JP2003100088A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2003100088A
JP2003100088A JP2001290316A JP2001290316A JP2003100088A JP 2003100088 A JP2003100088 A JP 2003100088A JP 2001290316 A JP2001290316 A JP 2001290316A JP 2001290316 A JP2001290316 A JP 2001290316A JP 2003100088 A JP2003100088 A JP 2003100088A
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Toshiro Fujii
俊郎 藤井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源が立ち下がる時に、不十分な書込み状態
であったとしても、次に電源が立ち上がった時には十分
な書込み状態とすることができ、不揮発性メモリのメモ
リセル毎に記憶しているデータの信頼性を大幅に向上す
ることができる半導体集積回路を提供する。 【解決手段】 不揮発性メモリの電源が切れる直前の書
込み動作をデータ記憶回路DM1およびアドレス記憶回
路AM1に記憶しておき、次に電源が投入された際に
は、切れる直前の書込みをメモリアレーMA1の同じア
ドレスに同じデータを用いて再書込みを実行することに
より、メモリアレーMA1内の各メモリセルに対して完
全な書込み状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば強誘電体メ
モリやEEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メ
モリからなる半導体集積回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、多くの電子機器には、半導体
集積回路として、強誘電体メモリやEEPROMやフラ
ッシュメモリ等の不揮発性メモリからなる半導体集積回
路が広く利用されており、特に、近年では、不揮発性で
低消費電力および小型軽量という特徴を持つことから、
小型携帯機器等における画像や音声および文字などの情
報記録媒体として多く使用されるようになってきてい
る。
【0003】このような半導体集積回路では、その内部
の不揮発性メモリには、外部から書込まれたデータを記
憶するための複数のアドレスに対応するメモリセルが形
成されており、通常図5に示すように、電源電圧VDD
ラインとグランド(GND)ラインとの間にキャパシタ
を設け、この容量を調整することにより、内部の不揮発
性メモリへのデータ書込みを実行中に、回路への電力供
給用の電源がオフ(OFF)状態になった場合に、電源
電圧VDDが電圧遮断の時点から所定の傾きを持って徐
々に下降するように構成されている。
【0004】上記の下降特性には、その途中に動作下限
電圧点があり、その時点から所定の書込み動作時間が経
過した点に最終書込み電圧点がある。この動作下限電圧
から最終書込み電圧までの間の領域が記憶データ不安定
領域となり、この領域で記憶したデータは、場合によっ
ては、破壊される恐れがある。
【0005】なお、VDDラインとGNDラインとの間
に設けたキャパシタの容量を大きくするほど、下降特性
の傾斜はなだらかになり不安定領域が減少するが、キャ
パシタを形成する領域が必要になりダイサイズが大きく
なる。
【0006】上記のように、不揮発性メモリのアクセス
中に、図5に示すような特性で電源が切れても、メモリ
の内容が破壊されないように保護する方法について、特
開2000−41972号公報に示されている。
【0007】また、特開平10−334671号公報に
も、図5に示すような特性で電源の供給が遮断された場
合でも、メモリに記憶されたデータが破壊されないよう
にする方法が示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の半導体集積回路において、特開2000−4
1972号公報に記載のものでは、電源が遮断された時
にデータをRAM上に一時記憶するようにしているが、
このためには、システムの電源が遮断された際にもRA
Mが機能動作を継続する必要があり、その機能動作に対
するバックアップ用の電池等の別途電源手段がないと、
RAM上に一時記憶したデータは保持されず、RAMが
機能動作を継続するためには、そのバックアップ用の電
池等の別途電源手段が必要となり、システムの部品点数
が増加して構成が複雑化するという問題点を有してい
た。
【0009】また、特開平10−334671号公報に
記載のものでは、メモリセルごとに強誘電体メモリを設
けてデータ破壊を阻止しているために、メモリの構成が
非常に大きくなり、したがってダイサイズが非常に大き
なものになってしまうという問題点を有していた。
【0010】また、不揮発性メモリでは、バックアップ
電源無しでデータ保持を行えることを特徴としているの
で、電源電圧の与え方については制限をなくすことが一
番であり、このためにメモリ内部に電源電圧を監視する
機能を設けて、メモリが動作し始める電圧、そのメモリ
動作を停止する電圧等を決めて設定する回路を設け、こ
れにより規定電圧範囲外での書込み等の動作を制限して
いる。それらの設定電圧は、半導体集積回路の製造過程
におけるプロセス条件のばらつき等により変化するた
め、電源が低下しメモリ動作を停止する信号が出た時点
から書込みを完了するまでの間、電源電圧を正常な書込
み動作のために規定された範囲内に維持するのが難しく
なることで、最終の書込みが不十分な書込みとなり、デ
ータのリテンションの信頼性を確保するのが困難になる
という問題点を有していた。
【0011】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、電源が立ち下がる時に、データ保持に関して保証
している信頼性、例えば「データ保持期間10年」等に
対して、不十分な書込み状態であったとしても、次に電
源が立ち上がった時には十分な書込み状態とすることが
でき、不揮発性メモリのメモリセル毎に記憶しているデ
ータの信頼性を大幅に向上することができる半導体集積
回路を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の半導体集積回路は、複数のアドレスに対応
するメモリセルに、外部から書込まれたデータを記憶す
る不揮発性メモリを有する半導体集積回路において、前
記書込み動作に対応して、その書込み対象となっている
前記不揮発性メモリのアドレスを記憶するアドレス記憶
手段と、前記書込み動作に対応して、前記書込み対象ア
ドレスへの書込み対象となっているデータを記憶するデ
ータ記憶手段と、電源がオフ状態からオン状態になった
時に、前記不揮発性メモリに対して、前記電源がオフ状
態になる直前の書込み動作時に前記アドレス記憶手段に
記憶した前記不揮発性メモリのアドレスに、前記電源が
オフ状態になる直前の書込み動作時に前記データ記憶手
段に記憶したデータを、書込むように制御する制御手段
とを備えた構成としたことを特徴とする。
【0013】以上により、電源がオフ状態からオン状態
になって立ち上がった時には、電源がオフ状態となって
立ち下がる直前のアクセスにより不揮発性メモリとは別
に設けたアドレス記憶手段およびデータ記憶手段に記憶
したアドレスおよびデータを用い、不揮発性メモリに対
して、アドレス記憶手段に記憶したアドレスにデータ記
憶手段に記憶したデータを再書込みすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の半導体
集積回路は、複数のアドレスに対応するメモリセルに、
外部から書込まれたデータを記憶する不揮発性メモリを
有する半導体集積回路において、前記書込み動作に対応
して、その書込み対象となっている前記不揮発性メモリ
のアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、前記書込み
動作に対応して、前記書込み対象アドレスへの書込み対
象となっているデータを記憶するデータ記憶手段と、電
源がオフ状態からオン状態になった時に、前記不揮発性
メモリに対して、前記電源がオフ状態になる直前の書込
み動作時に前記アドレス記憶手段に記憶した前記不揮発
性メモリのアドレスに、前記電源がオフ状態になる直前
の書込み動作時に前記データ記憶手段に記憶したデータ
を、書込むように制御する制御手段とを備えた構成とす
る。
【0015】この構成によると、電源がオフ状態からオ
ン状態になって立ち上がった時には、電源がオフ状態と
なって立ち下がる直前のアクセスにより不揮発性メモリ
とは別に設けたアドレス記憶手段およびデータ記憶手段
に記憶したアドレスおよびデータを用い、不揮発性メモ
リに対して、アドレス記憶手段に記憶したアドレスにデ
ータ記憶手段に記憶したデータを再書込みする。
【0016】請求項2に記載の半導体集積回路は、請求
項1に記載の半導体集積回路において、電源電圧の状態
を監視する電源監視手段を備え、制御手段を、前記電源
監視手段からの電源電圧に関する監視情報に基づいて、
電源がオフ状態からオン状態になった時の不揮発性メモ
リに対する書込み制御を自動的に実行するよう構成す
る。
【0017】この構成によると、不揮発性メモリとし
て、例えばRFIDタグや非接触スマートカードのよう
に、電波を通じて電源を供給する不揮発性メモリを用い
た場合に、通信の状態により電源電圧が刻々と変化し
て、いったん電源電圧が低下し、再度上昇するような場
合でも、そのような電源電圧の状態を常に監視してお
き、その監視情報に基づいて、電源電圧の変化に自動的
に追随して、電源が立ち上がった時には、電源が立ち下
がる直前のアクセスにより不揮発性メモリとは別に設け
たアドレス記憶手段およびデータ記憶手段に記憶したア
ドレスおよびデータを用い、不揮発性メモリに対して、
アドレス記憶手段に記憶したアドレスにデータ記憶手段
に記憶したデータを、自動的に再書込みする。
【0018】ここで、本発明の実施の形態を説明するに
あたり、本発明の検討過程について、その概要を説明す
る。半導体集積回路内の不揮発性メモリへのデータの書
込み動作は、EEPROMやフラッシュメモリでは、メ
モリセルのノード間に電位差を与えてフローテイングゲ
ートにホットエレクトロン又はFN電流を注入すること
により、メモリセルを構成するトランジスタのスレッシ
ュホールド電圧を変化させることにより行われる。この
際の書込みの完全さはノード間の電圧差と印加時間とで
決定するため、書込み時の電位差が小さかったり印加時
間が短かかったりした場合には、保証している信頼性、
例えば「データ保持期間10年」等を満足することがで
きなくなる。
【0019】同様に、強誘電体メモリでも、強誘電体キ
ャパシタのノード間の電位差と印加時間で書込みの完全
さが決定し、同様にノード間の電位差が小さい場合に
は、保証している信頼性、例えば「データ保持期間10
年」等を満足することができなくなる。
【0020】また、不揮発性メモリではバックアップ電
源無しでデータ保持を行うことを特徴としているので、
電源電圧の与え方については制限をなくすことが一番で
あり、このためにメモリ内部に電源電圧を監視する機能
を設けて、メモリが動作し始める電圧、そのメモリ動作
を停止する電圧等を決めて設定する回路を設け、これに
より規定電圧範囲外での書込み等の動作を制限してい
る。それらの設定電圧は、半導体集積回路の製造過程に
おけるプロセス条件のばらつき等により変化するため、
電源が低下しメモリ動作を停止する信号が出た時点から
書込みを完了するまでの間、規定の電源電圧内を確保す
るのが難しくなることで、最終の書込みが不十分な書込
みとなり、データのリテンションの信頼性を確保するの
が困難になる。
【0021】本発明では、この不確実な電源電圧が低下
する直前の書込み動作に対応させて、その際のデータに
より、次に規定以上の電源電圧が印加された際に、再書
込みを行なうようにしている。
【0022】以下、本発明の一実施の形態を示す半導体
集積回路について、図面を参照しながら具体的に説明す
る。 (実施の形態1)図1は本実施の形態の半導体集積回路
の構成を示すブロック図である。図2は同実施の形態の
半導体集積回路における動作を示すタイミングチャート
である。
【0023】通常動作中におけるリード動作時には、制
御回路CC1により、アドレス記憶回路AM1にアドレ
ス/データ記憶回路制御信号(1)MS1としてLow
を入力すると同時に、データ記憶回路DM1にアドレス
/データ記憶回路制御信号(2)MS2としてLowを
入力することにより、アドレス記憶回路AM1およびデ
ータ記憶回路DM1の動作を停止して、メモリアレーM
A1に対して、アドレス制御信号AS1で制御されたア
ドレス回路AC1およびデータ制御信号DS1で制御さ
れたデータ回路DC1を通じて、外部への通常のリード
動作が行えるようにする。
【0024】また、ライト動作時には、制御回路CC1
により、アドレス記憶回路AM1にアドレス/データ記
憶回路制御信号(1)MS1としてLowを入力すると
同時に、データ記憶回路DM1にアドレス/データ記憶
回路制御信号(2)MS2としてHighを入力するこ
とにより、アドレス記憶回路AM1およびデータ記憶回
路DM1の動作を稼動して、メモリアレーMA1に対し
て、アドレス制御信号AS1で制御されたアドレス回路
AC1およびデータ制御信号DS1で制御されたデータ
回路DC1を通じて、外部からの通常のライト動作が行
えるようにするとともに、そのライト動作におけるメモ
リアレーMA1と同一アドレスのアドレス記憶回路AM
1への書込み動作、およびメモリアレーMA1と同一の
データのデータ記憶回路DM1への書込み動作をも同時
に行い、これらの書込み動作により、アドレス記憶回路
AM1内のアドレスおよびデータ記憶回路DM1内のデ
ータを常時書き換えながら記憶する。
【0025】なお、上記のアドレス記憶回路AM1およ
びデータ記憶回路DM1としては、メモリアレーMA1
に比較して書込み動作の安定性を高めるために、2トラ
ンジスタによる相補型の不揮発性メモリセルを採用して
いる。
【0026】上記の通常動作中に電源が切断され、図2
(b)に示すように、電源電圧PW1がOFFとなった
ときには、上述のライト動作時と同様に、制御回路CC
1により、アドレス記憶回路AM1にアドレス/データ
記憶回路制御信号(1)MS1としてLowを入力する
と同時に、データ記憶回路DM1にアドレス/データ記
憶回路制御信号(2)MS2としてHighを入力する
ことにより、ライト動作におけるメモリアレーMA1と
同一アドレスおよび同一データのアドレス記憶回路AM
1およびデータ記憶回路DM1への書込みにより、それ
らの最後のアドレスおよびデータがアドレス記憶回路A
M1およびデータ記憶回路DM1に記憶される。
【0027】この際には、電源電圧PW1が低下してき
ており、メモリアレーMA1の各メモリセルへの最終の
ライトデータは不十分な書込みしかされていない場合が
あり、このように不十分な書込み状態のメモリセルは、
信頼性、特にデータ保持特性を十分に満足することはで
きなくなり、例えば10年間のデータ保持のスペック
(「データ保持期間10年」)に対して、データ保持が
1年程度に減少する場合も考えられる。
【0028】次に、電源が再投入され、図2(a)に示
すように、電源電圧PW1がONとなったときには、制
御回路CC1により、アドレス記憶回路AM1にアドレ
ス/データ記憶回路制御信号(1)MS1としてHig
hを入力すると同時に、データ記憶回路DM1にアドレ
ス/データ記憶回路制御信号(2)MS2としてHig
hを入力することにより、アドレス記憶回路AM1およ
びデータ記憶回路DM1からメモリアレーMA1に対し
て、アドレス記憶回路AM1に記憶しているアドレス
に、データ記憶回路DM1に記憶しているデータを、セ
ンスアンプSA1を通じて書込み(この場合は、再書込
み)を行う。
【0029】この期間では、上述の通常のリード/ライ
ト動作は禁止している。しかし同じアドレスに対する書
込み動作である場合は、禁止を解除できる仕様にするこ
とも可能である。
【0030】以上により、電源が切れる前に不十分な書
込みで終了していたメモリアレー内の各メモリセルに、
十分な書込みを行なうことができ、メモリセルに書込ま
れているデータの信頼性を向上することができる。
【0031】以上のように、アドレス記憶回路AM1お
よびデータ記憶回路DM1内に、アドレスおよびデータ
を記憶する領域を、その書込み、消去動作をメモリアレ
ーMA1と比較して非常に早く行うために、メモリアレ
ーMA1とは別個に設けているが、このために、書込
み、消去動作中に電源が切れた場合には、メモリアレー
MA1のメモリセルへの書込み、消去が不十分になるお
それがある。
【0032】そこで、不揮発性メモリの特にEEPRO
Mにおいては、その書込み動作あるいは消去動作に応じ
てメモリセルトランジスタのVTをある一定以上高くす
る場合あるいは低くする場合によって、“1”あるいは
“0”データの記憶を行っており、例えば消去動作で
は、ある一定以上の値VTA以上にメモリセルのトラン
ジスタのVTを高くし、また書込み動作では、VTB以
下の値にVTを下げる。これらの動作は、メモリセルの
ゲート、ドレイン・ソース、基板に電位を与えることに
より行う。またメモリセルトランジスタのVT値をある
一定以上あるいは以下にするのに要する時間は、与える
電位により決定する。
【0033】しかし電位を高くした場合には、メモリセ
ルトランジスタへのストレスが大きくなる。このため
に、例えば10年間データ保持および50万回書換えを
保証する必要のあるメモリアレーMA1に対しては、こ
の保証を満足する必要があるため、書込みあるいは消去
時の電位は、ある一定以上高くすることができない。
【0034】これに対し、アドレス記憶回路AM1およ
びデータ記憶回路DM1では、データを保持する期間は
電源が切れてから次に電源投入されるまでの間だけで良
く、また書込みおよび消去も、電源のON/OFF時に
しか発生しないため、少ない回数(1日10回*10年
=36500回)でOKである。このために、書込みあ
るいは消去時の電圧を高くすることができ、書換えおよ
び消去時間を大幅に短縮することができる。
【0035】この非常に短い期間で書換えおよび消去が
可能なアドレス記憶回路AM1およびデータ記憶回路D
M1に記憶したアドレスおよびデータを、次に電源が投
入された際に、電源が切れる際に不十分な書込みあるい
は消去動作が行われたメモリアレーMA1のメモリセル
に対して、再度書込むようにする。
【0036】以上の動作終了後、制御回路CC1によ
り、アドレス記憶回路AM1にアドレス/データ記憶回
路制御信号(1)MS1としてLowを入力すると同時
に、データ記憶回路DM1にアドレス/データ記憶回路
制御信号(2)MS2としてLowを入力することによ
り、メモリアレーMA1に対して上述のような通常のリ
ード動作が行えるようにし、アドレス記憶回路AM1に
アドレス/データ記憶回路制御信号(1)MS1として
Lowを入力すると同時に、データ記憶回路DM1にア
ドレス/データ記憶回路制御信号(2)MS2としてH
ighを入力することにより、メモリアレーMA1に対
して上述のような通常のライト動作が行えるようにする
とともに、上述のようなアドレス記憶回路AM1および
データ記憶回路DM1への書込み動作をも同時に行な
う。
【0037】なお、電源を投入した場合には必ず上記再
書込みを行なうが、電源が切れる際のデータの書込みが
システム的に保証されているような場合には、電源再投
入の際の再書込みをスキップするような設定とすること
も可能である。
【0038】以上の動作により、不揮発メモリを使用す
る際に、電源電圧の投入/遮断のスペックの制限を非常
に少なくできるために、使用するシステムの構成を非常
に単純にすることができる。 (実施の形態2)次に、本実施の形態の半導体集積回路
における不揮発性メモリとして、例えばRFIDタグや
非接触スマートカードのように、電波を通じて電源を供
給する不揮発性メモリについて説明する。
【0039】図4は本実施の形態としてRFIDタグや
非接触スマートカードにおける電源電圧の時間的変化に
対する電源監視回路の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【0040】本実施の形態の半導体集積回路としてRF
IDタグやスマートカードの場合には、それらに対して
データの送受信および電力供給を行うリーダ・ライタ
(図示せず)との間の距離および障害物等の変化によ
り、例えば図4に示すように、それらの内部に形成され
た不揮発性メモリに対する電源電圧PW1が変化する。
このように、RFIDタグやスマートカードが移動して
いる間には刻々と内部の電源電圧PW1が変化してお
り、この電圧変動への対応のために不揮発性メモリのリ
ード・ライト動作を制限する必要が生じる。
【0041】そこで、上記のように、動作中のRFID
タグやスマートカードとしては、その電源電圧PW1
が、リーダ/ライタとの位置関係により絶えず変動する
ことにより、規定の電源電圧より低下し、その後に再度
電源電圧PW1が上昇して規定の電圧以上になり、動作
を開始するような場合に、上記の再書込み動作を、電源
電圧PW1を常に監視しておき自動的に行なうようにす
ることが、非常に有用である。
【0042】RFIDタグやスマートカードなどの半導
体集積回路における上記のような動作として、図1に示
す電源監視回路PM1による動作を例に挙げて、図3も
参照しながら、以下に説明する。
【0043】まず、電源監視回路PM1の基本動作を説
明する。図3は本実施の形態の半導体集積回路における
電源監視回路PM1の基本動作を示すタイミングチャー
トである。図3に示すように、半導体集積回路は、電源
がC点で投入されONすると、電源電圧PW1が所定の
傾斜で上昇すると同時に、電源監視回路PM1により電
源の電圧監視を開始し、電圧上昇途中のD点で、電源監
視回路PM1により動作上限電圧UL1を検知する。こ
の動作上限電圧UL1は半導体集積回路のプロセス/温
度等によるバラツキUB1を有し、その上側が不揮発性
メモリにおけるメモリセルへの書き込み状態が不安定な
不安定領域US1となっている。
【0044】半導体集積回路は、電源電圧PW1がさら
に上昇しE点で通常動作電圧TD1に達した後に、通常
動作を開始し、次に電源が切断されOFFするF点ま
で、通常動作を継続する。
【0045】このF点で電源電圧PW1が所定の傾斜で
下降し始めると、半導体集積回路は、電圧下降途中のG
点で、電源監視回路PM1により動作下限電圧LL1を
検知する。この動作下限電圧LL1は半導体集積回路の
プロセス/温度等によるバラツキLB1を有し、その下
側が不揮発性メモリにおけるメモリセルへの書き込み状
態が不安定な不安定領域US2となっている。
【0046】なお、DW1はD点からG点までの動作電
圧範囲であり、BW1は電圧上昇途中のプロセス/温度
等によるバラツキUB1および電圧下降途中のプロセス
/温度等によるバラツキLB1を含めた場合の動作電圧
範囲である。
【0047】このような電源監視回路PM1において、
図4に示すように、A点で、電源電圧PW1が動作可能
電圧として規定された範囲内を外れて動作下限電圧とな
ったことを検知した場合には、不揮発性メモリへのリー
ド・ライト動作の禁止期間を示すSTOP信号ST1
を、制御回路CC1に対して出力し、このSTOP信号
ST1に基づいて、制御回路CC1により、そのとき実
行中の不揮発性メモリへの書込み動作を完了した後に、
不揮発性メモリに対するリード・ライト動作を禁止す
る。
【0048】次に、再度、電源電圧PW1が上昇して、
電源監視回路PM1により、B点で、電源電圧PW1が
動作可能電圧として規定された範囲内に入ったことを検
知した場合には、制御回路CC1により、再書込み期間
として、実施の形態1で説明した再書込みの場合と同様
に、アドレス記憶回路AM1にアドレス/データ記憶回
路制御信号(1)MS1としてHighを入力すると同
時に、データ記憶回路DM1にアドレス/データ記憶回
路制御信号(2)MS2としてHighを入力すること
により、再書込み動作が自動的に開始される。この書き
込み動作の終了後は、制御回路CC1からの各制御信号
AS1、DS1、MS1、MS2に従って、上述の通常
のリード/ライト動作を継続する。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源がオ
フ状態からオン状態になって立ち上がった時には、電源
がオフ状態となって立ち下がる直前のアクセスにより不
揮発性メモリとは別に設けたアドレス記憶手段およびデ
ータ記憶手段に記憶したアドレスおよびデータを用い、
不揮発性メモリに対して、アドレス記憶手段に記憶した
アドレスにデータ記憶手段に記憶したデータを再書込み
することができる。
【0050】また、不揮発性メモリとして、例えばRF
IDタグや非接触スマートカードのように、電波を通じ
て電源を供給する不揮発性メモリを用いた場合に、通信
の状態により電源電圧が刻々と変化して、いったん電源
電圧が低下し、再度上昇するような場合でも、そのよう
な電源電圧の状態を常に監視しておき、その監視情報に
基づいて、電源電圧の変化に自動的に追随して、電源が
立ち上がった時には、電源が立ち下がる直前のアクセス
により不揮発性メモリとは別に設けたアドレス記憶手段
およびデータ記憶手段に記憶したアドレスおよびデータ
を用い、不揮発性メモリに対して、アドレス記憶手段に
記憶したアドレスにデータ記憶手段に記憶したデータ
を、自動的に再書込みすることができる。
【0051】以上のため、電源が立ち下がる時に、デー
タ保持に関して保証している信頼性、例えば「データ保
持期間10年」等に対して、不十分な書込み状態であっ
たとしても、次に電源が立ち上がった時には十分な書込
み状態とすることができ、不揮発性メモリのメモリセル
毎に記憶しているデータの信頼性を大幅に向上すること
ができる。
【0052】以上の結果、電源電圧の与え方については
まったく気にしないで使用できるようになるために、不
揮発性メモリの利便性も高まると共に、使用するシステ
ムは不揮発メモリの電源の投入/遮断に対応する必要が
ないために、回路構成をシンプルな状態に簡略化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の半導体集積回路の構成を
示すブロック図
【図2】同実施の形態の半導体集積回路における動作を
示すタイミングチャート
【図3】同実施の形態における電源監視回路の基本動作
を示すタイミングチャート
【図4】同実施の形態としてRFIDタグや非接触スマ
ートカードにおける電源電圧の時間的変化に対する電源
監視回路の動作を示すタイミングチャート
【図5】従来の半導体集積回路における電源OFF時の
時間的電圧変化を示す特性図
【符号の説明】
AC1 アドレス回路 AM1 アドレス記憶回路 AS1 アドレス制御信号 CC1 制御回路 DC1 データ回路 DM1 データ記憶回路 DS1 データ制御信号 MA1 メモリアレー MS1 アドレス/データ記憶回路制御信号(1) MS2 アドレス/データ記憶回路制御信号(2) PM1 電源監視回路 PW1 電源電圧 SA1 センスアンプ ST1 STOP信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアドレスに対応するメモリセル
    に、外部から書込まれたデータを記憶する不揮発性メモ
    リを有する半導体集積回路において、前記書込み動作に
    対応して、その書込み対象となっている前記不揮発性メ
    モリのアドレスを記憶するアドレス記憶手段と、前記書
    込み動作に対応して、前記書込み対象アドレスへの書込
    み対象となっているデータを記憶するデータ記憶手段
    と、電源がオフ状態からオン状態になった時に、前記不
    揮発性メモリに対して、前記電源がオフ状態になる直前
    の書込み動作時に前記アドレス記憶手段に記憶した前記
    不揮発性メモリのアドレスに、前記電源がオフ状態にな
    る直前の書込み動作時に前記データ記憶手段に記憶した
    データを、書込むように制御する制御手段とを備えた半
    導体集積回路。
  2. 【請求項2】 電源電圧の状態を監視する電源監視手段
    を備え、制御手段を、前記電源監視手段からの電源電圧
    に関する監視情報に基づいて、電源がオフ状態からオン
    状態になった時の不揮発性メモリに対する書込み制御を
    自動的に実行するよう構成した請求項1に記載の半導体
    集積回路。
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