JP2003090566A - 屋内空気熱源形ヒートポンプ式空調機 - Google Patents

屋内空気熱源形ヒートポンプ式空調機

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JP2003090566A
JP2003090566A JP2001283317A JP2001283317A JP2003090566A JP 2003090566 A JP2003090566 A JP 2003090566A JP 2001283317 A JP2001283317 A JP 2001283317A JP 2001283317 A JP2001283317 A JP 2001283317A JP 2003090566 A JP2003090566 A JP 2003090566A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 屋内空気熱源形ヒートポンプ式空調機を得
る。 【構成】 ケーシング１内に、凝縮器２を設けた還気送
風路Ａと、蒸発器３を設けた外気送風路Ｂと、冷媒循環
回路Ｃと、を備える。ケーシング１を局所排気用室Ｅに
設置し、屋外からの外気が蒸発器３にて熱交換されて局
所排気用室Ｅへ給気されるように外気送風路Ｂを屋外と
局所排気用室Ｅに連通させる。非局所排気用室Ｆからの
還気が凝縮器２にて熱交換されて非局所排気用室Ｆへ排
気されるように還気送風路Ａを非局所排気用室Ｆと連通
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は屋内空気熱源形ヒー
トポンプ式空調機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、トイレや厨房などでは換気扇など
で局所排気し、廊下などからの自然給気を行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなアンモニア
や油などを含む汚染空気がある室に空調機を設けると、
汚染空気によって熱交換器が早期に能力低下を引き起こ
すという問題があった。そこで、これらの問題点を解決
する屋内空気熱源形ヒートポンプ式空調機を提供するこ
とを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の屋内空気熱源形ヒートポンプ式空調機は、
ケーシング内に、凝縮器を設けた還気送風路と、蒸発器
を設けた外気送風路と、冷媒循環回路と、を備え、この
ケーシングを局所排気用室に設置し、屋外からの外気が
蒸発器にて熱交換されて局所排気用室へ給気されるよう
に外気送風路を屋外と局所排気用室に連通させ、非局所
排気用室からの還気が凝縮器にて熱交換されて非局所排
気用室へ排気されるように還気送風路を非局所排気用室
と連通させた。また、ケーシング内に、凝縮器を設けた
還気送風路と、蒸発器を設けた外気送風路と、冷媒循環
回路と、を備え、このケーシングを局所排気用室に設置
し、屋外からの外気が蒸発器にて熱交換されて局所排気
用室へ給気されるように外気送風路を屋外と局所排気用
室に連通させ、非局所排気用室からの還気が凝縮器にて
熱交換されて非局所排気用室へ排気されるように還気送
風路を非局所排気用室と連通させ、ケーシング内に排気
送風路を設け、局所排気用室の空気が屋外に排気される
ように局所排気用室と屋外とを連通させた。さらに、凝
縮器及び蒸発器のフィンチューブを楕円管にした。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１〜図３は、本発明の屋内空気
熱源形ヒートポンプ式空調機の一実施例を示しており、
この空調機は、ケーシング１内に、凝縮器２を設けた還
気送風路Ａと、蒸発器３を設けた外気送風路Ｂと、凝縮
器２と蒸発器３と圧縮機４などから成る冷媒循環回路Ｃ
と、を備えている。冷媒循環回路Ｃは、図示省略の受液
器と膨張弁と冷媒循環方向の切換弁等も有し、凝縮器２
及び蒸発器３の吸熱と放熱を切換自在に構成される。
【０００６】ケーシング１は局所排気用室Ｅの天井など
に設置し、屋外からの外気が蒸発器３にて熱交換されて
局所排気用室Ｅへ給気されるように外気送風路Ｂを屋外
と局所排気用室Ｅに連通させ、非局所排気用室Ｆからの
還気が凝縮器２にて熱交換されて非局所排気用室Ｆへ排
気されるように還気送風路Ａを非局所排気用室Ｆと連通
させる。なお局所排気用室Ｅとはアンモニアや油などを
含む汚染空気がある室をいい、非局所排気用室Ｆとは汚
染空気がない室をいうものとする。
【０００７】ケーシング１には、外気取入口１０、給気
口１１、還気取入口１２及び排気口１３を形成し、外気
取入口１０と給気口１１を外気送風路Ｂにて連通連結
し、還気取入口１２と排気口１３を還気送風路Ａにて連
通連結する。還気取入口１２と排気口１３はダクト等を
介して非局所排気用室Ｆの室内又は天井内と連通連結す
る。給気口１１はダクトや吹出口等を介して局所排気用
室Ｅと連通連結し、外気取入口１０はダクト等を介して
屋外と連通連結する。なお、実線及び点線の白抜き矢印
で送風方向を示す。
【０００８】還気送風路Ａと外気送風路Ｂには夫々送風
機１４、１５を設ける。外気送風路Ｂには必要に応じて
加湿器を設けてもよい。還気送風路Ａと外気送風路Ｂは
仕切板などで区画形成する。凝縮器２と蒸発器３のフィ
ンチューブ８は楕円管（図３参照）にするのが好ましい
が円形管でもよい。
【０００９】局所排気用室Ｅには通風口（吸気口）と換
気扇などを設置して局所排気を行う。この局所排気量に
応じて、外気取入口１０から取入れた外気を蒸発器３で
熱交換し、給気口１１から局所排気用室Ｅへ給気する。
同時に還気取入口１２から取入れた非局所排気用室Ｆの
還気で凝縮器２の循環冷媒を熱交換して吸熱又は放熱し
つつ排気口１３から非局所排気用室Ｆへ排気する。
【００１０】図４は他の実施例で、ケーシング１内に、
凝縮器２を設けた還気送風路Ａと、蒸発器３を設けた外
気送風路Ｂと、冷媒循環回路Ｃと、を備え、このケーシ
ング１を局所排気用室Ｅに設置し、屋外からの外気が蒸
発器３にて熱交換されて局所排気用室Ｅへ給気されるよ
うに外気送風路Ｂを屋外と局所排気用室Ｅに連通させ、
非局所排気用室Ｆからの還気が凝縮器２にて熱交換され
て非局所排気用室Ｆへ排気されるように還気送風路Ａを
非局所排気用室Ｆと連通させ、ケーシング１内に排気送
風路Ｄを設け、局所排気用室Ｅの空気が屋外に排気され
るように局所排気用室Ｅと屋外とを連通させたものであ
る。排気送風路Ｄ以外は前記実施例と同様であるので説
明は省略する。
【００１１】ケーシング１には、局所排気取入口１７及
び局所排気口１８を形成し、局所排気取入口１７と局所
排気口１８を排気送風路Ｄにて連通連結し、局所排気口
１８はダクト等を介して屋外と連通連結する。局所排気
取入口１７は直接又はダクト等を介して局所排気用室Ｅ
と連通連結する。排気送風路Ｄには送風機１６を設け
る。局所排気用室Ｅには通風口（吸気口）を設置する。
なお、前記各実施例の空調機を外気処理空調機として使
用するも自由である。
【００１２】
【発明の効果】請求項１と２の発明では、局所排気用室
の汚染空気による冷媒循環回路の能力低下が全く無く、
長期にわたって安定した性能を発揮でき、保守作業及び
保守費用を削減できる。屋内空気熱源（非局所排気用室
の還気熱）を利用して冷媒循環回路を運転し外気処理等
できるので熱交換能力が高く冷媒循環回路及び空調機全
体の小型化と省エネを図れ、設置スペース、設備コスト
及びランニングコストの削減を図れる。しかも非局所排
気用室のエアバランスを乱すことがない。請求項２の発
明では、１台の空調機で局所排気と外気処理の給排気を
行えて、別個に換気扇などの設置が不要であり、局所排
気用室のエアバランスを容易にとることができる。請求
項３の発明では、高風速で使用しても圧力損失が増加せ
ずかつ熱交換能力も低下しないので小型の蒸発器と凝縮
器を使用でき空調機を大幅にコンパクト化できる。ま
た、通常風速では圧力損失が減少して熱交換効率が向上
するので小型の送風機を用いることができ騒音低減を図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図２】図１の要部側面図である。
【図３】フィンチューブ群の断面図である。
【図４】他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
１ ケーシング ２ 凝縮器 ３ 蒸発器 ８ フィンチューブ Ａ 還気送風路 Ｂ 給気送風路 Ｃ 冷媒循環回路 Ｄ 排気送風路 Ｅ 局所排気用室 Ｆ 非局所排気用室
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１３年１１月１９日（２００１．１１．
１９）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項３
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ケーシング１内に、凝縮器２を設けた還
    気送風路Ａと、蒸発器３を設けた外気送風路Ｂと、冷媒
    循環回路Ｃと、を備え、このケーシング１を局所排気用
    室Ｅに設置し、屋外からの外気が蒸発器３にて熱交換さ
    れて局所排気用室Ｅへ給気されるように外気送風路Ｂを
    屋外と局所排気用室Ｅに連通させ、非局所排気用室Ｆか
    らの還気が凝縮器２にて熱交換されて非局所排気用室Ｆ
    へ排気されるように還気送風路Ａを非局所排気用室Ｆと
    連通させたことを特徴とする屋内空気熱源形ヒートポン
    プ式空調機。
  2. 【請求項２】 ケーシング１内に、凝縮器２を設けた還
    気送風路Ａと、蒸発器３を設けた外気送風路Ｂと、冷媒
    循環回路Ｃと、を備え、このケーシング１を局所排気用
    室Ｅに設置し、屋外からの外気が蒸発器３にて熱交換さ
    れて局所排気用室Ｅへ給気されるように外気送風路Ｂを
    屋外と局所排気用室Ｅに連通させ、非局所排気用室Ｆか
    らの還気が凝縮器２にて熱交換されて非局所排気用室Ｆ
    へ排気されるように還気送風路Ａを非局所排気用室Ｆと
    連通させ、ケーシング１内に排気送風路Ｄを設け、局所
    排気用室Ｅの空気が屋外に排気されるように局所排気用
    室Ｅと屋外とを連通させたことを特徴とする屋内空気熱
    源形ヒートポンプ式空調機。
  3. 【請求項３】 凝縮器２及び蒸発器３のフィンチューブ
    ８を楕円管にした請求項１又は１又は２記載の屋内空気
    熱源形ヒートポンプ式空調機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018040514A (ja) * 2016-09-06 2018-03-15 高砂熱学工業株式会社 空調システム
CN109998062A (zh) * 2019-04-28 2019-07-12 中原工学院 热泵式绿蒜制取系统
JP2020176831A (ja) * 2016-09-06 2020-10-29 高砂熱学工業株式会社 給排気経路用空調機及び空調システム

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