JP2003083693A - 伝熱管並びにこの伝熱管を使用した多管式熱交換器及びラジエーター組込式オイルクーラー - Google Patents

伝熱管並びにこの伝熱管を使用した多管式熱交換器及びラジエーター組込式オイルクーラー

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝熱管内部を流動する流体と伝熱管外部との
熱交換を効率的に行うだけでなく、流体の圧力損失の防
止効果にも優れた伝熱管を得る。 【解決手段】 内部を流体が流動可能な円筒状の素管2
の内周壁3に、素管2の内径Dに対して1.0〜5.0Dの形
成間隔で環状突条4を、形成幅0.3〜1.0Dの寸法で複数
個設けて伝熱管1を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EGRガス冷却装置等
の多管式熱交換器や、ラジエーター組込式オイルクーラ
ー等にて、冷却水、冷却風、カーエアコン用冷媒、その
他の冷却媒体と、EGRガス、オイル等との熱交換を行
うために用いる、伝熱管並びにこの伝熱管を使用した多
管式熱交換器及びラジエーター組込式オイルクーラーに
係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジン等では、排気ガ
スの一部を排気ガス系から取り出して、再びエンジンの
吸気系に戻し、混合気や吸入空気に加えるEGRシステ
ムが、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともに用
いられていた。EGRシステム、特にディーゼルエンジ
ンの高EGR率のクールドEGRシステムでは、排気ガ
ス中のNOxを低減し、燃費の悪化を防止するとともに、
過剰な温度上昇によるEGRバルブの機能低下や耐久性
の低下を防止するため、高温化したEGRガスを冷却
水、冷却風、冷媒、その他の冷却媒体で冷却する装置を
設けている。
【0003】このEGRガス冷却装置は、図4に示す如
く、EGRガスが内部を流通可能な複数の細径の伝熱管
を配置し、この伝熱管の外側に冷却水や冷却風、冷媒等
の冷却媒体を流通させる事により、伝熱管を介してEG
Rガスと冷却媒体との熱交換を行うものである。
【0004】この伝熱管は、流体の流通する内周面が平
滑なものであると、流動抵抗を殆ど受けないため、EG
Rガスが伝熱管内に於いて乱流となりにくく、伝熱管の
中心付近を管軸方向に流動するEGRガスが、径方向の
位置をあまり変化する事なく高速に流動する。そのた
め、この中心付近を流動するEGRガスは、冷却媒体と
の熱交換が殆ど行われない。
【0005】この不具合を解消するため、特開平11−
108578号の従来技術では、素管の内部に、この素
管の全長に渡る長尺な螺旋状の突条を設けて伝熱管を形
成し、この伝熱管内に、螺旋状に形成した平板状のフィ
ンを挿入配置している。また、公開前であるが、本出願
人の発明である特願2000−108473号では、伝
熱管の断面形状を二葉状乃至四葉状の形状として素管の
内部の略全長に渡って螺旋状のなだらかな突条が形成さ
れるように伝熱管を構成している。
【0006】上述の如く伝熱管に設けた螺旋状の突条や
フィンにより、伝熱管内を直線的に高速通過しようとす
るEGRガスを撹拌して、流れを強制的に乱流化してい
る。この乱流化により、EGRガスの伝熱管内の流動距
離を長くし、伝熱管との接触時間を長くして、EGRガ
スと伝熱管との接触頻度を高めて、伝熱管外表面を介し
てEGRガスと冷却媒体との熱交換を効率的に行おうと
するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、EGR
ガスと伝熱管との接触頻度を多くして、伝熱管でのEG
Rガスの滞在時間を長くすると、熱交換効率が向上する
反面、伝熱管を通過する際のEGRガスへの流動抵抗が
大きくなる。そのため、伝熱管通過後のEGRガスの圧
力損失も大きく、EGRガス冷却装置からインテークマ
ニホール側にEGRガスを円滑に戻しにくいものであっ
た。
【0008】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るものであって、伝熱管の熱伝達性を高めて、伝熱管内
部を流動する流体と、該伝熱管の外部を流動する流体と
の熱交換を効率的に行うだけでなく、伝熱管内を流動す
る流体の圧力損失を良好に防止可能とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、第1の発明は、内部を流体が流動可能
とする円筒状の素管の内周壁に、この素管の内径Dに対
して、1.0〜5.0Dの形成間隔を介して環状突条を、形成
幅0.3〜1.0Dの寸法で複数個設けた伝熱管である。
【0010】また、素管の内周壁に設ける環状突条は、
最も径小部分の内径を、素管の内径Dに対して、0.5〜
0.9Dとしても良い。
【0011】また、第2の発明は、内部を流体が流動可
能とする円筒状の素管の内周壁に、この素管の内径Dに
対して、1.0〜5.0Dの形成間隔を介して環状突条を、形
成幅0.3〜1.0Dの寸法で複数個設けた伝熱管を、一定間
隔で複数本組付けて成る多管式熱交換器である。
【0012】また、第3の発明は、内部を流体が流動可
能とする円筒状の素管の内周壁に、この素管の内径Dに
対して、1.0〜5.0Dの形成間隔を介して環状突条を、形
成幅0.3〜1.0Dの寸法で複数個設けた伝熱管を、熱交換
部に配置して成るラジエーター組込式オイルクーラーで
ある。
【0013】
【作用】本発明の伝熱管は上述の如く構成したものであ
り、第1の発明の伝熱管内を、冷却水、EGRガス、オ
イル等の流体が流動すると、この伝熱管の外表面を介し
て、内部の流体と外部の流体との熱交換が行われる。そ
して、流体が伝熱管内を流動する際に、この環状突条で
は流通経路の断面積が狭くなり、流体の流れが絞られ
る。そして、流体は中央の流動速度に比較して伝熱管の
内表面付近では流体の流動速度が遅く境界層が厚いもの
であったが、環状突条による流れの絞り作用により、内
表面付近に於いても流動速度が高速化する。従って、流
体の境界層が薄くなり、流体から伝熱管内表面への熱伝
達性が向上する。更に、伝熱管内表面に付着した煤の剥
離が促進され、熱伝達性の向上に寄与するとともに、煤
の塊化を防止し、目詰まり等による装置のトラブルを防
ぐ事もできる。
【0014】また、この環状突条を通過後は、流体の流
通経路の断面積が径大に復元するので、狭い流通経路か
ら広い流通経路に流出する事により、流体の流れが乱流
化し、流れの渦が多数発生する。そして、この流れの渦
が伝熱管の内表面側を流動するので、この環状突条の非
形成部に於いても流体の境界層が薄くなり、流体から伝
熱管への熱伝達性が向上する。また、乱流により、伝熱
管内表面に付着した煤の剥離も促進される。
【0015】そして、伝熱管には、環状突条を一定間隔
で複数個設けているので、上記流れの絞り作用と流通経
路の復元による乱流化を繰り返すものとなり、伝熱管の
全長に渡って熱伝達性が向上する。そして、伝熱管内部
を流動する流体と伝熱管外部の流体との熱交換が促進さ
れ、温度効率が向上するとともに、伝熱管内表面及び中
央を流通する流体の全体がムラ無く均一に冷却又は加熱
されるものとなる。また、温度効率が向上するだけでな
く、伝熱管内を流動する流体の流動速度が衰えず、伝熱
管内を流動する事による流体の圧力損失を良好に防止す
る事ができる。
【0016】また、伝熱管に環状突条を設ける際には、
素管の内径をDとした場合、環状突条の形成幅を0.3〜
1.0Dとし、1.0〜5.0Dの形成間隔(ピッチ)を介して、
複数個設けるのが好ましい。この形成幅が、0.3Dより
も短尺であると、環状突条による流れの絞り作用が乏し
く、伝熱管内を流動する流体への流動抵抗は小さいた
め、流体の圧力損失は少ないが、熱伝達性に乏しく温度
効率が低下する。また、環状突条の形成幅が1.0Dより
も長尺であると、環状突条により流通経路が狭められた
部分の占める割合が多くなり、流体への流動抵抗が増大
し、流体の圧力損失が大きくなる。
【0017】また、環状突条を複数個設ける際の形成間
隔が、1.0Dよりも狭いと、環状突条が多く形成され、
流体の流れが絞られる割合及び回数が多くなるので、流
体の流動抵抗が増大し、流体の圧力損失が大きくなる。
逆に、環状突条を5.0Dよりも広い形成間隔で形成する
と、流れの絞り作用が乏しくなり、流動抵抗は小さく圧
力損失は少ないが、環状突条で発生した渦が減衰してし
まうため、次第に境界層が厚くなり、熱交換率が低下
し、伝熱管内面に付着する煤の剥離作用も弱くなる。
【0018】また、環状突条は、素管の外表面から内部
方向に、ほぼ一定の形成幅で均一に押圧加工すれば、横
断面形状は、台形又は四角形状となり、このような環状
突条の流通経路の内径は、概ね一定である。しかし、環
状突条は、断面形状が三角形状となるように素管に形成
しても良く、この場合は三角形の頂点部分の内径が最も
径小となる。
【0019】上記何れの形状であっても、環状突条の最
も径小な部分での内径は、素管の内径Dに対して、0.5
〜0.9Dとするのが好ましい。この内径が、0.5Dよりも
径小であると、流通経路の断面積が狭すぎて、流体の流
れが過度に絞られるため、流動抵抗が増大し、流体の圧
力損失の防止効果に劣るものとなる。また、0.9Dより
も径大であると、流動抵抗は小さいが、流体の流れの絞
り作用に乏しく、熱伝達性の十分な向上が得られない。
【0020】また、上記伝熱管は、自動車のエンジン、
その他内燃機関、冷暖房等、熱交換を行う何れの装置に
も用いる事ができる。そして、上記第1発明の伝熱管
を、エンジンのEGRガス冷却装置、その他の多管式熱
交換器に組付ければ、EGRガスの冷却を効率的に行う
事ができる。従って、EGRシステム、特にディーゼル
エンジンの高EGR率のクールドEGRシステムに於い
て、排気ガス中のNOxを低減できるとともに、燃費の悪
化も防止する事ができる。また、過剰な温度上昇を防止
して、EGRバルブの劣化や機能低下も確実に防止する
事ができる。更に、EGRガスの圧力損失も良好に防止
して、各装置内でのEGRガスの円滑な流通が可能とな
る。
【0021】また、高温オイルを内部に流通させて、エ
ンジン冷却水で冷却するラジエーターへの組込式オイル
クーラー等に本発明の伝熱管を組付けても良い。する
と、熱交換率に優れるとともに、オイルの圧力損失も防
止して、優れた品質のオイルクーラーを得る事ができ
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の伝熱管を、自動車のクールド
EGRシステムに於けるEGRガス冷却装置に使用した
一実施例を図面に於て詳細に説明すれば、(1)は伝熱管
で、内部の流通経路(9)をEGRガスが流通可能な細径
の金属製の素管(2)で形成している。この素管(2)は、
図1に示す如く、外径D’7.0mm、肉厚t0.4mm、内径D
6.2mm、長さ200mmとしている。
【0023】そして、このような素管(2)を外側から環
状に押圧加工する事により、図1に示す如く、素管(2)
の内周壁(3)に、一定間隔で複数個の環状突条(4)を設
けている。この環状突条(4)は、図1に示す如く、横断
面を台形状とし、環状の平坦壁面(5)とその両側に設け
た2つの傾斜壁面(6)から構成され、平坦壁面(5)での
内径dを5.1mmとしている。また、この環状突条(4)
は、第1実施例では、図1に示す形成幅W3.0mm、隣接
する環状突条(4)間の形成間隔(ピッチ)P12.5mmとして
いる。
【0024】また、他の異なる第2実施例の伝熱管(1)
は、第1実施例と同様に、素管(2)の長さ200mm、外径
D’7.0mm、肉厚t0.4mm、内径D6.2mmとし、環状突条
(4)の形成幅W3.0mm、内径d5.1mmとしているが、環状
突条(4)の形成間隔(ピッチ)Pを、25.0mmで形成してい
る。
【0025】また、上記第1、第2実施例では、環状突
条(4)は、平坦壁面(5)と2つの傾斜壁面(6)を有する
台形状としているが、他の異なる第3実施例の伝熱管
(1)では、図2に示す如く、環状突条(4)は、2つの傾
斜壁面(6)を有する横断面三角形状に形成している。更
に、他の異なる第4実施例では、図3に示す如く、平坦
壁面(5)と、この平坦壁面(5)にほぼ垂直な2つの垂直
壁面(7)を有する、長方形状の環状突条(4)を設けて伝
熱管(1)を形成している。
【0026】また、上記第1〜第4実施例の何れに於い
ても、環状突条(4)は、素管(2)の内径Dに対して、環
状突条(4)の形成幅W0.3〜1.0D、形成間隔(ピッチ)P
1.0〜5.0Dとするのが好ましい。また、環状突条(4)の
最も径小な部位での内径d、即ち第1、第2、第4実施
例では、水平壁面(6)の内径d、第3実施例では、三角
形の頂点の内径dを、各々0.5〜0.9Dとするのが好まし
い。
【0027】そして、上記形成幅Wが、素管(2)の内径
Dに対して0.3Dよりも短尺であると、環状突条(4)に
よる流れの絞り作用が乏しく、伝熱管(1)内を流動する
EGRガスへの流動抵抗が小さくなるため、EGRガス
の圧力損失は少ないが、熱伝達性に乏しく温度効率が低
下する。また、形成幅Wが1.0Dよりも長尺であると、
環状突条(4)により流通経路(9)が狭められた部分の占
める割合が多くなり、EGRガスへの流動抵抗が増大す
るので、圧力損失が大きくなる。
【0028】また、環状突条(4)の形成間隔Pが1.0D
よりも狭いと、伝熱管(1)に形成される環状突条(4)の
数が多すぎて、EGRガスの流れが絞られる割合及び回
数が多くなるので、EGRガスへの流動抵抗が増大し、
圧力損失が大きくなる。また、形成間隔Pを5.0Dより
も広くすると、流れの絞り作用が乏しくなり、流動抵抗
は小さく圧力損失は少ないが、伝熱管(1)を流通する際
に環状突条(4)で発生するEGRガス流の渦が減衰して
しまい、次第に境界層が厚くなり、熱交換率が低下し、
煤の剥離作用も弱くなる。
【0029】更に、環状突条(4)の最も径小な部分の内
径dが、0.5Dよりも径小であると、流通経路(9)の断
面積が狭すぎて、EGRガスの流れが過度に絞られるた
め、流動抵抗が増大し、流体の圧力損失の防止効果に劣
るものとなる。また、内径dが0.9Dよりも径大である
と、流動抵抗は小さくなるが、EGRガスの流れの絞り
作用が乏しく、熱交換率に十分な向上が得られない。
【0030】上述の如き伝熱管(1)を使用したEGRガ
ス冷却装置(10)を、図4に示す。このEGRガス冷却
装置(10)は、円筒状の胴管(11)の両端に、内部を密
閉可能にチューブシート(12)を一対、接続している。
そして、この一対のチューブシート(12)間に、本実施
例の伝熱管(1)を複数本、チューブシート(12)を貫通
して接続配置している。また、胴管(11)の両端には、
EGRガスの導入口(13)と導出口(14)とを設けたボ
ンネット(15)を接続している。
【0031】更に、胴管(11)の外周には、エンジン冷
却水、冷却風、カーエアコン用冷媒等の冷却媒体の流入
口(16)と流出口(17)を設ける事により、一対のチュ
ーブシート(12)で仕切られた気密空間内を、冷却媒体
が流通可能な冷却部(18)としている。また、この冷却
部(18)内に、複数の支持板(20)を接合配置し、この
支持板(20)に設けた挿通孔(21)に、伝熱管(1)を挿
通する事により、バッフルプレートとして伝熱管(1)を
安定的に支持するとともに、冷却部(18)内を流動する
冷却媒体の流れを蛇行化している。
【0032】そして、上述の如きEGRガス冷却装置
(10)に於いて、導入口(13)から胴管(11)内に高温
化したEGRガスを導入すると、このEGRガスは胴管
(11)内に複数配置した伝熱管(1)内に流入する。この
伝熱管(1)を配置した冷却部(18)では、予め伝熱管
(1)の外部にエンジン冷却水等の冷却媒体を流通してい
るので、伝熱管(1)の外表面を介してEGRガスと冷却
媒体とで熱交換が行われる。
【0033】そして、従来の伝熱管では、内部を流動す
るEGRガスは、中央の流動速度に比較して伝熱管の内
表面付近では流体の流動速度が遅く境界層が厚くなり、
熱交換率が低下し、煤の剥離作用も乏しかった。しか
し、本発明では、伝熱管(1)に環状突条(4)を設けてい
るから、この環状突条(4)を設けた部分ではEGRガス
の流通経路(9)の断面積が狭くなり、EGRガスの流れ
が絞られる。この流れの絞り作用により、内表面付近に
於いてもEGRガスの流動速度が高速化する。従って、
EGRガスの境界層が薄くなり、EGRガスから伝熱管
(1)内表面への熱伝達性が向上し、伝熱管(1)内表面に
付着する煤の剥離も促進される。
【0034】この環状突条(4)の通過後は、EGRガス
は環状突条(4)の非形成部(8)内に流出し、この非形成
部(8)では、流通経路(9)の断面積が径大に復元する。
このように狭い流通経路(9)から広い流通経路(9)にE
GRガスが流出する作用により、非形成部(8)では、E
GRガスの流れが乱流化し、流れの渦が多数発生する。
そして、EGRガスが渦を巻きながら伝熱管(1)の内表
面側を流動するので、この非形成部(8)に於いても、E
GRガスの境界層が薄くなり、EGRガスと伝熱管(1)
との熱伝達性が向上し、伝熱管(1)内表面に付着した煤
の剥離も促進される。
【0035】また、伝熱管(1)には、環状突条(4)を一
定間隔で複数個設けているので、上記流れの絞り作用と
流通経路(9)の復元による、EGRガスの乱流化を繰り
返す事により、伝熱管(1)の全長に渡ってEGRガスと
伝熱管(1)との熱伝達性が向上する。従って、伝熱管
(1)を介して、伝熱管(1)内を流動するEGRガスと冷
却部(18)の冷却媒体との熱交換が促進されるととも
に、EGRガスは、全体がムラ無く均一に冷却され、温
度効率が向上するものとなる。また、温度効率が向上す
るだけでなく、伝熱管(1)を流動時のEGRガスの流動
速度が衰える事がないから、圧力損失も良好に防止する
事ができる。
【0036】このような良好な冷却効果と圧力損失の防
止効果により、EGRガスは、導出口(14)を介してE
GRガス冷却装置(10)から流出し、インテークマニホ
ールド側に高速かつ円滑に戻される。従って、EGRバ
ルブの高温化を防止して、EGRバルブの優れた機能性
と耐久性を得る事ができるとともに、吸入空気の温度を
低下するのでNOxの低減と良好な燃費が可能となる。ま
た、伝熱管(1)内での煤の剥離が促進されて、大きな塊
となるのを防ぐ事ができるから、インテークマニホール
ドから吸引される煤によるエンジントラブルを防ぐ事も
可能となる。
【0037】そして、第1実施例及び第2実施例の伝熱
管(1)について、EGRガスの交換熱量及び圧力損失の
測定実験を行った。この実験で使用するEGRガスは、
伝熱管(1)の入口温度400℃、流量5.0〜25.0g/secとし
ている。また、伝熱管(1)の外周を流通する冷却水は、
入口温度80℃、流量10.0L/minとしている。
【0038】また、本発明との比較のため、図5、図6
に示す形状の異なる2種類の伝熱管(1)についても、第
1、第2実施例と同様の実験を行った。各比較例でも、
長さ200mm、外径D’7.0mm、肉厚t0.4mmとする素管
(2)を使用している。そして、第1比較例の伝熱管(1)
は、図5に示す如く、前記素管(2)の内周壁(3)の全長
に渡って1本の螺旋状突条(22)を設けている。この螺
旋状突条(22)は、内周壁(3)側の突出高さhを0.5mm
としている。また、第2比較例の伝熱管(1)は、図6に
示す如く、前記素管(2)の略全長に渡って3本の螺旋状
突条(22)を設け、伝熱管(1)の断面形状を三葉状の形
状で形成し、外接円の直径D’7.0mm、内接円の直径d
4.2mmとしている。
【0039】この実験の結果、第1比較例に比べ、第
1、第2実施例とも、熱交換率に優れ、温度効率が高か
った。圧力損失に関しては、第1比較例と第1実施例と
は、ほぼ等しい値を示したが、第2実施例は第1比較例
に比べてかなり低い値を示した。また、第2比較例との
比較に於いては、第2比較例の方が、第1実施例及び第
2実施例よりも交換熱量に関して、若干優れた値が計測
された。しかしながら、圧力損失に関しては、第1、第
2実施例は、第2比較例よりも遙かに低い値を示した。
従って、本発明の伝熱管(1)は、温度効率だけでなく、
圧力損失の防止効果にも優れ、バランスの取れたもので
ある事が解った。
【0040】また、上記実験に於いて、EGRガス流量
15.0g/sec時の温度効率、EGRガス側の圧力損失を下
記表1に示す。尚、EGRガスの温度及び圧力損失は、
図4に示すボンネット(15)の導入口(13)と導出口
(14)とで各々計測した。
【0041】
【表1】
【0042】この表1からも解る様に、流量15.0g/sec
では、温度効率に関しては、第1実施例、第2実施例の
本発明の伝熱管(1)は、第1比較例よりは優れている
が、第2比較例よりは僅かに劣っている。しかしなが
ら、圧力損失に関しては、第1実施例は、第1比較例と
ほぼ等しく、第2実施例は、第1比較例よりもかなり低
い値を示した。また、第1、第2実施例ともに、第2比
較例よりも遙かに圧力損失が低い値を示した。これらの
結果より、第1、第2実施例ともに、温度効率及び圧力
損失防止効果の双方に優れた値を示し、バランスの取れ
た伝熱管(1)である事が解る。
【0043】また、上記では、EGRガス冷却装置(1
0)に伝熱管(1)を組付けているが、エンジンオイル、
ミッションオイル、ATF、パワステオイル等の高温オ
イルを内部に流通させて、この高温オイルをエンジン冷
却水で冷却するラジエーターへの組込式オイルクーラー
の熱交換部に、本発明の伝熱管(1)を配置する事もでき
る。そして、伝熱管(1)の持つ優れた熱交換率と圧力損
失防止効果により、高品質なオイルクーラーを得る事が
できる。
【0044】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したもので、伝
熱管の内周壁に一定間隔で環状突条を設けており、この
環状突条に於ける流体の流れの絞り作用と、環状突条の
非形成部での流通経路の復元を繰り返す事により、伝熱
管の内表面側での流体の流れが高速化して境界層が薄く
なるとともに、流れの乱流化が発生し、流体と伝熱管と
の熱伝達性が向上する。また、流体の乱流化により、伝
熱管内部に付着する煤の剥離も促進され、熱伝達性が更
に向上する。従って、本発明の伝熱管は、伝熱管内の流
体と伝熱管外部の流体との熱交換が効率的に行われ、温
度効率が高いだけでなく、流体の圧力損失の防止効果に
も優れ、バランスの取れたものである。
【0045】また、この伝熱管を多管式熱交換器や、ラ
ジエーター組込式オイルクーラー等に使用する事によ
り、熱交換率が高く、流体の圧力損失の防止効果に優れ
た製品を得る事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明の第3実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の伝熱管を複数本組み付けた、EGRガ
ス冷却装置の断面図である。
【図5】第1比較例を示す断面図である。
【図6】第2比較例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 伝熱管 2 素管 3 内周壁 4 環状突条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮内 祐治 静岡県駿東郡清水町新宿244−1 アーバ ンシティ新宿308号 Fターム(参考) 3G062 ED01 ED04 ED08 ED10 3L103 AA17 AA37 BB16 CC09 DD08 DD36

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を流体が流動可能とする円筒状の素
    管の内周壁に、この素管の内径Dに対して、1.0〜5.0D
    の形成間隔を介して環状突条を、形成幅0.3〜1.0Dの寸
    法で複数個設けた事を特徴とする伝熱管。
  2. 【請求項2】 素管の内周壁に設ける環状突条は、最も
    径小部分の内径を、素管の内径Dに対して、0.5〜0.9D
    とした事を特徴とする請求項1の伝熱管。
  3. 【請求項3】 内部を流体が流動可能とする円筒状の素
    管の内周壁に、この素管の内径Dに対して、1.0〜5.0D
    の形成間隔を介して環状突条を、形成幅0.3〜1.0Dの寸
    法で複数個設けた伝熱管を、一定間隔で複数本組付けた
    事を特徴とする多管式熱交換器。
  4. 【請求項4】 内部を流体が流動可能とする円筒状の素
    管の内周壁に、この素管の内径Dに対して、1.0〜5.0D
    の形成間隔を介して環状突条を、形成幅0.3〜1.0Dの寸
    法で複数個設けた伝熱管を、熱交換部に配置した事を特
    徴とするラジエーター組込式オイルクーラー。
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