JP2003100331A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム

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JP2003100331A
JP2003100331A JP2001292475A JP2001292475A JP2003100331A JP 2003100331 A JP2003100331 A JP 2003100331A JP 2001292475 A JP2001292475 A JP 2001292475A JP 2001292475 A JP2001292475 A JP 2001292475A JP 2003100331 A JP2003100331 A JP 2003100331A
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JP
Japan
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fuel cell
way valve
fuel
fuel gas
cell stack
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JP2001292475A
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English (en)
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Kazuhiro Osada
和浩 長田
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 三方弁を開閉した際に生じていたCO濃度の変
化がほとんどなくなり、燃料電池が早く発電開始でき
る。 【解決手段】 水素を主成分とする燃料ガスに炭化水素
系燃料を改質する改質器1と、前記燃料ガスと酸化剤ガ
スを利用して発電する燃料電池スタック2と、前記燃料
ガスの供給先を前記燃料電池スタック以外に切り替える
切替手段と、前記燃料電池スタック以外に供給された前
記燃料ガスを燃焼させる燃焼部101とを、を備える燃
料電池システムにおいて、前記改質器と前記燃料電池ス
タックとを連結する燃料ガス管路15に配設された第1
二方弁V1と、前記改質器と前記燃焼部とを連結する燃
料ガス管路12に配設された第2二方弁V2と、前記燃
料電池スタックと前記燃料スタックの排気側と連結する
未利用燃料ガス管路19、20に配設された第3二方弁
V31、V32と、を設けたことを特徴とする燃料電池
システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】大気の汚染をできる限り減らすために自
動車の排ガス対策が重要になっており、その対策の一つ
として電気自動車が使用されているが、充電設備や走行
距離などの問題で普及に至っていない。
【0003】燃料電池は、水素と酸素を使用して電気分
解の逆反応で発電し、水以外の排出物がなくクリーンな
発電装置として注目されており、前記燃料電池を使用し
た自動車が最も将来性のあるクリーンな自動車であると
見られている。前記燃料電池の中でも固体高分子電解質
型燃料電池が低温で作動するため自動車用として最も有
望である。
【0004】前記固体高分子電解質型燃料電池システム
は、一般的に二つの電極(燃料極と酸化剤極)で固体高
分子電解質を挟んだ構造をしている多数のセルが積層さ
れている燃料電池スタック、該燃料電池スタックに水素
を主成分とする燃料ガスを製造して供給する改質器、酸
化剤ガスを供給する酸化剤ガス供給手段及びガス配管
と、それらを制御する制御装置から構成されている。
【0005】前記燃料極側には前記燃料ガスが、前記酸
化剤極側には前記酸化剤ガスが送られ、電気化学反応に
より発電する。
【0006】改質器は、炭化水素系燃料と水を蒸発させ
てガス化し、改質触媒(例えば、Pd触媒とCu−Zn
触媒等)に接触させて水素を主成分とする燃料ガスを製
造する装置である。炭化水素系燃料としては、メタノー
ル、エタノール、ガソリン等の液体燃料や天然ガス、L
PG等の気体燃料が考えられる。一般的には、コスト、
取り扱い性及び改質特性の良さのため、天然ガス又はメ
タノールが用いられる。
【0007】前記改質触媒により製造される燃料ガスは
一酸化炭素を0.5〜1%含んでおり、そのまま燃料電
池スタックに供給すると前記燃料極の電極触媒を被毒
し、燃料電池の発電性能を著しく低下させる。
【0008】前記改質器内部にはCO除去部が設けら
れ、CO除去触媒により前記燃料ガスから一酸化炭素を
除去して燃料電池スタックに供給する。
【0009】しかし、起動時には前記改質器の温度が十
分上昇していないため、前記CO除去部を通過した後で
も燃料ガス中の一酸化炭素濃度が高くなっている。この
燃料ガスを燃料電池スタックに供給すると前記燃料極の
電極触媒を被毒し、燃料電池の発電性能を著しく低下さ
せる。
【0010】一方、燃料電池システムの停止時にも改質
器への空気の供給が遮断されるので、燃料ガス中の一酸
化炭素濃度が高くなる。この時、水と天然ガス又はメタ
ノールの供給は停止され、改質器の加熱も停止されてい
るが、まだ温度が十分高いので、残留している水とメタ
ノールが蒸発して内部のガス圧力が高くなり、燃料ガス
は燃料電池スタックに供給され電極を被毒する。
【0011】前記被毒を防止するために遮断弁により改
質器と燃料電池スタックを連結する管路を遮断すると前
記改質器の内圧が上昇してしまう問題があり、且つ改質
器が冷えたときに燃料ガス中の水蒸気が凝縮して改質触
媒やCO除去触媒に付着して触媒性能を低下させる問題
がある。また、切替弁により改質器に残留している燃料
ガスを大気中に放出すれば、大気を汚染してしまう問題
がある。
【0012】従来技術として、特開平8−293312
号公報には、燃料電池システムの起動時の一酸化炭素濃
度が高い燃料ガス及び停止時に改質器に残留している燃
料ガスを燃料電池スタックに送らず、改質器中の炭化水
素系燃料と水を蒸発させる蒸発部に送って燃焼させる燃
料電池システムが開示されている。
【0013】しかしながら、従来技術は、起動時には改
質するために蒸発させる炭化水素系燃料と水の量と、前
記蒸発部で燃焼させる燃焼量とのバランスを取ることが
困難になり、燃料電池システムの起動時の制御性が悪く
なる問題がある。従来技術はまた、停止時には前記蒸発
部で燃焼しているのでクールダウンが遅くなる上、改質
器が空だき状態になる不具合が発生する。
【0014】特開平8−293312号公報の課題を解
決した技術として、特開2000−123846号公報
がある。この技術は、燃料電池スタックの電極触媒の一
酸化炭素被毒を防止し、起動時の制御性を容易にし、且
つ改質器のクールダウンを無理なく早く行うことができ
る燃料電池システムである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−123
846号公報は、発電を開始する直前、改質器と燃料電
池スタックの間に三方弁を配している。しかしながら、
システム起動時には燃料電池スタックの内部の圧力が低
圧になっており、システムを発電するために、三方弁を
切り替え、燃料ガスをスタックに供給した瞬間、改質器
内部の圧力のバランスが崩れる。それゆえ、例え、切り
替え前にCO濃度が10ppm以下のスタックへの許容
範囲に濃度になっていても、100ppm以上(スタッ
ク許容限界)になる。そのため、CO濃度の許容限界を
大幅に越えてしまい、スタックを被毒する可能性があっ
た。
【0016】また、システムが異常を検出し緊急停止し
た場合、三方弁を使用していると、弁の開閉方向によっ
ては、燃料ガスを燃料電池スタックに供給している状態
で停止する場合があり、改質器および燃料電池スタック
に空気が大気から流れ込み、この空気によって改質器内
部の触媒の活性が失われる。
【0017】また、三方弁はシール性が二方弁に比べて
悪い。これは、図5(a)に示すように、二方弁はポー
ト孔端部と弁との直角方向によるシールであるのに対
し、三方弁は図5(b)に示すように、ポ−ト内壁面と
弁との摺動によるシールであるため、システムで発電し
ている時間が短いと、徐々にスタックや改質器に大気が
流れ込み、触媒活性が失活する可能性がある。
【0018】また、特開2000−123846号公報
は、燃料電池スタック出口に逆止弁を使用しているた
め、逆止弁を開くためには、燃料ガスまたは空気を送る
ポンプ(例えばコンプレッサ)により逆止弁を開かせる
には、バネの付勢力に対して十分なる圧力を必要とす
る。
【0019】このとき、弁が開かないと三方弁が切り替
わっても、スタックに燃料ガスが送り込まれず、発電す
ることができない。また、スタックの内部圧力が逆止弁
を押し上げるまで高くならないと、発電を開始すること
ができないので、発電開始のタイミングが遅れる。ま
た、ポンプの吐出圧力を高める必要から、ポンプ自体の
消費電力が大きくなり、システム発電効率が著しく低下
する。
【0020】さらに、燃料電池スタックと改質器の間に
ある三方弁は燃料ガスのガス温度が高温のため、シール
性が悪く、ガス漏れを起こす場合が多い。特に燃料ガス
が水素を含有するガスであることから、漏れに対しては
慎重に扱う必要性がある。
【0021】本発明は、上記課題を解決したもので、三
方弁を開閉した際に生じていたCO濃度の変化がほとんど
なくなり、燃料電池が早く発電開始できる。また、ポン
プの圧力を低減でき、システムの系全体の圧力が低減で
きる。さらに、ポンプの圧力を低減でき、ポンプの消費
電力を低減できる燃料システムを提供する。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るためになされた請求項1の発明は、水素を主成分とす
る燃料ガスに炭化水素系燃料を改質する改質器と、前記
燃料ガスと酸化剤ガスを利用して発電する燃料電池スタ
ックと、前記燃料ガスの供給先を前記燃料電池スタック
以外に切り替える切替手段と、前記燃料電池スタック以
外に供給された前記燃料ガスを燃焼させる燃焼部とを、
を備える燃料電池システムにおいて、前記改質器と前記
燃料電池スタックとを連結する燃料ガス管路に配設され
た第1二方弁と、前記改質器と前記燃焼部とを連結する
燃料ガス管路に配設された第2二方弁と、前記燃料電池
スタックと前記燃料スタックの排気側と連結する未利用
燃料ガス管路に配設された第3二方弁と、を設けたこと
を特徴とする燃料電池システムである。
【0023】請求項1の発明により、三方弁を開閉した
際に生じていたCO濃度の変化がほとんどなくなり、燃料
電池が早く発電開始できる。
【0024】上記技術的課題を解決するためになされた
請求項2の発明は、水素を主成分とする燃料ガスに炭化
水素系燃料を改質する改質器と、前記燃料ガスと酸化剤
ガスを利用して発電する燃料電池スタックと、前記燃料
ガスの供給先を前記燃料電池スタック以外に切り替える
切替手段と、前記燃料電池スタック以外に供給された前
記燃料ガスを燃焼させる燃焼手段とを、を備える燃料電
池システムにおいて、前記改質器と前記燃料電池スタッ
クとを連結する燃料ガス管路に配設された第1二方弁
と、前記改質器と前記燃焼手段とを連結する燃料ガス管
路に配設された第2二方弁と、前記燃料電池スタックと
前記燃焼手段と連結する未利用燃料ガス管路に配設され
た第3二方弁と、を設けたことを特徴とする燃料電池シ
ステムである。
【0025】請求項2の発明により、三方弁を開閉した
際に生じていたCO濃度の変化がほとんどなくなり、燃料
電池が早く発電開始できる。
【0026】上記技術的課題を解決するためになされた
請求項3の発明は、前記改質器からの燃料ガスのCO濃
度が所定濃度以上のときは、前記第1二方弁V1と前記
第3二方弁V3を閉じ、前記第2二方弁V2を開いて前
記燃焼手段で燃料ガスを燃焼し、燃料ガスのCO濃度が
所定濃度以下のときは、前記第3二方弁V3を開き、次
に前記第1二方弁を開き、その後前記第2二方弁を閉じ
るように制御された制御手段を設けたことを特徴とする
請求項1記載の燃料電池システムである。
【0027】請求項3の発明は、請求項1、請求項2の
技術的手段をより具体化した構成であり、この制御によ
り、三方弁を開閉した際に生じていたCO濃度の変化がほ
とんどなくなり、燃料電池が早く発電開始できる。
【0028】上記技術的課題を解決するためになされた
請求項4の発明は、前記第3二方弁は電気駆動弁である
ことを特徴とする請求項1記載の燃料電池システムであ
る。
【0029】請求項4の発明は、ポンプの圧力を低減で
き、システムの系全体の圧力が低減できる。さらに、ポ
ンプの圧力を低減でき、ポンプの消費電力を低減でき、
システムの発電効率を大幅に向上させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】(実施例1)以下、本発明の実施
例1について、燃料ガスとして天然ガスを用いた場合に
ついて図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施
例の固体高分子電解質型燃料電池システム図である。
【0031】固体高分子電解質型燃料電池システムは、
改質器1、燃料電池スタック2、エアーポンプC1、水
タンク5、一酸化炭素濃度検出手段であるCO濃度計7
などが備えられている。
【0032】改質器1は、燃料である水と天然ガスを改
質して水素を主成分とする燃料ガスに変換する装置で、
燃焼部101、蒸発部102、改質部103及びCO除
去部104から構成されている。
【0033】改質器1の燃焼部101は、天然ガスポン
プP3を介して連結し、エアーポンプC1と空気管路1
3を介して連結している。改質器1の蒸発部102は、
水を貯蔵している水タンク5と水ポンプP1を介して連
結し、天然ガスポンプP2を介して連結している。
【0034】また改質器1は、燃料ガス管路14を介し
て第1二方弁V1に連結している。燃料ガス管路14に
は、改質器1から排出される燃料ガス中の一酸化炭素濃
度を検出するCO濃度計7が備えられている。第1二方
弁V1は、燃料ガス管路15を介して燃料電池スタック
2の燃料ガス供給口21と連結している。
【0035】第2二方弁V2は、燃料ガス管路12を介
して燃焼部101と連結している。これは、水素やメタ
ンの可燃ガスを含んだ燃料ガスを燃焼部101に戻すこ
とによって、効率良く燃料ガスを利用するためである。
【0036】エアーポンプ4は、空気管路17を介して
燃料電池スタック2の空気供給口22と連結している。
【0037】燃料電池スタック2の未利用燃料ガス排出
口23は、未利用燃料ガス管路19を介して第3二方弁
V31と連結している。第3二方弁V31は、未利用燃
料ガス管路25を介して排気側へ排気される。燃料電池
スタック2の未利用燃料ガス排出口24は、未利用燃料
ガス管路20を介して第3二方弁V32と連結してい
る。第3二方弁V32は、未利用燃料ガス管路26を介
して排気側へ排気される。
【0038】またエアーポンプC1からの空気管路16
b、16dには第5二方弁V5が配設されている。
【0039】以下、実施例1の動作及び作用について説
明する。
【0040】燃料電池システムが起動されると、天然ガ
ス供給口6から天然ガスポンプP3により天然ガスが改
質器1の燃焼部101に供給される。エアーコンプレッ
サC1も起動される。
【0041】燃焼部101に供給された天然ガスは、前
記エアーコンプレッサC1から供給された空気を助燃剤
として燃焼し、蒸発器102と改質部103を加熱す
る。
【0042】水タンク5から水ポンプP1により水が、
改質器1の蒸発部102に供給され、気化される。また
天然ガス元管6から天然ガスポンプP2により供給され
た天然ガスと蒸発部102で気化された蒸気は改質部1
03に送られる。
【0043】改質触媒(例えば、Pd触媒とCu−Zn
触媒等)により水素を主成分とする燃料ガスに下記の反
応で改質されCO除去部104に送られる。
【0044】CH +2HO→4H +CO 前記燃料ガスは一酸化炭素を0.5〜1%含んでおり、
CO除去部104のCO除去触媒(例えば、Pt触媒
等)により一酸化炭素を前記コンプレッサ43から第5
二方弁V5を介して送られた空気で酸化してCO2に変
え、一酸化炭素濃度を10ppm以下にして燃料電池ス
タック2に送られる。
【0045】起動直後においては改質部103の温度が
十分上昇していないため、前記改質器1から排出される
燃料ガスの一酸化炭素濃度は所定濃度(例えば、10p
pm)以下になっていない。
【0046】改質器1に燃料ガスである天然ガスを送
り、改質部103、CO除去部104が十分に加熱さ
れ、燃料電池スタックに供給してもよいガスのCO濃度
(10ppm以下)になったことを確認する。
【0047】図2は、本発明の第1二方弁V1、第2二
方弁V2、第3二方弁V3の開閉制御のフローチャート
である。このフローチャートと図1の燃料電池システム
を参考にして説明する。なお、図4(a)は、実施例1
の第1二方弁V1、第2二方弁V2、第3二方弁V3、
第5二方弁V5からなる各二方弁と上記フローチャート
で制御される制御手段Cとの関係を表したブロック概略
図である。
【0048】図2のP1に示すように、燃料電池システ
ムが開始される前は第1二方弁V1、第2二方弁V2、
第3二方弁V3全て閉じた状態となっている。
【0049】P2に示すように、燃料電池システムが作
動し燃料が供給される。次にP3に示すように、燃料シ
ステムの開始時のように燃料ガスのCO濃度が高い10
ppm以上のときは、排気している。それゆえ、燃料電
池スタック2の燃料ガス供給口21と未利用燃料ガス排
出口23の2つの第1二方弁V1と第3二方弁V3は閉
じ、燃焼部101側に配置された第2二方弁V2は開い
ている。
【0050】P4に示すように、燃料ガスの準備が整っ
たCO濃度10ppm以下の場合、P5に示すように、
まず燃料電池スタック2未利用燃料ガス排出口側の第3
二方弁V3を開き、燃料電池スタック2内部の圧力を燃
料ガスの供給圧力に近い状態(約10秒)にまでにす
る。P4において、燃料ガスのCO濃度が高い10pp
m以上のときは、P3に戻る。
【0051】次に、P6に示すように、燃料電池スタッ
ク2に燃料ガス供給口21側の第1二方弁V1を開き、
発電を開始する。
【0052】この状態だと、改質された燃料ガスが、燃
料電池スタック2と排気と両方に流れてしまうため、P
7に示すように、燃焼部に燃料ガスを供給する側の第2
二方弁V2を燃料電池スタック2入口側である燃料ガス
供給口21側の第1二方弁V1を開いてから5秒後に閉
じる。
【0053】この様に上記二方弁V1、V2、V3を操
作することで、従来の三方弁を開閉した際に生じていた
CO濃度の変化がほとんどなくなり、燃料電池が早く発
電開始できるようになる。
【0054】また、従来、燃料である天然ガスを供給し
ているポンプの圧力が、本発明では、逆止弁から電気駆
動弁(電磁弁等)からなる二方弁に変更することによ
り、ポンプの圧力が低減でき、システムの系全体の圧力
が低減できる。それゆえ、ポンプの圧力を150KPa
から30KPaにまで低減でき、ポンプの消費電力が6
5Wから17Wにまで低減できる。
【0055】なお、燃焼部101への燃料ガス供給に関
する作動は、第2二方弁V2を燃焼部101側に切り替
えて、前記燃料ガスを燃料ガス管路12を介して前記燃
焼部101に供給する。
【0056】前記燃料電池スタック2では、送られた燃
料ガスと空気を用いて電気化学反応により発電する。前
記燃料電池スタック2では燃料ガス中の水素は100%
利用されることはなく、およそ85%の利用率である。
前記燃料電池スタック2で利用されなかった未利用燃料
ガスは未利用燃料ガス管路19、25、45を介して燃
焼部101の燃料ガス供給口32に送られる。
【0057】一方、前記燃料電池スタック2には、過剰
の空気を送っているので未利用空気が未利用空気排出口
24から排出される。前記未利用空気は、未利用空気管
路20、26を介して排気される。
【0058】以上、実施例1では、高温のガスの遮断機
能向上と制御性向上のため、燃料電池スタック2と改質
器1との間に第1二方弁V1と第2二方弁V2の2つに
分け、かつ燃料電池スタックの出口である未利用燃料ガ
ス排出口あるいは未利用空気排出口の逆止弁を電磁式の
第3二方弁V31、V32にする。
【0059】また、発電開始時の従来技術における三方
弁開閉によるCO濃度の急変をなくし、燃料電池スタッ
ク2のCO被毒を抑えるため、発電開始前に燃料電池ス
タック2出口側の第3二方弁V3を開き、燃料電池スタ
ック2内部の圧力をガスの自己拡散によって、徐々に燃
料ガスの供給圧力に近い状態にまでし、次に燃料電池ス
タック2入口の第1二方弁V1を開き、その後もうひと
つの燃焼部101に供給している方の第2二方弁V2を
閉じるように制御にしたことにある。
【0060】さらに、実施例1は、システム緊急停止時
にも、二方弁であるため、シール性がよく、燃料電池ス
タック2、改質器1に空気を入れないため、ガス遮断効
果の高い第1二方弁V1、第2二方弁V2、第3二方弁
V3で外気とを確実に遮断する。
【0061】また、実施例1では、バルブ弁を逆止弁で
はなく、第3二方弁V3のように、電気駆動弁にするこ
とにより、逆止弁を開くために必要な圧力が不要とな
り、高い圧力で燃料ガスを供給しなくてもよくなり、低
消費電力の燃料電池システムとなり、発電効率を高くす
ることができる。
【0062】なお実施例1では、炭化水素系燃料として
天然ガスを使用したが、メタノール、エタノール、ガソ
リン等の液体燃料、LPG等の気体燃料を用いてもよ
い。そのメタノールについて次に実施2として説明す
る。
【0063】(実施例2)以下、本発明の実施例につい
て、図面に基づいて説明する。図3は、本発明の実施例
2の固体高分子電解質型燃料電池システム図である。実
施例2の構成を説明する。
【0064】固体高分子電解質型燃料電池システムは、
改質器1、燃料電池スタック2、燃焼手段であるバーナ
3及びターボアシストコンプレッサ204から構成され
ている。また固体高分子電解質型燃料電池システムに
は、水タンク205、メタノールタンク206、一酸化
炭素濃度検出手段であるCO濃度計207、切替手段で
ある三方弁209などが備えられている。
【0065】改質器1は、燃料である水とメタノールを
改質して水素を主成分とする燃料ガスに変換する装置
で、燃焼部101、蒸発部102、改質部103及びC
O除去部104から構成されている。前記改質器1の燃
焼部101は、メタノールを貯蔵しているメタノールタ
ンク6とメタノールポンプP3を介して連結し、エアー
コンプレッサC1と空気管路13を介して連結してい
る。改質器1の蒸発部102は、水を貯蔵している水タ
ンク5と水ポンプP1を介して連結し、メタノールタン
ク6とメタノールポンプP2を介して連結している。
【0066】また改質器1は、燃料ガス管路214を介
して第1二方弁V1に連結している。燃料ガス管路21
4には、改質器1から排出される燃料ガス中の一酸化炭
素濃度を検出するCO濃度計207が備えられている。
第1二方弁V1は、燃料ガス管路215を介して燃料電
池スタック2の燃料ガス供給口221と連結している。
【0067】第2二方弁V2は、燃料ガス管路212を
介してバーナ3の空気供給口231と連結している。
【0068】ターボアシストコンプレッサ204は、タ
ービン241、モータ242、コンプレッサ243から
構成されている。前記コンプレッサ243は、酸化剤ガ
スである空気を圧縮して供給する酸化剤ガス供給手段
で、空気管路216を介して三方弁9と連結している。
前記コンプレッサ243はまた、空気管路216から分
岐している空気管路216aを介して第4二方弁V4
と、同じく空気管路216から分岐している空気管路2
16bを介して第5二方弁V5と連結している。
【0069】第4二方弁V4は空気管路216cを介し
て改質器1の改質部103と連結し、第5二方弁V5は
空気管路216dを介して改質器1のCO除去部104
と連結している。
【0070】三方弁9は、空気管路217を介して燃料
電池スタック2の空気供給口222と連結している。三
方弁209はまた、空気管路18を介してバーナ3の空
気供給口234と連結している。
【0071】燃料電池スタック2の未利用燃料ガス排出
口23は、未利用燃料ガス管路219を介して第3二方
弁V31と連結している。第3二方弁V31は、未利用
燃料ガス管路225を介してバーナ203の燃料ガス供
給口232と連結している。
【0072】燃料電池スタック2の未利用空気排出口2
24は、未利用空気管路220を介して第3二方弁V3
2と連結している。第3二方弁V32は、未利用空気管
路215を介してバーナ3の空気供給口233と連結し
ている。
【0073】バーナ3は、未利用燃料ガス及び一酸化炭
素濃度の高い燃料ガスを燃焼する燃焼手段である。バー
ナ203はまた、燃料電池システムを停止した時に改質
器1に残留している燃料ガスを燃焼する燃焼手段を兼ね
ている。前記バーナ203の排ガス排出口235は、排
ガス管路227を介してターボアシストコンプレッサ2
04のタービン241と連結している。
【0074】以下、実施例2の動作及び作用について説
明する。
【0075】燃料電池システムが起動されると、メタノ
ールタンク206からメタノールポンプP3によりメタ
ノールが改質器1の燃焼部101に供給される。ターボ
アシストコンプレッサ204のモータ242も起動され
てコンプレッサ243が起動される。同時にエアーコン
プレッサC1も起動される。
【0076】燃焼部101に供給されたメタノールは、
前記エアーコンプレッサC1から供給された空気を助燃
剤として燃焼し、蒸発器102を加熱する。
【0077】水タンク205から水ポンプP1により水
が、またメタノールタンク206からメタノールポンプ
P2によりメタノールが改質器1の蒸発部102に供給
される。供給された水とメタノールは、改質器1の蒸発
部102で気化され改質部103に送られる。
【0078】改質部103では、水とメタノールの蒸気
はターボアシストコンプレッサ204のコンプレッサ2
43から第4二方弁V4を介して送られた空気と混合さ
れ、改質触媒(例えば、Pd触媒とCu−Zn触媒等)
により水素を主成分とする燃料ガスに下記の反応で改質
されCO除去部104に送られる。
【0079】CHOH +0.13O +0.47N
+0.75HO→2.75H O +CO
0.47N 前記燃料ガスは一酸化炭素を0.5〜1%含んでおり、
CO除去部104のCO除去触媒(例えば、Pt触媒
等)により一酸化炭素を前記コンプレッサ243から第
5二方弁V5を介して送られた空気で酸化してCO2に
変え、一酸化炭素濃度を10ppm以下にして燃料電池
スタック2に送られる。
【0080】起動直後においては改質部103の温度が
十分上昇していないため、前記改質器1から排出される
燃料ガスの一酸化炭素濃度は所定濃度(例えば、10p
pm)以下になっていない。
【0081】改質器1に燃料ガスであるメタノールを送
り、改質部103、CO除去部104が十分に加熱さ
れ、燃料電池スタックに供給してもよいガスのCO濃度
(10ppm以下)になったことを確認する。
【0082】図2は、本発明の実施例2の第1二方弁V
1、第2二方弁V2、第3二方弁V3の開閉制御のフロ
ーチャートであるが、基本的な作動は実施例1と同じで
ある。なお、図4(b)は、実施例2の第1二方弁V
1、第2二方弁V2、第3二方弁V3、だ4二方弁V
4、第5二方弁V5と上記フローチャートで制御される
制御手段Cとの関係を表したブロック概略図である。
【0083】図2のP1に示すように、燃料電池システ
ムが開始される前は第1二方弁V1、第2二方弁V2、
第3二方弁V3全て閉じた状態となっている。
【0084】P2に示すように、燃料電池システムが作
動し燃料が供給される。次にP3に示すように、燃料シ
ステムの開始時のように燃料ガスのCO濃度が高い10
ppm以上のときは、排気またはバーナで燃料ガスを燃
焼している。それゆえ、燃料電池スタック2の燃料ガス
供給口21と未利用燃料ガス排出口23の2つの第1二
方弁V1と第3二方弁V3は閉じ、排気側に配置された
第2二方弁V2は開いている。
【0085】P4に示すように、燃料ガスの準備が整っ
たCO濃度10ppm以下の場合、P5に示すように、
まず燃料電池スタック2未利用燃料ガス排出口側の第3
二方弁V3を開き、燃料電池スタック2内部の圧力を燃
料ガスの供給圧力に近い状態(約10秒)にまでにす
る。P4において、燃料ガスのCO濃度が高い10pp
m以上のときは、P3に戻る。
【0086】次に、P6に示すように、燃料電池スタッ
ク2に燃料ガス供給口221側の第1二方弁V1を開
き、発電を開始する。
【0087】この状態だと、改質された燃料ガスが、燃
料電池スタック2と燃焼手段203への排気と両方に流
れてしまうため、P7に示すように、排気に燃料ガスを
供給する側の第2二方弁V2を燃料電池スタック2入口
側である燃料ガス供給口221側の第1二方弁V1を開
いてから5秒後に閉じる。
【0088】実施例2は、この様に上記二方弁V1、V
2、V3を操作することで、従来の三方弁を開閉した際
に生じていたCO濃度の変化がほとんどなくなり、燃料
電池が早く発電開始できるようになる。
【0089】また、従来、燃料である天然ガスを供給し
ているポンプの圧力が、実施例2では、逆止弁から電気
駆動弁に変更することにより、ポンプの圧力が低減で
き、システムの系全体の圧力が低減できる。それゆえ、
ポンプの圧力を150KPaからほとんど無圧の30K
Paにまで低減でき、ポンプの消費電力が65Wから1
7Wにまで低減できる。
【0090】なお、バーナ203への燃料ガス供給に関
する作動は次のようである。第2二方弁V2をバーナ2
03側に切り替えて、前記燃料ガスを燃料ガス管路21
2を介して前記バーナ203に供給する。この時、三方
弁209は前記バーナ203側に切り替えられているの
で、コンプレッサ243から空気が前記バーナ203に
送られる。
【0091】バーナ203は、改質器1から送られた燃
料ガスをコンプレッサ243から送られた空気を助燃剤
にして燃焼する。前記バーナ203の排ガスはターボア
シストコンプレッサ204のタービン241に送られ、
該タービン241を回転する。
【0092】前記タービン241の回転により前記コン
プレッサ243が回転されるので、前記モータ242の
負荷が低減され、電力が節約できる。補助電力が限られ
ている自動車等車載用の燃料電池システムでは、この効
果は重要である。
【0093】前記燃料電池スタック2では、送られた燃
料ガスと空気を用いて電気化学反応により発電する。前
記燃料電池スタック2では燃料ガス中の水素は100%
利用されることはなく、およそ80%の利用率である。
前記燃料電池スタック2で利用されなかった未利用燃料
ガスは未利用燃料ガス管路219、225を介してバー
ナ203の燃料ガス供給口232に送られる。
【0094】一方、前記燃料電池スタック2には、過剰
の空気を送っているので未利用空気が未利用空気排出口
224から排出される。前記未利用空気は、未利用空気
管路220、226を介してバーナ203の空気供給口
234に送られる。
【0095】前記バーナ203では、前記燃料電池スタ
ック2から送られた未利用燃料ガスと未利用空気で燃焼
する。前記バーナ203の排ガスはターボアシストコン
プレッサ204のタービン241に送られ、該タービン
241を回転する。これで、燃料電池システムは定常運
転状態になる。
【0096】前記タービン241の回転により前記コン
プレッサが回転されるので、前記モータ242の負荷が
低減され、電力が節約できる。前記燃料電池システムの
定常運転時には、未利用燃料ガスの燃焼エネルギーが十
分あるので、前記モータを動かす必要がなくなり前記モ
ータは停止される。
【0097】実施例2では、未利用燃焼ガスの燃焼エネ
ルギーでタービンを回転させ、その動力を用いて燃料電
池システムに必要な空気を供給しているので効率的なシ
ステムになっている。前記タービンの動力を用いて発電
機を回転させて発電するシステムにすることもでき、空
気の供給と発電を同時に行うシステムにすることもでき
る。
【0098】以上、実施例2では、高温のガスの遮断機
能向上と制御性向上のため、燃料電池スタック2と改質
器1との間に第1二方弁V1と第2二方弁V2の2つに
分け、かつ燃料電池スタックの出口である未利用燃料ガ
ス排出口あるいは未利用空気排出口の逆止弁を電磁式の
第3二方弁V31、V32にする。
【0099】また、発電開始時の従来技術における三方
弁開閉によるCO濃度の急変をなくし、燃料電池スタッ
ク2のCO被毒を抑えるため、発電開始前に燃料電池ス
タック2出口側の第3二方弁V3を開き、燃料電池スタ
ック2内部の圧力をガスの自己拡散によって、徐々に燃
料ガスの供給圧力に近い状態にまでし、次に燃料電池ス
タック2入口の第1二方弁V1を開き、その後もうひと
つの排気している方の第2二方弁V2を閉じるように制
御にしたことにある。
【0100】さらに、実施例2は、実施例1と同様、シ
ステム緊急停止時にも、二方弁であるため、シール性が
よく、燃料電池スタック2、改質器1に空気を入れない
ため、ガス遮断効果の高い第1二方弁V1、第2二方弁
V2、第3二方弁V3で外気とを確実に遮断する。
【0101】また、実施例2では、バルブ弁を逆止弁で
はなく、第3二方弁V3のように、電気駆動弁にするこ
とにより、逆止弁を開くために必要な圧力が不要とな
り、高い圧力で燃料ガスを供給しなくてもよくなり、低
消費電力の燃料電池システムとなり、発電効率を高くす
ることができる。
【0102】なお実施例2では、炭化水素系燃料として
メタノールを使用したが、エタノール、を用いてもよ
い。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、水素を
主成分とする燃料ガスに炭化水素系燃料を改質する改質
器と、前記燃料ガスと酸化剤ガスを利用して発電する燃
料電池スタックと、前記燃料ガスの供給先を前記燃料電
池スタック以外に切り替える切替手段と、前記燃料電池
スタック以外に供給された前記燃料ガスを燃焼させる燃
焼部とを、を備える燃料電池システムにおいて、前記改
質器と前記燃料電池スタックとを連結する燃料ガス管路
に配設された第1二方弁と、前記改質器と前記燃焼部と
を連結する燃料ガス管路に配設された第2二方弁と、前
記燃料電池スタックと前記燃料スタックの排気側と連結
する未利用燃料ガス管路に配設された第3二方弁と、を
設けたことを特徴とする燃料電池システムであるので、
三方弁を開閉した際に生じていたCO濃度の変化がほとん
どなくなり、燃料電池が早く発電開始できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の固体高分子電解質型燃料電
池システム図。
【図2】本発明の実施例1の第1〜第3二方弁の開閉を
制御するフローチャート図。
【図3】本発明の実施例2の固体高分子電解質型燃料電
池システム図。
【図4】各二方弁と制御手段との関係を表すブロック図
であり、(a)は実施例1、(b)は実施例2を表す。
【図5】(a)は、二方弁の概略図、(b)は三方弁の
概略図。
【符号の説明】
1・・・改質器 2・・・燃料電池スタック 101・・・燃焼部 303・・・燃焼手段 12、212・・・燃料ガス管路 15、215・・・燃料ガス管路 19、219・・・未利用燃料ガス管路 20、220・・・未利用空気管路 V1・・・第1二方弁 V2・・・第2二方弁 V31(V3)・・・第3二方弁 V32(V3)・・・第3二方弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水素を主成分とする燃料ガスに炭化水素
    系燃料を改質する改質器と、前記燃料ガスと酸化剤ガス
    を利用して発電する燃料電池スタックと、前記燃料ガス
    の供給先を前記燃料電池スタック以外に切り替える切替
    手段と、前記燃料電池スタック以外に供給された前記燃
    料ガスを燃焼させる燃焼部とを、を備える燃料電池シス
    テムにおいて、 前記改質器と前記燃料電池スタックとを連結する燃料ガ
    ス管路に配設された第1二方弁と、前記改質器と前記燃
    焼部とを連結する燃料ガス管路に配設された第2二方弁
    と、前記燃料電池スタックと前記燃料スタックの排気側
    と連結する未利用燃料ガス管路に配設された第3二方弁
    と、を設けたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 【請求項2】 水素を主成分とする燃料ガスに炭化水素
    系燃料を改質する改質器と、前記燃料ガスと酸化剤ガス
    を利用して発電する燃料電池スタックと、前記燃料ガス
    の供給先を前記燃料電池スタック以外に切り替える切替
    手段と、前記燃料電池スタック以外に供給された前記燃
    料ガスを燃焼させる燃焼手段とを、を備える燃料電池シ
    ステムにおいて、 前記改質器と前記燃料電池スタックとを連結する燃料ガ
    ス管路に配設された第1二方弁と、前記改質器と前記燃
    焼手段とを連結する燃料ガス管路に配設された第2二方
    弁と、前記燃料電池スタックと前記燃焼手段と連結する
    未利用燃料ガス管路に配設された第3二方弁と、を設け
    たことを特徴とする燃料電池システム。
  3. 【請求項3】 前記改質器からの燃料ガスのCO濃度が
    所定濃度以上のときは、前記第1二方弁V1と前記第3
    二方弁V3を閉じ、前記第2二方弁V2を開いて前記燃
    焼手段で燃料ガスを燃焼し、燃料ガスのCO濃度が所定
    濃度以下のときは、前記第3二方弁V3を開き、次に前
    記第1二方弁を開き、その後前記第2二方弁を閉じるよ
    うに制御された制御手段を設けたことを特徴とする請求
    項1あるいは請求項2記載の燃料電池システム。
  4. 【請求項4】 前記第3二方弁は電気駆動弁であること
    を特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の燃料電池
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004327404A (ja) * 2003-04-30 2004-11-18 Hitachi Ltd 燃料電池の電源システム及びその支援ビジネスシステム

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