JP2003088951A - スライディングノズル用プレート耐火物 - Google Patents
スライディングノズル用プレート耐火物Info
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Abstract
ノズル用プレート耐火物を提供するものである。 【解決手段】溶融金属の流出量を制御し長手方向の一方
に偏倚して形成されたノズル孔2が設けられたプレート
耐火物3と、このプレート耐火物3の周面部に嵌挿され
た枠状鉄皮4とを有し、上記プレート耐火物3には長手
方向の両側面および両端面に円弧部3a、3b3cが設
けられ、上記両側面の円弧部3aは曲率半径が100〜
10000mmであるスライディングノズル用プレート
耐火物である。
Description
出口部において溶融金属の流出量を制御するスライディ
ングノズル用プレート耐火物に係わり、特にプレートの
両端面および両側面を円弧形状にしたスライディングノ
ズル用プレート耐火物に関する。
注出口部には、その流出量を調整するためのスライディ
ングノズル用プレート耐火物が設けられる。
ズル用プレート耐火物11(12、13)は、連続鋳造
設備に組込んで用いられており、この連続鋳造設備はタ
ンデイッシュまたは取鍋21の底部に固定されたゲート
装置本体22に固定プレート耐火物支持部材23および
これに重なる可動プレート耐火物支持部材24が設けら
れ、これら支持部材23、24内に、上記固定プレート
耐火物12、可動プレート耐火物13がボルト等25、
26により固定され収納されており、可動プレート耐火
物支持部材24はゲート装置本体22の外部に支持され
たシリンダ27の作動によりスライドし、プレート耐火
物11の長手方向に一側に偏倚して穿設されたノズル孔
14の整合位置を変化させて溶融金属の流出量を制御す
るようになっている。
11は、その形状が8角形をしているのが一般的であ
り、長手方向の両側面11a、長手方向の直線状の両端
面11b、11cおよび両側面11aより所定の角度で
傾斜した傾斜面11dから形成されている。
いて、プレート外周に枠状鉄皮(フープ)15を焼嵌す
ることにより使用中に亀裂肱大が拡大するのを防ぎ、安
全に使用できる配慮をしているが、その締付(固定)は
枠状鉄皮15とプレート耐火物11の両側面11a、両
端面11b、11cおよび傾斜面11dに密着させる構
造になっている。
角部11eが突出しているため、実際は枠状鉄皮15と
両側面11a、両端面11b、11cおよび傾斜面11
dとは密着せず、拘束力が弱くなる傾向にあり、角部1
1eで密着して角部11eに応力が集中する。従って、
ノズル孔14を流れ溶鋼からの熱応力、流速によって生
じる衝撃力により、亀裂が発生すると、枠状鉄皮15の
拘束力不足で亀裂の拡大を抑制できず、また、角部11
eに集中する応力(図6中二重線矢印で示す)が亀裂を
拡大させる方向に作用するため、亀裂が拡大し、プレー
ト耐火物11の寿命の低下を招くことがしばしば認めら
れた。
イディングノズル用プレート耐火物が要望されており、
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、亀裂
の拡大を防止でき長寿命のスライディングノズル用プレ
ート耐火物を提供することを目的とする。
になされた本願請求項1の発明は、溶融金属の流出量を
制御し長手方向の一方に偏倚して形成されたノズル孔が
設けられたプレート耐火物と、このプレート耐火物の周
面部に嵌挿された枠状鉄皮とを有し、前記プレート耐火
物の長手方向に進退させて用いられるスライディングノ
ズル用プレート耐火物において、前記プレート耐火物に
は長手方向の両側面および両端面に円弧部が設けられ、
前記両側面の円弧部は曲率半径が100〜10000m
mであることを特徴とするスライディングノズル用プレ
ート耐火物であることを要旨としている。
い側に位置する長手方向の端面の円弧部は曲率半径が4
0〜130mmであることを特徴とする請求項1に記載
のスライディングノズル用プレート耐火物であることを
要旨としている。
両端面のうちノズル孔に近い傾斜部位の勾配を1:1〜
1:3にし、ノズル孔から遠い傾斜部位の勾配を1:2
〜1:5にしたことを特徴とする請求項2に記載のスラ
イディングノズル用プレート耐火物であることを要旨と
している。
実施の形態について添付図面を参照して説明する。
用プレート耐火物の平面図である。
用プレート耐火物1は、溶融金属の流出量を制御するノ
ズル孔2が設けられたプレート耐火物3と、このプレー
ト耐火物3の周面部に嵌挿された枠状鉄皮4(フープ)
とを有している。
3aが設けられ、この円弧部3aは曲率半径が100〜
10000mmであり、また、その長手方向のノズル孔
2に近い側(反ストローク側)の端面には円弧部3bが
設けられ、また、ノズル孔から遠い側(ストローク側)
の端面にも円弧部3cが設けられている。上記円弧部3
bの曲率半径は40〜130mmである。この曲率半径
が40mmより小さいとこの円弧部に応力が集中して亀
裂の発生がし易く、また、亀裂を拡大させる方向に応力
を向けることになり亀裂が拡大する。130mmを超え
ると、直線に近くなり枠状鉄皮による締付けが不十分で
亀裂の拡大を抑制することができない。上記円弧部3c
の曲率半径は30〜120mmである。
線状の面で連結されてノズル孔2に近い側の斜面部3d
が形成され、また、上記円弧部3aと円弧部3cは直線
状の面で連結されてノズル孔2から遠い側の斜面部3e
が形成されている。ノズル孔2に近い側の斜面部3d
は、ノズル孔2から遠い側の斜面部3eよりも急勾配を
有し、急勾配の斜面部3dは、勾配(w/l)が1:1
〜1:3であり、緩勾配の斜面部3eは、勾配(W/
L)が1:2〜1:5である。急勾配(w/l)が1:
1〜1:3の範囲を外れると、斜面部3dの長さlが短
くなり過ぎて上記円弧部3aおよび円弧部3bに応力が
集中し易くなり、あるいは、斜面部3dの長さlが長く
なり過ぎて締付力が不十分になる。また、緩勾配(W/
L)が1:2〜1:5の範囲を外れると、斜面部3eの
長さlが短くなり過ぎて上記円弧部3aおよび円弧部3
cに応力が集中し易くなり、あるいは、斜面部3eの長
さlが長くなり過ぎて締付力が不十分になる。
で囲繞されており、この枠状鉄皮4による焼嵌によって
行われている。プレート耐火物3が上記のような形状を
有するので、枠状鉄皮4による拘束力(締付力)は、各
円弧部3a、3b、3cおよび傾斜部3d、3eを介し
てプレート耐火物3に均等に作用し、従来に比べて均一
に近い状態になっている。
用プレート耐火物の使用方法を説明する。
プレート耐火物1を図5に示すようなゲート装置本体に
装着して使用する。
用プレート耐火物1には、各円弧部3a、3b、3cお
よび傾斜部3d、3eを介して枠状鉄皮4による締付け
応力(図2中矢印で示す)が十分かかっており、ノズル
孔2を流れ溶鋼からの熱応力、流速によって生じる衝撃
力により、例え亀裂が発生しても、亀裂の拡大は抑制さ
れ、また、各円弧部3a、3bは所定の曲率半径を有
し、さらに、斜面部3d、3eは、所定の勾配を有する
ので、プレート耐火物3に、均等に締付け応力が作用
し、亀裂の拡大を縮小する方向(図2中二重線矢印で示
す)に作用して、亀裂の拡大を抑制することができる。
従って、スライディングノズル用プレート耐火物1の長
寿命化が図れる。
るスライディングノズル用プレート耐火物および図6に
示すような従来のスライディングノズル用プレート耐火
物を用いて、下記示すような条件により試験を行った。
度:1600℃結果 図4(実施例)および図7(従来例)に示す。
裂の拡大がみられた。これに対して、従来例は図7に示
すような亀裂の拡大がみられた。
となった。
プレート耐火物によれば、亀裂の拡大を防止でき長寿命
のスライディングノズル用プレート耐火物を提供するこ
とができる。
両端面および両側面に円弧部が設けられ、上記両側面の
円弧部は曲率半径が100〜10000mmであるの
で、枠状鉄皮による拘束力(締付力)は、プレート耐火
物に均等に作用して亀裂の拡大を抑制し、また、亀裂の
拡大を縮小させる方向に作用して亀裂の拡大を抑制する
ことができる。
向の端面の円弧部は曲率半径が40〜130mmである
ので、枠状鉄皮による拘束力の集中を避けて分散できて
亀裂の拡大を抑制し、また、亀裂の拡大を縮小させる方
向に作用して亀裂の拡大を抑制することができる。
近い傾斜部の勾配を1:1〜1:3にし、ノズル孔から
遠い傾斜部の勾配を1:2〜1:5にしたので、各円弧
部および各傾斜部を介してプレート耐火物に締付応力が
均等に作用して亀裂の拡大を抑制し、また、亀裂の拡大
を縮小させる方向に作用して亀裂の拡大を抑制すること
ができる。
ト耐火物の平面図。
ト耐火物の使用状態を示す平面図。
ィングノズル用プレート耐火物の使用状態を示す平面
図。
ィングノズル用プレート耐火物の試験後の状態を示す平
面図。
の平面図。
ズル用プレート耐火物の試験後の状態を示す平面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 溶融金属の流出量を制御し長手方向の一
方に偏倚して形成されたノズル孔が設けられたプレート
耐火物と、このプレート耐火物の周面部に嵌挿された枠
状鉄皮とを有し、前記プレート耐火物の長手方向に進退
させて用いられるスライディングノズル用プレート耐火
物において、前記プレート耐火物には長手方向の両側面
および両端面に円弧部が設けられ、前記両側面の円弧部
は曲率半径が100〜10000mmであることを特徴
とするスライディングノズル用プレート耐火物。 - 【請求項2】 上記ノズル孔に近い側に位置する長手方
向の端面の円弧部は曲率半径が40〜130mmである
ことを特徴とする請求項1に記載のスライディングノズ
ル用プレート耐火物。 - 【請求項3】 上記長手方向の両端面のうちノズル孔に
近い傾斜部位の勾配を1:1〜1:3にし、ノズル孔か
ら遠い傾斜部位の勾配を1:2〜1:5にしたことを特
徴とする請求項2に記載のスライディングノズル用プレ
ート耐火物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001281799A JP3743556B2 (ja) | 2001-09-17 | 2001-09-17 | スライディングノズル用プレート耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003088951A true JP2003088951A (ja) | 2003-03-25 |
JP3743556B2 JP3743556B2 (ja) | 2006-02-08 |
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JP (1) | JP3743556B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011516278A (ja) * | 2008-04-17 | 2011-05-26 | シュトピンク・アクティーエンゲゼルシャフト | 溶融金属用容器の流れ口閉じ板及びスライド蓋 |
CN103476520A (zh) * | 2011-01-31 | 2013-12-25 | 斯托品克股份公司 | 闭锁板和在包含金属熔体的容器的排出口处的滑动闭锁器 |
-
2001
- 2001-09-17 JP JP2001281799A patent/JP3743556B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN103476520A (zh) * | 2011-01-31 | 2013-12-25 | 斯托品克股份公司 | 闭锁板和在包含金属熔体的容器的排出口处的滑动闭锁器 |
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