JP2003102020A - 撮像装置、撮影画像生成方法、プログラムおよび記憶媒体 - Google Patents
撮像装置、撮影画像生成方法、プログラムおよび記憶媒体Info
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Abstract
許容範囲から著しく乖離することを防止する撮像装置を
提供する。 【解決手段】 ストロボ連写撮影時、1枚目の撮影で
は、フラグtflagはfalseであるので、フラグ
tflagをtrueとし(S106)、ストロボの発
光量を取得し(S107)、ストロボ補正係数を算出し
(S108)、WBgainを算出する(S109)。
算出したWBgainを記憶し(S110)、ホワイト
バランス補正を行う(S111)。ストロボ連写撮影
中、発光状態に変化が無い場合、最初に計算してスタッ
クしておいたWBgainを、後の撮影コマに適用する
が、連写中の任意のコマで、不充完によりストロボが発
光せず、撮影コマの前後で明らかに撮影状態が異なる場
合、使用しているWBgainのロックを解除し、新た
に計算する制御を行う。
Description
サから得られる測定データ、撮像手段の出力である画像
信号から検出される測色データ等を基に、補正データを
算出してホワイトバランス補正を行う撮像装置、撮影画
像生成方法、プログラムおよび記憶媒体に関する。
段によって光電変換された電気信号を処理し、その結
果、画像情報を電気(磁気)情報として外部記録メディ
ア(メモリカード、ハードディスク等)に記録してい
た。この電気信号の処理では、従来の銀塩カメラにおい
てフィルムに焼き付けることにより撮影していた場合と
異なり、画像を位置情報として処理することにより、撮
影後に電気信号として画像情報を再生することができ
る。
する画素欠陥の補正やシェーディング補正などの補正処
理、色再現のための色処理などを行う必要がある。色処
理には、撮像素子の配列からRGB信号を抽出して再生
するインタポレーション、ホワイトバランスや色補正処
理、ガンマ補正の他、撮影時の条件やこれらの処理に起
因する偽色の抑圧処理などが含まれる。
する場合、カメラ本体内で色処理を行う必要は無いが、
近年、積極的に採用されているJPEG等の非可逆画像
圧縮を用いて撮影画像のフィルム生成を行うカメラで
は、その本体内における色処理は必須である。
するLCD等の撮影画像確認用表示部に表示されるサム
ネイル画像には、色処理が施されている。つまり、ra
wデータの撮影においても、色処理はユーザの撮影画像
確認の指標として重要な役割を果たしている。
イトバランスの補正処理は、色再現における重要なファ
クタとして存在する。ホワイトバランスは、人間の記憶
色を忠実に再現するものであり、撮影時の外光に左右さ
れないように、そのときの白基準の色温度にゲイン補正
をかける処理である。従来、デジタルスチルカメラにお
ける多くの撮影では、機器制御に任せるオートホワイト
バランス方式が採用されている。
て、外測センサ方式、TTL(Through The
Lens)方式、ハイブリッド方式が知られている。
外測センサ方式は、外光の色を測定して得られるデータ
を用いてホワイトバランスの補正を行うものである。T
TL方式は、撮像センサの出力信号から外光の色を算出
し、そのデータを用いてホワイトバランスの補正を行う
ものである。また、ハイブリッド方式は、外測センサ方
式とTTL方式の両方を用いた方式である。
バランス補正を行う従来のデジタルスチルカメラの構成
を示すブロック図である。図において、401は撮像素
子としてのCCDである。CCD401から出力される
電気信号を処理し、デジタル化された画像データはメモ
リ402に一時的に格納される。画像データは画像信号
処理部407に転送されると、画像データに対して補正
処理、色処理等が行われる。
イトバランスゲイン算出部404に転送されると、ホワ
イトバランスのゲイン値が得られる。一方、測色センサ
を用いる場合、測色センサ403からの出力信号は外測
センサ方式によるホワイトバランスゲイン算出部405
に転送されると、ホワイトバランスのゲイン値が得られ
る。いずれの方式を用いるかは、カメラシステムまたは
ユーザ自身の判断に委ねられ、どのように制御されても
よい。
04、405からの出力信号は、ホワイトバランス制御
部406に転送され、実際にホワイトバランス補正に用
いられる係数(パラメータ)を決定するファクタとな
る。この係数は画像信号処理部407に転送されると、
ホワイトバランス補正演算が行われる。
は、これらのデジタル信号処理部とともに、重要な構成
要素であるカメラ機構部およびカメラ制御部が存在す
る。408はストロボ装置であり、その制御情報は、カ
メラ部制御部410に伝達される。409は測光部であ
り、その出力情報はカメラ部制御部410に伝達され
る。これらの情報は、撮影情報の一部である。また、カ
メラ部制御部410は撮影に関する多くの情報を把握し
て制御する。
連写撮影を行っている最中であることを検出(認識)す
る。尚、カメラ部制御部410自身が連写状態検出部を
兼ねても差し支えない。ここで、連写状態の検出は、シ
ャッタボタンS1、S2(図示せず)の状態とメモリ4
02の残量により決定される。
された連写撮影処理手順を示すフローチャートである。
この処理は、連続撮影処理(連写)におけるホワイトバ
ランスゲインの設定する処理を示す。まず、フラグsf
lagを真(true)に初期化する(ステップS30
1)。初期処理では、フラグsflagは固定である。
このフラグsflagは、一般処理(2回目移行の処
理)と初期処理を同じ回路で実現するために設けられて
おり、最初のコマ撮影時にtrueにセットされる。
尚、初期処理の方法には拘わらない。
rue)にセットされると、1枚撮影を行う(ステップ
S302)。1枚目は参照するホワイトバランスが無い
ので、新たに算出する必要がある。
を判別する(ステップS303)。フラグsflagが
trueである場合、フラグsflagを偽(fals
e)にセットし(ステップS304)、従来のアルゴリ
ズムによるホワイトバランス補正値(以下、WBgai
nという)の算出を行う(ステップS305)。WBg
ainを連写処理で使用するために、一時的に格納する
(ステップS306)。
ランス補正を行う(ステップS307)。この後、連写
状態検出部411により連写撮影終了であるか否かを判
別し(ステップS308)、連写撮影続行中である場
合、ステップS302の処理に戻る。
3では、既にフラグsflagがfalseであるの
で、これ以降に継続する連写では、コマ毎にWBgai
n算出処理を行わず、ステップS306で格納しておい
たホワイトバランスゲイン(WBgain)を呼び出し
(ステップS309)、ステップS307でホワイトバ
ランスの補正演算を行う。これらの処理を、ステップS
308で連写撮影終了と判別されるまで繰り返す。
毎にWBgainを算出するのではなく、連写の最初の
コマで算出した値を他の連続コマにも適用することで、
ホワイトバランス制御を簡単に行っていた。すなわち、
従来では、連写時におけるWBgainを固定させるこ
とにより、リソースの負荷を軽減し、不必要な制御が省
略されていた。
ホワイトバランス制御では、以下に掲げる問題があり、
その改善が要望された。すなわち、従来では、連写時に
WB設定はロックされており、連写時に撮影状態が変化
すると、連写中の画像出力同士で著しくホワイトバラン
スが乖離することになる。ここで、連写中の撮影状態が
変化する場合として、例えば、ストロボ発光連写中、ス
トロボが不充完により発光しない場合と、ストロボが充
完により発光する場合とで、その切り替わりにより撮影
光源が変わる場合が挙げられる。また、BV値(測光
値)の変化は、被写情報の変化を示し、前記TTL方式
でのホワイトバランスアルゴリズムに使用される白基準
が変化することを示す。これら、撮影状態の変化に追従
したホワイトバランス処理が必要である。
の最終形態であるJPEGファイル等を生成する際、そ
の作品の出来具合いを大きく左右するばかりでなく、ユ
ーザに対して撮影後確認用LCDに表示されるサムネイ
ル画像に与える影響も大きい。
イトバランスが所望の許容範囲から著しく乖離すること
を防止する撮像装置、撮影画像生成方法、プログラムお
よび記憶媒体を提供することを目的とする。
に、本発明の撮像装置は、連写時、撮影に係わるパラメ
ータの値を算出する算出手段を備え、算出したパラメー
タの値を用いて撮影画像を生成する撮像装置において、
前記連写中、撮影状態を監視する状態監視手段と、前記
監視の結果、前記撮影状態が変化した場合、それまで固
定されていた前記パラメータの値を解除し、新たに算出
されたパラメータの値に更新する更新手段とを備えたこ
とを特徴とする。
影に係わるパラメータの値を算出し、算出したパラメー
タの値を用いて撮影画像を生成する撮影画像生成方法に
おいて、前記連写中、撮影状態を監視する工程と、前記
監視の結果、前記撮影状態が変化した場合、それまで固
定されていた前記パラメータの値を解除し、新たに算出
されたパラメータの値に更新する工程とを有することを
特徴とする。
方法、プログラムおよび記憶媒体の実施の形態ついて、
図面を参照しながら説明する。本実施形態の撮像装置は
デジタルスチルカメラに適用される。従来のデジタルス
チルカメラでは、連写時にホワイトバランス値(WB)
の設定はロックされていたが、本実施形態のデジタルス
チルカメラでは、連写時に撮影状態が変化した場合、連
写中の画像出力同士で著しくホワイトバランスが乖離し
ないようにする。
連写中、ストロボが充完により発光する状態から不充完
により停止する状態に、あるいはその逆の状態に切り替
わる際の、撮影状態の変化に応じた制御を示す。
ド方式を用いてホワイトバランス補正を行うデジタルス
チルカメラの構成を示すブロック図である。図におい
て、1は撮像素子としてのCCDである。CCD1から
出力される電気信号を処理し、デジタル化された画像デ
ータはメモリ2に一時的に格納される。画像データは画
像信号処理部7に転送されると、画像データに対して補
正処理、色処理等が行われる。
イトバランスゲイン算出部4に転送されると、ホワイト
バランスゲインの値が得られる。一方、測色センサを用
いる場合、測色センサ3からの出力信号は外測センサ方
式によるホワイトバランスゲイン算出部5に転送される
と、ホワイトバランスゲインの値が得られる。いずれの
方式を用いるかは、カメラシステムまたはユーザ自身の
判断に委ねられ、どのように制御されてもよい。
4、5からの出力信号は、ホワイトバランス制御部24
に転送され、実際にホワイトバランス補正に用いられる
係数(パラメータ)を決定するファクタとなる。この係
数は画像信号処理部7に転送されると、画像信号処理部
7においてホワイトバランス補正演算が行われる。
れらのデジタル信号処理部とともに、重要な構成要素で
あるカメラ機構部およびカメラ制御部が存在する。8は
ストロボ装置であり、その制御情報は、カメラ部制御部
10に伝達される。9は測光部であり、その出力情報は
カメラ部制御部10に伝達される。これらの情報は、撮
影情報の一部である。また、カメラ部制御部10は、撮
影に関する多くの情報を把握し、制御する。
写撮影を行っている最中であることを検出(認識)す
る。尚、カメラ部制御部10自身がこの連写状態検出部
を兼ねても差し支えない。連写状態の検出は、シャッタ
ボタンS1、S2(図示せず)の状態とメモリ2の残量
により決定される。
ボ充完・不充完によるストロボの発光・停止状態を検出
する。22はBV値変化検出部であり、BV値(測光
値)の変化を検出する。23はWBgain選択部であ
り、ストロボ状態検出部21、BV値変化検出部22お
よび連写状態検出部11の出力信号を基に、ホワイトバ
ランスゲインを選択する。WBgain選択部23の出
力はホワイトバランス制御部24に入力される。
トバランス制御部24等の各部は、CPU(図示せず)
がROM(図示せず)に格納された後述する制御プログ
ラムを実行することにより実現される。
連写撮影時におけるホワイトバランス制御を示す。図2
は第1の実施形態におけるホワイトバランス制御が適用
された連写撮影処理手順を示すフローチャートである。
この処理プログラムは、前述したように、ROMに格納
されており、CPUによって実行される。
して、フラグsflag(start_flag)を真
(true)に設定し、フラグtflag(toggl
e_flag)を偽(false)に設定する(ステッ
プS101)。
の処理)と初期処理を同じ回路で実現するために設けら
れており、最初のコマ撮影時にtrueにセットされ
る。尚、初期処理の方法には拘わらない。フラグtfl
agは、連写中のストロボ発光状態の1コマ前の履歴を
保持しており、発光していた場合、trueにセットさ
れる。フラグsflag,tflagは、ホワイトバラ
ンスゲイン(WBgain)の算出の有無を判断に使用
され、WBgain選択部23で参照される。
後、一枚撮影を行う(ステップS102)。一枚撮影
後、この連写でストロボ撮影が行われているか否かを判
断する(ステップS103)。ここでの判断は、実際に
発光しているか否かではなく、カメラの撮影モードがス
トロボ撮影を選択しているか否かによって行われる。
通常の外光撮影である場合、フラグsflagの状態を
確認する(ステップS113)。最初、フラグsfla
gは初期状態としてtrueであるので、フラグsfl
agをfalseにセットする(ステップS115)。
このフラグsflagは、前述したように、連写中の最
初の1コマにおいては、必ずWBgain算出処理を行
うために設けられたフラグであり、これ以降、本連続撮
影中、フラグsflagがtrueにセットされること
はない。
て、WBgain算出を行い(ステップS109)、算
出したホワイトバランスゲインの値を一時的に記憶する
(ステップS110)。WBgainの値は、TTL方
式によるWBgain算出部4の値または外測センサ方
式によるWBgain算出部5による値のいずれか、ま
たはホワイトバランス制御部24がこれらの値を基に比
率演算により算出する新たな値に決定される。決定され
たWBgainの値は、画像信号処理部7に出力され
る。WBgainの算出方法については、その詳細な説
明を省略する。
inを基にホワイトバランス補正を行う(ステップS1
11)。そして、連写状態検出部11により連写終了が
検出されたか否かを判別する(ステップS112)。連
写終了が検出されない場合、ステップS102に戻り、
引き続き連写処理を実行する。一方、連写終了が検出さ
れた場合、本処理を終了する。
が行われていると判別されると、ステップS113の処
理に移行する。既に、フラグsflagはfalseに
固定されているので、この後の撮影コマでは、ステップ
S114に移行することなる。WBgain選択部23
は、先程、スタックしておいたWBgainの使用をホ
ワイトバランス制御部24に指示する。ホワイトバラン
ス制御部24は、スタックしたWBgainを呼び出
し、本撮影コマに対するホワイトバランスゲインとし
て、画像信号処理部7に転送する(ステップS11
4)。
は、WBgainによるホワイトバランス補正を行う。
この後、連写状態検出部11が連写状態の終了を検知
し、連写撮影処理が終了するまで同様の処理を繰り返
す。
示す。ステップS101でフラグsflag、tfla
gをそれぞれ初期状態の値にセットし、ステップS10
2で一枚撮影を行う。
であると判別されると、ステップS102の一枚撮影時
にストロボ発光が実際に行われたか否かを判別する(ス
テップS104)。ここで、ストロボ8は、カメラ部制
御部10に対し、ストロボ撮影状態を充完信号として発
信する。つまり、ストロボ自体が充電を完了して発光し
たか、充完せずに未発光状態だったかをカメラ本体側に
知らせる。
充完情報を受け取り、撮影制御に反映させるが、連写中
の充完撮影状態の遷移については把握していない。その
代わりに、ストロボ状態検出部21がその履歴を検出し
ている。
フラグtflagの状態を確認する(ステップS10
5)。フラグtflagは、前述したように、直前のコ
マ撮影におけるストロボ発光の履歴であり、直前の撮影
で発光されている場合、フラグtflagはtrueと
なって反映される。但し、初期値はfalseである。
flagはfalseであるので、フラグtflagを
trueとし(ステップS106)、ストロボの発光量
を取得し(ステップS107)、ストロボ補正係数を算
出する(ステップS108)。これは、ストロボの発光
体によって異なる色温度に対し、補正をかけるものであ
る。この後、ステップS111で前述したホワイトバラ
ンス補正処理が行われる。
も、発光状態に変化が無い場合、最初に計算してスタッ
クしておいたWBgainを、後の撮影コマに適用す
る。しかし、連写中の任意のコマで、不充完によりスト
ロボが発光せず、撮影コマの前後で明らかに撮影状態が
異なる場合、使用しているWBgainのロックを解除
し、新たに計算する制御を行う。これにより、連写中の
撮影結果において、結果画像の色味が変化することを防
ぐ。
ップS106でフラグtflagがtrueになった状
態で、ステップS104で今回ストロボが不充完により
発光せずに撮影を行った場合、フラグtflagの状態
を判別する(ステップS116)。この場合、フラグt
flagがtrueであるので、フラグtflagの値
をfalseにセットする(ステップS117)。そし
て、WBgainのロックを解除するべく、ステップS
109の処理に移行し、WBgainの算出を行う。こ
の後の処理は前述した通りである。
不充完により発光しなかった場合、ステップS116か
らステップS113の処理に移行し、フラグsflag
の状態を確認する。このsflagは、前述したよう
に、ストロボが1枚目から不充完により発光しなかった
場合でも、最初にWBgainを算出する処理に移行す
るために設けられている。しかし、ここでは、最初のコ
マではなく、既にフラグsflagはfalseである
ので、ステップS114に移行し、1枚前のコマ撮影で
算出されたWBgainの適用を指示する。
プS104で、ストロボ発光が行われた場合、ステップ
S105の処理を実行する。現在、フラグtflagが
falseであるので、ステップS106以降の新たに
WBgainを算出する処理を行う。その後、発光が継
続する場合、ステップS104、S105、S114、
S111と処理が移行し、WBgainの読み出し処理
が選択され続けるので、新たにWBgainを算出する
ことは無い。
ロボの充完・不充完により発光状態が切り替わる場合で
も、その都度、WBgainを算出する制御を行うこと
で、連写中に色味が異なる撮影画像ファイルが混在する
ことを防止できる。
は、ストロボの充完・不充完による発光の変化に応じ
て、連写時のホワイトバランス制御を改善する場合を示
したが、第2の実施形態では、その他に測光値の変化も
加味してホワイトバランス制御を改善する場合を示す。
ホワイトバランス制御が適用された連写撮影処理手順を
示すフローチャートである。この処理プログラムは、前
述したように、ROMに格納されており、CPUによっ
て実行される。前記第1の実施形態の図2に示したステ
ップ処理と同一のステップ処理については、同一のステ
ップ番号を付すこととする。
て、フラグsflag、tflagの初期値をそれぞれ
true、falseにセットする(ステップS10
1)。1枚撮影した後(ステップS102)、現在の連
写がストロボ撮影モードで行われているか否かを判別す
る(ステップS103)。ストロボ撮影モードである場
合、それ以降の処理は、前記第1の実施形態と同様であ
るので、その説明を省略する。
撮影でない場合、まず、WB(ホワイトバランス)補正
方法を選択するために、測光部9から出力される測光情
報(BVc値)を取得する(ステップS118)。この
BVc値は、BV値変化検出部22に保持される。
を判別する(ステップS119)。ここでは、フラグs
flagがtrueであるので、ステップS120の処
理に移行する。最初の1枚目では、測光状態がどのよう
な場合でも、WBgainを算出する必要がある。連写
中、以降のコマ処理で参照される比較用測光値BVpと
して、現在のBVc値をスタックする(ステップS12
0)。
セットし(ステップS121)、ステップS109の処
理に移行する。ステップS109では、従来と同様のア
ルゴリズムによりWBgainを算出する。ホワイトバ
ランスの算出アルゴリズムについては、特に限定されな
いので、ここでは、その詳細を省略する。
Bgainを一時的に記憶する(ステップS110)。
ホワイトバランス制御部24は、このWBgainを出
力し、画像信号処理部7でWBgainによるホワイト
バランス補正処理を行う(ステップS111)。連写状
態検出部11が連写状態の継続を示す場合、再びステッ
プS102の処理に戻る。
ボ撮影でない場合、ステップS118で今回の撮影コマ
に対するBVc値を再び取得する。つづくステップS1
19では、フラグsflag=falseが継続するの
で、今回の撮影コマに対し、測光値の変化を測るべくス
タックしたBVp値を呼び出す(ステップS121)。
現在のBVc値と呼び出したBVp値との差分|ΔBV
|を算出する(ステップS122)。
する(ステップS123)。差分|ΔBV|が閾値kを
越える場合、現在のBVc値をBVp値にスタックし
(ステップS124)、先に求めたWBgain値を破
棄し、ステップS109で新たにWBgain値を算出
する。ここで、閾値kとは、測光値の変化がホワイトバ
ランスに明らかに影響を与える程度の数値であり、経験
値として求められる。
|が閾値k以下である場合、撮影状態に激変はないとし
て先にスタックしてあるWBgain値を用いるべく、
ステップS114の処理に移行する。
ワイトバランス補正を行う。ステップS112で連写が
更に続くと判別された場合、ステップS102の処理に
戻る。
値との差分|ΔBV|を算出し、連写中のWBgain
の値を続けて使用するか、それとも破棄して新たにWB
gainの値を求めるかを選択する制御を行うことによ
り、連写の結果、連続して得られた撮影画像ファイル中
にいきなり色味が変化するようなホワイトバランス制御
を回避することができる。
が、本発明は、これら実施の形態の構成に限られるもの
ではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施の
形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのよ
うなものであっても適用可能である。
ホワイトバランスの補正を行う場合を示したが、これ以
外の色処理の補正を行う場合にも、同様に適用可能であ
る。
を実現するソフトウェアのプログラムコードを装置に供
給することによって達成される場合、プログラムコード
自体が本発明の新規な機能を実現することになり、その
プログラム自体およびそのプログラムを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
ローチャートに示すプログラムコードは記憶媒体である
ROMに格納されている。プログラムコードを供給する
記憶媒体としては、ROMに限らず、例えばフレキシブ
ルディスク、CD−ROM、DVD、不揮発性のメモリ
カードなどを用いることができる。
イトバランスが所望の許容範囲から著しく乖離すること
を防止できる。
ストロボ発光連写中、ストロボが不充完によりに発光し
ない場合とストロボが充完により発光する場合との切り
替わりで光源が切り替わったときや、BV値(測光値)
が変わった時でも、そのような撮影状況下で、色味の異
なる撮影画像ファイルの発生を防止できる。
ファイルでは、その画像品質を保ったまま、後からホワ
イトバランスを取り直すことはできないが、ユーザは安
定した品質の撮影画像ファイルを得ることができる。
いてホワイトバランス補正を行うデジタルスチルカメラ
の構成を示すブロック図である。
が適用された連写撮影処理手順を示すフローチャートで
ある。
が適用された連写撮影処理手順を示すフローチャートで
ある。
ャートである。
正を行う従来のデジタルスチルカメラの構成を示すブロ
ック図である。
撮影処理手順を示すフローチャートである。
Claims (12)
- 【請求項1】 連写時、撮影に係わるパラメータの値を
算出する算出手段を備え、算出したパラメータの値を用
いて撮影画像を生成する撮像装置において、 前記連写中、撮影状態を監視する状態監視手段と、 前記監視の結果、前記撮影状態が変化した場合、それま
で固定されていた前記パラメータの値を解除し、新たに
算出されたパラメータの値に更新する更新手段とを備え
たことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 前記監視の結果、前記撮影状態が変化し
ない場合、前回の撮影画像の生成に用いられたパラメー
タの値を保持しておくパラメータ保持手段を備え、 前記保持されたパラメータの値を用いて前記撮影画像を
生成することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 【請求項3】 撮影タイミングに同期して発光するスト
ロボ手段を有し、 前記状態監視手段は、前記撮影タイミングで、前記スト
ロボ手段が発光状態から不発光状態に、あるいは不発光
状態から発光状態に切り替わる時、前記撮影状態が変化
したことを検出することを特徴とする請求項1記載の撮
像装置。 - 【請求項4】 前記状態監視手段は、連写中、コマ撮影
毎に更新される測光値を格納する格納手段と、 今回の測光値と前回格納された測光値との乖離を算出す
る乖離算出手段とを備え、 前記算出された乖離が所定の閾値を越えた場合、前記撮
影状態が変化したことを検出することを特徴とする請求
項1乃至3のいずれかに記載の撮像装置。 - 【請求項5】 前記パラメータの値はホワイトバランス
の調整値であることを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載の撮像装置。 - 【請求項6】 連写時、撮影に係わるパラメータの値を
算出し、算出したパラメータの値を用いて撮影画像を生
成する撮影画像生成方法において、 前記連写中、撮影状態を監視する工程と、 前記監視の結果、前記撮影状態が変化した場合、それま
で固定されていた前記パラメータの値を解除し、新たに
算出されたパラメータの値に更新する工程とを有するこ
とを特徴とする撮像画像生成方法。 - 【請求項7】 前記監視の結果、前記撮影状態が変化し
ない場合、前回の撮影画像の生成に用いられたパラメー
タの値を保持しておく工程を有し、 前記保持されたパラメータの値を用いて前記撮影画像を
生成することを特徴とする請求項6記載の撮像画像生成
方法。 - 【請求項8】 前記状態を監視する工程では、撮影タイ
ミングに同期して発光するストロボ手段が前記撮影タイ
ミングで、発光状態から不発光状態に、あるいは不発光
状態から発光状態に切り替わる時、前記撮影状態が変化
したことを検出することを特徴とする請求項6記載の撮
影画像生成方法。 - 【請求項9】 前記状態を監視する工程では、連写中、
コマ撮影毎に更新される測光値を格納する工程と、 今回の測光値と前回格納された測光値との乖離を算出す
る工程と、 前記算出された乖離が所定の閾値を越えた場合、前記撮
影状態が変化したことを検出する工程とを有することを
特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の撮像画像
生成方法。 - 【請求項10】 前記パラメータの値はホワイトバラン
スの調整値であることを特徴とする請求項6乃至9のい
ずれかに記載の撮像画像生成方法。 - 【請求項11】 請求項6乃至10のいずれかに記載の
撮影画像生成方法を実現するためのプログラムコードを
保持する記憶媒体。 - 【請求項12】 請求項6乃至10のいずれかに記載の
撮影画像生成方法を実現するためのプログラムコードを
有するプログラム。
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