JP2003093920A - マイナス粒子発生装置 - Google Patents
マイナス粒子発生装置Info
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Abstract
ナス粒子が光電子放出材に電気的な吸着をするため、マ
イナス粒子の発生量が減るという課題を有していた。 【解決手段】 光電子発生材1に電気的な接地5を取り
付け、光源2からの紫外線によって光電子発生材1から
光電子を発生させ、空気入口3から入る空気中の水や酸
素等の分子または埃等の微粒子が、流路制御材7を介し
て光電子発生材1の表面を通ることで、光電子が捕獲さ
れてマイナス粒子として空気出口4から装置外に放出す
る構成とした。光電子が放出された光電子発生材1は、
光電子の放出箇所に正孔ができ、マイナス粒子との間に
電気的引力が働くが、光電子発生材1の表面に空気を送
ることでマイナス粒子を放出することができるため、マ
イナス粒子を減少させることなく発生することができる
ようになる。
Description
子を付加する装置に関するものであり、特に金属への紫
外線照射により発生する光電子を利用したマイナス粒子
発生装置に関するものである。
例えば特公平8−10616号公報に開示されているも
のがある。図12は前記公報に記載されたマイナス粒子
を発生させる手法の構成概略図である。
用いて空気入口65から吸引され、空気中に含まれる微
粒子等が集じんフィルター62によって捕集される。微
粒子が除去された高清浄度の室内空気は、紫外線ランプ
63により紫外線が照射された光電子放出材64から放
出される光電子により負に荷電され、マイナス粒子が空
気出口66から室内へ放出される。
のマイナス粒子を発生する手法では、光電子放出材に紫
外線を照射することにより生じる光電子(この現象を光
電効果と呼ぶ)を利用している。つまり集塵フィルター
等で微粒子を除去された高清浄度の空気がファンによっ
て装置に入り、空気中の水や酸素等の分子及び集塵フィ
ルタなどによって除去されなかった微粒子が光電子を捕
獲することによりマイナス粒子となり、装置から出て空
気中に放出されるというものである。
出材には、光電子の放出箇所に正孔ができるために、放
出された光電子を捕獲したマイナス粒子と正孔との間に
は電気的引力が働き、マイナス粒子は光電子放出材に電
気的な吸着をするので、その結果マイナス粒子の発生量
が減少するという課題を有していた。
で、マイナス粒子発生装置から発生するマイナス粒子量
を経過時間とともに減少させることなく安定して空気に
付加することができるマイナス粒子発生装置を提供する
ことを目的とするものである。
るために、本発明のマイナス粒子発生装置は、電気的に
接地した光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外線を
照射するための光源とからなり、前記光電子発生材の表
面に空気を流すことによりマイナス粒子を発生すること
を特徴とする。
照射することで、光電効果が起こることにより、光電子
が発生する。装置に入った空気中の分子や微粒子が、光
電子を捕獲することによりマイナス粒子となり、装置か
ら出て空気中に放出される。一方、光電子を放出した光
電子発生材は、光電子の放出箇所に正孔ができるが、光
電子発生材を電気的に接地することにより、すぐに正孔
には電子が補充され電気的に中和される。すなわち、放
出された光電子が正孔に戻りにくくなるため、発生する
マイナス粒子量が減少することなく安定して発生するこ
とができる。さらに光電子発生材の表面に空気を流すこ
とにより、発生したマイナス粒子が光電子発生材の表面
に戻らないため、マイナス粒子は減少することなく発生
することができる。
的に接地した光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外
線を照射するための光源とからなり、前記光電子発生材
の表面に空気を流すことによりマイナス粒子を発生する
構成とした。
照射すると、光電効果により光電子を発生する。光電子
が放出された光電子発生材は、光電子の放出箇所に正孔
ができるが、光電子発生材を電気的に接地することによ
り、すぐに正孔には電子が補充されるため、放出された
光電子が正孔に戻りにくいので、発生するマイナス粒子
量を減少させることなく安定して空気中に放出すること
ができる。また、光電子発生材の表面に空気を流すこと
により、発生したマイナス粒子が効率よく放出され、光
電子発生材の表面に戻らないため、マイナス粒子を減少
することなく発生することができる。
有し、前記空気入口部に流路制御材を設けて、光電子発
生材の表面に空気を流す構成とした。
り、光電子発生材の表面に空気が流すようにすると、発
生したマイナス粒子が光電子発生材の表面に戻らないた
め、マイナス粒子を減少することなく発生することがで
きる。
を具備する構成とした。
電子が放出され、光電子発生材を電気的に接地すること
によって光電子が抜け出した跡である正孔は速やかに電
気的に中和され、光電子が正孔に戻りにくくする。しか
し、たとえ光電子発生材が電気的に中和されていても光
電子と光電子発生材との間には電気的鏡像力が作用し、
光電子は微弱ながら光電子発生材に戻ろうとする。従っ
て、発生した光電子を速やかに光電子発生材から引き離
す手段が必要であり、発明者等は特にその手段として光
電子発生材の表面に通風することが有効であることを見
出した。つまり、光電子発生材の表面に空気を通風する
ことにより発生した光電子が、空気分子と衝突しながら
光電子発生材から引き離されるので、光電子が光電子発
生材に戻る傾向が弱くなり、結果として装置からは効率
良くマイナス粒子が発生することとなる。
記載の通風手段から通風する空気が、光電子発生材に届
くまでの間に、空気の導入部を設ける構成とした。
ら通風する空気が、光電子発生材に届くまでの間に、洩
れないようにすることができるため、マイナス粒子を一
層減少することなく発生することができる。
記載の空気の導入部を光電子発生材の表面に空気が直接
当たるように設ける構成とした。
当たるように設けることで、通風手段から通風する空気
が、光電子発生材の表面に直接当たるので、発生する光
電子を光電子発生材から引き離すのに適している。その
結果、マイナス粒子を一層減少することなく発生するこ
とができる。
〜5のいずれか1項に記載の光電子発生材を電気的に接
地した導電性基材上に設ける構成とした。
用いる場合、それを基材上に設けることによりたとえ貴
金属層が薄層であっても機械的強度を有する部材とな
る。
記載の導電性基材が、銅、アルミニウム、ステンレスの
中から選ばれた1種類以上からなることを特徴とする。
抵抗が小さいことが挙げられる。本特性は光電子発生材
を電気的に接地して光電子発生材から光電子が抜け出た
跡である正孔を速やかに電気的に中和するために必要で
ある。
〜7のいずれか1項に記載の光電子発生材として金、白
金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンの中から選ばれた
1種類以上のものを使用することを特徴とする。
である。1.仕事関数が比較的小さいこと、2.電気抵
抗が小さいこと、3.表面の経時劣化がないこと。1.
での仕事関数とは、光電子が光電子発生材から真空中に
飛び出すために必要なエネルギーのことで、その値が小
さいほど光電子は発生し易い。2.の特性は、光電子発
生材を電気的に接地して光電子発生材から光電子が抜け
出た跡である正孔を速やかに電気的に中和するために必
要である。また3.は、表面が酸化する等して劣化を起
こすと通常はより仕事関数が大きくなってしまい光電子
が発生しにくくなることによる。これら3点の要求を満
たしかつコストが比較的安価な材料としては、貴金属で
ある金、白金、銀、銅及びステンレス、窒化チタンであ
る。
ながら説明する。
子発生装置の要部断面図である。まず図1において、光
電子発生材1が容器6の内部に設置されている。光電子
発生材1には電気的な接地5が取り付けられ、光源2か
らの紫外線によって光電子発生材1から光電子が発生
し、空気入口3から入ってくる空気中の水や酸素等の分
子または埃等の微粒子が、流路制御材7で制御されるこ
とで光電子発生材1の表面を通り、光電子が捕獲されて
マイナス粒子として空気出口4から装置外に放出され
る。
金、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンの中から選
ばれた1種類以上であるものを使用している。これらの
光電子発生材は仕事関数が小さく、紫外線を照射したと
きに金属表面から効率よく光電子が発生するため、マイ
ナス粒子を効率よく発生させるのに適している。
子発生材1に取り付けている。光電効果により光電子が
放出された光電子発生材は、光電子の放出箇所に正孔が
でき、光電子と正孔との間に電気的引力が働き、発生し
た光電子が光電子発生材に吸着される。そこで光電子発
生材を電気的に接地することにより、正孔には電子が補
充されるため、放出された光電子が正孔に戻ることがな
いので、マイナス粒子を減少させることなく発生させる
のに適している。
に空気が流れるように流路制御材7を空気入口3に設け
ることで、発生したマイナス粒子が効率よく光電子発生
材1の表面から空気出口へと流れる。したがってマイナ
ス粒子が光電子発生材の表面に戻らないため、マイナス
粒子を減少することなく発生することができる。
のではなく、例えば図2に示す流路制御材11のような
形状でも良く、その他の形状でも光電子発生材1の表面
に空気が流れるようにするものであれば問題ないもので
ある。
て説明する。
テンレス製円筒状容器を用い、光電子発生材1として厚
さ0.1mmの金を用いた。また、光源2として3Wの
紫外線殺菌ランプを用いた。
けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するための
実験を行った。光源2の紫外線殺菌ランプを点灯し、マ
イナス粒子を発生させた。測定は空気出口4から1cm
の位置で行い、装置作動後から2分毎に10分間、単位
体積当たりのマイナス粒子の数をイオンテスターで測定
した。
制御材7を取り付けていない時で、前記と同様の試験を
行いマイナス粒子の数を測定した。これらの試験結果を
まとめて図3に示す。
マイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイナ
ス粒子の発生が見られた。従来例では、時間の経過とと
もにマイナス粒子の発生が減少した。また流路制御材の
効果として、本発明のマイナス粒子発生装置を用いれ
ば、初期値でも従来例より高いマイナス粒子の発生を示
した。このことから、本発明はマイナス粒子の発生を減
少させることなく、常に一定に空気中へ多くのマイナス
粒子の供給を実現することができた。
子発生装置の要部断面図である。図4において、通風装
置21が設置されている以外は図1と同じである。
て説明する。
テンレス製円筒状容器を用い、光電子発生材1として厚
さ0.1mmの金を用い、また、光源2として3Wの紫
外線殺菌ランプを用いた。
けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するための
実験を行った。光源2の紫外線殺菌ランプを点灯し、通
風手段21を作動し、マイナス粒子を発生させた。測定
は空気出口4から1cmの位置で行い、装置作動後から
2分毎に10分間、単位体積当たりのマイナス粒子の数
をイオンテスターで測定した。試験結果を図5に示す。
マイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイナ
ス粒子の発生が見られた。このことから、通風手段を用
いれば、マイナス粒子の発生がより一層多くなり、また
常に一定に空気中へのマイナス粒子の供給を実現するこ
とができた。
子発生装置の要部断面図である。図6において、光電子
発生材31が容器36の内部に設置されている。光電子
発生材31には電気的な接地35が取り付けられ、光源
32からの紫外線によって光電子発生材31から光電子
が発生し、通風手段38により空気入口33から入って
くる空気中の水や酸素等の分子または埃等の微粒子が、
空気導入部39を通って流路制御材37で制御されるこ
とで光電子発生材31の表面を通り、光電子が捕獲され
てマイナス粒子として空気出口34から装置外に放出さ
れる。
て説明する。
ステンレス製円筒状容器を用い、光電子発生材31とし
て厚さ0.1mmの金を用い、また、光源32として3
Wの紫外線殺菌ランプを用いた。
り付けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するた
めの実験を行った。光源32の紫外線殺菌ランプを点灯
し、通風手段38を作動し、マイナス粒子を発生させ
た。測定は空気出口34から1cmの位置で行い、装置
作動後から2分毎に10分間、単位体積当たりのマイナ
ス粒子の数をイオンテスターで測定した。試験結果を図
7に示す。
マイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイナ
ス粒子の発生が見られた。このことから、空気導入部を
設ければ、通風手段から送られる空気が外部に漏れるこ
となく光電子発生材に送られるため、マイナス粒子の発
生がより一層多くなり、また常に一定に空気中へのマイ
ナス粒子の供給を実現することができた。
子発生装置の要部断面図である。図8において、光電子
発生材41が容器46の内部に設置されている。光電子
発生材41には電気的な接地45が取り付けられ、光源
42からの紫外線によって光電子発生材41から光電子
が発生し、通風手段48により空気入口43から入って
くる空気中の水や酸素等の分子または埃等の微粒子が、
空気導入部47を通って直接光電子発生材41の表面に
当たり、光電子が捕獲されてマイナス粒子として空気出
口44から装置外に放出される。
て説明する。
ステンレス製円筒状容器を用い、光電子発生材41とし
て厚さ0.1mmの金を用い、また、光源42として3
Wの紫外線殺菌ランプを用いた。
り付けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するた
めの実験を行った。光源42の紫外線殺菌ランプを点灯
し、通風手段48を作動し、マイナス粒子を発生させ
た。測定は空気出口44から1cmの位置で行い、装置
作動後から2分毎に10分間、単位体積当たりのマイナ
ス粒子の数をイオンテスターで測定した。試験結果を図
9に示す。
マイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイナ
ス粒子の発生が見られた。このことから、空気導入部を
設ければ、通風手段から送られる空気が外部に漏れるこ
となく、直接光電子発生材に当たるため、マイナス粒子
の発生がより一層多くなり、また常に一定に空気中への
マイナス粒子の供給を実現することができた。
粒子発生装置の要部断面図である。図10において、光
電子発生材51が導電性基材52の表面に担持されてい
る以外は図1と同じである。
金、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンの中から選
ばれた1種類以上であるものを使用している。これらの
光電子発生材は仕事関数が小さく、紫外線を照射したと
きに金属表面から効率よく光電子が発生するため、マイ
ナス粒子を効率よく発生させるのに適している。
は、銅、アルミニウム、ステンレスの中から選ばれた1
種類以上であるものを使用している。これらの導電性基
材は電気抵抗が小さく、光電子発生材を電気的に接地し
て光電子発生材から光電子が抜け出た跡である正孔を速
やかに電気的に中和するのに適している。
性基材52に取り付けている。光電効果により光電子が
放出された光電子発生材51は、光電子の放出箇所に正
孔ができ、光電子と正孔との間に電気的引力が働き、発
生した光電子が光電子発生材に吸着される。そこで導電
性基材を電気的に接地することにより、正孔には電子が
補充されるため、放出された光電子が正孔に戻ることが
ないので、マイナス粒子を減少させることなく発生させ
るのに適している。
に空気が流れるように流路制御材7で制御していること
で、発生したマイナス粒子が効率よく光電子発生材の表
面から空気出口へと流れる。したがってマイナス粒子が
光電子発生材の表面に戻らないため、マイナス粒子を減
少することなく発生することができる。
て説明する。
7cmのステンレス製円筒状容器を用い、導電性基材5
2として厚さ0.1mmのステンレスを用い、これに光
電子発生材51として金を蒸着した。また、光源2とし
て3Wの紫外線殺菌ランプを用いた。
けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するための
実験を行った。光源2の紫外線殺菌ランプを点灯し、マ
イナス粒子を発生させた。測定は空気出口4から1cm
の位置で行い、装置作動後から2分毎に10分間、単位
体積当たりのマイナス粒子の数をイオンテスターで測定
した。試験結果を図11に示す。
のマイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイ
ナス粒子の発生が見られた。このことから、本発明はマ
イナス粒子の発生を減少させることなく、常に一定に空
気中へのマイナス粒子の供給を実現することができた。
ルミニウム、ステンレスからなるマイナス粒子発生装置
を用いて、実験1と同様の方法で、マイナス粒子の測定
を行った。なお、測定は空気出口4から1cmの位置で
行い、装置作動後2分後に単位体積当たりのマイナス粒
子の数をイオンテスターで測定した。測定結果を表1に
示す。
発生装置を用いて、導電性基材として、銅、アルミニウ
ム、ステンレスを用いれば、多くのマイナス粒子が発生
することが判明した。その中でも特に銅を用いた場合に
大量のマイナス粒子が発生することがわかった。
白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンからなるマイナ
ス粒子発生装置を用いて、実験1と同様の方法で、マイ
ナス粒子の測定を行った。なお、測定は空気出口4から
1cmの位置で行い、装置作動後2分後に単位体積当た
りのマイナス粒子の数をイオンテスターで測定した。測
定結果を表2に示す。
発生装置を用いて、光電子発生材として、金、白金、
銀、銅、ステンレス、窒化チタンを用いれば、多くのマ
イナス粒子が発生することが判明した。その中でも特に
金、白金を用いた場合に大量のマイナス粒子が発生する
ことがわかった。
筒状容器として内径3cm、長さ7cmのステンレス容
器を用いたが、形状、大きさ、厚さ、種類は限定される
ものではなく、マイナス粒子発生装置として適用できる
形状や大きさや厚さや種類であれば、どのようなもので
も構わない。
さ0.1mmのステンレスを用いたが、厚さ、種類は限
定されるものではなく、導電性でありなおかつ光電子発
生材が担持できれば、どのようなものでも構わない。
加するマイナス粒子発生装置を得ることができた。その
ため本マイナス粒子発生装置を備えた空気調和装置とし
て、空気清浄機、エアコン、ファンヒーター、除湿機、
加湿機、介護臭等の脱臭器、トイレ用の脱臭器等に応用
可能である。
た光電子やマイナス粒子が正孔に戻ることがないため、
マイナス粒子を常に減少させることなく発生することが
できるようになるものである。
置の構成を示す要部断面図
断面図
を示すグラフ
置の構成を示す要部断面図
を示すグラフ
置の構成を示す要部断面図
を示すグラフ
置の構成を示す要部断面図
を示すグラフ
装置の構成を示す要部断面図
量を示すグラフ
6)
光電子発生材に紫外線を照射する光源とを有したマイナ
ス粒子発生装置において、前記光電子発生材に紫外線を
照射すると共に、前記光電子発生材の表面に空気を流す
ことでマイナス粒子を発生させ、また空気入口部を有
し、前記空気入口部に流路制御材を設けたことを特徴と
するマイナス粒子発生装置。
記通風手段によって光電子発生材の表面に空気を流すこ
とを特徴とする請求項1に記載のマイナス粒子発生装
置。
表面に至るまでの間に、空気の導入部を設けたことを特
徴とする請求項2に記載のマイナス粒子発生装置。
光電子発生材に紫外線を照射する光源と、前記光電子発
生材の表面に空気を流す通風手段とを有したマイナス粒
子発生装置において、前記光電子発生材に紫外線を照射
すると共に、前記通風手段により前記光電子発生材の表
面に空気を流すことでマイナス粒子を発生させ、また前
記通風手段からの空気が、光電子発生材の表面に至るま
での間に、空気の導入部を設けたことを特徴とするマイ
ナス粒子発生装置。
子を付加する装置に関するものであり、特に金属への紫
外線照射により発生する光電子を利用したマイナス粒子
発生装置に関するものである。
例えば特公平8−10616号公報に開示されているも
のがある。図12は前記公報に記載されたマイナス粒子
を発生させる手法の構成概略図である。
用いて空気入口65から吸引され、空気中に含まれる微
粒子等が集じんフィルター62によって捕集される。微
粒子が除去された高清浄度の室内空気は、紫外線ランプ
63により紫外線が照射された光電子放出材64から放
出される光電子により負に荷電され、マイナス粒子が空
気出口66から室内へ放出される。
のマイナス粒子を発生する手法では、光電子放出材に紫
外線を照射することにより生じる光電子(この現象を光
電効果と呼ぶ)を利用している。つまり集塵フィルター
等で微粒子を除去された高清浄度の空気がファンによっ
て装置に入り、空気中の水や酸素等の分子及び集塵フィ
ルタなどによって除去されなかった微粒子が光電子を捕
獲することによりマイナス粒子となり、装置から出て空
気中に放出されるというものである。
出材には、光電子の放出箇所に正孔ができるために、放
出された光電子を捕獲したマイナス粒子と正孔との間に
は電気的引力が働き、マイナス粒子は光電子放出材に電
気的な吸着をするので、その結果マイナス粒子の発生量
が減少するという課題を有していた。
で、マイナス粒子発生装置から発生するマイナス粒子量
を経過時間とともに減少させることなく安定して空気に
付加することができるマイナス粒子発生装置を提供する
ことを目的とするものである。
るために、本発明のマイナス粒子発生装置は、電気的に
接地した光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外線を
照射する光源とを有したマイナス粒子発生装置におい
て、前記光電子発生材に紫外線を照射すると共に、前記
光電子発生材の表面に空気を流すことでマイナス粒子を
発生させ、また空気入口部を有し、前記空気入口部に流
路制御材を設けたことを特徴とする。
照射することで、光電効果が起こることにより、光電子
が発生する。装置に入った空気中の分子や微粒子が、光
電子を捕獲することによりマイナス粒子となり、装置か
ら出て空気中に放出される。一方、光電子を放出した光
電子発生材は、光電子の放出箇所に正孔ができるが、光
電子発生材を電気的に接地することにより、すぐに正孔
には電子が補充され電気的に中和される。すなわち、放
出された光電子が正孔に戻りにくくなるため、発生する
マイナス粒子量が減少することなく安定して発生するこ
とができる。さらに光電子発生材の表面に空気を流すこ
とにより、発生したマイナス粒子が光電子発生材の表面
に戻らないため、マイナス粒子は減少することなく発生
することができる。また、空気入口部に流路制御材を設
けることにより、光電子発生材の表面に空気が流すよう
にすると、発生したマイナス粒子が光電子発生材の表面
に戻らないため、マイナス粒子を減少することなく発生
することができる。
的に接地した光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外
線を照射する光源とを有したマイナス粒子発生装置にお
いて、前記光電子発生材に紫外線を照射すると共に、前
記光電子発生材の表面に空気を流すことでマイナス粒子
を発生させ、また空気入口部を有し、前記空気入口部に
流路制御材を設ける構成とした。
照射すると、光電効果により光電子を発生する。光電子
が放出された光電子発生材は、光電子の放出箇所に正孔
ができるが、光電子発生材を電気的に接地することによ
り、すぐに正孔には電子が補充されるため、放出された
光電子が正孔に戻りにくいので、発生するマイナス粒子
量を減少させることなく安定して空気中に放出すること
ができる。また、光電子発生材の表面に空気を流すこと
により、発生したマイナス粒子が効率よく放出され、光
電子発生材の表面に戻らないため、マイナス粒子を減少
することなく発生することができる。また、空気入口部
に流路制御材を設けることにより、光電子発生材の表面
に空気が流すようにすると、発生したマイナス粒子が光
電子発生材の表面に戻らないため、マイナス粒子を減少
することなく発生することができる。
口部の上流に通風手段を有し、前記通風手段によって光
電子発生材の表面に空気を流す構成とした。
電子が放出され、光電子発生材を電気的に接地すること
によって光電子が抜け出した跡である正孔は速やかに電
気的に中和され、光電子が正孔に戻りにくくする。しか
し、たとえ光電子発生材が電気的に中和されていても光
電子と光電子発生材との間には電気的鏡像力が作用し、
光電子は微弱ながら光電子発生材に戻ろうとする。従っ
て、発生した光電子を速やかに光電子発生材から引き離
す手段が必要であり、発明者等は特にその手段として光
電子発生材の表面に通風することが有効であることを見
出した。つまり、光電子発生材の表面に空気を通風する
ことにより発生した光電子が、空気分子と衝突しながら
光電子発生材から引き離されるので、光電子が光電子発
生材に戻る傾向が弱くなり、結果として装置からは効率
良くマイナス粒子が発生することとなる。
記載の通風手段からの空気が、光電子発生材の表面に至
るまでの間に、空気の導入部を設ける構成とした。
ら通風する空気が、光電子発生材に届くまでの間に、洩
れないようにすることができるため、マイナス粒子を一
層減少することなく発生することができる。
した光電子発生材と、前記光電子発生材に紫外線を照射
する光源と、前記光電子発生材の表面に空気を流す通風
手段とを有したマイナス粒子発生装置において、前記光
電子発生材に紫外線を照射すると共に、前記通風手段に
より前記光電子発生材の表面に空気を流すことでマイナ
ス粒子を発生させ、また前記通風手段からの空気が、光
電子発生材の表面に至るまでの間に、空気の導入部を設
ける構成とした。
照射すると、光電効果により光電子を発生する。光電子
が放出された光電子発生材は、光電子の放出箇所に正孔
ができるが、光電子発生材を電気的に接地することによ
り、すぐに正孔には電子が補充されるため、放出された
光電子が正孔に戻りにくいので、発生するマイナス粒子
量を減少させることなく安定して空気中に放出すること
ができる。また、光電子発生材の表面に空気を流すこと
により、発生したマイナス粒子が効率よく放出され、光
電子発生材の表面に戻らないため、マイナス粒子を減少
することなく発生することができる。
らは光電子が放出され、光電子発生材を電気的に接地す
ることによって光電子が抜け出した跡である正孔は速や
かに電気的に中和され、光電子が正孔に戻りにくくす
る。しかし、たとえ光電子発生材が電気的に中和されて
いても光電子と光電子発生材との間には電気的鏡像力が
作用し、光電子は微弱ながら光電子発生材に戻ろうとす
る。従って、発生した光電子を速やかに光電子発生材か
ら引き離す手段が必要であり、発明者等は特にその手段
として光電子発生材の表面に通風することが有効である
ことを見出した。つまり、光電子発生材の表面に空気を
通風することにより発生した光電子が、空気分子と衝突
しながら光電子発生材から引き離されるので、光電子が
光電子発生材に戻る傾向が弱くなり、結果として装置か
らは効率良くマイナス粒子が発生することとなる。
手段から通風する空気が、光電子発生材に届くまでの間
に、洩れないようにすることができるため、マイナス粒
子を一層減少することなく発生することができる。
または4記載の空気の導入部が、光電子発生材の表面に
空気を強制的に流す構成とした。
当たるように設けることで、通風手段から通風する空気
が、光電子発生材の表面に直接当たるので、発生する光
電子を光電子発生材から引き離すのに適している。その
結果、マイナス粒子を一層減少することなく発生するこ
とができる。
〜5のいずれか1項に記載の光電子発生材を電気的に接
地した導電性基材上に設ける構成とした。
用いる場合、それを基材上に設けることによりたとえ貴
金属層が薄層であっても機械的強度を有する部材とな
る。
記載の導電性基材が、銅、アルミニウム、ステンレスの
中から選ばれた1種類以上からなることを特徴とする。
抵抗が小さいことが挙げられる。本特性は光電子発生材
を電気的に接地して光電子発生材から光電子が抜け出た
跡である正孔を速やかに電気的に中和するために必要で
ある。
〜7のいずれか1項に記載の光電子発生材として金、白
金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンの中から選ばれた
1種類以上のものを使用することを特徴とする。
である。1.仕事関数が比較的小さいこと、2.電気抵
抗が小さいこと、3.表面の経時劣化がないこと。1.
での仕事関数とは、光電子が光電子発生材から真空中に
飛び出すために必要なエネルギーのことで、その値が小
さいほど光電子は発生し易い。2.の特性は、光電子発
生材を電気的に接地して光電子発生材から光電子が抜け
出た跡である正孔を速やかに電気的に中和するために必
要である。また3.は、表面が酸化する等して劣化を起
こすと通常はより仕事関数が大きくなってしまい光電子
が発生しにくくなることによる。これら3点の要求を満
たしかつコストが比較的安価な材料としては、貴金属で
ある金、白金、銀、銅及びステンレス、窒化チタンであ
る。
ながら説明する。
子発生装置の要部断面図である。まず図1において、光
電子発生材1が容器6の内部に設置されている。光電子
発生材1には電気的な接地5が取り付けられ、光源2か
らの紫外線によって光電子発生材1から光電子が発生
し、空気入口3から入ってくる空気中の水や酸素等の分
子または埃等の微粒子が、流路制御材7で制御されるこ
とで光電子発生材1の表面を通り、光電子が捕獲されて
マイナス粒子として空気出口4から装置外に放出され
る。
金、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンの中から選
ばれた1種類以上であるものを使用している。これらの
光電子発生材は仕事関数が小さく、紫外線を照射したと
きに金属表面から効率よく光電子が発生するため、マイ
ナス粒子を効率よく発生させるのに適している。
子発生材1に取り付けている。光電効果により光電子が
放出された光電子発生材は、光電子の放出箇所に正孔が
でき、光電子と正孔との間に電気的引力が働き、発生し
た光電子が光電子発生材に吸着される。そこで光電子発
生材を電気的に接地することにより、正孔には電子が補
充されるため、放出された光電子が正孔に戻ることがな
いので、マイナス粒子を減少させることなく発生させる
のに適している。
に空気が流れるように流路制御材7を空気入口3に設け
ることで、発生したマイナス粒子が効率よく光電子発生
材1の表面から空気出口へと流れる。したがってマイナ
ス粒子が光電子発生材の表面に戻らないため、マイナス
粒子を減少することなく発生することができる。
のではなく、例えば図2に示す流路制御材11のような
形状でも良く、その他の形状でも光電子発生材1の表面
に空気が流れるようにするものであれば問題ないもので
ある。
て説明する。
テンレス製円筒状容器を用い、光電子発生材1として厚
さ0.1mmの金を用いた。また、光源2として3Wの
紫外線殺菌ランプを用いた。
けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するための
実験を行った。光源2の紫外線殺菌ランプを点灯し、マ
イナス粒子を発生させた。測定は空気出口4から1cm
の位置で行い、装置作動後から2分毎に10分間、単位
体積当たりのマイナス粒子の数をイオンテスターで測定
した。
制御材7を取り付けていない時で、前記と同様の試験を
行いマイナス粒子の数を測定した。これらの試験結果を
まとめて図3に示す。
マイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイナ
ス粒子の発生が見られた。従来例では、時間の経過とと
もにマイナス粒子の発生が減少した。また流路制御材の
効果として、本発明のマイナス粒子発生装置を用いれ
ば、初期値でも従来例より高いマイナス粒子の発生を示
した。このことから、本発明はマイナス粒子の発生を減
少させることなく、常に一定に空気中へ多くのマイナス
粒子の供給を実現することができた。
子発生装置の要部断面図である。図4において、通風装
置21が設置されている以外は図1と同じである。
て説明する。
テンレス製円筒状容器を用い、光電子発生材1として厚
さ0.1mmの金を用い、また、光源2として3Wの紫
外線殺菌ランプを用いた。
けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するための
実験を行った。光源2の紫外線殺菌ランプを点灯し、通
風手段21を作動し、マイナス粒子を発生させた。測定
は空気出口4から1cmの位置で行い、装置作動後から
2分毎に10分間、単位体積当たりのマイナス粒子の数
をイオンテスターで測定した。試験結果を図5に示す。
マイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイナ
ス粒子の発生が見られた。このことから、通風手段を用
いれば、マイナス粒子の発生がより一層多くなり、また
常に一定に空気中へのマイナス粒子の供給を実現するこ
とができた。
子発生装置の要部断面図である。図6において、光電子
発生材31が容器36の内部に設置されている。光電子
発生材31には電気的な接地35が取り付けられ、光源
32からの紫外線によって光電子発生材31から光電子
が発生し、通風手段38により空気入口33から入って
くる空気中の水や酸素等の分子または埃等の微粒子が、
空気導入部39を通って流路制御材37で制御されるこ
とで光電子発生材31の表面を通り、光電子が捕獲され
てマイナス粒子として空気出口34から装置外に放出さ
れる。
て説明する。
ステンレス製円筒状容器を用い、光電子発生材31とし
て厚さ0.1mmの金を用い、また、光源32として3
Wの紫外線殺菌ランプを用いた。
り付けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するた
めの実験を行った。光源32の紫外線殺菌ランプを点灯
し、通風手段38を作動し、マイナス粒子を発生させ
た。測定は空気出口34から1cmの位置で行い、装置
作動後から2分毎に10分間、単位体積当たりのマイナ
ス粒子の数をイオンテスターで測定した。試験結果を図
7に示す。
マイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイナ
ス粒子の発生が見られた。このことから、空気導入部を
設ければ、通風手段から送られる空気が外部に漏れるこ
となく光電子発生材に送られるため、マイナス粒子の発
生がより一層多くなり、また常に一定に空気中へのマイ
ナス粒子の供給を実現することができた。
子発生装置の要部断面図である。図8において、光電子
発生材41が容器46の内部に設置されている。光電子
発生材41には電気的な接地45が取り付けられ、光源
42からの紫外線によって光電子発生材41から光電子
が発生し、通風手段48により空気入口43から入って
くる空気中の水や酸素等の分子または埃等の微粒子が、
空気導入部47を通って直接光電子発生材41の表面に
当たり、光電子が捕獲されてマイナス粒子として空気出
口44から装置外に放出される。
て説明する。
ステンレス製円筒状容器を用い、光電子発生材41とし
て厚さ0.1mmの金を用い、また、光源42として3
Wの紫外線殺菌ランプを用いた。
り付けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するた
めの実験を行った。光源42の紫外線殺菌ランプを点灯
し、通風手段48を作動し、マイナス粒子を発生させ
た。測定は空気出口44から1cmの位置で行い、装置
作動後から2分毎に10分間、単位体積当たりのマイナ
ス粒子の数をイオンテスターで測定した。試験結果を図
9に示す。
マイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイナ
ス粒子の発生が見られた。このことから、空気導入部を
設ければ、通風手段から送られる空気が外部に漏れるこ
となく、直接光電子発生材に当たるため、マイナス粒子
の発生がより一層多くなり、また常に一定に空気中への
マイナス粒子の供給を実現することができた。
粒子発生装置の要部断面図である。図10において、光
電子発生材51が導電性基材52の表面に担持されてい
る以外は図1と同じである。
金、白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンの中から選
ばれた1種類以上であるものを使用している。これらの
光電子発生材は仕事関数が小さく、紫外線を照射したと
きに金属表面から効率よく光電子が発生するため、マイ
ナス粒子を効率よく発生させるのに適している。
は、銅、アルミニウム、ステンレスの中から選ばれた1
種類以上であるものを使用している。これらの導電性基
材は電気抵抗が小さく、光電子発生材を電気的に接地し
て光電子発生材から光電子が抜け出た跡である正孔を速
やかに電気的に中和するのに適している。
性基材52に取り付けている。光電効果により光電子が
放出された光電子発生材51は、光電子の放出箇所に正
孔ができ、光電子と正孔との間に電気的引力が働き、発
生した光電子が光電子発生材に吸着される。そこで導電
性基材を電気的に接地することにより、正孔には電子が
補充されるため、放出された光電子が正孔に戻ることが
ないので、マイナス粒子を減少させることなく発生させ
るのに適している。
に空気が流れるように流路制御材7で制御していること
で、発生したマイナス粒子が効率よく光電子発生材の表
面から空気出口へと流れる。したがってマイナス粒子が
光電子発生材の表面に戻らないため、マイナス粒子を減
少することなく発生することができる。
て説明する。
7cmのステンレス製円筒状容器を用い、導電性基材5
2として厚さ0.1mmのステンレスを用い、これに光
電子発生材51として金を蒸着した。また、光源2とし
て3Wの紫外線殺菌ランプを用いた。
けて、本マイナス粒子発生装置の性能を評価するための
実験を行った。光源2の紫外線殺菌ランプを点灯し、マ
イナス粒子を発生させた。測定は空気出口4から1cm
の位置で行い、装置作動後から2分毎に10分間、単位
体積当たりのマイナス粒子の数をイオンテスターで測定
した。試験結果を図11に示す。
のマイナス粒子発生装置を用いれば、常に安定したマイ
ナス粒子の発生が見られた。このことから、本発明はマ
イナス粒子の発生を減少させることなく、常に一定に空
気中へのマイナス粒子の供給を実現することができた。
ルミニウム、ステンレスからなるマイナス粒子発生装置
を用いて、実験1と同様の方法で、マイナス粒子の測定
を行った。なお、測定は空気出口4から1cmの位置で
行い、装置作動後2分後に単位体積当たりのマイナス粒
子の数をイオンテスターで測定した。測定結果を表1に
示す。
発生装置を用いて、導電性基材として、銅、アルミニウ
ム、ステンレスを用いれば、多くのマイナス粒子が発生
することが判明した。その中でも特に銅を用いた場合に
大量のマイナス粒子が発生することがわかった。
白金、銀、銅、ステンレス、窒化チタンからなるマイナ
ス粒子発生装置を用いて、実験1と同様の方法で、マイ
ナス粒子の測定を行った。なお、測定は空気出口4から
1cmの位置で行い、装置作動後2分後に単位体積当た
りのマイナス粒子の数をイオンテスターで測定した。測
定結果を表2に示す。
発生装置を用いて、光電子発生材として、金、白金、
銀、銅、ステンレス、窒化チタンを用いれば、多くのマ
イナス粒子が発生することが判明した。その中でも特に
金、白金を用いた場合に大量のマイナス粒子が発生する
ことがわかった。
筒状容器として内径3cm、長さ7cmのステンレス容
器を用いたが、形状、大きさ、厚さ、種類は限定される
ものではなく、マイナス粒子発生装置として適用できる
形状や大きさや厚さや種類であれば、どのようなもので
も構わない。
さ0.1mmのステンレスを用いたが、厚さ、種類は限
定されるものではなく、導電性でありなおかつ光電子発
生材が担持できれば、どのようなものでも構わない。
加するマイナス粒子発生装置を得ることができた。その
ため本マイナス粒子発生装置を備えた空気調和装置とし
て、空気清浄機、エアコン、ファンヒーター、除湿機、
加湿機、介護臭等の脱臭器、トイレ用の脱臭器等に応用
可能である。
た光電子やマイナス粒子が正孔に戻ることがないため、
マイナス粒子を常に減少させることなく発生することが
できるようになるものである。
置の構成を示す要部断面図
断面図
を示すグラフ
置の構成を示す要部断面図
を示すグラフ
置の構成を示す要部断面図
を示すグラフ
置の構成を示す要部断面図
を示すグラフ
装置の構成を示す要部断面図
量を示すグラフ
Claims (8)
- 【請求項1】 電気的に接地した光電子発生材と、前記
光電子発生材に紫外線を照射するための光源とからな
り、前記光電子発生材の表面に空気を流すことによりマ
イナス粒子を発生することを特徴とするマイナス粒子発
生装置。 - 【請求項2】 空気入口部を有し、前記空気入口部に流
路制御材を設けて、光電子発生材の表面に空気を流すよ
うにしたことを特徴とする請求項1に記載のマイナス粒
子発生装置。 - 【請求項3】 通風手段を具備し、前記通風手段によっ
て空気を光電子発生材の表面に送ることによりマイナス
粒子を発生することを特徴とする請求項1または2に記
載のマイナス粒子発生装置。 - 【請求項4】 通風手段から通風する空気が、光電子発
生材に届くまでの間に、空気の導入部を設けたことを特
徴とする請求項3に記載のマイナス粒子発生装置。 - 【請求項5】 空気の導入部は、光電子発生材の表面に
空気が直接当たるように設けたことを特徴とする請求項
4に記載のマイナス粒子発生装置。 - 【請求項6】 光電子発生材は、電気的に接地した導電
性基材上に設けてなることを特徴とする請求項1から5
のいずれか1項に記載のマイナス粒子発生装置。 - 【請求項7】 導電性基材は、銅、アルミニウム、ステ
ンレスの中から選ばれた1種類以上からなることを特徴
とする請求項6に記載のマイナス粒子発生装置。 - 【請求項8】 光電子発生材は金、白金、銀、銅、ステ
ンレス、窒化チタンの中から選ばれた1種類以上からな
ることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記
載のマイナス粒子発生装置。
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JP2001296866A JP3322267B1 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | マイナス粒子発生装置 |
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KR20200014037A (ko) * | 2018-07-31 | 2020-02-10 | 엘지전자 주식회사 | 살균 집진 장치 및 그를 포함하는 홈 어플라이언스 |
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