JP2001289583A - Egrガス冷却装置 - Google Patents

Egrガス冷却装置

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JP2001289583A
JP2001289583A JP2000108473A JP2000108473A JP2001289583A JP 2001289583 A JP2001289583 A JP 2001289583A JP 2000108473 A JP2000108473 A JP 2000108473A JP 2000108473 A JP2000108473 A JP 2000108473A JP 2001289583 A JP2001289583 A JP 2001289583A
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tube
egr gas
transfer tube
less
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Kazuyoshi Takigawa
一儀 滝川
Yasuji Sakamoto
保司 坂本
Tadahiro Goto
忠弘 後藤
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Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd
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    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F1/00Tubular elements; Assemblies of tubular elements
    • F28F1/08Tubular elements crimped or corrugated in longitudinal section
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D7/00Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D7/16Heat-exchange apparatus having stationary tubular conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being arranged in parallel spaced relation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝熱面の内部に膨出部を設けて流れに撹拌作
用を付与して乱流化を積極的に増大させることによって
管体の伝熱性能を高め、熱交換率が安定し、かつエンジ
ン不調の原因を予め取り除いた伝熱管を使用したEGR
ガス冷却装置を提供する。 【解決手段】 胴管内壁の両端部に固定されたチューブ
シートに複数の管体によりなる伝熱管群が固着配列さ
れ、前記管体は前記胴管の複数箇所でその外周部が内壁
に固着された支持板の貫通孔に嵌着支持され、前記胴管
の両端部の外側にはEGRガスの流入口と流出口が設け
られた端部キャップが固着され、前記胴管には冷却媒体
流入口および流出口が設けられたEGRガス冷却装置に
おいて、前記伝熱管として、全体に巻き方向を一方向と
した複数の条溝を有し、螺旋状に形成された連続した山
部および溝部がそれぞれなだらかな曲面状となし、かつ
管軸線に対する直角方向断面形状が二葉状ないし四葉状
に形成され、同伝熱管螺旋部外接円の直径、内接円直
径、螺旋ピッチ、山部及び溝部の曲率半径等を適正な値
に設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエンジンの冷却水、
カーエアコン用冷媒または冷却風などでEGRガスを冷
却する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】排気ガスの一部を排気ガス系から取出し
て、再びエンジンの吸気系に戻し、混合気に加える方法
は、EGR(Exhaust Gas Recircu
lation:排気再循環)と称される。EGRはNO
xの発生抑制、ポンプ損失の低減、燃焼ガスの温度低下
に伴う冷却液への放熱損失の低減、作動ガス量・組成の
変化による比熱比の増大と、これに伴うサイクル効率の
向上など多くの効果があるところから、エンジンの熱効
率を改善するには有効な方法とされている。しかしなが
らEGRガスの温度が高くなると、吸気温度の上昇に伴
う燃費の低下やその熱作用によりEGRバルブなどの耐
久性は劣化し、早期破損を招く場合があったり、その予
防のために水冷構造とする必要があることが認められて
いる。
【0003】このような事態を避けるためエンジンの冷
却液または冷却風によってEGRガスを冷却する装置が
提案され、この装置としては一般に多管式の熱交換器が
利用される。
【0004】この場合に利用される多管式のEGRガス
冷却装置としては、例えば胴管両端部において胴管の内
壁に固着されたチューブシートに複数の伝熱管が固着配
列され、前記胴管の端部にEGRガス流入口およびEG
Rガス流出口を備え、さらに外方へ向けてのバーリング
成形によって胴管自体に冷却媒体流入口および冷却媒体
流出口を設け、このバーリング成形によって設けた冷却
媒体流入口および冷却媒体流出口に、枝管を直接ろう付
けもしくは溶接により接合した構造のEGRガス冷却装
置がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の伝熱管にあっては、通常の熱交換器がそうであ
るように伝熱管の長さ方向全長に亘り、その内周面が平
滑で単純な円形の管体を使用しているため、該管体内に
流入するEGRガスは殆ど流過抵抗なしに円滑に流れる
結果、伝熱管の中央付近を流れるEGRガスの熱は、離
れた伝熱管の内周壁面に伝達されず、かつEGRガスは
伝熱管内で撹拌されることがないため、EGRガスから
伝熱管への熱伝達が十分になされず、EGRガスの冷却
効率が低くならざるを得なかった。またEGRガスには
排気ガス組成としての煤が混入しており、EGRガスが
管体の中を通過していく過程で、前記煤は管体の内周面
に付着し易く、また一旦付着した煤は管体の内周面より
剥離し難く、次第に成長して煤の塊となっていまう。
【0006】このようにして伝熱管の管体の内面に煤が
付着すると、この煤が断熱材として働き、通常状態でも
それほど高くないガス体から管内壁への熱伝達が一層阻
害されて、当初の目的とするEGRガスと冷却媒体との
熱交換が所望の通り行われず、また管体の内周面に付着
した煤が次第に成長して煤の大きな塊となり、この塊が
振動などにより剥離した場合には、EGRガスの循環系
統に流れて、エンジン内部に流入し作動不良を招くなど
の問題もあった。
【0007】本発明は上記の問題を解決するためになさ
れたもので、伝熱管の内周壁部に膨出部を設けて流れに
撹拌作用を付与して乱流化を積極的に増大させることに
よって管体の伝熱性能を高め、熱交換率が安定し、かつ
エンジン不調の原因を予め取り除いた伝熱管を使用した
EGRガス冷却装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の問
題点に着目し、伝熱管の断面形状を二葉状ないし四葉状
の形状にして当該伝熱管の内部にスパイラル状の凸条を
有するよう構成することによって伝熱促進が計れるとと
もにEGRガス中に混入している煤の伝熱管内周面に対
する付着、成長を抑制することを見出だし本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明に係るEGRガス冷却
装置は、胴管内壁の両端部に固定されたチューブシート
に複数の伝熱管が固着配列され、前記胴管の両端部の外
側には端部キャップが固着され、また該端部キャップに
はEGRガスの流入口と流出口が設けられた多管式のE
GRガス冷却装置において、前記複数の伝熱管は、両端
部にチューブシートに接続されるストレート管部を有
し、該ストレート管部を除いて全体に巻き方向を一方向
とした複数の条溝を有し、管軸線方向に対し螺旋状に形
成された連続した山部および溝部がそれぞれなだらかな
曲面状となし、かつ管軸線に対する直角方向断面形状が
二葉状ないし四葉状に形成され、前記チューブシートに
接続されるストレート管部の直径をd、同伝熱管螺旋部
外接円の直径をDとした場合に、d/Dの比率は70%
以上130%以下、同伝熱管螺旋部外接円直径Dは4m
m以上12mm以下、その内接円直径D′は2mm以上
11mm以下、同伝熱管螺旋部外接円直径Dに対する螺
旋のリードLは1D以上10D以下、同伝熱管螺旋部外
接円直径Dに対し、螺旋状に形成された山部および溝部
の曲面は、条溝のつる巻線の接線の直角方向断面でみて
山部の曲率半径Rは0.1D以上2.5D以下、溝部の
曲率半径rは0.05D以上1.5D以下であることを
特徴とするものであって、前記伝熱管の螺旋部における
山部および溝部の管軸線方向の断面形状の当該溝部に連
続する両側山部の管軸線に対する傾斜角度は10度以上
60度以下としたり、螺旋状に形成された連続した山部
および/または溝部の曲面に1ないし複数個の凹凸が連
続または不連続に形成されていたり、螺旋状に形成され
た連続した山部および溝部が断続的に形成されているこ
とを特徴とするものである。
【0009】本発明は伝熱管の内部を通過するEGRガ
スの流れを強制的に撹拌・乱流化して熱伝達を向上させ
るために、伝熱管の内部に螺旋状に突出した凸条とそれ
に連続した山部をそれぞれなだらかな曲面状に複数設け
ることによって、直線的に流れようとするEGRガスに
旋回力を与えると同時に撹拌させて乱流化をより増大さ
せ、煤などの付着の低減とその剥離を促進することを可
能としたものである。
【0010】本発明において、d/Dの比率を70%以
上130%以下としたのは、d/Dが70%未満の伝熱
管では伝熱管が太くなりすぎて当該伝熱管配ピッチが粗
くなるとともに、伝熱管の本数が減少して伝熱面積が少
なくなり、他方、d/Dが130%を超える管径となる
と、細くなりすぎて通気抵抗が大きくなるためである。
また、同伝熱管螺旋部外接円直径Dを4mm以上12m
m以下としたのは、4mm未満では流路面積が小さくな
りすぎ、カーボンによる閉塞を生じる原因となり、他
方、12mmを超えると胴管内に配設する伝熱管の本数
が減少するとともに、内周面までの距離が大きくなって
中心部を流れるEGRガスの熱が壁面に伝達され難くな
り、その結果交換熱量が減少するためである。また、同
伝熱管螺旋部内接円直径D′を2mm以上11mm以下
としたのは、2mm未満では細くなりすぎてカーボンに
よる閉塞を生じる確率が高くなると共に通気抵抗が大き
くなってEGRガス量が確保し難くなり、他方、11m
mを超えるとEGRガスに対する撹拌作用が乏しくなる
ためである。また、同伝熱管螺旋部外接円直径Dに対す
る螺旋リードLを1D以上10D以下としたのは、1D
未満ではEGRガスの圧力損失が大きくなるとともに、
伝熱管の剛性が低下し(可撓性が増大)、冷却装置とし
ての耐振動性が低くなり、他方、10Dを超えるとEG
Rガスの撹拌効果が乏しく、EGRガスの熱が伝熱管内
周面に伝熱され難いためである。また、条溝のつる巻線
の接線の直角方向断面でみて山部の曲率半径Rを0.1
D以上2.5D以下としたのは、0.1D未満では螺旋
山の山幅(伝熱管内面の溝幅)が狭くなりEGRガス通
路面積が小さくなる結果通気抵抗が大きくなり、他方、
2.5Dを超えると螺旋溝の溝深さが浅くなりEGRガ
スの撹拌、乱流化作用が乏しくなって熱交換性能が低く
なるためである。さらに、条溝のつる巻線の接線の直角
方向断面でみて溝部の曲率半径rを0.05D以上1.
5D以下としたのは、前記と同様、0.05D未満では
応力集中を生じ易くエンジンからの振動に対する耐久信
頼性が乏しくなり、他方、1.5Dを超えると螺旋溝の
溝深さが浅くなりEGRガスの撹拌、乱流化作用が乏し
くなって熱交換性能が低くなるためである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明のEGRガス冷却装
置の一実施例を示す一部破断平面図、図2は同上のEG
Rガス冷却装置に使用する伝熱管の一実施例を一部省略
して示す平面図、図3は図2イーイ線上の一部縦断面
図、図4は図2ローロ線上の縦断面図、図5は同上のE
GRガス冷却装置に使用する伝熱管の他の実施例を示す
図4相当図、図6は同上のEGRガス冷却装置に使用す
る伝熱管のさらに他の実施例を示す図4相当図、図7は
同上のEGRガス冷却装置に使用する伝熱管の別の実施
例を示す図1相当図である。
【0012】本発明に係る多管式のEGRガス冷却装置
は、図1に示されるように、胴管1の内壁の両端部に固
定されたチューブシート3に複数本の伝熱管4が固着配
列され、好ましくはこの伝熱管群を構成する各伝熱管4
は胴管1の複数箇所にその外周部が胴管1の内壁に固着
された支持板5の貫通孔6に嵌着支持され、前記胴管1
の両端部の外側には端部キャップ7が固着され、前記端
部キャップ7にはEGRガス流入口8とEGRガス流出
口9が設けられ、前記胴管1には冷却媒体流入口10お
よび冷却媒体流出口11が設けられ、かつ前記冷却媒体
流入口10および冷却媒体流出口11には枝管12がろ
う付け、もしくは溶接により接合されたものである。な
おここでは、螺旋部が三葉状に形成された伝熱管を例に
とり説明する。
【0013】ここで、上記EGRガス冷却装置に使用す
る伝熱管を図2〜図7を参照して説明する。図2に示す
伝熱管4は、両端部にチューブシート3に接続されるス
トレート管部4−4を有し、該ストレート管部4−4を
除いて全体に巻き方向を一方向とした3個の条溝4−1
を有し、管軸線方向に対し螺旋状に形成された連続した
山部4−2および溝部4−3がそれぞれなだらかな曲面
状となし、かつ管軸線に対する直角方向断面形状が三葉
に形成され、当該管体内周面に螺旋状に形成された連
続した凸条を突出させた構造となしたもので、該伝熱管
螺旋部の外観は縄状を呈したもので、その製造方法とし
ては例えば管体外周面に対し管外周面に120度間隔に
配設した3個のローラにより巻き方向を一方向とした螺
旋状の山部4−2および溝部4−3を形成する方法を用
いることができる。
【0014】ここで、図2に示すごとく、前記チューブ
シート3に接続されるストレート管部4−4の直径を
d、同伝熱管螺旋部外接円の直径をDとした場合に、d
/Dの比率は70%以上130%以下とし、同伝熱管4
の螺旋部外接円の直径Dは4mm以上12mm以下、そ
の内接円直径D′は2mm以上11mm以下とする。ま
た、同伝熱管螺旋部外接円直径Dに対する螺旋のリード
Lは1D以上10D以下とする。さらに、同伝熱管螺旋
部外接円直径Dに対し、螺旋状に形成された山部4−2
および溝部4−3の曲面は、条溝のつる巻線の接線の直
角方向断面でみて山部の曲率半径Rは0.1D以上2.
5D以下、溝部の曲率半径rは0.05D以上1.5D
以下とする。
【0015】また、図3に示すごとく、伝熱管4の螺旋
部における山部4−2および溝部4−3の管軸線方向の
断面形状の当該溝部4−3に連続する両側山部4−2の
管軸線に対する傾斜角度α、βは、10度以上60度以
下が好ましい。すなわち、10度未満では乱流・撹拌作
用に乏しく熱交換性能の効果および煤の内周壁面への付
着防止効果が得られ難く、他方、60度を超えると乱流
化、撹拌作用、煤の付着防止効果は大きく得られるが、
EGRガスの通気抵抗が大きくEGRガス量が減少して
しまう。なお、この傾斜角度α、βの角度差は特に限定
するものではないが、10度以上60度が好ましい。
【0016】なお、図5に示す伝熱管4は、断面形状が
二葉状に形成されたものを例示したもので、この伝熱管
の場合もストレート管部を除いて全体に巻き方向を一方
向とした2個の条溝4−1を有し、前記三葉の伝熱管と
同様、管軸線方向に対し螺旋状に形成された連続した山
部および溝部がそれぞれなだらかな曲面状となし、当該
管体内周面には螺旋状に形成された連続した凸条を突出
させた構造となしたもので、該伝熱管螺旋部の外観も縄
状を呈している。
【0017】上記のように伝熱管4の内部に複数の螺旋
状に突出した凸条を設ける構成としたことによって、中
央付近を流れるEGRガスの熱は内側へ突出した壁面に
伝熱されると共に直線的に流れようとするEGRガスに
旋回力を与えて強制的に撹拌力を強めて乱流化すること
により、伝熱管の内周面とEGRガスとの間に発生する
境膜を次々に破壊して薄くし、境膜伝熱係数を大きく
し、併せて部分的な撹拌作用による乱流の発生と同時に
煤などの付着を低減するとともに剥離を促進することが
できる。
【0018】図6は螺旋状に形成された連続した山部4
−2および/または溝部4−3の曲面に1ないし複数個
の凹凸が連続または不連続に形成されている伝熱管の一
例を示したもので、この伝熱管4は螺旋状に形成された
連続した山部4−2および溝部4−3に凹部4−2a、
4−3aを形成したもので、この伝熱管4の場合は、管
体内周面に螺旋状に形成された連続した凸条に加え、山
部4−2および溝部4−3の内周面に突出部が形成され
ることにより、EGRガス流れによりいっそう撹拌作用
が付与され、乱流化が増大する効果が得られる。
【0019】また、図7は螺旋状に形成された連続した
山部4−2および溝部4−3が断続的に形成されている
伝熱管を例示したもので、この伝熱管4は連続した山部
4−2および溝部4−3の間に例えばストレート管部4
−5を設けて、山部4−2および溝部4−3を断続的に
形成したもので、この伝熱管4の場合も、図2、図3の
実施例と同様の作用効果が得られるものである。
【0020】なおここでは、螺旋部が三葉状の伝熱管の
場合について説明したが、螺旋部が二葉状または四葉状
の伝熱管においても上記と同様の作用効果が得られるこ
とはいうまでもない。
【0021】
【発明の効果】以上述べた通り本発明は、伝熱管内周面
に巻方向を一方向として複数個の螺旋状に形成された連
続した凸条を有する二葉状ないし四葉状の伝熱管を使用
したので、伝熱面積の増加とともにEGRガスの流れの
撹拌と乱流化により伝熱性能が高められ、煤などの付着
が防止され仮に煤などが付着しても成長しない小片のう
ちに剥ぎ取られるため塊への成長がなく、したがって熱
交換率が改善されるとともに煤などに起因するエンジン
トラブルの発生も防止できるEGRガス冷却装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のEGRガス冷却装置の一実施例を示す
一部破断平面図である。
【図2】同上のEGRガス冷却装置に使用する伝熱管の
一実施例を一部省略して示す平面図である。
【図3】図2イーイ線上の一部縦断面図である。
【図4】図2ローロ線上の縦断面図である。
【図5】同上のEGRガス冷却装置に使用する伝熱管の
他の実施例を示す図4相当図である。
【図6】同上のEGRガス冷却装置に使用する伝熱管の
さらに他の実施例を示す図4相当図である。
【図7】同上のEGRガス冷却装置に使用する伝熱管の
別の実施例を示す図1相当図である。
【符号の説明】
1 胴管 2 内壁 3 チューブシート 4 伝熱管 4−1 条溝 4−2 山部 4−2a、4−3a 凹部 4−3 溝部 4−4 ストレート管部 5 支持板 6 貫通孔 7 端部キャップ 8 EGRガス流入口 9 EGRガス流出口 10 冷却媒体流入口 11 冷却媒体流出口 12 枝管
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月21日(2000.4.2
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図5】
【図3】
【図6】
【図7】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 胴管内壁の両端部に固定されたチューブ
    シートに複数の伝熱管が固着配列され、前記胴管の両端
    部の外側には端部キャップが固着され、また該端部キャ
    ップにはEGRガスの流入口と流出口が設けられた多管
    式のEGRガス冷却装置において、前記複数の伝熱管
    は、両端部にチューブシートに接続されるストレート管
    部を有し、該ストレート管部を除いて全体に巻き方向を
    一方向とした複数の条溝を有し、管軸線方向に対し螺旋
    状に形成された連続した山部および溝部がそれぞれなだ
    らかな曲面状となし、かつ管軸線に対する直角方向断面
    形状が二葉状ないし四葉状に形成され、前記チューブシ
    ートに接続されるストレート管部の直径をd、同伝熱管
    螺旋部外接円の直径をDとした場合に、d/Dの比率は
    70%以上130%以下、同伝熱管螺旋部外接円直径D
    は4mm以上12mm以下、その内接円直径D′は2m
    m以上11mm以下、同伝熱管螺旋部外接円直径Dに対
    する螺旋のリードLは1D以上10D以下、同伝熱管螺
    旋部外接円直径Dに対し、螺旋状に形成された山部およ
    び溝部の曲面は、条溝のつる巻線の接線の直角方向断面
    でみて山部の曲率半径Rは0.1D以上2.5D以下、
    溝部の曲率半径rは0.05D以上1.5D以下である
    ことを特徴とするEGRガス冷却装置。
  2. 【請求項2】 伝熱管の螺旋部における山部および溝部
    の管軸線方向の断面形状の当該溝部に連続する両側山部
    の管軸線に対する傾斜角度を10度以上60度以下とし
    たことを特徴とする請求項1記載のEGRガス冷却装
    置。
  3. 【請求項3】 螺旋状に形成された連続した山部および
    /または溝部の曲面に1ないし複数個の凹凸が連続また
    は不連続に形成されていることを特徴とする請求項1記
    載のEGRガス冷却装置。
  4. 【請求項4】 螺旋状に形成された連続した山部および
    溝部が断続的に形成されていることを特徴とする請求項
    1記載のEGRガス冷却装置。
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