JP2003099936A - 光記録媒体への情報記録方法、情報記録装置、光記録媒体及び光記録媒体の評価方法 - Google Patents

光記録媒体への情報記録方法、情報記録装置、光記録媒体及び光記録媒体の評価方法

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JP2003099936A
JP2003099936A JP2001296024A JP2001296024A JP2003099936A JP 2003099936 A JP2003099936 A JP 2003099936A JP 2001296024 A JP2001296024 A JP 2001296024A JP 2001296024 A JP2001296024 A JP 2001296024A JP 2003099936 A JP2003099936 A JP 2003099936A
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Hiroyasu Inoue
弘康 井上
Masanori Shibahara
正典 柴原
Jiro Yoshinari
次郎 吉成
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TDK Corp
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    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
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    • G11B7/126Circuits, methods or arrangements for laser control or stabilisation
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光記録媒体に記録されてから長期間が経過し
ているデータ上に新しいデータを直接上書きする場合
に、かかる新しいデータのジッタを低下させることがで
きる光記録媒体への情報記録方法を提供する。 【解決手段】 レーザビームの記録パワーと消去パワー
との比を固定しつつ、複数の組み合わせによる記録パワ
ー及び消去パワーによってそれぞれ記録を行った場合
に、ジッタが10%以下となる記録パワーの下限と上限
との中間値をPw0と定義し、記録パワーをPw0に固
定しつつ、複数の消去パワーによってそれぞれ記録を行
った場合に、ジッタが10%以下となる消去パワーの下
限と上限との中間値をPe0と定義した場合、レーザビ
ームの記録パワーをPw0に設定し、且つ、消去パワー
をPe0を超えるパワーに設定して情報の記録を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体への情
報記録方法及び情報記録装置に関し、さらに詳細には、
記録後長期間が経過しているデータ上に新しいデータを
直接上書きする場合に、かかる新しいデータのジッタを
低下させることができる光記録媒体への情報記録方法及
び情報記録装置に関する。また、本発明は、光記録媒体
に関し、さらに詳細には、記録後長期間が経過している
データ上に新しいデータを直接上書きする場合に、かか
る新しいデータのジッタを低下させることができる光記
録媒体に関する。さらに、本発明は、光記録媒体の評価
方法に関し、さらに詳細には、記録後長期間が経過して
いるデータ上に新しいデータを直接上書きする場合の特
性を評価するのに好適な光記録媒体の評価方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、デジタルデータを記録するた
めの記録媒体として、CDやDVDに代表される光記録
媒体が広く利用されており、そのデータ記録方式として
は、記録すべきデータをトラックに沿った記録マークの
長さに変調するという方式が広く用いられている。
【0003】このような記録方式を用いた場合、データ
の読み出しに際してはレーザービームが光記録媒体のト
ラックに沿って照射され、その反射光を検出することに
より記録マークの長さが判別される。また、データの書
き込みに際してはレーザービームが光記録媒体のトラッ
クに沿って照射され、所定の長さを持った記録マークが
形成される。例えば、ユーザによるデータの書き換えが
可能な光記録媒体の一種であるDVD−RWにおいて
は、3T〜11T及び14T(Tは1クロック周期)に
対応する長さの記録マークが用いられ、これによってデ
ータの記録が行われる。
【0004】ここで、光記録媒体に対するデータの記録
に際しては、一般に、形成すべき記録マークの長さに対
応する時間と同じパルス幅を持ったレーザービームが光
記録媒体に照射されるのではなく、形成すべき記録マー
クの種類に基づき定められた数のパルス列からなるレー
ザービームが光記録媒体に照射され、これによって所定
の長さをもった記録マークが形成される。例えば、上述
したDVD−RWに対するデータの記録においては、n
−1またはn−2(nは記録マークの種類であり、3〜
11及び14のいずれかの値となる)の数のパルスが連
続的に照射され、これによって3T〜11T及び14T
に対応する長さをもったいずれかの記録マークが形成さ
れる。したがって、n−2の場合、3Tに対応する長さ
をもった記録マークを形成する場合には1個のパルスが
用いられ、11Tに対応する長さをもった記録マークを
形成する場合には9個のパルスが用いられることにな
る。また、n−1の場合、3Tに対応する長さをもった
記録マークを形成する場合には2個のパルスが用いら
れ、11Tに対応する長さをもった記録マークを形成す
る場合には10個のパルスが用いられることになる。
【0005】ここで、一旦データが記録された光記録媒
体にこれと異なるデータを上書きする場合、一般に、現
在記録されているデータに対応する記録マーク列上に上
書きすべきデータに対応する記録マーク列が直接上書き
(ダイレクト・オーバーライト)される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光記録
媒体に記録されてから長期間が経過しているデータ上に
新しいデータを直接上書きする場合には、古い記録デー
タが十分に消去されない場合がある。特に、データが記
録された後、光記録媒体が高温・高湿環境下に晒されて
いた場合においては、古い記録データはより消去されに
くくなる。このため、光記録媒体に記録されてから長期
間が経過しているデータ上に新しいデータを直接上書き
すると、上書きされた新しいデータのジッタが悪化し、
場合によっては正確にデータを再生できなくなってしま
うという問題があった。
【0007】したがって、本発明の目的は、光記録媒体
への改良された情報記録方法及び改良された情報記録装
置を提供することである。
【0008】また、本発明の他の目的は、光記録媒体に
記録されてから長期間が経過しているデータ上に新しい
データを直接上書きする場合に、かかる新しいデータの
ジッタを低下させることができる光記録媒体への情報記
録方法及び情報記録装置を提供することである。
【0009】また、本発明のさらに他の目的は、記録さ
れてから長期間が経過しているデータ上に新しいデータ
を直接上書きする場合に、かかる新しいデータのジッタ
を低下させることができる光記録媒体を提供することで
ある。
【0010】また、本発明のさらに他の目的は、記録さ
れてから長期間が経過しているデータ上に新しいデータ
を直接上書きする場合の特性を評価するのに好適な光記
録媒体の評価方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
光記録媒体の記録層にレーザビームを照射することによ
って情報を記録する光記録媒体への情報記録方法であっ
て、前記レーザビームの記録パワーと前記レーザビーム
の消去パワーとの比を固定しつつ、複数の組み合わせに
よる記録パワー及び消去パワーによってそれぞれ記録を
行った場合に、ジッタが第1の値以下となる記録パワー
の下限と上限との中間値をPw0と定義し、前記レーザ
ビームの記録パワーを前記Pw0に固定しつつ、複数の
消去パワーによってそれぞれ記録を行った場合に、ジッ
タが第2の値以下となる消去パワーの下限と上限との中
間値をPe0と定義した場合、前記レーザビームの記録
パワーを実質的に前記Pw0に設定し、且つ、前記レー
ザビームの消去パワーを前記Pe0を超えるパワーに設
定して情報の記録を行うことを特徴とする光記録媒体へ
の情報記録方法によって達成される。
【0012】本発明によれば、記録パワーを実質的にP
w0に設定し、消去パワーをPe0を超えるパワーに設
定していることから、光記録媒体に記録されてから長期
間が経過しているデータ上に新しいデータを直接上書き
する場合であっても、古い記録マークが十分に消去され
る。これにより、新しいデータのジッタを低下させるこ
とが可能となる。
【0013】本発明の好ましい実施態様においては、前
記第1の値が、前記レーザビームの記録パワーと前記レ
ーザビームの消去パワーとの比を固定しつつ、複数の組
み合わせによる記録パワー及び消去パワーによってそれ
ぞれ記録を行った場合に得られるジッタの最小値+1%
であり、前記第2の値が、前記レーザビームの記録パワ
ーを前記Pw0に固定しつつ、複数の消去パワーによっ
てそれぞれ記録を行った場合に得られるジッタの最小値
+1%である。
【0014】本発明の好ましい実施態様によれば、ジッ
タの最小値+1%以下となる領域に基づいてPw0及び
Pe0を算出しているので、ジッタの変動が大きい場合
であっても、Pw0及びPe0の値として適切な値を得
ることが可能となる。
【0015】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記第1の値及び前記第2の値がいずれも10%で
ある。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、ジッタが10%以下となる領域に基づいてPw0及
びPe0を算出しているので、Pw0及びPe0の値と
してより適切な値を得ることが可能となる。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記レーザビームの消去パワーを前記Pe0×1.
3未満に設定して情報の記録を行う。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、高データ転送レートを実現するために結晶化速度の
速い材料によって記録層が構成された光記録媒体に対し
てデータを記録する場合であっても、クロスイレーズを
効果的に抑制することが可能となる。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記比が、0.5以上である。
【0020】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記比が、0.55以上である。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、少なくとも3本のトラックに対して同じ条件で情報
の記録を行い、その後、前記3本のトラックのうち中央
のトラックに対してジッタを測定することにより前記P
w0及び前記Pe0の決定を行う。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、選択された変調方式により定義される複数の記録マ
ークのうち最も長い第1の記録マークを所定のトラック
に形成した場合における前記第1の記録マークのキャリ
アレベルをCi(dBm)とし、前記所定のトラックに
隣接する両側のトラックに前記複数の記録マークのうち
前記第1の記録マークの次に長い第2の記録マークを形
成した後における前記第1の記録マークのキャリアレベ
ルをCa(dBm)とした場合、0dB>Ca−Ci≧
−0.5dBとなるように前記レーザビームの消去パワ
ーを設定して情報の記録を行う。
【0023】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、クロスイレーズをより効果的に抑制することが可能
となる。
【0024】本発明の前記目的はまた、光記録媒体の記
録層にレーザビームを照射することによって情報を記録
する情報記録装置であって、前記レーザビームの記録パ
ワーと前記レーザビームの消去パワーとの比を固定しつ
つ、複数の組み合わせによる記録パワー及び消去パワー
によってそれぞれ記録を行った場合に、ジッタが第1の
値以下となる記録パワーの下限と上限との中間値をPw
0と定義し、前記レーザビームの記録パワーを前記Pw
0に固定しつつ、複数の消去パワーによってそれぞれ記
録を行った場合に、ジッタが第2の値以下となる消去パ
ワーの下限と上限との中間値をPe0と定義した場合、
前記レーザビームの記録パワーを実質的に前記Pw0に
設定し、且つ、前記レーザビームの消去パワーを前記P
e0を超えるパワーに設定して情報の記録を行うことを
特徴とする情報記録装置によって達成される。
【0025】本発明の前記目的はまた、少なくとも記録
層を有し、前記記録層にレーザビームが照射されること
によって情報が記録される光記録媒体であって、前記レ
ーザビームの記録パワーと前記レーザビームの消去パワ
ーとの比を固定しつつ、複数の組み合わせによる記録パ
ワー及び消去パワーによってそれぞれ記録を行った場合
に、ジッタが第1の値以下となる記録パワーの下限と上
限との中間値をPw0と定義し、前記レーザビームの記
録パワーを前記Pw0に固定しつつ、複数の消去パワー
によってそれぞれ記録を行った場合に、ジッタが第2の
値以下となる消去パワーの下限と上限との中間値をPe
0と定義した場合、前記レーザビームの記録パワーを実
質的に前記Pw0に設定し、且つ、前記レーザビームの
消去パワーを前記Pe0を超えるパワーに設定して情報
の記録を行うために必要な情報を有することを特徴とす
る光記録媒体によって達成される。
【0026】本発明の好ましい実施態様においては、前
記レーザビームの記録パワーを実質的に前記Pw0に設
定し、且つ、前記レーザビームの消去パワーを前記Pe
0×1〜1.3に設定して、選択された変調方式により
定義される複数の記録マークのうち最も長い第1の記録
マークを所定のトラックに形成した場合における前記第
1の記録マークのキャリアレベルをCi(dBm)と
し、前記所定のトラックに隣接する両側のトラックに前
記複数の記録マークのうち前記第1の記録マークの次に
長い第2の記録マークを形成した後における前記第1の
記録マークのキャリアレベルをCa(dBm)とした場
合、0dB>Ca−Ci≧−0.5dBとなる。
【0027】本発明の前記目的はまた、光記録媒体の記
録層にレーザビームを照射することによって情報を記録
する光記録媒体の評価方法であって、前記レーザビーム
の記録パワーと前記レーザビームの消去パワーとの比を
固定しつつ、複数の組み合わせによる記録パワー及び消
去パワーによってそれぞれ記録を行うことにより、ジッ
タが第1の値以下となる記録パワーの下限と上限を決定
してその中間値を算出し、次に、前記レーザビームの記
録パワーを前記中間値に固定しつつ、複数の消去パワー
によってそれぞれ記録を行った場合に、ジッタが第2の
値以下となる消去パワーの下限と上限を決定してその中
間値を算出することを特徴とする光記録媒体の評価方法
によって達成される。
【0028】本発明の好ましい実施態様においては、前
記レーザビームの記録パワー及び消去パワーをそれぞれ
前記中間値に設定して情報の記録を行い、そのジッタを
測定する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0030】図1は、本発明の好ましい実施態様にかか
る情報記録装置の主要部を概略的に示す図である。
【0031】本実施態様にかかる情報記録装置は、図1
に示されるように、光記録媒体1を回転させるためのス
ピンドルモータ2と、光記録媒体1にレーザビームを照
射するヘッド3と、スピンドルモータ2及びヘッド3の
動作を制御するコントローラ4と、ヘッド3にレーザ駆
動信号を供給するレーザ駆動回路5と、ヘッド3にレン
ズ駆動信号を供給するレンズ駆動回路6とを備えてい
る。
【0032】さらに、図1に示されるように、コントロ
ーラ4にはフォーカスサーボ追従回路7、トラッキング
サーボ追従回路8及びレーザコントロール回路9が含ま
れている。フォーカスサーボ追従回路7が活性化する
と、回転している光記録媒体1の記録面にフォーカスが
かかった状態となり、トラッキングサーボ追従回路8が
活性化すると、光記録媒体1の偏芯している信号トラッ
クに対して、レーザビームのスポットが自動追従状態と
なる。フォーカスサーボ追従回路7及びトラッキングサ
ーボ追従回路8には、フォーカスゲインを自動調整する
ためのオートゲインコントロール機能及びトラッキング
ゲインを自動調整するためのオートゲインコントロール
機能がそれぞれ備えられている。また、レーザコントロ
ール回路9は、レーザ駆動回路5により供給されるレー
ザ駆動信号を生成する回路であり、光記録媒体1に記録
されている記録条件設定情報に基づいて、適切なレーザ
駆動信号の生成を行う。ここで、記録条件設定情報と
は、光記録媒体1に対してデータを記録する場合に必要
な各種条件、例えば、レーザビームのパワーや以下に詳
述する記録ストラテジ等を特定するために用いられる情
報をいう。記録条件設定情報としては、データの記録に
必要な各条件を具体的に示すもののみならず、情報記録
装置内にあらかじめ格納されている各種条件のいずれか
を指定することにより記録条件の特定を行うものも含ま
れる。
【0033】尚、これらフォーカスサーボ追従回路7、
トラッキングサーボ追従回路8及びレーザコントロール
回路9については、コントローラ4内に組み込まれた回
路である必要はなく、コントローラ4と別個の部品であ
っても構わない。さらに、これらは物理的な回路である
必要はなく、コントローラ4内で実行されるソフトウェ
アであっても構わない。
【0034】次に、本実施態様にかかる光記録媒体の構
造について説明する。
【0035】図2は、本実施態様にかかる光記録媒体1
の構造を概略的に示す断面図である。
【0036】図2に示されるように、本実施態様にかか
る光記録媒体1は、基板11と、基板11上に設けられ
た反射層12と、反射層12上に設けられた第2の誘電
体層13と、第2の誘電体層13上に設けられた記録層
14と、記録層14上に設けられた第1の誘電体層15
と、第1の誘電体層15上に設けられた放熱層16と、
放熱層16上に設けられた光透過層17によって構成さ
れ、光記録媒体10の中央部分には孔18が設けられて
いる。このような構造を有する光記録媒体10において
は、光透過層17側からレーザビームが照射されること
によってデータの記録が行われ、光透過層17側からレ
ーザビームが照射されることによってデータの再生が行
われる。
【0037】特に限定されるものではないが、基板11
はポリカーボネートからなり、反射層12は銀を主成分
とする合金からなり、第2の誘電体層13はAl
からなり、記録層14はAgInSbTeGeからな
り、第1の誘電体層15はZnS−SiOからなり、
放熱層16はAlからなり、光透過層17は紫外
線硬化性樹脂からなる。また、特に限定されるものでは
ないが、基板11の厚さは約1.1mmであり、反射層
12厚さは10〜300nmであり、第2の誘電体層1
3の厚さは2〜50nmであり、記録層14の厚さは5
〜30nmであり、第1の誘電体層15の厚さは10〜
300nmであり、放熱層16の厚さは10〜200n
m、好ましくは30〜100nmであり、光透過層17
の厚さは10〜300μm、好ましくは50〜150μ
mである。
【0038】放熱層16は、記録層14に与えられた熱
を効率的に放熱させるための層であり、光記録媒体1の
パワーマージンを拡大する役割を果たす。したがって、
放熱層16の熱伝導率は、少なくとも第1の誘電体層1
5の熱伝導率よりも高いことが求められる。
【0039】このような構造を有する光記録媒体1に対
するデータの記録においては、ヘッド3の一部でありレ
ーザビームを収束するための対物レンズと光記録媒体1
の表面との距離(ワーキング・ディスタンス)が非常に
狭く(例えば、約80〜150μm)設定され、これに
より、従来に比べて極めて小さいビームスポット径が実
現されている。このような構造を持つ光記録媒体1は、
大容量且つ高データ転送レートを実現可能である。ま
た、光記録媒体1には、上述した記録条件設定情報が記
録されている。
【0040】光記録媒体1の記録層14(AgInSb
TeGe)は、相変化膜であり、結晶状態である場合の
反射率とアモルファス状態である場合の反射率とが異な
ることを利用してデータの記録が行われる。具体的に
は、未記録領域における記録層14の状態は結晶状態と
なっており、このため、その反射率は例えば20%とな
っている。このような未記録領域に何らかのデータを記
録する場合、記録すべきデータにしたがい、記録層14
の所定の部分を融点を超える温度に加熱した後、急冷す
ることによってアモルファス状態に変化させる。アモル
ファス状態となった部分における反射率は例えば7%と
なり、これにより、所定のデータが記録された状態とな
る。そして、一旦記録したデータを上書きする場合に
は、上書きすべきデータが記録されている部分の記録層
14を記録すべきデータにしたがい、結晶化温度以上若
しくは融点以上の温度に加熱し、結晶状態若しくはアモ
ルファス状態に変化させる。
【0041】この場合、記録層14を溶融する際に照射
されるレーザビームのパワーPw(記録パワー)と、記
録層14を冷却する際に照射されるレーザビームのパワ
ーPb(基底パワー)と、記録層14を結晶化する際に
照射されるレーザビームのパワーPe(消去パワー)と
の関係は、 Pw>Pe≧Pb である。したがって、光記録媒体1にデータを記録する
場合、コントローラ4は光記録媒体1より読み出された
記録条件設定情報に基づき、レーザコントロール回路9
を介して、レーザビームのパワーがPw、PeまたはP
bとなるようレーザ駆動回路5を制御し、これに基づい
て、レーザ駆動回路5はレーザ駆動信号のパワーを制御
する。
【0042】本実施態様においては、レーザビームのパ
ワーPwとPeは、以下のようにして決定される。
【0043】まず、レーザビームの記録パワーPwと消
去パワーPeとの比を固定しつつ、複数の組み合わせに
よる記録パワーPw及び消去パワーPeによってそれぞ
れ記録を行い、それぞれジッタを測定する。ここで、固
定される記録パワーPwと消去パワーPeとの比(Pe
/Pw)としては、0.5以上に設定することが好まし
く、0.55以上に設定することが特に好ましい。
【0044】次に、測定されたジッタが所定値以下とな
る記録パワーの下限と上限との中間値を求め、これをP
w0と定義する。本実施態様においては、レーザビーム
の記録パワーPwは、Pw0と実質的に同じパワーに設
定される。ここで、ジッタの変動が大きい場合であって
も、Pw0の値として適切な値を得るためには、上記所
定値としては得られたジッタの最小値+1%に設定する
ことが好ましく、10%とすることがより好ましい。
【0045】次に、レーザビームの記録パワーをPw0
に固定しつつ、複数の消去パワーによってそれぞれ記録
を行い、それぞれジッタを測定する。次に、測定された
ジッタが所定値以下となる消去パワーの下限と上限との
中間値を求め、これをPe0と定義する。本実施態様に
おいては、レーザビームの消去パワーPeは、Pe0を
実質的に超えるパワーに設定される。ここで、ジッタの
変動が大きい場合であっても、Pe0の値として適切な
値を得るためには、上記所定値としては得られたジッタ
の最小値+1%に設定することが好ましく、10%とす
ることがより好ましい。
【0046】これにより、光記録媒体1に記録されてか
ら長期間が経過しているデータ上に新しいデータを直接
上書きする場合であっても、十分に低いジッタを得るこ
とが可能となる。但し、レーザビームの消去パワーPe
が強すぎると、隣接するトラックに記録されたデータの
キャリアレベルを減少させる、いわゆるクロスイレーズ
が顕著となるため、Pe0×1.0<Pe<Pe0×
1.3に設定することが好ましく、Pe0×1.1<P
e<Pe0×1.25に設定することがより好ましく、
Pe0×1.15<Pe<Pe0×1.2に設定するこ
とが特に好ましい。
【0047】このようにして決定されたレーザビームの
パワーPw、Pe及びPbに関する情報は、記録条件設
定情報として光記録媒体1に格納され、図1に示した情
報記録装置は、これに基づいてレーザビームのパワーを
上述のように設定する。
【0048】また、本実施態様にかかる情報記録方法に
おいては、(1,7)RLLの変調方式が採用されてい
る。但し、本発明による情報記録方法の適用が、かかる
変調方式を用いた場合に限定されるものではなく、他の
変調方式を用いた場合であっても適用可能であることは
言うまでもない。尚、本明細書においては、記録マーク
を形成するためのレーザビームの照射方法、すなわちレ
ーザビームのパルス数、各パルスのパルス幅、パルス間
隔、パルスのパワー等の設定を「記録ストラテジ」と呼
ぶことがある。
【0049】図3は、2Tに対応する長さの記録マーク
を形成する場合の記録ストラテジを示す図である。
【0050】図3に示されるように、2Tに対応する長
さの記録マークを形成する場合、レーザビームのパルス
数は「1」に設定される。ここで、レーザビームのパル
ス数とは、レーザビームのパワーがPwまで高められた
回数によって定義される。より詳細には、レーザビーム
が記録マークの始点に位置するタイミングを時刻tsと
し、レーザビームが記録マークの終点に位置するタイミ
ングを時刻teとした場合、時刻tsから時刻teまで
の間に、レーザビームのパワーが一旦Pwとされ、次
に、パワーPbとされる。ここで、時刻ts以前におけ
るレーザビームのパワーはPeに設定されており、時刻
tsにおいてレーザビームの立ち上げが開始される。ま
た、時刻teにおけるレーザビームのパワーはPeまた
はPbに設定される。
【0051】Tpulseの期間においては、光記録媒
体10の記録層14は高いエネルギーを受けてその温度
が融点を超え、Tclの期間においては、光記録媒体1
0の記録層14は急速に冷却される。これにより、光記
録媒体10の記録層14には、2Tに対応する長さの記
録マークが形成される。
【0052】他の長さの記録マークを形成する場合も、
上記2Tに対応する長さの記録マークを形成する場合と
同様、レーザビームのパワーがPw、Pe或いはPbに
設定され、各々所定数のパルスによって所望の長さをも
つ記録マークが形成される。
【0053】
【実施例】まず、図2に示した構造を有し、基板11の
厚みが1.1mmであり、反射層12の厚みが100n
mであり、第2の誘電体層13の厚みが20nmであ
り、記録層14の厚みが12nmであり、第1の誘電体
層15の厚みが30nmであり、放熱層16の厚みが3
0nmであり、光透過層17の厚みが100μmである
光記録媒体1を用意した。
【0054】このような光記録媒体1に対し、記録パワ
ーPwと消去パワーPeとの比(=Pe/Pw)を0.
55に固定しつつ種々の記録パワーPwを用いて混合信
号の形成を行うとともに、記録パワーPwと消去パワー
Peとの比(=Pe/Pw)を0.6に固定しつつ種々
の記録パワーPwを用いて混合信号の形成を行った。各
混合信号の形成は、表1に示す条件のもと3トラックに
亘って行った。
【0055】
【表1】 次に、各混合信号が形成された3つのトラックのうち、
中央のトラックのクロックジッタを測定した。測定にお
いては、タイムインターバルアナライザにより再生信号
の「ゆらぎ(σ)」を求め、σ/Tw(Tw:クロック
の1周期)により算出した。測定の結果を図4に示す。
【0056】図4に示すとおり、ジッタが最小となる
(約9%)のはPe/Pwを0.55とした場合であっ
た。また、Pe/Pwを0.55とした場合において、
ジッタが10%以下となる記録パワーPwの下限をPw
(min)、ジッタが10%以下となる記録パワーPw
の上限をPw(max)と定義し、さらに、これらの中
間値をPw0と定義した場合、 Pw(min)=3.8mW Pw(max)=4.6mW であるから、 Pw0=4.2mW となる。
【0057】次に、上記光記録媒体1に対し、記録パワ
ーPwをPw0(=4.2mW)に固定しつつ種々の消
去パワーPeを用いて混合信号の形成を行った。各混合
信号の形成は、表1に示す条件のもと3トラックに亘っ
て行った。
【0058】次に、各混合信号が形成された3つのトラ
ックのうち、中央のトラックのクロックジッタを測定し
た。測定の結果を図5に示す。
【0059】図5に示すとおり、得られたジッタの最小
値は約9%であった。また、ジッタが10%以下となる
消去パワーPeの下限をPe(min)、ジッタが10
%以下となる消去パワーPeの上限をPe(max)と
定義し、さらに、これらの中間値をPe0と定義した場
合、 Pe(min)=1.85mW Pe(max)=3.35mW であるから、 Pe0=2.6mW となる。
【0060】以上より、かかる光記録媒体1に対して
は、通常の条件下では、Pw=4.2mW、Pe=2.
6mWに設定してデータの記録を行う場合に最も低いジ
ッタ(約9%)が得られることが分かった。
【0061】次に、かかる光記録媒体1を温度80℃、
相対湿度85%の環境下に50時間保存した後、既にデ
ータが記録されているトラックに対し、記録パワーPw
をPw0(=4.2mW)に固定しつつ種々の消去パワ
ーPeを用いて、異なる混合信号を1回オーバーライト
した。各混合信号の形成は、表1に示す条件のもと、既
にデータが記録されている3本のトラックのうち中央の
トラックに対して行った。
【0062】そして、オーバーライトした各混合信号の
クロックジッタを測定した。測定の結果を図6に示す。
【0063】図6に示すとおり、上記環境下に保存した
後、Pw=4.2mW(Pw0)、Pe=2.6mW
(Pe0)に設定してオーバーライトした場合、ジッタ
が悪化している(10%以上)ことが分かる。また、図
6を参照すれば、上記環境下に保存した後のオーバーラ
イトにおいて低いジッタを得るためには、Pe>2.6
mW(Pe0)に設定する必要があることが分かる。よ
り詳細には、Pe0×1.0<Pe<Pe0×1.3に
設定することで低いジッタを得ることができ、Pe0×
1.1<Pe<Pe0×1.25に設定することでより
低いジッタを得ることができ、Pe0×1.15<Pe
<Pe0×1.2に設定することでよりいっそう低いジ
ッタを得ることができる。
【0064】次に、上記環境下に保存した後の光記録媒
体1に対し、記録パワーPwをPw0(=4.2mW)
に固定しつつ種々の消去パワーPeを用いて、8Tに対
応する長さの記録マークを1本のトラックに形成し、そ
のキャリアレベルCi(dBm)を測定した。次に、8
Tに対応する長さの記録マークが形成されたトラックに
隣接する両側のトラックに、7Tに対応する長さの記録
マークを同じ条件で形成し、その後、8Tに対応する長
さの記録マークのキャリアレベルCa(dBm)を測定
した。
【0065】両側のトラックに7Tに対応する長さの記
録マークが形成される前後におけるキャリアレベルの差
(=Ca−Ci)を表2に示す
【0066】
【表2】 表2に示すとおり、Pe0×1.0<Pe<Pe0×
1.3に設定した場合であっても、キャリアレベルの低
下は0.5dB以下に抑えられている。
【0067】このように、本実施態様においては、レー
ザビームの記録パワーPwがPw0に設定され、消去パ
ワーPeがPe0を超えるレベルに設定されていること
から、データの上書きにおいて、記録層14に既に形成
されている古い記録マークを十分に消去することが可能
となる。これにより、上書きされた新たな記録マークの
ジッタが大幅に改善される。
【0068】特に、消去パワーPeをPe0×1〜1.
3に設定した場合には、クロスイレーズを十分に抑制す
ることが可能となり、高データ転送レートを実現するた
めに結晶化速度の速い材料によって記録層が構成された
光記録媒体に対するデータの記録においても、クロスイ
レーズを効果的に抑制することが可能となる。
【0069】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0070】例えば、上記実施態様にかかる光記録媒体
として、図2に示した構造を有する光記録媒体1を挙げ
たが、本発明の適用が可能な光記録媒体としてはかかる
構造を有する光記録媒体に制限されることはなく、これ
とは異なる構造を有する光記録媒体に対しても適用可能
である。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
光記録媒体に記録されてから長期間が経過しているデー
タ上に新しいデータを直接上書きする場合であっても、
記録層14に既に形成されている古い記録マークが十分
に消去されることから、かかる新しいデータのジッタを
低下させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかる情報記録装
置の主要部を概略的に示す図である。
【図2】本発明の好ましい実施態様にかかる光記録媒体
1の構造を概略的に示す断面図である。
【図3】2Tに対応する長さの記録マークを形成する場
合の記録ストラテジを示す図である。
【図4】記録パワーPwと消去パワーPeとの比を0.
55に固定しつつ種々の記録パワーPwを用いて混合信
号を形成した場合におけるジッタを示すグラフである。
【図5】記録パワーPwをPw0に固定しつつ種々の消
去パワーPeを用いて混合信号を形成した場合における
ジッタを示すグラフである。
【図6】相対湿度85%の環境下に50時間保存した
後、記録パワーPwをPw0に固定しつつ種々の消去パ
ワーPeを用いて異なる混合信号をオーバーライトした
場合におけるジッタを示すグラフである。
【符号の説明】
1 光記録媒体 2 スピンドルモータ 3 記録ヘッド 4 コントローラ 5 レーザ駆動回路 6 レンズ駆動回路 7 フォーカスサーボ追従回路 8 トラッキングサーボ追従回路 9 レーザコントロール回路 10 消去ヘッド 11 基板 12 反射層 13 第2の誘電体層 14 記録層 15 第1の誘電体層 16 放熱層 17 光透過層 18 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉成 次郎 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB04 CC01 CC02 DD03 EE05 HH01 5D119 AA21 AA23 AA26 BA01 EC09 5D789 AA21 AA23 AA26 BA01 EC09

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体の記録層にレーザビームを照
    射することによって情報を記録する光記録媒体への情報
    記録方法であって、前記レーザビームの記録パワーと前
    記レーザビームの消去パワーとの比を固定しつつ、複数
    の組み合わせによる記録パワー及び消去パワーによって
    それぞれ記録を行った場合に、ジッタが第1の値以下と
    なる記録パワーの下限と上限との中間値をPw0と定義
    し、前記レーザビームの記録パワーを前記Pw0に固定
    しつつ、複数の消去パワーによってそれぞれ記録を行っ
    た場合に、ジッタが第2の値以下となる消去パワーの下
    限と上限との中間値をPe0と定義した場合、前記レー
    ザビームの記録パワーを実質的に前記Pw0に設定し、
    且つ、前記レーザビームの消去パワーを前記Pe0を超
    えるパワーに設定して情報の記録を行うことを特徴とす
    る光記録媒体への情報記録方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の値が、前記レーザビームの記
    録パワーと前記レーザビームの消去パワーとの比を固定
    しつつ、複数の組み合わせによる記録パワー及び消去パ
    ワーによってそれぞれ記録を行った場合に得られるジッ
    タの最小値+1%であり、前記第2の値が、前記レーザ
    ビームの記録パワーを前記Pw0に固定しつつ、複数の
    消去パワーによってそれぞれ記録を行った場合に得られ
    るジッタの最小値+1%であることを特徴とする請求項
    1に記載の光記録媒体への情報記録方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の値及び前記第2の値がいずれ
    も10%であることを特徴とする請求項1に記載の光記
    録媒体への情報記録方法。
  4. 【請求項4】 前記レーザビームの消去パワーを前記P
    e0×1.3未満に設定して情報の記録を行うことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の光記録
    媒体への情報記録方法。
  5. 【請求項5】 前記比が、0.5以上であることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の光記録媒
    体への情報記録方法。
  6. 【請求項6】 前記比が、0.55以上であることを特
    徴とする請求項5に記載の光記録媒体への情報記録方
    法。
  7. 【請求項7】 少なくとも3本のトラックに対して同じ
    条件で情報の記録を行い、その後、前記3本のトラック
    のうち中央のトラックに対してジッタを測定することに
    より前記Pw0及び前記Pe0の決定を行うことを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の光記録媒
    体への情報記録方法。
  8. 【請求項8】 選択された変調方式により定義される複
    数の記録マークのうち最も長い第1の記録マークを所定
    のトラックに形成した場合における前記第1の記録マー
    クのキャリアレベルをCi(dBm)とし、前記所定の
    トラックに隣接する両側のトラックに前記複数の記録マ
    ークのうち前記第1の記録マークの次に長い第2の記録
    マークを形成した後における前記第1の記録マークのキ
    ャリアレベルをCa(dBm)とした場合、0dB>C
    a−Ci≧−0.5dBとなるように前記レーザビーム
    の消去パワーを設定して情報の記録を行うことを特徴と
    する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の光記録媒体
    への情報記録方法。
  9. 【請求項9】 光記録媒体の記録層にレーザビームを照
    射することによって情報を記録する情報記録装置であっ
    て、前記レーザビームの記録パワーと前記レーザビーム
    の消去パワーとの比を固定しつつ、複数の組み合わせに
    よる記録パワー及び消去パワーによってそれぞれ記録を
    行った場合に、ジッタが第1の値以下となる記録パワー
    の下限と上限との中間値をPw0と定義し、前記レーザ
    ビームの記録パワーを前記Pw0に固定しつつ、複数の
    消去パワーによってそれぞれ記録を行った場合に、ジッ
    タが第2の値以下となる消去パワーの下限と上限との中
    間値をPe0と定義した場合、前記レーザビームの記録
    パワーを実質的に前記Pw0に設定し、且つ、前記レー
    ザビームの消去パワーを前記Pe0を超えるパワーに設
    定して情報の記録を行うことを特徴とする情報記録装
    置。
  10. 【請求項10】 少なくとも記録層を有し、前記記録層
    にレーザビームが照射されることによって情報が記録さ
    れる光記録媒体であって、前記レーザビームの記録パワ
    ーと前記レーザビームの消去パワーとの比を固定しつ
    つ、複数の組み合わせによる記録パワー及び消去パワー
    によってそれぞれ記録を行った場合に、ジッタが第1の
    値以下となる記録パワーの下限と上限との中間値をPw
    0と定義し、前記レーザビームの記録パワーを前記Pw
    0に固定しつつ、複数の消去パワーによってそれぞれ記
    録を行った場合に、ジッタが第2の値以下となる消去パ
    ワーの下限と上限との中間値をPe0と定義した場合、
    前記レーザビームの記録パワーを実質的に前記Pw0に
    設定し、且つ、前記レーザビームの消去パワーを前記P
    e0を超えるパワーに設定して情報の記録を行うために
    必要な情報を有することを特徴とする光記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記レーザビームの記録パワーを実質
    的に前記Pw0に設定し、且つ、前記レーザビームの消
    去パワーを前記Pe0×1〜1.3に設定して、選択さ
    れた変調方式により定義される複数の記録マークのうち
    最も長い第1の記録マークを所定のトラックに形成した
    場合における前記第1の記録マークのキャリアレベルを
    Ci(dBm)とし、前記所定のトラックに隣接する両
    側のトラックに前記複数の記録マークのうち前記第1の
    記録マークの次に長い第2の記録マークを形成した後に
    おける前記第1の記録マークのキャリアレベルをCa
    (dBm)とした場合、0dB>Ca−Ci≧−0.5
    dBとなることを特徴とする請求項10に記載の光記録
    媒体。
  12. 【請求項12】 光記録媒体の記録層にレーザビームを
    照射することによって情報を記録する光記録媒体の評価
    方法であって、前記レーザビームの記録パワーと前記レ
    ーザビームの消去パワーとの比を固定しつつ、複数の組
    み合わせによる記録パワー及び消去パワーによってそれ
    ぞれ記録を行うことにより、ジッタが第1の値以下とな
    る記録パワーの下限と上限を決定してその中間値を算出
    し、次に、前記レーザビームの記録パワーを前記中間値
    に固定しつつ、複数の消去パワーによってそれぞれ記録
    を行った場合に、ジッタが第2の値以下となる消去パワ
    ーの下限と上限を決定してその中間値を算出することを
    特徴とする光記録媒体の評価方法。
  13. 【請求項13】 前記レーザビームの記録パワー及び消
    去パワーをそれぞれ前記中間値に設定して情報の記録を
    行い、そのジッタを測定することを特徴とする請求項1
    2に記載の光記録媒体の評価方法。
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