JP2003102107A - 車両用変速制御装置 - Google Patents

車両用変速制御装置

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JP2003102107A
JP2003102107A JP2001289915A JP2001289915A JP2003102107A JP 2003102107 A JP2003102107 A JP 2003102107A JP 2001289915 A JP2001289915 A JP 2001289915A JP 2001289915 A JP2001289915 A JP 2001289915A JP 2003102107 A JP2003102107 A JP 2003102107A
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efficiency
power source
switching point
vehicle
engine
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JP2001289915A
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Atsushi Tabata
淳 田端
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Toyota Motor Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/40Application of hydrogen technology to transportation, e.g. using fuel cells

Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1動力源および第2動力源が効率の高い領
域で選択的に作動させられる車両用駆動制御装置を提供
する。 【解決手段】 動力源切換手段96は、エンジン(第1
動力源)10の効率、および燃料電池70とそれからの
電流が供給される第1モータジェネレータMG1(第2
動力源)の効率の少なくとも一方の変化たとえば経時的
変化に基づいてそれらエンジン10と燃料電池70およ
び第1モータジェネレータMG1とを切換ることにより
車両の走行に用いる動力源を選択するので、エンジン1
0と燃料電池70および第1モータジェネレータMG1
とのうちの効率の高い領域でそれぞれ選択的に作動させ
られることができ、車両の燃費などに関して走行性能が
高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1動力源および
第2動力源を選択的に用いて車両を駆動する車両用駆動
制御装置に関し、特に最適な燃費などを維持できるよう
にする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の一種に、エンジンのような第1動
力源と電気モータ或いはモータジェネレータのような第
2動力源とを備え、運転状態に応じて第1動力源と第2
動力源とを使い分けるようにしたハイブリッド車両があ
る。たとえば、特開平9−98516号公報に記載され
たものがそれである。これによれば、変速マップを用い
なくても、燃費特性、加速特性、その他のパタメータを
考慮しつつリアルタイムに自動変速機を制御できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンと
電気モータ(モータジェネレータ)のように複数の動力
源を備えた上記のようなハイブリッド車両においては、
第1動力源や第2動力源は、それらの効率のよい作動領
域が選択的に使用されるように予め設定された関係から
実際の車両状態に基づいて選択的に切換られる。たとえ
ば、実際の車両状態を表すすなわち車速およびエンジン
負荷を示す点が上記関係を示す切換線を横切ったときに
第1動力源および第2動力源が選択的に切換られる。し
かしながら、上記第1動力源および第2動力源の効率が
たとえば経時的原因などによって変化すると、必ずしも
効率のよい作動領域が用いられることが保証されなくな
ることから、車両の燃費などに関して走行性能が低下す
るという不都合が発生する可能性があった。
【0004】本発明は以上の事情を背景として為された
ものであり、その目的とするところは、第1動力源およ
び第2動力源が効率の高い領域で選択的に作動させられ
る車両用駆動制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための第1の手段】かかる目的を達成
するための第1発明の要旨とするところは、第1動力源
および第2動力源を選択的に用いて車両を駆動する車両
用駆動制御装置であって、前記第1動力源の効率と第2
動力源の効率とを比較してそれらの一方を選択するに際
して、その第1動力源の効率および第2動力源の効率の
少なくとも一方の変化に基づいて選択する動力源切換手
段を含むことにある。
【0006】
【第1発明の効果】このようにすれば、動力源切換手段
は、第1動力源の効率および第2動力源の効率の少なく
とも一方の変化たとえば経時的変化に基づいてそれら第
1動力源および第2動力源を切換ることにより車両の走
行に用いる動力源を選択するので、第1動力源および第
2動力源がそれらの効率の高い領域でそれぞれ作動させ
られることができ、車両の燃費などに関して走行性能が
高められる。
【0007】
【発明の他の態様】ここで、好適には、車両状態が予め
定められた最適切換点演算開始状態となったことに基づ
いて最適切換点の演算開始時期か否かを判定する演算開
始時期判定手段と、その演算開始時期判定手段によって
最適切換点演算開始時期となったと判定される毎に、前
記第1動力源の効率および第2動力源の効率の少なくと
も一方の変化に基づいて最適切換点を決定する最適切換
点決定手段とを含み、前記動力源切換手段は、その最適
切換点決定手段により決定された最適切換点を用いて前
記第1動力源および第2動力源の一方を選択する。この
ようにすれば、演算開始時期判定手段によって最適切換
点演算開始時期となったと判定される毎に、第1動力源
の効率および第2動力源の効率の少なくとも一方の変化
たとえば経時的変化に基づいて最適切換点が算出される
ので、リアルタイムで逐次算出する場合に比較して、高
速且つ高価なコンピュータを用いなくてもよい利点があ
る。
【0008】また、好適には、前記演算開始時期判定手
段は、前記車両の走行時間が予め設定された判定値に到
達したこと、車両の走行距離が予め設定された判定値に
到達したこと、車両の走行状態の変化があったこと、車
両の走行状態変化があったこと、前記車両のイグニショ
ンキーのオン操作からの経過時間が所定値となったこ
と、前記車両に搭載されたバッテリが交換されたこと、
前記車両のタイヤが交換されたことの少なくともいずれ
か1つの条件が成立したときに、前記最適切換点の演算
開始時期であると判定するものである。このようにすれ
ば、前記車両の走行時間が予め設定された判定値に到達
したこと、車両の走行距離が予め設定された判定値に到
達したこと、車両の走行状態の変化があったこと、車両
の走行状態変化があったこと、前記車両のイグニション
キーのオン操作からの経過時間が所定値となったこと、
前記車両に搭載されたバッテリが交換されたこと、前記
車両のタイヤが交換されたことのいずれか1つの条件が
成立する毎に、最適切換点決定手段により第1動力源の
効率および第2動力源の効率の少なくとも一方の変化た
とえば経時的変化に基づいて最適切換点が算出されるの
で、リアルタイムで逐次算出する場合に比較して、高速
あるいは高価なコンピュータを用いなくてもよい利点が
ある。
【0009】また、好適には、前記第1動力源の出力に
対する効率の変化を示す第1効率曲線と前記第2動力源
の出力に対する効率の変化を示す第2効率曲線とを含む
効率線図が計算済みであるか否かを判定する効率線図計
算済判定手段を含み、前記最適切換点決定手段は、その
効率線図計算済判定手段により効率線図が計算済みであ
ると判定された場合には、計算済みである既存の効率曲
線を最新のものとして決定するものである。このように
すれば、同様な演算が省略されて最適切換点の演算時間
が一層短縮される。
【0010】また、好適には、前記第1動力源の出力に
対する効率の変化を示す第1効率曲線と前記第2動力源
の出力に対する効率の変化を示す第2効率曲線とを含む
効率線図を、該第1動力源の効率および第2動力源の効
率の少なくとも一方の変化たとえば経時的変化に基づい
て補正する補正手段を含み、前記最適切換点決定手段
は、その補正手段により補正された効率線図の第1効率
曲線と第2効率曲線との交点を最適切換点として決定す
るものである。このようにすれば、第1動力源の効率お
よび第2動力源の効率の少なくとも一方の変化たとえば
経時的変化に基づいて効率線図が補正されるので、その
最適切換線図から決定される切換点が正確に得られる。
【0011】また、好適には、上記補正手段は、予め記
憶された関係から経過時間および/または温度に基づい
て前記第1動力源の効率或いは第2動力源の効率を補正
するものである。第1動力源がエンジン(内燃機関)で
ある場合には、補正手段は、そのエンジンの作動累積時
間、エンジンの冷却水温度、エンジンの作動開始からの
時間に基づいて第1動力源の効率を補正する。また、第
2動力源が電気モータである場合には、その温度に基づ
いて第2動力源の効率を補正する。
【0012】また、好適には、前記第1動力源の効率お
よび第2動力源の効率は、経済効率またはエネルギ効率
である。このようにすれば、第1動力源および第2動力
源がそれらの経済効率またはエネルギ効率の高い領域で
それぞれ作動させられることができる利点がある。
【0013】また、好適には、前記第1動力源は燃料の
燃焼によって作動させられるエンジンであり、前記第2
動力源は燃料電池およびそれから供給される電流によっ
て作動させられる電気モータである。このようにすれ
ば、エンジンと燃料電池およびそれから供給される電流
によって作動させられる電気モータとが、それらの効率
の高い領域で作動させられる。
【0014】
【課題を解決するための第2の手段】かかる目的を達成
するための第2発明の要旨とするところは、第1動力源
および第2動力源を選択的に用いて車両を駆動する車両
用駆動制御装置であって、(a) 前記第1動力源の効率関
連情報および第2動力源の効率関連情報に対応する複数
種類の最適切換点をそれぞれ有する複数種類の最適切換
点マップを記憶する最適切換点マップ記憶手段と、(b)
その最適切換点マップ記憶手段により記憶された複数種
類の最適切換点マップから実際の第1動力源の効率関連
情報および第2動力源の効率関連情報の少なくとも一方
の変化値に対応する最適切換点マップを選択する最適切
換点マップ選択手段と、(c) その最適切換点マップ選択
手段により選択された最適切換点マップから最適切換点
を決定する最適切換点決定手段と、(d) その最適切換点
決定手段により決定された最新の最適切換点を用いて前
記第1動力源および第2動力源の一方を選択する動力源
切換手段とを、含むことにある。
【0015】
【第2発明の効果】このようにすれば、予め記憶された
複数種類の最適切換点マップから実際の第1動力源の効
率関連情報および第2動力源の効率関連情報の少なくと
も一方の変化値たとえば経時的変化値に対応する最適切
換点マップが選択され、その選択された最適切換点マッ
プから決定された最新の最適切換点を用いて第1動力源
および第2動力源の一方が選択されることから、実際の
第1動力源の効率関連情報および第2動力源の効率関連
情報に基づいて最適切換点を得るための演算時間が短か
くてすむので、制御サイクル毎に実際の第1動力源の効
率関連情報および第2動力源の効率関連情報から第1動
力源の第1効率曲線と第2動力源の第2効率曲線を計算
してそれらの交点を最適切換点として決定する場合に比
較して、高速あるいは高価なコンピュータを用いなくて
もよい利点がある。
【0016】
【発明の他の態様】ここで、好適には、前記効率関連情
報は、前記第1動力源或いは第2動力源の温度、または
該第1動力源或いは第2動力源の始動開始からの時間で
ある。このようにすれば、第1動力源或いは第2動力源
の効率の変化に応じて動力源が選択される。
【0017】また、好適には、前記第1動力源の効率お
よび第2動力源の効率は、経済効率またはエネルギ効率
である。このようにすれば、第1動力源および第2動力
源のうちの経済効率またはエネルギ効率の高い方が選択
されるので、車両の経済効率またはエネルギ効率が高め
られる。
【0018】また、好適には、前記第1動力源は燃料の
燃焼によって作動させられるエンジンであり、前記第2
動力源は燃料電池およびその燃料電池から供給される電
流によって作動させられる電気モータである。このよう
にすれば、エンジンと燃料電池からの電流により作動さ
せられる電気モータとのうちで効率の高い方が選択され
るので、車両の効率が一層高められる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面に
基づいて詳細に説明する。
【0020】図1は、本発明の一実施例の制御装置が適
用された車両用動力伝達装置の構成を説明する骨子図で
ある。図において、第1動力源としてのエンジン10の
出力は、クラッチ12、トルクコンバータ14を介して
自動変速機16に入力され、図示しない差動歯車装置お
よび車軸を介して駆動輪へ伝達されるようになってい
る。上記クラッチ12とトルクコンバータ14との間に
は、電動モータおよび発電機として機能する第2動力源
としての第1モータジェネレータMG1が配設されてい
る。上記トルクコンバータ14は、クラッチ12に連結
されたポンプ翼車20と、自動変速機16の入力軸22
に連結されたタービン翼車24と、それらポンプ翼車2
0およびタービン翼車24の間を直結するためのロック
アップクラッチ26と、一方向クラッチ28によって一
方向の回転が阻止されているステータ翼車30とを備え
ている。
【0021】上記自動変速機16は、ハイおよびローの
2段の切り換えを行う第1変速機32と、後進変速段お
よび前進4段の切り換えが可能な第2変速機34とを備
えている。第1変速機32は、サンギヤS0、リングギ
ヤR0、およびキャリアK0に回転可能に支持されてそ
れらサンギヤS0およびリングギヤR0に噛み合わされ
ている遊星ギヤP0から成るHL遊星歯車装置36と、
サンギヤS0とキャリアK0との間に設けられたクラッ
チC0および一方向クラッチF0と、サンギヤS0およ
びハウジング38間に設けられたブレーキB0とを備え
ている。
【0022】第2変速機34は、サンギヤS1、リング
ギヤR1、およびキャリアK1に回転可能に支持されて
それらサンギヤS1およびリングギヤR1に噛み合わさ
れている遊星ギヤP1から成る第1遊星歯車装置40
と、サンギヤS2、リングギヤR2、およびキャリアK
2に回転可能に支持されてそれらサンギヤS2およびリ
ングギヤR2に噛み合わされている遊星ギヤP2から成
る第2遊星歯車装置42と、サンギヤS3、リングギヤ
R3、およびキャリアK3に回転可能に支持されてそれ
らサンギヤS3およびリングギヤR3に噛み合わされて
いる遊星ギヤP3から成る第3遊星歯車装置44とを備
えている。
【0023】上記サンギヤS1とサンギヤS2は互いに
一体的に連結され、リングギヤR1とキャリアK2とキ
ャリアK3とが一体的に連結され、そのキャリアK3は
出力軸46に連結されている。また、リングギヤR2が
サンギヤS3に一体的に連結されている。そして、リン
グギヤR2およびサンギヤS3と中間軸48との間にク
ラッチC1が設けられ、サンギヤS1およびサンギヤS
2と中間軸48との間にクラッチC2が設けられてい
る。また、サンギヤS1およびサンギヤS2の回転を止
めるためのバンド形式のブレーキB1がハウジング38
に設けられている。また、サンギヤS1およびサンギヤ
S2とハウジング38との間には、一方向クラッチF1
およびブレーキB2が直列に設けられている。この一方
向クラッチF1は、サンギヤS1およびサンギヤS2が
入力軸22と反対の方向へ逆回転しようとする際に係合
させられるように構成されている。
【0024】キャリアK1とハウジング38との間には
ブレーキB3が設けられており、リングギヤR3とハウ
ジング38との間には、ブレーキB4と一方向クラッチ
F2とが並列に設けられている。この一方向クラッチF
2は、リングギヤR3が逆回転しようとする際に係合さ
せられるように構成されている。
【0025】以上のように構成された自動変速機16で
は、例えば図2に示す作動表に従って後進1段および変
速比が順次異なる前進5段の変速段のいずれかに切り換
えられる。図2において「○」は係合状態を表し、空欄
は解放状態を表し、「◎」はエンジンブレーキのときの
係合状態を表し、「△」は動力伝達に関与しない係合を
表している。この図2から明らかなように、第2変速段
(2nd)から第3変速段(3rd)へのアップシフト
では、ブレーキB3を解放すると同時にブレーキB2を
係合させるクラッチツークラッチ変速が行われ、ブレー
キB3の解放過程で係合トルクを持たせる期間とブレー
キB2の係合過程で係合トルクを持たせる期間とがオー
バラップして設けられる。それ以外の変速は、1つのク
ラッチまたはブレーキの係合或いは解放作動だけで行わ
れるようになっている。上記クラッチおよびブレーキは
何れも油圧アクチュエータによって係合させられる油圧
式摩擦係合装置である。
【0026】前記エンジン10は、後述する過給機54
を備えているとともに、燃料消費を減少させるために、
燃料が筒内噴射されることにより軽負荷時においては空
燃比A/Fが理論空燃比よりも高い燃焼である希薄燃焼
が行われるリーンバーンエンジンである。このエンジン
10は、3気筒ずつから構成される左右1対のバンクを
備え、その1対のバンクは単独で或いは同時に作動させ
られるようになっている。すなわち、作動気筒数の変更
が可能となっている。
【0027】たとえば図3に示すように、上記エンジン
10の吸気配管50および排気管52には、排気タービ
ン式過給機(以下、過給機という)54が設けられてい
る。この過給機54は、排気管52内において排気の流
れにより回転駆動されるタービン翼車56と、エンジン
10への吸入空気を圧縮するために吸気配管50内に設
けられ且つタービン翼車56に連結されたポンプ翼車5
8とを備え、そのポンプ翼車58がタービン翼車56に
よって回転駆動されるようになっている。また排気管5
2内には、タービン翼車56が設けられた部分とは並列
に、吸気配管50内の過給圧Pa を調節するための排気
ウエイストゲート弁59を有するバイパス管61が設け
られている。
【0028】上記エンジン10の吸気配管50には、ス
ロットルアクチュエータ60によって操作されるスロッ
トル弁62とが設けられている。このスロットル弁62
は、基本的には図示しないアクセルペダルの操作量すな
わちアクセル開度θACC に対応する開度θTHとなるよう
に制御されるが、エンジン10の出力を調節するために
変速過渡時などの種々の車両状態に応じた開度となるよ
うに制御されるようになっている。
【0029】また、図3に示すように、前記第1モータ
ジェネレータMG1はエンジン10と自動変速機16と
の間に配置され、クラッチ12はエンジン10と第1モ
ータジェネレータMG1との間に配置されている。上記
自動変速機16の各油圧式摩擦係合装置およびロックア
ップクラッチ26は、電動油圧ポンプ64から発生する
油圧を元圧とする油圧制御回路66により制御されるよ
うになっている。また、エンジン10には第2モータジ
ェネレータMG2が作動的に連結されている。この第2
モータジェネレータMG2も第2動力源として機能する
ことができる。そして、第1モータジェネレータMG1
および第2モータジェネレータMG2の電源として機能
する燃料電池70および二次電池72と、それらから第
1モータジェネレータMG1および第2モータジェネレ
ータMG2へ供給される電流を制御したり或いは充電の
ために二次電池72へ供給される電流を制御するための
切換スイッチ74および76とが設けられている。この
切換スイッチ74および76は、スイッチ機能を有する
装置を示すものであって、たとえばインバータ機能など
を有する半導体スイッチング素子などから構成され得る
ものである。
【0030】図4は、電子制御装置80に入力される信
号およびその電子制御装置80から出力される信号を例
示している。たとえば、電子制御装置80には、アクセ
ルペダルの操作量であるアクセル開度θACC を表すアク
セル開度信号、スロットル弁62の開度θTHを表すスロ
ットル信号、自動変速機16の出力軸46の回転速度N
OUT に対応する車速信号、エンジン回転速度NE を表す
信号、吸気配管50内の過給圧Pa を表す信号、空燃比
A/Fを表す信号、シフトレバーの操作位置S H を表す
信号などが図示しないセンサから供給されている。ま
た、電子制御装置80からは、燃料噴射弁からエンジン
10の気筒内へ噴射される燃料の量を制御するための噴
射信号、自動変速機16のギヤ段を切り換えるために油
圧制御回路66内のシフト弁を駆動するシフトソレノイ
ドを制御する信号、ロックアップクラッチ26を開閉制
御するために油圧制御回路66内のロックアップコント
ロールソレノイドを制御する信号などが出力される。
【0031】上記電子制御装置80は、CPU、RO
M、RAM、入出力インターフェースなどから成る所謂
マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAM
の一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプ
ログラムに従って信号処理を行うことにより、自動変速
機16のギヤ段を自動的に切り換える変速制御や、ロッ
クアップクラッチ26の係合、解放、或いはスリップを
実行する制御を実行する。たとえば、上記変速制御で
は、予め求められた変速線図からアクセル開度θ
AC C (%)、吸入空気量Q/N、燃料噴射量、吸気管負
圧などの運転者の要求出力量と車速V(出力側回転速度
OUT に対応)とに基づいて変速判断を行い、その変速
判断に対応してギヤ段が得られるように油圧制御回路6
6内の電磁弁(シフトソレノイド)S1、S2、S3を
制御する。また、ロックアップクラッチ制御では、図示
しない予め求められた関係から実際の車両走行状態を表
す車速V(出力側回転速度NOUT に対応)および運転者
の要求出力量を表すアクセル開度θAC C に基づいて、係
合領域、解放領域、スリップ領域のいずれに属するかを
判定し、その判定された領域に対応する状態が得られる
ように油圧制御回路66内のロックアップコントロール
ソレノイドを制御してロックアップクラッチ26を係
合、解放、或いはスリップのいずれかの状態とする制御
を実行する。
【0032】図5は、上記電子制御装置80の制御機能
の要部すなわち最適変速線算出制御機能を説明する機能
ブロック線図である。
【0033】図5において、演算開始時期判定手段90
は、車両状態が予め定められた最適切換点演算開始状態
となったことに基づいて最適切換点の演算開始時期か否
かを判定する。エンジン10およびモータジェネレータ
MG1の切換制御精度が低下しない範囲で最適切換点の
演算周期が可及的に長くして演算負荷を軽減するため
に、演算開始時期判定手段90は、たとえば、エンジン
10の作動累積時間Hがたとえば500時間或いは10
00時間程度に予め設定された判定値HJに到達したこ
と、車両の累積走行距離Dがたとえば1乃至3万km程
度に予め設定された判定値DJに到達したこと、車両の
走行状態の変化があったこと、エンジンの作動開始から
の経過時間Ta が所定値Ta Jとなったこと、前記車両
のイグニションキーのオン操作からの経過時間Tb が所
定値Tb Jとなったこと、車両に搭載されたバッテリが
交換されたこと、車両のタイヤが交換されたことのいず
れかとなったときに、最適切換点の演算開始時期である
と判定する。
【0034】図6は、車両の動力源に求められる総負荷
(出力)(kw) を表す軸(横軸)と動力源の効率ηを表
す軸(縦軸)との二次元座標において、エンジン10の
負荷(出力)と効率との関係を示す第1効率曲線C
E と、燃料電池70からの電流により駆動されるときの
第1モータジェネレータMG1の負荷(出力)と効率と
の関係を示す第2効率曲線CM とが表示された効率線図
を示している。この効率線図において、第1効率曲線C
E と第2効率曲線CM との交点に対応する負荷が最適切
換点(図6のa,b,c)を示す。この最適切換点より
も低負荷側では第2動力源(電気モータ)として機能す
る第1モータジェネレータMG1の効率が高いことから
車両の動力源としてその第1モータジェネレータMG1
が選択されるが、その最適切換点よりも高負荷側では第
1動力源として機能するエンジン10の効率が高いこと
から車両の動力源としてそのエンジン10が選択され
る。すなわち、いずれか効率の高い方の動力源に車両の
原動機として切り換えられるようになっている。上記効
率は、エネルギ効率であってもよいが、各燃料の価格な
どを考慮した経済効率などの他の効率であってもよい。
上記効率線図において、第1効率曲線CE はエンジン1
0の実際の効率変化に応じてたとえば破線、実線、1点
鎖線に示すように変化させられ、同様に効率曲線CM
燃料電池70および第1モータジェネレータMG1の実
際の効率変化に応じてたとえば破線、実線、1点鎖線に
示すように変化させられるので、それらの交点である最
適切換点もたとえば図6のa,b,cに示すように変化
させられる。また、上記効率線図の基本値は、たとえば
電子制御装置80内のROM或いはRAMに対応する効
率記憶手段91において予め記憶されている。
【0035】補正手段92は、エンジン10の状態に基
づいて第1効率曲線CE と第2効率曲線CM との少なく
とも一方を補正して各効率線図の最適切換点を実際の効
率に則した値に修正し、切換精度を高める。たとえば、
補正手段92は、エンジン10についての効率の変化た
とえば経時的な変化、エンジン10の効率の始動直後の
変化、およびエンジン10の効率の冷却水温度による変
化などに応じて、上記第1効率曲線CE を補正するもの
である。エンジン10の変化たとえば経時的な効率変化
に応じて第1効率曲線CE を補正する場合には、たとえ
ば予め記憶された経時的なエンジン効率変化特性から実
際のエンジン10の作動累積時間Hに基づいてエンジン
10の効率を算出し、上記第1効率曲線CE を補正す
る。或いは、図7に示す予め記憶されたエンジン10の
燃料消費量特性からエンジン回転速度NE およびエンジ
ン出力トルクTE に基づいて実際の燃料消費量Fを求め
てエンジン10の効率を算出し、上記第1効率曲線CE
を補正する。図7において、(a) は所定のスロットル開
度においてエンジン10の出力トルクが大きい場合の特
性を示し、(b) は所定のスロットル開度においてエンジ
ン10の出力トルクが上記(a) よりもやや低くなった場
合の特性を示し、(c) は、作動累積時間Hが大きくなっ
たり、冷却水温が未だ低かったりしてエンジン10の出
力トルクが上記(b) よりも低く劣化した場合の特性を示
している。上記エンジン10の経時変化では、所定のス
ロットル開度におけるエンジン10の出力トルクすなわ
ち効率は、エンジン10の使用開始時点から所定時間ま
でしばらくは上昇し、その後には経過時間が増すにつれ
て低下するので、燃料消費量は使用開始時点から所定時
間までしばらくは低下し、その後には経過時間が増すに
つれて上昇低下する。
【0036】また、上記補正手段92は、たとえばエン
ジン10の始動時変化に応じて第1効率曲線CE を補正
する場合には、始動時の燃料噴射量の増量が徐々に基本
値へ減少させられて効率が高められることから、始動直
後の経過時間に伴って効率が上昇する予め記憶された関
係から実際の始動直後の経過時間に基づいて第1効率曲
線CE を補正する。始動直後には壁面付着を考慮して燃
料噴射量が増量させられるとともに時間経過に伴ってそ
れが減少させられるからである。また、たとえばエンジ
ン10の冷却水温度変化に応じて第1効率曲線CE を補
正する場合には、冷却水温度上昇に伴って効率が上昇す
る予め記憶された関係から実際の冷却水温度に基づいて
第1効率曲線CE を補正する。エンジン10の暖気に伴
ってその効率が上昇するからである。
【0037】さらに、上記補正手段92は、燃料電池7
0および第1モータジェネレータMG1についての効率
の変化たとえば経時的な変化、燃料電池70或いは第1
モータジェネレータMG1の温度による変化などに応じ
て効率が低下する予め記憶された関係から実際の燃料電
池70或いはおよび第1モータジェネレータMG1に基
づいて、第2効率曲線CM を補正する。特に、燃料電池
70の温度に対する効率の変化が大きい性質があること
から、その燃料電池70について補正することが重要で
ある。
【0038】最適切換点決定手段94は、演算開始時期
判定手段90によって最適切換切換点演算開始時期とな
ったと判定される毎に、上記補正手段92により補正さ
れた効率線図から最適切換点を決定する。すなわち、補
正後の効率線図において、第1効率曲線CE と第2効率
曲線CM との交点を求め、その交点に対応する負荷(出
力)値を最適切換点として決定する。なお、上記最適切
換点決定手段94は、上記のように決定された新たな最
適切換点(動力源切換点負荷)を決定して更新(変更)
する場合には、煩雑な切換(ハンチング)を避けるため
に、その更新によって動力源切換が発生しない状態で更
新する。図6のa,b,cは、破線に示す第2効率曲線
M が変化せず、エンジン10の効率を示す第2効率曲
線CM が1点鎖線、実線、破線に示すように増加した場
合に決定される切換点をそれぞれ示している。
【0039】そして、動力源切換制御手段96は、上記
最適切換点決定手段94により決定された最新の最適切
換点を用いて、車両の動力源に求められる実際の負荷と
その最適切換点とを比較し、実際の負荷がその最適切換
点を下まわる場合には燃料電池70からの電流供給によ
る作動させられる第1モータジェネレータMG1を車両
の動力源として選択する指令信号を出力するが、実際の
負荷がその最適切換点以上となる場合にはエンジン10
を車両の動力源として選択する指令信号を出力する。上
記車両の動力源に求められる実際の負荷は、たとえば運
転者から要求される要求トルクであり、たとえば予め記
憶された関係から実際のスロットル弁開度θTHおよび車
速V、ギヤ段などに基づいて算出される。作動エネルギ
供給制御手段98は、上記動力源切換制御手段96から
の指令に従って動力源が切換られるように、エンジン1
0への燃料供給を停止し且つ燃料電池70からの電流を
第1モータジェネレータMG1へ供給させたり、或いは
エンジン10への燃料を供給し且つ第1モータジェネレ
ータMG1へ供給される燃料電池70からの電流を停止
させる。
【0040】効率線図計算済判定手段100は、演算開
始時期判定手段90によって最適切換点演算開始時期と
なったと判定される毎に、前記最適切換点を決定するた
めの第1効率曲線CE および第2効率曲線CM の一部ま
たは全部が現在の車両状態下において計算済みであるか
否かを判定する。前記最適切換点決定手段94は、その
効率線図計算済判定手段100により第1効率曲線CE
および第2効率曲線C M の一部または全部が計算済みで
あると判定された場合には、その計算済みである第1効
率曲線CE および第2効率曲線CM の一部または全部で
ある既存の効率曲線をそのまま最新のものとして決定
し、最適切換点の決定のために用いるようにする。
【0041】図8は、電子制御装置80による制御作動
の要部すなわち最適変速線演算ルーチンを説明するフロ
ーチャートであり、数msec 乃至数十msec 程度の極め
て短い周期で繰り返し実行される。なお、上記変速制御
手段96は、よく知られたものであるので、その作動を
説明するフローチャートは省略されている。
【0042】図8において、前記演算開始時期判定手段
90および補正手段92に対応するステップ(以下、ス
テップを省略する)SB1では、第1動力源であるエン
ジン10の作動時間補正が成立したか否か、すなわちエ
ンジン10の作動累積時間Dが判定値DJに到達し、そ
のときのエンジン10の出力特性の経時変化に応じた第
1効率曲線CE の補正が完了したか否かが判断される。
このSB1の判断が肯定される場合は、前記最適切換点
決定手段94に対応するSB2において、上記補正後の
第1効率曲線CE と第2効率曲線CM との交点に基づい
て最適切換点が決定され、要求出力毎に最適切換点を記
憶させるための最適切換点マップに記憶される。そし
て、SB3において、その最適切換点マップから実際の
要求出力に対応する最適切換点が読み出されて使用され
る。
【0043】前記SB1の判断が否定される場合は、前
記演算開始時期判定手段90および補正手段92に対応
するSB4においてエンジン始動補正成立か否かが判断
される。すなわち、エンジン10の始動時には燃料の壁
面付着を考慮して燃料噴射量が増量されるとともにその
増量分が時間経過とともに逐次減少させられることか
ら、その燃料噴射量増量分に起因するエンジン10の出
力特性の変化に応じた第1効率曲線CE の補正が完了し
たか否かが判断される。このSB4の判断が否定される
場合は同様に前記演算開始時期判定手段90および補正
手段92に対応するSB5において、動力源温度補正成
立か否かが判断される。すなわち、エンジン10の冷却
水温の低下に起因するエンジン10の出力特性の変化に
応じた第1効率曲線CE の補正、および燃料電池70と
それからの電流が供給される第1モータジェネレータM
G1との温度上昇による出力低下に応じた第2効率曲線
Mの補正が完了したか否かが判断される。上記SB4
またはSB5の判断が肯定される場合は、前記効率線図
計算済判定手段100に対応するSB6において、最適
切換点を決定するための第1効率曲線CE および第2効
率曲線CM の一部または全部が既に計算済みのものと同
じであるか否かが判断される。このSB6の判断が否定
される場合は、前記最適切換点決定手段94に対応する
SB2以下において最適切換点が新たに決定され、最適
切換点マップに記憶される。しかし、このSB6の判断
が肯定される場合は、前記最適切換点決定手段94に対
応するSB7以下において、その計算済みである第1効
率曲線CE および第2効率曲線C M の一部または全部で
ある部分がそのまま最新のものとして決定され、最新の
最適切換点の決定のために用いられる。前記SB4およ
びSB5の判断がいずれも否定される場合は、エンジン
10、燃料電池70、それからの電流が供給される第1
モータジェネレータMG1の安定状態にあるので、SB
8において、現在の第1効率曲線CE および第2効率曲
線CM すなわちそれらの交点である最適切換点が動力源
の切換制御にそのまま継続的に用いられる。
【0044】上述のように、本実施例によれば、動力源
切換手段96(SB3)は、エンジン(第1動力源)1
0の効率、および燃料電池70とそれからの電流が供給
される第1モータジェネレータMG1(第2動力源)の
効率の少なくとも一方の変化たとえば経時的変化に基づ
いてそれらエンジン10と燃料電池70および第1モー
タジェネレータMG1とを切換ることにより車両の走行
に用いる動力源を選択するので、エンジン10と燃料電
池70および第1モータジェネレータMG1とのうちの
効率の高い領域でそれぞれ選択的に作動させられること
ができ、車両の燃費などに関して走行性能が高められ
る。
【0045】また、本実施例においては、車両状態が予
め定められた最適切換点演算開始状態となったことに基
づいて最適切換点の演算開始時期か否かを判定する演算
開始時期判定手段90と、その演算開始時期判定手段9
0によって最適切換点演算開始時期となったと判定され
る毎に、エンジン(第1動力源)10の効率と燃料電池
70およびそれからの電流が供給される第1モータジェ
ネレータMG1(第2動力源)の効率との少なくとも一
方の変化たとえば経時的変化に基づいて最適切換点を決
定する最適切換点決定手段94とを含み、前記動力源切
換手段96は、その最適切換点決定手段94により決定
された最適切換点を用いてエンジン(第1動力源)10
と燃料電池70およびそれからの電流が供給される第1
モータジェネレータMG1との一方を選択することか
ら、最適切換点がリアルタイムで逐次算出する場合に比
較して、高速あるいは高価なコンピュータを用いなくて
もよく、それほど高性能ではない安価なコンピュータを
電子制御装置(演算制御装置)80として用いることが
できる。
【0046】また、本実施例によれば、演算開始時期判
定手段90は、エンジン10の作動累積時間Hが予め設
定された判定値HJに到達したこと、車両の走行距離D
が予め設定された判定値DJに到達したこと、車両の走
行状態の変化があったこと、エンジン10の作動開始か
らの時間が所定値となったこと、車両のイグニションキ
ーのオン操作からの経過時間が所定値となったこと、車
両に搭載されたバッテリが交換されたこと、車両のタイ
ヤが交換されたことのいずれかとなったときに、最適切
換点の演算開始時期であると判定するものであることか
ら、エンジン10の作動累積時間Hがが予め設定された
判定値HJに到達したこと、車両の走行距離Dが予め設
定された判定値DJに到達したこと、車両の走行状態の
変化があったこと、エンジン10の作動開始からの時間
が所定値となったこと、車両のイグニションキーのオン
操作からの経過時間が所定値となったこと、車両に搭載
されたバッテリが交換されたこと、車両のタイヤが交換
されたことのいずれかとなる毎に、最適切換点決定手段
94によりエンジン(第1動力源)10の効率と燃料電
池70およびそれからの電流が供給される第1モータジ
ェネレータMG1(第2動力源)の効率との少なくとも
一方の変化たとえば経時的変化に基づいて最適切換点が
算出されるので、リアルタイムで逐次算出する場合に比
較して、高速且つ高価なコンピュータを用いなくてもよ
く、比較的低速で安価なコンピュータを電子制御装置
(演算制御装置)80として用いることができる。
【0047】また、本実施例によれば、エンジン(第1
動力源)10の出力に対する効率の変化を示す第1効率
曲線CE と燃料電池70およびそれからの電流が供給さ
れる第1モータジェネレータMG1(第2動力源)の出
力に対する効率の変化を示す第2効率曲線CM とを含む
効率線図が計算済みであるか否かを判定する効率線図計
算済判定手段100を含み、前記最適切換点決定手段9
4(SB3)は、その効率線図計算済判定手段102に
より効率線図が計算済みであると判定された場合には、
計算済みである既存の効率曲線を最新のものとして決定
するものであるので、同様な演算が省略されて最適切換
点の演算時間が一層短縮される。
【0048】また、本実施例によれば、エンジン(第1
動力源)10の出力に対する効率の変化を示す第1効率
曲線CE と燃料電池70およびそれからの電流が供給さ
れる第1モータジェネレータMG1(第2動力源)の出
力に対する効率の変化を示す第2効率曲線CM とを含む
効率線図を、それらの効率の少なくとも一方の変化たと
えば経時的変化に基づいて補正する補正手段92を含
み、最適切換点決定手段94は、その補正手段92によ
り補正された効率線図の第1効率曲線CE と第2効率曲
線CM との交点を最適切換点として決定するものである
ので、効率線図から決定される切換点が正確に得られ
る。
【0049】また、本実施例では、上記補正手段92
は、予め記憶された関係から経過時間および/または温
度に基づいてエンジン(第1動力源)10の出力に対す
る効率と、燃料電池70およびそれからの電流が供給さ
れる第1モータジェネレータMG1(第2動力源)の効
率とを補正するものである。上記エンジン10の場合に
は、上記経過時間としてエンジン10の作動累積時間
H、或いはエンジン10の作動開始直後における作動開
始点からの時間が用いられる。上記温度としてエンジン
10の冷却水温度が用いられる。また、燃料電池70お
よびそれからの電流が供給される第1モータジェネレー
タMG1の場合には、上記温度として、燃料電池70の
温度或いは第1モータジェネレータMG1の温度が用い
られる。このようにすれば、エンジン10と燃料電池7
0およびそれから供給される電流によって作動させられ
る第1モータジェネレータMG1とが、それらの効率の
高い領域で正確に作動させられる。
【0050】次に本発明の他の実施例を説明する。な
お、以下の説明において、前述の実施例と共通する部分
には同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】前述の実施例の最適切換点決定手段94
は、演算開始時期判定手段90によって最適切換点演算
開始時期となったと判定される毎に、上記補正手段92
により補正された効率線図から最適切換点を算出するも
のであったが、たとえば図9に示すように、第1動力源
として機能するエンジン10の出力に対する効率または
それに関連するパラメータを表す第1効率関連情報と、
第2動力源として機能する燃料電池70およびモータジ
ェネレータMG1の出力に対する効率またはそれに関連
するパラメータを表す第2効率関連情報と、最適切換点
との関係を示す最適切換点マップを、その第1効率関連
情報(エンジン10の作動累積時間H、エンジン10の
作動開始直後における作動開始点からの時間、および/
またはエンジン10の冷却水温度)と第2効率関連情報
(燃料電池70および/またはモータジェネレータMG
1の温度)との組合わせ毎に複数種類記憶する最適切換
点マップ記憶手段102と、その最適切換点マップ記憶
手段102により記憶された複数種類の最適切換点マッ
プからそのときに実際に用いる第1効率関連情報および
第2効率関連情報に対応する最適切換点マップを選択す
る最適切換点マップ選択手段104と、その最適切換点
マップ選択手段104により選択された最適切換点マッ
プから実際に用いる第1効率関連情報および第2効率関
連情報に基づいて最適切換点を決定する最適切換点決定
手段106とを設け、動力源切換手段96によりその最
適切換点決定手段106により決定された最新の最適切
換点と実際の車両の要求出力との対比に基づいて動力源
の切換を実行するようにしてもよい。図10は、上記最
適切換点マップの一例を示している。
【0052】本実施例によれば、最適切換点マップ記憶
手段102により記憶された複数種類の最適切換点マッ
プから実際の第1効率関連情報および第2効率関連情報
に対応する最適切換点マップが選択され、その最適切換
点マップから最適切換点が決定され、その決定された最
新の最適切換点を用いて動力源の切換が実行されること
から、実際の効率の変化状態に対応する最適切換点を得
るための演算時間が短くてすむので、制御サイクル毎に
効率線図から最適切換点が逐次演算される場合に比較し
て、それほど高性能ではない安価な演算制御装置を用い
ることができる。また、エンジン10の出力の経時的変
化、エンジン10の出力の始動経過時間による変化、或
いはエンジン10の出力の冷却水温度による変化などの
エンジン状態に応じた最適切換点が得られ、それに基づ
く動力源の切換制御によって良好な燃費が得られる。
【0053】また、本実施例においても、上記最適切換
点決定手段106は、新たな最適切換点を決定して更新
(変更)する場合には、その更新によって動力源の切換
が発生しない状態(期間)において更新するので、頻繁
な切換が好適に回避される。
【0054】図11は、上記図9の機能ブロック線図に
用いられる最適切換点マップの他の例を示している。こ
の場合の最適切換点は、スロットル開度θTHを表す軸と
車速Vを表す軸との二次元座標において、モータ(第1
モータジェネレータMG1)作動領域(MG1)とエン
ジン作動領域との境界線Kが設けられており、上記スロ
ットル開度θTHおよび車速Vにより表される車両状態が
その境界線Kを横切るときにエンジン(第1動力源)と
燃料電池70からの電流供給により作動する第1モータ
ジェネレータMG1(第2動力源)とが相互に切換えら
れる。上記境界線Kは最適切換線に対応するものであ
り、最適切換点の連なりから構成される。この最適切換
点マップは、たとえば図11の(a) 、(b) 、(c) などに
示すように、第1効率関連情報(エンジン10の作動累
積時間H、エンジン10の作動開始直後における作動開
始点からの時間、および/またはエンジン10の冷却水
温度)と第2効率関連情報(燃料電池70および/また
はモータジェネレータMG1の温度)との組合わせ毎に
複数種類予め記憶され、実際に用いる第1効率関連情報
および第2効率関連情報に対応する最適切換点マップが
選択され、選択された最適切換点マップの最適切換線か
ら実際の車速Vおよびスロットル弁開度θTHに基づいて
切換判断が行われる。
【0055】本実施例においても、実際の効率の変化状
態に対応する最適切換点を得るための演算時間が短くて
すむので、制御サイクル毎に効率線図から最適切換点が
逐次演算される場合に比較して、それほど高性能ではな
い安価な演算制御装置を用いることができる。また、エ
ンジン10の出力の経時的変化、エンジン10の出力の
始動経過時間による変化、或いはエンジン10の出力の
冷却水温度による変化などのエンジン状態に応じた最適
切換点が得られ、それに基づく動力源の切換制御によっ
て良好な燃費が得られる。
【0056】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明したが、本発明はその他の態様においても適用され
る。
【0057】たとえば、前述の実施例では、複数組の遊
星歯車装置40、42、44から成る自動変速機16が
用いられていたが、油圧アクチュエータにより駆動され
るシフトフォークによってギヤ段が変更される平行2軸
式常時噛み合い型変速機や、有効径が可変の一対の可変
プーリに伝動ベルトが巻き掛けられたベルト式無段変速
機であってもよい。
【0058】また、前述の図8におけるSB1、SB
2、SB3は、演算開始時期判定手段90および補正手
段92を兼ねていたが、それら演算開始時期判定手段9
0および補正手段92に対応するステップが独立に設け
られていてもよい。
【0059】また、前述の実施例では、第1効率曲線C
E および第2効率曲線CM に基づいて、或いはエンジン
10の効率変化(第1効率関連情報の変化)と燃料電池
70およびそれにより駆動される第1モータジェネレー
タMG1の効率変化(第2効率関連情報の変化)とに基
づいて最適切換点が決定されていたが、第1効率曲線C
E または第2効率曲線CM に基づいて、或いはエンジン
10の効率変化(第1効率関連情報の変化)と燃料電池
70およびそれにより駆動される第1モータジェネレー
タMG1の効率変化(第2効率関連情報の変化)との一
方に基づいて最適切換点が決定されるようにしてもよ
い。このようにすれば、特に変化が大きい側効率変化値
に基づいて最適切換点が決定されることにより、一応の
効果が得られる。
【0060】また、前述の実施例では、第2効率関連情
報の変化として、燃料電池70およびそれにより駆動さ
れる第1モータジェネレータMG1の効率変化値が用い
られていたが、たとえば燃料電池70および第1モータ
ジェネレータMG1の一方の効率変化が用いられてもよ
い。
【0061】その他、一々例示はしないが、本発明は当
業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の制御装置によって動力源が
切換られる車両用駆動装置の構成を説明する骨子図であ
る。
【図2】図1の自動変速機における、複数の油圧式摩擦
係合装置の作動の組合わせとそれにより成立するギヤ段
との関係を示す図表である。
【図3】図1のエンジンおよびモータジェネレータを動
力源とする車両の駆動系の要部を説明する図である。
【図4】図1の車両に設けられた電子制御装置の入出力
信号を説明する図である。
【図5】図4の電子制御装置の制御機能の要部を説明す
る機能ブロック線図である。
【図6】動力源の総負荷(出力)を表す軸とその動力源
の効率を表す軸との二次元座標において、第1動力源の
負荷に対する効率特性を表す第1効率曲線および第2動
力源の負荷に対する効率特性を表す第2効率曲線を含む
効率線図を示す図である。
【図7】予め記憶されたエンジン出力特性を示す図であ
って、(a) は所定スロットル開度においてエンジン出力
トルクが未だ低下していない場合、(b) はエンジン出力
トルクが少々低下した場合、(c) はエンジン出力が低下
した場合を示している。
【図8】図4の変速用電子制御装置による制御作動の要
部すなわち最適変速線演算制御作動を説明するフローチ
ャートである。
【図9】本発明の他の実施例における電子制御装置の制
御機能の要部を説明する機能ブロック線図であり、図5
に相当する図である。
【図10】本発明の他の実施例において図9とは異なる
最適切換点マップを示す図であって、第1効率関連情報
(エンジン10の作動累積時間H、エンジン10の作動
開始直後における作動開始点からの時間、および/また
はエンジン10の冷却水温度)と第2効率関連情報(燃
料電池70および/またはモータジェネレータMG1の
温度)との組合わせ毎に用意された複数種類の最適切換
点マップ例を示している。
【図11】本発明の他の実施例において図9とは異なる
最適切換点マップを示す図であって、(a) 乃至(c) は、
第1効率関連情報(エンジン10の作動累積時間H、エ
ンジン10の作動開始直後における作動開始点からの時
間、および/またはエンジン10の冷却水温度)と第2
効率関連情報(燃料電池70および/またはモータジェ
ネレータMG1の温度)との組合わせ毎に用意された複
数種類の最適切換点マップ例を示している。
【符号の説明】
10:エンジン(第1動力源) 70:燃料電池、MG1:第1モータジェネレータ(第
2動力源) 90:演算開始時期判定手段 92:補正手段 94:最適切換点決定手段 96:動力源切換制御手段 100:効率線図計算済判定手段 102:最適切換点マップ記憶手段 104:最適切換点マップ選択手段 106:最適切換点決定手段
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Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1動力源および第2動力源を選択的に
    用いて車両を駆動する車両用駆動制御装置であって、 前記第1動力源の効率と第2動力源の効率とを比較して
    それらの一方を選択するに際して、該第1動力源の効率
    および第2動力源の効率の少なくとも一方の変化に基づ
    いて選択する動力源切換手段を含むことを特徴とする車
    両用駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 車両状態が予め定められた最適切換点演
    算開始状態となったことに基づいて最適切換点の演算開
    始時期か否かを判定する演算開始時期判定手段と、 該演算開始時期判定手段によって最適切換点演算開始時
    期となったと判定される毎に、前記第1動力源の効率お
    よび第2動力源の効率の少なくとも一方の変化に基づい
    て最適切換点を決定する最適切換点決定手段とを含み、 前記動力源切換手段は、該最適切換点決定手段により決
    定された最新の最適切換点を用いて前記第1動力源およ
    び第2動力源の一方を選択するものである請求項1の車
    両用駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記演算開始時期判定手段は、前記車両
    の走行時間が予め設定された判定値に到達したこと、車
    両の走行距離が予め設定された判定値に到達したこと、
    車両の走行状態の変化があったこと、車両の走行状態変
    化があったこと、前記車両のイグニションキーのオン操
    作からの経過時間が所定値となったこと、前記車両に搭
    載されたバッテリが交換されたこと、前記車両のタイヤ
    が交換されたことの少なくともいずれか1つの条件が成
    立したときに、前記最適切換点の演算開始時期であると
    判定するものである請求項1の車両用駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1動力源の出力に対する効率の変
    化を示す第1効率曲線と前記第2動力源の出力に対する
    効率の変化を示す第2効率曲線とを含む効率線図が計算
    済みであるか否かを判定する効率曲線計算済判定手段を
    含み、 前記最適切換点決定手段は、該効率曲線計算済判定手段
    により効率線図が計算済みであると判定された場合に
    は、計算済みである既存の効率曲線を最新のものとして
    決定するものである請求項1の車両用駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記第1動力源の出力に対する効率の変
    化を示す第1効率曲線と前記第2動力源の出力に対する
    効率の変化を示す第2効率曲線とを含む効率線図を、該
    第1動力源の効率および第2動力源の効率の少なくとも
    一方の変化に基づいて補正する補正手段を含み、 前記最適切換点決定手段は、該補正手段により補正され
    た効率線図の第1効率曲線と第2効率曲線との交点を最
    適切換点として決定するものである請求項1の車両用駆
    動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記第1動力源の効率および第2動力源
    の効率は、経済効率またはエネルギ効率である請求項1
    の車両用駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 前記第1動力源は燃料の燃焼によって作
    動させられるエンジンであり、前記第2動力源は燃料電
    池および該燃料電池から供給される電流によって作動さ
    せられる電気モータである請求項1の車両用駆動制御装
    置。
  8. 【請求項8】第1動力源および第2動力源を選択的に用
    いて車両を駆動する車両用駆動制御装置であって、 前記第1動力源の効率関連情報および第2動力源の効率
    関連情報に対応する複数種類の最適切換点をそれぞれ有
    する複数種類の最適切換点マップを記憶する最適切換点
    マップ記憶手段と、 該最適切換点マップ記憶手段により記憶された複数種類
    の最適切換点マップから実際の第1動力源の効率関連情
    報および第2動力源の効率関連情報の少なくとも一方の
    変化値に対応する最適切換点マップを選択する最適切換
    点マップ選択手段と、 該最適切換点マップ選択手段により選択された最適切換
    点マップから最適切換点を決定する最適切換点決定手段
    と、 該最適切換点決定手段により決定された最新の最適切換
    点を用いて前記第1動力源および第2動力源の一方を選
    択する動力源切換手段とを、含むことを特徴とする車両
    用駆動制御装置。
  9. 【請求項9】 前記効率関連情報は、前記第1動力源或
    いは第2動力源の温度、または該第1動力源或いは第2
    動力源の始動開始からの時間である請求項8の車両用変
    速制御装置。
  10. 【請求項10】 前記第1動力源の効率および第2動力
    源の効率は、経済効率またはエネルギ効率である請求項
    8の車両用駆動制御装置。
  11. 【請求項11】 前記第1動力源は燃料の燃焼によって
    作動させられるエンジンであり、前記第2動力源は燃料
    電池および該燃料電池から供給される電流によって作動
    させられる電気モータである請求項8の車両用駆動制御
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011006065A (ja) * 2010-08-11 2011-01-13 Toyota Motor Corp 車両用動力伝達装置の制御装置

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