JP2003096586A - 水電解式水素酸素生成装置 - Google Patents

水電解式水素酸素生成装置

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JP2003096586A
JP2003096586A JP2001289475A JP2001289475A JP2003096586A JP 2003096586 A JP2003096586 A JP 2003096586A JP 2001289475 A JP2001289475 A JP 2001289475A JP 2001289475 A JP2001289475 A JP 2001289475A JP 2003096586 A JP2003096586 A JP 2003096586A
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pure water
water
electrolysis
hot pure
exchange resin
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JP2001289475A
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Hirohisa Kubota
裕久 久保田
Keiko Kudo
慶子 工藤
Yoshimune Aosaki
義宗 青嵜
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Mitsubishi Chemical Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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  • Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 純水を高温で維持しながら電気分解できるよ
うにして、水電解反応のエネルギー効率を向上させると
ともに、熱純水の精製に必要な構成を簡素化し、装置の
小型化、簡略化、低価格化を実現する。 【解決手段】 熱純水を供給する熱純水供給手段2と、
熱純水供給手段2により供給される熱純水を電気分解し
て、水素ガスと酸素ガスとを生成する電気分解手段3
と、電気分解手段3で電気分解される熱純水の温度を調
整する温度調整手段4と、電気分解手段3で電気分解さ
れる熱純水中のイオンを耐熱性イオン交換樹脂を用いて
除去することにより熱純水を精製する熱純水精製手段5
とをそなえて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、純水を電気分解し
て水素ガスと酸素ガスとを生成する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、水素ガス及び酸素ガスを製造する
方法として、水電解法が注目されている。この方法は、
固体高分子電解質膜を使用して純水を電気分解するもの
で、純度の高い水素ガス及び酸素ガスを高効率で得るこ
とが可能である。
【0003】図5は、固体高分子電解質膜を用いた水電
解法に用いられる、電解セルの構造を示す模式図であ
る。図5に示すように、電解セル30は、多数の固体高
分子電解質膜ユニット31を並列に配置したものであ
り、両端に通電用の端部電極板32,32’を備えてい
る。個々の固体高分子電解質膜ユニット31は主とし
て、プロトン導電性の固体高分子電解質膜311と、そ
の固体高分子電解質膜311の両面に添設される多孔質
給電体312,312と、その多孔質給電体312,3
12の外側に配設される複極式電極板313,313と
から構成される。固体高分子電解質膜311はプロトン
導電性材料からなる高分子膜である。複極式電極板31
3は、通電により片面が陰極に、もう一方の面が陽極に
なるもので、個々の複極式電極板313に着目すると、
それは左右両側の固体高分子電解質膜ユニット31,3
1に共通の構成部材となっている。
【0004】図6は、図5に示す個々の固体高分子電解
質膜ユニット31の分解断面図である。図6に示すよう
に、固体高分子電解質膜311の両面には、白金族金属
からなる多孔質の触媒層314,314が設けられてお
り、さらにその外側には、この固体高分子電解質膜31
1と複極式電極板313,313と環状のガスケット3
15,315とに包囲された密閉空間(陰極室A及び陽
極室B)が形成され、このそれぞれに多孔質給電体31
2,312が収容されている。
【0005】このような構成において、図5に示すよう
に、端部電極板32,32’に、図5中の左側が陽極、
右側が陰極になるように電流を通電すると、各複極式電
極板313は左側に陰極、右側に陽極を生じさせる。こ
のため、個々の複極式電極板313は、その複極式電極
板313の図中左側の固体高分子電解質膜ユニット31
では陰極側の構成部材となり、図中右側の固体高分子電
解質膜ユニット31では陽極側の構成部材となる。こう
して、図6に示すように、個々の固体高分子電解質膜ユ
ニット31には、固体高分子電解質膜311の右側の陰
極室Aと、固体高分子電解質膜311の左側の陽極室B
とが形成される。
【0006】水電解法による従来の水素酸素発生装置で
は、上述の電解セル30を利用し、以下の手順で水素ガ
ス及び酸素ガスの生成が行なわれる。まず、純水タンク
に貯留された純水が、純水供給経路を通じて電解セル3
0に送られ、個々の固体高分子電解質膜ユニット31の
陽極室Bに供給される。陽極室Bでは、2H2O→O2
4H++4e-の反応が起こり、酸素ガスとプロトンが発
生する。プロトンは少量の水を伴って固体高分子電解質
膜34内を移動し、同じ固体高分子電解質膜ユニット3
1の陰極室Aに到達する。このプロトンを用いて、陰極
室Aでは4H++4e-→2H2の反応が起こり、水素ガ
スが発生する。個々の固体高分子電解質膜ユニット31
の陰極室Aで発生した水素ガスと陽極室Bで発生した酸
素ガスとは、互いに混じり合わないようにそれぞれ水素
ライン及び酸素ラインに誘導される。水素ラインに誘導
された水素ガスは、この状態では若干の水分や不純物を
含んでいるので、水素分離タンクで水や不純物と分離さ
れた後、除湿器を経て採取される。同様に、酸素ライン
に誘導された酸素ガスは、酸素分離タンクで水や不純物
と分離された後、同様に除湿器を経て採取される。
【0007】一方、酸素分離タンクで酸素ガスから分離
された排水や、水素分離タンクで水素ガスから分離され
た排水は、ポンプにより駆動されて純水精製系へと導入
される。そして、熱交換器により冷却された後、イオン
交換樹脂を通じて排水中に溶存しているイオンが除去さ
れ、さらにフィルターにより不純物が除去されて、再び
高純度の純水として再生される。再生された純水は純水
タンクに貯留され、電解セル30で再度使用される。ま
た、純水タンクには補給水ラインが接続され、電解セル
30での電気分解により減少した分の純水が、外部の水
源から随時補給されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な水電解反応は、所定の電圧下で所定の電流を通電する
ことにより行われているが、水電解時の消費電力を低減
するには、エネルギー効率(電圧効率×電流効率)を高
くすることが好ましい。ここで、電流効率は温度とは無
関係で、常に約90〜98%の範囲にある一方で、電圧
効率は温度依存性があり、電解温度を比較的高めに維持
しないと低下してしまう。電解セルの高性能化に伴っ
て、従来は80%程度であった電圧効率が現在では96
%程度まで向上しており、そのような高い電圧効率を維
持するには、電解温度を80〜120℃程度に保つ必要
がある。
【0009】ところが、従来の水電解装置においては、
エネルギー効率はそれほど重要視されず、約55%程度
のエネルギー効率で電解されている。従って、電解温度
を高く保って電圧効率の低下を抑制する必要がないため
に、一般のイオン交換樹脂の耐熱温度である55℃程度
に合わせて、通常は45℃程度という比較的低い温度で
電解が行なわれている。
【0010】このため、酸素分離タンクや水素分離タン
クから排出される高温の純水(約85〜120℃)を、
熱交換により常温程度まで冷却させてからイオン交換樹
脂に導入しているので、これらの純水や含湿水素ガスの
熱エネルギーが充分に利用されておらず、水電解反応の
エネルギー効率が低くなる。
【0011】また、上述の純水や含湿水素ガスならびに
補給水をイオン交換樹脂で精製した後、イオン交換時に
繁殖した微生物の混入を防ぐために、紫外線照射等の殺
菌処理やフィルター等による除菌処理が必要となる。従
って、上述の熱交換処理と併せて、その処理のための構
成が必要となるので、装置が大型化、複雑化、高価格化
するという課題がある。
【0012】本発明は、こうした課題に鑑みてなされた
ものである。すなわち、本発明の目的は、純水を高温で
維持しながら電気分解できるようにして、水電解反応の
エネルギー効率を向上させるとともに、熱純水の精製に
必要な構成を簡素化し、装置の小型化、簡略化、低価格
化を実現した、水電解式水素酸素生成装置を提供するこ
とに存する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、電気分解に使
用される熱純水の精製に耐熱性イオン交換樹脂を使用
し、熱純水を高温のまま導入してイオン交換することに
より、装置内で高温の状態を維持しながら純水を扱うこ
とが可能となり、水電解反応のエネルギー効率が向上す
るとともに、殺菌処理や熱交換処理の工程を削減するこ
とが可能となり、上記目的が効果的に達せられることを
見出して、本発明を完成した。
【0014】即ち、本発明の要旨は、熱純水を供給する
熱純水供給手段と、該熱純水供給手段により供給される
前記熱純水を電気分解して、水素ガスと酸素ガスとを生
成する電気分解手段と、該電気分解手段で電気分解され
る前記熱純水の温度を調整する温度調整手段と、耐熱性
イオン交換樹脂を用いて、該電気分解手段で電気分解さ
れる前記熱純水中のイオンを除去することにより、前記
熱純水を精製する熱純水精製手段とをそなえて構成され
たことを特徴とする、水電解式水素酸素生成装置に存す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について詳細に説明する。 〔I〕 水電解式水素酸素生成装置 本発明の水電解式水素酸素生成装置は、熱純水を供給す
る熱純水供給手段と、熱純水供給手段により供給される
熱純水を電気分解して水素ガスと酸素ガスとを生成する
電気分解手段と、電気分解手段で電気分解される熱純水
の温度を調整する温度調整手段と、電気分解手段で電気
分解される熱純水中のイオンを耐熱性イオン交換樹脂を
用いて除去することにより熱純水を精製する熱純水精製
手段とをそなえて構成されたことを特徴としている。
【0016】そして、本発明の実施の形態としては、熱
純水供給手段が、電気分解手段に供給される熱純水を貯
留する純水タンクをそなえるとともに、電気分解手段
が、純水タンクに貯留された熱純水の電気分解を行なう
電解セルをそなえて構成される場合(第1実施形態)
や、電気分解手段が、電気分解に使用される熱純水を貯
留する電解タンクと、電解タンクに貯留された熱純水に
浸漬されて前記熱純水の電気分解を行なう電解セルとを
そなえて構成される場合(第2実施形態)が挙げられ
る。
【0017】〔I−1〕 第1実施形態 図1は、本発明の第1実施形態の水電解式水素酸素生成
装置の基本的な構成を示す模式図である。図1に示すよ
うに、本実施形態の水電解式水素酸素生成装置1−1
は、熱純水供給手段2と、電気分解手段3と、温度調整
手段4と、熱純水精製手段5とをそなえている。
【0018】熱純水供給手段2は、電気分解の対象とな
る熱純水を供給するもので、ポンプ21、耐熱性イオン
交換樹脂22、フィルタ23、純水タンク24、ポンプ
25をそなえている。このうち、ポンプ21、耐熱性イ
オン交換樹脂22、フィルタ23は、上流側からこの順
に通水管を介して互いに接続されるとともに、フィルタ
23が通水管を介して(又は直接)純水タンク24と接
続されることにより、純水タンク24へと連通する水補
給ラインを形成している。
【0019】ポンプ21は、通水管を介して装置外部の
図示しない水源(水道、水槽、水タンク等)と接続さ
れ、外部水源から適宜供給される水(精製の有無を問わ
ず、不純物を含んでいても構わない。以下、「補給水」
と呼ぶ。補給水と精製後の純水とを区別しないときは、
単に「水」と呼ぶ。)を、外部水源側から耐熱性イオン
交換樹脂22側に向けて吐出するものである。このポン
プ21としては、流体である水を吐出可能であるととも
に、高温の熱水を扱い得る耐熱性のポンプであれば、種
々のものを選択して使用できる。
【0020】耐熱性イオン交換樹脂22は、ポンプ21
側から誘導された水に対してイオン交換を行ない、この
水の中に溶解又は分散しているイオン等を除去するもの
で、通常、この耐熱性イオン交換樹脂22を公知の耐熱
性カラム等に収納し、この耐熱性カラム内にポンプ21
からの水を誘導して通過させることにより、イオン交換
を行なう。耐熱性イオン交換樹脂22の詳細について
は、後に章を改めて詳述する。
【0021】フィルタ23は、耐熱性イオン交換樹脂2
2側から誘導された水を濾過することにより、この水の
中に存在する微生物や有機物等の不純物を除去するもの
である。このフィルタ23としては、耐熱性をそなえた
ものであれば、予想される不純物の種類や量を勘案し
て、種々のものを適宜選択して使用できる。また、この
フィルタ23は取り外し可能に構成されており、本装置
の運用に伴ってフィルタ23に不純物が蓄積した場合や
フィルタ23が劣化した場合には、フィルタ23を取り
外して清掃や不純物の除去、再生処理を行なったり、新
たなフィルタ23と交換したりできるようになってい
る。
【0022】純水タンク24は、耐水性及び耐熱性をそ
なえた素材からなる壁部によって構成されるとともに、
この壁部によって取り囲まれた貯水空間を有し、後述す
る電気分解手段3での電気分解に使用される熱純水を内
部に貯留できるようになっている。そして、フィルタ2
3との接続部分には図示しない制御弁が設けられ、水補
給ライン(ポンプ21、耐熱性イオン交換樹脂22、フ
ィルタ23)を通じて適宜、熱純水を補給されるように
なっている。
【0023】ポンプ25は、通水管を介して(又は直
接)純水タンク24と接続されるとともに、同じく通水
管を介して後述する電解セル30と接続される。さら
に、純水タンク24との接続部分には図示しない制御弁
が設けられ、純水タンク24から適宜供給される熱純水
を、純水タンク24側から電解セル30側に向けて吐出
するようになっている。このポンプ25についても、流
体である水を吐出可能であるとともに、高温の熱水を扱
い得る耐熱性のポンプであれば、種々のものを選択して
使用できる。
【0024】電気分解手段3は、熱純水供給手段2によ
り供給される熱純水を電気分解して、水素ガスと酸素ガ
スとを生成するもので、電解セル30、酸素分離タンク
33、水素分離タンク34、除湿器35,35’をそな
えている。
【0025】電解セル30は、熱純水供給手段2の純水
タンク24からポンプ25を介して供給される熱純水を
電気分解し、酸素ガスと水素ガスを発生させるもので、
固体高分子電解質膜を用いた一般的な電解セルが用いら
れる。具体的には、電解セル30は、図5及び図6を用
いて前述したように、多数の固体高分子電解質膜ユニッ
ト31と端部電極板32,32’とからなり、図示しな
い電圧印加手段を用いて端部電極板32,32’間に電
圧を印加することにより、各固体高分子電解質膜ユニッ
ト31内に誘導された熱純水を電気分解して、酸素ガス
と水素ガスを発生させることができるようになってい
る。
【0026】酸素分離タンク33及び水素分離タンク3
4は、通気管を介して電解セル30と接続され、電解セ
ル30において発生した酸素ガス及び水素ガスが互いに
混じり合わないように、各タンク33,34内に導入さ
れるようになっている。また、電解セル30からの通気
管との接続部および後述する除湿器35,35’への通
気管との接続部には、図示しない制御弁が設けられ、電
解セル30からの酸素ガス及び水素ガスの流入と、除湿
器35,35’への酸素ガス及び水素ガスの流出を、各
々独立に制御することにより、各タンク33,34内の
圧力を調整することが可能となっている。
【0027】前述したように、電解セル30において発
生した酸素ガス及び水素ガスは、そのままの状態では若
干の水分や不純物を含んでいるが、これらを各々、酸素
分離タンク33及び水素分離タンク34の内部に充填し
て高圧にすることにより、酸素ガス及び水素ガスから水
や不純物を分離することができるようになっている。こ
の酸素分離タンク33及び水素分離タンク34として
は、耐圧性かつ耐熱性をそなえた公知の気密性タンクで
あって、酸素ガス及び水素ガスとの反応性が低い素材か
らなるものであれば、種々のものを選択して使用でき
る。
【0028】除湿器35,35’は、酸素分離タンク3
3及び水素分離タンク34と各々通気管を介して接続さ
れ、各タンク33,34で水分や不純物と分離された酸
素ガス及び水素ガスを各々導入されて、これらのガス中
に残っている僅かな水分を除去するものである。また、
各タンク33,34で水分を除去された酸素ガス及び水
素ガスは、通気管を通じて各々、外部から採取できるよ
うになっている。
【0029】温度調整手段4は、電気分解手段3で電気
分解される熱純水の温度を調整するもので、温度調整器
40,40’をそなえている。これらの温度調整器4
0,40’は各々、温度調整の対象となる水に浸漬する
ように配置されたヒータ41,41’及び温度センサ4
2,42’とコントローラ43,43’とをそなえ、温
度センサ42,42’にて検知された水の温度に基づい
て、コントローラ43,43’が適宜ヒータ41,4
1’を動作させて水を加熱することにより、水温を所望
の温度に調整できるようになっている。
【0030】温度調整器40は、水補給ラインを構成す
るポンプ21と耐熱性イオン交換樹脂22との間の通水
管に設けられ、ヒータ41及び温度センサ42が通水管
中を通過する補給水に浸漬されて、ポンプ21から耐熱
性イオン交換樹脂22へ送られる補給水の温度を調整で
きるようになっている。また、温度調整器40’は、純
水タンク24に設けられ、ヒータ41’及び温度センサ
42’が純水タンク24内に貯留された熱純水に浸漬さ
れて、純水タンク24中の熱純水の温度を調整できるよ
うになっている。
【0031】熱純水精製手段5は、電気分解手段3で電
気分解される熱純水中のイオンを除去することにより熱
純水を精製するもので、ポンプ51、耐熱性イオン交換
樹脂52、フィルタ53をそなえている。そして、これ
らの構成要素が通水管を介して上流側からこの順に互い
に接続されるとともに、ポンプ51が通水管を介して酸
素分離タンク33及び水素分離タンク34と接続され、
さらに、フィルタ53が通水管を介して(あるいは直
接)純水タンク24と接続されることにより、酸素分離
タンク33や水素分離タンク34からの排水が、ポンプ
51、耐熱性イオン交換樹脂52、フィルタ53を巡っ
て純水タンク24に戻るという、純水精製系を形成して
いる。
【0032】ポンプ51は、酸素分離タンク33及び水
素分離タンク34にて酸素ガスや水素ガスから分離され
た不純物を含む水を導入され、この水を各タンク33,
34側から耐熱性イオン交換樹脂52側に向けて吐出す
るものである。このポンプ51についても、流体である
水を吐出可能であるとともに、高温の熱水を扱い得る耐
熱性のポンプであれば、種々のものを選択して使用でき
る。
【0033】耐熱性イオン交換樹脂52は、ポンプ51
側から誘導された水に対してイオン交換を行ない、この
水の中に溶解又は分散しているイオン等を除去するもの
で、その基本的な構成は耐熱性イオン交換樹脂22と同
様である。耐熱性イオン交換樹脂52の詳細について
も、後に章を改めて詳述する。
【0034】フィルタ53は、耐熱性イオン交換樹脂5
2側から誘導された水を濾過することにより、この水の
中に存在する微生物や有機物等の不純物を除去するもの
で、その基本的な構成はフィルタ23と同様である。
【0035】上記の構成をそなえた本実施形態の水電解
式水素酸素生成装置1では、熱純水供給手段2により、
電気分解の対象となる熱純水が適宜供給される。具体的
には、まず、図示しない外部水源からの補給水が水補給
ラインへと導入され、ポンプ21によって駆動される。
次に、温度調整器40が、この補給水を加熱して所望の
温度の熱水にした後、耐熱性イオン交換樹脂22及びフ
ィルタ23が、加熱された高温の補給水中に溶解又は浮
遊しているイオンや不純物を除去し、精製して熱純水と
する。この熱純水は純水タンク24に送られて貯留さ
れ、適宜ポンプ25により駆動されて、電解セル30に
送られる。
【0036】一方、電気分解手段3は、熱純水供給手段
2により供給される熱純水を電気分解して、水素ガスと
酸素ガスとを生成する。具体的には、電解セル30が、
純水タンク24からポンプ25を介して供給される熱純
水を用いて電気分解を行ない、水分を含む高温の酸素ガ
スと水素ガスを発生させる。発生した高温の酸素ガスは
酸素分離タンク33へと誘導され、ここで水や不純物と
分離されて純化されてから、除湿器35を経て採取され
る。また、電解セル30で発生した高温の水素ガスは水
素分離タンク34へと誘導され、ここで同様に水や不純
物と分離されて純化されてから、除湿器35’を経て採
取される。
【0037】また、熱純水精製手段5では、電気分解手
段3で電気分解される熱純水の精製が行なわれる。具体
的には、酸素分離タンク33や水素分離タンク34で酸
素ガスや水素ガスから分離された、不純物を含む高温の
排水が、ポンプ51により駆動されて純水精製系へと導
入され、高温のまま排水の精製が行なわれる。具体的に
は、耐熱性イオン交換樹脂52を通じて排水中に溶存し
ているイオンが除去され、さらにフィルタ53により排
水中の不純物が除去されて、再び高純度の純水として再
生される。再生された高温の純水は、純水タンク24に
送られて貯留され、電解セル30で再度使用されること
になる。
【0038】本装置1−1の運用中、純水タンク24に
貯留された熱純水の温度は、温度調整器40’によって
所望の高温に維持される。また、電気分解による熱純水
の減少分は、水補給ラインを介して純水タンク24に随
時補給される。
【0039】以上、本発明の第1実施形態の水電解式水
素酸素生成装置1−1によれば、熱純水の精製に耐熱性
イオン交換樹脂を使用し、熱水を高温のまま導入してイ
オン交換することにより、装置内で熱純水を再生しなが
ら循環使用する際に、高温の状態を維持しながら熱純水
を扱うことが可能となるので、電解セルによる水電解反
応のエネルギー効率が向上する。また、補給水の精製や
電解セルからの排水の再生を行なう際に、殺菌処理や熱
交換処理の工程を削減することが可能となるので、装置
の小型化・簡略化、価格の削減を実現できる。
【0040】なお、上述の水電解式水素酸素生成装置1
−1の構成において、水補給ラインの耐熱性イオン交換
樹脂22または温度調整手段40を省略し、電気分解に
よる熱純水の減少分を補給するときに、装置の外部で精
製または加熱した純水を外部水源からポンプ21で導入
する構成としても良い。これによって、装置の構成をよ
り簡素化することができる。
【0041】また、熱純水供給手段2と熱純水精製手段
5の構成の一部を共有化することにより、装置の構成を
簡素化することも可能である。図2は、本発明の第1実
施形態の変形例としての水電解式水素酸素生成装置につ
いて、基本的な構成を示す模式図である。なお、図2に
おいて、図1と同様の構成要素については同一の符号を
付している。図2に示すように、本実施形態の水電解式
水素酸素生成装置1−1’は、第1実施形態の水電解式
水素酸素生成装置1−1とほぼ同様の構成を有している
が、耐熱性イオン交換樹脂52とフィルタ53は省略さ
れている。そして、ポンプ51は通水管を介して、ポン
プ21と耐熱性イオン交換樹脂22との間の通水管に合
流するよう接続され、酸素分離タンク33や水素分離タ
ンク34からの高温の排水は、耐熱性イオン交換樹脂2
2側に向けて駆動されるようになっている。これによっ
て、水補給ラインの構成要素である耐熱性イオン交換樹
脂22及びフィルタ23は、酸素分離タンク33や水素
分離タンク34からポンプ51を介して純水タンク24
に到る純水精製系の一部としても機能することになる。
【0042】上記の構成をそなえた本実施形態の水電解
式水素酸素生成装置1−1’では、酸素分離タンク33
や水素分離タンク34で酸素ガスや水素ガスから分離さ
れた高温の排水が、ポンプ51により駆動されて、水補
給ラインを通過する補給水と合流し、耐熱性イオン交換
樹脂22に誘導される。ここで排水中に溶存しているイ
オンが除去され、さらにフィルタ23により排水中の不
純物が除去されて、熱純水として精製され、純水タンク
24に貯留されることになる。
【0043】以上、本実施形態の水電解式水素酸素生成
装置1−1’によれば、電解セル30での電気分解によ
る熱純水の減少分を補給する水補給ラインと、電解セル
30からの排水を再生する純水精製系との間で、耐熱性
イオン交換樹脂22及びフィルタ23を共有化して使用
することにより、装置の更なる小型化・簡略化、価格の
削減を実現できる。
【0044】〔I−2〕 第2実施形態 図3は、本発明の第2実施形態としての水電解式水素酸
素生成装置の基本的な構成を示す模式図である。なお、
図3において、図1と同様の構成要素については、同一
の符号を付している。図3に示すように、本実施形態の
水電解式水素酸素生成装置1−2は、第1実施形態とほ
ぼ同様の温度調整手段4及び熱純水精製手段5に加え、
第1実施形態の熱純水供給手段2及び電気分解手段3に
代えて熱純水供給手段2’及び電気分解手段3’をそな
えている。
【0045】熱純水供給手段2’は、第1実施形態と同
様、電気分解の対象となる熱純水を供給するもので、第
1実施形態と同様のポンプ21、耐熱性イオン交換樹脂
22、フィルタ23をそなえているが、第1実施形態の
純水タンク24およびポンプ25は省略されている。そ
して、フィルタ23が通水管を介して(又は直接)後述
する電解タンク36と接続されることにより、ポンプ2
1、耐熱性イオン交換樹脂22、フィルタ23で構成さ
れる水補給ラインは、電解タンク36へと連通するよう
になっている。
【0046】電気分解手段3は、第1実施形態と同様、
熱純水供給手段2により供給される熱純水を電気分解し
て、水素ガスと酸素ガスとを生成するもので、第1実施
形態と同様の電解セル30、水素分離タンク34、除湿
器35,35’をそなえるとともに、第1実施形態の酸
素分離タンク33に代えて電解タンク36をそなえてい
る。
【0047】電解タンク36は、耐水性及び耐熱性をそ
なえた気密性素材からなるともに、この気密性素材によ
って取り囲まれた内部空間を有し、電気分解に使用され
る熱純水を貯留できるようになっている。そして、フィ
ルタ23との接続部分には図示しない制御弁が設けら
れ、水補給ライン(ポンプ21、耐熱性イオン交換樹脂
22、フィルタ23)を通じて適宜、熱純水を補給され
るようになっている。
【0048】また、電解タンク36内の熱純水中に浸漬
するように、電解セル30が配置される。電解セル30
はこの熱純水を取り込んで電気分解を行ない、酸素ガス
と水素ガスを発生させる。発生した酸素ガスと水素ガス
は、互いに混じり合わないように分離して集められ、各
々が通気管に誘導される。酸素ガスが誘導される通気管
は電解タンク36内に開口し、酸素ガスは電解タンク3
6の熱純水が貯留される内部空間に放出されるようにな
っている。一方、水素ガスが誘導される通気管は電解タ
ンク36外に通じ、水素分離タンク34へと接続されて
いる。さらに、電解タンク36は通気管を介して除湿器
35と接続されるとともに、通気管との接続部には図示
しない制御弁が設けられ、除湿器35,35’への酸素
ガスの流出を制御することにより、電解タンク36内の
圧力を調整することが可能となっている。
【0049】電解セル30により発生した酸素ガスを、
電解タンク36内の空隙に充填されて高圧とすることに
より、酸素ガスに含まれる水や不純物は電解タンク36
内の熱純水中へと移動し、酸素ガスから分離されるよう
になっている。すなわち、この電解タンク36は、第1
実施形態における純水タンク24及び酸素分離タンク3
4の機能を兼ね備えたものといえる。よって、この電解
タンク36としては、耐圧性かつ耐熱性をそなえた公知
の気密性タンクであって、酸素ガス及び水素ガスとの反
応性が低い素材からなるものであれば、種々のものを選
択して使用できる。
【0050】さらに、温度調整手段4および熱純水精製
手段5の構成は第1実施形態とほぼ同様であるが、温度
調整器40’は電解タンク36に設けられ、ヒータ4
1’及び温度センサ42’が電解タンク36内に貯留さ
れた熱純水に浸漬されて、電解タンク36内の温度を制
御できるようになっている。また、ポンプ51は通水管
を介して、第1実施形態の酸素分離タンク33に代えて
電解タンク36と接続されており、電解タンク36から
の排水も純水精製系に誘導されるように構成されてい
る。
【0051】上記の構成をそなえた本実施形態の水電解
式水素酸素生成装置1−2では、熱純水供給手段2’に
より、電気分解の対象となる熱純水が適宜供給される。
具体的には、まず、図示しない外部水源からの補給水が
水補給ラインへと導入され、ポンプ21によって駆動さ
れる。次に、温度調整器40が、この補給水を加熱して
所望の温度の熱水にした後、耐熱性イオン交換樹脂22
及びフィルタ23が、加熱された高温の補給水中に溶解
又は浮遊しているイオンや不純物を除去し、精製して熱
純水とする。こうして作成された熱純水は、電解タンク
36に供給される。
【0052】一方、電気分解手段3’は、熱純水供給手
段2’により供給される熱純水を電気分解して、水素ガ
スと酸素ガスとを生成する。具体的には、まず、水補給
ラインから供給された熱純水が、電解タンク36内部に
貯留される。この熱純水に浸漬された電解セル30が、
周囲の熱純水を用いて電気分解を行ない、水分を含む高
温の酸素ガスと水素ガスを発生させる。発生した高温の
酸素ガスは電解タンク36内部へ放出され、ここで水や
不純物と分離されて純化されてから、除湿器35を経て
採取される。また、電解セル30で発生した高温の水素
ガスは水素分離タンク34へと誘導され、ここで同様に
水や不純物と分離されて純化されてから、除湿器35’
を経て採取される。
【0053】一方、熱純水精製手段5では、電気分解手
段3で電気分解される熱純水の精製が行なわれる。具体
的には、電解タンク36や水素分離タンク34で酸素ガ
スや水素ガスから分離された、不純物を含む高温の排水
が、ポンプ51により駆動されて純水精製系へと導入さ
れ、第1実施形態と同様に耐熱性イオン交換樹脂52と
フィルタ53を通じて、高純度の純水として再生され
る。再生された高温の純水は、電解タンク36に送られ
て貯留され、電解セル30で再度使用されることにな
る。
【0054】本装置1−2の運用中、電解タンク36に
貯留された熱純水の温度は、温度調整器40’によって
所望の高温に維持される。また、電気分解による熱純水
の減少分は、水補給ラインを介して電解タンク36に随
時補給される。
【0055】以上、本発明の第2実施形態の水電解式水
素酸素生成装置1−2によれば、第1実施形態と同様
に、純水を高温の状態で扱うことによる水電解反応のエ
ネルギー効率の向上や、殺菌処理や熱交換処理の工程削
減による装置の小型化・簡略化等、各種の効果を得るこ
とができる。加えて、第1実施形態の純水タンク24と
酸素分離タンク33の各機能を電解タンク36として統
一化することにより、構成の更なる簡素化を図ることが
可能となるとともに、電解セル30内部で発生した酸素
ガスが電解セル30外部(電解タンク36内)に充満す
ることにより、電解セル30の外圧と内圧がほぼ等しく
なるために、電解セル30にそれほど高い耐圧性能が要
求されず、装置の更なる低価格化に寄与する。
【0056】なお、第1実施形態と同様、上述の第2実
施形態の水電解式水素酸素生成装置1−2においても、
水補給ラインの耐熱性イオン交換樹脂22または温度調
整手段40を省略し、電気分解による熱純水の減少分を
補給するときに、装置の外部で精製または加熱した純水
を外部水源からポンプ21で導入する構成としても良
い。これによって、装置の構成をより簡素化することが
できる。
【0057】また、これも第1実施形態と同様、熱純水
供給手段2’と熱純水精製手段5の構成の一部を共有化
することにより、装置の構成を簡素化することも可能で
ある。図4は、本発明の第2実施形態の変形例としての
水電解式水素酸素生成装置について、基本的な構成を示
す模式図である。なお、図4において、図2と同様の構
成要素については同一の符号を付している。図4に示す
ように、本実施形態の水電解式水素酸素生成装置1−
2’は、第2実施形態の水電解式水素酸素生成装置1−
2とほぼ同様の構成を有しているが、耐熱性イオン交換
樹脂52とフィルタ53は省略されている。そして、ポ
ンプ51は通水管を介して、ポンプ21と耐熱性イオン
交換樹脂22との間の通水管に合流するよう接続され、
電解タンク36や水素分離タンク34からの高温の排水
は、耐熱性イオン交換樹脂22側に向けて駆動されるよ
うになっている。これによって、水補給ラインの構成要
素である耐熱性イオン交換樹脂22及びフィルタ23
は、電解タンク36や水素分離タンク34からポンプ5
1を介して電解タンク36に到る純水精製系の一部とし
ても機能することになる。
【0058】上記の構成をそなえた本実施形態の水電解
式水素酸素生成装置1−2’では、水素分離タンク34
で水素ガスから分離された高温の排水や、電解タンク3
6で酸素ガスから分離された排水を含む高温の熱純水
が、ポンプ51により駆動されて、水補給ラインを通過
する補給水と合流し、耐熱性イオン交換樹脂22に誘導
される。ここで排水中に溶存しているイオンが除去さ
れ、さらにフィルタ23により排水中の不純物が除去さ
れて、熱純水として精製され、電解タンク36に貯留さ
れることになる。
【0059】以上、本実施形態の水電解式水素酸素生成
装置1−2’によれば、電解セル30での電気分解によ
る熱純水の減少分を補給する水補給ラインと、電解セル
30からの排水を再生する純水精製系との間で、耐熱性
イオン交換樹脂22及びフィルタ23を共有化して使用
することにより、装置の更なる小型化・簡略化、価格の
削減を実現できる。
【0060】〔II〕 耐熱性イオン交換樹脂 本発明の水電解式水素酸素生成装置1−1,1−1’,
1−2,1−2’における耐熱性イオン交換樹脂22,
52としては、下記一般式(1)で表される構造単位を
有する強塩基性アニオン交換樹脂を使用することが好ま
しい。
【化3】
【0061】上記一般式(1)において、Aは炭素数3
〜8の直鎖若しくは分岐アルキレン基、又は、メチレン
基においてベンゼン環に結合する炭素数4〜8のアルキ
レンオキシメチレン基を表す。直鎖又は分岐アルキレン
基としては、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペン
タメチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、
オクタメチレン基、メチルエチレン基及びエチルエチレ
ン基等が挙げられ、アルキレンオキシメチレン基として
は、テトラメチレンオキシメチレン基、ヘキサメチレン
オキシメチレン基等が挙げられる。Aはベンゼン環の任
意の位置に結合していても良いが、通常はm−位又はp
−位に結合している。Aの炭素数が8を超えると、上記
一般式(1)で表される構造単位の分子量が大きくなる
ため、イオン交換樹脂の交換容量が低下するので、好ま
しくない。置換基R1、R2及びR 3は、それぞれ独立し
て、炭素数6以下のアルキル基又は炭素数6以下のヒド
ロキシアルキル基を表す。アルキル基としては、メチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基及び
ヘキシル基が挙げられる。ヒドロキシアルキル基として
は、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒド
ロキシブチル基、ヒドロキシペンチル基及びヒドロキシ
ヘキシル基が挙げられる。R1、R2及びR3それぞれの
炭素数が6を超えると、樹脂の交換容量が低下すると共
に、樹脂の有機汚染、熱安定性の低下につながるため好
ましくない。−N+123で表される基としては、ト
リメチルアンモニウム基、トリエチルアンモニウム基、
ジメチルヒドロキシエチルアンモニウム基又はジメチル
ヒドロキシプロピルアンモニウム基が好ましく、トリメ
チルアンモニウム基又はジメチルヒドロキシエチルアン
モニウム基が、特に好ましい。
【0062】X-は、第4級アンモニウム基の対イオン
を表し、水酸イオン、Cl-、Br-、I-、炭酸イオ
ン、炭酸水素イオン、硫酸イオン、硝酸イオン、酢酸イ
オン、蟻酸イオン、ベンゼンスルホン酸イオンが挙げら
れる。対イオンが水酸イオン以外のものである場合に
は、樹脂を水処理に用いる前に予め水酸イオンに転換し
ておくことが必要である。
【0063】本発明で使用する強塩基性アニオン交換樹
脂は、上記一般式(1)で表される構造単位と架橋基と
から構成されている。架橋基としては、ジビニルベンゼ
ン、ポリビニルベンゼン、アルキルビニルベンゼン及び
ジアルキルジビニルベンゼンが挙げられ、好ましくはジ
ビニルベンゼンである。強塩基性アニオン交換樹脂は、
上記一般式(1)の構造単位を1〜99モル%、架橋基
を構成する単位を0.1〜50モル%、好ましくは1〜
20モル%、更に好ましくは2〜10モル%含有してい
る。耐熱性イオン交換樹脂の交換容量を大きくするに
は、上記一般式(1)の構造単位の含有率を高くすれば
よい。強塩基性アニオン交換樹脂の重量当たりの交換容
量(中性塩分解容量)は、通常0.1〜5.0meq/
g(OH形)であり、好ましくは0.7〜5.0meq
/g、更に好ましくは2.5〜5.0meq/g、特に
好ましくは3.2〜4.5meq/gである。ここで、
meq/gとは乾燥樹脂重量当たりの交換容量を表す。
【0064】強塩基性アニオン交換樹脂の体積当たりの
中性塩分解容量は樹脂の水分含有率により異なるが、通
常0.1〜1.5meq/mL(OH形)であり、好ま
しくは0.5〜1.5meq/mL、更に好ましくは
0.7〜1.5meq/mL、特に好ましくは0.8〜
1.5meq/mLである。ここで、meq/mLとは
含水樹脂体積当たりの交換容量を表す。
【0065】上記一般式(1)で表される構造単位を有
する強塩基性アニオン交換樹脂としては、例えば特開平
4−349941号及び特開平7−289921号各公
報に記載されている樹脂が挙げられる。また、特開平1
0−245416号及び特開平10−245417号各
公報には、上記一般式(1)で表される構造単位を有す
る多孔性アニオン交換樹脂が記載されているが、本発明
では、これら多孔性アニオン交換樹脂も用いることがで
きる。
【0066】本発明では、上記一般式(1)で表される
構造単位を有する強塩基性アニオン交換樹脂は、単独で
用いることもでき、また、他のイオン交換樹脂と併用す
ることもできる。併用する樹脂としては、例えば弱塩基
性アニオン交換樹脂が挙げられる。この場合には、上記
一般式(1)で表される構造単位を有する強塩基性アニ
オン交換樹脂は、全体の体積に対して、通常10%以
上、好ましくは50%以上、更に好ましくは70%以上
の割合で使用する。強塩基性アニオン交換樹脂と弱塩基
性アニオン交換樹脂とは、混合床として用いても良く、
弱塩基性アニオン交換樹脂を強塩基性アニオン交換樹脂
の前段に配置しても良い。
【0067】更に、本発明では、上記の種々のアニオン
交換樹脂に加えて、カチオン交換樹脂を併用することも
できる。カチオン交換樹脂としては、下記一般式(2)
で表される構造単位と架橋単位とを有する強酸性カチオ
ン交換樹脂が挙げられる。
【0068】
【化4】
【0069】上記一般式(2)中、スルホン酸基はベン
ゼン環の任意の位置に結合しても良いが、通常はm−位
又はp−位に結合している。Y+は、スルホン酸基に配
位した対イオンを表し、水素イオン、Liイオン、Na
イオン、Caイオン、Baイオン、アンモニウムイオン
及びトリメチルアンモニウムイオン等が挙げられる。対
イオンが水素イオン以外のものである場合には、使用前
に予め対イオンを水素イオンに転換する。架橋基単位と
しては、ジビニルベンゼン、ポリビニルベンゼン、アル
キルビニルベンゼン、ジアルキルジビニルベンゼン等が
挙げられ、好ましくはジビニルベンゼンである。カチオ
ン交換樹脂は、上記一般式(2)の構造単位を1〜99
モル%、架橋基単位を0.1〜50モル%、好ましくは
1〜20モル%、更に好ましくは2〜10モル%含有し
ている。イオン交換容量を高くするには、上記一般式
(2)の構造単位の含有率を高くする。
【0070】また、本発明では、上記の強酸性カチオン
交換樹脂に代えて、又はこれと共に、カルボキシル基を
有する弱酸性カチオン交換樹脂を使用することもでき
る。強酸性カチオン交換樹脂と弱酸性カチオン交換樹脂
とを併用する場合には、強酸性カチオン交換樹脂は、両
者の合計体積に対して、通常20%以上、好ましくは5
0%以上、更に好ましくは70%以上の割合で使用す
る。強酸性カチオン交換樹脂と弱酸性カチオン交換樹脂
とは、混合床として用いても良く、弱酸性カチオン交換
樹脂を強酸性カチオン交換樹脂の前段に配置しても良
い。
【0071】なお、本発明で使用するイオン交換樹脂
は、そのイオン交換基の如何を問わず、約0.3〜1.
0mmの平均粒子径を有する球状粒子であることが好ま
しい。また、樹脂はゲル型及びホーラス型のいずれので
あっても良い。本発明においてアニオン交換樹脂とカチ
オン交換樹脂とを併用する場合には、両者はそれぞれ単
独床として用いても良く、また混合床として用いていも
良い。
【0072】混合床で使用するときのアニオン交換樹脂
とカチオン交換樹脂との混合比は、各イオン交換樹脂の
交換容量等により異なるが、アニオン交換樹脂/カチオ
ン交換樹脂の交換容量比が、0.1〜10の範囲、特に
0.3〜3の範囲であることが好ましい。本発明では、
熱純水をイオン交換樹脂床へ通過させる速度は、処理す
べき熱純水に溶出する不純物の組成、イオン交換樹脂の
粒径、熱純水の温度等により異なるが、通常はSV1〜
1000である。
【0073】〔III〕 その他 本発明の水電解式水素酸素生成装置は、水(特に純水)
を高温のままイオン交換して精製することを趣旨として
いるため、上述の各機能要素にも、その趣旨に応じた程
度の耐熱性が要求される。従って、上記の記載にて「耐
熱性」とは、通常は70℃以上程度、好ましくは80℃
以上程度、特に好ましくは85℃以上程度の温度の水に
耐えうることを指すものとする。熱純水や排水を扱う各
機能要素をこの程度の高温に耐え得る設計とすることに
より、装置内で純水を充分な高温に保ったまま扱うこと
が可能となり、水電解反応のエネルギー効率を向上させ
ることができる。
【0074】なお、上述の各実施形態において示した各
機能要素の組み合わせは、勿論、上述のものに限られる
訳ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて自
由に、同様の機能を有する他の機能要素と交換したり、
一部の機能要素を削除したり、他の機能要素を追加した
りすることが可能であり、また、各機能要素の接続関係
や順序についても、適宜変更することが可能である。特
に、フィルタ23,53、ポンプ21,25,51、除
湿器35,35’等の機能要素は、装置の設計上の要請
や使用目的等に応じて適宜、追加,削除,移動が可能で
あり、また、各機能要素を接続する通水管や通気管につ
いても、同様の要請や目的等に応じて適宜、追加,省
略,分岐が可能である。
【0075】以上、本発明につき実施形態を挙げて具体
的に説明したが、勿論、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、その要旨を越えない限りにおい
て、種々の形態で実施することが可能である。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、熱純水の精製に耐熱性
イオン交換樹脂を使用し、熱純水を高温のまま導入して
イオン交換することにより、装置内で高温の状態を維持
しながら純水を扱うことが可能となるので、水電解反応
のエネルギー効率が向上する。また、殺菌処理や熱交換
処理の工程を削減することが可能となるので、熱純水の
精製に必要な構成を簡素化でき、本装置(水電解式水素
酸素生成装置)の小型化・簡略化、価格の削減を実現で
きる。さらに、純水を高温状態のまま循環させてイオン
交換を行なうことができるので、微生物の繁殖を抑え、
純水の精製効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としての水電解式水素酸
素生成装置の基本的な構成を示す模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態の変形例としての水電解
式水素酸素生成装置の基本的な構成を示す模式図であ
る。
【図3】本発明の第2実施形態としての水電解式水素酸
素生成装置の基本的な構成を示す模式図である。
【図4】本発明の第2実施形態の変形例としての水電解
式水素酸素生成装置の基本的な構成を示す模式図であ
る。
【図5】従来及び本発明の水電解式水素酸素生成装置に
使用される電解セルの基本的な構成を模式的に示す側面
図である。
【図6】図5の電解セルが有する固体高分子電解質膜ユ
ニットの基本的な構成を模式的に示す分解側断面図であ
る。
【符号の説明】
1−1,1−1’,1−2,1−2’ 水電解式水素酸
素生成装置 2,2’ 熱純水供給手段 21 ポンプ 22 耐熱性イオン交換樹脂 23 フィルタ 24 純水タンク 25,25’ ポンプ 3,3’ 電気分解手段 30 電解セル 31 固体高分子電解質膜ユニット 311 固体高分子電解質膜 312 多孔質給電体 313 複極式電極板 314 触媒層 315 ガスケット 32,32’ 端部電極板 33 酸素分離タンク 34 水素分離タンク 35,35’ 除湿器 36 電解タンク 4 温度調整手段 40,40’ 温度調整器 41,41’ ヒータ 42,42’ 温度センサ 43,43’ コントローラ 5 熱純水精製手段 51 ポンプ 52 耐熱性イオン交換樹脂 53 フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青嵜 義宗 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石1番1号 三菱化学株式会社内 Fターム(参考) 4D025 AA03 AB02 BA08 BA14 BA15 BB02 CA08 CA10 DA10 4K021 AA01 BA02 BB05 BC02 BC03 BC05 BC09 CA10 CA12 CA15 DA13 DC01 DC03 DC15

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱純水を供給する熱純水供給手段と、 該熱純水供給手段により供給される前記熱純水を電気分
    解して、水素ガスと酸素ガスとを生成する電気分解手段
    と、 該電気分解手段で電気分解される前記熱純水の温度を調
    整する温度調整手段と、 耐熱性イオン交換樹脂を用いて、該電気分解手段で電気
    分解される前記熱純水中のイオンを除去することによ
    り、前記熱純水を精製する熱純水精製手段とをそなえて
    構成されたことを特徴とする、水電解式水素酸素生成装
    置。
  2. 【請求項2】 該熱純水供給手段が、前記熱純水を貯留
    する純水タンクをそなえるとともに、 該電気分解手段が、該純水タンクに貯留された前記熱純
    水の電気分解を行なう電解セルをそなえて構成されたこ
    とを特徴とする、請求項1記載の水電解式水素酸素生成
    装置。
  3. 【請求項3】 該温度調整手段が該純水タンクに設けら
    れ、該熱純水精製手段が該熱純水タンクに循環系として
    付設されていることを特徴とする、請求項2記載の水電
    解式水素酸素生成装置。
  4. 【請求項4】 該熱純水供給手段が、該純水タンクに連
    通する水補給ラインをそなえるとともに、該水補給ライ
    ンに、上流側から順に該温度調整手段及び該熱純水精製
    手段が設けられていることを特徴とする、請求項2又は
    請求項3に記載の水電解式水素酸素生成装置。
  5. 【請求項5】 該電気分解手段が、 前記熱純水を貯留する電解タンクと、 該電解タンクに貯留された前記熱純水に浸漬され、前記
    熱純水の電気分解を行なう電解セルとをそなえて構成さ
    れたことを特徴とする、請求項1記載の水電解式水素酸
    素生成装置。
  6. 【請求項6】 該温度調整手段が該電解タンクに設けら
    れ、該熱純水精製手段が該電解タンクに循環系として付
    設されていることを特徴とする、請求項5記載の水電解
    式水素酸素生成装置。
  7. 【請求項7】 該熱純水供給手段が、該電解タンクに連
    通する水補給ラインをそなえるとともに、該水補給ライ
    ンに、上流側から順に該温度調整手段及び該熱純水精製
    手段が設けられていることを特徴とする、請求項5又は
    請求項6に記載の水電解式水素酸素生成装置。
  8. 【請求項8】 該耐熱性イオン交換樹脂として、下記一
    般式(1) 【化1】 (上記一般式(1)中、Aは、炭素数3〜8の直鎖もし
    くは分岐アルキレン基、又は、メチレン基にてベンゼン
    環に結合する炭素数4〜8のアルキレンオキシメチレン
    基を表し、R1、R2及びR3は各々独立に、炭素数6以
    下のアルキル基又は炭素数6以下のヒドロキシアルキル
    基を表し、X-は対イオンを表す。)で表される構造単
    位を有する強塩基性アニオン交換樹脂を使用することを
    特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の水電
    解式水素酸素生成装置。
  9. 【請求項9】 該耐熱性イオン交換樹脂の交換容量が、
    OH形で0.7meq/mL以上であることを特徴とす
    る、請求項1〜8のいずれか1項に記載の水電解式水素
    酸素生成装置。
  10. 【請求項10】 該耐熱性イオン交換樹脂として、該強
    塩基性アニオン交換樹脂に加えて弱塩基性アニオン交換
    樹脂を使用することを特徴とする、請求項1〜9のいず
    れか1項に記載の水電解式水素酸素生成装置。
  11. 【請求項11】 該耐熱性イオン交換樹脂として、該強
    塩基性アニオン交換樹脂に加えてカチオン交換樹脂を使
    用することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1
    項に記載の水電解式水素酸素生成装置。
  12. 【請求項12】 前記熱純水を、まず該強塩基性アニオ
    ン交換樹脂で処理した後、該カチオン交換樹脂で処理す
    るように構成されたことを特徴とする、請求項11記載
    の水電解式水素酸素生成装置。
  13. 【請求項13】 前記熱純水を、該強塩基性アニオン交
    換樹脂と該カチオン交換樹脂との混合系で処理するよう
    に構成されたことを特徴とする、請求項11記載の水電
    解式水素酸素生成装置。
  14. 【請求項14】 該強塩基性アニオン交換樹脂と該カチ
    オン交換樹脂とが、交換容量比0.1〜10の割合で混
    合されていることを特徴とする、請求項13記載の水電
    解式水素酸素生成装置。
  15. 【請求項15】 該カチオン交換樹脂として、一般式
    (2) 【化2】 (上記一般式(2)中、Y+は対イオンを表す。)で表
    される構造単位を有する強酸性カチオン交換樹脂を使用
    することを特徴とする、請求項11〜14のいずれか1
    項に記載の水電解式水素酸素生成装置。
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