JP2003096069A - ベンゾフラニル化合物及びその製造方法 - Google Patents

ベンゾフラニル化合物及びその製造方法

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JP2003096069A
JP2003096069A JP2001297534A JP2001297534A JP2003096069A JP 2003096069 A JP2003096069 A JP 2003096069A JP 2001297534 A JP2001297534 A JP 2001297534A JP 2001297534 A JP2001297534 A JP 2001297534A JP 2003096069 A JP2003096069 A JP 2003096069A
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benzofuranyl
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JP2001297534A
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Yoshitaka Fukushima
芳隆 福島
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Otsuka Chemical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、除草剤として有用なベンゾフラニ
ルトリアゾール化合物を合成するための新規中間体を提
供することを課題とする。 【解決手段】 本発明の化合物は、一般式(1) 【化1】 [式中、R1はハロゲン原子を示す。R2及びR3は、同
一又は異なって、C1-4アルキル基を示す。Qは 【化2】 を示す。ここでXはハロゲン原子を示す。]で表される
ベンゾフラニル化合物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベンゾフラニル化
合物及びその製造方法並びにベンゾフラニルトリアゾー
ル化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ベンゾフラニルトリアゾール化合物は医
農薬等に用いられる有用な化合物である。例えば、特開
平9−71583号公報には、優れた除草剤として下記
一般式(A)で表されるベンゾフラニルトリアゾール化
合物が記載されている。
【0003】一般式(A)
【0004】
【化11】
【0005】[式中R1'及びR2'は、同一又は異なっ
て、水素原子又は低級アルキル基を示す。R3'及びR4'
は、同一又は異なって、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、低級ハロアルキル基、低級ハロ
アルコキシ基又はシアノ基を示す。R5'は低級アルキル
基を示す。X’は酸素原子又は硫黄原子を示す。但し、
3'及びR4'が同時に塩素原子であってはならない。] 上記公報によれば、一般式(A)で表されるベンゾフラ
ニルトリアゾール化合物は、下記反応式−1で示される
反応を行うことにより製造されている。
【0006】
【化12】
【0007】[式中R1'、R2'、R3'、R4'、R5'及び
X’は前記と同じ。] 反応式−1によれば、一般式(B)で表されるセミカル
バジド化合物に無水トリフルオロ酢酸を作用させて一般
式(A)で表されるベンゾフラニルトリアゾール化合物
を製造している。
【0008】しかしながら、該反応に用いられる無水ト
リフルオロ酢酸は、比較的低沸点(約40℃)で吸湿性
が強く、水と速やかに分解してしまい工業試薬としては
不適当である。しかも、該反応ではセミカルバジド化合
物(B)1モルに対して1モルの無水トリフルオロ酢酸
が使用されており、反応が定量的に進行すれば1モルの
トリフルオロ酢酸が生成し、このトリフルオロ酢酸が反
応液中に残る問題があった。
【0009】反応式−1で示される反応は、通常収率の
面では工業的に十分許容されるものである。しかし、
X’が酸素原子であり且つベンゾフラニル基上の7位置
換基がハロゲン原子及び4位置換基がC1-4アルキル基
であるセミカルバジド化合物(B)である場合に限って
は、上記の反応が良好に進行せず、反応収率が30%程
度に止まっている。
【0010】上記反応式−1で示される反応は最終目的
物(除草剤成分)を得るための最終製造工程に当たる。
そのために、最終工程での低収率は工業的製造において
致命的であり、製造方法の見直しが必要であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一般式
(2)
【0012】
【化13】
【0013】[式中、R1はハロゲン原子を示す。R2
びR3は、同一又は異なって、C1-4アルキル基を示す。
4はC1-4アルキル基を示す。]で表されるベンゾフラ
ニルトリアゾール化合物を合成するための新規中間体を
提供することを課題とする。
【0014】本発明は、下記一般式(2)で表されるベ
ンゾフラニルトリアゾール化合物の工業的に有利な製造
方法を提供することを課題とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、一般式(2)
で表されるベンゾフラニルトリアゾール化合物を合成す
るための新規中間体を見い出した。更にこの新規中間体
を用いることにより、一般式(2)で表されるベンゾフ
ラニルトリアゾール化合物を工業的に有利に製造し得る
ことを見い出した。 1.本発明は、一般式(1)
【0016】
【化14】
【0017】[式中、R1はハロゲン原子を示す。R2
びR3は、同一又は異なって、C1-4アルキル基を示す。
Qは
【0018】
【化15】
【0019】を示す。ここでXはハロゲン原子を示
す。]で表されるベンゾフラニル化合物である。 2.本発明は、Qが
【0020】
【化16】
【0021】である上記1に記載のベンゾフラニル化合
物である。 3.本発明は、Qが
【0022】
【化17】
【0023】である上記1に記載のベンゾフラニル化合
物である。 4.本発明は、Qが
【0024】
【化18】
【0025】である上記1に記載のベンゾフラニル化合
物である。 5.本発明は、一般式(1c)
【0026】
【化19】
【0027】[式中、R1、R2及びR3は前記に同
じ。]で表されるベンゾフラニル化合物に、 一般式 R4−Y (4) [式中、R4はC1-4アルキル基を示す。Yはハロゲン原
子、基−OSO35、又は基−SO2Arを示す。ここ
で、R5はC1-4アルキル基を示し、Arはフェニル基又
はトリル基を示す。]で表される化合物を反応させるこ
とを特徴とする 一般式(2)
【0028】
【化20】
【0029】[式中、R1、R2、R3及びR4は前記に同
じ。]で表されるベンゾフラニルトリアゾール化合物の
製造方法である。 6.本発明は、一般式(1b)
【0030】
【化21】
【0031】[式中、R1、R2及びR3は前記に同
じ。]で表されるベンゾフラニル化合物にホスゲン及び
ホスゲン等価体からなる群より選ばれた少なくとも1種
を反応させることを特徴とする一般式(1c)で表され
るベンゾフラニル化合物の製造方法である。 7.本発明は、一般式(1a)
【0032】
【化22】
【0033】[式中、R1、R2、R3及びXは前記に同
じ]で表されるベンゾフラニル化合物にヒドラジンを反
応させることを特徴とする一般式(1b)で表されるベ
ンゾフラニル化合物の製造方法である。 8.本発明は、四ハロゲン化炭素中、トリフェニルホス
フィン及び塩基の存在下、一般式(3)
【0034】
【化23】
【0035】[式中、R1、R2及びR3は前記に同
じ。]で表される5−アミノベンゾフラニル化合物に、
トリフルオロ酢酸を反応させることを特徴とする一般式
(1a)で表されるベンゾフラニル化合物の製造方法で
ある。
【0036】上記一般式(1)で表されるベンゾフラニ
ル化合物は、文献未記載の新規化合物であり、上記一般
式(2)で表されるベンゾフラニルトリアゾール化合物
を製造するための有用な製造中間体である。また、上記
一般式(1)で表されるベンゾフラニル化合物は、他の
医農薬の製造中間体としても使用できる。
【0037】一般式(1)で表されるベンゾフラニル化
合物を製造原料として用いることによって一般式(2)
で表されるベンゾフラニルトリアゾール化合物を収率よ
く製造することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】上記一般式(1)、(2)、
(3)及び(4)で示される各基は、具体的には以下の
ものを例示できる。
【0039】C1-4アルキル基としては、例えばメチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブ
チル基、s e c−ブチル基、t e r t−ブチル基等が挙げ
られる。
【0040】ハロゲン原子としては、例えば弗素原子、
塩素原子、臭素原子、沃素原子等が挙げられる。
【0041】上記一般式(1)で表される本発明化合物
の中でも、R1がフッ素原子又は塩素原子、R2がメチル
基及びR3がメチル基である化合物が特に好ましい。
【0042】本発明の一般式(1)のベンゾフラニル化
合物(Q=Qc:(1c))は、下記反応式−2に示す
方法によって製造される。
【0043】
【化24】
【0044】[式中、R1、R2及びR3は前記に同
じ。] 反応式−2によれば、一般式(1c)で表される本発明
化合物は、一般式(1b)で表される本発明化合物に、
適当な溶媒下でホスゲン及びホスゲン等価体からなる群
より選ばれた少なくとも1種を反応させることにより製
造される。
【0045】ホスゲン等価体としては、例えばトリクロ
ロメチルクロロホルメート、トリホスゲン等が挙げられ
る。本発明では、安全性及び取り扱いの容易性から、ホ
スゲンよりもこれらホスゲン等価体を用いるのが好まし
い。
【0046】本反応におけるホスゲン及び/又はホスゲ
ン等価体の使用量としては、一般式(1b)で表される
化合物に対して通常0.5〜2当量、好ましくは0.7
〜1.5当量とすればよい。
【0047】この反応で使用される溶媒としては、通常
不活性溶媒が好ましく、例えばn−ヘキサン、n−ヘプ
タン、n−ペンタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキ
サン等の脂環式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロ
ロエタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレ
ン、四塩化炭素、クロルベンゼン、o−ジクロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、イソ
プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、
モノグライム等のエーテル類、蟻酸メチル、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル等の
エステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジ
ノン等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ジ
メチルスルホキシド等のスルホキシド類、又はこれらの
混合溶媒等が挙げられる。
【0048】これら溶媒の使用量は、一般式(1b)で
表される化合物1kg当たり0.5〜100リットル程
度、好ましくは1〜30リットル程度とすればよい。
【0049】本反応は、一般に−70℃〜溶媒の沸点ま
での温度で行うことができるが、通常は0〜30℃で行
うのがよい。反応時間は特に限定されないが、通常30
分〜24時間程度で十分である。本反応は略定量的に進
行する。
【0050】本反応で製造された一般式(1c)で表さ
れるベンゾフラニル化合物は、濾過法、溶媒抽出法、再
結晶法、カラムクロマトグラフィー等の通常の手段によ
り、反応混合物から容易に単離及び精製することができ
る。
【0051】一般式(1c)で表されるベンゾフラニル
化合物を後述する反応式−6で示す反応に使用する場合
には、該化合物を単離及び精製せずにそのまま、もしく
は反応混合物を水洗する程度で、次の反応に使用するこ
とができる。
【0052】反応式−2に示される反応において、原料
として用いられた本発明の一般式(1b)で表される化
合物は、以下の反応式−3で示される反応によって製造
される。
【0053】なお、本発明の一般式(1b)で表される
化合物は、前記一般式(1)で表される化合物のQがQ
bである化合物に相当する。
【0054】
【化25】
【0055】[式中、R1、R2、R3及びXは前記に同
じ。] 反応式−3によれば、一般式(1b)で表される本発明
化合物は、一般式(1a)で表される本発明化合物に、
無溶媒下又は適当な溶媒下でヒドラジンを反応させるこ
とにより製造される。
【0056】本反応で使用されるヒドラジンとしては、
無水ヒドラジン、ヒドラジン1水和物、塩酸ヒドラジ
ン、臭化水素酸ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、炭酸ヒド
ラジン等が挙げられる。これらのうち、安全性、反応の
利便性等からヒドラジン1水和物が好ましく使用でき
る。ヒドラジン1水和物の濃度については特に制限され
ず、60〜100%(w/w)品が好ましく使用でき
る。これらヒドラジンは市販品を使用することができ
る。
【0057】本反応におけるヒドラジンの使用量として
は、一般式(1a)で表される化合物に対して通常1〜
10当量、好ましくは2〜5当量とし、反応により生成
するハロゲン化水素を過剰量のヒドラジンでトラップで
きるようにすればよい。
【0058】なお、塩酸ヒドラジン等のヒドラジン塩を
使用する場合には、反応に先立ち塩基で中和して用いる
のがよい。
【0059】この反応で使用される溶媒としては、通常
不活性溶媒が好ましく、例えばn−ヘキサン、n−ヘプ
タン、n−ペンタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキ
サン等の脂環式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホ
ルム、1,2−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロ
ロエタン、テトラクロロエチレン、トリクロロエチレ
ン、四塩化炭素、クロルベンゼン、o−ジクロロベンゼ
ン等のハロゲン化炭化水素類、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノール等のアルコール類、ジエチルエー
テル、イソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、モノグライム等のエーテル類、蟻酸メチル、
酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メ
チル等のエステル類、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、1,3−ジメチルイミ
ダゾリジノン等のアミド類、アセトニトリル等のニトリ
ル類、ジメチルスルホキシド等のスルホキシド類、水又
はこれらの混合溶媒等が挙げられる。
【0060】これら溶媒の使用量は、一般式(1a)で
表される化合物1kg当たり、通常0.5〜100リッ
トル程度、好ましくは1〜30リットル程度とすればよ
い。
【0061】反応式−3で示される本反応は、通常−2
0℃から使用する溶媒の沸点程度、好ましくは0〜30
℃の範囲で行われる。反応時間は特に限定されないが、
通常30分〜24時間程度で十分である。本反応は略定
量的に進行する。
【0062】本反応で製造された一般式(1b)で表さ
れるベンゾフラニル化合物は、濾過法、溶媒抽出法、再
結晶法、カラムクロマトグラフィー等の通常の手段によ
り、反応混合物から容易に単離及び精製することができ
る。
【0063】また、一般式(1b)で表されるベンゾフ
ラニル化合物を前記反応式−2で示される反応に使用す
る場合には、該化合物を単離及び精製せずにそのままも
しくは反応液を水洗する程度で次の反応に使用すること
ができる。
【0064】反応式−3で示される反応において、原料
として用いられる本発明の一般式(1a)で表される化
合物は、以下の反応式−4で示される反応によって製造
される。
【0065】なお、本発明の一般式(1a)で表される
化合物は前記一般式(1)で表される化合物のQがQa
である化合物に相当する。
【0066】
【化26】
【0067】[式中、R1、R2、R3及びXは前記に同
じ。] 反応式−4によれば、一般式(1a)で表される本発明
化合物は、一般式(3)で表される5−アミノベンゾフ
ラニル化合物に、四ハロゲン化炭素中、トリフェニルホ
スフィン及び塩基の存在下、トリフルオロ酢酸を反応さ
せることにより製造される。
【0068】本反応において使用される四ハロゲン化炭
素としては、例えば四塩化炭素、四臭化炭素等が挙げら
れる。
【0069】四ハロゲン化炭素の使用量としては、一般
式(3)で表される化合物に対して通常1〜100当
量、好ましくは2〜20当量とすればよい。四ハロゲン
化炭素は、通常溶媒として兼用することができる。
【0070】本反応において使用されるトリフェニルホ
スフィンは、市販品を使用することができ、その使用量
としては、一般式(3)で表される化合物に対して通常
1.5〜10当量、好ましくは2〜5当量とすればよ
い。
【0071】本反応で使用される塩基としては、例えば
トリエチルアミン、ピリジン、4−N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、N,N−ジエチルアニリン、1,8−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)等
の公知の有機塩基が挙げられる。これらは、1種単独で
又は2種以上混合して使用される。
【0072】これら塩基の使用量としては、一般式
(3)で表される化合物に対して通常0.8〜10当
量、好ましくは1〜2当量とすればよい。
【0073】本反応で使用されるトリフルオロ酢酸は、
市販品を使用することができ、使用量としては、一般式
(3)で表される化合物に対して通常0.3〜2当量、
好ましくは0.5〜1.5当量とすればよい。
【0074】反応式−4で示される本反応は、通常−2
0〜190℃、好ましくは0〜80℃の範囲で行われ
る。反応時間は特に限定されないが、通常30分〜24
時間程度で十分である。
【0075】一般式(3)で表される5−アミノベンゾ
フラニル化合物は、公知の化合物であり、例えばWO9
8/01618号公報に記載の方法に準じて製造するこ
とができる。
【0076】本反応で製造された一般式(1a)で表さ
れるベンゾフラニル化合物は、濾過法、溶媒抽出法、蒸
留法、再結晶法、カラムクロマトグラフィー等の通常の
手段により、反応混合物から容易に単離及び精製するこ
とができる。
【0077】因みに、一般式(1a)で表される本発明
のベンゾフラニル化合物を一般式(3)で表される5−
アミノベンゾフラニル化合物から製造する方法として、
次の反応式−5で示される反応が考えられる。
【0078】
【化27】
【0079】[式中、R1、R2及びR3は前記に同
じ。] 反応式−5によれば、例えば、一般式(3)で表される
5−アミノベンゾフラニル化合物に無水トリフルオロ酢
酸又はトリフルオロ酢酸クロライドを反応させて一般式
(5)で表されるアミド化合物に誘導し、次いで五塩化
リン、三塩化ホウ素等のハロゲン化試薬と反応させるこ
とで一般式(1a’)で表されるベンゾフラニル化合物
を製造することができるはずである。しかしながら、本
発明者等の検討によると一般式(5)で表されるアミド
化合物は製造されるものの、該アミド化合物(5)から
目的の一般式(1a’)のベンゾフラニル化合物をハロ
ゲン化試薬を作用させても、反応が進行しないか、進行
したとしても十分な収率で一般式(1a’)のベンゾフ
ラニル化合物が得られないという当業者にとり予想外の
結果が得られた。
【0080】除草剤として有用な一般式(2)で表され
るベンゾフラニルトリアゾール化合物は、本発明の一般
式(1c)で表される化合物から下記反応式−6で表さ
れる反応によって製造される。
【0081】
【化28】
【0082】[式中、R1、R2、R3、R4及びYは前記
と同じ。] 反応式−6によれば、一般式(2)で表されるベンゾフ
ラニルトリアゾール化合物は、溶媒中で一般式(1c)
で表される化合物に、塩基の存在下、一般式(4)で表
される化合物を反応させることによって製造できる。
【0083】本反応で使用される一般式(4)で表され
る化合物としては、沃化メチル、臭化メチル、臭化エチ
ル等のハロゲン化アルキル類、硫酸ジメチル、硫酸ジエ
チル等の硫酸ジアルキル類、ベンゼンスルホン酸メチ
ル、ベンゼンスルホン酸エチル、p−トルエンスルホン
酸メチル等の芳香族スルホン酸アルキルエステルが挙げ
られる。
【0084】本反応において一般式(4)で表される化
合物の使用量は、一般式(1c)で表される化合物に対
して通常0.8〜10当量、好ましくは1〜3当量とす
るのがよい。
【0085】本反応は塩基の存在下で行われる。使用さ
れる塩基としては、例えばナトリウムメトキシド、ナト
リウムエトキシド、カリウムt−ブトキシド等のアルカ
リ金属アルコキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウム等のアルカリ金属炭酸塩、水素化ナトリウム等の
アルカリ金属水素化物、トリエチルアミン、ピリジン、
DBU等の有機塩基、ブチルリチウム、リチウムジイソ
プロピルアミド、リチウムビストリメチルシリルアミド
等のリチウム塩が挙げられる。これら塩基のうち、アル
カリ金属水酸化物が好ましい。
【0086】これら塩基は1種又は2種以上を併用するこ
とができ、その使用量は一般式(1c)で表される化合
物に対して通常0.8〜10当量、好ましくは1〜3当
量とするのがよい。
【0087】本反応は溶媒中で行われ、使用される溶媒
としては、例えばn−ヘキサン、n−ヘプタン、n−ペ
ンタン等の脂肪族炭化水素類、シクロヘキサン等の脂環
式炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香
族炭化水素類、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2
−ジクロロエタン、1,1,1−トリクロロエタン、テ
トラクロロエチレン、トリクロロエチレン、四塩化炭
素、クロルベンゼン、o−ジクロロベンゼン等のハロゲ
ン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、イソプロ
ピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、モノ
グライム等のエーテル類、蟻酸メチル、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸ブチル、プロピオン酸メチル等のエステ
ル類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、1,3−ジメチルイミダゾリジノン等
のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類、ジメチル
スルホキシド等のスルホキシド類、水又はこれらの混合
溶媒等が挙げられる。
【0088】これら溶媒の使用量は、一般式(1c)で
表される化合物1kg当たり通常1〜50リットル程
度、好ましくは2〜20リットル程度とすればよい。
【0089】反応式−6で示される本反応は−70〜2
00℃の範囲で任意に設定することができ、通常0〜1
50℃で行われる。反応時間は特に限定されないが、通
常30分〜24時間程度で十分である。本反応は略定量
的に進行する。
【0090】本反応で製造された一般式(2)で表され
るベンゾフラニルトリアゾール化合物は、濾過法、溶媒
抽出法、再結晶法、カラムクロマトグラフィー等の通常
の手段により、反応混合物から容易に単離及び精製する
ことができる。
【0091】以上要約すると、本発明の一般式(1
a)、(1b)及び(1c)で表されるベンゾフラニル
化合物を用いて、下記反応式−7で表される反応に従
い、除草剤として有用な一般式(2)で表されるベンゾ
フラニルトリアゾール化合物を製造することができる。
【0092】
【化29】
【0093】[式中、R1、R2、R3、R4及びXは前記
に同じ。] 反応式−7で示される反応のうち、第二工程、第三工程
及び第三工程は夫々略定量的に反応が進行する。一般式
(1a)で表されるベンゾフラニル化合物から第二工程
により、一般式(1b)で表されるベンゾフラニル化合
物が製造されるが、その際反応液から一般式(1b)で
表されるベンゾフラニル化合物を単離精製せず、反応液
を水洗する程度で第三工程を行うことができる。更に第
三工程によって製造された一般式(1c)で表されるベ
ンゾフラニル化合物も同様に単離精製せず、反応液を水
洗する程度で第四工程を行うことができる。即ち、一般
式(1a)で表されるベンゾフラニル化合物から第二工
程、第三工程及び第四工程を同一反応系内で反応させ
て、目的の一般式(2)で表されるベンゾフラニルトリ
アゾールを製造することができる。
【0094】
【発明の効果】上記一般式(1)で表されるベンゾフラ
ニル化合物は、文献未記載の新規化合物であり、上記一
般式(2)で表されるベンゾフラニルトリアゾール化合
物を製造するための有用な製造中間体である。また、上
記一般式(1)で表されるベンゾフラニル化合物は、他
の医農薬の製造中間体としても使用できる。
【0095】一般式(1)で表されるベンゾフラニル化
合物を製造原料として用いることによって一般式(2)
で表されるベンゾフラニルトリアゾール化合物を収率よ
く製造することができる。
【0096】
【実施例】以下に実施例を掲げて、本発明をより一層明
らかにする。
【0097】実施例1 R1がフッ素原子、R2がメチル基、R3がメチル基及び
Xが塩素原子である一般式(1a)で表されるベンゾフ
ラニル化合物(化合物(1a−1))の製造 100mlの三口フラスコにトリフェニルホスフィン1
0.9g(0.042モル)及び四塩化炭素7mlを加
え、0℃に冷却し、トリフルオロ酢酸2.3g(0.0
14モル)をゆっくり加えた。次いでトリエチルアミン
1.7g(0.017モル)を加えて、氷冷下20分間
撹拌した後、5−アミノ−7−フルオロ−4−メチルベ
ンゾフラン(化合物(3−1))3g(0.017モ
ル)の四塩化炭素7ml溶液を加えて、3時間加熱還流
した。冷却後、減圧下濃縮し、残渣を吸引濾過して固体
物を除き、n−ヘキサンで洗浄した。濾液を減圧下濃縮
し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:n−ヘキサン)で精製して、無色油
状物の化合物(1a−1)を得た。 収量 2.23g、収率 54.2%(トリフルオロ酢
酸基準)1 H−NMR(CDCl3,δppm,300MHz):
2.26(3H,s),2.50(3H,s),6.4
7(1H,s),6.79(1H,d,J=11.0H
z)。
【0098】実施例2 R1が塩素原子、R2がメチル基、R3がメチル基及びX
が塩素原子である一般式(1a)で表されるベンゾフラ
ニル化合物(化合物(1a−2))の製造 100mlの三口フラスコにトリフェニルホスフィン3
4.6g(0.132モル)及び四塩化炭素21mlを
加え、0℃に冷却し、トリフルオロ酢酸5g(0.04
4モル)をゆっくり加えた。次いでトリエチルアミン
5.36g(0.053モル)を加えて、氷冷下20分
間撹拌した後、化合物(3−1)10.36g(0.0
53モル)の四塩化炭素21ml溶液を加えて、3時間
加熱還流した。冷却後、減圧下濃縮し、残渣を吸引濾過
して固体物を除き、n−ヘキサンで洗浄した。濾液を減
圧下濃縮し、得られた濃縮残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒:n−ヘキサン)で精製し
て、白色固体の化合物(1a−2)を得た。 収量 6.13g、収率 44.9%(トリフルオロ酢
酸基準) 融点 149−150℃1 H−NMR(CDCl3,δppm,300MHz):
2.28(3H,s),2.52(3H,s),6.4
8(1H,s),6.99(1H,s)。
【0099】実施例3 R1がフッ素原子、R2がメチル基及びR3がメチル基で
ある一般式(1b)で表されるベンゾフラニル化合物
(化合物(1b−1))の製造 100mlの三口フラスコに実施例1で製造した化合物
(1a−1)2.02g(0.007モル)のテトラヒ
ドロフラン30ml溶液を加え、冷却下(0℃)、10
0%(w/w)ヒドラジン1水和物1.05g(0.0
21モル)を徐々に加え、25℃で1時間撹拌した。反
応液に水20ml及び酢酸エチル20mlを加えて分液
した。有機層を飽和食塩水20mlで3回洗浄し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を減圧下で濃縮し
て、白色固体の化合物(1b−1) を得た。 収量: 1.98g、収率: 99% 融点: 105〜106℃1 H−NMR(CDCl3,δppm,300MHz):
2.32(3H,s),2.47 (3H,s),5.2
8 (3H,bs),6.38(1H,d,J=9.2H
z),7.26(1H,s)。
【0100】実施例4 R1が塩素原子、R2がメチル基及びR3がメチル基であ
る一般式(1b)で表されるベンゾフラニル化合物(化
合物(1b−2))の製造 100mlの三口フラスコに実施例2で製造した化合物
(1a−2)6g(0.0193モル)のテトラヒドロ
フラン50ml溶液を加え、冷却下(0℃)、100%
(w/w)ヒドラジン1水和物3.09g(0.097モル)を
徐々に加え、25℃で3時間撹拌した。反応液に水20m
l及び酢酸エチル20mlを加えて分液した。有機層を飽
和食塩水20mlで3回洗浄し、無水硫酸マグネシウムで
乾燥した。有機層を減圧下で濃縮して、白色固体の化合
物(1b−2) を得た。 収量 5.90g、収率 100% 融点 135−136℃1 H−NMR(CDCl3,δppm,300MHz):
2.34(3H,s),2.49 (3H,s),5.2
5 (2H,s),5.29(1H,s),6.41(1
H,s),6.57(1H,s)。
【0101】実施例5 R1がフッ素原子、R2がメチル基及びR3がメチル基で
ある一般式(1c)で表されるベンゾフラニル化合物
(化合物(1c−1))の製造 100mlの三口フラスコに実施例3で製造した化合物
(1b−1)1.78g(0.006モル)のテトラヒ
ドロフラン50ml溶液を加え、トリホスゲン0.89
g(0.003モル)を加えて25℃で3時間撹拌し
た。反応液に水20ml及び酢酸エチル20mlを加え
て分液した。有機層を飽和食塩水20mlで3回洗浄
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層を減圧下
で濃縮して、白色固体の化合物(1c−1) を得た。 収量 1.88g、収率 99% 融点 237−238℃1 H−NMR(CDCl3,δppm,300MHz):
2.24(3H,s),2.53(3H,s),6.5
1(1H,s),6.88(1H,d,J=10.0H
z),10.44(1H,s)。
【0102】実施例6 R1が塩素原子、R2がメチル基及びR3がメチル基であ
る一般式(1c)で表されるベンゾフラニル化合物(化
合物(1c−2))の製造 100mlの三口フラスコに実施例4で製造した化合物
(1b−2)1g(0.0032モル)のテトラヒドロ
フラン30ml溶液を加え、トリホスゲン0.36g(0.0012
モル)を加えて25℃で3時間撹拌した。反応液に水20
ml及び酢酸エチル20mlを加えて分液した。有機層を
飽和食塩水20mlで3回洗浄後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥した。有機層を減圧下で濃縮して、白色固体の化
合物(1c−2) を得た。 収量 0.96g、収率 90% 融点 225−226℃1 H−NMR(CDCl3,δppm,300MHz):
2.26(3H,s),2.54(3H,s),6.5
2(1H,s),7.12(1H,s),10.62
(1H,s)。
【0103】実施例7 R1がフッ素原子、R2がメチル基及びR3がメチル基で
ある一般式(2)で表されるベンゾフラニル化合物(化
合物(2−1))の製造 100mlの三口フラスコに60%(w/w)水素化ナ
トリウム0.06g(0.0015モル)のN,N−ジ
メチルホルムアミド(DMF)20ml懸濁液に実施例
5で製造した化合物(1c−1)0.33g(0.00
1モル)のDMF溶液10mlを氷冷下(0℃)滴下し
た。15分間撹拌した後、ヨウ化メチル0.17g
(0.0012モル)を加え、25℃で2時間撹拌し
た。反応混合物に氷水20mlを注ぎ、ジエチルエーテ
ル20mlで抽出した。有機層を飽和食塩水20mlで
3回洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。有機層
を減圧下濃縮することにより、化合物(2−1)を白色
固体で得た。 収量 0.34g、収率 99% 融点 147〜148℃1 H−NMR(CDCl3,δppm,300MHz):
2.22 (3H,s),2.52 (3H,s),3.63 (3
H,s),6.50 (1H,s),6.85 (1H,d,J=1
0.0Hz)。
【0104】実施例8 R1がフッ素原子、R2がメチル基及びR3がメチル基で
ある一般式(2)で表されるベンゾフラニル化合物(化
合物(2−1))の製造 100mlの三口フラスコに水酸化ナトリウム0.1g
(0.0015モル)を入れ、50%(v/v)エタノ
ール水溶液20mlを加えて溶かし、実施例5で製造し
た化合物(1c−1)0.32g(0.001モル)の
50%(v/v)エタノール水溶液5mlを加えた。1
5分間撹拌した後、硫酸ジメチル0.37g(0.00
3モル)の50%(v/v)エタノール水溶液5mlを
滴下して加えて、5時間加熱還流した。反応液に水20
ml及び酢酸エチル20mlを加えて分液し、有機層を
飽和食塩水20mlで3回洗浄後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。有機層を減圧下濃縮することにより、化
合物(2−1)を白色固体で得た。 収量 0.30g、収率 91% 融点及び1H−NMRデータは、実施例7で得られた化
合物のそれらと同じあった。
【0105】実施例9 R1が塩素原子、R2がメチル基及びR3がメチル基であ
る一般式(2)で表されるベンゾフラニル化合物(化合
物(2−2))の製造 100mlの三口フラスコに60%(w/w)水素化ナ
トリウム0.18g(0.0045モル)のDMF30ml懸濁液に
実施例6で製造した化合物(1c−2)1g(0.00
3モル)のDMF溶液10mlを氷冷下(0℃)滴下し
た。15分間撹拌した後、ヨウ化メチル0.51g(0.0036
モル)を加え、25℃で2時間撹拌した。反応混合物に
氷水20mlを注ぎ、ジエチルエーテル20mlで抽出し
た。有機層を飽和食塩水20mlで3回洗浄後、無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。有機層を減圧下濃縮すること
により、化合物(2−2)を白色固体で得た。 収量 0.95g、収率 92% 融点 136〜137℃1 H−NMR(CDCl3,δppm,300MHz):
2.24 (3H,s),2.54 (3H,s),3.63 (3
H,s),6.51 (1H,s),7.10 (1H,s)。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) 【化1】 [式中、R1はハロゲン原子を示す。R2及びR3は、同
    一又は異なって、C1-4アルキル基を示す。Qは 【化2】 を示す。ここでXはハロゲン原子を示す。]で表される
    ベンゾフラニル化合物。
  2. 【請求項2】 Qが 【化3】 である請求項1記載のベンゾフラニル化合物。
  3. 【請求項3】 Qが 【化4】 である請求項1記載のベンゾフラニル化合物。
  4. 【請求項4】 Qが 【化5】 である請求項1記載のベンゾフラニル化合物。
  5. 【請求項5】 一般式(1c) 【化6】 [式中、R1、R2及びR3は前記に同じ。]で表される
    ベンゾフラニル化合物に、 一般式 R4−Y (4) [式中、R4はC1-4アルキル基を示す。Yはハロゲン原
    子、基−OSO35、又は基−SO2Arを示す。ここ
    で、R5はC1-4アルキル基を示し、Arはフェニル基又
    はトリル基を示す。]で表される化合物を反応させるこ
    とを特徴とする一般式(2) 【化7】 [式中、R1、R2、R3及びR4は前記に同じ。]で表さ
    れるベンゾフラニルトリアゾール化合物の製造方法。
  6. 【請求項6】 一般式(1b) 【化8】 [式中、R1、R2及びR3は前記に同じ。]で表される
    ベンゾフラニル化合物にホスゲン及びホスゲン等価体か
    らなる群より選ばれた少なくとも1種を反応させること
    を特徴とする一般式(1c)で表されるベンゾフラニル
    化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 一般式(1a) 【化9】 [式中、R1、R2、R3、Xは前記に同じ。]で表され
    るベンゾフラニル化合物にヒドラジンを反応させること
    を特徴とする一般式(1b)で表されるベンゾフラニル
    化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 四ハロゲン化炭素中、トリフェニルホス
    フィン及び塩基の存在下、一般式(3) 【化10】 [式中、R1、R2及びR3は前記に同じ。]で表される
    5−アミノベンゾフラニル化合物に、トリフルオロ酢酸
    を反応させることを特徴とする一般式(1a)で表され
    るベンゾフラニル化合物の製造方法。
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