JP2003092051A - 開閉装置 - Google Patents

開閉装置

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H33/00High-tension or heavy-current switches with arc-extinguishing or arc-preventing means
    • H01H33/60Switches wherein the means for extinguishing or preventing the arc do not include separate means for obtaining or increasing flow of arc-extinguishing fluid
    • H01H33/66Vacuum switches
    • H01H33/664Contacts; Arc-extinguishing means, e.g. arcing rings

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  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 SF6ガスの使用量を抑制し、構造が簡単で
信頼性が高い、真空バルブを使用した開閉装置を提供す
る。 【解決手段】 先端が可動側接点27または固定側接点
26よりも突出した凸部と、へこんだ凹部とをそれぞれ
有する金属部材31、30が可動通電軸27および固定
通電軸25により支持され、可動側接点26および固定
側接点25を包囲するようにそれぞれ設けられ、固定側
接点26と可動側接点27とが接触した位置において、
金属部材31の凸部と金属部材30の凹部とが嵌め合う
ように配置されている。このような構成により、無負荷
開閉を行っても絶縁性能の優れた真空バルブを有する開
閉装置を提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性能が優れ、
環境に調和した開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉装置について、22/33k
V、66/77kVクラスの特高変電設備を例にとって
説明する。このクラスの開閉装置は、建設費、用地の高
騰とともに、充電部汚損、安全性、騒音などの問題から
開閉装置の小形化や密閉化が要求され、ガス絶縁式開閉
装置(GIS:Gas Insulated Swit
chgear)やキュービクル形ガス絶縁開閉装置(C
−GIS:Cubicle type GIS)が開発
されてきている。
【0003】GISは各電気機器をパイプ状の金属容器
で覆い、絶縁媒体として高圧のSF 6ガスを封入し小形
化、密閉化したものである。
【0004】これに対して、C−GISはGISに対し
て、より高い信頼性、安全性、保守・点検の簡素化と同
時に、狭い用地に短期間で建設でき、かつ周囲との環境
に調和させる要請にも対応すべく開発された開閉装置で
ある。これは大気圧近傍の低圧力絶縁ガスを利用したキ
ュービクル形の容器に各電気機器を一括して収納し、内
部を構成単位ごとに区分したものであり、他の閉鎖配電
盤と同様の外観である。このように最近ではSF6ガス
を絶縁媒体として用いた開閉装置が多数運転されるよう
になった。
【0005】代表的なキュービクル形ガス絶縁開閉装置
の一例の構成を図15に示す。同図において、外周を軟
鋼板で気密に囲まれた箱体1の内部は、SF6ガス2が
密封されており、受電室1a、遮断器室1b、及び母線
室1cにガス区分されている。
【0006】受電室1aには、ガス−気中の区分をした
ケーブルヘッド3が箱1の側面に取付けられ、避雷器4
および検電がいし5が収納され、それぞれが接続導体7
で接続されている。なお、ケーブルヘッド3には、変流
器8を貫通した電力用ケーブル9が接続されている。
【0007】また、遮断器室1bには、受電室1aとガ
ス区分される下段の絶縁スペーサ10aを介して、図示
していない真空バルブを収納した遮断器11が収納さ
れ、この遮断器11は接続導体7を介して母線室1cと
ガス区分される上段の絶縁スペーサ10bに接続されて
いる。遮断器11は絶縁・消弧媒体として高真空を用い
ている。また、断路器6は絶縁・消弧媒体としてSF6
ガスを用いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、このよ
うな構成において断路器6は絶縁・消弧媒体としてSF
6ガスを用いている。このSF6ガスは空気と比較して約
100倍の消弧性能と約3倍の絶縁性能を持つことが知
られている。このSF6ガスは通常の運転状態では、無
色、無臭、無味、不燃性の非常に安定した気体であり、
しかも無毒である。
【0009】しかしながら、SF6ガス中でアーク放電
が発生すると、SF6ガスはSOF2、SO2、SO
22、SOF4、HF、SiF4等の分解生成物や分解ガ
スを発生する。このSF6ガスの分解生成物や分解ガス
は毒性が強いため、分解したガスを回収する場合、特別
な処理や管理が必要になる。事故電流などの遮断は遮断
器11で行うため、分解生成物や分解ガスの発生はない
が、変電所内の母線切替えや線路切替えを断路器6で行
う。従って、断路器6はループ電流の遮断責務を要求さ
れる。このループ電流は定格電流に近い電流値となり、
その際断路器6で分解生成物や分解ガスを発生する。こ
のような断路器6のガスを回収する場合、吸着材を通し
て回収するなど取扱いに苦慮している。
【0010】また、SF6ガスは地球温暖化の原因とな
る温室効果ガスであり、温室効果係数が二酸化炭素の2
4000倍である。そのため、1997年12月に京都
で開催された第3回気候変動に関する国際連合枠組み条
約締約国会議(COP3)において、SF6も削減対象
ガスとして加えられ、排出の抑制と削減についての対応
が要求されている。このように環境面からも、断路器の
絶縁・消弧媒体としてSF6ガスを使用しないのが望ま
しい。
【0011】そこで、断路器の絶縁媒体を真空とした真
空断路器が考えられるが、無負荷で接点を開閉しただけ
でも絶縁性能の低下が大きく、かつ絶縁性能のばらつき
が大きくなる。
【0012】例えば、絶縁性能のばらつきを標準偏差で
表すと、SF6ガスが6〜7%に対して真空ギャップは
通常10〜13%程度であるが、開閉条件によっては1
8%程度に達することもある。断路器では安全性の観点
から絶縁の信頼性が強く要求されているが、このように
真空を絶縁媒体として用いた断路器は接点の開閉によっ
て絶縁性能が低下し、絶縁の信頼性に欠けるという欠点
がある。このため、真空を断路器の絶縁媒体として用い
る場合、何らかの対策が求められている。
【0013】このような理由から、SF6ガスを使用し
ない開閉装置の実現が困難になっているのが実状であ
る。
【0014】そこで本発明の目的は、SF6ガスの使用
量を抑制し、構造が簡単で信頼性が高い、真空バルブを
使用した開閉装置を提供するにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る開閉装置
は、両端がそれぞれ金属端板で気密に封着された絶縁容
器内に、一方の金属端板を貫通する固定通電軸に固着さ
れた固定側接点を設け、他方の金属端板を貫通する可動
通電軸がベローズを介して固着されると共に、可動通電
軸に固着された可動側接点を固定側接点と対向するよう
に配置し、可動通電軸および固定通電軸のそれぞれによ
り支持され、可動側接点および固定側接点を包囲する金
属部材がそれぞれ設けられ、それぞれの金属部材にはそ
の先端が可動側接点または固定側接点よりも突出した凸
部と、可動側接点または固定側接点よりもへこんだ凹部
とを設け、固定側接点と可動側接点とが接触した位置に
おいて、可動側の金属部材および固定側の金属部材の凸
部と凹部とが嵌め合うように配置した真空バルブを有す
ることを特徴とする。
【0016】このような構成により、無負荷開閉を行っ
ても絶縁性能の優れた真空バルブを有する開閉装置を提
供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0018】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態として、本発明に係る開閉装置、例えば断路
器に使用される真空バルブの構成例を示す縦断面図であ
る。例えば、従来の技術で示した図15の断路器6用の
真空バルブの構成例を示すものである。
【0019】図1において、セラミックまたはガラスか
らなる絶縁容器21を使って真空容器が形成され、両端
開口部が、固定側端板22および可動側端板23a、2
3bでそれぞれ密封され、気密な容器を構成する。固定
側端板22には固定側接点24を接合した固定通電軸2
5が支持固定され、この固定側接点24と対向して可動
側接点26が可動通電軸27に接合されている。この可
動通電軸27は図示していない操作機構に連結されてい
る。可動通電軸27と可動側端板23bとの間にはベロ
ーズ20が設けられ、可動側接点26や可動通電軸27
が直線的に移動できる。絶縁容器21の中間部にはシー
ルド28が封着金具29a、29bを介して取付けられ
ている。金属部材30は固定通電軸25に支持固定さ
れ、固定側接点24の側面を包囲するように配置されて
いる。金属部材31は可動通電軸27に支持固定され、
可動側接点26の側面を包囲するように配置されてい
る。
【0020】図2は、本実施形態における可動側接点2
6および金属部材31の構造を示す。金属部材31は可
動側接点26よりも突き出た凸部(突出部)31aとへ
こんだ凹部31bで構成されている。固定側接点24お
よび金属部材30についても、可動側と同様の構成とな
っていて、金属部材30は固定側接点24よりも突き出
た凸部(突出部)とへこんだ凹部で構成されている。接
点の投入時には可動側の金属部材31の凸部31aと固
定側の金属部材30の凹部が嵌め合うように構成されて
いる。ただし、接点24、26が接触した状態で、金属
部材31と金属部材30とは接触しない。
【0021】このような構成で、図示していない開閉装
置の制御回路または手動による断路器の断路指令があっ
た場合、可動側接点26及び可動通電軸27が移動し、
断路状態となる。断路状態での固定側接点24と可動側
接点26間の電界強度は、金属部材30、31によって
電界が緩和され、電界強度が低減される。また、金属部
材30の凸部、金属部材31の凸部31aの電界強度
は、それぞれ接点26、27よりも突き出ているため接
点26、27よりも高くなることが考えられる。
【0022】図3は、接点の無負荷開閉を行い、接点に
機械的衝撃を加えた場合の絶縁破壊確率分布を示す。機
械的衝撃が加わると破壊電圧のばらつきが非常に大きく
なり、例えば破壊確率(累積破壊破壊確率)が0.1%
となる電圧は機械的衝撃を加えることによって30〜4
0%程度低下する。
【0023】断路器においては確実な電源の切り離しや
安全性の観点から、より高い絶縁の信頼性が要求され
る。このため、破壊確率で表すと50%破壊電圧より
も、例えば0.1%などの低破壊確率での絶縁性能が問
題となる。
【0024】本実施形態の金属部材30、31を設ける
ことにより接点26、27の電界強度が低減され、破壊
電圧が向上する。これに対して、金属部材30、31間
の絶縁性能は、前述したように電界強度が高くなるが、
図3に示すように機械的衝撃が加わらないので、破壊電
圧のばらつきが小さくなる。このため、低破壊確率の電
圧は向上する。このように、無負荷開閉を行っても絶縁
性能の優れた断路器用真空バルブを提供することができ
る。
【0025】(第2の実施形態)次に本発明の第2の実
施形態について説明する。この実施形態は、図1及び図
2に示す第1の実施形態の真空バルブにおいて、金属部
材31の凸部31aの先端部が可動側接点26より突出
した長さ(可動側接点26よりも突出した金属部材31
の凸部31aの先端部と可動側接点26との距離)をH
1とし、金属部材31の凹部31bの幅をWとし、可動
側接点26と固定側接点24との間のギャップ長をdと
すると、前記H1、W、dの関係が、 H1=(0.08〜0.3)d、W≦7.0・H1 となるような金属部材31を用いたものである。また、
可動側について記述したが、固定側についてもH1
W、dの関係は同様である。
【0026】図1及び図2に示す構成において、金属部
材31の凸部31aに対向する可動側接点の位置26a
では凸部31aによって十分に電界強度が低減される
が、金属部材31の凹部31bに対向する可動側接点2
6の位置26bでは十分に電界強度が低減しないことが
考えられる。このため、金属部材31の凸部31aの先
端部が可動側接点26より突出した長さ(可動側接点2
6よりも突出した金属部材31の凸部31aの先端部と
可動側接点26との距離)をH1とし、金属部材31の
凹部31bの幅をWとし、可動側接点26と固定側接点
24との間のギャップ長をdとした場合のH1、W、d
と可動側接点の26bの位置での電界強度の関係を発明
者が調査した。
【0027】図4は、前述のH1、W、dと可動側接点
の26bの位置での電界強度の関係を示す。ここで、E
aは金属部材31が無い場合の電界強度を示す。H1
dが大きくなるほど、つまり金属部材31の凸部31a
の高さが高くなるほど26bの電界強度は低くなり、H
1/dを0.08以上にすると金属部材31が無い場合
より26bの電界強度が20%以上低減される。また、
金属部材31の凹部31bの幅Wが広くなるほど、電界
強度が高くなり、H1/dが0.08以上では凹部の幅
Wを7.0H1以下にすると、金属部材31が無い場合
よりも26bの電界強度は20%以上低減される。
【0028】次に、図5は金属部材31の凸部31aの
電界強度とH1、dの関係を示す。ここで、Ebは無負
荷開閉を行わない場合の破壊確率0.1%の電界強度を
示す。H1/dが大きくなるほど、つまり金属部材31
の凸部31aの高さが高くなるほど突出部31aの電界
強度は高くなり、H1/dが0.3より大きな値になる
と、Ebよりも高くなる。従って、H1/dが0.08
〜0.3の範囲で、Wを7.0H1以下にすると、接点
の電界強度も低減され、金属部材からの絶縁破壊の確率
が低く、絶縁性能の優れた断路器用真空バルブを提供す
ることができる。
【0029】(第3の実施形態)図6は、本発明の第3
の実施形態として、本発明に係る開閉装置、例えば断路
器に使用される真空バルブの構成例を示す縦断面図であ
り、図1と同一部分には同一符号を付してその説明を省
略し、異なる部分についてのみ述べる。図6において、
金属部材32は固定通電軸25に支持固定され、金属部
材33は可動通電軸27に支持固定されている。
【0030】図7は、本実施形態における可動側接点2
6および金属部材33の構造を示す。金属部材33は可
動側接点27よりも突き出した凸部(突出部)33aと
可動側接点よりもへこんだ凹部33bで構成されてい
る。金属部材33の凸部33aの半径方向の断面は半円
筒状の形状をしている。固定側接点24および金属部材
32についても、可動側と同様の構成となっている。固
定側接点24と可動側接点26の投入時には可動側の金
属部材33の凸部33aと固定側の金属部材32の凹部
が嵌め合うように構成されている。ただし、接点24、
26が接触した状態で、金属部材32と金属部材33と
は接触しない。
【0031】このような構成により、断路状態での固定
側接点24と可動側接点26の電界強度は金属部材3
2、33によって電界緩和され、電界強度が低減され
る。また、金属部材32の凸部、金属部材33の凸部3
3aの電界強度は、接点24、26よりも突き出ている
ため接点24、26よりも高くなることが考えられる。
しかしながら、金属部材32の凸部、金属部材33の凸
部33aは、接点24、26の開閉を行っても接触しな
いので、図3に示すように破壊電圧の低下やばらつきが
大きくなることもない。
【0032】従って、第1の実施形態で説明したように
固定側接点24と可動側接点26の電界強度が低減され
るので、無負荷開閉を行っても絶縁性能の優れた断路器
用真空バルブを提供することができる。
【0033】(第4の実施形態)この実施形態は、図6
及び図7に示す第3の実施形態の真空バルブにおいて、
金属部材33の凸部33aの先端部が可動側接点26よ
り突出した長さ(可動側接点26よりも突出した金属部
材33の凸部33aの先端部と可動側接点26との距
離)をH2、可動側接点26と固定側接点24との間の
ギャップ長をdとすると、前記H2、dの関係が H2=(0.1〜0.3)d となるような金属部材33を用いたものである。また、
可動側について記述したが、固定側についても、H2
dの関係は同様である。
【0034】図6及び図7に示す構成において、金属部
材33の凸部33aに対向する可動側接点の位置26a
では凸部33aによって十分に電界強度が低減される
が、金属部材33の凸部33aから離れた可動側接点2
6の位置26bでは十分に電界強度が低減しないことが
考えられる。このため、金属部材33の凸部33aの先
端部が可動側接点26より突出した長さ(可動側接点2
6よりも突出した金属部材33の凸部33aの先端部と
可動側接点26との距離)をH2とし、可動側接点26
と固定側接点24の間のギャップ長をdとした場合のH
2、dと可動側接点の26bの位置での電界強度の関係
を発明者が調査した。
【0035】図8は、前述のH2、dと可動側接点の2
6bの位置での電界強度の関係を示す。ここで、Eaは
金属部材33が無い場合の電界強度を示す。H2/dが
大きくなるほど、つまり金属部材33の凸部33aの高
さが高くなるほど26bの電界強度は低くなり、H2
dを0.1以上にすると金属部材33が無い場合より2
6bの電界強度が20%以上低減される。
【0036】次に、金属部材33の凸部33aの電界強
度とH2、dは前述した図5に示すような関係になる。
第2の実施形態で説明したように、Ebは無負荷開閉を
行わない場合の破壊確率0.1%の電界強度を示す。H
2/dが大きくなるほど、つまり金属部材33の凸部3
3aの高さが高くなるほど凸部33aの電界強度は高く
なり、H2/dが0.3より大きな値になると、Ebよ
りも高くなる。従って、H2/dを0.1〜0.3の範
囲にすると、接点の電界強度も低減され、金属部材から
の絶縁破壊の確率が低く、絶縁性能の優れた断路器用真
空バルブを提供することができる。
【0037】(第5の実施形態)図9は、本発明の第5
の実施形態として、本発明に係る開閉装置、例えば断路
器に使用される真空バルブの構成例を示す縦断面図であ
る。図9に示す断路器用真空バルブにおいて、可動通電
軸27および固定通電軸25に支持され、可動側接点2
6と固定側接点24を包囲する円筒状の金属部材35、
34を設け、それぞれの金属部材35、34の先端部が
前記可動側接点26と固定側接点24よりも突出し、可
動側の金属部材35の内径が固定側の金属部材34の外
径よりも大きくなるように構成している。図9において
は可動側の金属部材35の直径が大きくなるように構成
されているが、金属部材34、35のいずれか一方の内
径が他方の外径より大きいことが本実施形態の趣旨であ
る。
【0038】図9に示す断路器用真空バルブにおいて、
固定側接点24の電界強度は金属部材34によって電界
緩和され、可動側接点26の電界強度は金属部材35に
よって電界緩和されるので、電界強度が低減される。従
って、無負荷開閉などの機械的衝撃が加わる部分の電界
強度が低減されるので、第1乃至第4の実施形態で説明
したように絶縁性能の優れた断路器用真空バルブを提供
することができる。
【0039】(第6の実施形態)この実施形態は、図9
に示す第5の実施形態の断路器用真空バルブにおいて、
可動側接点26と固定側接点24を包囲する円筒状の金
属部材35、34のうち、一方の直径が大きい方の金属
部材の先端部、例えば金属部材35の先端部35aが可
動側接点26より突出した長さ(可動側接点26よりも
突出した金属部材35の先端部35aと可動側接点26
との距離)をH4、もう一方の直径が小さい方の金属部
材34の先端部34aが固定側接点24より突出した長
さ(固定側接点24よりも突出した金属部材34の先端
部34aと固定側接点24との距離)をH3、可動側接
点26と固定側接点24の間のギャップ長をdとする
と、前記H3、H4の関係が、 H3=(0.05〜0.3)d H4=(0.1〜0.4)d となるような金属部材35、34を用いたものである。
また、金属部材34、35の内径はいずれかの金属部材
の内径が大きく、接点24、26が投入された状態で
は、金属部材34、35同士が接触しないように構成さ
れている。
【0040】図9に示す構成において、金属部材34、
35によって固定側接点24や可動側接点26の電界強
度は低減される。可動側接点26と固定側接点24をそ
れぞれ包囲する円筒状の金属部材35、34のうち、一
方の直径が小さい方の金属部材の先端部、例えば金属部
材34の先端部34aが固定側接点24より突出した長
さ(固定側接点24よりも突出した金属部材34の先端
部34aと固定側接点24との距離)をH3、もう一方
の直径が大きい方の金属部材の先端部、例えば金属部材
35の先端部35aが可動側接点26より突出した長さ
(可動側接点26よりも突出した金属部材35の先端部
35aと可動側接点26との距離)をH 4、可動側接点
26と固定側接点24の間のギャップ長をdとした場合
の固定側接点24や可動側接点の26の電界強度につい
て発明者が調査した。
【0041】図10は、前述のH3、H4と固定側接点2
4や可動側接点26の電界強度の関係を示す。図中のH
3が固定側接点24、H4が可動側接点26の電界強度を
示す。ここで、Eaは図4及び図8と同様に、金属部材
34、35が無い場合の電界強度を示す。H3/d、H4
/dが大きくなるほど、つまり金属部材34、35の突
出部の高さが高くなるほど接点の電界強度は低くなり、
金属部材の直径が小さい固定側はH3/dを0.05以
上にすると金属部材34が無い場合より固定側接点24
の電界強度が20%以上低減される。また、可動側にお
いては、金属部材35の直径が大きくなるので、金属部
材35が無い場合よりも可動側接点26の電界強度を2
0%低くするためには、H4/dを0.1以上にしなけ
ればならない。
【0042】次に、金属部材34、35の先端部34
a、35aの電界強度とH3、H4、dの関係を図5に示
す。ここで、Ebは第2の実施形態で説明したように、
無負荷開閉を行わない場合の破壊確率0.1%の電界強
度を示す。H3/d、H4/dが大きくなるほど、つまり
金属部材34、35の先端部34a、35aの高さが高
くなるほど先端部34a、35aの電界強度は高くな
り、固定側の金属部材34の先端部34aの電界強度
は、H3/dが0.3より大きな値になると、Ebより
も高くなる。従って、H3/dが0.05〜0.3の範
囲にすると、接点の電界強度も低減され、さらに金属部
材からの絶縁破壊の確率も低くなる。同様に、可動側の
金属部材35の先端部35aの電界強度はH4/dが
0.4より大きな値になると、Ebよりも高くなる。従
って、H4/dが0.1〜0.4の範囲にすると、接点
の電界強度も低減され、さらに金属部材からの絶縁破壊
の確率も低くなる。このように、最適な金属部材の突出
部の高さH3、H4にすることにより絶縁性能の優れた断
路器用真空バルブを提供することができる。
【0043】(第7の実施形態)図11は、本発明の第
7の実施形態として、本発明に係る開閉装置、例えば断
路器に使用される真空バルブの可動側接点40および金
属部材31の構造を示す。図11において、金属部材3
1の凹部31bと対向する可動側接点40の端部が可動
通電軸27よりもへこんだ形状をしている。図11は可
動側について示しているが、固定側についても同様に金
属部材30の凹部30bと対向する固定側接点の端部は
固定通電軸よりもへこんだ形状をしている。
【0044】図11に示す断路器用真空バルブにおい
て、金属部材31の凹部31bに対向した可動側接点4
0の端部40aの電界強度が低減され、機械的衝撃が加
わる部分の電界強度が低減されるので、種々の開閉を行
っても絶縁性能の優れた断路器用真空バルブを提供する
ことができる。
【0045】(第8の実施形態)次に、本発明の第8の
実施形態について説明する。本実施形態は、図1、図
2、図6、図7、図9、及び図11に示す断路器用真空
バルブにおいて、金属部材30、31、32、33、3
4、35の材質をステンレス鋼またはタングステンにし
たものである。
【0046】このように、図1、図2、図6、図7、図
9、及び図11に示す断路器用真空バルブにおいて、金
属部材30、31、32、33、34、35の材質をス
テンレス鋼またはタングステンにすることにより、固定
側と可動側の金属部材との間の絶縁性能が向上する。
【0047】図12は本発明者等が行った雷インパルス
耐電圧性能と材料との比較を示す。なお、材料は銅(無
酸素銅)、ステンレス鋼(SUS304)、タングステ
ンである。また、試験に用いた電極形状は直径34mm
の平板電極で、ギャップ長は1.5mmである。
【0048】図12において、銅材と比較してステンレ
ス鋼で1.7倍、タングステンで1.9倍である。ただ
し、銅材の表面に真空蒸着などの手法によりタングステ
ンをコーティングしても同様な効果が得られるので、本
実施形態の範囲は金属部材の表面材料をステンレス鋼ま
たはタングステンとする。このように、金属部材の材質
をステンレス鋼またはタングステンとすることにより、
絶縁性能の優れた断路器用真空バルブを提供することが
できる。
【0049】(第9の実施形態)次に、本発明の第9の
実施形態について説明する。本実施形態は図1、図2、
図6、図7、図9、及び図11に示す断路器用真空バル
ブにおいて、金属部材30、31、32、33、34、
35の表面に複合電解研磨処理または電子ビーム処理
(電子ビームによる改質層を設ける処理)を施したもの
である。
【0050】このように、図1、図2、図6、図7、図
9、及び図11に示す断路器用真空バルブの金属部材3
0、31、32、33、34、35の表面に複合電解研
磨処理または電子ビーム処理を施し、表面を平滑化する
ことにより、固定側と可動側の金属部材との間の絶縁性
能を向上させることができる。
【0051】図13は、金属部材の表面状態の違いと雷
インパルス破壊電圧の比較を示す。発明者らは表面粗さ
約1μm程度に仕上げた電極とその電極を複合電解研磨
処理した電極の雷インパルス耐電圧特性を比較した。電
解液は、りん酸と硫酸の混合液である。一般に真空中の
絶縁破壊は、図13からもわかるように絶縁破壊を繰り
返すたびに破壊電圧が高くなる。これをコンディショニ
ング効果と呼び、これを利用したコンディショニング処
理を真空バルブの製造の最終工程で行っている。
【0052】図13から明らかなように、複合電解研磨
処理を行うことにより、少ない破壊回数で高い絶縁性能
を示し、かつ最終の破壊電圧も約20kV高い。
【0053】このように、複合電解研磨処理を行うこと
により、コンディショニング処理に要する時間を短縮す
ることができるという利点がある。
【0054】図14は、金属部材に電子ビーム処理を行
った場合の耐電圧特性の比較を示す。
【0055】図14から明らかなように電子ビーム処理
を行うことにより、少ない破壊回数で高い絶縁性能を示
し、かつ最終の破壊電圧も約20kV高い。
【0056】このように、電子ビーム処理(電子ビーム
による改質層を設ける処理)を行うことにより、コンデ
ィショニング処理に要する時間を短縮することができる
という利点がある。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
構造が簡単で、絶縁信頼性の高い真空バルブを有する開
閉装置を提供することができ、SF6ガスの使用量を抑
制し、環境に調和した開閉装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1及び第2の実施形態に係る断路
器用真空バルブの構成を示す縦断面図。
【図2】 本発明の第1及び第2の実施形態における主
要部の構成を示す斜視図。
【図3】 本発明の第1及び第2の実施形態の作用を示
すグラフ。
【図4】 本発明の第2の実施形態の作用を示すグラ
フ。
【図5】 本発明の第2、第4、及び第6の実施形態の
作用を示すグラフ。
【図6】 本発明の第3及び第4の実施形態に係る断路
器用真空バルブの構成を示す縦断面図。
【図7】 本発明の第3及び第4の実施形態における主
要部の構成を示す斜視図。
【図8】 本発明の第4の実施形態の作用を示すグラ
フ。
【図9】 本発明の第5及び第6の実施形態に係る断路
器用真空バルブの構成を示す縦断面図。
【図10】本発明の第6の実施形態の作用を示すグラ
フ。
【図11】本発明の第7の実施形態における主要部の構
成を示す斜視図。
【図12】本発明の第8の実施形態の作用を示すグラ
フ。
【図13】本発明の第9の実施形態の作用(複合電解研
磨処理の場合)を示すグラフ。
【図14】本発明の第9の実施形態の作用(電子ビーム
処理の場合)を示すグラフ。
【図15】従来の開閉装置の構成を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…開閉装置の箱体 1a…受電室 1b…遮断器室 1c…母線室 2…SF6ガス 3…ケーブルヘッド 4…避雷器 5…検電がいし 6…断路器 7…接続導体 8…変流器 9…ケーブル 10a、10b…スペーサ 11…遮断器 12…接続母線 13…操作機構 14…制御箱 20…ベローズ 21、33…絶縁容器 22…固定側端板 23(23a、23b)…可動側端板 24…固定側接点 25…固定通電軸 26、40…可動側接点 27…可動通電軸 28…シールド 29a、29b…封着金具 30、31、32、33、34、35…金属部材 31a、33a…凸部(突出部) 34a、35a…先端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 捧 浩資 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5G026 BA02 BB17 CA02 CB02 CC03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端がそれぞれ金属端板で気密に封着され
    た絶縁容器内に、一方の前記金属端板を貫通する固定通
    電軸に固着された固定側接点を設け、他方の前記金属端
    板を貫通する可動通電軸がベローズを介して固着される
    と共に、前記可動通電軸に固着された可動側接点を前記
    固定側接点と対向するように配置し、前記可動通電軸お
    よび前記固定通電軸のそれぞれにより支持され、前記可
    動側接点および前記固定側接点の側面を包囲する金属部
    材がそれぞれ設けられ、それぞれの前記金属部材にはそ
    の先端が前記可動側接点または前記固定側接点よりも突
    出した凸部と、前記可動側接点または前記固定側接点よ
    りもへこんだ凹部とを設け、前記固定側接点と前記可動
    側接点とが接触した位置において、可動側の前記金属部
    材および固定側の前記金属部材の凸部と凹部とが嵌め合
    うように配置した真空バルブを有することを特徴とする
    開閉装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の開閉装置において、前記
    金属部材の凸部の先端部が前記可動側接点または前記固
    定側接点より突出した長さをH1、前記金属部材の凹部
    の幅をW、前記可動側接点と前記固定側接点との間のギ
    ャップ長をdとすると、前記H1、W、dの関係が、 H1=(0.08〜0.3)d、W≦7.0・H1 となるようにしたことを特徴とする開閉装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の開閉装置において、前記
    可動通電軸および前記固定通電軸に支持された前記金属
    部材の半径方向の断面がそれぞれ半円筒状の形状で、そ
    れぞれの前記金属部材の先端部が前記固定側接点および
    前記可動側接点よりも突出していることを特徴とする開
    閉装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の開閉装置において、前記
    金属部材の先端部が前記可動側接点または前記固定側接
    点より突出した長さをH2、前記可動側接点と前記固定
    側接点との間のギャップ長をdとすると、前記H2、d
    の関係が、 H2=(0.1〜0.3)d となるようにしたことを特徴とする開閉装置。
  5. 【請求項5】両端がそれぞれ金属端板で気密に封着され
    た絶縁容器内に、一方の前記金属端板を貫通する固定通
    電軸に固着された固定側接点を設け、他方の前記金属端
    板を貫通する可動通電軸がベローズを介して固着される
    と共に、前記可動通電軸に固着された可動側接点を前記
    固定側接点と対向するように配置し、前記可動通電軸お
    よび前記固定通電軸のそれぞれにより支持され、前記可
    動側接点と前記固定側接点の側面を包囲する円筒状の金
    属部材をそれぞれ設け、それぞれの前記金属部材の先端
    部が前記可動側接点と前記固定側接点よりも突出し、一
    方の前記金属部材の内径がもう一方の前記金属部材の外
    径よりも大きい真空バルブを有することを特徴とする開
    閉装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の開閉装置において、前記
    可動側接点と前記固定側接点の側面を包囲する円筒状の
    金属部材のうち、直径が小さい方の前記金属部材の先端
    部が前記可動側接点または前記固定側接点より突出した
    長さをH3、直径が大きい方の前記金属部材の先端部が
    前記可動側接点または前記固定側接点より突出した長さ
    をH4、前記可動側接点と前記固定側接点との間のギャ
    ップ長をdとすると、前記H3、H4、dの関係が、 H3=(0.05〜0.3)d H4=(0.01〜0.4)d となるようにしたことを特徴とする開閉装置。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項2に記載の開閉装置
    において、前記金属部材の凹部と対向する接点の端部を
    通電軸よりもへこませたことを特徴とする開閉装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の
    開閉装置において、前記金属部材の少なくとも表面の材
    質をステンレス鋼としたことを特徴とする開閉装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の
    開閉装置において、前記金属部材の少なくとも表面の材
    質をタングステンとしたことを特徴とする開閉装置。
  10. 【請求項10】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の開閉装置において、前記金属部材の表面を複合電解研
    磨処理したことを特徴とする開閉装置。
  11. 【請求項11】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載
    の開閉装置において、前記金属部材の表面に電子ビーム
    による改質層を設けたことを特徴とする開閉装置。
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