JP2003089289A - クリップ - Google Patents

クリップ

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JP2003089289A
JP2003089289A JP2001284015A JP2001284015A JP2003089289A JP 2003089289 A JP2003089289 A JP 2003089289A JP 2001284015 A JP2001284015 A JP 2001284015A JP 2001284015 A JP2001284015 A JP 2001284015A JP 2003089289 A JP2003089289 A JP 2003089289A
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JP
Japan
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main body
piece
clip
paper
tip
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JP2001284015A
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English (en)
Inventor
Hisanobu Hamanaka
久信 濱中
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HAMANAKA ENGINEERING KK
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HAMANAKA ENGINEERING KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外れにくく、しかも他の書類が引っかかるこ
とが少なくて使いやすいクリップを提供する。 【解決手段】 弾性板からなる環状の本体2の内縁2a
に、基部に段差部5を設けて本体との間に所定の間隙を
生じさせた挟持片3を一体に突設し、この挟持片の延長
線上に位置する本体の外縁2bには上記段差部と同じ側
に形成した押さえ片4を設けた。本体と挟持片、特に押
さえ片の先端4aと挟持片の先端3aとで被保持物が強
く押さえられて外れにくくなり、また押さえ片と挟持片
の先端は被保持物に密着するので別の紙等が引っかかる
ことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数枚の紙片等
を一時的に綴じておく場合などに用いられるクリップに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のクリップとしては、1本のワイ
ヤを折り曲げて大径の長円部と小径の長円部とを連続形
成した構造のゼムクリップと称されているものがよく知
られており、大径の長円部と小径の長円部の間に紙を挿
入して挟持する構造となっている。しかしながら、この
クリップは大きな挟持力が得られにくい上に比較的滑り
やすいために外れやすく、特に書類をめくるとめくられ
た紙に押されてクリップが容易に外れて書類がばらばら
になることがある。またクリップを構成しているワイヤ
の断面が円形であるため、クリップで綴じられている最
上部や最下部の紙とクリップの間に別の紙が入りやす
く、関係のない書類が引っかかるなどのトラブルが生じ
やすい。また保持する書類の厚みが限度を越えると、ね
じれた状態となって一層外れやすくなると共に別の紙が
引っかかりやすくなり、しかも外観的にも好ましくない
状態となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明はこれらの点
に着目し、外れにくく、しかも他の書類が引っかかるこ
とが少なくて使いやすく、外観の良好なクリップを提供
することを課題としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
めに、この発明のクリップは、弾性板からなる環状の本
体の内縁に、基部に段差部を設けて本体との間に所定の
間隙を生じさせた挟持片を一体に突設し、この挟持片の
延長線上に位置する本体の外縁には上記段差部と同じ側
に形成した押さえ片を設け、本体と挟持片の間に紙など
の被保持物を挿入して挟持するように構成されている。
このような構成により、例えば紙を保持する場合には、
挿入された紙の端縁が挟持片の基部の両側の2箇所に当
たった状態で本体と挟持片に挟持され、特に比較的接触
面積の小さい押さえ片の先端と挟持片の先端とで紙が集
中的に押さえられるようになって外れにくくなる。また
押さえ片と挟持片の先端は紙に密着した状態となるので
この部分に別の紙が入る可能性は少なく、他の書類の引
っかかりが防止される。また長手方向の中心線に対して
左右対称であるため、挟持する書類の厚みが限度を越え
た場合でもねじれた状態になることはない。また本体が
環状であるため強度が高く、長期間の使用にも耐えるこ
とができる。
【0005】挟持片は、必要な挟持力が得られるように
段差部から先端に向けて本体に近づく方向に傾斜してい
ることが望ましく、特に横から見た場合に挟持片が本体
と交差し、先端が本体の反対側の面から突出しているよ
うな形状とすることによって挟持力が大きくなり、より
確実な保持が可能となる。
【0006】また、本体の外形は長円形、長方形あるい
はこれに類する細長い形状が採用可能であり、この場合
には必要以上に場所をとらず、しかも所定の機能を備え
たクリップが得られる。
【0007】また、本体の外形が細長い卵形であって、
曲率の小さい側の本体内縁に挟持片が形成され、曲率の
大きい側の本体外縁に押さえ片が形成されている。これ
により、挟持片の基部の強度が増強されて弾力性が低下
しにくくなる。また基部まで紙を深く挿入することによ
り幅が大きくなっている基部の両側の2箇所に紙の端縁
が当たることになるので、クリップが紙に対してぐらつ
くことが防止され、より確実な保持が可能となる。
【0008】また、このクリップを構成する弾性板とし
てステンレス又は硬質プラスチックが使用される。これ
により錆びることがなく、長期間使用可能なクリップが
得られる。
【0009】なお、上述及び以下の説明では、被保持物
が紙の場合について述べているが、この発明は既に綴じ
られている小冊子などを複数冊まとめる場合や、プラス
チック板や金属板などを種類ごとに区分してまとめてお
く場合など、分厚いものを対象としたクリップにも適用
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明を紙用のクリップ
に適用した場合の実施の形態について説明する。図1は
クリップの平面図及び側面図、図2は紙を挟持した状態
の側面図、図3及び図4は紙を挟持した状態の平面図で
あり、1はこの発明のクリップ、2は本体、3は挟持
片、4は押さえ片、5は段差部を示している。
【0011】クリップ1は、例えば厚さ0.3mmのス
テンレスの薄板をプレス加工で打ち抜いて形成されてい
る。その本体2は外形が細長い卵形となっている全長約
25mmの環状のものであり、挟持片3は本体2の内縁
2aの曲率の小さい側(図1の左側)から長手方向に沿
って図1の右方向に向けて突設されている。また押さえ
片4は、挟持片3の延長線上に位置している本体2の外
縁2bの曲率の大きい側、すなわち図1の右側の端を図
1(b)のように下向きに折り曲げて形成されている。こ
の折り曲げ角度は、通常10〜80度の範囲で選定され
る。また段差部5は、挟持片3の基部、すなわち本体2
につながる部分を図1(b)に示すように2段に折り曲げ
て下向きに突出させることによって形成してあり、挟持
片3はこの段差部5から先端3aまでを本体方向に傾斜
させてある。なお、本体2の外縁2bと挟持片3の先端
3aは丸みのある形状であるから、材料がステンレス板
であっても怪我の原因となることはない。
【0012】クリップ1は上述のような構成であり、使
用する時には、図2及び図3に示すように紙6を本体2
と挟持片3の間に挿入して挟持するのであるが、この時
には紙6の端縁6aが段差部5の両側で本体2の内縁2
aに当たる位置まで深く挿入することが望ましい。これ
により、紙6は段差部5の両側の2箇所の内縁2aで保
持されると共に本体2と挟持片3の間に挟持され、特に
押さえ片4の先端4aと挟持片3の先端3aとで押さえ
られて外れにくい状態となる。従って、クリップ1で仮
綴じした書類をめくっても簡単に外れることはなく、装
着状態が保持される。また、幅が大きくなっている段差
部5の両側で紙6の端縁6aが保持されるので、ぐらつ
きのない安定した装着状態となって一層外れにくくな
る。
【0013】このような装着状態では、押さえ片4の先
端4aと挟持片3の先端3aが紙6の面に密着した状態
となり、この部分に別の紙が入る可能性が低くなって他
の書類の引っかかりが防止される。特に、図2に示すよ
うに紙6が挟持片3の先端3aで押さえられている部分
6bは、すぐ近くの反対側から押さえ片4の先端4aが
押さえている関係で若干窪んだ形状となるので、この部
分に別の紙が入る可能性はほとんどない。
【0014】挟持状態において紙6を押さえる力は、ク
リップ1の材料の弾力や紙6を挟持していない状態にお
けるクリップ1の形状などに左右されるが、図1(b)の
ように横から見た場合に挟持片3が本体2と交差し、そ
の先端3aが本体2の上面に突出するような形状であれ
ば、それだけ挟持片3の紙を押さえる力は大きくなって
より確実に装着状態を保持することができる。
【0015】また、クリップ1で仮綴じできる紙6の最
大の厚さは、主として段差部5における段差、すなわち
図1(b)における段差部5の内面と本体2の下面との間
隙Gで決まるので、この間隙Gの寸法のみを異ならせた
数種類のクリップ1を用意しておけば、全体の形状や寸
法はそのままでもかなりの範囲の厚さに対応することが
でき、製造や在庫のコストの低減も可能となる。なお、
仮綴じされる紙6の全体の厚さが多少限界を越えてもク
リップ1が変形するためある程度は対応でき、その場合
でもクリップ1が長手方向の中心線に対して対称の形状
であるため、ねじれた状態になって外れやすくなったり
外観が損なわれたりすることはない。
【0016】また、図1(b)に記号Cで示す押さえ片4
の曲げ代は、大きすぎると紙を挿入しにくくなり、小さ
すぎると紙を押さえる力が不足することになるので、例
えば上記のGと同程度を目安として適宜選定される。ま
た挟持片3の先端3aの部分を図1の上方向に若干折り
曲げてもよく、これによって紙を保持する力を大きくで
きる。しかし、折り曲げ量が大きくなると紙を挿入しに
くくなり、更に紙に押さえ痕が残るようになるので、適
切な量に選定することが必要である。
【0017】図3はクリップ1が紙6の端縁6aに対し
て直角に装着された場合を示しているが、クリップ1は
図4に示すように紙6のコーナー6cに45度の角度で
装着しても、直角に装着された場合と同様に装着状態は
安定していて外れにくい。従って、このようにコーナー
6cに45度の角度で装着すれば紙6をめくる場合に邪
魔になることがなく、しかも外れにくいので好都合であ
る。
【0018】なお図示した形状は一例であり、本体や挟
持片はこの発明の範囲で適宜の形状を採用することがで
きる。例えば、本体1の外形は図示のような細長い卵形
に限られるものではなく、方向性のない円形や四角形な
どでもよく、あるいは細長い形状である長円形や長方
形、更には三角形など他の多角形を細長くした形状で角
に丸みを有する適宜の形状を採用することができる。
【0019】また、上記の例では材料として板厚0.3
mmのステンレス板を使用しているが、板厚は対象とな
る被保持物に応じてステンレスの場合は0.1乃至1.
5mm程度の範囲のものが使用できる。例えば、被保持
物が薄紙のようなものであれば薄い0.1mmの板厚で
も使用可能である。また被保持物の全体の厚さや重量が
大きくて強度が必要な場合には、それに応じてクリップ
の全体の大きさや使用される板材の厚さを適宜選定すれ
ばよく、例えば1.5mm程度の板厚のものを使用すれ
ば強力なクリップを得ることができる。また使用する材
料はステンレスに限らず、適度な弾力を有する金属板や
硬質プラスチックの成形品などを使用することが可能で
ある。この場合、ステンレスなどの錆びない金属あるい
は硬質プラスチックが使用される場合には、錆びること
がなく長期間使用することのできるクリップが得られ
る。
【0020】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明のクリップは、弾性板からなる環状の本体の内縁に、
基部に段差部を設けて本体との間に所定の間隙を生じさ
せた挟持片を一体に突設し、この挟持片の延長線上に位
置する本体の外縁には上記段差部と同じ側に形成した押
さえ片を設け、本体と挟持片の間に被保持物を挿入して
挟持するようにしたものである。
【0021】従って、本体と挟持片、特に押さえ片の先
端と挟持片の先端とで被保持物が強く押さえられて外れ
にくくなり、また押さえ片と挟持片の先端は被保持物に
密着するので別の紙等が引っかかることがなくなる。ま
た長手方向の中心線に対して対称であるため、被保持物
の厚みが限度を越えた場合でもねじれた状態になること
はない。また本体が環状で高い強度が得られるので、変
形しにくく、長期間の使用に耐えるクリップが得られ
る。
【0022】また、本体の形状を細長い卵形とし、曲率
の小さい側の本体内縁に挟持片を形成し、曲率の大きい
側の本体外縁に押さえ片を形成したものでは、基部の強
度が増強され、また基部まで被保持物を深く挿入するこ
とにより、クリップの装着状態が安定して挟持が確実と
なる。
【0023】また、挟持片を段差部から先端に向けて本
体に近づく方向に傾斜させたものでは、挟持片の弾力を
高めて必要な挟持力を得ることができ、特に横から見た
場合に挟持片が本体と交差し、先端が本体の反対側の面
から突出しているような形状としたものでは、押さえ片
と挟持片の先端による押さえる力が大きくなり、より確
実な挟持が可能となる。
【0024】また、このクリップを構成する弾性板の材
料としてステンレス又は硬質プラスチックを使用したも
のでは、錆びることがなく、長期間使用可能なクリップ
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るクリップを示した図であり、
(a)は平面図、(b)は側面図である。
【図2】同クリップで紙を挟持した状態の側面図であ
る。
【図3】同じく紙を挟持した状態の平面図である。
【図4】同じく紙を挟持した状態の平面図である。
【符号の説明】
1 クリップ 2 本体 2a 内縁 2b 外縁 3 挟持片 3a 先端 4 押さえ片 4a 先端 5 段差部 6 紙 6a 端縁 6c コーナー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性板からなる環状の本体の内縁に、基
    部に段差部を設けて本体との間に所定の間隙を生じさせ
    た挟持片を一体に突設し、この挟持片の延長線上に位置
    する本体の外縁には上記段差部と同じ側に形成した押さ
    え片を設け、本体と挟持片の間に被保持物を挿入して挟
    持するように構成したことを特徴とするクリップ。
  2. 【請求項2】 挟持片が段差部から先端に向けて本体に
    近づく方向に傾斜している請求項1記載のクリップ。
  3. 【請求項3】 傾斜した挟持片が本体と交差し、先端が
    本体の反対側の面から突出している請求項2記載のクリ
    ップ。
  4. 【請求項4】 本体の外形が長円形、長方形あるいはこ
    れに類する細長い形状であり、挟持片が本体の長手方向
    に形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載のク
    リップ。
  5. 【請求項5】 本体の外形が細長い卵形であって、曲率
    の小さい側の本体内縁に挟持片が形成され、曲率の大き
    い側の本体外縁に押さえ片が形成されている請求項4記
    載のクリップ。
  6. 【請求項6】 弾性板としてステンレス又は硬質プラス
    チックが用いられている請求項1乃至5のいずれかに記
    載のクリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010025827A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Kao Corp 計量スプーン
CN106794922A (zh) * 2014-11-18 2017-05-31 雀巢产品技术援助有限公司 具有防滑功能的夹片‑勺具

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