JP2003099180A - キー入力方法およびこれを用いた電気機器 - Google Patents

キー入力方法およびこれを用いた電気機器

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JP2003099180A
JP2003099180A JP2001289612A JP2001289612A JP2003099180A JP 2003099180 A JP2003099180 A JP 2003099180A JP 2001289612 A JP2001289612 A JP 2001289612A JP 2001289612 A JP2001289612 A JP 2001289612A JP 2003099180 A JP2003099180 A JP 2003099180A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコードを1つのキーに割り当て、キー
押下の回数に対応するコードを入力の候補として選択す
るキー入力方法の操作性の向上を図る。 【解決手段】 キー押下がなされている状態が所定時間
継続したとき、または所定時間内に2回のキー押下がな
されたときに、キー押下の回数を表す計数値から所定値
を減じる。所定値を減じた後もキー押下がなされている
状態が継続したときには、所定時間ごとに計数値から1
を減じる。計数値の減算を行うことで、キー押下を多く
しすぎたときに、そのキーを少ない回数押下するだけ
で、候補として選択されるコードをその前に候補として
選択されていたものに戻すことができる。また、キー押
下がなされた後、キー押下がなされない状態が所定時間
継続したときには、候補としているコードを入力として
確定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つのキーに複数
のコードを割り当てて、キー押下の回数に応じたコード
を選択するキー入力方法に関し、特に、携帯電話機等の
小型の電気機器に採用される。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機では、音声に加えて文字列か
ら成る文章も信号として送受することが可能であり、電
話番号を表すための数値のほかに、数字、平仮名、片仮
名、アルファベット等の文字や種々の記号を入力するた
めのキーが設けられている。小型であることが望ましい
携帯電話機では、全ての文字や記号に対応して個別にキ
ーを備えることはできないため、キーの数を十数個程度
に限定して、文字や記号を表すコードを各キーに複数割
り当てるとともに、キー押下の回数とコードとを対応づ
けて、なされたキー押下の回数に対応するコードを、入
力するコードの候補として選択するようにしている。
【0003】選択されたコードが表す文字は表示部に表
示され、この表示はキー押下により選択されるコードが
変化するごとに更新される。使用者は、所望の文字が表
示された時点で、あるいは、所望の文字に対応する回数
だけキー押下を行った時点で、そのキーを押下すること
を止めて、次に入力したい文字のコードが割り当てられ
た他のキーを押下する。他のキーを押下することによ
り、その前のキー押下で選択されていたコードが入力す
るコードとして確定し、文章を成す文字列の一部として
記憶される。確定したコードが表す文字は継続して表示
され、その文字の隣に他のキーの押下により新たに選択
された文字が表示される。
【0004】あるキーに「か」、「き」、「く」、
「け」、「こ」の5文字を表す5つのコードが割り当て
られ、別のキーに「な」、「に」、「ぬ」、「ね」、
「の」の5文字を表す5つのコードが割り当てられてい
る場合について、キー押下と、候補として選択されたコ
ードおよび入力として確定したコードとの関係の例を図
29に示す。図29において、横に延びる直線は時間の
経過を、長方形の枠はキー押下がなされていることを、
枠の中の符号は押下されたキーを、枠の上の文字は選択
されたコードが表す文字を、右端の文字は入力として確
定したコードが表す文字を表している。なお、「か」〜
「こ」の各コードが割り当てられているキーは、数値入
力に際して値2のコードが割り当てられるキー(#2の
キーという)、「な」〜「の」の各コードが割り当てら
れているキーは、数値入力に際して値5のコードが割り
当てられるキー(#5のキーという)とする。
【0005】この例は、#2のキーが連続して3回押下
され、次いで#5のキーが連続して2回押下され、さら
に#5のキー以外のキーが1回押下された状態のときの
ものである。最初の#2のキーの押下で、「か」を表す
コードが候補として選択され、続く2回の#2のキーの
押下で、候補として選択されたコードが「く」を表すも
のに変化する。そして、#5のキーの押下で、「く」を
表すコードが入力として確定するとともに、「な」を表
すコードが新たな候補として選択される。さらに、#5
のキーの押下で、候補として選択されたコードが「に」
を表すものに変化し、他のキーの押下で、そのコードが
入力として確定する。
【0006】特定のキーには、入力の確定を指示するコ
ードが割り当てられており、連続して入力する2つのコ
ードが同一のキーに割り当てられているときや、文字列
の最後の文字を表すコードを入力するときには、このキ
ーを押下する。この場合のキー押下と、候補として選択
されたコードおよび入力として確定したコードとの関係
の例を図30に示す。この例は、「く」に続けて「き」
を入力するときのものであり、表示部のカーソルを右に
移動させることを指示するカーソルキーに、入力の確定
を指示するコードが割り当てられている。
【0007】別の特定のキーには、一連のキー押下を取
り消すコードが割り当てられており、キー押下により候
補として選択されているコードが生じている状態から、
候補として選択されているコードがない状態に戻すとき
に、このキーが押下される。この場合のキー押下と、候
補として選択されたコードおよび入力として確定したコ
ードとの関係の例を図31に示す。この例は、「く」を
表すコードを入力する際に、誤ってキーを1回多く押下
し、「け」を表すコードが候補として選択された状態と
なったのを、やり直すときのものである。キー押下を取
り消すコードは取消キーに割り当てられている。
【0008】なされたキー押下の回数がそのキーに割り
当てたコードの総数を超えたときには、キー押下の回数
は1に戻されるか、あるいは、キー押下の回数をコード
の総数で除して、その剰余に対応するコードを候補とし
て選択する。したがって、キー押下を多くしすぎたとき
には、さらにそのキーを何回か押下することで、所望の
コードを候補として選択することができる。この場合の
キー押下と、候補として選択されたコードおよび入力と
して確定したコードとの関係の例を図32に示す。この
例は、図31に示したもの同様に、「く」を表すコード
を入力する際に誤ってキーを1回多く押下したときのも
のである。「け」を表すコードが候補として選択された
状態から、さらに4回のキー押下を行うことで、「く」
を表すコードが候補として選択された状態となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、1つの
キーに複数のコードを割り当て、キー押下の回数に対応
するコードを入力の候補として選択するキー入力方法
は、キーの総数を少なくしながら多くのコードを入力す
ることができて、携帯電話機のように小型であることが
強く望まれる機器に好適である。しかし、従来のキー入
力方法では、キーを多く押下しすぎたときと、続けて入
力するコードが同じキーに割り当てられているときの対
応策が万全ではなく、使い勝手を向上させるために改良
の余地がある。
【0010】キー押下を取り消すコードを特定のキーに
割り当てる図31に示した方法では、それまで押下して
いたキー以外のキーを押下しなければならず、特定のキ
ーを見つける動作と、特定のキーに指を移動させる動作
と、元のキーを見つける動作と、元のキーに指を戻す動
作をする必要が生じて、能率がよくない。特に、押下し
ていたキーと特定のキーが大きく離れているときには、
指を動かす距離が大きくなって、能率の低下が顕著にな
る。入力の確定を指示するコードを特定のキーに割り当
てる図30に示した方法でも、この不都合が生じる。
【0011】使用者の中には、キーを見ることなく一連
のキー押下を行ういわゆるブラインドタッチができるほ
どキーの配列を熟知して操作に慣れた者もあり、このよ
うな使用者にとっては、キーを見つけることは容易であ
る。しかし、そのような熟練した使用者になるほど、指
を移動させる回数が多いことや指を移動させる距離が長
いことが能率の低下を招くと感じ易い。
【0012】キー押下の回数がそのキーに割り当てたコ
ードの総数を超えたときにキー押下の回数を1に戻す図
32に示した方法では、キー押下を多くしすぎたときで
も、別のキーを見つけたり指を移動させたりする必要は
ない。しかし、所望のコードが入力の候補として選択さ
れている状態に戻すために、何度もキー押下を行わなけ
ればならなくなる。通常、使用者はキー押下を1回多く
しすぎた時点でキー押下の回数が多すぎたことに気づく
から、キーに割り当てられているコードの数から1を減
じた回数だけキー押下を行うことになる。当然、必要な
キー押下の回数は、1つのキーに割り当てられているコ
ードが多くなるほど多くなる。
【0013】キー押下がなされるごとにキー押下の回数
を減じることを指示するコードを特定のキーに割り当て
ておき、キー押下を多くしすぎたときに、その特定のキ
ーを押下して、候補として選択されるコードの順序を逆
にする方法も提案されている。また、キー押下の回数を
1だけ直ちに減じることを指示するコードを特定のキー
に割り当てて、その特定のキーを押下することにより候
補とするコードを1つ前のものに戻すことも可能であ
る。しかし、これらの方法でも、別のキーを見つけたり
指を移動させたりする動作が必要となる。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、指を移動させる回数が少なく、キー押下の
回数も少ないキー入力方法を提供するとともに、そのキ
ー入力方法を採用した使い勝手のよい電気機器を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、1つのキーに複数のコードを割り当て
て、キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なさ
れたキー押下の回数に対応するコードを入力するコード
の候補として選択するキー入力方法において、キー押下
が所定時間継続してなされたときに、そのキー押下を含
むキー押下の回数よりも少ないキー押下の回数に対応す
るコードを入力するコードの候補として選択するように
する。
【0016】このキー入力方法では、通常は、なされた
キー押下の回数に対応するコードが入力の候補として選
択されるが、1回のキー押下が所定時間継続してなされ
たとき、つまり、キーが押し下げられている状態が所定
時間継続したときには、そのキー押下を含むキー押下の
回数に対応するコードではなく、それよりも少ないキー
押下の回数に対応するコードが入力の候補として選択さ
れる。したがって、キー押下の回数が多すぎて、所望の
コードが候補となった後に他のコードが候補となったと
きでも、所定時間キー押下を継続するだけで、候補のコ
ードを所望のものに戻すことができる。
【0017】本発明ではまた、1つのキーに複数のコー
ドを割り当てて、キー押下の回数とコードとを対応づけ
ておき、なされるキー押下の回数を計数して、計数値に
対応するコードを入力するコードの候補として選択する
キー入力方法において、キー押下が所定時間継続してな
されたときに、計数値から1以上の所定値を減じるよう
にする。
【0018】このキー入力方法では、キー押下がなされ
るごとに計数値に1を加えて、計数値に対応するコード
を入力の候補として選択するが、キー押下が所定時間継
続してなされたときには、計数値から1以上の所定値を
減じて、その新たな計数値に対応するコードを候補とし
て選択する。所定値を減じることで、計数値を所定時間
継続したキー押下よりも前にキー押下がなされたときの
値とすることができ、候補のコードを一旦候補となって
いたものに戻すことが可能になる。
【0019】所定値を減じた計数値が0以下になったと
きに、キーに割り当てているコードの総数を計数値に加
えるようにするとよい。このようにすると、計数値は常
に1以上かつキーに割り当てられたコードの総数以下と
なり、計数値がどのコードにも対応しないという事態は
生じない。また、大きな計数値に対応するコードを少な
いキー押下で候補とすることも可能になる。
【0020】ここで、所定時間継続してなされたキー押
下が最初のキー押下であるときは、所定値を1とすると
よい。この場合、計数値は、最初のキー押下を示す値の
1から減算によって0となり、加算によってコードの総
数に等しい値となる。したがって、キー押下を1回行う
だけで、キーに割り当てられた最後のコードを候補とす
ることができる。
【0021】所定時間継続してなされたキー押下が2回
目以後のキー押下であるときは、所定値を2とするとよ
い。2を減じた計数値は、所定時間継続したキー押下よ
りも2回前のキー押下がなされたときの値となり、所定
時間継続したキー押下の直前に候補なっていたコードよ
りも1つ前に候補となっていたコードが、新たに候補と
して選択されることになる。したがって、キー押下を1
回多くしすぎたときには、そのキーを所定時間押下し続
けるだけで、候補として選択されるコードを所望のもの
に戻すことができる。
【0022】キー押下が所定時間継続してなされて計数
値から所定値を減じた後、キー押下がなされている状態
が継続したときに、所定時間ごとに計数値から1を減じ
るようにするとよい。このようにすると、キー押下を継
続している時間に応じて、候補とするコードを1つずつ
順に戻すことができて、キー押下を2回以上多くしすぎ
たときでも、容易に所望のコードを候補とすることがで
きる。計数値から所定値を減じる最初の所定時間と計数
値から1を減じる2回目以後の所定時間は、同じにして
もよいし、違えてもよい。
【0023】ここで、1を減じた計数値が0以下になっ
たときに、キーに割り当てているコードの総数を計数値
に加えるようにするとよい。計数値がどのコードにも対
応しないという事態が生じるのが避けられ、また、大き
な計数値に対応するコードを少ないキー押下で候補とす
ることも可能になる。
【0024】キー押下が所定時間継続してなされて計数
値から所定値を減じた後、キー押下がなされている状態
が継続しても、計数値を変化させないようにしてもよ
い。このようにすると、キー押下がいかに長時間継続し
てなされても候補とするコードを1つだけ戻すことにな
り、戻しすぎるおそれがない。候補とするコードを戻す
操作はあまり頻繁に行われるものではないから、キー押
下をどの程度の時間継続すると候補がいくつ前のものに
戻るかという感覚をつかむことは必ずしも容易ではな
い。コードを戻す回数を1回に限ることで、候補の変化
を確認しないでキー押下を継続する場合でも、キー押下
を所定時間以上継続するだけで確実に候補とするコード
を戻すことができ、かつ、戻しすぎるという誤りが生じ
るのを避けることができる。所定時間以上のキー押下を
もう一度行えば、さらに1つ前のコードを候補とするこ
とが可能であり、キー押下の回数が2回以上多すぎたと
きにも、候補のコードを所望のものに戻すことができ
る。
【0025】2回目以後のキー押下においてのみ、キー
押下が所定時間継続してなされたときに、計数値から所
定値を減じるようにしてもよい。最初のキー押下では、
キー押下が多すぎた状態にはならないから、キー押下が
多すぎたことの対策としての候補の変更は不要である。
【0026】本発明ではまた、1つのキーに複数のコー
ドを割り当てて、キー押下の回数とコードとを対応づけ
ておき、なされるキー押下の回数を計数して、計数値に
対応するコードを入力するコードの候補として選択する
キー入力方法において、キー押下がなされた後、所定時
間内にキー押下がなされたときに、計数値から所定値を
減じるようにする。
【0027】このキー入力方法では、キー押下がなされ
るごとに計数値に1を加えて、計数値に対応するコード
を入力の候補として選択するが、キー押下なされて所定
時間内にさらにキー押下がなされたときには、計数値か
ら所定値を減じて、その新たな計数値に対応するコード
を候補として選択する。所定時間を通常のキー押下とキ
ー押下の時間間隔よりも短く設定しておくことで、この
処理を行うキー押下と通常のキー押下を判別することが
できる。所定値を減じることで、計数値をそれら2回の
キー押下よりも前にキー押下がなされたときの値とする
ことができ、候補のコードを一旦候補となっていたもの
に戻すことが可能になる。
【0028】所定値を減じた計数値が0以下になったと
きに、キーに割り当てているコードの総数を計数値に加
えるようにするとよい。計数値がどのコードにも対応し
ないという事態が生じるのが避けられ、大きな計数値に
対応するコードを少ないキー押下で候補とすることも可
能になる。
【0029】ここで、所定時間内になされたキー押下が
2回目のキー押下であるときは、所定値を2とするとよ
い。この場合、計数値は、最初と2回目のキー押下を示
す値の2から減算によって0となり、加算によってコー
ドの総数に等しい値となる。したがって、キー押下を2
回行うだけで、キーに割り当てられた最後のコードを候
補とすることができる。
【0030】所定時間内になされたキー押下が3回目以
後のキー押下であるときは、所定値を3とするとよい。
計数値から3を減じることで、所定時間内になされたキ
ー押下の直前に候補なっていたコードよりも2つ前に候
補となっていたコードが、新たに候補として選択される
ことになる。したがって、キー押下を1回多くしすぎた
ときには、そのキーを所定時間内に2回続けて押下する
だけで、候補として選択されるコードを所望のものに戻
すことができる。
【0031】候補としているコードに対応する符号を表
示し、候補とするコードの変化に応じて表示する符号を
更新するようにしてもよい。表示する符号は、例えば、
コードが文字を表す場合にはその文字、コードが何らか
の機能を表す場合はその機能の名称とすればよい。候補
としているコードに対応する符号を表示し更新すること
で、候補となっているコードが使用者にとって明確にな
る。
【0032】その場合、表示する符号の更新を、計数値
が変化して候補とするコードが変化するごとに行うとよ
い。キー押下の開始や所定時間以上のキー押下の継続が
直ちに表示に反映されることになり、使用者にとって自
分の行っているキー押下が判り易くなる。
【0033】表示する符号の更新を、キー押下が終了し
たときおよび計数値から値を減じることにより候補とす
るコードが変化したときのみに行うようにしてもよい。
このようにすると、所定時間以上のキー押下の継続また
はキー押下後の所定時間内のキー押下によって候補とす
るコードを戻す場合に、キー押下を開始した時に生じる
候補の変化つまり候補が1つ先に進む変化が表示に反映
されなくなって、使用者が不自然な印象を受けない。
【0034】本発明ではまた、1つのキーに複数のコー
ドを割り当てて、キー押下の回数とコードとを対応づけ
ておき、なされたキー押下の回数に対応するコードを入
力するコードの候補として選択するキー入力方法におい
て、キー押下がなされた後、所定時間内にキー押下がな
されなかったときに、候補としているコードを入力する
コードとして確定するようにする。
【0035】このキー入力方法では、キー押下がなされ
ていずれかのコードが候補として選択されている状態
で、キー押下がなされないまま所定時間が経過したとき
に、候補としているコードが自動的に入力するコードと
なる。したがって、続けて入力するコードが同じキーに
割り当てられているときでも、途中で所定時間キー押下
を休止するだけで、他のキーを全く押下することなく、
それらのコードを続けて入力することができる。文字列
の最後の文字を表すコードを入力するときも、他のキー
を押下する必要がない。
【0036】本発明ではまた、上記のいずれかのキー入
力方法を実行する命令をプログラムに記す。
【0037】本発明ではさらに、コードの入力のために
押下されるキーを備える電気機器において、上記のいず
れかのキー入力方法によって、キー押下により入力する
コードの候補を選択するものとする。
【0038】この電気機器は、例えば、音声および文字
列を信号として送受する携帯電話機とすることができ
る。
【0039】ここで、キーに割り当てられる複数のコー
ドは文字を表すコードとすることができる。このように
すると、文字列の入力が容易な機器となる。
【0040】キーに割り当てられる複数のコードは動作
の制御を指示するコードとすることもできる。このよう
にすると、制御の指示に必要なキーが少なく、しかも動
作の制御の切り換えが容易な機器となる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明のキー入力方法およ
び電気機器の一実施形態である携帯電話機について、図
面を参照しながら説明する。本実施形態の携帯電話機1
の外観を図1に模式的に示す。携帯電話機1は、回動可
能な連結機構13によって連結された2つの筐体11、
12より成り、折り畳み式である。筐体11には、電波
を送受するためのアンテナ14と、音声出力開口15
と、入力された電話番号や文章あるいは受信した文章を
表示する液晶パネル16が設けられている。筐体12に
は、音声入力開口17と、使用者によって押下される複
数のキー18が設けられている。
【0042】携帯電話機1の回路構成の概略を図2に示
す。携帯電話機1は、無線処理部21、信号処理部2
2、制御部23、記憶部24、計時部25、スピーカ2
6、およびマイクロフォン27を備えている。無線処理
部21は送出する電波に信号を担わせ、受けた電波から
信号を抽出し、信号処理部22は送信する信号および受
信した信号を処理する。制御部23はCPUより成り、
全体の動作を制御する。記憶部24は2つのフラッシュ
メモリ24a、24bより成る。メモリ24aは、制御
部23が制御に用いるプログラムおよびデータを記憶し
ており、メモリ24bは、通信相手の名前と電話番号、
メールとして受信した文章、およびメールとして送信す
る文章を記憶する。計時部25は、実時間を示すRTC
25aと、経過時間を計測するタイマー回路25bより
成る。
【0043】スピーカ26は、受信した音声信号を音声
として出力し、マイクロフォン27は、音声を検出して
音声信号に変換する。これらはそれぞれ、音声出力開口
15および音声入力開口17の近傍に配置されている。
【0044】複数のキー18の配置を拡大して図3に示
す。各キー18には、1または2以上のコードが割り当
てられ、割り当てられるコードまたはその一部を表す記
号が付されている。「1」〜「0」の記号が付された1
0のキーには、数値を表すコードが割り当てられ、ま
た、文字を表すコードも割り当てられる。携帯電話機1
は、キー18の押下による文字コードの入力に関して4
つのモードを有しており、「1」〜「0」の記号が付さ
れた10のキーに割り当てられる文字コードは、モード
によって切り替わる。4つの文字入力モードは、平仮名
入力モード、片仮名入力モード、アルファベット大小文
字/数字入力モード、アルファベット小文字/数字入力
モードである。
【0045】入力モードを表すコードは「マナー」の記
号を付したキーに割り当てられている。このキーを押下
するごとに、数値コードを入力する数値入力モードと文
字コードを入力する4つの文字入力モードが順に切り替
わる。
【0046】携帯電話機1における4つの文字入力モー
ドとキー18へのコードの割り当ての関係を図4に示
す。例えば、値2のコードが割り当てられるキー(#2
のキー)は、平仮名入力モードでは、「か」、「き」、
「く」、「け」、「こ」の5文字に対応する5つのコー
ドが割り当てられ、片仮名入力モードでは、「カ」、
「キ」、「ク」、「ケ」、「コ」の5文字に対応する5
つのコードが割り当てられる。平仮名入力モードでは、
上向きの矢印を付したカーソルキーまたは下向きの矢印
を付したカーソルキーを押下することにより、入力した
1または2以上の平仮名を漢字に変換することもでき
る。
【0047】複数のコードが割り当てられるキーでは、
連続してなされるキー押下の回数とコードとが1対1に
対応づけられて、キー押下の回数に対応するコードが入
力の候補として選択される。例えば、平仮名入力モード
で、#2のキーが1回押下されたときは、「か」を表す
コードが入力するコードの候補となり、#2のキーがさ
らに2回押下されたときは、「く」を表すコードが入力
するコードの候補となる。候補となったコードが表す文
字は液晶パネル16に表示され、この表示は候補が変化
すると更新される。候補がない状態では、候補を表示す
る位置にはカーソルのみが表示される。
【0048】キー押下の回数の計数および計数値に対応
するコードの選択をはじめ、コード入力の処理に関する
制御は全て制御部23が行う。このためのプログラムお
よびキー18とコードとの対応関係を示すデータは、前
述のメモリ24aに記憶されている。なお、制御部23
は、キー押下の回数の計数をキー押下が開始された時点
で行う。
【0049】連続してなされたキー押下の回数が、その
モードにおいてそのキーに割り当てられているコードの
総数よりも大きくなったときは、制御部23は計数値を
1にする。したがって、例えば、平仮名入力モードで#
2のキーが6回押下されたときは、「か」を表すコード
が入力の候補となる。あるキーが押下された後に別のキ
ーが押下されたときは、制御部23は先のキー押下で候
補として選択していたコードを入力として確定し、後の
キー押下に対応するコードを新たな入力の候補として選
択する。例えば、平仮名入力モードで#2のキーが3回
押下され、続いて#5のキーが押下されたときは、
「く」を表すコードが入力として確定し、「な」を表す
コードが新たな候補となる。入力として確定したコード
は、文章を成す文字列の一部としてメモリ24bに記憶
される。
【0050】4つの文字入力モードのいずれにおいて
も、右向きの矢印を付したカーソルキーは、候補の確定
を指示するコードに割り当てられ、このカーソルキーを
押下することによっても、候補としているコードが入力
として確定する。この場合、新たに候補となるコードは
なく、その後のキー押下によって新たな候補が選択され
る。4つの文字入力モードのいずれにおいても、「クリ
ア」を付したクリアキーは、候補の取り消しを指示する
コードに割り当てられ、このクリアキーを押下すると、
入力の候補としているコードがなくなる。この場合、そ
の後のキー押下によって新たな候補が選択され、それま
では、液晶パネル16の候補の表示は空白(カーソルの
み)となる。
【0051】携帯電話機1では、このほか、キー押下に
よる文字コードの入力に関して、以下に述べる第1〜第
3の処理を行う。
【0052】<第1の処理>キー押下が所定時間継続し
てなされたとき、すなわち、キーが押し下げられている
状態が所定時間継続したときに、制御部23は計数値か
ら所定値を減じる。ここで、所定時間継続してなされた
キー押下が最初のキー押下のときは所定値を1、所定時
間継続してなされたキー押下が2回目以後のキー押下の
ときは所定値を2とする。また、制御部23は、所定値
を減じることにより計数値が0以下になったときには、
そのモードにおいてそのキーに割り当てているコードの
総数を計数値に加える。
【0053】最初のキー押下が所定時間継続してなされ
たときは、計数値はそのキー押下を表す1から0に変わ
り、さらに、割り当てられているコードの総数になる。
平仮名入力モードで使用者が#2のキーを押下する場合
を例にとると、まず候補のコードがない状態から「か」
を表すコードが候補となり、次いで「こ」を表すコード
が候補となる。2回目のキー押下が所定時間継続してな
されたときも、計数値は2から0に変わり、割り当てら
れているコードの総数になる。例えば、まず「か」を表
すコードが候補となっている状態から「き」を表すコー
ドが候補となり、次いで「こ」を表すコードが候補とな
る。3回目のキー押下が所定時間継続してなされたとき
は、計数値は3から1に変わる。例えば、まず「き」を
表すコードが候補となっている状態から「く」を表すコ
ードが候補となり、次いで「か」を表すコードが候補と
なる。
【0054】また、キーに割り当てられているコードの
総数よりもキー押下が1回が多く、そのキー押下が所定
時間継続してなされたときは、計数値は、まずキー押下
の回数から1に変わり、次いで−1に変わり、最後にコ
ードの総数から1を減じた値となる。例えば、キーに割
り当てられているコードの総数が5であり、6回目のキ
ー押下が所定時間継続してなされたときは、計数値は最
終的に4になる。具体的には、まず「こ」を表すコード
が候補となっている状態から「か」を表すコードが候補
となり、次いで「け」を表すコードが候補となる。
【0055】最初のキー押下を所定時間継続して行うこ
とで、キーに割り当てられている最後のコードを候補と
することができる。また、2回目以後のキー押下を所定
時間継続することで、そのキー押下の直前に候補となっ
ていたコードよりもさらに1つ前に候補となっていたコ
ードに、候補を戻すことができる。2回目のキー押下が
所定時間継続してなされたときは最初のキー押下が継続
してなされたときと同じ結果になるが、最初のキー押下
を所定時間以上継続することは、1回のキー押下で最後
のコードを候補とするために、また、2回目のキー押下
を所定時間以上継続することは、最初のキー押下で最後
のコードを候補とするのをし忘れたときの修正のために
利用される。なお、時間の計測はタイマー回路25bに
よって行う。
【0056】第1の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第1の例を図5に示す。これは、「く」を表す
コードを入力すべく、平仮名入力モードで使用者が#2
のキーを押下したところ、キー押下の回数が1回多すぎ
て4回押下してしまい、「け」を表すコードが候補とし
て選択された状態となり、候補を「く」を表すコードに
戻すときのものである。
【0057】最初の#2のキーの押下で、「か」を表す
コードが候補として選択され、続く2回の#2のキーの
押下で、候補として選択されたコードが「く」を表すも
のに変化し、さらなる#2のキー押下で、候補が「け」
を表すコードに変化している。この状態でもう一度#2
のキーが押下されて、候補は「こ」を表すコードに一旦
変化し、その押下が所定時間継続した時点で、候補は
「く」を表すものに戻る。次いで、#5のキーが押下さ
れて、「く」を表すコードが入力として確定するととも
に、「な」を表すコードが新たな候補として選択され
る。さらに、#5のキーの押下で、候補のコードが
「に」を表すものに変化し、続く他のキーの押下で、
「に」を表すコードが入力として確定する。
【0058】第1の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第2の例を図6に示す。4回の#2のキーの押
下で、「け」を表すコードが候補として選択され、次い
で、所定時間にわたる#2のキーの押下で、候補のコー
ドが「こ」を表すものに一旦変化して「く」を表すもの
に変化する。さらに、所定時間にわたる#2のキーの押
下で、候補のコードが「け」を表すものに一旦変化して
「き」を表すものに変化し、他のキーの押下で「き」を
表すコードが入力として確定する。
【0059】キー押下がなされている状態が所定時間継
続して計数値から所定値を減じた後、キー押下がなされ
ている状態がさらに継続したときには、計数値を変化さ
せないようにすることと、所定時間ごとに計数値から1
を減じるようにすることの2通りの処理方法がある。
【0060】第1の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第3の例を図7に示す。これは、キー押下がな
されている状態が所定時間継続した後、さらにその状態
が継続しても、計数値を変化させないときのものであ
る。4回の#2のキーの押下で、「け」を表すコードが
候補として選択され、次いで、所定時間にわたる#2の
キーの押下で、候補のコードが「こ」を表すものに一旦
変化して「く」を表すものに変化する。このキー押下は
さらに継続するが、制御部23が計数値を変化させない
ため、キー押下がどれだけ継続してなされても、候補の
コードは「く」を表すものに保たれる。
【0061】第1の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第4の例を図8に示す。これは、キー押下がな
されている状態が所定時間継続した後、さらにその状態
が継続したときに、制御部23が所定時間ごとに計数値
から1を減じるときのものである。計数値から1を減じ
ることにより、入力の候補として選択されるコードはさ
らに1つ前のものに戻る。4回の#2のキーの押下で、
「け」を表すコードが候補として選択され、次いで、所
定時間にわたる#2のキーの押下で、候補のコードが
「こ」を表すものに一旦変化して「く」を表すものに変
化する。このキー押下はさらに継続し、所定時間に達し
た時点で、「き」を表すコードが候補となる。キー押下
がさらに継続してなされれば、「か」を表すコードが候
補として選択されることになる。
【0062】なお、計数値から最初に所定値1または2
を減じるまでの所定時間(第1の所定時間という)と、
計数値から所定値を減じた後にさらに1を減じるまでの
所定時間(第2の所定時間)は、使用者に応じて変え得
るようにしておくことが望ましい。一般的には、第1の
所定時間は0.3〜1秒程度、第2の所定時間は0.3
〜0.8秒程度とするのが実用的である。
【0063】候補とするコードを戻す操作はあまり頻繁
に行われるものではなく、したがって、キー押下をどの
程度の時間継続すると候補がいくつ戻るかという感覚を
つかむことは必ずしも容易ではない。しかし、使用者
は、液晶パネル16の表示で候補を確認しながらキー押
下を継続することで、キー押下を終了すべき時期を知る
ことができ、候補のコードを所望のものに確実に戻すこ
とができる。
【0064】ところが、ブラインドタッチを行う場合、
使用者は、キーの配列を見ないだけでなく、液晶パネル
16の表示を見ないことが多い。この場合、キー押下を
長くしすぎて、候補のコードを戻しすぎるという事態が
生じることもある。したがって、使用者が液晶パネル1
6を見ないでキー押下を行うときには、キー押下が所定
時間継続してなされて計数値から所定値を減じた後は、
キー押下がさらに継続してなされても、計数値を変化さ
せないようにする方が使い勝手がよくなる。
【0065】最初になされたキー押下が所定時間継続し
たときには、計数値から所定値1を減じるようにするこ
とと、計数値を変化させないようにすることとの2通り
の処理方法がある。第1の処理におけるキー押下と、候
補として選択されたコードおよび入力として確定したコ
ードとの関係の第5の例を図9に示す。これは、最初の
キー押下が所定時間継続してさなれても、計数値を変化
させないときのものである。#2のキーの押下により、
「か」を表すコードが候補として選択されるが、このキ
ー押下が所定時間以上継続しても候補は変化しない。
【0066】第1の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第6の例を図10に示す。これは、最初のキー
押下が所定時間継続したときに、計数値から所定値1を
減じるときのものである。#2のキーの押下で、「か」
を表すコードが候補となり、そのキー押下が所定時間継
続した時点で、計数値から1が減じられるが、減算結果
が0となるため、計数値は#2のキーに割り当てられて
いるコードの総数を加算されて5となり、これに対応す
る「こ」を表すコードが候補として選択される。
【0067】第1の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第7の例を図11に示す。これは、最初のキー
押下が所定時間継続したときに、計数値から所定値1を
減じるが、そのキー押下がさらに継続してなされても、
計数値を変化させないときのものである。#2のキーの
押下で、「か」を表すコードが候補となり、そのキー押
下が所定時間継続した時点で、候補のコードが「こ」を
表すものに変化し、その後キー押下が継続しても候補の
コードはそのまま保たれる。
【0068】第1の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第8の例を図12に示す。これは、最初のキー
押下が所定時間継続したときに、計数値から所定値1を
減じて、そのキー押下がさらに継続してなされると、所
定時間ごとに計数値から1を減じるときのものである。
#2のキーの押下で、「か」を表すコードが候補とな
り、そのキー押下が所定時間継続した時点で、候補のコ
ードが「こ」を表すものに変化し、その後キー押下がさ
らに所定時間継続したときに、候補のコードが「け」を
表すものに変化する。
【0069】<第2の処理>1つのキーについて連続し
てなされる2回の押下の時間間隔が短いとき、つまり、
キー押下がなされれてから短い所定時間内にキー押下が
なされたときは、制御部23は計数値から所定値を減じ
る。ここで、所定時間内になされたキー押下(後の方の
キー押下)が2回目のキー押下のときは所定値を2、所
定時間内になされたキー押下が3回目以後のキー押下の
ときは所定値を3とする。また、制御部23は、所定値
を減じることにより計数値が0以下になったときには、
第1の処理と同様に、そのモードにおいてそのキーに割
り当てているコードの総数を計数値に加える。
【0070】最初のキー押下に続いて2回目のキー押下
が所定時間内になされたときは、計数値はそのキー押下
を表す2から0に変わり、さらに、割り当てられている
コードの総数になる。例えば、まず候補のコードがない
状態から「か」を表すコードおよび「き」を表すコード
が順に候補となり、次いで「こ」を表すコードが候補と
なる。2回目のキー押下に続いて3回目のキー押下が所
定時間内になされたときも、計数値は3から0に変わ
り、割り当てられているコードの総数になる。例えば、
まず「か」を表すコードが候補となっている状態から
「き」を表すコードおよび「く」を表すコードが順に候
補となり、次いで「こ」を表すコードが候補となる。
【0071】3回目のキー押下に続いて4回目のキー押
下が所定時間内になされたときは、計数値は4から1に
変わる。例えば、まず「き」を表すコードが候補となっ
ている状態から「く」を表すコードおよび「け」を表す
コードが順に候補となり、次いで「か」を表すコードが
候補となる。また、キーに割り当てられているコードの
総数よりもキー押下が1回が多く、そのキー押下が先に
なされたキー押下から所定時間内になされたときは、計
数値は、まずキー押下の回数から1に変わり、次いで−
2に変わり、最後にコードの総数から2を減じた値とな
る。例えば、キーに割り当てられているコードの総数が
5であり、5回目のキー押下に続いて所定時間内に6回
目のキー押下がなされたときは、計数値は最終的に3に
なる。具体的には、まず「け」を表すコードが候補なっ
ている状態から「こ」を表すコードおよび「か」を表す
コードが順に候補となり、次いで「く」を表すコードが
候補となる。
【0072】最初のキー押下に続いて2回目のキー押下
を所定時間内に行うことで、キーに割り当てられている
最後のコードを候補とすることができる。また、3回目
以後のキー押下を直前のキー押下から所定時間内に行う
ことで、それら2回のキー押下の直前に候補となってい
たコードよりもさらに1つ前に候補となっていたコード
に、候補を戻すことができる。2回目と3回目のキー押
下が所定時間内になされたときは最初と2回目のキー押
下が所定時間内になされたときと同じ結果になるが、最
初と2回目のキー押下を所定時間内にすることは、初め
から最後のコードを候補とするために、また、2回目と
3回目のキー押下を所定時間内にすることは、初めから
最後のコードを候補とするのをし忘れたときの修正のた
めに利用される。
【0073】第2の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の例を図13に示す。これは、「く」を表すコー
ドを入力すべく、平仮名入力モードで使用者が#2のキ
ーを押下したところ、キー押下の回数が1回多すぎて4
回押下してしまい、「け」を表すコードが候補として選
択された状態となり、候補を「く」を表すコードに戻す
ときのものである。「け」を表すコードが候補として選
択されている状態で、#2のキーを押下することによ
り、候補のコードが「こ」を表すものに変化し、さらに
所定時間内の#2のキーの押下で、「か」を表すコード
を経て「く」を表すコードが候補として選択される。
【0074】通常なされるキー押下との判別のために、
所定時間は通常のキー押下とキー押下の時間間隔よりも
短く設定しておく。ただし、通常のキー押下の時間間隔
や、2回続けて押下し得る最小の時間間隔は使用者によ
って異なるから、所定時間は使用者に応じて変え得るよ
うにしておくことが望ましい。一般的には、第2の処理
における所定時間は0.1〜0.3秒程度とするのが実
用的である。
【0075】キー押下に続いて所定時間内にキー押下が
なされることが複数回行われたときは、計数値から所定
値を減じることをその都度行う。これにより、候補とし
て選択しているコードをさらに前のものに戻すことがで
きる。
【0076】第1の処理と第2の処理は、切り替えて用
いることもできるし、併用することもできる。これらの
処理を使用者が任意に選択できるようにしておくのが望
ましい。
【0077】<第3の処理>1つのキーが押下された
後、所定時間内にキー押下がなされなかったときに、制
御部23は入力の候補として選択しているコードを入力
として確定する。この場合、新たに入力の候補となるコ
ードはないことになる。なお、この第3の処理を行わな
いこと、つまり、1つのキーが押下された後、キー押下
がなされない状態で所定時間が経過しても、候補として
選択しているコードを入力として確定しないことも可能
である。
【0078】第3の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第1の例を図14に示す。3回の#2のキーの
押下で、「く」を表すコードが候補として選択され、キ
ー押下が所定時間なされないことで、「く」を表すコー
ドが入力として確定する。その後の#2のキー押下で
は、「か」を表すコードが候補として新たに選択され
る。
【0079】第3の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第2の例を図15に示す。これは、最初のキー
押下から前述の第1の処理を行うようにしたときのもの
である。3回の#2のキーの押下で、「く」を表すコー
ドが候補として選択され、キー押下が所定時間なされな
いことで入力として確定する。その後、#2のキーの押
下が最初のキー押下となり、これで「か」を表すコード
が新たな候補として選択され、そのキー押下が所定時間
継続してなされることで、候補のコードが「こ」を表す
ものに変化する。
【0080】第3の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第3の例を図16に示す。これは、最初のキー
押下では第1の処理を行わないようにしたときのもので
ある。3回の#2のキーの押下で、「く」を表すコード
が候補として選択され、キー押下が所定時間なされない
ことで入力として確定する。その後の#2のキー押下
で、「か」を表すコードが候補として選択され、そのキ
ー押下が所定時間継続してなされても、候補のコードは
保たれる。
【0081】第3の処理を行わないときのキー押下と、
候補として選択されたコードおよび入力として確定した
コードとの関係の例を図17に示す。これは第1の処理
を行うときのものである。3回の#2のキーの押下で、
「く」を表すコードが候補として選択され、キー押下が
所定時間なされなくても、入力は確定せず、候補のコー
ドがそのまま保たれる。続く4回目の#2のキーの押下
により、候補のコードは「け」を表すものに変化し、そ
のキー押下が所定時間継続してなされることで、候補が
「き」を表すものに戻る。
【0082】携帯電話機1では、入力の候補として選択
されたコードが表す文字を液晶パネル16に表示する
が、計数値が変化して候補のコードが変化するごとに表
示を更新する上記の処理のほかに、表示の更新に関し
て、他の処理も選択可能である。この処理を第4の処理
という。
【0083】<第4の処理>第4の処理では、キー押下
が終了したとき、および計数値から値を減じたときのみ
に、表示を更新する。表示に関するこの第4の処理は、
キー押下による文字コードの入力に関する第1〜第3の
処理のいずれとも組み合わせることができる。
【0084】第4の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第1の例を図18に示す。これは第1の処理を
併用したときのものである。なお、図18において、候
補として選択されたコードが表す文字を、キー押下がな
されていることを表す枠の右端よりも右側に記したの
は、その文字がキー押下が終了したときに表示されるこ
とを示したものである。
【0085】#2のキーの押下で、「か」を表すコード
が候補として選択されるが、その文字はキー押下が開始
された時ではなく終了した時に表示される。続く3回の
#2のキー押下で、候補のコードは「け」を表すものに
順次変化していくが、表示している文字は各キー押下が
終了した時に更新される。次の#2のキー押下で、
「こ」を表すコードが候補として選択され、キー押下が
所定時間継続してなされることで、候補のコードは
「く」を表すものに変化する。その際、「こ」を表すコ
ードが候補となった時点では表示は更新されず、候補の
コードが「く」を表すものに変化した時点で表示が更新
され、表示はそれまでの「け」の文字から「く」の文字
へと直接変わる。なお、候補のコードが「く」を表すも
のに変化した後、キー押下が終了した時点でも表示の更
新がなされるが、新たに表示される文字も「く」であ
り、外見上変化は生じない。
【0086】第4の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第2の例を図19に示す。これは、キー押下が
所定時間継続してなされて計数値から所定値2を減じた
後に、キー押下がさらに継続してなされても、計数値を
変化させない第1の処理を併用したときのものである。
4回の#2のキーの押下で、「け」を表すコードが候補
として選択され、続く#2のキーの押下が所定時間継続
した時点で、候補のコードが「く」を表すものに変化し
て表示が更新される。その後#2のキーの押下が継続し
てなされても、候補のコードは「く」に保たれる。
【0087】第4の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第3の例を図20に示す。これは、キー押下が
所定時間継続してなされて計数値から所定値2を減じた
後に、キー押下がさらに継続してなされたとき、所定時
間ごとに計数値から1を減じる第1の処理を併用したと
きのものである。4回の#2のキーの押下で、「け」を
表すコードが候補として選択され、続く#2のキーの押
下が所定時間継続した時点で、候補のコードが「く」を
表すものに変化して表示が更新される。その後#2のキ
ーの押下が所定時間継続した時点で、候補のコードが
「き」を表すものに変化して表示が更新される。
【0088】第4の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第4の例を図21に示す。これは、最初のキー
押下が所定時間継続してなされたときに、計数値から所
定値1を減じる第1の処理を併用したときのものであ
る。#2のキーの押下で、「か」を表すコードが候補と
して選択されるが、所定時間が経過して候補のコードが
「こ」を表すものになった時点で初めて表示がなされ
る。
【0089】第4の処理におけるキー押下と、候補とし
て選択されたコードおよび入力として確定したコードと
の関係の第5の例を図22に示す。これは、最初のキー
押下が所定時間継続してなされたときに計数値から所定
値1を減じ、キー押下がさらに継続されて、所定時間が
経過するごとに計数値から1を減じる第1の処理を併用
したときのものである。#2のキーの押下で、「か」を
表すコードが候補として選択され、所定時間が経過して
候補のコードが「こ」を表すものになった時点で表示が
なされ、さらに所定時間が経過して候補のコードが
「け」を表すものになった時点で表示が更新される。
【0090】以下、携帯電話機1における、キー押下に
よる文字コードの入力の処理、および候補として選択し
たコードが表す文字の表示の処理についてフローチャー
トを参照して説明する。
【0091】図23は、第1の処理と第3の処理を併用
する場合のフローチャートである。なお、表示に関して
は第4の処理を採用しておらず、キー押下が開始された
時点から、候補のコードが表す文字を表示する。
【0092】4つの文字入力モードのいずれかに設定さ
れると、まず、前回押下されたキーがないことを記憶し
(ステップS2)、入力の候補として選択しているコー
ドがないことを記憶する(S4)。また、タイマー回路
25bを停止させておく(S6)。
【0093】次いで、いずれかのキーが押下されたか否
かを判定する(S8)。いずれかのキーが押下されたと
きは、タイマー回路を0からスタートさせ(S10)、
押下されたキーが制御キー(文字コードが割り当てられ
るキー以外のキー)であるか否かを判定し(S12)、
押下されたキーが制御キーであれば、その処理を行う制
御コードルーチンに分岐する(S70)。押下されたキ
ーが制御キーでなければ、今回押下されたキーが前回押
下されたキーと同じであるか否かを判定する(S1
4)。
【0094】今回押下されたキーが前回押下されたキー
と同じでないときは、キー押下の回数を示す計数値を1
とし(S16)、計数値から減じる所定値である減算値
を1とする(S18)。そして、候補として選択してい
るコードがあるか否かを判定する(S20)。候補とし
ているコードがあれば、そのコードを入力として確定し
(S22)、液晶パネル16上での文字の表示位置を次
に移動させるべきことを記憶する(S24)。ステップ
S20の判定で候補としているコードがないときには、
ステップS22、S24はスキップする。次いで、メモ
リ24aに記憶している入力モードとキーへのコードの
割り当ての関係を参照して、押下されたキーに割り当て
られているコードのうち、計数値1に対応する最初のも
のを候補として選択する(S26)。
【0095】ステップS14の判定で、今回押下された
キーが前回押下されたキーと同じときは、キー押下の回
数を示す計数値に1を加え(S28)、減算値を2とす
る(S30)。また、計数値がそのモードで押下された
キーに割り当てられているコードの総数を超えているか
否かを判定し(S32)、超えていれば計数値を1にす
る(S34)。次いで、押下されたキーに割り当てられ
ているコードのうち、計数値に対応する順番のものを候
補として選択する(S36)。
【0096】ステップS26またはS36に続いて、そ
れらのステップで候補として選択したコードが表す文字
を液晶パネルに表示する(S38)。このとき、ステッ
プS24で表示位置を移動させるべきと記憶していれ
ば、表示位置を移動させる。
【0097】次いで、キーの押下が終了した(キーが離
された)か否かを判定し(S40)、キーの押下が終了
したときは、それまで押下されていたキーを前回押下さ
れたキーとして記憶し(S42)、タイマー回路を0か
ら再スタートさせて(S44)、ステップS8に戻る。
キーの押下が終了していないときは、ステップS10で
スタートさせたタイマー回路の計測値が所定値に達した
か否かを判定し(S46)、計測値が所定値に達してい
ないときはステップS40に戻る。計測値が所定値に達
していたときは、計数値から減算値を減じて(S4
8)、計数値が0以下であるか否かを判定し(S5
0)、計数値が0以下であれば、そのモードでキーに割
り当てられているコードの総数を計数値に加える(S5
2)。そして、新たな計数値に対応するコードを候補と
し(S54)、減算値を1に変更し(S56)、タイマ
ー回路を0から再スタートさせて(S58)、ステップ
S38に戻る。
【0098】ステップS8の判定で、いずれのキーも押
下されていないときは、候補として選択しているコード
があるか否かを判定し(S60)、候補のコードがなけ
ればステップS8に戻る。候補のコードがあれば、タイ
マー回路の計測値が所定値に達しているか否かを判定し
(S62)、達していなければステップS8に戻る。計
測値が所定値に達しているときは、候補として選択して
いるコードを入力として確定し(S64)、文字の表示
位置を次に移動させるべきことを記憶して(S66)、
ステップS2に戻る。
【0099】最初にキー押下がなされたときの処理の流
れの概略は次のようになる。まず、キー押下が継続して
なされている時間の計測が開始され(S10)、計数値
が1となり(S16)、減算値が1となる(S18)。
そして、最初のコードが候補として選択され(S2
6)、候補のコードが表す文字が表示され(S38)、
キー押下が第1の処理における所定時間(第1の所定時
間)に達する前に終了したときは(S40、S46)、
計数値はそのまま保たれて、キー押下の検出が再度なさ
れる(S8)。キー押下の検出に先立って、第3の処理
のために、キー押下がなされていない時間の計測が開始
される(S44)。
【0100】キー押下が所定時間に達するまで継続した
ときは、1とした減算値(S18)が計数値から減じら
れ(S48)、計数値が0以下になったときはコードの
総数が計数値に加えられて(S50、S52)、新たな
計数値に対応する順番のコードが候補となる(S5
4)。そして、減算値が1に変更され(S56)、キー
押下が継続してなされている時間の計測が再び開始され
て(S58)、表示が更新される(S38)。ステップ
S48からS58までは、キー押下が終了するまで繰り
返され(S40)、所定時間(第2の所定時間)が経過
するごとに(S46)、1とした減算値(S56)が計
数値から減じられて(S48)、候補の変更と表示の更
新がなされる(S54、S38)。
【0101】2回目以後にキー押下がなされたときも、
処理の流れは最初にキー押下がなされたときと概ね同様
である。ただし、計数値には1が加えられ(S28)、
コードの総数を超えたときには、計数値は1となる(S
32、S34)。また、2回目以後のキー押下では、減
算値は2となる(S30)。
【0102】なお、ここでは、第1の処理における第1
の所定時間と第2の所定時間を同じにしているが、これ
らは違う値とすることもできる。そのためには、例え
ば、ステップS38の前に第1の所定時間を定め、ステ
ップS48の後に第2の所定時間を定めるようにすれば
よい。
【0103】キー押下がなされないときの処理の流れは
次のようになる。候補としているコードがなければ、キ
ー押下がなされるまで、キー押下の検出が繰り返される
(S60、S8)。また、候補としている候補があって
も、キー押下の終了(S44)から所定時間が経過して
いなければ、キー押下の検出が繰り返される(S62、
S8)。キー押下の終了から所定時間が経過したとき
は、その時点で候補としているコードが入力として確定
し(S64)、新たな候補はなくなる(S4)。
【0104】図24は、第1の処理において、計数値か
ら所定値1または2を減じた後にキー押下が所定時間継
続してなされても、計数値から1を減じないようにした
ときのフローチャートである。図23との相違は、タイ
マー回路を再スタートさせるステップS58に代えて、
タイマー回路を0で停止させるステップ57を設けた点
にある。
【0105】図25は、第3の処理を行わないようにし
たときのフローチャートである。図23との相違は、ス
テップS44とステップS60からS66までを省略し
た点にある。
【0106】図26は、第1の処理、第3の処理、およ
び第4の処理を併用するときのフローチャートである。
図23との相違は、キー押下の終了の検出(S40)の
前に候補のコードが表す文字を表示するステップS38
を省略して、ステップS40とS42の間、およびステ
ップS54とS56の間に、候補のコードが表す文字を
表示するステップS41およびS55を挿入した点にあ
る。候補となっているコードの表示または更新は、キー
押下が終了したとき(S41)と、計数値の減算により
候補が変化したとき(S55)のみに行われる。
【0107】図27は、第2の処理と第3の処理を併用
する場合のフローチャートである。表示に関しては第4
の処理を採用しておらず、キー押下が開始された時点か
ら、候補のコードが表す文字を表示する。
【0108】第2の処理では、キー押下がなされた後、
所定時間内にキー押下がなされたか否かを判定するが、
2回のキー押下のどの時点からどの時点までを2回のキ
ー押下の時間間隔とするかについてはいくつかの選択が
可能である。例えば、キー押下の開始から次のキー押下
の開始まで、キー押下の終了から次のキー押下の開始ま
で、あるいは、キー押下の開始から次のキー押下の終了
までのいずれをも、2回のキー押下の時間間隔とするこ
とができる。図27に示す処理においては、キー押下の
開始から次のキー押下の終了までを、2回のキー押下の
時間間隔とする。つまり、図28に示したように、2回
のキー押下がなされたとき、先のキー押下がなされてい
た時間Aと、先のキー押下が終了して後のキー押下が開
始されるまでの時間Bと、後のキー押下がなされていた
時間Cの和を、キー押下の時間間隔とする。
【0109】図27の処理では、図23の処理のステッ
プS8とS10の間にステップS9が、ステップS14
とS16の間にステップS15が挿入されている。ま
た、ステップS18に代えてステップS17、ステップ
S30に代えてステップS29およびS31が設けられ
ている。さらに、ステップS46〜S58は省略され、
ステップS40とS42の間に、ステップS41−1〜
S41−7が挿入されている。
【0110】ステップS9では、キー押下がなされてい
ない時間Bをタイマー回路の計測値とする。ステップS
15では、先のキー押下がなされていた時間Aとして、
キー押下の時間間隔と比較する所定値よりも大きな値を
設定する。ステップS17およびS31ではそれぞれ減
算値を2および3とし、ステップS29では計数値が3
以上であるか否かを判定する。
【0111】ステップS41−1では、タイマー回路の
計測値を後のキー押下がなされていた時間Cとし、ステ
ップS41−2では、時間A、時間Bおよび時間Cの和
が所定値以下であるか否かを判定する。ステップS41
−3では、キー押下の回数を表す計数値から減算値を減
じ、ステップS41−4とS41−5では、計数値が0
以下になったときにキーに割り当てられているコードの
総数を計数値に加え、ステップS41−6では、新たな
計数値が表すコードを候補として選択する。また、ステ
ップS41−7では、時間Cを時間Aとする。ステップ
S44で再スタートさせるタイマー回路の計測値は、第
3の処理だけでなく、第2の処理でも利用する。
【0112】最初のキー押下がなされたときは、時間A
は所定値を超える値となり(S15)、したがって、ス
テップS41−2の判定結果は時間Bと時間Cにかかわ
らず偽となって、処理はステップS41−7に進む。こ
のとき、時間CはステップS10でスタートさせたタイ
マー回路の計測値となっており(S41−1)、この時
間Cは時間Aとして(S41−7)、次のキー押下で利
用される。また、ステップS44で0から再スタートさ
せるタイマー回路の計測値が、キー押下がなされなかっ
た時間Bとして(S9)、次のキー押下で利用される。
次のキー押下では、時間Cは新たに計測される(S1
0、S41−1)。
【0113】2回目以後のキー押下では、ステップS4
1−2の判定において、時間A、時間Bおよび時間Cの
和が所定値以下となることもある。その場合、ステップ
S41−3からS41−6までの処理で、計数値と候補
のコードの変更がなされることになる。
【0114】第3の処理により候補が確定したとき(S
64)は、前回押下されたキーがない状態となり(S
2)、したがって、その直後のキー押下では、最初のキ
ー押下と同様に処理が進行する。
【0115】なお、本実施形態では文字コードの入力の
ためのキー押下について説明したが、本発明は、文字コ
ードに限らず、動作の制御を指示する複数の制御コード
を1つのキーに割り当てる場合にも採用することができ
る。例えば、携帯電話機1では、5つの入力モードを指
示するコードを「マナー」を記したキーに割り当てて、
このキーを押下するごとに入力モードが変化するように
しているが、このキーが所定時間以上継続して押下さ
れ、または所定時間内に2回押下されたときに、計数値
から所定値を減じて、新たな計数値に対応するコードを
候補とするようにすることができる。その場合、コード
に対応する文字に代えて、入力モードの名称を表示す
る。また、ここでは携帯電話機を例として掲げたが、本
発明のキー入力方法は、1つのキーに2以上のコードを
割り当てるあらゆる電気機器に適用することが可能であ
る。
【0116】
【発明の効果】1つのキーに複数のコードを割り当て
て、キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なさ
れたキー押下の回数に対応するコードを入力するコード
の候補として選択し、キー押下が所定時間継続してなさ
れたときに、そのキー押下を含むキー押下の回数よりも
少ないキー押下の回数に対応するコードを入力するコー
ドの候補として選択するようにした本発明のキー入力方
法では、キー押下を多くしすぎて入力の候補とするコー
ドが所望のものでなくなったときでも、そのキーを所定
時間押下し続けるだけで、候補とするコードを所望のも
のに戻すことができる。候補を戻すために他のキーを押
下する必要は全くなく、また、キー押下の回数も少なく
てよい。したがって、能率の高いキー入力方法となる。
【0117】1つのキーに複数のコードを割り当てて、
キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なされる
キー押下の回数を計数して、計数値に対応するコードを
入力するコードの候補として選択し、キー押下が所定時
間継続してなされたときに、計数値から1以上の所定値
を減じるようにした本発明のキー入力方法でも、キー押
下を多くしすぎて入力の候補とするコードが所望のもの
でなくなったときに、そのキーを所定時間押下し続ける
だけで、候補とするコードを所望のものに戻すことがで
きる。
【0118】所定値を減じた計数値が0以下になったと
きに、キーに割り当てているコードの総数を計数値に加
えるようにすると、少ないキー押下で、最後のコードを
候補とすることも可能になり、さらに能率の高いキー入
力方法となる。
【0119】ここで、所定時間継続してなされたキー押
下が最初のキー押下であるときの所定値を1とすると、
ただ1回のキー押下で、最後のコードを候補とすること
が可能になる。
【0120】また、所定時間継続してなされたキー押下
が2回目以後のキー押下であるときの所定値を2とする
と、キー押下を1回多くしすぎたときに、そのキーを所
定時間押下し続けるだけで、候補として選択されるコー
ドを所望のものに戻すことができる。
【0121】キー押下が所定時間継続してなされて計数
値から所定値を減じた後、キー押下がなされている状態
が継続したときに、所定時間ごとに計数値から1を減じ
るようにすると、キー押下を継続している時間に応じ
て、候補とするコードを1つずつ順に戻すことができ
て、キー押下を2回以上多くしすぎたときでも、容易に
所望のコードを候補とすることができる。
【0122】ここで、1を減じた計数値が0以下になっ
たときに、キーに割り当てているコードの総数を計数値
に加えるようにすると、大きな計数値に対応するコード
を少ないキー押下で候補とすることも可能になる。
【0123】キー押下が所定時間継続してなされて計数
値から所定値を減じた後、キー押下がなされている状態
が継続しても、計数値を変化させないようにすると、候
補とするコードを1つだけ戻すことになり、候補の変化
を確認しないでキー押下を継続する場合でも、所定時間
以上キー押下を継続するだけで確実に候補のコードを戻
すことができ、かつ、戻しすぎるという誤りを避けるこ
とができる。しかも、所定時間以上のキー押下をもう一
度行えば、さらに1つ前のコードを候補とすることも可
能であり、キー押下の回数が2回以上多すぎたときにも
対処できる。
【0124】2回目以後のキー押下においてのみ、キー
押下が所定時間継続してなされたときに、計数値から所
定値を減じるようにすると、キー押下が多すぎた状態に
はならない1回目のキー押下については、キー押下が多
すぎたことの対策としての候補の変更を避けることがで
きる。
【0125】1つのキーに複数のコードを割り当てて、
キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なされる
キー押下の回数を計数して、計数値に対応するコードを
入力するコードの候補として選択し、キー押下がなされ
た後、所定時間内にキー押下がなされたときに、計数値
から所定値を減じるようにした本発明のキー入力方法で
は、キー押下を多くしすぎて入力の候補とするコードが
所望のものでなくなったときでも、そのキーを所定時間
内に2回押下するだけで、候補とするコードを所望のも
のに戻すことができる。候補を戻すために他のキーを押
下する必要は全くなく、また、キー押下の回数も少なく
てよい。したがって、能率の高いキー入力方法となる。
【0126】所定値を減じた計数値が0以下になったと
きに、キーに割り当てているコードの総数を計数値に加
えるようにすると、大きな計数値に対応するコードを少
ないキー押下で候補とすることも可能になり、さらに能
率の高いキー入力方法となる。
【0127】ここで、所定時間内になされたキー押下が
2回目のキー押下であるときの所定値を2とすると、た
だ2回のキー押下で、最後のコードを候補とすることが
可能になる。
【0128】また、所定時間内になされたキー押下が3
回目以後のキー押下であるときの所定値を3とすると、
キー押下を1回多くしすぎたときに、そのキーをさらに
2回押下するだけで、候補として選択されるコードを所
望のものに戻すことができる。
【0129】候補としているコードに対応する符号を表
示し、候補とするコードの変化に応じて表示する符号を
更新するようにすると、候補となっているコードが使用
者にとって明確になり、使い勝手がよい。
【0130】表示する符号の更新を、計数値が変化して
候補とするコードが変化するごとに行うようにすると、
キー押下の開始や所定時間以上のキー押下の継続が直ち
に表示に反映されることになり、使用者にとって自分の
行っているキー押下が判り易くなる。
【0131】また、表示する符号の更新を、キー押下が
終了したときおよび計数値から値を減じることにより候
補とするコードが変化したときのみに行うようにする
と、所定時間以上のキー押下の継続またはキー押下後の
所定時間内のキー押下によって候補とするコードを戻す
場合に、候補が1つ先に進むというキー押下を開始した
時に生じる変化が表示に反映されなくなって、使用者が
不自然な印象を受けるのを避けることができる。
【0132】1つのキーに複数のコードを割り当てて、
キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なされた
キー押下の回数に対応するコードを入力するコードの候
補として選択し、キー押下がなされた後、所定時間内に
キー押下がなされなかったときに、候補としているコー
ドを入力するコードとして確定するようにした本発明の
キー入力方法では、キー押下を所定時間休止するだけで
入力するコードを確定することができる。したがって、
続けて入力するコードが同じキーに割り当てられている
ときや、入力する一連のコードのうち最後のものを入力
するときも、他のキーを押下する必要がなく、高い能率
が得られる。
【0133】上記のいずれかのキー入力方法を実行する
命令を記した本発明のプログラムでは、キーからキーに
指を移動させる回数やキー押下の回数を少なくすること
ができ、能率よく入力を行うことができる。
【0134】コードの入力のために押下されるキーを備
え、上記のいずれかのキー入力方法によって、キー押下
により入力するコードの候補を選択する本発明の電気機
器では、指を移動させる回数やキー押下の回数を少なく
することができて、入力を能率よく行うことが可能な使
い勝手のよい機器となる。
【0135】特に、携帯電話機とする場合、使用者は筐
体を把持した手の親指でキー押下を行うことが多いた
め、指の移動はできるだけ少なくするのが好ましいが、
これを確実に実現することができる。
【0136】キーに割り当てられる複数のコードを文字
を表すコードとすると、文字の入力を能率よく行うこと
ができて、長い文章の作成も容易な機器となる。
【0137】キーに割り当てられる複数のコードを動作
の制御を指示するコードとすると、制御の指示を割り当
てるキーの数を少なくすることができ、小型でしかも動
作の制御の切り換えが容易な機器となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の携帯電話機の正面図。
【図2】 上記携帯電話機の回路構成を示すブロック
図。
【図3】 上記携帯電話機のキーの配置の拡大図。
【図4】 上記携帯電話機における文字入力モードとキ
ーへのコードの割り当ての関係を示す図。
【図5】 上記携帯電話機の第1の処理におけるキー押
下と、候補として選択されたコードおよび入力として確
定したコードとの関係の第1の例を示す図。
【図6】 上記携帯電話機の第1の処理におけるキー押
下と、候補として選択されたコードおよび入力として確
定したコードとの関係の第2の例を示す図。
【図7】 上記携帯電話機の第1の処理におけるキー押
下と、候補として選択されたコードおよび入力として確
定したコードとの関係の第3の例を示す図。
【図8】 上記携帯電話機の第1の処理におけるキー押
下と、候補として選択されたコードおよび入力として確
定したコードとの関係の第4の例を示す図。
【図9】 上記携帯電話機の第1の処理におけるキー押
下と、候補として選択されたコードおよび入力として確
定したコードとの関係の第5の例を示す図。
【図10】 上記携帯電話機の第1の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第6の例を示す図。
【図11】 上記携帯電話機の第1の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第7の例を示す図。
【図12】 上記携帯電話機の第1の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第8の例を示す図。
【図13】 上記携帯電話機の第2の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の例を示す図。
【図14】 上記携帯電話機の第3の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第1の例を示す図。
【図15】 上記携帯電話機の第3の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第2の例を示す図。
【図16】 上記携帯電話機の第3の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第3の例を示す図。
【図17】 上記携帯電話機の第3の処理を行わないと
きのキー押下と、候補として選択されたコードおよび入
力として確定したコードとの関係の例を示す図。
【図18】 上記携帯電話機の第4の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第1の例を示す図。
【図19】 上記携帯電話機の第4の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第2の例を示す図。
【図20】 上記携帯電話機の第4の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第3の例を示す図。
【図21】 上記携帯電話機の第4の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第4の例を示す図。
【図22】 上記携帯電話機の第4の処理におけるキー
押下と、候補として選択されたコードおよび入力として
確定したコードとの関係の第5の例を示す図。
【図23】 上記携帯電話機において第1の処理と第3
の処理を併用するときの処理の流れの第1の例を示すフ
ローチャート。
【図24】 上記携帯電話機において第1の処理と第3
の処理を併用するときの処理の流れの第2の例を示すフ
ローチャート。
【図25】 上記携帯電話機において第1の処理のみを
採用するときの処理の流れの例を示すフローチャート。
【図26】 上記携帯電話機において第1の処理と第3
の処理と第4の処理を併用するときの処理の流れの例を
示すフローチャート。
【図27】 上記携帯電話機において第2の処理と第3
の処理を併用するときの処理の流れの例を示すフローチ
ャート。
【図28】 上記携帯電話機の第2の処理における2回
のキー押下の時間間隔の定義の例を示す図。
【図29】 従来の携帯電話機におけるキー押下と、候
補として選択されたコードおよび入力として確定したコ
ードとの関係の第1の例を示す図。
【図30】 従来の携帯電話機におけるキー押下と、候
補として選択されたコードおよび入力として確定したコ
ードとの関係の第2の例を示す図。
【図31】 従来の携帯電話機におけるキー押下と、候
補として選択されたコードおよび入力として確定したコ
ードとの関係の第3の例を示す図。
【図32】 従来の携帯電話機におけるキー押下と、候
補として選択されたコードおよび入力として確定したコ
ードとの関係の第4の例を示す図。
【符号の説明】
1 携帯電話機 11、12 筐体 13 連結機構 14 アンテナ 15 音声出力開口 16 液晶パネル 17 音声入力開口 18 キー 21 無線処理部 22 信号処理部 23 制御部 24 記憶部 24a、24b フラッシュメモリ 25 計時部 25a RTC 25b タイマー回路 26 スピーカ 27 マイクロフォン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/02 G06F 3/023 310J 1/23 310K 1/247 1/725

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのキーに複数のコードを割り当て
    て、キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なさ
    れたキー押下の回数に対応するコードを入力するコード
    の候補として選択するキー入力方法において、 キー押下が所定時間継続してなされたときに、そのキー
    押下を含むキー押下の回数よりも少ないキー押下の回数
    に対応するコードを入力するコードの候補として選択す
    ることを特徴とするキー入力方法。
  2. 【請求項2】 1つのキーに複数のコードを割り当て
    て、キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なさ
    れるキー押下の回数を計数して、計数値に対応するコー
    ドを入力するコードの候補として選択するキー入力方法
    において、 キー押下が所定時間継続してなされたときに、計数値か
    ら1以上の所定値を減じることを特徴とするキー入力方
    法。
  3. 【請求項3】 所定値を減じた計数値が0以下になった
    ときに、キーに割り当てているコードの総数を計数値に
    加えることを特徴とする請求項2に記載のキー入力方
    法。
  4. 【請求項4】 所定時間継続してなされたキー押下が最
    初のキー押下であるときの所定値が1であることを特徴
    とする請求項3に記載のキー入力方法。
  5. 【請求項5】 所定時間継続してなされたキー押下が2
    回目以後のキー押下であるときの所定値が2であること
    を特徴とする請求項2または請求項3に記載のキー入力
    方法。
  6. 【請求項6】 キー押下が所定時間継続してなされて計
    数値から所定値を減じた後、キー押下がなされている状
    態が継続したときに、所定時間ごとに計数値から1を減
    じることを特徴とする請求項2から請求項5までのいず
    れか1項に記載のキー入力方法。
  7. 【請求項7】 1を減じた計数値が0以下になったとき
    に、キーに割り当てているコードの総数を計数値に加え
    ることを特徴とする請求項6に記載のキー入力方法。
  8. 【請求項8】 キー押下が所定時間継続してなされて計
    数値から所定値を減じた後、キー押下がなされている状
    態が継続しても、計数値を変化させないことを特徴とす
    る請求項2から請求項5までのいずれか1項に記載のキ
    ー入力方法。
  9. 【請求項9】 2回目以後のキー押下においてのみ、キ
    ー押下が所定時間継続してなされたときに、計数値から
    所定値を減じることを特徴とする請求項2、請求項3ま
    たは請求項5から請求項8までのいずれか1項に記載の
    キー入力方法。
  10. 【請求項10】 1つのキーに複数のコードを割り当て
    て、キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なさ
    れるキー押下の回数を計数して、計数値に対応するコー
    ドを入力するコードの候補として選択するキー入力方法
    において、 キー押下がなされた後、所定時間内にキー押下がなされ
    たときに、計数値から所定値を減じることを特徴とする
    キー入力方法。
  11. 【請求項11】 所定値を減じた計数値が0以下になっ
    たときに、キーに割り当てているコードの総数を計数値
    に加えることを特徴とする請求項10に記載のキー入力
    方法。
  12. 【請求項12】 所定時間内になされたキー押下が2回
    目のキー押下であるときの所定値が2であることを特徴
    とする請求項11に記載のキー入力方法。
  13. 【請求項13】 所定時間内になされたキー押下が3回
    目以後のキー押下であるときの所定値が3であることを
    特徴とする請求項10または請求項11に記載のキー入
    力方法。
  14. 【請求項14】 候補としているコードに対応する符号
    を表示し、候補とするコードの変化に応じて表示する符
    号を更新することを特徴とする請求項2から請求項13
    までのいずれか1項に記載のキー入力方法。
  15. 【請求項15】 表示する符号の更新を、計数値が変化
    して候補とするコードが変化するごとに行うことを特徴
    とする請求項14に記載のキー入力方法。
  16. 【請求項16】 表示する符号の更新を、キー押下が終
    了したときおよび計数値から値を減じることにより候補
    とするコードが変化したときのみに行うことを特徴とす
    る請求項14に記載のキー入力方法。
  17. 【請求項17】 1つのキーに複数のコードを割り当て
    て、キー押下の回数とコードとを対応づけておき、なさ
    れたキー押下の回数に対応するコードを入力するコード
    の候補として選択するキー入力方法において、 キー押下がなされた後、所定時間内にキー押下がなされ
    なかったときに、候補としているコードを入力するコー
    ドとして確定することを特徴とするキー入力方法。
  18. 【請求項18】 請求項1から請求項17までのいずれ
    か1項に記載のキー入力方法を実行する命令が記されて
    いることを特徴とするプログラム。
  19. 【請求項19】 コードの入力のために押下されるキー
    を備え、請求項1から請求項17までのいずれか1項に
    記載のキー入力方法によって、キー押下により入力する
    コードの候補を選択することを特徴とする電気機器。
  20. 【請求項20】 音声および文字列を信号として送受す
    る携帯電話機として構成されていることを特徴とする請
    求項19に記載の電気機器。
  21. 【請求項21】 キーに割り当てられる複数のコードが
    文字を表すコードであることを特徴とする請求項19ま
    たは請求項20に記載の電気機器。
  22. 【請求項22】 キーに割り当てられる複数のコードが
    動作の制御を指示するコードであることを特徴とする請
    求項19または請求項20に記載の電気機器。
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