JP2003104390A - 複合袋体およびその充填方法 - Google Patents
複合袋体およびその充填方法Info
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Abstract
ール工程を容易に機械化できる包装体を提供する。 【解決手段】袋体1、および袋体1の一面に併設され、
上下が開口した筒状体3からなる複合袋体。表側シート
5や裏側シート7を吸引等により各室を開口して、各成
分を混合することなく充填することが出来、容易かつ安
価に機械化できる。用時には、袋体の口部を同時に、ま
たは個別にも開封でき、各室の収容物を同時に、または
個別にも取り出すことができる。各成分の取り出し忘れ
もない。
Description
袋体において、袋体に筒状体を接合して、まず袋体に充
填して袋体口部と隣接する筒状体をシ−ルし、ついで反
対側の筒状体に充填、シ−ルするための複合袋体および
充填方法に関するものである。
り、影響しあって、混合物の作用、薬効、味覚等が変化
したり、劣化したりする場合には、これら二種の混合成
分を別々に分離した状態で保存し、用時に混合して使用
する必要がある。このような場合には、各成分を別々の
容器に保存しても良いが、使用時の便のために、中仕切
を有する包装袋が提案されている(実開昭53−357
11、特開昭60−55948、特開平1−24046
9、特開平2−311418、特開平4−36485
1、特開平6−190019など)。
二種の成分を充填することになるが、その構造が複雑に
なればなるほど、各成分の充填に手間取り、機械化が困
難であった。
従来技術に鑑み、鋭意検討の結果、完成したものであっ
て、二室からなる袋体において、従来技術の欠点を克服
し、充填工程及びシール工程を容易に機械化できる包装
体を提供するものである。
体を接合することを特徴とし、これを利用することで、
充填工程及びシ−ル工程を容易に機械化できる。
びその袋体の一面に並設され、かつ、上下が開口した筒
状体からなることを特徴とする複合袋体、(2) 袋体
を形成する表側シートおよび仕切シート、筒状体を形成
する表側シートおよび裏側シートにおいて、仕切シート
および裏側シートが、表側シートより突出していること
を特徴とする請求項1の複合袋体、(3) 袋体を形成
する表側シートおよび仕切シート、筒状体を形成する表
側シートおよび裏側シートにおいて、仕切シートが、表
側シートおよび裏側シートより突出していることを特徴
とする請求項1の複合袋体、(4) 筒状体を形成する
表側シートおよび裏側シートにおいて、開口部側の任意
の位置に小孔を有することを特徴とする請求項1〜3の
複合袋体、(5) 複合袋体の上部および/または下部
に切り取り用の切り込みを付したことを特徴とする請求
項1〜4の複合袋体、(6) 袋体の開口部を開口して
充填後、袋体および筒状体開口部をシールし、筒状体の
他の開口部を開口して充填してシールすることを特徴と
する請求項1〜5の複合袋体の充填方法、を提供するも
のである。
に、底部をシ−ルした袋体1に、左右端部でフィルムを
接合した筒状体3との複合袋体であって、袋体1の口部
および筒状体の口部および底部は開口した状態になって
いる。つまり、表側シート5と仕切シート6と裏側シー
ト7の3枚のシートからなり、表側シート5と仕切シー
ト6からなる袋体1と、表側シート5と裏側シート7と
からなる筒状体3とが左右端部4で接合された複合袋体
である。
表側シート5と裏側シート7より、少なくとも筒状体の
底部をシ−ルできる程度に短くする。つまり、袋体の底
部のシ−ル部分9では、表側シート5と裏側シート7が
シ−ルされる状態とする。これにより、二室からなる複
合袋体とすることができる。
いて表側シート、仕切シートおよび裏側シートが全て同
じ高さであるが、本発明では、仕切シートおよび裏側シ
ートが、表側シートより突出していてもよい。この場
合、突出している仕切シートおよび裏側シートの上部を
シ−ルしておき、それから袋体に充填するようにすれ
ば、筒状体への成分の混合も完全に防止できる。また仕
切シートが、表側シートと裏側シートより突出していて
もよい。この場合は、突出した仕切シートを充填時に保
持することもできるし、開口時にはこの突出した部分が
壁となり、チャック等を使って開口しやすく、また筒状
体への成分の混合も防止できるという利点がある。
中仕切シートおよび裏側シートは、一般的に使用されて
いるフィルムで良く、各室に充填する成分に応じて、適
切なものを選択することができる。たとえばポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニリデ
ン等やこれらのラミネートフィルム、またはアルミ箔等
とのラミネートフィルムであっても良い。また、必要に
応じて、アルミ蒸着フィルムやケイ素蒸着フィルム等の
防湿性やガスバリアー性を有する材質を選択することも
できる。
の装置は従来からある一般的なものでよい。開口方法も
特に限定しないが、例えば、表側および/または裏側シ
ートを吸盤やチャック等を使って開口させたり、減圧吸
引あるいは粘着作用等により開口することもできる。減
圧吸引の場合は、表側シートや裏側シートの違う場所に
吸引孔等を作ることにより、片側だけを開口することも
できる。
し、袋体上部の表側シート、中仕切シートおよび裏側シ
ートをシ−ルする(袋体上部シ−ル部分8)。ついで袋
体を逆にして、袋体の底部となる部分から充填後、表側
シート5と裏側シート7をシ−ル(袋体下部シ−ル部分
9)して、図3、4に示したような二室からなる複合袋
体となる。このように、まず一成分を充填後、シールす
ることにより、充填時における各成分の混合が、完全に
防止できるという利点がある。なお、図3、4は充填物
を省略して記載したが、実際には、各室は充填成分で膨
らんでいる。また、切り込み8、9に続く切取線等を入
れておいても良い。
り込み11との間の任意の位置に、仕切シートが溶着さ
れていることも特徴とする。これにより、同時に内容物
を取り出すこともできるし、個別に取り出すことも可能
となる。例えば、図3、4において、上部切り込み10
で開封すれば、2室の内容物を同時に一度で取り出すこ
とができるし、一方、初めに下部切り込み11で開封
し、内容物を取り出した後、袋を反対にし、上部切り込
み10で開封して、もうひとつの室の内容物を取り出
す、というように、個別に取り出すことも可能となる。
は、表側シートや裏側シートを吸引等により各室を開口
して、各成分を混合することなく充填することが出来、
容易かつ安価に機械化できる。用時には、袋体の口部を
同時に、または個別にも開封でき、各室の収容物を同時
に、または個別にも取り出すことができる。別々の容器
に収容する場合のごとく、各成分の取り出し忘れもな
い。
Claims (6)
- 【請求項1】 袋体、およびその袋体の一面に並設さ
れ、かつ、上下が開口した筒状体からなることを特徴と
する複合袋体。 - 【請求項2】 袋体を形成する表側シートおよび仕切シ
ート、筒状体を形成する表側シートおよび裏側シートに
おいて、仕切シートおよび裏側シートが、表側シートよ
り突出していることを特徴とする請求項1の複合袋体。 - 【請求項3】 袋体を形成する表側シートおよび仕切シ
ート、筒状体を形成する表側シートおよび裏側シートに
おいて、仕切シートが、表側シートおよび裏側シートよ
り突出していることを特徴とする請求項1の複合袋体。 - 【請求項4】 筒状体を形成する表側シートおよび裏側
シートにおいて、開口部側の任意の位置に小孔を有する
ことを特徴とする請求項1〜3の複合袋体。 - 【請求項5】 複合袋体の上部および/または下部に切
り取り用の切り込みを付したことを特徴とする請求項1
〜4の複合袋体。 - 【請求項6】 袋体の開口部を開口して充填後、袋体お
よび筒状体開口部をシールし、筒状体の他の開口部を開
口して充填してシールすることを特徴とする請求項1〜
5の複合袋体の充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298828A JP2003104390A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 複合袋体およびその充填方法 |
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Publications (1)
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---|---|
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ID=19119677
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003104390A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10226400B2 (en) | 2011-01-31 | 2019-03-12 | Ea Pharma Co., Ltd. | Multi-cell container |
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-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001298828A patent/JP2003104390A/ja active Pending
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