JP2003087413A - データ転送システム、データ転送方法、通信管理サーバおよびプログラム - Google Patents

データ転送システム、データ転送方法、通信管理サーバおよびプログラム

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JP2003087413A
JP2003087413A JP2001272079A JP2001272079A JP2003087413A JP 2003087413 A JP2003087413 A JP 2003087413A JP 2001272079 A JP2001272079 A JP 2001272079A JP 2001272079 A JP2001272079 A JP 2001272079A JP 2003087413 A JP2003087413 A JP 2003087413A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の電話端末間で電話会議や電話番号変更
通知を行うことにある。 【解決手段】 通信管理サーバ2にJava(登録商
標)等の電話会議や電話番号変更プログラムを用意し、
要求元電話端末1がダウンロードされたプログラムに基
づいて複数の相手端末1a〜1cの電話番号を抽出し所
定の要求を送信すると、通信管理サーバ2がデータベー
スサーバ3から電話番号に対応する利用者情報を取得
し、要求先の相手端末に会議参加依頼または電話番号変
更通知を送信する。通信管理サーバは、相手端末から会
議参加や変更通知に対する電話帳変更の返事がきたと
き、相手端末に電話会議プログラムや電話番号変更プロ
グラムを送信し、電話会議の場合には会議参加端末間の
通信回線を確保し、電話会議を実行させ、電話番号変更
の場合には変更プログラムに基づいて通知した変更電話
番号に更新するデータ転送システムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2台以上の電話端
末の間でデータを転送可能としたデータ転送システム、
データ転送方法、通信管理サーバおよびプログラムに関
する。
【0002】
【従来の技術】各種の電話端末のうち、特に携帯可能な
電話端末では、他の電話端末と通話する機能以外にも非
常に多くの機能が付加されている。これら電話端末は、
音声データだけでなく、メール機能やインターネットア
クセス機能を利用することにより、文字データ、画像デ
ータなどのマルチメディアデータの送受信も可能となっ
ている。
【0003】また、最近では、Java(登録商標)を
用いた携帯電話端末も市販されている。Java(登録
商標)の注目するところは、WWW(World Wide We
b)によりプログラムを発信したり、プログラムをダウ
ンロードすることが可能であり、携帯電話端末購入後に
従来不可能であった種々の機能を容易に追加することが
可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような電話端末は、種々の機能の付加により便利な面が
多いにも拘らず、端末利用者にとって不便と感じられる
面も存在する。
【0005】その1つは、携帯電話端末と他の電話端末
との通話は基本的には1対1のみの関係であり、その結
果、3台以上の電話端末相互間での通話ができないとい
う不便がある。従って、複数の電話端末による通話は各
電話会社のサービスに依存せざるを得ないのが現状であ
る。
【0006】他の1つは、今まで所持する携帯電話端末
から新しく携帯電話端末を購入して新しい電話番号に変
更するような場合、通話を行っている友人,知人等に対
し、個別的に電子メールや口頭などで電話番号を通知す
るしかなく、非常に手間と時間のかかる厄介な通知作業
が必要であった。
【0007】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たもので、複数の電話端末相互間で会話や会議を可能と
するデータ転送システム、データ転送方法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】また、本発明の他の目的は、電話端末の電
話番号変更時に所要とする相手端末に容易に通知可能な
データ転送システム、データ転送方法を提供することに
ある。
【0009】さらに、本発明の他の目的は、複数の電話
端末間のデータを中継し管理する通信管理サーバおよび
プログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、複数の電話端末および通信管理サーバを備
えた本発明に係わるデータ転送システムは、通信管理サ
ーバからダウンロードした電話会議プログラムの実行の
もとに会議相手となる複数の会議要求先電話端末の電話
番号を含む電話会議要求を送信する会議要求元電話端末
と、電話端末の電話番号と当該電話端末の利用者情報と
を保持するデータベースサーバと、電話会議プログラム
が格納され、会議要求元電話端末からの電話会議要求を
受け付け、データベースサーバから会議要求先電話端末
の電話番号に対応する利用者情報を取得し、会議要求先
電話端末に対し、利用者情報に基づいて電話会議依頼を
通知する前記通信管理サーバとを備え、通信管理サーバ
は、少なくとも1台の前記会議要求先電話端末から前記
電話会議プログラムの送信要求があったとき、会議参加
とみなし、会議要求元電話端末と会議要求先電話端末と
の通話回線を確保し、電話会議を実行させる構成であ
る。
【0011】本発明は以上のような構成とすることによ
り、会議要求元電話端末が複数の会議要求先電話端末の
電話番号を含む電話会議要求を送信すると、通信管理サ
ーバがデータベースサーバから会議要求先電話端末の電
話番号に対応する利用者情報を取得し、会議要求先電話
端末に対し、利用者情報に基づいて電話会議依頼を通知
するので、2台以上の会議要求先電話端末に電話会議の
依頼を申し込むことが可能となる。
【0012】なお、通信管理サーバは、会議要求先電話
端末に対して電話会議依頼を通知するに際し、電話会議
プログラムのアクセス先を指示する情報を含んで通知す
れば、会議要求先電話端末では、通信管理サーバから容
易に電話会議プログラムを送信でき、会議要求元電話端
末との間の電話会議が可能となる。
【0013】(2) また、本発明は、通信管理サーバ
に格納される電話会議プログラムを用いて電話会議を実
行するデータ転送方法であって、会議要求元電話端末が
前記通信管理サーバから電話会議プログラムを送信し、
当該電話会議プログラムの実行のもとに会議相手となる
複数の会議要求先電話端末の電話番号を含む電話会議要
求を前記通信管理サーバに送信する会議要求ステップ
と、この電話会議要求を受け付けた通信管理サーバがデ
ータベースサーバに保持する電話端末の電話番号と当該
電話端末の利用者情報との中から会議要求先電話端末の
電話番号に対応する利用者情報を取得するステップと、
通信管理サーバが取得した利用者情報に基づいて前記会
議要求先電話端末に電話会議依頼を通知するステップ
と、会議要求先電話端末が電話会議に参加する場合には
通信管理サーバから電話会議プログラムをダウンロード
するステップと、通信管理サーバが少なくとも1台の会
議要求先電話端末に電話会議プログラムを送信したと
き、電話会議の参加と見なし、会議要求元電話端末と前
記会議要求先電話端末との間の通信回線を確保し、各電
話端末からの音声データを同時に転送可能にするステッ
プとを有するデータ転送方法である。
【0014】この発明は以上のようなデータ転送方法と
することにより、会議要求元電話端末から複数の会議要
求先電話端末を特定し、通信管理サーバに電話会議要求
を送信すれば、通信管理サーバでは、データベースサー
バから会議要求先電話端末の電話番号に対応する利用者
情報を取出すステップと、この利用者情報に基づいて電
話会議依頼を通知するステップとを経ることにより、会
議要求先電話端末から電話会議に参加する意思を受けた
時、電話会議プログラムを送信し、通信回線を確保する
ので、2台以上の電話端末が相互に音声データを同時に
転送し、電話会議を行うことが可能である。
【0015】(3) 本発明に係わる通信管理サーバ
は、電話会議プログラムを格納するデータ格納手段と、
電話会議要求元電話端末から複数の会議要求先電話端末
の電話番号を含む電話会議要求を受け付けると、データ
ベースサーバに保持する前記電話端末の電話番号と当該
電話端末の利用者情報との中から会議要求先電話端末の
電話番号に対応する利用者情報を取得する会議要求先情
報取得手段と、この取得された利用者情報に基づいて前
記会議要求先電話端末に電話会議依頼を通知する会議依
頼通知手段と、この会議依頼通知手段によって前記会議
要求先電話端末から会議参加通知を受けると、この会議
参加の会議要求先電話端末に対し電話会議プログラムを
送信する会議参加端末確認手段と、この手段によって少
なくとも1台以上の会議参加があるとき、電話会議要求
元電話端末と電話会議に参加する会議要求先電話端末の
間の通信回線を確保し、会議内容である音声データを転
送可能にする電話会議内容転送手段とを備えた構成であ
る。
【0016】この発明は以上のような構成とすることに
より、電話会議要求元電話端末からの電話会議の要求に
より、複数の会議要求先電話端末の利用者情報からメー
ル機能の有無等を見つけ出し、電話会議依頼を通知し、
会議参加の意思があるとき、電話会議プログラムを送信
するとともに通信回線を確保するので、電話会議要求元
電話端末と電話会議に参加する会議要求先電話端末との
円滑な電話会議を進めることができる。
【0017】(4) 複数の電話端末および通信管理サ
ーバを備えた本発明に係わるデータ転送システムは、電
話帳を含む各種の履歴データが格納され、通信管理サー
バからダウンロードした電話番号変更プログラムの実行
のもとに電話帳から取得する電話番号変更通知先電話端
末の電話番号、電話番号変更に伴う必要関連データを含
む電話番号変更要求を送信する変更元電話端末と、電話
端末の電話番号と当該電話端末の利用者情報とを保持す
るデータベースサーバと、電話番号変更プログラムが格
納され、変更元電話端末からの電話番号変更要求を受け
付けると、必要関連データを保存するとともに、前記デ
ータベースサーバに前記電話番号変更通知先電話端末の
電話番号、自身の変更前後の電話番号を通知し、当該電
話番号変更通知先電話端末の電話番号に対応する利用者
情報を取得し、これら電話番号変更通知先電話端末に対
し、利用者情報に基づいて電話番号変更通知を行う前記
通信管理サーバとを備えた構成である。
【0018】この発明は以上のような構成とすることに
より、電話変更元電話端末から電話番号変更通知先電話
端末の電話番号、電話番号変更に伴う必要関連データを
含む電話番号変更要求を要求すると、通信管理サーバ
は、必要関連データを保存する一方、データベースサー
バから電話番号変更通知先電話端末の電話番号に対応す
る利用者情報を取得し、電話番号変更通知を行うので、
必要な電話番号変更通知先電話端末に自動的に変更され
た電話番号を通知することが可能である。
【0019】なお、通信管理サーバは、電話番号変更通
知先電話端末に対して電話番号変更を通知するに際し、
電話番号変更プログラムのアクセス先を指示する情報を
含んで通知すれば、電話番号変更通知先電話端末がアク
セス先をアクセスし、容易に電話番号変更プログラムを
ダウンロードし、電話帳データを自動更新することが可
能である。
【0020】(5) 本発明は、通信管理サーバに格納
される電話番号変更プログラムを用いて電話番号の変更
を行うデータ転送方法であって、変更元電話端末が前記
通信管理サーバから電話番号変更プログラムをダウンロ
ードし、当該電話番号変更プログラムの実行のもとに電
話帳から取得する電話番号変更通知先電話端末の電話番
号、電話番号変更に伴う必要関連データを含む電話番号
変更要求を前記通信管理サーバに送信するステップと、
この電話番号変更要求を受け付けた通信管理サーバが自
身のデータ格納部に前記必要関連データを保存するとと
もに、電話端末の電話番号と当該電話端末の利用者情報
とを保持するデータベースサーバに前記電話番号変更通
知先電話端末の電話番号、自身の変更前後の電話番号を
通知し、当該電話番号変更通知先電話端末の電話番号に
対応する利用者情報を取得するステップと、通信管理サ
ーバが取得した利用者情報に基づいて前記電話番号変更
通知先電話端末に電話番号変更通知を行うステップと、
この電話番号変更通知先電話端末が自らの電話帳データ
を更新する場合、前記通信管理サーバから電話番号変更
プログラムをダウンロードし更新するステップとを有す
るデータ転送方法である。
【0021】本発明は以上のような方法とすることによ
り、変更元電話端末が電話番号変更プログラムの実行の
もとに電話帳から取得する電話番号変更通知先電話端末
の電話番号の他、電話番号変更に伴う必要関連データを
送信すれば、通信管理サーバでは、必要関連データを保
存する一方、電話番号変更通知先電話端末に対して電話
番号変更通知を行うので、必要な電話番号変更通知先電
話端末に自動的に変更された電話番号を通知することが
可能である。
【0022】(6) 本発明に係わる通信管理サーバ
は、電話番号変更プログラムを格納するデータ格納手段
と、電話番号変更元電話端末から自らの電話帳から取得
する電話番号変更通知先電話端末の電話番号、電話番号
変更に伴う必要関連データを含む電話番号変更要求を受
け付け、必要関連データを保存するとともに、データベ
ースサーバに前記電話番号変更通知先電話端末の電話番
号、自身の変更前後の電話番号を通知し、当該データベ
ースサーバから電話番号変更通知先電話端末の電話番号
に対応する利用者情報を取得するデータ保存通知手段
と、この手段により取得される前記利用者情報に基づ
き、電話番号変更通知先電話端末に対して電話番号変更
通知を行う変更通知手段と、この変更通知手段による通
知を受けた電話番号変更通知先電話端末から自らの電話
帳データ更新のための前記電話番号変更プログラムの送
信要求があったとき、前記電話番号変更プログラムを送
信する手段とを備えた構成である。
【0023】本発明は以上のような構成とすることによ
り、通信管理サーバが電話番号変更元電話端末から必要
な複数の電話番号変更通知先電話端末の電話番号のもと
に電話番号変更通知を行うので、従来のように利用者が
メールや口頭で1台ずつ通知するといった手間を省くこ
とが可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0025】図1は本発明に係わるデータ転送システム
の一実施の形態を示す系統構成図である。
【0026】このデータ転送システムは、音声による通
話およびマルチメディアの送受信が可能な電話端末1
と、この電話端末1からの要求を受付け、所要とする通
信相手電話端末との通話路を確保し、音声データやマル
チメディアデータの中継処理を実行する通信管理サーバ
2と、データベースサーバ3とによって構成されてい
る。
【0027】電話端末1は、複数の電話端末相互間で音
声による会話や会議、さらには文字データ、画像データ
の送受信を行う端末であって、Java(登録商標)な
どの電話会議プログラムや電話番号変更プログラムのダ
ウンロード機能およびダウンロードしたプログラムの実
行機能をもっている。携帯型が好ましいが、必ずしも携
帯型である必要はなく、据え置き型であっても同様に適
用可能である。
【0028】この電話端末1は、各種の要求操作を行う
操作部11、通常の通話履歴データ、電話会議履歴デー
タ、電話帳データ、ダウンロードしたプログラム、we
b情報等のメディアデータその他必要なデータを格納す
るデータ格納部12、CPUで構成されるデータ処理制
御部13、データ送受信部14およびデータ表示部15
等が設けられている。
【0029】操作部11は、通常の通話要求、電話会議
要求、電話番号変更要求その他通信管理サーバ2から送
られてくる各種の要求に対する応答等の操作を行うもの
であって、各要求に対する操作方法は種々考えられる
が、例えばメニュー表示用所定キーの操作のもとにデー
タ表示部15に複数の要求メニューを表示し、所要とす
る要求を選択するとか、或いはコントロールキーまたは
変換キーの操作のもとに予め各要求ごとに定められる個
別キーを操作するなどし、要求内容を入力する。
【0030】データ処理制御部13は、操作部11から
の要求内容に応じてデータ格納部12に格納される所要
の要求処理用プログラムに従って当該要求内容を処理制
御する機能をもつものであって、例えば電話会議要求処
理や電話番号変更通知要求処理については後記する。
【0031】データ送受信部14は、データ処理制御部
13からの制御指示のもとに通信管理サーバ2との間で
データの送受信を行い、受信されたデータはデータ格納
部12に格納し、必要に応じてデータ表示部15に表示
する。
【0032】データ表示部15は、データ送受信部14
で受信されるデータを表示するだけでなく、データ格納
部12に格納される各種のデータ、利用者による電話端
末自身の操作状況等の表示を行う機能をもっている。
【0033】通信管理サーバ2は、電話端末1から送ら
れてくる要求の受付け処理機能、電話端末と通信相手端
末との間の通信回線確保機能、各種データの中継機能の
他、データベースサーバ3から電話端末1の利用者情報
を取得する機能をもっており、データ送受信部21、デ
ータ格納部22および通信制御部23および電話端末1
からの電話会議要求や電話番号変更通知要求を受けたと
きに一連の処理を実行する電話会議処理用プログラムや
電話番号変更処理用プログラムを格納するプログラムメ
モリ24などが設けられている。
【0034】データ送受信部21は、電話端末1との間
でデータの送受信を行う他、データベースサーバ3に必
要情報の要求を行い、利用者情報を取り込む機能をもっ
ている。
【0035】データ格納部22は、例えば電話番号変更
要求を受け付けた場合には、変更を行う電話端末1に格
納されているマルチメディアデータを一時格納すると
か、電話端末1や相手電話端末などに送信するためのJ
ava(登録商標)言語で作成された電話会議プログラ
ム、電話番号変更プログラム、データ更新プログラムな
どが格納されている。なお、これら電話会議プログラム
等はアクセスによりプログラムを発信したり、プログラ
ムを送信したり、通信管理サーバ2を意識することなく
通信可能な機能を持つものであれば、Java(登録商
標)言語以外の言語による電話会議等のプログラムであ
ってもよい。
【0036】通信制御部23は、CPUで構成され、電
話端末1から受け付けた要求に基づいてプログラムメモ
リ24に格納される例えば会議要求処理用プログラム等
を用いて所定の処理をを実行し、また電話端末1からの
通信要求に基づいて所要とする通信相手端末との通話路
を確保し、音声データやマルチメディアデータの中継を
行う機能をもっている。
【0037】よって、通信管理サーバ2としては、例え
ば電話端末1から電話番号変更要求を受け付けたとき、
電話端末1に格納されているマルチメディアデータをデ
ータ格納部22に一時格納し、例えば新しく購入した電
話端末1または電話番号を変更しようとする電話端末1
にデータ転送する。また、必要に応じて電話端末1など
からの要求に応じてJava(登録商標)プログラムの
送信を行うものである。その結果、電話端末1と通信管
理サーバ2との通信は例えばJava(登録商標)プロ
グラムを介して行うことにより、利用者は通信管理サー
バ2を意識することなく通信を行うことが可能となる。
【0038】前記データベースサーバ3は、通信管理サ
ーバ2との間でデータの送受信を行うデータ送受信部3
1と、電話端末1の電話番号と利用者情報とを対応付け
て格納する利用者情報データベース32と、通信制御部
33とによって構成されている。
【0039】ここで、利用者情報とは、例えば要求元と
なる電話端末1の利用者名、要求先となる通信相手端末
の利用者名、通信相手端末のメール機能の有無、メール
機能無しの場合には電話番号などの情報である。
【0040】通信制御部33は、通信管理サーバ2から
の要求を処理し、電話端末1の利用者情報を通信管理サ
ーバ2に送信する機能をもっている。
【0041】次に、以上のように構成されたデータ転送
システムを用いたデータ転送方法およびプログラムによ
る処理例について説明する。
【0042】(A) Java(登録商標)プログラム
の送信について(図2参照)。
【0043】(1) 電話端末1の利用者は、予め定め
る操作手順に従って操作部11からJava(登録商
標)プログラムの要求操作を行うと(ST1)、データ
処理制御部13は、その要求操作に伴う要求内容を取り
込み、データ送受信部14を介して要求内容を通信管理
サーバ2に送信する(ST2)。
【0044】(2) ここで、通信管理サーバ2は、デ
ータ送受信部21で受信された要求内容を受付け、デー
タ格納部22からJava(登録商標)プログラムを読
み出し、要求元電話端末1に送信する(ST3)。電話
端末1は、送信されたJava(登録商標)プログラム
をデータ格納部12に格納する(ST4)。
【0045】(3) この状態においては、利用者は、
Java(登録商標)プログラムを起動することにより
(ST5)、通信管理サーバ2を意識することなく、電
話会議要求,電話番号変更通知要求等の各種要求機能を
実行することが可能となる(ST6)。
【0046】(B) 複数の電話端末による電話会議に
ついて(図3〜図6参照)。
【0047】(1) 利用者は、予め定める操作手順に
基づき電話端末1の操作部11を操作すると、データ処
理制御部13は、操作要求内容に従って図2に示すごと
く通信管理サーバ2から既にダウンロードした電話会議
プログラムを実行する。
【0048】データ処理制御部13は図3に示すよう
に、操作部11から会議相手とする全ての会議要求先電
話端末1a〜1cの電話番号を入力するか、或いはデー
タ格納部12に格納される電話帳から会議相手とする会
議要求先電話端末1a〜1cの電話番号を抽出すること
により入力し(S1)、会議要求元電話端末1の電話番
号および会議要求先電話端末1a〜1cの電話番号とと
もに電話会議要求を通信管理サーバ2に送信する(S
2)。なお、電話会議要求の履歴は、データ格納部12
に保存されているので、その履歴データから過去の電話
会議要求に係わる電話番号をリダイヤルし、再度送信す
ることも可能である。これらステップS1,S2は会議
要求ステップである。ここで、データ処理制御部13
は、電話会議要求の結果に対する返信待ちの状態となる
(S3)。
【0049】(2) 一方、通信管理サーバ2の通信制
御部23は、電話会議に関し、図4に示すような機能ブ
ロックで構成されている。すなわち、通信制御部23
は、プログラムメモリ24に格納される電話会議プログ
ラムに基づいて会議要求先情報取得手段201、会議依
頼通知手段202、会議参加端末確認手段203および
電話会議内容転送手段204を実現するものであり、詳
しくは後記する。
【0050】まず、通信管理サーバ2の通信制御部23
は、図5に示すようにデータ送受信部21を介して電話
会議要求を受付けると(S11)、会議要求先情報取得
手段201を実行する。
【0051】この会議要求先情報取得手段201は、会
議要求元電話端末1および会議要求先電話端末1a〜1
c全ての電話番号をデータベースサーバ3に通知し、デ
ータベースサーバ3から利用者情報を取得する(S1
2)。これらステップS11,S12は利用者情報取得
ステップとなる。データベースサーバ3は、通信管理サ
ーバ2から会議要求先電話端末1a〜1c等の電話番号
を受けると、通信制御部33が利用者情報データベース
32を検索し、各電話番号に対応する利用者情報(利用
者名・メール機能の有無)を通信管理サーバ2に返信す
ることになる。
【0052】(3) ここで、通信管理サーバ2の通信
制御部23は、会議依頼通知手段202を実行する。こ
の会議依頼通知手段202は、データベースサーバ3か
ら利用者情報を取得すると、電話端末1から要求のあっ
た全ての会議相手端末1a〜1cへ電話会議依頼を通知
する(S13:会議依頼通知ステップ)。会議要求先電
話端末1a,…にメール機能があれば電子メールによ
り、またメール機能が無い場合にはオペレータによる音
声による通知、或いは自動的に回線を閉結し電話番号を
送信するなどにより、電話会議依頼を通知する。このと
きの通知内容には、会議要求元電話端末1の利用者名、
要求先の会議相手端末1aの利用者名、電話会議プログ
ラムへのアクセス先(メールならリンク先、音声または
自動送信の場合には電話番号)を含ませる。これらの処
理は全ての会議要求先電話端末1a〜1cに対して行
う。
【0053】(4) 電話会議依頼を受けた各会議要求
先電話端末1a〜1cは、図6に示すように電話会議に
参加可能な場合には、通信管理サーバ2に電話会議プロ
グラムの送信を要求し、この送信された電話会議プログ
ラムを実行し、電話会議を行う。つまり、各会議要求先
電話端末1a〜1cは、通信管理サーバ2から電話会議
依頼通知を受信すると(S31)、予め定める一定時間
以内に受信を気づいたか否かを判断し(S32)、気づ
いた場合には会議に参加するか否かを判断する(S3
3)。会議参加の指示があれば、会議参加の通知を返信
する(S34)。
【0054】通信管理サーバ2は、会議参加通知に対す
る返信があると、電話会議プログラムの送信要求と判断
し、当該通信管理サーバ2から電話会議プログラムをダ
ウンロードするので(S35)、所定の格納エリアに保
存し、会議の実行に入る(S36)。これら一連のステ
ップは電話会議プログラム送信ステップを意味する。な
お、ステップS33において会議不参加と判断すると、
会議不参加の通知を返信する(S37)。
【0055】なお、電話会議プログラムは、通信管理サ
ーバ2から電子メールで電話会議依頼を受けた場合に
は、電子メールのリンク先に、また例えば音声で受けた
場合には指定された電話番号にアクセスし、電話会議プ
ログラムを送信する。
【0056】電話会議依頼を受けた各会議要求先電話端
末1a〜1cの利用者は、電話会議依頼を受信したが、
参加する意思のない場合、或いは電話会議依頼を受けた
ことに気づかなかった場合、一定時間内に電話会議プロ
グラムを送信しない場合には電話会議を実行しない。
【0057】(5) そこで、通信管理サーバ2の通信
制御部23は、図5に示すように電話会議依頼の通知後
(S13)、会議参加端末有無確認手段203を実行す
る。この会議参加端末有無確認手段203は、会議要求
先電話端末から会議参加有無の返事が有ったかを判断し
(S14)、電話会議プログラムの送信要求有りの場合
にはその返事が会議参加でると判断し(S15)、要求
のあった電話会議プログラムを送信する(S16)。そ
して、全ての会議要求先電話端末から返事が届いたかを
判断し(S17)、未だ返事が届いていない場合には、
ステップS14に移行し同様の処理を繰り返し、未だ返
事のない会議要求先電話端末についても返事の有無を判
断する(S14)。ここで、返事無しが一定時間を経過
したとき(S18)、他の電話要求先電話端末について
は会議不参加とみなす。
【0058】そして、通信制御部23は、引き続き、電
話会議内容転送手段204を実行する。電話会議内容転
送手段204は、電話会議依頼を通知した複数の会議要
求先電話端末1a〜1cのうち1台以上の電話端末が会
議参加と判断したとき(S19)、電話会議に参加する
各端末間の通信回線を確保し(S20)、電話会議を実
行する。つまり、電話会議の実行は、会議要求元電話端
末1や各会議要求先電話端末からの音声データ(会議内
容)が全ての会議参加端末に転送される(S21)。こ
れらステップS19〜S21は会議内容の転送ステップ
を意味する。そして、音声データを転送しながら、通話
が終了した端末が有るか否かを判断し(S22)、通話
終了端末があるとき、当該終了した端末へのデータ転送
処理を終了する(S23)。全ての端末の通話が終了し
た時(S24)、電話会議は終了する。
【0059】なお、ステップS19において1台以上の
会議参加端末がないとき、会議要求元の電話端末1に参
加者無しを通知し(S25)、同様に電話会議を終了と
する。
【0060】(6) 会議要求元の電話端末1は、図4
に示すように電話会議要求を送信後(S2)、通信管理
サーバ2から要求結果の返事有りかを判断し(S3)、
返事有りの場合には会議参加端末有りかを判断し(S
4)、有りと判断されたときには会議要求先電話端末と
の間で音声による通話データの送受信を行い、会議を実
行する(S5)。そして、通信管理サーバ2からステッ
プS24において全ての端末が通話を終了したことを受
けると(S6)、各電話端末間の電話会議は終了する。
【0061】従って、以上のようなデータ転送システム
およびデータ転送方法の実施の形態によれば、電話端末
1が通信管理サーバ2にJava(登録商標)などのプ
ログラムをダウンロードし、電話帳から会議相手となる
会議要求先電話端末の電話番号を抽出し、通信管理サー
バ2に電話会議要求を行うと、当該通信管理サーバ2で
は、データベースサーバ3から利用者情報を取得し、こ
の利用者情報に含む電子メールなどで電話会議依頼を会
議要求先電話端末1a〜1cに通知する。ここで、会議
要求先電話端末から例えば電話会議プログラムの送信要
求があれば、会議参加端末と判断し、会議要求元電話端
末1と会議要求先電話端末との通信回線を確保するの
で、複数の電話端末間で同時に通話することが可能であ
り、ひいては複数人で電話会議を行うことができる。
【0062】また、電話会議要求元電話端末1は、電話
会議の要求時に、電話会議相手を任意に選択でき、非常
に自由度の高い通話を行うことができる。
【0063】また、通信管理サーバ2は、電話端末1か
ら電話会議要求を受けると、その要求内容に含む電話番
号に関連する利用者情報を取得するので、会議要求先電
話端末の状況を容易に把握でき、しかも会議要求先電話
端末に電話会議依頼を通知し、会議参加を条件にJav
a(登録商標)などの電話会議プログラムを提供し、か
つ、会議要求元の電話端末を含む各会議参加端末間の通
話回線を確保するので、通信管理サーバ2を意識させず
に各電話端末間で電話会議を実行させることができる。
【0064】(C) 電話番号変更通知について(図7
〜図10参照)。
【0065】(1) 利用者は、予め定める操作手順に
基づき電話端末1の操作部11を操作すると、データ処
理制御部13は、図7に示すように操作要求内容に従っ
て通信管理サーバ2から既にダウンロードされているJ
ava(登録商標)などの電話番号変更プログラムを実
行し(S41)、データ格納部12に格納されている電
話帳から電話番号変更通知をしようとする変更通知先電
話端末1a〜1cを選択し、或いは利用者が直接電話番
号変更通知をしようとする変更通知先電話端末1a〜1
cの電話番号を入力し(S42)、通信管理サーバ2に
対して電話番号変更要求を送信する(S43)。これら
ステップS41〜S43は電話番号変更要求送信ステッ
プを意味する。このとき、電話番号変更要求とともに、
電話端末(旧)1のデータ格納部12に格納される通話
履歴データ、電話会議履歴データ、マルチメディアデー
タ、電話帳データ、さらに新たに変更する新しい電話番
号も通信管理サーバ2に転送する。
【0066】この状態において、電話端末(新)(電話
端末(旧)も含むこともある)1は、データ更新の通知
を待つことになる(S44)。
【0067】(2) 通信管理サーバ2の通信管理サー
バ2は、電話番号変更通知に関し、図8に示すような機
能ブロックで構成されている。すなわち、通信制御部2
3は、プログラムメモリ24に格納される番号変更処理
用プログラムに基づいて、電話端末(旧)1の必要なデ
ータを保存したり、データベースサーバ3に通知するデ
ータ保存通知手段206、新しい電話番号を電話番号変
更通知先電話端末1a〜1cに通知する変更通知手段2
07、通知先電話端末の要請を受けて電話帳データの変
更などを自動的に行う例えばJava(登録商標)など
の電話番号変更プログラムを送信する手段208、電話
端末(旧)1から一時的に預かった必要関連データを電
話端末(新)1に転送するための準備完了確認手段20
9およびこの準備完了確認後に必要関連データを転送す
るデータ転送手段210その他の必要な手段により構成
され、詳しくは後記する。
【0068】通信管理サーバ2の通信制御部23は、図
9に示すようにデータ送受信部21を介して電話番号変
更通知要求を受付けると(S51)、データ保存通知手
段206を実行する。
【0069】このデータ保存通知手段206は、電話端
末(旧)1から転送されてくる電話番号変更時に必要な
各種関連データをデータ格納部22に一時保存した後
(S52)、電話番号変更要求元の電話端末(旧)1の
旧電話番号、電話番号の変更を通知する全ての変更要求
先電話端末1a〜1cの電話番号をデータベースサーバ
3に通知する(S53)。このとき、新たに変更する新
しい電話端末(新)1の電話番号も通知する。
【0070】データベースサーバ3は、通信制御部33
が利用者情報データベース32を検索し、通知された電
話番号に対する利用者情報(利用者名・メール機能の有
無)を通信管理サーバ2に返信する。また、変更要求元
電話端末の利用者電話番号情報を更新する。これにより
通信管理サーバ2は変更要求先電話端末1a〜1cの利
用者情報を取得する(S54)。
【0071】(3) 通信管理サーバ2の通信制御部2
3は、番号変更通知手段207を実行する。この番号変
更通知手段207は、データベースサーバ3から変更要
求先電話端末の利用者情報を取得した後(S54、電話
端末(旧)1から変更要求先とされた全ての電話端末1
a〜1cに電話番号変更通知を送信する(S55)。こ
のとき、通知要求先の電話端末にメール機能があればメ
ールで、メール機能がなければ音声による通知或いは自
動的に回線を閉結し電話番号変更通知を送信する。この
ときの通知の内容には、要求元である電話端末(旧)1
の利用者名、通知要求先の端末1a〜1cの利用者名、
電話端末(新)1の電話番号、電話番号変更プログラム
へのアクセス先(メールならリンク先、音声なら電話番
号)を含ませる。
【0072】(4) 変更要求先の電話端末例えば1a
は、図10に示すように電話番号変更通知を受信し(S
71)、この受信を一定時間以内に気づいたとき(S7
2)、自らのデータ格納部の電話帳のデータを更新する
必要があるか否かを判断し(S73)、電話帳のデータ
を更新する必要がある場合には、通信管理サーバ2に更
新の必要を含む電話番号変更通知を受けた旨の返事を返
信し、通信管理サーバ2から電話番号更新プログラムを
ダウンロードする(S74)。そして、この電話番号更
新プログラムを用いて電話帳データを更新する(S7
5)。
【0073】(5) 一方、通信管理サーバ2は、プロ
グラム送信手段208を実行する。このプログラム送信
手段208は、全ての変更要求先電話端末1a〜1cに
電話番号変更通知を送信した後(S55)、電話番号変
更通知を受けた旨の返事が返ってきたかを判断し(S5
6)、返事が返ってきたと判断されたとき、その返事の
中にデータ更新が有るか否かを判断し(S57)、デー
タ更新有りの場合には該当端末に電話番号変更プログラ
ムを送信する(S58)。そして、電話番号変更を通知
した全ての端末から返事がきたかを判断し(S59)、
未返事の端末が有ればステップS56に戻り、全て返事
がきた場合には終了する。また、ステップS56におい
て、返事が一定時間を経過しても来ない場合(S60)
には次のステップに移る。
【0074】(6) また、通信管理サーバ2は、準備
完了確認手段209を実行する。この準備完了確認手段
209は、電話端末(新)1に対しデータ更新の準備状
態にあるかの通知をし(S61)、当該電話端末(新)
1から準備完了の返事があるか否かを判断し(S6
2)、返事有りの場合には電話端末(新)1にJava
(登録商標)によるデータ更新プログラムを送信した後
(S63)、データ転送手段210を実行する。このデ
ータ転送手段210は、データ更新プログラムの起動に
よってデータ要求を受けたとき、データ格納部22から
必要関連データ、つまり電話端末(旧)1の通話履歴デ
ータ、電話会議履歴データ、マルチメディアデータ、電
話帳データ、さらに新たに変更する新しい電話番号も転
送する(S64)。
【0075】なお、電話端末(新)1から準備完了の返
事が無いときには一定時間を経過したか否かを判断し
(S65)、一定時間を経過しても返事が無い時には、
通信管理サーバ2の通信制御部23は、相手端末番号変
更手段208を実行する。
【0076】従って、以上のようなデータ転送システム
およびデータ転送方法によれば、電話番号変更元電話端
末(旧)1が電話番号変更通知をしょうとする複数の端
末の電話番号を電話帳等から抽出し、番号変更要求を行
うと、通信管理サーバ2が複数の端末の電話番号に関連
する利用者情報を取得し、適宜な通信手段を利用して変
更要求先電話端末に電話番号変更通知を行うので、従来
のように1台ずつメールや口頭で通知するような面倒が
なく、複数の変更要求先に電話番号の変更を通知でき、
変更通知の作業を簡単化することができる。
【0077】また、電話端末(旧)から電話端末(新)
に変更するために電話番号を変更する時、番号変更要求
とともに、電話端末(旧)に格納される必要関連データ
を通信管理サーバ2に保存し、当該通信管理サーバ2か
ら電話端末(新)に更新準備完了を確認した後、データ
更新プログラムを送信し、必要関連データを転送するの
で、電話端末(旧)に格納されている全てのデータを電
話端末(新)に更新することができる。従って、電話変
更要求元電話端末の利用者は、変更前の電話端末と同様
のデータ環境下で変更後の電話端末を利用できる。
【0078】さらに、本発明の通信管理サーバ2は、電
話番号変更要求受付け、変更要求先電話端末に電話番号
変更通知、当該変更要求先電話端末による電話番号変更
時の電話番号変更プログラムの送信等をサービスするの
で、変更要求先電話端末は比較的容易に通信管理サーバ
2を意識させることなく複数の電話端末に変更電話番号
を通知させることが可能である。
【0079】なお、上記実施の形態では、電話会議要求
先や変更要求先の電話端末1a〜1cとしては、一般に
携帯型のものが使用されるが、据え置き型であってもよ
く、また音声通話機能を有するものであれば、ノート型
を含む各種のコンピュータも含むものである。
【0080】また、通信路の光ファイバ等の整備と音声
出力機能をもつコンピュータ機器とを交えた環境を構築
することにより、音声だけでなく、画像を含めたテレビ
会議システムにも容易に利用可能であることは言うまで
もない。
【0081】その他、本願発明は、上記実施の形態に限
定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り
組み合わせて実施することが可能であり、その場合には
組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施
の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれてお
り、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点
を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つ
かの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場
合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部
分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
信管理サーバを意識せずに複数の電話端末相互間でスム
ーズに会話や電話会議を実現できるデータ転送システ
ム、データ転送方法を提供することができる。また、電
話会議要求時に任意の複数の電話端末を選択し、非常に
自由度をもった状態で電話会議を実現できる。
【0083】また、本発明は、電話端末の電話番号変更
時に所要とする複数の相手端末に選択し、電話番号の変
更通知を行うことができるデータ転送システム、データ
転送方法を提供できる。
【0084】さらに、本発明は、電話会議要求元や電話
番号変更元電話端末が複数の会議要求先や変更要求先電
話端末を選択し、所要の要求を送信するだけで、各会議
要求先や変更要求先電話端末に必要な電話会議プログラ
ムや電話番号変更プログラムを提供し、所要とする要求
を実現させることができる通信管理サーバおよびプログ
ラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わるデータ転送システムの系統構
成図。
【図2】 電話端末の要求のもとに通信管理サーバから
プログラムを送信する図。
【図3】 本発明に係わるデータ転送システムにて電話
会議を実現するための会議要求元電話端末の動作手順
図。
【図4】 本発明に係わるデータ転送システムにて電話
会議を実現するための通信管理サーバの一実施形態を示
す機能ブロック図。
【図5】 本発明に係わるデータ転送システムにて電話
会議を実現するための通信管理サーバの動作手順図。
【図6】 本発明に係わるデータ転送システムにて電話
会議を実現するための会議要求先電話端末の動作手順
図。
【図7】 本発明に係わるデータ転送システムにて電話
番号変更通知を実現するための会議要求元電話端末の動
作手順図。
【図8】 本発明に係わるデータ転送システムにて電話
番号変更通知を実現するための通信管理サーバの一実施
形態を示す機能ブロック図。
【図9】 本発明に係わるデータ転送システムにて電話
番号変更通知を実現するための通信管理サーバの動作手
順図。
【図10】 本発明に係わるデータ転送システムにて電
話番号変更通知を実現するための変更要求先電話端末の
動作手順図。
【符号の説明】
1…電話端末(会議要求元・電話番号変更要求元) 1a,1b,1c…電話端末(会議要求先・電話番号変
更要求先) 2…通信管理サーバ 3…フデータベースサーバ 22…データ格納部 23…通信制御部 24…プログラムメモリ 32…通信制御部 33…利用者情報データベース
フロントページの続き Fターム(参考) 5K015 AA10 AD01 AD02 AD04 AD05 AF07 AF08 JA01 5K030 GA17 HB01 HC02 JA07 JT01 KA04 LB02 5K067 AA34 BB04 DD13 DD16 DD23 EE02 EE10 EE25 HH15 HH23

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電話端末および通信管理サーバを
    備えたデータ転送システムにおいて、 会議相手となる複数の会議要求先電話端末の電話番号を
    含む電話会議要求を送信する会議要求元電話端末と、 前記電話端末の電話番号と当該電話端末の利用者情報と
    を保持するデータベースサーバと、 前記電話会議プログラムが格納され、前記会議要求元電
    話端末からの電話会議要求を受け付け、前記データベー
    スサーバから前記会議要求先電話端末の電話番号に対応
    する利用者情報を取得し、この利用者情報に基づいて前
    記会議要求先電話端末に対して電話会議依頼を通知する
    前記通信管理サーバとを備え、 当該通信管理サーバは、少なくとも1台の前記会議要求
    先電話端末から前記電話会議プログラムの送信要求があ
    ったとき、会議参加とみなし、前記会議要求元電話端末
    と前記会議要求先電話端末との通話回線を確保し、電話
    会議を実行させることを特徴とするデータ転送システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ転送システムに
    おいて、 前記通信管理サーバは、前記会議要求先電話端末に対し
    て電話会議依頼を通知するに際し、前記電話会議プログ
    ラムのアクセス先を指示する情報を含んでおり、 前記会議要求先電話端末が前記アクセス先にアクセスし
    たとき、前記電話会議プログラムを送信すすることを特
    徴とするデータ転送システム。
  3. 【請求項3】 通信管理サーバに格納される電話会議プ
    ログラムを用いて電話会議を実行するデータ転送方法に
    おいて、 会議要求元電話端末が前記通信管理サーバから電話会議
    プログラムをダウンロードし、当該電話会議プログラム
    の実行のもとに会議相手となる複数の会議要求先電話端
    末の電話番号を含む電話会議要求を前記通信管理サーバ
    に送信する会議要求ステップと、 この電話会議要求を受け付けた通信管理サーバがデータ
    ベースサーバに格納されている前記電話端末の電話番号
    と当該電話端末の利用者情報との中から前記会議要求先
    電話端末の電話番号に対応する利用者情報を取得するス
    テップと、 前記通信管理サーバが取得した利用者情報に基づいて前
    記会議要求先電話端末に電話会議依頼を通知するステッ
    プと、 前記会議要求先電話端末が電話会議に参加する場合には
    前記通信管理サーバから電話会議プログラムをダウンロ
    ードするステップと、 前記通信管理サーバが少なくとも1台の会議要求先電話
    端末に電話会議プログラムを送信したとき、電話会議の
    参加と見なし、前記会議要求元電話端末と前記会議要求
    先電話端末の間の通信回線を確保し、各電話端末間に音
    声データを同時に転送可能にするステップとを有するこ
    とを特徴とするデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 電話会議プログラムを格納するデータ格
    納手段と、電話会議要求元電話端末から複数の会議要求
    先電話端末の電話番号を含む電話会議要求を受け付ける
    と、データベースサーバに格納されている前記電話端末
    の電話番号と当該電話端末の利用者情報との中から前記
    会議要求先電話端末の電話番号に対応する利用者情報を
    取得する会議要求先情報取得手段と、この取得された利
    用者情報に基づいて前記会議要求先電話端末に対して電
    話会議依頼を通知する会議依頼通知手段と、この会議依
    頼通知手段によって前記会議要求先電話端末から会議参
    加通知を受けると、この会議参加の会議要求先電話端末
    に対し電話会議プログラムを送信する会議参加端末確認
    手段と、この手段によって少なくとも1台以上の会議参
    加があるとき、電話会議要求元電話端末と電話会議に参
    加する会議要求先電話端末間の通信回線を確保し、会議
    内容である音声データを転送可能にする電話会議内容転
    送手段とを備えたことを特徴とする通信管理サーバ。
  5. 【請求項5】 電話会議プログラムが格納され、電話会
    議要求元電話端末と複数の会議要求先電話端末との電話
    会議を可能とするコンピュータに、 電話会議要求元電話端末から複数の会議要求先電話端末
    の電話番号を含む電話会議要求を受け付け、データベー
    スサーバに保持する前記電話端末の電話番号と当該電話
    端末の利用者情報との中から前記会議要求先電話端末の
    電話番号に対応する利用者情報を取得する会議要求先情
    報取得機能と、この取得された利用者情報に基づいて前
    記会議要求先電話端末に電話会議依頼を通知する会議依
    頼通知機能と、この会議依頼通知機能によって前記会議
    要求先電話端末から会議参加通知を受けると、この会議
    参加の会議要求先電話端末に対し電話会議プログラムを
    送信する会議参加者確認機能と、この機能によって少な
    くとも1台以上の会議参加があるとき、電話会議要求元
    電話端末と電話会議に参加する会議要求先電話端末の間
    の通信回線を確保し、会議内容である音声データを転送
    可能にする電話会議内容転送機能とを実現させることを
    特徴とするプログラム。
  6. 【請求項6】 複数の電話端末および通信管理サーバを
    備えたデータ転送システムにおいて、 電話帳を含む各種の履歴データが格納され、前記通信管
    理サーバからダウンロードした電話番号変更プログラム
    の実行のもとに前記電話帳から取得する電話番号変更通
    知先電話端末の電話番号、電話番号変更に伴う必要関連
    データを含む電話番号変更要求を送信する変更元電話端
    末と、 前記電話端末の電話番号と当該電話端末の利用者情報と
    を保持するデータベースサーバと、 前記電話番号変更プログラムが格納され、前記変更元電
    話端末からの電話番号変更要求を受け付けると、前記必
    要関連データを保存するとともに、前記データベースサ
    ーバに前記電話番号変更通知先電話端末の電話番号、自
    身の変更前後の電話番号を通知し、当該電話番号変更通
    知先電話端末の電話番号に対応する利用者情報を取得
    し、この利用者情報に基づいて電話番号変更通知先電話
    端末に対して電話番号変更通知を行う前記通信管理サー
    バとを備えたことを特徴とする電話端末を用いたデータ
    転送システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のデータ転送システムに
    おいて、 前記通信管理サーバは、前記電話番号変更通知先電話端
    末に対して電話番号変更を通知するに際し、前記電話番
    号変更プログラムのアクセス先を指示する情報を含んで
    おり、 前記電話番号変更通知先電話端末が前記アクセス先にア
    クセスしたとき、前記電話番号変更プログラムを送信
    し、変更通知先電話端末の電話帳データを自動更新可能
    としたことを特徴とするデータ転送システム。
  8. 【請求項8】 通信管理サーバに格納される電話番号変
    更プログラムを用いて電話番号の変更を行うデータ転送
    方法において、 変更元電話端末が前記通信管理サーバから電話番号変更
    プログラムをダウンロードし、当該電話番号変更プログ
    ラムの実行のもとに電話帳から取得する電話番号変更通
    知先電話端末の電話番号、電話番号変更に伴う必要関連
    データを含む電話番号変更要求を前記通信管理サーバに
    送信するステップと、 この電話番号変更要求を受け付けた通信管理サーバが自
    身のデータ格納部に前記必要関連データを保存するとと
    もに、電話端末の電話番号と当該電話端末の利用者情報
    とを保持するデータベースサーバに前記電話番号変更通
    知先電話端末の電話番号、自身の変更前後の電話番号を
    通知し、当該電話番号変更通知先電話端末の電話番号に
    対応する利用者情報を取得するステップと、 前記通信管理サーバが取得した利用者情報に基づいて前
    記電話番号変更通知先電話端末に電話番号変更通知を行
    うステップとを有することを特徴とするデータ転送方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のデータ転送方法におい
    て、 旧電話端末から新電話端末に電話番号を変更する場合、
    前記通信管理サーバが新電話端末に対して前記データ更
    新プログラムのアクセス先を指示する情報を含んだデー
    タ更新の準備完了か否かを通知するステップと、 前記新電話端末がアクセス先をアクセスし前記通信管理
    サーバから前記データ更新プログラムをダウンロードす
    るステップと、 前記通信管理サーバが前記データ更新プログラムの送信
    によりデータ更新の準備完了と判断し、既に保存されて
    いる前記必要関連データを前記新電話端末に転送するス
    テップとを有することを特徴とするデータ転送方法。
  10. 【請求項10】 電話番号変更プログラムを格納するデ
    ータ格納手段と、電話番号変更元電話端末から自らの電
    話帳から取得する電話番号変更通知先電話端末の電話番
    号、電話番号変更に伴う必要関連データを含む電話番号
    変更要求を受け付け、前記必要関連データを保存すると
    ともに、データベースサーバに前記電話番号変更通知先
    電話端末の電話番号、自身の変更前後の電話番号を通知
    し、当該データベースサーバから電話番号変更通知先電
    話端末の電話番号に対応する利用者情報を取得するデー
    タ保存通知手段と、この手段により取得される前記利用
    者情報に基づき、前記電話番号変更通知先電話端末に対
    して電話番号変更通知を行う変更通知手段と、この変更
    通知手段による通知を受けた電話番号変更通知先電話端
    末から自らの電話帳データ更新のための前記電話番号変
    更プログラムの送信要求があったとき、前記電話番号変
    更プログラムを送信する手段とを備えたことを特徴とす
    る通信管理サーバ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の通信管理サーバに
    おいて、 データ更新プログラムを格納する手段と、旧電話端末か
    ら新しく電話番号を変更する新電話端末に対して前記デ
    ータ更新プログラムのアクセス先を指示する情報を含ん
    だデータ更新の準備完了か否かを通知する手段と、この
    手段による通知後に前記新電話端末がアクセス先をアク
    セスしたとき、前記データ更新プログラムを送信し、か
    つ、既に保存されている前記必要関連データを前記新電
    話端末に転送する手段とを備えたことを特徴とする通信
    管理サーバ。
  12. 【請求項12】 電話番号変更プログラムが格納され、
    所要とする電話番号変更通知先電話端末に対する電話番
    号変更処理を行うコンピュータに、 電話番号変更元電話端末から自らの電話帳から取得する
    電話番号変更通知先電話端末の電話番号、電話番号変更
    に伴う必要関連データを含む電話番号変更要求を受け付
    け、前記必要関連データを保存するとともに、データベ
    ースサーバに前記電話番号変更通知先電話端末の電話番
    号、自身の変更前後の電話番号を通知し、当該データベ
    ースサーバから電話番号変更通知先電話端末の電話番号
    に対応する利用者情報を取得するデータ保存通知機能
    と、この機能により取得される前記利用者情報に基づ
    き、前記電話番号変更通知先電話端末に対して電話番号
    変更通知を行う変更通知機能と、この変更通知機能によ
    る通知を受けた電話番号変更通知先電話端末から自らの
    電話帳の更新のための前記電話番号変更プログラムのダ
    ウンロード要求があったとき、前記電話番号変更プログ
    ラムを送信する機能とを実現させることを特徴とするプ
    ログラム。
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JP2007110631A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Ntt Docomo Inc グループ通話サーバ、グループ通話システム、端末及びグループ通話制御方法
JP2015130676A (ja) * 2010-01-28 2015-07-16 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 電話会議サービスを提供する方法および装置
JP2017062591A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 株式会社美登 参加管理システム、管理支援装置、管理支援プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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