JP2003099129A - 位置決め機構の制御装置 - Google Patents

位置決め機構の制御装置

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JP2003099129A JP2001291401A JP2001291401A JP2003099129A JP 2003099129 A JP2003099129 A JP 2003099129A JP 2001291401 A JP2001291401 A JP 2001291401A JP 2001291401 A JP2001291401 A JP 2001291401A JP 2003099129 A JP2003099129 A JP 2003099129A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレーム上に移動可能に搭載したキャリッジ
を駆動機構で駆動するようにした位置決め機構の制御装
置において、その制御定数の設定及び/または調節を、
ユーザの直感に即した、容易な方法で行えるようにす
る。 【解決手段】 フレーム20に対して固定したレーザ・
ダイオードLDと、キャリッジ22上に保持した光ファ
イバOFの端部とを、画像センサ14で撮像し、それら
の画像を、4本のマーカ50a〜50dと重ね合わせて
画像ディスプレイ18の画面上に表示させる。キャリッ
ジを駆動する駆動機構24が、画面上の光ファイバの端
部の画像の位置と、マーカの表示位置との位置関係に従
って制御されるようにした。ユーザは、マーカ設定/調
節機構19を操作することで、画面上のマーカの位置を
目で確かめながら、マーカの位置の設定及び/または移
動を行え、それによって制御定数の設定及び/または調
節を行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位置決め機構の制
御装置に関し、より詳しくは、フレームと、該フレーム
上に移動可能に搭載されたキャリッジと、該キャリッジ
を駆動する駆動機構とを備えた位置決め機構を制御し
て、前記キャリッジ上に保持した被動オブジェクトを目
標位置へ位置付けるための制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フレームと、該フレーム上に移動可能に
搭載されたキャリッジと、該キャリッジを駆動する駆動
機構とを備えた位置決め機構は、様々な製造機械、測定
機器、それに事務機械などに広く用いられている。特
に、駆動機構の動力源としてステッピングモータを使用
したものは、駆動機構の制御をパーソナル・コンピュー
タやワンチップ・コンピュータなどで容易に行うことが
でき、また、ステッピングモータで送りネジを回転させ
る構造とすることで、高い位置決め精度が簡単に得ら
れ、更に、制御定数や制御シーケンスの変更も容易であ
ることから、近年、ますます多くの用途に用いられるよ
うになってきた。ただし、ステッピングモータには、急
加速や急減速を行ったり、回転速度を上げすぎたりする
と、脱調によって誤動作を発生し、意図した制御結果が
得られなくなるおそれがあるという短所が付随してい
る。従って、加減速を比較的緩やかにしなければなら
ず、最高回転速度にも限界があることから、ステッピン
グモータでキャリッジを駆動するようにした位置決め機
構では、その位置決め動作に伴うキャリッジの移動量が
大きい場合には、その位置決め動作の応答速度が遅くな
り、位置決め作業に時間がかかるという問題が生じてい
た。
【0003】この問題を解決するための1つの有効な方
法は、キャリッジを比較的高速で駆動する高速駆動モー
ドと、キャリッジを比較的低速で駆動する低速駆動モー
ドとの両方で位置決め機構を動作させるようにし、高速
駆動モードに関しては、例えば直流モータなどでキャリ
ッジを駆動することにより、急加速、急減速、及び高速
でのキャリッジの移動を可能にし、それによって「粗」
位置決めを行うようにするというものである。そして、
その粗位置決めに続いて、ステッピングモータでキャリ
ッジをステップ駆動する低速駆動モードを実行して「精
密」位置決めを行うようにする。このようにすれば、キ
ャリッジをステッピングモータでステップ駆動すること
によって得られる、容易に高精度の位置決めが行えると
いう利点を確保しつつ、位置決め作業全体としての高速
化を達成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
方式の位置決め機構においては、高速駆動モードで駆動
していたキャリッジの駆動を停止させたときに、イナー
シャのために(特に、モータのロータのイナーシャが大
きく影響する)、キャリッジは即座に静止することがで
きず、ある程度の制動距離を移動した後に静止すること
になり、しかもその制動距離は、一定しておらず、その
都度異なった長さになる。この制動距離の長さは、位置
決め機構の様々な箇所に作用する摩擦力の影響を受ける
が、それら摩擦力は、位置決め機構を設置している環境
の温度、位置決め機構の稼動開始時点からの連続運転時
間、それに、最後に位置決め機構に給油してからの経過
時間などの、多くの要因によって変化する。
【0005】このように、制動距離の長さがばらつき、
その予測が困難であることから、高速駆動モードで駆動
していたキャリッジの駆動を、目標位置のどれほど手前
で停止させて制動状態へ入れるべきかを適切に判断する
ことは容易でなく、しかも駆動停止の最適位置は、位置
決め機構を運転している間にも変動する。もし、駆動停
止のための最適位置を選定することができなければ、後
に続く精密位置決めのための時間が長くかかるようにな
り、その結果、位置決め作業の全体としての時間が長く
なり、その作業のスループットが低く抑えられてしま
う。
【0006】また、粗位置決め動作とそれに続く精密位
置決め動作とを含む複合シーケンスを実行するに際して
は、高速駆動モードでのキャリッジの駆動を停止して制
動を開始する駆動停止位置ばかりでなく、精密位置決め
による最終目標位置などの制御定数の設定を準備作業と
して行う必要があり、また、位置決め作業中にそれら制
御設定の変更が必要になることもあるが、そのような制
御定数の設定や変更の作業は、多くの場合、面倒で時間
のかかる作業であり、それらのことが、上述した方式で
位置決めを行う際の大きな制約となっていた。
【0007】本発明は前記事情に鑑み案出されたもので
あり、本発明の目的は、フレームと、該フレーム上に移
動可能に搭載されたキャリッジと、該キャリッジを駆動
する駆動機構とを備えた位置決め機構を制御して、前記
キャリッジ上に保持した被動オブジェクトを目標位置へ
位置付けるための制御装置において、位置決め作業のた
めの準備作業や、位置決め作業における制御定数の変更
作業を、ユーザの直感に即した、容易な方法で行えるよ
うにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、上述した種類の位置決め機構の制御装置
において、前記フレームに対して固定した画像センサ
と、画像ディスプレイと、前記画像センサが撮像した被
撮像画像と複数のマーカとを重ね合わせて前記画像ディ
スプレイの画面上に表示させる、画像表示プロセッサ
と、前記被撮像画像に含まれている前記被動オブジェク
ト上の特徴点の画像の、前記画像ディスプレイの画面上
における表示位置を認識する、画像認識プロセッサと、
前記画像ディスプレイの画面上における前記複数のマー
カの表示位置をユーザが任意に設定及び調節できるよう
にする、マーカ設定/調節機構と、前記駆動機構を制御
する駆動機構コントローラとを備えることを特徴とし、
また更に、前記駆動機構コントローラが、前記画像ディ
スプレイの画面上における前記特徴点の画像の表示位置
と前記複数のマーカの表示位置との間の位置関係に応じ
て前記駆動機構を制御することを特徴とするものであ
る。
【0009】本発明にかかる位置決め機構の制御装置に
よれば、画像ディスプレイの画面上に、位置決めされる
被動オブジェクトの画像が表示されると共に、その画像
に重ね合わせるようにして複数のマーカが表示される。
そして、画面上にの、被動オブジェクト上の特徴点の画
像の位置と、それらマーカの表示位置との間の位置関係
に従って、キャリッジの駆動機構が制御される。ユーザ
は、マーカ設定/調節機構を操作することによって、画
像ディスプレイの画面上の複数のマーカの位置を目で確
かめながら、それらマーカの位置を設定及び/または調
節することができ、それによって位置決め作業を最適化
することができる。従って、位置決め作業のための準備
作業や、位置決め作業における制御定数の変更作業など
を、ユーザの直感に即した、簡便な方法で行うことがで
きる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態
にかかる制御装置を備えた位置決め機構の斜視図、図2
は図1の位置決め機構を用いて両者間の位置決めを行う
レーザ・ダイオードと光ファイバの端部とを示した斜視
図、図3は図1の制御装置の画像ディスプレイの画面を
示した模式図、図4は図1の制御装置のパーソナル・コ
ンピュータが実行する制御プログラムの機能を説明する
ための機能ブロック図、図5の(a)〜(d)は図1の
位置決め機構の動作を説明するための画像ディスプレイ
の画面を示した模式図である。
【0011】図1に示した位置決め機構10は、本発明
の実施の形態にかかる制御装置12によって制御され、
この制御装置12は、顕微鏡ビデオカメラとして構成さ
れた画像センサ14と、この画像センサ14に接続され
たパーソナル・コンピュータ16と、このパーソナル・
コンピュータ16に接続された画像ディスプレイ18及
びマーカ位置調節ボックス19とを含んでおり、パーソ
ナル・コンピュータ16には、位置決め制御プログラム
60(図4)がインストールされている。
【0012】図示した位置決め機構10は、様々な用途
に用い得るものであるが、ここではその具体的な一例と
して、レーザ・ダイオードLDに、このレーザ・ダイオ
ードLDが射出するレーザ光を集光して導光する光ファ
イバOFを取付ける際に、その光ファイバOFの端部の
位置決めを行うために、位置決め機構10を用いる場合
について説明する。
【0013】この具体例では、図2に示したように、レ
ーザ・ダイオードLDは、角形リングの形状のケースC
Sの内側に取付けられており、このケースCSには光フ
ァイバOFの外径と比べて十分に大きな内径の孔HLが
形成されている。この孔HLに、光ファイバOFの端部
を挿通し、その挿通した端部の先端を、レーザの集光効
率が最大になる位置に位置付けた上で、瞬間接着剤を用
いてケースCSに固定するようにする。レーザの集光効
率が最大になるのは、光ファイバOFの端部の先端を、
レーザ・ダイオードLDのレーザ射出面から、所定の距
離(例えば150μm)だけ離れた位置に位置付けたと
きであることが分かっており、その位置に、光ファイバ
OFの端部の先端を、十分な精度をもって、また、迅速
且つ容易に位置付けることが求められている。
【0014】図1に示した位置決め機構10は、フレー
ム20と、このフレーム22上に水平方向に直線状に移
動可能に搭載されたキャリッジ22と、このキャリッジ
22を駆動する駆動機構24とを備えている。駆動機構
24は、水平に延在する送りネジ26と、この送りネジ
26を回転駆動するためのステッピングモータ28及び
直流モータ30と、それらモータ28、30の出力軸を
送りネジ26に連結している減速機32と、それらモー
タ28、30の夫々に付属するモータ駆動回路28a、
30aと、それらモータ駆動回路28a、30aを制御
するための、パーソナル・コンピュータ16にインスト
ールされた位置決め制御プログラム60(図4)とを含
んでいる。
【0015】送りネジ26は、その一端が減速機構32
に支持され、その他端が支持部34に支持されること
で、フレーム20上に回転可能に支持されている。ま
た、フレーム20上には、送りネジ26と平行に延在す
るガイドロッド36が配設されており、キャリッジ22
は、それら送りネジ26及びガイドロッド36によっ
て、水平方向に直線状に案内され、且つ、駆動されるよ
うにしてある。
【0016】尚、以下の説明では、図1に矢印で示した
ように、送りネジ26の延在方向をZ方向とし、鉛直方
向をX方向とし、それらに直交する水平方向をY方向と
する直角座標系に基づいて、方向を言い表すことにす
る。また、特に、Z方向に関しては、減速機構32から
支持部34へ向かう方向を+Z方向とし、その逆を−Z
方向とする。
【0017】キャリッジ22上には、X方向リニアアク
チュエータとY方向リニアアクチュエータとを組合せた
2次元アクチュエータを装備した被動オブジェクト保持
機構40が取付けられている。被動オブジェクトとは、
キャリッジ22で移動されることによって位置決めされ
るオブジェクトの意味であり、ここで説明する具体例で
は、光ファイバOFの端部が被動オブジェクトに該当す
る。位置決め作業を実行する際には、この光ファイバO
Fの端部を、その先端を+Z方向へ向けて被動オブジェ
クト保持機構40に把持させる。被動オブジェクト保持
機構40には、2次元アクチュエータ駆動回路40aが
付属しており、この2次元アクチュエータ駆動回路40
aはパーソナル・コンピュータ16に接続されている。
被動オブジェクト保持機構40に把持された光ファイバ
OFの端部は、駆動機構24によってZ方向の位置決め
がなされると共に、被動オブジェクト保持機構40の2
次元アクチュエータによってX方向及びY方向の位置決
めがなされ、それらによって3次元的な位置決めがなさ
れる。
【0018】フレーム20上には、固定オブジェクト保
持機構42が、位置調節可能に取付けられている。固定
オブジェクトとは、被動オブジェクトがそれに対して相
対的に位置決めされる相手側のオブジェクトであり、位
置決め作業の実行中にフレーム20に対して固定された
状態に保持されているオブジェクトである。ここで説明
する具体例では、レーザ・ダイオードLDが固定オブジ
ェクトに該当する。位置決め作業を実行する際には、こ
のレーザ・ダイオードLDを、そのレーザ射出面を−Z
方向へ向けて固定オブジェクト保持機構42に把持させ
る。
【0019】以上のようにして、光ファイバOFの端部
とレーザ・ダイオードLDとを位置決め機構10に取付
けたならば、光ファイバOFの端部の先端と、レーザ・
ダイオードLDのレーザ出射面とが互いに向かい合った
状態となり、また、光ファイバOFの端部が、レーザ・
ダイオードLDのケースCSの孔HLに余裕をもって挿
通可能な状態となる。
【0020】位置決め機構10は、Z方向の位置決めに
関しては、キャリッジ22をZ方向に移動させることに
よって粗位置決め動作と精密位置決め動作との両方の動
作を行い、また、X方向及びY方向の位置決めに関して
は、被動オブジェクト保持機構40の2次元アクチュエ
ータを作動させて、粗位置決め動作と精密位置決め動作
との両方の動作を行う。そして、Z方向の粗位置決め動
作は、キャリッジ22を直流モータ30で駆動すること
によって行い、Z方向の精密位置決め動作はキャリッジ
22をステッピングモータ28で駆動することによって
行う。
【0021】直流モータ30は、起動時には大電流が流
れるため急加速が可能であり、また駆動停止時には入力
端子を短絡させることで大きな制動力を発生するため、
急減速が可能である。また、ステッピングモータよりは
るかに高速で回転させることができ、それらのことか
ら、キャリッジ22を比較的高速で駆動することが可能
である。ただし、キャリッジ22の駆動を停止してか
ら、キャリッジ22が完全に静止するまでに移動する距
離である制動距離の長さは一定せず、その都度異なった
長さになる。このような、直流モータ30によるキャリ
ッジ22の駆動を、ここではキャリッジ22の高速駆動
モードと呼ぶことにする。
【0022】一方、ステッピングモータ28は、直流モ
ータ30と比べれば、加速及び減速をはるかに緩やかに
しなければならず、また、回転速度もはるかに低速にし
なければならない。これは、加減速が急であったり、回
転速度が高すぎたりすると、脱調によって誤動作を発生
し、意図した制御結果が得られなくなるおそれがあるか
らである。ただし、駆動を停止したときには、キャリッ
ジ22は実質的に制動距離を要することなく静止する。
ここで「実質的に制動距離を要しない」というのは、そ
の制動距離が、ステッピングモータ28の一刻み分のス
テップ回転に対応したキャリッジ22の微細な移動距離
(分解能)を超えることがないという意味である。
【0023】画像センサ14は、フレーム20に対して
固定されており、従って、フレーム20に対して固定し
た被写界を撮像して、その被写界の画像を表す画像デー
タを出力する。特に図示例では、画像センサ14は、固
定オブジェクト保持機構42に把持されたレーザ・ダイ
オードLDのレーザ射出面の近傍部分が、その被写界に
含まれるように配設されている。画像センサ14から出
力される被写界の画像を表す画像データは、画像データ
・インターフェース14aを介してパーソナル・コンピ
ュータ16に取り込まれ、画像ディスプレイ18の画面
上にその被写界の画像が表示される。画像センサ14
は、既述のごとく、顕微鏡ビデオカメラとして構成され
ているため、この画像ディスプレイ18の画面上に表示
される被写界の実際の大きさは非常に小さく、例えば、
縦横が夫々、数百μmから一千数百μm程度の大きさで
ある。
【0024】画像ディスプレイ18の画面上に表示され
る被写界の画像は、その画面の水平方向(左右方向)
が、位置決め機構10のZ方向に対応し、その画面の垂
直方向(上下方向)が、位置決め機構10のY方向に対
応するように表示される。そのため、図2に示すよう
に、Y方向に延在しているレーザ・ダイオードLDのレ
ーザ射出面の画像ISは、画像ディスプレイ18の画面
上では、垂直方向に延在しており、また、キャリッジ2
2に把持されてZ方向に移動される光ファイバOFの端
部の画像IFは、画像ディスプレイ18の画面上では、
水平方向に移動することになる。
【0025】画像ディスプレイ18の画面上には、更
に、図3に示したように、画面の垂直方向に延在する互
いに平行な4本の直線マーカ(第1マーカ50a、第2
マーカ50b、第3マーカ50c、及び第4マーカ50
d)が、画像センサ14によって撮像された画像に重ね
合わせて表示されるようにしてある。これら4本の直線
マーカ50a〜50dの延在方向は、画面上における光
ファイバOFの端部の画像IFの移動方向である水平方
向に対して垂直な方向である。
【0026】ユーザは、4本のマーカ50a〜50dの
画面上における水平方向の表示位置を変更ないし調節す
ることができ、換言すれば、それらマーカ50a〜50
dを画面上で左右に移動させることができる。即ち、パ
ーソナル・コンピュータ16に装備されているキーボー
ドやマウスを操作することで、それらマーカ50a〜5
0dの各々の表示位置を個別に設定することができ、そ
の設定を変更することで、各々のマーカを画面上で個別
に移動させることができる。
【0027】これに加えて、図示の具体例では、パーソ
ナル・コンピュータ16に接続したマーカ位置調節ボッ
クス19を操作することによっても、ユーザが、それら
マーカ50a〜50dを画面上で移動させることができ
るようにしている。マーカ位置調節ボックス19は、ジ
ョイ・スティックと同様の機能を有する入力デバイスで
あり、パーソナル・コンピュータ16のUSB端子など
に接続して用いる。マーカ位置調節ボックス19は、3
つの操作子(第1ダイヤル19a、第2ダイヤル19
b、及び第3ダイヤル19c)と、1つの数値表示器1
9dとを備えている。3つのダイヤル19a〜19cの
各々は、所定角度を回転するごとにパルスを1個ずつ送
出すると共に、そのときの回転方向を表す信号を送出す
る構造のものである。それらパルス及び信号は、パーソ
ナル・コンピュータ16に取り込まれ、パーソナル・コ
ンピュータ16の位置決め制御プログラムが、それらパ
ルス及び信号に基づいて、どのダイヤルが、どちらの回
転方向へ、どれ程の角度回転されたかを判定して、その
ダイヤルに対応した画面上の1つまたは幾つかのマーカ
を、そのダイヤルの回転方向に応じて左または右へ、そ
のダイヤルの回転角度に応じた移動距離だけ移動させる
処理を行う。そして、ユーザは、第1ダイヤル19aを
回転させることで、第4マーカ50dだけを画面上で左
右に移動させることができ、第2ダイヤル19bを回転
させることで、第1マーカ50a、第2マーカ50b、
及び第3マーカ50bの夫々の間の間隔を固定させたま
ま、画面上でそれら3つのマーカを一括して移動させる
ことができ、また、第3ダイヤル19cを回転させるこ
とで、4本の直線マーカ50a〜50dの全てを、夫々
の間の間隔を固定させたまま、一括して画面上で左右に
移動させることができる。これらのマーカの移動は、位
置決め機構10を使用する上で非常に便利なものであ
り、その利用の仕方については後に詳述する。また、数
値表示器19dは、その表示を切換えることで、4本の
直線マーカ50a〜50dのうちの2本の直線マーカの
間の間隔に対応したキャリッジ22の位置の間隔をμm
単位で表示するものである。
【0028】図4は、パーソナル・コンピュータ16に
インストールされている位置決め制御プログラム60の
機能を表した機能ブロック図である。位置決め制御プロ
グラム60は、画像表示プロセッサ・モジュール62、
画像認識プロセッサ・モジュール64、モータ駆動回路
制御モジュール66、及び2次元アクチュエータ駆動回
路制御モジュール68を含んでいる。
【0029】画像表示プロセッサ・モジュール62は、
画像ディスプレイ18に表示する画像を生成するための
モジュールであり、画像センサ14に接続した画像デー
タ・インターフェース14aと、画像ディスプレイ18
と、マーカ位置調節ボックス19とに、機能的に結合し
ている。画像表示プロセッサ・モジュール62は、パー
ソナル・コンピュータ16のキーボードやマウスからの
入力と、マーカ位置調節ボックス19からの入力とに基
づいて、画像センサ14の被写界の画像と、4本の直線
マーカ50a〜50dとを、重ね合わせて画像ディスプ
レイ18上に表示させるものである。
【0030】画像認識プロセッサ・モジュール64は、
画像ディスプレイ18の画面上に表示される画像を表す
画像データを解析して、画面上における光ファイバOF
の端部の画像IFの先端の表示位置を認識するものであ
り、また特に、画面上の個々のマーカ50a〜50dの
表示位置に対して、この光ファイバOFの端部の画像I
Fの先端の表示位置がいかなる関係にあるかを認識する
ものである。
【0031】特に、図示例においては、簡便な画像エッ
ジ解析を行うことによって、光ファイバOFの端部の画
像IFの先端の、画面上における表示位置を特定するよ
うにしている。図3に示したように、被動オブジェクト
である光ファイバOFの端部が目標位置へ近付くと、こ
の光ファイバOFの端部の画像IFが、右側から画面の
中へ突入してくる。画像認識プロセッサ・モジュール6
4は、公知のエッジ認識法を用いて、画面上の光ファイ
バOFの端部の画像IFの先端を表すエッジを認識す
る。この時点では、粗位置決めを実行しているため、精
緻な画像エッジ解析を行う必要はなく、精度が低く処理
時間の短い、簡便な画像エッジ解析を行えば十分であ
る。
【0032】光ファイバOFの端部の画像IFの先端を
表すエッジは、多少のうねりをもって画面の垂直方向に
延在するラインであるが、画像認識プロセッサ・モジュ
ール64は、そのラインを近似する、画面の垂直方向に
延在する直線SLを求める。このエッジ近似直線SL
は、図3には想像線で示してあるが、実際には画面上に
表示されず、単に画像認識プロセッサ・モジュール64
がそれを認識するだけである。画像認識プロセッサ・モ
ジュール64は、更に、このエッジ近似直線SLの画面
上における水平方向位置が、4本の直線マーカ50a〜
50dの各々の画面上における水平方向位置と略々一致
したか否かを判定する。ここで「略々一致する」という
のは、このエッジ近似直線SLの水平方向位置と、個々
の直線マーカ50a〜50dの水平方向位置との間の間
隔が、ステッピングモータ28の一刻み分のステップ回
転に対応したキャリッジ22の移動量(分解能)に対応
した画面上における被動オブジェクトの画像の移動量よ
りも、小さいという意味である。
【0033】モータ駆動回路制御モジュール66は、上
述した画像認識プロセッサ・モジュール64から供給さ
れる解析結果に基づいて、モータ駆動回路28a及び3
0aを制御することによって、駆動機構24がキャリッ
ジ22を所定のシーケンスに従って駆動するものであ
り、これによって、光ファイバOFの端部のZ方向の位
置決めが迅速且つ効率的に行われる。
【0034】この所定のシーケンスにおいては、先ず、
キャリッジ22を直流モータ30によって高速駆動モー
ドで駆動して、キャリッジ22上の被動オブジェクト保
持機構40に把持させた光ファイバOFの端部を、フレ
ーム20上の固定オブジェクト保持機構42に把持させ
たレーザ・ダイオードLDのレーザ射出面へ、比較的高
速で接近させて行く(即ち、キャリッジ22を+Z方向
へ高速駆動モードで駆動する)。この高速駆動モードで
のキャリッジ22の駆動中に、光ファイバOFの端部の
画像IFが画像ディスプレイ18の画面に突入して、そ
の画像IFの先端が(即ち、エッジ近似直線SLが)第
1マーカ50aに略々一致したならば、モータ駆動回路
制御モジュール66は、その高速駆動モードでのキャリ
ッジ22の駆動を停止させ、直流モータ30の入力端子
を短絡させて制動力を発生させ、それによって、キャリ
ッジ22が、長さ不定の制動距離を移動した後に静止す
るようにする。
【0035】尚、ここでは「光ファイバOFの端部の画
像IFの先端」と第1マーカ50aとが一致するか否か
を調べているが、この位置決め機構10は、光ファイバ
OFの端部の位置決めばかりでなく、様々なオブジェク
トの位置決めに使用し得るものであり、一般的には、キ
ャリッジ22上に保持した位置決めしようとする被動オ
ブジェクト上の任意の特徴点の画像と、第1マーカ50
aとが一致するか否かを調べるようにすればよい。即
ち、この具体例における「光ファイバOFの端部の画像
IFの先端」とは、「被動オブジェクト上の任意の特徴
点」の1つの具体例に過ぎない。また、当業者には容易
に理解されるように、被動オブジェクトと一体に運動す
るキャリッジ22上の任意の特徴点も、本発明に関して
は、被動オブジェクト上の任意の特徴点の均等物に該当
する。
【0036】従って、第1マーカ50aは、被動オブジ
ェクト上の特徴点の画像がこのマーカの位置へきたとき
に、高速駆動モードでの駆動を停止して制動を開始する
ところの、駆動停止/制動開始マーカである。
【0037】第2マーカ50bは、画面上において第1
マーカ50aの左方に位置付けられており、即ち、光フ
ァイバOFの端部の画像IFの移動方向に関して第1マ
ーカ50aより前方に位置付けられている。また、制動
のかけられたキャリッジ22が完全に静止したときに、
光ファイバOFの端部の画像IFの先端が、第1マーカ
50aと第2マーカ50bとの間で静止するように、第
2マーカ50bは位置付けられている。キャリッジ22
が静止したならば、続いて、モータ駆動回路制御モジュ
ール66は、駆動機構24に、キャリッジ22を低速駆
動モードで駆動させ、更に+Z方向へ移動させることに
よって、画面上において光ファイバOFの端部の画像I
Fの先端が第2マーカ50bに略々一致するようにす
る。このときの低速駆動モードでの駆動は、ステッピン
グモータ28が一刻み分のステップ回転をするごとに
(即ち、キャリッジ22のステップ駆動を1回行うごと
に)、画像認識プロセッサ・モジュール64が、光ファ
イバOFの端部の画像IFの先端のエッジを認識して、
そのエッジに対応したエッジ近似直線SLを求め、その
求めたエッジ近似直線SLが、第2マーカ50bと略々
一致したか否か(即ち、そのエッジ近似直線SLと、第
2マーカ50bとの間の間隔が、ステッピングモータ2
8が一刻み分のステップ回転をするときのキャリッジ2
2の移動量(分解能)に対応した、画面上における光フ
ァイバOFの端部の画像IFの移動距離より小さいか否
か)を調べ、それらが略々一致していなかったならば、
更にキャリッジ22のステップ駆動を行わせるという方
式で行う。
【0038】第2マーカ50bは、キャリッジ22の制
動距離が、あり得る最長の長さになった場合であって
も、キャリッジ22が静止したときに、画面上におい
て、光ファイバOFの端部の画像IFの先端が、この第
2マーカ50bより手前で静止するように、即ち、第2
マーカ50bを超えてオーバーランすることがないよう
な位置に設定される。このように設定するためには、第
1マーカ50aと第2マーカ50bとの間の間隔を、キ
ャリッジ22の可能最長制動距離に対応した画面上の距
離より長く設定すればよい。ただし、それらマーカ50
a、50bの間の間隔が不必要に長いと、上述の低速駆
動モードでの駆動に要する時間が長くなり、非効率的で
あるため、上述の条件を満たす限りにおいてこの間隔を
できるだけ短く設定することが望ましい。キャリッジ2
2の可能最長制動距離は、実際に位置決め機構10を実
際に作動させて、光ファイバOFの端部の画像IFの先
端が、画面上のどの位置で静止するかを観察することに
よって、直感的に、しかも容易に推定することができ、
これも本発明の大きな利点の1つである。
【0039】位置決め作業の用途によっては、第2マー
カを、被動オブジェクト上の特徴点の位置決め目標位置
に対応した画面上の位置に設定するようにしてもよく、
その場合には、被動オブジェクト上の特徴点の画像が、
第2マーカに略々一致した時点で、位置決め作業は完了
する。しかしながら、ここで説明している具体例に関し
ては、第2マーカ50bは最終的なZ方向の目標位置を
表示していない。即ち、ここでは、第2マーカ50b
は、画像ディスプレイ18の画面上において、光ファイ
バOFの端部の画像IFの先端(被動オブジェクト上の
特徴点の画像)を暫定的にこのマーカに位置合せすると
ころの、暫定目標位置マーカである。
【0040】レーザ・ダイオードLDのレーザ射出面の
周囲に備えられているエレメントのうちには、光ファイ
バOFの端部のX方向及びY方向の位置決めがある程度
の精度をもって達成されていないと、光ファイバOFの
端部を最終的なZ方向の目標位置に位置付けたときに、
その光ファイバOFの端部と干渉するおそれのあるエレ
メント(例えば、ボンディング・ワイヤなど)がある。
そのため、光ファイバOFの端部の先端を、最終的なZ
方向の目標位置より手前の、第2マーカ50bによって
表示されている暫定的なZ方向の目標位置に位置決めし
た段階で、2次元アクチュエータ駆動回路制御モジュー
ル68が、2次元アクチュエータ駆動回路40aを制御
することにより、被動オブジェクト保持機構40の2次
元アクチュエータを駆動して、光ファイバOFの端部の
X方向及びY方向の粗位置決めを行わせる。これによっ
て、光ファイバOFの端部を更に+Z方向へ移動させて
最終的なZ方向の目標位置へ位置付けても、光ファイバ
OFの端部がレーザ・ダイオードLDのレーザ射出面の
周囲のエレメントと干渉するおそれがなくなる。
【0041】続いて、モータ駆動回路制御モジュール6
6は、駆動機構24に、キャリッジ22を低速駆動モー
ドで駆動させて、キャリッジ222を更に+Z方向へ移
動させ、画面上において光ファイバOFの端部の画像I
Fの先端が第3マーカ50cに略々一致するようにす
る。このときの低速駆動モードでの駆動は、第2マーカ
50bと第3マーカ50cとの間の間隔に対応したステ
ップ数だけステッピングモータ28をステップ回転させ
て、キャリッジ22を連続的にステップ駆動することに
よって行う。第2マーカ50bと第3マーカ50cとの
間の間隔は、ユーザがそれらマーカ50b、50cの表
示位置を設定した時点で、画像認識プロセッサ・モジュ
ール64によって算出されており、また、それに対応し
たステッピングモータ28のステップ回転の回数も算出
されているため、この動作は、低速駆動モードで行われ
るにもかかわらず、比較的迅速に行われる。また、この
動作は、ステッピングモータ28を、ランピング駆動法
を用いて駆動するようにすれば、更に迅速に完了するこ
とができる。
【0042】ユーザは、位置決め作業に先立って複数の
マーカの画面上の表示位置を設定する際に、光ファイバ
OFの端部が最終的なZ方向の目標位置に位置付けられ
たときに、画面上においてその光ファイバOFの端部の
画像IFの先端が位置する位置に、第3マーカ50cを
設定する。従って、第3マーカ50cは最終目標位置マ
ーカであり、光ファイバOFの端部の画像IFの先端が
この第3マーカ50cに略々一致したならば、キャリッ
ジ22に保持された光ファイバOFの端部は、十分な精
度をもって最終的なZ方向の目標位置に位置決めされて
いる。
【0043】また、第4マーカ50dは、第1マーカ5
0a、第2マーカ50b、及び第3マーカ50cの表示
位置を、画面上の適切な位置に設定する作業を容易化す
るための、設定補助マーカであり、レーザ・ダイオード
LD上の特徴点の画像に一致させて使用する。以上に説
明した4本の直線マーカ50a〜50dの位置を適切に
設定し、また適宜変更することによって、被動オブジェ
クトである光ファイバOFの端部のZ方向の位置決め作
業を、迅速且つ効率的に行うことができる。また、それ
ら4本のマーカ50a〜50dの表示位置の具体的な設
定の仕方については、後に位置決め作業の具体例を説明
する際に詳述する。
【0044】続いて、2次元アクチュエータ駆動回路制
御モジュール68が、Z軸方向の位置決めが完了した光
ファイバOFの端部の、X方向及びY方向の精密位置決
めを行い、これは、レーザ・ダイオードLDを発光させ
てレーザを射出させ、そのレーザ光を、Z方向の位置決
めが完了した光ファイバOFの端部で集光させ、光ファ
イバOFの他端に結合されている光センサで、集光した
レーザ光の強度を監視しつつ、その強度が最大になるX
方向及びY方向の位置を捜すことによって行われる。
【0045】これより、以上に説明した位置決め機構1
0及びその制御装置12を用いて行う位置決め作業の具
体例について説明する。この具体例の位置決め作業にお
いては、キャリッジ22上の被動オブジェクト保持機構
40に把持させた光ファイバOFの端部の先端が、レー
ザ・ダイオードLDのレーザ射出面から、所定の距離D
D(図2)だけ離れた位置にくるように、その光ファイ
バOFの端部のZ方向の位置決めを行い、また、その先
端がレーザの集光率が最大となるXY位置にくるよう
に、その光ファイバOFの端部のX方向及びY方向の位
置決めを行う。また、ここでは、上述の所定の距離DD
が、一例として150μmであるものとする。
【0046】最初にユーザは、Z方向の位置決めのため
の準備作業として、パーソナル・コンピュータ16のキ
ーボードやマウスを操作して、上で説明した4本の直線
マーカ50a〜50bの画面上における表示位置を設定
し、特に、それらマーカの間の間隔を設定する。これは
次のようにして行う。 (1)先ず、第1マーカ(駆動停止/制動開始マーカ)
50aの表示位置を、画面上の右辺近くの任意の位置に
設定する。
【0047】(2)次にユーザは、実際に位置決め機構
10を高速駆動モードで駆動して、キャリッジ22を走
行させ、光ファイバOFの端部の画像IFの先端が第1
マーカ50aに略々一致したところでキャリッジ22の
駆動停止及び制動開始を行わせる試行を反復して実行す
る。この試行を実行すると、光ファイバOFの端部の画
像IFが画面の中へ突入してきて、その先端が第1マー
カ50aに略々一致したときに、キャリッジ22の駆動
停止及び制動開始が行われ、キャリッジ22は長さ不定
の制動距離を移動した後に静止することになり、既述の
ごとく、この制動距離の長さは一定せず、試行のたびに
異なった長さとなる。そこで、この試行を反復して、そ
の都度、光ファイバOFの端部の画像IFの先端が、画
面上のどの位置で静止するかを観察する。それによって
ユーザは、キャリッジ22の制動距離があり得る最長の
距離になったときの、光ファイバOFの端部の画像IF
の先端の画面上における静止位置を、かなり良好な精度
をもって、直感的に把握することができる。
【0048】そして、その位置が把握できたならば、ユ
ーザは、第2マーカ(暫定目標位置マーカ)50bの表
示位置を、その位置(キャリッジ22の制動距離が可能
最長制動距離になったときに、光ファイバOFの端部の
画像IFの先端が画面上において静止すると思われる位
置)から、更に、安全のためのマージン分だけ前方へず
らした位置に設定する。これによって、第1マーカ(駆
動停止/制動開始マーカ)50aと第2マーカ(暫定目
標位置マーカ)50bとの間の間隔が、適切な大きさに
設定される。
【0049】(3)次にユーザは、第2マーカ(暫定目
標位置マーカ)50bと第4マーカ(設定補助マーカ)
50dとの間の間隔を設定する。既述のごとく、第4マ
ーカ50cは、レーザ・ダイオードLD上の特徴点の画
像に一致させて使用するマーカであり、第2マーカ50
bと第4マーカ50dとの間隔を適切に設定することに
よって、暫定目標位置に位置付けられた光ファイバOF
の端部が、レーザ・ダイオードLDのレーザ射出面より
十分手前に位置して、そのレーザ射出面の周囲のエレメ
ントと干渉するおそれがないようにする。
【0050】(4)次にユーザは、第3マーカ(最終目
標位置マーカ)50cと第4マーカ(設定補助マーカ)
50dとの間の間隔を設定する。この間隔は、上述し
た、光ファイバOFの端部の先端と、レーザ・ダイオー
ドLDのレーザ射出面との間の目標とする間隔DD(1
50μm)に対応した間隔に設定すればよい。
【0051】以上の(1)〜(4)の工程によって、Z
方向の位置決めのための準備作業である、4本の直線マ
ーカ50a〜50bの間の間隔を適切に設定する作業が
完了する。
【0052】以上の準備作業に続いて、ユーザは、フレ
ーム20上の固定オブジェクト保持機構42にレーザ・
ダイオードLDを把持させ、また、キャリッジ22上の
被動オブジェクト保持機構40に光ファイバOFの端部
を把持させる。
【0053】続いてユーザは、固定オブジェクト保持機
構42の位置調節を行って、図3に示すように、レーザ
・ダイオードLDのレーザ射出面の近傍部分の画像IL
の先端エッジが、画像ディスプレイ18の画面上の、画
面左辺近くに表示されるようにする。この先端エッジ
は、図3に示すように、多少のうねりをもって画面の垂
直方向に延在するラインとして表示される。
【0054】続いてユーザは、4本のマーカ50a〜5
0dの間の間隔を固定させたまま、それら4本のマーカ
を一括して画面上で左右に移動させることによって、第
4マーカ50dを、画面上に表示されているレーザ・ダ
イオードLDのレーザ射出面の近傍部分の画像ILの先
端エッジに一致させる。第4マーカ50dの表示位置を
この位置に合わせたならば、第3マーカ50cの表示位
置が、画面上の最終的な目標位置(即ち、光ファイバO
Fの端部が最終的なZ方向の目標位置に位置付けられた
ときに、その光ファイバOFの端部の画像IFの先端が
画面上に表示される位置)に位置付けられ、また、第1
マーカ50a及び第2マーカ50bも、画面上の適切な
位置に位置付けられる。
【0055】以上が完了したならば、ユーザは、パーソ
ナル・コンピュータ16の位置決め制御プログラム60
を走らせて、位置決め作業を開始させる。位置決め作業
が開始したならば、キャリッジ22が高速駆動モードで
駆動されて+Z方向へ走行しはじめる。そして、光ファ
イバOFの端部の画像IFが、画像ディスプレイ18の
画面の中へ右側から突入し、その画像IFの先端が第1
マーカ50aの位置にきたときに(図5のa)、キャリ
ッジ22の駆動停止及び制動開始が行われ、キャリッジ
22は、そこから長さ不定の制動距離を移動した後に静
止する(図5のb)。
【0056】ただし、その制動距離は不定であり、ばら
つきがあるため、光ファイバOFの端部の画像IFの先
端は、画面上の第1マーカ50aと第2マーカ50bと
の間の、不定の位置で静止する(図5のb)。
【0057】続いて、上述したように、キャリッジ22
が低速駆動モードで駆動されて、更に+Z方向へ移動さ
れ、それによって、光ファイバOFの端部の画像IFの
先端が、第2マーカ50bによって示されている画面上
の暫定目標位置に位置合わせされる(図5のc)。
【0058】続いて、上で説明したように、光ファイバ
OFの端部のZ方向及びY方向の粗位置決めが行われ
る。
【0059】続いて、画面上の第2マーカ50bと第3
マーカ50cとの間の間隔に対応したステップ数だけス
テッピングモータ28が連続的にステップ回転すること
で、キャリッジ22が低速駆動モードで駆動されて更に
+Z方向へ移動され、光ファイバOFの端部の画像IF
の先端が第3マーカ50cに略々一致する位置で、キャ
リッジ22の駆動が停止され、その位置にキャリッジ2
2が静止する。これによって光ファイバOFの端部が、
十分な精度をもって最終的なZ方向の目標位置に位置付
けられ、即ち、Z方向の精密位置決めが達成される。既
述のごとく、キャリッジ22を、その位置まで移動させ
るのに必要なステッピングモータ28のステップ回数
は、ユーザが第2マーカ50bと第3マーカ50cとの
間の間隔を設定した時点で算出されており、そのステッ
プ回数に応じた入力がステッピングモータ28へ連続的
に供給されるため、この駆動ステップは、低速駆動モー
ドで行われるにもかかわらず迅速に完了する。また、こ
のときキャリッジ22は、低速駆動モードで駆動される
ため、その駆動が停止されたならば、実質的に制動距離
を要することなく即座にその位置に静止する。
【0060】以上の作業が完了した時点で、被動オブジ
ェクトである光ファイバOFの端部のZ方向の位置決め
が達成されており、即ち、その光ファイバOFの端部の
先端と、レーザ・ダイオードLDのレーザ射出面との間
の間隔が、高精度で所定の間隔DD(150μm)に合
わせられている。
【0061】続いて、上で説明したように、光ファイバ
OFの端部のX方向及びY方向の精密位置決めが行わ
れ、それによって、レーザ・ダイオードLDのレーザ射
出面に対する、光ファイバOFの端部の、3次元的な位
置決めが達成される。
【0062】続いて、瞬間接着剤を用いて、レーザ・ダ
イオードLDのケースCSに光ファイバOFの端部を固
定して、レーザ・ダイオードLDに光ファイバOFを取
付ける作業が完了する。この後、互いに結合したレーザ
・ダイオードLD及び光ファイバOFを、位置決め機構
10から取外す。
【0063】続いて、新たなレーザ・ダイオードLDを
固定オブジェクト保持機構42に装着し、そのレーザ・
ダイオードLDに取付ける光ファイバOFの端部を被動
オブジェクト保持機構40に装着する。新たなレーザ・
ダイオードLDを固定オブジェクト保持機構42に装着
したときには一般的に、そのレーザ・ダイオードLDの
レーザ射出面の近傍部分の画像ILの先端が、第4マー
カ50dの表示位置から多少ずれているものである。そ
の場合に、ユーザは、マーカ位置調節ボックス19の第
3ダイヤル19cを操作して、4本の直線マーカ50a
〜50dを、それらの間の間隔を固定したまま、一括し
て画面上で左右に移動させて、第4マーカ50dを、レ
ーザ・ダイオードLDのレーザ射出面の近傍部分の画像
ILの先端エッジに合わせるようにすればよく、それに
よって、位置決め作業のためのマーカの位置設定が完了
する。
【0064】また、ユーザは、個々のレーザ・ダイオー
ドLDごとのレーザ射出角特性のばらつきに対応するた
めに、レーザ・ダイオードLDのレーザ射出面から光フ
ァイバOFの端部の先端までの距離を、レーザ・ダイオ
ードLDごとに変更したいと考えることがあるかも知れ
ない。その場合には、ユーザは、マーカ位置調節ボック
ス19の、第1ダイヤル19aまたは第2ダイヤル19
bを操作することによって、第1マーカ50a、第2マ
ーカ50b、及び第3マーカ50cの間の相対位置を固
定したまま、第4マーカ50dだけを、それら3本のマ
ーカに対して相対的に移動させるようにすればよく、そ
れによって、その距離の変更にも容易に対応することが
できる。
【0065】以上の実施の形態では、駆動機構24が直
流モータ30を備えており、この直流モータ30によっ
てキャリッジ22を高速駆動モードで駆動するようにし
ていたが、これを変更して、キャリッジ22を低速駆動
モードで駆動するステッピングモータ28を、高速駆動
モードでの駆動に兼用するようにしてもよい。その場合
には、例えば、ステッピングモータ28を、脱調するこ
とを顧みずに、急加速及び高速回転が可能な駆動方式で
駆動するようにし、また、急減速のための制動装置を付
設するようにすればよい。
【0066】また、以上の実施の形態では、光ファイバ
OFの端部を、X方向及びY方向の粗位置決めを行わず
に最終的なZ方向の目標位置へ位置付けたならば、その
光ファイバOFの端部とレーザ・ダイオードのエレメン
トとが干渉するおそれがあることから、最終的目標位置
とは別に暫定的目標位置を設定して、それら目標位置を
夫々、第3マーカ50cと第2マーカ50bとで表すよ
うにしていた。しかしながら、そのような干渉のおそれ
のない位置決めの用途においては、第2マーカの表示位
置を、画面上の最終的目標位置に対応した位置に設定し
て、被動オブジェクト上の特徴点の画像がその第2マー
カに略々一致した時点で、Z方向の精密位置決めが完了
するようにしてもよく、その場合には、第3マーカを省
略することができる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる位
置決め機構の制御装置は、フレームと、該フレーム上に
移動可能に搭載されたキャリッジと、該キャリッジを駆
動する駆動機構とを備えた位置決め機構を制御して、前
記キャリッジ上に保持した被動オブジェクトを目標位置
へ位置付けるための制御装置であって、前記フレームに
対して固定した画像センサと、画像ディスプレイと、前
記画像センサが撮像した被撮像画像と複数のマーカとを
重ね合わせて前記画像ディスプレイの画面上に表示させ
る、画像表示プロセッサと、前記被撮像画像に含まれて
いる前記被動オブジェクト上の特徴点の画像の、前記画
像ディスプレイの画面上における表示位置を認識する、
画像認識プロセッサと、前記画像ディスプレイの画面上
における前記複数のマーカの表示位置をユーザが任意に
設定及び調節できるようにする、マーカ設定/調節機構
と、前記駆動機構を制御する駆動機構コントローラとを
備えている。そして、前記駆動機構コントローラが、前
記画像ディスプレイの画面上における前記特徴点の画像
の表示位置と前記複数のマーカの表示位置との間の位置
関係に応じて前記駆動機構を制御するようにしている。
【0068】そのため、本発明にかかる位置決め機構の
制御装置によれば、画像ディスプレイの画面上に、位置
決めされる被動オブジェクトの画像が表示されると共
に、その画像に重ね合わせるようにして複数のマーカが
表示される。そして、画面上にの、被動オブジェクト上
の特徴点の画像の位置と、それらマーカの表示位置との
間の位置関係に従って、キャリッジの駆動機構が制御さ
れる。ユーザは、マーカ設定/調節機構を操作すること
によって、画像ディスプレイの画面上の複数のマーカの
位置を目で確かめながら、それらマーカの位置を設定及
び/または調節することができ、それによって位置決め
作業を最適化することができる。従って、位置決め作業
のための準備作業や、位置決め作業における制御定数の
変更作業などを、ユーザの直感に即した、簡便な方法で
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる制御装置を備えた
位置決め機構の斜視図である。
【図2】図1の位置決め機構を用いて両者間の位置決め
を行うレーザ・ダイオードと光ファイバの端部とを示し
た斜視図である。
【図3】図1の制御装置の画像ディスプレイの画面を示
した模式図である。
【図4】図1の制御装置のパーソナル・コンピュータが
実行する制御プログラムの機能を説明するための機能ブ
ロック図である。
【図5】(a)〜(d)は図1の位置決め機構の動作を
説明するための画像ディスプレイの画面を示した模式図
である。
【符号の説明】
10 位置決め機構 12 制御装置 14 画像センサ 16 パーソナル・コンピュータ 18 画像ディスプレイ 19 マーカ位置調節ボックス 20 フレーム 22 キャリッジ 24 駆動機構 26 送りネジ 28 ステッピングモータ 30 直流モータ LD レーザ・ダイオード OF 光ファイバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA01 BA02 BA24 DA04 DA07 DB02 DC33 DC36 5H303 AA05 BB03 BB08 BB12 DD01 DD03 DD25 EE01 EE07 FF11 FF13 GG14 HH01 HH07 LL03 QQ03 QQ05 QQ08 5H572 AA13 BB07 DD07 DD08 EE04 FF06 FF07 FF08 GG01 HC07 LL33 5H580 AA05 BB09 FA04 FD12 HH01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、該フレーム上に移動可能に
    搭載されたキャリッジと、該キャリッジを駆動する駆動
    機構とを備えた位置決め機構を制御して、前記キャリッ
    ジ上に保持した被動オブジェクトを目標位置へ位置付け
    るための制御装置において、 前記フレームに対して固定した画像センサと、 画像ディスプレイと、 前記画像センサが撮像した被撮像画像と複数のマーカと
    を重ね合わせて前記画像ディスプレイの画面上に表示さ
    せる、画像表示プロセッサと、 前記被撮像画像に含まれている前記被動オブジェクト上
    の特徴点の画像の、前記画像ディスプレイの画面上にお
    ける表示位置を認識する、画像認識プロセッサと、 前記画像ディスプレイの画面上における前記複数のマー
    カの表示位置をユーザが任意に設定及び調節できるよう
    にする、マーカ設定/調節機構と、 前記駆動機構を制御する駆動機構コントローラとを備
    え、 前記駆動機構コントローラは、前記画像ディスプレイの
    画面上における前記特徴点の画像の表示位置と前記複数
    のマーカの表示位置との間の位置関係に応じて前記駆動
    機構を制御する、 ことを特徴とする位置決め機構の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め機構は、前記キャリッジが
    比較的高速で駆動され駆動停止後は長さ不定の制動距離
    を移動した後に静止する高速駆動モードと、前記キャリ
    ッジが比較的低速で駆動され駆動停止後は実質的に制動
    距離を要することなく静止する低速駆動モードとの、両
    方の駆動モードで動作可能であり、 前記駆動機構コントローラは、前記駆動機構を制御して
    前記高速駆動モードと前記低速駆動モードとのうちから
    選択した駆動モードで前記位置決め機構を動作させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の位置決め機構の制御装
    置。
  3. 【請求項3】 前記複数のマーカは、少なくとも第1マ
    ーカと第2マーカとを含み、 前記駆動機構コントローラは、 (a)前記キャリッジを前記高速駆動モードで駆動させ
    ているときに、前記画像ディスプレイの画面上において
    前記特徴点の画像が前記第1マーカに略々一致したなら
    ば駆動を停止させて、前記キャリッジが長さ不定の制動
    距離を移動した後に静止するようにし、 (b)続いて、前記キャリッジを前記低速駆動モードで
    駆動させて、前記画像ディスプレイの画面上において前
    記特徴点の画像が前記第2マーカに略々一致するように
    する、 ことを特徴とする請求項2記載の位置決め機構の制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記マーカ設定/調節機構は、前記第1
    マーカ及び前記第2マーカの前記画像ディスプレイの画
    面上における表示位置を個別に設定/調節できると共
    に、前記第1マーカと前記第2マーカとの間の間隔を固
    定させたまま、前記画像ディスプレイの画面上において
    それら両マーカを一括して移動させることができること
    を特徴とする請求項4記載の位置決め機構の制御装置。
  5. 【請求項5】 前記複数のマーカは更に補助マーカを含
    んでおり、前記マーカ設定/調節機構は、前記第2マー
    カと前記補助マーカとの間の間隔を固定させたまま、前
    記画像ディスプレイの画面上においてそれら両マーカを
    一括して移動させることができることを特徴とする請求
    項4記載の位置決め機構の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記複数のマーカは、少なくとも第1マ
    ーカ、第2マーカ、及び第3マーカを含み、 前記駆動機構コントローラは、 (a)前記キャリッジを前記高速駆動モードで駆動させ
    ているときに、前記画像ディスプレイの画面上において
    前記特徴点の画像が前記第1マーカに略々一致したなら
    ば駆動を停止させて、前記キャリッジが長さ不定の制動
    距離を移動した後に静止するようにし、 (b)続いて、前記キャリッジを前記低速駆動モードで
    駆動させて、前記画像ディスプレイの画面上において前
    記特徴点の画像が前記第2マーカに略々一致するように
    し、 (c)続いて、前記キャリッジを前記低速駆動モードで
    駆動させて、前記画像ディスプレイの画面上における前
    記第2マーカと前記第3マーカとの間の間隔に対応した
    距離だけ前記キャリッジを移動させることによって、前
    記画像ディスプレイの画面上において前記特徴点の画像
    が前記第3マーカに略々一致するようにする、 ことを特徴とする請求項2記載の位置決め機構の制御装
    置。
  7. 【請求項7】 前記マーカ設定/調節機構は、前記第1
    マーカ、前記第2マーカ、及び前記第3マーカの前記画
    像ディスプレイの画面上における表示位置を個別に設定
    /調節できると共に、前記第1マーカ、前記第2マー
    カ、及び前記第3マーカの夫々の間の間隔を固定させた
    まま、前記画像ディスプレイの画面上においてそれら3
    つのマーカを一括して移動させることができることを特
    徴とする請求項6記載の位置決め機構の制御装置。
  8. 【請求項8】 前記複数のマーカは更に補助マーカを含
    んでおり、前記マーカ設定/調節機構は、前記第3マー
    カと前記補助マーカとの間の間隔を固定させたまま、前
    記画像ディスプレイの画面上においてそれら両マーカを
    一括して移動させることができることを特徴とする請求
    項7記載の位置決め機構の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記駆動機構は、前記低速駆動モードに
    おいては、前記キャリッジを一度に所定ステップ移動量
    だけ移動させるステップ駆動によって前記キャリッジを
    駆動し、 前記駆動機構コントローラは、前記ステップ(b)にお
    いては、前記キャリッジのステップ駆動を1回行うごと
    に、前記画像ディスプレイの画面上において前記特徴点
    の画像が前記第2マーカに略々一致したか否かを調べ、
    その結果に応じて更に前記キャリッジのステップ駆動を
    行うか否かを決定し、一方、前記ステップ(c)におい
    ては、前記画像ディスプレイの画面上における前記第2
    マーカと前記第3マーカとの間の間隔に対応した回数だ
    け、前記キャリッジを連続的にステップ駆動する、 ことを特徴とする請求項6記載の位置決め機構の制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記複数のマーカが、前記画像ディス
    プレイの画面上における前記特徴点の画像の移動方向に
    対して略々垂直に延在する互いに平行な複数の直線マー
    カであることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項
    記載の位置決め機構の制御装置。
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