JP2003088526A - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

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JP2003088526A
JP2003088526A JP2001283561A JP2001283561A JP2003088526A JP 2003088526 A JP2003088526 A JP 2003088526A JP 2001283561 A JP2001283561 A JP 2001283561A JP 2001283561 A JP2001283561 A JP 2001283561A JP 2003088526 A JP2003088526 A JP 2003088526A
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connector
shielding member
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JP2001283561A
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Toshikazu Tanaka
俊積 田中
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Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタの受け口への挿入部分の外周面に遮
光部材が装着可能な遮光部材取付部を設け、また受け口
に光学センサで遮光部材の有無を検出する検出溝を形成
して、簡単な構成で、超音波観測装置に接続された超音
波プローブを確実に識別させる。 【解決手段】 超音波プローブ50のコネクタ54と、
操作ユニット53における受け口81との間には、超音
波プローブ50の種類の識別を可能にする機構が設けら
れている。この識別機構は、受け口81側に設けた検出
溝90と、コネクタ54の外郭体73に設けた遮光部材
91aが設けられる遮光部材取付部91とから構成さ
れ、各検出溝90に光学センサ92が設けられ、コネク
タ54が受け口81に挿入されたときに、光学センサ9
2により遮光部材取付部91に遮光部材91aが設けら
れているか否かを検出して、超音波プローブ50の種類
を識別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カテーテルの先端
に超音波振動子を設け、またこのカテーテルの基端部に
コネクタを設けた超音波プローブを有する超音波検査装
置に関するものであり、特に複数種類の超音波プローブ
を超音波観測装置に接続可能となし、これら各種の超音
波プローブを識別できるようにした超音波検査装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】体内組織の状態を検査するための超音波
プローブとして、内視鏡等のガイド手段を介して、また
は単独で体腔内に挿入されて、体腔内壁から超音波を送
受信するように構成したものは、従来から広く用いられ
ている。そこで、図9に内視鏡を介して体腔内に挿入さ
れる超音波プローブを備えた超音波検査装置の概略構成
を示す。
【0003】図中において、1は内視鏡、2は超音波プ
ローブ、3は超音波観測装置である。内視鏡1は、本体
操作部10に体腔内への挿入部11を連設したものから
構成され、本体操作部10には処置具導入部12が設け
られており、この処置具導入部12から挿入部11の先
端に開口するように処置具挿通チャンネル13が形成さ
れている。
【0004】超音波プローブ2は、可撓性を有するカテ
ーテル20の先端に超音波走査部21を設けたものから
なり、この超音波走査部21内には超音波振動子(図示
は省略する)が装着されている。また、カテーテル20
の基端部にはコネクタ22が設けられており、コネクタ
22は操作ユニット4に着脱可能に連結されるものであ
る。ここで、図示した操作ユニット4は、超音波観測装
置3が載置されるラック30から延在させた自在アーム
31に装着されている。操作ユニット4からはケーブル
32が延在されており、このケーブル32は超音波観測
装置3に着脱可能に接続される。また、超音波観測装置
3にはモニタ33が付設されており、超音波振動子から
得た超音波反射エコー信号は超音波観測装置3により処
理されて、モニタ33に超音波画像信号が表示される。
【0005】以上のように構成することによって、内視
鏡1の挿入部11を被検者の体内に挿入して、体腔内の
内視鏡検査を行った結果、患部等が発見されたときに
は、この内視鏡1の処置具導入部12から処置具挿通チ
ャンネル13内に超音波プローブ2のカテーテル20を
挿入し、その超音波走査部21を処置具挿通チャンネル
13の先端から所定長さ突出させて、超音波走査部21
を患部等と対面させた状態で、この超音波走査部21の
内部に設けた超音波振動子を駆動して、体内に向けて超
音波パルスを送信し、体内組織の断層部からの反射エコ
ーを受信して、この超音波振動子で電気信号に変換し、
この電気信号を超音波観測装置3に伝送して、この超音
波観測装置3に設けた信号処理部で信号処理を行うこと
によって、超音波画像信号が生成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した超
音波検査装置を構成する超音波プローブは、そのカテー
テルの基端部に設けたコネクタが同じであれば、操作ユ
ニット(若しくは超音波観測装置)に設けた受け口部に
このコネクタを挿入することは可能である。しかしなが
ら、超音波観測装置における信号処理部の構成等と超音
波プローブに装着される超音波振動子との関係から、必
ずしも適正な超音波走査を行えない場合がある。例え
ば、超音波振動子を回転駆動しながら、所定角度毎に超
音波の送受信を行うようにした所謂ラジアル走査を行う
に当って、超音波走査部の中心位置と、超音波振動子の
送受信面の位置との間に差があると、つまり超音波走査
部の中心位置から超音波振動子の送受信面がオフセット
している場合に、信号処理の態様によっては、オフセッ
ト量が異なる超音波プローブを接続した場合に、正確な
超音波画像を得ることができない。また、超音波振動子
の構造、つまり材質やサイズ等により最適な駆動周波
数,印加電圧等が異なってくる。さらに、超音波の走査
方向を回転方向とするか、またはリニア方向とするかに
よっても信号処理の態様が異なってくる。
【0007】前述したように、超音波振動子の種類等が
異なっていても、超音波観測装置側において、送受信回
路やスキャンコンバータ等の回路構成を適宜のものに設
定すれば、単一の超音波観測装置に複数種類の超音波プ
ローブを接続できるようにすることは可能である。ただ
し、超音波観測装置に汎用性を持たせるにしても、この
超音波観測装置に接続された超音波プローブの種類を読
み取って、信号処理回路等における種々の信号処理の設
定を変えなければならない。このためには、超音波プロ
ーブに識別コードを持たせて、超音波観測装置に接続さ
れたときに、その超音波プローブの種類を識別させる必
要がある。ただし、超音波プローブは体腔内に挿入され
るものであり、使用の都度洗浄しなければならない等の
点から、簡単な構成であって、しかも堅牢で、超音波観
測装置により確実に読み取れる識別コードを持たせるよ
うにしなければならない。
【0008】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、簡単な構成で、超音
波観測装置に接続された超音波プローブを確実に識別で
きるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、先端に超音波振動子を設けたカテー
テルの基端部にコネクタを設けた超音波プローブと、こ
の超音波プローブの超音波振動子に駆動信号を送信し、
かつ超音波振動子により受信した超音波反射エコー信号
を処理する超音波観測装置とを備え、前記超音波プロー
ブのコネクタは超音波観測装置若しくは操作ユニットに
設けた受け口部に着脱可能に挿入させることによって、
前記超音波観測装置との前記超音波振動子との間で信号
の授受を行うようにした超音波検査装置であって、前記
コネクタと前記受け口部との間に、前記超音波プローブ
の種類を識別させるために、前記コネクタには識別表示
手段を設け、また前記受け口部にはこの識別表示手段の
読み取り手段を設け、前記識別表示手段は前記コネクタ
の前記受け口部への挿入部分の外周面に遮光部材が装着
可能な遮光部材取付部を設けると共に、前記受け口部に
前記遮光部材取付部に設けられる遮光部材が挿入される
検出溝を形成し、前記検出溝には、前記遮光部材取付部
に遮光部材が設けられているか否かを検出する光学セン
サを装着する構成としたことをその特徴とするものであ
る。
【0010】超音波プローブのコネクタは超音波観測装
置若しくは操作ユニットに着脱可能に接続されるが、こ
のためにコネクタが挿入される受け口部を備えている。
そこで、受け口部側に光学センサ(透過型若しくは反射
型の光学センサ)を設け、またコネクタの外周面に遮光
部材を設けて、この光学センサにより遮光部材の有無を
検出することによって、接続された超音波プローブを識
別する。そして、受け口部にはコネクタ側の遮光部材が
挿入できる溝を設けて、この溝に光学センサを装着す
る。従って、受け口部に設けた溝は、遮光部材の検出溝
として機能する。従って、遮光部材が設けられ、あるい
は設けられない遮光部材取付部が識別表示手段であり、
また遮光部材が挿入される検出溝と、この検出溝に装着
した光学センサが読み取り手段である。
【0011】コネクタの外周部において、遮光部材取付
部に遮光部材が設けられている場合と、設けられていな
い場合とで、2種類の超音波プローブを識別することが
できる。遮光部材取付部と検出溝とを2組設ければ、4
種類の超音波プローブを、また3組とすれば8種類、4
組設ければ、16種類の超音波プローブを識別するとい
うように、光学センサにより複数ビットの識別コード信
号として出力することができる。識別信号は超音波観測
装置に取り込まれ、この識別コード信号に基づいて、接
続された超音波プローブの超音波振動子に対する駆動信
号の周波数や印加される電圧のレベル、また反射エコー
信号のスキャンコンバータでのオフセット値、さらには
走査態様等を設定することができ、各種の超音波振動子
はそれぞれ最適な作動条件下で作動させることができ
る。
【0012】遮光部材取付部と検出溝とを複数組設ける
場合には、コネクタを受け口部に挿入する際に、回転方
向における位置合わせを行う必要がある。このために
は、コネクタを受け口部に挿入する際に、その回転方向
の位置決め手段を設ける。位置決め手段は、例えばコネ
クタと受け口部とに位置合わせ用のマーク等を設けるよ
うに構成することができる。超音波振動子を回転方向に
走査させる場合には、コネクタの外郭体を受け口部に対
して回転不能に連結する必要がある。そこで、コネクタ
の外郭体の回り止め機構をその回転方向における位置決
め機構として構成することができる。その一例として
は、受け口部に検出溝とは異なる形状の基準溝を形成
し、またコネクタには、この基準溝に挿入される突出部
として、回転防止板を設けるようにすることができる。
さらに、この突出部の先端にも折損可能な脆弱部を有す
る遮光部材を設けることもできる。この場合には、基準
溝の少なくとも遮光部材が挿入される部位が検出溝とし
て機能する。
【0013】コネクタの受け口部に挿入されるコネクタ
の外郭体は、プラスチックで成形手段により形成するこ
とができるが、この外郭体の成形時に各遮光部材取付部
の全てに予め遮光部材を設けておき、かつこれら各遮光
部材に折損を可能とする脆弱部を設けるようにすれば、
全ての識別コードを持った共通のコネクタを製造するこ
とができる。そして、超音波プローブのコネクタに外郭
体を組み込む際に、遮光部材を全て残すか、若しくは1
または複数の遮光部材を折損して除去することによっ
て、各種の超音波プローブの識別機能を発揮させること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。超音波検査装置の全体のシステム構成につ
いては、例えば図9に示したものであっても良く、また
これ以外の様々な構成のものを採用することができる。
つまり、超音波プローブは内視鏡をガイド手段として体
腔内に挿入されるタイプのもの以外であっても良い。
【0015】図1には超音波プローブの外観図が示され
ている。同図に示したように、超音波プローブ50は、
内視鏡の処置具挿通チャンネル内に挿通するのに必要な
長さを有するカテーテル51を有し、このカテーテル5
1の先端には超音波走査部52が設けられ、また基端部
には操作ユニット53に着脱可能に接続するためのコネ
クタ54を設ける構成としたものである。操作ユニット
53には、図示しない超音波観測装置に接続されるケー
ブル55が引き出されている。
【0016】図2に超音波プローブ50の先端部分の断
面を示す。カテーテル51は曲げ方向に可撓性を有する
可撓性チューブ60の内部に密着コイル等で形成され、
やはり曲げ方向に可撓性を有するフレキシブルシャフト
61を挿通させたものから構成される。そして、可撓性
チューブ60の先端部には超音波の透過性に優れた材質
からなり、超音波走査部52となる先端キャップ62が
連結されており、この先端キャップ62の内部に超音波
振動子63が設けられている。この超音波プローブ50
では、超音波振動子63は回転方向に走査できるように
構成したものであり、このために先端キャップ62内に
は回転部材64が設けられ、超音波振動子63はこの回
転部材64に搭載されている。カテーテル51における
フレキシブルシャフト61の先端部はこの回転部材64
に連結される。また、超音波振動子63に接続した同軸
ケーブル65は、フレキシブルシャフト61内に挿通さ
れている。なお、超音波走査方向は回転方向だけでな
く、直線方向、つまりリニア超音波走査を行うものであ
っても良い。
【0017】操作ユニット53は、フレキシブルシャフ
ト61内に挿通させた同軸ケーブル65を超音波観測装
置に接続されるケーブル55と電気的に接続すると共
に、フレキシブルシャフト61を可撓性チューブ60の
内部で軸回りに回転させることにより、回転部材64を
遠隔的に回転操作し、もって超音波振動子63を回転方
向に走査させるためのものである。そこで、図3に超音
波プローブ50の基端部におけるコネクタ54と、この
コネクタ54が着脱可能に接続される操作ユニット53
の先端部分との断面を示す。
【0018】図3において、70は回転伝達軸であり、
この回転伝達軸70は軸受71を介して固定リング72
に回転自在に支持されている。また、可撓性チューブ6
0の基端部は固定リング72に連結されている。さら
に、固定リング72はコネクタ54の外郭体73内に相
対回転不能に嵌合されている。さらにまた、外郭体73
には折れ止めゴム74が連結して設けられており、この
折れ止めゴム74は可撓性チューブ60の基端側の部位
を囲繞するようになっている。一方、フレキシブルシャ
フト61内に挿通させた同軸ケーブル65は、回転伝達
軸70の内部で芯線65aとシールド線65bとに分離
されている。そして、回転伝達軸70は金属等の導電部
材で形成され、その内部には絶縁部材75が設けられて
おり、この絶縁部材75の内部に電極ピン76が挿通さ
れている。同軸ケーブル65から引き出した芯線65a
は電極ピン76に、またシールド線65bは回転伝達軸
70に接続されている。
【0019】操作ユニット53のケーシング80には、
先端側に向けて円筒形状に突出する受け口部81が設け
られており、この受け口部81はコネクタ54が挿入さ
れる受け口81aを備えている。そして、この受け口8
1a内には駆動軸82が臨んでおり、この駆動軸82は
軸受83によりケーシング80に回転自在に支承されて
いる。そして、図示は省略するが、ケーシング80の内
部には、電動モータ及びエンコーダが装着されており、
電動モータにより駆動軸82が回転駆動され、またこの
駆動軸82の回転角はエンコーダにより検出される。従
って、駆動軸82は回転伝達軸70に回転を伝達するた
めのものである。また、回転伝達軸70は同軸ケーブル
65の電極となるものであり、コネクタ54が操作ユニ
ット53に接続されると、回転伝達軸70は駆動軸82
と電気的に接続される。このために、駆動軸82は中空
の部材から構成され、その内部には絶縁リング83を介
して筒状電極84が設けられている。従って、コネクタ
54が受け口81a内に挿入されると、回転伝達軸70
の内部に設けた電極ピン76がこの筒状電極84内に挿
入され、もって電極ピン76と筒状電極84とが電気的
に接続され、かつ伝達軸70と駆動軸82とが電気的に
接続される。
【0020】以上のように、超音波プローブ50は操作
ユニット53を介して超音波観測装置に接続されるが、
超音波プローブ50のコネクタ54が実質的に同じであ
っても、その超音波走査部52には異なる種類の超音波
振動子63を設けることができる。例えば、超音波振動
子63のサイズや材質等によっては、この超音波振動子
63への駆動信号の周波数や電圧値が異なってくる。ま
た、図4に示したように、超音波走査部52内におい
て、超音波振動子の送受信面が超音波走査部52を構成
する先端キャップ62の中心位置Cの近傍に位置してい
るもの(図4に実線で示した超音波振動子163の送受
信面163a)、と中心位置Cからオフセットしている
もの(図4に仮想線で示した超音波振動子263の送受
信面263a)とでは、超音波画像を生成する際に異な
る信号処理が必要となる。
【0021】そこで、超音波プローブ50のコネクタ5
4と、操作ユニット53における受け口部81との間
で、超音波プローブ50の種類の識別を可能にする機構
が設けられている。この識別機構は、受け口部81側に
設けた検出溝90と、コネクタ54の外郭体73に設け
た遮光部材91aが設けられる遮光部材取付部91とか
ら構成される。また、検出溝90には遮光部材取付部9
1に遮光部材91aが設けられているか否かを検出する
ために、フォトインタラプタ等からなる透過型の光学セ
ンサ92が設けられている。従って、遮光部材91aが
設けられ、あるいは設けられない遮光部材取付部91が
識別表示手段を構成し、また検出溝90と光学センサ9
2とで読み取り手段が構成される。
【0022】コネクタ54を受け口部81に挿入した時
に、このコネクタ54の遮光部材取付部91に遮光部材
91aが設けられている場合と、遮光部材91aが設け
られていない場合とで、光学センサ92によって、少な
くとも2種類の超音波プローブ50を識別できる。図示
した超音波プローブ50にあっては、コネクタ54の外
周面に3箇所の遮光部材取付部91が形成され、また操
作ユニット53の受け口部81側にこれらの遮光部材取
付部91に対応する3箇所に検出溝90が設けられる。
コネクタ54が受け口部81に挿入した時に、これら3
箇所設けた遮光部材取付部91は必ず同じ検出溝90内
に位置させる必要がある。そこで、受け口部81に3箇
所の検出溝90に加えて基準溝93が設けられている。
また、コネクタ54の外郭体73には、基準溝93に対
応する位置に突出部として、回転防止板94が設けられ
ている。基準溝93及び回転防止板94は、検出溝90
と遮光部材91aとの厚み寸法より大きくしており、こ
のために回転防止板94が基準溝93に挿入されない限
り、コネクタ54は受け口部81に接続することはでき
ないようになっている。
【0023】ここで、コネクタ54の外郭体73は、通
常、プラスチック材で成形手段により形成される。そこ
で、この外郭体73を形成する際に、その外周面に回転
防止板94を形成し、また全ての遮光部材取付部91に
遮光部材91aを設けておく。そして、図5に示したよ
うに、遮光部材91aの根元部分、つまり外郭体73へ
の連結部分に括れを形成することにより脆弱部95とし
ている。この脆弱部95は、好ましくはカッタ等を用い
て(若しくは手でも)容易に折損して除去できるもので
ある。従って、例えば図6に示したように、1つの遮光
部材取付部91から遮光部材91aを取り除く等により
異なる識別コードを持った外郭体73を構成することが
できる。つまり、これら3箇所設けた遮光部材91aを
全て折損して除去するか、またはいずれか1以上の遮光
部材91aを除去するか、さらには全ての遮光部材91
aを残すかにより、8種類の異なる外郭体73が構成さ
れる。
【0024】そこで、異なる種類の超音波振動子63を
装着した超音波プローブ50毎にコネクタ54として組
み込む際に、このコネクタ54の外郭体73に設けた3
つの遮光部材91aを除去するか除去しないかにより、
各超音波プローブ50にそれぞれ識別コードを持たせて
おく。
【0025】今、図7に示したように、外郭体73の外
周において、3箇所設けた遮光部材取付部を91X,9
1Y,91Zとし、また受け口部81に同じく3箇所設
けた検出溝を90X,90Y,90Z、これら各検出溝
に装着した光学センサを92X,92Y,92Zとした
ときに、回転防止板94に対向する位置(180°の位
置)における遮光部材取付部91Yの遮光部材91aを
折損して除去し、遮光部材取付部91X,91Zには遮
光部材91aを残した場合、コネクタ54を操作ユニッ
ト53の受け口部81に挿入した時に、この受け口部8
1の検出溝のうち、基準溝93における左右の位置の検
出溝90X,90Zに遮光部材91aが挿入され、もう
一つの検出溝90Yには遮光部材がない。従って、受け
口部81内に3箇所設けた光学センサのうち、光学セン
サ92X,92Zが遮光状態となり、光学センサ92Y
は透過状態となる。そこで、これら光学センサ92X,
92Y,92Zからの信号は超音波観測装置に取り込ま
れて、超音波観測装置に接続された超音波プローブの種
類が認識され、超音波観測装置において、接続された超
音波プローブの超音波振動子を駆動し、かつこの超音波
振動子からの信号を処理するのに最適な信号処理を行え
るように設定することができる。
【0026】また、図8に示したように、基準溝93に
挿入される回転防止板94の先端面にも第4の遮光部材
取付部91Eを設け、この遮光部材取付部91Eには折
損可能な脆弱部95を有する遮光部材91aを設けるこ
ともできる。そして、基準溝93には、さらに検出溝9
0Eを延在させて設け、この検出溝90Eにも光学セン
サ92Eを装着する。このような構成を採用すれば、1
6種類の超音波プローブを識別することができるように
なる。
【0027】なお、前述した実施の形態では、外郭体の
外周面において、1箇所に回転防止板を設けるようにし
たが、超音波プローブのカテーテルにおいて、可撓性チ
ューブがフレキシブルシャフトと共回りするのを防止す
るために、外郭体に設けられる回転防止部としては、例
えば外郭体の一部に面取り部を設けると共に受け口部に
この面取り部と接合される平坦壁を設けたり、また外郭
体の先端面に凹部や突起等を設けると共に、受け口部に
凹部に係合する突起または突起が嵌入する凹部を設ける
等の構成とすることもできる。また、外郭体の周囲に3
箇所の遮光部材取付部を設けているが、少なくとも1箇
所の遮光部材取付部を設けるようになっておれば良い。
さらに、光学センサを透過型ではなく、反射型の光学セ
ンサを用いることもできる。この場合には、例えば検出
溝の内面に黒色塗装を行い、また遮光部材には白色塗装
を行う等、検出溝内面と遮光部材とを光の反射率が異な
るように設定すれば良い。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上のように、コネクタの受
け口部への挿入部分の外周面に遮光部材が装着可能な遮
光部材取付部を設け、また受け口部に光学センサで遮光
部材の有無を検出する検出溝することにより、簡単な構
成で、超音波観測装置に接続された超音波プローブを確
実に識別できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】超音波プローブ及びその操作ユニットを示す外
観図である。
【図2】超音波プローブの先端部分の断面図である。
【図3】超音波プローブのコネクタと操作ユニットの受
け口部とを分離した状態にして示す断面図である。
【図4】超音波振動子のオフセット値の違いを示す構成
説明図である。
【図5】コネクタの外郭体の要部拡大正面図である。
【図6】コネクタの外郭体を示す斜視図である。
【図7】コネクタの外郭体を受け口部に挿入した状態を
示す縦断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態を示すものであり、コ
ネクタの外郭体を受け口部に挿入した状態を示す縦断面
図である。
【図9】内視鏡を介して体腔内に挿入される超音波プロ
ーブを備えた超音波検査装置の概略構成図である。
【符号の説明】
50 超音波プローブ 51 カテーテル 52 超音波走査部 53 操作ユニット 54 コネクタ 63 超音波振動子 70 回転伝達軸 72 固定リング 73 外郭体 80 ケーシング 81 受け口部 90,90X,90Y,90Z,90E 検出溝 91,91X,91Y,91Z,91E 遮光部材取付
部 91a 遮光部材 92,92X,92Y,92Z,92E 光学センサ 93 基準溝 94 回転防止板 95 脆弱部
フロントページの続き Fターム(参考) 4C301 BB01 BB02 BB32 CC01 EE12 EE15 FF05 FF09 GA01 GA06 GA15 GD20 JA03 JA19 KK32 4C601 BB05 BB09 BB12 BB14 BB21 BB23 EE10 EE12 FE01 FE02 FE03 GA01 GA06 GA11 GA14 GA17 GD01 GD02 GD03 GD11 GD18 KK33 KK34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に超音波振動子を設けたカテーテル
    の基端部にコネクタを設けた超音波プローブと、この超
    音波プローブの超音波振動子に駆動信号を送信し、かつ
    超音波振動子により受信した超音波反射エコー信号を処
    理する超音波観測装置とを備え、前記超音波プローブの
    コネクタは超音波観測装置若しくは操作ユニットに設け
    た受け口部に着脱可能に挿入させることによって、前記
    超音波観測装置との前記超音波振動子との間で信号の授
    受を行うようにした超音波検査装置において、 前記コネクタと前記受け口部との間に、前記超音波プロ
    ーブの種類を識別させるために、前記コネクタには識別
    表示手段を設け、また前記受け口部にはこの識別表示手
    段の読み取り手段を設け、 前記識別表示手段は前記コネクタの前記受け口部への挿
    入部分の外周面に遮光部材が装着可能な遮光部材取付部
    を設けると共に、前記受け口部に前記遮光部材取付部に
    設けられる遮光部材が挿入される検出溝を形成し、 前記検出溝には、前記遮光部材取付部に遮光部材が設け
    られているか否かを検出する光学センサを装着する構成
    としたことを特徴とする超音波検査装置。
  2. 【請求項2】 前記受け口部の周囲に複数の検出溝を形
    成すると共に、これら各検出溝にはそれぞれ透過型の光
    学センサを装着し、また前記コネクタには前記各検出溝
    に対応する位置にそれぞれ遮光部材取付部を形成して、
    これら各々の遮光部材取付部に遮光部材を設けるか設け
    ないかによって複数ビットの識別信号を取得可能な構成
    としたことを特徴とする請求項1記載の超音波検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記コネクタの前記受け口部に挿入され
    る外郭体をプラスチックで形成し、この外郭体の外周に
    前記各遮光部材取付部の全てに予め前記遮光部材を設け
    ておき、これら各遮光部材に折損して前記外郭体から除
    去可能な脆弱部を形成する構成としたことを特徴とする
    請求項2記載の超音波検査装置。
  4. 【請求項4】 前記受け口部には、前記検出溝とは異な
    る形状の基準溝を形成し、また前記コネクタには前記基
    準溝に挿入される突出部を形成する構成としたことを特
    徴とする請求項2または請求項3記載の超音波検査装
    置。
  5. 【請求項5】 前記突出部の先端にも前記折損可能な脆
    弱部を有する遮光部材を設ける構成としたことを特徴と
    する請求項4記載の超音波検査装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013039157A (ja) * 2011-08-11 2013-02-28 Olympus Medical Systems Corp 超音波診断システム
CN104434167A (zh) * 2013-09-12 2015-03-25 苏州边枫电子科技有限公司 霍尔感应式自动休眠型无线b超检测系统

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