JP2003086661A - サセプタの欠陥検出方法 - Google Patents

サセプタの欠陥検出方法

Info

Publication number
JP2003086661A
JP2003086661A JP2001278361A JP2001278361A JP2003086661A JP 2003086661 A JP2003086661 A JP 2003086661A JP 2001278361 A JP2001278361 A JP 2001278361A JP 2001278361 A JP2001278361 A JP 2001278361A JP 2003086661 A JP2003086661 A JP 2003086661A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
susceptor
wafer
defect
sic film
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001278361A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Nishimura
貴志 西村
Toshiaki Ono
敏明 小野
Eiji Yamanaka
英二 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Tokin Corp filed Critical NEC Tokin Corp
Priority to JP2001278361A priority Critical patent/JP2003086661A/ja
Publication of JP2003086661A publication Critical patent/JP2003086661A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 サセプタ表面を被覆しているSiC膜の欠陥
を、従来の目視レベルでは発見できない時期に、簡単に
かつ確実に検出でき、そのため、Siウェハーを効率的
に生産でき、その上、特性不良が発生せず、歩留が向上
するサセプタの欠陥検出方法を提供する。 【解決手段】 SiC膜2で表面が被覆されたサセプタ
本体1上に、ダミーウエハー4aの鏡面仕上げされた面
Mを、サセプタ本体1の表面に向けて密着、載置して加
熱し、鏡面仕上げされた面M内にCを侵入させた後、引
き続き酸化性雰囲気中で加熱し、Cを気体化して離脱さ
せ、ダミーウエハー4aに生じたC原子進入部分
11、P12を確認することにより、サセプタ本体1
のピンホールP、欠陥部Pの有無を確認する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、Si(シリコン)
等の半導体単結晶基板(以下、Siウェハーと称する)
上への気相成長等で用いられる高周波誘導加熱炉用サセ
プタにおける欠陥検出方法に関わり、特に、カーボンサ
セプタの表面を被覆しているSiC膜のピンホール等の
欠陥を検出する方法に関わるものである。 【0002】 【従来の技術】従来、単結晶を気相成長させるのに用い
られるカーボンサセプタは、製品であるSiウェハーの
処理が終了する毎に、Siウェハーの裏面を目視で外観
検査する等の方法でその品質を確認していた。 【0003】しかし、このような従来の方法では、目視
で確認できない微細なピンホールは見逃してしまい、製
品特性の異常が現れた後しばらく経って、目視で確認で
きる程度にピンホールが大きくなるまで何ら手を打つこ
となく使用し続けるのが一般的であった。 【0004】このような従来の方法では、ピンホールを
通してSiウェハーの裏面に進入したサセプタ素材であ
るC(カーボン)原子がSiウェハー内を拡散し、結果
的に製品素子の特性に影響し、歩留まり低下の原因とな
っていた。 【0005】図2に、従来のカーボンサセプタとそれを
用いたSiウェハー上への気相成長時の状態について説
明する断面図を示す。 【0006】図2(a)は、カーボンサセプタの概略を
示す断面図である。サセプタ本体1の表面全体がSiC
膜2で被覆されている。図2(b)は、SiC膜2に欠
陥が生じた状態の概略を示す断面図である。完全に開孔
しているピンホールPと膜厚が目減して、やがてピン
ホールになってしまう欠陥部Pを示している。 【0007】図2(c)は、図2(b)のサセプタを用
いて製品であるSiウェハー4を気相成長した時の概略
を示す断面図である。ワークコイル3に高周波電流を通
電し、そこから発生し、サセプタ面に垂直な方向に作用
する磁界によって誘起される渦電流によりサセプタが発
熱し、密着、載置されているSiウェハー4が加熱され
ている。 【0008】ここで、SiC膜2のピンホールP及び
欠陥部Pに対向したSiウェハー4の裏面にサセプタ
本体の素材であるC原子が進入し、図3に示すように、
Siウェハーを汚染する。欠陥部Pの方は、しばらく
の間は異常を発生させないが、使用しているうちにSi
C膜が目減りするにつれ、C原子が飛び出すようにな
る。 【0009】これらC原子は、ウェハー裏面から上方、
即ち、素子の能動領域に向かって、製造プロセスの特に
酸化や不純物拡散等の高温熱処理工程の進行とともに拡
散して行く。その結果、素子構造に悪影響を及ぼし特性
不良を引き起こす。 【0010】また、新規購入サセプタの受け入れ検査に
おいても、目視で確認できる程度のピンホールやクラッ
クは見つけにくく、一定の枯らしをするだけで、Siウ
ェハーを処理し、そこで初めて納入品の善し悪しがわか
るというのが一般的であった。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記従来の問題点を克服し、サセプタ表面を被覆している
SiC膜の欠陥を、従来の目視レベルでは発見できない
時期に、簡単にかつ確実に検出でき、そのため、Siウ
ェハーを効率的に生産でき、その上、特性不良が発生せ
ず、歩留が向上するサセプタの欠陥検出方法を提供する
ことである。 【0012】 【課題を解決するための手段】本発明は、熱処理によっ
てサセプタの表面のSiC膜のピンホールやクラック等
の欠陥部分を通して、鏡面仕上げされたダミーウェハー
の表面にC原子を積極的に進入させてから、酸化性雰囲
気で熱処理を施し、進入したC原子をCO化すること
により離脱させ、微細なピンホール等の欠陥と鏡面にコ
ントラストを付けて検出することによって上記従来の課
題を解決しようとするものである。 【0013】即ち、本発明は、SiCで表面が被覆され
たサセプタ上に、ダミーとなる半導体基板の鏡面仕上げ
された面を、前記サセプタの表面に向けて密着、載置し
て加熱し、Cを前記鏡面仕上げされた面内に侵入させた
後、引き続き酸化性雰囲気中で加熱し、Cを気体化して
離脱させ、前記半導体基板に生じた欠陥を確認すること
により前記サセプタの欠陥の有無を確認することを特徴
とするサセプタの欠陥検出方法である。 【0014】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態を説明する。 【0015】図1は、本発明の実施の形態におけるサセ
プタの欠陥検出方法の説明図であり、図1(a)は、S
iC膜に欠陥を有するサセプタにダミーウェハーを載置
する状態を示す断面図、図1(b)は、ダミーウェハー
にC原子を侵入させた状態を示す断面図、図1(c)
は、酸化処理したダミーウェハーの鏡面の状態を示す平
面図である。 【0016】まず、図1(a)に示すように、SiC膜
2に欠陥を持ったサセプタ本体1の表面に、ダミーウェ
ハー4aを鏡面仕上げされた面Mをサセプタ本体1側に
向けて密着、載置する。 【0017】次に、図1(b)に示すように、図1
(a)の状態でH雰囲気中、1000〜1150℃の
温度で5〜10分程度加熱処理を施し、C原子をダミー
ウェハー4aの鏡面仕上げされた面M内に積極的に進入
させる。P11、P12がC原子進入部分であるが、こ
の時点では微少なピンホールを目視確認することは困難
である。 【0018】更に、図1(c)に示すように、図1
(b)の状態のダミーウェハー4aを更に、O雰囲気
中、1000〜1100℃の温度で酸化処理を施し、C
原子侵入部分P11、P12のC原子をCO分子化
(気体化)しダミーウェハー4aの表面から離脱させる
ことにより、コントラストを付けたため、目視でも容易
に確認できる。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のサセプタ
の欠陥検出方法を用いることによって、サセプタの表面
を被覆しているSiC膜の微小な欠陥の存在を、ダミー
ウェハーの鏡面を目視観察することで、簡単かつ確実に
検出することが可能となり、欠陥が増大するまで、いた
ずらに不良要因を抱えながら生産を続けることもなく、
効率的な生産と歩留まりの向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態におけるサセプタの欠陥検
出方法の説明図。図1(a)は、SiC膜に欠陥を有す
るサセプタにダミーウェハーを載置する状態を示す断面
図。図1(b)は、ダミーウェハーにC原子を侵入させ
た状態を示す断面図。図1(c)は、酸化処理したダミ
ーウェハーの鏡面の状態を示す平面図。 【図2】従来のカーボンサセプタとそれを用いたSiウ
ェハー上への気相成長時の状態について説明する断面
図。図2(a)は、カーボンサセプタの概略を示す断面
図。図2(b)は、カーボンサセプタのSiC膜に欠陥
が生じた状態を示す断面図。図2(c)は、図2(b)
のカーボンサセプタを用いてSiウェハーを気相成長し
た時の概略を示す断面図。 【図3】カーボンがSiウェハーを汚染した状態を示す
側面図。 【符号の説明】 1 サセプタ本体 2 SiC膜 3 ワークコイル 4 Siウェハー 4a ダミーウェハー 5 SiO膜 B ウェハー裏面 Pピンホール P 欠陥部 P11 C原子進入部分 P12 C原子進入部分 M 鏡面仕上げされた面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F031 HA01 HA10 JA45 5F045 AB02 AF03 BB20 EC05 EM02

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 SiCで表面が被覆されたサセプタ上
    に、ダミーとなる半導体基板の鏡面仕上げされた面を、
    前記サセプタの表面に向けて密着、載置して加熱し、C
    を前記鏡面仕上げされた面内に侵入させた後、引き続き
    酸化性雰囲気中で加熱し、Cを気体化して離脱させ、前
    記半導体基板に生じた欠陥を確認することにより前記サ
    セプタの欠陥の有無を確認することを特徴とするサセプ
    タの欠陥検出方法。
JP2001278361A 2001-09-13 2001-09-13 サセプタの欠陥検出方法 Pending JP2003086661A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001278361A JP2003086661A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 サセプタの欠陥検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001278361A JP2003086661A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 サセプタの欠陥検出方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003086661A true JP2003086661A (ja) 2003-03-20

Family

ID=19102746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001278361A Pending JP2003086661A (ja) 2001-09-13 2001-09-13 サセプタの欠陥検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003086661A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288315A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Shin Etsu Handotai Co Ltd SiC被覆のピンホール有無判定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008288315A (ja) * 2007-05-16 2008-11-27 Shin Etsu Handotai Co Ltd SiC被覆のピンホール有無判定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5932048A (en) Method of fabricating direct-bonded semiconductor wafers
JP5940238B2 (ja) シリコンウエハの製造方法
JPH09260619A (ja) Soi基板及びその製造方法
US6251693B1 (en) Semiconductor processing methods and semiconductor defect detection methods
JP5099024B2 (ja) エピタキシャルウエーハの製造方法及び半導体装置の製造方法
JP2003086661A (ja) サセプタの欠陥検出方法
JPH11354761A (ja) Soi基板及びその製造方法
JP2007242972A (ja) Soiウェーハの製造方法
US20120299156A1 (en) Wafer processing method
JP2022152644A (ja) 半導体製造装置および半導体装置の製造方法
KR20130079745A (ko) 웨이퍼의 처리 방법
JP2007080958A (ja) エピタキシャルウエーハの製造方法及びそれにより製造されたエピタキシャルウエーハ
JP4239324B2 (ja) 張り合わせsoiウェーハの製造方法
JP4617751B2 (ja) シリコンウェーハおよびその製造方法
JP2005159013A (ja) シリコン単結晶の検査方法及びシリコンウエーハの製造方法、並びにエピタキシャルウエーハの製造方法
JP2675691B2 (ja) 半導体素子形成用基板の製造方法
TW201009945A (en) Silicon wafer and production method thereof
TWI741955B (zh) 處理碳化矽晶圓的方法
JPH05152304A (ja) 半導体基板の製造方法
TWI236724B (en) Method of wafer defect monitoring
JPH08167640A (ja) 異物管理用半導体基板
JP4177293B2 (ja) 半導体接合ウエハ
JP2652344B2 (ja) シリコンウエーハ
JP2652346B2 (ja) シリコンウエーハの製造方法
JP3948156B2 (ja) 張り合わせ基板の製造方法