JP2003097140A - マグネシウム合金ダイキャスト製ハンドル支持部材 - Google Patents

マグネシウム合金ダイキャスト製ハンドル支持部材

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JP2003097140A
JP2003097140A JP2001292296A JP2001292296A JP2003097140A JP 2003097140 A JP2003097140 A JP 2003097140A JP 2001292296 A JP2001292296 A JP 2001292296A JP 2001292296 A JP2001292296 A JP 2001292296A JP 2003097140 A JP2003097140 A JP 2003097140A
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JP
Japan
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handle
support member
cast
alloy die
handle support
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Pending
Application number
JP2001292296A
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English (en)
Inventor
Yuichi Hirata
雄一 平田
Takaaki Hayashida
高章 林田
Chiharu Kondo
千治 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
Original Assignee
Chuo Hatsujo KK
Chuo Spring Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 亜鉛合金ダイキャスト製のハンドル支持部材
に比較して大幅な重量の軽減が可能であるとともに振動
吸収性が高く、ハンドル操作時の操作感覚の向上および
ハンドル操作時の騒音の低減が可能であるとともに、組
み付け時の施工業者の負担が軽減できるハンドル装置の
ハンドル支持部材の提供。 【解決手段】 ダイキャスト時の湯の流れ方向に1つま
たは複数のリブ6を並設するとともに、リブ6の幅を一
般板厚の1/2以下としたマグネシウム合金ダイキャス
ト製ハンドル支持部材。壁に固定された窓開閉用ハンド
ル装置のハンドルボックスの外装カバー1であり、裏面
12に外周縁5とハンドルの軸を保持する軸穴21が設
けられた矩形膨出部4とを有し、リブ6は外周縁5と矩
形膨出部4とを連結している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の高窓など
の開閉を遠隔操作で行うハンドル装置のハンドル支持部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】排煙または換気用に設けられた高窓を開
閉するためのハンドル装置は、壁に固定したハンドルボ
ックス内に窓に連結したワイヤの巻き取り装置を収容し
ている。ハンドルボックスの外装カバーには、ワイヤの
巻き取り装置を回動させるハンドルの軸を保持させてい
る。ハンドル支持部材である外装カバーは、ハンドルの
操作時に反力を受けるため、従来は剛性の高い亜鉛合金
ダイキャストで形成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】亜鉛合金ダイキャスト
製の外装カバーは、振動吸収性が十分でないためハンド
ル操作時の操作感覚に優れず、重量が重いため取り付け
施工業者の負担となっている。外装カバーをアルミニウ
ム合金ダイキャストで形成すると相当な重量の軽減がで
きるが、振動吸収性が亜鉛より劣るためハンドル操作時
の操作感覚および操作時の騒音がかえって悪化する。
【0004】この発明の目的は、亜鉛合金ダイキャスト
製のハンドル支持部材に比較して大幅な重量の軽減が可
能であるとともに振動吸収性が高く、ハンドル操作時の
操作感覚の向上およびハンドル操作時の騒音の低減が可
能であるとともに、組み付け時の施工業者の負担が軽減
できるハンドル装置のハンドル支持部材の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のハンドル装置
のハンドル支持部材は、ダイキャスト時の湯の流れ方向
に1つまたは複数のリブを並設するとともに、リブの幅
(厚さ)を一般板厚の1/2以下としたマグネシウム合
金ダイキャストであることを特徴とする。
【0006】
【発明の作用・効果】この発明では、ハンドル支持部材
をマグネシウム合金ダイキャストで形成しているため、
亜鉛合金ダイキャスト品に比較して約70%の軽量化が
可能になる。また、マグネシウム合金ダイキャスト製の
ハンドル支持部材は振動吸収性が高くできるため、ハン
ドル操作の操作感覚の向上およびハンドル操作時の騒音
の低減が可能となる。
【0007】なお、マグネシウム合金ダイキャストは、
剛性が亜鉛に比較して低く、凝固潜熱が小さい。このた
め、1つまたは複数のリブを設けて構造強度を確保する
とともに、湯の流れ方向に1つまたは複数のリブをおよ
そ平行に並設して湯が迅速に型内に行き渡るようにする
ことが重要である。また、製品の表面の凹み(表面に表
れる引け)を防止するため、請求項2に記載の如く、リ
ブの幅(厚さ)は一般板厚の1/2以下とすることが望
ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、建物の高所に設け
た排煙または換気用の窓の開閉を遠隔操作で行うハンド
ル装置の外装カバー1を示す。外装カバー1は、マグネ
シウム合金ダイキャスト(アルミニウム9%、亜鉛1
%、マグネシウム残余)製であり、縦長の矩形板状を呈
する。
【0009】ハンドル装置は、図5に示す如く、壁Wに
固定され、内部に窓に連結されたワイヤYの巻き取り装
置が収容されているハンドルボックスVを有する。外装
カバー1は、ハンドルボックスVの前面開口を塞いでハ
ンドルボックスVに締結されている。
【0010】外装カバー1の表面11には、中央に浅い
(深さ5mm)縦長の矩形凹所2が形成され、折り畳み
式のハンドル3を折り畳んだ際の設定位置となってい
る。矩形凹所2は、外装カバー1の裏面12では矩形膨
出部4となっており、矩形膨出部4内には、下部にハン
ドル3の基軸31を回動自在に軸支する軸穴21が設け
られている。
【0011】矩形膨出部4内の上部には、ハンドル3を
折り畳んだ際にハンドル3の先端に設けた回転摘まみ3
2が収容される摘まみ収容穴22が開けられている。矩
形膨出部4内の最上部には、排煙用ボタンAが嵌め込ま
れる略矩形のボタン穴23が設けられている。
【0012】外装カバー1の裏面12には、高さ10m
mの外周縁5が周設され、外周縁5と矩形膨出部4との
間には、厚さ1.5mmのリブ6が7mm間隔を一対と
して平行に5対形成されている。外装カバー1の一般板
厚は3.3mmであり、リブ6の高さは5mmとなって
いる。
【0013】外装カバー1は、図6に示す如く、鋳型7
に設けた横長の製品部(キャビティ)71に、下側の湯
口72からマグネシウム合金ダイキャストの湯を圧入し
て形成される。リブ6は図示上下方向となっており、ダ
イキャストの際に湯が流れる方向に形成されている。こ
れにより、製品部(キャビティ)71の隅々に湯が迅速
に行き渡り、効率的なダイキャストが可能になってい
る。
【0014】リブ6は高さ5mm、幅1.5mmであ
り、外装カバー1の板厚3.3mmに対して1/2以下
となっている。これは、鋳型7内でマグネシウム合金ダ
イキャストが凝固する際に、リブ6背面の化粧表面に凹
みができることを防止するためである。リブ6の幅Bを
一般板厚Tに対し、2B≦Tとすると、凹みが小さくな
り製品の外観が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】外装カバーの底面図である。
【図2】外装カバーの平面図である。
【図3】外装カバーの側面断面図である。
【図4】外装カバーの要部拡大断面図である。
【図5】高窓開閉用ハンドル装置の斜視図である。
【図6】外装カバーのダイキャスト装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
1 外装カバー(ハンドル支持部材) 2 矩形凹所 21 軸穴 3 ハンドル 31 軸 4 矩形膨出部 5 外周縁 6 リブ
フロントページの続き (72)発明者 近藤 千治 名古屋市緑区鳴海町字上汐田68番地 中央 発條株式会社内 Fターム(参考) 2E050 QB00 QC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイキャスト時の湯の流れ方向に1つま
    たは複数のリブを並設したマグネシウム合金ダイキャス
    ト製ハンドル支持部材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマグネシウム合金ダイ
    キャスト製ハンドル支持部材において、前記リブの幅
    (厚さ)を一般板厚の1/2以下としたマグネシウム合
    金ダイキャスト製ハンドル支持部材。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のマグネシウム
    合金ダイキャスト製ハンドル支持部材は、壁に固定され
    た窓開閉用ハンドル装置のハンドルボックスの外装カバ
    ーであり、裏面に前記外装カバーの外周縁とハンドルの
    軸を保持する軸穴が設けられた中央膨出部とを有し、前
    記1つまたは複数のリブは前記外周縁と中央膨出部とを
    連結していることを特徴とするマグネシウム合金ダイキ
    ャスト製ハンドル支持部材。
JP2001292296A 2001-09-25 2001-09-25 マグネシウム合金ダイキャスト製ハンドル支持部材 Pending JP2003097140A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104690244A (zh) * 2015-03-13 2015-06-10 格林精密部件(惠州)有限公司 一种可阳极氧化的含铝压铸壳体制造工艺

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