JP2003102155A - 整流子電動機 - Google Patents

整流子電動機

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JP2003102155A
JP2003102155A JP2002260890A JP2002260890A JP2003102155A JP 2003102155 A JP2003102155 A JP 2003102155A JP 2002260890 A JP2002260890 A JP 2002260890A JP 2002260890 A JP2002260890 A JP 2002260890A JP 2003102155 A JP2003102155 A JP 2003102155A
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JP2002260890A
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Yuji Takahashi
裕司 高橋
Shuichi Otaka
秀一 尾高
Mitsuo Arai
光男 新井
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Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電機子巻線の線径を太くすることなく銅損低
減による高効率化が可能となり、整流子フック部の線間
距離を安定して確保でき、ヒュージング不良や断線、フ
ックの変形や巻線加工劣化等の品質上の問題点を解決す
ること。 【解決手段】 回転軸12と、回転軸12に接続された
22個のスロット1を持つ電機子鉄心7と、回転軸12
に接続され、電機子鉄心7のスロット1と同数の整流子
片3を有する整流子5と、巻始めがそれぞれ対称位置に
ある電機子鉄心7の各一対のスロットに対してそれぞれ
少なくとも1回巻線された電機子巻線2を各々の隣りの
整流子片3に連続的に順次接続して、22/2個目の対
スロット巻線後に、各々の電機子巻線2をそれから更に
22/2個目の対スロットまで順次巻線し、巻始めてか
ら数えて22+1個目の整流子片3に電機子巻線2の端
末がそれぞれ接続されるよう巻線して形成される電機子
コイルとで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気掃除機及び
電動工具等の回転機器に使用される整流子電動機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の整流子電動機は、小型・高出力化
の傾向を示し、それに使用される電機子に求められる性
能課題もコア形状、コアグレード、板厚改善による鉄損
低減や電機子巻線改善による銅損低減が求められてお
り、特に電気掃除機に使用される整流子電動機は高効率
を求めるための電機子巻線の太線化が進められている。
【0003】図26は例えば、特公平6−38704号
公報に示された従来の整流子電動機の巻線結線図、図2
7は従来の整流子電動機の電機子側面図、図28は従来
の整流子電動機の電機子鉄心スロットの部分切断面の拡
大図、図29は従来の整流子電動機の整流子結線部部分
拡大図、図30は従来の界磁鉄心と電機子鉄心を上から
見た図、図31は従来の整流子電動機の電機子整流子部
上面図、図32は従来の整流子電動機の電機子整流子部
側面図、図33は従来の整流子電動機の電機子整流子部
下面図、図34は図33の部分拡大図、図35は電機子
巻線を行うフライヤー巻線機の巻線投入部の図である。
【0004】図において、1は電機子鉄心スロットで1
−1…1−12はスロット番号を表す。前記電機子鉄心
スロット1の中には電機子巻線2が巻装される。3は整
流子片、3−1…3−24は整流子片番号を表す。4は
カーボンブラシ、5は整流子、6は整流子巻線結線部
(以下、「フック」という)、7は電機子鉄心、8は電
機子鉄心端面絶縁部材、9は電機子鉄心スロット絶縁部
材、10は遠心力で電機子巻線が電機子鉄心スロットか
ら飛び出さないよう保持する絶縁部材(以下、「ウェッ
ジ」という)、11は電機子巻線を絶縁固着するワニス
等の有機液剤、12は回転軸、13は界磁鉄心、14は
界磁巻線、20は巻線機のフォーム、21は巻線機のセ
ンターガイドである。
【0005】次に、従来例の動作について説明する。図
では整流子5はαフックタイプで、整流子片3の数が2
4、電機子鉄心スロット1の数が12の場合について示
す。回転軸12に接続された12個のスロットを持つ電
機子鉄心スロット1の両端面とこの両端面と繋がる回転
軸部12には例えば、PET、PBT等の樹脂及び紙等
でできた電機子鉄心端面絶縁部材8を配置している。ま
た、電機子鉄心スロット1の内部には例えば、ポリエス
テルフィルム及び紙等でできた電機子鉄心スロット絶縁
部材9を配置している。整流子5は電機子鉄心スロット
1と2倍の整流子片3を備えている。
【0006】通常、巻線機の2つの巻線フライヤーに
て、電機子巻線2−1と2−2を同時に電機子鉄心スロ
ット1−1及び1−6内と1−7及び1−12内に収納
されながら複数回重ねて巻線された電機子巻線2は、巻
線後に終端を整流子5のフック6にα状に巻付け(α−
フック方式)ながら結線され、2本の電機子巻線2はそ
れぞれ次の電機子鉄心スロット1に順次2つの巻線フラ
イヤーで連続的に巻線されて、全周に渡り巻装した12
個の電機子巻線2が電機子コイルを構成し、それぞれ巻
始めから数えて13個目の整流子片3に電機子巻線2の
端末が接続されるよう電機子を構成する。電機子結線終
了後、フック6を加圧しながらヒュージングにて電機子
巻線2と前記フック6を熱溶着接続させる。
【0007】しかしながら、線径φ0.5以上の電機子
巻線2をα状に巻線した場合、図34に示すように、線
径が太いため電機子巻線2の剛性が強くフック6の両側
では電機子巻線2の屈曲部のRが大きく張り出してしま
うため、隣あったフック6との線間距離を確保できず、
絶縁不良が起こりやすい。また、太線をヒュージングす
る際、細線に比べて熱溶着するためには、大電流が流れ
加圧力も強くなるのでヒュージング不良や断線不良を起
こしやすい。さらに、線径が太くなると電機子巻線2の
剛性が強いため、巻線時にフック6が変形してしまうと
いう問題も発生する。
【0008】また、図のように線径が太いと電機子巻線
2の剛性が強く、巻線テンションも十分にかからないた
め巻線を最小径で巻くことができない。電機子鉄心スロ
ット1内での太線化による占積率の拡大でウェッジ10
の挿入スペースがなくなる恐れもある。さらに、整流子
5と電機子鉄心スロット1間の巻線部が大きくなること
から電機子巻線2を絶縁固着するワニス11を流下する
とこのワニス11が整流子5表面に流れ込み整流不良を
起こす恐れが生ずる。また、フック6における太線接続
後の線間距離を目視確認する必要があり工数増加による
生産性低下にもつながる恐れがある。
【0009】また、図35のように巻線機の所定の位置
にフライヤー(図示せず)を固定した主軸の一端に取り
付けたフォーム20を設け、このフォーム30とセンタ
ガイド21に沿って電機子巻線2を巻回して電機子鉄心
7の外周面に形成された電機子鉄心スロット1に挿入す
るようにしたもので、電機子巻線2はフォーム20に沿
ってセンターより15°±10°傾いた角度より電機子
鉄心スロット1へ案内される。これらのフォーム20
は、電機子鉄心7を挟持するチャック(図示せず)に固
定され、最後のスロットまで電機子巻線2が巻けるよう
に途中、電機子がインデックスする時、フォーム20が
コイルエンドに干渉しないように逃げを設けている。そ
のため、フォーム20は電機子巻線2を電機子鉄心スロ
ット1の入口までしか案内できず、フォーム20の先端
から飛んだ電機子巻線2は弛んで電機子鉄心スロット1
の中で自由な状態になる。電機子鉄心スロット1の開口
巾βは、巻線投入角度により実際はβ/2に近い値とな
るため、フライヤーより繰り出される電機子巻線2の線
径がφ0.5mm以上の場合、電機子巻線2が電機子鉄
心スロット1の開口部に接触して加工劣化を起こす恐れ
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の整流子電動機の
電機子巻線の巻線方法は以上のように構成されているの
で、電機子巻線2の線径がφ0.45mm以下の比較的
細い線径のものには問題がないが、電機子巻線2の線径
がφ0.5mm以上の巻線については、電機子巻線2の
フック6での線間距離は安定して確保することが難しく
なり、フック6に対するヒュージング不良や断線、フッ
ク6の変形、また電機子巻線2が電機子鉄心スロット1
の開口部に接触して加工劣化を起こす恐れがあるなど、
品質上の問題点が多くなる。更にまた、太線化により巻
径が大きくなることによる弊害も起こり、なお且つ、電
機子巻線接続後の線間距離を目視確認する必要があり工
数増加による生産性低下にもつながる。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、電機子巻線の線径を太くするこ
となく銅損低減による高効率化が可能となり、また1回
目と2回目の巻回数を変えることができるために入力の
微調整が行え、さらに整流子のフックにおける線間距離
を安定して確保でき、ヒュージング不良や断線、フック
の変形や巻線加工劣化等、品質上の問題点を解決するよ
うな整流子電動機を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の整
流子電動機の電機子巻線の巻線方法について、電機子鉄
心のスロットと同数の整流子片を備えた1スロット−1
セグメント方式では、電機子コイルは、巻始めがそれぞ
れ対称位置にある各一対のスロットに対してそれぞれ少
なくとも1回巻線された電機子巻線を各々隣りの整流子
片に連続的に順次接続して、N/2個目の対スロットま
で順次巻線し、そのN/2個目の対スロット巻線後に、
各々の電機子巻線をそれから更にN/2個目の対スロッ
トまで順次巻線し、巻始めから数えてN+1個目の整流
子片に電機子巻線の端末がそれぞれ接続されるように巻
線して形成されている。
【0013】このように、電機子鉄心のスロットと同数
の整流子片を備えた1スロット−1セグメント方式で、
巻始めがそれぞれ対称位置にある電機子鉄心の各一対の
スロットに対して巻線された1本の電機子巻線を電機子
鉄心のスロット全周(結果として2重)にわたって巻線
を巻き回すことにより、2本の電機子巻線を電機子鉄心
のスロット半周に巻線し、電機子巻線を1重に巻回すこ
とと同じこととなるため、例えば、電機子巻線の線径が
φ0.45mmの場合、電機子巻線を2重に巻回すこと
により、電機子巻線の線径がφ0.65mmの場合に電
機子巻線を1重に巻き回すものと同等の断面積を得られ
るので、太線を巻いて得られる銅損改善の効果と同等の
ものを得ることができる。また、電機子巻線の線径がφ
0.45mm以下であれば、細線であるため整流子フッ
ク部の線間距離を安定して確保することができ、ヒュー
ジング不良や断線、フックの変形や巻線加工劣化等、品
質上の問題点を解決することができ、さらに細線を巻線
するので巻線の剛性を弱くでき、その結果、巻径を小さ
くすることが可能となるので、製造上の不具合を改善で
きる。なお且つ、接続後の線間距離を目視確認する必要
がなくなり、工数削減による生産性向上にもなる。
【0014】この発明の請求項2の整流子電動機につい
て、電機子全導体数と界磁巻線数との比率が6以上:1
となるよう設定する。このような巻線数の比率にするこ
とで電機子巻線の変圧器作用による火花抑制効果を改善
できる。このように、電機子巻線の巻数を多くし、界磁
の鉄損及び銅損を減少させることで、効率向上と整流改
善により寿命を従来より1.2倍長くすることが可能と
なる。
【0015】この発明の請求項3の整流子電動機につい
て、電機子巻線の中心と界磁極の中心との位相角度を1
0°〜30°の間になるよう設定する。このように配置
することで、回転方向の次の電機子鉄心スロット内巻線
との変圧器作用による火花抑制効果により火花発生が少
なく、ブラックバー現象を抑制することができるととも
にブラシの寿命の向上を図ることができる。
【0016】この発明の請求項4の整流子電動機の電機
子巻線について、電機子鉄心のスロットの数に対して整
流子に2倍以上の整数倍の整流子片を備えた1スロット
−2Nセグメント方式では、電機子コイルは、巻始めが
それぞれ対称位置にある各一対のスロットに対してそれ
ぞれスロット数に対して整数倍の整流子片と同じ数だけ
巻線された電機子巻線を各々隣りの整流子片に連続的に
順次接続して、N/2個目の対スロットまで順次巻線
し、N/2個目の対スロットまで順次巻線し、そのN/
2個目の対スロット巻線後に、各々の電機子巻線をそれ
から更にN/2個目の対スロットまで順次巻線し、巻始
めから数えてN+1個目の整流子片に電機子巻線の端末
がそれぞれ接続されるように巻線して形成されている。
【0017】このように、電機子鉄心のスロットの数に
対して整流子に2倍以上の整数倍の整流子片を備えた1
スロット−2Nセグメント方式で、巻始めがそれぞれ対
称位置にある電機子鉄心の各一対のスロットに対してス
ロット数に対して整数倍の整流子片と同じ数だけ巻線さ
れた1本の電機子巻線を電機子鉄心のスロット全周(結
果としてスロット数に対して整数倍重)にわたって巻線
を巻き回すことにより、スロット数は整流子片の数の1
/整数倍となって実質的に1本の電機子巻線を電機子鉄
心のスロット全周にわたって巻線を巻き回す1スロット
−1セグメント方式の巻線形態と同じになるため、請求
項1で述べた1スロット−1セグメント方式と同じよう
に性能改善効果と生産性向上による効果を得ることがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1 以下、この発明の実施の形態1を図について説明する。
図1はこの発明の実施の形態1を表す整流子電動機の巻
線結線図、図2は整流子電動機の電機子整流子部上面
図、図3は整流子結線側面図、図4は整流子電動機の整
流子結線部部分拡大図である。図において、1は電機子
鉄心スロット、1−1…1−22はスロット番号を表
す。2は電機子巻線、前記電機子鉄心スロット1の中に
は順次電機子巻線が装着され、図1には電機子巻線2−
1、2−2を例示した。3は整流子片、3−1…3−2
2は整流子片の番号を表す。4はカーボン刷子、5は整
流子、6は整流子結線部であるフック、7は電機子鉄
心、8は電機子鉄心端面絶縁部材、9は電機子鉄心スロ
ット絶縁部材、10は遠心力で電機子巻線が電機子鉄心
スロットから飛び出さないよう保持する絶縁部材である
ウェッジ、11は電機子巻線を絶縁固着するワニス等の
有機溶剤、12は回転軸である。
【0019】次に、電機子コイルの巻線形態について説
明する。図1から図4に示すように、整流子片3の数が
22、電機子鉄心スロット1の数が22の場合(これを
「1スロット−1セグメント方式」という)である。2
つの巻線フライヤーを持つ巻線機で、巻始めがそれぞれ
対称位置にある電機子巻線2−1、2−2を同時に巻線
を開始する。電機子巻線2−1は巻始めが整流子片3−
1に接続し、スロット1−1及び1−10内に巻装さ
れ、巻終わりが整流子片3−2に接続する。もう一方の
電機子巻線2−2は巻始めが整流子片3−12に接続
し、スロット1−12及び1−21内に巻装され、巻終
わりが整流子片3−13に接続する。
【0020】以下、同様に電機子鉄心スロット1の半周
にわたり巻装し、それぞれの電機子巻線2−1は巻終わ
りが整流子片3−12、電機子巻線2−2の巻終わりが
整流子片3−1に接続後、端末を切断せず、電機子巻線
2−1はスロット1−12及び1−21内に巻装され、
巻終わりが整流子片3−13に接続する。また、電機子
巻線2−2はスロット1−1及び1−10内に巻装さ
れ、巻終わりが整流子片3−2に接続する。このよう
に、さらにもう1回電機子鉄心スロット1のさらに半周
にわたり巻装し、電機子巻線2−1の最終的な巻終りが
整流子片3−1に接続され、また、電機子巻線2−2の
最終的な巻終りが整流子片3−12に接続されて切断さ
れる。図において、Pは電機子巻線2の回転方向を示し
ている。また、カーボンブラシ4の図示位置は電機子巻
線2を構成する電機子巻線2が整流を完了する寸前に対
応している。
【0021】このように、電機子鉄心スロット1と同数
の整流子片3を備えた1スロット−1セグメント方式
で、巻始めがそれぞれ対称位置にある電機子鉄心7の各
一対のスロットに対して巻線された1本の電機子巻線2
を電機子鉄心スロット1の全周(結果として2重)にわ
たって巻線を巻き回すことにより、2本の電機子巻線2
を電機子鉄心スロット1の半周に巻線し、電機子巻線2
を1重に巻き回すことと同じこととなるため、例えば、
電機子巻線2の線径がφ0.45mmの場合、電機子巻
線2を2重に巻回すことにより、電機子巻線2の線径が
φ0.65mmの場合に電機子巻線2を1重に巻回すも
のと同等の断面積を得られるので、太線を巻いて得られ
る銅損改善の効果と同等のものを得ることができる。
【0022】また、電機子巻線2の線径がφ0.45m
m以下であれば、細線であるため整流子のフック6にお
ける線間距離を安定して確保することができ、フック6
に対するヒュージング不良や断線、フック6の変形や巻
線加工劣化等、品質上の問題点を解決することができ、
さらに細線を巻線するので巻線の剛性を弱くでき、その
結果、巻径を小さくすることが可能となるので、製造上
の不具合を改善できる。なお且つ、接続後の線間距離を
目視確認する必要がなくなり、工数削減による生産性向
上にもなる。
【0023】発明の実施の形態2 次に、この発明の実施の形態2を図について説明する。
図5は界磁鉄心と電機子鉄心を上から見た図。図6は巻
数比率とカーボンブラシの寿命のグラフ。図7は整流子
電動機の側面図。この発明の実施の形態2は発明の実施
の形態1の変形例である。図において、この発明の実施
の形態1と同一の構成は同一符号を付して重複した構成
の説明を省略する。13は界磁鉄心、14は界磁巻線、
19は整流子電動機である。図5及び図6に示すよう
に、電機子巻線2の全導体数と界磁巻線14の数との比
率が6以上:1となるよう設定することで電機子巻線2
の変圧器作用による火花抑制効果を改善でき火花発生が
小さくなる。このように電機子巻線2の巻数を多くし、
界磁の鉄損及び銅損を減少させることで、効率向上と整
流改善により寿命を従来より1.2倍長くすることが可
能となる。
【0024】電機子巻線2の全導体数と界磁巻線14の
数との比率が6以上:1となるよう設定することによ
り、効率向上と整流改善が図られる理由を以下に説明す
る。カーボンブラシは回転体である電機子の一部分であ
る整流子との間で電流通電を行い、発電機或いは電動機
においては、カーボンブラシによって短絡されている。
電機子コイルの電流が、接触期間中に電気的に電流取り
出し方向を180度反転する際に流れる短絡電流を抑え
る作用を行っている。これは、電機子の各コイルが1回
転毎に2回カーボンブラシで、短絡され、その都度コイ
ル内の電流は+1から−1へ、次には−1から−1へと
方向を反転させているためで、その時間は電機子コイル
がカーボンブラシで短絡された瞬間から始まり、短絡が
解除される時に終わるもので、極めて短時間である。
【0025】そして、不足整流の時には磁束の遅れがあ
り、電流とともに変化するリアクタンス電圧を打消しき
れないためで、磁束の遅れがある限度以上になると整流
の終了時に電流変化が大きくなり、ブラシの出口から火
花が発生しやすくなる。また、過整流の時には不足整流
と反対に磁束の進み具合が速くなり、同様な現象を起こ
しやすくなる。反対に最も望ましいのが短絡電流がカー
ボンブラシの接触面積に比例した電流分布となる直線整
流の状態である。この状態を作るには、電機子巻線のイ
ンダクタンスLと整流時間Tと電機子巻線抵抗Rの関係
が、L<RTとなることで満足され、この直線整流を行
うためのRを実験にて確認した結果、図6に示したよう
にRT全導体数/ST巻線の比率が6以上になるよう巻
き線仕様を設定した時の電機子巻線抵抗Rを大きくする
ことで、整流改善ができ、効率向上と寿命を長くするこ
とができる。
【0026】発明の実施の形態3 次に、この発明の実施の形態3を図について説明する。
図8は整流子電動機の電機子巻線の巻線配置を示す結線
図、図9は位相角のズレとカーボンブラシの寿命のグラ
フである。この発明の実施の形態3は発明の実施の形態
1の変形例である。図において、この発明の実施の形態
1と同一の構成は同一符号を付して重複した構成の説明
を省略する。16は界磁極である。図8に示すように、
電機子巻線2の中心と界磁極16の中心との位相角度X
を10°〜30°の間になるよう設定する。このように
配置することで、回転方向の次のスロット内巻線との変
圧器作用による火花抑制効果により火花発生が少なく、
ブラックバー現象を抑制することができると共にブラシ
の寿命の向上を図ることができる。なお、図9は定格電
圧100Vで入力1300Wの整流子電動機21におけ
るカーボンブラシの寿命特性を示す。
【0027】ここに、位相角度Xとは、幾何学的な中性
軸X−Yと電気的中性軸X’−Y’とがなす角度αをい
い、一般には電機子の回転方向と逆方向を正としてい
る。通常、この角度αの調整は界磁及びカーボンブラシ
の軸は固定しておき、整流子への電機子コイルリードの
接続角度を変えることで行われている。この接続角度は
通常、電機子コアスロットに対する整流子の圧入角度で
調整する。この最適位相角度を実験的に求めたところ、
図9に示すように10〜30°に設定することで、流れ
る電流によって生じる磁束の向きが電機子巻線の変圧器
作用によって火花抑制効果を期待できる位置にくるので
火花発生が小さくなり、整流改善ができ、効率向上と寿
命を長くすることができる。ゆえに、界磁と電機子コア
スロットの中心から整流子の圧入角度をずらして設定す
る効果がある。
【0028】発明の実施の形態4 次に、この発明の実施の形態4を図について説明する。
図10はこの発明の実施の形態を表す整流子電動機の巻
線結線図、図11は整流子電動機の整流子結線部部分拡
大図である。図において、この発明の実施の形態1と同
一の構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略
する。次に、電機子コイルの巻線形態について説明す
る。図10及び図11に示すように、整流子片3の数が
24、電機子鉄心スロット1の数が12の場合(これを
「1スロット−2Nセグメント方式」という)である。
2つの巻線フライヤーを持つ巻線機で、巻始めがそれぞ
れ対称位置にある電機子巻線2−1、2−2を同時に巻
線を開始する。電機子巻線2−1はスロット1−1及び
1−6内に巻装され、巻始めが整流子片3−1に接続
し、巻終りが整流子片3−2に接続する。そして、再度
スロット1−1及び1−6内に巻装されて、その巻終り
は整流子片3−2の隣の整流子片3−3に接続する。こ
のような巻線方法で、順序よく巻線方向に沿って巻線を
行い、電機子コイルを形成する。
【0029】同様に電機子巻線2−2はスロット1−7
及び1−12内に巻装され、巻始めが整流子片3−13
に接続し、巻終りが整流子片3−14に接続する。そし
て、再度スロット1−7及び1−12内に巻装されて、
その巻終りは整流子片3−14の隣の整流子片3−15
に接続する。以下、同様に電機子鉄心スロット1のスロ
ット数12の半周にわたり巻装し、それぞれの電機子巻
線2−1の巻終りが3−13に、電機子巻線2−2の巻
終りが3−1に接続後、切断せず、電機子巻線2−1は
スロット1−7及び1−12内に巻装され、巻終りが3
−14に接続する。電機子巻線2−2はスロット1−1
及び1−6内に巻装され、巻終りが整流子片3−2に接
続する。
【0030】このように、さらにもう1回電機子鉄心ス
ロット1のさらに半周にわたり巻装し、電機子巻線2−
1の最終的な巻終りが整流子片3−1に接続され、ま
た、電機子巻線2−2の最終的な巻終りが整流子片3−
13に接続されて切断される。図において、Pは電機子
巻2線の回転方向を示している。このように、1つの電
機子巻線2で2重巻線をすることで電機子巻線2を並列
に巻線したことと同じ効果となるため、例えば、電機子
巻線2の線径がφ0.45mmの場合、2重に巻回すこ
とによりφ0.65mmと同等の断面積を得られる。
【0031】このように、電機子鉄心スロット1の数に
対して整流子5に2倍の整流子片3を備えた1スロット
−2Nセグメント方式で、巻始めがそれぞれ対称位置に
ある電機子鉄心7の各一対のスロットに対してスロット
数に対して2倍の整流子片3と同じ数だけ巻線された1
本の電機子巻線2を電機子鉄心スロット1の全周にわた
って巻線を巻き回すことにより、スロット数は整流子片
3の数の1/2倍となって実質的に1本の電機子巻線を
電機子鉄心のスロット全周にわたって巻線を巻き回す1
スロット−1セグメント方式の巻線形態と同じになるた
め、例えば、電機子巻線2の線径がφ0.45mmの場
合、電機子巻線2を2重に巻回すことにより、電機子巻
線2の線径がφ0.65mmの場合に電機子巻線2を1
重に巻回すものと同等の断面積を得られるので、太線を
巻いて得られる銅損改善の効果と同等のものを得ること
ができる。
【0032】また、電機子巻線2の線径がφ0.45m
m以下であれば、細線であるため整流子のフック6にお
ける線間距離を安定して確保することができ、フック6
に対するヒュージング不良や断線、フック6の変形や巻
線加工劣化等、品質上の問題点を解決することができ、
さらに細線を巻線するので巻線の剛性を弱くでき、その
結果、巻径を小さくすることが可能となるので、製造上
の不具合を改善できる。なお且つ、接続後の線間距離を
目視確認する必要がなくなり、工数削減による生産性向
上にもなる。なお、この発明の実施の形態4では整流子
片3の数が24、電機子鉄心スロット1の数が12の場
合について述べたが、整流子片3の数が、電機子鉄心ス
ロット1の数の整数倍の場合には各一対のスロットに対
してスロット数に対して整数倍の整流子片3と同じ数だ
け巻線された1本の電機子巻線2を電機子鉄心スロット
1の全周にわたって巻線を巻き回すことになる。
【0033】発明の実施の形態5 次に、この発明の実施の形態5を図について説明する。
図12はこの発明の実施の形態を表す整流子電動機の巻
線結線図である。図13は整流子電動機の整流子結線部
部分拡大図である。図14は整流子電動機の電機子整流
子部上面図である。 図において、この発明の実施の形
態1と同一の構成は同一符号を付して重複した構成の説
明を省略する。17は並列巻線用電機子巻線である。次
に、電機子コイルの巻線形態について説明する。図12
及び図13に示すように、整流子片3の数が22、電機
子鉄心スロット1の数が22の場合(1スロット−1セ
グメント方式)である。2つの巻線フライヤーを持つ巻
線機で、1つの巻線フライヤーにより、巻始めがそれぞ
れ対称位置にある2本の電機子巻線2−1、17−1と
2本の電機子巻線2−2、17−2を並列に並べて同時
に巻線を開始する。
【0034】電機子巻線2−1、17−1は巻始めが整
流子片3−1に接続し、スロット1−1及び1−10内
に巻装され、巻終りが整流子片3−2に接続する。ま
た、電機子巻線2−2、17−2は巻始めが整流子片3
−12に接続し、スロット1−12及び1−21内に巻
装され、巻終りが整流子片3−13に接続する。以下、
同様に電機子鉄心スロット1の半周にわたり巻装し、そ
れぞれの電機子巻線2−1、17−1の巻終りが3−1
2、それぞれの電機子巻線2−2、17−2の巻終りが
3−1に接続されるよう巻線する。
【0035】このように、電機子鉄心スロット1と同数
の整流子片3を備えた1スロット−1セグメント方式
で、巻始めがそれぞれ対称位置にある電機子鉄心7の各
一対のスロットに対して巻線された2本並列にした電機
子巻線2を電機子鉄心スロット1の半周にわたって巻線
することにより、実質的に1本の電機子巻線2を電機子
鉄心スロット1の全周にわたって巻線を巻き回す1スロ
ット−1セグメント方式の巻線形態と同じになるため、
例えば、電機子巻線2の線径がφ0.45mmの場合、
電機子巻線2を2重に巻き回すことにより、電機子巻線
2の線径がφ0.65mmの場合に電機子巻線2を1重
に巻回すものと同等の断面積を得られるので、太線を巻
いて得られる銅損改善の効果と同等のものを得ることが
できる。
【0036】また、電機子巻線2の線径がφ0.45以
下であれば、細線であるため整流子のフック6における
線間距離を安定して確保することができ、フック6に対
するヒュージング不良や断線、フックの変形や巻線加工
劣化等、品質上の問題点を解決することができ、さらに
細線を巻線するので巻線の剛性を弱くでき、その結果、
巻径を小さくすることが可能となるので、製造上の不具
合を改善できる。なお且つ、接続後の線間距離を目視確
認する必要がなくなり、工数削減による生産性向上にも
なる。
【0037】発明の実施の形態6 次に、この発明の実施の形態6を図について説明する。
図15はこの発明の実施の形態を表す整流子電動機の巻
線結線図である。図16は整流子電動機の整流子結線部
部分拡大図である。この発明の実施の形態1と同一の構
成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。
次に、電機子コイルの巻線形態について説明する。図1
5及び図16に示すように、整流子片3の数が24、電
機子鉄心スロット1の数が12の場合(1スロット−2
Nセグメント方式)である。2つの巻線フライヤーを持
つ巻線機で、1つの巻線フライヤーにより、巻始めがそ
れぞれ対称位置にある2本の電機子巻線2−1、17−
1と2本の電機子巻線2−2、17−2を並列に並べて
同時に巻線を開始する。
【0038】電機子巻線2−1、17−1はスロット1
−1及び1−6内に巻装され、巻始めが整流子片3−1
に接続し、巻終りが整流子片3−2に接続する。そし
て、再度スロット1−1及び1−6内に巻装されて、そ
の巻終りは整流子片3−2の隣の整流子片3−3に接続
する。このように、電機子巻線2−1、17−1が電機
子コイルを形成する。同様に電機子巻線2−2、17−
2はスロット1−7及び1−12内に巻装され、巻始め
が整流子片3−13に接続し、巻終りが整流子片3−1
4に接続する。そして、再度スロット1−7及び1−1
2内に巻装されて、その巻終りは整流子片3−14の隣
の整流子片3−15に接続する。以下、同様に電機子鉄
心スロット1のスロット数12の半周にわたり巻装し、
それぞれの電機子巻線2−1、17−1の巻終りが3−
13に、2−2、17−2の巻終りが3−1に接続され
るよう巻線する。
【0039】このように、電機子鉄心スロット1の数に
対して整流子5に2倍の整流子片3を備えた1スロット
−2Nセグメント方式で、巻始めがそれぞれ対称位置に
ある電機子鉄心7の各一対のスロットに対してスロット
数に対して2倍の整流子片3と同じ数だけ巻線された2
本の電機子巻線2を電機子鉄心のスロット1の全周にわ
たって巻線を巻き回すことにより、スロット数は整流子
片3の数の1/2倍となって実質的に1本の電機子巻線
2を電機子鉄心スロット1の全周にわたって巻線を巻き
回す1スロット−1セグメント方式の巻線形態と同じに
なるため、例えば、電機子巻線2の線径がφ0.45m
mの場合、電機子巻線2を2重に巻き回すことにより、
電機子巻線2の線径がφ0.65mmの場合に電機子巻
線2を1重に巻回すものと同等の断面積を得られるの
で、太線を巻いて得られる銅損改善の効果と同等のもの
を得ることができる。
【0040】また、電機子巻線2の線径がφ0.45m
m以下であれば、細線であるため整流子のフック6にお
ける線間距離を安定して確保することができ、フック6
に対するヒュージング不良や断線、フックの変形や巻線
加工劣化等、品質上の問題点を解決することができ、さ
らに細線を巻線するので巻線の剛性を弱くでき、その結
果、巻径を小さくすることが可能となるので、製造上の
不具合を改善できる。なお且つ、接続後の線間距離を目
視確認する必要がなくなり、工数削減による生産性向上
にもなる。なお、この発明の実施の形態6では整流子片
3の数が24、電機子鉄心スロット1の数が12の場合
について述べたが、整流子片3の数が電機子鉄心スロッ
ト1の数の整数倍の場合には各一対のスロットに対して
スロット数に対して整数倍の整流子片3と同じ数だけ巻
線された本数の電機子巻線を電機子鉄心のスロット1の
全周にわたって巻線を巻き回すことになる。
【0041】発明の実施の形態7 次にこの発明の実施の形態7を図について説明する。図
17はこの発明の実施の形態を表す整流子電動機の巻線
結線図、図18は整流子電動機の整流子結線部部分拡大
図、図19は整流子電動機の電機子整流子部上面図であ
る。図において、この発明の実施の形態1と同一の構成
は同一符号を付して重複した構成の説明を省略する。次
に、電機子コイルの巻線形態について説明する。図17
から図19に示すように、整流子片3の数が22、電機
子鉄心スロット1の数が22の場合(1スロット−1セ
グメント方式)である。
【0042】2つの巻線フライヤーを持つ巻線機で、巻
始めがそれぞれ対称位置にある電機子巻線2−1、2−
2を同時に巻線を開始する。電機子巻線2−1は巻始め
が整流子片3−1に接続し、スロット1−1及び1−1
0内に巻装され、巻終りが整流子片3−2に接続する。
電機子巻線2−2は巻始めが整流子片3−12に接続
し、スロット1−12及び1−21内に巻装され、巻終
りが整流子片3−13に接続する。以下、同様に電機子
鉄心スロット1の半周にわたり巻装し、それぞれの電機
子巻線2−1の巻終りが3−12、2−2の巻終りが3
−1に接続後、一端切断する。
【0043】次に、切断したところから回転方向に数え
て2セグメント位置をずらしたところから電機子巻線2
−1、2−2に相当する2−3、2−4を1回目と同
様、同時に巻線を開始する。電機子巻線2−3は巻始め
が整流子片3−3に接続し、スロット1−3及び1−1
2内に巻装され、巻終りが整流子片3−4に接続する。
電機子巻線2−4は巻始めが整流子片3−14に接続
し、スロット1−14及び1−1内に巻装され、巻終り
が整流子片3−15に接続する。以下、同様に電機子鉄
心スロット1のさらに半周にわたり巻装し、それぞれの
電機子巻線2−3の巻終りが3−14に、電機子巻線2
2−4の巻終りが3−3に接続する。
【0044】このように、電機子鉄心スロット1と同数
の整流子片3を備えた1スロット−1セグメント方式
で、巻始めがそれぞれ対称位置にある電機子鉄心7の各
一対のスロットに対して巻線された1本の電機子巻線2
を互いに電機子鉄心スロット1の半周ずつ全周にわたっ
て巻線する際に、残りの半周の巻始めをそれから所定位
置ずらしたところから開始し、ずらせた位置からN/2
個目の対スロットまで順次巻線することにより、請求項
1で述べた方式と同じ効果を得ることができ、さらに1
つのスロット内における1回目と2回目の巻線バランス
がよくなり、電機子の初期アンバランスを30%削減で
き、電機子バランス修正の改善につながる。
【0045】発明の実施の形態8 次に、この発明の実施の形態8を図について説明する。
図20はこの発明の実施の形態を表す整流子電動機の電
機子整流子部上面図である。図において、この発明の実
施の形態1と同一の構成は同一符号を付して重複した構
成の説明を省略する。発明の実施の形態7では、2回目
となる残りの半周の巻始めをそれから2セグメント位置
をずらしたところから開始していたが、この発明の実施
の形態8では、2回目の巻線開始位置を次の整流子片3
から数えて60°〜120°先の整流子片3から巻始め
る。巻き方は発明の実施の形態7と同じであるため具体
的説明は省略する。このような電機子巻線の巻線方法に
より前項に述べた方式と同じ効果を得ることができ、ま
た、2回目の巻線を90°±αから巻線を殆めているた
め、電機子の初期アンバランスを約30%削減でき、電
機子バランス修正の改善につながる。
【0046】発明の実施の形態9 次に、この発明の実施の形態9を図について説明する。
図21はこの発明の実施の形態を表す巻数比率と寿命の
グラフ、図22は巻数仕様と入力のグラフ、図23は電
機子巻線が巻線された電機子鉄心スロット部の切断拡大
図である。図において、この発明の実施の形態1と同一
の構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略す
る。この発明の実施の形態9は、発明の実施の形態1及
び7のように、電機子鉄心スロット1と同数の整流子片
3を備えた1スロット−1セグメント方式で、巻始めが
それぞれ対称位置にある電機子鉄心7の各一対のスロッ
トに対して巻線された1本の電機子巻線2を互いに電機
子鉄心スロット1の半周ずつ全周にわたって巻線する
(即ち、各一対のスロットに対して1本の電機子巻線が
二重巻きする)場合に、対スロット内の巻線で1回目と
2回目の巻線抵抗がほぼ同じになるように巻数が1回目
>2回目となり、その比率が1.1〜1.4となるよう
設定する。
【0047】このように設定することにより、請求項1
で述べた方式と同じ効果を得ることができ、さらに1回
目と2回目における巻線形状及び巻線抵抗が均一となり
整流バランスが改善できるので、図22に示すとおり寿
命の改善も期待できる。また、今までどおり1回巻、も
しくは1回目と2回目の巻数が同数の仕様では巻数は1
×8T、1×9Tと整数値でしか表すことができなかっ
たが、図23に示すとおり1回目と2回目の巻数仕様を
変えることで1×8.5T、1×9.5Tと巻線仕様の
巾を広げることができることで、入力の調整を巻線仕様
にて行う際、従来に比べ大変有利となる。
【0048】発明の実施の形態10 次に、この発明の実施の形態10について説明する。図
24はこの発明の実施の形態を表す整流子電動機の巻線
結線図、図25は整流子電動機の整流子線部部分拡大図
である。図において、この発明の実施の形態1と同一の
構成は同一符号を付して重複した構成の説明を省略す
る。次に、電機子コイルの巻線形態について説明する。
図24及び図25に示すように、整流子片3の数が2
4、電機子鉄心スロット1の数が12の場合(1スロッ
ト−2Nセグメント方式)である。
【0049】2つの巻線フライヤーを持つ巻線機で、巻
始めがそれぞれ対称位置にある電機子巻線2−1、2−
2を同時に巻線を開始する。電機子巻線2−1はスロッ
ト1−1及び1−6内に巻装され、巻始めが整流子片3
−1に接続し、巻終りが整流子片3−2に接続する。そ
して、再度スロット1−1及び1−6内に巻装されて、
その巻終りは整流子片3−2の隣の整流子片3−3に接
続する。このような巻線方法で、順序よく巻線方向に沿
って巻線を行い、電機子コイルを形成する。同様に電機
子巻線2−2はスロット1−7及び1−12内に巻装さ
れ、巻始めが整流子片3−13に接続し、巻終りが整流
子片3−14に接続する。そして、再度スロット1−7
及び1−12内に巻装されて、その巻終りは整流子片3
−14の隣の整流子片3−15に接続する。以下、同様
に電機子鉄心スロット1のスロット数12の半周にわた
り巻装し、それぞれの電機子巻線2−1の巻終りが3−
13に、2−2の巻終りが3−1に接続後、一旦切断す
る。
【0050】次に、切断したところから、回転方向に数
えて2セグメント位置をずらしたところから、電機子巻
線2−1、2−2を1回目と同様、同時に巻き線を開始
する。電機子巻線2−1はスロット1−7及び1−12
内に巻装され、巻終りが3−14に接続する。電機子巻
線2−2はスロット1−1及び1−6内に巻装され、巻
終りが整流子片3−2に接続する。このように、さらに
もう1回電機子鉄心スロット1のスロット数12のさら
に半周にわたり巻装し、電機子巻線2−1の最終的な巻
終りが整流子片3−1に接続され、また、電機子巻線2
−2の最終的な巻終りが整流子片3−13に接続されて
切断される。
【0051】このように、電機子鉄心スロット1の数に
対して整流子5に2倍の整流子片3を備えた1スロット
−2Nセグメント方式で、巻始めがそれぞれ対称位置に
ある電機子鉄心7の各一対のスロットに対してスロット
数に対して2倍の整流子片3と同じ数だけ巻線された1
本の電機子巻線2を互いに電機子鉄心スロット1の半周
ずつ全周にわたって巻線する際に、残りの半周の巻始め
をそれから2セグメント位置をずらしたところから開始
し、ずらせた位置からN/2個目の対スロットまで順次
巻線することにより、請求項1で述べた方式と同じ効果
を得ることができ、さらに1つのスロット内における1
回目と2回目の巻線バランスがよくなり、電機子の初期
アンバランスを30%削減でき、電機子バランス修正の
改善につながる。
【0052】発明の実施の形態11 次に、この発明の実施の形態11を図について説明す
る。発明の実施の形態10では、2回目となる残りの半
周の巻始めをそれから2セグメント位置をずらしたとこ
ろから開始していたが、この発明の実施の形態11で
は、2回目の巻線開始位置を次の整流子片3から数えて
60°〜120°先の整流子片3から巻始める。巻き方
は発明の実施の形態10と同じであるため具体的説明は
省略する。このような電機子巻線の巻線方法により前項
に述べた方式と同じ効果を得ることができ、また、2回
目の巻線を90°±αから巻線を殆めているため、電機
子の初期アンバランスを約30%削減でき、電機子バラ
ンス修正の改善につながる。さらに、巻線形状及び巻線
抵抗が均一となり整流バランスが改善できるので寿命の
改善も期待できる。
【0053】発明の実施の形態12 この発明の実施の形態12は、発明の実施の形態4及び
10のように、電機子鉄心スロット1の数に対して整流
子5に2倍の整流子片3を備えた1スロット−2Nセグ
メント方式で、巻始めがそれぞれ対称位置にある電機子
鉄心7の各一対のスロットに対して巻線された1本の電
機子巻線2を互いに電機子鉄心スロット1の半周ずつ全
周にわたって巻線する(即ち、各一対のスロットに対し
て1本の電機子巻線が二重巻きする)場合に、対スロッ
ト内の巻線で1回目と2回目の巻線抵抗がほぼ同じにな
るように巻数が1回目>2回目となり、その比率が1.
1〜1.4となるよう設定する。
【0054】このように設定することにより、請求項1
で述べた方式と同じ効果を得ることができ、さらに1回
目と2回目における巻線形状及び巻線抵抗が均一となり
整流バランスが改善できるので、図22に示すとおり寿
命の改善も期待できる。また、今までどおり1回巻、も
しくは1回目と2回目の巻数が同数の仕様では巻数は1
×8T、1×9Tと整数値でしか表すことができなかっ
たが、1回目と2回目の巻数仕様を変えることで1×
8.5T、1×9.5Tと巻線仕様の巾を広げることが
できることで、入力の調整を巻線仕様にて行う際、従来
に比べ大変有利となる。上述した発明の実施の形態では
いずれもα−フック方式の整流子について説明したが、
スタフィング方式(電機子巻線の結線を整流子上に設け
られた溝に打ち込んで固定する方式)の整流子について
適用できることはいうまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1の整
流子電動機においては、電機子鉄心のスロットと同数の
整流子片を備えた1スロット−1セグメント方式で、巻
始めがそれぞれ対称位置にある電機子鉄心の各一対のス
ロットに対して巻線された1本の電機子巻線を電機子鉄
心のスロット全周(結果として2重)にわたって巻線を
巻き回すことにより、2本の電機子巻線を電機子鉄心の
スロット半周に巻線し、電機子巻線を1重に巻回すこと
と同じこととなるため、例えば、電機子巻線の線径がφ
0.45mmの場合、電機子巻線を2重に巻回すことに
より、電機子巻線の線径がφ0.65mmの場合に電機
子巻線を1重に巻回すものと同等の断面積を得られるの
で、太線を巻いて得られる銅損改善の効果と同等のもの
を得ることができるという効果を奏する。また、電機子
巻線の線径がφ0.45mm以下であれば、細線である
ため整流子フック部の線間距離を安定して確保すること
ができ、ヒュージング不良や断線、フックの変形や巻線
加工劣化等、品質上の問題点を解決することができ、さ
らに細線を巻線するので巻線の剛性を弱くでき、その結
果、巻径を小さくすることが可能となるので、製造上の
不具合を改善できる、なお且つ、接続後の線間距離を目
視確認する必要がなくなり、工数削減による生産性向上
にもなるという効果を奏する。
【0056】この発明の請求項2の整流子電動機におい
ては、電機子全導体数と界磁巻線数との比率が6以上:
1となるよう設定することにより、電機子巻線の変圧器
作用による火花抑制効果を改善できるため、電機子巻線
の巻数を多くし、界磁の鉄損及び銅損を減少させること
で、効率向上と整流改善により寿命を従来より1.2倍
長くすることが可能となる効果を奏する。
【0057】この発明の請求項3の整流子電動機におい
ては、電機子巻線の中心と界磁極の中心との位相角度を
10°〜30°の間になるよう設定することにより、回
転方向の次の電機子鉄心スロット内巻線との変圧器作用
による火花抑制効果により火花発生が少なく、ブラック
バー現象を抑制することができるとともに刷子寿命の向
上を図ることができるという効果を奏する。
【0058】この発明の請求項4の整流子電動機におい
ては、電機子鉄心のスロットの数に対して整流子に2倍
以上の整数倍の整流子片を備えた1スロット−2Nセグ
メント方式で、巻始めがそれぞれ対称位置にある電機子
鉄心の各一対のスロットに対してスロット数に対して整
数倍の整流子片と同じ数だけ巻線された1本の電機子巻
線を電機子鉄心のスロット全周(結果としてスロット数
に対して整数倍重)にわたって巻線を巻き回すことによ
り、スロット数は整流子片の数の1/整数倍となって実
質的に1本の電機子巻線を電機子鉄心のスロット全周に
わたって巻線を巻き回す1スロット−1セグメント方式
の巻線形態と同じになるため、1スロット−2Nセグメ
ント方式でも、請求項1で述べた1スロット−1セグメ
ント方式と同じように、例えば、電機子巻線の線径がφ
0.45mmの場合、電機子巻線を2重に巻回すことに
より、電機子巻線の線径がφ0.65mmの場合に電機
子巻線を1重に巻回すものと同等の断面積を得られるの
で、太線を巻いて得られる銅損改善の効果と同等のもの
を得ることができるという効果を奏する。また、電機子
巻線の線径がφ0.45mm以下であれば、細線である
ため整流子フック部の線間距離を安定して確保すること
ができ、ヒュージング不良や断線、フックの変形や巻線
加工劣化等、品質上の問題点を解決することができ、さ
らに細線を巻線するので巻線の剛性を弱くでき、その結
果、巻径を小さくすることが可能となるので、製造上の
不具合を改善できる、なお且つ、接続後の線間距離を目
視確認する必要がなくなり、工数削減による生産性向上
にもなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を表す整流子電動機
の巻線結線図である。
【図2】 この発明の実施の形態1を表す整流子電動機
の電機子整流子部上面図である。
【図3】 この発明の実施の形態1を表す整流子結線側
面図である。
【図4】 この発明の実施の形態1を表す整流子結線部
部分拡大図である。
【図5】 この発明の実施の形態2を表す界磁鉄心と電
機子鉄心を上から見た図である。
【図6】 この発明の実施の形態2を表す巻数比率とカ
ーボンブラシの寿命のグラフである。
【図7】 この発明の実施の形態2を表す整流子電動機
の側面図である。
【図8】 この発明の実施の形態3を表す電機子巻線の
巻線配置を示す結線図である。
【図9】 この発明の実施の形態3を表す位相角のズレ
とブラシの寿命のグラフである。
【図10】 この発明の実施の形態4を表す整流子電動
機の巻線結線図である。
【図11】 この発明の実施の形態4を表す整流子結線
部部分拡大図である。
【図12】 この発明の実施の形態5を表す整流子電動
機の巻線結線図である。
【図13】 この発明の実施の形態5を表す整流子結線
部部分拡大図である。
【図14】 この発明の実施の形態5を表す電機子整流
子部上面図である。
【図15】 この発明の実施の形態6を表す整流子電動
機の巻線結線図である。
【図16】 この発明の実施の形態6を表す整流子結線
部部分拡大図である。
【図17】 この発明の実施の形態7を表す整流子電動
機の巻線結線図である。
【図18】 この発明の実施の形態7を表す整流子結線
部部分拡大図である。
【図19】 この発明の実施の形態7を表す電機子整流
子部上面図である。
【図20】 この発明の実施の形態8を表す電機子整流
子部上面図である。
【図21】 この発明の実施の形態9を表す巻数比率と
寿命のグラフである。
【図22】 この発明の実施の形態9を表す巻数仕様と
入力のグラフである。
【図23】 この発明の実施の形態9を表す電機子巻線
が巻線された電機子鉄心スロット部の切断拡大図であ
る。
【図24】 この発明の実施の形態10を表す整流子電
動機の巻線結線図である。
【図25】 この発明の実施の形態10を表す整流子結
線部部分拡大図である。
【図26】 従来の整流子電動機の巻線結線図である。
【図27】 従来の整流子電動機の電機子側面図であ
る。
【図28】 従来の整流子電動機の電機子鉄心スロット
切断面図である。
【図29】 従来の整流子電動機の整流子結線部部分拡
大図である。
【図30】 従来の界磁鉄心と電機子鉄心を上から見た
図である。
【図31】 従来の整流子電動機の電機子整流子部上面
図である。
【図32】 従来の整流子電動機の電機子整流子部側面
図である。
【図33】 従来の整流子電動機の電機子整流子部下面
図である。
【図34】 図33の部分拡大図である。
【図35】 電機子巻線を行うフライヤー巻線機の巻線
投入部の図である。
【符号の説明】 1 電機子鉄心スロット、2 電機子巻線、3 整流子
片、5 整流子、7電機子鉄心、12 回転軸、13
界磁鉄心、14 界磁巻線、19 整流子電動機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾高 秀一 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 (72)発明者 新井 光男 埼玉県大里郡花園町大字小前田1728番地1 三菱電機ホーム機器株式会社内 Fターム(参考) 5H615 AA01 BB04 BB14 PP02 PP14 PP26 QQ19 SS11 SS33 5H623 AA01 BB07 HH02 JJ03 LL09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸と、回転軸に接続された複数個N
    のスロットを持つ電機子鉄心と、回転軸に接続され、電
    機子鉄心のスロットと同数の整流子片を有する整流子
    と、各対のスロット内に巻線された電機子巻線の終端を
    隣の対のスロット内に巻線された電機子巻線の始端と隣
    の整流子片に順次接続して形成された電機子コイルとで
    構成された整流子電動機において、 前記電機子コイルは、巻始めがそれぞれ対称位置にある
    各一対のスロットに対してそれぞれ少なくとも1回巻線
    された電機子巻線を各々隣りの整流子片に連続的に順次
    接続して、N/2個目の対スロットまで順次巻線し、そ
    のN/2個目の対スロット巻線後に、各々の電機子巻線
    をそれから更にN/2個目の対スロットまで順次巻線
    し、巻始めから数えてN+1個目の整流子片に電機子巻
    線の端末がそれぞれ接続されるように巻線して形成され
    ていることを特徴とする整流子電動機。
  2. 【請求項2】 上記整流子電動機において、電機子全導
    体数と界磁巻線数との比率が6以上となるよう設定した
    ことを特徴とする請求項第1項記載の整流子電動機。
  3. 【請求項3】 上記整流子電動機において、前記電機子
    巻線の中心と界磁極の中心との位相角度を10°〜30
    °の間になるよう設定したことを特徴とする請求項第1
    項記載の整流子電動機。
  4. 【請求項4】 回転軸と、回転軸に接続された複数N個
    のスロットを持つ電機子鉄心と、回転軸に接続され、電
    機子鉄心のスロットの数に対して2倍以上の整数倍の整
    流子片を有する整流子と、各対のスロット内にスロット
    数に対して整数倍の整流子片と同じ数だけ巻線された電
    機子巻線の終端を隣の対のスロット内に巻線された電機
    子巻線の始端と隣の整流子片に順次接続して形成された
    電機子コイルとで構成された整流子電動機において、 前記電機子コイルは、巻始めがそれぞれ対称位置にある
    各一対のスロットに対してそれぞれスロット数に対して
    整数倍の整流子片と同じ数だけ巻線された電機子巻線を
    各々隣りの整流子片に連続的に順次接続して、N/2個
    目の対スロットまで順次巻線し、N/2個目の対スロッ
    トまで順次巻線し、そのN/2個目の対スロット巻線後
    に、各々の電機子巻線をそれから更にN/2個目の対ス
    ロットまで順次巻線し、巻始めから数えてN+1個目の
    整流子片に電機子巻線の端末がそれぞれ接続されるよう
    に巻線して形成されていることを特徴とする整流子電動
    機。
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