JP2003083642A - 膨張弁 - Google Patents

膨張弁

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JP2003083642A JP2001271438A JP2001271438A JP2003083642A JP 2003083642 A JP2003083642 A JP 2003083642A JP 2001271438 A JP2001271438 A JP 2001271438A JP 2001271438 A JP2001271438 A JP 2001271438A JP 2003083642 A JP2003083642 A JP 2003083642A
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/18Optimization, e.g. high integration of refrigeration components

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で組立性の良い膨張弁を提供することを
目的とする。 【解決手段】 感温部のロアハウジング3に順次外径を
小さくしたプレス加工品のハウジング4,5を重ねて弁
部を構成した。弁体16を弁閉方向に付勢している圧縮
コイルスプリング17の荷重調整をハウジング5と一体
に形成した荷重調整片19のスプリング受け部分の折り
曲げ方で行うようにして、アジャストねじを不要にし
た。また、軸線方向の寸法を短くして小型化した。これ
により、膨張弁1のコストを低減することができる。膨
張弁1は、ボタン形状を有することでエバポレータと一
体になっている弁ケースへの装着が容易になり、組立性
を向上させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は膨張弁に関し、特に
自動車用エアコンシステムの冷凍サイクルの中で高温・
高圧の液冷媒を断熱膨張させて低温・低圧の気液混合冷
媒にするとともにエバポレータ出口での冷媒の状態が所
定の過熱度になるように冷媒流量を制御する膨張弁に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動車エアコンシステムでは、コンプレ
ッサによって圧縮された高温・高圧のガス冷媒をラジエ
ータで凝縮し、凝縮された液冷媒を膨張弁で断熱膨張さ
せることで低温・低圧の冷媒にし、それをエバポレータ
にて蒸発させてコンプレッサに戻すような冷凍サイクル
が形成されている。低温の冷媒が供給されるエバポレー
タは、車室内の空気と熱交換を行うことで、冷房が行わ
れる。
【0003】膨張弁は、エバポレータ出口側の冷媒の温
度および圧力の変化を感知して内部が昇降圧する感温部
と、その感温部の昇降圧に基づいてエバポレータ入口側
に供給される冷媒の流量を制御する弁部とから構成され
ている。この弁部は、高圧冷媒を受ける冷媒入口と低圧
冷媒を供給する冷媒出口とを連通する冷媒通路の途中に
その冷媒通路を遮るように設けられた壁に穿設された弁
孔と、この弁孔に対向して接離可能に設けられた弁体と
から成っている。弁体は、弁孔を塞ぐ方向にばねによっ
て付勢され、また、感温部によりシャフトを介して駆動
されることで弁開度を制御するようになっている。
【0004】このような膨張弁は、エバポレータの入口
配管と出口配管とに取り付けられるが、膨張弁とエバポ
レータとの配管作業は、非常に繁雑であることから、膨
張弁をエバポレータと一体に構成して配管作業を軽減す
ることが提案されている。
【0005】その一例として、特開昭63−80169
号公報に記載された膨張弁付きのエバポレータが知られ
ている。このエバポレータによれば、冷媒流通路と空気
流通空間とが交互に形成されるように複数のプレートを
積層し、積層されたプレートの冷媒流れ方向両端部に
は、複数の冷媒流通路をグループ別に集合させるタンク
が形成され、これらのタンクを適当に接続して一続きの
冷媒流れを成すようにしている。タンク内には、高圧の
液冷媒を導入する高圧配管およびエバポレータ出口配管
を構成する低圧配管が接続された膨張弁用パイプが設け
られ、その膨張弁用パイプの一端がエバポレータの外に
延びていて、そこから膨張弁用パイプに膨張弁を構成す
るシリンダブロックを挿入するようにしている。このシ
リンダブロックには、高圧の液冷媒を断熱膨張させる弁
部とエバポレータ出口の冷媒の温度および圧力を感知し
て弁部の弁体を制御する制御部とを備えている。
【0006】膨張弁用パイプは、その側壁に、断熱膨張
された冷媒をエバポレータ入口に供給するための孔およ
びエバポレータ出口の冷媒を通過させるための孔が設け
られており、これらの孔に連通するシリンダブロックの
冷媒流通路は、膨張弁用パイプとシリンダブロックとの
間に配置されるシールリングによってシールされてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
膨張弁は、中実の円柱体を切削加工してその中に弁体や
それを駆動する感温部などを収容する構成にしてあるた
め、ボディの部分が高価になり、また、シールリングを
取り付けた状態で膨張弁を膨張弁用パイプに挿入すると
きに、膨張弁用パイプに設けられた孔がシールリングを
破断させる危険性があり、膨張弁の組立性が悪いという
問題点があった。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、安価で組立性の良い膨張弁を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記問題を解
決するために、エバポレータの入口側タンクと出口側タ
ンクとの間のスペースに一体に溶接してなる弁ケースに
装着するようにした膨張弁において、前記出口側タンク
内の冷媒の温度および圧力を感知する扁平形状の感温部
と、前記感温部に隣接して冷媒が導入または導出される
第1の部屋を構成するようにした、前記感温部よりも小
さな外径を有する第1のハウジングと、前記第1のハウ
ジングに隣接して冷媒が導出または導入される第2の部
屋を構成するようにした、前記第1のハウジングよりも
小さな外径を有する第2のハウジングと、を備え、前記
感温部、前記第1のハウジングおよび前記第2のハウジ
ングを同一軸線上に重ねて配置したことを特徴とする膨
張弁が提供される。
【0010】このような膨張弁によれば、感温部に重ね
て配置される第1のハウジングは感温部よりも小さい外
径を有し、第2のハウジングは第1のハウジングよりも
小さい外径を有しているので、これに合わせて形成され
た弁ケースに載せるだけで簡単に装着でき、組立性を向
上させることができる。
【0011】また、本発明によれば、感温部のハウジン
グ、第1のハウジングおよび第2のハウジングをプレス
加工品とし、感温部に第1のハウジングを溶接し、第1
のハウジングに第2のハウジングを溶接して構成するよ
うにした。
【0012】これにより、ハウジングをプレス加工品で
構成したことで、ボディを安価に作ることができ、膨張
弁のコストを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。図1は本発明による膨張弁
の構成を示す縦断面図である。
【0014】本発明による膨張弁1は、エバポレータ出
口の冷媒温度および圧力を感知する感温部と、この感温
部が感知した冷媒の温度および圧力に応じてエバポレー
タに供給する冷媒の流量を調節する弁部とから構成さ
れ、これら感温部および弁部のハウジングをプレス加工
品で構成している。
【0015】感温部は、プレス加工で成形したアッパー
ハウジング2およびロアハウジング3の外周端を溶接す
ることで扁平形状のハウジングを構成している。弁部の
ハウジングは、プレス加工で成形した浅底カップ状のハ
ウジング4の外周端をロアハウジング3に溶接し、さら
に、プレス加工で成形したカップ状のハウジング5の外
周端をハウジング4に溶接することで構成している。こ
の3段に重ねて構成した膨張弁は1は、感温部の外径に
対してその下に取り付けられたハウジング4の外径を小
さく、そして、このハウジング4の下に取り付けられた
ハウジング5の外径をさらに小さくしてある。
【0016】感温部は、ダイヤフラム6によって上下の
部屋に仕切られている。感温部のロアハウジング3は、
その中央軸線位置にシャフト貫通孔7が穿設され、外周
部には複数の開口部8が穿設されている。感温部の下部
の部屋には、熱伝導性の良いセンターディスク9が配置
されている。このセンターディスク9は、その外周部の
一部が開口部8に近付くように曲げ加工されており、開
口部8の近傍の冷媒の温度を感知するようにしている。
【0017】ロアハウジング3の中央部分は、シャフト
10をシャフト貫通孔7の軸線位置にて軸線方向に進退
自在に支持するパッキン11を保持するような形状に形
成されている。パッキン11は、感温部の下側の部屋と
ハウジング4によって形成される部屋との間のシールも
兼ねており、ワッシャ12によりパッキン11を保持す
る部分に保持されている。このワッシャ12は、パッキ
ン11を保持する部分に圧入などによって固定されてい
る。
【0018】感温部の上部の部屋は、冷媒と同じガスが
充填されており、アッパーハウジング2の中央に穿設さ
れているガス導入孔はボール13を溶接することによっ
て閉止されている。
【0019】ハウジング4は、中心に弁孔14が穿設さ
れている。この弁孔14は、ロアハウジング3のシャフ
ト貫通孔7と正確に同心が出るよう位置決めされてい
る。ハウジング4は、また、外周部に冷媒が通過する複
数の開口部15が穿設されている。
【0020】ハウジング5内には、弁孔14に対して軸
線方向に進退自在のボール形状の弁体16が配置されて
おり、この弁体16は圧縮コイルスプリング17によっ
て弁孔14を塞ぐ方向に付勢されている。また、ハウジ
ング5は、その下方中央部が開放されていて冷媒が通過
する開口部18を構成し、さらに下端部より突出するよ
う荷重調整片19が一体に成形されている。この荷重調
整片19は、先端部が内側に屈曲されて圧縮コイルスプ
リング17のスプリング受けを構成するとともに、その
曲げ角度により圧縮コイルスプリング17の荷重を調整
してこの弁体16が開き始める膨張弁1のセット値の調
整を行っている。
【0021】膨張弁1の軸線位置に配置されたシャフト
10は、エバポレータ出口の冷媒温度および圧力を感知
するダイヤフラム6の変位を弁体16に伝えるようにし
ている。また、感温部のロアハウジング3は、その開口
部8の図の上側に段差部が設けられていてそこにOリン
グ20が周設されている。ロアハウジング3に外径の小
さなハウジング4を溶接することによって形成された段
差部、さらに、ハウジング4に外径の小さなハウジング
5を溶接することによって形成された段差部にも、それ
ぞれOリング21,22が周設されている。ハウジング
4およびハウジング5の溶接部分にOリング21,22
を配置しているため、ハウジング4およびハウジング5
の溶接は、必ずしも全周が完全に気密状態である必要は
なく、脱落しない程度に接合されていればよい。
【0022】なお、この膨張弁1は、ここでは、ハウジ
ング4によって形成された部屋に高温・高圧の液冷媒を
導入し、弁孔14と弁体16との間の隙間を通過させる
ことで断熱膨張させ、断熱膨張された低温・低圧の冷媒
をハウジング5の開口部18を介して導出するものとす
る。
【0023】次に、このように構成された膨張弁1のエ
バポレータへの装着について説明する。図2は本発明に
よる膨張弁が装着される弁ケースを備えたエバポレータ
の部分拡大平面図、図3は本発明による膨張弁の装着状
態を示すエバポレータの正面図、図4は図3のa−a矢
視断面図、図5は図4のb−b矢視断面図である。
【0024】エバポレータ30は、冷媒流通路および空
気流通路を交互に複数配置した平板状の熱交換パネルを
2枚並べ、さらにこれらに別の2枚の熱交換パネルを重
ねるように配置して一体にしたような構成を有し、各熱
交換パネルの流体流れ方向の両端にはそれぞれタンクを
設けて冷媒流通路を集合させ、かつ隣接するパネルのタ
ンクを連通させて、冷媒が各熱交換パネルを順次流れる
ようになっている。
【0025】図示のエバポレータ30は、膨張弁1から
の冷媒を受ける入口側タンク31と蒸発された冷媒が出
て行く出口側タンク32とが隣接して平行に配置された
場合を示しており、入口側タンク31と出口側タンク3
2との間のスペースに膨張弁1を装着する弁ケース33
が取り付けられている。
【0026】弁ケース33は、図の上方に向かって拡開
形成された浅底の形状を有し、エバポレータ30と一体
に形成される。弁ケース33の側壁には、コンデンサに
て凝縮された高圧の液冷媒を受ける冷媒入口配管34が
接続されている。エバポレータ30の冷媒出口配管35
は、出口側タンク32に直接接続されている。また、弁
ケース33は、冷媒入口配管34が接続されている部分
に高圧の液冷媒を導入する冷媒導入用開口部36を有
し、入口側タンク31と接合されている部分には膨張弁
1によって断熱膨張された低温・低圧の冷媒を供給する
冷媒導出用開口部37を有し、出口側タンク32と接触
している部分にはエバポレータ30から出て行く冷媒の
温度および圧力を感知できるようにした冷媒感知用開口
部38を有している。
【0027】また、この弁ケース33は、冷媒導出用開
口部37を介して入口側タンク31に接続されている部
分を除きその入口側タンク31とは隙間を設けて接触し
ないようにしている。これにより、冷媒導出用開口部3
7から入口側タンク31に導入される冷媒の低温が入口
側タンク31から膨張弁1の感温部が位置する弁ケース
33の部分に直接伝熱されないようにして、感温部が感
温エラーを起こしてしまうのを防止している。
【0028】膨張弁1のエバポレータ30への装着は、
エバポレータ30の外側に一体に形成された浅底の弁ケ
ース33に挿入し、固定金具39で固定される。固定金
具39は、たとえば略U字状に形成した弾性ストリップ
の対向側面にスリット状の開口部を有する。弁ケース3
3に膨張弁1を挿入した状態で、感温部の全周溶接部と
弁ケース33のフランジ部とが重なり合っている部分に
固定金具39を横から押し込むことにより、その重なり
合っている部分がスリット状の開口部に嵌まり、これに
よって膨張弁1と弁ケース33とが固定される。
【0029】弁ケース33に膨張弁1を装着した状態で
は、弁ケース33の冷媒導入用開口部36は、膨張弁1
の開口部15と連通状態になり、弁ケース33の冷媒導
出用開口部37は、膨張弁1の開口部18と連通状態に
なり、弁ケース33の冷媒感知用開口部38は、膨張弁
1の開口部18と連通状態になる。また、Oリング20
は、開口部18と大気との間をシールし、Oリング21
は、開口部18と開口部15との間をシールし、Oリン
グ22は、開口部15と開口部18との間をシールす
る。
【0030】膨張弁1が取り付けられたエバポレータ3
0において、エバポレータ30の中を流れて出口側タン
ク32に集められた冷媒は、冷媒出口配管35より流出
していくが、そのときの冷媒の温度は、出口側タンク3
2および弁ケース33を介して膨張弁1の感温部に伝熱
されるとともに弁ケース33の冷媒感知用開口部38を
介して出口側タンク32に開口している開口部8を介し
てセンターディスク9に伝熱される。同時に冷媒圧力が
感温部の下部の部屋に伝えられる。
【0031】ここで、出口側タンク32内の冷媒の温度
が低下するか冷媒圧力が上昇すると、ダイヤフラム6
は、上方に変位する。これにより、シャフト10および
弁体16が圧縮コイルスプリング17に押されて上方へ
移動し、弁開度が小さくなる。この結果、冷媒入口配管
34、弁ケース33の冷媒導入用開口部36および膨張
弁1の開口部15を介して導入され、膨張弁1の開口部
18、弁ケース33の冷媒導出用開口部37を介してエ
バポレータ30の入口側タンク31へ導出される冷媒の
流量が減少する。
【0032】逆に、出口側タンク32内の冷媒の温度が
上昇するか冷媒圧力が低下すると、ダイヤフラム6は、
下方に変位する。これにより、シャフト10および弁体
16が圧縮コイルスプリング17の付勢力に抗して下方
へ移動し、弁開度が大きくなるように制御される。この
結果、膨張弁1の弁部を介してエバポレータ30に送り
込まれる冷媒の流量が増加する。
【0033】なお、上記の説明では、ハウジング4によ
って形成された中間の部屋に高温・高圧の冷媒を導入
し、ハウジング5によって形成された部屋から断熱膨張
された低温・低圧の冷媒を導出するものとして説明した
が、ハウジング5によって形成された部屋に高温・高圧
の冷媒を導入し、中間の部屋から断熱膨張された低温・
低圧の冷媒を導出するようにしてもよい。
【0034】また、圧縮コイルスプリング17を受けて
その荷重を調整する荷重調整片19は、1つで構成した
が、複数設けるようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、膨張
弁のボディを従来の細長い円筒形状から、感温部から離
れる方向に段階的に外径を小さくし、かつ軸線方向の長
さが短いボタン形状としたことで、エバポレータと一体
に形成された浅底の弁ケースに対する装着が容易であ
り、組立性を向上させることができる。
【0036】また、本発明の膨張弁は、感温部および弁
部のハウジングを安価なプレス加工品で構成したことに
より、従来高価だったボディを安価に作ることができ、
軸線方向の寸法を短くして小型化したことにより、膨張
弁のコストをさらに低減することができる。
【0037】さらに、弁体を弁閉方向に付勢する圧縮コ
イルスプリングの荷重調整を弁部のハウジングと一体に
形成した荷重調整片の折り曲げ方で行う構成にしたこと
で、従来荷重調整に用いていたアジャストねじが不要に
なり、部品点数を減らすことで、さらに膨張弁のコスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による膨張弁の構成を示す縦断面図であ
る。
【図2】本発明による膨張弁が装着される弁ケースを備
えたエバポレータの部分拡大平面図である。
【図3】本発明による膨張弁の装着状態を示すエバポレ
ータの正面図である。
【図4】図3のa−a矢視断面図である。
【図5】図4のb−b矢視断面図である。
【符号の説明】
1 膨張弁 2 アッパーハウジング 3 ロアハウジング 4,5 ハウジング 6 ダイヤフラム 7 シャフト貫通孔 8 開口部 9 センターディスク 10 シャフト 11 パッキン 12 ワッシャ 13 ボール 14 弁孔 15 開口部 16 弁体 17 圧縮コイルスプリング 18 開口部 19 荷重調整片 20,21,22 Oリング 30 エバポレータ 31 入口側タンク 32 出口側タンク 33 弁ケース 34 冷媒入口配管 35 冷媒出口配管 36 冷媒導入用開口部 37 冷媒導出用開口部 38 冷媒感知用開口部 39 固定金具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F25B 39/02 F25B 39/02 T

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータの入口側タンクと出口側タ
    ンクとの間のスペースに一体に溶接してなる弁ケースに
    装着するようにした膨張弁において、 前記出口側タンク内の冷媒の温度および圧力を感知する
    扁平形状の感温部と、 前記感温部に隣接して冷媒が導入または導出される第1
    の部屋を構成するようにした、前記感温部よりも小さな
    外径を有する第1のハウジングと、 前記第1のハウジングに隣接して冷媒が導出または導入
    される第2の部屋を構成するようにした、前記第1のハ
    ウジングよりも小さな外径を有する第2のハウジング
    と、 を備え、前記感温部、前記第1のハウジングおよび前記
    第2のハウジングを同一軸線上に重ねて配置したことを
    特徴とする膨張弁。
  2. 【請求項2】 前記感温部のハウジング、前記第1のハ
    ウジングおよび前記第2のハウジングは、プレス加工品
    であり、前記感温部に前記第1のハウジングを溶接し、
    前記第1のハウジングに前記第2のハウジングを溶接し
    てなることを特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  3. 【請求項3】 前記第1のハウジングの中央部に弁孔が
    穿設され、前記第1のハウジングが配置される側の前記
    感温部のハウジングの中央部に中心が前記弁孔の中心と
    同一軸線上にするシャフト貫通孔が穿設されていること
    を特徴とする請求項1記載の膨張弁。
  4. 【請求項4】 前記第2のハウジングによる前記第2の
    部屋内において前記弁孔に対して軸線方向に進退自在に
    配置された弁体と、前記弁体を前記弁孔に向けて付勢す
    るスプリングと、前記シャフト貫通孔および前記弁孔の
    軸線位置に貫通配置されて前記感温部の感知結果を前記
    弁体に伝達するシャフトと、を備えていることを特徴と
    する請求項3記載の膨張弁。
  5. 【請求項5】 前記第1のハウジングが配置される側の
    前記感温部のハウジングは、前記シャフトを軸線位置に
    て軸線方向に進退自在に支持するとともに前記シャフト
    と前記シャフト貫通孔との間の隙間をシールするための
    パッキンを保持する形状に成形されていることを特徴と
    する請求項3記載の膨張弁。
  6. 【請求項6】 前記第2の部屋を形成する前記第2のハ
    ウジングの端部より突出され、先端部が屈曲されて前記
    スプリングのスプリング受けを構成するとともに屈曲の
    角度により前記スプリングの荷重調整を行うことができ
    るようにした前記第2のハウジングと一体成形の少なく
    とも1つの荷重調整片を備えていることを特徴とする請
    求項3記載の膨張弁。
  7. 【請求項7】 前記第1のハウジングが配置される側の
    前記感温部のハウジングは前記出口側タンクに連通する
    第1の開口部を有し、前記第1のハウジングは前記第1
    の部屋に連通する第2の開口部を有し、前記第1および
    第2の開口部は、前記感温部のハウジングおよび前記第
    1のハウジングの円周方向に複数設けられていることを
    特徴とする請求項1記載の膨張弁。
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CN106225339A (zh) * 2016-08-24 2016-12-14 常州市武进南夏墅苏南锻造有限公司 外平衡式热力膨胀阀

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