JP2003093636A - 弾球遊技機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄表示装置取付枠に設けるワープ通路の構
成を、遊技客に納得される構成にすること。 【解決手段】 従来、ワープ入球に対して、ステージの
至るまでが内部に取り込まれるため、排出瞬間を確認し
ていれば問題ないが、ややもすると消失したものと勘違
いされ、遊技店に対して不信感を抱かせていた。この一
見消失したかのようにみえる問題の解決方法としては、
通路一部を透明化していたが、その表側表面に色彩模様
や、抜き型の通風口をしている。この場合も通路の背部
にランプを設けることが通例で、ランプが点滅している
と通過球の視認がさらに視認不能となる。そこで、これ
らを解決する方法として、ワープ入球口７８を備えた図
柄表示装置５７の図柄表示装置取付枠７７において、こ
の図柄表示装置取付枠７７の周囲は、遊技客に対して視
認容易な前面開放型のワープ通路８０と、このワープ通
路８０の途中に片開入球口８３とを設ける。この結果、
遊技客はワープ入球口７８への入球からワープ落下部８
５までの遊技球の流れを目線で追うことができるので、
安心して遊技が行えることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に装填
されている遊技盤の図柄表示装置に設けられるワープ通
路に関わる。

【０００２】

【従来の技術】従来、弾球遊技機に代表されるパチンコ
遊技機（以後パチンコ機と称す）は、梃子等の機械的に
連動動作させる構造からなり、電気的に作用及び動作す
るものといえば、コンデンサモータによる発射装置や、
入賞による払い出し時に入賞球の重量によってレバーを
作動させて賞球ケースにセットされている払出装置の蓋
を開放して遊技球を賞品球として払い出しをする。この
ときレバー軸付近に仕掛けた隣青銅の接点スイッチがレ
バーの作動によってオンとなりタンク窓に取り付けられ
たランプが点灯するようにされ、電源が遊技機設置島内
に設けたトランスによりランプはＡＣ８Ｖに供給と、さ
らに設置するトランスによりＡＣ２４Ｖによってコンデ
ンサモータの動力源としている。

【０００３】時代の進歩と共に、トランスを内蔵してＩ
Ｃロジック回路からなる制御装置を内蔵したアレンジボ
ール遊技機やじゃん球遊技機等が開発され世に出現し、
過去禁止されていた電光式の表示体を設けた遊技機が昭
和５４年に認可され、一躍脚光をあび、続いてこの表示
体を用いた大当りする遊技機が出現した。この後、アレ
ンジボール遊技機やじゃん球遊技機はＣＰＵ（８０８０
及び６８００）を用いた制御装置が開発され、ノイズ対
策に苦慮しながらブラウン管方式の表示装置を有する遊
技機へと発展していった。

【０００４】遊技盤の特定位置に設けた入球口（以後ワ
ープ入球口と称す）に遊技球が入球すると、特定位置よ
り下部に設けた排出口から遊技球が再び遊技盤上に排出
されるといったワープ通路方式が開発され、さらに図柄
表示装置の頂上又は上部左右にワープ入球口、そして、
周囲にワープ通路と排出された遊技球を受け容れるステ
ージとを設けられるようになって現在に至っている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】以上のワープ通路につ
いての構成は、面白い一面があるものの遊技客にとって
不審を抱く一面も有している。これは、まず第１に挙げ
られることとして、遊技球がワープ入球口に入球したこ
とを確認中に別の何かが発生したような気がして目線を
移動中に排出がされると、ワープ入球口に入球の確認を
したがどこからも出てこないと思いがちである。目線移
動の緩やかな老人等は特に感じられ、「パチンコ屋は自
動的に裏で何かをしている」と疑心を抱くようになり、
遊技店から遠のくこととなる。第２としては、ワープ入
球口を設ける理由として図柄変動に係わる入賞口への入
賞率が遊技客に有利にみせかけるために設けられている
が、実際には、図柄表示装置を迂回するようにして、直
接図柄変動に係わる入賞口への入賞をさせるようにし
て、遊技店に有利な入賞率の調整ができるようにしてい
る。遊技客の狙い所としてワープ入球口が天の付近に設
けているものの入球しにくい状態の遊技釘の配置をして
いる。また、ワープ通路を内部通路としている構成は、
成型時に起きるバリ等のはみ出しが、テスト時には発見
しにくい切除作業の見落としで球詰りが発生することが
しばしあることや、営業中にそのバリが剥離停留して球
詰りの原因にもなっている。内蔵式のワープ通路にする
と成形金型数も増えて、組み立て時にも手数が掛かって
いる。このことに発明者は鑑みて改良を重ねた結果、次
に提案することにより以上の欠点の解決ができた。

【０００６】

【課題を解決するための手段および発明の効果】請求項
１に記載の弾球遊技機は、当たり外れを判定するメイン
制御装置と、遊技盤に取り付けられ当たり外れを表示す
る図柄表示装置と、該図柄表示装置を前記遊技盤に取り
付けるための図柄表示装置枠と、該図柄表示装置枠に設
けられるワープ入球口と、前記図柄表示装置にワープ通
路と、前記図柄表示装置枠の下部にステージと、が設け
られる弾球遊技機において、前記図柄表示装置枠にワー
プ通路を設け遊技客側に開放状態の樋からなることを特
徴とする弾球遊技機。従来、ワープ入球に対して、ステ
ージの至るまでが内部に取り込まれるため、排出瞬間を
確認していれば問題ないが、ややもすると消失したもの
と勘違いすることもしばしばあって、遊技店に対して不
信感を抱かせるか、「球が消えた」と店員にくってかか
る等のトラブルの原因にもなっていた。この一見消失し
たかのようにみえる問題の解決方法としては、通路一部
を透明化していたが、その表側表面に色彩模様や、抜き
型の通風口をしている。この場合も通路の背部にランプ
を設けることが通例で、ランプが点滅していると通過球
の視認がさらに視認不能となる。そこで、これらを解決
する方法として、ワープ入球口を備えた図柄表示装置の
図柄表示装置取付枠において、この図柄表示装置取付枠
の周囲は、遊技客に対して視認容易な前面開放型のワー
プ通路を設ける。この結果、遊技客はワープ入球口７８
への入球からワープ落下部８５までの遊技球の流れを目
線で追うことができるので、安心して遊技が行えること
となり、店員とのトラブルも起きない、と言った優れた
ものとなる。

【０００７】請求項２記載の弾球遊技機は、請求項１記
載の弾球遊技機において、前記ワープ通路の途中に一方
向からの入球可能にする片開入球口を設けたことを特徴
とする弾球遊技機。ワープ通路を前面開放型にすると、
ワープ入球口に入球できなかった遊技球が従来型のよう
に図柄表示装置取付枠周囲からステージへの飛び込みが
なくなるので、飛び込みができるように図柄表示装置取
付枠のワープ通路の途中に片開入球口とを設けることに
より飛び込みが可能となる。遊技球がワープ入球口から
外れれば、遊技客とっては良い気分ではない。そこで、
ワープ通路の途中に片開入球口を設けることによって、
外れ遊技球の飛び込み率が少なくても安心感と希望とを
与えることとなる。請求項３記載の弾球遊技機は、請求
項１または２記載の弾球遊技機において、前記ワープ入
球口の入口と誘導部に入球率調整を容易にする遊技釘配
列にしたことを特徴とする弾球遊技機。ワープ入球して
図柄変動に係わる入賞口への入賞率が高まれば、当然な
がら遊技店に損失をもたらすことは明白である。そこで
ワープ入球口への入球率調整のための誘導障害と入球障
害との遊技釘調整部を設ける。これにより、遊技店と遊
技客双方が納得できる釘調整が可能となった。

【０００８】

【発明の実施の形態】請求項１の図柄表示装置枠にワー
プ通路を設け遊技客側に開放状態の樋からなるとしたワ
ープ通路は、図柄表示装置枠に限定するものではなく、
例えば、通常の遊技盤の表面を覆う板ガラスをプラスチ
ック板からなる成形物で構成した場合には、ワープ通路
をこのプラスチック板からなる成形物に、遊技盤側へ開
放状態にして成形することもよく、またワープ通路を図
柄表示装置枠から切り離して別体で設けることも良い。
別体にすると営業地域や隣接遊技店に設置したときにワ
ープ通路自体の色彩やワープ通路に貼り付けるシール等
を異ならせて違った機種にみせかけることもできる。ま
た遊技球の衝接で破損したときに交換が容易で部品単価
も少なくて済む。請求項２に記載される片開入球口は、
自然飛び込みを可能としているが、電動式に動作させる
方法も良い。この場合、例えば、確率変更され通常遊技
状でのとき図柄表示装置の表示される特定図柄を指定し
て作動させることや、別に定める一般入賞口に入賞を契
機に作動させること、及び電動チューリップの解放時に
同期して作動させる等の方法でもよい。ことを特徴とす
る弾球遊技機。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施
例に何ら限定されるものではなく、パチスロ機（回胴式
遊技機）等に応用も可能で、技術的範囲に属する限り種
々の形態を採り得ることは言う迄もない。

【０００９】

【実施例】図１は弾球遊技機に代表されるパチンコ機１
０の正面図である。パチンコ機１０には、該パチンコ機
１０の外周を囲むように底なしの箱状の外枠１１が設け
られ、この外枠１１はパチンコ機１０を保持すると共に
図示を省略した遊技店に設けられる遊技機設置島に設置
するための設置手段でもある。パチンコ機１０は、パチ
ンコ機１０の構成の基本をなす前面枠１２が取り付けら
れている。この前面枠１２と外枠１１とは、その上下に
ヒンジ機構１３が設けられ、このヒンジ機構１３を支軸
にして前面枠１２が外枠１１から離脱するように遊技者
側へ開閉可能に取り付けられている。前面枠１２は木質
系のセルロースにより構成されており化したて

【００１０】前面枠１２には、窓枠状の金属サッシで構
成された金枠１４が取り付けられており、この金枠１４
の内側には、ガラス枠１５が詳細を図示しない左側を支
軸にして金枠１４から出没開閉可能に装備されている。
ガラス枠１５は、閉塞状態であるとき金枠１４とガラス
枠１５とが同面位に保持されている。ガラス枠１５に
は、板ガラス１６が、相当間隔をおいて２重に装填さ
れ、この２枚の板ガラス１６は共に３ミリの透明な磨き
ガラス板からなっている。２枚構成の板ガラス１６を相
当間隔をおいて装填するは、板ガラス１６の外部から磁
石で飛球する遊技球を入賞口に誘導させるたぐいの違法
行為（石師ともいう）の防止のためになされており、磁
気の影響を受けない間隔としている。

【００１１】本実施例の前面枠１２は、前面枠本体を木
質系のセルロース樹脂で構成されおり、セルロース樹脂
は透明体であるから内部の配線やランプ等のソケットが
確認できると共に、この前面枠１２の周囲から内部が遊
技客からでも視認が可能であって、さらに内部に照明が
設けてあるので、僅かではあるが確認容易となり、違法
改造等の様子が伺える。図を省略したが前面枠１２の外
周をコの字状にしたステンレス板により外周保護をし、
前面枠１２の組み立て時や輸送時に起きやすい瑕疵や荷
崩れによる歪みの防止もしている。セルロース樹脂はセ
ロファンと同質であって、プラスチック樹脂に比べ木質
系であるため温度特性に優れていることは周知である。
このセルロース樹脂は、原材料を木材チップよりパルプ
に加工され、パルプを薬品溶解して作られる。パルプ
は、廃材や廃棄紙（セロファンも含む）なども好適に再
生使用が可能とされ、本実施例の前面枠１２も簡単に再
使用できるので優れたリサイクルにより貢献が可能とな
る。

【００１２】セルロース樹脂は、温度特性に優れプラス
チックの形状を保てる温度２００度以上３００度でやや
焦げる程度であって、気温がマイナス７０度になっても
変形変質することなく充分に耐える。気温変化は、地方
によって差があるものの温度変化の最大が、冬季におい
ては、夜間の非営業時がマイナス２０度と営業時がプラ
ス２０度で、この差が４０度にもなり、一般的に利用さ
れるＡＢＳ樹脂では、早期に材質変化が起きてもろくな
り、角部が欠けることがおおくなるが、本実施例ではこ
のような問題が起きない。

【００１３】前面枠１２の上部には、点線で図示する遊
技表示部１７が設けられ、この遊技表示部１７は前面枠
１２の内部をくりぬいた凹部状の空間部となって、内部
の遊技客側面に文字等を蛍光印刷された透明シールが貼
られている。凹部状の空間部の背部には、図２で後述す
る遊技表示基盤３８が取り付けられ、この遊技表示基盤
３８には散光フィルタを置いてカラーＬＥＤとブラック
ＬＥＤを多数配植し、基盤材がガラスエポキシ基板によ
り構成している。ブラックＬＥＤは文字等を蛍光印刷も
のに反応を示し、印刷された文字が光り輝くが、カラー
ＬＥＤの３原色は文字等の蛍光印刷されたものには光反
応しない。本実施例では印刷文字が「大当り」としてお
り、色別の単色発光とブラックＬＥＤとの交互発光で大
当り等の表現が今までにない特異な表現ができるように
なる。

【００１４】また遊技表示部１７の右左隅は、動作表示
部２２で、後述する満杯表示とタッチ表示をしている。
前面枠１２の右端中央部には、前面枠１２とガラス枠１
５を開放させる枠開放錠１８が取り付けられている。こ
の枠開放錠１８に図示しない鍵を挿入して時計方向に回
すと従来と同様に前面枠１２が開放され、反時計方向に
回すとガラス枠１５の開放ができる。金枠１４の下に
は、受皿装置１９が取り付けられ、その上部には払出球
排出口２１が開口している。受皿装置１９の内側には払
出球排出口２１に合わせて池状の皿部２０が設けられて
いる。受皿装置１９の下部には、下皿２７が取り付けら
れ、この下皿２７へは、溢球排出口２８と上皿球排出口
２９とが開口している。

【００１５】受皿装置１９は、下皿２７を下部に取り付
けて全体を受皿装置１９とした構成にして、上下の皿を
一体的に構成されたものとなっている。この受皿装置１
９の上部がガラス枠１５と係合状態にされ、ガラス枠１
５が開放されないと受皿装置１９が開放できないように
なっている。受皿装置１９の左側には、受皿装置１９を
開閉するための支軸となる受皿装置ヒンジ２５と、対す
る右側には、内部に面発光のＬＥＤランプを備えたメー
カー名称表示部３６と点線で図示する受皿磁気ラッチ２
６とが設けられ、受皿装置１９を開放するときは、係合
状態にあるガラス枠１５を開放して、図示しない受皿装
置１９を開放するためのラッチ解除レバー（詳細を省
略）を押し込むと受皿装置１９が開放でき、閉鎖すると
きは、そのまま押し込めば受皿磁気ラッチ２６が吸着し
て堅固に閉塞できる。従来の上皿ラッチ構成は、機械的
嵌合方式でガタ（余裕）が多く、隙間から薄型板バネや
セル板（セルロイド板）を挿入して入賞装置等を開放さ
せるといった違法行為ができたが、本実施例の受皿装置
１９にはガタがないのでこのような心配がない。

【００１６】受皿装置１９の右側には皿部２０に保有す
る遊技球を下皿２７に誘導排出する上球抜ボタン２３が
取り付けられ、この上球抜ボタン２３は、ＦＦ方式にな
っており、上球抜ボタン２３を押し込むとラッチされ、
さらにもう一度押し込むとラッチが解除される２元方式
になっている。上球抜ボタン２３押し込むと皿部２０に
保有する遊技球が上皿球排出口２９より下皿２７へ排出
される。上球抜ボタン２６のラッチ保持中に皿部２０に
遊技球を投入したり賞球の払い出しや貸球の排出がある
と、微振動でラッチが自動的に解除されるようになって
いる。受皿装置１９の下皿２７には下球抜レバー３０が
設けられ、この下球抜レバー３０は右方向に付勢されて
おり、左方向に動かすと下皿２７に保有する遊技球を落
下排出することができ、下球抜レバー３０を離せば元の
位置に復帰でき、溢球排出口２８から排出される遊技球
や上皿球排出口２９より排出される遊技球を再び保有さ
せることができる。

【００１７】受皿装置１９の中央左側には、効果音を出
力する可聴音スピーカ２４が内蔵され、右側には可聴不
能な超音波スピーカ３４も内蔵している。効果音を出力
する可聴音スピーカ２４は遊技の進行に従って効果音を
出力させることができ、皿部２０の前側には超音波検出
器３５取り付けられ、超音波スピーカ３４から出力され
た超音波は、対向する遊技機に反射して超音波検出器３
５で検出される。パチンコ機１０の前に遊技客が着席す
ると超音波が遮断され来客であることを検出する。この
とき効果音を出力する可聴音スピーカ２４から「いらっ
しゃいませ」等の案内音声が出力されるが、遊技客が立
つと「ありがとうございました」の音声等が出力され
る。超音波スピーカ３４は、セラミック系の圧電素子か
らなりその耕造自体の詳細図を省略するが、波形形式に
対応した複合構成の振動子の複合体で構成され８ＫＨＺ
から６４ＫＨＺ迄の周波数が出力ができるようになって
いる。出力される波形形式が正弦波と鋸波及びＦＭ波
（周波数変調方式）等の単独又は複合又は合成の出力が
可能になっている。

【００１８】超音波スピーカ３４の出力は、特殊な効果
的超音波を出力ができるようにされており、内耳には取
り込むことができないが、人体の骨格構成の一部や内臓
の一部と、皮膚構成の真皮、毛髪及び脳幹等に感じ取れ
る周波数が出力可能で、人体の各部に感じ取られる周波
数や波形形式により、例えば、頭蓋骨の構成からすれ
ば、湾曲する頭蓋骨の一部や脳幹部が超音波のある周波
数に共鳴現象を引き起こし「何かを感じる」とした感覚
で感じ取られる。これは、地震等が発生する前に動物た
ちが一斉に逃げ出す現象が超低周波に加え超音波が発生
しているからで、人体も予感的に感じている場合があ
る。この優れた超音波を可聴音と共に出力すれば、可聴
音による効果音出力が小さい、又は遊技店内の雑音の中
で聞き取れなくても効果的演出が可能となる。例えば、
大当り等が出現したとき、通常の可聴音による効果音の
出力と、正弦波（柔らかさ）の超音波とによる効果音に
比例した超音波を出力すれば一層の効果的演出ができ、
異常事態が生じたときには、通常警告音と共に鋸歯的
（いやな感じ）な波形形状の超音波を加えれば、寒気が
よだつ状態が人体に感じられ、通常警告音では得られな
かった効果がある。

【００１９】このことは、ＣＤ−ＲＯＭを利用した高級
オーデオ等で採用され、生演奏を肌で感じる臨場感を得
ることができると言った優れた効果を有していることは
周知である。従来の音楽再生機能は、楽器にも可聴不能
な超音波的成分が含まれているが、録音する装置とメデ
ィアの関係上録音が不能であったが、技術革新が進んで
可能となり、この超音波成分をもレコーディングするか
ら再生時に優れた臨場感が得られる結果となっている。
超低周波音の出力可能な重低音のスピーカと通常音スピ
ーカと高音スピーカからなるオーディオでは、高音スピ
ーカから周波数が低いが、超音波をも出力しているので
体感的に人体が、この超音波によってさらなる臨場感を
創り出している。以上のように超音波を応用することに
より、従来にない効果音出力等が実現でき、遊技客に効
果的遊技感を与え、遊技店に一層の売り上げをもたらす
という効果を奏する。

【００２０】受皿装置１９の下右側には、前面枠１２に
固着される発射ハンドル３１が設けられており、この発
射ハンドル３１には、遊技球の発射を強弱能動化させる
タッチリング３２と遊技球の発射中に発射を一時停止さ
せることが可能な発射停止ボタン３３が付けられてい
る。タッチリング３２は時計方向に回転可能で反時計方
向に付勢されており、手でタッチリング３２に触れると
タッチ信号が生成され、さらにこのタッチリング３２を
時計方向に回すと図示を省略する発射ハンドル３１の内
部に設けたスイッチがオンとなり、図３により後述する
発射制御装置２０４がタッチ信号を発射信号に変換して
発射装置６４（後述）に通電して発射を開始させること
ができる。

【００２１】パチンコ機１０の左側には、図を省略した
プリペードカードによる遊技球の貸し出しをするカード
ユニット１００が併設され、このカードユニット１００
の頂上には遊技球補給筒１０１が設けられ、図示しない
巻きスプリングでできた蛇腹により遊技機設置島の島樋
に接続され、貸し出しする遊技球の補給ができるように
なっている。カードユニット１００の正面上部には、液
晶表示体からなる案内表示部１０２が取り付けられ、そ
の下に５個の表示体からなる硬貨受付表示部１０３と、
通貨挿入口１０４とが設けられ、このうち通貨挿入口１
０４は、千円札の挿入と５００円、１００円の硬貨の投
入可能になっている。

【００２２】通貨挿入口１０４の下には、プリペードカ
ード挿入口１０５とプリペードカード表示部１０６が設
けられている。プリペードカード挿入口１０５の下に
は、公知の球貸操作部１０７が設けられており、一般的
にはこの球貸操作部１０７は上皿や下皿等に設けられる
が、上皿や下皿に設けると配線が複雑になり上皿の開放
閉鎖時にリード線の咬み込みによる断線が生じることが
ある。本実施例のようにカードユニット１００側に設け
ると断線現象は生じない。球貸操作部１０７には残高表
示部１０８と貸出ボタン１０９および精算ボタン１１０
とが設けられ、この残高表示部１０８と貸出ボタン１０
９および精算ボタン１１０等の機能説明は、公知である
からその説明を省くこととする。球貸操作部１０７の下
方には象鼻樋１１２が取り付けられ、この象鼻樋１１２
の先端部に遊技球排出口１１３が接続されている。カー
ドユニット１００の最下部にはプリペードカード排出口
１１１が設けられている。

【００２３】ここで、カードユニット１００の機能の説
明すれば、プリペードカードをプリペードカード挿入口
１０５に挿入すると、案内表示部１０２に「カード挿入
中です」の表示をすると共に、残高表示部１０８には有
価価値の残高が表示される。この有価価値の残高が表示
されているとき、貸出ボタン１０９を任意の回数分を押
すと、遊技球がパチンコ機１０の内部から皿部２０に排
出される。所望の数の遊技球が排出されると、プリペー
ドカードに記憶された有価価値分の残高に対して減算さ
れた数値が更新される。残高が無くなるとプリペードカ
ードは内部に引き込まれて、案内表示部１０２に「プリ
ペードカードが無効になりました」と表示され、ある時
間後に表示が消される。

【００２４】通貨挿入口１０４は、紙幣と硬貨の共用投
入口になっており、直線的に紙幣の読み取りをする図を
省略した紙幣判別機と、この紙幣判別機の下段側には図
を省略するコインセレクタが設けられている。紙幣判別
機とコインセレクタは一体的にされカードユニット１０
０の所定位置に取り付けられている。 紙幣の挿入によって 前述したようにプリペードカードの発行をするが、硬貨
の場合は千円単位として機能をし、１００円を投入する
と硬貨受付表示部１０３の頂上の表示体が１個点滅し、
２５個の貸し出し遊技球を遊技球排出口１１３より排出
する。次に、２００円目を投入すると、点滅していた表
示体が点灯に変化し、遊技球の排出がなされる。５個す
べてが点灯すると、擬似的にプリペードカード発行の信
号が生成され、５００円の場合は、投入すれば１２５個
の遊技球が排出され硬貨受付表示部１０３の２個の表示
体が点灯し３個目が点滅するようになる。満杯の点灯の
変化で同様に擬似的にプリペードカード発行の信号が生
成される。

【００２５】このカードユニット１００の特徴は、たと
えば、遊技中に大当たりが発生し、皿部２０に発射する
遊技球が不足したとき１００円を投入すれば即、遊技の
継続が可能で、従来は、発射球が無くて大当たりの消滅
になっていた。プリペードカードの発行で行ってもよい
が、札入れから千円出して挿入しようとしても両手を使
わなければならないので、どうしても発射ハンドル３１
から手を離さなければならないという欠点を備えていた
が本実施例のカードユニット１００ではこのような心配
する必要がない。といった優れた機構を備えている。な
お、球貸操作部１０７の操作および機能等は、公知であ
るから詳細説明を省略することとする。前面枠１２の略
中央には、点線で図示するようにパチンコ機１０の遊技
の基本とも言え、その詳細を後述する遊技盤３７が収納
されている。

【００２６】次に、パチンコ機１０の背面側を図２に従
って説明をする。図２はパチンコ機１０の背面を示した
もので、背面ではあるが前面枠１２の上部には、先に説
明した遊技表示部１７の背後の位置に遊技表示基盤３８
が取り付けられ、遊技表示基盤３８には、遊技表示装置
コネクタ３９が配設されている。前面枠１２の背後に
は、前面枠１２と一体的に遊技盤保持枠４０が固着され
ており、この遊技盤保持枠４０に遊技盤３７が収納され
るが、遊技盤３７を定位にするための図を省略したダボ
ピンが遊技盤保持枠４０の上下２個所に設けられ、対す
る遊技盤３７にもダボピンと同位置にダボピン孔が鑽孔
され、遊技盤保持枠４０のダボピンと遊技盤３７ダボ孔
とを合体することにより遊技盤３７が定位に保持され
る。さらに遊技盤保持枠４０には、左側に可動する２個
所の遊技盤固定具４１と、右側には図示しない引っ掛け
部がそれぞれ設けられており、この遊技盤固定具４１と
引っ掛け部とにより遊技盤３７を固定している。

【００２７】箱形に構成された外枠１１の内部に、ほぼ
全体を覆うように機構装置４２が取り付けられ、遊技盤
保持枠４０と、機構装置４２に設けられている機構装置
ヒンジ４３を支軸にして扉開閉状に機構装置４２が設置
され、この機構装置４２は、前面枠１２に対して前述し
た遊技盤３７をサンドイッチ状に背部から遊技盤保持枠
４０と機構装置４２とに設けられる機構装置固定具４４
により押圧して固定されている。機構装置４２の外周に
は、コの字状にされた機構装置補強樋４５が設けられ、
機構装置４２の歪みを防止しており、従来は同様な構成
にしていて配線を収容する機能も有していたが、配線の
出入り口や支線出入り口で補強の強度不足により配線の
出入り口や支線出入り口でひび割れや歪みが生じて、配
線の咬み込みや樋類の傾斜不足が生じて球詰現象が発生
していたが、本実施例ではこのようなことがない。

【００２８】図１により前述した枠開放錠１８の背部に
は、詳細を述べないが図示しないスライド錠に連動する
ように機能部が設けられ、前面枠ラッチとガラス枠ラッ
チとに一方向へ連動させるようにされている。機構装置
４２がパチンコ機１０の背面全体を覆うように取り付け
られ、右方上部に遊技機能を外部と連絡できる外部入出
力端子４６と、入賞による払出数を記憶と記憶量を表示
可能な払出記憶装置４７が設けられている。払出記憶装
置４７には記憶量を消去するための記憶リセットボタン
４８と払出記憶装置４７を駆動させるための信号伝達す
る払出記憶装置コネクタ４９とが設けられている。機構
装置４２の上部には、球タンク５０が設けられ、この球
タンク５０は遊技者に遊技球の貸し出しと、遊技中に入
賞があったとき遊技球を賞品球として払い出すたに設け
られ、遊技球が最大で約８００個の保有が可能となって
いる。

【００２９】球タンク５０の横には補給検出器５１が取
り付けられ、この補給検出器５１はアナログ式の検出器
で遊技内容によって補給タイミングと補給要求時期がそ
れぞれ異なり、例えば第一種パチンコ機であれば一気に
多量の遊技球が放出され、補給スピードが一定のため途
中で補給遅れが生じないように早めの補給要求をし、第
二種パチンコ機でれば、自動的な入球率変化（遊技スラ
ンプ）をさせるため遅く補給要求をするようにしてい
る。従って、相反する要素を備えた遊技機全般に好適に
その威力が発揮できる。

【００３０】球タンク５０下には遊技球誘導樋５２が取
り付けられ、この遊技球誘導樋５２は、２列で構成され
球タンク５０からの遊技球を誘導しながら整列させるレ
ールとなっている。遊技球誘導樋５２の下流側には、払
出装置５３が設けられ、これら遊技球誘導樋５２と払出
装置５３の間には、図示を省略した方向変換樋が設けら
れ、水平２列のレールに対して垂直横２列に変換する構
造をしている。この構成により、従来は払出装置が横型
に対し本実施例の払出装置５３は縦に配置しているので
払出装置５３に占める面積が小さく遊技盤３７の後方開
口部の面積が大きく採れ、メンテナンス時における取り
扱いが有利となっている。

【００３１】前述した払出記憶装置４７は、１チップマ
イクロコンピュータを備え、そのうえ公知のＥＥＰ−Ｒ
ＯＭを搭載し、表示部には、図示しない７セグメントＬ
ＲＤを３個取り付け、記憶リセットボタン４８も設けて
いる。ＥＥＰ−ＲＯＭは入賞があって払出実行前にこの
払出数を一旦電気的に書き込んで、さらに払出実行後電
気的に消去更新するようになっている。記憶リセットボ
タン４８は、３秒以上押すことによって電気的に内容を
消去できるようになっている。テスト等のときのために
２回以上高速連続押して数値の手動上昇記憶も可能で、
払い出しの実行中にＥＥＰ−ＲＯＭの更新する状況を検
査する機能をも備えている。

【００３２】払出記憶装置４７のＥＥＰ−ＲＯＭに記憶
される領域のラベル名は、メモリカウンタと設定してあ
り、図３により後述するメイン制御装置２０１が入賞の
検出をすると遊技球の払出指令コマンドを払出記憶装置
４７と後述の払出記憶装置４７に送信をする。払出指令
コマンドを受信した払出記憶装置４７は、払出指令コマ
ンドを分析して、結果をメモリカウンタに記憶させる。
払出指令コマンドを受信した払出制御装置２０３（図３
により後述する）は、払出指令コマンドを分析して、そ
の結果に基づいて払い出しの実行をさせる。払い出しが
実行されると、後述の賞球個数検出部（図示略）が通過
する遊技球を検出して、検出した分の数をメモリカウン
タの更新処理を実行する。更新処理は、一旦消去して、
別の数値を書き込むことを言う。

【００３３】従来の入賞記憶は、保持電源でメイン制御
装置の特定領域のＲＡＭを保持し、落雷等によって引き
起こされる停電に備えていた。ところが、この方式の欠
点である電源の通電、非通電時に生じるノイズにより内
容が変化することがあって、記憶値が多かったり、少な
かったりしていた。幸いにも停電という事態が少なかっ
たので遊技客や遊技店の管理職等に知れることが無く過
ぎているのが実状である。特に落雷等による停電時には
顕著に現れるが、停電による照明の無い状態からでは、
遊技客が動揺をしているので、気付かれることがなかっ
た。本実施例の払出記憶装置４７はこのようなことがな
く、遊技客にも遊技店の管理職にも安心してパチンコ機
１０を利用することができるといった優れた効果を奏す
る。

【００３４】払出装置５３は入賞による遊技球の払い出
しと貸し出しのための動作をしており、図を省略した賞
球と貸球の切替装置により払出球排出口２１で分別され
て各払い出しの実行がされる。従って、遊技客に容易に
判別可能になる。機構装置４２には、制御装置盤５４が
設けられ、機構装置４２と制御装置盤５４との右側には
制御装置盤ヒンジ５５が上下に設けられ、機構装置４２
と制御装置盤５４との左側には、ナイラッチ５６が設け
られている。制御装置盤５４は、制御装置盤ヒンジ５５
を支軸にして機構装置４２から離脱開閉可能にされ、こ
の制御装置盤５４を最大開放状態にして引き上げれば、
機構装置４２からとりだしができるようになっている。
制御装置盤５４が機構装置４２へ閉鎖状態にあるとき
は、ナイラッチ５６により機構装置４２に固着されてい
る。制御装置盤５４はその詳細を図３により後述する。

【００３５】遊技球誘導樋５２の下には、後述する図柄
表示装置５７が取り付けられ、その背後を示したもので
あって、この背部には図柄等を制御する図柄制御部５８
が設けられている。図柄制御部５８は、図柄制御コネク
タ５９と図柄電源コネクタ６０とが設けられ、これら図
柄制御コネクタ５９と図柄電源コネクタ６０は、制御装
置盤５４から引き出された透明ワイヤハーネスにより後
述する各制御装置に接続されている。前述した受皿装置
１９には、詳細を省くが各種電機部品が設けられてお
り、各種電機部品への信号伝達するべき受皿装置コネク
タ６１が制御装置盤５４の右下であって、制御装置盤５
４から引き出された透明ワイヤハーネスにより接続され
ている。

【００３６】機構装置４２の中央最下部には、アウト球
排出口６２と溢球通路６３が設けられており、アウト球
排出口６２は遊技盤３７に打ち込まれた全ての遊技球が
このアウト球排出口６２より排出される。溢球通路６３
は、皿部２０に過剰遊技球が貯まると図示しないオーバ
ーフロー部から溢れて溢球通路６３を経由して下皿２７
へ排出する通路樋になっている。前面枠１２の裏側で左
最下部には、発射装置６４が取り付けられ、図１で説明
した発射ハンドル３１がこの発射装置６４に連結されて
いる。発射装置６４には、発射モータ６５と発射モータ
６５に接続されている図示を省略したコネクタが付けら
れた発射電力コード６６が取り付けられており、タッチ
リング３２のタッチ信号を受け、後述する発射制御装置
２０４に制御されて図示を省略した発射杆を駆動させる
ことができる。

【００３７】制御装置盤５４右下角内には電源制御装置
２０６が取り付けられ、この制御装置盤５４には、パチ
ンコ機１０全体の電力を外部から供給するための電源コ
ード６９が取り付けられ、電源制御装置２０６と電源コ
ード６９とは電源コネクタ７０により接続されている。
電源コード６９の先端部には電源安定器７３を内蔵した
電源プラグ７２が取り付けられ、電源コード６９の中途
部には、このパチンコ機１０の仕様電源電圧が２４Ｖで
あることを表示する電圧制限シール７１が貼り付けられ
ている。電源コード６９は、芯線が０．２ミリメートル
の束ねて吋３回の撚が掛けられる銅線からなり、その表
面をニッケルメッキが施されている。電源コード６９の
絶縁被覆は蛍光透明の塩化ビニールにより絶縁され、内
部の断線状況が容易に確認ができる。複数本束ねられる
芯線には、束ねられた芯線間の隙間を埋めるようにフェ
ライト磁性体の粉体が巻き込まれている。電源コード６
９から外部のネオンサインから発せられるノイズやキュ
ービクルから発せられるノイズを好適に除去可能となっ
ている。

【００３８】図１で前面側を説明したカードユニット１
００の背面の説明をする。カードユニット１００の背面
上部には、情報連絡コネクタ１１４が設けられ、遊技店
に設置してあるカード管理コンピュータ（図を略）との
プリペードカードに関する情報の連絡用にされている。
情報連絡コネクタ１１４の下部には、制御装置盤配線樋
２１２から引き出してあるユニットコード６７がコード
カプラ６８とにより接続されている。このユニットコー
ド６７は、磁性体を含んで蛍光透明被覆からなるケーブ
ルからなっている。コードカプラ６８の下にはユニット
鍵１１８を設けた通貨回収函１１５が取り付けられてい
る。図を省略したが、遊技機設置島内部には通貨回収用
コンベアが設けられ、この通貨回収用コンベアに通貨排
出接続樋が各パチンコ機の位置に合うように設けられ、
通貨回収函１１５を除いて通貨排出接続樋を付けること
が可能になっている。

【００３９】通貨回収函１１５の下には無効プリペード
カード排出口１１７が設けられ、着脱自在に図示しない
受け箱も設けられている。従来は、無効になったプリペ
ードカードを有価価値が無くなったときに遊技客側に排
出していたが、無効になったプリペードカードを違法に
更新処理をすることの防止のために、使い切ったプリペ
ードカードを遊技客の手の届かない位置にしている。無
効プリペードカード排出口１１７の下には、ユニット鍵
１１８を設けた補充カード装填函１１６が取り付けられ
ている。カードユニット１００の背面下部には、図３に
より後述する電源コード６９が引き出してあり、この電
源コード６９もアルファモス等の磁性体粉末を混入させ
た被覆からなり、不良電磁波の発信源とならないように
している。また、この電源コード６９は、３線式で１極
がアース線にしている。

【００４０】これにより、パチンコ機１０から管理コン
ピュータ迄の信号伝達線に受信される高周波電波や、ネ
オン広告塔及びキュービクル等から発生する電磁波の影
響を受けることなく送受信可能となる。従って、化けた
信号による違ったデータを遊技情報として釘調整してい
たものが正確な情報を得るようになって、遊技場経営と
遊技客に満足できるパチンコ機１０の提供が可能とな
る。従って、ノイズや電磁波の影響も全くなくなるとい
った優れた構成となる。

【００４１】ここで、前述した制御装置盤５４について
図３を参照しながら述べる。図３は、機構装置４２に取
り付けられる制御装置盤５４を、機構装置４２の機構装
置ヒンジ４３から外した図であって、制御装置盤５４を
右方向に大きく開くと、制御装置盤５４が手前に取り出
せるようにしてある。制御装置盤５４の中央上部には、
図柄表示装置用窓２１５が開けられ、大型の図柄表示装
置にも共通して利用できるように開口部は大きく明けら
れている。制御装置盤５４には、パチンコ機１０を制御
に関わる各制御装置が取り付けられ、制御装置盤５４の
略中央に遊技基本を制御するメイン制御装置２０１が取
り付けられ、このメイン制御装置２０１の左上にランプ
やソレノイドを駆動させる動作制御装置２０２と、動作
制御装置２０２内で区画して点線で図示する音声制御装
置２０５と、その上部に、遊技中における遊技状況を管
理コンピュータに送信可能な遊技情報出力端子２０８等
が取り付けられている。

【００４２】メイン制御装置２０１と動作制御装置２０
２には、ビス止め式のセキュリティ２１６がそれぞれ設
けられ、コマンド送受信に係わる図を省略した接続ハー
ネスワイヤがそれぞれに接続され、共に密閉されている
ので双方のセキュリティ２１６を削除しないとメイン制
御装置２０１と動作制御装置２０２がいずれか一方でも
取り替えが出来ない耕造になっている。従って、違法な
制御装置の取り替えが即座に判明することとなる。メイ
ン制御装置２０１下で左側から、遊技球を遊技盤３７へ
の発射を制御する発射制御装置２０４、遊技球の貸し出
しや（プリペードカードによる遊技球の貸し出し）入賞
による賞球の払い出しを制御する払出制御装置２０３、
各制御装置やランプ及びソレノイド等に電力を供給し、
各制御装置にタイミング信号を送出する電源制御装置２
０６等が設置されている。電源制御装置２０６には、パ
チンコ機１０の全ての電機部品に対して電力の通電及び
遮断のための電源スイッチ２０７が設けられている。

【００４３】制御装置盤５４の周囲と略中央を横断部に
は、制御装置盤配線樋２１２が設けられ、内部にメイン
ハーネスワイヤ２０９を収容し各制御装置間の入出力信
号連絡がおこなえるようにしている。メインハーネスワ
イヤ２０９は、制御装置盤配線樋２１２と共に一体化さ
れ、ここにメイン制御装置２０１と動作制御装置２０
２、払出制御装置２０３、発射制御装置２０４、音声制
御装置２０５及び電源制御装置２０６を填め込んで、一
体化構成であるから前述の各制御装置の組み付けやメイ
ンハーネスワイヤ２０９による配線作業が別ライン（複
数の下請け等）で行うことが可能となり、本ラインにお
ける完成に至るまでの時間短縮が実現できる。従来で
は、それぞれの作業手順を専門行程にすることにより、
人件費が大きく掛かかり、また取り付け忘れや、取り付
け破損等の作業ミス等の欠点が多かったが、本実施例の
制御装置盤５４を採用することにより、前述の欠点の減
少となり、高能率化が可能となってコストダウンに大き
く貢献できることとなる。

【００４４】制御装置盤５４の上部のメインハーネスワ
イヤ２０９からは、遊技盤入力線２１０と遊技盤出力線
２１１が引き出してある。制御装置盤５４の中央部右側
のメインハーネスワイヤ２０９からは、払出装置５３に
接続する払出装置コネクタ２１３を取り付けたハーネス
ワイヤが引き出してあり、このハーネスワイヤは、制御
装置盤配線樋２１２の背部の図を省略した孔を通して引
き出してある。以上のハーネスワイヤや前述の発射電力
コード６６、受皿装置コネクタ６１のハーネスワイヤ、
図柄制御コネクタ５９を付けたハーネスワイヤ、図柄電
源コネクタ６０を付けたハーネスワイヤ、ユニットコー
ド６７、払出記憶装置コネクタ４９を付けたハーネスワ
イヤ及び遊技表示装置コネクタ３９を付けたハーネスワ
イヤ等は、図でも判明するように、制御装置盤５４の制
御装置盤ヒンジ５５の略軸付近から引き出しているの
で、機構装置４２から制御装置盤５４を離脱開放すると
き引っ張り合うことがない。従来は、いかなる方法でも
遊技盤裏のメンテナンスをするとき各制御装置を外す
か、またコネクタをも抜去しないとできなかったが、本
実施例の制御装置盤５４は、遊技盤３７の裏のメンテナ
ンス時にコネクタ等の抜去をしなくても容易に作業が可
能である。

【００４５】制御装置盤５４に取り付けた電源制御装置
２０６には、点線で図示する電源表示部２１４が設けて
ある。この電源表示部２１４は、複数色のＬＥＤからな
り、各制御装置への送電電力が正常であるか、ないかの
表示をするもので、例えば、正常のときは緑色、圧不足
（制御装置での過電力消費又は何れかで短絡）であれば
橙色、赤色のときが断線かコネクタの差し忘れ、または
ピンの折損で非通電状態にあるときに表示をする。電源
スイッチ２０７を投入すると、電源表示部２１４の各Ｌ
ＥＤは、赤色と橙色の交互点滅に始まって、リセット開
放順序に従ってそれぞれの制御装置がイニシアル中が橙
色と緑色の交互点滅になり、正常動作の開始で緑色の点
灯になる。メイン制御装置２０１から各制御装置へコマ
ンドの送信をするので、リセット順序が定めていないと
初期設定にずれが生じていずれかの制御装置がハングア
ップをすることがあるので目視確認ができるようにもし
てある。尚、電源制御装置２０６は、ワンチップＣＰＵ
を備えＡＤ変換回路を経由して電力のアナログ監視と電
力制限制御をしている。従って、熱によって不確定にな
りやすい従来の電力制限制御のレギュレタ方式に比べ格
段の精度で電力の供給が可能となる。以上の電源制御装
置２０６は従来にない優れた装置となる。

【００４６】図を省略したが、制御装置盤配線樋２１２
のメインハーネスワイヤ２０９に混在するように内部に
は、炭素コードが同胞されており、この炭素コードは、
従来、遊技球がプラスチックに衝接することにより発生
する静電気を集電金属板に集電して放電をさせるとき、
火花が発生して静電ノイズである電磁波をまき散らして
いたが、炭素コード内の炭素粒により電気抵抗が生じて
過電流を制限するから火花の発生がなく好適に短絡する
ことができ、短絡時に生じる静電ノイズによって各制御
装置に悪影響を及ぼすことがなく、電磁波の発生も極力
抑えることができる。このことは、自動車のスパークプ
ラグに接続するプラグコードを炭素コードにしているか
ら、ラジオにノイズが受信されることがなく、また内蔵
コンピュータにも悪影響を及ぼさないことも周知であ
る。本実施例の炭素コードは接続位置を明確にするた
め、絶縁体表層を接続別に蛍光色彩を施し、その終端接
続を電源コード６９のアース端子に接続している。

【００４７】制御装置盤５４の右上部には、反時計方向
に付勢された装置盤錠２１７が設けられ、この装置盤錠
２１７には、その詳細を省略した開放発信器２１８と簡
易ラッチ２２０とが取り付けられている。制御装置盤５
４は、図を省略した制御装置盤カバーが取り付けられる
ようになっており、制御装置盤５４の最下部に設けられ
た装置盤蓋掛２１９に制御装置盤カバーの一部を掛けて
押し込むと図を省略した簡易ラッチ２２０により止着が
できる。制御装置盤カバーを開放するときは、図を省略
した鍵により装置盤錠２１７を時計方向に廻すと簡易ラ
ッチ２２０が外れて制御装置盤カバーが取り外しが可能
となり、鍵を抜くと装置盤錠２１７が元の位置に戻る。
装置盤錠２１７を時計方向に廻すと開放発信器２１８が
働いて、管理コンピュータに開放されたことを送信する
ようになって、この場合開放時間も記録できるようにな
っている。

【００４８】次に図４により、遊技盤３７の表構成の説
明をする。遊技盤３７の盤面上部には、タンク窓装飾７
４が取り付けられ、このタンク窓装飾７４の左側に球不
足表示部７５と左側に窓入賞表示部７６が設けられ、窓
入賞表示部７６は、大当りが出現したとき、大当たり中
に払い出される遊技球の最大数を表示するようにされて
おり、入賞毎に払い出された遊技球の数を減算表示する
ようにされている。従って、大当たり中に払い出される
遊技球が、あと何個であるかが遊技客に分かる。遊技店
の釘調整による払出数の差異や遊技客の慣れ不慣れによ
る払出数の差異を防止が可能となり、遊技客に対して平
等の大当り結果を与え特定遊技客に出し抜かれることが
無くなる。尚、本実施例のパチンコ機１０は、大当りに
よる払い出される遊技球数が定められており、ラウンド
回数の制限は設けていないので、設定された最大払出数
（最大賞球数＋１４以内）になると、たとえラウンド中
の１０カウント途中でも終了するようになっている。

【００４９】図柄表示装置５７は、図柄表示装置取付枠
７７により遊技盤３７に取り付けられ、図柄表示装置５
７をこの図柄表示装置取付枠７７に前面側から押し込
み、後述の方法で図柄表示装置５７を固定することがで
きる。では、この図柄表示装置５７の耕造について図７
をも参照して図柄表示装置５７の説明をする。図柄表示
装置取付枠７７の中央には、３Ｄレンズフィルタが填め
込まれ、図柄表示装置取付枠７７の頂上には、ワープ入
球口７８が、この図柄表示装置取付枠７７を遊技盤３７
に取り付けるための枠ボルト３０２が左右にそれぞれ設
けられている。図柄表示装置取付枠７７の周囲には、遊
技客側に開放状態の凹状になっているワープ通路８０が
設けられ、ワープ入球口７８の直下にはワープ振分部７
９が設けられている。ワープ通路８０は、蛍光透明なワ
ープ外壁８１と、遊技球の直径に対し約１．３個分の間
隔を置いてワープ内壁８２が立設してあり、ワープ振分
部７９を境にして左右対照的になっている。ワープ通路
８０の中央部には、背後に図５で後述する（枠体装飾表
示部）照明が設けてあり、この照明は直接見ることはで
きないが、導光効果でワープ外壁８１とワープ内壁８２
が光るようにしている。ワープ外壁８１とワープ内壁８
２とが光り輝くとネオンサインのようで、たとえば天の
ワープ入球口７８に遊技球が入球したら、このワープ外
壁８１とワープ内壁８２とが光り輝くと「ああここに入
ったな」と遊技客にアピールができる。

【００５０】以上の図柄表示装置５７の耕造について図
７を参照して順に図示すれば、前面側に図柄表示装置取
付枠７７と、その背後にＬＣＤ表示部８６が付けられた
フード３０３、バックライト３０４、図柄制御部５８
と、バックライト３０４及び図柄制御部５８とを保護す
るためのケース３０５、図柄制御部５８を保護するバッ
クケース３０７からなっている。図柄制御部５８とＬＣ
Ｄ表示部８６とを電気的に接続するＬＣＤ制御コネクタ
３０８がもうけられ、図柄表示装置取付枠７７からバッ
クケース３０７迄を重ね合わせると、それぞれのコネク
タやＬＣＤ制御コネクタ３０８も自動的に自動挿入され
合体される。尚、枠ボルト３０２に合うナットやその
他、ビス、ワッシャ等の図は省略する。

【００５１】次に、ワープ外壁８１の左右途中には、片
開入球口８３が取り付けられ、直立から外側には規制さ
れるが内側にはフリー状態になっており、外側から入球
可能で内側からは外に遊技球が飛び出さない耕造となっ
ている。左右のワープ通路８０の下流部には、ステージ
８４とワープ落下部８５とが設けられ、ワープ落下部８
５は遊技球が落下できるように切り込んである。ワープ
入球口７８に遊技球が入球すると、ワープ振分部７９か
ら左右いずれかのワープ通路８０に振り分けられ、ステ
ージ８４へと誘導され、ワープ落下部８５から落下する
ようになる。ワープ入球口７８から、ワープ通路８０、
ステージ８４までの通路は開放状態にあって、ガラス枠
１５を開放状態にして遊技球をワープ入球口７８に入れ
ると、遊技球はいずれからも外に飛び出す耕造である。

【００５２】以上のようにワープ入球口７８に遊技球が
入球したとき、その通過状態が遊技客から視認できるの
で安心感を与え、従来のように内部に取り込んでステー
ジに排出される方式では、実際には確実に排出される
が、ややもすると時々出ないことがあると疑心をもつこ
とがある。従来のように囲い通路であれば、型抜きの関
係上複数個の部品構成となるが、全開放式のワープ通路
８０は開放部が前面側であるから、型数も少なくコスト
的にも有利な耕造である。以上のように本実施例のワー
プ通路８０を備えた図柄表示装置取付枠７７は優れたも
のといえる。

【００５３】図柄表示装置５７は液晶ディスプレーから
なるＬＣＤ表示部８６を備え、１０センチ×２２センチ
のワイドスクリーン式を応用しており、膨出効果を得る
ために３Ｄレンズフィルタ３０１のプリズム式の偏光レ
ンズによりワイドスクリーンを創出している。ワープ入
球口７８の下であって、ＬＣＤ表示部８６の上部には、
２０個の表示体からなる保留表示部８７が設けられてい
る。ワープ入球口７８の上部には、遊技店と遊技客双方
が納得できる釘調整が可能な誘導障害と入球障害である
誘導調整釘部８８が複数個所設けられている。ワープ通
路８０の片開入球口８３の入口付近には、飛込調整釘８
９がそれぞれ左右に設けられている。ワープ入球口７８
の左右であって遊技盤３７の上方には風車ランプ９０が
取り付けられて、図柄表示装置取付枠７７の左右上下に
一般入賞口９２が４個と、その外側にそれぞれサイドラ
ンプ９１が設けられている。図柄表示装置取付枠７７の
下部には、電動チューリップ９３が取り付けられ、その
下に入賞装置９４が取り付けられている。

【００５４】サイドランプ９１には、図を省略したダボ
ピンが背部に設けてあり、このダボピンを遊技盤３７の
ダボピン孔へ挿入するのみでサイドランプ９１が止着で
きるようになっている。この場合、従来のサイドランプ
は叩き込み式か、ビス止め方式が通例であり、サイドラ
ンプのランプが切れるなどのときのメンテナンス時に
は、遊技客側からのランプの取り替えが、ドライバーの
使用や釘起こしドライバー等を使用しなければでにない
といって、非常に面倒である。またサイドランプが表側
から取り付けているの裏側からは取り出せない。本実施
例のサイドランプ９１は、ガラス枠１５の解放時に脱落
しない程度に押し込んで、手で容易に抜けるようにして
いる。従って、差し込むようにしているから取り付けや
取り外しが簡単である。ただし、サイドランプ９１を遊
技釘で全部を保護していないので遊技球が当たって揺動
する。この揺動自体は問題が少ないが、揺動が重なると
遊技盤３７の孔とサイドランプ９１のダボピンとの間に
隙間が出来て、遊技中に於ける遊技客の要望による遊技
球が引っ掛かる等のときのメンテナンスが行われると
き、ガラス枠１５を開放するので脱落する。このことの
防止に、遊技者側（表側）には透明なウレタンゴム（硬
度１５）が貼り付けてあり、ウレタンゴムを板ガラスに
より押し付けているから揺動も少なくダボ孔の隙間も大
きくならない。さらに、取り付け又は取り替えが簡単で
ある。

【００５５】入賞装置９４の左右には、サイド入賞口９
５が設けられ、サイド入賞口９５に囲まれるように外側
開きの入賞装置羽根９６が一対と、一対の入賞装置羽根
９６のそれぞれ内側には特定入賞口９７が設けられ、そ
れぞれの特定入賞口９７の上部に出没可能な継続入賞口
９７ａが設けられている。一対の入賞装置羽根９６の間
には、入賞排出口９８が設けられ、電動チューリップ９
３に遊技球が入球して入賞検出後、この入賞排出口９８
より排出される。入賞装置９４の左右にも一対の入賞排
出口９８が設けられ、一般入賞口９２の２個づつが遊技
盤３７の背部で図示しない尺五樋により入賞排出口９８
へ接続され、入賞排出口９８へ入球した遊技球を入球検
出後この入賞排出口９８より排出される。入賞装置９４
の下部には、アウト口９９が設けられ、遊技盤３７の遊
技領域に打ち込まれた全ての遊技球が、このアウト口９
９に導入され、図２で図示したアウト球排出口６２から
遊技機設置島内部へ排出される。

【００５６】前述の保留表示部８７は、電動チューリッ
プ９３へ遊技球が入球すると、入賞を検出するととも
に、後述するＬＣＤ表示部８６に表示される図柄が変動
開始の契機となる記憶表示ランプになっている。この保
留表示部８７の記憶表示ランプは、入球検出１個に対し
て入球検出時に抽出された点灯カウンタ（通称乱数とも
いう）の数値により複数個の点灯可能になっている。保
留表示部８７に記憶点灯があれば図柄の変動が開始さ
れ、開始にともなって保留表示部８７の記憶点灯が消灯
する。電動チューリップ９３への遊技球の入球検出時に
抽出された消灯カウンタの数値により、事前に４個以上
の記憶点灯があったときのみ、記憶表示ランプが消灯カ
ウンタの内容で同時に１個から３個消灯する。これは、
天にワープ入球口７８を設けると、入球率のスランプ性
が少なくなるので、通称乱数値といわれる方式での電気
的スランプ性を併用している。

【００５７】変動表示される図柄が指定時間後に順次停
止するが、全てが停止する前、２個の停止時に同一図柄
が表示される場合があって、この同一図柄が２個ときの
ことを通称リーチということは周知である。本実施例で
はリーチ表示されるとで電動チューリップが開くように
されており、一般的には、図柄表示器とスルーチャッカ
を設けて、遊技球がスルーチャッカを通過するとこの図
柄表示器の図柄が指定時間変動し、指定図柄の表示で電
動チューリップが開く、と言った構成になっているが、
本実施例では設けないので、それだけ取り付けの手間と
部品代が浮くのでコスト的に有利になっている。 遊技
場において実際には、図柄表示器とスルーチャッカを設
けても遊技客には図柄表示器の図柄変動が大きく遊技球
の獲得にならないことと、本狙いの液晶図柄の変動に夢
中になっているから見つめることもない。従って図柄表
示器とスルーチャッカを設ける必要がない。

【００５８】ワープ入球口７８は、単なる通過ルートで
あるが、このワープ入球口７８を入賞口として図柄表示
装置５７の図柄変動用に使用してもよい。この場合は遊
技客がねらえるので従来のように中央下に設けるとスラ
ンプ性が生じて遊技客に飽きられるが、天に設けるとス
ランプ性が減少して遊技客に好まれ、パチンコ遊技に熟
知しない遊技客でも即判断可能で、従来のようにサイド
に設けると、どこに入球口が設けてあるか分からないと
きがある。本実施例のように天に設ければ、即座に判断
ができるので遊技客が狙いに夢中になり遊技店の売り上
げ増加に寄与できる。

【００５９】図柄表示装置取付枠７７の上部の誘導調整
釘部８８は、ワープ入球口７８への入球率を調整するた
めに設けられ、飛込調整釘８９はワープ通路８０の片開
入球口８３への入球率調整のための飛込調整釘８９であ
る。誘導調整釘部８８は、図示しない誘い釘を左右に広
げることを条件で、ともに間隔を狭くすると入球率が減
少する。入球率を増大させるには、その反対の釘構成に
することで増大調整ができる。一方、飛込調整釘８９
は、釘自体の頂点を上方に曲げれば入球率が増大し、下
げれば入球率が減少する。以上、誘導調整釘部８８と飛
込調整釘８９は、簡単な調整により遊技に関わる重大な
遊技結果を左右させる構成にしてあり、遊技客が最も狙
いやすい天にワープ入球口７８を設けることで、大当り
を得た遊技客は自分の遊技技術に得られたものと満足感
にひたるものである。

【００６０】電動チューリップ９３とサイド入賞口９５
及び一般入賞口９２に入賞すると遊技球が７個払い出さ
れ、特定条件で開放するそれぞれの入賞装置羽根９６内
の特定入賞口９７と継続入賞口９７ａに入賞すれば遊技
球が１５個払い出される。遊技球の払い出し設定で、払
い出される遊技球の数はこれに限定せずどのような組み
合わせの払出数でも構わないが、大当り等を含む出玉率
から勘案して設定すれば良い。電動チューリップ９３の
動作条件は、ＬＣＤ表示部８６に一般的呼称リーチ図柄
が表示されると電動チューリップ９３に入賞すると遊技
球が払い出されるが、図を省略した特定カウンタの値を
取得すると共に保留表示部８７に保留ランプ１個を点灯
させ、保留の点灯によりＬＣＤ表示部８６の図柄が変動
を開始させる。ＬＣＤ表示部８６の図柄が変動を開始す
ると保留表示部８７の保留ランプを１個消灯させる。本
実施例の入賞に係わる賞品球は、一般入賞口９２と電動
チューリップ９３及びサイド入賞口９５に入球すると入
賞を検出して遊技球を６個皿部２０へ払い出され、入賞
装置９４の特定入賞口９７と継続入賞口９７ａへの入球
で入賞の確認がなされると１５個の遊技球が皿部２０へ
払い出される。

【００６１】以上の構成をなすパチンコ機１０の電気的
接続について図５に示す制御系統ブロック図より説明を
する。制御系統の基として、パチンコ機１０の裏側に設
けられた制御装置盤５４に搭載されるメイン制御装置２
０１の入力側は２系統としており、１の系統には遊技盤
入力線２１０に接続されて電動チューリップ９３に内装
している特定始動検出部（図省略）、入賞装置９４に設
けられた一対の特定入賞口９７（テンカウントを含
む）、大当りの続行を検出する一対の継続入賞口９７
ａ、それに外周に沿って４個の一般入賞口９２と入賞装
置９４の左右に設けられるサイド入賞口９５及び発射さ
れた全ての遊技球を数えるアウト球検出部（図を省略）
とが接続されている。２の系統には、前面枠１２に属す
る入力側として、球タンク５０の側面に設けられた補給
検出器５１、この補給検出器５１は、遊技球の量に応じ
て変化する磁気を、磁気センサによってアナログ的に検
出可能にしており、補給検出器５１内部に設けたＡ／Ｄ
変換回路を経て４ビット出力をしてメイン制御装置２０
１に入力している。

【００６２】次に、払出装置５３と一体的に設けられ図
を省略した球切検出器、入賞により遊技球を賞品球とし
て払い出すと、遊技球の貸し出しをするときに払い出し
をするときに、その数を数える払出個数検出部（図を省
略）と、前面枠１２の枠開放錠１８に設けられて、前面
枠１２の開放検出とガラス枠１５とを開放するとその開
放した旨の信号を発する枠開放検出部（共に図を省
略）、賞球の払い出しが多くなって溢球が下皿２７へ導
出され一杯以上になると作動する図を省略した満杯検出
器、払出記憶装置４７の内部に設けられ、この払出記憶
装置４７には、内部にＣＰＵやＥＥＰ−ＲＯＭを含む周
辺回路を備えているメイン制御装置２０１からの制御コ
マンド情報に従って払い出し情報を記憶するＥＥＰ−Ｒ
ＯＭ（図略）に前データを消去をして書き込みをする更
新処理で、そのＥＥＰ−ＲＯＭの内容をチェックする図
を省略したメモリカウンタ（６２）、球送装置（先に出
願した特願２００１−１６３４３３を引用で図を省略）
に設けられた球送センサ及び開放発信器２１８等が接続
されている。

【００６３】メイン制御装置２０１の出力先は、それぞ
れ単独の接続される図柄表示装置５７と入賞によって払
い出される数値を記憶する払出記憶装置４７及び窓入賞
表示部７６で、透明蛍光各色からなるメインハーネスワ
イヤ２０９にパラレル接続されて動作制御装置２０２、
払出制御装置２０３、発射制御装置２０４及び音声制御
装置２０５である。この内の音声制御装置２０５は動作
制御装置２０２と同一筐体内に納められている。これ
は、動作制御装置２０２に接続されるソレノイドがＯＮ
してからＯＦＦしたときと、音声制御装置２０５での高
音域の出力時、超音波発生器で出力するときにノイズが
多く発生する。特に超音波発生器での警告波を出力する
ときに鋸波を出力するからノイズ成分も多くなるので、
音声制御装置２０５と動作制御装置２０２を同一筐体内
としてケースを透明性に加えて網状にしたアルファモス
シートを貼り付け、外部にノイズ漏れの無いようにして
いる。ソレノイドにはサージキラーとしてダイオードを
パラレル接続しているが、短絡スピードが遅いので髭状
のノイズが発生する。本実施例のケースはこのノイズを
好適に封鎖する。さらに、メイン制御装置２０１とこの
音声制御装置２０５とを接続するワイヤハーネスは、表
面にフェライト粉体を混入させた半透明の絶縁被覆から
なるノイズ対策ワイヤハーネスを用いているのでノイズ
発信のアンテナにはならないようにしている。

【００６４】動作制御装置２０２の入力先はメイン制御
装置２０１からの制御コマンド情報を、メインハーネス
ワイヤ２０９を経由して受け取りのみである。動作制御
装置２０２の出力側は２系統としており、１の系統を遊
技盤３７側に接続され、入賞装置９４の入賞装置羽根９
６を駆動させるソレノイド（図略）と、電動チューリッ
プ９３の羽根を駆動させるソレノイド、入賞装置９４内
に設けられ、継続入賞口９７ａを通過させたり通過拒否
させたりする継続蓋ソレノイド、入賞装置電飾（共に図
を省略）、それぞれ一対の風車ランプ９０とサイドラン
プ９１及び、タンク窓装飾７４に設けられる球不足表示
部７５である。

【００６５】２の系統は、メイン制御装置２０１からの
制御コマンド情報に従って前面枠１２に対して制御出力
するもので、遊技表示部１７内に設けられた確変表示部
と大当表示部及び満杯表示部（共に図略）を点灯又は点
滅出力をさせる。内部に１チップＩＣＵを備え周辺回路
と共に、メイン制御装置２０１からの制御コマンド情報
に従って制御出力をする外部入出力端子４６への接続で
ある。外部入出力端子４６は、外部入出力端子４６を経
由して枠開放検出部からの前面枠１２やガラス枠１５の
開放状態の送信出力と、球タンク５０に設けられる補給
検出器５１からの補給要求信号の出力と、払い出し動作
の異常信号出力と、パチンコ機１０の動作状況を管理コ
ンピュータへ出力するために設けられた外部入出力端子
４６とが接続されている。尚、外部入出力端子４６は管
理コンピュータにより発射や払い出しの制御も受けてい
る。

【００６６】発射制御装置２０４は、２系統の入力端子
を備えて、１の入力側にメイン制御装置２０１からメイ
ンハーネスワイヤ２０９を経由して接続され、制御コマ
ンド情報を受信するようにされている。受信目的は、メ
イン制御装置２０１が検出する異常状態に基づいて発射
スピードをダウンさせるか、発射を止めるかの制御であ
って、たとえば、補給検出器５１が補給要求しても補給
が少なかったり、補給の停止等で賞球の払い出しができ
にくくなったときや、下皿２７が満杯になって払い出し
に支障を来すとされる信号を、図示を省略した満杯検知
器から受信したとき、払い出しの動作を制限する、つま
り、発射を止める又は、発射スピードを下げる等の判断
処理を行うことなどである。

【００６７】２の入力系統は、発射ハンドル３１内に設
けられたタッチリング３２に触れたことの検出と、タッ
チリング３２を回動させたことを検出する発射起動スイ
ッチ（図を省略）のオンとオフの検出で、発射モータ６
５を作動させることと、発射中に発射停止ボタン３３が
押されたことの検出と、発射装置６４からの入力であっ
て、発射中に発射を止めるとき一定の位置に停止させる
目的で設けられる図を省略した定点停止検出部等であ
る。発射制御装置２０４の出力は、発射装置６４へのパ
ルス電力の供給と、タッチリング３２に手が触れたこと
を表示するタッチ表示部（メーカー名称表示部３６で表
示）と、定点停止検出からの発射中の発射モータ６５の
回転数の検出結果を管理コンピュータに送信できる信号
である。これは、タッチリング３２から発射能動として
いるにも関わらず、トラブル判定もなく、発射個数が減
少しているときや、発射ができないとき、何らかの故障
と管理コンピュータが判断指令ができるようにしたもの
である。

【００６８】払出制御装置２０３は、入力側にメイン制
御装置２０１とカードユニット１００の情報の入力であ
る。出力先は、それぞれ図を省略した払出モータ、球抜
装置と賞球貸球切替装置（ブロック図では賞球貸球切替
器）である。メイン制御装置２０１の機構装置４２側に
接続される入力のうち、球切検出器と払出個数検出部、
扉開放検出器（前面枠１２とガラス枠１５の開放検出）
及び満杯検出器（下皿２７から溢球通路６３にかけての
満杯の検出）からの検出結果をコマンド情報にして払出
制御装置２０３に送信される。球切検知器は、補給検出
器５１が補給要求をしているのもかかわらず、球無しの
状態を検出すると、払い出し実行中であれば、その払い
出しを一時停止するコマンド情報をメイン制御装置２０
１が払出制御装置２０３に送信をして払い出し動作を一
時停止させる。球切検知器が球有りを検出すれば払い出
しの実行が再開される。補給要求してから設定時間の経
過後、遊技球の補給がされなかったら動作制御装置２０
２を経由して球不足表示部７５を遅緩点滅させる。

【００６９】電源制御装置２０６は、インテリジェント
化されメイン制御装置２０１や、さらにはインテリジェ
ント化されたその他の制御装置への電力消費動向を分析
すると共に、その電力の消費状況によって各制御装置へ
の電力供給制御をする。従来はアナログ検出によって電
流調整をしていたものが、本実施例の電源制御装置２０
６は、例えば動作制御装置２０２が何個のランプを点灯
するから電力補充準備のコマンド受信等である。この電
源制御装置２０６はＡＣ電源の投入に基づいて、各制御
装置への電力供給開始の順序と、各制御装置の作動開始
の順序を各制御装置のリセット端子への制御とを行い、
さらには補助電源を有しており、この補助電源は充放電
可能なリチユウム電池をも使用しており、電源制御装置
２０６が停電または瞬間停電を検出するようになってい
る。

【００７０】電源制御装置２０６が停電または瞬間停電
（瞬停ともいう）を検出すると、リチユウム電池で暫
時、電力源以外の電源遮断処理（ＣＰＵをホルト状態に
しＲＡＭとＰＩＯ等を電源保持）をおこなって、再び通
電でプログラムの続行ができるようにしている。電源安
定器７３に設けた電源遮断検出部（図省略）が正弦波１
サイクル分（全波整流２山）の欠けを検出すると、コン
デンサの放電でレベルがダウンする。このレベルダウン
がＣＰＵのＮＭＩ端子に割込をかけ、電力電源を遮断し
ながらＩＣ電源５Ｖを２．７Ｖに落とし、ＣＰＵをホル
ト状態にし、他はＣＳ端子を開放状態にする。従来の電
源装置には、以上の回路構成と制御方法がなくメイン制
御装置のＲＡＭの一部を電池保持して停電のみに対応し
ていた。この方法は、まれではあるがノイズに弱く電池
保持したＲＡＭ領域のデータ変化があって、遊技客と店
員とののトラブルもあって、原因が分からずじまいにな
っている。特に保持された大当り権利や払い出し不足が
挙げられる。本パチンコ機１０は、前述したＥＥＰ−Ｒ
ＯＭの」利用と電源遮断処理により全てに対応が可能と
なっている。

【００７１】電源制御装置２０６には取り付け位置を前
述した電源スイッチ２０７が設けられている。この電源
スイッチ２０７はプログラムスイッチで、メカ部を操作
すると電源の遮断信号として判断し、スイッチオフのコ
マンドを各制御装置に作動範囲内の電圧を下降させて電
源の遮断をする旨の情報を電源線で行い、各制御装置は
電圧降下をＤ／Ａ変換して電源遮断の寸前で有ることを
検出して遊技に関わる動作途中であったら終了するまで
待つように電源制御装置２０６にコマンド送信をして、
完了したら完了のコマンドを電源制御装置２０６にコマ
ンド送信をして、受信した電源制御装置２０６は電源の
遮断を行う。尚、電源スイッチ２０７はソフトスイッチ
で構成され、このソフトスイッチはラッチ機構はもたず
リレーによる保持動作であって、電源スイッチ２０７の
一瞬のオンでリレーが自己保持して連続通電になる構造
である。

【００７２】遮断は、スイッチを押すとＣＰＵが電源遮
断であると判断して、遮断の準備と各制御装置に電源遮
断のコマンド情報の送出とメイン制御装置２０１には電
流供給を減らすことで、メイン制御装置２０１は電源遮
断と判断して遮断の準備をして完了したら電源制御装置
２０６に終了のコマンド情報を送出して、これを受けた
電源制御装置２０６は自身でリレーをオフにして電源遮
断となる。停電は波形の欠落からくる瞬間停電（瞬停と
もいう）と時間的停電を検出するようにされており、波
形の欠落は専用のディバイスを利用して、レギュレター
が自動遮断するまえに逆流を防止して高容量のコンデン
サで保護をし、時間的停電はＣＰＵが専用ディバイスか
らの信号とによりこれを検知してリチウム電池で補うよ
うにしている。この場合の処理は、波形の一部を検出し
て欠損があればその欠損個数を判断してランプ及びソレ
ノイドの電源を遮断して各制御装置の記憶される部分の
み保持をする。電源制御装置２０６には電源コード６９
が付けられ、外部からＡＣ２４Ｖの電力の供給を受けら
れるようにしてある。この電源コード６９は透明電線で
成り、途中には電源安定器７３が設けられバリスタと電
流遮断ブレーカを内蔵している。電源コード６９の先端
部には、電源プラグ７２が取り付けられ、図示しないが
その表面には電圧制限シールが貼り付けてある。

【００７３】音声制御装置２０５には、内部にＣＰＵ、
一時記憶と演算用のＲＡＭ、制御ＲＯＭ及びＩ／Ｏ等が
設けられ、さらに、数千種類からなる種々の効果音と、
種々の言葉メッセージ等を記憶した安価な通称メロディ
ーＩＣとも言われているデバイスを複数組み込んでＬＳ
Ｉ化したチップと、超音波発生回路をも搭載され、メイ
ン制御装置２０１からのコマンド情報に基づいてにより
各種音声フレーズを組み合わせて出力させるものであ
る。さらに前述した超音波も同様に、ＲＯＭに記憶され
た手順で、出力周波数の設定と出力方法等を同期もしく
は単独で出力ができるようになっている。以上の音声制
御装置２０５の構成を図６により説明する。

【００７４】音声制御装置２０５には、前述したように
ＲＡＭを内蔵したＣＰＵ、ＲＯＭとＩ／Ｏとを備えた音
声制御部４２１が設けられている。音声制御装置２０５
には、６ビットＤＡ変換器を備えた可変周波数発信器４
２２と混合変調増幅器４２３、正弦波変調器４２４、Ｆ
Ｍ波変調器４２５、鋸形状波変調器４２６と出力先が超
音波スピーカ３４に接続されている超音波アンプ４２７
及び出力先が可聴音スピーカ２４に接続される可聴アン
プ４２８等である。音声制御装置２０５は、メイン制御
装置２０１からの制御コマンド情報をＱＤＡラインを通
じて割込入力され、さらに図５において接続線を省略し
た図柄表示装置５７の図柄制御部５８からも制御コマン
ド情報をＱＤＢを通じて複式入力され、共に受信した制
御コマンド情報を分析して通常音声であれば前述したと
おり可聴音スピーカ２４から通常音を放声する。ＱＤＡ
ラインとＱＤＢラインの入力はＱＤＡラインが優先出力
され、ＱＤＢラインの入力があっても、このＱＤＢライ
ンの制御コマンド情報はキャンセルされ、再入力しない
限りその情報は無視される。

【００７５】音声制御装置２０５は、メイン制御装置２
０１からの制御コマンド情報又は図柄制御部５８からの
制御コマンド情報を分析して通常音と超音波の混合出力
情報であれば、通常音はだんな種類のフレーズで音長と
音程および出力時間等をも分析して、可聴アンプ４２８
を通じて可聴音スピーカ２４から出力をする。超音波の
場合は、周波数、波形形状、うなりを作る複合波形であ
るかをさらなる分析をして、可変周波数発信器４２２に
おいて出力周波数を設定出力をし、原信号となる信号を
正弦波変調器４２４又はＦＭ波変調器、鋸形状波変調器
のいずれかに音声制御部４２１が出力制御し、いずれか
の変調器は混合変調増幅器４２３と超音波アンプ４２７
を通じて超音波スピーカ３４より出力する。

【００７６】２種類の波形からなる周波数で１ＺＨの違
いがあって２個のスピーカから出力すると、うねり音と
なって出力されることは周知である。超音波スピーカ３
４が１個であるから混合変調増幅器４２３が複合音を合
成して超音波スピーカ３４から擬似的複合超音波を出力
する。擬似的複合超音波を出力すると、うねり音となる
べき超音波は、合成複合音となっているので可聴音と超
音波とになり可聴音の場合は通常音では得られないノイ
ズ的音、例えば、鋸形状波変調器４２６とＦＭ波変調器
４２５とにより拍手の疑似音や、正弦波変調器４２４と
ＦＭ波変調器とによるブレーキ音及び、通常音に加えて
鋸形状波変調器４２６とＦＭ波変調器４２５とによりジ
ェット機の噴射音等の出力ができる。

【００７７】疑似音は液晶式の図柄表示装置を備えたパ
チンコ機に応用すれば、表示図柄に同期させることはも
とより、音声データＲＯＭ領域の節約と正弦波変調器４
２４からの優雅性、危機性、明るさ、暗さ、その他超音
波では得られない人骨共鳴によって感じられる演出が可
能となる。さらには、優雅性、危機性、明るさ、暗さ等
の演出をパチスロ機（回胴式遊技機）、アレンジボール
遊技機、じゃん球遊技機等にも広く応用すれば、従来の
ない特異性の遊技機に成りうる。その他、超音波の出力
による効果説明は前述した通りである。

【００７８】パチンコ機１０に取り付けられ、パチンコ
機１０の全体を制御しているメイン制御装置２０１のＣ
ＰＵについて説明をする。メイン制御装置２０１は、公
知のＶ２チップと称されるＣＰＵを主体としてＲＡＭ、
ＲＯＭとＩ／Ｏ等を備えた８ビットデータバスからな
り、このうちＲＡＭは２５６バイトをＣＰＵに内蔵しい
ている。このＲＡＭの１６バイトが保持可能にされてお
り、図示しない端子ＲＡＭＥに「０」を書き込んで端子
ＳＴＢＹを「Ｌ」レベルした状態、つまり電源が遮断さ
れても高容量のコンデンサにより、数十時間のＲＡＭの
内容を保持するようにされている。ＣＰＵには、セキュ
リティチェック機能が設けられ、その構成等は未公開と
して、第一回目の電源投入時に遊技内容を記憶させたＲ
ＯＭのアドレスとデータの一部をＣＰＵ内蔵ＲＯＭに書
き込んで、第二回目以降が、この内蔵ＲＯＭと遊技ＲＯ
Ｍとを比較して遊技ＲＯＭの同一性を識別判断する能力
を備え、違法ＲＯＭの使用を禁止するようにしている。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例のパチンコ機の正面図である。

【図２】実施例のパチンコ機の背面図である。

【図３】図に示した制御装置盤の図である。

【図４】実施例のパチンコ機に装填される遊技盤に設け
られた図柄表示装置取付枠の説明するための遊技盤正面
図である。

【図５】実施例のパチンコ機を制御する各制御装置の接
続関係を説明する制御系統ブロック図である。

【図６】実施例の可聴音スピーカと超音波スピーカとを
制御する音声制御装置の構成ブロック図である。

【図７】図柄表示装置の分解斜視図である。。

【符号の説明】

１０‥‥パチンコ機、１９‥‥受皿装置、２７‥‥下
皿、３１‥‥発射ハンドル、３７‥‥遊技盤、４２‥‥
機構装置、５０‥‥球タンク、５３‥‥払出装置、５７
‥‥図柄表示装置、７４‥‥タンク窓装飾、７７‥‥図
柄表示装置取付枠、７８‥‥ワープ入球口、７９‥‥ワ
ープ振分部、８０‥‥ワープ通路、８１‥‥ワープ外
壁、８２‥‥ワープ内壁、８３‥‥片開入球口、８４‥
‥ステージ、８５‥‥ワープ落下部、８６‥‥ＬＣＤ表
示部、８７‥‥保留表示部、８８‥‥誘導調整釘部、８
９‥‥飛込調整釘、９０‥‥風車ランプ、９１‥‥サイ
ドランプ、９２‥‥一般入賞口、９３‥‥電動チューリ
ップ、９４‥‥入賞装置、９５‥‥サイド入賞口、９６
‥‥入賞装置羽根、９７‥‥特定入賞口、９７ａ‥‥継
続入賞口、９８‥‥入賞排出口、９９‥‥アウト口、１
００‥‥カードユニット、２０１‥‥メイン制御装置、
２０２‥‥動作制御装置、２０３‥‥払出制御装置、２
０４‥‥発射制御装置、２０５‥‥音声制御装置、２０
６‥‥電源制御装置、２０９‥‥メインハーネスワイ
ヤ、２１５‥‥図柄表示装置用窓、３０１‥‥レンズフ
ィルタ、３０２‥‥枠ボルト、３０３‥‥フード、３０
４‥‥バックライト、３０５‥‥ケース、３０７‥‥バ
ックケース、３０８‥‥ＬＣＤ制御コネクタ、３０８‥
‥制御コネクタ、４２１‥‥音声制御部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】当たり外れを判定するメイン制御装置と、
   遊技盤に取り付けられ当たり外れを表示する図柄表示装
   置と、該図柄表示装置を前記遊技盤に取り付けるための
   図柄表示装置枠と、該図柄表示装置枠に設けられるワー
   プ入球口と、前記図柄表示装置にワープ通路と、前記図
   柄表示装置枠の下部にステージと、が設けられる弾球遊
   技機において、 前記図柄表示装置枠にワープ通路を設け遊技客側に開放
   状態の樋からなることを特徴とする弾球遊技機。
2. 【請求項２】請求項１記載の弾球遊技機において、 前記ワープ通路の途中に一方向からの入球可能にする片
   開入球口を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
3. 【請求項３】請求項１または２記載の弾球遊技機におい
   て、 前記ワープ入球口の入口と誘導部に入球率調整を容易に
   する遊技釘配列にしたことを特徴とする弾球遊技機。