JP2003097318A - エンジン用燃料噴射制御装置 - Google Patents
エンジン用燃料噴射制御装置Info
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Abstract
異なるエンジン停止状況にかかわらずに空燃比を適切に
できる始動増量噴射を行うことができ、速やかかつ確実
な始動が可能になるエンジン用燃料噴射制御装置を提供
する。 【解決手段】 吸気通路内へのインジェクタより噴射燃
料の供給量を始動時に増量する始動増量制御を行うエン
ジン用の燃料噴射制御装置において、エンジン始動時
に、始動増量噴射を複数回に分けて行う手段を有し、各
回の噴射量が始動時に要求される増量噴射量総量より少
ない。
Description
チ式の雪上車用2サイクルエンジンなどのエンジン(内
燃機関)用電子制御燃料噴射装置(EFI)のエレクト
リックスタート(セルスタート)時に適切に燃料噴射制
御を行い得るエンジン用燃料噴射制御装置に関する。
インジェクタの噴射口を吸気経路上に配置したEFI
(電子制御燃料噴射装置)が採用されたものでは、始動
時には燃料の供給経路(インジェクタ噴射口からシリン
ダに至る経路)の内面に燃料液膜形成のため、エンジン
始動時に噴射時間を長くして、燃料噴射量を増大させる
始動時増量制御を行わせている。
量は、エンジンの温度、大気圧、吸気温度等の制御条件
に応じて決定される。
ジンにおいては、前回のエンジン停止時の状態(条件)
によって、始動時増量噴射量が異なるものになる。図5
は、各状態における、エンジンの温度(冷却水温度T
(℃))と始動時要求ガソリン量Q(cc)の関係図を
示す。
止(アイドル状態までエンジン回転数が低下した後にエ
ンジンを停止する)後の始動時要求ガソリン量を示して
いる。
高回転の状態でキースイッチがオフされた後の始動時要
求ガソリン量である。つまり、高回転でキースイッチオ
フされると、燃料供給が停止しているにも関わらず、エ
ンジンは、慣性で回り続けるため、上記曲線Aで示した
一般的停止時に比べて燃料供給経路内面の燃料液膜が極
端に減少する。そのため、次回始動時要求ガソリン量
は、一般的停止時に比べて増加する。
ジン回転数低下後キースイッチオフ前に空吹かし後にエ
ンジンが停止された後の始動時要求ガソリン量である。
つまり、キースイッチオフ前に空ぶかしすると、スロッ
トルオープンの判断および加速増量制御等により大量の
燃料が供給され、上記曲線Aで示した一般的停止時に比
べて燃料供給経路内面の燃料液膜が過剰に増加する。そ
の結果、次回始動要求ガソリン量は一般的停止時に比べ
て減少する。
の違いにより、その後の始動時要求ガソリン量は異なる
ものになる。従来のEFIコントローラ上のメモリに
は、一般的なエンジン停止後の始動時要求ガソリン量を
供給する噴射パルス時間が記録される。
止を行わない場合、実際の次回始動時の始動時要求ガソ
リン量とEFIコントローラ上のメモリデータに記憶さ
れた始動時要求ガソリン量との不一致が発生する。
クランキング時間と混合気の空燃比(A/F)の関係お
よび燃料噴射パターンを示す。
量Qが大きくなっている部分(時刻t0〜t4)が始動
時増量噴射部で、噴射燃料量(噴射パルス時間に比例)
を示している。また、図中のL.Lのラインは、リーン
側燃焼可能リミットライン、R.Lはリッチ側燃焼可能
リミットラインであり、これら各ライン間のA/F領域
が燃焼可能領域になる。
ジン停止を行った後の次期始動時のクランキング時間と
A/Fの変化状態を示している。始動増量噴射により、
A/Fは即座に(時刻t3)にL.LラインとR.Lラ
イン間に達し、その後、定常噴射により一定のA/Fに
保たれる。よって、時刻t3以降で燃焼(始動)可能で
あり、全く問題がない。しかしながら、以下のBライン
とCラインでの始動には、問題が生じやすい。
数が高回転の状態でキースイッチがオフされた後の次期
始動時のA/Fの変化状態を示している。この場合、始
動増量噴射量は、EFIコントローラ上のメモリデータ
に従い、同図Aライン時と同量噴射されるが、図5の曲
線Bのように要求ガソリン量は大きくなるため燃料液膜
が極端に減少する状態になり、A/FはL.Lラインに
達しない。一般的に、この状態になると運転者は、一旦
キースイッチをオフして、その後に再スタートを試し
(時刻t5)、同図Bライン部のt6以降で始動に成功
するが、運転者は、1度のキースイッチ操作でエンジン
始動しないことから、不安感と不快感を残す。特に、運
転者が前回停止状態を覚えていないと、複数のキースイ
ッチ操作でようやくエンジン始動したことから不具合の
発生などの疑問を抱く場合がある。
ぶかしした後の、次期始動時のA/F変化の状態を示し
ている。この場合、増量噴射開始後すぐの時刻t1で
L.Lラインを超え、更に増量噴射終了前の時刻t2で
R.Lラインも越えている。したがって、時刻t1〜t
2の間のみが始動チャンスとなる。この間に点火タイミ
ングが含まれなかったり、完全燃焼(完爆)に失敗する
と、それ以降燃焼は不可能になり、スロットルを全開に
した状態でクランキングするなど、特別の処置が必要に
なる。一般運転者にとって、これらの処置は実行が困難
である。
確実な始動であり、そのためにはA/Fを速やかに燃焼
可能領域に入れ、かつ燃焼可能領域に入る時間を充分に
持つ必要があるが、従来の始動時増量制御では、上述の
ように、停止状態によって次回の始動が2度以上のクラ
ンキングや始動しにくい問題点がある。
情に鑑みて提案されたもので、運転者のエンジン停止方
法の違い等に応じて異なるエンジン停止状況にかかわら
ずに空燃比を適切にできる始動増量噴射を行うことがで
き、速やかかつ確実な始動が可能になるエンジン用燃料
噴射制御装置を提供することを目的とする。
を達成するため、以下の構成を有している。すなわち、
本発明は、吸気通路内へのインジェクタ噴射燃料の供給
量を始動時に増量する始動増量制御を行うエンジン用の
燃料噴射制御装置において、始動時に、始動増量噴射を
複数回に分けて行う手段を有し、各回の噴射量が始動時
に要求される増量噴射量総量より少ないことを特徴とす
るエンジン用燃料噴射制御装置である。本発明によれ
ば、始動増量噴射を一度に行うのではなく、複数回に分
けて行うので、初回あるいはそれ以降のいずれかの回の
噴射で吸気系路の空燃比が燃焼可能領域内に入り、かつ
次回の噴射との間に時間が取れるため燃焼可能領域にい
る時間を長くすることができる。したがって、特別な操
作を行う必要なく、速やかかつ確実な始動ができる。
クタにより噴射する燃料の供給量が噴射パルス時間に比
例するエンジン用燃料噴射制御装置であって、始動時に
複数回に分けかつ各回同士の間に時間間隔を設けて始動
増量噴射し、それと共に、各回のインジェクタの噴射パ
ルス時間の総計が始動増量噴射量に対応した噴射パルス
時間以上になるように噴射制御する手段を有することが
好適である。
行う始動増量噴射の各噴射の間隔を所定時間毎あるいは
所定クランク回転数毎に行うことが好適である。
エンジン温度、および吸入空気温のうちの少なくとも一
つの条件により変更することが好適である。エンジン運
転条件を加味して最適な始動増量制御を可能にする。
は、エンジン回転数が所定回転数以下、または、エンジ
ン回転数変化量が所定値以下の間のみ許可することが好
適である。
転数変化量を大気圧、エンジン温度、および、吸入空気
温度のうち、少なくとも一つの条件により変更すること
が好適である。
は、燃料供給経路としてクランクケースまたは掃気通路
を含む2サイクルエンジンであって雪上車用のものであ
ることが好適である。
実施形態を詳細に説明する。図1、図2は実施形態にか
かる燃料噴射制御装置が採用される雪上車用2サイクル
エンジン(エンジンの一例)のクランク軸方向視図、吸
気側視図、図3は、燃料噴射制御装置の信号ブロック
図、図4は実施形態の始動増量を含む燃料噴射タイミン
グチャートである。
る2サイクルエンジンは、クランク軸10を収容するク
ランクケース12には、その上部に2気筒のシリンダ1
4が立設し、側部に吸気通路16が設けられる。クラン
ク軸10の軸方向一端部が出力端になっていて、図示し
ない変速機ドライブ側に接続され、また、他端部には、
マグネトー18が設けられる。クランクケース12内か
らシリンダ14壁内部を通りシリンダ14内に開口する
掃気通路が形成されており、シリンダ14には吸気通路
16の反対側に排気口20が形成され(エキゾーストパ
イプは外し多情体を示している)、排気口20上部には
排気時期制御装置の排気制御弁22が設けられる。シリ
ンダ14上端部には、点火プラグ24が螺着される。
しない上流側のエアクリーナから新気がスロットルボア
26を介してクランクケース12の混合気入り口12a
からクランクケース12内に導入されるようになってい
る。そして、このスロットルボア26内のバタフライ型
スロットル弁(アクセル操作により回動する)で吸入空
気量が調整できるようなっており、スロットル弁の下流
の吸気通路内に向けて燃料を噴射するインジェクタ28
がスロットルボア26に流れ方向に45°程度の角度を
持って固定される。スロットル弁の回動軸には、スロッ
トルセンサ30が設けられる。スロットルボア26の混
合気は、前記入り口12aのリードバルブ(逆流防止
弁)を介してクランクケース12内に供給される。
ンク角センサやエンジン回転数センサ、水温センサ、吸
気温度センサの各信号が燃料噴射制御装置の中核をなす
エンジン電子制御ユニット(ECU)32に入力され、
該ECU32からの信号出力でインジェクタの燃料噴射
や、点火プラグによる着火を制御する。そして、ECU
32では、始動増量噴射を含む燃焼噴射制御はメモリに
格納されたマップで行うものである。また、マグネトー
18は、ECU32に電源を供給すると共に、各負荷お
よびバッテリー充電用等に電源を供給するものになって
いる。
の噴射量が始動時に要求される増量噴射量総量よりも少
なくなっている。そして、実施形態の始動増量噴射量は
図6に示した従来の噴射量の1/2になっている。ま
た、実施形態では、ECU32で吸気通路16内にイン
ジェクタ28により噴射する燃料の供給量が噴射パルス
時間に比例するエンジン用燃料噴射制御装置であって、
始動時に行うべき始動増量噴射を複数回に分けて各回噴
射同士の間に時間間隔を設けて始動増量噴射し、それと
共に、各回のインジェクタの噴射パルス時間の総計が始
動増量噴射量に対応した噴射パルス時間以上になるよう
にしている。
施形態の噴射制御は、図4の(a)に示すように、時刻
t0でクランキングを開始する。なお、噴射量Qのチャ
ートにおいて、t0〜t2などの噴射量Qの大きい複数
の部分Q1,Q1,Q1…が始動増量分で、その他の小
さい部分Q2が定常噴射分である。この各始動増量噴射
のパルス幅(パルス時間幅あるいはデューティ制御であ
ればパルス数)は、従来の前記図6に示すような一回で
行った始動増量噴射のパルス幅よりも狭く設定して、各
回始動増量噴射の噴射量を小さくしている。
なものではなく、気圧、エンジン温度、吸入空気温度、
冷却水温度などの状況に応じて変化することが望まし
い。また、複数の始動増量の各噴射量は、等量に限られ
ず、前記状況に応じて変化するものにもできる。
所定時間毎あるいは所定クランキング回数毎に設定する
ことが好ましい。すなわち、始動後の最初の燃焼(発
爆)発生後も始動増量噴射を行うと、A/Fは過剰にリ
ッチ化するため始動増量噴射は、エンジン回転数が所定
回転数以下、またはエンジン回転数変化量(回転上昇/
クランク1回転)が所定値以下の間のみ許可するように
制御するのが好ましい。このようにすれば、A/Fが過
剰なリッチ状態になる事を確実に防止できる。
始動増量噴射許可能範囲は、シリンダに充填される空気
量により変えることが好ましい。例えば、気圧が高い、
エンジン温度が低い、吸入空気温度が低いほど、シリン
ダに充填される空気量が大きく、燃焼力が大きい。この
ように燃焼力が大きい場合は、初爆から完爆に繋がりや
すいため、少ない燃焼チャンスでエンジン始動が可能で
あり、空燃比が燃焼可能範囲間にいる時間は燃焼力の小
さい場合に比べて詰めることができる。よって、始動増
量噴射の発生間隔は燃焼力の小さい場合に比べて詰める
ことができる。また、燃焼力が大きいとエンジン回転数
変化量が大きくなるため、始動増量噴射を許可するエン
ジン回転数変化量の値を燃焼力の小さい場合に比べて、
大きく設定することができる。
ーンによるA/F(空燃比)の変化を示す。同図中の
L.Lライン、R.Lラインはそれぞれリーンリミッ
ト、リッチリミットを示しており、これらL.Lライン
とR.Lラインとの間が燃焼可能領域(燃焼可能範囲)
である。また、同図中のA、B、Cラインは、それぞれ
前記図6でA、B、Cラインで説明した、各状態におけ
るエンジン停止後の次期始動時のA/Fの変化の様子を
示すものである。
後に停止した一般的なエンジン停止後の場合(Aライ
ン)では、一回目の始動増量噴射ではA/Fがリーン状
態であるが、2回目の始動増量噴射した際中の時刻t4
から燃焼可能領域に達し、その後、3回目の始動増量噴
射まで燃焼可能領域が続く。そして、3回目の始動増量
噴射によって、A/Fがリッチ側に変化していき時刻t
6でリッチリミットを越える。したがって、時刻t4か
らt6まで燃焼可能範囲内にあることになる。
ライン)、1〜2回目の始動増量噴射ではA/Fがリー
ン側の状態である。そして、3回目の始動増量噴射でリ
ーンからリーンリミットを越えて燃焼可能領域に入って
いくようにA/Fが変化していき、その後、4回目の始
動増量噴射まで燃焼可能領域が続く。そして、4回目の
始動増量噴射によってA/Fがリッチ側に変化してい
き、この4回目の噴射中の時刻t7で燃焼可能範囲から
リッチリミットを越えてリッチ側に達する。したがっ
て、時刻t5からt7まで燃焼可能範囲内にあることに
なる。
して停止した場合(Cライン)、1回目の始動増量噴射
でリーンからリーンリミットを越えて燃焼可能領域に入
っていくようにA/Fが変化しており、その後、2回目
の始動増量噴射まで燃焼可能領域が続く。そして、2回
目の始動増量噴射によってA/Fがリッチ側に変化して
いき、この2回目の噴射中の時刻t3で燃焼可能範囲か
らリッチリミットを越えてリッチ側に達する。したがっ
て、時刻t1からt3まで燃焼可能範囲内にあることに
なる。
タイムチャートなどから運転者のエンジン停止方法(一
般的、高回転、空ぶかしなど)にかかわらずA/Fを確
実に燃焼可能範囲に入れることができることが理解でき
る。
明すると、従来の場合は、図6のように、一回の始動増
量噴射で全量を噴射しており、しかも始動増量噴射のマ
ップがアイドル状態停止という一般的な停止を想定して
いるので、停止状態が一般的でないとき、例えば高回転
停止では、一回の全量の始動増量噴射ではリーン状態の
ままであるのであり、一度のクランキングでは始動でき
ず再度のクランキングが必要になる。また、空ぶかし停
止では、始動増量噴射すると噴射中にリーン状態から燃
焼可能範囲を通り過ぎてリッチ状態になり、燃焼可能範
囲に入る時間が短くなる。
ば図4のように、エンジン停止方法(一般的、高回転、
空ぶかしなど)にかかわらず、A/Fが燃焼可能範囲状
態になるのを長い時間(t4〜t6、t5〜t7、t1
〜t3)に維持することができ、クランキング中に完爆
する可能性を向上させることができる。したがって、実
施形態によれば、燃焼可能範囲内にいる時間を十分に持
てるようになるため、速やかにかつ確実な始動が可能に
なる。
の燃料液膜形成のために実施される。したがって、燃料
供給経路内面の面積が大きい、クランクケース内および
掃気通路経路になる2サイクルエンジンで、一層必要に
なる制御であり、速やかかつ確実なセルモータ始動を行
うために本制御は極めて有効である。また、特に雪上車
は、冬季などの寒冷期に運転するものであり、周囲温度
が低く始動時には、エンジン温度も低い状態であるの
で、始動可能範囲が広くなると始動燃焼(完爆)の可能
性が高くなり、好ましい。
め運転者のエンジン停止方法の違い等に応じて異なるエ
ンジン停止状況にかかわらずに空燃比を適切にできる始
動増量噴射を行うことができ、速やかかつ確実な始動が
可能になる。
る雪上車用2サイクルエンジンのクランク軸方向視図で
ある。
る。
である。
冷却水温度の関係図である。
る。
Claims (7)
- 【請求項1】 吸気通路内へのインジェクタより噴射燃
料の供給量を始動時に増量する始動増量制御を行うエン
ジン用の燃料噴射制御装置において、 エンジン始動時に、始動増量噴射を複数回に分けて行う
手段を有し、各回の噴射量が始動時に要求される増量噴
射量総量より少ないことを特徴とするエンジン用燃料噴
射制御装置。 - 【請求項2】 吸気通路内にインジェクタにより噴射す
る燃料の供給量が噴射パルス時間に比例するエンジン用
燃料噴射制御装置であって、複数回に分け各回噴射同士
の間に時間間隔を設けて始動増量噴射し、それと共に、
各回のインジェクタの噴射パルス時間の総計が始動増量
噴射量に対応した噴射パルス時間以上になるように噴射
制御する手段を有することを特徴とする請求項1に記載
のエンジン用燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】 複数回に分けて行う始動増量噴射の噴射
間隔を所定時間毎あるいは所定クランク回転数毎に行う
ことを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン用
燃料噴射制御装置。 - 【請求項4】 始動増量噴射の噴射間隔を大気圧、エン
ジン温度、および吸入空気温のうちの少なくとも一つの
条件により変更することを特徴とする請求項1ないし3
のうちのいずれか1項に記載のエンジン用燃料噴射制御
装置。 - 【請求項5】 始動増量噴射は、エンジン回転数が所定
回転数以下、または、エンジン回転数変化量が所定値以
下の間のみ許可することを特徴とする請求項1ないし4
のうちのいずれか1項に記載のエンジン用燃料噴射制御
装置。 - 【請求項6】 前記エンジン回転数変化量を大気圧、エ
ンジン温度、吸入空気温度のうち、少なくとも一つの条
件により変更することを特徴とする請求項5に記載のエ
ンジン用燃料噴射制御装置。 - 【請求項7】 上記エンジンは、燃料供給経路としてク
ランクケースまたは掃気通路を含む2サイクルエンジン
であって雪上車用のものであることを特徴とする請求項
1ないし6のうちの1項に記載のエンジン用燃料噴射制
御装置。
Priority Applications (1)
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JP2001293908A JP2003097318A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | エンジン用燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2001293908A JP2003097318A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | エンジン用燃料噴射制御装置 |
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JP2001293908A Pending JP2003097318A (ja) | 2001-09-26 | 2001-09-26 | エンジン用燃料噴射制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003097318A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11149671B2 (en) | 2018-05-30 | 2021-10-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle system |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000110642A (ja) * | 1998-10-06 | 2000-04-18 | Nissan Motor Co Ltd | 筒内直接噴射式火花点火エンジン |
JP2000192836A (ja) * | 1998-12-25 | 2000-07-11 | Mazda Motor Corp | ディ―ゼルエンジンの制御装置 |
-
2001
- 2001-09-26 JP JP2001293908A patent/JP2003097318A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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