JP2003101287A - トレイ部品供給装置 - Google Patents

トレイ部品供給装置

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JP2003101287A
JP2003101287A JP2001290702A JP2001290702A JP2003101287A JP 2003101287 A JP2003101287 A JP 2003101287A JP 2001290702 A JP2001290702 A JP 2001290702A JP 2001290702 A JP2001290702 A JP 2001290702A JP 2003101287 A JP2003101287 A JP 2003101287A
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Takayuki Takahashi
孝之 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】トレイから部品搭載装置の部品吸着点まで異形
部品を傷つけることなく搬送が容易なトレイ部品供給装
置を提供する。 【解決手段】搬送路始点の移載口において観音開き型の
2枚の板状部材33を垂直状態に上に開いて待機中の搬
送台31(31a)に、トレイ部品供給装置の部品供給
ステージに引き出されているパレット上のトレイ30か
ら異形電子部品32が不図示の移載機構により移載され
る。板状部材33への開成機構が開成動作を解除し、板
状部材33がほぼ水平に閉じ、この板状部材33が付勢
部材36の付勢力により電子部品32を押圧して位置固
定した状態となった搬送台31(31b)が搬送路終点
の供給口まで電子部品32を搬送する。供給口では再び
板状部材33が垂直に上に開いて電子部品32の押えを
解除し、この電子部品32を部品搭載装置の作業ヘッド
が取り上げて基板に搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレイから部品搭
載装置の部品吸着点まで異形部品を傷つけることなく搬
送が容易なトレイ部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、チップ状の電子部品を基板に
自動搭載する部品搭載装置にその搭載する電子部品を供
給する各種の部品供給装置がある。そして、どのような
部品供給装置を用いるかは、供給する電子部品の寸法や
形状に合わせて選択される。
【0003】図3(a),(b) は、基板に搭載される様々な
形状や寸法の電子部品の例を示す図である。同図(a)
は、形状が正方形や直方形のチップからなり、チップの
側面に電極リード線が設けられているもの、あるいはチ
ップの底面に電極バンプが設けられているものを示して
いる。これらの形状のものは、寸法が特に大型のものを
除いては、概ねテープ式部品供給装置で供給可能なもの
である。
【0004】また、同図(b) は、形状が正方形や直方形
でない、あるいは開口部のある箱型など、いわゆる異形
部品といわれるものであり、このような形状のものはテ
ープ式部品供給装置では供給できない。このようなテー
プ式部品供給装置では供給できない大型あるいは異形の
電子部品を部品搭載装置に供給するためには、トレイ部
品供給装置が用いられる。
【0005】図4(a) は、部品搭載装置の外観斜視図で
あり、同図(b) は、その部品搭載装置の部品供給ステー
ジ上に配設された状態のテープ部品供給装置の斜視図で
ある。同図(a) に示す部品搭載装置1は、天井カバー上
部に、液晶ディスプレイとタッチパネルからなる表示入
力装置2と、CRTディスプレイからなるモニタ装置3
と、稼動状態を報知する警報ランプ4を備え、下部の基
台5には、表面中央に、固定と可動の1対の平行する基
板案内レール6を備え、これらの上方には、保護カバー
7の陰になって見えないが、前後、左右、及び上下に移
動自在な作業ヘッドを備えている。
【0006】作業ヘッドは電子部品を吸着する吸着ノズ
ル又は把持する把持チャックを着脱自在に備え、連結配
置された各種の部品供給装置から所望の電子部品を取り
上げて、その取り上げた電子部品を、基板案内レール6
によって搬入され内部で位置固定されている基板上に搭
載する。この部品搭載装置1には、その前後に部品供給
ステージ8がそれぞれ設けられている。この部品供給ス
テージ8には多数の取り付け固定孔9が前後に設けら
れ、取り付け固定孔9によって、同図(b) に示すような
テープ部品供給装置10が連結配置される。
【0007】この部品供給ステージ8には、部品搭載装
置1の大きさや供給される電子部品の大きさにもよる
が、通常、50〜70個のテープ部品供給装置10が取
り付けられる。つまり前後の部品供給ステージ8を合わ
せると100〜140個のテープ部品供給装置10が1
台の部品搭載装置1に配設される。
【0008】テープ部品供給装置10の部品リール11
には、電子部品を収容した部品テープが巻着されてお
り、この部品テープが部品供給口12まで引き出され、
トップテープ13−1と収容テープ13−2とに分離さ
れ、収容テープ13−2に収容されている電子部品が部
品供給口12に露出する。この露出した電子部品を、部
品搭載装置1の作業ヘッドが吸着ノズル又は把持チャッ
クによって取り出して基板上に搭載する。
【0009】図5(a) は、他の部品供給装置として代表
的なトレイ部品供給装置を部品搭載装置と共に示す正面
図であり、同図(b) は、その側面図である。尚、同図
(a),(b) に示す部品搭載装置には、図4(a) に示した部
品搭載装置と同一構成部分には図4(a) と同一の番号を
付与して示していいる。また、図5(a) には図4(a) の
ように斜め上からでは見えなかった作業ヘッド14と、
その先端の吸着ノズル15を示している。吸着ノズル1
4を着脱自在に装着する作業ヘッドの先端部は、特には
図示しないが、把持チャックを着脱自在に装着する先端
部と自在に入れ換え可能である。
【0010】図5(a),(b) に示すように、トレイ部品供
給装置16が部品搭載装置1に連結されると、トレイ部
品供給装置16の部品供給ステージ17の先端の部品供
給口17−1が部品搭載装置1の部品供給ステージ8の
上方の空間に差し込むように配置される。トレイ部品供
給装置16は、内部に例えば10〜20段の昇降棚を備
え、昇降棚にはパレットが収納され、パレットにはトレ
イが着脱自在に装着されている。トレイは縦横にマトリ
クス状に仕切られた数十区画の部品収容部毎に所定の電
子部品を収容している。このトレイ部品供給装置16は
昇降棚の部品搭載装置1から指示される棚からパレット
を部品供給口17−1まで引き出す。
【0011】この場合も、部品搭載装置1の作業ヘッド
14は、上記の部品供給口17−1から電子部品を吸着
ノズル15又は把持チャックで取り上げて、その吸着ま
たは把持した電子部品を基板上に搭載する。
【0012】ところで、上記のトレイ部品供給装置16
のように部品供給ステージ17を部品搭載装置1の部品
供給ステージ8の上方に差し込む形式のものは、その差
し込んだ幅の分だけ、部品搭載装置1の部品供給ステー
ジ8上に装着されるべき図4(b) に示したテープ部品供
給装置10の装着場所を大きく占拠することになる。ト
レイ部品供給装置16はテープ部品供給装置10の少な
くとも30台分前後の装着場所を占拠するから、その分
テープ部品供給装置10の取り付け数が大きく制限され
る。すなわち、部品搭載装置1にテープ式部品供給装置
10で供給でき電子部品(一般に小型精細な構成の電子
部品)の種類が制約される。
【0013】小型の基板ユニットを作成する製造ライン
の場合であれば、供給される電子部品の数や種類が多少
制約されても大きな問題にはならないが、大型の基板ユ
ニットを作成する生産ラインであると、供給される電子
部品の数や種類に制約を受けるようだと、製造ラインの
構成に不自由を来して問題がある。
【0014】図6は、上記の問題を解消するために実用
化されている他の形態のトレイ部品供給装置を部品搭載
装置と共に示す図である。同図に示すように、トレイ部
品供給装置18(18a、18b)は部品搭載装置1の
左右(製造ラインの中では前後)に配置される。図では
例えばトレイ部品供給装置18bは部品搭載装置1と前
段の装置(例えばデスペンサ又は基板供給装置)との間
に配置される。但し、製造ラインに直接参入するのでは
なく部品搭載装置1に附属する装置として、部品搭載装
置1と前段装置との間に長く延長された基板案内レール
6の側方に近接して配置される。トレイ部品供給装置1
8aも同様に部品搭載装置1と後段の装置(例えば他の
部品搭載装置又はリフロー炉)との間に部品搭載装置1
に附属する装置として配置される。
【0015】これらトレイ部品供給装置18(18a、
18b)は、部品搭載装置1に対して対称形に構成さ
れ、製造ラインの流れの中心に向けてパレット19を引
き出すだけの広さの部品供給ステージ21を備え、この
部品供給ステージ21のやや下方から、製造ラインの流
れに平行に部品搭載装置1方向に延び出す梁腕22を備
えている。梁腕22には部品搬送台23(23a、23
b)が不図示の駆動機構により交差しながら往復する部
品搬送路が形成されている。
【0016】部品搬送台23は、トレイ部品供給装置1
8側の不図示の吸着装置又は把持装置によってパレット
19のトレー上から移載された電子部品24を、同図の
矢印A及びBで示すように梁腕22先端の部品供給口ま
で搬送する。この電子部品24の搬送では、代表的な2
つの搬送方法がある。
【0017】図7(a) は、その代表的な2つの搬送方法
の一例を示す図であり、同図(b),(c) は他の例を示す図
である。尚、同図(a) に示すトレイ25は、図6のトレ
イ部品供給装置18の部品供給ステージ21上に引き出
されているパレット19に保持されているトレイであ
る。また、図7(b) はこの搬送方法を採用した場合の図
6に破線丸印Bで囲んで示す梁腕22先端の部品供給口
を拡大して示しており、図7(c) は同図(b) のC−C′
断面矢視拡大図を示している。
【0018】図7(a) に示す搬送方法は、トレイ25か
ら電子部品24を不図示の吸着ヘッド又は把持チャック
で取り上げ、部品搬送台23に乗せ替えて、部品搬送台
23の上面に設けられた吸入口により電子部品24を吸
着しながら、この部品搬送台23を、同図の矢印Dで示
すように、梁腕22先端の部品供給口まで移動させるも
のである。
【0019】また、同図(b),(c) は、梁腕22自体が伸
縮するものであり、その先端にクランプ台26が形成さ
れ、このクランプ台26上に、同図(a) の場合と同様に
して載置された電子部品24を、クランプ27(位置決
めクランプ爪27aと押えクランプ爪27b)でクラン
プ台26上に固定した後、梁腕22が伸張して、先端を
部品搭載装置1内に挿入し、クランプ27の押えを解除
するものである。これらクランプ27の押えは、それぞ
れ付勢部材28の付勢力によって行われ、押えの解除は
不図示のクランプ移動機構によって行われる。
【0020】尚、トレイ部品供給装置18は、図6で
は、梁腕22を含む全体構成を示すため部品搭載装置1
より離して示しているが、実際には部品供給ステージ2
1の梁腕22が突設されている側面を、ほぼ部品搭載装
置1の側面に接するようにして配置され、梁腕22は部
品搭載装置内部の基板案内レール6の手前の位置に差し
込まれるようにして配置される。
【0021】このような部品搭載装置1とトレイ部品供
給装置18の構成であると、部品搭載装置1の部品供給
ステージ8がトレイ部品供給装置18によって占拠され
ることがなく、充分な台数の図4(b) にしめしたような
テープ式部品供給装置10を部品搭載装置に装着するこ
とができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
つの部品搬送方法では、いずれの場合も後述する不具合
が発生した。
【0023】図8(a) は、図7(a) に示す電子部品24
を部品搬送台23に移載して搬送する場合に不具合の発
生例を示す図である。この搬送方法は、吸着して搬送す
る電子部品が特に異形部品やバンプ付き部品の場合は、
吸着が正しく行われず、同図(a) に示すように、電子部
品24が搬送途中で位置ずれを起し易く、このように位
置ずれを起こすと、部品搭載装置1の部品吸着点まで正
しく移送できないから、部品搭載装置1側で、供給され
た電子部品の吸着ミスや把持ミスを起してしまうという
問題が発生する。
【0024】また、図8(b) は、図7(b),(c) に示す電
子部品24をクランプ27で把持して搬送する場合の不
具合の発生例を示す図である。この搬送方法は、移載さ
れた電子部品24を押えクランプ爪27bで押える際
に、押え位置を正しく調整しないと、電子部品24の電
極リード線24−1が押えクランプ爪27bに引っ掛か
って変形するなどの不具合が発生する。このような不具
合を避けるためには、押えクランプ爪27bの位置を電
子部品24の形状に応じて調整する又は交換するなどの
必要がある。しかし、これでは搬送機構の汎用性が失わ
れ、調整又は交換の作業が煩わしく時間がかかるという
問題を有していた。
【0025】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
トレイから部品搭載装置の部品吸着点まで異形部品の搬
送が容易なトレイ部品供給装置を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
トレイ部品供給装置の構成を述べる。本発明のトレイ部
品供給装置は、トレイに収容した電子部品を部品搭載装
置に供給するトレイ部品供給装置であって、上記トレイ
から取り出した上記電子部品を載置して上記部品搭載装
置の部品吸着点まで搬送する部品搬送手段と、該部品搬
送手段に設けられ、該部品搬送手段に載置された上記電
子部品を上から押圧して位置固定する部品固定手段と、
上記部品搬送手段の搬送路の始点と終点にそれぞれ設け
られ、部品固定手段の上記電子部品への押圧を解除する
固定解除手段と、を備えて構成される。
【0027】上記部品固定手段は、例えば請求項2記載
のように、上下に開閉可能な観音開き型の板状部材から
なり、付勢部材により閉方向に常時付勢されているよう
に構成され、また、例えば請求項3記載のように、上下
に開閉可能な片開き型の板状部材からなり、付勢部材に
より閉方向に常時付勢されているように構成される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態におけ
るトレイ部品供給装置の部品搬送機構の基本動作を示す
図である。尚、本例のトレイ部品供給装置は、部品搬送
機構を別にすれば、図6に示したトレイ部品供給装置1
8と同様の構成である。また、図1に示すトレイ30
は、図示を省略した本例のトレイ部品供給装置の昇降棚
から部品供給ステージ(図6の部品供給ステージ21参
照)に図の矢印Eで示すように引き出されたパレットに
保持されているものを示している。また、搬送台31
は、梁腕(図6の梁腕22参照)に形成されている搬送
路を、不図示の駆動機構によって往復移動するものであ
る。
【0029】図1に示すように、梁腕の根本に形成され
る移載口でトレイ30から電子部品32を移載される搬
送台31(図には31aで示す)には、観音開き型の2
枚の板状部材33からなる部品押圧機構が設けられてい
る。この部品押圧機構の板状部材33は、部品移載時に
は、搬送台31の両側にほぼ垂直に立って開成され、電
子部品32が移載されて、搬送台31(図には31bで
示す)が図の矢印Fで示すように部品供給口に向けて移
動するときには水平方向に閉じ、台上に載置されている
電子部品32の上面を押圧して、電子部品32を搬送台
31(31b)上に位置固定する。
【0030】図2(a) 〜(e) は、上記の図1では図示を
省略した部品押圧機構の駆動系の動作状態を示す図であ
る。尚、同図(b) 〜(e) には、同図(a) に示す付勢部材
36の図示を省略している。
【0031】同図(a) に示すように、搬送台31の2枚
の板状部材33は、それぞれその一端を、搬送台31の
両端部上面に配設されているヒンジ34に係合させ、こ
のヒンジ34を中心に図の破線で示す垂直位置33′と
図の実線で示すほぼ水平位置とに、約90度の角度で図
の両方向矢印Gで示すように回動する。
【0032】板状部材33には、ヒンジ部と自由端部の
ほぼ中間位置に、開閉係合シャフト35が取り付けられ
ており、この開閉係合シャフト35と搬送台31の前端
面又は後端面との間に引き付勢力を有する付勢部材36
が介装されている。
【0033】これにより、搬送台31上に載置された電
子部品32に対して上下に開閉可能な観音開き型の2枚
の板状部材33は、付勢部材36により、ほぼ水平に閉
じる方向に常に付勢されている。したがって、外力が加
わらないときは、板状部材33は、搬送台31上に載置
された電子部品32を常に上から押圧して台上に位置固
定している。
【0034】図1(a) に示したように搬送台31aが梁
腕の搬送路始点の移載口にあるときは、図2(b) に示す
ように、トレイ部品供給装置本体側に設けられている開
成部材37が破線27′で示す下方の位置から図の矢印
Hで示すように上昇し、開閉係合シャフト35の一端に
それぞれ当接して、そのまま同図(b) に実線で示す位置
まで上昇する。これにより、開閉係合シャフト35の一
端が開成部材37の上面をその端部方向に滑動しながら
上に押し上げられて、2枚の板状部材33が上に回動し
て開成する。
【0035】この2枚の板状部材33が開成した搬送台
31(図1の搬送台31a)に、移載装置が吸着または
把持によってトレイ30から取り出した電子部品32を
図2(b) のように移載する。この後、開成部材37が同
図(b) の破線37′で示す位置まで降下することによ
り、板状部材33が同図(c) に示すように閉成し、同図
(a) に示す付勢部材36の付勢力により電子部品32を
押圧して台上に位置固定する。この状態で、搬送台31
は電子部品32を梁腕の搬送路終点の供給口まで搬送す
る。
【0036】搬送路終点の供給口では、同図(d) に示す
ように、もう一方の開成部材38が下方の待機位置で待
機している。この待機中の開成部材38の上方に、開閉
係合シャフト35の他端を突き出した状態で搬送台31
が停止する。開成部材38が同図(e) に示すように上昇
する。これにより、この場合も、開閉係合シャフト35
の他端が開成部材37の上面をその端部方向に滑動しな
がら上に押し上げられて、2枚の板状部材33が上に回
動して開成する。
【0037】この2枚の板状部材33が開成した搬送台
31の電子部品32には位置ずれがなく、したがって部
品搭載装置の作業ヘッドは、吸着ヘッド又は把持チャッ
クにより、電子部品を常に安定した状態で取り上げるこ
とができる。この後、電子部品32が空荷となった搬送
台31は、同図(e) から同図(d) 、同図(c) 、同図(b)
の順で、梁腕の搬送路始点の移載口に戻る。
【0038】尚、上記の実施形態では、搬送台31の板
状部材33を観音開き型の二枚構成としたが、搬送台3
1の全面を覆うような片開き型の一枚構成の板状部材と
してもよい。また、付勢部材は、図2(a) に示したよう
な、引き付勢力を有するものと限ることなく、例えばヒ
ンジ34に設けたトーションぱね又は板ばね等で構成て
いもよい。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、移載口と供給口間を往復する搬送台に観音開き型
または片開き型の板状の押圧部材を設けるので、どのよ
うな形状の異形部品であっても、リード線を変形させた
り位置ずれを起すなどの不具合の発生のおそれ無く安定
した状態で供給口まで搬送して、部品搭載装置に電子部
品を供給することができる。
【0040】また、押圧部材によりリード線が突設され
ていないチップ上面から電子部品を押圧して位置固定す
るので、押圧部品による押圧位置の調整を行う必要がな
く、調整手数の掛らず作業能率の向上に寄与でき且つ汎
用性のある搬送機構を備えたトレイ部品供給装置を提供
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態におけるトレイ部品供給装置の部
品搬送の基本動作を示す図である。
【図2】搬送搬送に係わる部品押圧機構の駆動系の動作
状態を示す図である。
【図3】(a),(b) は基板に搭載される様々な形や寸法の
電子部品の例を示す図である。
【図4】(a) は部品搭載装置の外観斜視図、(b) はその
部品供給ステージ上に配設されたテープ部品供給装置の
斜視図である。
【図5】(a) はトレイ部品供給装置を部品搭載装置と共
に示す正面図、(b) はその側面図である。
【図6】他の形態のトレイ部品供給装置を部品搭載装置
と共に示す図である。
【図7】(a),(b),(c) はトレイ部品供給装置の部品搬送
方法を二例示す図である。
【図8】(a) は電子部品を部品搬送台に移載して搬送す
る場合の不具合図、(b) は電子部品をクランプで把持し
て搬送する場合の不具合図である。
【符号の説明】
1 部品搭載装置 2 表示入力装置 3 モニタ装置 4 警報ランプ 5 基台 6 基板案内レール 7 保護カバー 8 部品供給ステージ 9 取り付け固定孔 10 テープ部品供給装置 11 部品リール 12 部品供給口 13−1 トップテープ 13−2 収容テープ 14 作業ヘッド 15 吸着ノズル 16 トレイ部品供給装置 17 部品供給ステージ 17−1 部品供給口 18(18a、18b) トレイ部品供給装置 19 パレット 21 部品供給ステージ 22 梁腕 23(23a、23b) 部品搬送台 24 電子部品 25 トレイ 26 クランプ台 27 クランプ 27a 位置決めクランプ爪 27b 押えクランプ爪 28 付勢部材 30 トレイ 31(31a、31b) 搬送台 32 電子部品 33 板状部材 34 ヒンジ 35 開閉係合シャフト 36 付勢部材 37、38 開成部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレイに収容した電子部品を部品搭載装
    置に供給するトレイ部品供給装置であって、 前記トレイから取り出した前記電子部品を載置して前記
    部品搭載装置の部品吸着点まで搬送する部品搬送手段
    と、 該部品搬送手段に設けられ、該部品搬送手段に載置され
    た前記電子部品を上から押圧して位置固定する部品固定
    手段と、 前記部品搬送手段の搬送路の始点と終点にそれぞれ設け
    られ、部品固定手段の前記電子部品への押圧を解除する
    固定解除手段と、 を備えたことを特徴とするトレイ部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記部品固定手段は、上下に開閉可能な
    観音開き型の板状部材からなり、付勢部材により閉方向
    に常時付勢されていることを特徴とする請求項1記載の
    トレイ部品供給装置。
  3. 【請求項3】 前記部品固定手段は、上下に開閉可能な
    片開き型の板状部材からなり、付勢部材により閉方向に
    常時付勢されていることを特徴とする請求項1記載のト
    レイ部品供給装置。
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