JP2003085849A - ローディング機構 - Google Patents

ローディング機構

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JP2003085849A
JP2003085849A JP2001273623A JP2001273623A JP2003085849A JP 2003085849 A JP2003085849 A JP 2003085849A JP 2001273623 A JP2001273623 A JP 2001273623A JP 2001273623 A JP2001273623 A JP 2001273623A JP 2003085849 A JP2003085849 A JP 2003085849A
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Japan
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drive
rotor
ring
loading mechanism
axial direction
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Withdrawn
Application number
JP2001273623A
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English (en)
Inventor
Kazuya Tamura
和也 田村
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/04Magazines; Cassettes for webs or filaments
    • G11B23/08Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends
    • G11B23/107Magazines; Cassettes for webs or filaments for housing webs or filaments having two distinct ends using one reel or core, one end of the record carrier coming out of the magazine or cassette
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/60Guiding record carrier
    • G11B15/66Threading; Loading; Automatic self-loading
    • G11B15/67Threading; Loading; Automatic self-loading by extracting end of record carrier from container or spool

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドライブリングをプレス品にすることでコス
トの大幅な低下を可能にしたローディング機構を提供す
ること。 【解決手段】 サプライリールモータ(60)を搭載し
たテープドライブ(10)に、サプライリールを内蔵し
たテープカートリッジが挿入されたときに、サプライリ
ールにサプライリールモータを係合させるためのローデ
ィング機構(100)において、ドライブギヤ(12
0)を昇降動作させるドライブリング(160)を、リ
ング状板部材にプレス加工を施すことにより作った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はDLT(Digital Li
near Tape)やLTO(Linear Tape Open)に代表され
るリニアテープストレージシステムのような磁気記録再
生装置に関し、特にテープカートリッジのリールハブ
に、サプライリールモータの駆動力を伝えるためのロー
ディング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のリニアテープストレージシステ
ム(磁気記録再生装置)は、コンピュータシステムのバ
ックアップ用として開発され、従来から種々のものが提
案されている。例えば、DLTとしてのデジタル線形テ
ープドライブは、特開平9−198639号公報などに
開示されている。
【0003】デジタル線形テープドライブ(以下、単に
「駆動装置」や「テープドライブ」、「ドライブ」とも
呼ぶ。)は、単一のリール(サプライリール)を持つテ
ープカートリッジ(以下、単に「カートリッジ」とも呼
ぶ。)を受けるためのものであり、その内部にテイクア
ップリールを内蔵している。テープカートリッジが駆動
装置に装着されると、テープカートリッジから磁気テー
プが引き出され、ヘッドガイドアセンブリ(HGA)を
介してテイクアップリールで巻き取られる。ヘッドガイ
ドアセンブリは、テープカートリッジから引き出された
磁気テープ(以下、単に「テープ」とも呼ぶ。)を磁気
ヘッドに案内するためのものである。磁気ヘッドは、当
該テープとの間で情報を交換する。ヘッドガイドアセン
ブリは、一般に、ブーメラン状の形をしたアルミニウム
製のプレートと、ベアリングを使用した6個の大きなガ
イドローラとで構成される。
【0004】尚、ヘッドガイドアセンブリは、テープガ
イドアセンブリとも呼ばれ、それは、例えば、特表平9
−500753号公報に開示されている。また、ガイド
ローラの一例は、特開2000−100025号公報に
開示されている。
【0005】一般に、テープドライブは、例えば、特表
2000−501547号公報に記載されているよう
に、共通のベースを有する略直方体形状のハウジングを
含む。ベースは2つのスピンドルモータ(リールモー
タ)を有する。第1のスピンドルモータは、ベースに永
久的に取り付けられたスプール(テイクアップリール)
を有し、そのスプールは、比較的高速で流れる磁気テー
プを受けるように大きさが定められている。第2のスピ
ンドルモータ(リールモータ)は取外し可能なテープカ
ートリッジを受けるように適合される。第1のスピンド
ルモータ(リールモータ)はテイクアップリールモータ
と呼ばれる一方、第2のスピンドルモータ(リールモー
タ)はサプライリールモータと呼ばれる。取外し可能な
テープカートリッジは、ドライブのハウジングに形成さ
れたスロットを通してドライブの中に手動で、または自
動的に挿入される。テープカートリッジをスロットの中
に挿入すると、カートリッジは第2のスピンドルモータ
(リールモータ)と係合する。第1および第2のスピン
ドルモータ(リールモータ)を回転する前に、機械的な
バックリング機構によってテープカートリッジは永久的
に取付けられたスプール(テイクアップリール)に接続
される。テープカートリッジと永久スプールとの間に位
置づけられた多くのローラ(ガイドローラ)は、テープ
カートリッジと永久に取付けられたスプールとの間を磁
気テープが比較的高速で前後に移動する際にそれを案内
する。
【0006】このような構成のデジタル線形テープドラ
イブでは、テイクアップリールがテープをサプライリー
ルから引っ張るための装置が必要である。そのような引
っ張り装置は、例えば、特公平3−7595号公報に開
示されている。この公報によると、テイクアップリール
には巻取りリーダ手段(第1のテープリーダ)が連結さ
れ、サプライリール上のテープに供給テープリーダ手段
(第2のテープリーダ)が固定されている。第1のテー
プリーダはその一端にタブを有し、第2のテープリーダ
はロッキング孔を有し、タブがロッキング孔に係合され
る。
【0007】さらに、第1のテープリーダを第2のテー
プリーダに接合するための機構も必要となる。そのよう
な接合機構は、例えば、特公平6−39027号公報に
開示されている。
【0008】また、特開2000−100116号公報
には、リーダテープ(第2のテープリーダ)の側方に突
出する耳片を必要とすることなく、リーダテープの端部
をテープカートリッジのテープエンド引掛け部に係止す
ることのできる「リーダテープの係止部構造」が開示さ
れている。
【0009】特開平11−86381号公報には、テー
プカートリッジがドライブに挿入されていない際に、テ
ープドライブのテイクアップリールが回転するのを防ぐ
ためのロックシステムが開示されている。
【0010】尚、テープドライブは、テープヘッドアク
チュエータアセンブリをさらに含み、このテープヘッド
アクチュエータアセンブリは複数のローラによって規定
されたテープ経路上に、テイクアップスプールとテープ
カートリッジとの間に位置づけられる。動作中は、磁気
テープがテイクアップスプールとテープカートリッジと
の間を前後に流れ、規定されたテープ経路上を流れる間
にヘッドアクチュエータアセンブリに密に接近する。こ
のようなヘッドアクチュエータアセンブリの一例は、上
記特表2000−501547号公報に開示されてい
る。
【0011】一方、デジタル線形テープドライブに装着
されるテープカートリッジとしては、その一例が特開2
000−149491号公報に開示されている。
【0012】また、特開平11−316991号公報に
は、バックリング機構または巻取りリーダを使用するこ
となくテープリーダがテープカートリッジからテイクア
ップリールに押し進められるようにした「テープドライ
ブ」が開示されている。
【0013】前述したように、テープドライブは、第1
および第2のリールモータ(すなわち、テイクアップリ
ールモータおよびサプライリールモータ)を具備してい
るが、それらはシャーシ上に(具体的には、シャーシの
裏面上に)搭載される。また、第1および第2のリール
モータとしては、一般に、インナーロータ型のモータが
使用される。また、サプライリールを内蔵したテープカ
ートリッジがテープドライブのスロットに挿入された後
において、サプライリールを回転駆動するためには、サ
プライリールをサプライリールモータに係合させる必要
がある。このような係合動作を、この技術分野において
は「ローディング」と呼び、また、係合させる機構を
「ローディング機構」と呼ぶ。少し詳述すると、前述し
た特開2000−149491号公報に開示されている
ように、テープカートリッジの底面からサプライリール
の回転駆動面(リールハブ)が外側へ露出している。一
方、後で詳述するが、ローディング機構は、サプライリ
ールモータのロータの回転軸に上下動自在に取り付けら
れたドライブギヤを有する。テープカートリッジがテー
プドライブのスロットに挿入されると、ローディング機
構が起動されて、ドライブギヤがシャーシの下面から上
動する。これにより、カートリッジのリールハブにドラ
イブギヤが係合して、サプライリールモータによってサ
プライリールを回転駆動できる状態になる。
【0014】以下、図1乃至図7を参照して、従来のロ
ーディング機構について説明する。
【0015】最初に、図2乃至図4を参照して、従来の
ローディング機構100’を備えた従来の磁気記録再生
装置10’について説明する。
【0016】磁気記録再生装置10’は、上面(表面)
20’Uおよび下面(裏面)20’Lを持つシャーシ2
0’を有し、シャーシ20’は非磁性体のアルミダイカ
ストで構成されている。上面20’Uは、第1の上領域
20’U1および第2の上領域20’U2に区分されて
いる。同様に、下面20’Lは、第1の上領域20’U
1および第2の上領域20’U2にそれぞれ対向する第
1の下領域20’L1および第2の下領域20’L2に
区分されている。また、シャーシ20’には、第1の上
領域20’U1(第1の下領域20’L1)に第1の開
口20’a1が空けられ、第2の上領域20’U2(第
2の下領域20’L2)に第1の開口20’a2が空け
られている。第1の開口20’a1は、第1の上領域2
0’U1を下側に折り曲げることによって形成された円
筒形状をしており、第2の開口20’a2も、第2の上
領域20’U2を下側に折り曲げることによって形成さ
れた円筒形状をしている。
【0017】また、磁気記録再生装置10’は、テイク
アップリール30と、第1のリールモータ40’と、ス
ロット部50と、第2のリールモータ60とを更に有す
る。第1のリールモータ40’はテイクアップリールモ
ータと呼ばれ、第2のリールモータ60はサプライリー
ルモータと呼ばれる。
【0018】テイクアップリール30は、シャーシ2
0’の第1の上領域20’U1上に回転自在に取り付け
られている。第1のリールモータ(テイクアップリール
モータ)40’は、シャーシ20’の第1の下領域2
0’L2側に、第1の開口20’a1に嵌め込められた
状態で、取り付けられており、テイクアップリール30
を回転駆動するためのモータである。第1のリールモー
タ40’は、磁性体からなる第1のモータ基板41’
と、この第1のモータ基板41’上に回転可能に取り付
けられた第1のロータ42’と、第1のモータ基板4
1’に固定設置された第1のステータ43’とを有す
る。第1のリールモータ40’は、第1のロータ42’
が内側に配置されたインナーロータ型のモータであっ
て、第1のロータ42’は第1のマグネット421’を
有する。
【0019】一方、スロット部50は、シャーシ20’
の第2の上領域20’U2上に設けられており、このス
ロット部50には、回転自在なサプライリール(図示せ
ず)を備えたテープカートリッジ(図示せず)が挿入さ
れる。第2のリールモータ(サプライリールモータ)6
0は、シャーシ20’の第2の下領域20’L2側に、
第2の開口20’a2に嵌め込まれた状態で、取り付け
られており、スロット部50に上記カートリッジが挿入
されたときに上記サプライリールを回転駆動するための
モータである。第2のリールモータ60は、磁性体から
なる第2のモータ基板61と、この第2のモータ基板6
1上に回転可能に取り付けられた第2のロータ62と、
第2のモータ基板61に固定設置された第2のステータ
63とを有する。第2のリールモータ60も、第1のリ
ールモータ40’と同様に、第2のロータ62が内側に
配置されたインナーロータ型のモータであって、第2の
ロータ62は第2のマグネット621を有する。
【0020】図2および図4から明らかなように、第1
のリールモータ(テイクアップリールモータ)40’
は、第2のリールモータ(サプライリールモータ)60
に対して裏返った状態で配置されている。換言すれば、
第1のリールモータ40’では、第1のロータ42’お
よび第1のステータ43’が第1のモータ基板41’の
下面側に配置されているのに対して、第2のリールモー
タ60では、第2のロータ62および第2のステータ6
3が第2のモータ基板61の上面側に配置されている。
したがって、第2のリールモータ60では、第2のロー
タ62を構成する第2のマグネット621が外側に露出
した状態にある。この第2のマグネット621は、強い
磁気を持つので、磁気漏れを遮断するために、第2のリ
ールモータ60は、鉄系の磁性体からなるプレート70
で覆われている。このプレート70は、フロアレシーバ
とも呼ばれる。
【0021】このような構造の磁気記録再生装置10’
によれば、サプライリールから引き出されてテイクアッ
プリール30に巻き取られる磁気テープ(図示せず)に
対して磁気ヘッド80により情報交換を行うことができ
る。
【0022】次に、図1、図5および図6を参照して、
従来のローディング機構100’について説明する。ロ
ーディング機構100’は、サプライリールモータ60
とフロアレシーバ70との間の第2の開口20’a2中
に配置される。換言すれば、ローディング機構100’
はシャーシ20’の下面20’L側(第2の下領域2
0’L2側)に配置される。
【0023】サプライリールモータ60は、第2のモー
タ基板61に、そのほぼ中心から垂直に立設して固定さ
れた回転軸611を有する。この回転軸611に、ボー
ルベアリング612を介して第2のロータ62が回転可
能に支持されている。すなわち、第2のロータ62は、
ボールベアリング612に取り付けられた回転筒状体6
22と、この回転筒状体622の下端から回転軸611
の延在方向とは直角方向に延在し、かつ外周端部が直角
に上方へ折り曲げられた、皿状回転体623と、この皿
状回転体623の外周端部の外周面に固定して取り付け
られたリング状の、上記第2のマグネット621とを有
する。
【0024】一方、第2のステータ63は、第2のマグ
ネット621の外周側に近接して第2のモータ基板61
上に配置されており、図2に示されるように、放射状に
延びる複数の固定子コアと、これら複数の固定子コアに
それぞれ巻回した固定子コイルとを有する。
【0025】ローディング機構100’は、ロータ62
の回転筒状体622の上端に、図3で示されるように、
3本のネジ101で、固定設置されるドライブハブ11
0を有する。このドライブハブ110は、略環状をして
おり、その外周端が下方へ折り曲げられている。すなわ
ち、ドライブハブ110は、第2のモータ基板61と平
行に延在して回転筒状体622の上端に固定される円環
状部111と、この円環状部111の外周端から下方へ
直角に折り曲げられた筒状部112とを有する。この筒
状部112の外周壁には、120°間隔で上下方向(す
なわち、回転軸611の延在する方向)に延在する3本
の溝112a(但し、図1では1本のみ図示する。)が
形成されている。また、この筒状部112の下端には、
上記3本の溝112aの間で120°間隔で3個の係合
穴112b(但し、図1では2個のみ図示する。)が形
成されている。
【0026】このドライブハブ110の外周にドライブ
ギヤ120が配置されている。このドライブギヤ120
は略二重の筒状をしている。すなわち、ドライブギヤ1
20は、内円筒状部121と、この内円筒状部121か
ら所定距離離間して配置された外円筒状部122と、内
円筒状部121と外円筒状部122との間を上端で結合
する円環状部123とを有する。したがって、ドライブ
ギヤ120は、内円筒状部121と外円筒状部122と
の間に形成された円筒状溝120aを持つ。尚、円環状
部123は、ドライブギヤ120が図6に示されるよう
に上方へ移動されたとき、カートリッジのリールハブと
係合する。円筒状溝120aには、スプリング130が
配設されており、このスプリング130はドライブギヤ
120を常時上方へ付勢している。内円筒状部121の
内周壁には、上記ドライブハブ110の3本の溝112
aに挿入されて上下方向に延在する3本の棒状突起部1
21a(但し、図1では1本のみ図示する。)が形成さ
れている。ドライブギヤ120は、内筒状部121の下
端で内側へ突出するように形成された内側円環状フラン
ジ124と、外筒状部122の下端で外側へ突出するよ
うに形成された外側円環状フランジ125とをさらに有
する。内側円環状フランジ124の上端には、上記ドラ
イブハブ110の3個の係合穴112bと対応する位置
に、3個の係合突起124a(但し、図1では1個のみ
図示する。)が形成されている。従って、ドライブギヤ
120が図6に示されるように上方へ移動されたとき、
これら3個の係合突起124aとドライブハブ110の
3個の係合穴112bとが係合する。
【0027】ローディング機構100’は、動作してい
ない状態では、図5に示されるように、ドライブギヤ1
20が第2の開口20’a2内に収納された状態にある
が、動作した状態では、図6に示されるように、シャー
シ20’の下面20’Lから上方へ突出した状態とな
る。すなわち、ローディング機構100’は、ドライブ
ギヤ120の昇降動作を制御するための昇降制御機構
(後で詳細に説明する。)を備えている。ここで簡単に
述べると、この昇降制御機構は、ローディング機構10
0’の非動作時では、図5に示されるように、ドライブ
ギヤ120を収納された状態とするために、スプリング
130の付勢力に抗して、ドライブギヤ120を下方に
位置するように制御する。一方、昇降制御機構は、ロー
ディング機構100’の動作時では、図6に示されるよ
うに、スプリング130の付勢力を利用して、ドライブ
ギヤ120を上方へ位置するように制御する。
【0028】次に、従来のローディング機構100’に
使用される従来の昇降制御機構について詳細に説明す
る。
【0029】従来の昇降制御機構は、サプライリールモ
ータ60の第2のステータ63、第2のロータ62の第
2のマグネット621、および皿状回転体623の外周
端部を覆うように、回転軸611の回りに回動自在に配
置されたリングカム140’を有する。詳述すると、リ
ングカム140’は、第2のステータ63、第2のマグ
ネット621および皿状回転体623の上面を覆うよう
にその上面から所定距離離間して配置された円環状部材
141’と、この円環状部材141’の内周縁から下方
に直角に折り曲げられて、第2のステータ63の内周端
から所定距離離間して配置された内周側円筒部材14
2’と、円環状部材141’の外周縁から下方に直角に
折り曲げられて、第2のステータ63の外周端から所定
距離離間した配置された外周側円筒部材143’とを有
する。この外周側円筒部材143’の一部には、図示し
ない歯車と係合する歯車部分140’aが形成されてい
る。内周側円筒部材142’の内周壁には、図1に図示
されるように、その下端から上端へ斜めに延在する3本
のカム溝142’a(但し、図1では1本のみ図示す
る。)が形成されている。尚、この3本のカム溝14
2’aは、互いに120°の角度間隔を空けて回転軸6
11に対して回転対称となるように配置されている。
【0030】リングカム140’の内周側円筒部材14
2’の内周壁には、円筒状のリングカムピボット15
0’が配置されている。リングカムピボット150’の
下端には半径方向外側に延在するフランジ151’が設
けられ、このフランジ151’は、リングカム140’
の内周側円筒部材142’の下端と当接している。ま
た、リングカムピボット150’には、120°の等角
度間隔で、回転軸611と平行な上下方向に長い3本の
長孔又はガイドスリット150’a(但し、図1では2
本のみ図示する。)が形成されている。
【0031】リングカムピボット150’の内周壁に摺
接するように、上下動(昇降)自在にドライブリング1
60’が配置されている。このドライブリング160’
には、上記3本のガイドスリット150’aと対応する
位置に、120°の等角度間隔で半径方向(放射方向)
に延在した3個の貫通孔160’a(但し、図1では2
個のみ図示する。)が空けられている。これら3個の貫
通孔160’aには、リングカムピボット150’の3
本のガイドスリット150a’を介して、半径方向外側
から、3本の棒状の係合ピン161’が嵌入されてい
る。これら3本の係合ピン161’の半径方向外側の端
は、リングカム140’の内周側円筒部材142’に形
成された3本のカム溝142’aにそれぞれ係合する。
【0032】図5に示されるように、ドライブギヤ12
0が第2の開口20’a2に収納された状態では、3本
の係合ピン161’は3本のカム溝142’aの下端側
に位置している。一方、図12に示されるように、ドラ
イブギヤ120が動作された状態では、3本の係合ピン
161’は3本のカム溝142’aの上端側に位置して
いる。
【0033】また、ドライブリング160’の上側の内
周壁は、内側へ突出した突出部162’を有し、この突
出部162’は、ドライブギヤ120の外側円環状フラ
ンジ125と係合している。したがって、このドライブ
リング160’の位置によって、ドライブギヤ120の
位置が規制されることが分かる。
【0034】尚、リングカム140’の円環状部材14
1’の上面は、図5又は図6に示されるように、フロア
レシーバ70で覆われている。
【0035】
【発明が解決しようとする課題】上述したローディング
機構100’では、ドライブリング160’は、アルミ
ニウム製の円板の中央部に切削加工により開口を形成し
てリング部材を作り、このリング部材に3個の貫通孔1
60’aを明けることで作られているので、加工時間が
多大にかかり、また切削粉も大量に発生するという問題
をもつ。
【0036】それ故に本発明の課題は、ドライブリング
をプレス品にすることでコストの大幅な低下を可能にし
たローディング機構を提供することにある。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、テープ
ドライブ(10)に含まれたサプライリールモータ(6
0)のロータ(62)をテープカートリッジのサプライ
リールに係合させるためのローディング機構において、
前記ロータに固定されたドライブハブ(110)と、前
記ロータと同軸上に軸方向に移動可能に配置され、前記
軸方向の一方へ移動されたとき前記ドライブハブ及び前
記サプライリールと回転方向で係合するドライブギヤ
(120)と、前記ドライブギヤを前記軸方向の一方へ
付勢したスプリング(130)と、前記ドライブギヤの
前記軸方向での移動を制御する制御機構とを含み、前記
制御機構は、前記ロータと同軸上に回動可能に配置さ
れ、周面にカム溝を有するリングカム(140)と、前
記ロータと同軸上に配置され、前記軸方向にのびたガイ
ドスリットを有する円筒状部材(150)と、前記ロー
タと同軸上に軸方向に移動可能に配置され、前記ドライ
ブギヤに対し前記スプリングに逆らう向きで係合したド
ライブリング(160)と、前記ドライブリングに固定
され、前記ガイドスリットを通して前記カム溝に係合し
た係合ピン(161)とを含み、前記ドライブリング
は、リング状板部材にプレス加工を施すことにより作ら
れたものであることを特徴とするローディング機構が得
られる。
【0038】前記ドライブリングは、前記ロータと同軸
上にあるリング板部と、前記リング板部の外周端から前
記軸方向で他方に向けてのびた外側円筒部とを有しても
よい。
【0039】前記係合ピンは前記外側円筒部に固定され
ていてもよい。
【0040】前記外側円筒部はバーリング形状の貫通孔
を有し、前記係合ピンは前記貫通孔に圧入されていても
よい。
【0041】前記ドライブリングは、前記リング板部の
内周端から前記軸方向で他方にのび前記ドライブギヤに
係合した内側円筒部を有してもよい。
【0042】前記外側円筒部及び前記内側円筒部はいず
れも前記リング状板に絞り加工を施すことにより形成さ
れていてもよい。
【0043】前記サプライリールモータを固定したシャ
ーシ(20)を含み、前記円筒状部材は、前記シャーシ
の一部を前記軸方向の他方へ折り曲げることによって前
記ロータと同軸上に形成されていてもよい。
【0044】尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を
容易にするために付したものであり、一例にすぎず、こ
れらに限定されないのは勿論である。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施例について詳細に説明する。
【0046】図7乃至図12を参照して、本発明の一実
施例によるローディング機構について説明する。
【0047】最初に、図8乃至図10を参照して、ロー
ディング機構100を備えた磁気記録再生装置10につ
いて説明する。
【0048】磁気記録再生装置10は、上面20Uおよ
び下面20Lを持つシャーシ20を有し、シャーシ20
は鉄系の磁性体からなる板金プレスシャーシで構成され
ている。上面20Uは、第1の上領域20U1および第
2の上領域20U2に区分されている。同様に、下面2
0Lは、第1の上領域20U1および第2の上領域20
U2にそれぞれ対向する第1の下領域20L1および第
2の下領域20L2に区分されている。また、シャーシ
20には、第1の上領域20U1(第1の下領域20L
1)に第1の開口20a1が空けられ、第2の上領域2
0U2(第2の下領域L2)には、第2の開口20a2
が空けられている。第1の開口20aは円板形状をして
いる。第2の開口20a2は、シャーシ20(第2の上
領域20U2)を下側に折り曲げることによって形成さ
れた円筒形状をしている。
【0049】また、磁気記録再生装置10は、テイクア
ップリール30と、第1のリールモータ40と、スロッ
ト部50と、第2のリールモータ60とを更に有する。
第1のリールモータ40はテイクアップリールモータと
呼ばれ、第2のリールモータ60はサプライリールモー
タと呼ばれる。
【0050】テイクアップリール30は、シャーシ20
の第1の上領域20U1上に回転自在に取り付けられて
いる。第1のリールモータ(テイクアップリールモー
タ)40は、シャーシ20の第1の下領域20L2側
に、そのロータ(後述する。)の部分が第1の開口20
a1から突出した状態で、取り付けられており、テイク
アップリール30を回転駆動するためのモータである。
第1のリールモータ40は、磁性体からなる第1のモー
タ基板41と、この第1のモータ基板41上に回転可能
に取り付けられた第1のロータ42と、第1のモータ基
板41に固定設置された第1のステータ43とを有す
る。第1のリールモータ40は、第1のロータ42が内
側に配置されたインナーロータ型のモータであって、第
1のロータ42は第1のマグネット421を有する。
【0051】一方、スロット部50は、シャーシ20の
第2の上領域20U2上に設けられており、このスロッ
ト部50には、回転自在なサプライリール(図示せず)
を備えたカートリッジ(図示せず)が挿入される。第2
のリールモータ(サプライリールモータ)60は、シャ
ーシ20の第2の下領域20L2側に、そのロータ(後
述する。)の回転軸の部分が第2の開口20a2に挿入
された状態で、取り付けられており、スロット部50に
上記カートリッジが挿入されたときに上記サプライリー
ルを回転駆動するためのモータである。第2のリールモ
ータ60は、磁性体からなる第2のモータ基板61と、
この第2のモータ基板61上に回転可能に取り付けられ
た第2のロータ62と、第2のモータ基板61に固定設
置された第2のステータ63とを有する。第2のリール
モータ60も、第1のリールモータ40と同様に、第2
のロータ62が内側に配置されたインナーロータ型のモ
ータであって、第2のロータ62は第2のマグネット6
21を有する。
【0052】図8および図10から明らかなように、第
1のリールモータ(テイクアップリールモータ)40と
第2のリールモータ(サプライリールモータ)60と
は、共通の構造を有する。すなわち、第1のリールモー
タ40において、第1のロータ42および第1のステー
タ43が第1のモータ基板41の上面側に配置されてお
り、同様に、第2のリールモータ60においても、第2
のロータ62および第2のステータ63が第2のモータ
基板61の上面側に配置されている。したがって、第1
のリールモータ40および第2のリールモータ60の両
方とも、第1のロータ42を構成する第1のマグネット
421および第2のロータ62を構成する第2のマグネ
ット621は外側に露出した状態にある。
【0053】図8および図10から明らかなように、第
1のマグネット421および第2のマグネット621の
両方とも、磁性体からなるシャーシ20で覆われるの
で、磁気漏れを遮断することができる。
【0054】このような構造の磁気記録再生装置10に
よれば、サプライリールから引き出されてテイクアップ
リール30に巻き取られる磁気テープ(図示せず)に対
して磁気ヘッド80により情報交換を行うことができ
る。
【0055】次に、図7、図11および図12を参照し
て、ローディング機構100について説明する。ローデ
ィング機構100は、サプライリールモータ60とシャ
ーシ20の下面20L(第2の下領域20L2)との間
に配置される。ここで、サプライリールモータ60の構
成は、図11および図12に示したものと同様の構成を
有するので、同一の構成要素には同一の参照符号を付
し、それらの説明については省略する。また、ローディ
ング機構100は、後述するように、昇降制御機構を除
いて従来のローディング機構100’と同一の構成を有
する。従って、同一の構成要素について同一の参照符号
を付して、それらの説明については省略し、以下では、
昇降制御機構についてのみ詳細に説明する。
【0056】ローディング機構100の昇降制御機構
は、サプライリールモータ60の第2のステータ63、
第2のロータ62の第2のマグネット621、および皿
状回転体623の外周端部を覆うように、回転軸611
の回りに回動自在に配置されたリングカム140を有す
る。詳述すると、リングカム140は、第2のステータ
63、第2のロータの第2のマグネット621および皿
状回転体623の外周端部の上面を覆うようにその上面
から所定距離離間して配置された円環状部材141と、
この円環状部材141の内周縁から下方に直角に折り曲
げられて、第2のロータ62の皿状回転体623の外周
端部から所定距離離間して配置された内周側円筒部材1
42と、円環状部材141の外周縁から下方に直角に折
り曲げられて、第2のステータ63の外周端から所定距
離離間した配置された外周側円筒部材143とを有す
る。この外周側円筒部材143の一部には、図示しない
歯車と係合する歯車部分(図示せず)が形成されてい
る。内周側円筒部材142の内周壁には、図7に図示さ
れるように、その下端から上端へ斜めに延在する3本の
カム溝142a(但し、図7では2本のみ図示する。)
が形成されている。尚、この3本のカム溝142aは、
互いに120°の角度間隔を空けて回転軸611に対し
て回転対称となるように配置されている。
【0057】また、リングカム140の円環状部材14
1には、回転軸611の回りに120°の等角度間隔で
対称に3本の円弧状開口141aが形成されている。一
方、シャーシ20の第2の下領域20L2には、これら
3本の円弧状開口141aと対応する位置で、120°
の等角度間隔で対称に配置された3本のガイドピン14
5が設けられている。これら3本のガイドピン145が
それぞれ対応する3本の円弧状開口141aに挿入され
る。
【0058】上述したように、円筒形状の第2の開口2
0a2を形成するために、シャーシ20の第2の上領域
20U2が下側に折り曲げられており、それは円筒状部
材150を構成している。換言すれば、シャーシ20の
一部を利用して円筒状部材150が形成されている。こ
の円筒状部材150は、従来の昇降制御機構を構成する
リングカムピボット150’の機能と同様の役目を果た
す。詳述すると、円筒状部材150は、リングカム14
0の内周側円筒部材142の内周壁に近接して配置され
ている。円筒状部材150には、120°の等角度間隔
で、回転軸611と平行な上下方向に長い3本の長孔又
はガイドスリット150aが形成されている。
【0059】円筒状部材150の内周壁に摺接するよう
に、上下動(昇降)自在にドライブリング160が配置
されている。このドライブリング160には、上記3本
のガイドスリット150aと対応する位置に、120°
の等角度間隔で半径方向(放射方向)外側に延在した3
本の棒状の係合ピン161(但し、図7では2本のみ図
示する。)が取り付けられている。これら3本の係合ピ
ン161の半径方向外側の端は、リングカム140の内
周側円筒部材142に形成された3本のカム溝142a
にそれぞれ係合する。
【0060】図11に示されるように、ドライブギヤ1
20が第2の開口20a2中に収納された状態では、3
本の係合ピン161は3本のカム溝142aの下端側に
位置している。一方、図6に示されるように、ドライブ
ギヤ120が動作された状態では、3本の係合ピン16
1は3本のカム溝142aの上端側に位置している。
【0061】また、ドライブリング160は、その上端
から内周側へ突出した断面L字型のフック部162を有
し、このフック部162は、ドライブギヤ120の外側
円環状フランジ125と係合している。したがって、こ
のドライブリング160の位置によって、ドライブギヤ
120の位置が規制されることが分かる。
【0062】このように、本実施例では、従来のリング
カムピボット150’の代わりに、シャーシ20の一部
分を利用した円筒状部材150を用いている。換言すれ
ば、ドライブギヤ120を昇降動作させるドライブリン
グ160用のガイドスリット150aをシャーシ20に
一体に成形している。従って、ローディング機構100
の昇降制御機構を構成する部品点数を削減することがで
きる。その為、部品コストの低減化を図ることができる
と共に、組立ての簡素化をも図ることができる。
【0063】次に図13を参照して、ドライブリング1
60の構造をその製造方法と共に説明する。
【0064】ドライブリング160を製造するには、ま
ず図13(a)に示すようなリング状板部材1を用意す
る。このリング状板部材1の内周側部分にプレス絞り加
工を施し、図13(b)に示すような内側円筒部2を形
成する。さらに、図13(c)に示すように、リング状
板部材1の外周側部分に複数個例えば3個の貫通孔3を
等角度間隔をもって形成する。これらの貫通孔3は所謂
バーリング加工により形成され、したがってバーリング
形状を有している。次に、リング状板部材1の外周側部
分にもプレス絞り加工を施し、図13(d)に示すよう
に内側円筒部2に径方向で間隔をおいて対向した外側円
筒部4を形成する。この結果、貫通孔3は外側円筒部4
に位置する。外側円筒部4の外周面には、各貫通孔3に
対応してバーリング部5が突設されている。内側円筒部
2と外側円筒部4との間にはリング板部6が残る。内側
円筒部2とリング板部6とは合わせて上述したフック部
162を構成する。さらに図13(e)に示すように3
本の係合ピン161をバーリング部5に対向させ、図1
3(f)に示すようにそれらの係合ピン16を貫通孔3
に圧入させる。
【0065】図11及び図12に戻り、ドライブハブ1
10はサプライリールモータ60のロータ62に固定さ
れている。ドライブギヤ120は、ロータ62と同軸上
に軸方向に移動可能に配置され、軸方向の一方へ移動さ
れたときドライブハブ110及びサプライリールと回転
方向で係合する。スプリング130はドライブギヤ12
0を軸方向の一方へ付勢している。リングカム140は
ロータ62と同軸上に回動可能に配置されている。円筒
状部材150は、ロータ62と同軸上に配置されてい
る。ドライブリング160は、ロータ62と同軸上に軸
方向に移動可能に配置されている。ドライブリング16
0の内側円筒部2は、リング板部6の内周端から軸方向
で他方にのびドライブギヤ120に軸方向でスプリング
130に逆らう向きに係合している。
【0066】以上、本発明について好ましい実施例を挙
げて説明してきたが、本発明は上述した実施例に限定し
ないのは勿論である。例えば、上述した実施例では、シ
ャーシ20として鉄系の磁性体からなる板金プレスシャ
ーシを用いているが、ダイカスト或いは樹脂成形にて構
成したものを使用しても良い。また、上述した実施例で
は、リングカム140の回転軸とスラスト止めを3本の
ガイドピン145で構成しているが、ガイドスリット1
50aを形成する円筒状部材150を回転軸とし、他に
スラスト止めを設けても良い。さらに、上述した実施例
では、ドライブリング160を挿入するためのガイドス
リット150aの開放部を円筒状部材150の下端に設
けているが、円筒状部材150の下端を閉じ、円筒状部
材150の根元部を開放しても良い。さらに、上記実施
例では、等角度間隔で中心軸の回りに対称に配置された
各構成要素の数Nが3の場合について述べているが、N
は4以上でも良いのは勿論である。また、ドライブリン
グ160に、貫通孔3及びバーリング部5を形成する代
わりに、係合ピン161に相当する突起を一体に形成し
てもよい。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
リング状板部材にプレス加工を施すことにより作られた
ドライブリングを用いているため、コストの大幅な低下
を可能にしたローディング機構が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のローディング機構を裏面(下面)側から
見た状態で示す分解斜視図である。
【図2】図1に示すローディング機構を含む磁気記録再
生装置を表面(上面)側から見た状態で示す分解斜視図
である。
【図3】図2に図示した磁気記録再生装置の平面図であ
る。
【図4】図3の線IV‐IVについての断面図である。
【図5】図4中のローディング機構の部分を拡大した、
ドライブギヤ収納時の状態を示す断面図である。
【図6】図4中のローディング機構の部分を拡大した、
ドライバギヤ動作時の状態を示す断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態に係るローディング機構
を裏面(下面)側から見た状態で示す分解斜視図であ
る。
【図8】図7に示すローディング機構を含む磁気記録再
生装置を表面(上面)側から見た状態で示す分解斜視図
である。
【図9】図8に図示した磁気記録再生装置の平面図であ
る。
【図10】図9の線X‐Xについての断面図である。
【図11】図10中のローディング機構の部分を拡大し
た、ドライブギヤ収納時の状態を示す断面図である。
【図12】図11中のローディング機構の部分を拡大し
た、ドライブギヤ動作時の状態を示す断面図である。
【図13】図11中のローディング機構に含まれたドラ
イブリングの構造をその製造方法と共に説明するための
図である。
【符号の説明】
1 リング状板部材 2 内側円筒部 3 貫通孔 4 外側円筒部 5 バーリング部 6 リング板部 10 磁気記録再生装置(テープドライブ) 20 シャーシ(鉄板) 20U 上面 20L 下面 30 テイクアップリール 40 第1のリールモータ(テイクアップリールモー
タ) 41 モータ基板 42 ロータ 421 マグネット 43 ステータ 50 スロット部 60 第2のリールモータ(サプライリールモータ) 61 モータ基板 62 ロータ 621 マグネット 63 ステータ 100 ローディング機構 110 ドライブハブ 112a 係合穴 120 ドライブギヤ 124a 係合突起 130 スプリング 140 リングカム 141a 円弧状開口 142a 係合溝 150 円筒状部材 150a ガイド孔 160 ドライブリング 161 係合ピン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープドライブに含まれたサプライリー
    ルモータのロータをテープカートリッジのサプライリー
    ルに係合させるためのローディング機構において、 前記ロータに固定されたドライブハブと、 前記ロータと同軸上に軸方向に移動可能に配置され、前
    記軸方向の一方へ移動されたとき前記ドライブハブ及び
    前記サプライリールと回転方向で係合するドライブギヤ
    と、 前記ドライブギヤを前記軸方向の一方へ付勢したスプリ
    ングと、 前記ドライブギヤの前記軸方向での移動を制御する制御
    機構とを含み、 前記制御機構は、 前記ロータと同軸上に回動可能に配置され、周面にカム
    溝を有するリングカムと、 前記ロータと同軸上に配置され、前記軸方向にのびたガ
    イドスリットを有する円筒状部材と、 前記ロータと同軸上に軸方向に移動可能に配置され、前
    記ドライブギヤに対し前記スプリングに逆らう向きで係
    合したドライブリングと、 前記ドライブリングに固定され、前記ガイドスリットを
    通して前記カム溝に係合した係合ピンとを含み、 前記ドライブリングは、リング状板部材にプレス加工を
    施すことにより作られたものであることを特徴とするロ
    ーディング機構。
  2. 【請求項2】 前記ドライブリングは、前記ロータと同
    軸上にあるリング板部と、前記リング板部の外周端から
    前記軸方向で他方に向けてのびた外側円筒部とを有する
    請求項1に記載のローディグ機構。
  3. 【請求項3】 前記係合ピンは前記外側円筒部に固定さ
    れている請求項2に記載のローディング機構。
  4. 【請求項4】 前記外側円筒部はバーリング形状の貫通
    孔を有し、前記係合ピンは前記貫通孔に圧入されている
    請求項3に記載のローディング機構。
  5. 【請求項5】 前記係合ピンは前記外側円筒部に一体に
    形成されている請求項3に記載のローディング機構。
  6. 【請求項6】 前記ドライブリングは、前記リング板部
    の内周端から前記軸方向で他方にのび前記ドライブギヤ
    に係合した内側円筒部を有する請求項2−5のうちのい
    ずれか一つに記載のローディング機構。
  7. 【請求項7】 前記外側円筒部及び前記内側円筒部はい
    ずれも前記リング状板に絞り加工を施すことにより形成
    されている請求項6に記載のローディング機構。
  8. 【請求項8】 前記サプライリールモータを固定したシ
    ャーシを含み、前記円筒状部材は、前記シャーシの一部
    を前記軸方向の他方へ折り曲げることによって前記ロー
    タと同軸上に形成されている請求項1−7のうちのいず
    れか一つに記載のローディング機構。
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