JP2003097507A - 多段伸縮アームの油圧回路 - Google Patents

多段伸縮アームの油圧回路

Info

Publication number
JP2003097507A
JP2003097507A JP2001296684A JP2001296684A JP2003097507A JP 2003097507 A JP2003097507 A JP 2003097507A JP 2001296684 A JP2001296684 A JP 2001296684A JP 2001296684 A JP2001296684 A JP 2001296684A JP 2003097507 A JP2003097507 A JP 2003097507A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
valve
telescopic arm
chamber
hydraulic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001296684A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3795785B2 (ja
Inventor
Toru Nabeshima
徹 鍋島
Akira Inamoto
昭 稲元
Shinji Kato
信二 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2001296684A priority Critical patent/JP3795785B2/ja
Publication of JP2003097507A publication Critical patent/JP2003097507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3795785B2 publication Critical patent/JP3795785B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】アームの伸縮スピード等を増加させて作業量を
向上することのできるテレスコピック式クラムシェルの
多段伸縮アームの油圧回路およびテレスコピック式クラ
ムシェル作業機を提供する。 【解決手段】油圧シリンダ40のロッド室40aを油圧
ポンプ10に連通するロッド側管路16に、ロッド室4
0aからの圧油が油圧ポンプ10側に流出することを禁
止するチェック弁8を設ける。油圧シリンダ40のロッ
ド室40aとボトム室40bとを連通する短絡回路31
に、カウンタバランス弁3を設ける。短絡回路31の入
口33は、ロッド側管路16をロッド室40aに接続す
るロッド側ポートP1とチェック弁8との間のロッド側
管路16に設けられる。油圧シリンダ40伸長時には、
ロッド室40aから排出された圧油が短絡回路31を介
してボトム室40bに流入し、油圧シリンダ40の伸長
スピードを増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラムシェルバケ
ットを備えたテレスコピックアームを駆動する多段伸縮
アームの油圧回路およびテレスコピック式クラムシェル
作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鉄塔の基礎工事や上下水道・
ガス・電話などのインフラ工事のための深堀用掘削機と
してテレスコピック式クラムシェルが知られている。テ
レスコピック式クラムシェルは、油圧ショベルのブーム
に伸縮可能なテレスコピックアームを備え、さらにその
先端に開閉可能なクラムシェルバケットを備えている。
テレスコピックアームを伸長してクラムシェルバケット
を開き、地面に押しつけて食い込ませることにより、土
砂をすくい取り掘削を行う。
【0003】テレスコピックアームは、アウタアーム、
インナアーム等の複数段のアームを有しており、アウタ
アームはブームに揺動可能に取り付けられ、インナアー
ムは、アウタアーム内に出没可能に収容されて複数段の
多段伸縮アームを構成している。そして、アウタアーム
からインナアームを繰り出すことによってテレスコピッ
クアームを伸長させ、クラムシェルバケットを縦穴内に
挿入し、縦穴内を掘削した後、インナアームをアウタア
ーム内に収容してテレスコピックアームを収縮させて、
土砂を積んだクラムシェルバケットを地上に引き上げ
る。
【0004】テレスコピック式クラムシェルは、テレス
コピックアームを地面に対して垂直に伸縮させることが
できるため、構造物間などの狭地での作業が可能であ
る。また、その作業能率の良さから、都市部での構造物
の基礎工事や地下鉄工事などに用いられる機会が多い。
しかし、特に都市部で作業を行う場合には短期間で工事
を行うことが重要であり、作業量の向上が求められる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、テレス
コピック式クラムシェルの作業量を向上させるために掘
削深さの大きいテレスコピックアームや容量の大きいバ
ケットを採用すると、重量が増大して建設機械本体の安
定性が低下し、さらにテレスコピックアームを伸縮させ
るために油圧シリンダとともに用いられるワイヤロープ
の寿命の低下を招くという問題がある。また、大型のバ
ケットを使用することによるシリンダ保持圧の増加から
ポンプ流量が低下し、十分なアームの伸縮スピードが得
られない。
【0006】本発明は、アームの伸縮スピード等を増加
させて作業量を向上することのできるテレスコピック式
クラムシェルの多段伸縮アームの油圧回路およびテレス
コピック式クラムシェル作業機を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による多段伸縮ア
ームの油圧回路は、油圧ポンプから吐出される圧油によ
って駆動され、テレスコピック式クラムシェルの多段伸
縮アームを伸縮させる油圧シリンダと、油圧シリンダの
ロッド室と油圧ポンプとを連通するロッド側管路に設け
られ、油圧ポンプから吐出される圧油がロッド室へ流入
することを許容し、ロッド室からの圧油が油圧ポンプ側
に流出することを禁止する第1のチェック弁と、油圧シ
リンダのロッド室とボトム室とをカウンタバランス弁を
介して連通する短絡回路とを備え、短絡回路のロッド室
側の入口が、ロッド室と第1のチェック弁との間のロッ
ド側管路に設けられるとともに、カウンタバランス弁
は、少なくともロッド室側からのパイロット圧力に応じ
て開弁することにより、上記目的を達成する。
【0008】カウンタバランス弁は、ロッド室側および
ボトム室側からのパイロット圧力に応じて開弁すること
が望ましい。油圧シリンダの収縮時にカウンタバランス
弁を閉じる方向に作用するパイロット圧油をカウンタバ
ランス弁に供給するパイロット管路をさらに備え、パイ
ロット管路の入口を、第1のチェック弁よりも油圧ポン
プ側のロッド側管路に設けてもよい。
【0009】また、ボトム室からロッド室への圧油の流
れを許容し、ロッド室からボトム室への圧油の流れを禁
止する第2のチェック弁をさらに備え、第2のチェック
弁の出口側ポートが、ロッド側ポートと第1のチェック
弁との間のロッド側管路に接続されるようにしてもよ
い。第2のチェック弁は、カウンタバランス弁に内蔵さ
れるようにしてもよい。
【0010】油圧シリンダのロッド室とタンクとを連通
するためにロッド側管路から延設されたロッド側分岐管
路と、油圧シリンダのボトム室をタンクと連通するため
のボトム側追加管路と、ロッド側分岐管路とボトム側追
加管路のうちいずれかをタンクと連通するよう切り換え
る方向切換弁とをさらに備えてもよい。そして、方向切
換弁は、油圧シリンダの伸長時および停止時にはロッド
側分岐管路をタンクと連通し、ボトム側追加管路をタン
クから遮断し、油圧シリンダの収縮時にはボトム側追加
管路をタンクと連通し、ロッド側分岐管路をタンクから
遮断することが望ましい。
【0011】さらに、カウンタバランス弁の出口側の短
絡回路に、シーケンス弁を設けてもよい。
【0012】本発明によるテレスコピック式クラムシェ
ル作業機は、テレスコピック式クラムシェル作業機本体
に設けられたブームに前記多段伸縮アームを取り付け、
その多段伸縮アームの先端にクラムシェルバケットを取
り付けてなり、多段伸縮アームを請求項1から請求項8
のいずれかに記載の多段伸縮アームの油圧回路で制御す
ることにより、上記目的を達成する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施の形態について説明する。図1は、本発明による多
段伸縮アームの油圧回路を搭載した油圧ショベルの全体
図である。図2は、本発明の一実施の形態による多段伸
縮アームの側面図である。
【0014】図1,図2に示すように、この油圧ショベ
ルは、下部走行体101と、下部走行体101の上部に
旋回可能に連結された上部旋回体102と、上部旋回体
102にブームシリンダ110Cによって起伏動可能に
取り付けられたブーム110と、ブーム110の先端に
アームシリンダ120Cによって揺動可能に取り付けら
れ、さらに後述する油圧シリンダおよびワイヤロープに
よって伸縮駆動される多段伸縮アーム120と、多段伸
縮アーム120の先端に取り付けられ、油圧装置141
によって開閉駆動され、掘削作業を行うクラムシェルバ
ケット140とから構成される。上部旋回体102に
は、運転室103と、不図示のエンジン、油圧源等を収
納した機械室104と、カウンタウエイト105等が設
けられている。
【0015】多段伸縮アーム120は、アウタアーム1
20oと、セカンドアーム120sと、インナアーム1
20iとからなる3段構成のテレスコピックアームであ
る。インナアーム120iはセカンドアーム120sの
内側に、セカンドアーム120sはアウタアーム120
oの内側にそれぞれ伸縮可能に挿入されている。インナ
アーム120iの先端に取り付けられた一対のブラケッ
ト130には、ピン131を介して開閉可能なクラムシ
ェルバケット140が取り付けられる。アウタアーム1
20oはブーム110に対面する側に一対のブラケット
132を備えている。このブラケット132にピン13
3を挿入することにより、テレスコピックアーム120
はブーム110に揺動可能に取り付けられている。
【0016】インナアーム120iの内部に備えられた
アーム伸縮用の油圧シリンダ40は、シリンダチューブ
がインナアーム120iに支持され、シリンダロッドの
先端部分がセカンドアーム120sに支持されている。
テレスコピックアーム120は、支持ロープ121、押
し込みロープ123をそれぞれ2本ずつ有している。
【0017】支持ロープ121は、イコライザ装置12
5を介してアウタアーム120oの一端に接続され、セ
カンドアーム120sの下端部に取り付けられた引き上
げシーブ122を介して、インナアーム120iの上端
に接続される。支持ロープ121は、アーム伸縮シリン
ダ40の伸縮動作に応じてセカンドアーム120sの送
り出し・引き上げを行う。押し込みロープ123は、ア
ウタアーム120oの一端に接続され、セカンドアーム
120sの上端部に取り付けられた押し込みシーブ12
4を介してインナアーム120iの上端に接続される。
アーム伸縮用の油圧シリンダ40の伸長時には、インナ
アーム120iの動作に伴って押し込みロープ123が
引っ張られるため、押し込みシーブ124を介してセカ
ンドアーム120sが押しつけられる。これにより、ク
ラムシェルバケット140を地面に押しつけるときのテ
レスコピックアーム120の押し込み力を得ることがで
きる。
【0018】上述したように、本実施の形態によるテレ
スコピックアーム120にクラムシェルバケット140
を取り付けたテレスコピック式クラムシェル作業機は、
アーム伸縮用の油圧シリンダ40と、ワイヤロープ12
1,123とを併用してテレスコピックアーム120を
伸縮させる。
【0019】テレスコピック式クラムシェルには、主に
以下にあげる4つの作業形態がある。 (1)負荷保持:アーム位置合わせや微調整などのとき
に、アームを任意の位置で止めてバケット位置を固定し
負荷(伸縮シリンダ40、セカンドアーム120s、イ
ンナアーム120i、およびクラムシェルバケット14
0の自重)を保持する。 (2)通常伸縮:クラムシェルバケットが空の状態で、
アームを縦穴に投入して伸長する。クラムシェルバケッ
トに土砂をすくい取った後、アームを収縮してバケット
を引き上げる。 (3)掘削:アーム伸長後、クラムシェルバケットを開
いてアーム伸縮シリンダ力によりクラムシェルバケット
を地面に押しつけ、バケットに十分な量の土砂をすくい
取る。アーム伸縮シリンダ力による押付けの他、ブーム
シリンダ力によるジャッキアップでの押付けを行うこと
もできる。 (4)引抜き:掘削後、クラムシェルバケットが地面に
吸着することがある。この場合、アーム伸縮シリンダ
力、またはブームシリンダ力によってクラムシェルバケ
ットを地面から引き離してから引き上げる。
【0020】図3に、本発明の一実施の形態による多段
伸縮アームの油圧回路を示す。図3に示すように、本発
明によるテレスコピックアームの油圧回路は、不図示の
エンジンによって駆動される可変容量形のメインポンプ
10と、メインポンプ10から吐出される圧油の流れを
制御するコントロールバルブ20と、コントロールバル
ブ20により制御された圧油により駆動されるテレスコ
ピックアーム伸縮用シリンダ40と、テレスコピックア
ームの伸縮スピードを増幅させるための再生弁ユニット
30とを備えている。また、オペレータによる操作ペダ
ル21の操作により切り換わり、伸縮シリンダ40のロ
ッド室40aあるいはボトム室40bをタンク22と連
通させる方向切換弁14を備えている。また、伸縮シリ
ンダ40の過負荷状態を防止するため、コントロールバ
ルブ20と伸縮シリンダ40との間には、それぞれボト
ム側管路15およびロッド側管路16からの分岐管路に
オーバーロードリリーフ弁23a、23bを備えてい
る。
【0021】アーム伸縮シリンダ40のボトム室40b
のポートP2、P3には、本体側のコントロールバルブ
20と連通する伸長用のボトム側管路15、方向切換弁
14を介してボトム室40bとタンク22とを連通する
管路13がそれぞれ接続されている。つまり、伸縮シリ
ンダ40の収縮時にボトム室からの戻り圧油がタンク2
2へ流出するための戻り回路が2系統設けられている。
また、ロッド室40aのポートP1には、本体側のコン
トロールバルブ20と連通する収縮用のロッド側管路1
6が接続されている。ロッド側管路16には、伸縮シリ
ンダ40の伸長時または停止時にロッド側管路16(後
述するチェック弁8とコントロールバルブ20との間)
内の圧油をコントロールバルブ20を経ずにタンク22
に導くための管路12が設けられている。これらの管路
12,13は方向切換弁14に接続され、操作ペダル2
1の操作によって方向切換弁14の位置が切り換わるこ
とにより、いずれかがタンク22と連通される。
【0022】再生弁ユニット30は、伸縮シリンダ40
のボトム室40bとロッド室40aを連通させる短絡回
路31と、この短絡回路31に直列に設けられ、所定の
パイロット圧力により開弁してロッド室40a側の圧油
をボトム室40b側へ流すカウンタバランス弁3、シー
ケンス弁5と、短絡回路31の入口33よりもコントロ
ールバルブ20側のロッド側管路16に設けられ、コン
トロールバルブ20から伸縮シリンダ40のロッド室4
0aへの圧油の流入を許容し、その逆を阻止するチェッ
ク弁8と、チェック弁8よりもコントロールバルブ20
側のロッド側管路16とボトム側管路15とを連通する
管路32と、管路32に設けられるオーバーロードリリ
ーフ弁9とを備える。
【0023】カウンタバランス弁3およびシーケンス弁
5は、ボトム室40b側からロッド室40a側への圧油
の流入を許容し、ロッド室40a側からボトム室40b
側への圧油の流れを阻止するチェック弁3b、5bをそ
れぞれ内蔵している。
【0024】チェック弁8は、コントロールバルブ20
から伸縮シリンダ40のロッド室40aへの圧油の流入
を許容し、ロッド室40aからコントロールバルブ20
への圧油の流入を阻止するもので、短絡回路31の入口
33よりもコントロールバルブ20側のロッド側管路1
6に設けられるから、ロッド室40aから排出される圧
油を短絡回路31に確実に流入させることができる。
【0025】オーバーロードリリーフ弁9は、ボトム側
管路15内の圧油の圧力が設定圧力に達すると、その圧
油をロッド側管路16へ流出させるものである。
【0026】ここで、再生弁ユニット30を構成するカ
ウンタバランス弁3について説明する。カウンタバラン
ス弁3は、アーム保持時(停止時)には、負荷の落下
(テレスコピックアーム120の伸長)を防止するた
め、伸縮シリンダ40のロッド室40aに所定の背圧を
保持し、アーム伸長時には、ロッド室40aから排出さ
れる圧油をボトム室40bに送ることにより、アームの
伸長スピードを増加させるものである。
【0027】このカウンタバランス弁3は、一次側圧力
だけでなく二次側圧力も用いて開弁を行う内部・外部パ
イロット複合型カウンタバランス弁である。このカウン
タバランス弁3を、説明のためにシーケンス弁5を省略
した図4により説明すると、カウンタバランス弁3は、
一次側、つまりロッド側管路16の圧油を、開弁に作用
するパイロット圧として導くパイロット管路1と、二次
側、つまりボトム側管路15の圧油を、開弁に作用する
パイロット圧として導くパイロット管路2と、チェック
弁8よりもコントロールバルブ20側のロッド側管路1
6の圧油を、閉弁に作用するパイロット圧として導くパ
イロット管路6とにより、パイロット圧油が供給され
る。パイロット管路1,2からパイロット圧油が供給さ
れるカウンタバランス弁3の受圧部分(パイロット管路
1により供給される側をロッド側、パイロット管路2に
より供給される側をボトム側とする)の面積は、ロッド
側よりボトム側の方が大きくなっており、ロッド側管路
16が昇圧した場合に、ボトム側管路15の圧力に比
べ、小さな圧力で開弁を行うことができる。なお、閉弁
に作用する力として上述のパイロット圧の他に、内蔵さ
れるバネによるバネ力が作用する。
【0028】ここで、例えばカウンタバランス弁3のロ
ッド側とボトム側の受圧面積比を1:2とすると、パイ
ロット管路1により供給されるロッド側の圧力A1と、
パイロット管路2により供給されるボトム側の圧力A
2、とカウンタバランス弁3のクラッキング圧A3との
関係は、以下の(式1)、(式2)で表すように設定さ
れる。なお、伸縮シリンダ40のロッド室40aとボト
ム室40bの受圧面積比を、例えば1:1.98とし、
負荷保持圧をBする。
【数1】 A1+(2×A2)=A3 (式1)
【数2】 (1.98×A1)+B=A2 (式2) (式1)と(式2)より、
【数3】 A2=(A3−B)/3.98 (式3)
【0029】ボトム室40b側に(式3)を満たすよう
な圧力A2が立つと、カウンタバランス弁3が開弁す
る。なお、カウンタバランス弁3のクラッキング圧は、
安全のためシリンダ最大負荷保持圧以上、さらに、以下
の理由によりオーバーロードリリーフ弁23a、23b
の設定圧より大きく設定される。
【0030】例えば、伸縮シリンダ40を最縮長状態ま
で縮めて、さらにロッド側管路16に圧力を立て続ける
とロッド室40aはオーバーロードリリーフ弁23bの
設定圧まで上昇する。操作ペダル21を縮み側へ操作し
続けている間は、パイロット管路6にもオーバーロード
リリーフ弁23bの設定圧が作用するためカウンタバラ
ンス弁3は開弁しない。しかし、この状態から操作ペダ
ル21を中立状態に戻すと、チェック弁8の作用により
伸縮シリンダ40のロッド室40aとチェック弁8との
間にオーバーロードリリーフ弁23bの設定圧が残圧と
して残り、一方で、チェック弁8よりもコントロールバ
ルブ20側のロッド側管路16は方向切換弁14により
タンク22と連通して大気圧状態となり、パイロット管
路6も大気圧状態となる。そのためカウンタバランス弁
3は、バネ力のみで伸縮シリンダ40のロッド室40a
の残圧に抗し、閉弁状態を保持しなければならない。そ
して万一、ロッド室40aの残圧がバネ力よりも高けれ
ばカウンタバランス弁3が開弁してしまい、操作ペダル
21の操作に拘わらず伸縮シリンダ40が伸長してしま
うためである。
【0031】カウンタバランス弁3にはボトム側からロ
ッド側への圧油の流れを許容するチェック弁3bが組み
込まれている。押込み作業時には伸縮シリンダ40のボ
トム室40bに高圧が発生し、座屈安全率が低下するお
それがある。そこで、チェック弁3bによってボトム室
40b側の圧油をロッド室40a側へ流出させ、ボトム
室40bとロッド室40aの同圧化を図ることにより、
座屈安全率の低下を防止する。ボトム室40bとロッド
室40aの同圧化により、それぞれの推力は相殺され、
伸長側オーバーロードリリーフ弁9の設定圧よりも低い
圧力が発生した場合のシリンダ推力に抑えることができ
る。
【0032】つぎに、本発明の実施の形態による多段伸
縮アームの油圧回路の動作について、作業形態に応じて
説明する。 (1)アーム保持時 オペレータによる操作ペダル21の操作がないので、コ
ントロールバルブ20は中立位置のままであり、コント
ロールバルブ20側から伸縮シリンダ側への圧油の流入
は阻止される。伸縮シリンダ40、セカンドアーム12
0s、インナアーム120i、およびクラムシェルバケ
ット140の自重により、伸縮シリンダ40にはシリン
ダを伸長する方向への力が働く。しかし、カウンタバラ
ンス弁3のクラッキング圧A3はシリンダ最大負荷保持
圧以上に設定されて開弁せず、ロッド室40aからボト
ム室40bへの圧油の流出はない。さらにはチェック弁
8により、ロッド室40aからコントロールバルブ20
側への圧油の流出は阻止される。そのため、テレスコピ
ックアーム120およびクラムシェルバケット140を
任意の位置で確実に保持できる。
【0033】(2)アーム伸長時 オペレータにより操作ペダル21がアーム伸長側に操作
されると、コントロールバルブ20は位置(a)に切り
換えられ、メインポンプ10の圧油が伸長用のボトム側
管路15を通って伸縮シリンダ40のボトム室40bに
供給される。メインポンプ10からの圧油は、ボトム側
管路15を通ってパイロット管路2にも導かれる。ま
た、ボトム室40bの昇圧により、ロッド室40a側の
圧力も上昇し、短絡管路31およびパイロット管路1に
圧油が導かれる。上述した(式3)の関係が満たされる
と、カウンタバランス弁3が開弁する。そして、カウン
タバランス弁3の設定圧よりも低く設定されたシーケン
ス弁5が開弁する。これにより、伸縮シリンダ40のロ
ッド室40aから排出された圧油は短絡管路31を通っ
てボトム室40bに流入し、シリンダ伸長スピードを増
加させる。
【0034】ここで、操作ペダル21は伸長側に操作さ
れているため、方向切換弁14はバネ力により位置
(a)の状態にある。管路12はタンク22に連通して
チェック弁8よりもコントロールバルブ20側のロッド
側管路16の圧油をタンク22に流出させる。そのた
め、パイロット管路6に導かれるパイロット圧油の圧力
が低くなり、バネ力のみがカウンタバランス弁3を閉じ
る方向に作用する。その結果、カウンタバランス弁3が
開きやすくなる。
【0035】カウンタバランス弁3の感度が良すぎる
と、ほんのわずかな圧力変動でも開閉しハンチングを引
き起こすことがある。そこで、シーケンス弁5を取り付
けることにより、シーケンス弁5が絞りとして働き、ハ
ンチングを防止する。また、シリンダ伸長初期時に発生
するハンチングを、パイロット管路2に絞り4を設けて
パイロット圧の立ち上がり速度を緩やかにし、これによ
ってカウンタバランス弁3の開口速度を緩やかにするこ
とによって低減している。
【0036】(3)アーム押込み時 テレスコピックアーム120を伸長させていくと、クラ
ムシェルバケット140の先端は地面に接する。バケッ
ト140を地面に押し込むためにオペレータが操作ペダ
ル21を伸長側に操作し続けたり、ブーム110の下げ
操作を行うと、ボトム室40bの圧力がさらに上昇して
シリンダの座屈を引き起こすおそれがある。
【0037】そこで、シリンダ伸長時やブーム下げ操作
時にクラムシェルバケット140が地面などの障害物に
当たった場合には、シリンダの座屈防止のためにボトム
室40b側の圧油をロッド室40a側に流出させる。ボ
トム室40b側の圧油は、シーケンス弁5に内蔵された
チェック弁5bおよびカウンタバランス弁3に内蔵され
たチェック弁3bを介してシリンダロッド室40aに流
入する。その結果、ロッド室40aとボトム室40bは
同圧となり、それぞれの推力が相殺される。つまり、ロ
ッド室40aとボトム室40bの受圧面積比を例えば
1:1.98とすると、シリンダ推力をボトム室40b
側の圧力による全推力の約1/2の推力に抑えられ、シ
リンダの座屈を防止することができる。
【0038】ボトム室40bの圧力がさらに上昇し、オ
ーバーロードリリーフ弁9の設定圧力に達すると、オー
バーロードリリーフ弁9が開弁して圧油はコントロール
バルブ20側へ流出し、ロッド側管路16、コントロー
ルバルブ20を経てタンクへ導かれる。このとき、操作
ペダル21は伸長側に操作されているため(あるいは無
操作状態)、方向切換弁14は位置(a)の状態にあ
る。そのため、管路12はタンク22に連通しており、
オーバーロードリリーフ弁9を通ってコントロールバル
ブ20側に流出した圧油は、管路12および方向切換弁
14によってもタンク22に導かれる。
【0039】(4)アーム引抜き時 吸着したクラムシェルバケット140を引き抜くには、
テレスコピックアーム120またはブーム110を用い
る。ここでは、テレスコピックアーム120を用いてク
ラムシェルバケット140を引き抜く場合について説明
する。
【0040】クラムシェルバケット140を地面に押し
つけて土砂をすくった後、オペレータは操作ペダル21
を収縮側に操作する。これにより、コントロールバルブ
20は位置(b)に切り換わり、ポンプ10から吐出さ
れた圧油が収縮用のロッド側管路16を通って伸縮シリ
ンダ40のロッド室40aに流入する。クラムシェルバ
ケット140が地面に吸着している間は、伸縮シリンダ
40の伸縮動作は行われないため、ロッド室40a、カ
ウンタバランス弁3およびチェック弁8によって囲まれ
た領域は昇圧し続ける。
【0041】しかし、パイロット管路1,2のパイロッ
ト圧油の圧力がカウンタバランス弁3の設定圧A3に達
すると、カウンタバランス弁3が開弁する。これに伴っ
て、カウンタバランス弁3よりも低い設定圧に設定され
たシーケンス弁5も開弁するので、ロッド室40a側の
圧油は短絡回路31を通ってボトム室40b側に流出
し、油圧回路を保護することができる。
【0042】(5)アーム収縮時 アーム引抜き時と同様に、クラムシェルバケット140
を引き上げるために操作ペダル21が収縮側に操作され
ると、コントロールバルブ20は位置(b)に切り換わ
り、メインポンプ10から吐出された圧油は収縮用のロ
ッド側管路16を通って伸縮シリンダ40のロッド室4
0a側に流入する。ポンプ10からの圧油は、チェック
弁8よりもコントロールバルブ20側に設けられたパイ
ロットラインポート34からパイロット管路6,7にも
導かれ、それぞれバネ力とともにカウンタバランス弁3
およびシーケンス弁5を開弁させないように作用する。
そのため、ロッド側管路16に設けられたチェック弁8
を通過した圧油は確実にロッド室40aに供給され、伸
縮シリンダ40を収縮させる。
【0043】このとき、操作ペダル21は収縮側に操作
されているため、パイロット圧油が管路11を通って方
向切換弁14にも供給される。このパイロット圧油によ
り、方向切換弁14はバネ力に抗して位置(b)に切り
換えられる。ロッド側管路16とタンク22とを連通す
る管路12はブロックされ、管路13がタンク22と連
通する。そのため、伸縮シリンダ40が収縮することに
よりボトム室40bから排出された圧油は、管路13お
よび方向切換弁14を通ってタンクに戻る。さらに、ボ
トム室40bから排出された圧油は、ボトム側管路15
およびコントロールバルブ20を経てタンク22に戻
る。このように、ボトム室40b側に管路13と管路1
5とを設けて2系統化することにより、伸縮シリンダ4
0収縮時にボトム室40bからタンク22に流出する戻
り圧油の流量を増加させ、背圧を低下させることができ
る。その結果、伸縮シリンダ40の収縮するスピードが
増加する。
【0044】なお、本発明による多段伸縮アームの油圧
回路は、上記実施の形態に限定されることなく種々の変
更が可能である。上記実施の形態においては、カウンタ
バランス弁3およびシーケンス弁5は、それぞれチェッ
ク弁3b、5bを内蔵したものを用いた。しかし、これ
らは内蔵されていなくてもよく、例えば短絡回路31よ
りも伸縮シリンダ40側に、ボトム室40b側からロッ
ド室40a側への圧油の流れを許容するチェック弁を設
けてもよい。また、テレスコピックアーム120は、複
数段であれば3段構成でなくてもよい。
【0045】カウンタバランス弁3がパイロット管路
1,2からのパイロット圧油により精度よく開閉し、か
つハンチング現象を引き起こさないものであれば、絞り
4や、絞りの働きをするシーケンス弁5を設けなくても
よい。パイロット管路2に、パイロット管路6またはロ
ッド側管路16に連通するドレン回路を設けて、カウン
タバランス弁3によるハンチングを低減させることもで
きる。
【0046】上述したように、本発明の実施の形態によ
る多段伸縮アームの油圧回路は、伸縮シリンダ40伸長
時に、ロッド室40aからの戻り圧油が短絡管路31に
設けられたカウンタバランス弁3とシーケンス弁5を通
過してボトム室40bに流入するので、アーム120の
伸長スピードを増加させることができる。また、カウン
タバランス弁3を、パイロット管路1,2を用いた内部
・外部パイロット複合型カウンタバランス弁としたこと
により、比較的低い圧力でカウンタバランス弁3が開弁
する。その結果、伸縮シリンダ40伸長時の作動圧を低
く抑えることができるので、2ポンプ合流により流量を
増加し、さらに伸長スピードを上げることもできる。
【0047】アーム押込み時には、ボトム室40bから
の戻り油をチェック弁5b、3bを通ってロッド室40
aに流入させ、伸縮シリンダ40のロッド室40aとボ
トム室40bを同圧化させることにより、伸縮シリンダ
40の座屈を防止することができる。
【0048】さらに、ボトム室40b側の戻り回路が2
系統化され、ボトム室40bからの戻り油が2本の管路
13,15を通ってタンク22へ抜けるので、伸縮シリ
ンダ40収縮時の背圧の影響を低減することができ、ア
ーム120の収縮スピードを増加させることができる。
【0049】なお、カウンタバランス弁3およびシーケ
ンス弁5を取り替え可能なカートリッジ弁とすれば、再
生弁ユニット30のメンテナンス性を向上させることが
できる。
【0050】以上説明した実施の形態と請求項との対応
において、管路12がロッド側分岐管路に、管路13が
ボトム側追加管路に、チェック弁8が第1のチェック弁
に、チェック弁3b,5bが第2のチェック弁にそれぞ
れ対応する。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による多段
伸縮アームの油圧回路は、多段伸縮アーム伸縮用の油圧
シリンダを駆動する油圧ポンプと油圧シリンダのロッド
室とを連通するロッド側管路に、油圧ポンプ側からロッ
ド室側への圧油の流れを許容し、ロッド室側から油圧ポ
ンプ側への圧油の流れを禁止する第1のチェック弁を設
け、油圧シリンダのロッド室とボトム室とを、カウンタ
バランス弁を設けた短絡回路によって連通させた。これ
により、油圧シリンダ伸長時にロッド室から排出された
圧油はコントロールバルブ側に流出することなく確実に
ボトム室に流入し、油圧シリンダ伸長スピードを増加さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による多段伸縮アームの油圧回路を搭
載した油圧ショベルの全体図
【図2】 本発明の一実施の形態による多段伸縮アーム
の側面図
【図3】 図2に示した多段伸縮アームの油圧回路図
【図4】 カウンタバランス弁3の概略図
【符号の説明】
1,2,6,7,11:パイロット管路 3:カウンタバランス弁 5:シーケンス弁 8:チェック弁 9:オーバーロードリリーフ弁 14:方向切換弁 20:コントロールバルブ 30:再生弁ユニット 40:アーム伸縮シリンダ 40a:ロッド室 40b:ボトム室 101:下部走行体 102:上部旋回体 110:ブーム 120:テレスコピックアーム 140:クラムシェルバケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 信二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 3H089 AA21 BB01 BB15 CC01 DA03 DB08 DB33 DB43 GG02 JJ01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプから吐出される圧油によって駆
    動され、テレスコピック式クラムシェルの多段伸縮アー
    ムを伸縮させる油圧シリンダと、 前記油圧シリンダのロッド室と前記油圧ポンプとを連通
    するロッド側管路に設けられ、前記油圧ポンプから吐出
    される圧油が前記ロッド室へ流入することを許容し、前
    記ロッド室からの圧油が前記油圧ポンプ側に流出するこ
    とを禁止する第1のチェック弁と、 前記油圧シリンダの前記ロッド室とボトム室とをカウン
    タバランス弁を介して連通する短絡回路とを備え、 前記短絡回路の前記ロッド室側の入口が、前記ロッド室
    と前記第1のチェック弁との間の前記ロッド側管路に設
    けられるとともに、前記カウンタバランス弁は、少なく
    とも前記ロッド室側からのパイロット圧力に応じて開弁
    することを特徴とする多段伸縮アームの油圧回路。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の多段伸縮アームの油圧回
    路において、 前記カウンタバランス弁は、前記ロッド室側および前記
    ボトム室側からのパイロット圧力に応じて開弁すること
    を特徴とする多段伸縮アームの油圧回路。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の多段伸縮アームの油圧回
    路において、 前記油圧シリンダの収縮時に前記カウンタバランス弁を
    閉じる方向に作用するパイロット圧油を前記カウンタバ
    ランス弁に供給するパイロット管路をさらに備え、 前記パイロット管路の入口を、前記第1のチェック弁よ
    りも前記油圧ポンプ側の前記ロッド側管路に設けたこと
    を特徴とする多段伸縮アームの油圧回路。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    多段伸縮アームの油圧回路において、 前記ボトム室から前記ロッド室への圧油の流れを許容
    し、前記ロッド室から前記ボトム室への圧油の流れを禁
    止する第2のチェック弁をさらに備え、 前記第2のチェック弁の出口側ポートは、前記ロッド側
    ポートと前記第1のチェック弁との間の前記ロッド側管
    路に接続されることを特徴とする多段伸縮アームの油圧
    回路。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の多段伸縮アームの油圧回
    路において、 前記第2のチェック弁は、前記カウンタバランス弁に内
    蔵されることを特徴とする多段伸縮アームの油圧回路。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    多段伸縮アームの油圧回路において、 前記油圧シリンダの前記ロッド室とタンクとを連通する
    ために前記ロッド側管路から延設されたロッド側分岐管
    路と、 前記油圧シリンダの前記ボトム室を前記タンクと連通す
    るためのボトム側追加管路と、 前記ロッド側分岐管路と前記ボトム側追加管路のうちい
    ずれかを前記タンクと連通するよう切り換える方向切換
    弁とをさらに備え、 前記方向切換弁は、前記油圧シリンダの伸長時および停
    止時には前記ロッド側分岐管路を前記タンクと連通し、
    前記ボトム側追加管路を前記タンクから遮断し、前記油
    圧シリンダの収縮時には前記ボトム側追加管路を前記タ
    ンクと連通し、前記ロッド側分岐管路を前記タンクから
    遮断することを特徴とする多段伸縮アームの油圧回路。
  7. 【請求項7】請求項1に記載の多段伸縮アームの油圧回
    路において、 前記カウンタバランス弁の出口側の前記短絡回路に、シ
    ーケンス弁を設けることを特徴とする多段伸縮アームの
    油圧回路。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項8のいずれかに記載の
    多段伸縮アームの油圧回路を搭載したテレスコピック式
    クラムシェル作業機本体に設けられたブームに、前記多
    段伸縮アームを取り付け、その多段伸縮アームの先端に
    クラムシェルバケットを取り付けたことを特徴とするテ
    レスコピック式クラムシェル作業機。
JP2001296684A 2001-09-27 2001-09-27 多段伸縮アームの油圧回路 Expired - Lifetime JP3795785B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001296684A JP3795785B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 多段伸縮アームの油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001296684A JP3795785B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 多段伸縮アームの油圧回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003097507A true JP2003097507A (ja) 2003-04-03
JP3795785B2 JP3795785B2 (ja) 2006-07-12

Family

ID=19117876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001296684A Expired - Lifetime JP3795785B2 (ja) 2001-09-27 2001-09-27 多段伸縮アームの油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3795785B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292091A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 流体圧回路
JP2014118984A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の油圧回路
CN108999837A (zh) * 2018-09-30 2018-12-14 中国船舶重工集团公司第七〇九研究所 缸体进油双作用多级液压缸
IT201800002172A1 (it) * 2018-01-30 2019-07-30 Bosch Rexroth Oil Control S P A Circuito di alimentazione con pilotaggio a pressione regolabile.
CN113562672A (zh) * 2021-07-28 2021-10-29 徐州海伦哲特种车辆有限公司 适用于线杆综合作业车的伸缩臂架控制装置及作业车辆

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292091A (ja) * 2005-04-12 2006-10-26 Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd 流体圧回路
JP4493543B2 (ja) * 2005-04-12 2010-06-30 キャタピラージャパン株式会社 流体圧回路
JP2014118984A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の油圧回路
US9863448B2 (en) 2012-12-13 2018-01-09 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Hydraulic circuit for construction machine
IT201800002172A1 (it) * 2018-01-30 2019-07-30 Bosch Rexroth Oil Control S P A Circuito di alimentazione con pilotaggio a pressione regolabile.
EP3527833A1 (de) * 2018-01-30 2019-08-21 Bosch Rexroth Oil Control S.p.A. Zufuhrkreislauf mit steuerung mit regulierbarem druck
CN108999837A (zh) * 2018-09-30 2018-12-14 中国船舶重工集团公司第七〇九研究所 缸体进油双作用多级液压缸
CN113562672A (zh) * 2021-07-28 2021-10-29 徐州海伦哲特种车辆有限公司 适用于线杆综合作业车的伸缩臂架控制装置及作业车辆
CN113562672B (zh) * 2021-07-28 2022-10-04 徐州海伦哲特种车辆有限公司 适用于线杆综合作业车的伸缩臂架控制装置及作业车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP3795785B2 (ja) 2006-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5567512B2 (ja) 深掘掘削機
US4736673A (en) Selective control device for plural kinds of oil-hydraulic actuators
US5473828A (en) Structure of a clamshell bucket and a hydraulic control circuit
JP3727006B2 (ja) 多段伸縮アームの油圧回路
JP2008150860A (ja) 油圧ショベルの油圧駆動装置
JP3816893B2 (ja) 油圧駆動装置
KR102560265B1 (ko) 심초 굴착기
JP2003097507A (ja) 多段伸縮アームの油圧回路
JP4493543B2 (ja) 流体圧回路
JP5706840B2 (ja) 深掘掘削機の油圧回路
JP3661145B2 (ja) 伸縮アーム付作業機の油圧回路
JPH0694004A (ja) ホールディングバルブの油圧回路
JP3553186B2 (ja) テレスコピック用シリンダの油圧回路
JPH1077659A (ja) 深掘り掘削機の運動規制機構
JPH0921286A (ja) クレーンブーム先端直結型アースオーガ装置
JPS5838059Y2 (ja) 連続溝掘削機の過負荷防止油圧回路
JP3742720B2 (ja) オフセットブームを備えた油圧ショベル
JP2003013908A (ja) 作業機械の油圧回路
JPS62189224A (ja) シヨベルの油圧回路
JPS6330601A (ja) 建設機械における作業機のシヨツク防止装置
JP3350914B2 (ja) 油圧ショベルの油圧回路
JP3570826B2 (ja) 竪孔掘削機
JPH0645484Y2 (ja) ローディングショベルの油圧回路
KR0125595Y1 (ko) 유압식 텔레스코픽 암의 증속장치
JPH1162458A (ja) 吊り掘り用油圧回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060328

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060413

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3795785

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090421

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100421

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110421

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120421

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130421

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140421

Year of fee payment: 8