JP2003087027A - 車両用アンテナ装置 - Google Patents

車両用アンテナ装置

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JP2003087027A
JP2003087027A JP2001273719A JP2001273719A JP2003087027A JP 2003087027 A JP2003087027 A JP 2003087027A JP 2001273719 A JP2001273719 A JP 2001273719A JP 2001273719 A JP2001273719 A JP 2001273719A JP 2003087027 A JP2003087027 A JP 2003087027A
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antenna
rear gate
defogger
vehicle
antenna element
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JP2001273719A
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Inventor
Tatsuaki Taniguchi
龍昭 谷口
Kazuo Shigeta
一生 重田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非金属材質からなるリアゲートにおいて、見
栄えの良さと、そのリアゲートに設けられた電装品が動
作することによる受信特性の劣化防止とを両立可能な車
両用アンテナ装置の提供。 【解決手段】 樹脂製のリアゲート1の内部において、
AM/FMアンテナ7は、リアゲート1の垂直方向に延
びる中心線を基準として、デフォッガ3の負電位端子側
にオフセットした位置に配設されており、且つデフォッ
ガ3の給電ラインの布線ルートから離れた位置に配設さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウィンドウに配設
されるアンテナ素子を含む車両用アンテナ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、代表的な車両である自動車の
分野においては、フロントウィンドウ等のウィンドウの
表面にプリント方式またはシール方式で配設され、車両
外の電波(信号波)を受信する、所謂ガラスアンテナが
提案されている。
【0003】このようなガラスアンテナの一例として、
本願出願人による先行する特開平8−84011号に
は、リアウインドウに設けられたデフォッガよりも上方
の領域に、FM波及びAM波受信用のアンテナ素子を設
ける技術が提案されている。
【0004】図8及び図9は、本願出願人が従来より提
案している車両用アンテナ装置の構成を例示する図であ
る。
【0005】図8及び図9において、金属製のリアゲー
ト101は、その上方において、ヒンジ103L,10
3Rによって回動可能に軸支されており、リアウィンド
ウ102には、デフォッガ104が延設されている。そ
して、リアウィンドウ102において、デフォッガ10
4よりも上方の領域には、図8の構成例ではFM波及び
AM波受信用のアンテナ素子105、図9の構成例では
FM波受信用のアンテナ素子106とAM波受信用のア
ンテナ素子107が配設されている。
【0006】そして、図8及び図9に例示する車両用ア
ンテナ装置において、デフォッガ104には、車両上下
方向に延びる導体(デフォッガアンテナ108)が設け
られており、アンテナ素子105(図8)またはアンテ
ナ素子106(図9)と、デフォッガ104とが容量結
合によって電気的に結合することにより、係る導体は、
垂直偏波方式のFM波の受信特性(利得)を大きく改善
するアンテナ素子として機能する。このデフォッガアン
テナ108による受信特性の改善は、アンテナ素子10
5またはアンテナ素子106と、デフォッガ104とを
物理的に結合することによっても享受できる。
【0007】また、上記従来例に提案されたところの、
デフォッガ上方領域に配設されたアンテナ素子(ガラス
アンテナ)の受信特性は、係るデフォッガが設けられた
リアウィンドウを固定するリアゲートの本体の構成部材
が、図8及び図9に例示したように、一般的な金属製で
あることを前提として、基本的な設計がなされている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】係る状況に対して、近
年においては、リアゲートの軽量化を図るべく、樹脂製
のリアゲート構造を実現する技術が、例えば特開平6−
340221号に提案されている。また、特開2001
−102826号には、リアゲートの上縁部に延設され
た樹脂製のリアスポイラーの内部に、周波数帯の異なる
複数のアンテナ素子を設ける技術が提案されている。そ
こで、これらの技術を組み合わせれば、従来はガラスア
ンテナとして存在していたFM波及びAM波受信用のア
ンテナ素子を、樹脂製のリアゲートの内部に配設するこ
とが可能となるため、リアゲート全体の見栄えを良くす
ることができる。しかしながら、従来はデフォッガの縦
方向の配線をもアンテナとして機能してきたところ、見
栄えを優先する場合には、リアゲートの内部のアンテナ
素子と、デフォッガの縦方向の配線とを分離可能となる
ため、垂直偏波の受信特性が不足することになる。
【0009】また、デフォッガは、その動作中に電気的
なノイズを出しているが、そのノイズは、従来は金属製
のリアゲート構造によってシールドされていたところ、
樹脂製のリアゲート構造の場合には、デフォッガの周囲
に電気的な遮蔽物が存在しないことになるので、デフォ
ッガが雑音源として機能することになる。そして、この
場合、デフォッガに印加される電圧は、リアゲートに設
けられるアンテナ素子の受信電波の信号レベルと比較し
てかなり大きなものであるため、デフォッガから発生す
るノイズにより、アンテナ素子の受信特性は悪化する。
特に、AM波の受信特性は、その電波の特性に起因し
て、FM波の受信特性と比較して大きく悪化することに
なる。
【0010】そこで本発明は、非金属材質からなるリア
ゲートにおいて、見栄えの良さと、そのリアゲートに設
けられた電装品が動作することによる受信特性の劣化防
止とを両立可能な車両用アンテナ装置の提供を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車両用アンテナ装置は、以下の構成を
特徴とする。
【0012】即ち、リアゲートに設けられる車両用アン
テナ装置であって、デフォッガ(3)が形成されたリア
ウィンドウ(2)とは別材質の非金属材質からなるリア
ゲート(例えば、樹脂製のリアゲート1,1A,1B)
内部の、該リアウィンドウの上方または下方において、
給電点から給電されると共に、前記リアゲートの垂直方
向に延びる中心線を基準として、前記デフォッガの負電
位端子側にオフセットした位置に配設されたアンテナ素
子(7,7A,7B,12)を備えることを特徴とす
る。
【0013】或いは、同目的を達成する本発明に係る車
両用アンテナ装置の他の構成としては、リアゲートに設
けられる車両用アンテナ装置であって、リアウィンドウ
(2)とは別材質の非金属材質からなるリアゲート(例
えば、樹脂製のリアゲート1,1A,1B)内部の、該
リアウィンドウの上方または下方において、給電点から
給電されると共に、前記リアゲートに設けられた電装品
(例えばリアウィンドウに形成されたデフォッガ3)へ
の給電ライン(5U,5R,5L)の布線ルートから離
間した位置に配設されたアンテナ素子(7,7A,7
B,12)を備えることを特徴とする。
【0014】また、上記他の構成を備える車両用アンテ
ナ装置の好適な実施形態として、前記リアゲートは横開
きタイプのリアゲート(1A,1B)であって、前記ア
ンテナ素子が前記リアウィンドウの上方に配設されてい
る場合において、前記電装品の正電位端子及び負電位端
子へのそれぞれの前記給電ライン(5R,5L)のう
ち、前記リアゲートを横開き可能に軸支するヒンジ(4
RU,4RD,4LU,4LD)側とは反対側の端子へ
の給電ラインの布線ルート(図2、図3)は、前記リア
ウィンドウの下方を通って延設すると良い。
【0015】この場合、好ましくは、前記リアウィンド
ウの下方を通って延設されている布線ルートは、前記電
装品の正電位端子への布線ルート(図2)であって、前
記正電位端子及び負電位端子への布線ルートは、前記リ
アゲートを横開き可能に軸支する2つのヒンジのうち、
下方位置のヒンジ(4RD)に向かって延設され、且つ
前記アンテナ素子(7A)の給電点への給電ライン(6
R)は、上方位置のヒンジ(4RU)に向かって延設す
ると良い。
【0016】尚、上記の何れの構成においても、例え
ば、前記アンテナ素子が少なくともAM波受信用のアン
テナ素子(7,7A,7B,12)として機能する場合
には、前記リアゲートの垂直方向に延びる中心線を基準
として、少なくとも前記アンテナ素子の配設位置とは反
対側に配設されたところの、FM波、TV波、或いはV
ICS波受信用の第2アンテナ素子第2アンテナ素子
(8L,8LA,11)を更に備えると良い。
【0017】
【発明の効果】上記の本発明によれば、非金属材質から
なるリアゲートにおいて、見栄えの良さと、そのリアゲ
ートに設けられた電装品が動作することによる受信特性
の劣化防止とを両立可能な車両用アンテナ装置の提供が
実現する。
【0018】即ち、請求項1によれば、樹脂製のリアゲ
ート(請求項8)の内部にアンテナ素子を設けることに
よって見栄えの良さを実現すると共に、そのアンテナ素
子は、当該リアゲート内において、ノイズの主な発生源
となるデフォッガの正電位端子側とは反対側に配設され
ているので、受信特性の劣化を防止することができる。
【0019】また、請求項2の発明によれば、樹脂製の
リアゲート(請求項8)の内部にアンテナ素子を設ける
ことによって見栄えの良さを実現すると共に、そのアン
テナ素子は、当該リアゲート内において、例えばデフォ
ッガ(請求項3)等の電装品の布線ルートから離れた位
置に配設されているので、当該布線ルートの近傍に配設
した場合と比較して、受信特性の劣化を防止することが
できる。
【0020】また、請求項4の発明によれば、横開きタ
イプのリアゲートにおいて、リアウィンドウを間に挟ん
で、上方にアンテナ素子、下方に給電ラインの布線ルー
トが配されるので、当該布線ルートの近傍にアンテナ素
子を配設した場合と比較して、受信特性の劣化を防止す
ることができる。
【0021】また、請求項5の発明によれば、横開きタ
イプのリアゲートを軸支する上下2つのヒンジにおい
て、アンテナ素子への布線ルートと、電装品への布線ル
ートとを分離することができるので、受信特性の劣化を
より効果的に防止することができる。
【0022】また、請求項6の発明によれば、電装品の
影響を受け易いAM波受信用のアンテナ素子を、デフォ
ッガ等の電装品の主なノイズの発生源から離れた位置に
配設することができ、受信特性の劣化をより効果的に防
止することができる。
【0023】また、請求項7の発明によれば、リアゲー
ト内部の、スペースが限られたリアウィンドウ上方また
は下方の空間を有効活用して、AM波受信用のアンテナ
素子と比較してノイズに強い電波受信用のアンテナ素子
を、受信特性の劣化を招くことなく、複数種類のアンテ
ナを見栄え良く収納することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用アンテ
ナ装置の実施形態を、代表的な車両である自動車に適用
した実施形態として、図面を参照して詳細に説明する。
【0025】[第1の実施形態]図1は、本発明の第1
の実施形態における車両用アンテナ装置の構成を示す図
である。また、図6は、本発明の第1の実施形態におけ
る車両用アンテナ装置のリアゲートへの配設状態を示す
斜視図である。
【0026】図1及び図6において、1は、非金属材質
の一例としてFRP(ガラス繊維強化プラスチック)等
の樹脂材料からなるリアゲートであり、1aは、リアゲ
ート1の樹脂製アウターパネルである。
【0027】本実施形態では、上記の如く樹脂製のリア
ゲート1を例に説明するが、この構成に限られるもので
はない、即ち、非金属材質であれば、電圧に対する高抵
抗材質、絶縁材質乃至略絶縁材質、不導体、或いは非導
電材質乃至弱導電材質を採用することも可能であり、上
記の樹脂材料の他に、例えば、グラスファイバー、カー
ボンファイバー等の素材を採用することもできる(後述
する他の実施形態においても同様である)。
【0028】リアゲート1には、ガラス製(他の材料で
あっても良い)のリアウィンドウ2が取り付けられてお
り、そのリアウィンドウ2には、電装品の一例としての
デフォッガ3が形成されている。リアゲート1は、その
上方においてヒンジ4L,4Rにより、車両20のボデ
ィに対して回動可能に軸支されている。
【0029】デフォッガ3には、その左側に正電位側の
給電端子が設けられ、右側には負電位側の給電端子が設
けられており、リアゲート1の内部には、それら両電極
への給電ライン5Uがヒンジ4Lに向かって延設されて
いる。
【0030】本実施形態において、デフォッガ3の負電
位側の給電端子への給電ラインの布線ルートは、リアウ
ィンドウ2の下方を通ってヒンジ4Lまで延設される構
成であるが、この構成に限られるものではなく、車両2
0のボディに対する閉止を実現するためにリアゲート1
の下方に設けられた金属製のキャッチャー14に接続し
ても良い(後述する他の実施形態においても同様であ
る)。
【0031】リアゲート1の内部において、リアウィン
ドウ2の上方には、AM/FMアンテナ7と、TVアン
テナ8L,8Rとが配設されており、それらのアンテナ
素子への給電ライン6Uがヒンジ4Rに向かって延設さ
れている。
【0032】AM/FMアンテナ7は、AM(振幅変
調: Amplitude Modulation )波と、FM(周波数変
調: Frequency Modulation )波とを受信するためのア
ンテナ素子であって、リアゲート1の垂直方向に延びる
中心線を基準として、デフォッガ3の負電位端子側にオ
フセットした位置に設けられている。即ち、AM/FM
アンテナ7は、リアゲート1(またはデフォッガ3)の
垂直方向に延びる中心線を基準として、デフォッガ3の
負電位端子側の領域内に配設されている。これにより、
AM波を受信するアンテナ素子は一般にデフォッガ3が
発生するノイズの影響を受け易いところ、本実施形態で
は、AM/FMアンテナ7を、デフォッガ3の主なノイ
ズの発生源となる正電位端子及びその端子への給電ライ
ンから離れた位置に配設することができるので、AM波
の受信特性の劣化をより効果的に防止することができ
る。
【0033】TVアンテナ8L,8Rは、テレビジョン
放送を受信するためのループ形状のアンテナ素子であっ
て、AM波受信用のアンテナ素子と比較してノイズに強
い電波受信用のアンテナ素子なので、リアゲート1の垂
直方向に延びる中心線を基準として、左右に1つずつ設
けられている。尚、TVアンテナは1つであっても良
く、TVアンテナの代わりに、VICS(道路交通情
報)信号受信用のアンテナ素子を配設しても良い。
【0034】また、デフォッガ3の領域内には、垂直方
向に延びる導体(デフォッガアンテナ9)が配線されて
おり、この導体は、その上方に位置するAM/FMアン
テナ7の、略水平方向に延びる水平アンテナ素子との容
量結合によって電気的な結合状態を採る。これにより、
リアゲート1の組み立てを容易にすることができ、デフ
ォッガアンテナ9は、AM/FMアンテナ7と共に、垂
直偏波方式のFM波を受信して好適な1つ(1組)のア
ンテナとして機能する。
【0035】また、AM/FMアンテナ7は、略水平方
向に延びる水平アンテナ素子を含むので、垂直偏波方式
のFM波だけではなく、水平偏波方式のFM波を効率良
く受信することができる。
【0036】尚、上述した本実施形態では、リアウィン
ドウ2の上方にAM/FMアンテナ7とTVアンテナ8
L,8Rとを配置し、負電位側の給電端子への給電ライ
ンの布線ルートを、リアウィンドウ2の下方を通る構成
としたが、係る構成を逆にすることにより、AM/FM
アンテナ7とTVアンテナ8L,8Rとをリアウィンド
ウ2の下方に配置し、負電位側の給電端子への給電ライ
ンの布線ルートを、リアウィンドウ2の上方にする構成
を実現しても良い(後述する他の実施形態においても同
様である)。
【0037】上述した本実施形態によれば、リアゲート
1の内部の、スペースが限られたリアウィンドウ上方ま
たは下方の空間を有効活用して、AM/FMアンテナ7
とTVアンテナ8L,8Rとを配設することによって、
リアゲート全体の見栄えの良さを実現することができ
る。
【0038】そして、係る構造において、AM/FMア
ンテナ7は、リアゲート1の内部において、デフォッガ
3の正電位端子側とは反対側に配設されており、且つデ
フォッガ3の給電ラインの布線ルートから離れた位置に
配設されている。即ち、リアゲート1の内部において、
AM/FMアンテナ7と、デフォッガ3の給電ラインの
布線ルート(特に、ヒンジ周辺)とは、リアゲート1或
いはデフォッガ3の垂直方向に延びる中心線を基準とし
て、それぞれ異なる側に配置される。これにより、デフ
ォッガ3の主なノイズの発生源となる正電位端子及びそ
の端子への給電ラインから離れた位置に配設することが
でき、当該正電位端子または布線ルートの近傍に配設し
た場合と比較して、受信特性の劣化を防止することがで
きる。
【0039】また、本実施形態では、AM/FMアンテ
ナ7と、デフォッガアンテナ9とが容量結合によって1
つのアンテナとして機能することにより、より良好な受
信特性を実現することができる。
【0040】[第2の実施形態]次に、上述した第1の
実施形態に係る車両用アンテナ装置を基本とする第2の
実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実
施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、
本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0041】図2は、本発明の第2の実施形態における
車両用アンテナ装置の構成を示す図である。
【0042】同図において、樹脂製のリアゲート1A
は、横開き式のリアゲートであって、リアゲート1Aの
右側面においてヒンジ4RU,4RDによって、車両2
0のボディに対して回動可能に軸支されている。
【0043】また、リアゲート1Aの内部には、第1の
実施形態にて上述した車両用アンテナ装置の構成(図
1)におけるAM/FMアンテナ7の代わりに、リアゲ
ート1の垂直方向に延びる中心線を基準として、デフォ
ッガ3の負電位端子側にオフセットした同様な位置に、
AM/FMアンテナ7Aが内蔵されている。
【0044】また、リアゲート1Aの内部には、第1の
実施形態と同様なTVアンテナ8Lと、第1の実施形態
にて上述した車両用アンテナ装置の構成(図1)におけ
るTVアンテナ8Rとは給電点の位置が異なるTVアン
テナ8Aとが内蔵されている。
【0045】本実施形態において、AM/FMアンテナ
7Aと、TVアンテナ8L及びTVアンテナ8Aとの給
電ライン6Rは、上側のヒンジ4RUに向かって延設さ
れている。そして、デフォッガ3の正電位端子及び負電
位端子へのそれぞれの給電ライン5Rのうち、ヒンジ4
RU,4RD側とは反対側の正電位端子への給電ライン
の布線ルートは、リアウィンドウ2の下方を通って、下
側のヒンジ4RDに向かって延設されている。
【0046】このような本実施形態によれば、第1の実
施形態と同様に、非金属材質からなるリアゲートにおい
て見栄えの良さと、垂直偏波方式のFM波だけではな
く、水平偏波方式のFM波の効率的な受信とを実現でき
るのに加えて、本実施形態では、リアウィンドウ2を間
に挟んで、上方にアンテナ素子、下方に給電ラインの布
線ルートが配されるので、当該布線ルートの近傍にアン
テナ素子を配設した場合と比較して、受信特性の劣化を
防止することができる。
【0047】特に、デフォッガ3が発生するノイズの影
響を受け易いAM/FMアンテナ7A(特にAM波を受
信する場合)を、デフォッガ3の主なノイズの発生源と
なる正電位端子及びその端子への給電ラインから、第1
の実施形態と比較して更に離れた位置に配設することが
できるので、AM波の受信特性の劣化をより効果的に防
止することができる。
【0048】[第3の実施形態]次に、上述した第1及
び第2の実施形態に係る車両用アンテナ装置を基本とす
る第3の実施形態を説明する。以下の説明においては、
第1及び第2の実施形態と同様な構成については重複す
る説明を省略し、本実施形態における特徴的な部分を中
心に説明する。
【0049】図3は、本発明の第3の実施形態における
車両用アンテナ装置の構成を示す図である。
【0050】本実施形態において、樹脂製のリアゲート
1Bは、同図に示すように、横開き式のリアゲートであ
って、リアゲート1Bの左側面においてヒンジ4LU,
4LDによって、車両20のボディに対して回動可能に
軸支されている。
【0051】また、リアゲート1Bの内部には、第2の
実施形態にて上述した車両用アンテナ装置の構成(図
2)におけるAM/FMアンテナ7Aの代わりに、リア
ゲート1の垂直方向に延びる中心線を基準として、デフ
ォッガ3の負電位端子側にオフセットした同様な位置
に、第1の実施形態(図1)と同様にAM/FMアンテ
ナ7が内蔵されている。即ち、AM/FMアンテナ7
は、リアゲート1(またはデフォッガ3)の垂直方向に
延びる中心線を基準として、デフォッガ3の負電位端子
側の領域内に配設されている。
【0052】また、リアゲート1Bの内部には、第1の
実施形態と同様なTVアンテナ8Rと、第2の実施形態
にて上述した車両用アンテナ装置の構成(図2)におけ
るTVアンテナ8Lとは給電点の位置が異なるTVアン
テナ8LAとが内蔵されている。
【0053】本実施形態において、AM/FMアンテナ
7と、TVアンテナ8LA及びTVアンテナ8Aとの給
電ライン6Lは、上側のヒンジ4LUに向かって延設さ
れている。そして、デフォッガ3の正電位端子及び負電
位端子へのそれぞれの給電ライン5Lのうち、ヒンジ4
LU,4LD側とは反対側の負電位端子への給電ライン
の布線ルートは、リアウィンドウ2の下方を通って、下
側のヒンジ4LDに向かって延設されている。
【0054】このような本実施形態によれば、第2の実
施形態と同様に、非金属材質からなるリアゲートにおい
て見栄えの良さを実現できるのに加えて、リアウィンド
ウ2を間に挟んで、上方にアンテナ素子、下方に給電ラ
インの布線ルートが配されるので、当該布線ルートの近
傍にアンテナ素子を配設した場合と比較して、受信特性
の劣化を防止することができる。
【0055】特に、デフォッガ3が発生するノイズの影
響を受け易いAM/FMアンテナ7(特にAM波を受信
する場合)を、デフォッガ3の主なノイズの発生源とな
る正電位端子及びその端子への給電ラインから、第1の
実施形態と比較して更に離れた位置に配設することがで
きるので、AM波の受信特性の劣化をより効果的に防止
することができる。
【0056】[第4の実施形態]次に、上述した第1の
実施形態に係る車両用アンテナ装置を基本とする第4の
実施形態を説明する。以下の説明においては、第1の実
施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、
本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0057】図4は、本発明の第4の実施形態における
車両用アンテナ装置の構成を示す図であり、樹脂製のリ
アゲート1の内部には、第1の実施形態にて上述した車
両用アンテナ装置の構成(図1)におけるAM/FMア
ンテナ7の代わりに、FMアンテナ11と、AMアンテ
ナ12とが個別に配設されている。
【0058】即ち、リアゲート1の内部において、リア
ウィンドウ2の上方には、AM波を受信するためのAM
アンテナ12と、FM波を受信するためのFMアンテナ
11とが配設されており、それらのアンテナ素子への給
電ライン6Uがヒンジ4Rに向かって延設されている。
尚、本実施形態においてもTVアンテナを設けても良
い。
【0059】本実施形態において、AMアンテナ12
は、ループ形状のアンテナ素子であって、リアゲート1
の垂直方向に延びる中心線を基準として、デフォッガ3
の負電位端子側にオフセットした位置に設けられてい
る。即ち、AMアンテナ12は、リアゲート1(または
デフォッガ3)の垂直方向に延びる中心線を基準とし
て、デフォッガ3の負電位端子側の領域内に配設されて
いる。これにより、デフォッガ3が発生するノイズの影
響を受け易いAMアンテナ12を、デフォッガ3の主な
ノイズの発生源となる正電位端子及びその端子への給電
ラインから離れた位置に配設することができる。即ち、
リアゲート1の内部において、AMアンテナ12と、デ
フォッガ3の給電ラインの布線ルート(特に、ヒンジ周
辺)とは、リアゲート1或いはデフォッガ3の垂直方向
に延びる中心線を基準として、それぞれ異なる側に配置
されるので、AM波の受信特性の劣化をより効果的に防
止することができる。
【0060】一方、FMアンテナ11は、リアゲート1
の垂直方向に延びる中心線付近に設けられているが、従
来例として図9に示したFMアンテナ106と同様に、
正電位端子側にオフセットした位置に配設しても良い
(後述する他の実施形態においても同様である)。
【0061】また、リアウィンドウ2のデフォッガ3の
上方には、工の字状のアンテナ素子(ガラスアンテナ)
10Aが配設されており、本実施形態において、ガラス
アンテナ10AとFMアンテナ11とは、物理的な結合
を要しない容量結合によって電気的な結合状態を採る。
これにより、リアゲート1の組み立てを容易にすること
ができる。ここで、ガラスアンテナ10Aは、プリント
方式またはシール方式の何れの方式であっても良い。
【0062】また、デフォッガ3の領域内には、垂直方
向に延びる導体(デフォッガアンテナ9)が配線されて
おり、この導体は、その上方に位置するガラスアンテナ
10Aとの容量結合によって電気的な結合状態を採る。
これにより、リアゲート1の組み立てを容易にすること
ができ、デフォッガアンテナ9は、FMアンテナ11及
びガラスアンテナ10Aと共に、垂直偏波方式のFM波
を受信して好適な1つ(1組)のアンテナとして機能す
る。
【0063】尚、上述した本実施形態では、FMアンテ
ナ11とガラスアンテナ10A、ガラスアンテナ10A
とデフォッガアンテナ9がそれぞれ容量結合によって電
気的に結合する構成としたが、これらの結合箇所は、何
れか一方または両方共に、物理的な結合をなす構成とし
ても良い(後述する他の実施形態においても同様であ
る)。
【0064】また、容量結合の構造には、図7に例示す
るように、ガラスアンテナ10Aとデフォッガ3(デフ
ォッガアンテナ9)とがリアウィンドウ2上において所
定距離だけ離れた状態で配設される構造や、リアゲート
1に内蔵されるFMアンテナの下方の端部を延長した構
造として、絶縁部材13を挟んで、そのFMアンテナ
(11A)とガラスアンテナ10Aとを固定する構造等
が挙げられる。また、後者の場合、絶縁部材13に導電
性の部材を採用すれば、物理的な結合構造も実現するこ
とができる。
【0065】尚、上述した本実施形態では、リアウィン
ドウ2の上方にAMアンテナ12とFMアンテナ11と
を配置し、負電位側の給電端子への給電ラインの布線ル
ートを、リアウィンドウ2の下方を通る構成としたが、
係る構成を逆にすることにより、AMアンテナ12とF
Mアンテナ11とをリアウィンドウ2の下方に配置し、
負電位側の給電端子への給電ラインの布線ルートを、リ
アウィンドウ2の上方にする構成を実現しても良い(後
述する他の実施形態においても同様である)。但し、こ
の場合、ガラスアンテナ10Aの位置は、リアウィンド
ウ2の下方が好ましい。
【0066】上述した本実施形態によれば、AMアンテ
ナ12によって上記の如くAM波の受信特性の劣化をよ
り効果的に防止することができると共に、リアウインド
ウ2において、FMアンテナ11、ガラスアンテナ10
A、並びにデフォッガアンテナ9が1つのアンテナとし
て機能することにより、より良好な受信特性を実現する
ことができる。ここで、デフォッガ3の上方には、上述
した他の実施形態とは異なり、ガラスアンテナ10Aが
存在することにはなるが、その形状はシンプルなもので
あり、樹脂製リアゲートを採用することによって実現さ
れる見栄えの良さを損なうものではない。
【0067】尚、リアウィンドウ2にデフォッガ3が配
設されていない場合には、FMアンテナ11とガラスア
ンテナ10Aとだけにより、垂直偏波方式のFM波を受
信するアンテナを実現することができ、この場合、リア
ウィンドウ2には、ガラスアンテナ10Aだけが露出す
る構成となるので、見栄えの良さと、良好な受信特性と
を実現することができる。
【0068】[第5の実施形態]次に、上述した第4の
実施形態に係る車両用アンテナ装置を基本とする第5の
実施形態を説明する。以下の説明においては、第4の実
施形態と同様な構成については重複する説明を省略し、
本実施形態における特徴的な部分を中心に説明する。
【0069】図5は、本発明の第5の実施形態における
車両用アンテナ装置の構成を示す図であり、第4の実施
形態にて上述した車両用アンテナ装置の構成(図4)に
おけるガラスアンテナ10Aの代わりに、リアウィンド
ウ2には、矩形状のガラスアンテナ10Bが配設されて
いる。ガラスアンテナ10Bには、プリント方式または
シール方式のロの字状の導体、或いは、シール方式の矩
形状の導体板を採用することができる。
【0070】このようなガラスアンテナ10Bを採用す
る本実施形態によっても、第4の実施形態と同様に、非
金属材質からなるリアゲートにおいて見栄えの良さと良
好な受信特性とを実現することができる。
【0071】以上説明した各実施形態によれば、非金属
材質からなるリアゲートにおいて、見栄えの良さと、そ
のリアゲートに設けられた電装品が動作することによる
受信特性の劣化防止とを両立可能な車両用アンテナ装置
の提供を実現することができる。
【0072】尚、上述した各実施形態では、電波の受信
特性に悪影響を及ぼす電装品の一例として、リアウィン
ドウ2上のデフォッガ3を挙げて説明したが、これに限
られるものではなく、上述した各実施形態による効果
は、非金属材質からなるリアゲートの内部に実装される
ところの、電動機を含むリアウィンドウ昇降モジュー
ル、ライセンスプレート照明用のランプ等の電装品の場
合であっても同様に享受できる。
【0073】また、上述した各実施形態において、アン
テナ全体として十分な利得を得られるのであれば、図1
乃至図7に示したアンテナ構造において、デフォッガ3
の領域内に設けられたデフォッガアンテナ9は、省略す
ることができる。更に、この場合、図4及び図7に示す
工の字状のガラスアンテナ10Aにおいては、下側の水
平方向アンテナ素子を省略した構造(即ち、T字状のガ
ラスアンテナ素子)を採用しても良い。
【0074】また、上述した各実施形態では、リアゲー
ト1の内部に設けられたアンテナ素子と、リアウィンド
ウ2に設けられたガラスアンテナ素子とからなるアンテ
ナ構造を説明したが、係る構造に限られるものではな
く、上述した各実施形態に係るアンテナ構造は、リアゲ
ート一体型のスポイラーの内部に設けられたアンテナ素
子と、リアウィンドウに設けられたガラスアンテナ素子
とからなるアンテナ構造にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における車両用アンテ
ナ装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施形態における車両用アンテ
ナ装置の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施形態における車両用アンテ
ナ装置の構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施形態における車両用アンテ
ナ装置の構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施形態における車両用アンテ
ナ装置の構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における車両用アンテ
ナ装置のリアゲートへの配設状態を示す斜視図である。
【図7】リアウィンドウ2の上方において、ガラスアン
テナ10Aによる容量結合を介して、複数部材によるF
Mアンテナが形成された状態を例示する図である。
【図8】本願出願人が従来より提案している車両用アン
テナ装置の構成を例示する図である。
【図9】本願出願人が従来より提案している車両用アン
テナ装置の構成を例示する図である。
【符号の説明】
1,1A,1B:樹脂製リアゲート, 1a:リアゲートアウター, 2,102:リアウィンドウ, 3,104:デフォッガ, 4L,4R,4RU,4RD,4LU,4LD,103
L,103R:ヒンジ, 5U,5R,5L:デフォッガ給電ライン, 6U,6R,6L:アンテナ給電ライン, 7,7A,105:AM/FMアンテナ, 8L,8R,8RA,8LA:TVアンテナ, 9,108:デフォッガアンテナ, 10A,10B:ガラスアンテナ, 11,11A,106:FMアンテナ, 12,107:AMアンテナ, 13:絶縁部材, 14:キャッチャー, 20:車両, 101:金属製リアゲート,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D020 BA13 BC07 BD05 5J046 AA04 AA12 AB17 LA05 LA07 LA20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リアゲートに設けられる車両用アンテナ
    装置であって、 デフォッガが形成されたリアウィンドウとは別材質の非
    金属材質からなるリアゲート内部の、該リアウィンドウ
    の上方または下方において、給電点から給電されると共
    に、前記リアゲートの垂直方向に延びる中心線を基準と
    して、前記デフォッガの負電位端子側にオフセットした
    位置に配設されたアンテナ素子を備えることを特徴とす
    る車両用アンテナ装置。
  2. 【請求項2】 リアゲートに設けられる車両用アンテナ
    装置であって、 リアウィンドウとは別材質の非金属材質からなるリアゲ
    ート内部の、該リアウィンドウの上方または下方におい
    て、給電点から給電されると共に、前記リアゲートに設
    けられた電装品への給電ラインの布線ルートから離間し
    た位置に配設されたアンテナ素子を備えることを特徴と
    する車両用アンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記電装品は、前記リアウィンドウに形
    成されたデフォッガであることを特徴とする請求項2記
    載の車両用アンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記リアゲートは横開きタイプのリアゲ
    ートであって、前記アンテナ素子が前記リアウィンドウ
    の上方に配設されている場合において、 前記電装品の正電位端子及び負電位端子へのそれぞれの
    前記給電ラインのうち、前記リアゲートを横開き可能に
    軸支するヒンジ側とは反対側の端子への給電ラインの布
    線ルートは、前記リアウィンドウの下方を通って延設さ
    れていることを特徴とする請求項2または請求項3記載
    の車両用アンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記リアウィンドウの下方を通って延設
    されている布線ルートは、前記電装品の正電位端子への
    布線ルートであって、 前記正電位端子及び負電位端子への布線ルートは、前記
    リアゲートを横開き可能に軸支する2つのヒンジのう
    ち、下方位置のヒンジに向かって延設され、且つ前記ア
    ンテナ素子の給電点への給電ラインは、上方位置のヒン
    ジに向かって延設されていることを特徴とする請求項4
    記載の車両用アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記アンテナ素子は、少なくともAM波
    受信用のアンテナ素子として機能することを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の車両用アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記リアゲートの垂直方向に延びる中心
    線を基準として、少なくとも前記アンテナ素子の配設位
    置とは反対側に配設されたところの、FM波、TV波、
    或いはVICS波受信用の第2アンテナ素子を更に備え
    ることを特徴とする請求項6記載の車両用アンテナ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記非金属材質からなるリアゲートは、
    樹脂製のリアゲートであることを特徴とする請求項1乃
    至請求項7の何れかに記載の車両用アンテナ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7719475B2 (en) 2003-12-17 2010-05-18 Robert Bosch Gmbh Window-integrated antenna in vehicles

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