JP2003083679A - 乾燥炉 - Google Patents

乾燥炉

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JP2003083679A
JP2003083679A JP2001273421A JP2001273421A JP2003083679A JP 2003083679 A JP2003083679 A JP 2003083679A JP 2001273421 A JP2001273421 A JP 2001273421A JP 2001273421 A JP2001273421 A JP 2001273421A JP 2003083679 A JP2003083679 A JP 2003083679A
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heating
drying
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Tadashi Furuya
正 古屋
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FURUYA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 紙片を結合剤と共に混練して加圧成形した板
材は大量の水分を含んでいる。この板材を効果的に乾燥
する。 【解決手段】 ブロア4aで吸込んだ空気と還流蒸気を
ドライヤー4bで加熱し、加熱乾燥した熱風を炉体20
内へ送り、型枠17内の成形材を加熱する。またヒータ
7によっても加熱し、大量に発生する蒸気を排気ダクト
13から放出する。上部の排気口12から一部排出する
と共に一部を配管10,10aでブロア4bへ還流す
る。還流量は主として排気口12、空気取入口11に備
えるダンパで加減する。配管10,10aに水分分離サ
イクロン21を介装し、還流蒸気を除湿する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は細断された紙片を結
合剤と混練して加圧成形した板材を乾燥する乾燥炉に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来特許第3140441号に示される
ように故紙を細断して結合剤と共に混練し、これを板状
に加工して乾燥し板材を得ることが提案されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上述の技術は故紙から
板材を形成するのにきわめてすぐれている。本発明は上
述の技術を更に向上する効果を生ずる乾燥炉を提供する
ことを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本出願に係る第1の発明
は細断された紙片を結合剤と混練して加圧成形をした板
材を乾燥する乾燥炉において、ほぼ密閉された中空六面
体であって周囲に設けられ内部の蒸気を排出する蒸気排
出ダクトを有する炉体と、炉体へ送るための加熱媒体を
加熱する加熱手段と、加熱媒体の加熱手段の入口に加熱
媒体を送り込み、加熱された加熱媒体を加熱手段の出口
から送り出して炉体へ給送するための送風機と、炉体上
部と送風機の吸込口を連結する還流配管と、還流配管に
介装され還流配管を流れる蒸気を除湿する除湿手段と、
還流配管に設けられ炉体上部から排出した蒸気の一部を
外部へ排出するためのダンパーを備えた排気口と、送風
機の吸込口近くにおいて還流配管に設けられ外気を吸込
む吸気ダンパーを有する空気取入口と、炉体内に設けら
れた板材を夫々載置する複数の棚と、棚の両側に配設さ
れた電気抵抗発熱体と、を有し、加熱媒体の対流による
加熱と電気抵抗発熱体による直接加熱とにより板材を加
熱して発生した蒸気の一部を排出ダクトで排出すると共
に、更に蒸気の一部を除湿して還流することを特徴とす
る乾燥炉である。 【0005】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明する。 【0006】図1から図6は乾燥炉を示す。図1から図
3は三面図であって、図1は、全体を示す正面図、図2
は右側面図、図3は平面図である。図4は図1のB−B
−C−C断面図を示す。図5は図1のD−D断面図、図
6は図1のA−A断面図である。 【0007】(全体構成)本発明の実施の形態の乾燥炉
は細断された紙片を結合剤と混練して加圧成形をした板
材を乾燥する乾燥炉において、ほぼ密閉された中空六面
体であって周囲に設けられ内部の蒸気を排出する蒸気排
出ダクトを有する炉体と、炉体へ送るための加熱媒体を
加熱する加熱手段であるヒータと、加熱媒体の加熱手段
の入口に加熱媒体を送り込み、加熱された加熱媒体を加
熱手段の出口から送り出して炉体へ給送するための送風
機であるブロアーと、炉体上部と送風機の吸込口を連結
する還流配管としての耐熱配管と、還流配管に設けられ
炉体上部から排出した蒸気の一部を外部へ排出するため
のダンパーを備えた排気口と、還流配管である耐熱配管
に介装され耐熱配管を流れる加熱媒体の蒸気を除湿する
除湿手段であり、復水器の一形態であるサイクロンと送
風機の吸込口近くにおいて還流配管に設けられ外気を吸
込む吸気ダンパーを有する空気取入口と、炉体内に設け
られた板材を夫々載置する複数の棚と、棚の両側に配設
された電気抵抗発熱体であるコイルファンヒータと、を
有し、加熱媒体の対流による加熱と電気抵抗発熱体によ
る直接加熱とにより板材を加熱して発生した蒸気の一部
を排出ダクトで排出すると共に、残りの蒸気を再生器で
乾燥し、乾燥熱風を還流する乾燥炉である。 【0008】上記構成において、本発明の実施の形態で
は成形材を加熱するための加熱媒体として空気を用いて
ホットドライヤーで加熱し、この加熱媒体を炉体に送
り、炉体中の成形材を加熱すると成形材に含まれる水分
が水蒸気となって大量に発生する。この大量に発生した
蒸気を炉体周囲より外部へ放出すると共に発生蒸気を加
熱媒体の還流に載せて水分分離サイクロンまで運び、前
記水分分離サイクロンで水分と加熱媒体に分離する。こ
の方法により、大量に水分を含む被加熱材から効率よく
水分を奪い、迅速に炉外へ排出するので、短時間で炉内
温度を上昇させることができる。 【0009】(乾燥炉)図1、図2、図3、図7に示す
ように乾燥炉の炉体20の正面には左右に両開き扉1,
2を夫々有する中空の六面体であり、架台3の上に設置
されている。乾燥炉の下にはホットドライヤー4が配置
してある。炉体20の背面は開口を有しない背板であ
る。ホットドライヤー4はブロアー4aとヒーター4b
から構成され、ブロアー4aで発生させた空気の流れを
ヒータ4bで加熱することにより熱風を作り出す装置で
ある。ヒーター4bは筐体内に電気抵抗発熱体を内蔵し
たものでホットドライヤーコントロールパネル4eによ
って温度制御される。ホットドライヤー4の乾燥熱風吐
出口4cは、T形分岐管5に接続してある。前記T形分
岐管5の二つの出口は、図4に示すように乾燥炉底面2
0aにある二つの乾燥熱風取入口6にそれぞれ接続して
いる。 【0010】図5、図7に示すように、乾燥炉の右側の
側板20bの内壁と左側の側板20cの内壁に沿ってそ
れぞれ3本のコイルフィンヒータ7を夫々水平に設置
し、図6、図7に示すように、乾燥炉内の中央にも3本
のコイルフィンヒータ7を設置してある。ここでコイル
フィンヒータ7は電気抵抗発熱体を熱源としている。 【0011】図7に示すように、乾燥炉の天面20dの
中央部には、排気開口8が設置されこの排気開口8にT
形分岐管9が接続されている。 【0012】T形分岐管9の一方の開口は流量調節可能
なダンパーを有する蒸気の排気口12を介して大気中へ
開かれており、他方の開口は耐熱配管10,10aの一
端に接続されている。耐熱配管10,10aの他端は送
風機として設けたブロアー4aの吸込口4dに連結され
ている。耐熱配管10,10aには水分分離サイクロン
21が介装されている。即ち、一端がT形分岐管9に連
結された耐熱配管10の他端は水分分離サイクロン21
の吸入口に連結され、水分分離サイクロン21の排出口
は、耐熱配管10aを介してブロアー4aの吸入口4d
に連通している。 【0013】吸込口4dの近くで耐熱配管10には吸込
量調整用のダンパー付の空気口11が設けてある。吸込
口4dは耐熱配管10aに通ずると共に、一部が外気に
対して開口している。また、吸込口4dは直接外気を取
り込むものでダンパーが付設されており、吸込量を調節
する。そこで還流された加熱媒体から蒸気を取り除いた
後の乾燥熱風70%と新らたに取り入れた外気30%の
割合で作られた空気が前記吸込口4dに吸い込まれる。 【0014】また、炉体20の左右の側壁20b,20
cには、蒸気排出ダクト13が設けてある。 【0015】炉体20の内部に図7に示すように上下方
向に並んでいる6段の乾燥棚14が2列あり、同時に1
2枚の成形材16の乾燥ができる。 【0016】また、両開扉1,2を設け片側宛開くこと
で開度を小さくして成形材16を出し入れする時の開口
部の面積を小さくすることにより、成形材16の出し入
れの際の炉体20内の温度降下を小さくしている。そし
て、炉体20の中の空間は物理的に区切られてはいない
が、中央にコイルフィンヒータ7を設けることにより熱
的に区切られた空間を形成している。例えば、両開き扉
1を開けて成形材16の出入れ作業をしている時でも、
右側の乾燥棚14で行なわれている乾燥工程はその影響
を小さくできる。なぜならば、開放した扉1を開放した
開口から流入した外気が中央のコイルフィンヒータ7に
よって冷気が右室内へ行くことは抑制され熱的にほぼ遮
断されるからである。 【0017】また、炉体20の中央部分を物理的に左右
を区切らないことにより、乾燥熱風が乾燥炉内全体を循
環できる利点を残すことができる。 【0018】不図示の温度制御装置は、乾燥炉内に設け
た温度センサ(不図示)と乾燥炉外に設けた温度調節計
(不図示)により、乾燥炉内を設定した温度に保つ機能
を持っている。 【0019】(乾燥台)図9は前工程において用いた加
圧成形型17である。この成形型17は型枠17eの中
に上型17a、下型17bを挿入したものである。図9
では上型17aの下側に下型17bがあり見えない。 【0020】成形材16を型17(図9参照)と一緒に
図8に示す治具、すなわち乾燥台15と合体させて、乾
燥炉に入れる。成形材16をはさんだ状態の成形型17
の断面を図10に示す。図10は、図8に示した乾燥台
15と、成形材16をはさんだ成形型上型17a、下型
17bを合体させた状態を示した断面図である。乾燥前
の状態である成形材16は、もろく崩壊し易いので、図
10に図示した乾燥台15上に成形材を入れた成形型1
7を置いた状態にして乾燥炉に入れ、一次乾燥を行な
う。 【0021】図8に示すように、乾燥台15は熱風が成
形材16に当たるように多数の穴15aがあいたステン
レス鋼製の板で上面15b及び側面15cをつくってあ
る。前記乾燥台15には型枠17eを保持するために、
段差面15dを設けてある。 【0022】ここで、図10に示すように、段差面15
dから上の多孔板部15eは平面投影が四角形で型枠1
7eが丁度、ゆるく嵌まる大きさであり、多孔板部15
eの高さは型枠17eの高さより低い。そこで、成形型
17で成形されたまま、脱水後の成形材16は成形型1
7から取り外すことなく、乾燥台15の多孔板部15e
の外周に型枠17eの内周を嵌め込むと、上下型17
a,17bに挟持された成形材16は上下型17a,1
7bと共に多孔板部15eの上面15b上に残る。この
際、上型17aは型枠17eに嵌合したままである。 【0023】故紙から再生材、例えば吸音板あるいは遮
音板を製造する過程において、故紙を撹拌混合して得ら
れた材料を成形型に流し込み、固形分を結合剤中に均質
に分散させた後、圧縮して脱水する。 【0024】圧縮脱水した成形材を成形材16とする。
成形材16を成形型17にはさみ込んだまま、乾燥台1
5にはめ込み、両開き扉1あるいは両開き扉2を開けて
乾燥棚14の上に設置後、開けた扉を閉じる。この時、
炉体20内はホットドライヤー4とコイルフィンヒータ
7によって予めある設定温度、例えば200℃に加熱さ
れている。 【0025】前記両開き扉1と両開き扉2を閉じた状態
である時間、例えば、30分間放置する。これを一次乾
燥という。この間、不図示の温度制御装置が乾燥炉内の
温度を設定温度で保持している。前述した一次乾燥時間
を短縮するためには、成形材16を乾燥炉に入れる間、
両開き扉1又は2を開放することによる乾燥炉内の温度
降下を少くすることと、温度降下した乾燥炉内の温度を
設定温度に戻すための所要時間の短縮が求められる。本
発明の実施の形態では、乾燥台15を治具として用い
て、出し入れの作業時間を短かくして前記温度降下を少
なくするとともに乾燥台15の素材を板材とすることに
より熱容量を小さくすることによっても前記温度降下を
少なくしている。また、前述した、設定温度に戻すため
の所要時間の短縮には、ホットドライヤー4とコイルフ
ィンヒータ7を併用することによって対処している。 【0026】乾燥炉に入れた成形材16からは、水分が
蒸発して、前記乾燥炉内は、水蒸気で充満するが、ブロ
アー4aによって熱風が前記乾燥炉内に送り込まれてい
るため、蒸気排出ダクト13から大部分の水蒸気が乾燥
炉外へ排気される。 【0027】ここで、乾燥炉内の空気の流れについて説
明する。図7に示すように、ホットドライヤー4の吐出
口4cから送り出された熱風の流れイは、T形分岐管5
によって流れロと流れハに分かれる。それぞれの流れ
ロ、ハは乾燥炉の底面20aの左右に設けた熱風取入口
6へ導かれ、乾燥炉内で図4に示す格子状の乾燥棚14
を通りぬける上方へ向う流れニと流れホになる。この上
方への流れニ、ホが乾燥棚14を通過する時、乱流とな
って乾燥棚14間に入り込み乾燥棚14の上に乾燥台1
5と共に置かれた成形材16から水分を蒸発させ、蒸発
した水蒸気をこの上方への流れニ,ホの中に取り込む。
上方への流れニ,ホは乾燥炉の炉体20の天面20d下
で夫々が水平方向の流れヘ,トと、流れチ,リに分かれ
る。水平方向の流れリはー部下降流れルを経由して、左
側の蒸気排出ダクト13をとおる流れワとなり乾燥炉外
へ排出される。同様に天面20d下の横方向の側板20
bへ向う流れヘも、ー部下降流れヌを経由して右側の蒸
気排出ダクト13をとおる流れヲとなり乾燥炉外へ排出
される。上記上方向の流れホ、ニから横方向炉体中央部
へ方向を変えた流れト,チ,へ,リは一緒になり上方及
び下方への流れヨ,カに分かれる。下方への流れカは乾
燥炉内を下降し、底面20aに達し、横方向に流れ、上
向きの流れ、ホ,ニに合流する。上向きの流れヨは、T
形分岐管9によって、排気の流れタと還流のための流れ
レに分かれる。流れタは、乾燥炉外へ排出される。流れ
レは耐熱配管10を介して、水分分離サイクロン21の
分離槽21aの円筒内面21dの接線方向から、前記分
離槽21aの内部に導かれる。分離槽21aの中央には
図7に示すように耐熱配管10aが存在する為、流れレ
は前記排気管21cの外面と分離槽21aの円筒内面2
1dで囲まれた空間を螺旋状に流れる流れラになる。流
れラによって遠心力が発生し、その遠心力によって流れ
ラに含まれている蒸気が分離され、排気管21cの外面
や円筒内面21dに衝突し、凝縮し水滴となって付着す
る。 【0028】ここで、水分分離サイクロン21はジャケ
ット22で覆われており、ジャケット22と水分分離サ
イクロン21の間には冷風が流れている。冷風発生機2
3(冷風の発生原理については後述する)で作られた冷
風は、供給口23aからダクト24を通って入口22a
からジャケット22に入り、ジャケット22の内面と水
分分離サイクロン21の外面との隙間を通って出口22
bから外気へ放出される。水分分離サイクロン21の外
面は、当該冷風により冷却されるので、流れラが水分分
離サイクロン21の円筒内面21dや円錐内面21bに
接触したときに水蒸気から水滴になり易くなる。従っ
て、冷風発生機23とダクト24とジャケット22によ
り、水分分離サイクロン21の復水性能を向上させるこ
とができる。 【0029】また、その他の構成例としては冷風発生機
23やジャケット22を使わず水分分離サイクロン21
の外表面に銅パイプを螺旋状に半田付けまたは溶着し、
銅パイプに冷却水を流すことにより、水分分離サイクロ
ン21の外表面の温度を下げて水蒸気の凝縮効率を高め
る方法もある。 【0030】更に、ブロアー4aの回転数を低速にして
流れラの流速を下げることにより、水蒸気を含む流れラ
が水分分離サイクロン21の内部に滞留する時間を長く
することによって、更に水蒸気の凝縮効率を向上させ短
時間で乾燥炉内部の温度を回復させる方法を選択するこ
ともできる。但し、流れラの流速を下げた場合、水分分
離サイクロン本来の機能である遠心力による水蒸気の分
離という作業効率が低下する。従って、流れラの流速値
は相反する二つの効率に影響を与えるので、総計として
水蒸気の凝縮効率が最も良い流れラの流速値を採用する
ことになる。 【0031】このようにして、円筒内面21dや排気管
21cの外面に付着した水滴は、前記円筒内面や排気管
21cの外面を伝って、円錐内面21bに至り、更に前
記円錐内面21bを伝ってドレン溜まり21gに到達す
る。ドレン溜り21gに貯留されたドレンは、バルブ2
1eを開くことにより、ドレン配管21fを通って排出
される。 【0032】上述のように、蒸気が分離された流れラ
は、排気管21cを通る流れムになり、排気管21cに
連結された耐熱配管10aに導かれ、流れソになる。空
気取入口11によって、流れソに流れツが合流し流れネ
となる。ただし排気口12と空気口11の各ダンパの開
度によって流れツは逆に排気となる。流れネは、ブロア
ー4aの吸込口を通過する際に、外気からの流れナと合
流してホットドライヤー4の吸込口4dに吸込まれる。 【0033】前述した一次乾燥は成形材16を型17に
はさんだ状態で行なったが、次の二次乾燥は、成形材1
6を型17からはずして行なう。一次乾燥を終えた型1
7を乾燥炉から取り出す。表面が乾燥した成形材16を
型17からはずす。次に乾燥炉内の温度を下げて、例え
ば150℃にして、前記成形材16を乾燥棚14上に直
接置き、ある時間、例えば、30分程度放置する。次に
乾燥炉内の温度をさらに下げて、例えば、100℃にし
てある時間、例えば成形材16を8mmの板厚の吸音板
に仕上げようとするのならば、1時間程度放置すると乾
燥工程が終了する。 【0034】このように二次乾燥工程においては乾燥温
度を徐々に下げて乾燥させることで、表面を焦がさず、
可能な限り短時間で成形材を乾燥して再生材、例えば、
吸音板や遮音板を製造できる。 【0035】上述したように本発明の乾燥炉によって成
形材16に含まれる水分は、還流する加熱媒体に運ばれ
て、一部は前記加熱媒体と一緒に蒸気排出ダクトより炉
外へ運び出され、残りは水分分離サイクロンによってド
レンとして抽出され排出される。 【0036】(冷風発生機)本発明の構成要素である冷
風発生機23を図11で具体的に説明する。機械式の圧
縮式冷凍機である冷風発生機23は、冷媒圧縮機25、
凝縮器30、減圧弁29、蒸発器27という四つの主要
部分から構成される。まず、冷媒が蒸発器27で気化し
て、気化熱によって周囲の空気から熱を吸収する。気化
した冷媒は冷媒配管26aを通って冷媒圧縮機25に導
かれ圧縮されて高温となる。この高温高圧の冷媒は冷媒
配管26bを通って、ファン31で冷却される凝縮器3
0に入り、熱を奪われ凝縮されて液体に戻る。液体に戻
った冷媒は冷媒配管26cを通って減圧弁29へ導か
れ、減圧弁29で冷媒の圧力を調整され気化温度を設定
される。気化温度を設定された冷媒が冷媒配管26dを
通って蒸発器27に導かれる。こうしたサイクル(冷凍
サイクル)を持続することによって、蒸発器を−30℃
程度まで冷却することができる。 【0037】従って、気化熱によって熱を吸収された蒸
発器27周辺の空気は送風ファン28によって空気の流
れ、つまり冷風となり、供給口23aから送り出され
る。 【0038】 【発明の効果】本発明の乾燥炉は、被乾燥材が水分を多
量に含んでいる場合、効率よく前記水分を水蒸気に変え
て迅速に乾燥炉外へ排出し、短時間で乾燥できる。 【0039】従って、故紙から再生紙例えば、吸音板あ
るいは、遮音板を製造する過程において、成形材を乾燥
するための製造装置として特に有効である。
【図面の簡単な説明】 【図1】乾燥炉の正面図である。 【図2】乾燥炉の右側面図である。 【図3】乾燥炉の平面図である。 【図4】図2のB−B−C−C断面平面図である。 【図5】図1のD−D断面側面図である。 【図6】図1のA−A断面側面図である。 【図7】乾燥機の正面断面図である。 【図8】乾燥台の斜視図である。 【図9】成形型の斜視図である。 【図10】成形材をはさんだ成形型をはめ込んだ乾燥台
の部分断面側面図である。 【図11】冷風発生機の冷風発生原理を示す線図であ
る。 【符号の説明】 1…両開き扉 2…両開き扉 3…架台 4…ホッドドライヤー 4a…ブロアー 4b…ドライ
ヤー 4c…吐出口 4d…吸込口 4e…コントロールパネル 5…T形分岐管 6…取入口 7…コイルフィンヒータ 8…排気開口 9…T形分岐管 10…耐熱配管 11…空気取入口 12…排気口 13…蒸気排出ダクト 14…乾燥棚 15…乾燥台 15a…穴 15b…上面 15c…側
面 15d…段差面 15e…多孔板部 16…成形材 17…型 17a…上型 17b…下型 20…炉体 20a…底面 20b…右側の側壁 20
c…左側の側壁 20d…天面 21…水分分離サイクロン 21a…分離槽 21b…
円錐内面 21c…排気管 21d…円筒内面 21e
…バルブ 21f…ドレン管 22…ジャケット 22a…入口 22b…出口 23…冷風発生機 23a…供給口 24…ダクト 25…冷媒圧縮機 26a,26b,26c,26d…冷媒配管 27…蒸発器 28…送風ファン 29…減圧弁 30…凝縮器 31…ファン イ,ロ,ハ,ニ,ホ,ヘ,ト,チ,リ,ヌ,ル,ヲ,
ワ,カ,ヨ,タ,レ,ソ,ツ,ネ,ナ,ラ,ム…熱風の
流れ方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F26B 23/06 F26B 23/06 A

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 細断された紙片を結合剤と混練して加圧
    成形をした板材を乾燥する乾燥炉において、 ほぼ密閉された中空六面体であって周囲に設けられ内部
    の蒸気を排出する蒸気排出ダクトを有する炉体と、 炉体へ送るための加熱媒体を加熱する加熱手段と、 加熱媒体の加熱手段の入口に加熱媒体を送り込み、加熱
    された加熱媒体を加熱手段の出口から送り出して炉体へ
    給送するための送風機と、 炉体上部と送風機の吸込口を連結する還流配管と、 還流配管に介装され還流配管を流れる蒸気を除湿する除
    湿手段と、 還流配管に設けられ炉体上部から排出した蒸気の一部を
    外部へ排出するためのダンパーを備えた排気口と、 送風機の吸込口近くにおいて還流配管に設けられ外気を
    吸込む吸気ダンパーを有する空気取入口と、 炉体内に設けられた板材を夫々載置する複数の棚と、 棚の両側に配設された電気抵抗発熱体と、 を有し、加熱媒体の対流による加熱と電気抵抗発熱体に
    よる直接加熱とにより板材を加熱して発生した蒸気の一
    部を排出ダクトで排出すると共に、更に蒸気の一部を除
    湿して還流することを特徴とする乾燥炉。
JP2001273421A 2001-09-10 2001-09-10 乾燥炉 Pending JP2003083679A (ja)

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