JP2003097780A - 螺旋管ホースへの端末金具取付構造及び螺旋管ホースへの端末金具取付方法 - Google Patents

螺旋管ホースへの端末金具取付構造及び螺旋管ホースへの端末金具取付方法

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JP2003097780A
JP2003097780A JP2001295099A JP2001295099A JP2003097780A JP 2003097780 A JP2003097780 A JP 2003097780A JP 2001295099 A JP2001295099 A JP 2001295099A JP 2001295099 A JP2001295099 A JP 2001295099A JP 2003097780 A JP2003097780 A JP 2003097780A
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terminal fitting
coating layer
sleeve
hose
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Shoji Sakakibara
将司 榊原
Tomoshige Hibino
委茂 日比野
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Sumitomo Riko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端末金具と螺旋管ホースとの間に常に十分な
シール性を確保できる螺旋管ホースへの端末金具取付構
造を提供する。 【解決手段】 先端側の環状取付部19と、後端側の筒
状の固定部23と、中間のネジ付け部と、を一体的に有
する金属製のスリーブ3を準備し、露出した螺旋管9に
スリーブ3のネジ付け部をねじ込む。取付部19にニッ
プル5をねじ込んで取り付けるとともに、固定部23を
かしめて、スリーブ3を螺旋管ホースに固定して取り付
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属製の螺旋管の
外周にゴム製又は樹脂製の被覆層を有する、不透過性に
優れた螺旋管ホースへの端末金具の取付構造及び取付方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用燃料ホースや自動車用エアコン
冷媒ホースなどにはゴムホースが多用されてきたが、ゴ
ムホースは一般的に燃料や冷媒に対する十分な不透過性
を備えていないので、燃料等の透過の規制強化にしたが
って、高い不透過性を有する構造のホースが要求されて
いる。不透過性ホースとしては、ガスや液体に対する高
い不透過性を有する金属管を内層とし、この金属管を保
護し、かつ振動吸収性を確保するために、ゴム製又は樹
脂製の被覆層を外層とした金属複合ホースが使用されて
いるが、この金属複合ホースでは、金属管を全長にわた
って螺旋管として形成し、薄肉でありながら強度が大き
く、また、全体的に十分な可撓性も備えた内層を構成す
る場合も多い。
【0003】ところで、例えば自動車用燃料ホースは、
ホース端部に密封的に取り付けられた端末金具(金属製
継手)を介して、自動車エンジンに接続されることとな
るが、金属製螺旋管を用いた金属複合ホース(螺旋管ホ
ース)に対する端末金具の取付構造としては、例えば実
開昭52−99523号公報に記載されたものが知られ
ている。ここでは、螺旋管外周の端部の螺旋溝に、被覆
層(ブレード)を挟んで分割リングの内鍔を嵌め込み、
分割リングの筒状部を、ブレード又は被覆層外周に嵌め
られたカラーで押えて固定取付部を構成する。カラーの
外周面には段部を設けておき、この段部に係合すること
によって軸方向外側への移動が規制されるように袋ナッ
トをカラーに嵌める。そして、袋ナットの先端部(軸方
向外端部)内側に、螺旋管の端縁部と当接するように、
端末金具をねじ込んでいる。端末金具は、固定取付部及
び袋ナットを介して螺旋管ホースに固定して取り付けら
れ、かつ、螺旋管の端縁部と当接することにより密封的
に螺旋管ホースに取り付けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような端末金具取
付構造では、端末金具と螺旋管ホースとの間のシール性
は、端末金具の螺旋管端縁部への当接力によって確保さ
れるが、端末金具の螺旋管端縁部への当接力は、固定取
付部が螺旋管ホースにしっかりと固定されていることに
よって維持される。固定取付部は、分割リングの内鍔が
螺旋管の螺旋溝内に嵌り込むことによって螺旋管ホース
に固定されているが、螺旋管は薄肉に形成されて変形し
やすいので、螺旋管ホース内を超高圧流体が流れて、螺
旋管ホースと端末金具との間に大きな引き離し力が加わ
ると、ブレードが内鍔付リングから外れるため、超高圧
には耐えられない。
【0005】そこで本発明は、端末金具と螺旋管ホース
との間に常に十分なシール性を確保できる螺旋管ホース
への端末金具取付構造及び取付方法の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の螺旋管ホースへの端末金具取付構造は、金属
製の螺旋管の外周にゴム製又は樹脂製の被覆層を形成し
た螺旋管ホースへの端末金具取付構造であって、前記螺
旋管ホースの端部に取り付けられた金属製のスリーブ
と、このスリーブに取り付けられた端末金具と、を備
え、前記螺旋管ホースの端部では、前記螺旋管が前記被
覆層から露出していて、前記スリーブは、前記端末金具
がねじ込まれて取り付けられた、一端側(軸方向外側)
の取付部と、前記被覆層から露出している前記螺旋管の
外周にねじ付けされた、中間のネジ付け部と、前記被覆
層の端部分(端部)に被せられ、かつ、かしめ固定され
た、他端側(軸方向内側)の固定部と、を一体的に有
し、前記端末金具は、前記被覆層から露出している前記
螺旋管の端縁部と当接するように、前記スリーブの前記
取付部にねじ込まれているものである。本発明では、露
出している螺旋管へのネジ付け部のねじ付けと、他端側
のかしめられた固定部の被覆層への圧接とによって、螺
旋管ホースへのスリーブの大きな取付強度が確保され
る。したがって、螺旋管ホース内を高圧流体又は超高圧
流体が流れた場合にも、スリーブが軸方向(軸方向外
側)にずれるといったことがなく、スリーブに取り付け
られた端末金具を、常に螺旋管端縁部に強く当接させて
おくことができる。固定部のかしめによる取付強度を十
分なものとするためには、被覆層を、螺旋管の外周の溝
を埋め、かつ螺旋管の凹凸形状があらわれない筒状の外
周面を有するものとして形成しておくのが好ましい。被
覆層がこのように形成されていれば、かしめられた固定
部は、全体的に被覆層と強く圧接することとなる。
【0007】本発明の螺旋管ホースへの端末金具取付構
造では、取付専用部材として一体的構成の金属製スリー
ブのみを用いているので、取付部品点数が少なく、取付
作業が容易となる。また、スリーブの螺旋管ホースへの
取付けは、ねじ込みとかしめによって行われるので、こ
の点からも取付作業は容易となる。
【0008】ところで、固定部のかしめにより十分な取
付強度を得るためには、固定部をかしめたときに、螺旋
管ができるだけ変形しないことが必要である。しかしな
がら、螺旋管は通常、薄肉に形成されるので、固定部の
かしめによりつぶれてしまうおそれがある。したがっ
て、端末金具に、スリーブの固定部が固定される被覆層
の位置まで螺旋管に挿入されて延びる挿入パイプ部を一
体的に設けておき、この挿入パイプ部の外径を螺旋管の
内径(最も狭い部分の内径)とほぼ同一に形成しておく
のが好ましい。そして、固定部をかしめるのに先だっ
て、挿入パイプ部をかしめ位置まで螺旋管に挿入してお
けば、固定部を強くかしめても、螺旋管がつぶれてしま
うといったことがない。挿入パイプ部は通常、液体通路
を構成する。
【0009】端末金具と螺旋管ホースとの間のシール性
は、端末金具と螺旋管端縁部との当接によって確保され
る。通常は、螺旋管端縁部がつぶれて変形するまで、端
末金具を螺旋管端縁部に押し付けるが、螺旋管端縁部の
精度がよくない場合には、十分なシール性を確保できな
いおそれがある。したがって、端末金具と螺旋管端縁部
との間にシール手段を配置することが好ましい。
【0010】また、本発明の螺旋管ホースへの端末金具
取付方法は、金属製の螺旋管の外周にゴム製又は樹脂製
の被覆層を形成した螺旋管ホースへの端末金具取付方法
であって、螺旋管の端部まで被覆層が形成された螺旋管
ホースを準備して、前記被覆層の端部を除去することに
より前記螺旋管の前記端部を前記被覆層から露出させる
工程と、端末金具をねじ込んで取り付けるための一端側
(軸方向外側)の取付部と、前記被覆層から露出してい
る前記螺旋管の前記端部外周にねじ付けするための中間
のネジ付け部と、前記被覆層の端部分(除去処理後の被
覆層の端部)に被せるための他端側(軸方向内側)の固
定部と、を一体的に備えた金属製のスリーブを準備し、
前記固定部が前記被覆層の前記端部分に被さるように、
前記ネジ付け部を、前記螺旋管の前記端部外周にねじ付
けして、前記スリーブを前記螺旋管に取り付ける工程
と、前記スリーブの前記取付部にねじ込まれるネジ込み
部を備えた端末金具を準備し、前記螺旋管に取り付けら
れた前記スリーブの前記取付部に、前記被覆層から露出
している前記螺旋管の端縁部と当接するように、前記端
末金具をねじ込んで取り付ける工程と、前記端末金具を
前記スリーブの前記取付部に取り付けた後に、前記固定
部を前記被覆層の前記端部分にかしめ固定する工程と、
を基本的に備えたものである。本発明では、必要な押圧
力で螺旋管端縁部に当接するまで、端末金具をスリーブ
にねじ込むが、このとき必要とされるスリーブの螺旋管
ホースへの取付強度は、露出している螺旋管へのスリー
ブのねじ付けにより確保される。そして、使用時に高圧
流体又は超高圧流体が流れ、スリーブの螺旋管へのねじ
付けによる取付強度だけでは、螺旋管端縁部と端末金具
との間の当接力を維持できなくなる場合にそなえて、固
定部をかしめてスリーブの取付強度を高めている。螺旋
管のつぶれ強度を補強して、かしめにより大きな取付強
度を確保するために、本発明では、端末金具に挿入パイ
プ部を一体的に設けておき、端末金具をスリーブに取り
付けるときに、螺旋管に挿入パイプ部を挿入しておく、
といった手段を採用している。挿入パイプ部は、スリー
ブの固定部が固定される被覆層の位置まで挿入されてい
ることが、螺旋管のつぶれ防止にとって好ましい。さら
に、挿入パイプ部は、螺旋管の内径とほぼ同一の外径を
有していることが、螺旋管のつぶれ防止をはかる上で効
果的である。通常、固定部のかしめによる取付強度は、
ネジ付け部のねじ付けによる強度よりも大きい。挿入パ
イプ部は通常、ネジ込み部のねじ込み方向端からねじ込
み方向に延びている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図8を参照して説明する。
【0012】図1は本発明に係る端末金具取付構造を分
解して示す斜視図である。
【0013】螺旋管ホース1の端部に金属製のスリーブ
3を取り付け、このスリーブ3に、例えば自動車用エア
コン装置(図示せず)に接続される金属製のニップル5
(端末金具)をねじ込んで取り付けることにより、端末
金具取付構造を構成する。
【0014】図2乃至図8は本発明に係る端末金具取付
構造の構成過程(本発明に係る端末金具取付方法)を説
明する図である。
【0015】ニップル5が接続される螺旋管ホース1
は、全長にわたって、すなわち端部まで螺旋状の凹凸7
が形成された金属製の薄肉管である螺旋管(コルゲート
管)9を内層とし、この螺旋管9の外周に、全長にわた
って形成されたゴム製の被覆層11を外層として構成さ
れていて、被覆層11は、螺旋管9の外周に隙間が形成
されないように、外周の凹部13内に充填した状態で形
成されている(図2参照:図2は螺旋管ホース1の構成
を示す断面図)。螺旋管9の素材としては、鉄鋼、ステ
ンレス鋼等の合金鋼、アルミニウム、アルミニウム合
金、銅、銅合金、ニッケル又はニッケル合金等を使用で
きる。また、ゴム製被覆層11の素材としては、ブチル
ゴム(IIB)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム
(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、エピクロロ
ヒドリンゴム(ECO)又はハロゲン化ブチルゴム等を
使用できる。被覆層11は単層で構成することも、素材
の異なる複数層を積層して構成することもできる。ま
た、被覆層11内に繊維補強層のような補強層を設ける
ことも可能である。
【0016】このような構成の螺旋管ホース1に対し
て、被覆層11の端部を除去し、内層の螺旋管9が被覆
層11から突出して露出するように構成する(図3参
照:図3は螺旋管9の端部を露出させた場合を示す断面
図)。
【0017】次に、螺旋管9が露出した螺旋管ホース1
の端部にスリーブ3を取り付ける。スリーブ3は、内周
面に雌ネジ15が形成され、回転工具に取り付けること
ができるように外周面17が六角形状に形成された、一
端側又は先端側(軸方向外側)の環状取付部19と、内
径が被覆層11の端部分又は端部外径よりも多少大径に
形成され、内周面に環状係合溝21が3本設けられた、
他端側又は後端側(軸方向内側)の筒状の固定部23
と、取付部19と固定部23との間に設けられ、内周面
に螺旋状の凹凸25が複数巻き(具体的には2巻き)形
成されたネジ付け部27と、から一体的に形成されてい
る。スリーブ3を螺旋管ホース1に取り付けるには、固
定部23の他端開口又は後端開口(軸方向内端開口)か
ら、螺旋管ホース1の端部にスリーブ3を嵌めて被せる
(図4の矢印参照:図4は螺旋管ホース1の端部にスリ
ーブ3を取り付ける場合を説明する図)。螺旋管9の端
縁部(外縁部)29が、ネジ付け部27の後端開口周縁
部31に当接したら、スリーブ3を回転させながら進行
させて、ネジ付け部27の内周面に形成された螺旋状の
凹凸25を螺旋管9の外周の凹凸7に係合させ、ネジ付
け部27を螺旋管9にねじ付けする。ネジ付け部27の
螺旋状の凹凸25と螺旋管9の螺旋状の凹凸7とは、ほ
ぼ2巻きにわたって係合しているので、スリーブ3と螺
旋管9との係合強度又は取付強度は小さくない。スリー
ブ3の進行は、被覆層11の端面33が、ネジ付け部2
7の他端面又は後端面(軸方向内端面)35に当接する
まで行われる。螺旋管9の露出長さは、スリーブ3の螺
旋管9へのねじ付けが完了したときに、螺旋管9の端
(外端)が、ネジ付け部27から取付部19内に多少突
出するように設定されている(図5参照:図5は螺旋管
9へのスリーブ3のねじ付けが完了した状態を示す
図)。
【0018】そして、スリーブ3の取付部19にニップ
ル5を取り付ける。ニップル5は、回転工具に取り付け
ることができるように外周面37が六角形状に形成され
た、先端側の頭部39と、頭部39の後端面から後方に
延びる、外周に雄ネジが形成されたネジ軸部41(ネジ
込み部)とから一体的に形成され、頭部39の一端面又
は先端面(軸方向外端面)中央からは、自動車用エアコ
ン装置等に接続される接続パイプ部43が突出し、ネジ
軸部41の後端面45(ねじ込み方向端)中央からは、
後端面45の直径のほぼ3分の1の外径を有する挿入パ
イプ部47がねじ込み方向又は後方に突出していて、頭
部39及びネジ軸部41には、接続パイプ43と挿入パ
イプ部47とを連通させる貫通孔49が形成されてい
る。したがって、ニップル5には、接続パイプ43から
挿入パイプ部47を通過する流体通路が形成されてい
る。ここでは、挿入パイプ部47の外径(直径)は7m
mであり、螺旋管9の内径(直径)は7.1mmであっ
て、挿入パイプ部47の外径は螺旋管9の内径とほぼ等
しいように形成されている。ニップル5をスリーブ3に
取り付けるには、挿入パイプ部47に、ネジ軸部41の
後端面45に接触するような状態で、金属製又はゴム製
等の環状シール部材51を嵌めてから、ネジ軸部41の
後端面45外縁が取付部19の先端開口周縁53に当接
するまで、挿入パイプ部47を螺旋環9内に挿入する
(図6の矢印参照:図6はニップル5をスリーブ3に取
り付ける場合を説明する図)。ネジ軸部41の後端面4
5外縁が取付部19の先端開口周縁53に当接したら、
ニップル5を回転させながら進行させ、ネジ軸部41の
後端面45がシール部材51を介して適当な押圧力で螺
旋管9の端縁部29と当接するように、ネジ軸部41を
取付部19内にねじ込む(図7参照:図7はニップル5
をスリーブ3の取付部19内にねじ込んだ状態を示す
図)。この状態では、螺旋管9の端縁部29はネジ軸部
41に押されて多少押しつぶされている。また、挿入パ
イプ部47の他端又は後端は、スリーブ3の固定部23
の軸方向中間よりも後方(軸方向内側)まで(具体的に
は固定部23の後端の近くまで)延びている。なお、挿
入パイプ部47がスリーブ3の固定部23の軸方向中間
よりも前方(軸方向外側)までしか延びないように構成
することもできる。
【0019】ニップル5をスリーブ3にねじ込んだら、
スリーブ3の固定部23をかしめて縮径させ、固定部2
3を被覆層11の端部分又は端部外周に圧接させて固定
する(図8の矢印参照:図8は固定部23をかしめた状
態を示し、ニップル5の取付完了状態を示す図であ
る)。ニップル5の挿入パイプ部47の外径は螺旋管9
の内径とほぼ等しいので、固定部23をかしめたときに
螺旋管9がつぶれるように変形し、固定部23と被覆層
11との十分な取付強度を確保できない、といったこと
が防止される。固定部23は、螺旋管9の螺旋状凹凸7
の複数巻き分(具体的にはほぼ7巻き分)にわたって被
覆層11に被さり、かしめ部分も螺旋状凹凸7の複数巻
き分(具体的にはほぼ6巻き分)に及んでいる。したが
って、固定部23のかしめによるスリーブ3の螺旋管ホ
ース1への取付強度は大きい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の螺旋管ホ
ースへの端末金具取付構造及び取付方法を用いれば、ス
リーブを螺旋管ホースに強固に取り付けることができる
ので、このスリーブに端末金具を取り付けて、端末金具
と螺旋管ホースとの間に十分なシール性を確保すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る端末金具取付構造を分解して示す
斜視図である。
【図2】本発明に係る端末金具取付構造の構成過程を説
明する図であり、螺旋管ホースの構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明に係る端末金具取付構造の構成過程を説
明する図であり、螺旋管の端部を露出させた場合を示す
断面図である。
【図4】本発明に係る端末金具取付構造の構成過程を説
明する図であり、螺旋管ホースの端部にスリーブを取り
付ける場合を説明する図である。
【図5】本発明に係る端末金具取付構造の構成過程を説
明する図であり、螺旋管へのスリーブのねじ付けが完了
した状態を示す図である。
【図6】本発明に係る端末金具取付構造の構成過程を説
明する図であり、ニップルをスリーブに取り付ける場合
を説明する図である。
【図7】本発明に係る端末金具取付構造の構成過程を説
明する図であり、ニップルをスリーブの取付部内にねじ
込んだ状態を示す図である。
【図8】本発明に係る端末金具取付構造の構成過程を説
明する図であり、固定部をかしめた状態を示し、ニップ
ルの取付完了状態を示す図である。
【符号の説明】
1 螺旋管ホース 3 スリーブ 5 ニップル(端末
金具) 9 螺旋管 11 被覆層 19 取付部 23 固定部 27 ネジ付け部 29 端縁部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の螺旋管の外周にゴム製又は樹脂
    製の被覆層を形成した螺旋管ホースへの端末金具取付構
    造であって、 前記螺旋管ホースの端部に取り付けられた金属製のスリ
    ーブと、このスリーブに取り付けられた前記端末金具
    と、を備え、 前記螺旋管ホースの端部では、前記螺旋管が前記被覆層
    から露出していて、 前記スリーブは、前記端末金具がねじ込まれて取り付け
    られた、一端側の取付部と、前記被覆層から露出してい
    る前記螺旋管の外周にねじ付けされた、中間のネジ付け
    部と、前記被覆層の端部分に被せられ、かつ、かしめ固
    定された、他端側の固定部と、を一体的に有し、 前記端末金具は、前記被覆層から露出している前記螺旋
    管の端縁部と当接するように、前記スリーブの前記取付
    部にねじ込まれている、ことを特徴とする螺旋管ホース
    への端末金具取付構造。
  2. 【請求項2】 前記端末金具は、前記スリーブの前記固
    定部が固定される前記被覆層の位置まで、前記螺旋管に
    挿入されて延びている挿入パイプ部を一体的に備えてい
    て、 この挿入パイプ部は、前記螺旋管の内径とほぼ同一の外
    径を有している、ことを特徴とする請求項1記載の螺旋
    管ホースへの端末金具取付構造。
  3. 【請求項3】 前記端末金具は、シール部材を介して前
    記螺旋管の前記端縁部と当接している、ことを特徴とす
    る請求項1又は2記載の螺旋管ホースへの端末金具取付
    構造。
  4. 【請求項4】 金属製の螺旋管の外周にゴム製又は樹脂
    製の被覆層を形成した螺旋管ホースへの端末金具取付方
    法であって、 螺旋管の端部まで被覆層が形成された螺旋管ホースを準
    備して、前記被覆層の端部を除去することにより前記螺
    旋管の前記端部を前記被覆層から露出させる工程と、 端末金具をねじ込んで取り付けるための一端側の取付部
    と、前記被覆層から露出している前記螺旋管の前記端部
    外周にねじ付けするための中間のネジ付け部と、前記被
    覆層の端部分に被せるための他端側の固定部と、を一体
    的に備えた金属製のスリーブを準備し、前記固定部が前
    記被覆層の前記端部分に被さるように、前記ネジ付け部
    を、前記螺旋管の前記端部外周にねじ付けして、前記ス
    リーブを前記螺旋管に取り付ける工程と、 前記スリーブの前記取付部にねじ込まれるネジ込み部
    と、ねじ込み方向に延びる挿入パイプ部と、を一体的に
    備えた端末金具を準備し、前記螺旋管に取り付けられた
    前記スリーブの前記取付部に、前記被覆層から露出して
    いる前記螺旋管の端縁部と当接するように、かつ、前記
    挿入パイプ部が前記螺旋管に挿入されるように、前記端
    末金具をねじ込んで取り付ける工程と、 前記端末金具を前記スリーブの前記取付部に取り付けた
    後に、前記固定部を前記被覆層の前記端部分にかしめ固
    定する工程と、を備えたことを特徴とする螺旋管ホース
    への端末金具取付方法。
  5. 【請求項5】 前記端末金具と前記螺旋管の前記端縁部
    との当接は、シール手段を介して行われる、ことを特徴
    とする請求項4記載の螺旋管ホースへの端末金具取付方
    法。
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