本発明の担体は粒子が徐々に崩
壊することにより、長期間にわたって保持した機能性成
分を徐放することが可能である。
【0026】また、さらに分解されたカルシウムイオン
により、酸性雨等で酸性化した土壌を中性化することが
できるとともに、分解後に生成したシリカゲルは土壌中
の保水力維持に有効に機能することができる。
【0027】かかる植物用機能性組成物に用いる担体と
してのケイ酸カルシウム水和物は、ケイ酸カルシウム材
100重量部に、水を100〜1000重量部添加し、
温度40〜100℃で湿式粉砕下、水和反応をおこなう
ことにより製造することができる。このようにして製造
することにより、平均粒子径が2〜20μm、好ましく
は2〜5μm、比表面積が100m2/g以上、好ましく
は比表面積が150〜200m2/gであるケイ酸カルシ
ウム水和物を効率よく製造することが可能となる。
【0028】ここで、ケイ酸カルシウム水和物の平均粒
子径とは、湿式粉砕下でおこなう水和反応終了直後のス
ラリー中粒子の平均粒子径を意味する。また、このスラ
リーを乾燥させて粒子を形成させる場合には、一次粒子
の凝集により二次粒子が形成されるので、二次粒子を解
砕し、分級して得られる粒子径制御後の粒子の平均直径
を意味する。かかる本発明における平均粒子径は、メタ
ノールを分散媒としたレーザー回折式の粒度分布測定装
置の測定手法により測定されたものである。
【0029】また、ケイ酸カルシウム水和物の比表面積
は、平均粒子径が同一である限り、スラリー中の粒子と
粒子径制御粒子とはほぼ同一の値を示すものであり、本
発明において、比表面積は、窒素ガス吸着法の測定手法
により測定されたものである。
【0030】ケイ酸カルシウム水和物を得るために用い
られるケイ酸カルシウム材には、単独でケイ酸カルシウ
ム水和物を生成するものと、ケイ酸塩とカルシウム塩と
の反応によりケイ酸カルシウム水和物を生成するものと
が含まれる。これらには、公知のものを使用でき、例え
ば各種のポルトランドセメント、高炉セメント、高炉水
砕スラグ等を使用することができる。
【0031】次いで、かかるケイ酸カルシウム材と水と
を混合して湿式粉砕下、同時に水和反応をおこなう。か
かる湿式粉砕方法には、公知の方法を用いることがで
き、例えば、振動ミル、媒体攪拌ミル等の粉砕装置に材
料を投入して、所定の平均粒子径及び比表面積を充足す
る粒子が形成されるまで湿式粉砕を行うと同時に、水和
反応をおこなう。
【0032】湿式粉砕における配合割合はケイ酸カルシ
ウム材100重量部に対して、水を100〜1000重
量部とする。100重量部未満の場合、スラリーの流動
性が損なわれ、取り扱いに支障をきたし、一方、100
0重量部を越えると、スラリーが希薄となりすぎ効率が
悪くなる。
【0033】得られるケイ酸カルシウム水和物の粒子径
と比表面積は、主に湿式粉砕における粉砕温度が関係し
ているため、所望する平均粒子径が2〜20μm、好ま
しくは2〜5μm、比表面積が100m2/g以上、好ま
しくは比表面積が150〜200m2/gであるケイ酸カ
ルシウム水和物を得るには、湿式粉砕における温度が4
0〜100℃、好ましくは50〜80℃であることが望
ましい。
【0034】特に、得られるケイ酸カルシウム水和物の
比表面積は、主に湿式粉砕における粉砕温度と粉砕時間
に依存しているため、本発明の範囲の比表面積を有する
担体を効率よく得るためには、粉砕温度は40〜100
℃、好ましくは50〜80℃であって、例えば原材料に
高炉スラグを使用し、振動ミルで80℃で反応させた場
合、120〜300分、好ましくは180〜240分で
あることが望ましい。
【0035】一方、ケイ酸カルシウム水和物の粒子径
は、主に湿式粉砕における粉砕温度と粉砕メディア径に
依存しているため、本発明の範囲の粒子径を有する担体
を効率よく得るためには、粉砕温度は40〜100℃、
好ましくは60〜80℃であって、その粉砕メディア径
は1〜12mm、好ましくは2〜4mmであることが望
ましい。
【0036】かかる粉砕時間と比表面積(BET)との
関係、及び粉砕時間と平均粒子径との関係を原料として
ポルトランドセメントを用い、水/ポルトランドセメン
ト比を4.0とし、粉砕機としてタワーミルを用いて行
った結果を図1及び表1、ならびに図2及び表2にそれ
ぞれ示す。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】前記湿式粉砕時に、必要に応じて、水酸化
カルシウム材を混合することも可能である。かかる水酸
化カルシウム材は、肥料等の植物用機能性成分を担持す
ることはできないが、酸性土壌の中和に有効である。水
酸化カルシウム材としては、公知のものを使用すること
ができ、例えば、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、
ドロマイトプラスタ等がある。
【0040】この場合、その配合割合はケイ酸カルシウ
ム材に対し、20重量部以下とすることが、肥料等の植
物用機能性成分の担持量を損なわない点から好ましい。
また、前記湿式粉砕は、水酸化カルシウム材とケイ酸カ
ルシウム材との合計100重量部に対して水を100〜
1000重量部添加して湿式粉砕する水和反応をおこな
うようにする。この配合割合とするのは、上記した水酸
化カルシウム材に水を添加する理由と同様である。
【0041】水と接触することによりカルシウムイオン
の溶解が起きるケイ酸カルシウム材等の材料の湿式粉砕
と水和反応とを同時におこなうことにより、ケイ酸カル
シウム材と、必要に応じて添加された水酸化カルシウム
材とは、それぞれ水和によって、ケイ酸カルシウム水和
物と水酸化カルシウム結晶とを析出する。
【0042】本発明においては、水和反応と粉砕処理と
を同時に行うため、粉砕ボール等の粉砕手段と水和反応
生成物との間の衝撃及び摩擦によって、水和反応生成物
の結晶成長が抑制されるので、単に原材料を粉砕した
り、原材料と水との反応によって得られる通常の粉末状
の水和物粒子と比較して、非常に微細でかつ高い比表面
積を有するケイ酸カルシウム水和物粒子、必要に応じて
水酸化カルシウム水和物粒子を形成することができる。
これは、原材料の水和反応と同時に粉砕処理を行うた
め、原材料の粒子表面に形成される、水和反応の律速因
子となる水和物の膜を破壊し、除去できると共に、形成
される水和物結晶の成長を抑制することができるからで
ある。
【0043】次に、本発明の植物用機能性組成物の一態
様を説明する。本発明の植物用機能性組成物は、平均粒
子径が2〜20μm、比表面積が100m2/g以上であ
る上記ケイ酸カルシウム水和物である担体に、植物用機
能性成分を少なくとも1種以上吸着保持してなるもので
ある。
【0044】前記植物用機能性成分としては、肥料物
質、農薬、忌避物質、香料等の耕地の植物用機能性成分
を使用することができる。
【0045】かかる植物用機能性成分は、上記担体の内
部の細孔に吸着されて保持されており、その保持量は従
来のものと比較してきわめて多量とすることができる。
また、一般にこの微細孔に吸着保持されている機能性成
分はなかなか放出されにくいという欠点を有していた
が、本発明の植物用機能性組成物は、その担体が上記し
たように、土壌中で細孔が崩壊することによって、保持
された機能性成分を有効に放出することができるもので
ある。当該植物用機能性組成物の形状は特に限定されな
いが、粒状であることが取り扱いの便宜の点から好まし
い。
【0046】当該植物用機能性組成物は、前記したケイ
酸カルシウム水和物である担体に、少なくとも1種以上
の植物用機能性成分を含浸して、吸着させた後、乾燥
し、造粒することにより製造することができる。
【0047】含浸方法は、特に限定されず公知の手法を
用いることができ、例えば、少なくとも1種以上の植物
用機能性成分を水に溶解し、これにケイ酸カルシウム水
和物である担体を添加して攪拌することにより行うこと
ができる。これにより植物用機能性成分は担体の細孔内
部まで、十分多量に吸着保持されることとなる。
【0048】次いで機能性成分を保持したケイ酸カルシ
ウム水和物を、空気中において温度40〜100℃で、
又は真空乾燥機中において常温〜40℃で乾燥させて、
本発明の植物用機能性組成物を得る。特に、アンモニウ
ム塩を含む機能性成分を担持させた場合には、担持体中
の水酸化カルシウム等の強塩基成分によってアンモニア
を放出するので、常温〜40℃の真空乾燥とすることが
好ましい。このようにして製造された植物用機能性組成
物は、担体内部の細孔にまで十分多量に植物用機能性成
分を保持しており、長期間に渡り機能性成分を効果的に
徐放することができる。
【0049】さらに本発明の植物用機能性組成物の他の
態様を説明する。本発明の他の植物用機能性組成物は、
植物用機能性成分を少なくとも1種以上吸着保持してな
る平均粒子径が2〜20μm、比表面積が100m2/g
以上である前記ケイ酸カルシウム水和物をバインダーで
互いに接合してなる二次粒子とすることができる。
【0050】前記植物用機能性組成物においては、前記
したように、ケイ酸カルシウム水和物(一次粒子)に植
物用機能性成分を吸着保持しており、さらにかかる一次
粒子を互いに接合しているバインダーにも少なくとも1
種以上の植物用機能性成分が含有されているため、機能
性成分の保持量を多くすることができると共に、多機能
性を有するインテリジェント組成物とすることができ
る。
【0051】すなわち、一次粒子に保持吸着させる機能
性成分と、一次粒子間の隙間のバインダー中に保持され
る機能性成分を別の種類のものとすることができ、それ
ぞれの保持できる容量及び機能性成分の放出しやすさを
制御することによって、多種多様の植物用機能性組成物
を得ることができる。たとえば、肥料成分と忌避(快香
成分)とを担持させて、におい切れで肥料切れを知らし
めるインテリジェント肥料の製造も可能になる。一方、
一次粒子とこれらを接合するバインダー中とに保持させ
る機能性成分とを同種のものとして、さらに除放性を向
上させることができることも当然可能である。
【0052】上記バインダーとしては、カルシウムと反
応して樹脂状になる材料であって、土壌中において酸性
雨や空気中の二酸化炭素等の酸性ガスや土壌中の酸性成
分等により2次粒子が崩壊するものであれば種々のもの
を使用することができ、例えばα―デンプン、アルギン
酸ナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピル
メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
ナトリウム塩、デキストリン、ポリアクリル酸塩、ポリ
ビニルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニルーエチ
レン共重合体、変性酢酸ビニル、酢酸ビニルーアクリル
共重合体等があるが、特にα―デンプン、アルギン酸ナ
トリウムを用いることが好ましい。
【0053】かかる本発明の植物用機能性組成物は、植
物用機能性成分を少なくとも1種以上吸着保持してなる
平均粒子径が2〜20μm、比表面積が100m2/g以
上であるケイ酸カルシウム水和物の上記一次粒子と、バ
インダーとを混合し、次いで造粒することにより製造す
ることができる。
【0054】バインダー中に保持させようと意図する植
物用機能性成分を混合する方法は、例えば上記一次粒子
とバインダーとを混合する際に、植物用機能性成分を混
合する方法や、あらかじめバインダーに当該機能性成分
を保持させて、これを前記一次粒子と混合する方法等が
挙げられる。
【0055】二次粒子を製造するには、例えば、一次粒
子に機能性成分を含浸した担持体と、二次粒子間に担持
させる機能性成分と、バインダーが粉体の場合には該バ
インダーとをドライブレンドする。次いで、造粒に適し
たケーキ状物質となるように加水した後、回転式造粒
機、押し出し成形、打錠機で、造粒、成形する。バイン
ダーが液体の場合には、担持体と機能性成分とをドライ
ブレンドし、それにバインダーを加え、必要に応じて加
水して混練し、前記と同様の方法で、造粒、成形する。
【0056】また、所望する徐放効果の持続期間に応じ
て造粒する大きさは依存し、この粒径があまり大きくな
ると土壌の均一性が悪化し、小さすぎるとたとえバイン
ダーで難溶化しても崩壊速度が速くなってしまうことか
ら、かかる植物用機能性組成物(二次粒子)の大きさ
は、通常1〜20mmが好適である。
【0057】このようにして得られた植物用機能性組成
物は、一次粒子内と粒子間隙に別種の薬剤等を担持させ
て期待する徐放性を制御することができる。
【0058】
【実施例】本発明を次の実施例及び比較例により説明す
る。実施例、比較例、試験例 普通ポルトランドセメント100重量部に、80℃の水を
400重量部加え、スラリー状とし、これを振動ミルに
投入して、保温しながら180分、湿式粉砕した。得ら
れたスラリーは、150℃の熱風乾燥機で24時間乾燥
し、カッターミルで解砕して分散状態の水酸化カルシウ
ム水和物である担体を得た。得られた担体の平均粒子径
は4μm、比表面積は120m/gであった。
【0059】次いでこの得られた本発明の水酸化カルシ
ウム水和物と、比較として珪藻土、ゼオライト、シリカ
ゲルを担体として用いて、各担体1gに機能性成分とし
てシンナミルアルコールのエタノール溶液(0.06g
/ml)5mlを含浸させ、吸引ろ過後のケーキを真空
乾燥機により40℃で1時間乾燥した植物用機能性組成
物を製造した。
【0060】その後、乾燥した各植物用機能性組成物を
サンプルビンに0.5g計りとり、25℃で所定時間放
置した。所定時間放置後の有効機能性成分残存量の測定
をHSS−GC/MS(ヘッドサンプラー付きガスクロ
マトグラフ/質量分析装置)で行い、一次粒子への担持
量(比表面積との関係)を試験して、その結果を次の表
3に示す。
【0061】
【表3】
【0062】また、各担体1gに液体肥料(ハイポネッ
クス(商品名)の10分の1希釈液)を含浸し、粉体の
細かさによる肥料の保持力を測るため、吸引ろ過後の重
量増加を測定し、その結果を表4に示す。
【0063】
【表4】
【0064】次いで、本発明の植物用機能性組成物(一
次粒子)と、他の植物用機能性組成物(二次粒子)とを
表5及び図3に示すフローチャートに基づき製造した。
【0065】
【表5】
【0066】このようにして得られた二次粒子植物用機
能性組成物3gを精秤し、ガラス繊維性筒状ろ紙(φ2
5mm×90mm)に入れ、上部をガラスウールで覆っ
た後、ろ紙上部をクリップで止めた。ガーデニング用プ
ランターに園芸用培養土を入れ、表層より5cmの深さ
まで、前記クリップで止めたものを差込み、任意の期間
経過後(3,7,14,28,91日)に掘り出し、回収した。
なお、植物としては大豆を使用した。次いで、機能性成
分の残存量および徐放性の効果を確認するため、残留物
の元素分析(N,P,K)及び乾燥重量を測定し、さら
に91日後の植物の乾燥重量を測定してその結果をそれぞ
れ表6及び表7に示す。
【0067】
【表6】
【0068】
【表7】
【0069】
【発明の効果】本発明の植物用機能性組成物用いる担体
は、高比表面積と小さい平均直径を有し、アルカリ性で
多孔質であって、吸着・保持できる植物用機能性成分の
量を多くすることができ、長期にわたり徐放性を効果的
に有することができる。
【0070】本発明の植物用機能性組成物用いる担体の
製造方法は、上記本発明の植物用機能性組成物用いる担
体を効率よく簡便に製造することができる。
【0071】本発明の植物用組成物は、植物用機能性成
分の担持量が大幅に増加することができ、また、二次粒
子の場合には複数の機能性成分を担持することができる
ため、多機能を有するインテリジェント組成物となるこ
とができる。さらに、徐放性に優れ、この徐放速度の差
を利用して用途に合致した植物用機能性組成物とするこ
ともできる。従って、作業の集約化が図れ、施肥忘れ等
の防止をすることが可能となる。
【0072】本発明の植物用組成物の製造方法は、上記
本発明の植物用機能性組成物を、効率よく簡便に製造す
ることができる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】粉砕水和時間と比表面積との関係を示した線図
【図2】粉砕水和時間と平均粒子径との関係を示した線
【図3】本発明の一例の植物用機能性組成物の製造過程
を示したフロー図
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09K 3/00 110 C09K 3/00 110 C11B 9/00 C11B 9/00 Z (72)発明者 大野 晃 東京都千代田区六番町六番地28 住友大阪 セメント株式会社内 Fターム(参考) 4H011 AB03 BA01 BB03 BC03 BC18 BC19 BC20 DA02 DC10 DH02 DH04 DH08 DH10 DH19 4H059 AA11 BA17 BA26 BA30 BB13 BB22 BB45 BB52 BC45 DA09 DA16 DA30 EA31 4H061 AA01 AA02 DD04 DD20 EE02 EE12 EE36 EE62 EE63 EE70 FF08 GG03 GG13 GG19 GG26 GG41 HH03 LL02 LL08 LL15 LL26

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒子径が2〜20μm、比表面積が1
    00m2/g以上であるケイ酸カルシウム水和物であるこ
    とを特徴とする植物用機能性組成物に用いる担体。
  2. 【請求項2】ケイ酸カルシウム材100重量部に水を1
    00〜1000重量部添加し、温度40〜100℃で湿
    式粉砕しながら水和反応をおこなって、平均粒子径が2
    〜20μm、比表面積が100m2/g以上であるケイ酸
    カルシウム水和物を製造することを特徴とする植物用機
    能性組成物に用いる担体の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の植物用機能性組成物に用い
    る担体の製造方法において、更に、水酸化カルシウム材
    を、ケイ酸カルシウム材100重量部に対して20重量
    部以下の割合で添加し、当該ケイ酸カルシウム材と水酸
    化カルシウム材との合計100重量部に対して水を10
    0〜1000重量部添加して湿式粉砕することにより水
    和反応をおこなうことを特徴とする植物用機能性組成物
    に用いる担体の製造方法。
  4. 【請求項4】平均粒子径が2〜20μm、比表面積が1
    00m2/g以上であるケイ酸カルシウム水和物が、植物
    用機能性成分を少なくとも1種以上吸着保持してなるこ
    とを特徴とする植物用機能性組成物。
  5. 【請求項5】請求項4記載の植物用機能性組成物を製造
    するにあたり、平均粒子径が2〜20μm、比表面積が
    100m2/g以上であるケイ酸カルシウム水和物に、少
    なくとも1種以上の植物用機能性成分を含浸して吸着さ
    せた後、乾燥することを特徴とする植物用機能性組成物
    の製造方法。
  6. 【請求項6】植物用機能性成分を少なくとも1種以上吸
    着保持してなる平均粒子径が2〜20μm、比表面積が
    100m2/g以上であるケイ酸カルシウム水和物が、バ
    インダーで互いに接合されてなることを特徴とする植物
    用機能性組成物。
  7. 【請求項7】請求項6記載の植物用機能性組成物におい
    て、バインダーには、少なくとも1種以上の植物用機能
    性成分が含有されていることを特徴とする植物用機能性
    組成物。
  8. 【請求項8】請求項6又は7記載の植物用機能性組成物
    において、バインダーはα―デンプン、アルギン酸ナト
    リウム、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチル
    セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシ
    メチルセルロース、カルボキシルメチルセルロースナト
    リウム塩、デキストリン、ポリアクリル酸塩、ポリビニ
    ルピロリドン、ポリ酢酸ビニル、酢酸ビニルーエチレン
    共重合体、変性酢酸ビニル、酢酸ビニルーアクリル共重
    合体からなる群より選ばれる少なくとも1種であること
    を特徴とする植物用機能性組成物。
  9. 【請求項9】植物用機能性成分を少なくとも1種以上吸
    着保持してなる平均粒子径が2〜20μm、比表面積が
    100m2/g以上であるケイ酸カルシウム水和物の粒子
    と、バインダーとを混合し、次いで造粒することを特徴
    とする植物用機能性組成物の製造方法。
  10. 【請求項10】請求項9記載の植物用機能性組成物の製
    造方法において、更に、少なくとも1種以上の植物用機
    能性成分を、ケイ酸カルシウム水和物及びバインダーと
    混合することを特徴とする植物用機能性組成物の製造方
    法。
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