JP2003087057A - 同期検波回路及びこれを用いた角速度センサ - Google Patents

同期検波回路及びこれを用いた角速度センサ

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JP2003087057A
JP2003087057A JP2001276323A JP2001276323A JP2003087057A JP 2003087057 A JP2003087057 A JP 2003087057A JP 2001276323 A JP2001276323 A JP 2001276323A JP 2001276323 A JP2001276323 A JP 2001276323A JP 2003087057 A JP2003087057 A JP 2003087057A
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Tomoshige Ishizuka
友茂 石塚
Hiroyasu Uehara
啓靖 上原
Shuichi Kono
修一 河野
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Kyocera Crystal Device Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で高精度な同期検波を実現す
る。 【解決手段】 発振回路20の駆動により圧電振動子1
1が特定方向に振動する。振動子11に角速度が加わる
と、これにコリオリ力が作用し、前記特定方向の振動と
は直交する方向の振動が生まれ、この振動により発生す
る電荷が検出電極13a,13bで検出される。検出さ
れた電荷は、角速度検出回路50により電圧に変換さ
れ、角速度検出信号S53が出力される。同期検波回路
60では、信号S53を反転出力回路61により反転増
幅し、さらに、信号S53を非反転出力回路62により
非反転増幅し、この回路61及び62の出力を、発振回
路20から与えられる基準信号S22に基づき、スイッ
チ63で切換えることにより、同期検波を行い、検波信
号S63を出力する。検波信号S63は、DC化出力回
路70によりDCに変換され、角速度に応じたDC検出
信号Soutが出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、水晶振動
子等の圧電振動子を用いて構成された振動式角速度セン
サ等において、圧電振動子の回転方向を検出するための
検出回路等に用いられる同期検波回路と、この同期検波
回路を用いた角速度センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の角速度センサに関する技
術としては、例えば、次のような文献に記載されるもの
があった。 文献1;特許第2781161号公報(米国、優先日19
94年9月15日) 文献2;特開平11−44540号公報(出願日1997年
7月25日)
【0003】図2は、前記文献1、2等に記載された従
来の角速度センサの概略の構成図である。角速度センサ
の圧電振動子1として、例えば、音叉型水晶振動子を用
いた場合、この圧電振動子1の表面の所定の箇所に励振
用の+側駆動電極2a、−側駆動電極2b、及びコリオ
リ力検出用の+側検出電極3a、−側検出電極3b等が
設けられる。+側駆動電極2a及び−側駆動電極2bに
は、圧電振動子1を振動させるための交流(以下「A
C」という。)の駆動電圧Vaを供給する発振回路4が
接続される。又、+側検出電極3a及び−側検出電極3
bには、圧電振動子1に加わる角速度に比例する直流
(以下「DC」という。)電圧の検出信号Soutを出
力するコリオリ力検出回路5が接続される。
【0004】圧電振動子1は質量mを有し、−側駆動電
極2bに発振回路4からAC駆動電圧Vaが印加される
と、この圧電振動子1がX軸に沿ってB方向に所定の周
波数で振動する。Y軸の回りに角速度ωが加わると、X
軸と直交するZ軸方向にコリオリ力F(=2mvω、但
し、vは圧電振動子1の振動速度)が発生する。コリオ
リ力Fは角速度ωの大きさに比例して定まることから、
+側検出電極3a、−側検出電極3b及びコリオリ力検
出回路5により、コリオリ力Fを圧電振動子1の歪み変
位量として検出することで、この圧電振動子1の角速度
ωの大きさを求めることができる。
【0005】即ち、発振回路4において、+側駆動電極
2aの出力電流は、電流/電圧(以下「I/V」とい
う。)変換回路4aで電圧に変換され、この電圧が自動
利得制御(以下「AGC」という。)回路4bでゲイン
が制御され、バッファ増幅器(以下この「増幅器」を
「アンプ」という。)等を介してAC駆動電圧Vaが−
側駆動電極2bに供給され、圧電振動子1が振動する。
【0006】一定の周波数で特定方向に振動する圧電振
動子1に角速度が加わると、この圧電振動子1にコリオ
リ力Fが発生し、これに応じた電流が検出電極3a,3
bから出力される。この出力電流は、コリオリ力検出回
路5内のI/V変換回路5aで電圧に変換されて、同期
検波回路5bへ送られる。同期検波回路5bは、乗算器
を用いて構成されており、角速度が加わった方向(回転
方向)を知るために、I/V変換回路4aの出力電圧に
基づき、I/V変換回路5aの出力電圧の同期検波を行
う。この同期検波回路5bの出力電圧は、ローパスフィ
ルタ(以下「LPF」という。)5cでDC変換され、
DC検出信号Soutが出力される。
【0007】このような角速度センサの用途としては、
例えば、車両や航空機等に搭載し、この走行あるいは飛
行軌跡を記録したり、旋回時に発生するヨーレイトを検
出することが行われている。角速度センサをロボットに
搭載し、この姿勢制御等にも応用されている。又、最近
では、ごく一般的なカーナビゲーション等での車両位置
検知等のためにも搭載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
文献1、2等に記載されたような角速度センサでは、次
のような課題があった。角速度センサにおいて、角速度
が加わった方向(回転方向)を知るために、同期検波回
路5bが使用されている。同期検波回路5bは、I/V
変換回路4aの出力とI/V変換回路5aの出力とを乗
算することによって同期検波が行えることから、通常は
乗算器を用いて構成されている。しかし、乗算器は、回
路構成が複雑であり、その製作には高度な製作精度が求
められることから、価格的にも高価なものになりがちで
ある。さらに、より広範囲な用途で利用するためには、
単一電源電圧、低電源電圧で動作可能なことが要求され
ているが、これを実現することも困難である。又、乗算
器は高精度なアナログ回路を必要とするために、集積回
路(以下「IC」という。)化が容易でなく、角速度セ
ンサの小型化や軽量化を図ることも困難であった。
【0009】本発明は、前記従来技術がもっていた課題
を解決し、簡単な回路構成で高精度な同期検波回路と、
これを用いた角速度センサとを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、同期検波回路におい
て、振幅が変化するAC信号を入力し、このAC信号に
同期した方形波の基準信号に基づいて該AC信号を検波
し、この検波した信号の極性を切換えて同一極性の検波
信号を出力する構成にしている。これにより、簡単な回
路構成で、的確な同期検波が行える。
【0011】第2の発明は、同期検波回路において、振
幅が変化するAC信号を入力し、このAC信号を反転し
て出力する反転出力回路と、前記AC信号を入力し、こ
のAC信号を反転せずに出力する非反転出力回路と、前
記AC信号に同期した方形波の基準信号に基づき、前記
反転出力回路又は前記非反転出力回路の出力を切換えて
同一極性の検波信号を出力する切換え手段と、を備えて
いる。
【0012】これにより、AC信号が入力されると、こ
れが反転出力回路で反転されると共に、非反転出力回路
で反転されずに出力される。切換え手段では、AC信号
に同期した方形波の基準信号に基づき、反転出力回路又
は非反転出力回路の出力を切換えて同一極性の検波信号
を出力する。
【0013】第3の発明は、同期検波回路において、振
幅が変化するAC信号を入力し、このAC信号に同期し
た方形波の基準信号に基づき、該AC信号の正極性側と
負極性側とを切換えて第1と第2の端子から交互に出力
する切換え手段と、前記第1の端子の出力は非反転出力
回路により反転せずに、前記第2の端子の出力は反転出
力回路により反転し、同一極性の検波信号を生成して出
力する出力回路と、を備えている。
【0014】これにより、AC信号が切換え手段に入力
されると、該AC信号に同期した方形波の基準信号に基
づき、該AC信号の正極性側と負極性側とが切換られて
第1と第2の端子から交互に出力される。第1の端子の
出力は、非反転出力回路で反転されずに出力され、第2
の端子の出力は、反転出力回路により反転されて出力さ
れ、これら2つの出力より同一極性の検波信号が生成さ
れて出力される。
【0015】第4の発明は、第2又は第3の発明の同期
検波回路において、反転出力回路は反転アンプで、非反
転出力回路は非反転アンプで、切換え手段はスイッチ
で、それぞれ構成している。
【0016】第5の発明は、同期検波回路において、振
幅が変化するAC信号を入力し、このAC信号に同期し
た方形波の基準信号に基づいて結線状態を切換えるスイ
ッチと、前記スイッチにより切換えられた結線状態に対
応して反転アンプと非反転アンプとに切替わり、該反転
アンプのときには前記AC信号を反転増幅し、該非反転
アンプのときには前記AC信号を反転せずに増幅し、同
一極性の検波信号を出力する差動アンプと、を備えてい
る。
【0017】これにより、AC信号がスイッチに入力さ
れると、このAC信号に同期した方形波の基準信号に基
づいて結線状態が切換えられ、この切換えられた結線状
態に対応して差動アンプが反転アンプと非反転アンプと
に切換えられる。反転アンプに切換えられた時には、A
C信号が反転増幅され、非反転アンプに切換えられたと
きには、AC信号が反転されずに増幅され、この差動ア
ンプから同一極性の検波信号が出力される。
【0018】第6の発明は、第4又は第5の発明の同期
検波回路において、スイッチは、基準信号から生成され
た制御信号によりオン、オフ動作するトランジスタで構
成している。
【0019】第7の発明は、第4又は第5の発明の同期
検波回路において、スイッチは、基準信号から生成され
た制御信号によりオン、オフ動作する電界効果トランジ
スタ(以下「FET」という。)で構成している。
【0020】第8の発明は、第4又は第5の発明の同期
検波回路において、スイッチは、基準信号から生成され
た制御信号によりオン、オフ動作する第1のFETと、
前記制御信号を反転して反転制御信号を出力する反転回
路と、前記第1のFETに並列接続され、前記反転制御
信号によりオン、オフ動作する第2のFETと、で構成
している。
【0021】第9の発明は、第8の発明の同期検波回路
において、反転回路は、反転アンプ又はインバータで構
成している。
【0022】第10の発明は、角速度センサにおいて、
方形波の基準信号を出力する発振回路と、前記基準信号
により駆動され、角速度の大きさと方向に応じて振幅が
変化するAC信号を出力する圧電振動子と、前記基準信
号に基づき、前記AC信号を検波して検波信号を出力す
る、第1〜第9のいずれか1つの発明の同期検波回路
と、前記同期検波回路の出力をDCに変換して前記角速
度に応じたDC検出信号を出力するDC化出力回路と、
を備えている。
【0023】このような構成を採用したことにより、発
振回路から方形波の基準信号が出力されると、圧電振動
子が駆動されて振動する。振動する圧電振動子に角速度
が加わると、この圧電振動子にコリオリ力が発生し、こ
れに応じたAC信号が出力される。同期検波回路では、
発振回路から与えられる基準信号に基づき、AC信号を
検波して検波信号を出力する。この検波信号は、DC化
出力回路によってDCに変換され、角速度に応じたDC
検出信号が出力される。
【0024】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)図1は、本発
明の第1の実施形態を示す角速度センサの概略の構成図
である。この角速度センサは、例えば、図2と同一の原
理に基づくものであり、音叉型水晶振動子等の圧電振動
子11を有している。圧電振動子11の所定箇所には、
この圧電振動子11を駆動するための+側駆動電極12
a及び−側駆動電極12bと、該圧電振動子11に加わ
る角速度に応じた(例えば、比例した)電荷を検出する
ための+側検出電極13a及び−側検出電極13bとが
設けられている。
【0025】+側駆動電極12a及び−側駆動電極12
bには、圧電振動子11の特定方向の振動を励起するた
めのAC駆動電圧Vaを該−側駆動電極12bに供給す
るための発振回路20が接続されている。+側検出電極
13a及び−側検出電極13bには、圧電振動子11に
加わる角速度に比例したDC電圧の検出信号Soutを
出力端子75から出力するコリオリ力検出回路40が接
続されている。
【0026】発振回路20は、+側駆動電極12aに接
続されたI/V変換回路21を有している。I/V変換
回路21は、+側駆動電極12aの出力電流を電圧に変
換する回路である。I/V変換回路21には、この出力
電圧の高周波成分を除去するLPF23が接続されると
共に、アンプ22が接続されている。アンプ22には、
この出力電圧を基準信号S22として入力する同期検波
回路60が接続されている。
【0027】LPF23には、起動補償回路24を介し
てAGC回路25が接続されている。起動補償回路24
は、補償信号S33に基づき、圧電振動子11が起動期
間のときにはゲインを大きく(例えば、数倍〜100倍
程度)し、この起動期間経過後の安定期間のときにはゲ
インを小さく(例えば、1)する回路である。AGC回
路25は、起動補償回路24の出力電圧を入力し、制御
電圧V32に基づきゲインが制御される回路であり、こ
の回路の出力端子がバッファアンプ26を介して−側駆
動電極12bに接続されている。
【0028】I/V変換回路21の出力端子には、この
出力電圧を増幅する演算増幅器(以下「オペアンプ」と
いう。)27が接続されている。オペアンプ27の出力
端子には、バッファアンプ28が接続され、この出力端
子が出力電圧Voutを出力する発振回路20の出力端
子29に接続されている。
【0029】出力端子29には、出力電圧VoutをD
C電圧に整流してDC電流Iを出力する整流回路30
が接続されている。又、この発振回路20には、基準電
源回路31が設けられている。基準電源回路31は、電
源電圧の変化や温度変化等に対して一定の電圧を生成
し、この一定の電圧に基づき、整流回路30の持つ温度
係数を相殺するような基準電流I(又は基準電圧)を
出力する回路であり、この出力端子と整流回路30の出
力端子とに、比較手段32が接続されている。
【0030】比較手段32は、基準電流I(又は基準
電圧)とDC電流I(又はDC電圧)とを比較し、こ
の電流差を積分して制御電圧V32を出力(又は電圧差
を制御電圧V32として出力)するものであり、この出
力端子にAGC回路25及び補償制御回路33が接続さ
れている。補償制御回路33は、制御電圧V32に基づ
いて圧電振動子11の起動期間とこの起動期間経過後の
安定期間とを検出し、補償信号S33を出力して起動補
償回路34へ与える回路である。この起動補償回路24
及び補償制御回路33により、起動補償用の増幅手段が
構成されている。
【0031】+側検出電極13a及び−側検出電極13
bに接続されたコリオリ力検出回路40は、角速度検出
回路50、同期検波回路60、及びDC化出力回路70
を有し、これらが縦続接続されている。角速度検出回路
50は、この入力端子が+側検出電極13a及び−側検
出電極13bに接続され、圧電振動子11の振動によっ
て該検出電極13a,13bから出力される電荷を入力
し、AC信号(例えば、角速度検出信号)S53を出力
する回路であり、+側検出電極13aに接続されたI/
V変換回路51と、−側検出電極13bに接続されたI
/V変換回路52とを有し、これらの出力側に差動アン
プ53が接続されている。
【0032】I/V変換回路51,52は、圧電振動子
11に加速度が加わったときに検出電極13a,13b
に逆相の電流が発生するので、これを電圧に変換する回
路であり、カレントアンプ等で構成されている。差動ア
ンプ53は、2つのI/V変換回路51,52の出力電
圧の差を増幅する回路であり、又発振回路20の駆動信
号によるクロストーク等の同相信号をキャンセルする機
能を有している。差動アンプ53の出力端子には、同期
検波回路60が接続されている。
【0033】同期検波回路60は、差動アンプ53から
出力された角速度検出信号S53を、アンプ22から出
力された基準信号S22で同期検波を行い、この検波結
果の検波信号S63を出力する回路であり、反転出力回
路61、非反転出力回路62、及び切換え手段(例え
ば、スイッチ)63で構成されている。反転出力回路6
1は、入力端子が差動アンプ53の出力端子に接続さ
れ、該差動アンプ53から出力される角速度検出信号S
53を反転して反転出力信号S61を出力する回路であ
り、反転アンプ等で構成されている。非反転出力回路6
2は、入力端子が差動アンプ53の出力端子に接続さ
れ、該差動アンプS53から出力される角速度検出信号
S53を反転せずに非反転出力信号S62を出力する回
路であり、非反転アンプ等で構成されている。
【0034】反転出力回路61及び非反転出力回路62
の出力端子には、スイッチ63が接続されている。スイ
ッチ63は、アンプ22から出力される基準信号S22
に基づき、反転出力信号S61と非反転出力信号S63
とを切換え、同期検波を実行して同一極性の検波信号S
63を出力するものであり、この出力端子にDC化出力
回路70が接続されている。
【0035】DC化出力回路70は、検波信号S63を
入力し、このDC成分に比例したDC信号に変換し、D
C検出信号Soutをコリオリ力検出回路40の出力端
子75へ出力する回路であり、LPF71、増幅回路7
2、感度制御回路73、及び0点制御回路74等を有し
ている。LPF71は、入力端子がスイッチ63の出力
端子に接続され、該スイッチ63の出力電圧である検波
信号S63の高周波成分を除去する回路であり、この出
力端子に増幅回路72が接続されている。
【0036】増幅回路72には、感度制御用の制御信号
S73を出力する感度制御回路73と、0点制御を行う
ための制御信号S74を出力する0点制御回路74とが
接続され、該増幅回路72の出力端子が、出力端子75
に接続されている。増幅回路72は、LPF71の出力
電圧に対し、制御信号S73及びS74に基づき、感度
と0点電圧の補正を行い、角速度に比例したDC電圧の
検出信号Soutを出力端子75へ出力する回路であ
る。
【0037】次に、図1の角速度センサの発振回路20
の動作(a)と、コリオリ力検出回路40の動作(b)
とを説明する。 (a)発振回路20の動作 電源電圧を印加して圧電振動子11を振動させるための
起動期間においては、比較手段32から出力される制御
電圧V32が小さいので、補償制御回路33によって該
圧電振動子11の起動期間が検出され、この補償制御回
路33から出力される補償信号S33により、起動補償
回路24のゲインが大きくなる。バッファアンプ26か
ら出力されるAC駆動電圧Vaが駆動電極12bに与え
られ、圧電振動子11が振動を開始する。
【0038】圧電振動子11が振動を開始すると、駆動
電極12aの出力電流がI/V変換回路21で電圧に変
換される。このI/V変換回路21の出力電圧は、LP
F23で高周波成分が除去された後、ゲインの大きな起
動補償回路24によって増幅される。この増幅された電
圧は、AGC回路25及びバッファアンプ26を介して
駆動電極12bに与えられるので、圧電振動子11の特
定方向の振動が促進され、この圧電振動子11が速やか
に起動する。
【0039】圧電振動子11が起動後安定期間になる
と、AC駆動電圧Vaによって圧電振動子11が一定の
周波数で特定方向に振動する。すると、駆動電極12a
の出力電流がI/V変換回路21で電圧に変換され、オ
ペアンプ27で増幅され、バッファアンプ28を介して
出力電圧Voutが出力端子29から出力される。
【0040】出力電圧Voutは、整流回路30でDC
電流I(又はDC電圧)に変換されて比較手段32へ
送られるので、この比較手段32から出力される制御電
圧V32が大きくなり、補償制御回路33によって圧電
振動子11の振動状態が安定になったことが検出され、
補償信号S33が出力される。この補償信号S33によ
って起動補償回路24のゲインが小さくなり、バッファ
アンプ26から出力されるAC駆動電圧Vaによって圧
電振動子11が一定の周波数で特定方向の振動を継続す
る。
【0041】(b)コリオリ力検出回路40の動作 一定の周波数で特定方向に振動している圧電振動子11
に角速度が加わると、この圧電振動子11にコリオリ力
Fが作用し、該圧電振動子11の特定方向の振動方向に
対して直交する方向の振動が生まれ、この振動によって
圧電振動子11に発生する電荷が検出電極13a,13
bによって検出され、この検出電流が検出電極13a,
13bから出力される。この検出電流は、I/V変換回
路51,52で電圧に変換され、これらのI/V変換回
路51,52の出力電圧が差動アンプ53で差動増幅さ
れ、この差動アンプ53から角速度検出信号S53が出
力され、同期検波回路60へ送られる。
【0042】同期検波回路60では、角速度検出信号S
53が反転出力回路61で反転され、反転出力信号S6
1が生成されてスイッチ63へ送られる。さらに、角速
度検出信号S53が非反転出力回路62へ入力され、こ
の非反転出力回路62で非反転出力信号S62が生成さ
れ、スイッチ63へ送られる。スイッチ63では、アン
プ22から出力される基準信号S22に基づき、反転出
力信号S61と非反転出力信号S62とを切換え、同期
検波を実行して検波結果である検波信号S63を出力
し、DC化出力回路70へ送る。
【0043】DC化出力回路70では、LPF71によ
り、検波信号S63の振幅とDC成分に比例したDC信
号に変換され、増幅回路72へ送られる。増幅回路72
では、感度制御回路73及び0点制御回路74から与え
られる制御信号S73及びS74に基づき、LPF71
から出力されるDC信号に対して感度と0点電圧を補正
(調整)し、角速度に比例したDC検出信号Soutを
出力端子75へ出力する。
【0044】以上のように、この第1の実施形態では、
次の(i)〜(iii)のような効果がある。 (i) 起動補償回路24及び補償制御回路33を設け
たので、圧電振動子11の起動期間において該起動補償
回路24のゲインが大きくなり、該圧電振動子11を短
時間に起動できる。
【0045】(ii) AGC回路25を設けたので、電
源電圧の変化や周囲温度の変化、あるいは回路部品のば
らつき等を打ち消して圧電振動子11の駆動電極12a
の出力振幅が一定に保たれる。このため、アンプ22の
出力電圧である基準信号S22が電源電圧の変化や周囲
温度の変化等によって変動せず、この基準信号S22に
より、差動アンプ53の出力電圧である角速度検出信号
S53が同期検波回路60で同期検波されるので、電源
電圧の変化や周囲温度の温度変化、あるいは回路部品の
ばらつき等が消去されたDC検出信号Soutを出力端
子75から出力できる。
【0046】(iii) 従来の乗算器等を用いた同期検波
回路と比較して、素子数が少なく、かつ高精度な同期検
波回路60を実現することができる。しかも、この同期
検波回路60のIC化が容易となってチップサイズを小
さくすることができ、角速度センサの超小型化及び低価
格化を実現できる。
【0047】(第2の実施形態)図3は、本発明の第2
の実施形態を示す同期検波回路の概略の構成図であり、
第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。
【0048】この同期検波回路60Aは、図1の角速度
センサにおいて、同期検波回路60に代えて設けられる
回路である。同期検波回路60Aは、角速度検出信号S
53が入力される切換え手段(例えば、スイッチ)64
を有している。スイッチ64は、角速度検出信号S53
を入力する入力端子64aと、基準信号S22により切
換えられる出力用の第1の端子64b及び第2の端子6
4cとを有している。第1の端子64bには、図1と同
様の非反転出力回路62の入力端子が接続され、さらに
第2の入力端子64cにも、図1と同様の反転出力回路
61の入力端子が接続されている。
【0049】反転出力回路61は、スイッチ64の端子
64cからの信号を反転して反転出力信号S61を出力
する回路であり、反転バッファ等で構成されている。非
反転出力回路62は、スイッチ64の端子64bからの
信号を反転せずに非反転出力信号S62を出力する回路
であり、非反転バッファ等で構成されている。反転出力
回路61の出力端子と非反転出力回路62の出力端子と
は接続され、検波信号S63を出力して図1のDC化出
力回路70へ送るようになっている。
【0050】このような同期検波回路60Aでは、図1
の差動アンプ53から出力された角速度検出信号S53
が入力されると、スイッチ64により、基準信号S22
に基づき、該角速度検出信号S53の正極性側と負極性
側とが切換えられて第1の端子64bと第2の端子64
cから交互に出力される。
【0051】例えば、端子64bから角速度検出信号S
53の正極性側が出力され、端子64cからその負極性
側が出力されると、該角速度検出信号S53の正極性側
が非反転出力回路62で反転されずに非反転出力信号S
62が生成され、該角速度検出信号S53の負極性側が
反転出力回路61で反転されて反転出力信号S61が生
成される。これらの反転出力信号S61と非反転出力信
号S62が加算され、同期検波結果である同一極性(例
えば、正極性)の検波信号S63が生成され、図1のD
C化出力回路70へ送られる。
【0052】以上のように、この第2の実施形態では、
第1の実施形態とほぼ同様の効果がある。
【0053】(第3の実施形態)図4は、本発明の第3
の実施形態を示す同期検波回路の概略の回路図であり、
第1の実施形態を示す図1中の要素と共通の要素には共
通の符号が付されている。
【0054】この同期検波回路は、図1の角速度センサ
において、同期検波回路60に代えて設けられる回路で
ある。図1の差動アンプ53の出力端子には、直流成分
カット用のフィルタ81が接続されている。フィルタ8
1は、差動アンプ53の出力端子に接続された直流成分
カット用のコンデンサ81aと、このコンデンサ81a
と基準電位(例えば、アナロググランド(以下「AGN
D」という。)電位)との間に接続された抵抗81bと
で構成され、該コンデンサ81aの出力信号のDCバイ
アスがAGND電位に固定されている。
【0055】DCバイアスをAGND電位としたコンデ
ンサ81aの出力端子には、反転アンプ82と非反転ア
ンプ83とが接続されている。反転アンプ82は、フィ
ルタ81の出力信号を反転増幅して反転出力信号S82
を出力する回路であり、フィルタ81の出力信号を入力
する入力抵抗82aと、帰還抵抗82bと、オペアンプ
82cとで構成されている。非反転アンプ83は、フィ
ルタ81の出力信号を非反転増幅して非反転出力信号S
83を出力する回路であり、AGND電位固定用の抵抗
83aと、帰還抵抗83bと、オペアンプ83cとで構
成されている。
【0056】反転アンプ82の出力端子は、制御信号S
87によりオン、オフ動作するスイッチ84を介して、
出力ノードN85に接続されている。非反転アンプ83
の出力端子は、制御信号S86によりオン、オフ動作す
るスイッチ85を介して、出力ノードN85に接続され
ている。出力ノードN85は、検波信号S63を出力す
るノードであり、図1のLPF71の入力端子に接続さ
れている。
【0057】図1のアンプ22の出力端子は、反転アン
プ86の入力端子に接続されている。反転アンプ86
は、アンプ22から出力される基準信号S22を反転増
幅して、スイッチ85を切換えるための方形波の制御信
号S86をノードN86から出力する回路であり、基準
信号S22を入力する入力抵抗86a、帰還抵抗86
b、及びオペアンプ86cで構成されている。ノードN
86には、反転アンプ87の入力端子が接続されてい
る。反転アンプ87は、ノードN86から入力される制
御信号S86を反転増幅して、スイッチ84を切換える
ための方形波の制御信号S87を出力する回路であり、
制御信号S86を入力する入力抵抗87a、帰還抵抗8
7b、及びオペアンプ87cで構成されている。
【0058】図1のアンプ22から出力された基準信号
S22は、反転アンプ86で反転増幅されて制御信号S
86が生成され、この制御信号S86が反転アンプ87
で反転増幅されて制御信号S87が生成され、これらの
相補的な制御信号S87とS86により、スイッチ84
と85が交互にオン、オフ動作する。即ち、アンプ22
から出力される基準信号S22によりスイッチ84,8
5のオン、オフが制御され、スイッチ84がオンしてい
るときはスイッチ84がオフしており、スイッチ84が
オフしているときはスイッチ85がオンしているような
動作を行うようになっている。
【0059】図5は、図4の動作波形図である。この図
5の角速度検出信号S53の波形として、例えば、圧電
振動子11が右回転したときが実線で、左回転したとき
が破線で示されている。又、スイッチ84,85は、例
えば、制御信号S87,S86が“H”レベルのときに
オンし、“L”レベルのときにオフすると仮定する。
【0060】以下、図5の動作波形図を参照しつつ、図
4の同期検波回路の動作を説明する。図1の差動アンプ
53から出力された角速度検出信号S53が入力される
と、この角速度検出信号S53から、フィルタ81によ
って交流成分が取出される。このフィルタ81の出力信
号は、反転アンプ82で反転増幅されて反転出力信号S
82に変換され、スイッチ84へ入力され、さらに該フ
ィルタ81の出力信号が、非反転アンプ83で非反転増
幅されて非反転出力信号S83に変換され、スイッチ8
5へ入力される。
【0061】図1のアンプ22から出力された基準信号
S22は、差動アンプ53から出力される角速度検出信
号S53と完全に同期しながら、図4の同期検波回路に
入力される。入力された基準信号S22は、反転アンプ
86で反転増幅されて制御信号S86が生成され、さら
にこの制御信号S86が反転アンプ87で反転増幅され
て制御信号S87が生成される。この制御信号S87,
S86によりスイッチ84,85がオン、オフ動作す
る。
【0062】例えば、制御信号S87が“H”レベル、
S86が“L”レベルのとき、スイッチ84がオンし、
スイッチ85がオフする。制御信号S87が“L”レベ
ル、制御信号S86が“H”レベルのとき、スイッチ8
4がオフし、スイッチ85がオンする。よって、基準信
号S22が“H”レベルのときには、スイッチ84がオ
ン(スイッチ85がオフ)し、角速度検出信号S53の
反転した検出信号S63が出力ノードN85から出力さ
れる。基準信号S22が“L”レベルのときは、スイッ
チ85がオン(スイッチ84がオフ)し、角速度検出信
号S53と同極性の非反転の検波信号S63が出力ノー
ドN85から出力される。
【0063】このような動作により、同期検波回路の出
力ノードN85から出力される検波信号S63におい
て、右回転したときと仮定した実線で示した信号がAG
ND電位より−側だけに集まり、左回転したときと仮定
した破線で示した信号がAGND電位より+側だけに集
まり、これによって同期検波が実現される。
【0064】以上のように、この第3の実施形態では、
次の(i)〜(v)のような効果等がある。 (i) 従来の同期検波回路では、例えば、角速度検出
信号S53と基準信号S22とを乗算器で乗算すること
により、検波信号S63を出力しているので、角速度検
出信号S53や基準信号S22にノイズがあると、これ
らが掛算されるため、検出信号S63に大きなノイズが
現れる。これに対し、本実施形態では、角速度検出信号
S53を反転アンプ82で反転出力信号S82に変換す
ると共に、非反転アンプ83で非反転出力信号S83に
変換し、これらをスイッチ84と85で切換えて検波信
号S63を出力しているので、この検波信号S63のノ
イズが非常に小さなものとなり、従来に比べて同期検波
精度が高い。一方、本実施形態の同期検波回路は、スイ
ッチ84,85を用いているので、動作速度を速くする
とスイッチングノイズによる悪影響が考えられるので、
例えば、数KHz帯程度までの比較的遅い動作に適して
いる。スイッチングノイズによる悪影響防止対策とし
て、制御信号S86,S87生成用の反転アンプ86,
87により、該制御信号S86,S87の立上がりと立
下り速度を少し緩慢にすることにより、スイッチングノ
イズの悪影響を防止している。よって、簡単な回路構成
で、精度の高い同期検波回路を実現できる。
【0065】(ii) 図1の角速度センサ全体の回路構
成を簡単にするために、発振回路20において、補償回
路等を少なくしてこの発振回路20の回路構成を簡単に
することが考えられる。しかし、発振回路20内の補償
回路等を省略すると、アンプ22から出力される基準信
号S22にノイズが乗るおそれがある。しかし、たとえ
基準信号S22にノイズが含まれていても、これを反転
アンプ86及び87で波形整形しているので、検波信号
S63のノイズを小さくでき、同期検波精度を向上でき
る。
【0066】(iii)本実施形態の同期検波回路は、反転
アンプ82,86,87及び非反転アンプ83等を用い
て構成しているので、単一電源電圧で動作可能であり、
又低電源電圧(例えば、3V程度)で動作可能である。
さらに、例えば、FETの1つであるNチャネル型MO
Sトランジスタ(以下「NMOS」という。)及びPチ
ャネル型MOSトランジスタ(以下「PMOS」とい
う。)からなる相補型MOSトランジスタ(以下「CM
OS」という。)等で構成することにより、低消費電力
化を図ることも可能である。
【0067】(iV)角速度検出信号S53を反転させる
ための反転アンプ82と反転させない非反転アンプ83
とが必要となるが、これらに対してスイッチ84,85
を共用しているので、回路構成を簡略化できる。そのた
め、例えば、個別集積回路(discrete IC)等のディス
クリート部品で同期検波回路を実現する場合等、部品点
数自体を削減することを要求される場合等に、有効な同
期検波回路を実現できる。
【0068】(v)図1では、アンプ22から出力され
る基準信号S22は、差動アンプ53から出力される角
速度検出信号S53と完全に同期しながら、図4の同期
検波回路に入力されるようになっている。ところが、図
5において、例えば、角速度検出信号S53がAGND
電位と交差する時刻と、基準信号S22の立下り時刻あ
るいは立上がり時刻との位相がずれた場合、同期検波回
路から出力される検波信号S63に、逆極性のパルス状
のノイズが発生する。このようなノイズは、図1のDC
化出力回路70内のLPF71で除去したり、さらには
増幅回路72で感度や0点電圧の調整を行うことによ
り、消去が可能である。
【0069】又、このようなノイズの他の消去方法とし
て、例えば、図4のフィルタ81の入力側、あるいは反
転アンプ86の入力側に、位相調整回路を設け、角速度
検出信号S53と基準信号S22との位相ずれを調整す
るようにしてもよい。この位相調整回路の構成例の回路
図を、図6(a)、(b)に示す。
【0070】図6(a)の位相調整回路88は、入力抵
抗88a、入力可変抵抗88b、コンデンサ88c、入
力抵抗88d、帰還抵抗88e、及びオペアンプ88f
により構成されている。入力抵抗88a及び可変抵抗8
8bは、オペアンプ88fの+側入力端子に接続され、
この+側入力端子がコンデンサ88cを介してAGND
に接続されている。オペアンプ88fの−側入力端子に
は、入力抵抗88dが接続され、さらにこのオペアンプ
88fの−側入力端子と出力端子との間に、帰還抵抗8
8eが接続されている。このような位相調整回路88で
は、可変抵抗88bを調整することにより、位相を変え
ることができる。
【0071】図6(b)の位相調整回路89は、入力コ
ンデンサ89a、抵抗89b、可変抵抗89c、入力抵
抗89d、帰還抵抗89e、及びオペアンプ89fによ
り構成されている。オペアンプ89fの+側入力端子に
は、入力コンデンサ89aが接続されると共に、該+側
入力端子が抵抗89b及び可変抵抗89cを介してAG
NDに接続されている。オペアンプ89fの−側入力端
子には、入力抵抗89dが接続されると共に、該オペア
ンプ89fの−側入力端子と出力端子との間に、帰還抵
抗89eが接続されている。このような位相調整回路で
は、可変抵抗89cを調整することにより、位相を変え
ることができる。
【0072】(第4の実施形態)図7は本発明の第4の
実施形態を示す同期検波回路の概略の回路図であり、第
1の実施形態を示す図1及び第3の実施形態を示す図4
中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0073】この同期検波回路は、図1の角速度センサ
において、同期検波回路60に代えて設けられる回路で
あり、第2の実施形態を示す図3の同期検波回路と基本
原理が類似している。
【0074】図7の同期検波回路は、図1の差動アンプ
53から出力される角速度検出信号S53と、アンプ2
2から出力される基準信号S22とを入力し、該基準信
号S22に基づきスイッチ91,92,93,94の結
線状態を切換えることにより、例えば、基準信号S22
が“H”レベルのときに差動アンプ95を反転アンプと
して動作させ、基準信号S22が“L”レベルのときに
差動アンプ95を非反転アンプとして動作させ、該差動
アンプ95から検波信号S63を出力するようになって
いる。
【0075】即ち、図1の差動アンプ53の出力端子
に、図4と同様の直流成分カット用フィルタ81が接続
されている。フィルタ81の出力端子は、スイッチ9
1、ノードN92、及びスイッチ92を介して基準電位
(例えば、AGND電位)に接続されると共に、スイッ
チ93、ノードN94、及びスイッチ94を介してAG
ND電位に接続されている。
【0076】図1のアンプ22の出力端子に、図4と同
様の制御信号生成用の反転アンプ86及び87が接続さ
れている。反転アンプ86から出力される制御信号S8
6により、スイッチ92,93がオン、オフ動作する。
さらに、反転アンプ87から出力される制御信号S87
により、スイッチ91,94がオン、オフ動作する。つ
まり、アンプ22から出力された基準信号S22から、
反転アンプ86,87によってスイッチ切換え用の制御
信号S86,S87が生成され、この制御信号S86,
S87によってスイッチ91〜94がオン、オフ動作す
る。スイッチ92,93がオンするときは、スイッチ9
1,94がオフし、スイッチ92,93がオフするとき
は、スイッチ91,94がオンするような動作を行う。
【0077】ノードN92,N93には、差動アンプ9
5が接続されている。差動アンプ95は、ノードN92
に接続された入力抵抗95a、ノードN94に接続され
た入力抵抗95b、該抵抗95bとAGNDとの間に接
続された抵抗95c、帰還抵抗95d、及びオペアンプ
95eにより構成され、このオペアンプ95eの出力端
子から出力される検波信号S63が、図1のLPF71
へ与えられるようになっている。
【0078】図8は、図7の動作波形図である。この図
8では、図5の動作波形図と同様に、例えば、圧電振動
子11が右回転したときの信号が実線で示され、左回転
したときの信号が破線で示されている。又、スイッチ2
1〜94は、例えば、制御信号S86,S87が“H”
レベルのときにオンし、“L”レベルのときにオフする
と仮定する。
【0079】以下、図8の動作波形図を参照しつつ、図
7の同期検波回路の動作を説明する。図1の差動アンプ
53からの角速度検出信号S53と、アンプ22からの
基準信号S22とが入力されると、角速度検出信号S5
3から、フィルタ81で交流成分が取出され、スイッチ
91,93に入力される。基準信号S22は、角速度検
出信号S53と完全に同期しながら図7の同期検波回路
に入力され、該基準信号S22から反転アンプ86,8
7によって制御信号S86,S87が生成される。制御
信号S86とS87は相互に反転した信号であり、該制
御信号S86によってスイッチ92,93がオン、オフ
動作し、制御信号S87によってスイッチ91,94が
オン、オフ動作する。
【0080】基準信号S22が“H”レベルのときは、
角速度検出信号S53のAC成分がそのまま信号S92
としてノードN92から出力され、基準信号S22が
“L”レベルのときは、その信号S92がAGND電位
に固定される。同様に、基準信号S22が“L”レベル
のときには、角速度検出信号S53のAC成分がそのま
ま信号S94としてノードN94から出力され、基準信
号S22が“H”レベルのときは、その該信号S94が
AGND電位に固定される。
【0081】このスイッチ91〜94の動作によって結
線状態が切換えられ、差動アンプ95は、基準信号S2
2が“H”レベルのときに反転アンプとなり、ノードN
92,N94から与えられた信号S92,S94のAC
成分を反転増幅して検波信号S63を出力し、基準信号
S22が“L”レベルのときに非反転アンプとなり、ノ
ードN92,N94から与えられた信号S92,S94
のAC成分を非反転増幅して検波信号S63を出力す
る。
【0082】このような動作により、差動アンプ95か
ら出力される検波信号S63において、右回転したとき
と仮定した実線で示した信号がAGND電位より−側だ
けに集まり、左回転したときと仮定した破線で示した信
号がAGND電位より+側だけに集まり、これによって
同期検波が実現される。
【0083】以上のように、この第4の実施形態では、
第3の実施形態の効果等の(i)〜(iii)及び(v)
と同様の効果等がある他に、次のような効果もある。こ
の第4の実施形態では、差動アンプ95の入力側の接続
状態をスイッチ91〜94で切換えることにより、同期
検波を実現している。そのため、オペアンプ等の回路規
模の大きいアナログ回路を少なくし、構成の簡単なスイ
ッチ91〜94を用いることで、オペアンプの数の削減
を要求されるIC等に有効な同期検波回路を実現するこ
とができる。
【0084】(第5の実施形態)図9(a)〜(c)
は、第1〜第4の実施形態のスイッチ63,64,8
4,85,91〜94の構成例を示す回路図である。
【0085】図9(a)に示すスイッチ100は、制御
信号S100によってオン、オフ動作するものであり、
バイポーラトランジスタや、FET等のユニポーラトラ
ンジスタ等の種々の素子や論理回路等で構成できる。
【0086】特に、スイッチ100をトランジスタ等の
素子で構成すると、回路のIC化が容易な同期検波回路
を実現することができ、角速度センサの小型化及び軽量
化に寄与することができる。
【0087】図9(b)に示すスイッチは、PMOS及
びNMOSからなるCMOSを用いたアナログスイッチ
101で構成され、これが入力端子INと出力端子OU
Tとの間に接続されている。アナログスイッチ101を
オン、オフ動作させるための制御信号S100は、該ア
ナログスイッチ101を構成するNMOSのゲートに供
給され、さらにこの制御信号S100が反転アンプ10
2で反転され、該アナログスイッチ101を構成するP
MOSのゲートに供給されている。例えば、制御信号S
100が“H”レベルのときにアナログスイッチ101
がオンし、“L”レベルのときにオフする。
【0088】このように、アナログスイッチ101と反
転アンプ102を組合せることにより、該アナログスイ
ッチ101のスイッチング特性を滑らかにすることがで
き、スイッチングノイズ等の回路系全体のノイズ防止を
図ることが可能になる。特に、ノイズの影響を受けやす
い角速度センサの高感度化及び高精度化に寄与すること
ができる。
【0089】図9(c)に示すスイッチは、CMOSを
用いたアナログスイッチ101と、制御信号S100を
反転するインバータ103とで構成され、制御信号S1
00及びインバータ103の出力によってアナログスイ
ッチ101がオン、オフ動作する。即ち、入力端子IN
と出力端子OUTとの間に接続されたアナログスイッチ
101は、例えば、制御信号S100が“H”レベルの
ときにオンし、“L”レベルのときにオフする。
【0090】このように、アナログスイッチ101とイ
ンバータ103を組合せることにより、スイッチング特
性を滑らかにすることができ、スイッチングノイズ等の
回路系全体のノイズ防止を図ることが可能になる。特
に、インバータ103をCMOSで構成することによ
り、IC化が容易になり、ノイズの影響を受けやすい角
速度センサの小型化、高感度化、高精度化に寄与するこ
とができる。
【0091】(変形例)本発明は、上記実施形態に限定
されず、種々の変形が可能である。この変形例として
は、例えば、次の(1)〜(4)のようなものがある。
【0092】(1) 図1の圧電振動子11は、音叉型
水晶振動子を例にとって説明したが、音叉型以外の音片
型、H型、リング型等の他の形式のものを用いたり、振
動子材料として水晶以外の他の圧電材料を用いることも
可能である。さらに、駆動電極12a,12bや検出電
極13a、13bの数や配置位置等は、適宜変更可能で
ある。
【0093】(2) 図1の発振回路20は、補正回路
等を省略してより簡単な回路構成にすることも可能であ
る。
【0094】(3) 角速度検出回路50は、2つのI
/V変換回路51,52の出力を差動アンプ53で差動
増幅し、角速度検出信号S53を出力するようにしてい
るので、検出精度や安定性がよい。この角速度検出回路
50の回路構成をより簡単にするために、1つのI/V
変換回路等で構成することも可能である。この場合、例
えば、圧電振動子11に設けられる2つの検出電極13
a又は13bのいずれか一方をAGNDに接続し、他方
の電極から出力された電荷を1つのI/V変換回路で電
圧に変換して角速度検出信号S53を生成すればよい。
これにより、角速度センサの回路構成をより簡単化でき
る。
【0095】(4) 同期検波回路60,…やDC化出
力回路70は、図示以外の素子等を用いて他の回路構成
に変更することも可能である。また、同期検波回路6
0,…は、角速度センサ以外の他の回路や装置等にも適
用可能である。
【0096】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、従来の乗算器等を用いた同期検波回路に比
べ、素子数が少なく、かつ高精度な同期検波回路を実現
することができ、IC化した場合でもチップサイズを小
さくできる。よって、この同期検波回路を用いて角速度
センサを構成すれば、超小型化及び低価格化を実現でき
る。
【0097】第2及び第4の発明によれば、交流信号を
入力するために反転出力回路と非反転出力回路とを設け
たので、これらに対して切換え手段を共用でき、回路構
成を簡略化することができる。そのため、ディスクリー
ト部品等で同期検波回路を実現する場合等、部品点数自
体を削減することを要求される場合等に、有効な同期検
波回路を実現できる。
【0098】第3〜第5の発明によれば、切換え手段
(スイッチ)と出力回路(差動アンプ)とで構成したの
で、例えば、出力回路や差動アンプを構成するオペアン
プ等の回路規模が大きいアナログ回路を減らし、構成の
簡単なスイッチ等の切換え手段を用いることにより、オ
ペアンプ等の数の削減を要求されるIC等の有効な同期
検波回路を実現できる。
【0099】第6及び第7の発明によれば、スイッチを
FET等のトランジスタで構成したので、回路のIC化
が容易な同期検波回路を実現することができ、これによ
って角速度センサの小型化及び軽量化に寄与することが
できる。
【0100】第8及び第9の発明によれば、第1及び第
2のFETと反転回路とを組合せてスイッチを構成した
ので、スイッチング特性を滑らかにすることができ、ス
イッチングノイズ等の回路系全体のノイズ防止を図るこ
とが可能になる。特に、ノイズの影響を受けやすい角速
度センサの高感度化及び高精度化に寄与することができ
る。
【0101】第10の発明によれば、第1〜第9の発明
の同期検波回路を用いて角速度センサを構成したので、
単一電源電圧化、低電源電圧化、及び低消費電力化を図
ることが可能になると共に、簡単な回路構成で高精度な
角速度センサを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す角速度センサの
概略の構成図である。
【図2】従来の角速度センサの概略の構成図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す同期検波回路の
概略の構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す同期検波回路の
概略の回路図である。
【図5】図4の動作波形図である。
【図6】位相調整回路の構成例を示す回路図である。
【図7】本発明の第4の実施形態を示す同期検波回路の
概略の回路図である。
【図8】図7の動作波形図である。
【図9】本発明の第5の実施形態であって、第1〜第4
の実施形態のスイッチの構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
11 圧電振動子 12a,12b 駆動電極 13a,13b 検出電極 20 発振回路 40 コリオリ力検出回路 50 角速度検出回路 60,60A 同期検波回路 61 反転出力回路 62 非反転出力回路 63,64,84,85,91〜94,100 スイ
ッチ 70 DC化出力回路 82,86,87,102 反転アンプ 83 非反転アンプ 95 差動アンプ 101 アナログスイッチ 103 インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 修一 東京都狛江市和泉本町1丁目8番1号 キ ンセキ株式会社内 Fターム(参考) 2F105 BB13 CC01 CD02 CD06 CD11

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振幅が変化する交流信号を入力し、この
    交流信号に同期した方形波の基準信号に基づいて該交流
    信号を検波し、この検波した信号の極性を切換えて同一
    極性の検波信号を出力することを特徴とする同期検波回
    路。
  2. 【請求項2】 振幅が変化する交流信号を入力し、この
    交流信号を反転して出力する反転出力回路と、 前記交流信号を入力し、この交流信号を反転せずに出力
    する非反転出力回路と、 前記交流信号に同期した方形波の基準信号に基づき、前
    記反転出力回路又は前記非反転出力回路の出力を切換え
    て同一極性の検波信号を出力する切換え手段と、 を備えたことを特徴とする同期検波回路。
  3. 【請求項3】 振幅が変化する交流信号を入力し、この
    交流信号に同期した方形波の基準信号に基づき、該交流
    信号の正極性側と負極性側とを切換えて第1と第2の端
    子から交互に出力する切換え手段と、 前記第1の端子の出力は非反転出力回路により反転せず
    に、前記第2の端子の出力は反転出力回路により反転
    し、同一極性の検波信号を生成して出力する出力回路
    と、 を備えたことを特徴とする同期検波回路。
  4. 【請求項4】 反転出力回路は反転増幅器で、非反転出
    力回路は非反転増幅器で、切換え手段はスイッチで、そ
    れぞれ構成したことを特徴とする請求項2又は3記載の
    同期検波回路。
  5. 【請求項5】 振幅が変化する交流信号を入力し、この
    交流信号に同期した方形波の基準信号に基づいて結線状
    態を切換えるスイッチと、 前記スイッチにより切換えられた結線状態に対応して反
    転増幅器と非反転増幅器とに切替わり、該反転増幅器の
    ときには前記交流信号を反転増幅し、該非反転増幅器の
    ときには前記交流信号を反転せずに増幅し、同一極性の
    検波信号を出力する差動増幅器と、 を備えたことを特徴とする同期検波回路。
  6. 【請求項6】 スイッチは、基準信号から生成された制
    御信号によりオン、オフ動作するトランジスタで構成し
    たことを特徴とする請求項4又は5記載の同期検波回
    路。
  7. 【請求項7】 スイッチは、基準信号から生成された制
    御信号によりオン、オフ動作する電界効果トランジスタ
    で構成したことを特徴とする請求項4又は5記載の同期
    検波回路。
  8. 【請求項8】 スイッチは、基準信号から生成された制
    御信号によりオン、オフ動作する第1の電界効果トラン
    ジスタと、 前記制御信号を反転して反転制御信号を出力する反転回
    路と、 前記第1の電界効果トランジスタに並列接続され、前記
    反転制御信号によりオン、オフ動作する第2の電界効果
    トランジスタと、 で構成したことを特徴とする請求項4又は5記載の同期
    検波回路。
  9. 【請求項9】 反転回路は、反転増幅器又はインバータ
    で構成したことを特徴とする請求項8記載の同期検波回
    路。
  10. 【請求項10】 方形波の基準信号を出力する発振回路
    と、 前記基準信号により駆動され、角速度の大きさと方向に
    応じて振幅が変化する交流信号を出力する圧電振動子
    と、 前記基準信号に基づき、前記交流信号を検波して検波信
    号を出力する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の同
    期検波回路と、 前記同期検波回路の出力を直流に変換して前記角速度に
    応じた直流検出信号を出力する直流化出力回路と、 を備えたことを特徴とする角速度センサ。
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