JPH09305971A - 情報記録方式及び情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録方式及び情報記録再生装置

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JPH09305971A
JPH09305971A JP9056389A JP5638997A JPH09305971A JP H09305971 A JPH09305971 A JP H09305971A JP 9056389 A JP9056389 A JP 9056389A JP 5638997 A JP5638997 A JP 5638997A JP H09305971 A JPH09305971 A JP H09305971A
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recording
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cooling
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研哉 横井
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/006Overwriting
    • G11B7/0062Overwriting strategies, e.g. recording pulse sequences with erasing level used for phase-change media

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】マークエッジ部の長さを正確に制御でき、エッ
ジシフト、ジッタの悪化、オーバーライト特性の低下、
半導体レーザーの寿命低下等を防止することができる情
報記録方式の提供。 【解決手段】本発明は、LD光源にマルチパルスの光を
発光させて相変化型の記録媒体上に記録マークを形成す
る情報記録方式において、記録媒体上の有効スポット径
と最短長xTのマークとの大小に応じて、先頭冷却パル
スAから最後尾冷却パルスCrまでの累積長を変化させ
る。例えば記録媒体上の有効スポット径が最短長xT
(例えば3T)のマークより略小さい場合は、yT長
(例えば5T)のマークを記録する際に、n=y−x+
1(=3)個の後部加熱パルスBと後部冷却パルスCを
先頭加熱パルスAと最後尾冷却パルスCrの間に繰返し
発光させる。また、有効スポット径がxTマーク長より
略大きい場合は、n=y−x個となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、結晶相とアモルフ
ァス相とに可逆的に相変化する記録層を有する記録媒体
(光ディスク等)上に情報を光源からのレーザー光によ
り記録する情報記録方式、及びその情報記録方式を用い
た書き替え型光ディスクドライブ装置等の情報記録再生
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マルチメディアの普及に伴い音楽用C
D、CD−ROMなどの再生専用メディア(記録媒体)
や情報再生装置が実用化されている。また最近では、色
素メディアを用いた追記型光ディスクや、光磁気(M
O)メディアを用いた書き替え可能なMOディスクの他
に相変化型メディアも注目されており、これらの記録媒
体を用いた情報記録再生装置が実用化されている。尚、
相変化型メディアは記録材料を結晶相とアモルファス相
とに可逆的に相変化させて情報を記録するものである。
また、相変化型メディアは、MOメディアなどと異なり
外部磁界を必要とせず半導体レーザーからなる光源から
のレーザー光だけで情報の記録、再生ができ、かつ、情
報の記録と消去がレーザー光により一度に行なわれるオ
ーバーライト記録が可能である。
【0003】相変化型メディアに情報を記録するための
一般的な記録波形としては例えばEFM(Eight Four
teen Modulation)変調コードなどに基づいて生成した
単パルスの半導体レーザー発光波形があるが、この記録
波形による単パルス記録では、蓄熱のため記録マークが
涙状に歪みを生じたり、冷却速度が不足してアモルファ
ス相の形成が不十分となり、レーザー光に対して低反射
率の記録マークが得られないなどの問題がある。
【0004】このため、相変化メディアに情報を記録す
る従来の記録方式は、図12に示すようにEFM変調コ
ードなどの記録データに基づいて生成した多段の記録パ
ワーを用いたマルチパルス波形のレーザー光により相変
化型メディアにマークを形成することで上記の問題を防
止している。このマルチパルス波形のマーク部は、相変
化型メディアの記録膜を融点温度以上に十分に予備加熱
するための先頭加熱パルスAと、後続する複数個の連続
加熱パルスBと、それらの間の連続冷却パルスCからな
っており、先頭加熱パルスAの発光パワーをPwa、加
熱パルスBの発光パワーをPwb、冷却パルスCの発光
パワーをPwc、リードパワーをPrとすれば、それぞ
れの発光パワーは、 Pwb≧Pwa>Pwc≒Pr に設定されている。また、マルチパルス波形のスペース
部はイレースパルスDからなり、その発光パワーPed
はPwa<Ped<Pwcに設定されている。このよう
に記録波形をマルチパルス発光波形とすることで、相変
化型メディアのマーク部は加熱パルスA,Bと冷却パル
スCによる加熱→冷却の急冷条件によりアモルファス相
が形成され、スペース部はイレースパルスDによる加熱
のみの徐冷条件により結晶相が形成されるため、アモル
ファス相と結晶相とで十分な反射率差が得られている。
【0005】また、情報記録方式としてはマークポジシ
ョン(PPM)記録方式とマークエッジ(PWM:Puls
e Width Modulation)記録方式があるが、最近では高
密度化に対応できるマークエッジ記録方式が用いられる
ようになっている。相変化型メディアにマークエッジ記
録方式で情報を記録する場合、記録マークの両エッジに
情報を持たせるため、相変化型メディアは記録マークで
十分な加熱と急冷を行なってマーク前後のエッジ部を鮮
明に形成することが重要である。したがって、相変化型
メディアのチルトや半導体レーザーの発光パワー変動等
を考慮して記録パワーを高めに設定している。また、最
近の高密度化に伴い、短波長レーザーや高NA対物レン
ズによる小スポットを用いてメディアに微小マークを形
成するようになってきている。しかし、レーザー光によ
るメディア媒体面での記録スポットの有効スポット径と
最短マーク長が接近してくると、従来の基本記録波形で
は、最短マークが長く形成されるため、イレースパワー
を高くすることでマークの後エッジを短く形成するよう
な設定としている。
【0006】尚、情報記録方式の従来技術として、特開
昭63−266633号公報には、光ディスクにデータ
の記録を行なうときに、マークの始端部と終端部の光照
射エネルギーを中間部より大きくし、これを光照射時間
や光照射パワーを変化させることで行なう光情報記録方
法が記載されている。また、特公平5−32811号
(特開昭63−113938号)公報には、相変化型光
ディスクにデータの記録を行なうとき、レーザー光のパ
ワーレベルを、相変化型光ディスクの記録膜の結晶化パ
ワーから記録膜の溶融する記録パワーに高めた後、結晶
化パワーより低いパワーレベルに瞬時に低減させる情報
の光学的記録方法が記載されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の情報記
録方式では、相変化型メディアのチルトや半導体レーザ
ー(LD)の発光パワー変動等を考慮しながら記録時の
加熱やイレースパワーを変化させて設定している。しか
しながら、加熱やイレースパワーを高くすると記録膜の
劣化が著しくなりオーバーライト特性の低下が顕著にな
ったり、マーク長に応じて蓄熱状態が異なってエッジシ
フトが増大し再生信号のジッタが悪化するといった問題
や半導体レーザーの寿命低下が起こっている。また、加
熱パワーを低くすると加熱不足によりアモルファス相が
形成されず、イレースパワーを低くすると消し残りによ
りジッタが悪化してオーバライトできなくなる。これら
の問題は図13のオーバーライト回数の記録パワー依存
性から明らかであり、常に適正なパワーにより記録しな
ければならない。
【0008】本発明者らは先に、マークのエッジ部を鮮
明に形成しながら平均記録パワーの低減を図ることによ
り光源の高寿命化とオーバーライト特性の向上や、マー
ク長に応じた蓄熱によるエッジシフトの防止、ジッタの
低減を図ることができる情報記録方式として、光ディス
クにデータの記録を行なうとき、先頭加熱パルスを前半
と後半に2分した後半部分の先頭加熱パルスの発光パワ
ーをその他の加熱パルスより大きくする、もしくは先頭
加熱パルス直後の先頭冷却パルスの発光パワーを、後続
するその他の冷却パルスより低くする、もしくは後部加
熱パルスのうち最後尾加熱パルスの発光パワーを前述の
後半部分の先頭加熱パルスと略等しく大きくする、もし
くは後部加熱パルスのうち最後尾加熱パルス直後の最後
尾冷却パルスの発光パワーをその他の冷却パルスより低
くする等の手段を備えた情報記録方式を提案した(特願
平7−266652号)。本発明は、前記従来技術の問
題を解決するために上記先願の情報記録方式をさらに改
良したものであり、各請求項記載の発明の目的は以下の
通りである。
【0009】請求項1〜6の発明では、相変化型光ディ
スク等の記録媒体上での半導体レーザー(LD)光のス
ポット径と最短長のマークあるいはスペースの大小に応
じて記録波形の累積長やパルス幅または部分的な発光パ
ワーを変化させることにより、マークエッジ部の長さを
正確に制御して形成し、マークの増大や減少によるエッ
ジシフトを防止することができる情報記録方式を提供
し、さらには、記録パワーやイレースパワーの増減を最
小限に抑えて高密度記録から低密度記録までを対応させ
ることができ、半導体レーザーの高寿命化とオーバーラ
イト特性の向上やイレース不足によるジッタの悪化を防
止することのできる情報記録方式を提供することを目的
とする。
【0010】また、請求項7の発明では、請求項1〜6
までの情報記録方式によるオーバライト特性の向上やジ
ッタ低減を効果的に発揮することが可能な記録媒体を得
ることを目的とする。
【0011】また、請求項8の発明では、単一あるいは
複数の光学系を有する光ピックアップを用いて、前述の
請求項1〜7の発明を適用することで記録変調方式ある
いは記録線密度の異なる記録を行なうことができ、多種
の規格に対応した互換性を有する情報記録再生装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、結晶相とアモルファス相と
に可逆的に相変化する記録層を有する記録媒体上に情報
を半導体レーザー(LD)光源からのレーザー光により
記録する際に、該LD光源に、先頭加熱パルスと先頭冷
却パルス及び後続する複数個の後部加熱パルスと後部冷
却パルスからなるマルチパルスの光を発光させて、該マ
ルチパルス発光により前記記録媒体上に、記録変調方式
に基づいた最短長xTから最大長までの各マーク長yT
の複数のマークあるいはスペースを形成する情報記録方
式において、前記記録媒体上におけるレーザー光の有効
スポット径(以下、有効LDスポット径と記す)と前記
最短長xTのマークとの大小に応じて、前記先頭冷却パ
ルスから最後尾冷却パルスまでの累積長を変化させるよ
うにしたものである。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の情
報記録方式において、マルチパルス発光によりyT長の
マークを記録する際に、前記記録媒体上における有効L
Dスポット径が、最短長xTのマークより略小さい場合
には、n=y−x+1個の後部加熱パルスと後部冷却パ
ルスを先頭加熱パルスと最後尾冷却パルスの間に繰返し
発光させ、前記記録媒体上における有効LDスポット径
が、最短長xTのマークより略大きい場合には、n=y
−x個の後部加熱パルスと後部冷却パルスを先頭加熱パ
ルスと最後尾冷却パルスの間に繰返し発光させるように
したものである。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の情
報記録方式において、前記記録媒体上における有効LD
スポット径と最短長xTのマークの大小に応じて、先頭
冷却パルスあるいは最後尾冷却パルスの幅を変化させる
ようにしたものである。
【0015】請求項4記載の発明は、結晶相とアモルフ
ァス相とに可逆的に相変化する記録層を有する記録媒体
上に情報を半導体レーザー(LD)光源からのレーザー
光により記録する際に、該LD光源に、先頭加熱パルス
と先頭冷却パルス及び後続する複数個の後部加熱パルス
と後部冷却パルスからなるマルチパルスの光を発光させ
て、該マルチパルス発光により前記記録媒体上に、記録
変調方式に基づいた最短長xTから最大長までの各マー
ク長yTの複数のマークあるいはスペースを形成する情
報記録方式において、前記記録媒体上における有効LD
スポット径と前記最短長xTのマークとの大小に応じ
て、前記先頭加熱パルスを前半と後半に2分した後半部
分の先頭加熱パルス発光パワーとその直後の先頭冷却パ
ルス発光パワーの差と、後部加熱パルスのうち最後尾加
熱パルスとその直後の最後尾冷却パルスとの発光パワー
の差の少なくとも一方を、その他の加熱パルスとその直
後の冷却パルスとの発光パワーの差と変化させるように
したものである。
【0016】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
情報記録方式において、前記記録媒体上における有効L
Dスポット径が、最短長xTのマークより略小さい場
合、前記先頭加熱パルスを前半と後半に2分した後半部
分の先頭加熱パルス発光パワーとその直後の先頭冷却パ
ルス発光パワーの差と、後部加熱パルスのうち最後尾加
熱パルスとその直後の最後尾冷却パルスとの発光パワー
の差の少なくとも一方を、その他の加熱パルスとその直
後の冷却パルスとの発光パワーの差よりも大きくなるよ
うに設定したものである。
【0017】請求項6記載の発明では、請求項4記載の
情報記録方式において、前記記録媒体上における有効L
Dスポット径が、最短長xTのマークより略大きい場
合、前記先頭加熱パルスを前半と後半に2分した後半部
分の先頭加熱パルス発光パワーとその直後の先頭冷却パ
ルス発光パワーの差と、後部加熱パルスのうち最後尾加
熱パルスとその直後の最後尾冷却パルスとの発光パワー
の差の少なくとも一方を、その他の加熱パルスとその直
後の冷却パルスとの発光パワーの差よりも小さくなるよ
うに設定したものである。
【0018】請求項7記載の発明では、請求項1から6
の何れかに記載の情報記録方式において、前記記録媒体
の記録層がAgInSbTe系の記録材料からなるよう
にしたものである。
【0019】請求項8記載の発明では、請求項1から7
の何れかに記載の情報記録方式を用いた情報記録再生装
置において、単一あるいは複数の光学系を有する光ピッ
クアップを備え、該光ピックアップにより、前記記録媒
体上における単一あるいは複数の有効LDスポット径を
有するLD光源を用いて、複数の記録線密度の記録を行
なうようにしたものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
の実施例により詳細に説明する。
【0021】(1)実施例1(請求項1,2の説明).
図1,2は請求項1,2記載の情報記録方式の実施例を
示すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。本
実施例は、CD−ROMフォーマットのコードデータ
を、相変化型メディア(例えば相変化型光ディスク)の
記録層に記録(オーバライト)する情報記録再生装置の
情報記録方式の例であり、データ変調方式としてEFM
(Eight Fourteen Modulation)変調コードを用いて
マークエッジ(PWM:Pulse WidthModulation)記
録を行なっている。本発明ではこのようなメディアと記
録データを用いて、半導体レーザー(LD:Laser Di
ode)をマルチパルス発光させて記録マークを形成する
ことにより情報の記録を行なう。尚、図1,2におい
て、マルチパルス発光波形のマーク部は、相変化型メデ
ィアの記録膜(記録層)を融点温度以上に十分に予備加
熱するための先頭加熱パルスAと、後続する複数個の連
続加熱パルスBと、それらの間の連続冷却パルスC,C
rからなっている。また、マルチパルス波形のスペース
部はイレースパルスDからなっている。
【0022】情報記録再生装置(図示を省略)は、記録
時には、光強度制御手段にてEFM変調コードからなる
記録データに基づいてパルス制御信号を生成し、半導体
レーザー駆動回路でそのパルス制御信号に応じた駆動電
流により、例えば後述する図11に示す構成の光ピック
アップの半導体レーザー(LD)光源1を駆動して図
1,2に示すようなマルチパルスの光を発光させ、相変
化型光ディスク7をスピンドルモータで回転させて光ピ
ックアップにて半導体レーザ(LD)光源1からのマル
チパルスの光を光学系を介して相変化型光ディスク7の
記録層7aに照射することで、相変化型光ディスク7に
記録マークを形成して情報の記録を行なう。また、この
情報記録再生装置では、再生時には、半導体レーザー駆
動回路で半導体レーザー(LD)光源1を駆動して再生
パワー(リードパワー)で発光させ、光ピックアップに
て半導体レーザー(LD)光源1からの再生パワーの光
を光学系を介して相変化型光ディスク7に照射し、その
反射光を光学系を介して受光手段10で受光し、光電変
換して再生信号を得る。
【0023】上記ディスク媒体等の相変化型メディアに
記録を行なう場合、メディア板面上での有効LDスポッ
ト径ωは、光ピックアップのLD波長をλ、開口数をN
Aとすると、 ω≒k×λ/NA と表わすことができる。また、EFM変調コードを用い
た記録データとして、本実施例ではチャネルクロック周
期を1Tとして、最短長xTから最大長までの各マーク
長yT(y≧x)の複数のマーク及びスペースを用いて
PWM記録を行なうが、このとき、最短長マークxTに
おける理想的な最短マーク長をMLとすると、有効LD
スポット径ωがω<MLの場合は、図1に示すように、
マルチパルス発光によりyT長のマークを記録する際
に、n=y−x+1個の後部加熱パルスBと後部冷却パ
ルスCが先頭加熱パルスAと最後尾冷却パルスCrの間
に繰返し発光するようにしている。すなわち、図1の例
のように、最短マークが3Tの場合に、5Tマークを記
録する場合、x=3、y=5であり、n=3個の後部加
熱パルスBと後部冷却パルスCが先頭加熱パルスAと最
後尾冷却パルスCrの間に繰返し発光される。また、こ
のとき、加熱パワー及びイレースパワー値は、オーバー
ライト特性やジッタ特性が良好となるように設定し、か
つ、記録マークあるいはスペースのエッジシフトが最小
となる最後尾冷却パルス幅を設定している。
【0024】次に、ω>MLの場合は、図2に示すよう
に、マルチパルス発光によりyT長のマークを記録する
際に、n=y−x個の後部加熱パルスBと後部冷却パル
スCが先頭加熱パルスAと最後尾冷却パルスCrの間に
繰返し発光するようにしている。すなわち、図2の例の
ように、最短マークが3Tの場合に、5Tマークを記録
する場合、x=3、y=5であり、n=2個の後部加熱
パルスBと後部冷却パルスCが先頭加熱パルスAと最後
尾冷却パルスCrの間に繰返し発光される。また、3T
マークを記録する場合は、3Tマークが最短長マークで
あるためn=0となり、マルチパルス波形は、先頭加熱
パルスAと1個の冷却パルスC(最後尾冷却パルス)と
なる。尚、以上の制御のとき、加熱パワー及びイレース
パワーはω<MLの場合とほぼ同一値となりオーバーラ
イト特性やジッタ特性は良好である。しかし、ω>ML
の場合に前述のn=y−x+1個のマルチパルス発光に
より記録を行なうと、記録マーク長が理想長より長く形
成されるため、マークの後ろエッジを短く補正するため
にイレースパワーを約1〜2mW程度大きくしなければ
ならなくなり、オーバーライト特性が顕著に悪化する。
このため、有効LDスポット径ωと最短長マークxTの
最短マーク長MLとの大小関係に応じて、ω<MLの場
合は図1のようにn=y−x+1個のマルチパルス発光
により記録を行ない、ω>MLの場合は図2のようにn
=y−x個のマルチパルス発光により記録を行なうよう
に制御する。
【0025】次に具体例としては、λ=680nmでk
≒0.45の特性を有する光ピックアップを用いてNA
=0.4と0.6の対物レンズを線密度に応じて切り替
えて記録する場合などが考えられる。この光ピックアッ
プにおいて、CD密度(ML=0.9μm相当)をNA
=0.4の対物レンズを用いて記録すると、有効LDス
ポット径はω≒0.765μmであり、ω<MLとなる
ため、図1に示すように、n=y−x+1個のマルチパ
ルス発光により記録を行なっている。尚、イレースパワ
ーはオーバーライト特性が良好な6mWで、かつ、最後
尾冷却パルス幅は0.5Tとしている。次に上記光ピッ
クアップにおいて、高密度(ML=0.43μm相当)
をNA=0.6の対物レンズを用いて記録すると、有効
LDスポット径はω≒0.510μmであり、ω>ML
となるため、図2に示すように、n=y−x個のマルチ
パルス発光により記録を行なっている。尚、イレースパ
ワーはオーバーライト特性が良好な5mWで、かつ、最
後尾冷却パルス幅は0.5Tとしている。
【0026】このように発光波形の累積長を切り替える
ことで加熱パワーやイレースパワーを必要以上に大きく
することなく、異なった線密度の記録が可能となり、記
録膜の劣化を防止できる。よって、オーバーライト特性
の悪化を防ぐことができる。尚、有効LDスポット径の
大きさにより加熱到達温度が異なるため、イレースパワ
ーの最適値は一値に決まるものではない。また、各k、
λ、NAやMLの設定値は代表的な値を示しており、実
際には使用する光ピックアップの設計値や変調方式及び
線密度による最短長などによって最適化されたωやML
の値を適用するものである。
【0027】(2)実施例2(請求項1,3の説明).
図3,4及び図5,6は請求項1,3記載の情報記録方
式の実施例を示すマーク記録時の動作タイミングの説明
図である。本実施例におけるコードデータやデータ変調
方式などの記録方式は実施例1と同一である。
【0028】実施例1では、記録波形の累積長がω<M
Lの場合とω>MLの場合で1Tだけ変化させている
が、ωとMLの差が小さい場合や大きい場合などは記録
マーク長が理想長とずれることが考えられる。そこで本
実施例では、これらのずれを補正し、より理想的な記録
マーク長を得ることを可能とするものである。
【0029】本実施例では、実施例1と同様の光ピック
アップでNA=0.4を用いて記録を行ない、ω<ML
の場合、yT長のマークでは、n=y−x+1個の後部
加熱パルスBと後部冷却パルスCが先頭加熱パルスAと
最後尾冷却パルスCrの間に繰返し発光するようにして
いる。このうち、図3に示すように、ωとMLの差が小
さいとき、例えばCD74分の密度(ML=0.83μ
m相当)のとき、最後尾冷却パルス幅を0.25Tとし
ている。また、図4に示すように、ωとMLの差が大き
いとき、例えばCD63分の密度(ML=0.97μm
相当)のとき、最後尾冷却パルス幅を0.75Tとして
いる。ここで、図3と図4の最後尾冷却パルス幅の差は
0.5Tであり、最短マーク長MLの差とほぼ一致させ
ている。このような波形とすることで、加熱パワー及び
イレースパワーはどちらの記録密度であっても同一値と
なり、オーバーライト特性が変化することがなく、ジッ
タ特性も良好である。
【0030】次に、NA=0.6を用いて記録を行な
い、ω>MLの場合、yT長のマークでは、n=y−x
個の後部加熱パルスBと後部冷却パルスCが先頭加熱パ
ルスAと最後尾冷却パルスCrの間に繰返し発光するよ
うにしている。このうち、図5に示すように、ωとML
の差が大きいとき、例えばML=0.4μm相当のと
き、最後尾冷却パルス幅を0.25Tとしている。ま
た、図6に示すように、ωとMLの差が小さいとき、例
えばML=0.47μm相当のとき、最後尾冷却パルス
幅を0.75Tとしている。ここで図5と図6の最後尾
冷却パルス幅の差は0.5Tであり、最短マーク長ML
の差とほぼ一致させている。この場合、累積長を短く設
定することができ、より高密度記録を行なうときに適し
ている。また、このような波形とすることで、実施例1
よりも累積長を細かく設定することができ、加熱パワー
及びイレースパワーはどちらの記録密度であっても同一
値となり、オーバライト特性が変化することがなく、ジ
ッタ特性も良好である。尚、ここでは最後尾冷却パルス
Crを変化させているが先頭冷却パルスAであっても同
様の効果が得られることは言うまでもない。
【0031】このように、先頭冷却パルスAあるいは最
後尾冷却パルスCrの幅を変化させることで異なった有
効LDスポット径を有する光ピックアップを用いたり、
異なった記録密度の記録を行なっても、加熱パワーやイ
レースパワーを必要以上に変化させることなく設定でき
るため、オーバーライト特性やジッタ特性の悪化を防止
することが可能である。尚、実際には使用する光ピック
アップの各k、λ、NAなどの設計値、及び変調方式や
線密度から算出される最短長などによって、最適化され
たωやMLの値を適用するものである。
【0032】(3)実施例3(請求項4,5の説明).
図7は請求項4,5記載の情報記録方式の実施例を示す
マーク記録時の動作タイミングの説明図である。本実施
例におけるコードデータやデータ変調方式などの記録方
式は実施例1や2と同一である。
【0033】一般的に、相変化メディアにPWM記録を
行なう場合、再生信号のジッタ特性を良好にするため加
熱パルスの発光パワーを高く設定することが多いが、オ
ーバーライト特性を良好にするには逆に発光パワーを低
く設定することが多い。したがって、実際には両方のバ
ランスを取りながら設定しているため、それぞれの最適
値での記録は困難であった。本実施例は、オーバーライ
ト特性の向上に効果があり、ここでは、レーザー光源の
記録スポット径が最短長xTのマークより小さい場合に
特に有効となる記録方式について説明する。
【0034】本実施例におけるマルチパルス発光波形
は、図7のように先頭加熱パルスAを前半部分Afと後
半部分Arに2分して、その後半部分Arの発光パワー
を従来より高く設定し、逆に前半部分Afは従来より低
く設定している。また、最後尾加熱パルスBrの発光パ
ワーもパルスArと同様に高く設定している。すなわち
本実施例では、先頭加熱パルスAを前半と後半に2分し
た後半部分Arの先頭加熱パルス発光パワーとその直後
の先頭冷却パルスCの発光パワーの差と、後部加熱パル
スのうち最後尾加熱パルスBrとその直後の最後尾冷却
パルスCrとの発光パワーの差を、その他の加熱パルス
とその直後の冷却パルスとの発光パワーの差よりも大き
くなるように設定している。具体的には、実施例1と同
様の光ピックアップを用いてNA=0.4での記録を行
ない、有効LDスポット径ωがω<MLの場合、yT長
のマークでは、n=y−x+1個のマルチパルス発光を
行ない、かつ、ωとMLの差が大きいとき、例えばCD
63分の密度(ML=0.97μm相当)のとき、最後
尾冷却パルス幅を0.75Tとしている。ここで、前述
のマルチパルス波形の各発光パワーの設定値は、Af部
=11mW,Ar部=13mW,B部=11mW,Br
部=13mW,C(Cr)部=1mW(≒リードパワ
ー),D部=6mW(イレースパワー)としている。
【0035】このような記録波形とすることで、マーク
の前エッジ及び後ろエッジに相当する加熱→冷却の発光
パワーの差は、従来の11mWから12mWに増大して
より良好な急冷条件となるため、マークエッジの形成が
より鮮明になっていると考えられる。このときのジッタ
σ/Tw(Tw:ウィンドウ幅)は、従来よりも約2%
低減できている。また、ジッタσ/Twの許容値を満足
するオーバーライト回数は、マーク記録時の平均発光パ
ワーが低減できているため、従来と比べて約1.5倍に
向上している。また、ω<MLの場合で、ωとMLの差
が小さいとき、例えばCD74分密度(ML=0.83
μm相当)のとき、本実施例の方法を用いると、線密度
が高くなった分、ジッタ低減の効果が少なくなるが、オ
ーバーライト特性は同様に向上している。
【0036】ここで、本実施例では、マークの前後エッ
ジ部に相当するAr部とBr部を変化させたが、どちら
か一方でもよく、相変化型メディアの記録特性に合わせ
ればよいことは言うまでもない。尚、各発光パワーの設
定値は代表的な値を示しており、実際には記録材料やメ
ディア相構成などによって最適化された値を適用するも
のである。
【0037】(4)実施例4(請求項4,6の説明).
図8は請求項4,6記載の情報記録方式の実施例を示す
マーク記録時の動作タイミングの説明図である。本実施
例におけるコードデータやデータ変調方式などの記録方
式は実施例1や2と同一である。
【0038】一般的に、相変化メディアにPWM記録を
行なう場合、有効LDスポット径に対して最短長のマー
クが小さくなると、記録されたマーク長は理想長より長
くなるため、イレースパワーを高く設定してマークの後
ろエッジを短く形成し、理想長に補正している。しかし
イレースパワーを高くすると記録膜の劣化が著しくなり
オーバーライト特性が悪化する。そこで、本発明では実
施例1,2のように、オーバーライト特性の悪化を防止
するためイレースパワーを高くしないで、マークを形成
するためのマルチパルス発光波形の累積長を変化させて
いる。しかしながら、先頭冷却パルスや最後尾冷却パル
スの幅を0.25Tよりさらに短く設定していくと、十
分な冷却時間が確保できなくなり、エッジ部が不明瞭と
なりジッタ特性が悪化する。本実施例は、ジッタ特性の
悪化の防止に効果があり、レーザー光源の記録スポット
径が最短長xTのマークより大きい場合に特に有効とな
る記録方式について説明する。
【0039】本実施例におけるマルチパルス波形は、図
8のように先頭加熱パルスAを前半部分Afと後半部分
Arに2分して、その後半部分Arの発光パワーを従来
より低く設定し、先頭加熱パルスの前半部分Afと最後
尾を除いた加熱パルスBの発光パワーは従来と同一とし
た。また、最後尾加熱パルスBrの発光パワーもパルス
Arと同様に低く設定している。すなわち本実施例で
は、先頭加熱パルスを前半と後半に2分した後半部分A
rの先頭加熱パルス発光パワーとその直後の先頭冷却パ
ルスCの発光パワーの差と、後部加熱パルスのうち最後
尾加熱パルスBrとその直後の最後尾冷却パルスCrと
の発光パワーの差を、その他の加熱パルスとその直後の
冷却パルスとの発光パワーの差よりも小さくなるように
設定している。具体的には、実施例1と同様の光ピック
アップを用いてNA=0.6での記録を行ない、有効L
Dスポット径ωがω>MLの場合、yT長のマークで
は、n=y−x個のマルチパルス発光を行ない、かつ、
ωとMLの差が大きいとき、例えば高密度(ML=0.
4μm相当)のとき、最後尾冷却パルス幅を0.25T
としている。ここで、前述のマルチパルス波形の各発光
パワーの設定値は、Af部=B部=12mW,Ar部=
Br部=10.5mW,C(Cr)部=1mW(≒リー
ドパワー),D部=6mW(イレースパワー)としてい
る。
【0040】このような記録波形とすることで、マーク
の前エッジ及び後ろエッジに相当する加熱→冷却の発光
パワーの差は、従来の11mWから9.5mWに減少し
て前後エッジが短くなるように形成される。これにより
マークエッジの形成は冷却条件としては不鮮明になると
考えられるが、冷却時間を確保できるため、トータルと
してのジッタ特性は従来より低減されている。このとき
のジッタσ/Tw(Tw:ウィンドウ幅)は、従来より
も約1.5%低減できている。また、オーバーライト回
数は、マーク記録時の平均発光パワーが若干低減できて
いるため、従来と比べて約1.1倍に向上している。ま
た、ω>MLの場合で、ωとMLの差が小さいとき、本
実施例の方法を用いると、線密度が低くなった分、ジッ
タ特性の低減の効果が少なくなるが、オーバーライト特
性と共に従来方式より向上している。尚、各発光パワー
の設定値は代表的な値を示しており、実際には記録材料
やメディア相構成などによって最適化された値を適用す
るものである。また、本実施例では、マークの前後エッ
ジ部に相当するAr部とBr部を変化させたが、どちら
か一方でもよく、相変化型メディアの記録特性に合わせ
ればよいことは言うまでもない。
【0041】(5)実施例5(請求項7の説明).従来
から用いられている相変化型メディアの記録層として、
Ge−Sb−Te系、Ge−Te−Sb−S系、Te−
Ge−Sn−Au系、Ge−Te−Sn系、Sb−Se
系、Sb−Se−Te系、Sn−Se−Te系、Ga−
Se−Te系、Ga−Se−Te−Ge系、In−Se
系、In−Se−Te系、Ag−In−Sb−Te系な
どがある。
【0042】本実施例では、請求項1から6の情報記録
方式における相変化型メディアの記録層として、Ag−
In−Sb−Te系の記録材料を用いている。この記録
材料を用いた相変化型メディアにデータの記録をすると
き、加熱→冷却による急冷条件に対してアモルファス形
成の依存性が高いため、マークの前後エッジ部に相当す
る加熱パルスとその直後の冷却パルスとの発光パワーの
差の大小によりエッジ部の形状や大きさが左右される。
したがって請求項4〜6の記録方式に対して、マークの
前後エッジ部の形状や大きさの制御が容易である。ま
た、Ag−In−Sb−Te系の記録材料を用いた場
合、先頭冷却パルスAから最後尾冷却パルスCrまでの
累積長に対する形成されたマーク長との関係は、図9に
示すように、ほとんど直線的に一致するという傾向があ
り、レーザー光の有効LDスポット径ωと最短マーク長
MLに対して、マルチパルス波形の累積長を変化させる
ことで、Ag−In−Sb−Te系の記録材料がマーク
長を制御しやすいということがわかる。また、図10に
示すように、イレースパワーや累積長の大きさにより全
てのデータ長が均一にエッジシフトを生じるため正確な
制御が可能となる。尚、他の記録材料においても、半導
体レーザーの発光パワーとジッタ特性及びオーバーライ
ト特性の関係や、記録パルス幅とマーク長の関係は基本
的に同じであるため、本記録方式が効果的であることは
言うまでもない。
【0043】(6)実施例6(請求項8の説明).本実
施例は請求項1から7の何れかの情報記録方式を用いた
情報記録再生装置を提供するものである。図11(a)
は本実施例における情報記録再生装置の光ピックアップ
の構成例を示す図であって、図中の符号1は半導体レー
ザー(LD)からなる光源、2はコリメートレンズ、3
は偏光ビームスプリッタ(PBS)、4はλ/4板、5
はアパーチャ、6は対物レンズ、7は相変化型メディア
である相変化型光ディスク、7aは相変化型光ディスク
の実施例5に示した記録材料からなる記録層、8は検出
系集光レンズ、9はシリンドリカルレンズ、10は受光
素子である。
【0044】図11(a)において、半導体レーザー
(LD)光源1は波長λ=680nmの短波長レーザー
を出射し、該光源1から出射されたレーザー光はコリメ
ートレンズ2により平行光となり、偏光ビームスプリッ
タ(PBS)3により相変化型光ディスク7の方向に反
射され、λ/4板4を通過して円偏光となり、アパーチ
ャ部5を通過して、対物レンズ6に入射し、光ディスク
7の記録層上のメディア板面でスポット状に集光する。
そしてメディア板面で反射された光は対物レンズ6を通
過して平行光となり、再びλ/4板4を通過すること
で、偏光ビームスプリッタ3を透過し、検出系集光レン
ズ8で集光し、シリンドリカルレンズ9を通過して受光
素子10に入射し、受光素子10で光電変換されて再生
信号が得られる。
【0045】本実施例の情報記録再生装置では、このよ
うな構成の光ピックアップを用いて記録線密度の異なる
記録を行なうために、前記アパーチャ5により、対物レ
ンズ6に入射するレーザー光の径を可変する。例えば、
NA=0.6の対物レンズを用いる場合は、アパーチャ
5を光路外に出してアパーチャが無い状態にし、レーザ
ー光を絞らずに高密度記録を行ない、NA=0.4とす
る場合には、アパーチャ5を光路内に挿入してアパーチ
ャ5によりレーザー光を絞る。すなわち、対物レンズ6
の開口数NAをアパーチャ5の有・無により変えること
で、ディスク板面上での有効LDスポット径を切り替え
ることができ、2つの有効LDスポット径のLD光源を
得ることができる。よって、例えば、NA=0.6に切
り替えてML=0.53μmやML=0.47μmでの
線密度を記録する場合や、NA=0.4に切り替えてM
L=0.97μmやML=0.83μmでの線密度を記
録する場合は、実施例1〜4に記載の情報記録方式を用
いることで、加熱パワーやイレースパワーを必要以上に
変化させることなく良好なジッタ特性とオーバーライト
特性をすべての線密度の記録において得ることが可能と
なる。
【0046】尚、図11(a)の実施例では、アパーチ
ャ5により対物レンズの開口数NAを切り替える構成を
示したが、図11(b)の部分図に示すように開口数N
Aの異なる2個の対物レンズ6a,6bを用いて切り替
える構成にしてもよいし、図11(c)の部分図に示す
ように対物レンズ6とホログラム11(あるいはプリズ
ム)を用いた2焦点対物レンズを用いてもよいし、さら
には、開口数NAは変えずに波長の異なる2個の半導体
レーザーを用いて切り替える構成としてもよく、上記と
同様の作用効果を得ることができる。
【0047】以上、本発明の各請求項に対応した実施例
について説明したが、図1〜8に示した動作タイミング
の説明図及び従来例の図12に示した動作タイミングの
説明図における記録マーク及び有効スポット径は、記録
データとの長さの整合性を示すものであり、実際の形状
や大きさを表わしている訳ではない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、結晶相とアモルファス相とに可逆的に相変
化する記録層を有する記録媒体上に情報を半導体レーザ
ー(LD)光源からのレーザー光により記録する際に、
該LD光源に、先頭加熱パルスと先頭冷却パルス及び後
続する複数個の後部加熱パルスと後部冷却パルスからな
るマルチパルスの光を発光させて、該マルチパルス発光
により前記記録媒体上に、記録変調方式に基づいた最短
長xTから最大長までの各マーク長yTの複数のマーク
あるいはスペースを形成する情報記録方式において、前
記記録媒体上における有効LDスポット径と前記最短長
xTのマークとの大小に応じて、前記先頭冷却パルスか
ら最後尾冷却パルスまでの累積長を変化させるようにし
たので、加熱パワーやイレースパワーを必要以上に大き
くすることなく、理想長のマークを形成することができ
る。よって、記録膜が劣化することなく、異なった線密
度の記録が可能となり、オーバーライト特性の悪化を防
止することができる。
【0049】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の情報記録方式において、マルチパルス発光によりy
T長のマークを記録する際に、前記記録媒体上における
有効LDスポット径が、最短長xTのマークより略小さ
い場合には、n=y−x+1個の後部加熱パルスと後部
冷却パルスを先頭加熱パルスと最後尾冷却パルスの間に
繰返し発光させ、前記記録媒体上における有効LDスポ
ット径が、最短長xTのマークより略大きい場合には、
n=y−x個の後部加熱パルスと後部冷却パルスを先頭
加熱パルスと最後尾冷却パルスの間に繰返し発光させる
ようにしたので、加熱パワーやイレースパワーを必要以
上に大きくすることなく、理想長のマークを形成するこ
とができる。よって、記録膜が劣化することなく、異な
った線密度の記録が可能となり、オーバーライト特性の
悪化を防止することができる。
【0050】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の情報記録方式において、前記記録媒体上における有
効LDスポット径と最短長xTのマークの大小に応じ
て、先頭冷却パルスあるいは最後尾冷却パルスの幅を変
化させるようにしたので、請求項2(実施例1)の方式
よりも累積長を細かく設定することができるため、異な
った有効LDスポット径を有する光ピックアップを用い
たり、異なった線密度の記録を行なっても、オーバーラ
イト特性やジッタ特性の悪化を防止することが可能であ
る。
【0051】請求項4記載の発明によれば、結晶相とア
モルファス相とに可逆的に相変化する記録層を有する記
録媒体上に情報を半導体レーザー(LD)光源からのレ
ーザー光により記録する際に、該LD光源に、先頭加熱
パルスと先頭冷却パルス及び後続する複数個の後部加熱
パルスと後部冷却パルスからなるマルチパルスの光を発
光させて、該マルチパルス発光により前記記録媒体上
に、記録変調方式に基づいた最短長xTから最大長まで
の各マーク長yTの複数のマークあるいはスペースを形
成する情報記録方式において、前記記録媒体上における
有効LDスポット径と前記最短長xTのマークとの大小
に応じて、前記先頭加熱パルスを前半と後半に2分した
後半部分の先頭加熱パルス発光パワーとその直後の先頭
冷却パルス発光パワーの差と、後部加熱パルスのうち最
後尾加熱パルスとその直後の最後尾冷却パルスとの発光
パワーの差の少なくとも一方を、その他の加熱パルスと
その直後の冷却パルスとの発光パワーの差と変化させる
ようにしたので、マーク間隔のジッタを低減することが
可能となったり、平均記録パワーの低減によりオーバー
ライト特性の向上が可能となる。
【0052】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の情報記録方式において、前記記録媒体上における有
効LDスポット径が、最短長xTのマークより略小さい
場合、前記先頭加熱パルスを前半と後半に2分した後半
部分の先頭加熱パルス発光パワーとその直後の先頭冷却
パルス発光パワーの差と、後部加熱パルスのうち最後尾
加熱パルスとその直後の最後尾冷却パルスとの発光パワ
ーの差の少なくとも一方を、その他の加熱パルスとその
直後の冷却パルスとの発光パワーの差よりも大きくなる
ように設定したので、マークの前後エッジ部がより良好
な急冷条件となるため、マーク間隔のジッタを低減する
ことが可能となると共に、平均記録パワーの低減により
オーバーライト特性の向上が可能となる。
【0053】請求項6記載の発明によれば、請求項4記
載の情報記録方式において、前記記録媒体上における有
効LDスポット径が、最短長xTのマークより略大きい
場合、前記先頭加熱パルスを前半と後半に2分した後半
部分の先頭加熱パルス発光パワーとその直後の先頭冷却
パルス発光パワーの差と、後部加熱パルスのうち最後尾
加熱パルスとその直後の最後尾冷却パルスとの発光パワ
ーの差の少なくとも一方を、その他の加熱パルスとその
直後の冷却パルスとの発光パワーの差よりも小さくなる
ように設定したので、冷却時間を確保しながら、記録マ
ークの前後エッジが短くなるように形成されるため、エ
ッジシフトを防止できるのでジッタ特性の低減が可能と
なる。
【0054】請求項7記載の発明によれば、請求項1か
ら6の何れかに記載の情報記録方式において、前記記録
媒体の結晶相とアモルファス相とに可逆的に相変化する
記録層が、AgInSbTe系の記録材料からなるよう
にしたので、マークの前後エッジ部に相当する加熱パル
スとその直後の冷却パルスとの発光パワーの差の大小に
よりジッタ特性が大きく左右されるため、前述のジッタ
低減の効果が顕著に現われる。また、先頭冷却パルスか
ら最後尾冷却パルスまでの累積長に対する形成されたマ
ーク長の関係がほとんど直線的に一致するという傾向が
ありマーク長を制御しやすい。
【0055】請求項8記載の発明によれば、請求項1か
ら7の何れかに記載の情報記録方式を用いた情報記録再
生装置において、単一あるいは複数の光学系を有する光
ピックアップを備え、該光ピックアップにより、前記記
録媒体上における単一あるいは複数の有効LDスポット
径を有するLD光源を用いて、複数の記録線密度の記録
を行なうようにしたので、加熱パワーやイレースパワー
を必要以上に変化させることなく良好なジッタ特性とオ
ーバーライト特性をすべての線密度の記録において得る
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2記載の情報記録方式の実施例を示
すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。
【図2】請求項1,2記載の情報記録方式の別の実施例
を示すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。
【図3】請求項1,3記載の情報記録方式の実施例を示
すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。
【図4】請求項1,3記載の情報記録方式の別の実施例
を示すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。
【図5】請求項1,3記載の情報記録方式の別の実施例
を示すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。
【図6】請求項1,3記載の情報記録方式の別の実施例
を示すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。
【図7】請求項4,5記載の情報記録方式の実施例を示
すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。
【図8】請求項4,6記載の情報記録方式の実施例を示
すマーク記録時の動作タイミングの説明図である。
【図9】請求項7の実施例の説明図であって、先頭冷却
パルスから最後尾冷却パルスまでの累積長と、記録マー
ク長との関係を示す特性図である。
【図10】請求項7の実施例の説明図であって、イレー
スパワーやマルチパルス波形の累積長の大きさが変わっ
た場合の、先頭冷却パルスから最後尾冷却パルスまでの
累積長と、記録マーク長との関係を示す特性図である。
【図11】請求項8の実施例を示す図であって、(a)
は情報記録再生装置の光ピックアップの構成例を示す概
略構成図、(b)は(a)に示す光ピックアップの対物
レンズとアパーチャ部分を2個の対物レンズに替えた場
合の構成例を示す部分図、(c)は(a)に示す光ピッ
クアップの対物レンズとアパーチャ部分をホログラムを
用いた2焦点対物レンズに替えた場合の構成例を示す部
分図である。
【図12】従来の情報記録方式の一例を示すマーク記録
時の動作タイミングの説明図である。
【図13】オーバーライト回数の記録パワー依存性を示
す図であって、半導体レーザー(LD)パワー設定値
と、オーバーライト回数との関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1:半導体レーザー(LD) 2:コリメートレンズ 3:偏光ビームスプリッタ(PBS) 4:λ/4板 5:アパーチャ 6:対物レンズ 6a:対物レンズ(NA大用) 6b:対物レンズ(NA小用) 7:相変化型光ディスク(相変化型メディア) 7a:記録層 8:検出系集光レンズ 9:シリンドリカルレンズ 10:受光素子 11:ホログラム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】結晶相とアモルファス相とに可逆的に相変
    化する記録層を有する記録媒体上に情報を半導体レーザ
    ー(LD)光源からのレーザー光により記録する際に、
    該LD光源に、先頭加熱パルスと先頭冷却パルス及び後
    続する複数個の後部加熱パルスと後部冷却パルスからな
    るマルチパルスの光を発光させて、該マルチパルス発光
    により前記記録媒体上に、記録変調方式に基づいた最短
    長xTから最大長までの各マーク長yTの複数のマーク
    あるいはスペースを形成する情報記録方式において、前
    記記録媒体上におけるレーザー光の有効スポット径(以
    下、有効LDスポット径と記す)と前記最短長xTのマ
    ークとの大小に応じて、前記先頭冷却パルスから最後尾
    冷却パルスまでの累積長を変化させることを特徴とする
    情報記録方式。
  2. 【請求項2】請求項1記載の情報記録方式において、マ
    ルチパルス発光によりyT長のマークを記録する際に、
    前記記録媒体上における有効LDスポット径が、最短長
    xTのマークより略小さい場合には、n=y−x+1個
    の後部加熱パルスと後部冷却パルスを先頭加熱パルスと
    最後尾冷却パルスの間に繰返し発光させ、前記記録媒体
    上における有効LDスポット径が、最短長xTのマーク
    より略大きい場合には、n=y−x個の後部加熱パルス
    と後部冷却パルスを先頭加熱パルスと最後尾冷却パルス
    の間に繰返し発光させることを特徴とする情報記録方
    式。
  3. 【請求項3】請求項1記載の情報記録方式において、前
    記記録媒体上における有効LDスポット径と最短長xT
    のマークの大小に応じて、先頭冷却パルスあるいは最後
    尾冷却パルスの幅を変化させることを特徴とする情報記
    録方式。
  4. 【請求項4】結晶相とアモルファス相とに可逆的に相変
    化する記録層を有する記録媒体上に情報を半導体レーザ
    ー(LD)光源からのレーザー光により記録する際に、
    該LD光源に、先頭加熱パルスと先頭冷却パルス及び後
    続する複数個の後部加熱パルスと後部冷却パルスからな
    るマルチパルスの光を発光させて、該マルチパルス発光
    により前記記録媒体上に、記録変調方式に基づいた最短
    長xTから最大長までの各マーク長yTの複数のマーク
    あるいはスペースを形成する情報記録方式において、前
    記記録媒体上における有効LDスポット径と前記最短長
    xTのマークとの大小に応じて、前記先頭加熱パルスを
    前半と後半に2分した後半部分の先頭加熱パルス発光パ
    ワーとその直後の先頭冷却パルス発光パワーの差と、後
    部加熱パルスのうち最後尾加熱パルスとその直後の最後
    尾冷却パルスとの発光パワーの差の少なくとも一方を、
    その他の加熱パルスとその直後の冷却パルスとの発光パ
    ワーの差と変化させることを特徴とする情報記録方式。
  5. 【請求項5】請求項4記載の情報記録方式において、前
    記記録媒体上における有効LDスポット径が、最短長x
    Tのマークより略小さい場合、前記先頭加熱パルスを前
    半と後半に2分した後半部分の先頭加熱パルス発光パワ
    ーとその直後の先頭冷却パルス発光パワーの差と、後部
    加熱パルスのうち最後尾加熱パルスとその直後の最後尾
    冷却パルスとの発光パワーの差の少なくとも一方を、そ
    の他の加熱パルスとその直後の冷却パルスとの発光パワ
    ーの差よりも大きくなるように設定することを特徴とす
    る情報記録方式。
  6. 【請求項6】請求項4記載の情報記録方式において、前
    記記録媒体上における有効LDスポット径が、最短長x
    Tのマークより略大きい場合、前記先頭加熱パルスを前
    半と後半に2分した後半部分の先頭加熱パルス発光パワ
    ーとその直後の先頭冷却パルス発光パワーの差と、後部
    加熱パルスのうち最後尾加熱パルスとその直後の最後尾
    冷却パルスとの発光パワーの差の少なくとも一方を、そ
    の他の加熱パルスとその直後の冷却パルスとの発光パワ
    ーの差よりも小さくなるように設定することを特徴とす
    る情報記録方式。
  7. 【請求項7】請求項1から6の何れかに記載の情報記録
    方式において、前記記録媒体の記録層が、AgInSb
    Te系の記録材料からなることを特徴とする情報記録方
    式。
  8. 【請求項8】請求項1から7の何れかに記載の情報記録
    方式を用いた情報記録再生装置において、単一あるいは
    複数の光学系を有する光ピックアップを備え、該光ピッ
    クアップにより、前記記録媒体上における単一あるいは
    複数の有効LDスポット径を有する半導体レーザー(L
    D)光源を用いて、複数の記録線密度の記録を行なうこ
    とを特徴とする情報記録再生装置。
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