JP2003104642A - エレベータ装置およびそのブレーキの開放方法 - Google Patents

エレベータ装置およびそのブレーキの開放方法

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JP2003104642A
JP2003104642A JP2001304493A JP2001304493A JP2003104642A JP 2003104642 A JP2003104642 A JP 2003104642A JP 2001304493 A JP2001304493 A JP 2001304493A JP 2001304493 A JP2001304493 A JP 2001304493A JP 2003104642 A JP2003104642 A JP 2003104642A
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brake
elevator apparatus
opening
operating
hoistway
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Ikuo Asami
郁夫 浅見
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Toshiba Elevator and Building Systems Corp
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 昇降路内に配置された開放手段を乗り場から
操作することにより作業者の安全を確保し、かつ作業性
を向上して電動ブレーキの機械的な開放を行う。 【解決手段】 巻上機3を制動およびその制動を開放す
るブレーキ5と、昇降路2内に設けられ、前記ブレーキ
5を開放するための作動部7が連動部8を介して前記ブ
レーキ5に連結され、前記作動部7が操作されることに
より前記連動部8を介して前記ブレーキ5を機械的に開
放する開放手段10とを備えたエレベータ装置1であっ
て、前記作動部7は、乗り場6の開閉扉6cと三方枠6
bとの間から所定の治具9を用いて前記乗り場6側から
作動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、停電など
により電力が遮断されたときに、電動ブレーキを機械的
に開放し、乗りかごを最寄り階まで昇降可能とする開放
手段を有したエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エレベータ装置では、機械室を別途備え
ず、巻上機が昇降路内に配置されたものがある。このよ
うなエレベータ装置では、例えば、停電などで電力の供
給が遮断された場合、巻上機に備えられた電動ブレーキ
が作動して巻上機を制動し、乗りかごを停止させるよう
になっている。この結果、エレベータ装置では、乗りか
ごが階間で停止してその乗りかご内に乗客が閉じ込めら
れると、電動ブレーキを機械的に開放して乗りかごを最
寄り階まで昇降させ、乗りかご内に閉じ込められた乗客
を救出することが行われる。このため、例えば、図11
に示すようなエレベータ装置100のように、電動ブレ
ーキ107を開放するための開放手段108が設けられ
る。
【0003】ここで図11を用いて従来のエレベータ装
置100の概略を説明する。図11に示すようにエレベ
ータ装置100は、昇降路101に設けられた綱車10
4a,104bおよび巻上機105の駆動綱車105a
に巻き掛けられ、そのロープ106の両端にそれぞれ昇
降路101内に配置された乗りかご102と釣り合いお
もり103とが吊り下げられて概ね構成されている。
【0004】このエレベータ装置100は、巻上機10
5にその制動および制動の解除を行う電動ブレーキ10
7が取り付けられている。そして、エレベータ装置10
0は、通常、電力により電動ブレーキ107の制動状態
が解除され、巻上機105の駆動綱車105aが回動し
て乗りかご102と釣り合いおもり103とを逆方向に
昇降させ、上記したように停電などで電力の供給が遮断
された場合、電動ブレーキ107が巻上機105を制動
するようになっている。
【0005】このようなエレベータ装置100には、電
動ブレーキ107による巻上機105の制動を機械的に
開放するための開放手段108が昇降路101内に設け
られている。開放手段108は、電動ブレーキ107を
開放するための操作レバー109を回動させて倍力部1
10aを駆動させ、開放用ケーブル110bを介して電
動ブレーキ107を機械的に開放するようになってい
る。
【0006】また、開放手段108は、倍力部110a
が乗り場111の開閉扉111aの下方の乗りかごの昇
降に干渉しない場所に配置されている。したがって、開
放手段108は、通常、操作レバー109が倍力部11
0aに取り付けられていないため、エレベータ装置10
0の運行時に乗りかご102に乗客が乗降する邪魔とな
らないようになっている。
【0007】このようなエレベータ装置100では、停
電時などに乗りかご102が階間で停止した場合、乗り
場111の開閉扉111aを開けて昇降路101内に配
置されている操作部109を操作することで電動ブレー
キ107を機械的に開放する。そして、電動ブレーキ1
07を開放すると、乗りかご102を釣り合いおもり1
03との重量差により最寄り階まで昇降させることがで
き、乗りかご102内の乗客を救出することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のエレベータ装置100では、開放手段108の倍力
部110aが昇降路101内の開閉扉111aの下方に
配置されているため、電動ブレーキ107を開放すると
き、作業者が乗り場111から昇降路101内に乗り出
して操作レバー109を倍力機構110aに取り付け、
操作レバー109を回動する必要がある。したがって、
エレベータ装置100では、操作レバー109を操作し
ている作業者に、上方で昇降している乗りかご102や
釣り合いおもり103が下降してくるなどの危険が生じ
ていた。このため、作業者は、上方に注意を払いながら
電動ブレーキ107の開放を行っており、その電動ブレ
ーキ107の開放作業性が低下していた。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の課題を考慮
してなされたものであり、作業者の安全を確保し、かつ
作業性を向上して電動ブレーキの機械的な開放を行うこ
とができるエレベータ装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に第1の発明は、巻上機を制動およびその制動を開放す
るブレーキと、昇降路内に設けられ、前記ブレーキを開
放するための作動部が連動部を介して前記ブレーキに連
結され、前記作動部が操作されることにより前記連動部
を介して前記ブレーキを機械的に開放する開放手段とを
備えたエレベータ装置であって、前記作動部は、乗り場
の開閉扉と三方枠との間から所定の治具を用いて前記乗
り場側から作動されることを特徴とする。
【0011】このように構成された第1の発明では、作
動部を治具を用いて乗り場側から作動することができる
ため、安全な乗り場側から開放手段による電動ブレーキ
の機械的な開放を行うことができる。
【0012】また、本発明では、開放手段が昇降路内に
設けられているため、エレベータ装置の通常運行時に乗
客の邪魔となるようなことを防止する作用があるばかり
か、意匠感を損ねるようなことをも防止する作用があ
る。
【0013】また、第2の発明は、巻上機を制動および
その制動を開放する電動ブレーキと、昇降路内に設けら
れ、前記電動ブレーキを開放するための操作部が連動部
を介して前記電動ブレーキに連結された開放手段とを備
え、前記操作部が操作されることにより前記連動部を介
して前記電動ブレーキを機械的に開放するエレベータ装
置の電動ブレーキの開放方法であって、前記作動部を乗
り場の開閉扉と三方枠との間から治具を用いて作動可能
状態とした後、前記作動部を前記乗り場側から作動させ
ることを特徴とする。
【0014】このように構成された第2の発明では、作
動部を乗り場の開閉扉と三方枠との間から治具を用いて
作動可能状態とし、作動部を乗り場側から作動させるこ
とで、作業者の安全を確保して開放手段により電動ブレ
ーキを開放できる作用がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるエレベータ
装置の詳細を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0016】(第1実施形態)図1は、本発明にかかる
エレベータ装置の第1実施形態の概略構成を示し、昇降
路最下部を昇降路側から見た状態の断面図、図2は、図
1に示すエレベータ装置のII−II線断面図である。
【0017】本実施形態のエレベータ装置1は、図1お
よび図2に示すように、機械室を設けることなく、昇降
路2の上部に設けられた綱車(不図示)および昇降路2
の底部のピット部2a内に設置された巻上機3の駆動綱
車3aにロープ(不図示)が巻き掛けられ、そのロープ
の両端に乗りかご4と釣り合いおもり(不図示)とがそ
れぞれ吊り下げられて概ね構成されている。
【0018】このエレベータ装置1は、巻上機3にその
制動および制動を開放する電動ブレーキ5が取り付けら
れている。そして、エレベータ装置1は、通常、電力に
より電動ブレーキ5の制動状態が解除され、巻上機3の
駆動綱車3aが回動して乗りかご4と釣り合いおもりと
を逆方向に昇降させ、停電などで電力の供給が遮断され
た場合、電動ブレーキ5が巻上機3を制動するようにな
っている。
【0019】一方、エレベータ装置1が取り付けられる
建物には、図2に示すように、各階ごとに乗りかご4に
乗客が乗降するための乗り場6が設けられている。この
乗り場6には、昇降路2に連通した乗降口としての開口
部6aが設けられている。開口部6aは、下側を除く開
口縁に三方枠6bが取り付けられると共に、開閉扉6c
により開閉される。また、三方枠6bと開閉扉6cとの
間には、所定寸法dの隙間sが形成されており、開閉扉
6cを円滑に開閉できるようになっている。
【0020】このような本実施形態のエレベータ装置1
は、電動ブレーキ5を開放するための作動部7が連動部
8を介して電動ブレーキ5に連結され、治具9を用いて
作動可能状態とされる作動部7が作動されることにより
連動部8を介して電動ブレーキ5を機械的に開放する開
放手段10が昇降路2内に設けられている。
【0021】作動部7は、図1および図2に示すよう
に、昇降路2の内面に固定された倍力部7aと、この倍
力部7aに回動可能に連結されている回動部7bとから
なる。倍力部7aは、昇降路2の内面に固定され、開閉
扉6cの側方近傍に配置されている。この倍力部7a
は、例えば、ベルクランクを用いた内部機構やピストン
の面積差を利用した内部機構などを有しており、その内
部機構の主動側に小さな力を加えられると従動側に大き
な力を作用させるようになっている。
【0022】また、回動部7bは、図1に示すように、
長尺状に形成されて長手方向の一側上部が倍力部7aの
外面に軸支され、通常、長手方向の一側から他側に向け
て次第に所定の角度を有して上方に傾斜している。この
回動部7bは、長手方向の一側上部を支点として他側を
下方に変位させるように回動可能となっている。また、
回動部7bは、図示しないが、連結部材を介して倍力部
7aの内部機構の主動側に連結されており、回動すると
倍力部7aの内部機構の主動側に力を加えるようになっ
ている。また、回動部7bは、長手方向の他側の端面に
作動部7の断面形状と略同一か若干大きい形状に形成さ
れて隙間sに向けて開口した凹状の取付部7c有してお
り、その取付部7c内に治具9の長手方向の一側端部が
嵌合されて治具9を回動部8bに着脱自在に取り付けら
れている。
【0023】治具9は、金属からなる矩形板状に形成さ
れ、板厚が三方枠6bと開閉扉6cとの間の隙間sより
も小さい寸法に形成されている。この治具9は、断面を
縦にした状態で隙間sを挿通されており、長手方向の他
側端部が隙間sから開閉扉6cの正面に引き出されてい
る。なお、治具9は、図示しないが、エレベータ装置1
の通常運行時に回動部7bから取り外されており、作動
部7を作動不能状態としている。また、治具9は、図1
に示すように、回動部7bの傾斜に応じて長手方向の一
側から他側に向けて上方に傾斜しており、長手方向の他
側を矢印(a)のように下方に変位させることで回動部
7bを回動可能としている。
【0024】このような作動部7と電動ブレーキ5とを
連結する連動部8は、図1および図2に示すように、一
端が倍力部7aの内部機構の従動側に接続され、他端が
電動ブレーキ5に連結されたケーブルからなる。この連
動部8は、回動部7bが回動したときに、倍力部7aの
内部機構の従動側に作用した力により倍力部7a側に引
っ張られて電動ブレーキ5を開放させる。
【0025】以下、本実施形態のエレベータ装置1にお
ける電動ブレーキ5の開放方法について図面を参照して
説明する。図3は、本発明にかかるエレベータ装置の第
1実施形態における電動ブレーキの開放方法を示すフロ
ーチャートである。
【0026】図3に示すようにエレベータ装置1では、
停電などによりエレベータ装置1への電力供給が遮断さ
れた場合、作業者が現地に出動し、ステップS1におい
て乗りかご4が階間に停止しているか否かを確認する。
【0027】このとき、乗りかご4が階間に停止してお
らず、いずれかの乗り場6に着床している場合には、電
動ブレーキ5の開放作業が収容したこととなり、電動ブ
レーキ5の開放作業を行うことなく、乗り場6の開閉扉
6cおよび乗りかご4の開閉扉(不図示)を開けて乗り
かご4内の乗客を救出する。
【0028】また、乗りかご4が階間で停止している場
合には、電動ブレーキ5の開放作業が開始されることと
なり、作業者がエレベータ装置1の通常運行時に作動部
7から取り外されていた治具9を持って最下階に移動す
る。
【0029】次に、最下階に移動した作業者は、ステッ
プS2において治具9を作動部7に取り付ける。このと
き、作業者は、治具9を長手方向の一側から隙間sに挿
入していき、昇降路2内でその治具9の長手方向の一側
端部を回動部7bの取付部7c内に嵌合する。この結
果、治具9は、図1および図2に示すように、作動部7
に取付部7cを介して取り付けられたこととなる。
【0030】したがって、治具9は、回動部7bと一体
とされて長手方向の一側から他側に向けて回動部7bと
共に傾斜し、かつ回動部7bの長手方向の一側上部を支
点として回動部7bと共に長手方向の他側を下方に変位
させるように回動可能となる。また、治具9は、長手方
向の他側が隙間sから乗り場6側に引き出されている。
【0031】そこで、作業者は、図3に示すように、ス
テップS3において電動ブレーキ5を開放していく。電
動ブレーキ5を開放するときには、乗り場6側に引き出
されている治具9の長手方向の他側を操作する。
【0032】この治具9の操作は、図1に示すように、
治具9を長手方向の他側を下方に変位させるように徐々
に回動させることで行われる。このとき、開放手段10
は、回動部7bが治具9と共に回動することで、治具9
を操作された力により倍力部7aが連動部8に大きい力
を作用させ、その連動部8を倍力部7a側に引っ張る。
この結果、エレベータ装置1は、電動ブレーキ5が開放
手段10により機械的に開放され、乗りかご4が釣り合
いおもりとの重量差により昇降することとなる。
【0033】そして、作業者は、図3に示すように、ス
テップS4において乗りかご4の昇降速度が所定の速度
以下となっているか否かを確認する。このとき、乗りか
ご4の昇降速度が所定の速度以下である場合には、電動
ブレーキ5の開放を維持し、乗りかご4の昇降速度が所
定の速度以下である場合には、ステップS5において乗
りかご4を減速する。
【0034】乗りかご4を減速するときには、治具9を
若干逆操作して巻上機3を若干制動する。そして、乗り
かご4の昇降速度が所定の速度以下となると、ステップ
S4に戻って再び乗りかご4の昇降速度が所定の速度以
下となっているか否かを確認していく。このように、乗
りかご4は、ステップS4において速度を調節されると
共に、ステップS6において着床したか否かを確認され
ながら最寄り階まで昇降される。
【0035】乗りかご4が最寄り階に着床していない場
合には、ステップS4に戻り電動ブレーキ5の開放を維
持し、乗りかご4が最寄り階に着床した場合には、ステ
ップS7において乗りかご4を停止させる。乗りかご4
を停止させるときには、治具9を逆操作することにより
巻上機3を完全に制動し、電動ブレーキ5の開放作業が
終了する。
【0036】その後、作業者は、前述したように乗り場
6の開閉扉6cおよび乗りかご4の開閉扉(不図示)を
開けて乗りかご4内の乗客を救出する。
【0037】上記本実施形態のエレベータ装置1では、
停電などにより電力の供給が遮断されて乗りかご4が階
間で停止し、その乗りかご4内に乗客が閉じ込められた
場合、治具9を乗り場6に引き出されている長手方向の
他側を操作することで、安全な乗り場6で開放手段10
により機械的に電動ブレーキ5を開放して乗りかご4を
最寄り階まで昇降させ、乗客を乗りかご4内から救出す
ることができる。
【0038】このため、エレベータ装置1では、作業者
の安全を確保して開放手段10による電動ブレーキ5の
開放を行うことができる。
【0039】また、エレベータ装置1では、作業者の安
全を確保して開放手段10による電動ブレーキ5の開放
を行うことができるため、電動ブレーキ5の開放作業性
を向上することができる。
【0040】さらに、エレベータ装置1では、乗り場6
から開放手段10による電動ブレーキ5の開放を行うた
め、その電動ブレーキ5の開放を楽な姿勢で行うことが
でき、作業性を向上することができる。
【0041】また、エレベータ装置1では、開放手段1
0が昇降路2内に設けられているため、通常運行時に開
放手段10の治具9が乗客の邪魔となるようなことがな
いばかりか、開放手段10が乗り場6から視認されるよ
うなことがなく、意匠感を損ねるようなことをも防止で
きる。
【0042】また、エレベータ装置1では、通常運行時
に治具9を作動部7から取り外すとき、治具9の長手方
向の一側端部が回動部7bの取付部7cに嵌合されて作
動部7に着脱自在に取り付けられているため、治具9を
引っ張ることによりその治具9の長手方向の一側端部を
回動部7bの取付部7cから引き抜くことで作業を容易
に行うことができる。
【0043】また、エレベータ装置1では、治具9を操
作されると、その治具9を操作された力により倍力部7
aが連動部8に大きい力を作用させて電動ブレーキ5の
開放を行うため、治具9の操作力を低減して電動ブレー
キ5の開放作業性を向上することができる。
【0044】以上、本発明にかかるエレベータ装置の第
1実施形態について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、構成の要素に付随する各種の設計変更が可能
である。例えば、本実施形態のエレベータ装置1では、
巻上機3が昇降路2のピット部2a内に設けられていた
が、巻上機3を昇降路2の天井部に設けてもよい。この
場合には、電動ブレーキ5の開放の信頼性を向上させる
ために巻上機3と共に開放手段10を天井部側に設置す
るのが好ましい。
【0045】また、エレベータ装置1では、騒音を低減
するために乗り場6の開閉扉6cと三方枠6bとの間の
隙間を、例えば、スポンジなどの柔軟性のパッキン部材
により封止してもよい。この場合には、パッキン部材を
強制的に撓ませて治具9を隙間sに挿通することとな
る。
【0046】さらに、エレベータ装置1では、作動部7
の倍力部7aを開閉扉6cの側方近傍に配置していた
が、倍力部7aの配置位置は開閉扉6cの近傍であれば
よい。例えば、図4に示すように、開閉扉6cの上方近
傍に配置することもできる。この場合には、開閉扉6c
の側方にスペースがないときなどにも開放手段10を確
実に設置することができる。また、例えば、図5に示す
ように、乗り場6(不図示)の開閉扉6cを開閉するた
めの既存のドア装置11内に配置することもできる。こ
の場合には、昇降路2の寸法誤差などの影響を受けるこ
となく開放手段10を確実に設置することができる。
【0047】(第2実施形態)以下、本発明にかかるエ
レベータ装置の第2実施形態について図面を参照して説
明する。なお、上記実施形態と同一構成部分には、同一
符号を付して詳細な説明を省略する。図6は、本発明に
かかるエレベータ装置の第2実施形態の概略構成を示
し、昇降路下部の断面図、図7は、図6に示すエレベー
タ装置の要部拡大図である。
【0048】本実施形態のエレベータ装置12は、図6
および図7に示すように、取付部10の不用意な回動を
防止するための回動防止部13を設けたものである。
【0049】回動防止部13は、長尺板状に形成され、
上部が昇降路2の内面に回動自在に軸支された防止部本
体13aと、この防止部本体13aの下部に突設され、
取付部10の下側に配置されている突起部13bとから
なる。
【0050】この回動防止部13は、通常、突起部13
bが回動部7bの下側に配置され、回動部7bが回動し
ようとすると突起部13bが回動部7bの下面に当接し
てその回動部7bの回動を規制する。また、回動防止部
13は、図7に示すように、治具14の引っ掛け部14
aを突起部13bに引っ掛けて矢印(b)のように下部
を上方に回動させて回動部7bの回動規制を解除でき
る。なお、回動防止部13を回動させるために治具14
を用いていたが、操作部に引っ掛け部を設けることで治
具として機能させることができる。
【0051】本実施形態のエレベータ装置12では、上
記実施形態と同様の作用および効果を奏することができ
るのに加え、回動部7bの不用意な回動を防止すること
ができる。このため、エレベータ装置12では、通常運
行時に回動部7bが回動して乗りかご4(不図示)が停
止するなどの不具合を防止することができる。
【0052】(第3実施形態)以下、本発明にかかるエ
レベータ装置の第3実施形態について図面を参照して説
明する。なお、上記実施形態と同一構成部分には、同一
符号を付して詳細な説明を省略する。図8は、本発明に
かかるエレベータ装置の第3実施形態の概略構成を示
し、昇降路下部の断面図である。
【0053】本実施形態のエレベータ装置15は、図8
に示すように、開放手段16の作動部17に回動部を設
けることなく、レバー17aを倍力部7aに回動自在に
連結すると共に、昇降路2の内面とレバー17aとを弾
性部材であるバネ18により連結したものである。この
エレベータ装置15では、通常運行時にレバ−17aを
バネ18の付勢力により昇降路2内に保持させてレバー
17aをその長手方向の他側が乗り場6(不図示)に引
き出された位置から待避させている。
【0054】そして、エレベータ装置15では、停電な
どにより電力の供給が遮断されて電動ブレーキ5を開放
する場合、作業者が治具19を用いてレバー17aをバ
ネ18の付勢力に抗して矢印(c)のように回動させ、
隙間s(不図示)からレバー17aの長手方向の他側を
乗り場6(不図示)側に引き出せるようになっている。
【0055】本実施形態のエレベータ装置15では、上
記第1実施形態と同様の作用および効果を奏することが
できるのに加え、レバー17aを持ち運びする必要がな
く、紛失などのおそれがない。
【0056】(第4実施形態)以下、本発明にかかるエ
レベータ装置の第4実施形態について図面を参照して説
明する。なお、上記実施形態と同一構成部分には、同一
符号を付して詳細な説明を省略する。図9は、本発明に
かかるエレベータ装置の第4実施形態の概略構成を示
し、昇降路下部の断面図である。
【0057】本実施形態のエレベータ装置20は、図9
に示すように、開放手段21の作動部を、回動部7bを
有し、第1のシリンダ23により形成し、連動部を、内
部に伝達媒体である油(不図示)を充填された配管25
により第1のシリンダ24に連結され、電動ブレーキ5
内に設けられた第2のシリンダ24により形成したもの
である。
【0058】第1のシリンダ23は、力を加えられると
下降、上昇する主動ピストン23aを内部に有してい
る。この第1のシリンダ23は、主動ピストン23aが
下降、上昇すると配管25内の油圧により第2のシリン
ダ24に力を加えるようになっている。
【0059】第2のシリンダ24は、第1のシリンダ2
3の主動ピストン23aが上昇、下降した力を加えられ
ると下降、上昇し、主動ピストン23aよりも面積の小
さい従動ピストン24aを内部に有している。この第2
のシリンダ24は、下降するときに電動ブレーキ5を開
放させるようになっている。また、第2のシリンダ24
は、主動ピストン23aに小さな力が加えられると、主
動ピストン23aとの面積差により従動ピストン24a
から大きな力を作用させる。したがって、エレベータ装
置20では、開放手段21が全体として倍力部として機
能する。
【0060】このようなエレベータ装置20では、上記
実施形態と略同様の作用および効果を奏することができ
るのに加え、主導ピストン23aと従動ピストン24a
との面積差を利用した油圧機構を用いているため、電動
ブレーキ5が大容量の場合でも容易に対応することがで
きる。
【0061】以上、本実施形態のエレベータ装置につい
て説明したが、これに限定されるものではなく、構成の
要素に付随する各種の設計変更が可能である。例えば、
主導ピストン24aと従動ピストン24aとの面積を略
同一に形成してもよい。
【0062】また、上記本実施形態のエレベータ装置2
0では、第1のシリンダ23と第2のシリンダ24とを
配管25により連結したものであったが、油圧を利用し
たものであればよい。例えば、開放手段26を、図10
に示すように、連動部27に作動部である第1のシリン
ダおよび回動部を直接設けることなく、第2のシリンダ
24に一端が接続されている配管25の他端を昇降路2
内の開閉扉6cの側方近傍に固定し、作動部28が、配
管25の他端に着脱自在に連結された連結部29と、レ
バー30aを有し、内部に伝達媒体である油(不図示)
を保持したポンプ30と、連結部29とポンプ30とを
接続し切換バルブ31aを有した配管31とで形成され
た構成としてもよい。
【0063】このエレベータ装置32では、ポンプ30
のレバー30aを操作することで作動部28の配管3
1、連結部29および連動部27の配管25を介して第
2のシリンダ24に油(不図示)を供給し、第2のシリ
ンダ24に供給された油(不図示)が所定の圧力となっ
たときに従動ピストン24aが下降して電動ブレーキ5
を開放する。また、エレベータ装置32では、切換バル
ブ31aを切り替えてレバー30aを操作すると、第2
のシリンダ24に供給された油(不図示)をポンプ30
内に回収できるようになっている。
【0064】なお、ポンプ30は、レバー31aを有し
た手動式であったが、例えば、電動式などにしてもよ
い。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明によれ
ば、作動部を治具を用いて乗り場側で作動可能状態とす
ることができるため、安全な乗り場側から開放手段によ
る電動ブレーキの機械的な開放を行うことができ、作業
者の安全を確保して開放手段による電動ブレーキの開放
を行うことができる。また、作業者の安全を確保して開
放手段による電動ブレーキの開放を行うことができるた
め、そのブレーキの開放作業性を向上することができ
る。
【0066】さらに、開放手段が昇降路内に設けられて
いるため、乗客の邪魔となるようなことを防止できるば
かりか、意匠感を損ねるようなことも防止することがで
きる。
【0067】第2の発明によれば、作動部を乗り場の開
閉扉と三方枠との間の隙間から治具を用いて作動可能状
態とし、作動部を乗り場側から作動させることで、作業
者の安全を確保して開放手段によりブレーキを開放でき
る。また、作業者の安全を確保して開放手段によるブレ
ーキの開放作業を行うことができるため、そのブレーキ
の開放作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明にかかるエレベータ装置の第1
実施形態の概略構成を示し、昇降路下部の断面図。
【図2】図2は、図1に示すエレベータ装置のII−II線
断面図。
【図3】図3は、本発明にかかるエレベータ装置の第1
実施形態における電動ブレーキの開放方法を示すフロー
チャート。
【図4】図4は、図1に示すエレベータ装置の変形例で
あり、昇降路下部の断面図。
【図5】図5は、図1に示すエレベータ装置の別の変形
例であり、昇降路下部の断面図。
【図6】図6は、本発明にかかるエレベータ装置の第2
実施形態の概略構成を示し、昇降路下部の断面図。
【図7】図7は、図6に示すエレベータ装置の要部拡大
図。
【図8】図8は、本発明にかかるエレベータ装置の第3
実施形態の概略構成を示し、昇降路下部の断面図。
【図9】図9は、本発明にかかるエレベータ装置の第4
実施形態の概略構成を示し、昇降路下部の断面図。
【図10】図10は、図9に示すエレベータ装置の変形
例であり、昇降路下部の断面図。
【図11】図11は、従来のエレベータ装置の概略構成
を示す昇降路の断面図。
【符号の説明】
1,12,15,20,32 エレベータ装置 2 昇降路 3 巻上機 4 乗りかご 5 電動ブレーキ(ブレーキ) 6 乗り場 6b 三方枠 6c 開閉扉 7 作動部 7a 倍力部 8 連動部 10 開放手段 17a レバー 18 バネ(弾性部材) 23 第1のシリンダ 23a 主動ピストン 24 第2のシリンダ 24a 従動ピストン 25 配管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻上機を制動およびその制動を開放する
    ブレーキと、昇降路内に設けられ、前記ブレーキを開放
    するための作動部が連動部を介して前記ブレーキに連結
    され、前記作動部が操作されることにより前記連動部を
    介して前記ブレーキを機械的に開放する開放手段とを備
    えたエレベータ装置であって、 前記作動部は、乗り場の開閉扉と三方枠との間から所定
    の治具を用いて前記乗り場側から作動されることを特徴
    とするエレベータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエレベータ装置であっ
    て、 前記作動部は、前記治具を着脱自在に取り付けるための
    取付部を有しており、その 取付部を介して取り付けら
    れた前記治具により作動されることを特徴とするエレベ
    ータ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のエレベータ装置であっ
    て、 前記作動部は、回動自在に連結された作動用のレバーを
    有し、 前記レバーは、前記昇降路の内面に弾性部材により連結
    されてその弾性部材の付勢力により前記昇降路内に保持
    されており、前記治具により前記弾性部材の付勢力に抗
    して回動させて前記乗り場側に引き出し可能であること
    を特徴とするエレベータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    記載のエレベータ装置であって、 前記作動部は、作動したときに前記連動部に力を作用さ
    せる倍力部を有していることを特徴とするエレベータ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に
    記載のエレベータ装置であって、 前記作動部は、主動ピストンを有し、前記開閉扉の近傍
    に設けられて前記作動部の操作により力を加えられる第
    1のシリンダからなり、 前記連動部は、内部に伝達媒体を充填された配管により
    前記第1のシリンダと連結され、前記主動ピストンより
    も小さい面積の従動ピストンを有し、前記ブレーキに設
    けられた第2のシリンダからなり、 前記作動部を操作されて前記第1のシリンダに力が加え
    られると、前記伝達媒体を介して前記第2のシリンダに
    大きな力を加えて前記ブレーキを開放可能とすることを
    特徴とするエレベータ装置。
  6. 【請求項6】 巻上機を制動およびその制動を開放する
    ブレーキと、昇降路内に設けられ、前記ブレーキを開放
    するための作動部が連動部を介して前記ブレーキに連結
    された開放手段とを備え、前記作動部が操作されること
    により前記連動部を介して前記ブレーキを機械的に開放
    するエレベータ装置のブレーキの開放方法であって、 前記作動部を乗り場の開閉扉と三方枠との間から所定の
    治具を用いて作動可能状態とした後、前記作動部を前記
    乗り場から作動させることを特徴とするエレベータ装置
    のブレーキの開放方法。
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