JP2003089921A - 連続フィラメント群の開繊装置 - Google Patents

連続フィラメント群の開繊装置

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JP2003089921A
JP2003089921A JP2001281590A JP2001281590A JP2003089921A JP 2003089921 A JP2003089921 A JP 2003089921A JP 2001281590 A JP2001281590 A JP 2001281590A JP 2001281590 A JP2001281590 A JP 2001281590A JP 2003089921 A JP2003089921 A JP 2003089921A
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JP
Japan
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corona discharge
discharge electrode
electrode
filament group
continuous filament
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Application number
JP2001281590A
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English (en)
Inventor
Hisahiro Kudome
寿洋 久留
Keiji Mikami
啓次 三上
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Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コロナ放電電極部の交換あるいは清掃の際、
装置の取り付けおよび取り外し作業が容易で、かつ、作
業後における開繊性を良好に維持することができ、不織
ウエブの目付および目付分布を安定して得ることが可能
な開繊装置を提供する。 【解決手段】 取付プレート(6)に取付られてなるコ
ロナ放電電極(1)と、コロナ放電電極に対向して配設
されたターゲット電極(2)とからなる連続フィラメン
ト群(5)を開繊する装置であって、取付プレートに溝
(61、62)が設けられ、コロナ放電電極には、前記
溝に係合するとともに、前記溝に沿って摺動可能な係合
突起(11、12)が設けられ、前記係合突起を前記溝
に沿ってスライド移動させることにより、取付プレート
とコロナ放電電極とが互いに固定可能に構成されている
連続フィラメント群の開繊装置。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、スパンボンド法に
より不織ウエブを製造する際に、溶融紡出した連続フィ
ラメント群を開繊する開繊装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来からスパンボンド法により連続フィ
ラメントからなる不織ウエブを製造するに際して、紡出
フィラメント群を紡糸口金の下流に該口金に対応して配
設されたエアーサッカーにより牽引・延伸・引取り、コ
ロナ放電を利用した開繊装置により開繊した後、連続し
て移動式捕集面上に捕集・堆積して不織ウエブとするこ
とが行われている。例えば、特公昭54−28508号
公報には、コロナ放電装置とこれに隣接して配設された
ターゲット電極とを用いて空気層中の連続フィラメント
群に電界を加え、フィラメント群を開繊する装置が一般
に使用されている。 【0003】上記コロナ放電電極を有する装置は、定期
的に交換あるいは清掃が行う必要がある。すなわち、溶
融紡糸に際して、紡糸口金装置から気体状で発生した低
重合物や、空気中の塵や埃が、連続フィラメント群とこ
れに随伴する空気流により下流方向に流れ、コロナ放電
装置内の特に高温条件化にある電極部(電極針)に堆積
し、これにより放電作用が低下し、フィラメント群の開
繊性が低下する。したがって、フィラメント群の開繊性
を向上させるためには、堆積した低重合物および塵・埃
等を除去する必要がある。 【0004】電極部とそれが取り付けられているブラケ
ット、ブラケットが取り付けられているプレートとは、
通常、それぞれ複数のネジにより固定されている。上記
装置の交換あるいは清掃を行う際には、一旦、プレート
を所定の位置から取り外した後、これらの装置をそれぞ
れ取り外す必要がある。再びプレートを所定位置に取り
つける際に、連続フィラメント群との距離や角度等の設
置位置を取り外し前と同じ位置にすることは極めて困難
であり、この設置位置が異なると、開繊性を良好に維持
することができず、得られる不織ウエブの目付および目
付分布を安定して得ることができないという問題があ
る。また、それぞれの装置がネジにより固定されている
ため、取り外しおよび取り付け作業が繁雑であるという
問題がある。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記問題を
解決し、連続フィラメント群の開繊装置において、コロ
ナ放電電極部の交換あるいは清掃の際、装置の取り付け
および取り外し作業が容易で、かつ、作業後における開
繊性を良好に維持することができ、不織ウエブの目付お
よび目付分布を安定して得ることが可能な装置を提供し
ようとするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を達成するために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。 【0007】すなわち、本発明は、取付プレートに取付
られてなるコロナ放電電極と、コロナ放電電極に対向し
て配設されたターゲット電極とからなる連続フィラメン
ト群を開繊する装置であって、取付プレートに溝が設け
られ、コロナ放電電極には、前記溝に係合するととも
に、前記溝に沿って摺動可能な係合突起が設けられ、前
記係合突起を前記溝に沿ってスライド移動させることに
より、取付プレートとコロナ放電電極とが互いに固定可
能に構成されていることを特徴とする連続フィラメント
群の開繊装置を要旨とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。 【0009】図1は、本発明の開繊装置にて、連続フィ
ラメント群を開繊してなる状態を示す概略図である。開
繊装置は、ブラケット(3)と電極針(4)とからなる
コロナ放電電極(1)と、コロナ放電電極電極に対向し
て配設されたターゲット電極(2)とからなる。電極針
(4)の先端より、コロナ電極が作り出され、コロナ放
電電極(1)とターゲット電極(2)との間には、高速
度電界が作り出される。 【0010】コロナ放電電極(1)とターゲット電極
(2)との間に、溶融紡出された連続フィラメント群
(5)を通し、フィラメント群を開繊させる。 【0011】なお、図1においては、コロナ放電電極が
取り付けられている取付プレートは図示していない。 【0012】図2は、本発明の連続フィラメント群の開
繊装置におけるコロナ放電電極と取付プレートの係合状
態を説明するための概略説明図である。 【0013】図2において、コロナ放電電極を取り付け
るための取付プレート(6)には、溝(61、62)が
設けられ、電極針(図示せず)を有してなるコロナ放電
電極(1)には、前記溝(61、62)に係合するとと
もに、前記溝(61、62)に沿って摺動可能な係合突
起(11、12)が設けられ、前記係合突起(11、1
2)を前記溝(61、62)に沿って点線aで示す方向
にスライド移動させることにより、取付プレート(6)
とコロナ放電電極(1)とが互いに固定されて、取り付
けることができる。 【0014】一方、コロナ放電電極の電極針の交換また
は清掃の際には、コロナ放電電極を、取り付けた方向と
は反対側の直線bで示す方向に、スライド移動させるだ
けで、容易に取付プレートからコロナ放電電極を取り外
すことができる。 【0015】また、コロナ放電電極を構成するブラケッ
トの一部にネジ孔を設け、取り外しの際には、これに係
合するネジ棒をネジ孔に係合させて、ネジ棒を引っ張る
ことによりコロナ放電電極をスライド移動させることが
でき、取付プレートを所定位置から取り外さなくとも、
容易にコロナ放電電極を取り外すことができる。 【0016】ここで、本発明の開繊装置に適用できる熱
可塑性重合体としては、例えば、ポリエステル系重合
体、ポリアミド系重合体あるいはポリオレフィン系重合
体等が挙げられ、繊維形成性を有するものであれば、特
に限定されるものではない。 【0017】 【発明の効果】本発明によれば、開繊装置において、取
付プレートに溝を設け、コロナ放電電極には、前記溝に
係合するとともに、前記溝に沿って摺動可能な係合突起
が設けられているため、前記係合突起を前記溝に沿って
スライド移動することにより、取付プレートとコロナ放
電電極とを互いに固定可能としたものであって、コロナ
放電電極に取り付けられた電極針の交換あるいは清掃の
際には、取付プレートを取り外さなくとも、コロナ放電
電極のみをスライド移動させることによって取り外すこ
とができるため、容易に電極針の交換あるいは清掃を行
うことができる。 【0018】したがって、従来の取付プレート(本体)
ごと取り外す必要がないため、本体の位置を全く変える
ことなくコロナ放電電極の交換あるいは清掃できるの
で、連続フィラメント群の開繊性を良好に維持すること
ができ、不織ウエブに目付斑を生じることがない。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の開繊装置にて、連続フィラメント群を
開繊してなる状態を示す概略図である。 【図2】本発明の連続フィラメント群の開繊装置におけ
るコロナ放電電極と取付プレートの係合状態を説明する
ための概略説明図である。 【符号の説明】 1:コロナ放電電極 11、12:係合突起 2:ターゲット電極 3:ブラケット 4:電極針 5:連続フィラメント群 6:取付プレート 61、62:溝

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 取付プレートに取付られてなるコロナ放
    電電極と、コロナ放電電極に対向して配設されたターゲ
    ット電極とからなる連続フィラメント群を開繊する装置
    であって、取付プレートに溝が設けられ、コロナ放電電
    極には、前記溝に係合するとともに、前記溝に沿って摺
    動可能な係合突起が設けられ、前記係合突起を前記溝に
    沿ってスライド移動させることにより、取付プレートと
    コロナ放電電極とが互いに固定可能に構成されているこ
    とを特徴とする連続フィラメント群の開繊装置。
JP2001281590A 2001-09-17 2001-09-17 連続フィラメント群の開繊装置 Pending JP2003089921A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2935991A1 (fr) * 2008-09-16 2010-03-19 Rieter Perfojet Procede et installation de production d'un voile de non tisse avec depoussierage.
CN114000263A (zh) * 2021-11-22 2022-02-01 上海楚桦仪器科技有限公司 全自动生产抗落絮无纺布的方法及临床全防护医用手术单
CN117822139A (zh) * 2024-03-01 2024-04-05 常州市盛杰合力化纤有限公司 一种涤纶生产用长丝卷绕防断设备

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WO2010031912A2 (fr) * 2008-09-16 2010-03-25 Rieter Perfojet Procede et installation de production d'un voile de non tisse avec depoussierage
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CN114000263A (zh) * 2021-11-22 2022-02-01 上海楚桦仪器科技有限公司 全自动生产抗落絮无纺布的方法及临床全防护医用手术单
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